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東京都内で新たに 5 人感染確認 愛知県内でもさらに 1 人

東京都は 16 日、新型コロナウイルスの感染者 5 人が都内で新たに確認されたと発表した。 このうち 2 人は、すでに感染が明らかになっている都内在住の 70 代のタクシー運転手男性とともに、1 月 18 日に屋形船で開かれた個人タクシー組合支部の新年会に出席していた。

都によると、運転手男性とともに新年会に出席していた感染者は 60 代のタクシー運転手男性と、タクシー運転手の家族の 30 代男性。 また、新年会に参加していた別の感染者と濃厚接触していた 60 代の医療従事者男性の感染も判明した。 新年会参加者の濃厚接触者をめぐっては、14 日に男女 2 人、15 日に 7 人の感染が確認されている。 都によると、このうち 70 代の屋形船従業員男性は 1 月 15 日か 16 日、中国・武漢市からの旅行者を接客したと話していた。

これとは別に、都内に住む 30 代の会社員男性と、埼玉県内に住む 60 代のハイヤー運転手男性の感染も 16 日に明らかになった。 いずれも屋形船で開かれた新年会とは無関係で、参加者との接触もなく、発症前 14 日以内に中国・湖北省などでの滞在歴もないという。 都によると、会社員男性は、15 日に感染が明らかになった 40 代の会社員男性とともに、研修や食事をしていたという。 関連を調べている。

愛知では新型肺炎感染者の友人も感染

愛知県は 16 日、尾張地方在住の 60 代男性が新型コロナウイルスに感染したと発表した。 米ハワイから帰国後に新型コロナウイルス感染が確認された名古屋市の 60 代女性の友人で、帰国後に接触した。 発熱などの症状が出たが軽症という。 県内での感染確認は 5 例目。 県によると、男性は 15 日に 38 度の発熱があり、県の保健所に相談した上で、県内の病院を受診。 16 日に県衛生研究所の遺伝子検査で陽性と判明し、入院した。 軽症だという。 男性は徒歩で病院へ行き、マスクを着用した上で、ほかの患者との接触を避けて受診したという。 女性は 7 日にハワイから帰国し、13 日に微熱や頭痛が生じた。 県は、今回の男性といつ接触したかは調査中としている。 (asahi = 2-16-20)

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都内で新たに 8 人感染 屋形船乗船のタクシー運転手ら

東京都は 15 日、新型コロナウイルスの感染者を都内で新たに 8 人確認したと発表した。 このうち 7 人は屋形船で開かれた新年会に出席したり、屋形船で働いていたりしたという。 都によると 7 人は、すでに感染が明らかになっている都内在住の 70 代のタクシー運転手男性とともに、都内の屋形船で開かれた個人タクシー組合支部の新年会の場にいた。 内訳は 50 - 80 代の男性タクシー運転手 4 人と、運転手と同居する 50 - 60 代の女性 2 人、屋形船の仕事に従事する 40 代男性。

これとは別に、都内に住む 40 代の男性会社員の感染も確認された。 発症前 14 日以内に中国・湖北省や浙江省での滞在歴はないという。 (asahi = 2-15-20)


千葉 20 代患者、発症後に都内へ 2 回電車通勤 新型肺炎

千葉県は 14 日、県内 6 人目となる新型コロナウイルス患者の詳しい行動履歴を公表した。 東京都内に勤める 20 代の男性会社員で、電車で通勤していた。 2 日に発症するまでの 2 週間以内に海外への渡航歴はないという。 県によると、男性は 2 日、発熱の症状が出て、3、5、6 日に、それぞれ県内の別の医療機関を受診した。 発熱やせきの症状が続いていたため、10 日、紹介された県内の別の医療機関で肺炎と診断され入院。 抗菌薬が効かないため、医師が保健所に相談し、13 日、感染が確認されたという。 発熱などの症状があるため、14 日に県内の感染症の指定医療機関に転院し、治療を受けている。

男性は発症まで最大 2 週間の潜伏期間(1 月 19 日 - 2 月 1 日)に、都内で会議に 2 回出席し、計十数人の外国人と接触した。 会議は 3 - 5 時間続き、中国から来た人もいた可能性があるという。 県は都に、会議に出た外国人に中国・武漢市の居住者がいたかどうかなどの調査を依頼し、感染経路の解明を進めている。 また、男性は発症後の今月 4 日と 7 日、電車で通勤。 都内のオフィスで勤務し、主にデスクワークをした。 県は、家族や席の近い職場の同僚など、接触者の健康状態を経過観察している。 県は「過剰に心配することなく、手洗いやマスクの着用などを徹底してほしい」と呼びかけている。 (古賀大己、asahi = 2-15-20)


