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高層ビルにドローン攻撃があったとモスクワ市長 ロシアの首都モスクワにある高層ビルがドローン攻撃を受けたとモスクワ市長が明らかにしました。 モスクワ市のソビャニン市長は現地時間の 24 日午前 4 時ごろ、市内にある 2 つの建物がドローンによる攻撃を受けたと明らかにしました。 重大な被害や死傷者は出ていないとしています。 SNS 上には高層ビルから煙が立ち上る映像などが投稿されています。 ロイター通信によりますと、この高層ビルはモスクワ中心部にあるロシア国防省の建物からおよそ 2 キロにあり、記者が 2 回の大きな爆発音を聞いたということです。 また、ロシアノーボスチ通信はロシア国防省の情報として、ウクライナ側が発射した 2 機のドローンを迎撃し破壊したと報じています。 (テレ朝 = 7-24-23) ロシア軍、ハルキウ州やザポリージャ州に砲撃 ロシア軍が北東部ハルキウ州や中南部ザポリージャ州に対して、夜間の砲撃を継続している。 ハルキウ州の軍政トップによれば、同州では少なくとも 2 人が死亡し、2 人が負傷した。 ハルキウ州の軍政トップは SNS への投稿で、「過去 1 日で、敵は、ハルキウやチュグエフ、クピャンスク、イジューム方面の集落に対して、大砲や迫撃砲、航空機で大規模な砲撃を行っている」と述べた。 (CNN = 7-24-23) ウクライナ南部にロシア軍がミサイル攻撃 多数の歴史的建築物に被害 ウクライナ南部オデーサ州のオレフ・キペル知事は、ロシア軍による 23 日未明のミサイル攻撃でユネスコ(国連教育科学文化機関)の世界遺産に登録された州都オデーサの 44 棟の建物が被害を受け、うち 25 棟が歴史的建築に指定された建物であることを明らかにした。 ユネスコは今年 1 月にオデーサ中心部の歴史地区を世界遺産に登録。 オデーサがロシアによる昨年 2 月の侵攻開始以来たびたび攻撃を受けたため、同時に国際的に保護が必要な「危機遺産」としても登録した。 今回のミサイル攻撃では、ソ連のスターリン時代に宗教弾圧で破壊され、ウクライナ独立後に再建された、歴史地区にある大聖堂も屋根が崩れ落ち、火災が起きるなど大きな被害を受けた。 ユネスコは 23 日、「ロシア軍の恥知らずな攻撃を最も強い言葉で非難する」との声明を発表した。 被害の予備評価のため、近く調査団をオデーサに派遣する予定だとした。 国連のグテーレス事務総長の報道官も「事務総長はロシアの本日のオデーサへのミサイル攻撃を強く非難する」との声明を発表。 声明の中で、グテーレス氏はロシアに対し、文化遺産への攻撃を即座にやめるように求めるなどとした。 ゼレンスキー大統領も 23 日のビデオ演説で「ミサイルの標的は、都市、村、人々だけではない。 彼らの標的は人類であり、我々ヨーロッパ文化全体の基盤だ。」と強く非難した。 オデーサ州当局によると、23 日の攻撃では 1 人が死亡、4 人の子供を含む 21 人が負傷した。 ゼレンスキー大統領によると、この攻撃でオデーサにあるギリシャ総領事館の建物も被害を受けた。 オデーサでは 20 日のロシアの攻撃で中国総領事館に被害が出ていた。 (喜田尚、寺西和男、asahi = 7-24-23) クリミアの「燃料貯蔵庫が攻撃された」とロシア 大橋を通行停止に 燃料貯蔵庫が砲撃されたとロシアが主張 ロシア当局は 22 日、クリミア半島の燃料貯蔵施設がドローン攻撃を受けたとして、ロシア本土とクリミア半島を結ぶケルチ大橋を通行停止にするなど交通に混乱が生じたと明らかにした。 ロシアがクリミアを併合して現地に設けた行政当局のトップ、セルゲイ・アクショノフ知事は、証拠を示さないまま、ドローン攻撃はウクライナによるものだと主張した。 アクショノフ氏は、攻撃から半径 5 キロ圏内の住民は避難したと話した。 車道と線路が平行して走るケルチ大橋について、現地当局は一時両方の交通を停止したものの、車両の通行は間もなく再開された。 ただしその後、車両も再び通行止めになり、当面はその状態が続くと発表した。 アクショノフ氏は、クリミアのクラスノグヴァルデイスキー地区にあるインフラ施設が攻撃の標的だとした。 メッセージアプリ「テレグラム」でアクショノフ氏は、「初期段階の情報では、損傷や人的被害はない」と書いた。 BBC はこの攻撃について独自に検証できていない。 攻撃があったとされる地区は、ケルチ大橋から 160 キロ以上離れている。 ウクライナのウォロディミル・ゼレンスキー大統領は、ケルチ大橋は正当な標的だと主張している。 21 日にゼレンスキー氏は、「この戦争の弾薬を届けるのに毎日使われる」大橋を「無効」にする必要があると述べ、ウクライナ政府は大橋を「敵の施設」とみなしていると話していた。 「そのため当然ながら、(大橋は)我々にとって標的となる。」 