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ウクライナ軍、最前線から 100 キロの露軍部隊本部を攻撃 … 長射程兵器を使用か

ウクライナ軍は 21 日、ロシア軍の占領下にある南部ザポリージャ州の港湾都市ベルジャンシクの露軍部隊の本部を攻撃し、損害を与えたと発表した。 ベルジャンシクは戦闘の最前線から約 100km 離れており、長射程兵器を使った模様だ。 ベルジャンシクはウクライナ軍が大規模な反転攻勢で奪還を目指す候補地として取りざたされている。

ウクライナ軍は使用した兵器については明らかにしていない。 露軍側はウクライナ軍が英国から供与された長距離巡航ミサイル「ストームシャドー(射程 250 キロ・メートル超)」を使ったと主張している。 ウクライナ軍は英国がストームシャドーの供与を正式発表した 11 日以降、米国が供与した高機動ロケット砲システム「HIMARS (射程約 80km)」で届かない距離にある露軍拠点への攻撃を活発化させている。

東部ドネツク州の港湾都市マリウポリでは 19 日夜に露軍が基地として使用している空港で大規模な爆発があった。 露軍側は 20 日、マリウポリがストームシャドーによる攻撃を受けたと発表した。 マリウポリもウクライナ軍による反攻の候補地の一つに浮上している。 一方、ウクライナ陸軍の司令官は 21 日、露国防省が「全域制圧」を宣言したドネツク州の要衝バフムト周辺の最前線を視察したと SNS で発表した。 司令官はバフムト周辺での反撃で成果を上げており、奪還の機会がくると強調した。 ウクライナ側はバフムトの陥落を認めていない。 (yomiuri = 5-22-23)


ウクライナ軍、バフムート市街地側面から進軍 ロシアとの戦闘続く

ウクライナのマリャル国防次官は 22 日、ウクライナ東部ドネツク州の激戦地バフムートで、ウクライナ軍が市街地の側面から進軍していると SNS に投稿した。 郊外の高台をめぐって、ロシア軍との戦闘が続いているという。  バフムートでは昨夏から激しい戦闘が続き、街は壊滅状態になっている。 ロシア側は 20 日に制圧を主張したが、ウクライナ側は否定している。 ウクライナ軍の第 93 機械化旅団は 21 1日、バフムート市街地をドローン撮影した映像を公開。 ロシアの侵攻によって「廃虚の街」と化し、復興が容易でなくなった街の様子を改めて示した。 (asahi = 5-22-23)


ウクライナ軍司令官、バフムト近郊訪問 防衛継続を主張

【ロンドン = 大西康平】 ウクライナのシルスキー陸軍司令官は 21 日、東部ドネツク州の激戦地バフムト近郊の前線基地を訪問した。 ウクライナ軍が支配しているのはバフムトの限定的な地域だが、防衛を継続していると主張した。 ロシア軍に対する戦術的な包囲に近づいており、状況が変われば進軍の足がかりとなるとの見方を示した。 通信アプリ「テレグラム」に投稿した。 ロシア国防省は同日にバフムトを完全に制圧したと主張しており、双方の主張は食い違っている。 ウクライナのゼレンスキー大統領は同日、広島市での記者会見でバフムトは占領されていないと明言した。 同国のマリャル国防次官も「敵はバフムトの包囲に失敗した」と SNS (交流サイト)に投稿し「我が部隊は郊外で進軍し、敵がバフムトにとどまるのは難しくなっている」と指摘した。 一方、タス通信は同日、ロシアのプーチン大統領がバフムトの「解放」について「民間軍事会社ワグネルの部隊とロシア軍部隊に祝意を表明した」とする大統領府の声明を報じた。 ワグネルの創設者プリゴジン氏はバフムトを完全に制圧したと主張し、部隊を撤退させて制圧地域をロシア軍に引き渡すとしていた。 (nikkei = 5-22-23)


ゼレンスキー氏が平和サミット開催提案 G7 サミット拡大会合で

ウクライナのゼレンスキー大統領は 21 日、広島市で開かれた主要 7 カ国首脳会議(G7 サミット)の拡大会合で、ロシア軍のウクライナ全土からの完全撤退やウクライナ領土の一体性の回復など 10 項目の和平案に言及し、国際社会の支持を取り付けるために首脳級の「平和サミット」を 7 月に開催することを提案した。 ウクライナ大統領府が明らかにした。

ゼレンスキー氏は 2022 年 11 月に 10 項目の和平案を打ち出し、ロシアとの和平協議を始める前提条件になるとしている。 拡大会合でゼレンスキー氏は「侵略者が私たちの領土にとどまっている限り、誰もロシアとの交渉のテーブルにつくことはない」と強調した。 ゼレンスキー氏は 21 日、広島市でバイデン米大統領と会談した。 バイデン氏は新たに 3 億 7,500 万ドル(約 517 億円)相当の弾薬や装備品をウクライナに供与すると表明。 ゼレンスキー氏が求めていた米国製 F16 戦闘機の欧州各国からの供与を容認し、ウクライナ軍パイロットの訓練を支援する方針も直接伝えた。 (mainichi = 5-21-23)


