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ロシア軍、ウクライナから一部撤退 クルスク侵攻受け 【スームィ(ウクライナ)】 ウクライナ軍のロシア領土内侵攻に対応するため、ロシアが一部の部隊をウクライナから撤退させていることが分かった。 米政府当局者らが明らかにした。 当局者らはロシアの動きがどのような重要性を持つかをまだ見極めようとしており、ロシア軍が移した部隊の規模に関しても詳細を明かさなかった。 ウクライナ政府当局者らは先週、クルスク州への奇襲によりロシア軍がウクライナ国内から部隊を移したと述べており、今回の米政府当局者らの分析はこれを裏付けるものになる。 ウクライナ側はロシア領土を掌握した部隊を強化するため、現地へ戦車や装甲車をさらに送り込んでいる。 先週の奇襲以降、ウクライナ軍は防衛体制が手薄だった国境を速やかに制圧し、ロシア領土へ少なくとも 20 マイル(約 32 キロ)侵攻している。 ロシアのウラジーミル・プーチン大統領は軍や治安部隊に対し、ウクライナ軍を押し返すよう命令したものの、一貫した対応を打ち出すことに苦戦している。 ウクライナの首都キーウでは、作戦の背景について政府当局者らがこれまでで最も詳細なコメントを発表した。 それによると、目的はロシアがウクライナに戦争を仕掛けるために活用している兵たんやインフラを破壊することにあるという。 (Isabel Coles、The Wall Street Journal = 8-14-24) ウクライナ軍「ロシア領 1 千平方km を支配下に」 司令官が明らかに ウクライナ軍のシルスキー司令官は 12 日、「現在、ロシア領の約 1 千平方キロを支配下に置いている」とテレグラムに書き込んだ。 ウクライナによる越境攻撃が始まってから 7 日目となり、支配地域を広げている模様だ。 シルスキー氏は併せて、ウクライナ軍の最高司令官会議の様子を映した 1 分強の動画も投稿。 スクリーン越しに、ゼレンスキー大統領らに対し「(ロシア南西部)クルスク州の領土で作戦を継続している」、「戦闘が前線全体で行われているが、状況は我々が支配している」と報告する様子が映っている。 ゼレンスキー氏も最高司令官会議について SNS に投稿。 「クルスク州での我々の作戦」についてシルスキー氏から報告を受けたとした上で、内務省や保安局に対して、現地のロシア人に人道的支援をするための準備を進めるよう指示したことを明らかにした。 ゼレンスキー氏はまた、12 日夜のビデオ演説で「ロシアのテロリストがいる場所、彼らが攻撃を仕掛ける場所、つまり軍用飛行場や兵站を破壊することは公正に他ならない」と主張。 「これが平和を近づけることにいかに役立つか、我々は理解している」と訴えた。 (ロンドン・藤原学思、asahi = 8-13-24) ロシア軍、滑空爆弾で自国内を爆撃し始める 逆侵攻封じ込めに必死 ウクライナによるロシア西部クルスク州への侵攻は 10 日、5 日目に入った。 これまでに州内で 15km あまり前進したウクライナ軍部隊は、支配地域拡大のため急いで進軍した際に残していたロシア部隊の掃討に取りかかっている。 対するロシア軍は強力な滑空爆弾の使用に踏み切り、道路を移動するウクライナ軍の車列などに投下し始めている。 数百 kg の炸薬を搭載し、40km 以上の射程がある滑空爆弾、ウクライナでの通称「KAB」は、1 年以上にわたりロシア軍の最も強力な攻撃兵器となってきた。 ロシア軍は地上部隊の攻撃に先立って、滑空爆弾でウクライナ側の防御施設を破壊するのが常套になっている。 クルスク州ではその滑空爆弾が防御のために使われている。 滑空爆弾は、ロシア軍の新たな増援部隊がクルスク州に到着するまでの間、ウクライナ側の攻撃を遅滞させるための主要な手段になるかもしれない。 発射後に翼が展開し、衛星誘導される滑空爆弾を、ロシア空軍のスホーイ Su-34 戦闘爆撃機などは 1 日あたり 100 発もウクライナに投下している。 つい最近までは主に、ロシア軍が今春以来、多大な犠牲を払いながら徐々に前進しているウクライナ東部の前線で使われてきた。 ロシアのウクライナ全面侵攻開始から 2 年 5 カ月半たつ今月 6 日、ウクライナ軍の少なくとも 5 個旅団の先鋒部隊がウクライナ北部スーミ州からクルスク州に逆侵攻を仕掛けると、滑空爆弾による爆撃作戦はにわかに北方にシフトすることになった。 ウクライナ軍の大隊がスーミ州の拠点から出撃するなか、ロシア側はこの方面への爆撃で対応した。 