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ロシア西部で貨物列車脱線 2 日連続 反露勢力の妨害工作か

ロシア鉄道当局は 2 日、西部ブリャンスク州で線路に対する「違法な妨害」があり、機関車と貨物車両 20 両が脱線したと発表した。 負傷者はないという。 同州では 1 日にも石油製品などを運搬する貨物列車の脱線事故が起きていた。 同州のボゴマズ知事は、いずれの脱線も線路に仕掛けられた爆発物が作動したことが原因だと主張。 露捜査当局は何者かによる妨害工作だとみて捜査を開始した。

ウクライナ侵略後、露国内やウクライナの露占領地域ではこれまでも貨物列車などの脱線事故が頻発。 軍需物資の輸送の妨害を図る露国内の反戦勢力やウクライナ工作機関などの関与が指摘されてきた。 今回の脱線にも反露勢力が関与している可能性がある。 一方、ウクライナが本格的な反攻作戦に着手するとの観測が出ていることに関し、ブリンケン米国務長官は「ウクライナが今後数週間以内での反攻を検討していると承知している」と述べた。 米国務省が 2 日、米メディアとのインタビューの内容を発表した。

ウクライナのゼレンスキー大統領は、反攻の目標にはロシアの実効支配下にある南部クリミア半島の奪還も含まれるとしている。 これに関し、ウクライナのレズニコフ国防相は「われわれは戦闘なしでクリミアを取り戻す」と述べ、輸送路の遮断や将来的な対露交渉によりクリミアの奪還を目指す考えを示した。 米アトランティック誌への発言として 2 日、ウクライナメディアが伝えた。 (sankei = 5-3-23)


ロシア、ウクライナ軍需施設にミサイル攻撃 「目的達成」

ロシア国防省は 1 日、前夜から未明にかけてウクライナの武器庫や弾薬工場などの軍の拠点にミサイル攻撃を実施し、所定の標的全てに命中したと発表した。  ウクライナ当局はこの日、この 3 日間で 2 回目となるロシアによるミサイル攻撃があり、東部では大規模な火災が発生し少なくとも 34 人が負傷し住宅数十棟が損害を受けたと発表していた。 ロシア国防省は声明で「ロシア軍は夜間にウクライナの軍需産業施設に対し高精度の長距離空中・海上兵器でミサイル攻撃を行った」とし、「攻撃の目的を達成した。 ウクライナ軍向けの弾薬、武器、軍装備品の製造業務が中断された。」と述べた。 (Reuters = 5-2-23)


「ロシア、依然として兵站に問題」 英国防省

英国防省は 2 日、ウクライナの戦況をめぐり、ロシア軍が依然として兵站に問題を抱えているとする分析を公表した。 ロシア国防省は 4 月 30 日、ロシア軍の兵站を担当するミジンツェフ次官を交代させ、新たにクジメンコフ氏を就任させたと発表していた。 ミジンツェフ氏は昨年 9 月に就任したばかりだった。 英国防省はこの人事をめぐり、「ロシア軍のウクライナでの苦戦の根底に、依然として兵站の問題があることを浮き彫りにしている」と指摘。 ロシアは弾薬不足によって戦果を上げられておらず、弾薬供給の増加を求める民間軍事会社ワグネルと国防省の確執にもつながっているとした。 (asahi = 5-2-23)


メリトポリで「爆発音聞こえた」 地元市長

ロシアが占領するウクライナ南部ザポリージャ州の主要都市メリトポリのフェドロウ市長は 2 日、同日朝に市内北部で爆発音が聞こえたと SNS に投稿した。 メリトポリは同じくロシアが占領するウクライナ南部クリミア半島につながる交通の要衝で、ウクライナ軍が近く予定する大規模反攻によって奪還を狙うと目されている。 現地では 3 月以降、ウクライナ側の抵抗勢力によるとみられる爆破事件が相次いでいる。 (asahi = 5-2-23)


被害者は「2009 年生まれの 14 歳」ゼレンスキー大統領が演説

ウクライナのゼレンスキー大統領は 1 日夜のビデオ演説で、ロシアと国境を接する北部チェルニヒウ州へのロシア軍の攻撃を取り上げ、「学校が空爆で破壊され、2009 年生まれの 10 歳代の少年の命が奪われた。 14 歳だ。」と述べた。 少年は偶然、学校の近くにいたという。 また、中部ドニプロペトロウスク州パウロフラドへの攻撃では、2 人の若者が死亡したことも明らかにした。 他にも 40 人が負傷して治療を受けているという。

同州パウロフラドへの攻撃をめぐっては、リサク同州知事も、攻撃を受けた産業施設で火災が起きたほか、多くの集合住宅や民家なども被害を受けたことを明らかにしていた。 ゼレンスキー氏はこの日の政府内の会議で、「近い将来にも起こりうる」ロシア軍の攻撃について防衛計画を調整したほか、ロシア軍への対抗措置についても話し合ったという。 (asahi = 5-2-23)