アメリカ・コロラド州アスペンで開かれた安全保障関連会議で、ゼレンスキー氏はビデオ演説でこう述べた。 ロシアは 2014 年にクリミアを違法に併合した後に、「クリミア大橋」とも呼ばれるケルチ大橋の建設を開始。 プーチン氏が自ら先導し、2018 年に開通した。 クリミア半島とロシアの間のケルチ海峡にかかり、道路と鉄道が並行している。 橋は、ウクライナ南部を占領するロシア軍にとって重要な補給ルートとなっている一方、ウクライナにとってはロシアによる侵攻の象徴でもある。 ケルチ橋では昨年 10 月に大きな爆発があり、一部が通行止めになっていたが、今年 2 月に全面的な通行を再開。 今月 17 日にも爆発があり、2 人が死亡したものの、線路は破損していなかった。 17 日の爆発について、ロシアのウラジーミル・プーチン大統領はウクライナによる「無意味」で「残酷」な「テロ攻撃」だと非難し、報復を約束していた。 (BBC = 7-23-23) クリミアで弾薬庫爆発、半径 5 キロの住民避難 ウクライナ攻撃認める ロシアが一方的に併合したウクライナ南部クリミア半島で「首長」を名乗る、親ロシア派幹部セルゲイ・アクショノフ氏は 22 日、ウクライナ軍がクリミアをドローン(無人航空機)で攻撃し、弾薬庫が爆発したと SNS に投稿した。 ウクライナ軍の戦略コミュニケーション局は SNS で「石油施設と弾薬庫を破壊した」と述べ、攻撃を認めた。 アクショノフ氏は、クリミア中央部のクラスノフバルジースキー地区の弾薬庫が攻撃によって爆発したが、大きな損害や負傷者は確認されていないとしている。 半径 5 キロ範囲の住民の避難と鉄道の運行停止を決めたという。 ロシアが軍事拠点化したクリミアをめぐっては、17 日にクリミア橋で男女 2 人が死亡する爆発があり、19 日にも弾薬庫が爆発した。 (根本晃、asahi = 7-22-23) クリミア橋は軍事目標とゼレンスキー氏、「国際法違反の敵施設」 ウクライナのゼレンスキー大統領は 21 日、南部クリミア半島とロシアを結ぶクリミア橋について「平和ではなく戦争をもたらす」ことから「軍事目標」であるとの認識を明らかにした。 クリミア橋では 17 日に爆発あり、民間人 2 人が死亡し、橋の一部が破損した。 ロシアはウクライナによる「テロ行為」と非難したがウクライナ側は関与を認めていない。 ロシアは 2014 年にクリミアを一方的に併合している。 ゼレンスキー氏は米コロラド州アスペンで開かれた安全保障関連会議でオンラインを通じて演説し、クリミア橋が「国際法に違反した敵の施設」だと強調。 「つまり、われわれにとって標的となるのは当然だ。 平和ではなく戦争をもたらすものは無力化(破壊)される必要がある。」と主張した。 クリミア橋の攻撃とロシアの黒海穀物輸出合意からの離脱との関連性は否定した。 (Reuters = 7-22-23) ウクライナで取材中のロシア記者が死亡 ロシアはクラスター弾と主張 ロシア国防省は 22 日、ウクライナ軍がクラスター弾を用いて攻撃し、前線で取材していたロシア人記者 (34) が死亡したと発表した。 記者が所属するメディアも死亡を認めた。 国防省の発表によると、死亡したのは国営ノーボスチ通信所属のロスチスラフ・ジュラブリョフ氏。 「ウクライナ軍がクラスター弾を使用した結果、4 人のジャーナリストが負傷した」といい、野外病院への退避中に、同氏が死亡したと主張している。 ほか 3 人は「中程度のけが」を負ったが、命に別条はないとしている。 ノーボスチによると、同氏らは 22 日正午ごろ、前線地帯の中南部ザポリージャ州プヤティハトキ周辺で、「ウクライナ軍による住宅地へのクラスター弾の使用」について取材していた最中に攻撃を受けたという。 (根本晃、asahi = 7-22-23) ロシアの食料協定脱出、西側の譲歩狙いか ロシアが黒海を通じた食料輸出協定への参加を停止した問題で、米シンクタンク「戦争研究所 (ISW)」は 20 日、ロシアが西側からの譲歩を引き出し、ウクライナからの穀物流入に神経をとがらせる西側諸国とウクライナとの間の関係悪化を狙っている可能性があるとの分析を発表した。 ロシアは制裁措置の解除などの協定復帰条件を西側に提示した上で、黒海沿岸のウクライナの港湾都市オデーサ周辺を攻撃。 穀物輸出のためのインフラ破壊を続けている。 ISW は、ウクライナでは穀物の多くが 7 月から 8 月に収穫されるとし、ロシアの攻撃は穀物の流通に大きな影響を与える可能性があると指摘する。 また、「クレムリンが期待する緊迫感はさらに高まるだろう」との見方を示した。 ウクライナ産穀物については、欧州連合 (EU) が陸路による輸送を検討しているが、ISW はポーランドやハンガリーなどウクライナの近隣 5 カ国は自国農業の保護のためウクライナ産穀物の輸入禁止措置延長を求めているとして、ロシアはウクライナとこれらの国との関係悪化を狙っている可能性もあるとした。 (asahi = 7-21-23) ゼレンスキー氏「ロシア側がミサイル 70 発と自爆型無人機 90 機を使用」 ウクライナのゼレンスキー大統領は 20 日夜のビデオ演説で、ウクライナ南部の都市を中心に 18 日未明から続くロシア軍の攻撃で、ロシア側が合計で約 70 発のミサイルと 90 機の自爆型無人機を使用したと明らかにした。 ロシア政府がトルコ、国連の仲介によるウクライナからの食料輸出協定への参加停止を発表した翌日の 18 日から、港湾都市オデーサやミコライウなどウクライナ南部に対するロシア軍の攻撃が連日続いている。 ゼレンスキー氏はビデオ演説で、「ウクライナの防空能力はまだウクライナの空全体を守るのに十分ではない」として、防空システムの追加支援を欧米側に求めていると述べた。 また、食料輸出協定について、エチオピアのアビー首相と電話協議したことも明らかにした。 両国の首脳の協議は両国関係において史上初めてだという。 ゼレンスキー氏は「現在、エチオピアでは約 2 千万人が飢餓の危機にある。 ロシアによる世界の食料市場の破壊を許すことに関心を持つ者は誰もいない。」と訴えた。 (asahi = 7-21-23) ウクライナ勝利を「楽観視」、ロシア軍失速 英 MI6 長官 英対外情報部 (MI6) のムーア長官は 19 日、ウクライナがロシアに勝利するとの「楽観的」な判断を抱いていることを明らかにした。 ロシア軍が戦場で失速していることなどを要因に挙げた。 チェコの首都プラハでの演説で述べた。 長官は「ウクライナが 1 カ月で奪還した領土は、ロシアが 1 年で占領した地域より多い」と指摘。 「ロシア軍が弾みを取り戻す見通しはほとんどないようにみられる」と述べた。 また、戦争の終結を位置づけるのはウクライナ次第としながらも、「大半の紛争はある種の交渉で決着がついている」と続けた。 ウクライナは今年 6 月に踏み切った反転攻勢を続けているが、進撃は一部に出ていた見立てより厳しい局面にある。 ロシア軍の防御線の突破は数十キロでなく数百メートル単位で測られる前進となっている。 (CNN = 7-20-23) 米、ウクライナに 13 億ドルの追加軍事支援 防空システムなど [ワシントン] 米国防総省は 19 日、ウクライナに対する約 13 億ドルの安全保障追加支援を発表した。 高性能地対空ミサイルシステム「NASAMS」 4 基のほか、152 ミリ砲弾、地雷除去装置、ドローン(無人機)などが含まれるという。 米国は 2023 会計年度にウクライナ安全保障支援イニシアティブ (USAI) の下でウクライナに対し合計 108 億ドル超の安全保障支援を 7 回に分けて実施。 今回は 8 段目となる。 22 会計年度には USAI の下で 63 億ドルの安全保障支援を実施した。 (Reuters = 7-20-23) プリゴジン氏演説の動画か、ウクライナ侵略を「恥ずべきもの」と批判 ロシア国内で 6 月下旬に反乱を起こした露民間軍事会社「ワグネル」系列の SNS は 19 日、創設者エフゲニー・プリゴジン氏とみられる人物の演説を収めた動画を投稿した。 この人物は戦闘員を前に「我々はしばらくベラルーシに滞在することを決めた」と宣言している。 ロシアによるウクライナ侵略の現状を「我々が参加する必要のない恥ずべきものだ」と批判した。 動画がプリゴジン氏のものであれば、発言が伝えられたのは 7 月 3 日に系列 SNS を通じて公表された音声メッセージ以来となる。 約 6 分間の動画は夜間に撮影され、プリゴジン氏かどうかは判然としない。 この人物は「ベラルーシを世界で 2 番目に強い軍隊にする」とも語り、ベラルーシ部隊の訓練に意欲も示した。 「我々の水準も引き上げ、新たな道、アフリカに向かう」と、主要な活動拠点としてきたアフリカでの活動継続に意欲を示した。 (yomiuri = 7-20-23) 黒海を通る船舶にロシアが警告「軍事物資を積んでいるとみなす」 ウクライナの穀物輸出に関する合意を停止したロシアは、黒海を通りウクライナの港に向かう船舶は軍事物資を積んでいるとみなすと発表しました。 ロシア国防省は、20 日から黒海を通りウクライナの港に向かう船についてはすべて軍事物資を積んでいる可能性があるとみなすと発表しました。 攻撃対象になりうると示唆した形です。 ロシアは 17 日にウクライナの穀物輸出に関する合意を停止し、その後、2 日連続で穀物輸送の中継地でもある南部のオデーサを攻撃しました。 ウクライナ側は、穀物の関連施設も被害を受けたとしています。 こうした中、クリミア半島にあるロシア軍の訓練場では火災と爆発が起き、2,000 人以上に避難が呼びかけられました。 ウクライナによる攻撃なのかどうかなど詳しいことは明らかになっていません。 (日テレ = 7-20-23) ロシアの最新鋭戦車 T-14 「アルマータ」ウクライナから撤退した? 