ゼレンスキー大統領と会談したインド ロシアとの関係も深い事情

広島市で開かれた主要 7 カ国首脳会議(G7 サミット)に招待されたインドのモディ首相が 20 日、ウクライナのゼレンスキー大統領と広島市内で会談した。 ロシアによるウクライナ侵攻後、中立的な姿勢を貫いてきたインドとの会談で何が語られたのか。 両者の会談は、侵攻後初めて。 モディ氏は会談中、「ウクライナでの戦争は、全世界に影響を与えている大きな問題だ」としたうえで、「政治や経済ではなく、人道や人間の価値観に関する問題だと考えている」と指摘。 ウクライナへの人道支援の拡大を誓い、「解決に向けてできる限りのことをしていく」とも表明した。

これに対し、ゼレンスキー氏は会談後、「地雷の除去や移動式病院などにおける支援の必要性について説明した」などとテレグラムに投稿。 ウクライナが取り組む和平に向けた取り組みに参加することも要請した。 インド外務省のクワトラ外務次官はその後の会見で、「会談はウクライナ側から提案を受けた」と説明。 ゼレンスキー氏から、モディ氏のウクライナ訪問も打診されたという。

インドは、ロシアなども参加する主要 20 カ国・地域首脳会議(G20 サミット)を 9 月に開催するなど、国際社会での存在感を高めている。 ウクライナ側は、インドからの支援に感謝しつつ、中立的な姿勢に変化をもたらしたいとの狙いがあるとみられる。 一方のインドにとっても、ゼレンスキー氏との会談によって、ロシア寄りと見られることもあるイメージを払拭する狙いがあった可能性がある。 インド国内では、モディ氏がロシアとウクライナの停戦に向けて、仲介役になることを期待する声もあがる。

ただ、戦争の終結に向けて、インドがどこまで役割を果たせるかは現時点で不透明だ。 インド政府はこれまで、「対話と外交が唯一の道だ」と訴える一方、ロシアを非難する国連総会の決議では常に棄権してきた。 背景には、インドがロシアに安全保障面で頼る実態がある。 インドは冷戦下で「非同盟主義」を掲げながら、国境紛争を抱える中国やパキスタンなどに対抗するため、旧ソ連との関係を深めた。 現在も兵器の半分近くはロシアから調達。 部品の修理やシステムの構築も依頼し、人的なつながりも深い。

モディ氏は昨年 9 月、ロシアのプーチン大統領と会談した際に、「今は戦争の時代ではない」と苦言を呈したものの、「我々は何十年も常に一緒にいるような友人であり、この関係を優先している」とも強調した。 ウクライナ情勢を巡って欧米が対ロシア制裁に踏み切り、ロシア産エネルギーの輸入を制限する中、インドはロシアからの石油の輸入も急増させてきた。 英 BBC は 5 月、ロシアからの昨年の原油の輸入量が、前年比で約 10 倍になったと報じた。

欧米諸国からは「制裁の抜け穴になる」と批判の声もあがるが、インド政府は「世界的な燃料価格の高騰に対応するためだ」と主張するなど、国益を重視する姿勢を貫いてきた。 インドは 1970 年代のオイルショックや 90 年前半に起きた湾岸戦争などの影響で、経済危機に見舞われた経験を持つ。 近年は経済成長を果たし、昨年の名目 GDP は旧宗主国の英国を抜いて世界で 5 番目になったが、現在も 14 億人超の人口の約 1 割は貧困層だとされ、途上国としての一面もある。

日本や米国などの G7 各国は、サミットや日米豪印による協力枠組み「クアッド」などを利用してインドとの関係を強化。 岸田文雄首相は昨年 3 月、インドに今後 5 年間で 5 兆円規模を投資する目標を掲げ、G20 サミットでの連携にも力を入れる。 インドのシンクタンク「オブザーバーリサーチ財団」で、外交や安全保障を研究するハーシュ・パント氏は「インドは長く、ロシアを防衛上のパートナーとしてきた。 それは、一夜にして変わるものではない。」と指摘したうえで、「今後 10 - 20 年のインドの外交政策を考えると、西側諸国との関係を重視していくという長期的な軌道ははっきりしている。」と述べた。 (石原孝、asahi = 5-21-23)


ウクライナのゼレンスキー大統領が来日 広島空港に到着 警察

警察によりますと、ウクライナのゼレンスキー大統領は、20 日午後 3 時 30 分ごろ、G7 サミットに参加するため広島空港に到着しました。 そして駐機場へ移動したあとタラップが設置され、赤いじゅうたんが敷かれました。 まもなくして飛行機のドアが開くと緑色の服を着たゼレンスキー大統領が 1 人でタラップを降り、出迎えた政府の関係者らとあいさつして車に乗り込みました。 (NHK = 5-20-23)


