... - 8 - 9 - 10 - 11 - 12 - 13 - 14 - 15 - 16 - 17 - 18 - ...
「正気の沙汰ではない」 ロシア軍、セベロドネツクの化学工場を空爆 ウクライナ東部ルガンスク州のガイダイ知事は 5 月 31 日、侵攻を続けるロシア軍が同州の主要都市セベロドネツクを「ほぼコントロール下に置いた」と通信アプリ「テレグラム」に投稿した。 ウクライナ軍の参謀本部も 1 日、露軍が市中心部に拠点を築き始めているとの見方を示した。 一方、露軍が制圧した南部ヘルソン州では、露軍が東部に兵力を集中させている間にウクライナ軍の反撃が続いている。 ガイダイ氏は「(セベロドネツク)市の重要インフラはほぼ 100% 破壊された」と壊滅的な被害状況を報告した。 ドネツ川を挟んで隣接する同州のリシチャンスクは、ウクライナの統制下にあるという。 ロイター通信によると、セベロドネツク市長は 1 日、「1 万 2,000 - 1 万 3,000 人の市民が残っている。 食糧の配布や避難はもはやこれ以上できない。」と明らかにした。 ウクライナメディアによると、31 日にはセベロドネツクの化学工場が露軍の空爆を受け、一部が硝酸の入ったタンクに命中。空気中に有害物質が飛散したおそれがあり、ガイダイ氏はシェルターに避難中の住民に外に出ないよう注意喚起した。 ウクライナのゼレンスキー大統領も 31 日、「セベロドネツクには大きな化学工場があり、そこへの攻撃は正気の沙汰ではない」と非難。 東部ドンバス地方(ルガンスク州、ドネツク州)の戦況は依然として厳しいと訴え、欧米諸国に武器供与などの支援を改めて求めた。 一方、米シンクタンク「戦争研究所」は 31 日、「ロシアのプーチン大統領が東部の占領という象徴的な利益を得るために、かき集められる戦力と資源を集中させている」と指摘。 その間にウクライナ軍がヘルソン州での反撃を成功させているとの分析を示した。 米政府は 31 日、東部で劣勢のウクライナに対する新たな軍事支援として、最新の「高機動ロケット砲システム (HIMARS)」を供与する方針を明らかにした。 これまでは主に地対空ミサイル「スティンガー」など即効性の高い携行式の兵器を供与してきたが、主戦場が市街地の多い首都キーウ(キエフ)近郊や南部マリウポリから平地が広がる東部に移ったため、射程がより長い兵器が必要と判断した。 ただ、直接的な軍事介入を避けたい米国には、過度にロシアを刺激したくない思惑もある。 新たに供与する HIMARS は最大射程 300 キロの砲弾を発射できるが、ウクライナに供与する砲弾の射程は最大 80 キロ程度に抑制。 ウクライナ側も「ロシア領の攻撃には使用しない」と米側に確約したといい、ロシアへの一定の配慮を見せた。 しかし、ロイター通信によると、ロシアのリャプコフ外務次官は 1 日、米国の HIMARS 供与について「米露の直接的な対立リスクを高める」と非難した。 (久野華代(パリ)、秋山信一(ワシントン)、松岡大地、mainichi = 6-1-22) 米、高機動ロケット砲供与へ バイデン氏、介入は否定 【ワシントン = 渡辺浩生】 バイデン米政権は 5 月 31 日、ロシアの侵攻に反撃を続けるウクライナに対して、高機動ロケット砲システム「ハイマース」を供与することを決めた。 政権高官が記者団に明らかにした。 6 月 1 日にも発表される約 7 億ドルの軍事支援に盛り込まれる。 また、バイデン大統領は 31 日、米紙ニューヨーク・タイムズに米国のウクライナ関与について寄稿し、ロシアによる侵略戦争は「外交を通じて最終的に終結する」との見解を示した。 ウクライナが戦場で優位に立ち、交渉を有利に進めるために米国は兵器供与を続けてきたとし、「より高度なロケットシステム」の供与を決めたのも、同じ理由と強調した。 政権高官によると、ハイマースは最大約 80 キロ離れた標的を正確・精密に攻撃できるという。 供与決定に先立ち、米国はウクライナから、露領土内の攻撃に使用することはないとの「言質」を得たとしている。 バイデン氏は 5 月 30 日、「露国内をたたくロケットシステムを送らない」と発言。 ウクライナに対し、露領土内の攻撃を目的とした兵器は供与しないという前提条件を示したものとみられている。 一方、バイデン氏は同紙への寄稿で、プーチン露大統領について「(権力の座からの)追放は目指さない」と言明。 「米国や同盟国が攻撃されない限り、米国はこの紛争に直接的に介入しない」とし、米軍をウクライナに派兵する可能性を改めて否定した。 