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都知事「軽症者は 7 日からホテルへ移動」医療現場の負担軽減 新型コロナウイルスの感染の拡大が続き、医療体制の維持が課題となる中、東京都の小池知事はインターネットで配信した動画で「医療現場の負担を軽減するために、あさって 7 日の火曜日から順次、軽症者の方々には今いる病院からホテルなどの宿泊施設にご移動いただく。 より重症の方が病床を利用できるようになる。」と述べました。 (NHK = 4-5-20) 精神科の男性医師 3 人が感染、繁華街のナイトクラブで食事 岐阜大医学部付属病院は 4 日、精神科の男性医師(20 歳代 1 人、30 歳代 2 人)について、新型コロナウイルスの感染が確認されたと発表した。 うち 1 人は今月 1 日から岐阜県内の別の精神科病院に勤めている。 岐阜大病院は 4 日夕から救急業務を休止し、外来業務を 19 日まで休止する。 3 人は、クラスター(感染集団)が発生したと岐阜市が発表した飲食店を 3 月 26 日に訪れていたという。 一方、岐阜市は 3 日夜、この飲食店が繁華街・柳ヶ瀬の一角にあるナイトクラブ「シャルム(若宮町)」であると発表した。 (yomiuri = 4-5-20) コロナの致死率、日本で 2.3% … 1,100 人以上が退院 日本の場合、クルーズ船を含め国内での感染者は 5 日現在、4,211 人。 このうち死者は 95 人で、感染者全体の 2.3% だ。 感染者のうち 1,194人(3 日現在)は既に退院している。 治療薬の開発も進んでいる。 新型インフルエンザ治療薬「アビガン」や、アフリカのエボラ出血熱の治療用として開発中の薬などを国内でも試験的に投与している。 ただ一般に、感染した場合、高齢者や基礎疾患を持つ人が重症化しやすい。 感染を防ぐため、不要不急の外出を控え、外出しても「密閉」、「密集」、「密接」の三つの「密」を避けることが大切だ。 (大舘匠、yomiuri = 4-5-20) 都内の感染者、新たに 118 人 … 小池知事「何とか抑えたい」 東京都は 4 日、新型コロナウイルスの感染者を都内で新たに 118 人確認したと発表した。 1 日当たりの感染者が 100 人を超えたのは初めて。 都内の累計感染者は 891 人に達した。 小池百合子都知事はこの日、コメントを発表し、「命が関わっている。 何とかこの感染拡大を抑えたい。」と、改めて外出自粛への協力を訴えた。 都の発表によると、この日陽性が判明した 118 人のうち、7 割近い 81 人の感染経路が特定できておらず、過去に例がない高い割合となった。 慈恵医大病院(港区)の関係者 6 人も含まれているという。 初めて 100 人を超えたことについて、都幹部は「2 週間前の 3 月 20 - 22 日の 3 連休は花見シーズンにも重なり、気の緩みから外出した人の間で感染が広がった可能性もある」とみている。 また、都は、60 - 80 歳代の男女 5 人が死亡したことも明らかにした。 このうち 3 人は、集団感染が発生している永寿総合病院(台東区)の関係者だという。 都によると、感染者を受け入れる病床は 750 床を確保。 これに対し、4 日時点の入院が必要な患者は 817 人で、数字上は病床数を上回っており、都は、無症状や軽症の人の入院時期をずらすなどして対応している。 一般の医療機関にも協力を求めながら、6 日には 900 床体制まで増床するめどが立っているという。 軽症者をホテルに移送する計画についても都は準備を進めており、週明け以降、都内のホテル 1 棟を借り上げ、入院の必要がない軽症者らの移送を始める見通しだ。 また、改正新型インフルエンザ対策特別措置法に基づく首相の緊急事態宣言が表現直し出る場合に備え、小池知事は近く、都幹部らとの緊急対策会議を開き、対応を協議する方針だ。 (yomiuri = 4-4-20) 山形県で 0 歳児が感染 すでに判明の男性から拡大か 4 日も各地で新型コロナウイルスの感染が相次いでいます。 山形県では 0 歳の乳児が感染したことが分かりました。 山形県では 3 日、新庄市に住む女性 5 人の感染が明らかになりました。 0 歳の乳児と 10 歳未満の子どもが含まれているということです。 5 人は 2 日に感染が公表された 60 代男性の濃厚接触者で、いずれも症状がないか軽症だということです。 また、福井県では男女 4 人の感染が 4 日に新たに確認されました。 このほか、富山県で 2 人、兵庫県で 1 人、長崎県で 1 人の感染が分かっています。 (テレ朝 = 4-4-20) 日本財団、軽症者向け 1 万床整備へ 船の科学館敷地など 日本財団は 3 日、首都圏の 2 カ所で4月下旬以降、新型コロナウイルスに感染した人のうち、軽症者向けの病床計 1 万床の整備を進める計画を発表した。 