ロシア側が追加配置 ウクライナ側も明らかに

英国防省は 20 日の戦況分析で、ロシア軍がこの 4 日間で、激戦が続くウクライナ東部ドネツク州バフムートにいくつかの大隊を再配置しているとみられると発表した。 ウクライナのマリャル国防次官も 19 日、ロシア側が数千人の兵士を追加配置していると明らかにしていた。 同省は、ウクライナにいるロシア軍で任務についていない部隊はほぼないとみており、この再配置は「注目すべきこと」と評価。 ウクライナ侵攻で劣勢が続くロシア軍は、何らかの戦果をアピールしたいとの思惑があるとして、バフムートの占領に向けて戦闘を継続するとの見方を示した。 (asahi = 5-20-23)


ロシア軍占領下のマリウポリで複数の爆発

ロシア軍が占領下に置くウクライナ東部ドネツク州の港湾都市マリウポリの郊外で 19 日夜、複数の爆発があった。 ウクライナ国営通信社「ウクルインフォルム」など複数の現地メディアが、地元議員らの SNS への投稿をもとに報じた。 マリウポリは、クリミア半島とウクライナ東部をつなぐ要衝。 「ウクライナ・プラウダ」によると、ロシア軍の兵士が拠点にしている空港付近で爆発が起きたとの情報もあるという。 (asahi = 5-20-23)


ロシア軍が巡航ミサイルをキーウへ発射、5 月 10 回目の攻撃 … パトリオットは「完全復旧」

ウクライナ空軍などによると、ロシア軍は 19 日、自爆型無人機 22 機と巡航ミサイル「カリブル」 6 発をウクライナの首都キーウなどに発射した。 ウクライナ軍は無人機 16 機とミサイル 3 発を撃墜したという。 露軍によるキーウへの攻撃は 2 日連続で、5 月に入ってから 10 回目となった。 キーウの軍関係者は SNS で、「短い間隔で数波に及んだ」とし、露軍がウクライナ軍の防空網の弱体化を狙っているとの見方を示した。

キーウ周辺に展開している米国製の地対空ミサイルシステム「パトリオット」は露軍のミサイル攻撃で損傷していたが、米国防総省のサブリナ・シン副報道官は 18 日の記者会見で、損傷は軽微で「完全復旧した」と明らかにした。 一方、ウクライナ軍の報道官は 19 日、最大の激戦地である東部ドネツク州の要衝バフムト情勢に関し、「我が軍が一定程度、戦闘の主導権を握っている」と述べ、周辺での反撃の進展を強調した。 露国防省は 19 日、セルゲイ・ショイグ国防相が、ウクライナ南部ザポリージャ州の露軍司令部を視察したと発表した。 ウクライナ軍の大規模な反転攻勢に備えた動きとみられる。 (yomiuri = 5-19-23)


ウクライナへの F16 供与、米国が欧州の同盟国に容認示唆

米 CNN は 18 日、米国が欧州の同盟国に対し、F16 戦闘機のウクライナへの供与を認める意向を示唆していると報じた。 欧州の一部の同盟国は米国製の F16 を保有。 機密性の高い技術が使用されているため、第三国へ供与するには米国の承認を受ける必要がある。 CNN によると、現時点で同盟国から正式な供与の承認要請はないものの、オランダがウクライナに供与する考えを示唆しているという。 ウクライナ側は F16 の供与を強く要請している。 (asahi = 5-19-23)


ゼレンスキー大統領がサウジアラビアに到着

ウクライナのゼレンスキー大統領がアラブ連盟の首脳会議に出席するため、サウジアラビアのジッダに到着しました。 ゼレンスキー大統領はこの後、中東やアフリカ諸国など、20 余りの国や地域が参加する首脳会議に出席し演説を行う予定です。 また、サウジアラビアのムハンマド皇太子と会談を行うとしています。 ロイター通信などによりますと、ゼレンスキー大統領はこの首脳会議に出席した後、フランス政府の飛行機で G7 サミットが開かれている広島に向かうということです。 被爆地・広島で開かれるサミットに対面で参加することでウクライナへの支持を促し、ロシアに圧力を掛ける狙いがあるとみられます。 (テレ朝 = 5-19-23)

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ウクライナ当局、ゼレンスキー氏訪日を否定

ウクライナの国家安全保障防衛会議の報道部は 19 日、ゼレンスキー大統領が広島市で開催中の主要 7 カ国 (G7) サミットに、訪日ではなくオンラインでの参加をすると発表した。 同会議の幹部のダニロウ書記がゼレンスキー氏の訪日を確認したとするメディアの報道を公式なコメントで否定した格好だ。