ウクライナ軍参謀本部は 7 日、「スーミ方面で戦闘が激しさを増している。 敵は航空機、ヘリコプター、重火器を積極的に使用している」と報告している。 ウクライナのシンクタンク、防衛戦略センター (CDS) も 10 日、「作戦領域での敵の航空活動に顕著な変化がみられる。 現在、誘導爆弾 (KAB) 打撃全体の最大 5 割が、クルスク州とスーミ州の領域に対するものになっている」との評価を示している。 ウクライナ側はこうした動きを想定していたようだ。 ロシアのある軍事ブロガーは、ウクライナ軍がこの方面に「相当な数の防空システムを持ち込んでいる」と述べている。 ロシアの別の軍事ブロガーによれば、ウクライナ軍はジャマー(電波妨害装置)も配備している。 ジャマーは、衛星誘導の滑空爆弾も目標からそらせる場合がある。 ウクライナ軍の防空部隊は自爆型のドローン(無人機)による大きな支援も得つつ、ロシアのヘリコプター数機を撃墜している。 一方、ロシア軍の砲兵部隊はウクライナ軍のブーク自走防空システム 1 両を損傷させている。 ロシア軍はスーミ州に対する砲爆撃では、ウクライナ軍部隊がクルスク州内に侵入して進撃し、スジャ町など複数の町や村落を制圧するのを抑えられなかった。 さらに増援部隊も動員したが、一部はクルスク州の前線に到達する前にウクライナ側の砲撃に阻まれた。 そのため、ロシア軍は戦闘爆撃機で自国領内を爆撃し始めた。 8 日、クルスク州のウクライナ側支配地域の北端あたりに位置するダリノ村で、ウクライナ軍の複数の車両に向けて滑空爆弾が投下された。 9 日にはダリノからほど近いレオニドボ村周辺で、ウクライナ軍部隊に対して滑空爆弾が落とされた。 最大で 3t ラスのものもあるロシア軍の滑空爆弾は強力だが、命中精度はあまり高くないので、目標周辺にいる民間人を重大な危険にさらす。 もちろんこれは、ロシア軍が民間人自体を目標にしていないとすればの話だ。 ロシアの政権はウクライナの民間人を誤って殺害することは歯牙にもかけないのかもしれないが、ロシアの民間人の殺害についてはもう少し気にしているらしい。 スク州に対する爆撃が激化するなか、当局は地元住民に避難命令を出した。 これはウクライナ軍の侵攻部隊にとって不吉な動きだ。 住民が避難すれば、ロシア軍は躊躇せず爆撃できるようになる。 (David Axe、Forbes = 8-12-24) ロシア南西部から 7 万 6 千人超避難 越境攻撃のウクライナが主導権か ロシア緊急事態省は 10 日、ウクライナ軍の越境攻撃を受けているロシア南西部クルスク州の国境地帯から、7 万 6 千人以上を避難させたと明らかにした。 タス通信が伝えた。 ロシア軍は戦力を増強しているが、ウクライナ側が主導権を握っているとの見方が強く、当面はロシア領内での戦闘が続くとみられる。 緊急事態省によると、7 万 6 千人のうち 4,400 人はモスクワなど 8 地域にある避難施設に滞在。 食料などを配布しているという。 一方、ロシア国防省は 10 日も「敵を攻撃し、ロシア領深くへの侵入を防いだ」と発表。 開始から 5 日目になってもウクライナ軍を撃退できていないと認めた。 ロシアの独立系メディアは SNS の情報として、ウクライナ軍が予備の兵力を国境地帯に送り、クルスク州の都市スジャを砲撃したとし、「戦いは長く厳しいものになる。 主導権を奪ったとは言えず、まだ敵が優勢だ。」とする軍事ブロガーの見方を伝えた。 ロシアの国家反テロ委員会は、9 日からクルスク州と、隣接するブリャンスク州、ベルゴロド州で対テロ作戦を始めたと発表。 「ウクライナ軍によるクルスク州へのテロ攻撃は市民の犠牲者を出した」などと批判した。 ウクライナの攻撃に「テロ」のレッテルを貼る狙いがあるとの見方のほか、報道規制を強化するとの情報もある。 (asahi = 8-11-24) ウクライナ軍、越境攻撃拡大 = ロシア西部で住民一時拘束 ロシア西部ベルゴロド州のグラトコフ知事は 10 日、国境地帯の住民 2 人がウクライナ軍に一時拘束されたと発表した。 侵攻に対抗するウクライナ軍部隊は先にベルゴロド州の一部を制圧したと主張していたが、ロシア側がこれを間接的に認めたことになる。 ウクライナ軍は 6 日、ロシア西部クルスク州への進軍を開始しており、越境攻撃がベルゴロド州にも広がった形だ。 国境地帯ではプーチン政権を敵視するロシア人武装勢力が過去にベルゴロド州に侵入した経緯がある。 ウクライナのゼレンスキー大統領は 10 日のビデオ演説で「戦争を侵略者側の領域に押し込んでいる」と強調。 