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ユニクロ、1 万人に超軽量ダウンを試着プレゼント

ユニクロの超軽量ダウン「新ウルトラライトダウン」の商品説明会が 22 日、都内で行われ、広告に出演している女優の黒木メイサと俳優の高良健吾がゲストとして登場した。 23 日には「1 万人の大試着会」として、買い物客の中から抽選に当たった 1 万人に同商品を試着プレゼントするキャンペーンが行われる。

ユニクロの超軽量ダウンは昨年、発売から 3 カ月ほどで品薄となる人気商品となった。 「新ウルトラライトダウン」は 199 グラムで昨年のものより 7 グラム軽くなり、在庫不足を解消するため 2.5 倍の数量を用意するという。 新たにベストや色展開を増やすなどして 9 月から全国のユニクロに並んでいる。 ユニクロの中島徹郎取締役は「既に海外の店舗にも投入しており、好調な販売記録を上げている」と語り、世界的な展開にも意欲を見せた。

199 グラムの超軽量は東レとの共同開発で実現。 軽さだけでなく、小さく折りたたんで持ち運べ、手洗い可能な丈夫さなどの利便性も追求している。 また、ユニクロが東日本大震災の被災地に寄贈した 8 万着の商品のうち、4 千着がこの新ウルトラライトダウンだという。

23 日に行われる「1 万人の大試着会」では、全国のユニクロで 1,000 円以上の買い物をした人に抽選券を渡し、当選者にその場で新ウルトラライトダウンをプレゼント。 当選者の試着コメントを集めて、11 月下旬に新聞広告などで公開する予定だ。 1 万着を配り終わり次第キャンペーンは終了する。

商品説明会では、現在放映中の CM が流され、黒木メイサと高良健吾が登壇。 高良は「ユニクロの人気商品はすぐに売り切れてしまうので、早めにチェックして、好きな色を手に入れて。 これからの季節に役立てていただければ。」とアピール。 黒木は「軽くて柔らかくて、暖かいのかな? って思っちゃうんだけど、しっかり暖かく包んでくれて、沖縄出身としてありがたい商品です」と語り、寒さが苦手な身に重宝している様子だった。 (asahi = 9-22-11)


ユニクロ、国内成長にブレーキ 前年秋冬の戦略、裏目に

カジュアル衣料品店「ユニクロ」の国内での成長にブレーキがかかっている。 親会社ファーストリテイリングが 2 日発表した 2011 年 8 月期の国内の年間既存店売上高(646 店)は、前期比 6% 減となり、8 年ぶりに前年割れした。

客数は 4.2% 減、客単価は 1.9% 減。 売上高が前年を下回るのは、フリースに続くヒットが出ずに苦しんだ 03 年 8 月期以来だ。 業績の足を引っ張ったのは、昨年の秋冬物だ。 品目を増やす戦略が裏目に出て売れ残りが続出し、値引き販売を強いられた。 昨年 9 月から今年 2 月の半年間の売上高は前年同期比 9.9% 減に落ち込んだ。 (asahi = 9-2-11)


ユニクロ、NY 5 番街に最大店舗 10 月に開店

カジュアル衣料のユニクロを展開するファーストリテイリングは 30 日、10 月にニューヨークでユニクロ 2 店舗を開くと発表した。 高級店が並ぶ目抜き通り「5 番街」に開く店舗は、同社にとって世界最大の売り場面積となる。

5 番街店は 10 月 14 日開店で、売り場面積は約 4,600 平方メートル。 同 21 日には百貨店などが立ち並ぶ 34 丁目に、約 4,300 平方メートルの世界 2 位の大きさの店舗を開く。 同社は 2006 年にニューヨークに初出店しており、これで米国に 3 店舗を持つことになる。 (ニューヨーク = 山川一基、asahi = 8-31-11)


ヒートテック 目標 1 億枚 ユニクロ・東レ

ユニクロと東レが 25 日、人気の機能性肌着「ヒートテック」の今年のラインナップを発表した。 女性用はより軽くなり、男性用には消臭機能が加わった。 節電意識の高まりや「ウオームビズ」の広がりを追い風に、今シーズンは過去最高の 1 億枚の販売を目指す。

女性は軽く 男は消臭

今シーズンのヒートテックは、女性用は生地の保湿機能を高めて肌触りを柔らかくしたうえ、約 1 割軽くした。 男性用は汗などのにおい成分を閉じこめる仕組みで、消臭機能を持たせた。 昨年より 3 週間早い 7 月下旬に売り出しており、販売目標の 1 億枚は前シーズンより 2 割以上多い。

ユニクロは国内のアパレル業界で圧倒的な売上高を誇る。 だが、シェアが高いだけにヒット商品が出ないと消費者から飽きられやすく、成長に急ブレーキがかかる悩みがある。 このため、シーズンごとに「機能」を加えることが重要だ。 東レとの共同開発はまさに人気商品作りのかぎを握る。 東京都内で記者会見した柳井正社長は「東レとユニクロが、アパレル産業、小売り産業を変えたと思う」と語った。