ロシア側の死者は昨年 12 月以降で 2 万人以上 負傷者は 8 万人 米推計

米国家安全保障会議のカービー戦略広報担当調整官は 1 日、記者団に、昨年 12 月以降、ウクライナ東部バフムートでの戦闘でロシア側が 2 万人以上の死者を出し、約 8 万人が負傷したとの推計を明らかにした。 死者の半数の約 1 万人は民間軍事会社「ワグネル」に雇われた兵士で、大半は十分な訓練も受けずに投入された元受刑者だったとみているという。

バフムートを含むウクライナ東部ドンバス地方でロシアが昨年末から試みていた攻勢については「ほとんど失敗した」と指摘した。 「ロシアは複数の戦線で作戦を開始したが、取り組みのほとんどは行き詰まり、戦略的に重要な領土を押さえることはできなかった」と主張した。 「ロシアが少しずつ成果をあげている唯一の地域はバフムートだ」としつつ、「ロシアにとって戦略的にほとんど価値のない地域で、占領してもロシアに有利な戦況に変わることは絶対にない」と述べた。

ウクライナ側が近く開始するとみられる「春の反転攻勢」に向けて、米国は「ウクライナが要求したものはほぼすべて提供を完了した」とも述べた。 米国が提供を約束していた装甲車両や防空システム、砲弾などを指すとみられる。 (asahi = 5-2-23)


ウクライナ軍、バフムトへの補給路維持 ロ軍事会社は撤退警告

ウクライナ軍は 29 日、激戦が続く東部の要衝バフムトへの主要補給路を依然として確保していると表明した。 「命の道」と呼ぶこの補給路はバフムトと西方の近隣町チャシウ・ヤルを結ぶもので、距離は 17 キロ余り。 ロシア側は兵たんの遮断を目指している。 一方、ロシア民間軍事会社「ワグネル」の創始者エフゲニー・プリゴジン氏は同日公表のインタビューで、ロシア軍がさらに弾薬を送らなければバフムトから部隊の一部を撤退すると警告した。

インタビューがいつ収録されたかは不明。 正規軍が必要な弾薬を供給していないとしばしば発言している同氏は「われわれは国民を欺き、全てがうまくいっていると言うのをやめる必要がある」とした上で、「正直なところ、ロシアは大惨事の瀬戸際にあると言わざるを得ない」と述べた。 (Reuters = 5-1-23)


奇襲攻撃を受けたクリミア半島 … 「ロシア黒海艦隊の燃料タンク 10 基破壊」

ウクライナ軍による反転攻勢の開始地点について「2014 年にロシアに占領されたクリミア半島周辺になるのでは」との見方が浮上しているが、そのクリミア半島では今戦雲が垂れ込めている。

クリミア半島で軍事施設が集中する要衝のセバストポリが 4 月 29 日にドローンによる攻撃を受け、ロシア黒海艦隊司令部などで大きな爆発と火災が起こった。 現地メディアが相次いで報じた。 この攻撃でロシア軍が使用する燃料などが大量に保管されていた貯蔵庫でも火災が発生したという。 米政府系放送「ボイス・オブ・アメリカ (VOA)」はウクライナ軍関係者の話として「黒海艦隊が使用予定だった 4 万トンの燃料タンクのうち少なくとも 10 カ所が破壊された」と伝えた。

ウクライナは今回のドローン攻撃を誰が行ったか明らかにしていないが、ウクライナ軍あるいはウクライナ系の勢力による可能性が高いようだ。 ウクライナのメディアや複数の関係者は、今回の攻撃でセバストポリ都心上空が黒煙に包まれる様子を撮影した動画を SNS (会員制交流サイト)に相次いで掲載した。 これについてロシア側のミハイル・ラズボザエフ・セバストポリ市長は「敵(ウクライナ)は奇襲攻撃で占領を試みたが、火災は鎮圧され負傷者は誰もいない」と述べた。

ロシアによるウクライナ侵攻後、今年 2 月からウクライナが反転攻勢に乗り出した主要な地域の一つがクリミア半島だ。 先月もクリミア半島北部のジャンコイ市で大規模な爆発が発生し、鉄道で輸送中だった巡航ミサイル「カリブル」が複数破壊された。 この日は中国の習近平・国家主席によるロシア国賓訪問の初日だった。 (チョン・ジソプ、韓国・朝鮮日報 = 5-1-23)


ウクライナ軍、過去 24 時間にロシア軍を約 60 回撃退と発表

ウクライナ軍参謀本部は30日、過去24時間にロシア軍の攻撃を約60回にわたって撃退したと発表した。4機のドローン(無人機)も撃墜したという。 30日午前6時の戦況報告によると、ロシア軍はウクライナ東部ドネツク州のリマン、バフムート、アウジーイウカ、マリンカに主な戦力を投入している。この中でもバフムートとマリンカが戦闘の中心になっているという。発表によれば、ウクライナ軍はこうした地域で58回にわたってロシア軍を撃退した。 (asahi = 4-30-23)


