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北海道で 2,713 人感染 2 カ月ぶりの高水準 小樽は過去最多

北海道内では 13 日、新型コロナウイルスの新規感染者 2,713 人が確認された。 3 日ぶりに 2 千人を超え、前週の水曜日より 343 人増えた。 小樽市では過去最多の 103 人となった。 道内の新規感染者数は 2 月 19 日(2,797 人)以来、約 2 カ月ぶりの高水準となった。 死者の確認はなかった。 新たなクラスター(感染者集団)は 6 件で、札幌市の有料老人ホームや医療機関、函館市の幼稚園や保育所などで確認された。 道によると、人口 10 万人あたりの 1 週間の新規感染者数は 289.7 人(13 日現在)で、前週(258.3 人)より増加した。 (asahi = 4-13-22)

道内の新規感染者数(13 日)
【全体】 2,713 (累計 249,567)
【主要 4 市】 札幌 1,258、旭川 161、函館 128、小樽 103
【他地域(振興局別)】 空知 148、石狩 153、後志 19、胆振 195、日高 19、渡島 60、檜山 5、上川 86、留萌 3、宗谷 22、オホーツク 142、十勝 126、釧路 67、根室 15、その他 3(道外 0)
【死者】 0 (累計 1,954)


宮崎で新型コロナ過去最多の 755 人感染 10 万人あたりワースト 3

宮崎県と宮崎市は 13 日、過去最多となる 755 人の新型コロナウイルス感染を新たに確認したと発表した。 直近 1 週間の人口 10 万人あたりの新規感染者数も 368.7人と 9 日連続で最多を更新し、県によると沖縄県、東京都に次いでワースト 3 位。 県感染症対策課の担当者は「かつてない感染爆発が起きており、ピークが見通せない状態だ」と強い警戒感を示した。 感染者の累計は 3 万 2,118 人になった。 宮崎県内では新規感染者が 18 日連続で前週の同じ曜日を上回っている。 13 日は過去最多だった 8 日から 140 人以上増えた。 県の担当者は「大型連休の前後には 1 千人を超える可能性もある」と話している。 (大畠正吾、asahi = 4-13-22)


9 県の感染者が第 6 波超える 首相「重点措置、直ちに必要ではない」

新型コロナウイルス対策を厚生労働省に助言する専門家組織(アドバイザリーボード)は 13 日、会合を開き、感染が再拡大して、東日本や九州の 9 県で「第 6 波」を超える新規感染者数を記録したとの分析を明らかにした。 3 大都市圏以外の地域での急増が目立ち、地域差が大きくなっている。 12 日までの 1 週間でみると、新規感染者数が第 6 波のピークを超えたのは、岩手、秋田、福島、新潟、長野、愛媛、大分、宮崎、鹿児島の 9 県。

前週と比べると、大きく増えたのは、岩手県 1.50 倍、宮崎県 1.36 倍、長崎県 1.33 倍、和歌山県 1.31 倍など。 減ったのは富山県 0.78 倍、滋賀県 0.88 倍、群馬県 0.91 倍など。 3 大都市圏では東京都 1.01 倍、大阪府 1.12 倍、愛知県 1.05倍で、大阪と愛知は横ばいから微増に転じた。 地域差がある要因の一つとして、第 6 波では都市部で多くの人が感染し、免疫がある人が増えた一方、感染者がそれほど増えなかった地域では免疫がある人が少なく、先に感染が再拡大している可能性があるという。

一方、内閣官房によると、病床使用率は 11 日時点で沖縄県 45%、鹿児島県 36% など一部の地域で上昇傾向にあるものの、大きな変化は見られない。 岸田文雄首相は 13 日の参院本会議で「新規感染者数は全体として増加傾向にあるが、病床使用率は低い水準にある。 また、高齢者の 85% のワクチン 3 回目接種を完了している。 現時点で都道府県からまん延防止等重点措置の要請はなく、直ちに重点措置が必要な状況とは考えていない。」と述べた。 (枝松佑樹、asahi = 4-13-22)