今後、国内でつちかった技術でヒートテックの海外販売も拡大する構えだ。 柳井社長は「世界の大手は持っていない製品。 海外勢との競争で最大の力になる。」と胸を張った。 ほかの国内勢も電力不足で節電が求められる今冬、「ユニクロに続け」と機能性肌着に力を入れる。 イトーヨーカ堂は東レなどと開発した「ボディヒーター」の販売目標を前年の 2.2 倍に引き上げた。 しまむらも「ファイバーヒート」の売り上げが 1 割ほど伸びると見込んでいる。

業界、反転へ突破口

日本の素材メーカーは、中国などの安い衣料品に押されてあえいできた。 日本化学繊維協会によると、肌着などに使われる「アクリル原綿」の国内消費量は 2010 年度には約 1 万トンになり、10 年前の 4 分の 1 に減った。 旭化成が 03 年に生産をやめ、三菱レイヨンも 09 年に生産能力の縮小を決めるなど、縮小傾向から抜け出せていない。

そんな中で、東レは他社の苦戦を尻目に繊維を中核事業にすえ続けた。 日覚(にっかく)昭広社長は「ユニクロのような商品企画力のある企業と組めば、日本の高い技術をいかせる。」 機能性肌着の盛り上がりは、素材メーカーに反転のきっかけを与える効果につながっている。

たとえば、羊毛のように軽くて暖かい「アクリル繊維」。 機能性肌着の主な素材の一つだ。 東洋紡はこの繊維の原料生産に強みを持っていたため、イオンの「ヒートファクト」などに使われるようになった。 営業担当者は「ヒートテックが若年層の需要を掘り起こしてくれた」と、ライバルに感謝する。

国外の関心も高まり始め、「海外アパレルや下着メーカーからの引き合いがある(三菱レイヨン)」という。 ユニクロ・東レ連合が市場を引っ張る構図が今後も続きそうだ。 (斎藤徳彦、志村亮、asahi = 8-26-11)

ヒートテック

ユニクロが東レの素材を使って共同開発し、2003 年に発売した機能性肌着類のブランド名。 体から蒸発する水分を吸収して発熱する機能や、高い保温性を持ち、薄手でも暖かく過ごせることから大ヒットしている。 年ごとに保湿性や伸縮性などの機能を追加して高めており、10 年度は計 8 千万枚、これまでの累計で約 2 億枚を売った。


ユニクロ「+J」終了へ ジル・サンダー氏とのコラボ

カジュアル衣料品店のユニクロは 23 日、ドイツ人デザイナーのジル・サンダー氏が監修した商品シリーズ「+J (プラスジェイ)」を今年の秋冬コレクションをもって終了すると発表した。 「ユニクロの服に上質感が出る縫製の仕方などを取り込むなど、当初の目的は達成した」としている。

2009 年 3 月に結んだデザインコンサルティング契約を終了する。 店頭に商品が並ぶのは、今年の冬までになる。 「+J」は、09 年 10 月から商品の販売を始めた。 ジャケットが 1 枚 1 万円前後とユニクロとしては高めだが、有名デザイナーの商品が、手頃な値段で買えるとあって注目を集めた。 ユニクロの知名度を世界で高めることにもつながった。 (asahi = 6-23-11)


超クールビズ、職場ごとの着こなし提案 ユニクロ

環境省が「スーパークールビズ」を呼びかける 6 月を前に、アパレル大手の「ユニクロ」が 5 月 31 日、様々な職場に合わせたスタイルを都内で発表した。 大手銀行や航空会社など 5 社の男性社員がモデルとして登場。 メッシュ素材のポロシャツを着た製菓会社員は「会社では禁止だけど動きやすいし気持ちいい。 社に提案してみたい。」 ピザ宅配会社員はハーフパンツ姿。 「快適に過ごせそう」と好評だった。

蒸し暑い職場で気になるのは、汗や臭いだ。 同社が首都圏の会社員や OL 計 400 人に実施したアンケートでは、「男性社員の汗や臭いが気になりそう」と答えた人が男女とも 8 割を超えたという。 (asahi = 5-31-11)


ユニクロ売上高 4.6% 増 4 月既存店、3 カ月ぶりプラス

ファーストリテイリングは 6 日、衣料品専門店ユニクロの 4 月の国内既存店売上高が前年同月に比べ 4.6% 増となったと発表した。 前年を上回るのは 3 カ月ぶり。 東日本大震災が発生した 3 月は軒並み落ち込んだ衣料品専門店業界だが、他社も含め 4 月は回復の兆しを見せている。

ユニクロの 4 月の既存店客数は 1.2% 減だったが、客単価が 5.9% 増となった。 4 月後半からの気温上昇に伴い、紫外線を防ぐ機能が付いた女性衣料や、春夏用の機能性肌着、チノパンツなど夏物衣料の販売が堅調に推移した。 震災の影響で既存店売上高が 10.5% 減となった 3 月から持ち直した。

他の衣料品専門店も 4 月の既存店売上高は前年同月を上回っている。 しまむら(20 日締め)は 0.3% 増、カジュアル衣料のポイントは 7.4% 増だった。 3 月に支出を控えた消費者が 4 月に購入を増やしたほか、「入居している商業施設が、震災で落ち込んだ消費を喚起するためのセールを実施し、客数増につながった。(ポイント)」