国営メディアが報じる 既に前線からは撤退と関係者 ロシアの国営メディアであるタス通信が 2023 年 7 月 19 日、最新鋭戦車 T-14 「アルマータ」が戦闘に参加したが、現在は前線から撤退していると報じました。 報道によると、T-14 は戦車の性能を確認するためにウクライナでいくつかの部隊に配備され戦闘を行い、しばらくして前線から撤退したそうです。 なお、これはタス通信が軍需企業の関係者に聞いた話とのことで、公式な発表という訳ではないようです。 また、別の情報筋によると、南部軍管区の部隊に配備され現在もテストが進行中という情報もあるようです。 T-14 に関しては、2023 年 1 月頃からウクライナとの戦に投入されているのではと噂になっており、2023 年 4 月 25 日にロシア軍関係者の話として、同車がウクライナへ投入されたことをロシア国営の RIA ノーボスチ通信が報じたこともあります。 また、英国防省が 2023 年 1 月 19 日に、「現場の将兵が T-14 の状態があまりにも悪いため、配備されることに乗り気ではないようだ」という情報を発表したこともありますが、T-14 に関しての詳細な動きは未だよくわかっていません。 (乗りものニュース = 7-19-23) クリミア半島のロシア軍弾薬庫? で大規模爆発 周辺の 2,000 人以上避難 ロシアが一方的に併合したウクライナ南部クリミア半島のロシア軍の施設で大規模な爆発があり、近くの住民 2,000 人以上が避難しています。 ロシアメディアによりますと、19 日午前 4 時 30 分ごろ、クリミア半島東部にあるロシア軍の軍事施設で爆発がありました。 施設は弾薬庫とみられています。 この爆発で周辺に住む住民 2,000 人以上が避難したほか、高速道路の一部が通行止めになっているということです。 地元の知事は SNS で爆発によるけが人はいないとしていますが、ロシアのタス通信によりますと、発生から約 6 時間が過ぎても爆発が続いているということです。 クリミア半島では 17 日、ロシア本土とを結ぶクリミア大橋で何者かによる攻撃があり、橋の一部が損傷しています。 (テレ朝 = 7-19-23) ウクライナ反攻「失敗とは程遠い」、戦闘は長期化 = 米軍トップ [ワシントン] 米軍制服組トップのマーク・ミリー統合参謀本部議長は 18 日、ウクライナのロシアに対する反転攻勢について失敗とは程遠いとの見解を示すと同時に、今後の戦闘は長く厳しいものになると述べた。 ミリー氏は記者団に対し、ウクライナの反転攻勢は「失敗とは程遠い。 そのような判断を下すのは時期尚早だ。」と述べた。 ただ「今後、多くの戦闘が予想される。 長期的に血みどろの戦いが続くとの見方を変えていない。」と語った。 (Reuters = 7-19-23) ロシア軍、2 夜続けてオデーサを空襲 ロシア軍は 19 日未明、前日に続きウクライナ南部の都市オデーサへの空襲を実施した。 同市軍政当局の報道官は、ウクライナ側の防空システムがこれらの攻撃を撃退していると説明。 SNS テレグラムへの投稿で、巡航ミサイル「カリブル」が黒海から複数発射されたのを記録したと述べた。 オデーサにいる CNN の取材班は、港湾の方向近くで防空システムからの集中砲火が続いているのを確認した。 少なくとも 3 度の大規模な爆発音も耳にした。 オデーサ州の軍政トップは、テレグラムへの投稿で州民に対して窓に近づかないよう警告。 防空部隊の活動を撮影したりせず、避難することを呼びかけた。 ロシア軍は 18 日、前日のウクライナ軍によるクリミア橋攻撃の報復として、オデーサへの空襲を行っていた。 (CNN = 7-19-23) ロシア、クピャンスク一帯に兵士 10 万人余を集結 ウクライナ軍報道官 ウクライナ軍東部方面部隊のチェレバティ報道官は 17 日、ロシアが兵士 10 万人あまりをハルキウ州クピャンスク一帯に集結させ、ウクライナの守備の突破を図っていると明らかにした。 チェレバティ氏は「敵はリマン - クピャンスク方面に非常に強力なグループを集結させ、人員 10 万人超、戦車 900 両超、多連装ロケット砲 370 基超を投入している」と説明。 空挺部隊や自動車化部隊のほか、追加支援として戦闘予備役兵や領土部隊、ストーム Z 中隊も動員されていると明らかにした。 また、ロシア軍は「我々の守備を突破することに全力を注いでいる。 我々の兵士は断固として持ちこたえている。」と指摘した。 チェレバティ氏はクピャンスク一帯でのロシア軍の圧力について、ウクライナが東部要衝バフムート付近で勢いをつかんだことを受け、多少の戦果を挙げようとする狙いがあると説明。 「(ロシアは)少なくとも多少の戦果を示す必要がある。 このため彼らはこの地域に最大限注力し、攻勢に出ていることを示そうと、可能なこと、不可能なことを全て行っている。」