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ロシア軍、ザポリージャ州の東方正教会にミサイル … 復活祭でも攻撃停止せず ウクライナ非常事態庁などによると、ロシア軍は 16 日未明、ウクライナ南部ザポリージャ州のキリスト教東方正教会の教会と一帯に地対空ミサイル「S300」を撃ち込み、教会が大破した。 16 日はウクライナ、ロシア両国で信者が多い東方正教会の復活祭だった。 露軍は南部ミコライウ州も S300 で攻撃し、10 歳代の男女計 2 人が死亡した。 露軍は、東方正教会の祝祭日も攻撃を停止しなかった。 東部ドニプロペトロウシク州知事はニコポリの教会も 16 日、露軍の砲撃を受け、2 人が負傷したことを明らかにした。 露大統領府によると、プーチン露大統領は 16 日、モスクワ中心部にあるロシア正教会の大聖堂で礼拝に参加したという。 一方、ウクライナ非常事態庁によると、東部ドネツク州スラビャンスクの住宅街を狙った 14 日の露軍のミサイル攻撃の被害は、死者 15 人、負傷者 24 人に上った。 (yomiuri = 4-17-23) ワグネル創設者、ウクライナ兵捕虜の引き渡しを命令 ロシアの民間軍事会社ワグネル創業者のエフゲニー・プリゴジン氏は 16 日、捕虜のウクライナ兵をウクライナ側に引き渡すよう命令した。 タス通信が、SNS に投稿されたプリゴジン氏の動画の発言を伝えた。 16 日はロシア正教会の復活祭にあたり、人道的な姿勢を強調する狙いがあるとみられる。 ただ、具体的な人数は明らかにしていない。 動画では、ワグネルの戦闘員が復活祭前に捕虜を引き渡す命令を読み上げ、プリゴジン氏は「食事を与え、水を飲ませ、負傷者をチェックして、昼までに向こうに行かせなければならない」と話した。 ワグネルは激戦が続くウクライナ東部ドネツク州のバフムートで、ロシア側の主力部隊として戦っている。 (asahi = 4-16-23) ワグネルトップ「停戦すべき時が来た」 ロシア軍の敗北にも言及 ロシアによるウクライナ侵略で、露軍側で参戦している露民間軍事会社「ワグネル」トップのプリゴジン氏は 14 日、「プーチン政権は軍事作戦の終了を宣言すべき時だ」とする声明を交流サイト (SNS) 上で発表した。 同氏はまた、露軍は「東部ドネツク州全域の制圧」とする主目標を達成できそうもない上、ウクライナ軍の反攻で敗北する可能性があるとも警告した。 ワグネルの部隊は最激戦地の東部ドネツク州バフムトを巡る攻防で露軍側の主力を担当。 プリゴジン氏は、露軍側の戦力低下を認識し、作戦の終結を求めた可能性がある。 ただ、プーチン政権は「軍事作戦は目標達成まで続ける」としており、現時点で停戦に動く可能性は低いとみられる。 プリゴジン氏は声明で、ロシアはウクライナ領の重要地域を占領し、露本土と実効支配するクリミア半島を結ぶ陸路も確保するなど十分な「戦果」を達成したと指摘。 侵攻開始から 1 年に当たる今年 2 月 24 日時点の前線を停戦ラインとすべきだと主張した 。停戦しない場合、露軍はウクライナ軍の反攻で占領地域を奪還され、威信も失う恐れがあると指摘。 「ウクライナはかつてロシアの一部だったかもしれないが、今は国民国家だ」とも述べ、「ウクライナはロシアの一部だ」とするプーチン露大統領の持論に暗に異を唱えた。 一方、ドネツク州のキリレンコ知事は 14 日、同州の中心都市スラビャンスクの集合住宅などに露軍のミサイルが着弾し、2 歳の子供を含む民間人 8 人が死亡したと交流サイト (SNS) 上で発表した。 ウクライナのゼレンスキー大統領は「邪悪な国家が再びその本性を表した」と非難。 「ウクライナは国内にロシアの痕跡を一つも残さない。全ての敵を罰さずにはおかない」と表明した。 (sankei = 4-15-23) ロシア軍がミサイル攻撃、集合住宅で 2 歳児ら 8 人死亡 ウクライナ ウクライナ東部ドネツク州の都市スラビャンスクの集合住宅が 14 日、ロシア軍のミサイル攻撃により損壊し、2 歳児を含む 8 人が死亡した。 同州のキリレンコ知事が同日、SNS 上で発表した。 他に少なくとも 21 人が負傷したほか、がれきの下に 5 人が取り残されているとみられ、救出作業が続いている。 キリレンコ氏によると、ロシア軍はスラビャンスクに向けて 7 発の地対空ミサイルを発射。 うち 6 発が居住区を襲い、住宅や高層ビル、学校などが被害を受けたという。 一緒に投稿された写真には、破壊された集合住宅と救出作業にあたる人たちの様子が写されていた。 ゼレンスキー大統領は同日、「悪の国家がいま一度その本性をあらわにした。 昼間から人を殺し、人生を狂わせている。」とロシアを非難した。 スラビャンスクは同じドネツク州内で激しい戦闘が続くバフムートの北西約 40 キロに位置する。 英国防省は 14 日朝の戦況分析で、バフムートについて「ロシア軍と(ロシアの民間軍事会社)ワグネルの連携が良くなり、ロシア側の攻撃が再び活性化している」と述べていた。 (ロンドン = 和気真也、asahi = 4-15-23) ウクライナでのロシア戦死者数めぐりロシア当局内で争いか 流出の米軍機密文書より 米国防総省の機密文書が多数流出した問題で、ウクライナでのロシア戦死者数の数え方をめぐりロシア軍や治安当局で争いが生じている可能性が明らかになった。 機密流出については米当局が 13 日、21 歳の空軍州兵を逮捕したと発表した。 米司法省によると、機密文書を流出させた疑いでマサチューセッツ州空軍州兵のジャック・テシェイラ容疑者を逮捕した。 ウクライナ情勢などに関する米軍の機密文書が数カ月前から 50 - 100 点以上が、ゲーム愛好家に人気のソーシャルメディア「ディスコード」に投稿されていた。 テシェイラ容疑者は、空軍州兵の情報部門に所属。 機密文書の流出先となったオンラインのゲーム・チャットグループのリーダーだったとされている。 空軍州兵は米空軍の予備部隊に相当する。 米当局筋によると、機密指定された防衛文書の送信を禁止するスパイ法違反の疑いで訴追される見通し。 ロシアは、今回の流出文書について、米政府が意図的に漏洩させた偽情報の可能性があると批判している。 ロシアの戦死者数は オンラインに投稿されていた文書からは、ウクライナでのロシア兵の戦死者数について、ロシア国防省の集計は少なすぎると、ロシア連邦保安庁 (FSB) が批判している様子がうかがえる。 ロシア国家親衛隊や民間雇い兵組織「ワグネル」などの死者数を、国防省が計上していないと、FSB が指摘しているもようだ。 ロシアはウクライナでの戦死者数について、ほとんど公表していない。 しかし、ロシア軍とその他の治安当局や組織の間で、ウクライナでの戦争についてしばしば対立が生じていると、これまで西側で指摘されていたことが、米軍文書からも裏付けられたことになる。 米軍文書によると、FSB は 2 月までのロシアの死傷者数を約 11 万人としている。 他方、過去に明らかになった米政府の情報では、米政府はロシアの死傷者数を 18 万 9,500 人 - 22 万 3,000 人と推定。 このうち、戦死者は 3 万 5,500 人から 4 万 3,000 人に上るとみられている。 ロシアが最後に示した公式な戦死者数は昨年 9 月のもので、その時は兵士 5,937 人が戦死したと明らかにしていた。 戦死者数をめぐる国防省と FSB のいさかいを指摘した米軍文書は、ロシア軍の指揮系統には依然として、悪い情報を上層部に伝えたがらない傾向がみられると指摘している。 ロシア軍が戦場でどれほどの被害をこうむっているのか、実態のほどをウラジーミル・プーチン大統領は知らされていないのではないかと、これまでも複数の専門家が推測していた。 「特別情報」に指定された米軍文書でも、同様の分析が示されていることになる。 別の米軍文書には、ワグネル代表のエフゲニー・プリゴジン氏とロシア国防省の間で 2 月に「情報戦」が繰り広げられていたという言及がある。 ウクライナ東部バフムート攻略の主力となったワグネルに対し、軍部が砲弾の供給を停止したとプリゴジン氏は繰り返し主張していた。 ロシア国家親衛隊が相当の被害を被っているため、「併合領土のすべてをロシアが確実に掌握することは難しいかもしれない」という分析も、米軍文書には記されている。 ロシア国家親衛隊はこれまで、戦闘に参加するほか、昨年 9 月のウクライナ 4 州「併合」につながった見せかけの「住民投票」実施を担当した。 米紙ワシントン・ポストによると、流出したのは基地内で容疑者が書き写し、後に内容をパソコンで打ち出した内容と、撮影した文書そのものの写真。 文書を撮影した中には、ウクライナ東部ドンバスでロシア軍が展開する「消耗戦」に対する米軍の分析が書かれていた。 それによると、ロシア軍が「予想外に回復」しない限り、ロシアが戦争目的を果たすのをウクライナは阻止し続けるだろうし、その結果「戦争は 2023 年以降も長引く」ことになるとされている。 情報戦の裏側か ロシアのセルゲイ・リャブコフ外務次官は、こうした文書はアメリカが意図的に流出させた可能性があると指摘。 アメリカは「紛争当時国」として「敵、つまりロシア連邦をかく乱」しようとしたのかもしれないと述べた。 他方、別の流出文書には、ロシア参謀本部からの情報として、ベラルーシ発のロシア・ベラルーシ合同攻撃が起きると 2 月初めにウクライナ情報機関を信じ込ませたと、ロシア側が「作戦成功」を喜んでいたという内容が書かれていた。 開戦 1 周年の 2 月下旬に向けて、ロシアがベラルーシ駐留部隊を増強しているとの情報が相次いでいた。 昨年 2 月の開戦当初、ベラルーシからウクライナを侵攻しようとして失敗した作戦を、今度こそ成功させるのが狙いだとも言われていた。 この情報を受けてウクライナは、東部や南部の前線から部隊を首都キーウ周辺や北部へと移動させざるを得なかった。 同じ文書によると、ロシア軍は 3 月に「さらにウクライナ軍をかく乱するため」情報操作を 2 段階に分けて展開するよう推奨していた。 