衣料品業界では、日常的な衣料品の購入については震災前の平時に戻りつつあるとの見方が広がる。 ただ、夏場の節電対策でオフィスや家庭で空調温度が上がることによる影響が読めずにおり、先行きは不透明な部分も大きい。 (nikkei = 5-6-11)


ユニクロの柳井社長、10 億円寄付へ 肌着 30 万着も

カジュアル衣料品店「ユニクロ」を展開するファーストリテイリングは 14 日、支援物資として機能性肌着「ヒートテック」 30 万着など 7 億円相当を送ると発表した。 会社として 3 億円、従業員として 1 億円の義援金も出す。 これとは別に柳井正・会長兼社長が、個人として 10 億円の義援金を出すという。

ファーストリテイリングによると、保温効果の高いヒートテックを全国の店舗から集める。 ほかにもコートやジーンズ、タオルなどを用意する。 行政の支援ルートを通じて被災地に送る予定だ。 義援金は日本赤十字社を通じて、被害の大きい宮城や岩手、福島などの各県に寄付する。 (asahi = 3-14-11)


ユニクロ、フェイスブックで販促 大手アパレル世界初

ユニクロは、約 6 億人が使うと言われる世界最大の交流サイト「フェイスブック」と連動したファッションコミュニティー「UNIQLOOKS (ユニクルックス)」を立ち上げた。 大手アパレルでは世界初という。 ユニクロ商品を着る世界中の人の画像などを見られ、投稿もできる。 気に入った服を購入できるオンラインストアにも直結する。 アドレスは http://uniqlooks.uniqlo.com/ (asahi = 2-17-11)


ユニクロ 34.9% 減益 10 年 9 - 11 月の連結決算

カジュアル衣料品店「ユニクロ」を展開するファーストリテイリングは 13 日、2010 年 9 -11 月の連結決算を発表した。 売上高は前年同期比 4.7% 減の 2,509 億円、純利益が同 34.9% 減の 227 億円の減収減益となった。 機能性肌着の「ヒートテック」の販売が前年好調だったことの反動で、国内既存店の客数は前年同期に比べて 6.6% 減った。 秋物衣料で値引き販売を広げたこともあり、客 1 人あたりの購入額は 6% 下がった。

11 年 8 月期の連結業績見通しも下方修正し、売上高は昨年 10 月発表時の 8,560 億円から 100 億円減り 8,460 億円になるとした。 人件費や広告費の削減で、営業利益や純利益は従来予想を変更していない。 大西秀亜 CFO (最高財務責任者)は会見で、「商品戦略に問題があった。 欠品も目立って、売り上げが積み上げられなかった。」と話した。 商品数を絞り込んで、売り上げ回復に努める。 (asahi = 1-13-11)


ユニクロ国内不振、冬物衣料伸び悩み 安さ志向に変化も

ファーストリテイリングが 5 日発表したカジュアル衣料品店「ユニクロ」の昨年 12 月の既存店売上高(国内 698 店)は、前年同月より 15.5% 減った。 5 カ月連続の前年割れ。 ヒートテックやダウンコートの販売に力を入れたものの、デフレ下で業績を伸ばしてきたユニクロの失速が浮き彫りになっている。

購入客数は同 10.0% 減、客 1 人あたりの購入額は同 6.1% 減だった。 売上高は昨年 11 月も同 14.5% 減。 広報担当者は「販売促進のキャンペーンが昨年よりも少なかったため」と話すが、「稼ぎ時の冬場には回復する(証券アナリスト)」との見方が多かっただけに、不振の長期化が注目されそうだ。

これまではユニクロなどに押されて低迷していた大手百貨店では昨年 12 月、婦人服や高級ブランド品の売れ行きが堅調だった。 「消費者が安さに反応しなくなっている(大丸松坂屋百貨店)」との見方もある。 (asahi = 1-5-11)


ユニクロ、NY や上海でも幹部研修 世界の 200 人選抜

カジュアル衣料品店ユニクロを展開するファーストリテイリングは、幹部の育成拠点を、東京だけでなく中国・上海やシンガポールなど海外 4 カ所に新たにつくることを明らかにした。 世界中から約 200 人を選抜し研修を行う。 海外展開を加速しており、国際的な人材育成をねらう。

ファーストリテイリングの柳井正会長兼社長が、社内向けの 2011 年の方針説明で示した。 幹部の育成拠点を東京につくったが、今年以降にニューヨークやパリ、上海、シンガポールにも拠点を広げる。 東京では一橋大大学院と提携した研修をしており、海外でも現地の大学や研究機関と協力する方針だ。

ユニクロは海外を重視しており、10 年後に目指す売上高は、日本、中国、アジア、米国、欧州で、それぞれ 1 兆円と表明。 柳井氏は実現のため「世界中で高い水準の仕事ができるように各地で経営幹部を育成する」としている。 (asahi = 1-5-11)


