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バフムートに迫るロシア軍 多大な犠牲払い、市内まで前進か

激戦が続くウクライナ東部バフムートの戦況について、米シンクタンク「戦争研究所 (ISW)」は 2 日、ロシア軍やロシアの民間軍事会社「ワグネル」の戦闘員が市内の北と南の両方向から進軍し、市内まで数キロの地点に達しているとの分析を公表した。 すでに市内に入っているというロシア側の情報もあるという。 ウクライナ軍参謀本部は同日、ロシア軍がバフムート市街への攻撃を続けていると発表した。 ロシア軍はバフムートを取り囲むように前進しているとみられる。

ウクライナのゼレンスキー大統領は 2 月 28 日の演説で「最も状況が厳しいのはバフムートだ」と話した。 ロシア軍は犠牲をいとわずに動員兵を送り込み、「数の力」で押し込もうとしていると伝えられている。 ゼレンスキー氏の経済顧問、オレクサンドル・ロドニャンスキー氏は同日、米 CNN に対し、「我々は無駄に兵士を犠牲にすることはしない」と述べ、撤退の可能性に言及した。 ロシア軍は昨夏からバフムートとその周辺への攻撃を開始。昨年末からは攻勢を強め、多大な犠牲を払いつつも重要な戦略目標として制圧を目指している。 ウクライナ当局者によると、侵攻前に 7 万人いたバフムート市内には現在、民間人約 4,500 人が残っているという。 (星井麻紀、asahi = 3-2-23)


ウクライナ軍、バフムートで「猛烈に抗戦」 ワグネルのトップが認める

ウクライナ軍は東部の要衝バフムートを巡って「猛烈に」戦闘を繰り広げている。 ロシアの民間軍事会社「ワグネル」のトップ、エフゲニー・プリゴジン氏が明らかにした。 ワグネルはバフムートに対する包囲戦を展開している。 1 日夜に CNN の番組で再生された SNS テレグラムの音声メッセージの中でプリゴジン氏は、「ウクライナ軍は追加の予備役をバフムートに投入」し、「全力を挙げて」これを保持しようとしていると述べた。

「数万人のウクライナ兵が猛烈に攻撃を退けている。 殺される人間は日々増えている。(プリゴジン氏)」

ワグネルはロシア軍のバフムート奪取作戦の先陣を切っているが、プリゴジン氏は前進に必要な弾薬が不足していると主張する。

「私に言わせれば、システムを機能させる必要がある。 システムがすぐに機能し始め、定期的に弾薬を入手できるようになるのを期待する。」

別のテレグラムの動画でブリゴジン氏は述べた。 一方、ウクライナのゼレンスキー大統領は、現時点でバフムート防衛が最大の課題になっていると強調。 ロシア軍は同市周辺でじりじりと前進しているものの、ウクライナ軍は未だ退却しておらず、膠着状態に持ち込んでいると指摘した。 昨夏以降、前線はバフムートのすぐ近くで展開しており、ロシアにとって同市の掌握は長く待ち望んだ成功に他ならない。 限定的ながら戦略上の価値ももたらすことになる。 (CNN = 3-2-23)


「敵が押し寄せている」ウクライナ側に危機感も … ウクライナ東部の要衝「バフムト」で戦闘激化

ウクライナ東部の要衝「バフムト」で戦闘が激化しています。 ロシアが攻勢を強める中、ウクライナ側は "緊迫した状況だ" と危機感を強めています。 一方、ロシアでは先月 28 日、モスクワ郊外にあるエネルギー施設にドローンが墜落したと発表。 この攻撃にウクライナが関わっていた場合、侵攻以来、最も首都モスクワに近い場所への攻撃になります。

先月 28 日、ウクライナ・バフムトの戦場で、ウクライナ軍兵士が自らを撮影した映像が公開されました。 砲撃音が響く中、「2 月 28 日バフムト。 街は燃えている。 敵が押し寄せている」と、息を切らしながらバフムトの様子を伝えました。 ロシア軍が、"ウクライナ東部の支配拡大に向けた足がかりになる" として、バフムトの攻勢を強めています。 先月 27 日にロシアメディアが公開したバフムトとされる場所の映像では、ロシア側の戦闘員とみられる男が「我々の攻撃機が飛んでいます」と話す中、人々のすぐそばで、銃撃音や砲撃音が響いていました。 ロイター通信によると、約 7 万人いたバフムトの住民は、避難するなどして今は 5,000 人ほどになっているといいます。

「本当に怖いです。 でも、家が無事で私がケガをしない限り、ここにとどまるつもりです。(住民)」

ロイター通信によると、バフムト周辺をめぐっては、ロシア側が「複数の場所を占領した」と主張する一方で、ウクライナ側が「攻撃は失敗した」としています。 先月 28 日には、ウクライナ・ゼレンスキー大統領が「バフムトを防衛するための重要な戦闘は、最も困難な状況にある。 戦闘は激しさを増すばかりだ。」と話す様子が SNS に公開されました。