との見方を示した。 さらに、バフムートではロシア軍は依然劣勢で、死傷者が増えている状況だとも述べた。 チェレバティ氏は「敵の損失は既に(民間軍事会社)ワグネルとの戦闘のピーク時に近づいている」と指摘。 「ロシアは絶えず戦闘要員を入れ替え、何よりも我々の攻勢を阻止するため、空挺部隊を送り込んでいる」としている。 (CNN = 7-18-23) ウクライナ、オデーサでミサイルと無人機を撃墜と主張 ウクライナ軍は 18 日、南部の港湾都市オデーサ周辺で前夜から同日朝にかけ、ロシア軍が黒海から発射した多数のミサイルと無人機を、防空システムによって撃墜したと発表した。 ウクライナ軍の南部作戦司令部によると、ロシア軍の巡航ミサイル「カリブル」 6 発を破壊した際の破片が落下し、複数の港湾施設と民家が破損。 破片が直撃した民家に住む高齢の男性が病院に収容された。 さらにオデーサ近郊でイラン製の自爆型ドローン(無人機)「シャヘド 136」 21 機を破壊し、隣接するミコライウ上空でも 4 機を撃墜。 同市の産業施設で火災が起きたという。 これに先立ち、ロシアのプーチン大統領は 17 日、クリミア大橋の爆発はウクライナ軍の仕業だとして報復を予告していた。 (CNN = 7-18-23) ◇ ◇ ◇ ロシア軍、南部と東部にドローン攻撃 = ウクライナ空軍 [キーウ] ウクライナ空軍は 18 日、ロシアがドローン(無人機)などを使って夜間に南部と東部を攻撃したと明らかにした。 空軍のテレグラムへの投稿によると、南部オデーサ(オデッサ)の港やミコライウ、東部ドネツク、ヘルソン、ザポロジエなどがドローン攻撃の脅威にさらされている。 (Reuters = 7-18-23) プーチン氏、クリミア橋攻撃に「当然報復」 ロシアのウラジーミル・プーチン大統領は 17 日、ロシア支配下のクリミア半島とロシア本土を結ぶクリミア橋が攻撃されたのを受け、報復すると表明した。 ロシア当局は、ウクライナの攻撃によって民間人の夫婦が死亡し、その子どもが負傷したとしている。 ロシア当局は、17 日未明に水上ドローン 2 隻に橋が攻撃されたとして、ウクライナ当局を非難している。 プーチン氏は国営テレビで「新たなテロ攻撃」だと断じ、「当然ながらわが国は報復する。 国防省が適切な案を策定している。」と述べた。 一方で、「軍事的な観点からは無意味な犯罪」だと強調。 クリミア橋については「かなり前から」軍用の輸送ルートから外されていると指摘した。 (AFP/時事 = 7-18-23) ◇ ◇ ◇ クリミア橋爆発は「ウクライナの無人艇のテロ攻撃」 ロシア側が発表 ロシアが実効支配するウクライナ南部クリミア半島とロシアを結ぶクリミア橋で 17 日未明、爆発が起こり、2 人が死亡した。 ロシア対テロ委員会は「ウクライナの無人艇 2 隻のテロ攻撃で橋の道路部分が壊れた」と発表した。 連邦捜査委員会は捜査を始め、「関与したウクライナの特殊機関と武装組織の人物を特定した」としている。 AFP 通信はウクライナの情報筋の話として、「ウクライナ保安局と海軍による特別作戦で、水上ドローン(無人艇)が攻撃した」と伝えた。 報道によると、爆発で橋の道路部分が一部損壊し、裂けて傾いた。 車で走行していたロシア南部ベルゴロドの夫婦が死亡し、娘が負傷した。 一時通行停止となったが、その後、鉄道部分は再開している。 ロシアのペスコフ大統領報道官によると、プーチン氏は副首相を現地に派遣した。 ロシアでは夏休みシーズンが始まり、クリミア橋周辺は連日、交通渋滞が伝えられていた。 クリミアの親ロシア派トップは観光客らに、クリミア橋は使わず、一方的に併合宣言したウクライナ4州を通るように求めた。 いまのところウクライナ側は公式に攻撃への関与を認めていない。 だが、ポドリャク大統領府長官顧問は橋の爆発後、「大量殺害のロシアの装備を運ぶ違法な建築物は、必然的に短命に終わる」と投稿。 ウクライナメディア「RBC ウクライナ」は、ウクライナ保安局長官が「橋は極めて正当な目標であり、勝利後に特別作戦の詳細を話す」と語ったと伝えた。 ウクライナは 6 月、領土奪還に向けた反転攻勢を本格化。 ロシア軍の補給路を寸断するためクリミア橋が標的になっているとの見方が出ていた。 クリミア橋では昨年 10 月にも爆発があり、ウクライナ国防次官が今月、「ロシアの兵站を寸断するため、クリミア橋への最初の攻撃が行われた」と関与を認めた。 クリミアとロシアが一部を占領するウクライナ南部ヘルソン州を結ぶ橋も 6 月下旬に攻撃を受けて損傷しており、今後、ロシア軍の補給に問題が生じる可能性もある。 一方、17 日は黒海を通じたウクライナからの食料輸出協定の期限。 ロシア側は、ロシア産の食料や肥料の輸出への制裁が緩和されていないと延長に難色を示してきた。 タス通信によると、ペスコフ氏は同日、「ロシアに関する部分が履行されておらず、協定は終了する」と報道陣に話した。 (asahi = 7-17-23) 反転攻勢のウクライナ、開始 2 週間で兵器 2 割損失 … 米製の戦闘車ブラッドレーも損壊 米紙ニューヨーク・タイムズは 15 日、ロシアの侵略を受けるウクライナが 6 月上旬に大規模な反転攻勢を開始した後の 2 週間で、前線に配備されたウクライナ軍の兵器の 2 割が損壊したと報じた。 米欧当局者の話としている。反攻の成果が乏しい要因になっているという。 損壊した兵器には欧米が供与した兵器が含まれ、南部ザポリージャ州に展開する第 47 機械化旅団では、約 3 割の米製歩兵戦闘車ブラッドレーが損害を受けた。 露軍が仕掛けた地雷や激しい砲撃の被害に遭い、数週間前に反攻が「一時中断」を余儀なくされた。 その後、ウクライナ軍は砲撃などで露軍の攻撃能力を低下させる作戦に変更した。 最近は兵器の損壊が減少しており、米政府高官は同紙に対し、米国が供与したクラスター弾の使用で反攻のペースが上がる可能性を指摘した。 一方、ウクライナ軍のワレリー・ザルジニー総司令官は、米紙ワシントン・ポストが 14 日に報じたインタビューで、露領土内でウクライナ製の武器を使った攻撃を繰り返していると明らかにした。 ウクライナ軍高官が露領土への越境攻撃への関与に言及したのは初めてとみられる。 (yomiuri = 7-17-23) ウクライナ、激しい戦闘続く ロシア軍将校のあいだで不満広がる ロシア軍によるウクライナ侵攻では東部や南部で激しい戦闘が続いています。 一方、イギリス国防省はロシア軍の将校のあいだで不満が広がっているとの分析を発表し、今後の戦況への影響が注目されます。 ウクライナ東部ドネツク州の知事はロシア側による攻撃で市民 2 人が死亡したと 16 日に発表しました。 また、南部ザポリージャ州の知事は SNS でロシア軍が州内 13 の集落を攻撃し、市民 7 人がけがをしたと投稿し、東部や南部で激しい戦闘が続き、被害が相次いでいます。 こうした中、イギリス国防省は 15 日、ロシア軍の将校のあいだで不満が広がっているとの分析を発表しました。 ロシア軍部隊の司令官を務めていたポポフ少将が、前線の悲惨な状況を軍の上層部に伝えたあと解任されたとする音声が今月 12 日に公開されました。 イギリス国防省は「多くの将校が軍上層部に対して抱いているであろう深刻な不満に注意が向けられた」と指摘したうえで、「ショイグ国防相やゲラシモフ参謀総長にとって、ますます大きな問題となりそうだ」と分析しています。 また、アメリカのシンクタンク「戦争研究所」は 15 日、東部バフムトなどで活動してきた別の部隊の少将も解任されたと伝えられているとして、「反抗的な指揮官の処分の一環であり、ロシアの指揮系統の乱れが加速していることを示唆している」と指摘しました。 (NHK = 7-16-23) 「これが現代の戦争だ」 数千ドルのドローンが、ロシア「最新型」戦車を破壊する映像
ウクライナ政府は、ウクライナ軍のドローンがロシア軍の最新戦車 T-90 を攻撃し、さらにロシア軍による戦車の回収も阻止したと発表した。 このときの模様としてウクライナ側はドローンが T-90 戦車を攻撃する瞬間の映像を公開しており、安価なドローンが大きな戦果を上げていることについて「これが現代の戦争の形だ」とコメントしている。 ウクライナ国防省は 7 月 12 日、ソーシャルメディアへの投稿の中で、「第 24 機械化旅団の『ラログ』攻撃用ドローン中隊がロシア軍の最新型戦車『T-90』に打撃をもたらし、またさらなる攻撃によって同戦車の退避を阻止した」と述べた。 ラログとは、スラブ神話に登場する火の悪魔の名前だ。 この説明と共に投稿されたドローン撮影の動画には、ロシア軍の T-90 戦車が映っており(場所の詳細は不明)、その後に無人航空機 (UAV) がこの戦車を攻撃する様子が映っている。 その後、2 機目のドローンが、1 回目の攻撃で損傷を受けた戦車のすぐ近くを攻撃している。 ウクライナ国防省はツイッターに、「値段にして数千ドル相当のドローン 2 機で、300 万ドル相当の戦車を破壊した」と投稿した。 T-90 戦車には幾つものモデルがあり、その値段を断言するのは難しい。 最も高額なものは、1 台あたり約 450 万ドルもするとされている。 ウクライナ側は過去に、ウクライナ軍の兵士らが T-90 戦車を狙って攻撃する様子を捉えた動画を公開している。 T-90 は、ロシアのその前の主力戦車である T-72 の改良版だ。 検証可能な写真や動画を元にウクライナ軍とロシア軍の装備の損失を記録しているオランダの軍事ブログ「Oryx」によれば、ロシアは 2022 年 2 月の侵攻開始以降、T-90A 戦車を 35 台、T-90AK 戦車を 1 台、T-90S 戦車を 7 台失っている。 またこれに加え、「画期的な」戦車だと称する T-90M 戦車 25 台も失っているという。 