バイデン氏は同時に、米国はウクライナが国境を越えてロシアを攻撃することを促さないとし、紛争の長期化も望まないとする一方、核兵器使用は「重大な結果を伴う」と警告した。 東部ドンバス地域の戦闘が膠着し、長期化の様相を示す中、エスカレートを避けつつ、交渉による解決を模索する姿勢をにじませたとみられる。 (sankei = 6-1-22) ウクライナ軍、ヘルソンとハルキウで前進 ゼレンスキー大統領 ウクライナのゼレンスキー大統領は 5 月 31 日夜の演説で、ウクライナ軍が南部ヘルソンと北東部ハルキウで前進を遂げており、南東部ザポリージャではロシア軍を押しとどめているとの認識を示した。 ゼレンスキー氏は「兵力や武器の点でロシア軍が大きく優位に立っているにもかかわらず、我々の守備隊は極めて勇敢な戦いぶりを示している」と説明。 「我々はすべての国民の解放を望んでいるが、それは慎重に進める必要がある」と述べた。 また、欧州理事会が承認した新たな制裁パッケージを称賛した。 今回の制裁にはロシア産石油の輸入削減やロシアの宣伝メディアの停止、ロシア大手銀ズベルバンクの国際銀行間通信協会 (SWIFT) からの排除が盛り込まれている。 ゼレンスキー氏は「この合意に達することができ、全関係者に感謝している」と述べたうえで、「ロシアは世界経済の周縁にとどまることになる。 ロシアは適応できないだろう。 これはロシアの敗北を意味する。」としている。 (CNN = 6-1-22) 東部完全制圧へロシア軍攻勢も … ゼレンスキー大統領「我々は着実に領土を解放している」 EU(= ヨーロッパ連合)はロシアへの追加制裁として、ロシア産の石油の輸入を部分的に禁止することで合意したと発表しました。 EU は 30 日、緊急の首脳会議を開き、ウクライナ侵攻を続けるロシアへの追加制裁として、ロシア産の石油の輸入を部分的に禁止することで合意しました。 禁輸に反対していたハンガリーなどに配慮して対象を船で輸送する石油に限定し、パイプラインは対象から外すことで合意に至ったということです。
EU のフォンデアライエン委員長は「未来に向けた大きな一歩だ」と合意の意義を強調しました。 一方、ウクライナでは、ロシア軍が東部の完全制圧に向けてウクライナ軍が拠点とするルハンシク州セベロドネツクへ攻勢を強めています。 アメリカの政策研究機関「戦争研究所」は、「ロシア軍はセベロドネツクで占領地域を徐々に広げた」とする一方、「まだ完全に包囲はしていない」との見方を示しています。 また、ロイター通信によりますと、北東部ハルキウ州では30日、ロシア軍の砲撃を受けて住宅地で火災が発生し、数人がケガをしたということです。
ウクライナのゼレンスキー大統領はこのように述べる一方、ロシア軍に占領された南部ヘルソン州で「我々は着実に領土を解放している」と反撃を続けていることを強調しました。 (日テレ = 5-31-22) セベロドネツク、市街地に遺体、感染症誘発の可能性 ウクライナ東部ルハンスク州でウクライナ側の最後の拠点とされるセベロドネツク市で、市街戦が始まった模様だ。 同州のハイダイ知事が 30 日、SNS に投稿した。 同市郊外まで進軍していたロシア軍が中心部に向けて侵攻を始めているという。 投稿によると、同市の重要インフラはほぼ全てが破壊され、住宅の 6 割が深刻な損害を受けた。 市内にはロシア兵の遺体が散在し、高い気温のため感染症を誘発する可能性があるという。 また、ハイダイ氏はセベロドネツク市と隣接するリシチャンスクについて「ウクライナの統治下にある」とした。 リシチャンスクと、南西に約 50 キロ離れたドネツク州バフムートを結ぶ幹線道路もウクライナ側が掌握しているものの、「激しく攻撃されており、通行は危険だ」という。 この道路についてハイダイ氏は 29日、ロシア軍を道路から撃退したとしていた。 (asahi = 5-31-22) ロシア軍の一部で反乱か 指揮官不足で士気低下の分析も イギリス国防省は、ロシア軍の一部に反乱が起きているという情報があると明らかにした。 イギリス国防省の分析によると、ロシア軍の中級から下級の将校に、壊滅的な人的損害があり、信用できる指揮官が不足して、士気がさらに低下しているとしている。 そのうえで、ロシア軍の一部に反乱が起きているという情報があると明らかにした。 一方、アメリカの戦争研究所は、ロシア軍内部で大統領府が戦争に勝つために十分なことをしていないとする不満が増えているとしている。 (FNN = 5-31-22) ウクライナ軍、南部奪還へ反撃強化 … へルソン州でロシア軍後退し併合手続き延期 【キーウ(キエフ) = 渡辺晋】 ウクライナ内務相顧問は 30 日、ウクライナ軍が南部ヘルソン州とザポリージャ州のロシア軍制圧地域への反撃を強化し、一部で露軍を後退させていると明らかにした。 ウクライナ国営通信が伝えた。 ロシア側の実効支配の動きをけん制するほか、東部ルハンスク州制圧に戦力を集中させている露軍を揺さぶる意図があるとみられる。 ウクライナ軍の反撃強化は先週後半から始まった。 顧問は、ヘルソン州とザポリージャ州でウクライナ軍が「8 - 10 キロメートル前進した」と説明した。 ヘルソン州は露軍が全域制圧を宣言している。 露軍が約 60% を掌握するザポリージャ州でも、ロシアの通貨ルーブルの導入を発表するなど、「ロシア化」を急いでいる。 ウクライナ側の攻勢を受け、ヘルソン州の親露派「軍民政権」幹部は 28 日、ロイター通信に、年内に完了させる計画だったロシアへの併合手続きを、来年に延期する方針を明らかにした。 タス通信などによると、露軍が占拠しているザポリージャ州メリトポリ中心部で 30 日、爆発があった。 メリトポリでは露軍に対する抵抗運動が活発化している。 一方、ルハンスク州の知事は 30 日、SNS を通じ、要衝セベロドネツク中心部で露軍とウクライナ軍の激しい戦闘が起きていることを明らかにした。 セルゲイ・ラブロフ露外相は 29 日に放映されたフランスの民放テレビのインタビューで、東部ドンバス地方(ルハンスク、ドネツク両州)の制圧を「絶対的な優先事項」に位置付けている。 (yomiuri = 5-31-22) ゼレンスキー氏、治安機関の州トップを解任 「防衛のために働かず」 ウクライナのゼレンスキー大統領は 29 日、領土防衛の任務を果たさなかったとして、情報収集や治安維持を担うウクライナ保安局 (SBU) のハルキウ州(同国北東部)トップを解任したことを明らかにした。 同日、国民向けの演説で明らかにした。 ゼレンスキー氏は、SBU の同州トップに対し、「侵攻当初からハルキウ防衛のために働かず、自分のことばかり考えていた」と非難した。 その動機については、捜査で明らかになるとした。 同州当局によると、州の 31% がロシア軍に制圧されているという。 ゼレンスキー氏は同日、同州を訪問して被害状況を視察。 前線の兵士も激励した。 侵攻以降、ゼレンスキー氏がキーウ(キエフ)州を離れた場所で公に姿を現すのは初めて。 東部州ではロシア軍の猛攻が続いており、士気を高める狙いがあったとみられる。 (asahi = 5-30-22) ウクライナ軍 南部ヘルソン州で反撃開始 ウクライナ東部でロシア軍が攻勢を強めるなか、ウクライナ軍は南部ヘルソン州で反撃を開始しました。 ウクライナメディアなどによりますと、ロシア軍が制圧を宣言している南部ヘルソン州で 28 日、ウクライナ軍が空軍や砲兵部隊の支援を受けて、ロシア軍の防衛線から 9 キロの地点まで前進したということです。 ウクライナの軍事専門家は「ロシア軍は現場の兵士だけでなく司令部も混乱に陥った」と指摘しています。 ヘルソン州はクリミア半島の重要な水源で、ロシア軍が全域の制圧を宣言しています。 ロシア側は編入に向け住民投票を計画しているほか、ロシア国籍取得の簡素化を進めるなど実効支配を強めています。 ロシア軍が東部で攻勢を強めるなか、ウクライナ軍としては南部で反転攻勢に出たい考えです。 (テレ朝 = 5-30-22) 「露軍は後退」とウクライナ 激戦続く東部拠点 ロシアによるウクライナ侵攻で、東部ルガンスク州のガイダイ知事は 29 日、同州内でウクライナ側の事実上の最終拠点となっているセベロドネツク周辺の一部から露軍を後退させたと発表した。 また、28 日までに同市郊外のホテルを占拠した露軍部隊もウクライナ軍の攻撃で孤立化していると明らかにした。 ただ、全体として同市をめぐる攻防は兵力に勝る露軍の優勢が強まっているとされ、ウクライナ側は「状況は厳しい」との見方を崩していない。 米シンクタンク「戦争研究所」は 28 日、同市を陥落させた場合、「ルガンスク州全域を制圧した」と宣言できる政治的利益を露軍は得られるものの、露軍の攻撃で都市機能は失われており、軍事的・経済的利益は得られない−と指摘した。 また、「セベロドネツク攻防戦で露軍は攻勢限界点(攻撃側が優勢を維持できる頂点の状態)に達し、攻防戦の勝敗にかかわらず、その後の攻勢は弱まるだろう」と分析。 ウクライナ軍に反攻作戦を展開する機会が生じるとした。 (sankei = 5-29-22) ロシア、ドネツク州リマン「制圧」 ウクライナは米に反撃兵器要請 ロシア国防省は 28 日、ウクライナ東部ドネツク州の都市リマンを制圧したと発表した。 