一方、ロシアに対する攻撃も。 モスクワ州知事は先月 28 日、モスクワ郊外にあるエネルギー施設にドローンが墜落したと発表。 エネルギー施設を狙った攻撃だったとみられると主張していて、一部のロシアメディアは、ドローンはウクライナ製とみられると伝えています。 被害は出ていないということです。 この攻撃にウクライナが関わっていた場合、侵攻以来、最も首都モスクワに近い場所への攻撃になります。 ロシアのプーチン大統領は先月 28 日、連邦保安局に対し、「交通の要所やエネルギー施設などを常に注視しなければならない」と指示し、警戒を強めています。 (日テレ = 3-1-23)


ロシア、ドネツク州掌握ねらい攻撃強化 情報戦もエスカレートか

ウクライナへの軍事侵攻を続けるロシアは、東部ドネツク州の掌握をねらい、ウクライナ側の拠点バフムトへの攻撃を強め、攻防が激しくなっています。 一方、ロシア側は最近、アメリカがウクライナで有害な化学物質を使用するおそれがあると一方的に主張するなど、情報戦をエスカレートしようとしているという見方も出ています。

ウクライナ東部では、ロシア側がドネツク州の掌握をねらい、ウクライナ側の拠点バフムトを包囲するように攻撃を強め、抗戦するウクライナ側と激しい攻防が続いています。 ウクライナのゼレンスキー大統領は 2 月 28 日、バフムトの状況について「ロシア側は絶え間なく兵士を送り込んでいる。 戦闘の激しさは増すばかりだ。」と述べ、厳しい防衛戦が続いているという認識を示しました。

一方、ロシア国防省は 2 月 28 日、アメリカなどがウクライナで有毒な化学物質を使用してロシアによる仕業だとして責任を負わせる、いわゆる偽旗作戦を計画しているなどと一方的に主張しました。 また、1 日には、ロシア外務省が、ウクライナ南部オデーサの港などに放射性物質が届き、ロシアへの挑発行為に使用される可能性があるなどと主張しています。 こうしたロシア側の主張について、戦況を分析しているアメリカのシンクタンク「戦争研究所」は 2 月 28 日、「最近、ロシアの情報戦が復活している」と指摘しました。

そのうえで「ロシア当局が欧米諸国のウクライナへの兵器供与などを遅らせる努力をしているとみられる」と分析したうえで、今後、ウクライナ側の反転攻勢が進むにつれて、ロシア側が情報戦をエスカレートする可能性が高いという見方を示しています。 (NHK = 3-1-23)


ベラルーシのパルチザンがロシアの貴重な早期警戒管制機 A-50 を破壊、ウクライナを支援

<ベラルーシに駐機していた A-50 が、ウクライナを支援するベラルーシのパルチザン 2 人のドローン攻撃で破壊された。 全部で 9 機しかないうちの 1 機が破壊されたのも問題だが、A-50 はウクライナ空爆の拠点になるベラルーシ駐留ロシア空軍の「目」でもあった。>

ベラルーシが、国境周辺の一部でパトロールを強化していると報道されている。 直前には、ロシアの貴重な早期警戒管制機が、同国領内で破壊されるという一件があった。 RFE/RL (自由欧州放送)は 2 月 27 日、一部のベラルーシ人からの情報として、リトアニアおよびポーランドと接する国境地帯の警備体制を同国が強化したと伝えた。 「出国口でチェックを行い、あらゆる物を振って確かめ、すべてを綿密に調べている。」 27 日に国境を越えたベラルーシ市民は、RFE/RL にそう語った。

「通常なら、出国時には持ち物のチェックはなく、国境警備隊がパスポートを確認するだけだった。 それが今はこの調子だ。 私は機材を持参していたので、それが気がかりだった。 すべてが細かいところまで調べ上げられた。 バスのドライバーの話によると、少なくともこの 1 年は、こんな状況は見たことがないとのことだった。」 警備強化の直前の 26 日には、駐機中の早期警戒管制機が、ドローン攻撃を受けて破壊される大事件があった。 ベラルーシの破壊工作員たちによるものだ。 ベラルーシのアレクサンドル・ルカシェンコ大統領は、ロシアのウクライナ侵攻以来、ロシアのウラジーミル・プーチン大統領を支持してきた。

ベラルーシの首都ミンスク出身の独立系ジャーナリストで、大西洋評議会の会員であるハンナ・リウバコバは、本誌の取材に対してこう語った。 「ドローン攻撃を許したことに加え、ベラルーシでは唯一の貴重な早期警戒管制機が被害を受けたことで、ロシア軍上層部の間では、ルカシェンコ政権にロシアの軍装備品を預けていて大丈夫か、という疑問の声があがるはずだ。」

チハノフスカヤも歓迎

一方、ベラルーシの野党指導者で、現在亡命中のスベトラーナ・チハノフスカヤの顧問を務めるフラナク・ビアチョルカは、一連のツイートで、ロシアの早期警戒管制機が破壊されたことを確認したと述べた。 ツイートには、こう書かれている。 「ベラルーシのパルチザンたちに栄光あれ! 『勝利の計画』に参加したパルチザンから、ミンスク近くのマチュリシチ飛行場で、ロシアの早期警戒管制機を爆破する特別作戦に成功したとの報告があった。 2022 年初頭以来で最も大きな成功だ。」