越境攻撃を事実上認めた。 (jiji = 8-11-24) ウクライナ奇襲、ロシアに衝撃 越境攻撃 5 日目、緊張続く ウクライナ軍が開始したロシア西部クルスク州への越境攻撃は 10 日で 5 日目に入った。 ロシア軍は侵入したウクライナ兵の掃討作戦を展開し、州内では緊張状態が続くが、ロシア国内から一掃する目標は達成できずにいる。 千人程度とされるウクライナ部隊が防衛網を突破した「想定外の奇襲」にプーチン大統領が衝撃を受けているとの情報もある。 6 日未明に始まったクルスク州スジャ方面などへのウクライナ軍の越境攻撃では、ロシア国防省軍事政治総局のアラウジノフ副局長が国境から少なくとも10 キロまで侵入されたと認めた。 ウクライナ軍は最大で 20 集落を制圧したとみられる。 ネット上では 9 日からウクライナ兵が「スジャはわれわれの支配下にある」と主張する動画が拡散した一方、スジャ市長は同日、タス通信の取材に制圧を否定した。 プーチン政権に批判的なメディア「モスクワ・タイムズ」は 9 日、ロシア政府当局者の話を引用し、今回の越境攻撃がプーチン氏への「強烈な平手打ちになった」と報じた。 (kyodo = 8-10-24) ウクライナ軍の北部「逆侵攻」に 5 個旅団参加 ロシアの増援、HIMARS で撃破し阻止 ウクライナがロシア西部クルスク州に奇襲侵攻してから 4 日目、侵攻地域やその周辺で確認されたウクライナ軍旅団の数は少なくとも 5 個に増えている。 陸軍の 4 個機械化旅団と空中強襲軍(空挺軍)の 1 個空中強襲旅団だ。 総兵力は最大で人員 1 万人、装甲車両 600 両にのぼる可能性がある。 このほかに砲兵部隊や防空部隊、ドローン(無人機)部隊、偵察部隊が侵攻部隊の支援できわめて重要な役割を果たしている。 比較のための数字を挙げておけば、ウクライナ軍が 2023 年夏、南部戦線の反転攻勢の主力として投入した兵力は 12 個旅団だった。 現時点で判明しているクルスク州方面の兵力はその半分足らずということになる。 とはいえ、ソーシャルメディアへの投稿や公式メディアの発表などをアナリストが精査し、新たな旅団の参加を確認するにつれて、兵力規模は膨らんできている。 5 個旅団は 4 日間でクルスク州のおよそ 400 平方km を占領し、ロシア側の人員数十人以上を捕虜にした。 侵攻部隊はロシアにとどまるつもりはない可能性もなおあるが、今のところ攻撃の手を緩める気配はない。 エストニアの軍人でアナリストのアルトゥール・レヒは「ウクライナが入念に計画を準備していて、この作戦が政治的な効果のある PR 上の大勝利以上のものになることを期待するしかない」とソーシャルメディアに書いている。 ウクライナ軍が 6 日に始めた越境攻撃に関しては先に、少なくとも 3 個旅団が直接参加しているか、支援任務に従事していることがわかっていた。 陸軍の第 22 独立機械化旅団と第 88 独立機械化旅団、空中強襲軍の第 80 独立空中強襲旅団である。 さらに 8 日には陸軍の第 116 独立機械化旅団が、戦車や装甲兵員輸送車でクルスク州に進撃する様子とされる映像を公開した。 映像は同旅団のドローンチームであるコーン(Khorne)グループが撮影した。 「われわれの車両がロシアの国土をまるでわが祖国であるように走っている」とコーングループはたたえている。 9 日に陸軍の第 61 独立機械化旅団の参加も判明した。 これは、同旅団の第 99 機械化大隊が、侵攻作戦の中心地になっている町スジャから、町を「完全な支配下に置いた」とする劇的な動画を投稿したことで明らかになった。 これら 5 個の旅団は全体として、旧ソ連から引き継いだ兵器もあれば米欧から供与された兵器もある、多種多様な兵器を運用する混成グループになっている。これらの兵器には、米国から供与されたストライカー装輪装甲車、ポーランド製のPT-91戦車、旧ソ連で開発された2S3自動榴弾砲、英国から供与されたAS-90自走榴弾砲、米国で開発されイタリアで改良された M-109L 自走榴弾砲、チェコから供与された RM-70 自走多連装ロケット砲などが含まれる。 5 個旅団以外に、AS-90 などの榴弾砲を運用する第 49 独立砲兵旅団が、クルスク州の戦場から 50km ほど離れたウクライナ北部スーミ州スーミ市近郊に布陣している。 また、このエリアに第 27 ロケット砲兵旅団が展開していることもほぼ確実だ。 なぜかと言えば、クルスク州方面に対して米国製の高機動ロケット砲システム (HIMARS) が活発に戦闘を行っているらしいからだ。 