全国で 4 万 9,773 人の感染確認 前週の同じ曜日より 4,104 人増加

新型コロナウイルスの国内感染者は 12 日、新たに 4 万 9,773 人(午後 7 時半現在)が確認された。 前週の同じ曜日(5 日)より 4,104 人多かった。 秋田、愛媛、佐賀の 3 県で過去最多を更新した。 発表された死者は全国で 47 人だった。 東京都で新たに確認された感染者は 6,922 人で、前週の同じ曜日より 46 人減。 12 日までの 1 週間の感染状況をみると、1 日あたりの感染者数は 7,589.9 人で前週の 101.4% だった。 また、大阪府では新たに 5,051 人の感染が確認された。 1 日あたりで 5 千人を超えるのは 3 月 17 日以来。 (asahi = 4-12-22)


秋田、過去最多 445 人感染 新型コロナ

秋田県と秋田市は 12 日、新たに計 445 人の新型コロナウイルス感染を確認したと発表した。 今月 5 日の 389 人を上回り、過去最多を更新した。 (asahi = 4-12-22)


東京、4,562 人の感染確認 1 週間前の月曜より 178 人増える

東京都は 11 日、新型コロナウイルスの感染者を新たに 4,562 人確認したと発表した。 前週の月曜日(4 日)から 178 人増えた。 11 日までの 1 週間平均の感染者数は 7,596.4 人で前週の 99.9% だった。 80 代の男女 2 人の死亡も発表された。

11 日の新規感染者を年代別にみると、最多は 20 代の 885 人で、30 代の 828 人、10 歳未満の 776 人、40 代の 735 人、10 代の 615 人と続いた。 65 歳以上の高齢者は 227 人だった。 病床使用率は 25.9%。 都が 30 - 40% で緊急事態宣言の要請を判断する指標としている重症者用病床使用率は 7.6%。 「人工呼吸器か体外式膜型人工肺 (ECMO) を使用」とする都基準の重症者数は前日から 1 人減って 28 人だった。 (asahi = 4-11-22)


3 月中に自宅などで 239 人が死亡 新型コロナ、過去 3 番目の多さ

自宅などで3月中に亡くなって警察が取り扱った人のうち、新型コロナウイルスへの感染が確認されたのは 37 都道府県の 239 人だったことが 11 日、警察庁への取材で分かった。 月別で最も多かった 2 月の 564 人、「第 5 波」で自宅療養者が急増した昨年 8 月の 250 人に次いで過去 3 番目の多さだった。

年代別では 80 代が 83 人で最も多く、70 代が 58 人、90 代が 33 人、60 代が 32 人と続いた。 10 代と 10 歳未満もそれぞれ 2 人ずつ確認された。 都道府県別では、東京が最も多く 41 人。 次いで大阪が 36 人、千葉 25 人、神奈川 25 人、埼玉 20 人だった。 239 人のうち、死因も新型コロナと判断されたのは 85 人。 このほか「肺炎」が 11 人、けがなどの「外因死」が 33 人だった。 「不詳」や「その他」もあった。 医師にかかっていた患者が病死した場合などを除き、人が亡くなった際には事件性の確認などのために警察が出動し、対応にあたっている。 (asahi = 4-11-22)


オミクロン株変異「XE 系統」を国内で初確認 成田空港に到着の女性

厚生労働省は 11 日、新型コロナウイルスのオミクロン株の変異の一つ「XE」系統を、国内で初めて確認したと発表した。 3 月 26 日に米国から成田空港に到着した 30 代女性から見つかり、国立感染症研究所で解析して判明した。 XE は、国内で置き換わりつつある「BA.2」系統よりも感染が広がりやすいとの研究結果がある。 厚労省によると、女性は到着時は症状がなかった。 施設で療養し、すでに退所している。 ワクチンは米ファイザー社製を 2 回接種していた。