「この作戦は、2 人のベラルーシ人が実行した。 2 人はドローンを使ったこの作戦を実行したあと、国を出て、今は安全な場所にいる。 破壊した早期警戒管制機の損害額は 3 億 3,000 万ユーロ(約 476 億円)にのぼる」と、ビアチョルカは述べる。 チハノフスカヤも、ツイッターにこう投稿した。 「ロシアによるベラルーシ支配に抵抗し、ウクライナの自由のために戦い続けるあらゆるベラルーシ人を誇りに思う。 あなたたちの勇敢な行動は、世界に対し、ベラルーシは帝国主義的な侵攻に抵抗していることを示してくれた。 我々の英雄たちに栄光あれ!」

ルカシェンコはどう出るか

キーウ・ポストによると、今回の作戦で破壊された航空機は、(ロシア全体でも 9 機しかない)貴重な早期警戒管制機「A-50」だという。 ベラルーシの反政府組織 BYPOL も、ロシア航空機の破壊についてテレグラムで投稿をおこない、「マチュリシチで A-50 が、上空から攻撃を受けた」と述べた。 ロシアとウクライナの間で戦争が始まって以来、ベラルーシは一貫してロシア支持の立場をとってきたが、戦闘に加わったことはない。

だがルカシェンコは 2 月に入り、ベラルーシに対する攻撃が行われれば反撃すると発言した。 「私は、ある特定の状況になった場合のみ、ロシアと共に戦う覚悟だ。 ウクライナの兵士が一人でもベラルーシに侵入し、私の国民を殺そうとした場合だ」と、ルカシェンコは述べた。 自国のパルチザンの場合はどうするのだろうか。 (NewsWeek = 2-28-23)

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ベラルーシの飛行場で爆発か、ロシアの軍用機が損傷と報道

ベラルーシの首都ミンスクに近いマチュリシチ飛行場で 26 日、爆発があったと、ウクライナのメディア「キーウ・インディペンデント」などが報じた。 この爆発で、飛行場に駐機していたロシアの軍用機が損傷を受けたという。

ベラルーシの反政府系メディアによると、ベラルーシでルカシェンコ政権に抵抗しているパルチザンが 2 機の無人機で攻撃したという。 損傷を受けた軍用機はロシアの早期警戒管制機「A50」。 ロシアは 9 機を運用し、ウクライナの標的に向けてミサイルを誘導するために使っているという。 ロシアによるウクライナへの全面侵攻が始まってから、ベラルーシのパルチザンは度々、ベラルーシ国内で軍事や輸送、サイバーインフラなどを妨害していると見られている。 (asahi = 2-26-23)


バフムートは「非常に緊迫している」 ウクライナ軍司令官

ウクライナ陸軍のシルスキー司令官は 28 日、ロシア軍との激戦が続くウクライナ東部ドネツク州バフムートの戦況について「非常に緊迫している」と話した。 インタファクス・ウクライナ通信が伝えた。 ロシアの民間軍事会社「ワグネル」の戦闘員がウクライナ軍を突破し、町を取り囲もうとしているという。 また、ウクライナ軍について「揺るぎなさ、勇気、英雄的行為のたくさんの例を見せている」と話したという。 (asahi = 2-28-23)


イエレン氏がゼレンスキー氏と会談

イエレン米財務長官は 27 日、ロシアによるウクライナ侵攻後、初めてウクライナの首都キーウ(キエフ)に入り、ゼレンスキー大統領と会談した。 米財務省によると、イエレン氏は経済支援の直近分として 12.5 億ドル(約 1,700 億円)を供与すると表明した。 イエレン氏はゼレンスキー氏に対して、「1 年以上にわたって、ウクライナの人々の英雄的な抵抗を遠くから見てきたが、今日、それを直接目の当たりにした」と賛辞を贈った。

米国はウクライナに対して、これまでに 130 億ドル(約 1.8 兆円)の経済支援を実行してきた。 公務員や教員、ミサイル被害に駆けつける消防士、けが人を手当てする医療従事者らの人件費として役立っているといい、イエレン氏は「米国がウクライナの最大の支援国であることを誇りに思っている」と述べた。 イエレン氏は「米国は必要な限りあなた方とともにある」とも語りかけ、支援を継続する意思を改めて表明した。 米国は 100 億ドルの追加経済支援を今後数カ月で実行することを約束している。 (asahi = 2-28-23)


ロシアが占拠するマリウポリで爆発多発か 英国防省

英国防省は 27 日、ロシアが占領するウクライナ南東部マリウポリ市をめぐり、周辺で爆発が多発しているとする親ロ派当局の報告に言及した。 英国防省によると、親ロ派当局は 21 日以降、同市周辺の弾薬庫や燃料貯蔵庫などで少なくとも 14 度の爆発が発生したと報告した。 英国防省は「ウクライナ軍の通常の攻撃範囲外で原因不明の爆発が起きたことで、ロシアは懸念を深めるだろう」と指摘した。 同市はロシア占領下にある南部クリミア半島と激戦が続く東部を結ぶロシアにとっての重要拠点。 英国防省によると、前線からは 80 キロ以上離れている。 (asahi = 2-27-23)