名古屋の 60 代男性の妻も感染 新型肺炎

新型コロナウイルスによる肺炎 (COVID19) を巡る問題で、名古屋市は 15 日、市内の 60 代の日本人女性の感染を確認したと発表した。 女性は 14 日に感染が確認された 60 代男性の妻。 発熱や頭痛を訴え市内の医療機関に入院しているが、症状は軽いという。 市によると、女性は夫と米国ハワイ州へ旅行し、7 日にともに帰国した。 13 日に搬送された夫に付き添って救急車に同乗し、後に発熱したため、14 日に市内の医療機関を受診。 市衛生研究所の遺伝子検査でウイルスの陽性反応が出たため、入院したという。 (中日新聞 = 2-15-20)

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ハワイから 7 日帰国、名古屋の 60 代男性が感染 … 2 週間以内の中国渡航歴なし

名古屋市は 14 日、市内在住の 60 歳代の日本人男性が新型コロナウイルスに感染していることが確認されたと発表した。 男性は 1 月末に妻と 2 人で米ハワイに渡航。 今月7 日に帰国したが、39 度の発熱があり、市内の医療機関を受診した後、自宅療養していた。

10 日に再度受診したところ、軽度の肺炎が確認され、その後、自宅療養を続けていたが、13 日に救急車で別の医療機関に運ばれ、14 日に市衛生研究所で陽性と判定された。 現在は市内の医療機関に入院中。 発症から 2 週間以内に中国への渡航歴はなく、肺炎患者との接触も確認されていないという。 市は午後 10 時から危機管理対策本部会議を開いて対応を確認した。 混乱を避けるため、男性の移動経路は公表していないが、帰国の機内と外出時にはマスクを着用していたという。 (yomiuri = 2-15-20)


和歌山、同僚・入院患者ら院内感染の可能性 計 5 人に

新型コロナウイルスに医師や患者が感染した済生会有田病院(和歌山県湯浅町)で、男性外科医に続き、同じ外科で働く男性医師(50 代)とその妻(50 代)、入院患者の男性(60 代)、計 3 人の感染が新たに確認された。 県が 15 日、発表した。 和歌山県内では、この病院に一時入院していた 70 代の男性の感染も 14 日に確認されており、感染者は計 5 人になった。

県によると、新たに感染が確認された男性医師は、4 日に発熱やせきの症状が出て、10 日に肺炎がみつかった。 この間に計 5 日勤務していたという。 その妻は 7 日に微熱があり、14 日に発熱した。 ともに別の病院に入院中で症状は安定しているという。 60 代の入院患者の男性は 8 日に入院し、10 日に肺炎と認められた。 外科の入院患者で 2 人の男性医師のいずれかと濃厚接触があったとみられる。 重症ではないという。

会見した仁坂吉伸知事は院内感染の可能性について認め、「同僚や入院患者にうつっていることは事実」と話した。 肺炎の症状が出てこの病院で受診し、自宅療養中の 60 代の男性患者と別の病院に入院中で再検査した 70 代の女性は、いずれも陰性だった。 最初に感染が確認された男性外科医の家族ら濃厚接触者の 4 人も陰性が確認された。 仁坂知事は「陰性が多く出た。 県内の至る所で発生していないと推測できる。」と話した。 県は今後も医師や看護師、入院患者らの検査を進めるという。 (波多野大介、asahi = 2-15-20)

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新型コロナ、和歌山の医師が感染 患者への接触有無不明

和歌山県は 13 日夜、済生会有田病院(同県湯浅町)で勤務する 50 代の男性外科医師が新型コロナウイルスに感染していたと発表した。 医師は少なくとも発症前の 14 日間は中国への渡航歴はなく、感染した患者への接触の有無は不明といい、同県は感染ルートを調べるとしている。

会見などによると、男性医師は 1 月 31 日から発熱や全身に倦怠感を感じ始めたという。その後も微熱が続いたため、2 月 10 日に入院。 検査したところ、13 日に感染していたことが判明した。 男性医師は現在も入院しているが、症状は安定しているという。 同病院では、ほかにも医師や通院患者ら計 4 人が発熱などの症状を訴えたため検査しているが、うち 1 人は陰性だったことが確認されているという。 (asahi = 2-13-20)