感染拡大で東京都を中心に病床不足が懸念されるためで、厚生労働省や東京都に活用してもらうという。 日本財団が助成する別の財団の協力を得て、船の科学館(東京都品川区)の敷地内などに 4 月末までに約 1,200 床を整備する。 日本財団が所有するつくば研究所跡地(茨城県つくば市)にも 7 月末から約 9 千床を設置するという。 鉄骨の骨組みで支える大型のテント(20 メートル x 30 メートル)などを設置して、内部にベッドなどを置く。 厚労省や都と今後、具体的な活用法について協議する。 医師や看護師が健康管理することや患者に食事を提供することを想定している。 受け入れ対象は、PCR 検査で陽性と判明したものの、医師から入院を必要としないと判断された人。 家族の滞在もできるように間仕切りの設置も検討している。 建設費や食事にかかる費用は全額を日本財団が負担する。 日本財団の笹川陽平会長は「医療関係者の昼夜を問わず働く努力で、我々の計画する施設が使われないのが最大の願いだが、備えあれば憂いなしと思い、決断した」と説明した。 日本医師会は 1 日、病床不足により医療崩壊の瀬戸際にあるとして「医療危機的状況宣言」を出していた。 (久永隆一、asahi = 4-3-20) 日本の集中治療の崩壊「非常に早く訪れる」 学会が声明 新型コロナウイルスの重症者に対応できる集中治療室 (ICU) のベッドが、人員不足などで 1 千床に満たない可能性があるとの声明を日本集中治療医学会が 1 日、出した。 患者が増え続けた場合、集中治療体制の崩壊は「非常に早く訪れる」と指摘し、死者が急増するとしている。 集中治療は重症者の血圧や呼吸の状態を細かくチェックしながら人工呼吸器、人工透析器などを使って回復をはかる。 重い肺炎では酸素供給の装置に患者の血液を通し肺を休ませる人工肺 (ECMO) が用いられる。 だが、日本の集中治療の体制は欧米より脆弱だ。 ICU のベッドは人口 10 万人あたり 5 床ほどで、看護師 1 人が患者 2 人をみている。 先進国では患者 1 人に看護師 1 人の施設も多い。 病床も日本と比べてドイツは 6 倍、医療崩壊が起きているイタリアでも 2 倍程度ある。 声明では、新型コロナの重症者には看護師 2 人で対応する必要があるとし、重い肺炎の患者に人工呼吸器を使える医師も少ないと指摘。 国内の ICU は推定約 6,500 床あるが、別の病気や手術後に回復を待つ患者などに使われる分を差し引いて、現状では新型コロナの重症者に対応できるのは「1 千床にも満たない可能性がある」とした。 「患者が増えればマンパワー不足、あっという間に崩壊」と医学会の理事長は指摘します。 政府に策はあるのでしょうか。 厚生労働省の計算方法によると、新型コロナが本格的に流行すれば 1 日あたりの重症者のピークは、東京都で 700 人、大阪府で 500 人ほどと推計される。 一方、中国からの報告では、ICU にいる期間はおおむね 10 日とされる。 政府は人工呼吸器の確保を急ぐが、日本集中治療医学会の西田修理事長は「呼吸不全に対する人工呼吸器の設定は非常に難しく、単に台数の問題ではない。 患者が増えればマンパワー不足であっという間に医療崩壊する。」と指摘する。 専門知識と経験のある医療スタッフの確保に向け、厚労省は、重症者につけた人工呼吸器を扱った経験がある医師、看護師、臨床工学技士に早急に講習を するよう病院団体に要請している。 同学会も会員に、重症患者を診た経験がある医療職をリストアップし、ICU などでの再教育や、感染を防ぐ個人防護具の着脱の指導などを求めた。 (阿部彰芳) 人工呼吸器の増産、可能なのか 政府は重症者の増加を見据え、人工呼吸器と重度の肺炎患者に用いる人工肺装置「ECMO」の増産や、医療機関の導入を支援する。 西村康稔経済再生相が2日、来週にも取りまとめる新型コロナウイルスの感染拡大に対応する緊急経済対策に盛り込む考えを明らかにした。 増産のために設備投資した企業への補助金などが想定される。 日本呼吸療法医学会などの緊急調査では、2 月中旬時点で国内の人工呼吸器は約 2 万 2 千台で、うち約 1 万 3 千台の余裕があった。ECMO も約 1,400 台のうち約 1,250 台が使われていないが、政府は日々感染者が増える中、こうした装置がさらに必要となると見込む。 経済産業省は 3 月下旬から、医療機器メーカーに増産の要請を始めた。 だが、狙い通りに重症者の増加に対応できるようになるかは不透明だ。 人工呼吸器は海外からの輸入が大半だ。 輸入・販売を手がける日本光電(東京)の広報担当者は「世界で需要が高まり、今後も調達できるかは不透明」と話す。 国内メーカーはすべて中小で、大幅な増産は難しい。 高度な安全性が求められるため製造のハードルが高く、マスクのように異業種からの参入も困難だ。 