ユニクロ売上高、11 月も前年割れ 4 カ月連続

カジュアル衣料品店「ユニクロ」の 11 月の既存店売上高(国内の 698 店)は、前年同月より 14.5% 減った。 前年割れは 4 カ月連続で、下げ幅も 9 月(24.7% 減)、3 月(16.4% 減)に次いで今年 3 番目の大きさ。 来店客 1 人あたりの購入金額も 8.1% 減。 前年に肌着の「ヒートテック」がよく売れた反動が出たという。 11 月 20 - 23 日に全国で「創業感謝祭」と銘打った値下げセールをしたが、及ばなかった。 (asahi = 12-2-10)


ユニクロ商品、脱中国生産へ ヒートテック 8 割 → 5 割に

東レは 22 日、カジュアル衣料品店ユニクロの主力商品「ヒートテック」の中国生産比率(現在 8 割)を 2015 年までに 5 割に引き下げる方針を明らかにした。 中国での生産量が生産能力の限界に近づきつつあり、人件費も高騰していることから、アジア各国に拠点を広げる。

ヒートテックは、アクリルやポリエステルなど化学繊維で作られた保温機能の高い肌着。 東レが繊維から縫製まで手がけ、ユニクロが販売する。 今年は約 7 千万枚のうち 8 割を中国で、2 割をベトナムやバングラデシュ、フィリピンでつくる計画だ。 東レの杉本征宏副社長は 22 日の記者会見で、中国沿岸部で生産コストが上昇しているとして「中国以外の生産拠点を拡大していくことが喫緊の課題」と語り、タイやインドネシアなどにも拠点を広げる方針を明らかにした。

ユニクロもヒートテックを含めた商品全体の 85% 程度を中国で委託生産しているが、今後 2 年程度で 7 割弱まで下げる方針。 ユニクロを傘下に持つファーストリテイリングの柳井正会長兼社長は同日の会見で、中国・成都で 16 日に反日デモが起きた際、1 店を一時閉店したことを明らかにした。 日本政府の対応については「中国に進出した企業は自己責任でやって下さいというのはどうかと思う。 ビジネスがやりやすいようにするのが国としての義務。」と述べた。 (asahi = 10-22-10)


ユニクロ、8 月期決算で最高益更新 売り上げには陰りも

カジュアル衣料品店「ユニクロ」の快走はいつまで続くのか。 運営するファーストリテイリングが 8 日発表した 2010 年 8 月期の連結決算は、売上高、営業利益ともに過去最高を更新したが、足元の売り上げには陰りが見える。 成長市場とみる中国への進出にも、リスクがつきまとう。

10 年 8 月期の連結決算では、売上高が前期比 18.9% 増の 8,148 億円、本業のもうけを示す営業利益は 21.9% 増の 1,323 億円、純利益は 23.9% 増の 616 億円だった。 売上高は 7 期連続で増収、営業利益と純利益は 3 期連続で増益となり、業績は「絶好調」のように見える。 だが、ユニクロの国内既存店の売上高は上半期(09 年 9 月 - 10 年 2 月)の 13.1% 増に対し、下半期(10 年 3 - 8 月)は 6.4% 減。 成長にブレーキがかかった格好だ。

低価格を実現するため商品の種類を絞って大量生産するが、残暑が続くうちに秋物を売り出さざるを得なくなるなど、小回りがきかなくなっていた。 ファーストリテイリングの柳井正・会長兼社長は「売れ筋商品が不足した。 上半期の好調に油断があった。」と反省する。 低価格を打ち出す海外発の「ファストファッション」店が増えたことも影響したようだ。

11 年 8 月期の売上高は前期比 5.1% 増の 8,560 億円と増収を見込むが、営業利益は不振だった秋物の安値処分もあって、14.3% 減の 1,135 億円。 純利益は 17.3% 減の 510 億円と、4 期ぶりに減益となる見通しだ。

ユニクロの成長を支えたのは中国ともいえる。 商品全体の約 85% を、中国の工場に生産委託している。 市場としても 2002 年から出店し、香港を除いて 8 月末で 54 店舗ある。 柳井氏は「10 年後には 1 千店まで増やしたい」と打ち出している。

その中国でも問題が目立ってきている。 繊維業界では人件費が高騰し、人手不足も深刻だ。 尖閣諸島をめぐる日中関係の悪化など政治問題も、生産への影響が懸念される。 ユニクロは今後 1 - 2 年で、中国での生産割合を 70% 以下まで引き下げる方針だ。 バングラデシュやカンボジアなどほかのアジアに、生産地の分散を進める。

「中国 1 千店」にも課題が残る。 10 年 8 月期での出店増は 21 店にとどまり、年初に掲げた 29 店に届かなかった。 店長候補となる人材が育っていないためだ。 (asahi = 10-9-10)


ユニクロ、台湾でも始動 1 号店開業、2,500 人が行列

【台北 = 村上太輝夫】 ユニクロの台湾 1 号店が 7 日、台北市内で開業した。 所得水準が高く、日本ブランドが広く支持されている台湾だが、ユニクロの出店は、すでに 50 店舗以上がある中国に比べて大きく出遅れた。 今後はペースを上げ、日本並みの密度まで店舗を増やす方針だ。