ウクライナ軍で HIMARS を運用している部隊は第 27 ロケット砲兵旅団しかない。 ウクライナ軍の HIMARS はGPS (全地球測位システム)誘導の M30/31 ロケット弾を 80km くらい先までの目標に向けて発射できる。 コーングループは 9 日、クルスク州の戦場に向かうロシア軍の車列が HIMARS で攻撃される様子とみられる映像をウクライナメディアに公開した。 車両に乗っていた部隊は、州内で総崩れになりつつある防御線の増援に向かっていたとみられる。 兵員数百人を乗せた車両数十両からなる大隊規模の車列がスジャの西 50km ほどにある町リリスクを通過しようとした際に、ロケット弾が降り注いだ。 攻撃後の現場の映像には、複数の破壊されたトラックや多数の兵員の遺体が映っている。 リリスクへの砲撃は、ウクライナ軍の侵攻部隊がこれほど素早く、遠くまで進撃できた理由を知る手がかりになる。 味方の砲兵部隊が、敵の増援部隊が戦場に到達するのを阻んでいるようだ。 砲撃による接近阻止は、ウクライナ軍の作戦で最も大きな危険のひとつを軽減する。 レヒが現時点で最も懸念されることに挙げる「前線のウクライナ軍部隊がロシア側によって孤立させられる危険」だ。 ロシア側は、ウクライナ軍の砲撃を切り抜けて侵攻部隊の主力への補給線を攻撃できるようにならない限り、侵攻部隊を孤立させることはできない。 そして孤立化が 1 日遅れるごとに、兵力を増やしているウクライナ側はクルスク州での支配地を広げ、固めていくことになる。 (David Axe、Forbes = 8-10-24) ウクライナ軍、越境攻撃に精鋭の空挺旅団も投入 「本格侵攻」の様相強まる ウクライナ軍がロシア西部クルスク州に仕掛けた奇襲攻撃の 3 日目、州内を走行する装甲車両の車列から、ウクライナ軍の旅団で最も装備が充実し、最も機動力が高い旅団のひとつである第 80 独立空中強襲旅団が、この越境攻撃作戦に参加していることが確認された。 8 日にソーシャルメディアで共有された動画には、T-64BV もしくは T-80BV 戦車、UR-77 地雷除去車、IMR-2 戦闘工兵車、BTR-80 装甲兵員輸送車、そして米国製ストライカー装甲車が移動する様子が映っていた。 各車両はドローン(無人機)対策のケージ装甲を装備し、BTR-80 の車上には歩兵が 10 人くらい乗っている。 そばで、ウクライナの砲兵が迫撃砲で射撃を行う姿も見える。 82mm 迫撃砲の射程は 3 - 4km 程度だ。 これまでの経緯や状況から、映像がロシア側の陣地に対する本格的な攻撃の初期の瞬間を捉えたものなのは明らかだ。 ウクライナ軍で旧ソ連から引き継いだ車両と米国から供与された車両を組み合わせて使用している旅団は、第 80 空中強襲旅団しかない。 ロシア側のドローンから撮影された別の映像では、ドイツから供与されたマルダー歩兵戦闘車がクルスク州内を走行中、自爆ドローンで攻撃されるところが捉えられている。 これも第 80 空中強襲旅団の参加を裏づける証拠だ。 第 80 空中強襲旅団は姉妹旅団の第 82 空中強襲旅団と同様に、ストライカーとマルダーを併用しているようだ。 装輪車両のストライカーは軽く、装軌車両のマルダーは重い。 迅速にして強力な攻撃を好むウクライナ空中強襲軍にうってつけの組み合わせだ。 ウクライナ北部スーミ州とロシアとの国境のすぐ北で実施されている今回の作戦に精強な第 80 空中強襲旅団が加わっていることは、作戦の規模を物語っている。 ロシアがウクライナに対する戦争を拡大してから 2 年 5 カ月半の間に、ウクライナ側で戦うロシア人らの義勇兵組織は、ロシア西部に対する襲撃(レイド)をたびたび行ってきた。 ただ、これらの襲撃は小規模で範囲も限られ、せいぜい数日で終わっていた。 目的は何より、ロシア指導部のメンツをつぶすことにあった。 6 日に始まった今回の作戦は違っていた。 陸軍の第 22 独立機械化旅団と第 88 独立機械化旅団、そして空中強襲軍(空挺軍)の第 80 空中強襲旅団というウクライナ正規軍の少なくとも 3 個旅団が実行しており、砲兵部隊、ドローンチーム、防空部隊がきわめて重要な支援任務にあたっている。 各旅団は最大 2,000人規模だ。 クルスク州で起こっていることは襲撃ではなく侵攻であることが、時間を追うごとに明らかになっている。 もっとも、ウクライナ側がこの侵攻に多大なリソースを投じているからといって、成功が保証されているわけではない。 