ダニロウ書記は 19 日朝、各テレビ局が合同で放送するニュース番組で、ゼレンスキー氏が訪日して G7 サミットに出席する重要性などについて語った。 この発言をもとに各メディアが一斉にゼレンスキー氏が訪日すると報じたが、日本側は公式にはゼレンスキー氏はオンライン参加するとしており、報道部の発表は報道を打ち消す狙いがあるとみられる。 (asahi = 5-19-23)

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ゼレンスキー大統領があすにも来日、広島サミットに対面で参加へ … アジア訪問は初

ウクライナのウォロディミル・ゼレンスキー大統領が、広島市で開かれている先進 7 か国首脳会議(G7 サミット)に対面で参加する方向で調整していることが 19 日、わかった。 複数の日本政府関係者が明らかにした。 来日が実現すれば、昨年 2 月にロシアの侵略を受けて以降、アジアを訪問するのは初めてとなる。 ゼレンスキー氏は 20 日にも来日し、翌日に開かれるウクライナ情勢を議題とするセッションに参加する方向だ。 岸田首相やバイデン米大統領との個別会談も調整する。

ゼレンスキー氏はサミットに直接参加することで、米国製戦闘機 F16 を含む追加の軍事支援や対露制裁の強化を G7 各首脳に働きかける意向とみられる。 プーチン政権が核兵器の使用をちらつかせる中、被爆地・広島を訪れ、ウクライナだけでなく世界が核の脅威に直面していることを発信する狙いもありそうだ。 ゼレンスキー氏の G7 サミット参加をめぐり、日本政府は 18 日夜、追加日程として 21 日にオンライン形式で参加すると発表した。 ただ、ゼレンスキー氏は戦況次第で、来日して対面参加する可能性を模索していた。 (yomiuri = 5-19-23)


ロシア軍が再びキーウに「飽和攻撃」か、ミサイル 30 発 … パトリオット狙い集中発射

ウクライナ空軍などによると、ウクライナに侵略するロシア軍は 17 日夜から 18 日未明にかけて、首都キーウなどに陸海空からミサイル 30 発を断続的に発射し、ウクライナ空軍が 29 発を撃墜した。 キーウへの攻撃は、米国製の地対空ミサイルシステム「パトリオット」の展開地域に集中している。 ウクライナの迎撃能力を上回る大量のミサイルを撃ち込む飽和攻撃を 16 日に続いて仕掛けたとみられる。

ウクライナ軍総司令官によると、露軍は戦略爆撃機 10 機を使って巡航ミサイル 22 発を発射し、黒海の艦艇や地上からもミサイルを発射した。 キーウではミサイル攻撃後に偵察用無人機など 4 機を投入した。 パトリオットは 16 日の攻撃で「軽微な損傷」被害が出ており、露軍が攻撃後に無人機を飛ばし成果を確認した可能性がある。 パトリオットを標的にした集中攻撃は 3 回目だ。 南部オデーサ州ではミサイルが工業施設に着弾し、1 人が死亡、2 人が負傷した。 (yomiuri = 5-18-23)

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ウクライナ全土に空襲警報 首都キーウで爆発音、建物火災

ウクライナのニュースサイト「ウクライナ・プラウダ」によると、18 日未明、ウクライナ全土に空襲警報が発令された。 午前 5 時(日本時間同 11 時)ごろから中部ビンニツァ州やフメリニツキー州、首都キーウで爆発音が響いた。 飛来するロシア軍のミサイルに対し、地上から迎撃ミサイルが発射されている。

キーウ市当局によると、市内にミサイルの残骸が落下。 ドニプロ川をはさんで中心部の対岸にある東部地域で建物が燃えているという。 ロシア軍はウクライナの防空システムの破壊を狙っているとみられる。 システムの配備場所を隠すため、キーウ市は市民に対し、ミサイルが撃墜される様子を動画や写真に撮らないよう SNS で警告している。 (asahi = 5-18-23)


ウクライナ軍、バフムト周辺で前進 ロシア部隊投入続く = 報道官

[キーウ(キエフ)] ウクライナ軍は 17 日、東部の激戦地バフムト周辺でさらに前進を遂げたと明らかにした。 ロシア側が空挺部隊を含む新たな兵士投入を続けているとも指摘した。 ゼレンスキー大統領は演説で、ロシアの砲撃が複数の地域で続いていることに言及し、国際社会はロシア政府への圧力を強める必要があると訴えた。 ウクライナ軍報道官は同国テレビで「われわれは防衛作戦を成功させ反撃しており、この日は一部で 500 メートル前進した」と述べた。

ロシア側に弾薬不足の兆候は見られないとし、「敵はあらゆる(兵器)システムを使ってバフムトを制圧しようとしている。 何らかの暫定的な成功を収めようと空挺兵を中心に新たな部隊を投入している」と語った。 ロシア側はこれについてコメントしていないが、RIA ノーボスチ通信はロシア軍がバフムト西部制圧に向けて戦闘を続けているとする国防省の発表を伝えた。 ロシアの民間軍事会社ワグネルの創始者エフゲニー・プリゴジン氏は「敵の前進を受け、ロシアの空挺兵は敵に有利な位置を取っている」と語り、ウクライナ軍がバフムトで優位に立っていることを示唆した。 (Reuters = 5-18-23)


