... - 15 - 16 - 17 - 18 - 19 - 20 - 21 - 22 - 23 - 24 - 25 - ...
ロシア艦隊司令部を無人機が襲撃、火災発生 ドネツク州では 7 人死亡 ロシア国営タス通信は 20 日、ロシア占領下のウクライナ南部クリミア半島セバストポリで同日、ロシア黒海艦隊司令部の付近に無人機が飛来し、ロシア側の対空兵器で撃墜されたと報じた。 無人機が墜落した司令部の屋根が焼けたが、けが人はなかったという。 無人機を飛ばしたのが誰なのかは明らかになっていない。 タス通信によると、艦隊司令部の周辺はこの影響で封鎖された。 また、ロシアの支配下で「市長」を務める人物は SNS への投稿で、できる限り自宅にとどまるよう呼びかけた。 黒海艦隊の司令部付近では 7 月 31 日にも無人機が発射したとみられる物体が爆発し、6 人が負傷している。 ウクライナでは各地で激しい戦闘が続いている。 東部ドネツク州では 19 日、砲撃により、バフムートで 4 人が犠牲になるなど州全体で計 7 人が死亡し、13 人が負傷した。 キリレンコ州知事は SNS に「ロシアが市民を殺害した」と記した。 20 日未明には北東部の都市ハルキウでも、砲撃によりインフラ設備が被害を受けたと市長が SNS に投稿している。 中部ドニプロペトロウスク州でも 19 日、砲撃で電力設備などが破壊される被害があった。 ウクライナ軍の防衛が奏功している面もあるようだ。 地元メディアのウクライナ・プラウダによると、激しい戦闘が続くルハンスク州では、ロシア軍による 7 回の攻撃を防ぎきった。 20 日朝には、ドニプロペトロウスク州に向けられたミサイル 4 発をウクライナ空軍が撃ち落としたと報じられている。 一方、ロシアのプーチン大統領はフランスのマクロン大統領と 19 日、電話で会談。 両大統領府によると、8 月に入り砲撃にさらされたウクライナ中南部のザポリージャ原発について、国際原子力機関 (IAEA) が現地調査で状況を確認することが重要だとの認識で一致したという。 仏大統領府の説明によると、プーチン氏は「ウクライナ側が安全を確保すること」を調査団派遣の条件に挙げたといい、事実上、調査団がウクライナ側から入域するのを認めた発言だと仏側は受け止めている。 (佐藤達弥、ロンドン = 和気真也、asahi = 8-20-22) ミステリー? 露陣地に撃ち込まれた米製対レーダーミサイルの謎 誰が? 何から? 話題の米製対レーダーミサイルはどんな兵器? 2022 年 8 月 7 日にロシア軍陣地へ撃ち込まれたというミサイルの残骸の画像が SNS に投稿され、その残骸に記されていたシリアルナンバーが波紋を広げています。 ナンバーは、撃ち込まれたのがアメリカ製の AGM-88「HARM (High-Speed Anti Radiation Missile)」という対レーダーミサイルであることを示していたからです。 2022 年 8 月上旬現在、ウクライナではアメリカが供与した「HIMARS (ハイマース)」という高機動ロケット砲システムが「ゲームチェンジャー」として注目されていますが、AGM-88 がウクライナに登場したとすれば、これも「ゲームチェンジャー」になる可能性があります。 AGM-88 は、敵の対空レーダーの電波を探知し発信源を攻撃する、防空システム制圧用のミサイルです。 旧ソ連軍の重厚な防衛網を突破するために開発され、1983 (昭和 58)年からアメリカ軍が運用しており、1991 (平成 3)年の湾岸戦争では 2,000 発以上が使用されたといいます。 新しい兵器ではないものの、改修を重ねて F-35 統合戦闘機にも搭載でき、最新の D 型では敵がレーダー電波を止めても、その座標を記憶し GPS 誘導できるようになっています。 ロシア軍はこれまで、S-400 や S-300 など高性能の対空ミサイルを多数、展開してウクライナ空軍を抑え込み、西側の介入にもにらみを利かせていました。 そこに AGM-88 が投入されれば、ロシア軍の防空システムはレーダーが使えなくなり無力化されることになります。 さらに AGM-88 は対空レーダーだけでなく、ロシア軍がウクライナ軍砲兵を標定して狙い撃ちにするために使用している対砲兵レーダーを標的にすることも可能とされます。つまりロシア軍が優勢だとされる砲兵火力まで減殺されることになる、というわけです。 残る謎 AGM-88 は誰がどこから撃ったのか ウクライナのレズニコウ国防相は 7 月 25 日にアメリカから対レーダーミサイルを受け取ったと語っていましたが、アメリカからのコメントは無く、信ぴょう性が疑われていました。 