XE は 1 月に英国で初めて報告。 イングランドでは、4 月 5 日時点で解析した全感染例の 1% 未満の 1,125 件が確認された。 米国やデンマークなどでも報告例がある。 世界中で当初流行していたオミクロン株の「BA.1」と、より感染力が強いとされる「BA.2」の遺伝子が交ざる「組み換え」によって生じたとみられる。 英国の暫定的な分析では、感染者が増える速度が BA.2 より約 13% 高かった。 一方、厚労省の説明に同席した斎藤智也・国立感染症研究所感染症危機管理研究センター長は「XE は、広がるスピードが速いようだと定量的に見えているが、いろいろな可能性を考える段階。 特にXEだけを警戒するものではないと思う。」と話した。 (市野塊、asahi = 4-11-22)


全国で 4 万 9,172 人感染、1 週前より 1,838 人増 新潟で過去最多

新型コロナウイルスの国内新規感染者は 10 日午後 8 時現在、4 万 9,172 人で、前週の同じ曜日(3 日)より 1,838 人多かった。 新潟県で過去最多を更新するなど、地方でも拡大傾向にある。 発表された死者は 39 人だった。 東京都は新たに 8,026 人の感染者を確認。 前週の同じ曜日と比べて 127 人多かった。 10 日までの 1 週間平均の感染者数は 7,571 人で、前週(7,630.3 人)の 99.2% だった。 首都圏では神奈川県が 4,098 人、埼玉県が 3,560 人、千葉県が 2,668 人を確認。 また、大阪府は 3,652 人だった。 (asahi = 4-10-22)


新型コロナ東京で 8,026 人、前週の日曜日よりも 127 人増える

東京都は 10 日、新型コロナウイルスの感染者を新たに 8,026 人確認したと発表した。 前週の日曜日(3 日)から 127 人増えた。 10 日までの 1 週間平均の感染者数は 7,571 人で前週の 99.2% だった。 死者の発表はなかった。 10 日の新規感染者を年代別にみると、最多は 20 代の 1,576 人で、30 代の 1,480 人、10 歳未満の 1,352 人、40 代の 1,267 人、10 代の 1,024 人と続いた。 65 歳以上の高齢者は 422 人だった。 「人工呼吸器か体外式膜型人工肺 (ECMO) を使用」とする都基準の重症者数は 29 人だった。 (asahi = 4-10-22)


大阪で新たに 3,652 人感染、死者 11 人確認 新型コロナウイルス

大阪府は 10 日、新たに 3,652 人が新型コロナウイルスに感染していることを確認したと発表した。 また、70 - 80 代の男性 11 人が死亡していたことも新たに確認した。 府内の感染者は延べ 83 万 2,884 人、死者は 4,817 人になった。 (asahi = 4-10-22)


東京、新たに 8,102 人感染 前週の土曜より 707 人増

東京都は 9 日、新型コロナウイルスの感染者を新たに 8,102 人確認したと発表した。 前週の土曜日(2 日)より 707 人多く、3 日連続で前週の同じ曜日を上回った。 9 日までの 1 週間の感染者数をみると、1 日あたり 7,552.9 人で、前週(7,622.4 人)の 99.1% だった。 50 - 90 代の男女 6 人の死亡も発表された。 新たな感染者を年代別でみると、最多は 20 代の 1,691 人で、30 代の 1,482 人、10 歳未満の 1,320 人、40 代の 1,255 人、10 代の 1,030 人、50 代の 704 人と続いた。 65 歳以上は 442 人。

病床使用率は 25.3%。 都が 30 - 40% で緊急事態宣言の要請を判断する指標としている重症者用病床使用率は 8.5%。 「人工呼吸器か体外式膜型人工肺 (ECMO) を使用」とする都基準の重症者数は前日から 1 人減り 29 人だった。 (asahi = 4-9-22)