侵攻エリアやその周辺に展開しているウクライナ部隊は総勢 1 万人規模にのぼるのかもしれない。 一方、近くの国境地帯で戦うロシア軍の北方軍集団(「セーベル(北)」作戦戦略軍集団)は総勢 4 万 8,000 人規模だ。 だが、北方軍集団は現在、ロシア軍の北東部攻勢で主要な戦場になっているウクライナの国境の小都市ボウチャンシクで行き詰まっている。 ボウチャンシクは、ウクライナ軍の侵攻で中心地となっている町スジャから南東へ 150km ほどに位置する。 ウクライナ軍部隊は、北方軍集団の兵力が最も手薄な場所を狙って国境を越えたようだ。 ウクライナのシンクタンク、防衛戦略センター (CDS) は 8 日の作戦状況評価で、ウクライナ軍司令部は「奇襲作戦に成功した」と書いている。 北方軍集団がスジャ方面に兵力を振り向けられるか、そしてそれをどれくらい早く行えるかが、この侵攻の結果を左右する要因になりそうだ。 ロシア側の対応が早ければ、ウクライナ側の進撃を抑え込み、さらには押し返すこともできるかもしれない。 だが、対応が遅ければ、クルスク州でさらに多く失地することになるかもしれない。 一方で、この作戦が裏目に出る可能性もまだかなりある。 侵攻部隊は砲兵や防空システム、兵站の支援を受けられる範囲を越えて進軍すれば、クルスク州の奥深くで孤立し、敵の火力に圧倒されかねない。 ウクライナ軍は容易には代替できない数千人の人員を危険にさらしている。 ただ、ウクライナ軍部隊はたんに急速に進撃しているだけでなく、第 80 空中強襲旅団の本格的な火力を携えてもいる。 ウクライナ軍の指揮官たちは、攻撃のペースと規模でロシア軍の指揮官たちを慌てふためかせた。 これは称賛に値する。 CDS は北方軍集団司令部の意思決定には「顕著な遅れ」がみられるとし、それはウクライナ軍による今回の作戦の「おそらく本質と考えられるものを見誤った」ためだと断じている。 (David Axe、Forbes = 8-9-24) ウクライナ軍がロシア領内に「陣地」 「予想外」の攻撃に対応できず ウクライナ軍が 6 日からロシア南西部クルスク州で越境攻撃を続けている。 ロシア軍は「敵を壊滅している」と主張するが、ロシアの軍事ブロガーは、ウクライナ軍は制圧した集落に陣地を築いていると伝え、これまでで最大規模の越境攻撃になる様相だ。 今後の国際情勢をにらみ、ロシアを和平協議につかせる圧力とする狙いの可能性がある。 ロシア国防省や独立系メディアによると、攻撃が始まったのは 6 日早朝。 戦車や防空ミサイルシステムなどを装備したウクライナ軍の部隊が越境して 10 キロ以上進軍し、11 集落を占拠した可能性がある。 スミルノフ・クルスク州知事代行らの発表では、少なくとも 6 人が死亡し、30 人以上が負傷。住民 3 千人が避難した。 独立系メディア「メドゥーザ」は、ロシア側は国境警備隊や徴集兵などの戦車などを持たない部隊が対応したと伝えた。 兵力や兵器が侵攻最前線に集中配備されて手薄になったとして、攻撃を受けた可能性がある。 軍事ブロガー「ライバー」は、ウクライナ軍は同州国境近くの都市スジャをほぼ制圧し、ウクライナを通る欧州向け天然ガスパイプライン設備を占拠したほか、兵士を捕虜にとったと報じている。 ウクライナのポドリャク大統領府長官顧問は 8 日、「侵略者は相応の報いを受ける」と SNS に投稿したが、攻撃については直接触れなかった。 ロシア軍は空軍などが反撃し、予備の兵士も投入したとみられる。 ゲラシモフ参謀総長は 7 日、国家安全保障会議でプーチン大統領に「領土奥への侵入は防いだ。 敵を破壊している。」と報告した。 だが、ウクライナ軍は制圧地域に最大で 4,00 人を配置して陣地を築いており、国境沿いにも 2 千人が待機しているとの情報もある。 3 月のクルスク州と隣のベルゴロド州への越境攻撃は 3 日間で終結したが、今回は長引くとの見方が強い。 ウクライナは最近、ロシアへの反撃を強めている模様だ。 米紙ニューヨーク・タイムズによると、7 月の米ロの国防相会談でロシア側がウクライナの「極秘作戦」を警告。 米国が実行しないよう伝えたという。 背景には、ロシアを早期に和平協議に引き込みたい思惑もちらつく。 プーチン氏は 6 月、占領地からのウクライナ軍の撤退などを協議開始の条件に挙げた。 しかしこれは事実上の降伏要求で、ウクライナには受け入れられない。 一方で、11月に迫る米大統領選では、ウクライナ軍事支援に批判的とされるトランプ前大統領が当選する可能性がある。 