ウクライナ軍は同地域周辺で防戦一方になっているとみられ、米国などに反撃用の兵器の供与を求めている。 リマンはルガンスク州の主要都市セベロドネツクから約 60 キロの距離に位置する鉄道の要衝で、ロシア国防省は 28 日、ロシア軍と親露派武装勢力が管理下に置いたと発表した。 一方、ロイター通信などによると、ウクライナ側はリマンで戦闘が継続していると主張している。 ロシア軍はルガンスク州の 95% を占領しており、AP 通信によるとセベロドネツクでは建物の 9 割が被害を受け、これまでに少なくとも 1,500 人が死亡している。 ウクライナのポドリャク大統領府長官顧問は 28 日、ツイッターに「70 キロ先から攻撃を受け、反撃する術がない状況は厳しい。 ウクライナはロシアを退却させることができるが、効果的な兵器が必要だ。」と投稿。 ロイター通信によると、米国製の多連装長距離ロケットランチャーの供与を繰り返し求めた。 米政府高官はロイターに対し、米国が供与を検討していることを明らかにした。 ウクライナとロシアの停戦交渉は再開の見通しが立っていない。 ウクライナ側の停戦交渉代表を務めるポドリャク氏は通信アプリ「テレグラム」に「ロシアとのいかなる合意も意味を持たない」と投稿した。 ゼレンスキー大統領も「交渉相手となり得るのはすべての決定権を持つプーチン大統領のみだ」と述べ、27 日に収録されたオランダのテレビのインタビューでも「プーチン氏以外は外相であろうが、何を発言しても意味がない」と語った。 (ブリュッセル・宮川裕章、mainichi = 5-29-22) 西側諸国「6 月反攻」に秘密兵器 ゼレンスキー大統領、東部苦戦に「装備の差」主張 ロシア軍がウクライナ東部ドンバス地方で、攻勢を強めている。 すでにルガンスク州の 95% を占領、最後の砦である要衝セベロドネツク市の包囲もほぼ完了し、一部で突入作戦も始まった。 ドネツク州でも攻撃が激化している。ウクライナのウォロディミル・ゼレンスキー大統領は、ロシア軍との圧倒的な装備の差を強く訴える。 西側諸国は新たな武器供与を表明するが、6 月の「大反撃」に向けて一刻の猶予もない。 ルガンスク州のガイダイ知事は 27 日、通信アプリへの投稿で、ウクライナ軍の同州からの撤退が「可能性としてあり得る」との考えを示した。 セベロドネツク市の市長は、同市の「周囲 3 分の 2 がロシア軍に占拠された」とした。 補給路は既に遮断状態との分析も出ている。 同市が陥落すれば州全域が制圧される可能性がある。 ドネツク州でもロシア軍が大規模な砲撃を加えており、ポドリャク大統領府長官顧問は「ロシア軍は人々を生きたまま焼いている」と非難した。 軍事ジャーナリストの黒井文太郎氏は「侵攻当初、ロシア軍は戦線を広げ過ぎたことで補給ラインをつぶされ苦戦していた。 今は戦線をコンパクトに絞り、補給網が安定している東部戦線に集中したことで優位に立った。 ただ、決して大きく勝っているわけではない。」とみる。 CNN テレビは 26 日、ジョー・バイデン米政権がウクライナに対し、最大射程 300 キロの強力兵器である多連装ロケットシステムの供与を検討していると報じた。 ロイド・オースティン米国防長官は 23 日、ウクライナに対し約 20 カ国が弾薬や戦車など新たな軍事支援を表明したと明かした。 デンマークは対艦ミサイル「ハープーン」の提供を発表。 ロシア軍による黒海沿岸周辺の封鎖を破り、停滞する穀物輸出などを再開させる狙いとみられる。 ハープーンは米ボーイング社製で、海上からの発射を想定しているが、デンマークは地上発射型を保有している。 軍事ジャーナリストの世良光弘氏は「西側諸国にとっては主要な対艦ミサイルだ。 水面近くを低空飛行し、敵からの探知を受けにくい」と解説する。 カナダ国防省は 24 日、ウクライナに 155 ミリ口径火砲用の砲弾 2 万発以上の提供を発表した。 カナダや米国が提供した M777 榴弾砲などに使える砲弾だ。 M777 は英国が開発し米軍が採用した榴弾砲で、米ニューヨーク・タイムズは「西側がこれまでに提供した最も殺傷力の高い兵器」と報じている。 「重量が約 4 トンと軽量で、汎用ヘリで空輸できることが最大の利点だ。 一方、M777 の口径は 155 ミリでウクライナ軍が使用する 152 ミリ口径の砲台とは使い勝手が異なり兵士を訓練する必要があった。」と前出の世良氏。 米国はウクライナ兵 200 人に対し、M777 の操作訓練を完了させた。 