ワグネル創始者、弾薬提供なければ「バフムートから撤退」

米国のシンクタンク「戦争研究所」(ISW)は29日、ロシアの民間軍事会社「ワグネル」創業者のプリゴジン氏がロシア軍に対し、弾薬の追加提供がなければウクライナの激戦地バフムートから撤退する意向を示した、と伝えた。 ISWによると、プリゴジン氏はロシアの軍事ブロガーによるインタビューで、ロシア軍に対し1日当たり4千発の砲弾を求めているものの800発しか提供されていないと説明した上で、状況が改善されない場合は「撤退するか、死ぬ」しかないと述べた。 ISWの分析によると、プリゴジン氏は、東部ドネツク州バフムートの後方部隊が反撃されやすいことを懸念している。 (asahi = 4-30-23)


ウクライナ各地でミサイル攻撃が相次ぐ 25 人死亡
ゼレンスキー大統領「指導者は罰せられなければならない」

ロシアによる侵攻が続くなか、ウクライナ各地でミサイル攻撃が相次ぎ、子どもを含む 25 人が死亡するなど、多くの市民が犠牲になっている。 ロイター通信などによると、首都キーウを含むウクライナ各地で 28 日、ミサイル攻撃が相次いだ。

ウクライナ中部ウマニでは、巡航ミサイル 2 発が集合住宅に着弾し、子ども 4 人を含む 23 人が死亡した。 東部ドニプロでもミサイル攻撃により、2 歳の女の子とその母親の 2 人が犠牲になった。 ゼレンスキー大統領は「ロシアはこの戦いで敗北し、その指導者は侵攻と大量虐殺の罪で罰せられなければならない」と強く非難している。 一方、大規模なミサイル攻撃は 3 月上旬以来で、ロシア軍のミサイル不足を指摘する声も上がっている。 (ANN = 4-29-23)


クリミア半島セバストポリで大規模火災、ドローン攻撃か ロシア支援の市長

ロシアの占領下にあるクリミア半島セバストポリのラズボジャエフ市長は 29 日早朝、SNS テレグラムで、燃料タンクで火災が発生したと明らかにした。 ラズボジャエフ氏はロシアの支援を受ける人物。 ラズボジャエフ氏は、火は約 1,000 平方メートルの範囲に燃え広がっていると説明。 初期情報ではドローン(無人機)によって火災が引き起こされたことが示されていると述べた。 火災が発生した燃料タンクはコサック湾に位置する。 対応チームが現場で作業に当たっているという。 死傷者についての情報は更新中としている。 (CNN = 4-29-23)


ロシア軍攻撃で市民 13 人死亡 ウクライナ軍は反転攻勢へ準備か

ロシア軍は 28 日、ウクライナ各地をミサイルや無人機で攻撃し、これまでに 2 歳の女の子を含む市民 13 人が死亡しました。 一方、欧米各国はウクライナ側にすでに 1,700 両以上の戦闘車両を引き渡したと明らかにし、ウクライナ軍は大規模な反転攻勢に向けた準備を進めているとみられます。

ロシア軍は 28 日未明、ウクライナの首都キーウなどを巡航ミサイルや無人機で攻撃し、キーウ州の当局は 11 発の巡航ミサイルと 2 機の無人機を迎撃したと発表しました。 攻撃は各地に広がり、中部のウマニでは集合住宅が被害を受け、これまでに子ども 2 人を含む 11 人が死亡しました。 また、東部ドニプロでは 2 歳の女の子と 31 歳の母親の合わせて 2 人が死亡しました。

27 日には、南部ミコライウがロシア海軍の巡航ミサイル「カリブル」で攻撃され、アメリカのシンクタンク「戦争研究所」は、ロシア側は、攻撃に使うミサイルの軌道を変えるなどして、ウクライナ側の防空システムを混乱させようとしていると指摘しています。 一方、ロシア大統領府は 27 日、プーチン大統領がモスクワで無人機を製造する工場を視察したと発表しました。 そして、会議を開催し「無人機産業は国の発展のため非常に重要だ」と述べ、ウクライナ侵攻に多くの無人機が投入される中、国産の無人機の製造能力を強化するねらいとみられます。

これに対し、欧米側はウクライナへの軍事支援を強化し、NATO = 北大西洋条約機構のストルテンベルグ事務総長は「ウクライナに約束した戦闘車両の 98% 以上がすでに引き渡されている」と述べ、1,700 両以上の戦闘車両が供与されたと明らかにしました。 ウクライナ側は、4 万人規模の部隊を新たに編成して NATO による訓練を受けているとされ、早ければ来月にも大規模な反転攻勢に乗り出す可能性があるとみられています。 (NHK = 4-28-23)


ロシア占領下のメリトポリで爆発、警察幹部死亡

ロシア軍の占領下にあるウクライナ中南部ザポリージャ州メリトポリ市の中心部で 27 日未明、アパート近くの爆発によってロシア軍に協力する警察幹部 (42) が死亡した。 占領地外に退避しているフェドロウ市長がテレビ番組で語った内容を、ニュースサイト「ウクライナ・プラウダ」が伝えた。