中国への郵便、貨物機チャーターして輸送 38 万通滞る

新型コロナウイルスによる感染拡大の影響で、中国向けの郵便物に大幅な遅れが出ているとして、日本郵便は 15 日、貨物機をチャーターしての輸送を始めた。 同社が国際郵便輸送にチャーター機を使うのは、2007 年の民営化後、初めてという。 日本郵便によると、中国への郵便物は 1 月下旬から急増した。 マスクや救援物資を送る人が増えたためとみられる。 一方で、普段利用している中国線の定期旅客便は感染拡大に伴って運休が広がり、輸送の遅れが深刻化。 全国の郵便局で 13 日までに 38 万通が滞留していたという。

15 日は成田空港から、大連行きの第 1 便が午後に出発。 深夜にはマスクや書類など 1 万 7 千通、重さにして 31 トンを積み込んだ第 2 便の貨物専用ジャンボ機が、上海に向けて飛び立った。 16 日以降も 4 便をチャーターして飛ばす予定。 (根岸敦生、asahi = 2-15-20)


新型ウイルス 北海道で 50 代日本人男性感染 集中治療室で治療

北海道に住む 50 代の日本人の男性が新型コロナウイルスに感染したことが確認されました。 道内の感染確認は 2 例目で、男性は症状が重く、集中治療室で治療を受けているということです。

北海道によりますと、新型コロナウイルスへの感染が確認されたのは道内に住む 50 代の日本人の男性です。 男性は先月 31 日に発熱やせき、けん怠感を訴え医療機関を受診したところ肺炎の症状が見られ、道内の衛生研究所で検査した結果、14 日新型コロナウイルスに感染していることが確認されました。 男性の症状は重く、呼吸状態が改善せず集中治療室で治療を受けているということです。 男性は、感染が確認されるまで 3 か所の医療機関を受診していて、海外への渡航歴はないと話しているということです。 道は 14 日夜、対策本部会議を開き、関係機関が連携して拡大防止に万全を期すことを確認しました。 (NHK = 2-14-20)


新型コロナウイルス、沖縄で初感染 60 代の女性タクシー運転手「ダイヤモンド・プリンセス」の中国客 4 人乗せる

沖縄県は 14 日、県内在住の 60 代の女性タクシー運転手が新型コロナウイルスに感染したと確認した。 県内での感染確認は初めて。 同日、診断を確定する検査で陽性の結果が出た。 運転手は、新型コロナウイルス感染による肺炎が拡大しているクルーズ船「ダイヤモンド・プリンセス」が 1 日に那覇港に寄港した際、下船した乗客を案内していた。

県は 13 日までに数時間で結果の出るウイルス検査を 7 人に行い、そのうち 6 人は陰性だった。 一方、運転手は陰性の確認ができず再検査していた。 運転手が勤めるタクシー会社によると、この運転手は 1 日、那覇市若狭の那覇クルーズターミナルで「プリンセス」を下船した中国人観光客 4 人を乗せ、本島南部の観光施設まで案内した。 その後、運転手は 8 日まで休日をはさみながら出勤し、11 日に体調不良を訴え病院を受診した。

泣きたい気持ちだ。

同社は 1 日までに、感染を警戒し乗務員にマスク着用を義務付けていた。 アルコール消毒や手洗いうがいの徹底といった対策をしており、当該運転手もマスクを着用していたとみられる。 1 日には同社の別の 1 台も同ターミナルで中国人客を乗せたが、現在までに体調不良を訴えている乗務員はいないという。 同社の営業部長は「いつ発生してもおかしくないと思っていたが、運転手から一報を受けた時は泣きたい気持ちだった。 乗務員も多いのでいつごろまで影響が出るのか心配だ。」と話した。 (沖縄タイムス = 2-14-20)


新型肺炎、国内初の死者 神奈川県の 80 代女性 - 感染した 70 代タクシー運転手の義母

厚生労働省は 13 日、新型コロナウイルスに感染した神奈川県の 80代の日本人女性が亡くなったと発表した。 新型ウイルスの感染者の国内の死亡例は初めて。 女性は中国への渡航歴はないという。 加藤勝信厚労相は「国内で感染した可能性をふまえながら、疫学調査を実施したい」と述べた。