冒頭の、8 月 7 日になされた SNS 投稿の翌 8 日になって、アメリカのコリン・カール国防次官は「航空機から撃てる対レーダーミサイル」をウクライナに供与したと述べました。 何をどれだけ供与したかは明らかにしませんでしたが、CNN の報道によると、国防当局者は供与したミサイルが AGM-88 だと認めたそうです。 しかしいくつもの不可解な点があります。 「誰が」、「何から」撃ったのか分からないのです。 まず、ウクライナは AGM-88 の使用について、公式には何もコメントしていません。 さらに、AGM-88 は航空機から発射する空対地ミサイルですが、発射できるのは F-16C/D、F/A-18C、F-15E、F-35、トーネードなど西側製機体で、ウクライナ軍はこれらを持っていません。 では、どのような「ことの真相」が考えられるでしょうか。 西側のどこかの空軍が撃ったとすれば直接介入となり、ロシアとの武力衝突に拡大するリスクが高く、現時点で西側がそんな無茶をする理由はありません。 また、ウクライナは F-16 を要求していますが供与されたという情報はありませんし、準備時間に無理があります。 ウクライナ軍の機体で使える旧ソ連製 Kh-58 対レーダーミサイルを AGM-88 に偽装したという可能性もありますが、偽装する意味が分かりません。 AGM-88 は地上から発射した例があるものの、本来、空から発射する空対地ミサイルですので地上からでは探知範囲が大幅に小さくなり実用的ではありませんし、先にカール国防次官が「航空機から撃てる対レーダーミサイル」と述べたこととも矛盾します。 SNS 投稿がロシアによる、AGM-88 の部品を示すことでアメリカを非難するためのフェイクとも考えられますが、アメリカ自身がすぐに供与を認めてしまっています。 撃ち込まれた AGM-88 の謎 考えられる「答え」は? 筆者(月刊 Panzer 編集部)は、ウクライナ軍の MiG-29 に AGM-88 を搭載できるよう改造して使用した可能性が高いと見ています。 カール次官はウクライナ空軍の戦力増強のため、MiG-29 の予備パーツを送っていると述べています。 その中に AGM-88 を搭載する緊急改造も含まれていたのではないでしょうか。 AGM-88 は通常、電波の発信元位置や種類など目標情報諸元を発射母機からインプットしますが、ミサイル本体に事前に目標情報諸元をインプットするモードもあります。 この方法ならば東側製の MiG-29 でも、電子機器の積み替えなど大幅な改造をしなくても、より小さな改造だけで AGM-88 に対応できそうです。 ただし離陸後の目標変更ができない、ミサイル本体のメモリ保持バッテリーには限りがあり長時間行動できない、など、運用には制限が付きます。 とはいえ疑問点は残ります。 高速で飛ぶ戦闘機にとって外部搭載のミサイルは空気抵抗が大きく飛行特性を左右します。 MiG-29 が AGM-88 を搭載した場合の飛行特性の検証と対策を、短期間でどうやって済ませたのかが分かりません。 AGM-88 が使用されたという情報は、ロシア軍防空システムを弱体化させるという純軍事的な意味以外に、西側のウクライナ支援姿勢を強調するプロパガンダ戦の側面も見られます。 ウクライナは航空機や弾薬などさらなる支援を要求しており、欧米各国の支援も国によってスタンスが違います。 情報も恣意的なリークや操作がなされ、出所不明の陰謀論めいたものまで錯綜しています。 欧米がウクライナに実際のところどんな支援をしているのか分からないことも多く、今回の対レーダーミサイルの件についても情報源はロシア軍であり、SNS に投稿されるまでアメリカはだんまりでした。 ウクライナでは「ジャベリン」に始まり、TB-2 「バイラクタル」、HIMARS、AGM-88 などと「ゲームチェンジャー」とされる兵器が次々と話題に上りますが、その「ゲームチェンジャー」なるものがどんどん「チェンジ」する状態です。 これも情報戦の一端であることに注意しなければなりません。 (月刊 Panzer/乗りものニュース = 8-21-22) 関連情報 (8-13-22) ウクライナ戦況、弾薬や兵力不足で「行き詰まり」状態 西側諸国当局者は 19 日、ウクライナとロシアの両国が戦況の流れを左右する十分な地上戦能力を保持しておらず、作戦遂行の観点から言えば現在は行き詰まりに近い状況にあるとの認識を示した。 複数の当局者は記者会見で、両国は共に人的資源の確保で問題を抱えており、軍事衝突が始まってほぼ半年を経過し兵力の消耗の度合いは相当な水準にあると分析。 この人員不足が戦略上の膠着状態を生じさせる要因になっているとした。 