フェドロウ氏によると、午前 5 時 20 分ごろにアパートの入り口付近で爆発が起きた。 死亡したのは同州のアゾフ海地域の警察トップで、このアパートに住んでいたという。 爆発前の午前 4 時ごろには市内で銃撃もあったという。 地元の親ロシア派幹部のロゴフ氏は SNS に、警察官らが爆発で黒こげになったとみられる乗用車の周辺で捜査にあたる様子が映った動画を投稿。 「ウクライナのテロリストたちが、メリトポリをテロの首都に変えた」などと記した。 (asahi = 4-27-23)


ロシアの侵攻資金「1 年は供給続く」 機密資料を米紙報道

米紙ワシントン・ポストは 26 日、米情報機関の分析として、ロシアは欧米の厳しい制裁下でも、少なくとももう 1 年はウクライナ侵攻の資金供給を続けられると報じた。 流出したとみられる米国の機密資料に示されていたという。 同紙によると、米情報機関は 3 月上旬の時点で、ロシアの経済エリートの中には、政権の方針に賛成しない人や、欧米の制裁で事業に打撃を受けている人もいるとみられるものの、プーチン大統領への支持を変えることはないだろう、と評価していたという。

対話アプリ「ディスコード」上で共有され、同紙が入手した、機密とみられる文書には「ロシア政府は法人税の増加や政府系ファンド、輸入の増加、経済的圧力を緩和する企業の適応力に頼っている」などと書かれていたという。 機密文書流出事件をめぐっては、米当局が、マサチューセッツ州の空軍州兵ジャック・テシェイラ容疑者 (21) を国防情報の不正保持・送信などについて訴追している。 (asahi = 4-27-23)


ロシア戦闘機ミグ 31、火を噴きながら墜落 … ウクライナ侵略以降に相次ぐ

タス通信によると、ロシア北部ムルマンスク州で 26 日、訓練飛行中だった露軍のミグ 31 戦闘機が無人地帯に墜落した。露国防省は搭乗していたパイロット2人は脱出して無事だったとしている。 原因は明らかになっていない。 露国営テレビは事故機が火を噴きながら、墜落する映像を流している。 ロシア語の独立系調査報道サイト「インサイダー」によると、昨年 2 月のウクライナ侵略以降、露軍機 10 機以上が墜落しており、整備不良や経験豊富なパイロットの不足などが影響しているとの見方も出ている。 (yomiuri = 4-27-23)


「博物館や美術館、60 以上が破壊」 ゼレンスキー氏

ウクライナのゼレンスキー大統領は 25 日夜のビデオ演説で、ロシア軍が北東部ハルキウ州クピャンスクで郷土博物館やその周辺の民家を地対空ミサイル「S300」で攻撃し、2 人が死亡、10 人が負傷したと明らかにした。 ゼレンスキー氏は、ロシア軍がこれまでに破壊した博物館や美術館は 60 以上に上り、多数の教会も標的になったと指摘。 「ロシア軍は自分たちが何を破壊しているのか分かっている」と述べ、すべて戦争犯罪として法廷で裁かれるべきだとあらためて強調した。 (asahi = 4-26-23)


ウクライナ参謀本部、ロシア軍が「教育施設を軍事拠点化」

ウクライナ軍参謀本部は 25 日、ロシア軍が東部や南部の占領地域で、教育施設を軍事拠点化したり、夜間に民家から家財道具などを略奪したりしていると報告した。 インタファクス・ウクライナ通信が伝えた。 参謀本部によると、東部ドネツク州マリウポリに近い集落で、ロシア兵 200 人が子どもたちの教育施設で目撃された。 同本部は「子どもや教職員を人間の盾にして、軍事施設化している」と非難している。 南部ヘルソン州の集落では、ロシア兵が夜間に民間の家屋に入り、家電製品や自動車を盗み出したケースが報告されたという。 (asahi = 4-26-23)


ロシアが博物館を攻撃、職員 1 人死亡

ウクライナのゼレンスキー大統領は 25 日、ロシア軍が北東部ハルキウ州クピャンスクの博物館を攻撃し、少なくとも職員 1 人が死亡、10 人が負傷した、と SNS に投稿した。 投稿によると、被害を受けたのは郷土博物館で、がれきの下にまだ人々が残されているという。 ゼレンスキー氏は「テロ国家(ロシア)は、我々の歴史や文化を破壊するためにあらゆることをする」と非難した。 シネフボウ州知事の SNS の投稿によると、ロシア軍は地対空ミサイル「S300」で攻撃したという。 (asahi = 4-25-23)