さらに、メーカーによって人工呼吸器の種類や使用方法が違う。 「医療機関で習熟度を高める取り組みなど、丁寧にやっていかないといけない(経産省幹部)」との声もある。 一方の ECMO は、ほぼ国内生産でまかなっている。 国内シェア 7 割のテルモ(東京)は土日に工場を稼働させるなどすでに増産に着手し、年 150 台の生産を倍増させる。 泉工医科工業(東京)も年 50 台から 80 台に増やす。 ただ、テルモの担当者は「血液を体外に出すなど高度な管理が必要で、熟達した医療従事者が複数人必要になる」とする。 使いこなせる人材の確保が課題だ。(新宅あゆみ、永田大、江口英佑、asahi = 4-3-20) 東京で新たに 2 人死亡、89 人感染 感染者は 773 人に 東京都は 3 日、新型コロナウイルスの感染者 89 人を新たに確認し、2 人が死亡したと発表した。 同日時点で、都内で感染が確認された人は計 773 人で、死者は計 18 人となった。 都によると、亡くなったのは 60 代男性と 70 代女性。 2 人は、院内感染の可能性がある永寿総合病院(台東区)の入院患者で、ともに死因は不明だという。 これで同病院の死者は計 9 人となった。 3 日に都内で確認された感染者 89 人のうち、同病院の関係者は 13 人。 年代別では 30 代が 23 人と最も多く、40 代の 16 人、50 代の 14 人と続く。 (asahi = 4-3-20) 東京都内で新たに 97 人感染確認 新型コロナ 東京都の関係者によりますと、2 日、都内で新たに 97 人が新型コロナウイルスに感染していることが確認されたということです。 都が、1 日に発表する数としては、先月 31 日の 78 人を上回ってこれまでで最も多くなりました。 97 人のうち、患者や医療従事者などすでに 100 人以上の院内感染が疑われている東京・台東区の永寿総合病院の関係者が 21 人いるほか、新宿区の慶応義塾大学病院の関係者も 13 人いるということです。 これで都内で感染が確認されたのは合わせて 684 人になります。 (NHK = 4-2-20) コロナ検査、世界に後れ 1 日 2,000 件弱で独の 17 分の 1 新型コロナウイルスの感染拡大が続くなか、日本が検査で後れをとっている。 検査数は 1 日 2 千件を切っており、100 万人あたりの検査数はドイツの 17 分の 1 だ。 感染の実態を正確につかみ、きちんとした対応策を打ち出すには、検査の拡充が欠かせない。 そのために軽症者は自宅で療養させるなど重度に応じた医療の仕組みをつくることが急務だ。 英オックスフォード大学の研究者らでつくるグループが 3 月 20 日までの各国の検査件数をまとめた。 人口 100 万人あたりでは韓国やオーストラリア、ドイツなどが多く、ドイツは 2,023 人(15 日時点)と日本の 117 人(19 日時点)を大きく上回った。 安倍晋三首相は 3 月中に国内の検査能力を 1 日あたり 8 千件に高める考えを示していたが、実際の検査数(PCR 検査)は 1 日 2 千件を超えることはなく、29 日時点で合計 5 万 4 千件だ。 一方、ドイツは 15 日時点で 16 万 7 千件に達していた。 両国とも検査を受けるかどうかは医師が判断しているが、ドイツは感染していても無症状なら自宅待機とする対応をすでに取っている。 一方、日本では検査で感染が確認されれば無症状や軽症でも原則入院させている。 感染症法の規定によるもので、患者を事実上隔離し感染拡大を防ぐ意味がある。 厚生労働省は検査の網を広げすぎると、誤判定も含めて入院患者が急増して病院が機能不全に陥り、医療崩壊につながると警戒していた。 厚労省は 3 月 1 日、都道府県などに対し、感染拡大で入院患者が増え重症者の受け入れが難しくなる場合、検査で陽性でも軽症なら自宅療養を原則とする方針を示した。 その後 1 カ月経過したが、厚労省はそうした状況に達したとの判断や具体的な基準は示しておらず、入院を原則としてきた現場の対応は進んでいない。 この結果、東京都ではすでにベッド数は逼迫し、「状況はぎりぎり(小池百合子知事)」と危機感を強めている。 日本国内は新型コロナによる死者数こそ低水準にとどまるが、感染拡大の勢いは止まらない。 世界保健機関 (WHO) のテドロス事務局長は 3 月 16 日の記者会見で「テスト、テスト、テスト。 これは深刻な病気だ。」と語り、検査の重要性を強調した。 事務局長の上級顧問を務める渋谷健司・英キングス・カレッジ・ロンドン教授は「全数調査は意味がないものの、疑わしい場合には迅速に検査できる体制を拡充すべきだ」と主張する。 都市部などでは感染経路が分からない患者も急増しており、検査の網を広げて感染拡大を抑える必要がある。 海外では時間のかかる PCR 検査とは異なる簡易な検査法が広がり、韓国や米国はドライブスルー方式により病院外で大量の検査を効率的にできるようにしている。 愛知県は軽症者向けの施設を病院以外で 100 室確保する方針だ。 検査を受けるニーズに応えつつ、医療体制を維持するために打つべき手は多い。 (nikkei = 4-2-20)