ロシア軍、バフムートなどで攻勢 ウクライナ軍参謀本部

ウクライナ軍参謀本部は 27 日の戦況報告で、ロシア軍が東部バフムートなどで攻勢を続けていると発表した。 発表によると、ロシア軍は北東部ハルキウ州クピャンスクや東部ドネツク州のリマン、バフムート、アウディイウカなどで集中的な攻撃を続けている。 一方、ウクライナ軍は過去 24 時間、これらの地域で 81 回の攻撃を迎え撃ったという。 また、ウクライナのゼレンスキー大統領は 26 日、ウクライナ軍のモスカリョウ司令官を解任したと発表した。 理由は明らかにしていない。 ロイター通信によると、モスカリョウ氏は昨年 3 月以降、東部ドンバス地方での戦闘指揮に携わってきたという。 (asahi = 2-27-23)


サウジ外相、キーウ訪問、500 億円超の支援策

サウジアラビアのファイサル外相が 26 日、キーウを訪問し、ゼレンスキー大統領と会談した。 「ウクライナ・プラウダ」が報じた。 イエルマーク大統領府長官は「ウクライナはサウジアラビアから真の支援を受ける」と述べ、4 億ドル(約 545 億円)分の支援パッケージに関する文書が大統領府で署名されたという。 1 億ドル分は人道支援で、3 億ドル分は石油製品の支援だという。 サウジアラビア外相の公式訪問は 1993 年の外交関係樹立以来、初めてだという。 (asahi = 2-27-23)


キーウなどに 14 機の攻撃型ドローン、11 機を撃墜

ウクライナ軍参謀本部は 27 日、26 日午後 11 時ごろから 27 日未明にかけて、キーウ州や北部チェルニヒウ州などにロシア軍の攻撃型ドローン(無人航空機)が 14 機飛来し、うち 11 機を撃墜したと明らかにした。

このうち 9 機はキーウ周辺で撃墜された。 キーウ州当局によると、ドローン攻撃は未明までの間に 2 波に分けて行われ、キーウとキーウ州の空襲警報は 26 日午後 11 時 20 分ごろから 27 日午前 4 時 45 分ごろまで約 5 時間半続いた。 死傷者やインフラ施設の損害は確認されていないという。 イエルマーク大統領府長官によると、キーウの東部郊外が狙われた。 こうした時間をかけたドローン攻撃は、ウクライナ側の防空システムを疲弊させるために行われている可能性が強いという。 (asahi = 2-27-23)


露軍、チェチェンの特殊部隊増員か バフムト周辺で戦闘続く

ロシアによるウクライナ侵略で、ウクライナ軍は 25 日、東部ドネツク州の要衝バフムトと周辺で戦闘が続き、露軍が同市の制圧と包囲に主な努力を割いていると発表した。 ウクライナ軍参謀本部は同日、露軍が動員兵の脱走や戦闘放棄を防ぐため、露南部チェチェン共和国の特殊部隊最大 200 人をバフムト方面に増員したと明らかにした。 ウクライナ軍当局などによると、露軍はこれまでも自軍兵の降伏や逃亡を後方から監視する「督戦部隊」を運用している。

一方、露軍側で参戦している露民間軍事会社「ワグネル」トップのプリゴジン氏は同日、交流サイト (SNS) で、バフムトから北に数キロの集落 1 カ所を新たに制圧したと主張した。 また、複数の露主要メディアは 25 日、ウクライナ軍がバフムト近くの貯水池を破壊したとする動画を公開した。 ワグネルも同様の情報を確認したとしている。 ウクライナ軍が露軍の足止めを狙った可能性もあるが、真偽は不明。 ドネツク州全域の制圧を主目標とする露軍は、バフムトを制圧し、同州の中心都市クラマトルスク方面への進出ルートを確保する狙いだとみられている。 (sankei = 2-26-23)


ロシア軍の精鋭部隊「能力低下」 = 破壊された車両の画像公表 - 英国防省

【パリ】 英国防省は 26 日、ウクライナ東部ドネツク州の激戦地で破壊されたロシア軍の複数の装甲車両とされる衛星画像を公表した。 前線に展開した精鋭部隊、第 155 独立親衛海軍歩兵旅団に所属する車両とみられる。 同省は、精鋭部隊が軍事作戦を遂行する能力は「ほぼ確実に大幅に低下した」と強調した。 画像はドネツク州西部ウグレダル近郊を 9 日に撮影したもので、ロシア車両 10 台の破壊が確認された。 ウクライナ軍はその後、ロシア精鋭部隊が「ほぼ壊滅」したと主張したが、英国防省は、ロシアが部隊の立て直しを図るため経験の浅い兵士らを動員しているとの見方を示した。 (jiji = 2-26-23)


ゼレンスキー大統領、非欧米諸国に配慮 「和平サミット」を提唱

ウクライナのゼレンスキー大統領はロシアの侵攻が始まって 1 年がたった 24 日、内外記者を集めた記者会見で、自国を支援する欧米諸国と距離を置く南米やアフリカ諸国、インドの立場に配慮する考えをにじませた。 同日、ロシア軍の撤退を含まない「和平提案」を発表した中国についても、「今後我々の側に立つと信じている」と述べた。 ゼレンスキー氏は会見で、昨年 11 月の主要 20 カ国・地域 (G20) 首脳会議で自ら提案した 10 項目の和平計画をめぐる「和平サミット」の開催を提唱。 支援国と協力して「南米、アフリカ大陸、インドなどからできるだけ多くの国に参加を求めたい」と話した。