流出文書には、この計画がベラルーシ軍幹部の承認を得るよう伝達されたことも明示されている。 (ポール・カービー、BBC = 4-14-23) バフムートでロシア軍攻勢 英国防省分析 英国防省は 14 日にツイッターで発表した戦況分析で、ウクライナ東部バフムートでのロシア軍の攻勢が「ロシア国防省と(ロシアの民間軍事会社)ワグネルとの協力関係が改善したため、再活性化した」との認識を示した。 同省の分析によると、ウクライナ軍は町の西部を維持しているが、過去 48 時間、ロシアの猛攻を受けているという。 「ワグネルの部隊は町の中心部に進撃を続け、ロシアの空挺(くうてい)部隊が町の北部と南部を守るワグネルの部隊を援護している」という。 (asahi = 4-14-23) ポーランド首相がマクロン仏大統領らを暗に批判か ポーランドのモラビエツキ首相は 13 日、訪問先のワシントンで講演し、「欧州には地政学的な犠牲を払って中国への依存を強める人たちがいる」と述べた。 名指しは避けたが、経済関係の拡大を求めて、今月と昨年 11 月にそれぞれ訪中したマクロン仏大統領やショルツ独首相らへの批判とみられる。 AFP 通信などが伝えた。 ロシアによるウクライナ侵攻をめぐり、欧州各国は結束を強調してきた。 しかし、マクロン氏が今月 5 - 7 日の訪中時に、台湾問題で米中いずれにも「追従するべきではない」と仏紙などに発言。 これをきっかけに、米中双方との関係をめぐる欧州内の立場の違いが鮮明になっている。 AFP 通信によると、モラビエツキ氏はワシントンでの講演で、「近視眼的に欧州製品を中国に売るために、地政学的に大きな犠牲を払って中国への依存を強める人たちがいる」と発言。 台湾問題を「我々の危機ではない」と述べたマクロン氏の発言を言い換えて、「今日、ウクライナを守ることができなければ、明日は、『台湾は我々の問題ではない』と言うことになる」と指摘した。 (asahi = 4-14-23) ワグネル創設者「敵の損失は 3 万 8 千人」 ロシアの民間軍事会社ワグネルの創設者エフゲニー・プリゴジン氏は 13 日、「最初の戦闘行為から(ワグネルの部隊による)敵の損失を、3 万 8 千人の死者とみている」と SNS で主張し、ワグネルの成果を誇った。 タス通信が伝えた。 うち 3 万 2 千人は、現在も激戦が続くバフムートと、その北東にあるソレダルでのものだとしている。 プリゴジン氏は刑務所で受刑者から戦闘員を募集するなど強引な手法でワグネル部隊の規模を拡大。 1 月にソレダルを制圧するなど、人命の損失をいとわない戦術で成果を上げ、政権内の発言力を高めてきたとされる。 (asahi = 4-14-23) 米 FBI、機密文書漏えい巡り空軍州兵を逮捕 [ワシントン] 米連邦捜査局 (FBI) は 13 日、米軍の機密文書流出問題に絡み、空軍州兵のジャック・テシェイラ容疑者 (21) を逮捕したと発表した。 ガーランド司法長官は、FBI が「国防機密情報の不正な持ち出し、保持、送信の疑いに関する捜査に関連して」逮捕したと指摘。 「FBI 捜査官はきょうの午後早く、問題なくテシェイラ容疑者の身柄を拘束した」とした上で「この捜査は継続中だ」と述べた。 FBI は「先週終盤から積極的に捜査の手がかりを追っていた」とし、「マサチューセッツ州ノース・ダイトンにある住宅で認可された法執行活動」を行っているとした。 複数のメディアは、T シャツと短パン姿の若者が短く刈った頭を垂れて、重装備した捜査官らに付き添われて待機した車に向かっている映像を放映した。 司法省は、容疑者がどのような罪に問われるかについて明確にしていないものの、刑事責任を問われる可能性が高いとみられる。 元司法省検察当局者は、たとえ容疑者に大きな損害を引き起こす意図がなかったとしても、最高 10 年の禁錮刑が下される可能性があるという見方を示した。 米国防総省のライダー報道官は 13 日、米軍の機密文書の漏洩は「意図的な犯罪行為」と述べた。 ボストン検察の報道官によると、テシェイラ容疑者は 14 日に出廷する予定という。 (Reuters = 4-14-23) ◇ ◇ ◇ 米機密文書の流出、米軍基地勤務の 20 代男性が関与か … グループ内で共有した画像拡散 【ワシントン = 蒔田一彦】 米政府の機密文書がインターネット上に流出した問題で、米紙ワシントン・ポスト(電子版)は 12 日、米軍基地に勤務する 20 歳代の男性が文書を撮影し、オンライン通信サービスのグループ内で共有したことが発端だったと報じた。 グループには、ロシア人やウクライナ人のメンバーもいたという。 同紙の取材に対し、このグループの複数のメンバーが明らかにした。 男性は通信サービスの「ディスコード」で、招待制のグループを管理していた。 グループのメンバーは 10 歳代を含む約 25 人で、その半数ほどは外国から参加していた。 男性は昨年の終わり頃から週に数件の機密情報をグループ内で共有し始めた。 当初は機密文書の内容を書き写したものだったが、次第に文書を撮影した画像を共有するようになったという。 