コロナ院内感染相次ぐ 慶応大病院は救急診療も停止 新型コロナウイルスの感染が拡大するなか、病院内での感染が増え、医療提供が難しくなるところが出てきている。 慶応大学病院(東京都新宿区)では、永寿総合病院(東京都台東区)から 3 月 26 日以降、転院してきた患者 1 人の感染がわかり、その後、研修医や看護師、患者の計 8 人の感染が判明。 28 日から外来の初診受け付けをやめ、31 日からは救急診療も停止している。 ほかの医療機関からの患者の受け入れなど、入院についての制限はしていない。 慶応大病院によると、研修医の感染は 31 日にわかった。 感染経路は調査中。 すべての初期研修医が濃厚接触者の可能性があり、自宅待機とした。 数十人程度いるとみられる。 病院のホームページによると、ベッド数は 960。 1 日平均の外来患者数(2017 年度)は約 3 千人。 広報担当者は「医療現場は大変な状況にある。 感染を広げないことを第一に考えている。」と話す。 永寿総合病院では、24 日に入院患者と医療従事者ら 5 人の感染が明らかになり、25 日から外来を中止。 31 日までに 100 人以上が感染し 7 人が亡くなるなど、深刻な状態だ。 国立がん研究センター中央病院(東京都中央区)は 1 日、新たに 30 代の男性医師 1 人が感染していたと発表。 院内の感染者は医師や看護師の計 5 人になった。 病院は患者 67 人と職員 161 人の検査をし、1 日までにそれぞれ 49 人、109 人の陰性を確認している。 再診の患者の診察は続ける一方、新規の外来や入院の患者の受け入れは中止している。 感染症に詳しい新潟大の斎藤玲子教授(公衆衛生学)によると、季節性インフルエンザでも大部屋にいる患者 1 人から、感染が広がることはよくある。 患者同士が別の部屋を行き来することはほとんどないが、医療従事者は病室間を移動する。 「院内感染の多くは、医療従事者から広がる。 患者から医療従事者、さらに別の患者へと感染が広がるという『悪循環』を生む。」と話す。 集団感染が広がれば、患者の受け入れ先が見つからず、地域医療が機能不全になることも考えられる。 斎藤さんは「院内感染が起きると、火消しは本当に大変で、医療従事者がかかり始めるとあっという間に広がることに注意しないといけない」と指摘する。 政府の専門家会議も 1 日会合を開き、医療従事者らの感染について「抵抗力の弱い患者、高齢者らが多数感染し、場合によっては死亡につながりかねない極めて重大な問題となる」と指摘した。 厚生労働省は、院内感染防止のため、新型コロナウイルスの患者を重点的に受け入れる施設を決めるなど、医療機関の役割分担をすることを自治体に求めている。 (後藤一也、柏木友紀、asahi = 4-1-20) ◇ ◇ ◇ 北九州の病院で職員 17 人がコロナ陽性 院内感染か 北九州市は 1 日、市内の病院に務める職員 17 人が新型コロナウイルスに感染したと発表した。 市は院内感染が発生した可能性が高いとみており、厚生労働省にクラスター対策班の派遣を要請した。 市によると、院内感染が起きた可能性があるのは、同市門司区の新小文字(しんこもんじ)病院。 この病院には 3 月 31 日に感染が確認された 80 代の男性が入院しており、医療スタッフ 48 人に PCR 検査を実施したところ、17 人が陽性だったという。 病院は外来や新たな入院の受け入れを停止。 市は残る病院職員約 600 人と入院患者 183 人の PCR 検査を実施する方針。 (asahi = 4-1-30) 東京都、自治体ごとの感染者数を初公表 世田谷区が最多 東京都は 1 日、区市町村別の新型コロナウイルスの感染者数を公表した。 都が自治体ごとの数を発表するのは初めて。 3 月 31 日時点で世田谷区が 44 人と最も多く、次いで港区の 39 人、杉並区の 28 人だった。 (asahi = 4-1-20) 都内の区市町村別感染者数 (都発表、3 月 31 日時点)