国連総会では 23 日、ロシア軍に「即時、完全かつ無条件の撤退」を求める決議が 141 カ国の賛成で採択され、ロシアの孤立が浮き彫りになった。 ただ新たにアフリカの 2 国が反対に回り、インド、南アフリカが今回も棄権するなど途上国や新興国と欧米諸国の考えの差は残る。 発言は、ロシア軍の全領土からの撤退など、ウクライナとして譲れない和平の条件に理解を求めたい考えがあるとみられる。 ゼレンスキー氏は南米、アフリカ諸国などとの考えの違いについて「国際法、人命を尊重するという共通項がある。 戦争を終わらせる解決点に到達できる。」と語った。

中国が 24 日に発表した和平提案は 12 項目。 直接対話の再開や停戦、和平交渉の開始を呼びかけるが、制裁の解除などウクライナには受け入れがたい項目もある。 しかし、ゼレンスキー氏は「中国がウクライナについて語り始めたのはいいことだ」と評価。 対話を進めたい考えを強調した。 一方で「最も重要なことは中国がロシアに武器を渡さないことだ。 渡せば第 3 次世界大戦の危機になる」とし、「軍の撤退のない領土の一体性は我々には意味がない」と釘を刺すことも忘れなかった。 会見には 200 人を超える内外の記者が集まった。 ゼレンスキー氏は約 3 時間、40 近い質問に答えた。 演壇の背景には「2 月 不屈の年」とのスローガンが掲げられた。 (キーウ = 玉川透、喜田尚、asahi = 2-25-23)


ミサイル攻撃の脅威は「全土で高い水準」 ウクライナ軍参謀本部

ウクライナ軍参謀本部は 25 日朝の戦況報告で、過去 24 時間にロシア軍が 27 回の空爆、多連装ロケットシステムからの 75 回の発砲を行ったと発表した。 ロシア軍からのミサイル攻撃の脅威は「全土で高い水準にとどまっている」としている。 東部ドネツク州のバフムートやリマン、北東部ハルキウ州のクピャンスクなどの周辺でロシア軍の攻勢が続いているが、ウクライナ軍も応戦しているという。 一方、ウクライナ空軍は、ロシア軍の支配地域の軍事施設が集中している場所を 20 回攻撃し、対空ミサイルシステムにも 2 回の攻撃を加えたという。 (asahi = 2-25-23)


侵攻 1 年、ゼレンスキー氏会見 中国和平案に「当事者が考えるべき」

ウクライナのゼレンスキー大統領は、ロシアによる軍事侵攻から 1 年となる 24 日、首都キーウ(キエフ)で国内外のメディアを集めて記者会見した。 中国が同日発表した和平提案について、ゼレンスキー氏は歓迎しつつも「戦争の当事者が考えるべきだ」と述べた。 中国政府はこれまでウクライナ侵攻を続けるロシアに支持も非難もしていない。 だが、侵攻 1 年となる 24 日、ロシアとウクライナ双方に直接対話の再開や停戦、和平交渉の開始を呼びかける文書を発表した。 ゼレンスキー氏は、中国の提案には、領土の一体性やロシア軍のウクライナ領からの完全撤退が含まれないとして、「提案とは考えていない」と語った。

一方、中国が今後ウクライナの問題に関与する準備があるという「重要なシグナルだ」として、中国がウクライナ側につくことに期待を表明。 さらに、「中国がロシアにいかなる武器も与えないことを望んでいる。 これは非常に重要なことだ。」とし、万一そのような事態になれば、「第 3 次世界大戦のリスクが高まる」とも語った。 会見でゼレンスキー氏は、日本が G7 (首脳 7 カ国)の議長国を務める 5 月の広島サミットに招待されていると明らかにした。 また、G7 首脳のうち日本の岸田文雄首相だけがウクライナを訪問していないことを記者団に問われ、「いつになるかは分からないが、(岸田首相は)歓迎されている」と述べた。 (キーウ = 玉川透、喜田尚、asahi = 2-25-23)


米、ウクライナに追加軍事支援を発表 ハイマースなど 20 億ドル規模

バイデン米政権は 24 日、ウクライナに対する 20 億ドル(約 2,700 億円)規模の追加の軍事支援を発表した。 ロシアがウクライナに侵攻してから 24 日で 1 年となるなか、「米国のウクライナへの確固たる支援を再確認するものだ」と説明している。 米国防総省によると、今回の支援には、高機動ロケット砲システム「HIMARS (ハイマース)」用の追加の弾薬や 155 ミリ榴弾(りゅうだん)砲、自爆型ドローン「スイッチブレード」などが含まれる。

オースティン米国防長官は 24 日に声明を出し、ロシアのプーチン大統領について、「ウクライナの防衛は崩壊し、米国の決意が揺らぐと考えていたが、彼は間違っていた」と指摘。 「我々は今日も、そして毎日、勇敢なウクライナの人々が国を守るために戦うのを支持する」と述べ、支援を続ける姿勢を強調した。 ホワイトハウスのジャンピエール報道官はこれに先立ち 23 日の会見で、「ウクライナの人々が戦場で成功し、ロシアの侵略から国民を守り続けるための新たな経済、エネルギー、安全保障の支援を発表する」と述べていた。 ロシアの制裁逃れに関わる第三国の関係者らへの追加制裁を科す考えも示した。