米欧の重火器は、6 月にも前線に届き始める見通しだが、23 日、世界経済フォーラムの年次総会(ダボス会議)にオンラインで演説したゼレンスキー氏は「ドンバス地方でロシア軍はウクライナ軍と比べ 20 倍の装備を有している」とし、さらなる軍事支援を訴えた。 前出の黒井氏は、今後の展望をこうみる。 「ウクライナは兵士の数でロシアを圧倒するが、全員が正規兵ではなく榴弾砲など高度な武器を使うには訓練が必要だ。 比較的使いやすい対戦車ミサイル『ジャベリン』などの供与も受けているが、ゼレンスキー氏は今後も戦闘が長期化することを見越して訓練を要する武器も要望しているのだろう。 訓練には数カ月かかり、8 月ごろには操作できる兵も増えるだろうが、それまでは一進一退の攻防を耐えることになる。」 (ZakZak 5-28-22) ゼレンスキー大統領「現実を直視する必要もある」 ロシアへの強硬姿勢を貫いてきたウクライナのゼレンスキー大統領が「我々は現実を直視する必要もある」と語り、停戦に向けて柔軟に対応する意思を示しました。 ゼレンスキー大統領は 27 日、ロシアとの停戦について「プーチン氏との会談を強くは望んでこなかったが現実を直視する必要もある」と述べて、国民の命を守るためにも柔軟な対応を取る意思があると明らかにしました。 一方で、ロシアの海上封鎖が続き、2,200 万トンの穀物がウクライナの貯蔵施設から輸出できずにいると語り、「ロシアは意図的に世界の食糧危機を引き起こしている」と強く非難しました。 また、11 月にインドネシアで開かれる G20 の首脳会合には「出席したい」との意向を明らかにしました。 ただ、戦争が続いていれば「ウクライナを離れることはできない。 国民と一緒に残る。」と述べています。 (テレ朝 = 5-28-22) 湖から不発弾、30 分で 10 個も発見 … 地雷探知器や水中ドローンで捜索 【キーウ = 竹内駿平】 キーウ近郊のホレンカにあるブラキトネ湖と周辺で 27 日、ウクライナ政府の専門チームによる地雷や不発弾の除去作業が公開された。 地上と湖上の二つの班に分かれ、地雷探知器や水中ドローンなどを使って捜索。 湖からは 30 分ほどで約 10 個の不発弾が見つかり、長さ 1 メートルを超えるものもあった。 地上の班を率いたアンドリー・ストリーチュクさん (34) は「侵攻前の湖には休日、多くの家族が訪れ、釣りや日光浴を楽しんでいた。 一日も早く安全な環境が戻るよう、作業を進めたい。」と語った。 (yomiuri = 5-28-22) ロシア大統領に作戦中止要求 極東議員、議会で声明文 ロシア極東の沿海地方議会で 27 日、共産党所属の議員がウクライナでの軍事作戦の即時中止と軍の撤退を求めるプーチン大統領宛ての声明文を読み上げ、議場から退場させられた。 ロシア紙 RBK 電子版などが報じた。 ロシアでは軍を侮辱したり「虚偽情報」を広めたりする行為は刑事罰の対象。 ウクライナ侵攻に公然と反対の声が上がるのは極めて異例。 27 日の議会で、共産党のワシュケビッチ議員が「作戦をやめなければロシアはますます孤立する。 国に大きな貢献をするはずだった若者らが戦闘で障害者になっている。 軍の即時撤退を求める。」との声明文を読み上げた。 4 人の共産党議員が署名していた。 (kyodo = 5-27-22) 東部州要衝への補給路を遮断 ロシアが包囲攻撃、重要局面に 【キーウ、ワシントン】 米国防総省高官は 26 日、記者団に対し、ウクライナ東部ルガンスク州でロシア軍が要衝セベロドネツク市への補給路を遮断し、包囲がほぼ完了したとの分析を明らかにした。 一部で突入作戦も行われ、地元当局によると砲撃などによって市内の住宅の 9 割が損壊。 ロシア軍は同州の完全制圧を目指し既に 95% を占領しており、攻防は重要局面を迎えた。 ルガンスク州を含む東部ドンバス地域ではロシア軍が人員と物量で優位に立ち、徐々に支配地を拡大。 米 CNN テレビは 26 日、バイデン政権がウクライナに対し、多連装ロケットシステムの供与を検討していると報じた。 (kyodo = 5-27-22) ロシア軍、50 年前の戦車配備か 英分析「近代装備が不足」 【ロンドン】 英国防省は 27 日の戦況分析で、ウクライナ南部への侵攻を担うロシア軍部隊がここ数日、約 50 年前に製造された T62 戦車を前線に配備した可能性があるとした。 「ほぼ間違いなく対戦車兵器に対して脆弱」だと指摘し、近代装備が不足している現状を表しているとの見方を示した。 