当局者はロシアが多くの地域を掌握するウクライナ東部ドンバス地方の戦局に関連し、過去には「本当に山場があったが、もはやない」と指摘。 ロシア側の攻勢などで「テンポは遅くなった」と述べた。 ロシア軍は部隊の再編成に非常に苦労しており、大隊戦術群の合併などの方途を講じているとした。 さらにロシア軍は備蓄の不足がさらに進む喫緊の問題に直面しており、これには基本的な武器弾薬も含まれるとした。 旧式の武器弾薬が備蓄分から取り崩されていることを示す証拠もあると述べた。 結果的にロシア軍の攻勢を仕掛ける能力に支障が出ていることになると語った。 (CNN = 8-20-22) ブリンケン長官、支援は「戦場での大きな違い生む」 米政府は 19 日、ウクライナに対する 7 億 7,500 万ドル(約 1,048 億円)の追加の軍事支援を発表した。 支援には、105 ミリ榴弾砲 16 門や弾薬、対戦車ミサイル「ジャベリン」 1 千基、無人偵察機「スキャンイーグル」 15 機、対地雷装甲車 40 台などが含まれる。 米国防総省高官によると、米国がスキャンイーグルを提供するのは初めてだが、他国が過去に提供した例があるという。 ブリンケン米国務長官は声明で、「(ロシアの)プーチン大統領は民間人に深刻な被害を与え、民間インフラの大規模な破壊を引き起こしている」と指摘。 ウクライナへの支援について、「戦場での大きな違いを生み、ウクライナの交渉のテーブルでの立場を強化するために調整されている」と述べ、今後も同盟国などと協力して必要な支援を続けるとした。 (asahi = 8-20-22) ロシア軍が東部攻撃を強化、南部で攻勢のウクライナ軍足止め狙う … 英分析 【キーウ = 笹子美奈子】 ロシア軍がウクライナ東部ハルキウ州への攻撃を強めている。 英国防省は 19 日、この攻撃でウクライナ軍を同州に足止めし、他地域への反撃に向かわせない意図があるとの見方を示した。 州都ハルキウでは 17 - 18 日に住宅街などが露軍の攻撃を受け、21 人が死亡した。 ウクライナ軍参謀本部によると、19 日も州内各地で砲撃などが確認された。 英国防省は露軍の一連の攻撃に関し、「ウクライナ軍の重要な部隊を前線にとどめ、他地域での反撃に投入されないようにしている」と指摘。 ウクライナ軍が南部で攻勢を強めるのを阻止する狙いがあると分析している。 露軍は同州全体の 20% 程度しか制圧していないが、地元の親露派は 19 日、「閣僚会議」を発足させ、トップに露南部で直前まで市長だった人物が就任した。 一方、タス通信によると、ロシアが 2014 年に併合した南部クリミアで 19 日、露海軍黒海艦隊が拠点を置くセバストポリなど 2 か所の露軍の防空システムが作動した。 ウクライナ側が無人機(ドローン)で攻撃しようとした可能性がある。 (yomiuri = 8-20-22) ロシア黒海艦隊が防御態勢に、クリミア攻撃で航空戦力半減か 西側当局者 複数の西側当局者によると、ロシア黒海艦隊は相次ぐ打撃を被ったことを受けて防御態勢に入った。 クリミア半島のサキ航空基地に対する先週の攻撃で、黒海艦隊の航空部隊の少なくとも半数が戦闘不能になったという。 公開情報によると、黒海艦隊の航空部隊は Su24M や Su30SM を含む戦闘用航空機 20 数機からなる 2 個飛行隊を有する。 以前の分析では、先週の攻撃で航空機少なくとも 7 機、場合によっては 10 機が損傷もしくは破壊されたと示唆されていた。 ロシアは依然、クリミア半島の他の 2 基地に数十機の戦闘用航空機を持つが、これらは特に黒海艦隊に割り当てられているわけではない。 西側当局者の 19 日の説明によると、ロシアの上層部は戦力損失の責任を各所に負わせようと試みているという。 今回の戦力損失について、ロシア国防省はサキ航空基地で起きた爆発事故が原因と主張している。 西側当局者はまた、ウクライナはおそらく複数の兵器をクリミアに投入できると指摘。 ウクライナ軍はロシアの戦線の背後で作戦行動を行う能力を有するとも述べた。 (CNN = 8-20-22) ザポロジエ原発の電力はウクライナに帰属 = 国連事務総長 [キーウ(キエフ)] 国連のグテレス事務総長は 19 日、ウクライナ南東部でロシアに占拠されているザポロジエ原子力発電所で発電された電力はウクライナに帰属するとし、この原則を完全に尊重するよう求めた。 ウクライナの国営原子力企業エネルゴアトムは 19 日、ロシア軍が近くザポロジエ原発の発電設備の運転を停止し、ウクライナの送電網から切り離すことを計画しているとの情報があると表明した。 この計画について問われたグテレス氏は、オデーサ(オデッサ)港で記者団に対し、原発を非武装化すれば問題は解決すると指摘。 