東京都で感染者 7 人死亡 うち 5 人は永寿総合病院の患者 東京都は 31 日、新型コロナウイルスの感染者 7 人が死亡したと発表した。 このうち 50 - 70 代の男性 5 人は、院内感染の疑いが指摘されている永寿総合病院(台東区)の入院患者だという。 この日に都内で感染が確認された人は 78 人に上り、1 日で確認された感染者数としては過去最多になった。 都内での感染者数は計 521 人にのぼる。 小池百合子知事は同日、報道陣に「感染爆発の重大局面ということは変わりない。 大変懸念する状況だ。」と述べた。 都によると、亡くなった永寿総合病院の入院患者 5 人は、28 - 30 日に死亡した。 台東区によると、検査日から死亡まで短期間の患者が多く、病状が急速に進んだとみられるという。 このほか、60 代女性と 60 代男性の死亡も発表された。 同病院をめぐっては、24 日に入院患者と医療従事者ら 5 人の感染が明らかになり、このうち 70 代男性が死亡。 28 日にも 50 代男性の死亡が明らかになった。 31 日までに感染者は計 107 人に上り、死者は計 7 人となった。 しかし感染者の転院は難航している。 病院は 25 日から外来を中止したが、いまだに会見を開いていない。 PCR 検査の対象を約 700 人にまで拡大したが、区によると、さらに関係者の検査を進めているという。 高齢者や持病を抱えている患者が感染すると重症化しやすいと指摘されており、全国でも医療・福祉施設の利用者らが死亡するケースが相次いでいる。 名古屋市では 2 月下旬以降、緑、南両区のデイサービスを利用する高齢の感染者の集団が発覚。 市によると感染者は計 73 人にのぼり、13 人が死亡したという。 3 月 31 日現在、終息傾向にあるとみている。 また、兵庫県伊丹市の介護老人保健施設「グリーンアルス伊丹」では、これまでに利用者や家族ら 7 人が死亡している。 都内で 31 日に新たに感染が確認された 78 人の内訳では、50 歳未満が 54 人を占めた。 30 代が 21 人、20 代が 15 人と比較的若い世代での感染が広まっている。 10 歳未満も 2 人いた。 現時点で感染源が不明な人は 49 人いるという。 新型ウイルスの感染拡大を受け、小池知事は 30 日の緊急記者会見で、夜間に営業して接待を伴うバーやナイトクラブ、キャバレーへの出入りを自粛するよう、都民に要請。 こうした店に加えて、カラオケボックスやライブハウスへの入店を当面控えるように若者にも求めた。 小池知事は 25 日にも、▽ 平日はできるだけ自宅で仕事をし、夜間の外出を控える、▽ 週末の外出を自粛することを求めていた。 こうした要請について 4 月 12 日ごろまでをめどとしている。 (asahi = 3-31-20) 帰国の日本人ら 20 人 検疫で感染確認 成田空港と羽田空港 ヨーロッパや南米から帰国した日本人など 20 人が空港の検疫所で検査を受けた結果、新型コロナウイルスに感染していることが確認されました。 厚生労働省によりますと、感染が確認されたのは、▽ 日本人 19 人と、▽ ドイツ人 1 人の、男女合わせて 20 人で、年齢は確認されていない 3 人を除いて 20 - 70 代です。 20 人はヨーロッパや南米に滞在歴があり、今月 27 日から 29 日にかけて成田空港と羽田空港に到着し、検疫所で検査を受けた結果、感染が確認されました。 このうち 2 人はせきや嗅覚に異常があるなどの症状があり、ほかの 18 人は症状は見られないということです。 空港の検疫所で感染が確認されたのはこれで 51 人になりました。 (NHK = 3-31-20) 京産大卒業生ら、欧州 5 か国旅行 … 帰省先の愛媛・石川・京都で陽性判明 京都産業大(京都市北区)の学生の新型コロナウイルス集団感染で、京都府などは 30 日、新たに 20 歳代の学生 8 人と、学生と接触した 3 人の計 11 人の感染を確認したと発表した。 感染者は計 19 人となり、ゼミの祝賀会などでクラスターが発生し、周辺に感染が拡大したとみられる。 濃厚接触者は計約 50 人にのぼり、府などが調査を進めている。 発表によると、20 歳代の男子学生 4 人が今月 14 日、英国やスペインなど欧州 5 か国の卒業旅行から帰国。 このうち 3 人が、帰省先の愛媛県や、石川県と京都市で陽性と判明した。 残り 1 人は陰性だった。 愛媛県の学生は感染判明前の 21 日、京都市内の飲食店で、ゼミ生有志約 30 人による卒業祝賀会に参加。 ここで感染が拡大した可能性があり、これまでに他の 11 人の感染が判明した。 愛媛の学生は翌 22 日にも、一緒に旅行した学生(石川県で感染判明)とともに十数人規模のサークルの懇親会に出席した。 懇親会でもさらに 1 人の陽性反応が確認されている。 30 日には、岡山県でも学生 1 人の感染が判明。 サークルの懇親会に出たという情報もあるという。 この日はさらに、学生の感染者と接触した京都府井手町の男性職員 3 人(20 - 30 歳代)の感染もわかった。 ゼミ祝賀会に参加した学生を交えて、23 日に約 20 人規模の交流会を開いていた。 京産大は 1 月から学生に海外への渡航自粛を要請し、ゼミの祝賀会なども、指導教員らを通じて学生に自粛を呼びかけていた。 