一方、ロシア西部ベルゴロド州のグラトコフ知事は 27 日、ウクライナ東部ハリコフ州との国境に近い集落に住む女性が、26 日のウクライナ側からの砲撃で負傷し死亡したと述べた。 インタファクス通信が伝えた。 国境に位置するベルゴロド州やクルスク州ではウクライナ側からの攻撃が増えている。 (kyodo = 5-27-22) ロシア軍、東部ドンバス地方で前進 主要都市も包囲か 米高官が見解 ロシアによるウクライナ侵攻をめぐり、米国防総省の高官は26日、東部ドンバス地方でロシア軍が徐々に前進をみせているとの見解を示した。 特に激戦地の一つであるルハンスク州の主要都市セベロドネツクはロシア軍が包囲し、攻勢を強めているという。 高官によると、ロシア軍は当初、北東部ハルキウと南東部マリウポリを結んだラインを侵攻し、東部ドンバス地方全体を一気に包囲する狙いだった。 だが難航した結果、現状ではドンバス地方の一部地域に絞った小規模な作戦に転換し、「数で優位に立つロシア軍が徐々に前進している」と高官は述べた。 ロシア軍が特に攻勢をかけているのが、ルハンスク州西部の都市セベロドネツクだ。 北東部から制圧を進め「ロシア軍はセベロドネツクを基本的には包囲したが、まだ完全に封鎖されてはいない。 ウクライナ軍は戦闘を続けている。」という。 ロシア軍は隣接するリシチャンシクに向けて進軍するとともに、南方のポパスナからも西進し、セベロドネツク周辺のウクライナ軍を孤立させる狙いとみられる。 高官は、すでにセベロドネツクは外部からの兵器の補給が難しい状況に陥っているとの認識を示した。 一方で、ドンバス地方全体でみるとロシア軍の前進は限定的だという。 当初の目標とみられたドネツク州スラビャンスクなどに向けた進軍に目立った進展はなく、南東部マリウポリを制圧後に北上を目指した部隊も停滞している。 ロシア軍の消耗状況は また、高官はロシア軍の消耗状況についての分析も明らかにした。 侵攻開始以来、使用不能となったロシア軍の戦車は 1 千両にのぼるという。 ほかに大砲 350 門以上、爆撃機 30 機以上、ヘリコプター 50 機以上を失った。 「ただ、ロシア軍にはまだ大半の戦力が残っている。 またウクライナ軍にも損害は出ている。」と慎重な評価を示した。 米国からの兵器の提供は続いており、特に重視される長距離砲については、榴弾砲 85 門が戦場に投入され、砲弾 19 万発もウクライナ軍に提供済みという。 ウクライナ側は、さらに長射程の高機動ロケット砲システム (HIMARS) などの提供を求めているが、高官は「最終的な判断は出ていない」と提供方針について明言を避けた。 (ワシントン = 高野遼、asahi = 5-27-22) ロシア、東部ルハンスク州全域掌握へ攻勢 1 万人残る主要都市狙う ウクライナ東部ルハンスク州の主要都市セベロドネツクにロシア軍が攻勢を強め、東部での戦闘の焦点となっている。 1 万人超の市民が同市に残っているとされるが、米戦争研究所は「ロシア軍が数日中に市内へ侵攻を始める可能性もある」と見ている。 ルハンスク州は 95% がロシア軍に占拠されたものの、ウクライナ軍がセベロドネツクを守り続けている。 ロシア軍が同市を掌握すれば、ロシア側が州全域を支配下に置くことになる。 ルハンスク州のハイダイ知事は 26 日、SNS で「1 万 2 千 - 1 万 3 千人の市民がまだ市内に残っている。 ロシア軍により橋が破壊され、他の都市への移動が難しくなっている」と訴えた。 1 週間半にわたって、市街地への激しい砲撃が続いており、住宅の 90% が破壊されたという。 米戦争研究所によると、ロシア軍はセベロドネツクに通じる複数の高速道路を遮断しようとしていると指摘した。 「仮に完全に遮断できなかったとしても、数日中にセベロドネツクへの侵攻を始める可能性もある」とみている。 ウクライナ南部ではロシア軍の部隊の再編が進んでいる。 ウクライナ国防省情報総局のスキビツキー報道官は 26 日、南部のヘルソン州を占領したロシア軍が現地で大幅な部隊再編を行い、隣のザポリージャ州の一部も含む地域で「三重の防衛戦を敷いている」と述べた。 同局が SNS で発言を伝えた。 スキビツキー報道官によると、ロシア軍は 2014 年に併合したウクライナ南部クリミア半島経由で陸、海、空軍の部隊を新たに送り込み、南部の占領地の防衛態勢強化を急いでいるという。 同報道官は「ロシアがこの地域を長期にわたって維持しようとしていることが軍事的にも見て取れる」と話した。 ロシア側は侵攻の早い段階でクリミア半島と境界を接するヘルソン州を支配下に置き、今月訪問したフスヌリン副首相が通貨をウクライナのフリブナからロシアのルーブルに移行する考えを示すなど「ロシア化」を急ぐ。 