バイデン大統領は 20 日にウクライナを電撃訪問。 米国は同日、砲弾や対戦車兵器など 4 億 6 千万ドル(約 620 億円)規模の追加のウクライナへの軍事支援を発表している。 (ワシントン = 清宮涼、asahi = 2-24-23)


「領土で譲歩すれば国を弱体化」ゼレンスキー氏が奪還強調 … ウクライナ政府サイトにサイバー攻撃も

ロシアのウクライナ侵略開始から 24 日で 1 年となるのに合わせ、ウクライナのウォロディミル・ゼレンスキー大統領は英 BBC が 23 日に報じたインタビューで、「領土で譲歩すれば、我々の国を弱体化させるだけだ」と述べた。 東・南部の露軍制圧地域や南部クリミアを奪還する意思を強調した。 ゼレンスキー氏は、領土奪還に向けてウクライナが今春以降に予定する大規模攻勢を巡り、西側諸国の戦車などの供与が「脱占領と平和(の達成)を加速させる」と訴え、「供与のスピードにかかっている」と早期の供与を改めて求めた。

ウクライナ軍参謀本部は、東部ドネツク州北方の要衝バフムトなどで 23 日も露軍の激しい攻撃が続いたと発表。 ウクライナ空軍は、首都キーウ周辺で露軍の無人機(ドローン)を撃墜したと発表した。ウクライナの通信監督当局は同日、政府や地方行政機関のウェブサイトなどにロシアによる多数のサイバー攻撃があり、掲載内容が書き換えられるなどの被害が出たと明らかにした。

一方、ロシアの副首相は 23 日、昨年 10 月に爆破された露本土とクリミアを結ぶ「クリミア大橋」の車道が全面復旧したと発表した。 大橋はロシアにとって軍事上の重要な補給路となっており、復旧を急ぐロシアは昨年 12 月に片側車線を復旧させていた。 副首相は鉄道の復旧も 7 月に完了させる方針を示した。 (yomiuri = 2-24-23)


ロシアのミサイル攻撃、1 年間で 5 千回 ウクライナ軍参謀本部幹部

ウクライナ軍参謀本部の幹部は 23 日、ロシア軍が昨年 2 月の全面侵攻から 1 年間で、ウクライナに対し、5 千回近くのミサイル攻撃と、3,500 回の空爆を実施したと述べた。 ドローン(無人航空機)を使った攻撃も 1 千回近くあったという。 現地メディア「キーウ・インディペンデント」が伝えた。 この幹部によると、ウクライナ軍は今年 2 月に入って、ロシアの航空機 6 機とヘリコプター 2 機を破壊したほか、巡航ミサイル 80 発とドローン 84 機を撃墜しているという。 (asahi = 2-24-23)


侵攻 1 年を前にゼレンスキー氏が投稿「我々は屈しない」

ウクライナのゼレンスキー大統領は 23 日、ロシアによる侵攻から 1 年を迎える 24 日を前に、SNS にあらためて国民に向けたメッセージを投稿した。 「我々は屈しない。 私たちの領土に悪と戦争をもたらした者の責任を問う。」と訴えた。 メッセージには、担架の上に置かれた子どもに泣きながら覆いかぶさる母親や、木の棒で立てた十字架の前に立つ子どもなど、ロシアの侵攻がウクライナに残した深い傷を伝える写真も投稿された。 ゼレンスキー氏は「ロシアは殺人者への道を選んだ。 これはロシアという国家の選択であり、国家として犯したテロ行為への責任がある。」とつづった。 (asahi = 2-23-23)


英国防相「ロシア軍の死傷者は約 18 万人」

英国のウォレス国防相は 22 日、ウクライナへの侵攻開始以来のロシア軍の死傷者が 18 万 8 千人に上るとの分析を明らかにした。 英国のラジオ局 LBC Cが 23 日、ウォレス氏のインタビューを報じた。 ウォレス氏はロシア軍の死傷者について、「ロシアがウクライナの人々の命だけでなく、自国の兵士たちの命にもまったく関心がないことを示している」と指摘した。 ロシア側が戦車の 3 分の 2 を失ったとの見方も示した上で、プーチン大統領について「当初の目的は 3 週間でウクライナのすべての大都市、3 日間でキーウを占領することだったが、失敗に終わった」と話した。 (asahi = 2-23-23)


ポーランド、「数週間で」 14 両の戦車レオパルト 2 をウクライナに提供

ポーランド外務省は 21 日、ドイツ製の主力戦車「レオパルト 2」 14 両を「今後数週間ほど」でウクライナに提供する、と明らかにした。 ウクライナ兵が戦車の扱い方の訓練を終え次第、送る予定という。 ウクライナのメディア「キーウ・インディペンデント」が 22 日朝、米メディアを引用して伝えた。 同外務省の報道官は、ポーランドはウクライナが求めてきた戦闘機の提供も支持しているが、北大西洋条約機構 (NATO) 諸国での合意形成には、まだ時間がかかるとの見 通しも示したという。 (asahi = 2-22-23)