大阪で 4,200 人のコロナ感染、前週より 534 人増 15 人死亡確認

大阪府は 9 日、府内で新たに 4,200 人が新型コロナウイルスに感染していることを確認したと発表した。 前週の同じ土曜日(2 日)より 534 人多かった。 また、60 代 - 100 歳代の男女計 15 人の死亡も新たに確認された。 府内の感染者は延べ 82 万 9,234 人、死者 4,806 人になった。 コロナ以外の疾病で重症病床を使う必要がある人を含めた府内の重症病床(612 床)の実質使用率は 11.8%。 軽症中等症病床(3,301 床)の実質使用率は 28.4% だった。 (asahi = 4-9-22)


長野、過去最多 740 人感染 新型コロナ

長野県と長野、松本両市は 9 日、新型コロナウイルスの感染者を新たに計 740 人確認したと発表した。 1 日あたりでは今月 6 日の 737 人を上回り過去最多となった。 市町村別では長野市 200 人、松本市 99 人など。 (asahi = 4-9-22)


東京都・新型コロナ 9 人死亡 8,112 人感染確認 前週比 130 人増

東京都は、8 日都内で新たに「10 歳未満」から「90 代」までの 8,112 人が新型コロナウイルスに感染していることを確認したと発表しました。 1 週間前の金曜日より 130 人増えました。 8 日までの 7 日間平均は、7,451.9 人で前の週の 97.7% となりました。 確認された 8,112 人を年代別に見ると、「20 代」が最も多く、全体の 22% にあたる 1,785 人でした。 65 歳以上の高齢者は 445 人で、全体の 5.5% でした。 感染経路が分かっている 2,746 人のうち最も多いのは「家庭内」で、全体の 71.8% にあたる 1,973 人でした。

また、これまでの都の基準で集計した人工呼吸器か ECMO = 人工心肺装置を使っている重症の患者は、8 日時点で 7 日から 1 人増え、30 人でした。 一方、都は、感染が確認された 80 代と 90 代の男女 9 人が死亡したと発表しました。 9 人のうち感染経路が分かっているのは 8 人で、▽ 高齢者施設と、▽ 病院内がそれぞれ 3 人、▽ 家庭内が 2 人でした。 また、9 人のうち少なくとも 8 人に基礎疾患がありました。 (NHK = 4-8-22)


大阪で新たに 3,908 人の感染発表

大阪府は 8 日、府内で新たに 3,908 人が新型コロナウイルスに感染していることを確認したと発表した。 また、1 月 23 日 - 4 月 7 日にかけて、60 - 100 歳代の男女 17 人が死亡したことが確認された。 府内の感染者は延べ 82 万 5,034 人、死者は計 4,791 人になった。 コロナ以外の疾病で重症病床での治療が必要な人を含めた府内の重症病床(612 床)の使用率は 12.1%、軽症中等症病床(3,301 床)の使用率は 27.4% だった。 (asahi = 4-8-22)


北海道で 2,216 人感染 3 日連続で 2 千人超

北海道内では 8 日、新型コロナウイルスの感染者が新たに 2,216 人確認された。 2 千人超は 3 日連続。 7 日連続で前週の同じ曜日を上回った。 死者は 4 人。 新規クラスター(感染者集団)は 2 件。 札幌市の医療機関で 5 人、釧路総合振興局管内の認知症グループホームで 8 人が感染した。 道内では新規感染者数が再び増加に転じ、より感染力が強いとされるオミクロン株の別系統「BA.2」への警戒が高まっている。

道によると、道立保健所管内での陽性検体を抽出したゲノム解析で、BA.2 系統の検出率は、3 月 30 日発表分では 7% だったが、4 月 7 日公表分では 20% に増加した。 東京都の約 7 割などと比べてまだ低いが、8 日の定例会見で鈴木直道知事は「北海道でも置き換わりが進むと想定され、感染者数の増加速度が加速する可能性がある」と述べた。 道は年度末や年度始めに備えた再拡大防止対策を 4 月 17 日まで講じているが、鈴木知事は「感染状況を慎重にモニタリングしながら 17 日の後の対策を検討をしていく」と述べた。 (asahi = 4-8-22)