京産大の担当者は「教員が再三注意喚起をしても、最終は個人の判断。 厳しい対応をとるべきだった。」とした。 (yomiuri = 3-31-20) ◇ ◇ ◇ 京産大で感染拡大、新年度を前に警戒強める各地の大学 欧州旅行から帰国した学生を中心に、京都産業大で新型コロナウイルスの感染が広がった。 人の往来が増える新年度のスタートを前に、各地の大学も警戒を強める。 入学式は軒並み中止され、授業の開始時期を遅らせたり、教室での授業を取りやめたりする動きが相次いでいる。 近畿大(大阪府東大阪市)は 30 日、前期授業の開始時期を 5 月 7 日以降にすると発表した。 本来の予定から約 1 カ月遅い。 授業が始まれば、約 3 万 3 千人の学生が広い範囲から通学してくることになり、「教室内での感染リスクを回避できない」と判断した。 4 月 20 日からはオンラインで一部の授業を実施し、課題も課す。 新入生のオリエンテーションは 4 月中に少人数で実施していく。 甲南大(神戸市)も新学期の開始を 4 月 20 日とし、2 週間遅らせた。 その後も対面形式の授業は 30 人以下のものに限り、座席も離す。 学生食堂では対面して食事をしないようにイスの一部を撤去する予定だ。 立命館大(京都市)は 4 月 6 日から春学期を始めるが、5 月 2 日までの約 1 カ月間を「感染拡大防止期間」とし、教室での授業を取りやめる。 学内システムで課題を配り、提出してもらう。 同志社大(京都市)も春学期は 4 月 7 日からだが、教室での対面授業は同 20 日まで行わない。 関西大(大阪府吹田市)も 4 月 6 - 18 日を原則休講にする。 国公立大でも対策が進む。 大阪大は 4 月 9 日から春学期に入るが、同 30 日までを「特別配慮期間」とし、原則オンラインを活用した授業を実施する。 実験や実習など、やむを得ず講義室を使う場合には、近距離で会話せず、座席は一つおきにすることなどを条件にする。 担当者は「学習の機会を保障しつつ、健康・安全面を第一に考えた結果」という。 京都大は 4 月 8 日から前期授業を開始するが、多数の学生が受講する全学部の共通教育については、一部をのぞき、5 月 1 日までオンラインで実施する。 神戸大は新学期を 4 月 20 日に遅らせた。 授業時間を確保するため、1 コマを 90 分から 105 分に変更。 祝日にも授業を行う。 広島大は予定通り 4 月 8 日から開始するが、遠隔授業、オンデマンド授業などを進める。 (坂東慎一郎、後藤遼太、asahi = 3-30-20) タレントの志村けんさん死去 70 歳 コロナ感染で入院 新型コロナウイルスに感染し、東京都内の病院に入院していたお笑いタレントでザ・ドリフターズの志村けん(しむら・けん、本名志村康徳)さんが 29 日午後 11 時 10 分、新型コロナウイルスによる肺炎で死去した。 70 歳だった。 葬儀は近親者で営む。 ドリフメンバー絶句 「けんちゃん、悲しすぎる」研さん 所属事務所によると、志村さんは 17 日に倦怠感をおぼえ、自宅で静養。 19 日から発熱や呼吸困難の症状があり、20 日に都内の病院に搬送され、重度の肺炎との診察を受けて入院した。 21 日に人工呼吸器に切り替え、その段階で意識はなかったという。 23 日に、新型コロナの検査で陽性が判明していた。 感染経路については不明だが、濃厚接触者は特定され、自宅待機をしているという。 事務所関係者は「持病や基礎疾患があったことは確認していない。 ただ、かなり喫煙と飲酒をしていたので、その影響があったことは否定できないかもしれない」と話した。 東京都東村山市生まれ。 1968 年の高校卒業直前にドリフの故・いかりや長介さんを訪ねて付き人になり、72 年ごろに付き人同士でお笑いコンビ「マックボンボン」を結成した。 24 歳になった 74 年春には、ドリフの一員だった荒井注さんに代わってメンバーに。 いかりやさんや加藤茶さん、仲本工事さん、高木ブーさんの先輩たちに囲まれた生放送の「8 時だョ1 全員集合」では当初、伸び悩んだが、出身地の「東村山音頭」を歌って頭角をあらわした。 「カ〜ラ〜スなぜなくの、カラスの勝手でしょ」という童謡「七つの子」の替え歌は、子どもたちに大ウケ。 アクティブなドタバタコントも生き生きと演じ、黒い燕尾服に付けひげの扮装で、加藤さんと曲芸を披露する「ヒゲダンス」もブレークした。 70 - 80 年代のお茶の間を席巻した人気番組に貢献した一方、PTA などから「低俗」との批判を浴びた。 85 年に全員集合が終了した後も、コント職人として、顔を白く塗った「バカ殿」や女の子好きな「変なおじさん」といったとぼけたキャラクターを浸透させた。 あごを突き出す決めポーズの「アイーン」は、トレードマークになった。 2006 年からは、舞台「志村魂」の活動にも力を入れた。 99 年度のゴールデン・アロー賞芸能賞を受賞。 