中国などはロシアを含めた和平協議を呼びかけており、6 月にロシア抜きで開かれた「ウクライナ平和サミット」では、多くの新興国が共同声明への署名を見送るなど、ウクライナにとっての環境は厳しさを増しているとの指摘がある。 今回の越境攻撃には、国境から約 60 キロの地点にあるクルスク原発を占拠するなどしてロシアが交渉の席につかざるを得ない状況を作り出す狙いがあるのでは、との見方も出ている。 (asahi = 8-8-24) ウクライナ軍、ガス施設制圧 ロシア西部に非常事態宣言 ウクライナ軍は 7 日、侵攻に対抗する形でロシア西部クルスク州への攻撃を続け、国境地帯のスジャにある欧州向け天然ガスパイプライン施設を制圧した。 ロシア国防省系のインターネットメディアが伝えた。 ウクライナ軍、ロシア 33集落制圧 国境で激戦、新兵捕虜に 6 日に始まった越境攻撃は 2 日目に入った。 クルスク州のスミルノフ知事代行は 7 日、非常事態を宣言したと通信アプリ「テレグラム」で発表。 プーチン大統領は 7 日の政府会議の中で、ウクライナのゼレンスキー政権による「大規模な挑発」だと非難した。 プーチン氏はこの後、軍・治安機関幹部と緊急会合を開催。 ゲラシモフ参謀総長はウクライナ軍の少なくとも 100 人が死亡、215 人が負傷したと主張した。 ロシア軍の損害は非公表だが、数十人が捕虜になったという報道がある。 スジャから約 60 キロ離れた同州クルチャトフには運転中のクルスク原発があり、ロシア国家親衛隊は警備を強化したと明らかにした。 (jiji = 8-8-24) 「フル装備」、「攻撃準備の整った」 燃料気化爆弾発射装置を爆破する劇的瞬間
激戦が続くウクライナ南部において、ウクライナ軍がロシア軍のサーモバリック(燃料気化)爆薬弾頭ロケット弾を発射する装置の「破壊に成功した」と、ウクライナの政府機関が発表した。 ウクライナ保安庁 (SBU) が 7 月 3 日の声明で明らかにしたところによると、同国南部のザポリージャ州において、「TOS-1A (別名ソンスィピョーク)」システムを破壊したという。 ウクライナ保安庁は暗視カメラによる映像も公開した。 そこには、FPV (一人称視点)ドローンが多連装ロケットシステムである TOS-1A に向かっていく様子とみられる映像が映っている。 さらに別のドローンが、最初のドローンが TOS-1A に衝突し、爆炎に飲み込まれる様子を記録している。 本誌は独自にこの動画の信憑性を確認することができなかった。 サーモバリック爆弾は、二段階の爆発によって従来の兵器よりも破壊力の大きな爆発を引き起こす。 「真空爆弾」という名でも知られるこの兵器は、旧ソ連およびロシアによって、アフガニスタンやチェチェンで使われたほか、1960 代にはアメリカ軍によって使用されたこともある。 これらのサーモバリック弾頭ロケット弾による「焼夷効果および爆風効果」は、従来の爆薬を用いた兵器に比べて長く続くと、イギリス国防省は 2022 年 3 月に解説している。 「TOS-1A の威力は壊滅的だ」と同省は述べ、こう説明している。 「インフラを破壊し、人の内臓に甚大なダメージをもたらすとともに閃光熱傷を発生させ、その威力にさらされた者を死に至らしめる。」 TOS-1A は建物や塹壕といった標的に対して用いられることが多い。 TOS-1A は数十発のサーモバリック弾頭ロケット弾を発射可能で、そのバージョンによって、それぞれ異なる主力戦車の車体に搭載されている。 TOS-1A は TOS-1 の改良版で、米軍によると、「より長いロケット弾を搭載可能になった結果、射程距離が伸びた」とされている。 ロシア国営の武器輸出業者、ロスオボロンエクスポルトは TOS-1A について、90 秒以内に発射準備が整う重火炎放射器だと説明し、「非常に高い戦闘能力を備えた極めて致死性の高い兵器だ」としている。 ロシア国防省も TOS-1A を「パニックを引き起こす」、「並外れた」兵器だと形容している。 同システムは「ロシア軍産連合体の『誇り』であり、前線で標的となることは稀だ」と、ウクライナ保安庁は先述の声明で述べている。 アメリカのシンクタンク、戦争研究所 (ISW) は 2023 年 6 月、このサーモバリック弾頭ロケットランチャーについて、「破壊力が非常に高いが、数が不足している砲撃用装備でもある」と述べていた。 ウクライナ保安庁は今回爆破した TOS-1A システムについて、同国軍がその位置を確認し、照準を合わせた際には、「弾薬をフル装備しており、攻撃の準 備が整っていた」としている。 