「ザポロジエ原発の電力はウクライナの電力であり、特に冬季にウクライナ国民にとって必要なものであることは明らかだ。 この原則は完全に尊重されなければならない。」と述べた。 (Reuters = 8-20-22) ロシア本土を結ぶ「クリミア大橋」付近で爆発 … ウクライナ側がドローン攻撃か 【キーウ = 笹子美奈子】 ロイター通信は 18 日、ウクライナ南部クリミアにあるロシアのベルベック軍用飛行場近くで 4 回の爆発が起きたと伝えた。 ロシアに属する地元当局も同日、露本土とクリミアを結ぶ「クリミア大橋」付近で爆発音があったと明らかにした。 ウクライナ側がドローン(無人機)の攻撃を繰り返している可能性がある。 ベルベック飛行場での爆発に関しては、地元当局幹部が防空システムでドローンを撃墜したと SNS に投稿した。 別の地元当局幹部は 18 日、クリミア大橋がかかるケルチでも防空システムが作動したとしている。 ウクライナ軍参謀本部は 18 日夕の戦況報告で、露軍が南部に重火器などの装備を伴った大隊戦術群 (BTG) 二つを転戦させたと分析。 18 日には、露軍が多数の地対空ミサイル「S300」をウクライナとの国境付近に輸送したことを確認したと明らかにした。 これに対し、ウクライナ軍は南部で弾薬庫など露軍の拠点への攻撃を続けている。 一方、ウクライナ国営通信によると、東部ハルキウ州の検察当局は 19 日、ハルキウ市で 17 - 18 日に 2 度にわたって起きた露軍の砲撃による死者は計 21 人になったと明らかにした。 同市では 19 日朝にも 3 地区で露軍の砲撃があり、少なくとも 1 人が死亡した。 ロシアのインターファクス通信は 18 日、露軍が南部ヘルソン、ザポリージャ両州の占領地域で、治安や産業振興などを担う幹部にロシア人行政担当者を任命したと報じた。 露側は両州で、親露派を前面に立てた支配を進めてきたが、ロシア人担当者を送り込み、直接支配に乗り出している模様だ。 (yomiuri = 8-19-22) ロシア・ウクライナの戦争終結の可能性を協議 = トルコ大統領 [アンカラ] トルコのエルドアン大統領は 18 日、ウクライナのゼレンスキー大統領、および国連のグテレス事務総長との 3 者会談で、ウクライナとロシアとの戦争を終わらせる可能性について協議したと明らかにした。 3 者はウクライナ西部のリビウで会談。 会談後エルドアン大統領は、国連が仲介した穀物輸出再開で作り出された前向きな雰囲気を利用し、恒久的な平和を確立することについて協議したと明らかにした。 このほか、ウクライナとロシアとの間の捕虜交換についても話し合ったとし、今後ロシアのプーチン大統領とこの問題について協議すると述べた。 (Reuters = 8-19-22) ロシア弾薬庫で爆発 = ウクライナとの国境付近 【ベルリン】 ロシアからの報道によると、同国西部ベルゴロド州の弾薬庫で 18 日、火災と爆発が発生し、近隣住民が避難した。 弾薬庫はウクライナとの国境から約 50 キロの地点。 爆発の原因は明らかになっていない。 ベルゴロド州のグラドコフ知事は声明で、爆発による負傷者は出ていないと説明した。 同州ではこれまでも爆発などが報告され、ロシアはウクライナの攻撃によるものだと主張している。 (jiji = 8-19-22) ウクライナが "攻撃計画" ロシア国防省が主張 ロシア国防省は、ウクライナ軍が南部のザポリージャ原発に向けた攻撃を計画をしているとの見方を示した。 ロシア国防省の発表によると、ウクライナ側は、19 日にザポリージャ原発を砲撃する準備をしていて、ロシア側に事故の責任を負わせる計画だと主張している。 グテーレス国連事務総長の訪問にあわせたものだとしているが、具体的な根拠は明らかにしていない。 さらに、ロシア軍は原発敷地内や周辺に重火器を配置していないと強調した。 ザポリージャ原発をめぐっては、ロシア、ウクライナ双方が相手側による攻撃だと非難している。 (FNN = 8-19-22) クリミアでまた爆発、少なくとも 4 回 ウクライナ、関与明らかにせず ロシアが一方的に併合したウクライナ南部クリミア半島で、ロシア軍施設の近くでの爆発が続いている。 18 日のロイター通信は、少なくとも 4 回の爆発があったとの地元関係者の話を伝えた。 今月に入り相次ぐ爆発について、ウクライナ側は関与を明らかにしていない。 18 日は南西部セバストポリ北部にあるベルベク飛行場の近くで爆発があった。 ロシア側が任命した「市長」は SNS に「(ロシア側の)防空部隊によって無人機が撃墜された。 損害はなく、けが人もいない。」と投稿した。 