同年には映画「鉄道員(ぽっぽや)」に炭鉱労働者役で出演し、2012 年の米アニメ映画「ロラックスおじさんの秘密の種」では、声優も務めた。 愛煙家だった。 16 年には肺炎のため入院し、舞台が中止になった。 日本テレビ系「天才! 志村どうぶつ園」、フジテレビ系「志村でナイト」にレギュラー出演しており、3 月 30 日から始まった NHK の連続テレビ小説「エール」にも出演を予定。 6 日の撮影に参加していた。 山田洋次監督 (88) の「キネマの神様」では映画初の主演が決まっていたが、出演を辞退していた。 主な著書に「変なおじさん」、「志村流 - 金・ビジネス・人生の成功哲学」。 ☆ 志村けんさんは愛煙家だったが、喫煙習慣が新型コロナウイルスによる肺炎の重症化にどの程度かかわっているのか、まだ十分なデータはない。 ただ、欧州疾病予防管理センター (ECDC) は 25 日、喫煙者について「潜在的なハイリスクグループ」との見方を示した。 たばこを吸う人では高齢者と同様に、ウイルスが肺の細胞に感染しやすくなる現象がみられるという。 たばこが一般的な肺炎による死亡リスクを高めることは広く知られている。 世界保健機関 (WHO) の緊急対応責任者マイク・ライアン氏は 2 月 14 日の会見で、「たばこがあらゆる呼吸器感染症の悪化要因であることは言うまでもない。 新型コロナウイルスにおいても例外ではないだろう。」と述べていた。 たばこによる体への悪影響は、禁煙しても一定期間は残ると考えられている。 (asahi = 3-30-20) 都知事、バーなどへの出入り自粛要請 独自支援策も検討 新型コロナウイルスの感染拡大を受け、東京都の小池百合子知事は 30 日夜に緊急の記者会見を開き、夜間に営業しているバーやナイトクラブなどへの出入りを自粛するよう、都民に求めた。 こうした飲食店や宿泊施設などを対象に、都独自の支援策に乗り出す方針も明らかにした。 小池知事は「今がまさに感染拡大を抑えられるかどうか重大な局面」と訴えた。 小池知事は会見で「最近は感染経路が不明な方が増えている」とした。 そうしたケースでは、夜間から早朝にかけて営業しているバーやナイトクラブ、酒場など接客を伴う飲食店で感染したと疑われる事例が多発している、と述べた。 同日開かれた都の対策本部会議で、厚生労働省対策本部の専門家から報告があったという。 会見では、こうした店に加えて、カラオケボックスやライブハウスへの入店を当面控えるように若者にも求めた。 小池知事は 25 日の記者会見で、▽ 平日はできるだけ自宅で仕事をし、夜間の外出を控える、▽ 週末の外出を自粛することを求めていた。 都は、こうした要請について 4 月 12 日ごろまでをめどとしている。 (asahi = 3-30-20) 米中韓からの外国人を入国拒否へ 政府、欧州ほぼ全域も 新型コロナウイルスの世界的な感染拡大を受け、日本政府は米国、中国、韓国の全土と、英国など欧州のほぼ全域からの外国人の入国を拒否するなど、水際対策を大幅に強化する方針を固めた。 これに先立ち外務省は 30 日にも、これらの地域の感染症危険情報を 2 番目に強い「レベル 3」とし、日本からの渡航中止を勧告する。 複数の政府関係者が明らかにした。 入国拒否と渡航中止勧告の対象にはほかに、東南アジアやアフリカの一部なども含まれる見通し。 今週前半にもある国家安全保障会議 (NSC) の緊急事態大臣会合の決定を経て、出入国管理法に基づく入国拒否の措置が発動されれば、2 週間以内に対象地域に滞在歴のある外国人は特段の事情がない限り入国できなくなる。 政府はこれまで入国拒否の対象を中韓の一部、欧州の 21 カ国などとし、米中韓全土などは 2 週間の待機要請といった入国制限にとどめていたが、日本国内における感染爆発を避けるため、海外との往来にいっそう歯止めをかける必要があると判断した。 米国については、すでに入国拒否に踏み切る方針を固め、対象を全土にするかどうか検討していたが、米国内で急速に感染が広がっている状況などを踏まえ、全土を対象にする。 (asahi = 3-29-20) 全国で新たに 167 人感染 大都市部でクラスター発生か 新型コロナウイルスの感染拡大で 29 日、全国で新たに 167 人の感染が確認され、総数は計 2,608 人となった。 東京都では 1 日あたりの感染確認数で最多となる 68 人。 都や埼玉県などは週末の不要不急の外出自粛を求めていたが、埼玉県は、30 日以降の平日も同じ要請を続ける。 国内の感染者は今年 1 月中旬に初めて確認され、3 月中旬以降に急増している。 特に東京都や千葉県などの首都圏や大阪府や兵庫県などの関西圏での感染拡大が目立つ。 小規模なクラスター(感染集団)の発生が要因とみられる。 このうち東京都内の感染者は 2 月末で 37 人だったが、今月に入り急増。 