「人々の命は供給スピードに依存」 EU の弾薬供与に不満表明か ゼレンスキー氏

ウクライナのゼレンスキー大統領は 24 日夜のビデオ演説で、「人々の命は、(弾薬の)供給と決定したことを実施するスピードに直接依存している」と話した。 供給計画が停滞している欧州連合 (EU) の弾薬供与について語ったものとみられる。 ゼレンスキー氏は同日、ウクライナ中西部ジトーミルでエストニアのカラス首相と会談した。 EU が進めている弾薬や兵器の支援について話し合ったという。

EU はウクライナへの弾薬供給に向けて調整を進めているが、調達方法などを巡り、足並みが乱れている。 ゼレンスキー氏は「他の(EU の)パートナーとのコミュニケーションを支援するというエストニアの意欲に感謝する」とも述べた。 (asahi = 4-25-23)


ウクライナが「一時奪還」 = 南部のドニエプル川東岸

米シンクタンクの戦争研究所は 24 日までに、ウクライナ南部ヘルソン州でドニエプル川西岸を解放したウクライナ軍が、東岸のロシア軍支配地域の一部に進軍し、初めて陣地を得たと報告した。 ただ、ロシアの軍事ブロガーの情報によると、奪還は「一時的」だったもよう。 戦争研究所は「ロシア軍は支配する都市部の防衛を優先し、川付近は無人にしていた可能性がある」と分析した。

ロシアが侵攻を開始してから 24 日で 1 年 2 カ月となり、欧米から兵器を供与されたウクライナのゼレンスキー政権の大規模な反転攻勢がいつ始まるかが焦点。 東部ドネツク州の激戦地バフムトだけでなく、前線一帯で双方が攻撃を仕掛けている。 相手の兵力を分散させるための神経戦が展開されているとみられる。 ウクライナ軍が一時的に進軍した情報があるのは、ヘルソン州でロシア軍が強固な守りを築いていたはずの東岸の 2 地区。 ウクライナ軍当局者は自国メディアに「沈黙が必要だ」と述べ、否定も肯定もしなかった。 ロシア通信によると、ヘルソン州の親ロシア派政治家トップのサリド氏は「偽情報」だと反発した。

ウクライナ軍によれば、西岸にある州都ヘルソン市が 23 日までに、ロシア軍のスホイ 35 戦闘機による空爆を受けた。 東岸の動きとの関連は不明だが、緊張の高まりを裏付けていると言えそうだ。

一方、バフムトではロシア側の猛攻が続き、ウクライナ軍は市内を南北に走る鉄道の西側まで撤退したという見方がある。 ゼレンスキー大統領は 23 日の外国メディアのインタビューで「バフムトは放棄できない」と改めて強調した。 この中でゼレンスキー氏は、ロシアが北大西洋条約機構 (NATO) と事実上戦っているのだという最近のプーチン政権の説明について「ウクライナより 40 倍も大きな国が勝利できていないと認めることは恥だからだ」と指摘した。

ウクライナ軍の大規模攻勢開始の時期に関し、先に流出した米機密文書から、5 月 9 日の対ドイツ戦勝記念日前の「4 月末」という説も出ている。 ダニロフ国家安全保障・国防会議書記は「兵器が届けば(反転攻勢の)準備が整うことになる」と外国メディアを通じて支援を訴えた。 (jiji = 4-24-23)


ウクライナ軍、ドニエプル川東岸に拠点か 米戦争研究所が分析

米シンクタンク「戦争研究所 (ISW)」は 22 日、ウクライナ南部ヘルソン州で、ウクライナ軍がロシア軍に占領されているドニエプル川東岸に拠点を築いたとする見方を示した。 ロシアの複数の軍事ブロガーが投稿した画像などを基に分析した。 ウクライナ軍が東岸での反攻のきっかけとする可能性がある。 ウクライナのメディアによると、ウクライナ軍報道官は 23 日、「進行中の軍事作戦については情報を秘匿する必要がある」と述べ、この分析についてのコメントを避けた。

ISW によると、ウクライナ軍の拠点は州都ヘルソン市の南方 10 キロ前後の地点とみられる。同軍が一定の陣地を構え、補給路を確立した可能性があるという。 ウクライナは、同州のほぼ全域をロシア軍に制圧されていたが、昨年 11 月に州都ヘルソンを含む西岸を奪還した。 ウクライナ軍はこの春にも大規模な反転攻勢に乗り出すと予想されており、ドニエプル川東岸はその主要な目標地域の一つだとみられる。 (ブリュッセル・岩佐淳士、mainichi = 4-24-23)


欧州諸国が猛反発、中国の駐仏大使が旧ソ連諸国の独立性否定する発言

中国の駐仏大使が旧ソ連諸国の独立性に疑問を呈したことに対し、欧州諸国は激しく反発している。ロシアとウクライナの和平に向け、仲介役として信頼を高めようとする中国の取り組みが損なわれた格好だ。 盧沙野大使は 21 日放送された仏ニュースチャンネル LCI とのインタビューで、旧ソ連諸国の一部は国際法の下で有効な国家としての地位を有していないと発言した。