メンバーによると、男性は米政府に否定的な意見を持ち、情報機関が真実を国民に隠していると主張していた。 外国政府の関与は否定していたという。 メンバーの 1 人が 2 月末にディスコードの別のグループに機密文書の画像を転載し始め、3 月には更に別のグループに画像が投稿された。 4 月に入りテレグラムやツイッターなどに画像が流出し、一気に拡散した。 ロイター通信によると、ディスコードは 12 日の声明で、米当局の捜査に協力していると明らかにした。 (yomiuri = 4-13-23) ◇ ◇ ◇ 米国の軍事機密資料漏洩騒ぎにて、 現在、米メディアを中心として、米軍事機密とされる情報の流出を巡る報道が過熱している。 そうした中、機密資料が『マインクラフト』関連のとあるユーザー Discord コミュニティにて投稿されていたとの調査報告があがっている。 Bellingcat が伝えている。 『マインクラフト』は、人気サンドボックスゲームだ。 同作でプレイヤーは、世界を冒険したり、クラフトやブロック配置を通じて拠点を作ったりとさまざまな体験ができる。 ソロもしくはマルチプレイが可能で、プレイヤーによるカスタムマップ制作なども盛ん。 プレイヤーたちによるファンコミュニティも数多く、Discord といった場にて運営されている。 今回、そうした『マインクラフト』関連 Discord コミュニティにおいて「米国の "軍事機密情報" が流出した」と伝えられている。 まず背景として、先週より米一般紙 The New York Times などが 4chan や Telegram といったフォーラム/SNS における米軍事機密流出を報道していた。 この資料が実際の機密情報かどうかについては不透明なものの、複数の米政府関係者は資料が本物であることを示唆し、内容が改ざんされているとの見解も示している (Reuters)。 そしてイギリスを拠点とする調査・報道機関 Bellingcat の調べによれば、そうした機密が早期に流出していたのが『マインクラフト』のユーザーコミュニティ Discord サーバーだったという。 Bellingcat によれば、機密資料が流出したのは『マインクラフト』のマップ制作関連 Discord サーバー。 資料の内容としては、ロシアによるウクライナ侵攻にまつわる多岐にわたる情報が含まれていたという。 同サーバーにて現地時間 3 月 4 日、ウクライナ侵攻とカスタムマップにまつわる口論の末に、とあるユーザーが突如として画像として資料を公開したそうだ。 時系列としては、この『マインクラフト』マップ制作コミュニティでの流出の後に、4chan や Telegram への流出が始まったと見られるという。 Bellingcat は情報漏洩元をさらに調査している。 機密資料を投稿した上述のユーザーも、WowMao なる Discord サーバー上で投稿されていたものを入手し、転載しただけだと証言しているという。 同機関によれば、さらなる出処として別の Discord サーバーが存在し、関係者によれば現在広く流出しているより多数の資料が同サーバーに投稿されているという。 そうした資料が人の手を渡った結果、『マインクラフト』関連コミュニティに投稿されるという顛末を辿ったようだ。 一連の騒動については米国家安全保障局など、関連当局が調査に動いているとのこと。 なお、ゲーム関連コミュニティでの国家機密情報漏洩としては、『War Thunder』における複数回にわたる漏洩騒動が記憶に新しい。 今回の『マインクラフト』コミュニティでのケースでは、一次漏洩ではなく転載と見られる。 しかし、機密と思しき "拾った画像" も拡散しないに限るだろう。 (Seiji Narita、Automation = 4-11-23) ◇ ◇ ◇ 米軍文書ネットに流出、機密次々に … 「露が英軍機を撃墜寸前に」、「韓国政府の通信を傍受」 【ワシントン = 田島大志】 米紙ワシントン・ポストは 9 日、ロシア軍機が英国軍の偵察機を撃墜する寸前の事態となったことを示す米軍の機密文書が、インターネット上に流出したと報じた。 米国が韓国政府の通信を傍受していることを示唆する文書も含め、流出が次々と確認されており、米司法省が調査を進めている。 報道によると、文書では昨年 9 月 29 日、ウクライナ南部クリミア沖で英国の偵察機に対し、露軍の戦闘機「Su (スホイ) 27」がミサイルを発射し、撃墜しそうになったとしている。 英政府はミサイル発射を「誤作動」と結論付け、撃墜の恐れについては公表していなかった。 一方、米紙ニューヨーク・タイムズによると、別の流出文書には、ウクライナ支援に関する韓国大統領府内の会話を記した内容も含まれていた。 同紙は「米国がアジアの主要同盟国を対象にスパイ行為を行ってきたことを意味する」と伝えた。 この文書では、米韓両政府が折衝していた韓国製弾薬の供給を巡る米国からの圧力に、韓国政府が悩みを募らせていたことを示すやりとりがつづられている。 