クレバ外相、領土失う提案「受け入れない」、中国特使に立場説明

ウクライナ外務省は 17 日、クレバ外相が、首都キーウを訪問した中国政府の特使と会談したと発表した。 クレバ氏は、中国側に対し、ウクライナが自国の領土を失う形の提案を受け入れることはない、との立場を伝えたという。 現地メディア「ウクライナ・プラウダ」が伝えた。 ウクライナ側の発表によると、クレバ氏は、ウクライナの主権と領土の一体性を尊重することが原則になるとの立場を説明した。

ウクライナにとって、一方的に軍事侵攻したロシア軍の撤退が停戦の絶対条件で、その立場を強調した。 中国は「一刻も早い停戦」を訴えるものの、ロシア軍の撤退には触れていない。 今回の特使の訪問は、習近平(シーチンピン)国家主席が 4 月にウクライナのゼレンスキー大統領と電話協議した際に約束していた。 (asahi = 5-18-23)


米高官「パトリオット、現在も稼働中」 AFP 通信伝える

ウクライナが首都キーウに配備し、ロシア軍が極超音速ミサイル「キンジャル」で破壊したと主張する米国製地対空ミサイルシステム「パトリオット」について、米高官は「現在も稼働中だ」と述べた。 AFP 通信が伝えた。 ただ、16 日未明のロシア軍によるミサイル攻撃の際、近くに飛翔体が落下し、損傷を受けたことは認めたという。 パトリオットは米国やドイツ、オランダなどからウクライナに供給されたが、配備数や場所は明らかにされていない。 今月 4 日にロシア軍がキーウをミサイル攻撃した際、ウクライナ空軍は音速の 10 倍で飛ぶキンジャルをパトリオットで撃墜したと発表。 「歴史的な出来事」などとしていた。 (asahi = 5-18-23)

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米供与の「パトリオット」が損傷か … ロシア軍が極超音速ミサイルで集中攻撃

【ワシントン = 淵上隆悠】 米 CNN は 16 日、米当局者の話として、ロシアの侵略を受けるウクライナに供与した米国製の地対空ミサイルシステム「パトリオット」が、露軍による首都キーウ一帯への集中的なミサイル攻撃で損傷した可能性があると報じた。 事実ならば、4 月下旬に実戦配備されて以降、初の損傷となる。 米当局者は、パトリオットは「破壊されていない」と強調した。 米国家安全保障会議 (NSC) のジョン・カービー戦略広報調整官は 16 日の記者会見で、報道の確認は避けつつ、「損傷し、ウクライナ国外で修理する必要があるならば確実に支援する」と述べた。 ウクライナにはパトリオットが 2 セット配備されている。

露国防省は 16 日、極超音速ミサイル「キンジャル」がキーウに展開していたパトリオットを直撃したと発表していた。 キンジャルは最大速度がマッハ 10 で短距離弾道ミサイル「イスカンデル」の空中発射型とされる。 ウクライナ空軍の報道官は地元テレビに対し、露国防省の声明には「コメントしない」と述べた。 一方、ウクライナ軍参謀本部は 16 日、露軍はキンジャル 6 発を含む 25 発を発射し、ウクライナ側がすべて撃墜したと発表した。 キンジャルは今月上旬にも、パトリオットで撃墜された。 (yomiuri = 5-17-23)


ロシアから国境 3 州への攻撃強まる ウクライナのマリャル国防次官

ウクライナのマリャル国防次官は 17 日、ロシア軍が過去 1 カ月の間に、ロシアとの国境にある北東部スーミ州、北部チェルニヒウ州、東部ハルキウ州に対して攻撃を強めていると SNS で明らかにした。 マリャル氏によると、16 日までの 1 週間に、この 3 州に対しての攻撃は計 162 回にのぼった。 そのうちスーミ州が 110 回を占めるという。 マリャル氏は「ロシア軍は毎日、さまざまな種類の武器で市民を銃撃し、幼稚園や病院、学校などを破壊している」と記した。 (asahi = 5-17-23)


ウクライナ、ロシアの極超音速ミサイル 6 発迎撃と発表

ウクライナ空軍は 16 日、ロシア軍によるミサイルやドローン(無人機)による攻撃が前夜から相次ぐ中、極超音速ミサイル 6 発を迎撃したと発表した。 ウクライナのオレクシー・レズニコフ国防相は、「またしてもウクライナ空軍が驚くべき成功を収めた! 昨夜、空軍はロシアの極超音速ミサイル『キンジャル』 6 発とその他のミサイル 12 2発を撃ち落とした」と、ツイッターに英語で投稿した。