クリミア半島では 9 日に西部の軍用空港で、16 日に北部の弾薬庫で爆発があった。 ウクライナ軍はロシア軍が支配するヘルソンなど南部地域の奪還をめざしており、その先にあるクリミア半島での一連の爆発への関与も指摘されている。 ロシア側も南部でウクライナ側への攻撃を続けている。 南部ミコライウの地元当局の発表によると、19 日未明、ロシア軍の地対空ミサイル「S300」 3 発が大学に命中。 周辺の住宅にも被害が及び、けが人が出ているという。 ウクライナ第 2 の都市の北東部ハルキウでも 19 日、ロシア軍の攻撃が続いた。 ハルキウ州のシネフボウ知事の SNS への投稿によると、ロケット弾による攻撃が民家に命中。 52 歳の女性が死亡したという。 地元警察は 17 - 18 日にもあった同市への攻撃で新たに死者が確認され、死者数は 19 人に増えたと発表した。 検察当局によると、13 歳の少年が含まれているという。 2 月の侵攻後、19 日朝までに判明したウクライナの子どもの死者数は 362 人に上るという。 英国防省は 19 日、ロシア軍はウクライナ軍が他地域へ反撃に出られないよう、ハルキウへの攻撃を続けているとの分析を発表した。 同市はロシア軍の最前線から約 15 キロと近く、ロシア軍が持つほとんどの砲弾の射程内にあり、攻撃を受け続けているという。 (リビウ = 坂本進、ベルリン = 野島淳、asahi = 8-19-22) クリミアで爆発、緊張高まる ロシア側「ウクライナの無人機を撃墜」 ロシアが 2014 年に一方的に併合し実効支配を続けるウクライナ南部クリミア半島で 18 日、少なくとも 4 回の爆発があった。 ロイター通信が複数の地元関係者の話として伝えた。 クリミア半島では 8 月に入ってから、ロシア軍の施設付近で爆発が相次ぎ、緊張が高まっている。 ロイター通信によると、爆発があったのはクリミア半島南西部セバストポリの軍用飛行場の近く。 ロシア側の地元幹部は、「ウクライナ軍の無人機(ドローン)を撃ち落とした。 被害は出ていない。」と SNS に投稿したという。 クリミア半島では、9 日に西部のサキ軍用空港で大規模な爆発が起きたほか、16 日にも北部ジャンコイ郊外の弾薬庫と中心都市シンフェロポリ近郊の軍用空港でも爆発があった。 ウクライナのゼレンスキー大統領は 16 日のビデオ演説で、「クリミアにいるすべての住民は、軍事施設には近づかず、細心の注意を払ってほしい」と呼びかけていた。 (asahi = 8-19-22) ハルキウにまたミサイル攻撃、19 人死傷 ウクライナ北東部ハルキウ州のシネフボウ知事は 18 日、州都ハルキウにロシア軍のミサイル攻撃があり、1 人が死亡、18 人が負傷したと SNS に投稿した。 負傷者の中には子ども 2 人が含まれていたという。 ウクライナのニュースサイト「ウクライナ・プラウダ」によると、ハルキウには 18 日午前 4 時半ごろから、5 発のミサイル攻撃が加えられた。市内では大規模な火災が発生し、行政機関の建物からも火が出ているという。 ハルキウでは 17 日にも居住施設がミサイルで攻撃され、7 人が死亡、13 人が負傷している。 この建物には聴覚障害のある人や年金生活者、子どもを含む 30 人以上が暮らしていたという。 (asahi = 8-18-22) ハルキウの居住施設にミサイル攻撃 6 人死亡 ウクライナのゼレンスキー大統領は 17 日、ロシア軍が北東部ハルキウの居住施設をミサイルで攻撃したと SNS に投稿した。 ゼレンスキー氏は「卑劣で恥知らずな民間人への攻撃だ」と非難した。 ハルキウ州のシネフボウ知事の SNS によると、この攻撃で少なくとも 6 人が死亡、16 人が負傷したという。 (asahi = 8-18-22) ロシア軍、クリミアから戦闘機 24 機など撤収 … 軍用飛行場の爆発受け 【キーウ = 笹子美奈子】 ウクライナ国防省情報総局は 17 日、ロシアが 2014 年に併合したウクライナ南部クリミアの軍用飛行場から、少なくとも戦闘機 24 機とヘリコプター 14 機を撤収したと SNS に投稿した。 軍用飛行場などで起きた爆発を受けた措置だという。 爆発は、今月 9 日にサキ軍用飛行場で、16 日には北部の弾薬保管場で、それぞれ発生した。 ロシア軍は爆発で軍用機 9 機を失ったとみられ、さらなる損失を防ぐため、戦闘機などの撤収を決めた模様だ。 爆発の原因は明らかになっていないが、ウクライナ大統領府顧問はウクライナ側の関与を示唆し、露軍の関連施設での爆発は続くとの認識を示している。 米 CNN もウクライナ側の関与があったと報じた。 