2014 年にロシアが併合したクリミア半島をウクライナの一部だと考えるかと問われると、盧大使は「主権国家としての地位を実現させる国際的な合意はない」と答えた。 この発言後、ラトビア、リトアニア、エストニアのバルト 3 国はそれぞれの国に駐在する中国大使を呼んで説明を求める意向を明らかにした。 フランス外務省は盧大使の発言に「失望」したと指摘。 「発言が中国の立場を反映しているのかどうかについて、中国側からまだ言及はないが、公式の見解でないことを望む」と表明した。 フランスの中国大使館と中国外務省は、ブルームバーグニュースからの通常業務時間外の問い合わせに応じていない。 (Low De Wei、Bloomberg = 4-24-23)


ロシア西部で地中から爆発物、住民 3,000 人が避難 … 露爆撃機から落下した別の兵器か

タス通信などによると、ウクライナ国境に近いロシア西部の都市ベルゴロドで 22 日、地中から爆発物が見つかり、住民約 3,000 人が避難する騒ぎとなった。 20 日夜にはベルゴロド上空の露軍機から搭載兵器が落ちて市民 3 人が負傷する爆発事故があり、今回見つかったのは、その際に落下した別の兵器とみられる。 地元州知事などによると、22 日に見つかった爆発物は露国防省の爆発物処理専門班が撤去し、けが人はなかった。

搭載兵器を落としたのは、ウクライナ侵略でも使われている露航空宇宙軍の戦闘爆撃機「Su34」。 当初はウクライナ軍の攻撃が疑われたが、露国防省が「弾薬の異常な落下が起きた」と発表した。 ベルゴロド州では侵略開始以降、鉄道施設などで爆発が起きていた。 露国防省は事故の原因や兵器の詳細を明らかにしていない。 ロシアの著名な軍事ブロガーは、爆発したのは航空機に搭載するタイプの爆弾で、落下の軌道修正装置が誤作動を起こした可能性を指摘している。 (yomiuri = 4-23-23)

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ロシア軍爆撃機から兵器落下、西部の都市で 2 人負傷 … 市中心部に半径約 20 メートルの穴

タス通信などによると、ウクライナ国境に近いロシア西部の都市ベルゴロドで 20 日夜、上空を飛んでいた露航空宇宙軍の戦闘爆撃機「Su34」から何らかの兵器が落下した。 地元州知事によると、2 人が負傷し、市中心部に半径約 20 メートルの穴ができた。 露当局が原因を調査している。 (yomiuri = 4-21-22)


欧米、戦車支援を加速 = ウクライナ反転攻勢前に

【ワシントン】 ロシアの侵攻を受けるウクライナの反転攻勢を前に、欧米が戦車支援を加速させている。 オースティン米国防長官は 21 日、ウクライナに供与する米主力戦車「エイブラムス」の操縦訓練を数週間以内に始めると表明。 ドイツなどは、独製主力戦車「レオパルト 2」の修理拠点をウクライナの隣国ポーランドに設置すると明らかにした。 米独などは 21 日、独南西部ラムシュタイン米空軍基地でウクライナ軍事支援会議を開催。 オースティン氏は記者会見で、ウクライナ兵に対する訓練をドイツで実施すると説明した。 ロイター通信によると、訓練は約 10 週間で、数百人のウクライナ兵が参加する。

ウクライナに約 440 億円相当の追加軍事支援 バイデン政権が発表

米政府は 1 月、エイブラムス 31 両の供与を発表した。 会見に同席した米軍制服組トップのミリー統合参謀本部議長は「私の見解では世界最高の戦車だ。 投入されれば戦場で違いをもたらす」と強調した。 ドイツ、ポーランド、ウクライナの 3 カ国は、既にウクライナへの引き渡しが始まったレオパルト 2 について、ポーランド南部グリビツェに修理拠点を設け、5 月に稼働を開始することで合意した。 ウクライナの近くに修理拠点を設けることで、効率的な戦車運用を進めたい考えだ。

北大西洋条約機構 (NATO) のストルテンベルグ事務総長は「これは消耗戦であり兵たんの戦争になる」として、弾薬や部品の継続的な供与の必要性を訴えた。 また、前日までのウクライナ訪問で、ゼレンスキー大統領を 7 月にリトアニアで開かれる NATO 首脳会議に招待したと明らかにし、「彼が招待を受け入れ、出席してくれることをうれしく思う」と述べた。 ただ、ウクライナが求めている米国製の F16 戦闘機などの供与は、議論が進んでいない。 ミリー氏は「ウクライナが今最も必要としているのは防空能力だ」と指摘し、地対空ミサイルの供与を優先する考えを示した。 (jiji = 4-23-23)


ロシア「不滅の連隊」パレード中止、英国防省「損失規模の強調懸念」

5 月 9 日のロシアの対独戦勝記念日で、恒例の市民らのパレードが今年中止になったと報じられたことをめぐり、英国防省は 22 日、ウクライナでの戦死者の規模が大きくなっていることが原因との見方を示した。 パレードは「不滅の連隊」の行進と呼ばれ、各地で遺族が戦死した兵士らの写真を掲げるもの。