今回の出店は百貨店「統一阪急」の地下 1 階。 開店前から徹夜組を先頭に 2,500 人が並んだ。 ユニクロを展開するファーストリテイリングの柳井正会長兼社長は 6 日、台北での記者会見で「近所にユニクロがある、という状況を目指したい」と明言。 台湾の出店計画は「100 店舗は超える」と語った。 もともと台湾は、対中貿易を厳しく規制していた。 1980 年代末から緩和したが、繊維分野は産業保護の意味もあり、中台関係が改善した今も輸入禁止品が多い。

この輸入規制が、外資系アパレルチェーンが台湾進出に二の足を踏む原因になっている。 ユニクロの場合は、商品の 2 - 3 割を代替地から供給する必要があった。 例えば男性用ワイシャツはすべてバングラデシュ製だ。 ただ、労働者のストや尖閣問題など中国リスクが顕在化しており、生産拠点の分散は台湾対策にとどまらない意味を持つ。 柳井会長は「中国一辺倒はいけない。 3 分の 1 以上は他国で作りたい。」と話した。 (asahi = 10-7-10)


ユニクロ : ダウンジャケットなど軽量化

ユニクロは 5 日、東レと共同開発した軽量ダウンジャケット「ウルトラライトダウン」の新シリーズを発表した。 主力の女性用パーカ(L サイズ)は昨シーズンより 60 グラム軽い 206 グラムで、鶏卵 3 個分程度にまで軽量化した。 パーカ、ジャケット、コートの 3 種類。 昨年実績比 3 倍の売り上げを見込む。

素材には従来より約 3 割細いナイロン糸を使ったほか、内部の羽毛がジャケット表面に飛び出さないようにする特殊な加工技術を導入。 これまで必要だった内部で羽毛を包む生地を省略したこともあり、軽量化に成功した。 従来品と同様、小袋にたたんで収納できる。

8 月下旬から順次、国内外の店舗で発売している。 価格は 5,990 - 7,990 円。 会見した同社の大苫直樹取締役は「(保温機能のある肌着の)『ヒートテック』に次ぐ冬の主力商品に育てたい」と話した。 (谷多由、mainichi = 10-5-10)


ユニクロ : 国内既存店売上高 24.7% 減 記録的な猛暑で

ファーストリテイリングが 4 日発表したカジュアル衣料品店「ユニクロ」の 9 月の国内既存店売上高は、前年同月比 24.7% 減となった。 減少幅は 03 年 2 月以来、7 年 7 カ月ぶりの大きさ。 9 月に入っても残暑が続き、秋物販売が伸び悩んだ。 前年同月の水準を下回ったのは 2 カ月連続。 客数も 14.9% 減、客単価も 11.4% 減と振るわず、記録的な猛暑が業績悪化につながった。

ユニクロはカジュアル衣料品の生産販売を一括して手掛け、在庫を増やさないシステムで好業績を上げてきた。 ファーストリテイリングは「9 月に入って夏物を生産するわけにもいかず、いつ気温が下がるか分からない状況が続き、対策を打ちにくかった」と説明している。 (mainichi = 10-4-10)


ユニクロ旗艦店、海外から逆輸入 大阪・心斎橋に登場

カジュアル衣料のユニクロは 29 日、10 月 1 日に移転して開業する心斎橋店(大阪市中央区)を報道陣に公開した。 地上 4 階建てのビルをまるごと使った新店は、吹き抜けをマネキンが上下に移動する内装が目玉の、日本初の「グローバル旗艦店」。 中国語を話せるスタッフが常駐し、アジアからの観光客にも照準を合わせている。

地下 1 階、地上 4 階で、旧店舗から心斎橋筋沿いに北に移った。 売り場面積は約 2,600 平方メートルで、国内では 3 番目の広さとなる。 商品約 600 品目をそろえ、140 体の全身マネキンを店内各所に配置して着回しを提案する。 グローバル旗艦店は、海外で知名度を高めようと 2006 年からニューヨーク、パリ、上海などの観光地で展開してきた大型路面店。 新作商品や凝った内装でブランドイメージを発信してきた。

新店は、この方式を逆輸入した格好だ。 旧店舗でも来客の 2 - 3 割がアジアからの観光客だったことから、店内の中国語などの表記を増やした。 大苫直樹取締役は「心斎橋はアジアを代表する場所。 目の肥えた客が多く、ここで評価されてこそ世界で通用する。」と話した。 (asahi = 9-30-10)


ユニクロ、猛暑で秋物不振 8 月の売上高 9.3% 減

ファーストリテイリングは 2 日、カジュアル衣料品店ユニクロの 3 - 8 月の売上高(国内既存店)が前年同期比 6.4% 減だったと発表した。 決算期は 8 月で、3 - 8 月は下半期。 下半期としては 2003 年 3 - 8 月の 8.7% 減以来の下げ幅だった。 好調といわれてきたユニクロだが、長雨や猛暑もあって、足元の売り上げは伸び悩んでいる。