CNN が入手したウクライナ政府の報告書によると、9 日の爆発は手応えがあったが、露軍にとっては一時的な損失にとどまったとの見方が示されているという。 ロシア通信は 17 日、露軍の黒海艦隊に新任の司令官が着任したと伝えた。 軍関係者には伝えられたが、公表はされていないという。 前任の司令官は、4 月に海軍旗艦の大型巡洋艦「モスクワ」が黒海沖で多数の死傷者を出して沈没した後、更迭されていた。 ウクライナ軍は南部で攻勢を強めている。 ウクライナ軍は 17 日、ロシア軍が全域制圧を宣言している南部ヘルソン州の軍事拠点を攻撃し、露兵 10 - 15 人が死亡したと SNS に投稿した。 一方、ウクライナ東部ハルキウの州知事は 17 日、露軍が住宅街を攻撃し、6 人が死亡、16 人が負傷したと SNS で明らかにした。 負傷者には 11 歳の少女も含まれるという。 ウォロディミル・ゼレンスキー大統領は SNS で、「ミサイルによる攻撃だ。 市民への卑劣な攻撃は正当化できない。 報復する。」と述べた。 (yomiuri = 8-18-22) ウクライナ高官、クリミア橋の「解体」呼び掛け ウクライナのミハイロ・ポドリャク大統領府顧問は 17 日、ロシアが 2014 年に併合した南部クリミア半島と同国本土を結ぶクリミア橋を「解体」するよう呼び掛けた。 ケルチ海峡を渡る全長 19 キロのクリミア橋は、ロシアのウラジーミル・プーチン大統領の命令で建設され、18 年に開通。 同国にとって、クリミア半島への軍民両用の主要輸送路となっている。 ポドリャク氏はツイッターへの投稿で、橋は「違法建築物」であり、「解体されなければいけない」と主張。 その方法については「自発的かどうかは重要ではない」とし、橋がウクライナ軍の攻撃目標になる可能性を示唆した。 クリミア半島では最近、ロシア軍施設での爆発が相次いでおり、ウクライナ軍による攻撃とみられている。 (AFP/時事 = 8-18-22) ゼレンスキー氏、クリミアの攻撃主体に言及せず ウクライナ南部クリミア半島で 16 日朝にロシア軍の弾薬庫で起きた爆発を受け、ゼレンスキー大統領は同日夜のビデオ演説で、「ロシア軍の軍事施設、弾薬や装備を保管している場所には近づかないで」と述べた。 爆発は半島北部のジャンコイ郊外で起きた。 ゼレンスキー氏は「連日ロシア軍の占領地域で新たな爆発が報告されている」とし、クリミアや東部ドンバス地方などロシアが占領する地域に滞在するウクライナ人に注意を促した。 クリミアでは 9 日にも西部の空港で大規模な爆発が起きるなど緊張が高まっている。 ウクライナ側による一連の攻撃との見方が出ているが、ゼレンスキー氏は攻撃の主体について明言しなかった。 (asahi = 8-17-22) クリミア弾薬保管場の爆発、ウクライナ側「重要な標的だった」 … 関与ほのめかす 【キーウ = 笹子美奈子】 ロシアが実効支配するウクライナ南部クリミアの北部で爆発した弾薬保管場(ジャンコイ郊外)に関し、ウクライナのミハイロ・ポドリャク大統領府顧問は 16 日の地元テレビで、付近で炎上した変電所とともに「重要な標的」だったと述べ、ウクライナの関与を示唆した。 「始まったばかりだ」とも語り、露軍関連施設での爆発は続くとの認識を示した。 ウクライナ国営通信が伝えた。 ポドリャク氏は、露軍はこの変電所を通じ、占拠を続ける南部ザポリージャ原発の電力をクリミアに引き込もうとしていたとの見解を示した。 「原発を奪ったのは、電気を含め、できる限りのものを盗むためだ」とロシアを批判した。 ウォロディミル・ゼレンスキー大統領は 16 日のビデオ演説で「爆発は様々な理由がありうるが、国民の命を救うという意味は同じだ」と指摘。 実行者には言及しなかったが、「占領軍を弱体化させるため、軍や情報機関、特殊部隊を助けてくれている全てのウクライナ人に感謝したい」と語った。 爆発について露国防省は「破壊工作」によるものだとしており、今後、激しい報復攻撃も予想される。 ロシアが 2014 年に併合したクリミアではこの日、中部の軍用飛行場でも爆発があったとの情報もある。 今月 9 日には西部の軍用飛行場でも大規模爆発があった。 一方、国連の世界食糧計画 (WFP) が調達した小麦 2 万 3,000 トンを載せた貨物船が 16 日、ウクライナ南部ユジニ港を出港した。 輸出が再開された今月 1 日以降、人道支援を目的とする初の出荷で、エチオピアでの支援活動にあてられる。 穀物船の出入りを管理する「調整センター」によると、1 - 15 日に 21 隻が計約 56 万トンを出荷した。 ウクライナ政府は 9 月の輸出量は 300 万トンになるとの見通しを示している。 (yomiuri = 8-17-22) クリミアで再び爆発 ロシア国防省「破壊工作を受けた」 ロシアが 8 年前、一方的に併合したウクライナ南部のクリミアで弾薬庫が爆発し、ロシア国防省は「破壊工作を受けた」として、ウクライナ側から攻撃を受けた可能性を示唆しました。 クリミアでは今月 9 日にもロシア軍の基地で大規模な爆発が起きていて、ロシア側は神経をとがらせているものとみられます。 ロシア国防省は国営の通信社に対して「破壊工作を受けた」として、ウクライナ側から攻撃を受けた可能性を示唆したほか、重大事件を扱うロシア連邦捜査委員会は、現場で捜査に着手したと発表しました。 一方、ウクライナ空軍のイグナト報道官は、地元メディアに対し、SNS などで流れている映像から、ロシア軍の武器や戦闘機の多くが爆発で失われているとする見方を示しました。 また、ウクライナ大統領府のイエルマク長官は SNS で「ウクライナ軍の作戦は領土の占領状態を完全に脱するまで継続される。 クリミアはウクライナだ。」と投稿しました。 クリミアでは今月 9 日にも駐留するロシア軍の基地で大規模な爆発があり、ロシア軍の戦闘機などの航空戦力が打撃を受け、アメリカの複数の有力紙は、ウクライナ側が攻撃に関与したという見方を伝えています。 ウクライナでは、ゼレンスキー大統領が今月 15 日、クリミアの奪還をめざし新たな諮問機関を設置したほか、23 日には、各国との協調を図る国際会議がオンラインで開かれる予定で、ロシア側は神経をとがらせているものとみられます。 ゼレンスキー大統領、クリミア奪還へ諮問機関を設置 ウクライナのゼレンスキー大統領は、15 日、ロシアが 8 年前、一方的に併合したウクライナ南部のクリミアの奪還をめざして新たな諮問機関を設置したことを明らかにしました。 新たな諮問機関について、ゼレンスキー大統領は、「奪還に向けた方策とすべてのプロジェクトを調整し、『クリミア・プラットフォーム』の活動を保障するためだ」と述べ、合わせて 40 以上の国と国際機関の代表が出席し去年 8 月、初めて開催された国際会議で立ち上げた「クリミア・プラットフォーム」と呼ばれる多国間の枠組みと連動する考えを示しました。 クリミア奪還をめざして各国との協調を図る 2 回目の国際会議は、今月 23 日、オンラインで開催される予定で、ウクライナ政府は、南部で反撃を続けるとともに、多国間の枠組みを通じてロシアに圧力をかけるねらいがあるとみられます。 (NHK = 8-17-22) クリミアの軍用空港で爆発音と黒煙 ロシア経済紙報じる ロシアが 2014 年に併合し実効支配するウクライナ南部クリミア半島シンフェロポリの軍用空港で 16 日、近くの住民が複数の爆発音を聞き、黒煙が上がるのを目撃したと、ロシアの経済紙コメルサントが伝えた。 同紙の情報筋によると、小型ドローンによる攻撃の可能性も含めて調査しているという。 クリミアでは同日朝にも軍の弾薬庫で爆発があり、ロシア国防省が「破壊工作によるもの」と発表。 今月 9 日にも西部にある別の空港で大規模な爆発が発生し、複数のロシアの軍用機が破壊されており、ウクライナ側による攻撃との見方が強まっていた。 ロシアは 2014 年、一方的にクリミアを併合して実効支配している。 ロシアのプーチン大統領は核兵器の使用もちらつかせてクリミアを死守する考えを示しており、今後、クリミアをめぐって両国の緊張がさらに高まる可能性もある。 (asahi = 8-16-22) クリミアでまた爆発、負傷者も ロシア「破壊工作」と主張 【ベルリン】 タス通信によると、ロシア国防省は 16 日、ロシアが併合したウクライナ南部クリミア半島の弾薬貯蔵施設で同日に火災と弾薬の爆発があったと発表した。 その後、国防省は施設は「破壊工作」を受けたと明らかにした。 国防省によれば、火災と爆発が起きたのはクリミア半島北部の施設。 破壊工作を受けた結果、送電線や発電施設、鉄道路線や住宅など民間施設にも被害が出たが、「深刻な人的被害はなかった」と主張した。 「クリミア共和国」首長のアクショノフ氏は 2 人が負傷し、約 3,000 人が避難したと説明した。 クリミアでは 9 日にもロシア軍基地で爆発が起きている。 爆発の原因は不明だが、ウクライナの特殊部隊が関与したとの観測も出ている。 (jiji = 8-16-22) ウクライナ軍が南部の橋を再攻撃 ロシア部隊の補給「かなり困難に」 ウクライナ軍南部作戦管区の報道官は 14 日、軍が前夜から同日朝にかけて、ロシア軍が支配する南部ヘルソン市のドニプロ川にかかるアントニウスキー橋を再び攻撃したと地元テレビで述べた。 ウクライナ軍は南部での反転攻勢を強めており、ドニプロ川の西岸に駐留するロシア軍部隊を孤立させることを狙っている。 