厚労省によると、女性は先月 22 日から倦怠感を感じて近所の医療機関を受診。 その後状態が悪化し、今月 1 日に肺炎の疑いで別の医療機関に入院した。 抗生剤による治療を受けたがさらに症状が悪化し、別の医療機関に転院して呼吸補助などの治療を受けたが改善せず、13 日に死亡した。 その後、新型コロナウイルスへの感染が確認された。 厚労省は「国内では新型コロナウイルスが流行している状況ではない。 インフルエンザなどと同様の、せきエチケットや手洗いにつとめ、人混みを避けて欲しい。」としている。 (asahi = 2-13-20)

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東京都内の 70 代タクシー運転手、新型コロナに感染

東京都内に住む 70 代のタクシー運転手の男性が新型コロナウイルスに感染していたことが 13 日、関係者への取材でわかった。 関係者によると、男性は 1 月末に発熱し、2 月上旬に入院。 検査したところ、陽性だったという。 (asahi = 2-13-20)


中国全土で「一時帰国、至急検討を」 新型肺炎で外務省

外務省は 12 日、中国での新型コロナウイルスの感染拡大を受け、中国全土の在留邦人や渡航検討者に向けて、「日本への早期の一時帰国や中国への渡航延期を至急ご検討ください」と呼びかけるスポット情報を出した。 6 日に出した情報では、一時帰国や渡航延期について「積極的にご検討ください」としていたが、表現を強めた。

また、安倍晋三首相は 12 日に開かれた新型コロナウイルス感染症対策本部の会合で、中国湖北省に限り実施してきた入国拒否の措置を感染が広がっている浙江省にも拡大することや、その手続きを簡素化することなどを表明した。 浙江省からの入国拒否は 13 日午前 0 時から。同省に滞在歴のある外国人と、同省発行の旅券を所持する外国人の入国を、特段の事情がない限り当分の間拒否する。 菅義偉官房長官は 12 日午前の記者会見で「移動制限措置の有無、医療体制の状況などを総合的に勘案した上で判断した」と述べた。

中国で新型肺炎の感染が広がっている地域から訪れる外国人や、新型肺炎が発生しているおそれのある船に乗っている外国人については、今後は閣議了解を経ずに入国拒否の措置を取ることも決めた。 安倍首相は「事態は時々刻々と変化している。 我が国への感染症の流入を食い止めるため、より包括的かつ機動的な水際対策を講じることが不可欠だ」と述べた。

また、安倍首相は 12 日午前の衆院予算委員会で、新型肺炎の感染拡大を受けた緊急経済対策を週内にまとめる考えを示した。 予備費を活用し、訪日客の減少で打撃を受けた旅館業など中小企業の資金繰り支援や、相談窓口の整備などに充てる。自民党の堀内詔子衆院議員の質問に答えた。 (asahi = 2-12-20)


中国・武漢 肺炎で入院中の日本人男性が死亡

中国の武漢市で重い肺炎を発症し、現地の病院に入院していた 60 代の日本人男性が死亡しました。 男性は新型コロナウイルスに感染した疑いが強いということです。

日本の政府関係者によりますと、日本人男性は 60 代で、武漢市で 8 日未明に入院先の病院で亡くなりました。 男性について、入院先の病院は「新型コロナウイルスの陽性の疑いが強い」と日本政府に伝えていました。 男性は先月中旬に発熱の症状がみられ、その後に入院して治療を続けていて、先月下旬からは重篤な状態が続いていたということです。 また、男性の死因について、現地の医療機関は「ウイルス性肺炎」と判断していますが、新型コロナウイルスかどうかは「判断することは困難である」としています。 (ANN = 2-8-20)


京都で 20 代男性の感染確認 1 日 300 人の観光客接客

厚生労働省と京都市は 5 日、京都市在住の 20 代の中国人男性が新型コロナウイルスに感染していることを確認したと発表した。 男性は新型肺炎が流行している中国湖北省への渡航歴は最近 2 カ月間はないが、物販店の従業員として 1 日約 300 人の中国人観光客と接していたという。

厚労省や京都市によると、男性は 1 月 24 日から体調が悪くなり、27 日と 29 日に医療機関を受診したが肺炎の症状はなかった。 31 日に京都市内の病院を受診し、肺炎の症状がみられたため入院し、4 日に検査で陽性と確認された。 男性は「接客していた人の中には湖北省から来た観光客もいた」と話しているという。 発熱があった 1 月 25 日以降は出勤していなかった。 (asahi = 2-5-20)