道内の新規感染者数 (8 日)
【全体】 2,216 (累計 238,980)
【主要 4 市】 札幌 1,059、旭川 134、函館 77、小樽 49
【他地域(振興局別)】 空知 78、石狩 193、後志 20、胆振 119、日高 22、渡島 57、檜山 2、上川 58、宗谷 17、オホーツク 76、十勝 142、釧路 91、根室 12、その他 10(道外 6)
【死者】 4 (累計 1,946)


国内で新たに 5 万 4 千人がコロナ感染 前週の木曜より 3,090 人増

新型コロナウイルスの国内新規感染者は 7 日午後 8 時現在、5 万 4,995 人で、前週の同じ曜日(3 月 31 日)より 3,090 人多かった。 岩手、福島の 2 県で過去最多を更新した。 死亡したのは 69 人だった。 新規感染者が 3 日連続で 1 千人を超えた沖縄県の玉城デニー知事は、県内の感染状況について「第 7 波に突入したものと認識せざるを得ない」と述べた。 今後も感染拡大が続けば、まん延防止等重点措置を含む強い措置を検討していくという。

東京都の新たな感染者は全国最多の 8,753 人で、前週の同じ曜日より 527 人増えた。 都のモニタリング会議では、4 日までの 1 週間で感染者に占める 20 代の割合は 20.6% となり、年代別で最多となったことが報告された。 会食によって感染した人の増加も目立ち、前週の 214 人から 431 人に倍増していた。 (asahi = 4-7-22)


岐路のワクチン、費用対効果を問う声 2.3 兆円で 8.8 億回分購入

新型コロナウイルス対策の切り札とされてきたワクチンが、岐路に立っている。 政府は 4 回目接種の準備を始めるように自治体に指示したが、3 回目の接種率が伸び悩む中、対象者を絞るように求める意見も根強い。 政府はこれまで約 2 兆 3 千億円を投じて約 8 億 8 千万回分を購入してきたが、費用に見合う効果が得られるのか、問われる局面を迎えている。 7 日、東京・大手町の自衛隊による大規模接種会場の人影はまばらだった。 防衛省は 4 日から予約枠を縮小したが、それでも 4 - 10 日の約 2 万 5 千人分の予約枠は 5 分の 1 しか埋まらなかった。 重症化リスクが低い若者にとって、副反応を上回るメリットをはっきりと感じられなくなっているとみられる。

4 回目の準備急ぐ 「変異株に備える」

一方、厚生労働省は 3 月末、4 回目接種の準備を 5 月末までに終えるよう全国の自治体に通知した。 接種券は若者を含め、3 回目を打った全員分が必要だとした。 厚労省幹部は「デルタ株並みの病原性をもつ変異株が再流行したら、多くの人に接種が必要になる」と説明する。 さらに、政府は 4 回目の接種時期もできるだけ早くしたい考えだ。 まず、3 回目接種の取り組みが「第 6 波」に間に合わなかった反省がある。 また米ファイザー社製の場合、3 回目直後の感染予防効果は 71% だが、2 カ月経って以降は 47% まで下がるとされる。 昨年 12 月に 3 回目を接種した人はすでに 4 カ月が経つ。 海外では接種間隔 5 カ月で 4 回目を始めた国もある。

「意義がわかりにくい」、「中止も」

ただ、4 回目の効果に関する具体的な知見はまだ乏しい。 オミクロン株への感染予防効果には限界があったという報告もある。 3 月に開いた厚労省のワクチン分科会では、専門家から「若い人にとって 4 回目の意義が分かりにくい」、「(公費による)臨時接種にするかどうか考えないと」、「中止する選択肢も持つべき」などと、接種自体に慎重な意見も相次いだ。 議論を受け、分科会長の脇田隆字・国立感染症研究所長は「コロナ対策におけるワクチンの位置づけを大きな視点で考える必要がある」と述べ、今後ワクチンに何をどこまで期待するのか整理するよう政府に促した。