ウクライナ側はこれまでにも複数の TOS-1A を破壊したと報告している。 その中には、今回と同じザポリージャ州での事例も含まれる。 (エリー・クック、NewsWeek = 8-5-24) "史上初の戦果" ロシア軍のヘリ、「ドローンで撃墜された」可能性 残がいの映像も拡散 FPV ドローンを使用しての攻撃か? ロシア軍の Mi-8 ヘリコプターがドローンにより撃墜されたと 2024 年 7 月 31 日、ロシアの情報筋が明かしました。 最初この情報は、前線の様子を紹介するロシアの従軍記者ボリス・ロジン氏から出ました。 同氏によると、ウクライナ東部ドネツィク州の州都ドネツィク近郊で、Mi-8 が自爆ドローンと思われる飛翔体によって撃墜されたとのことでした。 その後、テレグラムや X などの SNS では、墜落現場の画像とされるものが投稿され、軍事ブロガーなどが一斉に拡散しました。 ロシア軍の同士討ちという説もあるようですが、ウクライナ軍による攻撃の方が有力とみられています。 海外のミリタリー系メディアなどによると、攻撃に使われたのはオペレーターが自分の目のように一人称視点で操作できる FPV ドローンで、攻撃は機体本体ではなく、機体上部のメインローターか尾部のサブローターを狙ったと推測されています。 これまでもウクライナ軍は同様の方法で、ロシア軍ヘリコプターの撃墜を試みており、撃墜寸前まで追い込んだケースもありました。 なお、ウクライナ国防省からはこの戦果の有無についての発表はまだありませんが、もし撃墜が確定だとすれば、有人の航空機が無人機に撃墜された史上初の出来事となります。 (乗りものニュース = 8-5-24) ウクライナ軍がクリミア半島を攻撃と発表 「ロシアの潜水艦が黒海の底に」 ウクライナ軍はロシアが占領しているクリミア半島で、潜水艦を沈没させたと発表しました。 ウクライナ軍は 3 日、ロシアが一方的に併合したクリミア半島のセバストポリ軍港を攻撃したと SNS で発表しました。 ロシア軍の S-400 防空ミサイルシステム 4 基に大きな損傷を与え、ロシア黒海艦隊の潜水艦「ロストフナドヌー」を沈没させたということです。 ウクライナ軍は「ロシアの潜水艦が黒海の底に沈んだ」、「黒海のウクライナ領海にロシア艦隊にとって安全な場所がないことを再度証明した」としています。 この潜水艦は、去年9月にもミサイル攻撃で被弾し、その後ロシア側が修理したということです。 (テレ朝 = 8-4-24) ロシア軍、東部に戦力集中 ウクライナ、武器支援訴え 【キーウ】 ウクライナのゼレンスキー大統領は、ロシア軍が東部ドネツク州ポクロウシクの制圧を目指し、戦力や兵器を集中させているとの認識を示した。 ロシア軍は着実に進軍を続けており、欧米諸国に対して迅速な武器支援の必要性を訴えた。 英字紙キーウ・インディペンデントが 1 日、フランスメディアとのインタビュー内容を報じた。 ウクライナ軍のシルスキー総司令官は、東部前線を 3 日間にわたって視察したと交流サイト (SNS) に投稿した。 ロシア軍は一部の地域で「大きな損害を被っているが、わずかな成功を収めている」と指摘した。 (kyodo = 8-2-24) ロシア軍の「大規模攻撃」失敗か? ロシア軍が装甲車両を大量投入か ウクライナ国防省は 2024 年 7 月 30 日、ドネツク州のクラホヴェ方面でロシア軍の機械化部隊による大規模な攻撃を撃退したと発表。 映像を公開しました。 同国防省によると、ロシア軍は 57 両もの装甲車両を投入してきたとのこと。 ウクライナ軍は空中機動軍(空挺軍)の第 79 独立空中強襲旅団が迎撃し、歩兵戦闘車 12 両、戦車 8 両を破壊したとしています。 この方面では、2024 年 7 月 24 日にもロシア軍の大規模攻撃があり、57 両の戦車及び装甲車、12 台のオートバイなどが投入された模様です。 ウクライナ軍はこの戦闘で、戦車 6 両、歩兵戦闘車 7 両、オートバイ 12 台を撃破したと報告。 ドローンや砲兵、地雷などを有効に組み合わせてロシア軍を阻止したと発表していました。 ただドネツク州では、ロシア軍が大きな損害を出しながらも進撃を続けており、火砲や砲弾、防空ミサイルが不足しているウクライナ軍は苦しい状況に追い込まれています。 イギリス国防省は 7 月 30 日、ロシア軍がドネツク州で物流の中心地となっているポクロウシクに迫っていると発表。 ロシア軍は今後数週間、戦術的な前進を続ける可能性が高いと分析しています。 