新型肺炎 武漢から来日の 30 代女性の感染確認 千葉県が経緯説明

千葉県は 4 日夜、中国湖北省武漢市から来日し、(千葉)県内を旅行していた 30 代女性が新型コロナウイルスに感染していたと発表した。 県内の感染症指定医療機関に入院しているが、快方に向かっているという。 同県内で新型コロナウイルスへの感染が確認されたのは女性で 4 人目。 県によると、女性は数人のグループで 1 月 21 日に県外の空港に到着。 県外の観光地を巡った後、28 日から県内のホテルに滞在していた。

30 日に 38.8 度の発熱があり、31 日に県内の医療機関を受診。 肺炎と診断され、感染症指定医療機関に入院した。 今月 1 日に県内の衛生研究所が喉の粘膜の検査を行った際は陰性だったが、3 日に再検査したところ、4 日に陽性であることが判明した。 女性は新型ウイルスの感染源とされている武漢市の「華南海鮮市場」には立ち寄っておらず、同国内で肺炎患者との接触も確認されていないという。 症状が出た 30 日以降はマスクをしていた。 (sankei = 2-5-20)


日本から帰国したタイ人夫婦 新型コロナウイルス感染を確認

タイ保健省は 4 日、新型コロナウイルスについて、新たに 6 人の感染が確認されたと発表し、うち 2 人が最近、旅行で日本に行ったタイ人の夫婦だと明らかにした。 妻は、日本滞在時に体調が悪くなり、夫はタイ帰国後に症状が出たという。 2 人がいつ日本に行き、どこで滞在していたかについて、タイ保健省は明らかにしていない。 この 2 人の容態は安定していて、近く退院できる見通しだという。 タイでの感染者はこれで 25 人になった。 (FNN = 2-4-20)


外国人 5 人、日本への入国拒否 新型肺炎

中国の湖北省武漢市を中心に新型コロナウイルスによる肺炎が広がっている問題で、菅義偉官房長官は 3 日、入国管理の強化を始めた初日の 1 日だけで外国人 5 人の入国を拒否したと明らかにした。 入国拒否の対象者を広げる可能性については「さまざまな事情を考慮して判断していく」と述べた。 政府は 1 日から、湖北省に 2 週間以内に滞在歴のある外国人と湖北省発行の中国旅券を所持する外国人は症状の有無にかかわらず、特段の事情がない限り入国を拒否する措置をとっている。

また、安倍晋三首相は 3 日の衆院予算委員会で、国立感染症研究所や地方の衛生研究所で行われている検査を、民間の検査機関でも実施する態勢の構築に取り組んでいることを明らかにした。 簡易検査キットの開発についても「すでに着手した」と述べた。 国内の検査態勢強化を図る考えだ。 首相は「新型コロナウイルスに関連した国内の感染症例も広がる中、国内の検査態勢や相談態勢の充実・拡大は喫緊の課題」と強調。 一方で「我が国では現在、流行が認められている状況ではない。 一人ひとりが『せきエチケット』や手洗いなどを励行し、予防に努めてもらうことが極めて重要だ。」と呼びかけた。 自民党の岸田文雄政調会長の質問に答えた。 (安倍龍太郎、斉藤太郎、asahi = 2-3-20)


日本からの支援物資に書かれた 8 字、中国で感動呼ぶ

「山川異域 風月同天(別の場所に暮らしていても、自然の風物はつながっている)」という漢字 8 文字が 1 月 31 日、中国の交流サイト新浪微博 (Weibo) で絶賛を浴びた。 同日午後、「扎宝」というユーザーが微博に「中国語資格 HSK の日本事務局から湖北省への支援物資はマスク 2 万枚と赤外線体温計。 『山川異域、風月同天』と書かれたラベルに感動」と発信した。 中国・唐代の高僧、鑑真和上の伝記「唐大和上東征伝」によると、日本の長屋王が唐に送った 1,000 着の袈裟に「山川異域 風月同天 寄諸仏子 共結来縁」と刺しゅうされていた。 これに心を動かされた鑑真和上が、日本行きを決意したという。

2 月 1 日午前 11 時現在、新浪微博には 31 万 5,000 の「いいね」と 7,000 件を超えるコメントが付けられている。 新型コロナウイルスの感染による肺炎の影響で、現在中国の多くの地域でマスクや体温計、防護服など医療物資が不足している。 日本の各界から支援物資が贈られていることに、中国のネットユーザーからは「雪中に炭を送ってくれた」と称賛のコメントが寄せられており、日本の温かい支援に感動するユーザーが多く、日本への友好の気持ちを伝えるものも多い。