ニュースメディア「ウクライナ・プラウダ」が 14 日、伝えた。 アントニウスキー橋は、ヘルソン州のロシア軍支配地のドニプロ川西岸と、東岸を結ぶ三つの橋のうちの一つ。 現地メディアによると、長さ約 1.4 キロ、幅約 25 メートルで、ロシア軍がヘルソン市へ物資を搬入するうえで重要な意味を持つ。 何度かにわたるウクライナ軍の攻撃で軍の補給路として従来通りには使えなくなり、ロシア軍は修復を急いでいた。 ドニプロ川の東岸は、ロシア軍の主要な部隊が展開する東部と陸続きでつながる一方、ヘルソン市のある西岸地域は川で隔てられている。 南部作戦管区の報道官は、今回の攻撃で「重量のある軍用車両や装備品、弾薬の(西岸地域への)輸送が不可能ではないかもしれないが、かなり困難になる」と狙いを語った。 報道官は補給路への攻撃について、「占領者たちが正しい決断をするのを助けるためだ」と述べ、ヘルソン市のあるドニプロ川西岸地域を物資面で他のロシア軍支配地から孤立させ、撤退を促す考えを示した。 (喜田尚、キーウ = 金成隆一、asahi = 8-15-22) ◇ ◇ ◇ 南部ヘルソン奪還作戦が失速か ウクライナ軍「兵器不足」 米報道 米紙ワシントン・ポスト電子版は 14 日までに、ロシアが制圧したウクライナ南部ヘルソン州で、ウクライナ軍の奪還作戦が失速していると報じた。 ウクライナ軍関係者は現状では兵器が足りず全面的な反撃は不可能とし、欧米の追加軍事支援が必要だと述べた。 (mainichi = 8-14-22) ロシア側砲撃で原発に勤務する職員 1 人が死亡 ウクライナの原子力発電公社「エネルゴアトム」は 14 日、ロシア側がヨーロッパ最大規模のザポリージャ原発が立地するエネルホダル市に向けて少なくとも 6 回砲撃を行い、原発に勤務する職員 1 人が死亡したことを明らかにしました。 この砲撃で市民 2 人がけがをして手当てを受けているとしています。 一方、ロシア国営のタス通信はウクライナ軍がロケット攻撃を行ったと伝えました。 また現地の親ロシア派の幹部は 14 日、SNS で、ウクライナ軍が連日、原発への砲撃を続けていると主張した上で「原発周辺地域からウクライナ軍を排除するという軍事的な成功によってのみ問題が解決できる」と述べました。 ザポリージャ原発の周辺では今月に入って砲撃が相次いでいて、ウクライナとロシアの双方が「相手の攻撃だ」と主張しています。 これについて EU 加盟国と日本、アメリカなど 42 か国は 12 日付けで共同声明を出し、ロシア軍が掌握していることで原発の安全性が脅かされているとして、ロシア軍の原発からの即時撤退を求めました。 (NHK = 8-15-22) ◇ ◇ ◇ ゼレンスキー氏、原発攻撃でロシア批判 ウクライナのゼレンスキー大統領は 13 日夜のビデオ演説で、同日起きた中南部のザポリージャ原発に対する攻撃はロシア軍によるものだとし、「原発にロシア軍がいることで欧州に対する放射能汚染の脅威が連日高まり、冷戦の頂点にあった時代でさえなかったレベルに達している」と述べた。 さらに、ロシア軍はザポリージャ原発に置いた兵器で、そばを流れるドニプロ川の対岸地域を砲撃していると強く批判。 原発への攻撃とともに「我が国と自由世界全体を脅迫するための挑発だ」とし、「原発を撃つロシア兵も原発に隠れて撃つロシア兵も一人ひとりが我々の情報機関、軍の特別な標的となっていることを自覚すべきだ」と話した。 (asahi = 8-14-22) ◇ ◇ ◇ ザポリージャ原発にまた攻撃、ウクライナとロシア双方が非難 ロシア軍の支配下に置かれたウクライナ南部のザポリージャ原発が 13 日、再び攻撃を受けた模様だ。 ポンプ施設が砲弾の被害を受けたとされるが、ウクライナ側、ロシア側はともに相手側の攻撃だと主張している。 ロシア軍が支配する地元エネルホダル市のウクライナ側地元当局者は市内での目撃情報としてロシア軍が同市の公園や工場地帯から原発に向けて砲撃しているとし、SNS で住民に外出を控えるよう呼びかけた。 これに対し、同市の親ロシア派勢力はロシア国営ノーボスチ通信に、ウクライナ軍が原発そばを流れるドニプロ川の対岸から砲撃してきたと述べた。 ウクライナ国防省によると、ロシア軍の砲撃で原発に隣接する森や草地で火災が起きたが、原発内の消防隊が砲撃を受けているため消火活動が困難になっているという。 ザポリージャ原発への攻撃は 8 月に入って相次いでいるが、双方とも責任を認めていない。 (asahi = 8-13-22) |
... - 15 - 16 - 17 - 18 - 19 - 20 - 21 - 22 - 23 - 24 - 25 - ...