ロシアメディアは今年の中止について「安全上の理由」としている。 だが、英国防省は 22 日の分析で、「実際には、参加者が(ウクライナ侵攻による)最近のロシア側の損失規模を強調してしまうことを、当局が懸念しているとみられる」と分析した。 プーチン大統領は、第 2 次大戦の勝利を、自身への支持拡大に利用し、「不滅の連隊」の行進にも参加してきた。 (asahi = 4-22-23)


ラトビア、保有する全ての地対空ミサイルをウクライナに提供へ

バルト 3 国のラトビアのムールニエツェ国防相は 21 日、保有する全ての携帯式地対空ミサイル「スティンガー」をウクライナに提供する方針を示した。 ウクライナのメディア「キーウ・インディペンデント」が、ラトビアの現地メディアを引用して伝えた。

報道によると、ムールニエツェ氏は「私たちがウクライナの前線に送る全てのスティンガーは、ウクライナの自由のためだけでなく、ラトビアの安全のためでもある」と強調し、できるだけ早期の実現をめざすと述べた。 同氏は、ドイツ西部ラムシュタイン米空軍基地で開かれた、ウクライナへの軍事支援を話し合う各国国防相らの会議に出席していたという。 (asahi = 4-22-23)


戦闘の中心地は依然バフムート、ウクライナ軍参謀本部

ウクライナ軍参謀本部は 21 日夜、ロシア軍が過去 24 時間でウクライナ全土にミサイル攻撃 2 回と空爆 28 回を実施したと発表した。現地メディア「ウクライナ・プラウダ」が伝えた。 発表によると、ロシア軍は、ウクライナ東部ドネツク州のバフムートやアウジーイウカ、マリンカなどの各戦線への攻撃に集中しており、戦闘の中心地は依然としてバフムートという。 (asahi = 4-22-23)


ウクライナ国防大臣 "夢がかなった" 対空ミサイル「パトリオット」到着・運用開始へ

ウクライナのオレクシー・レズニコウ国防大臣は 2023 年 4 月 19 日、自身の公式ツイッターで地対空ミサイルシステム「パトリオット」が同日付でウクライナに到着したことを明らかにしました。 ウクライナに「パトリオット」を供与したのは、アメリカ、ドイツ、オランダの 3 か国です。

レズニコウ大臣によると、この兵器はロシア侵攻が始まる前、2021 年 8 月に訪米した際にアメリカ側へ要望したのが端緒だとか。 ただ、当時は「不可能だ」と断られたそうで、その後も何度か断られたものの、このたび遂に "夢がかなった" と述べています。 「パトリオット」の到着により、ウクライナの空はより安全になったとしており、レズニコウ国防大臣は、アメリカのオースティン国防長官をはじめとして、米独蘭 3 国の人々に感謝する文言とともに、「ともに(ロシアに対し)勝ちましょう」とも記していました。 (乗りものニュース = 4-20-23)


約 8 万件の戦争犯罪を登録 ウクライナ検事総長

ウクライナのコスティン検事総長は 19 日、ワシントンの米下院外交委員会に招かれ、昨年 2 月のロシアによる侵攻以来、ウクライナで約 8 万件の戦争犯罪が登録されていると明らかにした。 AP 通信が伝えた。 コスティン氏は、昨年 11 月までロシア軍が占拠していた南部ヘルソン市で約 20 の拷問室が発見され、1 千人以上が電気ショックや水責めなど様々な虐待を受けていたと証言した。

また、ヘルソン州だけでレイプ事件の記録は 60 件以上になると指摘した。ロシア軍の占領地域では、現在も、子どもを含む住民が他の占領地やロシア国内に強制移住させられていると語った。 コスティン氏は、民間人を標的とするロシア軍の戦術の背景についての質疑で「ロシア軍の残虐性を理解するのに苦労している。 このような悪を許してはならない。」と訴えた。 (asahi = 4-20-23)


ゼレンスキー氏、NATO 首脳会議に招待

ウクライナのゼレンスキー大統領は 20 日、ロシアによる全面侵攻開始後初めてウクライナを訪問した北大西洋条約機構 (NATO) のストルテンベルグ事務総長と会談し、終了後の共同記者会見で 7 月にリトアニアで開催される NATO 首脳会議に招待されたことを明らかにした。 「歴史的な首脳会談になる」とし、ウクライナの将来的な加盟に向けた進展に期待を表明した。 ウニアン通信などが伝えた。 ゼレンスキー氏はウクライナの加盟問題について「NATO 加盟国の大多数の人々とウクライナの大多数の国民が我が国の加盟を支持している今こそ、政治的な決断の妨げとなる障害は何もない」とも話した。 (asahi = 4-20-23)