報道によると、茨城県水戸市は 1 月 28 日、友好都市の重慶市へ医療用マスク 5 万枚の寄贈を決定し、同日中に重慶に向けて発送したという。 また、広島県と広島市は四川省や重慶市にマスク 10 万枚を支援した。 (新華社/AFP = 2-2-20)


新型コロナウイルス 千葉のバスガイド女性も感染

千葉県に住むバスガイドの女性が新型コロナウイルスに感染していることが分かりました。 厚生労働省は、すでに感染が確認されているバスの運転手から感染した可能性があるとみています。

厚労省によりますと、千葉県に住む 20 代の中国人女性は先月 17 日から 22 日にかけて中国・大連からの観光客のバスツアーにガイドとして参加していたということです。 このツアーにはすでに感染が確認されている奈良県の 60 代のバス運転手の男性も同行していました。 厚労省は、女性が運転手の男性から感染した可能性があるとみています。 これを受けて千葉県は、女性と接触した人の調査を進めています。

また、政府のチャーター機第 2 便で先月 30 日に帰国した 210 人のうち、男性 2 人が感染していることも確認されました。 2 人に発熱やせきなどの症状はないということです。 国内で感染が確認されたのはこれで 17 人になりました。 (ANN = 2-1-20)


中国全土への渡航自粛求める 政府、新型肺炎で

政府は 31 日午後、中国全土の「感染症危険情報」を「レベル 2」に引き上げ、不要不急の渡航をやめるよう求めた。 湖北省武漢市を中心に新型コロナウイルスによる肺炎が拡大しているため。21 日に最も低い「レベル1」を出して注意を呼びかけていたが、感染が拡大している状況を受けて 1 段階引き上げた。 感染症危険情報は、新型インフルエンザなど危険度の高い感染症に関係して外務省が 4 段階で出す安全情報。 政府は 24 日に武漢市を含めた湖北省全域を 2 番目に強い「レベル 3」とし、渡航中止を勧告している。 (asahi = 1-31-20)


新型肺炎、首相「感染者の入国拒否」 政令施行日前倒し

安倍晋三首相は 31 日午前の衆院予算委員会で、新型コロナウイルスの拡大に関連し、政府が感染症法上の指定感染症に指定する政令の施行日を 6 日間前倒しし、2 月 1 日に施行する方針を示した。 これにより、感染者の入国拒否が可能になる。 首相は「我が国に入国しようとする者が(同ウイルスの)感染症である場合には入国を拒否する。 感染者であることが確認できない場合であっても、入国管理を強化するべく運用を速やかに検討する。」と答弁した。 (asahi = 1-31-20)


日本の援助、「いいね」中国で 15 万超 新型肺炎めぐり

日本政府は、新型コロナウイルスによる肺炎が発生した中国・武漢市(湖北省)への民間チャーター機の往路で、中国政府への緊急援助物資を運んだ。 中国のネット上では感謝の声が広がっている。 28 日深夜に武漢に到着した第 1 便には、中国向けに日本政府が手配したマスク約 1 万 5 千枚や手袋 5 万組、防護眼鏡や防護服などが積み込まれた。 30 日に到着した第 2 便も、地方自治体からの支援物資を運んだ。 東京都は二つの便の合計で約 2 万着の防護服を提供しているという。

外務省によると、茂木敏充外相が 26 日にあった中国の王毅(ワンイー)外相との電話協議で協力を申し出て、中国側から求めがあった物資を送った。 昨年はエボラ出血熱が流行するコンゴ民主共和国へ防護服を支援するなど、政府は感染症の流行に見舞われた地域への緊急援助を続けている。 日本政府からの支援が届いたというニュースは、中国版ツイッターの「微博(ウェイボー)」で広く拡散されており、15 万を超える「いいね」がつけられた投稿もある。 全国的に交通機関の停止や商業施設の閉鎖などが相次ぐ苦境の中の明るい話題として称賛を集めている。

28 日午後には、武漢市と友好都市の関係にある大分市が医療用マスクを送り、その箱に「武漢加油(がんばれ)」と記されているというニュースが投稿された。 「中国語で書いてくれるなんて」、「心の底からありがとう」などと感動を伝える書き込みがあふれ、関連する投稿の閲覧総数は、29 日までに 3 億 8 千万回にも上っている。 ほかにも、日本国内の店などが中国人向けに掲げた「同舟共済(ともに乗り越えよう)」、「最重要的朋友(一番大切な友だち)」などといったメッセージの画像も、SNS で広く拡散されている。