8 月は猛暑で秋物が売れず、売上高は前年同月比 9.3% 減。 3 - 4 月は長雨で気温が低い日が続き、春物が苦戦した。 こうした天候要因に加えて、一部の夏物衣料を除けばヒット商品に恵まれなかったことも要因だ。 ただ、上半期(2009 年 9 月 - 10 年 2 月)の売上高は、機能性肌着「ヒートテック」が人気で前年同期比 13.1% 増と好調だったため、通期の売上高は前期比 4.7% 増となり、7 期連続の増収を確保した。

既存店の売上高の伸び悩みは、ブランド力に陰りが出ている可能性もある。 ユニクロはてこ入れのため、「ヒートテック」を前年の 4 割増の 7 千万枚売る計画を掲げる。 イオンも 2 日、同様の機能性肌着「ヒートファクト」を、前年の 2 倍の約 2 千万枚売り出すと発表。 イトーヨーカ堂も「ボディヒーター」を約 8 割増の 440 万枚売る計画で、競争が激しくなっている。 (asahi = 9-2-10)


ユニクロ、大阪・心斎橋に地上 4 階の大型店 10 月開業

ユニクロを展開するファーストリテイリングは、大阪市中央区の心斎橋筋商店街沿いの店舗を近くのビル(同区心斎橋筋 1 丁目)に移転し、新たに 10 月 1 日、約 2,600 平方メートルの大型店を開業する。 地下 1 階 - 地上 4 階で、ビル 1 棟すべてユニクロの売り場になり、面積は約 2 割増える。 (asahi = 8-23-10)


猛暑ですが … ヒートテック、販売開始 冷房対策向けに

カジュアル衣料品店「ユニクロ」は 16 日、保温効果がある冬向けの機能性肌着「ヒートテック」の販売を始めた。 猛暑が続くが「冷房対策で夏でも着たいという声もある」という。 昨年は世界で約 5 千万点を用意したが品不足になり、今年は 2 千万点多い 7 千万点を準備した。

半袖シャツや靴下などを順次売り出し、10 月以降は上着として着られる新商品も販売する。 価格は税込み 990 - 1,500 円程度になる。 女性用に、従来よりも細い繊維を使ったものも導入し、保温性や肌触りを改良した。 冬向けの機能性肌着は、大手スーパーのイトーヨーカ堂も今年は 7 月 29 日から販売しており、イオンもこれから売り出す予定だ。 ユニクロ生産部の西川雅昭部長は「素材を改良して進化させたい」と、他社との競争に備える。 (asahi = 8-18-10)


ユニクロ、婦人服 2 ブランドを廃止へ

ユニクロのファーストリテイリングは、販売が伸び悩んでいた婦人服ブランド「ザジ」や「アンラシーネ」を、年明けにも廃止する。 扱っていた完全子会社キャビンは 9 月に、高価格帯ブランドのリンク・セオリー・ジャパンに吸収合併させる。 キャビンの約 200 店舗は閉店か、ほかのブランドに転換し、約 1,300 人の従業員もほぼ全員を引き継ぐ。 (asahi = 7-26-10)


ファーストリテイリング、グラミン銀行と合弁会社

カジュアル衣料品店「ユニクロ」を展開するファーストリテイリングは、ノーベル平和賞を受賞したムハマド・ユヌス氏が総裁のグラミン銀行と協力して合弁会社を設立する。 バングラデシュで貧困などの社会問題に取り組む「ソーシャルビジネス(社会的事業)」を新たに始める。 13 日午後に発表する。

ファーストリテイリングはバングラデシュに工場があり、重要な生産拠点となっている。 同国はアジアの最貧国の一つとされ、貧困対策が課題。 現地の人を通じて同社の衣料品を販売する仕組みをグラミン銀行とつくり、市民の自立や起業を促す。 同社は世界展開を進めており、柳井正・会長兼社長は「グローバル化していくなかで相手の国にプラスになる企業でなければ、その国に本当に根付くことはできない」として、社会的事業に乗り出す考えを示していた。 (asahi = 7-13-10)


社内会議は英語で ユニクロ、外国人採用増に対応

ユニクロを展開するファーストリテイリングは 8 日、海外出店の強化や外国人の採用増に対応するため、2012 年をめどに社内会議を英語で行う方針を明らかにした。 柳井正会長兼社長は 12 年入社の新卒社員の 3 分の 2 を外国人から採用し、社内で英語使用を広める考えを示していた。

この日発表した 2010 年 8 月期連結決算の業績見通しでは、天候不順などで売り上げが計画を下回っているとして、売上高は 4 月 8 日発表の 8,340 億円から 8,150 億円に、純利益は 710 億円から 675 億円に下げた。

国内での 3 - 5 月の既存店売上高は前年同期比 7.9% 減。 天候不順などで春夏物の販売が伸び悩み、人気が高かった機能性肌着などは品不足で売り上げを積み上げられなかった。 海外も、ユーロ安のため、イギリスやフランスでの売上高が円換算すると目減りした。 ただ、新規出店による売り上げ増もあるため、10 年 8 月期の売上高は過去最高になる見通し。 (南日慶子、asahi = 7-8-10)