ロシア撤退に悩んだトヨタ、決めかねるユニクロ 国内回帰にもリスク

ロシアでの日系企業の動向

記事コピー (2-22-23)


ロシア製ロケット弾、ヘルソンに着弾 6 人死亡 = 地元当局

[ヘルソン(ウクライナ)] ウクライナ南部ヘルソンの繁華街に少なくとも 1 発のロシア製ロケット弾が着弾し、6 人が死亡、12 人が負傷した。 地元当局が発表した。 地元当局によると、西側諸国がウクライナの侵略者であり、ロシアはウクライナに戦争を仕掛けていないとのプーチン大統領の演説時に、ヘルソンは複数のロケットランチャーから砲撃を受けたという。

ヘルソンへの砲撃について、ロシアからのコメントは現時点で得られていない。 ウクライナ軍によると、ヘルソンには約 20 発のロケット弾が発射されたという。 ゼレンスキー大統領はメッセージアプリ「テレグラム」で「ロシア軍はヘルソンを激しく砲撃している。 またしても無慈悲に市民を殺害している。」と指摘。 「ロシアの残虐性と侵攻に際限がないことを世界は忘れてはならない」と述べた。 (Reuters = 2-21-23)


東部のロシア軍精鋭部隊は戦闘不能、主力戦車も 1 年で半分喪失

このままではウクライナ東部の大攻勢は不発に終わる。 支配地域を広げるためには徴兵による大規模動員が必要だ。

ロシア軍は、ウクライナ東部で多くの人員を喪失しており、これが同地域で一気に攻勢をかけたいロシア軍の作戦に影響が出始めていると、複数のイギリス国防省幹部が語った。 イギリス国防省 (MOD) は日次報告で、ロシア側に多くの死傷者が発生していると指摘。 特にドネツク州のバフムトやウフレダールでこの傾向が強く、「『精鋭』とされる第 155 および第40海軍歩兵部隊が非常に多くの人員を喪失し」これにより「戦闘不能に陥っている可能性が高い」と指摘している。

イギリス国防省は 2 月 20 日、ロシア軍は、ウラジーミル・プーチン大統領によるウクライナへの侵攻が始まってから 1 年となる 2023 年 2 月 24 日の節目に合わせて戦果を誇示する政治的な圧力に直面している、とも指摘した。 「ロシアは、開戦から 1 年目の節目に合わせて、バフムトを掌握したと主張する可能性が高い。 ただしこれは、戦場での現状を無視した宣言になる。」と、イギリス国防省の高官は語り、この春の大規模作戦で巻き返しができなければ、「ロシア上層部内部の緊張が増すだろう」と指摘した。 イギリス国防省とは別の西側の分析でも、ロシア軍は装備の更新に問題を抱えており、ルハンスク州における冬季の攻撃作戦でも、優勢を得るためのリソースに欠けているとみられるとの見解が示された。

主力戦車の半分を喪失

アメリカのシンクタンク、戦争研究所 (ISW) は 2 月 19 日、ロシアは「膨大な数の」戦車を喪失しており、失った戦車の規模は 16 連隊に相当するとの見解を示した。 それによれば、侵攻以降の 1 年間で、主力戦車の T-23B と T-72NB3M のうちざっと 1,000 両を破壊され、500 両を奪われたという。 使える戦車はあまり残っていないのではないか、と ISW は見る。 ロシア軍が、再構成された機械化部隊を予備軍として保有しているのはほぼ確実だが戦力は限定的で、ルハンスク州の「現在の情勢を大きく変えることはできないとみられる」と、ISW のレポートは述べる。

ロシア軍が「一時的に」勢いを増す可能性はあるが、その場合でも「目標に遠く及ばないところで、攻撃の限界点に達する可能性が高く、戦場で大幅に進軍するには至らないとみられる」と、ISW は付け加えた。 アメリカの軍事関連シンクタンク、海軍分析センター (CNA) でロシア研究ディレクターを務めるマイケル・コフマンは 2 月 18 日、出演したポッドキャスト「ウォー・オン・ザ・ロックス」で、ロシア軍の新たな攻勢は、ウフレダールへの攻撃を皮切りに 3 週間前に始まっていたと指摘。 ドネツクおよびルハンスクの 2 州では、5 つ前後の前進軸が設けられていると指摘した。

徴兵による動員が必要

この攻勢を「迫力不足」と呼ぶコフマンは、ロシアが再び徴兵による兵士の動員を行わない限り、「攻撃の密度が増すことはあっても、支配地域を広げるには至らないだろう」との見方を示した。 「ロシア軍が、現状よりもはるかに規模の大きな攻撃を仕掛けるには、2 回目の動員を行わなければならない」とコフマンは言う。 「数十万人規模の追加の人員」が必要だという。 一方、アメリカのジョー・バイデン大統領は 2 月 20 日にキーウを電撃訪問し、ウクライナのボロディミル・ゼレンスキー大統領と会談し、ウクライナへの支援を改めて約束した。 (NewsWeek = 2-21-23)