2008 年の四川大地震の被災地での日本の救援隊の活動を記憶している人も多く、つらいときに本当に必要な物を送ってくれることを意味する「雪中送炭」という四字熟語とともに、感謝を伝える人もいる。 「日本に行ってみたくなった」と記す人もいるが、中国では感染拡大を防ぐために、27 日から海外への団体旅行は禁止されている。 ただ、中国客の激減で日本の観光地が打撃を受けていることも広く知られており、こんな書き込みもあった。 「ウイルスが去ったら絶対日本に応援に行く」、「微力でも、今度は私があなたたち日本の経済に貢献します。」 (太田成美、北京 = 平井良和、asahi = 1-30-20)


新型肺炎 三重県の 50 代男性の感染確認 武漢に滞在歴 厚労省

厚生労働省によりますと、今月 13 日まで中国の湖北省武漢に滞在していた三重県に住む 50 代の男性が、帰国後に発熱の症状を訴え、検査の結果、30 日、新型のコロナウイルスに感染していることが確認されました。 (NHK = 1-30-20)


新型肺炎、大阪のバスガイドも感染 奈良の運転手と同乗

厚生労働省は 29 日、大阪府内の 40 代の女性が新型コロナウイルスに感染したことを確認したと発表した。 女性はバスガイドで、28 日に感染が確認された奈良県の男性が運転するバスに乗務し、武漢市からのツアー客のガイドを務めていたという。 厚労省によると、女性は 20 日に発熱し東京都内の医療機関を受診。発熱が続き、21 日に別の医療機関を受診したが、肺炎の症状はなく経過観察となった。 23 日に症状が改善しないため保健所に相談し、大阪府内の医療機関を受診したところ肺炎の症状があり入院した。 現在、症状はせきだけだが、入院を続けている。 (asahi = 1-29-20)


武漢への渡航歴ない人、国内で初めて感染確認 新型肺炎

中国の湖北省武漢市を中心に新型コロナウイルスによる肺炎が広がっている問題で、厚生労働省は 28 日、国内で新たに 2 人の感染を確認したと発表した。 うち 1 人は武漢市への渡航歴のないバスの運転手で、奈良県の 60 代男性という。 もう 1 人は武漢市在住の 40 代男性という。 厚労省によると、バスの運転手は 1 月 12 日に東京都内で武漢市からのツアー旅行客をバスに乗せていた。 14 日に寒気やせき、関節の痛みが出て、17 日に奈良県内の医療機関を受診。 その際は検査に異常がなく経過観察になった。 22 日に症状が悪化し、25 日に再度受診して肺炎の症状が確認され、県内の医療機関に入院した。 男性は移動時にはマスクを着けていたという。

武漢市の男性は 20 日に来日。 その際は症状がなかった。 22 日から体調不良を訴え、26 日に愛知県内の医療機関を受診した。 肺炎の症状があった。 28 日から入院している。 厚労省の聞き取りに、患者が多く出ている武漢市の海鮮市場には立ち寄っておらず、移動時はマスクをしていたと答えたという。 国内での感染の確認はこれで計 6 人になった。 (asahi = 1-28-20)


MERS 以来の指定感染症 入院勧告や就業制限可能に

中国・武漢市(湖北省)で発生した新型コロナウイルスによる肺炎の拡大をめぐり、安倍晋三首相は 27 日の衆院予算委員会で同ウイルスによる感染症について、28 日の閣議で感染症法上の指定感染症などに指定する方針を示した。 首相は指定の狙いについて、「入院措置や公費による適切な医療を可能にするため」と説明した。

指定は 2014 年の中東呼吸器症候群 (MERS) 以来となる。 指定により、1 年間の期限つきで危険度の高い感染症と同様に患者に入院を勧告したり、就業を制限したりできる。 勧告に従わない場合は強制入院させることもできる。 入院の医療費は公費負担となり、患者は全数報告の対象となる。 政府は併せて、検疫法上の「検疫感染症」にも指定する方針。 感染が疑われる人に対し、検疫所による診察や検査を行ったり、隔離したりできるようになる。

厚生労働省はこれまで、世界保健機関 (WHO) の緊急委員会で「国際的に懸念される公衆衛生上の緊急事態」が宣言されれば、指定感染症への指定を検討するとしていた。 だが、感染拡大の収束がみられず、患者の迅速な把握や医療提供を確実にするため、指定が必要と判断した。 また、首相は予算委で、武漢在住の日本人について「中国政府との調整を加速させ、チャーター機などあらゆる手段を追求し、希望者全員を速やかに帰国させる」と改めて表明した。 茂木敏充外相は「湖北省に約 560 名が滞在していることは確認した」と明らかにした。 自民党の福井照氏への答弁。