韓国は戦時下の国には供与しない方針だが、「方針の変更が選択肢だ」などと記されていた。 (yomiuri = 4-10-23) ◇ ◇ ◇ 米軍機密文書、複数流出か 政府関係者「甚大な損害の可能性も」 ロシアによるウクライナ侵攻に関わる資料など米軍の機密文書とみられる複数の資料がソーシャルメディアに投稿された可能性があるとして、米国防総省は 8 日、「この問題を積極的に検討し、米司法省にも正式な調査を求めた」と取材に明らかにした。 ニューヨーク・タイムズやウォールストリート・ジャーナルによると、投稿された文書にはウクライナ軍の戦闘状況を伝えるものや、米国がウクライナに提供した兵器や支援に関する機密情報などが含まれていた。 イスラエルや中国、韓国などに関わる文書もあったという。 ツイッターなどに投稿された文書の一つは、3 月 1 日時点のウクライナ東部の戦況を示す地図が記された文書の写真で、極秘であることを意味する「TOP SECRET」などと書かれている。 地図にはウクライナとロシア両軍の配置や、両軍の推計総死者数などが記載されている。 ただ、総死者数を修正した類似の画像も出回っており、元の資料から一部改ざんされている可能性もある。 これらの画像は、英語圏の匿名掲示板「4chan (ちゃん)」にも 6 日に投稿されていたという。 ニューヨーク・タイムズは米政府関係者の話として、「この規模の漏洩は文書自体の機密性とともに、甚大な損害を与える可能性がある」と伝えた。 また、情報機関の幹部の一人は「(米、英、豪、加、ニュージーランドの情報機関同士が協力する)ファイブアイズにとっての悪夢だ」と語ったという。 ただ、文書の真偽については、現時点では判明しておらず、ロシアによる情報戦の一環だと指摘する声もある。 ウクライナのポドリャク大統領府長官顧問はツイッターで、「劣勢を挽回する唯一の方法が(画像編集ソフトの)フォトショップと『架空の偽情報流出』となるまでに、ロシアの情報機関は劣化している。 反撃を妨げようと躍起になっているが、現地で本当の計画を知ることになるだろう」と投稿した。 (真田嶺、asahi = 4-8-23) ◇ ◇ ◇ ウクライナ侵攻の軍事機密、SNS へ流出か 米が調査 【フランクフルト=林英樹】 ロシアのウクライナ侵攻に関する米国と北大西洋条約機構 (NATO) の軍事機密文書がインターネット上に流出した疑いがあることが明らかになった。 時期や場所など戦闘計画の詳細は記載されていないが、反撃を準備する旅団数や装備量などの情報が含まれており、米国防総省は事実関係の調査に乗り出した。 米紙ニューヨーク・タイムズによると、機密文書は SNS (交流サイト)を通じて拡散した。 最も新しい文書は 3 月 1 日付で、ウクライナ軍の編成や装備、訓練計画など大規模反撃に関連する内容も含まれていた。 ウクライナの 12 部隊のうち、9 部隊が米国と NATO の訓練を受けているとも書かれていた。 死傷者数など一部の情報が改ざんされている可能性もあり、米国防総省は情報の消去を進めているという。 米国防総省のシン副報道官は「問題を認識しており、調査を進めている」と述べた。 ウクライナ大統領府は 7 日、最高軍事司令本部の会議が開かれたことを明らかにした一方、内容については「会議の出席者は軍事計画に関する情報漏洩を防ぐための措置に焦点を当てた」と述べるにとどめた。 ウクライナ国家安全保障・国防会議のダニロフ書記は 6 日、地元メディアのインタビューで「大規模反撃がいつ、どのように始まるかについて情報を持っている人物は非常に限られ、3 - 5 人しかいない」と語った。 大規模反撃に関する何らかの情報が出ても「完全に真実ではない可能性がある」と情報管理の徹底に自信をみせていた。 東部ドネツク州の要衝バフムトをめぐる攻防戦について、英国防省は 7 日、ロシア軍が市内を流れるバフムトカ川の西岸を制圧した可能性が高いとの分析を公表した。 ただウクライナ側は、ロシア軍が特定の場所で戦術的な成功を収めても、戦況を左右する戦略的な成功にまでは至っていないと強調する。 バフムトでの大規模反撃に向け、ウクライナは 2 月初旬から志願兵の募集を始めた。 ロイター通信によると、志願兵 4 万人で構成する 8 つの旅団を新たに組織した。 クリメンコ内相は軍事経験のない民間人に最大 4 カ月、元兵士や警察官には 2 カ月の訓練が必要になると述べており、数週間 - 数カ月以内に東部戦線に投入される見通しだ。 ウクライナのゼレンスキー大統領は 6 日のビデオ演説で「ウクライナの防衛と保護、兵士の回復・維持は交渉の最大の焦点だ」と述べ、大規模反撃を前に欧米各国に対して支援拡大を訴えた。 (nikkei = 4-8-23) 兵士を斬首か、SNS に動画拡散 ゼレンスキー大統領がロシアを非難 米 CNN などは 12 日、ウクライナ軍の兵士が首を切られて殺害されたとみられる動画が SNS 上で拡散していると報じた。 ウクライナのゼレンスキー大統領は同日、ロシア側の行為だとして非難する動画を SNS に投稿し、「世界は無視してはいけない」と訴えた。 