海外では 4 回目を高齢者など重症化リスクが高い人に限定する国が多く、閣僚の一人も「しゃくし定規に国民みんなに打ってもらう必要はない」と話す。 厚労省はこれらの声をうけ、高齢者や基礎疾患がある人にのみ 4 回目接種を強く推奨する方向で検討を始めた。

高額のワクチン、「どれだけの効果をめざすのか」

4 回目の接種対象は決まっていないが、政府は 3 月中旬、先に 1 億 4,500 万回分のワクチンを米ファイザー、米モデルナ両社から購入すると発表。 にわかにワクチンの費用対効果も注目され始めた。 厚労省のワクチン分科会では専門家から、「どれだけの費用をかけ、どれだけの効果をめざすのか議論すべきだ」との意見が出された。 国会では野党から、4 回目のワクチンが大量に余る可能性が指摘され、国会議論を経ずに予備費で購入したことにも疑問が呈された。

2.3 兆円で 8.8 億回分を購入

政府はこれまで、予算の予備費から計 2 兆 3,356 億円を 5 回に分けて使い、1 - 4 回目の接種用の計 8 億 8,200 万回分のワクチンを購入してきた。 内訳はファイザー社製が 3 億 9,900 万回分、モデルナ社製が 2 億 1,300 万回分、英アストラゼネカ社製が 1 億 2 千万回分、米ノババックス社製が 1 億 5 千万回分だ。 購入費を購入量で単純に割ると、1 回分のワクチン価格は平均 2,648 円となる。 ファイザー、モデルナ両社製の使用状況は、1 - 2回目の余りは 3 回目に活用中だが、3 - 4 回目の接種率が低いままだと大量に余り、有効期限 9 カ月を迎える可能性がある。 ノババックス社の 1 億 5 千万回分は、今月 18 日に薬事承認され、主に 3 回目に使う予定だが、どれだけ接種希望者がいるかは厚労省も見通せていない。

「接種対象を絞る議論は不可欠に」

厚労省予防接種室の担当者は「まだ誰でもすぐ使える治療薬はなく、引き続きワクチンが重要だ。 もし不足すれば次に打てる政策がないため、多めに買わざるを得ない。」と話す。 横浜市立大の五十嵐中(あたる)准教授(薬剤経済学)は「ワクチン購入費は巨額なので、接種対象を絞る議論はいずれ不可欠になる」と指摘。 「他の感染症のワクチンでは、公費で接種するか検討する際、費用対効果も議論される。 接種による仕事への影響なども含め、誰に投与するのが最も価値があるのか広い視点で考えるべきだ。」と話す。 (枝松佑樹、asahi = 4-7-22)

◇ ◇ ◇

アストラゼネカ製ワクチン、大量廃棄か 購入量の半分に使い道なし

新型コロナウイルス対策として、政府が英アストラゼネカ社から購入した 1 億 2 千万回分のワクチンのうち、半分の約 6 千万回分には使い道がなく、大量に廃棄される可能性があることが朝日新聞の取材でわかった。 副反応として血栓症の報告があり、接種が広がらなかった。  一部はすでに有効期限が切れたとみられ、厚労省幹部は「血税で買ったものだが、期限が切れたら捨てるしかない」と話す。

国内での感染が広がっていた 2020 年 8 月、政府は翌年初頭から 1 億 2 千万回分の供給を受けることで同社と基本的に合意。 12 月に契約した。 契約後、頻度は極めて低いが副反応として血栓症の報告が海外であり、国内での接種対象は原則として 40 歳以上に限られた。 1、2 回目の接種回数は約 11 万回にとどまった。 政府は約 6 千万回分を上限として海外諸国への供与を決め、外務省によると、これまで東アジアを中心に約 4,300 万回分を送った。 残りの約 6 千万回分について、厚労省予防接種室の担当者は「使い道がなく、宙に浮いた状態だ」と認める。