5 日連続で 40 人以上が確認され、計 430 人になった。 29 日に確認された 68 人には、入院患者や医療従事者の感染が相次ぐ永寿総合病院(台東区)の関係者 27 人が含まれている。 千葉県では障害者福祉施設「北総育成園」で、利用者など 28 人の感染がわかった。 爆発的に感染者が増える「オーバーシュート」を防ぐ対策は平日も続く。 埼玉県の大野元裕知事は 29 日の臨時会見で「出勤の自粛をお願いするものではない」とした上で、30 日以降も東京都内への不要不急の外出自粛や時差出勤、在宅勤務を要請すると明らかにした。 東京都も 4 月 12 日ごろまで、夜間の外出自粛や在宅勤務などを求めている。 感染者の死亡は、29 日に東京都内で 90 代男性が亡くなって計 66 人。 年齢別では 70 - 80 代に集中している。 東京都以外で 29 日に新たな感染者が確認された自治体は、北海道や宮城、栃木、埼玉、千葉、神奈川、福井、長野、岐阜、愛知、京都、大阪、兵庫、広島、高知、福岡、大分の各府県。 このうち神戸市の 20 代女性 1 人は、感染が判明している阪神タイガースの藤浪晋太郎投手らと 14 日に大阪市内で会食していた。 (asahi = 3-29-20) 都内新たに 63 人 半数院内感染 東京都の関係者によりますと、1 日に発表する感染者の数としてはこれまでで最も多いあわせて 63 人が、28 日新たに新型コロナウイルスに感染していることを確認したということです。 このうちほぼ半数は、27 日までに患者や医療従事者あわせて 40 人の感染が確認され、院内感染の疑いがある東京・台東区の永寿総合病院の関係者だということです。 これで都内で感染が確認されたのは 362 人となります。 都内では 27 日までの 3 日連続で 40 人以上の感染が確認され、都は感染の拡大を防ぐため、この週末、不要不急の外出を控えるよう呼びかけています。 (NHK = 3-28-20) 国立がんセンター看護師 2 人が感染 患者 61 人も検査へ 国立がん研究センター中央病院(東京都中央区)は 28 日、同病院の同じ病棟に勤務する女性看護師 2 人が新型コロナウイルスに感染していたことが 27 日にわかった、と発表した。 2 人は外来診療している場所に立ち入っておらず、外来とほかの病棟での診療は通常どおり続ける予定という。 同病院によると、20 代の女性看護師は 18 日から、30 代の女性看護師は 21 日から、においや味が感じられなくなり、それぞれ耳鼻咽喉(いんこう)科を受診。 発熱や呼吸器症状はなく、25 日から 26 日まで勤務を続けた。 27 日にウイルス検査を実施し、同日に陽性と確認された。 この 2 人と同じ病棟の看護師計 22 人を自宅待機とする。 看護助手 4 人を含めた計 26 人と、入院中または退院した患者 61 人がウイルス検査の対象となる。 現時点で発熱などがみられる人はいない。 この病棟は乳がんと血液がんの患者が主に入院していて、新たな入院患者の受け入れは中止している。 2 人の看護師に海外渡航歴などはない。 嗅覚(きゅうかく)障害がみられたプロ野球・阪神タイガースの選手が新型コロナウイルスに感染した疑いがあるとのニュースを知り、検査を申し出たという。 (asahi = 3-28-20) 千葉で新たに 57 人の感染確認 東庄町の障害者福祉施設 千葉県は 28 日、職員の新型コロナウイルス感染が確認された同県東庄町の障害者福祉施設「北総育成園」で、新たに入所者 26 人と職員 31 人の計 57 人の感染が判明したと発表した。 千葉県によると、同園は船橋市が設置主体。 すでに 40 代女性職員の感染が確認されており、同園での感染者は計 58 人となった。 (kyodo = 3-28-20) ◇ ◇ ◇ 障害者施設で職員感染、利用者ら 37 人が発熱 千葉 千葉県は 28 日、新型コロナウイルスに感染して重症だった 1 人が 27 日に死亡したと発表した。 同県内の感染者の死亡は初めて。 遺族に配慮して性別や居住地を明らかにしていないが、基礎疾患があったという。 また、同県香取市の 40 代女性が新型コロナウイルスに感染したと発表した。 県内の感染者は無症状を含めて計 69 人となった。 女性は香取郡内の障害者入所施設の職員で、調理を担当。 23 日に発熱(38.9 度)があり、医療機関を受診。 23 日は仕事を休んだが、24 日に出勤して早退。 その後は出勤していない。 熱が引かないため検査したところ、27 日に感染が確認された。 発症前 2 週間以内に海外への渡航歴はなく、感染経路は不明だという。 施設には、女性を除いて職員 63 人と利用者 70 人がいる。 現在計 37 人が発熱しているといい、保健所が検査しており、感染の確認を急いでいる。 (asahi = 3-28-20) |