ユニクロ、夏物ふるわず 6 月売上高は 2 カ月ぶり減少

カジュアル衣料品店「ユニクロ」の 6 月の売上高(国内既存店、662 店)は、前年同月比 5.8% 減となり、2 カ月ぶりに減少した。 夏物衣料がふるわなかったという。 3、4 月は天候不順で前年実績を下回り、5 月は特別セールを実施して上回ったが、再び前年割れとなった。 (asahi 7-2-10)


ユニクロ、台湾に進出 今秋、台北市の百貨店内に出店

ファーストリテイリングは 24 日、カジュアル衣料品店「ユニクロ」を今秋、台湾に初出店すると発表した。 台北市内にある百貨店内に、売り場面積約 1,450 平方メートルの大型店を開く。 ユニクロは現在、海外八つの国・地域に 136 店を展開している。 (asahi = 6-24-10)


ユニクロ新卒採用増、3 分の 2 は外国人に 海外出店加速

カジュアル衣料品店「ユニクロ」を展開するファーストリテイリングの柳井正会長兼社長は 9 日、海外出店に対応するため、2 年後に入る新卒社員の 3 分の 2 を外国人にする考えを明らかにした。 アジアだけでなく、スペインやブラジルにも新たに出店を目指す。 朝日新聞のインタビューに答えた。

2010 年に入社した新卒採用者は国内は約 200 人、中国や韓国など海外で約 100 人。 11 年には新卒採用全体を約 600 人に倍増させ、半分は外国人とする計画だ。 12 年には全体を約 1 千人まで拡大し、3 分の 2 を外国人にしたいという。 国籍にかかわらず、国内外の店長候補として育成する。

海外への出店は、「ヨーロッパやアジアの主要国に出たい」と話し、今年中に台湾、マレーシアにも初めて出す。 欧州ではスペインやドイツも計画中だ。 「主要国に大型店を出せば、1 店舗で数十億円の売り上げが期待できる」としており、新規の海外店はいずれも大規模になる見通しだ。 ブラジルなど南米についても、「利益が見込めるのならば、どこでも出たい」と意欲を示した。

国内では、百貨店への出店を進める考えだ。 これまで出た百貨店の売り上げはユニクロの集客効果で伸びているという。 「催事場でもいいので売り場を貸してほしい。 絶対に相乗効果がある。」と自信をのぞかせた。 (南日慶子、asahi = 6-10-10)


ユニクロ、上海に世界最大店オープン 開店前から大行列

【上海 = 奥寺淳】 カジュアル衣料「ユニクロ」の世界最大の店舗が 15 日、上海にオープンした。午前 10 時(日本時間同 11 時)の開店時には約 1,200 人が数百メートルの列をつくり、その後も混乱を避けるため、入場が一部制限された。

新店舗は、世界の有名ブランドが集まる南京西路沿いのビルを一棟借り。 1 - 3 階の約 3,600 平方メートルに同社のほぼすべての商品を展示した。 価格は日本より 2 割前後高いが、「十分に受け入れられる価格(20 代女性)。」 上海でも規模の大きさが話題になったため、「一目見てみたい」という若者たちの長蛇の列が続いた。

同店はユニクロのブランドイメージを世界に発信する「グローバル旗艦店」で、パリ、ロンドン、ニューヨークに続く 4 都市目。柳井正会長兼社長は、上海がパリやニューヨークに並ぶブランド発信地になるとみており、「5 - 10 年後の上海を見据えて出店した」と話す。 クリスチャン・ディオールも同日、上海中心部の旗艦店を拡大してオープンさせるなど、有名ブランドの本格進出が加速している。 (asahi = 5-15-10)


ユニクロ「売上高 1 兆円、中国 1 千店」 20 年までに目標

【上海 = 奥寺淳】 カジュアル衣料「ユニクロ」を展開するファーストリテイリングの柳井正会長兼社長は 13 日、上海で記者会見し、2020 年までに中国での店舗を 1 千店に拡大し、売上高 1 兆円を目指す方針を明らかにした。 同社は 15 日に大規模店舗を上海に開店し、中国事業拡大の足がかりにする考えだ。

柳井会長は「中国は、発展途上国から世界最大の成長センターになった」と述べ、これまでの生産拠点から大規模な消費地へと変わりつつあることを強調。 中国が 09 年に世界最大の自動車市場になったことを引き合いに出し、「ほかの消費財でも同じことが言える。 世界最大の市場がスタートしたところだ。」と中国の成長性に期待を示した。

同社はすでに 20 年までに連結売上高 5 兆円とする構想を打ち出しており、中国での売上高 1 兆円構想はその柱となる。 同社によると、いまの中国での店舗網は 64 店(香港含む)だが、年内に 30 店舗を新たに出店。 11、12 年は年 60 - 70 店、13 年以降は年約 100 店のペースで増やし、20 年までに 1 千店舗にするという。

ユニクロは現在、日本で約 800 店を展開している。 中国で 1 千店舗を目指す考えは、中国市場を日本と同等か、それ以上に重視する経営方針の表れといえる。 中国国家統計局によると、人口 100 万人以上の都市が 08 年に 122 あり、同社は 1 店舗あたりの集客潜在力は大きいとみている。 新規出店の多くを日本の大型店と同じ売上高 10 億円程度の規模とし、1 兆円の売上高を達成させる計画だ。