だがロシア軍の損失に関するこの推定は控えめな数字だと考えられており、実際にはもっと大きな損失が出ている可能性が高い。 「現代の戦争とはこういうものだ」と、ウクライナ国防省は 12 日に述べている。 今回の戦争では、ロシア側にとってもウクライナ側にとっても、ドローンが戦闘で重要な役割を果たしている。 ウクライナ内務省のアントン・ゲラシチェンコ顧問は 2 月に本誌に対して、ドローンは「今回の戦いにおいて、まさにスーパー兵器だ」と語っていた。 ドローンは戦場でさらに一般的な存在になる ロシア軍はミサイル攻撃に代わる格安な攻撃手段としてドローン、とりわけイラン製の「シャヘド」無人航空機を使用しており、ウクライナ側はそれらを撃墜するために、より高額な防空システムを配備せざるを得ないことが多い。 ウクライナ軍参謀本部は 12 日、ロシア軍が夜間に「シャヘド」ドローン 20 機でウクライナ国内の複数の標的に向けて攻撃を行ったと明らかにした。 これらのドローンはウクライナ北東部と国境を接するロシアのクルスクにある基地と、(ロシア)クラスノダール地方のプリモルスコ・アフタルスクにある軍事施設から発射された。 ウクライナ軍は、これら20機のドローンについて、ウクライナの防空システムにより全て撃墜したと発表した。 一方のウクライナ軍も「ドローン軍」に投資を行っており、専門家は、急速に発展しつつあるドローン技術が今後もさらに普及することを、ウクライナ軍は見越しているようだと指摘する。 イギリスにある西イングランド大学のスティーブ・ライト上級研究員(航空電子工学および航空機システム)は、ドローン戦争は「大いにエスカレート」していると指摘。 彼は 7 月に入って本誌に対し、ドローンは今後、戦場においてこれまで以上に一般的に使われるようになっていくだろうと語っている。 (エリー・クック、NewsWeek = 7-16-23) 独ショルツ首相、ウクライナへの武器供与「5 年間で 170 億ユーロ」 ドイツのショルツ首相は 14 日の記者会見で、2022 年から27年までの 5 年間でドイツが総額約 170 億ユーロ(2 兆 6 千億円)相当の武器をウクライナに供与する見込みだと明らかにした。 ウクライナのメディア「ウクライナ・プラウダ」が、「ヨーロピアン・プラウダ」を引用して伝えた。 ショルツ氏は「(昨年 2 月に)戦争が始まってから 27 年までにウクライナへの武器供給だけで、私たちはおそらく 170 億ユーロを使うことになる。」と述べたという。 (asahi = 7-15-23) 長距離ミサイル ATACMS 供与、米政府の決定「近い」 ウクライナ大統領府のイエルマーク長官は 14 日、ウクライナに長距離ミサイル「ATACMS (エイタクムス)」を供与するかどうかの米政府の決定は「非常に近い」との見方を記者団に示した。 「ATACMS」の射程は約 300 キロとされ、ウクライナが供与を求めてきた。 現地メディア「キーウ・インディペンデント」が伝えた。 イエルマーク氏は、サリバン米大統領補佐官(国家安全保障担当)と連絡を密にしており、米国側の意思決定のプロセスを理解していると説明したという。 バイデン米大統領は 12 日、「ATACMS」のウクライナへの供与を検討していることを記者団に認めていた。 (asahi = 7-15-23) 基地攻撃でロシア兵最大 200 人死亡か ウクライナ南部 ウクライナ南部ザポリージャ州メリトポリのイワン・フェドロフ市長は 13 日までに、ウクライナ軍がロシアの支配下にある同州トクマクのロシア軍基地を攻撃し、ロシア軍兵士最大 200 人と、トクマクの指揮官が死亡したと明らかにした。 フェドロフ氏は「ウクライナ軍がトクマクにある占領者の陣地への攻撃を成功させた」と SNS 「テレグラム」で述べた。 同氏はウクライナ支配地域にいる。 同氏の主張を裏付けることはできないが、トクマクの鍛造工場に置かれているロシア軍基地が攻撃を受けたと情報機関が報告していると主張した。 同氏の主張を確認する方法はなく、鍛造工場への攻撃を示す映像などはない。 だが親ロシア派のソーシャルメディアは 11 日、「空軍部隊がトクマクに大規模攻撃を行った。 初期情報では攻撃 6 回が記録されている。」と伝えた。 ロシアが任命したザポリージャ州の当局者、ウラジーミル・ロゴフ氏も同日、トクマクでの一連の爆発に言及し、空き地での火災の様子を映した動画を投稿した。 撮影場所は特定できなかった。 ウクライナ軍はロシア軍の重要な防衛拠点であるトクマクを定期的に攻撃目標にしている。 (CNN = 7-14-23) G7 発表の宣言にチェコなど 6 カ国が参加 ゼレンスキー氏明かす ウクライナのゼレンスキー大統領は 13 日夜のビデオ演説で、11 - 12 日にリトアニアであった北大西洋条約機構 (NATO) 首脳会議にあわせ、主要 7 カ国 (G7) が発表した長期的な安全保障を提供する共同宣言に、チェコやデンマークなど 6 カ国が新たに加わったことを明らかにした。 