ロシアのウラジーミル・プーチン大統領は 2018 年にキンジャルを公開した際、ミサイル防衛システムによる迎撃が極めて困難な「理想的な兵器」と形容していた。 ウクライナは今月に入り、先月受領した米国製の地対空迎撃ミサイルシステム「パトリオット」を使用してキンジャルの迎撃に初めて成功したと発表していた。 ただし、今回の迎撃に使用された武器については明らかにされていない。 (AFP/時事 = 5-16-23)


英、攻撃型ドローン数百機をウクライナに供与へ

ウクライナのゼレンスキー大統領は 15 日、英国を訪問し、スナク英首相とロンドン郊外で会談した。 侵攻を続けるロシアに対するウクライナの反転攻勢を支援するため、英国は射程 200 キロを超える攻撃型ドローン数百機などを供与する方針を示した。 ロシアによる全面侵攻が始まった昨年 2 月以来、ゼレンスキー氏の訪英は今年 2 月に続いて 2 回目。 英国は、前週に公表した長射程の巡航ミサイル「ストーム・シャドー」の提供に続き、攻撃型ドローンのほか、数百発の防空ミサイルの供与も決めた。 今後数カ月間にわたって引き渡していく予定。 (asahi = 5-16-23)


ウクライナ、バフムト防衛で初めて攻撃に成功 = 司令官

[キーウ] ウクライナ軍は 15 日、東部ドネツク州の激戦地バフムト方面の進軍について、バフムト防衛で初めて攻撃に成功したと表明した。 ただ、バフムトの情勢が厳しいことも認め、ロシア軍はバフムト制圧の目標を変えておらず、バフムト近郊に攻撃部隊を投入していると述べた。 ウクライナ軍は先週、ロシアがバフムトの前線から後退を始めたと表明。 ロシア側も後退を認めた。

ウクライナのシルスキー陸軍司令官はメッセージアプリ「テレグラム」に「バフムト方面のわが軍の進軍はバフムト防衛に向けた攻撃の初の成功例だ」とし「この極めて厳しい状況でもわれわれが前進でき、敵を破壊できることが過去数日で明らかになった。 われわれは敵より少ない資源で戦いながら、敵の計画を台無しにすることができる」と述べた。 ウクライナはロシアが占領する地域を奪還するため、大規模な反転攻勢を近く開始する見通しだが、ウクライナ当局者はバフムト周辺の進軍は大規模な反転攻勢が始まったことを意味しないと説明している。 ロイターは戦況に関する報告を独自に検証できていない。 (Reuters = 5-15-23)


ゼレンスキー大統領、欧州歴訪 G7 前に「大攻勢」へ支援固め 戦闘機は得られず

【パリ = 三井美奈】 欧州歴訪中のウクライナのゼレンスキー大統領は 14 日、パリでマクロン仏大統領と会談した。 訪仏に先立ちイタリア、ドイツを訪問し、ロシアに対する大規模攻勢に向け、各国首脳に戦闘機の提供を求めた。 広島での先進 7 カ国首脳会議(広島サミット)を前に、対露圧力で支援固めも目指した。 ゼレンスキー、マクロン両大統領は 14 日の会談後、共同声明を発表した。

声明によると、フランスはウクライナ軍の大隊に、偵察戦闘車や装甲車など数十両を提供し、兵員の訓練を行うと表明した。 防空体制でも支援を行うとしている。 広島サミットを視野に両大統領は、ロシアに対する追加制裁が必要という立場も確認した。 仏大統領府は、フランスは約 2 千人を訓練する見込みだと明かした。 ゼレンスキー氏が求めた戦闘機については「まず操縦訓練が必要。 時期尚早。」とした。

ゼレスキー氏は 14 日朝には、ベルリンでショルツ独首相と会談した。 共同記者会見で、「戦闘機の支援国連合の構築を目指している。 今回の訪欧の目的でもある。」と述べ、協力を求めた。 「大規模攻勢は成果が十分でないと、(支援を)考え直す国が出てくる。」と述べ、十分な装備が必要だと主張した。 ショルツ氏はレオパルト戦車、IRIS-T 防空システムなど総額 27 億ユーロ(約 4,000 億円)のウクライナ支援を発表した。 一方で戦闘機については、「防空ではすでに、効果的な装備を提供している」と述べるにとどめた。 会談では広島サミットも議題になり、ゼレンスキー氏は「G7 でのわれわれの立場を調整した」と述べた。

大規模攻勢についてゼレンスキー氏は訪欧前に英 BBC 放送で、「まだ時間が必要」と述べていた。 雪解けに合わせて春にも実施するとみられていたが、十分な武器が届いていないと示唆しており、西側に戦闘機や長距離ミサイルの供与を求めてきた。 ゼレンスキー氏は 13 日には、ローマでメローニ首相と会談した。 続いてバチカンでローマ教皇フランシスコと会談し、和平をめぐって話し合った。 (三井美奈、sankei = 5-15-23)