同社は 15 日、世界の有名ブランドが集まる上海の南京西路に、ユニクロとしては世界最大の広さ(延べ床面積約 3,300 平方メートル)となる「グローバル旗艦店」をオープンさせる。 旗艦店はニューヨーク、ロンドン、パリに次いで 4 都市目。 同社は、将来は上海がニューヨーク、パリなどと並ぶ情報発信地になるとみており、中国から世界へブランドイメージを広げる戦略を掲げている。 (asahi = 5-14-10)


ユニクロのブラトップ CM で着替えシーン 山田優「夏のデートにも」

ユニクロのヒット商品「ブラトップ」の新製品 CM にモデルの山田優が起用され、都内で 6 日開かれた商品説明会に本人が姿を現した。 背中を露出させた着替えシーンを CM で披露した山田。 豊富になったアイテムを前に「夏のデートにもいい」と商品を PR した。 CM は同日から全国で放送中。

ブラとトップスを一体化させたブラトップは、昨年 900 万枚を売り上げ、ユニクロの主力商品のひとつとなった。 今年は倍の 40 アイテム、176 色柄が登場する。 山田優は、黒をベースにした青いチュニックとショートパンツ姿で登壇した。 ユニクロは普段から自分で買いに行く愛用者だという。 この商品についても「ブラを着けなくてよいのでラク。 それでいて安定感があり、バストラインもきれい。 飛行機などでよく着ています。」

足元から履くように着用する方法を、CM 内で大胆に背中を見せて実践してみせた山田は「どうやったら肩の線が美しく見えるかなど、鏡の前で何度も研究しました。 撮影現場では上半身裸だったので、厳戒態勢で限られたスタッフだけで収録しました。」と裏話を明かした。

フェミニンなデザインの商品は「夏のデートにもいい」と言うので、すかさず報道陣から交際相手とされる小栗旬との関係について突っ込まれ、「デートできたらいいですね〜。」 最近、不仲説が取りざたされていることについては「大丈夫です。 人生楽しく過ごしています。」とかわしていた。 (asahi.com = 5-6-10)


低価格衣料のジーユーがネット通販 無店舗地域をカバー

ユニクロ系の低価格ブランド「ジーユー」は、インターネット通販を始めた。 看板商品の税込み 990 円のジーンズなど、約 300 商品が購入できる。 店舗のない 20 府県の消費者にも買いやすくして、低価格戦略で顧客拡大をねらう。

ジーユーは、ファーストリテイリングの子会社「GOV リテイリング」が展開するブランド。 ネットでは女性や男性、子ども向けにシャツやジーンズ、靴下など幅広い商品をそろえており、価格帯も税込みで 290 - 1,990 円程度とユニクロより安い。 ジーユーの大型店で扱う商品のうち半分程度だが、追加で投入していく。

店舗としては 27 都道府県に約 120 店もっているが、2013 年には 200 店まで増やし、売上高も 500 億円をめざす。 そのうち 1 割程度をネット通販で達成する計画。 ネット限定のセールも実施するといい、衣料品の低価格競争がさらに加速しそうだ。 (南日慶子、asahi = 4-29-10)


ユニクロ、ニューヨーク 5 番街出店へ 世界最大級の広さ

カジュアル衣料のユニクロを展開するファーストリテイリングは、米・ニューヨークの 5 番街に大型店を出店すると発表した。 NY ではソーホー地区に続いて 2 店目。 開店は来年以降になる見込み。 賃貸契約した面積は約 8,300 平方メートルで、ユニクロとしては世界最大級の売り場面積の店になる見通し。 (asahi = 4-20-10)


新宿高島屋にユニクロ

高島屋新宿店(東京)が入る商業ビル「タカシマヤタイムズスクエア」に 4 月 23 日、カジュアル衣料「ユニクロ」の大型店がオープンする。 14 階建てビルの 12 階で、面積は約 1,900 平方メートル。 高島屋グループのビルにユニクロが入るのは高島屋堺店(大阪)、流山おおたかの森 S・C (千葉)に続いて 3 店目。 (asahi = 4-2-10)


ユニクロ、夏向け機能性下着 汗素早く吸収、冷え対策も

カジュアル衣料のユニクロは 24 日、夏向きの機能性肌着を強化し、昨年の約 2 倍にあたる 1,700 万点の販売をめざす、と発表した。 冬向けに大ヒットした保温効果の高い「ヒートテック」に続く目玉商品として、「新たな需要喚起につなげたい(大笘直樹最高執行責任者)」という。

男性用は「シルキードライ(税込み 990 円)」、女性用は「サラファイン(1,000 円、1,500 円)」で、ともに汗や湿気を素早く吸収し、部屋干ししてもにおわない抗菌防臭機能などが特徴。 旭化成や東レが開発した特殊繊維を使った。 女性用には、汗取りパッドをつけたタイプやレギンスもあり、エアコンの冷え対策にも効果があるという。 (asahi = 3-24-10)

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