ウクライナの民間の死者 8 千人超え 侵攻から 1 年、実態はさらに深刻

国連人権高等弁務官事務所 (OHCHR) は 21 日、ロシアが侵攻した昨年 2 月からの 1 年間で、ウクライナで殺害された民間人が少なくとも 8,006 人に上ると発表した。 戦闘地域に近づくのが難しいため、実際の犠牲者は数千人以上多くなる可能性があるという。 OHCHR がジュネーブで記者会見し、明らかにした。 トゥルク人権高等弁務官は声明で「我々が把握している被害は氷山の一角だ。 ウクライナでは民間人の犠牲が耐えがたいものになっている。」と述べた。

犠牲者のうち、性別が特定できた死者の 6 割は男性で、4 割が女性だった。 子どもの死者は少なくとも 487 人に上る。 負傷者数は 1 万 3,287 人だった。 死傷者の多くは、在宅中や食料品の買い物など日常生活のさなかに、ロシア軍によるミサイルなどの攻撃で被害に遭ったとみられる。 OHCHR の担当者によると、特に犠牲者が多いのがウクライナ南東部マリウポリだった。 報告された民間人の死者約 8 千人のうち約 2 千人がこの地で殺害された。 さらに数千人が犠牲になっていると推定されるが、激戦が続いたために現地で調査を進められず、実態を把握できていない。 (パリ = 宋光祐、asahi = 2-21-23)


ベラルーシ「国境付近にウクライナ軍部隊が集結」と主張

ベラルーシ国防省はウクライナとの国境付近にウクライナ軍の部隊が集結していて、「国境紛争に発展する可能性がある」と主張しています。 ロイター通信によりますと、ベラルーシ国防省 21 日、「ウクライナ軍の大規模部隊がベラルーシとウクライナ国境のすぐ近くに集結している」と発表しました。 また「ウクライナから武力挑発をされる可能性が高まっていて、国境紛争に発展する可能性がある」と主張しています。

一方、イギリスメディアなどは、ベラルーシはウクライナから「安全保障上の脅威がある」とすることでウクライナ侵攻にロシアとともに参戦する口実を作ろうとしているとの見方も示しています。 ベラルーシのルカシェンコ大統領は 16 日、海外メディアに対して「ウクライナから攻撃を受けた場合のみ参戦する」と話していました。 (テレ朝 = 2-21-23)


バイデン大統領、ウクライナを電撃訪問 侵攻後初

【リビウ(ウクライナ西部) = 田中孝幸】 バイデン米大統領が 20 日、ウクライナの首都キーウ(キエフ)を予告なしに訪問し、同国のゼレンスキー大統領と会談した。 米ホワイトハウスが発表した。 バイデン氏のウクライナ訪問は 2022 年 2 月のロシアによる侵攻開始以降、初となる。 バイデン氏はゼレンスキー氏との会談で、ウクライナへの支援を続ける意向を表明。 ゼレンスキー氏は同日、SNS (交流サイト)でバイデン氏と握手を交わす写真とともに「あなたの訪問はすべてのウクライナ人の支援の証しとして非常に重要だ」と投稿した。

バイデン氏はウクライナ侵攻開始から 1 年を前に、隣国ポーランドの首都ワルシャワを訪問することを表明していた。 21 日にはワルシャワでポーランドのドゥダ大統領と会談するほか、ウクライナ侵攻への対応を巡る演説を行う予定だ。 主要 7 カ国 (G7) ではウクライナ侵攻後、フランスやドイツ、英国、イタリア、カナダの各首脳がキーウを訪問した。 (nikkei = 2-20-23)


ベラルーシ前外相「自殺」か=独立系報道

ベラルーシの独立系メディア「ナーシャ・ニーワ」は 19 日、昨年 11 月下旬に急死した「欧米通」のウラジーミル・マケイ前外相の死因が「自殺」だった疑いがあると伝えた。 政府・医療関係者計 4 人の話としているが、自殺を装った他殺説は退けている。 マケイ氏は 10 年間外相を務め、ロシアのプーチン大統領の盟友で「欧州最後の独裁者」と呼ばれるルカシェンコ大統領の潜在的な後継者という見方があった。 国営ベルタ通信が外務省報道官の話として訃報を伝えた際、死因は非公表で陰謀論がくすぶった。 (jiji = 2-20-23)


ミサイル 16 発、再攻撃を警戒 ロシア東部猛攻も「大損失」

【キーウ】 ウクライナ軍参謀本部は 18 日、ロシア軍が同日にミサイル 16 発を発射し、西部フメリニツキー州のインフラ施設や東部ドネツク州の集落が被害を受けたと発表した。 ウクライナ全土がミサイル攻撃を受ける危険性は引き続き高いと警戒している。 ロシア側が東部ハリコフ州のクピャンスクや、ドネツク州のリマン、バフムト、アブディイフカに集中攻撃をかけているものの、反撃を受け大きな損失を出していると指摘した。 ゼレンスキー大統領は 18 日の声明でドネツク州や南部ザポロジエ州で戦う部隊を称賛。 ミュンヘン安全保障会議で「テロ国家(ロシア)の敗北が侵略の唯一の終わり方だと確認された」とした。 (kyodo = 2-19-23)

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