また、ロシアのプーチン大統領は 25 日、ウクライナ南部ヘルソン州と中南部ザポリージャ州の住民を対象に、ロシア国籍の取得手続きを簡素化する大統領令に署名した。 ノーボスチ通信が伝えた。 ウクライナの外務省は声明を出し、主権と領土の一体性を著しく侵す行為だと強く非難している。 ロシア軍はヘルソン州の全域とザポリージャ州の一部を支配したとしている。 大統領令を受け、ヘルソン州のロシア側幹部は、パスポート発給手続きのための窓口設置の準備を始めたことを明らかにした。 (坂本進、青田秀樹 = ブリュッセル、asahi = 5-26-22) ウクライナ、ルガンスク州要衝を死守と主張 露軍は戦略転換も ウクライナ東部ルガンスク州のガイダイ知事は 25 日、同州の要衝セベロドネツクをめぐるロシア軍との攻防について、露軍は同市に包囲に成功していないと通信アプリ「テレグラム」で表明した。 露軍は同州内でウクライナ政府が統治する最後の主要都市であるセベロドネツクの制圧に向けて集中攻撃を仕掛けている。 ルガンスク州の親露派勢力は 25日、「包囲に成功した」などと主張していたが、ガイダイ氏は物資の輸送も依然可能だとし、「事実ではない」と指摘した。 米シンクタンクの戦争研究所は、露軍がこれまで進めてきたウクライナ東部を広範囲にわたり包囲する戦略から、小規模な地域を包囲して制圧する作戦に転換したとの見解を示した。 また露軍がセベロドネツクの包囲に成功した場合は、市内での市街戦に突入すると分析した。 ロイター通信によると、ウクライナのゼレンスキー大統領は 25 日、スイスで行われたダボス会議でオンライン演説を行い、「戦争はプーチン露大統領との直接会談によってのみ終結しうる」との考えを表明した。 ただ、侵攻が始まった 2 月 24 日より以前の占領地域に露軍が撤退することが「対話に向けた第 1 歩となる」とも述べており、早期の実現は困難とみられる。 露国防省は 25 日、南部ザポロジエ州内にある航空機のエンジン工場に洋上からのミサイル攻撃を行ったと発表した。 艦艇発射型の巡航ミサイル「カリブル」を使用したとみられる。 (sankei = 5-26-22) ゼレンスキー氏、キッシンジャー氏の和平交渉案を非難 「宥和政策」と指摘 ウクライナのゼレンスキー大統領は 25 日、キッシンジャー元米国務長官がロシアとの和平交渉では侵攻開始前のドンバスに存在した「接触線」に沿った国境策定を目指すべきだと示唆したことを厳しく批判した。 キッシンジャー氏の発言は 24 日に世界経済フォーラム (WEF) の年次総会(ダボス会議)にビデオ出演した際に出たもの。 これについてゼレンスキー氏は 25 日の動画メッセージで、「ロシアが何をしようと『ロシアの利益を考慮しよう』と言う人が出てくる。 今年のダボスでもそうした発言が聞かれた」と述べ、ロシアによるミサイル攻撃やウクライナ国民の殺害、ブチャやマリウポリの惨状、都市の破壊、「選別キャンプ」での殺害や拷問などに言及した。 そのうえで「ロシアはこれら全てを欧州で行ってきた。 それにもかかわらず、例えば今年のダボス会議ではキッシンジャー氏が遠い過去から現れ、ウクライナの一部をロシアに譲渡すべきだと主張している。」と指摘した。 キッシンジャー氏は発言の中で、「交渉は容易に克服できない混乱や緊張が生まれる前、今後 2 カ月の間に始める必要がある。 理想的には境界線は戦争前の原状に戻すべきだ」と述べていた。 ウクライナはドンバスとクリミア半島の大部分の放棄に同意すべきだとの考えを示唆したものとみられる。 これに対し、ゼレンスキー氏はキッシンジャー氏の見解をナチス・ドイツに対する 1938 年の宥和政策になぞらえた。 「キッシンジャー氏のカレンダーは 2022 年ではなく 1938 年のままであり、ダボスではなく当時のミュンヘンの聴衆に向け話をしていると考えているようだ」と指摘。 38 年当時 15 歳だったキッシンジャー氏の家族がナチス・ドイツから逃れたことにも言及した。 「偉大な地政学者」が必ずしも普通の人々に目を向ける訳ではないとも述べ、「彼らが平和の錯覚と引き換えに譲渡を提案する土地には何百万人もの普通のウクライナ人が実際に暮らしている」と指摘した。 (CNN = 5-26-22) ロシア、ウクライナ東部で総攻撃 2 都市包囲目指す [キーウ/スラビャンスク(ウクライナ)] ロシア軍は 24 日、ウクライナ東部 2 都市の包囲に向けて総攻撃を仕掛けた。 ロシアが戦力を集中させるドンバスでの作戦の成否を左右する可能性がある。 