ロシア国防省、「旅団長級野戦指揮官 2 人がバフムト戦線で死亡」

ロシア軍の野戦指揮官 2 人がウクライナ戦線で死亡したことがわかった。 ロシア国防省は 14 日の会見を通じ「高位将校 2 人がバフムト付近での戦闘で死亡した」と明らかにした。 死亡者は第 4 機械化小銃旅団の指揮官であるマカロフ大佐と陸軍軍団副司令官のブロコフ大佐だ。

ロシア国防省は「マカロフ大佐はバフムト付近で戦闘を指揮しているところをウクライナ軍の攻撃で致命傷を負い、退避する過程で死亡した」と伝えた。 続けて「マカロフ大佐が指揮する旅団はウクライナ軍の戦車 3 台、歩兵戦闘車両 4 台、装甲車 2 台を撃破し、ウクライナ兵 200 人を射殺した」と主張した。 また「ブロコフ大佐は敵との戦闘過程で複数の破片を浴びて負傷し英雄的に死亡した」とした。

ロシア国防省がウクライナ戦線での自国指揮官の戦死を明らかにするのは異例だ。 バフムトはウクライナ戦線で最も激しい戦闘が起きている所だ。 ウクライナとロシアは昨年下半期以降バフムトに多くの人的・物的資源を投じて攻防戦を続けている。 (韓国・中央日報 = 5-15-23)


ウクライナが東部で反撃、ロシア軍司令部で大規模爆発 … 英ミサイル「ストーム・シャドー」か

タス通信などによると、ウクライナに侵略するロシアが一方的に併合した東部ルハンスク州の州都ルハンスク中心部で 12、13 の両日、露軍の司令部などで大規模な爆発が起きた。 露国防省は 13 日、ウクライナが英国から供与を受けた長射程巡航ミサイル「ストーム・シャドー(射程 250km 超)」を使ったと主張し、非難した。

州都は最前線から約 100km 後方にあり、米国が供与した高機動ロケット砲システム「HIMARS(同約 80km)」では届かない。 露側の地元「当局」は12 日の爆発に関し、現場付近でストーム・シャドーの刻印が入った部品などが見つかったとする写真も公表した。 英国防相は 11 日にウクライナに提供済みだと発表していた。 一方、ウクライナ軍は大規模な反転攻勢の準備段階として、東部で反撃を強化し、露軍に揺さぶりをかけているようだ。

ウクライナ軍の報道官は 12 日、露軍が全域制圧を狙う東部ドネツク州の要衝バフムト周辺で、過去 3 日間に約 17km2 を解放したと強調した。 米 CNN も 12 日、露軍が市北郊で約 5km 後退したとの見方を伝えた。 露国防省も 12 日の発表で、露軍部隊がバフムト北郊の貯水池周辺まで撤退したと認めた。 ウクライナ陸軍の司令官は 13 日、SNS で「複数の地域で前進している」と強調した。 (yomiuri = 5-14-23)

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ロシア併合のウクライナ東部で大規模爆発、露側「ミサイル攻撃」主張 … 南部では変電施設爆発

タス通信などによると、ロシアが一方的に併合したウクライナ東部ルハンスク州の州都ルハンスク中心部で 12 日夕、複数回の大きな爆発が起きた。 露側は SNS を通じて「ウクライナがミサイルで攻撃した」と主張した。 ウクライナ側は関与を認めていない。 露側によると、プラスチック工場の事務所がある建物などに 2 発が着弾した。 少なくとも子供 6 人が負傷したとしている。

米 CNN は、ルハンスクは米国供与の高機動ロケット砲システム「HIMARS」の射程(約 80km)圏外にあり、攻撃されるのは珍しいと伝えた。 露側は、英国提供の巡航ミサイル「ストーム・シャドー(射程 250km 超)」や、HIMARS の可能性は低いとの見方を示している。 一方、タス通信によると、やはり併合下にある南部ザポリージャ州の主要都市メリトポリの変電施設でも 12 日夕、大規模な爆発が起き、一部で停電と断水が起きた。 爆発に関与したとして複数の容疑者が拘束されたという。 また、南部クリミアでは、露側が一方的に任命した「首長」が、露軍が 12 日に「敵の無人機」を撃墜したと SNS に投稿した。 (yomiuri = 5-13-23)


ロシア軍戦闘機など 4 機墜落、乗員 9 人死亡か 一部メディア報道

ロシアのメディアが 13 日、ウクライナと接するロシア南部ブリャンスク州でロシア軍の戦闘機とヘリコプターが墜落し、乗組員らが死亡したと報じたが、情報は錯綜している。 一部のメディアは、墜落したのが戦闘機 2 機とヘリコプター 2 機の計 4 機で、乗組員 9 人が死亡したなどと伝える一方、ロシア国防省は沈黙を守っている。