動画は 2 本あり、1 本は今月 8 日に親ロシア派のサイトに投稿され、首を切られたウクライナ軍の兵士とみられる遺体が横たわっている様子が撮影されている。 ロシアの民間軍事会社「ワグネル」の戦闘員がウクライナ東部ドネツク州のバフムート近郊で撮影した可能性があるという。 もう 1 本はロシアの兵士がナイフでウクライナの兵士の首を切ろうとしているとされる様子が映っており、昨年夏に撮影されたとみられるという。 CNN によると、ロシアのペスコフ大統領報道官は「まず映像の信憑性を確かめる必要がある」と述べた。 一方、ゼレンスキー氏は投稿で「こうしたことは過去にもあった」として多くの民間人が殺害されたキーウ近郊ブチャの例を挙げ、「行動が必要だ」と、国際社会に対応を求めた。 欧州連合 (EU) の行政機関にあたる欧州委員会のマスラリ報道官は 12 日、拡散している動画について、本物であるならば「EU は戦争犯罪のすべての加害者と共犯者の責任を追及する」と述べた。 (寺西和男 = ベルリン、多鹿ちなみ、asahi = 4-13-23) ウクライナ軍の反転攻勢は夏にズレ込む可能性 ウクライナのシュミハリ首相は、ロシアに対するウクライナ軍の本格的な反転攻勢は夏に延期される可能性があると明らかにしました。 アメリカのワシントンを訪問中のウクライナのデニス・シュミハリ首相は 11 日、アメリカの政治専門紙「ザ・ヒル」のインタビューで当初、春ごろに行われると指摘されていたウクライナ軍による本格的な反転攻勢は夏に始まる可能性があると述べました。 シュミハリ首相は反転攻勢の時期について「友人やパートナーからのプレッシャーは感じていない」、「100% か、それ以上の準備が整っていることが必要だと分かっている」と述べ、焦らない姿勢を示しました。 また、アメリカの機密文書の漏洩について、ウクライナの政策決定に影響は与えていないと強調しました。 (テレ朝 = 4-12-23) ロシア、ウクライナ南部で 120 キロにわたり防衛線を整備 英国防省は 12 日の戦況分析で、ロシアがウクライナ南部ザポリージャ州で数週間にわたり、120 キロにわたる防衛線の整備を続けていると発表した。 三つの防衛線が重層的な防衛地帯を構成しており、最前線の 10 - 20 キロ後方に、より念入りに築かれた二つの防衛線を設けているという。 英国防省の分析によれば、ロシアは、占領している州内の拠点都市メリトポリがウクライナによる攻撃を受けるとの見方を強めている。 こうした戦況の認識を背景に、ロシア側は防衛線の構築に努めているのだという。 ただ、ロシア側がこの防衛線を活用する上で必要となる火砲や人員を集められるかどうかは不透明だとした。 (asahi = 4-12-23) イルピンに日本の建設機械が到着 建物の廃棄物処理などに利用へ ウクライナの首都キーウ近郊イルピンに 11 日、日本の建設機械 7 台が到着した。 日本政府の緊急支援プロジェクトの一環で、ロシア軍による攻撃で破壊された建物の廃棄物処理などに利用される。 インタファクス・ウクライナ通信が伝えた。 ウクライナ各地では破壊された建物の解体作業が進む一方で、廃棄物の処理が課題になっている。 キーウ州当局者によると、州内の廃棄物は計 14 万トンに上り、うち約 11 万トンが 31 カ所に分散して残されているという。 (asahi = 4-12-23) 露軍、バフムトで焦土作戦 精鋭も投入 ウクライナ軍発表 ロシアによるウクライナ侵略で、激戦が続く東部ドネツク州バフムトの戦況について、ウクライナ軍東部方面部隊の高官は 10 日、露軍が現在、苦戦を打開するためにシリア内戦で使用したのと同じ空爆と砲撃で都市を焦土化させる戦術を展開しているほか、精鋭の特殊部隊や空挺部隊も投入していると明らかにした。 その上で「状況は困難だが、制御されている」とし、同市の早期陥落を否定した。 ウクライナメディアが伝えた。 一方、ドネツク州の親露派武装勢力トップ、プシリン氏は 10 日、バフムトを訪問し、市中心部で撮影したとする動画を交流サイト (SNS) に投稿。 「都市の解放が続いている」と述べた。 プシリン氏は同日、露国営テレビにも出演。 露軍が市の 4 分の 3 を支配下に置いたと主張した上で「(ウクライナ軍が保持する)市内西部で激しい戦いが続いている」と指摘した。 バフムトでは昨年夏ごろから戦闘が激化。 露軍はバフムトを掌握し、全域の制圧を狙うドネツク州の中心部方面への進出路を確保したい考え。 ウクライナはバフムトで露軍を足止めして損耗させた上で、反攻に転じる方針を示している。 (sankei = 4-11-23) ロシア、砲弾不足で攻勢減速か = ウクライナ反撃に準備 - 米研究所 【カイロ】 米シンクタンクの戦争研究所は 8 日付の戦況分析で、ウクライナに侵攻するロシア軍の攻撃ペースが減速している可能性を指摘した。 背景にはロシア側の砲弾不足があるとみられる。 研究所によると、ウクライナ軍関係者は、ロシア側の攻撃が全体として「停滞した」と評価し、東部ドネツク州の激戦地バフムトでも一部で攻撃がわずかに弱まったと言及。 