ゼレンスキー大統領、激戦地を訪問「見るのはとてもつらい」

ウクライナのゼレンスキー大統領は 18 日、激戦地となっているウクライナ東部ドネツク州アウジーイウカと中部ポルタバを訪問したと SNS に投稿した。 ゼレンスキー氏はアウジーイウカについて「ロシアのテロリストがこの町に対して行ったことを見るのはとてもつらい」と記した。 (asahi = 4-19-23)


東部バフムートなどで激戦か クライナ軍参謀本部

ウクライナ軍参謀本部は 18 日夜の戦況報告で、ウクライナ東部ドネツク州のバフムートやリマン、アウジーイウカがロシア軍による攻撃の中心となったと発表した。 特にバフムートなどでは最も激しい戦闘が行われたという。 ウクライナ軍はこれらの場所でロシア軍の攻撃を 30 回ほど撃退したという。 (asahi = 4-19-23)


G7 外相が共同声明を発表 ロシアに「即時・無条件」での撤退を要求

長野県軽井沢町で開かれている主要 7 カ国 (G7) 外相会合は18日、共同声明「G7外相コミュニケ」を発表し、閉幕した。ロシアによるウクライナ侵攻を強く非難し、「即時かつ無条件」で撤退するべきだと強調。 法の支配に基づく自由で開かれた国際秩序の強化に向けた G7 の結束を訴えた。 共同声明では、ウクライナ侵攻について「可能な限り最も強い言葉で非難する」と強調。 安全保障や経済、制度面などで「必要とされる限りウクライナを支援する」とした。

また、ロシアが核兵器の使用を示唆する「核の脅し」は受け入れられないと改めて表明。 ロシア制裁を強化し、制裁回避や制裁を損なおうとするロシアや第三者の試みに対抗するとした。 第三者に対してロシアの戦争への支援を停止するよう求めた。 グローバルサウスと呼ばれる新興国・途上国との連携を強化する考えを示した。 「自由で開かれたインド太平洋」の重要性も強調。 G7 がこの地域への関与を強化する方針を示し、東南アジア諸国連合などと連携することを強調した。

中国への対応については、国際社会の責任ある一員として行動するよう求めたうえで、対話を通じて「建設的かつ安定的な関係」を構築するとした。 東シナ海・南シナ海での海洋進出に「深刻な懸念」を表明し、「力または威圧によるいかなる一方的な現状変更の試みにも強く反対する」と明記した。 米中対立が激化する台湾問題については、「国際社会の安全と繁栄に不可欠な要素としての台湾海峡の平和と安定の重要性を再確認し、両岸問題の平和的解決を促す」とした。

北朝鮮をめぐっては、固体燃料を使った新型の大陸間弾道ミサイル (ICBM) の 13 日の発射などを含め、「前例のない数の不法な弾道ミサイル発射を強く非難する」とした。 核軍縮・不拡散については、岸田文雄首相が提唱する行動計画「ヒロシマ・アクション・プラン」について「現下の厳しい安全保障環境を踏まえた実践的なアプローチを具体化する」と歓迎。 このプランは核兵器不使用の継続や核戦力の透明性の向上、各国指導者らによる被爆地訪問の促進など 5 本柱で構成されている。 (高橋杏璃、asahi = 4-18-23)


プーチン氏のヘルソン州訪問、実際は復活祭より前か ロシアの独立系メディア指摘

ロシアのプーチン大統領が 17 日にウクライナ南部ヘルソン州と東部ルハンスク州を訪問したとの大統領府の発表について、「実際は 16 日より前ではないか」との指摘が出ている。 ウクライナ・プラウダが 18 日、ロシアの独立系メディア「アゲンストボ」を引用して伝えた。

報道によると、当初ロシアの政府系メディアが投稿した動画では、プーチン氏がロシア正教のイコン(聖像画)を手に「もうすぐ復活祭(イースター)だろう?」と話していた。 一方、大統領府が公開した動画は編集されており、「もうすぐ」にあたる言葉が消されているという。 ロシア正教の復活祭は 16 日だったが、プーチン氏の訪問日についてペスコフ報道官は「17 日だった」としていた。

また報道は、公開された動画ではプーチン氏がヘリコプターでヘルソン州に到着したような場面があるものの、実際にはロシアが支配するクリミアから陸路で移動した事実を隠しているとも指摘している。 動画には、プーチン氏が出発する場面で、クリミアとのヘルソン州の州境近くにあるホテルが映り込んでいたという。 (asahi = 4-18-23)

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プーチン氏 ヘルソン・ルハンスク州訪問 併合後初か

ロシアのプーチン大統領が、ウクライナ南部ヘルソン州と東部ルハンスク州のロシア側支配地域を訪れ、軍の司令官らと会談した。 AFP 通信が 18 日、ロシア大統領府の情報として伝えた。 訪問の日時は明らかにされていない。 ロシアは昨年 9 月、両州を含むウクライナの 4 州の併合を一方的に宣言。 併合宣言の後にプーチン氏が両州を訪れるのは初めてとみられる。 (asahi = 4-18-23)

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