ロシアはドンバス地方で親ロ派が権利を主張するドネツク州とルハンスク州を掌握し、ウクライナ軍を東部戦線の限られた地域に封じ込めようとしている。 ドネツク州のキリレンコ知事は、スビトロダルスクを含む 3 つの町がロシア軍に制圧されたと、ラジオ・フリー・ヨーロッパ/ラジオ・リバティー系列の放送局に語った。 ウクライナ国防省のモツヤニク報道官は「ロシアのウクライナに対する全面侵攻は現在、最も活発な段階に入っている」とし「東部戦線の状況は極めて困難だ。 ウクライナの運命は、今まさに東部戦線で決定されようとしている」と述べた。 ドンバスのウクライナ支配地域の最も東にあり、シベルスキー・ドネツ川の東岸に位置する都市セベロドネツクと、西岸のリシチャンスクが重要な戦場になっており、ロシア軍は包囲に向けて 3 方向から進軍している。 ルハンスク州のガイダイ知事は、セベロドネツクとリシチャンスクはウクライナが依然支配している最後の領域の一部だとし、ロシア軍が両都市の包囲に向けた攻勢に力を注いでいると述べた。 こうした中、ロシア政府高官は 24 日、同国が戦闘の長期化を見込んでいることを示唆した。 ショイグ国防相は、ロシアは民間人を避難させるためにウクライナでの攻撃を意図的に遅らせていると発言。 プーチン大統領の側近であるパトルシェフ安全保障会議書記は、ロシア政府が「期限」に追われているわけではないとの認識を示した。 スイスで開かれている世界経済フォーラム (WEF) の年次総会(ダボス会議)では、欧州委員会のフォンデアライエン委員長が、ロシアはエネルギー供給と同様に食料供給を「武器」として利用していると非難。 「ロシア軍はウクライナで穀物や機械を没収しているほか、黒海ではロシアの艦船が小麦やヒマワリの種を積んだウクライナ船の航行を阻んでいる」と述べた。 また、著名投資家ジョージ・ソロス氏は同会議で、ロシアのウクライナ侵攻は第 3 次世界大戦の始まりかもしれないとの認識を示した。 その上で「われわれの文明を維持するための最善かつおそらく唯一の方法は、可能な限り早くプーチン氏を打ち負かすことだ」と語った。 一方、米財務省は、ロシアのドル建て国債の利払い受け取りを認める特例措置を延長しないと発表した。 ロシアがデフォルト(債務不履行)に近づいたことを意味する。 この措置は、米国人とロシア政府や政府機関との取引を米政府が例外的に認めたもので、米東部時間 25 日午前 0 時 01 分に失効する。 (Reuters = 5-25-22) 露、ルガンスク州に 1 万 2,000 人投入 米対艦ミサイル、ウクライナ供与へ ロシアによるウクライナ侵攻は 24 日、開始から 3 カ月目に入った。 東部ルガンスク州のガイダイ知事は 23 日、露軍が現在、同州に 25 個の大隊戦術群を投入しており、兵力は 1 万 2,000 人規模だと明らかにした。 同氏は露軍の狙いについて、ルガンスク州の孤立化か、同州の重要都市セベロドネツクの制圧のどちらかだと指摘。 ただ、ウクライナ軍も増強されており、露軍を撃退し続けているとした。 ウクライナ側は、露軍が面積の 90% を占領しているルガンスク州を制圧した後、隣接するドネツク州の攻略に戦力を集中させる戦略だと分析。 ただ、露軍はここ数週間、ルガンスク州でもわずかしか前進できておらず、戦況は膠着している。 一方、オースティン米国防長官は 23 日、ウクライナ支援を協議する関係国のオンライン会合後の記者会見で、デンマークが米国製の対艦ミサイル「ハープーン」をウクライナに供与するほか、約 20 カ国が弾薬や戦車などの追加の軍事支援を表明したと発表した。 ロイター通信などが伝えた。 ウクライナメディアによると、露軍は現在、南部オデッサ沖などの黒海海域に潜水艦を含む約 20 隻の艦艇を展開し、海上輸送路を封鎖。 ロイターはハープーンの供与について、ウクライナが海上封鎖を解き、穀物輸出などを再開できる可能性につながると伝えた。 英国防省は 23 日、3 カ月間での露軍の損害が、1980 年代後半まで 9 年間続いた旧ソ連によるアフガニスタン侵攻に匹敵する規模に上っている可能性がある - との分析を公表した。 アフガン侵攻では約 1 万 5,000 人のソ連兵が死亡したとされる。 「露社会は自軍の損害に敏感だ。 死傷者の増加は、国民の戦争への不満を表明する意思を強める可能性がある」と指摘した。 (sankei = 5-24-22) |
... - 8 - 9 - 10 - 11 - 12 - 13 - 14 - 15 - 16 - 17 - 18 - ...