一方でロシア軍は、高い損耗率や訓練不足、将校の不足などにより、全体的な作戦能力は制限されているとも付け加えています。 アメリカのシンクタンク・戦争研究所は、ドネツク州西部におけるロシア軍の攻勢について、「消耗戦を通じてウクライナの能力を低下させることを意図している可能性が高い」と分析。 ロシア軍は、装甲車両の大量損失と引き換えに限られた戦術的前進を追求しているものの、旧ソ連時代からの武器在庫が減っていくにつれて負担も増していくとの見解を示しています。 (乗りものニュース = 8-2-24) F16 戦闘機、ウクライナへの最初の引き渡し完了 空軍力強化へ リトアニア外務省と米政府関係者は 31 日、北大西洋条約機構 (NATO) 加盟国から供与された最初の F16 戦闘機がウクライナに到着したと明らかにした。 ウクライナは航空戦力を強化するため F16 戦闘機の供与を長らく望んでいた。 リトアニアのガブリエリウス・ランズベルギス外相は X への投稿で「F16 がウクライナに到着した。 不可能だったことがまた一つ可能になった」と述べた。 米政府関係者もウクライナへの引き渡しが完了したと明らかにした。 デンマークは合計 19 機、オランダは 24 機の供与を表明している。 ノルウェーもまた、6 機供与するとしている。 ウクライナ人操縦士は数カ月間、欧米諸国の訓練を受けている。 (Reuters = 8-1-24) ロシア、ウクライナ首都に大規模無人機攻撃 [キーウ] ロシア軍がウクライナの首都キーウ(キエフ)に大規模な無人機(ドローン)攻撃を仕掛けたと、キーウの軍当局トップ、セルヒイ・ポプコ氏が 31 日、明らかにした。 ウクライナの防空システムが同日午前 6 時 30 分(日本時間午後 12 時 30 分)までに 30 機以上のドローンを破壊したという。 同氏は通信アプリ「テレグラム」に、ロシアのウクライナ侵攻開始以降で攻撃型無人機を使った最大級の攻撃だったと投稿した。 また、キーウで死傷者や被害は現時点で報告されていないとした。 ロシアの国営通信社はウクライナにいるロシア人兵士の話として、ウクライナ国内数カ所にある軍の空港と倉庫を標的に攻撃が行われたと伝えた。 キーウのクリチコ市長はテレグラムへの投稿で、同市が複数の方向から攻撃を受けたと述べた。 (Reuters = 7-31-24) ウクライナ、ロシア西部を相次いでドローン攻撃 石油施設で火災 ウクライナは 27 日夜以降、ロシア西部クルスク州を無人機(ドローン)で攻撃しており、同州の石油貯蔵施設が損傷を受けた。 複数のロシア当局者が 29 日明らかにした。 ロシア国防省によると、同国は 29 日未明にウクライナから同州に飛来した無人機 19 機を破壊。 クルスク州のスミルノフ知事も無人機 19 機を 28 日に破壊したことを明らかにした。 合計で何機のドローンがウクライナから飛来したかは不明。 スミルノフ氏によると、27 日夜のウクライナのドローン攻撃ではクルスク州の石油貯蔵施設が攻撃を受け、火災が発生。 現在も消火作業が続けられている。 複数の住宅も軽微な損傷を受けたという。 国防省によると、ウクライナのドローンはロシア西部のベルゴロド州、ブリャンスク州、ボロネジ州、レニングラード州にも飛来。 ロシアが 29 日未明に破壊したドローンは計 39 機だった。 また、ロシア南西部オリョール州の知事によると、同州の発電所も夜間にウクライナのドローン攻撃を受けて損傷した。 ウクライナはロシア経済を混乱させるため、輸送、エネルギー、軍事インフラを組織的に標的にしている。 (Reuters = 7-29-24) 防衛省、米軍にパトリオット売却 約 30 億円、弾数や契約時期不明 防衛省は 28 日、航空自衛隊が保有する地対空誘導弾パトリオットを米軍に売却する契約を締結したと発表した。 契約額は約 30 億円。 弾数や契約時期は明らかにしていない。 日米の外務・防衛担当閣僚は同日の安全保障協議委員会(2 + 2)で、米国の在庫を補うための迎撃ミサイル移転を歓迎した。 防衛省によると、インド太平洋地域に展開する米軍を含む米政府内で使用し、第三国に提供されないことを確認したとしている。 パトリオットは米国企業のライセンスに基づき生産。 昨年 12 月、日本政府が防衛装備移転三原則と運用指針を改定し、装備品の輸出ルールを緩和した際、ライセンス元である米国への輸出を決定していた。 (kyodo = 7-28-24)
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