ロシア国営タス通信は当初、救急部隊の情報を基に、ロシア軍の戦闘機「Su34」 1 機とヘリコプター「Mi8」 1 機の計 2 機が墜落したと報道。 ヘリコプターの墜落原因はエンジンの出火で、乗組員2人が死亡したとしていた。 戦闘機の墜落原因は調査中としていた。 ブリャンスク州のボゴマース知事は、国境まで約 40 キロの地点に位置する州内の都市クリンツィで、ヘリコプター 1 機が墜落したと SNS で伝えた。 この投稿によると、民間人の女性 1 人が負傷し、民家 5 軒が損傷したという。 (asahi = 5-14-23)

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ロシア南部で戦闘機 Su34 が墜落と報道 同じ日にヘリコプターも

ロシア国営タス通信は 12 日、ウクライナと接するロシア南部ブリャンスク州でロシア軍の戦闘機 Su34 が墜落したと報じた。 原因は調査中という。 同州ではこの日、ヘリコプターも墜落し、乗組員 2 人が死亡したという。 ブリャンスク州では、11 日、ボゴマース知事が、同州にある石油最大手ロスネフチの石油貯蔵基地がウクライナ軍のドローン攻撃を受けたと SNS に投稿した。 貯蔵タンクが一部損傷したという。 別の街の行政庁舎も同軍のドローン攻撃を受けたとしている。 いずれも負傷者はいなかったという。 (asahi = 5-13-23)


ロシア軍、大半が訓練不足の予備役兵 作戦は歩兵中心か 英国分析

英国防省は 14 日、ウクライナで戦うロシア軍部隊について、大半が訓練不足の動員された予備役兵で、旧式装備への依存度がますます高まっているとの分析を公表した。 また、多くの部隊が深刻な戦力不足に陥っており、単純な歩兵中心の作戦になっているとも指摘した。 同省の分析によると、ロシア軍は侵攻が始まった2022 年 2 月当時、近代的な車両を装備した職業軍人で構成されていたが、侵攻の長期化により、訓練不足の部隊に取って代わられたという。 ロシア軍は、航空作戦を自由に展開できない状態で、苦労しているとの見方も伝えた。 (asahi = 5-14-23)


ウクライナ軍バフムートで進撃 「反転攻勢始まる?」 ロシア側に波紋

激戦地のウクライナ東部ドネツク州バフムート周辺で、ロシアが重視する 5 月 9 日の対独戦勝記念日後にウクライナ軍が攻勢を強めている。 ロシア国防省は、軍が北西郊外で後退したのに続き、占領下の近郊ソレダルが激しい攻撃を受けたことも明らかにした。 ロシアでは「ウクライナの反転攻勢が始まった」とする SNS の投稿が一時拡散。 同省は国内の動揺を抑えるのにも腐心している。

同省がソレダルへのウクライナ軍の攻撃があったのを明らかにしたのは 12 日午後。 前日の 11 日、95 キロの戦線に戦車 40 台、兵士約千人を動員した 26 回にわたる攻撃を受けたが、「撃退した」とした。 バフムートの北東約 10 キロの位置にあるソレダルは昨年 2 月の侵攻開始以降もウクライナ軍の支配下にあったが、今年 1 月にロシアの民間軍事会社「ワグネル」の部隊を中心にロシア軍が制圧。 その後ワグネルはバフムート市内に進軍し、市内の 9 割以上と西部をのぞく周辺を支配し、ロシア軍にとって状況は安定しているとみられていた。

10 日には、ウクライナ陸軍トップのシリスキー司令官がバフムート北西郊外の前線でロシア軍を「最大 2 キロ後退させた」と発表。 ロシア国防省も 11 日、「より有利な条件の境界線を作った」と事実上後退を認めていた。 郊外で後退したのは、市内に進軍したワグネルの代わりに入ったロシア正規軍とされる。

バフムート市内の 95% を制圧したとするワグネル創設者のプリゴジン氏は 12 日、SNS に投稿したビデオで「逃亡だ」と国防省を批判し、「ウクライナ軍はバフムートへの戦略的高地を握った。 次に起きるのはバフムートの包囲だ」と突き上げた。 英国防省は 13 日、ロシア軍はバフムート作戦地域の南でも少なくとも 1 キロ後退したとの分析を示した。

一方で、プーチン政権のウクライナ侵攻を支持するロシアの軍事ブロガーらの間で、ウクライナ軍がドネツク州内の他の都市への攻撃も強めたとの情報が飛び交うと、国防省は SNS に「防御線が破られたというのは事実と異なる」と投稿。 火消しに走らざるを得なくなっていた。 ウクライナのマリャル国防次官は「我々が行っているのは防衛戦だ」とし、一連のウクライナ軍の攻撃は近く着手するとされる領土奪還を狙った大規模な反転攻勢とは異なるとの見解だ。 (喜田尚、asahi = 5-13-23)

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