自民党の二階俊博幹事長は記者団に、チャーター機を 28 日にも派遣する、との報告を政府から受けたことを明らかにした。 首相官邸は 27 日朝、態勢強化の一環として、危機管理センターに設けた「情報連絡室」を 26 日夜に「官邸対策室」に改組したことを発表した。 (永田大、土肥修一)

「春節と絡んだのは不幸」 経団連会長

中国の新型コロナウイルスによる肺炎の拡大について、経団連の中西宏明会長は 27 日午前、記者団に対し、「大変心配だ。 春節と絡んでいるのもうまくない。 人が動く時期と重なったことは不幸なことだ。」と述べ、日本経済への影響に懸念を示した。 さらに「どういう格好で終息していくのか、かなりコントロールしないといけない」とし、中国政府に適切な対応を求めた。 中西会長はまた、「(今春予定されている中国の)習近平(シーチンピン)国家主席の来日にも影響しかねない」とも述べた。 (加藤裕則。asahi = 1-27-20)


新型肺炎国内 4 例目、武漢から来日の 40 代男性 … バスで関西など観光後に判明

厚生労働省は 26 日、中国・武漢市から旅行で愛知県内を訪れていた 40 歳代の男性について、新型コロナウイルスによる肺炎の感染が確認されたと発表した。 日本国内の感染者は 4 例目。 男性は 22 日に来日。 武漢から来た観光客 27 人とともにバスツアーに参加し、関西など複数の府県を訪れて観光していた。 24 日に愛知県内の医療機関を受診して肺炎の疑いがあることが判明し、26 日にウイルスの陽性反応が確認された。 ほかのツアー参加者やガイドに体調不良は見られないという。 (yomiuri = 1-27-20)


新型肺炎、国内 3 人目の感染確認 武漢市の 30 代女性

中国・武漢市で発生した新型コロナウイルスによる肺炎について、厚生労働省は 25 日、旅行でやってきた武漢市在住の 30 代女性の感染を確認したと発表した。 国内で感染が確認されたのは 3 人目。 厚労省によると、女性は 18 日に来日。 21 日夜から発熱とせきの症状が出て、23 日に東京都内の医療機関を受診した。 検査の結果、25 日に感染が確認された。 女性の話では、患者が多く出ている武漢市の海鮮市場には立ち寄っておらず、中国での肺炎患者との接触は確認できていない。 女性は移動の際にはマスクを着けていたという。 (asahi = 1-25-20)


新型肺炎、国内で 2 人目の感染確認 武漢在住の男性

中国湖北省武漢市で発生した新型コロナウイルスによる肺炎が広がっている問題で、厚生労働省は 24 日、同市に住む旅行者で、40 代男性の感染を確認したと発表した。 国内で感染が確認されたのは 2 人目。 厚労省によると、男性は 14 日から発熱があり、中国の医療機関を受診。 肺炎の診断はされず、経過観察となり、19 日に来日した。 発熱やのどの痛みが続き、22 日に日本国内の医療機関を受診したところ、肺炎の症状がみられたため、東京都内の医療機関に入院。 国立感染症研究所が調べたところ、24 日に感染が確認された。 (asahi = 1-24-20)


中国の新型コロナウイルス、日本でも初の陽性 神奈川

中国・武漢市で新型コロナウイルスによる肺炎患者が集団発生している問題で、厚生労働省は 16 日、武漢市に渡航歴のある神奈川県在住の 30 代男性が日本国内で肺炎の症状を訴え、ウイルス検査で陽性反応が出ていたと発表した。 国内で患者が確認されるのは初めて。

厚労省によると、男性は 3 日に発熱した後、6 日に武漢市から帰国。 同日、医療機関を受診し、10 日から治療のため入院した。 症状は回復し、15 日には退院したという。 国立感染症研究所が調べたところ、男性から新型コロナウイルスに感染していることを確認した。 これまで中国国内で新型コロナウイルスへの感染が確認されたのは 41 人で、うち男性 1 人が死亡、6 人が重症となっている。 中国以外では、武漢市からタイを訪れた中国人の女性からウイルスが検出されている。 (asahi = 1-16-20)

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