G7 の共同宣言では、長期的な安全保障の提供を約束し、「陸海空の領域で現代的な軍事装備」を支援するなどと記した。 ウクライナと二国間交渉などを経て支援を行うという内容で、G7 以外の国でも賛同すれば宣言に加われるとした。 ゼレンスキー氏は 13 日の演説で「(NATO 首脳会議の終了から)わずか 1 日後、6 カ国が世界の 7 大民主主義国にすでに加わった」とし、チェコとデンマーク、オランダ、ノルウェー、スペイン、スウェーデンの名前を挙げた。 さらに参加する国が増えることを確信しているとした。 ゼレンスキー氏は、来年 7 月にワシントンで開かれる次回の NATO 首脳会議に向けた準備にすでに着手したと強調。 NATO 加盟に向けた意欲を改めて示した。 (asahi = 7-14-23) ロシアのウクライナ侵攻、バイデン氏「交渉による決着望む」 ヘルシンキを訪問中のバイデン米大統領は 13 日、フィンランドのニーニスト大統領と会談後、共同で記者会見した。 ロシアのウクライナ侵攻による戦争が長期化する可能性について問われると、「戦争が何年も続くとは思えない」と回答。 「彼らの資源と能力から考えて、ロシアがいつまでも戦争を続けられるとは思えない」と語った。 「プーチン大統領はいずれ、経済的、政治的、あるいはその他の面で、戦争を続けることはロシアの利益にならないと判断する状況が訪れると思う」とも述べた。 「私の希望、期待は、ウクライナが攻勢を大きく前進させ、その過程のどこかで交渉により決着させることだ」と語った。 また、ウクライナは現在の戦争が終わらないと北大西洋条約機構 (NATO) に加盟できないとするならば、プーチン氏が戦争を続ける動機にならないかと問われると、「プーチンはすでに戦争に負けている」との見解を述べた。 ロシアが核を使う可能性については「プーチンが核兵器を使用する現実的な見通しはないと思う。 西側諸国だけでなく、中国やその他の国々も『それはするな』と言っている」と述べた。 (asahi = 7-14-23) 車両式爆発装置で心理打撃 前線でロシア軍、英国防省分析 【キーウ】 英国防省は 13 日、ロシア軍が旧式の装甲車に数トンの爆発物を積み、車両運搬式即席爆発装置 (VBIBD) としてウクライナ侵攻の前線で使っているとの分析を発表した。 目標に達する前に多くが地雷により爆破されるが、ウクライナ軍に心理的な打撃を与えていると指摘した。 ウクライナ東部ドネツク州の激戦地マリンカで多くの使用が確認された。 装甲車を目標に向かって走らせた後、運転手は脱出。 VBIED の活用はロシア南部チェチェン共和国の部隊が展開してから数日後に始まったとし、同部隊が主導している可能性があるとした。 (kyodo = 7-14-23) 国連、ロシアに農業銀行の SWIFT 再接続を提案か ロイター通信は 12 日、国連のグテーレス事務総長がロシアのプーチン大統領に対し、ロシア農業銀行の子会社を国際的な決済網に復帰させるかわりに、黒海を通じたウクライナからの食料輸出の協定延長を認めるよう提案したと報じた。 協定は 17 日に期限を迎えるが、ロシアは再延長に否定的だった。 ロシアとウクライナは昨年 7 月、国連とトルコが仲介する形で食料輸出に合意したが、ロシア側は欧米によるロシア産穀物や肥料の輸出への制裁が緩和されていないと主張し、合意からの離脱をちらつかせてきた。 ウクライナへの侵攻後、ロシアの主要銀行の多くは、国際的な決済網である国際銀行間通信協会 (SWIFT) から締め出されている。 ロイターによると、欧州連合 (EU) が、ロシア農業銀行の子会社を SWIFT に復帰させることを検討しているという。 (asahi = 7-13-23) ロシア軍幹部、国防省を非難して解任か ウクライナ侵攻に関わるロシア軍幹部とみられる人物が、ロシア国防省を批判して解任されたと述べる音声が、12 日公開された。米 CNN が伝えた。 この幹部は、ウクライナ中南部ザポリージャ地域の戦闘などに参加してきた、第 58 諸兵科連合軍のイワン・ポポフ司令官。 音声は、元軍幹部の国会議員が、ポポフ氏本人の発言として SNS に投稿した。 CNN によると、発言のなかでは、砲兵偵察拠点がないことや多数の仲間が死傷したことについて、国防省に疑問を呈した、との主張が展開されている。 その結果、ショイグ国防相に解任されたという。 「ウクライナ軍は我々を正面突破できなかったのに、(ロシア軍の)上級司令官が後ろから攻撃して、卑劣にも軍の首をはねた」とも語られている。 (asahi = 7-13-23) |
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