ロシア側はウクライナが準備している反転攻勢を想定し、ウクライナ軍の分散に注力していると分析した。 (時事 = 4-10-23) ロシア航空部隊、遠距離からの誘導爆弾多用 … ミサイル不足で精密攻撃困難か ウクライナを侵略するロシア軍の航空部隊がウクライナ領土を攻撃する際、反撃されにくい遠距離からの誘導爆弾の使用が増えている。 ウクライナの防空能力向上を警戒していることなどが理由で、精密攻撃が困難になっているとの指摘も出ている。 ウクライナ空軍は 7 日、露軍の戦闘機が国境などから 50km 以上離れた場所で誘導爆弾を発射する傾向があると明らかにした。 誘導爆弾は、決められた目標に軌道修正しながら落下する。 米政策研究機関「戦争研究所」によると、ロシアの誘導爆弾は、これまでロシアが使ってきた巡航ミサイルなどに比べ、攻撃の精度が低いという。 侵略の長期化で、ロシアはミサイルの在庫が尽きかけているとされる。 誘導爆弾による攻撃では、発電所などの特定施設を狙うことは難しいとみられている。 英国防省は 8 日、ロシアがウクライナの電力供給網を破壊しようとした試みについて「失敗したようだ」との分析を発表した。 ミサイルによるインフラ施設への大規模攻撃がほとんどなくなっており、春以降にエネルギー事情が改善していくと予測した。 ウクライナのエネルギー省は 7 日、露軍の攻撃で昨年 10 月に停止を余儀なくされた電力輸出を再開する方針を明らかにした。 国営電力会社ウクルエネルゴによると、損傷した主要供給網の 8 割が少なくとも部分的に再稼働したという。 一方、ウクライナのウォロディミル・ゼレンスキー大統領は 8 日のビデオ演説で、ポーランドから装甲兵員輸送車 200 台の供与を受けると発表した。 5 日のワルシャワ訪問で合意していた。 (yomiuri = 4-10-23) ザポリージャ州などで 5 人死亡、現地メディア ウクライナの地元メディア「キーウ・インディペンデント」は 9 日、過去 24 時間で 8 州に対してロシア軍の攻撃があり、少なくとも 5 人の市民が死亡、8 人が負傷したと伝えた。 ウクライナ中南部ザポリージャ州ではロシアのミサイル 2 発が民家に着弾するなどし、50 歳の男性と 11 歳の少女を含む 3 人が死亡。 北東部ハルキウ州でも、砲撃により 65 歳と 34 歳の男性が亡くなったという。 (asahi = 4-9-23) ロシアのインフラ施設攻撃は「失敗」 スーミ州で化学兵器使用への伏線か 米国のシンクタンク「戦争研究所 (ISW)」は 8 日、ロシアによる昨年 10 月からのウクライナの電力インフラ施設を対象にした攻撃が「決定的に失敗し、その努力も放棄したとみられる」との見方を示した。 ISW によると、ロシアは昨年 10 月 11 日から冬の終わりとされる今年 3 月 1 日までの間、ウクライナの軍事力を弱体化させて交渉を強いるため、ウクライナの電力インフラを低下させることをもくろんだ。 だが、ウクライナは 4 月 8 日にエネルギーの輸出再開を発表。 ISW は英国防省も 3 月以降、電力インフラに対する大規模な長距離攻撃の頻度が減っていると分析したことに触れたうえで、「ロシアは目標を達成できなかった」とした。 一方、ロシア国防省は 8 日、ウクライナ軍が北東部スーミ州に遺体を運び込み、周辺に有毒化学物質を散布していると主張している。 ロシア国防省は、ロシア軍が化学兵器を使用したと見せかけるためにウクライナ軍が偽装していると主張しているが、ISW は「ロシアが将来の化学兵器による攻撃のための条件を整えようとしている」と分析している。 (asahi = 4-9-23) ロシア、「大きな損失」で軍事学校の卒業時期早める ウクライナ軍参謀本部 ウクライナ軍参謀本部は 8 日夜の戦況報告で、ロシアが一部の軍事学校の卒業を早める準備をしていると伝えた。 同参謀本部によると、ロシアは「大きな損失を受け続けている補充として」、国内の一部の軍事教育機関の卒業を 4 月 29 日に行うことを決定したという。 現地メディア「キーウ・インディペンデント」によると、通常の卒業時期は 6 月。 早ければ 17 歳で入学し、4 - 5 年間で卒業する。 (asahi = 4-9-23) ウクライナ、東部バフムト死守 天候回復なら反攻も [バフムト近郊 (ウクライナ)] ウクライナのイェルマク大統領府長官は 6 日、東部の都市バフムトで引き続き市街戦が行われていることを明らかにした。 また、前線のウクライナ軍兵士は、天候が回復し次第、反攻を開始する準備ができたと述べた。 イェルマク長官は「市街戦が続いており、敵の包囲攻撃は失敗している」とした。 同地での戦闘を担うロシアの民間軍事会社「ワグネル」の創設者、エフゲニー・プリゴジン氏も、市の西部で戦闘は続いていると明らかにした。 バフムトはすでに廃墟と化しているものの、東部ドネツク州でロシア軍の手に落ちていない要衝の一つ。 ウクライナは、バフムト防衛はロシア軍を消耗させるためと位置付けており、双方ともに甚大な被害を出している。 ウクライナの軍事アナリスト、パブロ・ナロジニ氏は NV ラジオに対し「バフムト防衛はロシアにできるだけ多くの損失を与えるためだ。 4 月末から 5 月に行われる反撃に備えるという最重要目的に向け、任務を遂行している。」と語った。 ウクライナのゼレンスキー大統領は 5 日、訪問先のポーランドで行ったドゥダ大統領との共同記者会見で、バフムトから撤退する可能性を示唆していた。 (Reuters = 4-7-23) ロシア軍、ドネツク州の指揮官を解任か 「極端に大きな犠牲」に批判 英国防省は 6 日、ウクライナ東部ドネツク州でロシア軍の指揮を執るルスタム・ムラドフ司令官が解任された可能性が高いとの見方を SNS を通じて示した。 ムラドフ氏は同州での戦闘を担うロシア統合軍グループ「ボストーク」のトップだ。 英国防省は、「ボストーク」が過去数カ月の作戦で「極端に大きな犠牲」を出したことで、ムラドフ氏に批判が集まったとした。 特に、ロシア軍が重視した同州南西部ブフレダルの戦闘が批判の対象になったという。 ムラドフ氏は「ボストーク」がウクライナ侵攻初期に首都キーウの制圧作戦に失敗したあと、司令官に就任した。 英国防省は同氏を「今年に入って解任された最高位のロシア軍人」だとし、「さらに今後も(同様の解任が)続くだろう」との見方を示した。 英国防省は 1 日、ウクライナ東部ドンバス地方の完全制圧を狙ったロシア軍の本格攻勢は「失敗したことが明らかになりつつある」との分析を明らかにしていた。 (asahi = 4-6-23) メリトポリ市長「ロシア軍基地で爆発」と主張 ロシア軍支配下のザポリージャ州南部メリトポリ市で 6 日未明に響いた爆発音をめぐり、同市のフェドロウ市長は同日朝、SNS への投稿で市内北部の空港に置かれたロシア軍基地で爆発が起きたと主張した。 ロシア側の占領当局は、ウクライナ軍の高機動ロケット砲システム「HIMARS (ハイマース)」から発射されたミサイル弾 6 発すべてを同市上空で撃墜したとしたが、フェドロウ氏は「にもかかわらず、彼らは空港に救急車を送った」とした。 (asahi = 4-6-23) ベラルーシ国境付近のウクライナ領に巨大スクリーン ブチャの映像など映す 現地報道 ベラルーシ国境に近いウクライナ中西部ジトーミル州に巨大スクリーンが設置され、ゼレンスキー大統領がベラルーシ国民に戦争に参加しないよう訴える映像などを流していると、現地メディア「ウクライナ・プラウダ」が 5 日伝えた。 ウクライナ政府による宣伝活動とみられる。 ウクライナ・プラウダによると、巨大スクリーンでは、ロシア軍の侵攻後に多数の民間人の遺体が見つかったブチャの映像や、ロシア支援を約束するベラルーシのルカシェンコ大統領の姿などの映像を流している。 ベラルーシ側からもはっきりと見聞きできるという。 (asahi = 4-6-23) ゼレンスキー氏、バフムートの戦況悪化に言及 ウクライナのゼレンスキー大統領は 5 日、ウクライナ東部の激戦地バフムートの戦況は非常に難しいとしたうえで、「状況が一層悪化し、包囲されて人員を失う恐れが出るなら、軍の司令官がそれに応じて正しい対応をするだろう」と話した。 ロイター通信が報じた。 ゼレンスキー氏は 5 日、隣国ポーランドを公式訪問し、首都ワルシャワでポーランドのドゥダ大統領とともに記者会見を開いた。 その場でゼレンスキー氏はバフムートの状況に言及し、「最も重要なのは兵士を失わないことだ」と述べた。 状況次第で撤退の可能性があると示唆した、という見方がある。 一方、ゼレンスキー氏は「バフムートのいくつかの地域では成功し、前進している」とも話し、西側諸国からのより多くの武器供給に期待を示した。 (asahi = 4-5-23) NATO 事務総長、中国のウクライナ対応を非難 ブリュッセルで開かれた北大西洋条約機構 (NATO) 外相会合は 5 日、日本などパートナー 4 カ国が参加し、ウクライナ侵攻を続けるロシアと連携を深める中国の問題などを協議して閉幕した。 ストルテンベルグ事務総長は閉幕後の記者会見で、中国がロシアへの軍事支援に踏み切れば「歴史的に重大な過ちになるだろう」と警告した。 中国のウクライナ問題への対応について、ストルテンベルグ氏は「ロシアの侵攻を非難することを拒否し、ロシアのプロパガンダに共鳴し、ロシアの経済を支えている」と非難した。 また、ロシアのプーチン大統領がベラルーシへの戦術核配備を発表したのが、中ロ首脳が核を国外に配備しないと発表した数日後だった点を指摘。 「空虚な約束」だったと批判した。 NATO は昨年 6 月、12 年ぶりに改訂した「新戦略概念」で中国に初めて言及した。 その中で、中国を「体制上の挑戦」と位置づけ、軍事力や経済力を背景に威圧的に影響力を及ぼす手法に警戒を強めている。 (asahi = 4-5-23) |
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