朝日新聞の取材によると、1 億 2 千万回分の多くは 21 年中に国内で製造済みで、在庫分は次々に 6 カ月の有効期限を迎えているとみられる。 今後大量廃棄される可能性もある。 厚労省と同社は契約内容の守秘義務を理由に、期限切れを迎えたワクチンの有無を明らかにしていない。 一方、厚労省の担当者は「輸入が途絶えるなど不測の事態に備え、複数社と契約し、かつ人口より多い量を買う必要があった。 無駄を生まないことには限界がある。」と説明している。 (枝松佑樹、渡辺淳基、asahi = 4-7-22)


東京都で 8,652 人の感染確認 3 日連続で前週の同じ曜日下回る

東京都は 6 日、新型コロナウイルスの感染者を新たに 8,652 人確認したと発表した。 前週の水曜日(3 月 30 日)と比べて 868 人少なく、3 日連続で前週の同じ曜日を下回った。 70 - 90 代の男女 6 人が亡くなったことも発表された。 6日までの1週間平均の感染者数は7358・0人で、前週(7622・6人)の96・5%だった。 新規感染者のうち、医師の判断による臨床診断でみなし陽性とされたのは 24 人だった。

6 日までの 1 週間平均の感染者数は 7,358.0 人で、前週(7,622.6 人)の 96.5% だった。 新たな感染者を年代別でみると、最多は 20 代の 1,851 人で、30 代の 1,624 人、40 代の 1,410 人、10 歳未満の 1,367 人、10 代の 967 人、50 代の 769 人と続いた。 65 歳以上の高齢者は 480 人。 病床使用率は 24.6%。 都が 30 - 40% で緊急事態宣言の要請を判断する指標としている重症者用病床使用率は 8.3%。 「人工呼吸器か体外式膜型人工肺 (ECMO) を使用」とする都基準の重症者数は前日から 1 人減って 29 人だった。 (asahi = 4-6-22)


コロナ、リバウンド傾向が鮮明に 厚労省の専門家組織が分析

新型コロナウイルスの新規感染者数は、5 日までの 1 週間でみると 34 都道府県で前週より増え、全国の総計も 2 週連続で増加した。 6日、コロナ対策を厚生労働省に助言する専門家組織(アドバイザリーボード)の会合で分析が示され、全国で感染が再拡大している傾向がより明確になった。 「第 6 波」の新規感染者数は年明けから全国で急増し、2 月上旬から緩やかに減っていたが、3 月下旬に底を打って以降は再び増加傾向にある。 座長の脇田隆字・国立感染症研究所長は記者会見で、「リバウンド(感染の再拡大)が懸念され、今後の動向に注意が必要だ」と述べた。

公表資料によると、5 日までの 1 週間で全国の新規感染者は前週の 1.08 倍となり、2 週連続で増えた。 地域によって傾向に違いがあり、宮崎県で 1.68 倍、大分県で 1.39 倍、熊本県で 1.32 倍と九州地方の増え方が目立つ。 ほかにも島根県で 1.42 倍、新潟県で 1.38 倍、和歌山県で 1.33 倍となった。 3 大都市圏を見ると、東京都 1.04 倍、大阪府 0.97 倍、愛知県 0.97 倍だった。 年代別では、流行が広がる段階でこれまでもみられたように、20 代の感染者が著しく増えていることが特徴で、全体に占める割合は 3 月の 14% から 4 月は 18% に上がった。 10 代以下の 33% とあわせ、20 代以下が新規感染者の半分を占める。

病院や自宅での療養者数も増加に転じた。 ただ、重症者数と死亡者数は減り続けており、内閣官房によると、病床使用率は 5 日時点で東京都 25%、大阪府 26% など、40% を超えている地域はない。 専門家組織は再拡大の要因として、まん延防止等重点措置の解除と春休みや入学、花見シーズンが重なり交流機会が増えたこと、オミクロン株の「BA.1」から、より感染力が強い別系統「BA.2」に置き換わりが進んだことを挙げる。 国立感染症研究所は全国の新規感染者の約 6 割が BA.2 によるものと推計している。 一方、今後は若年層でワクチンの 3 回目接種が進み、気温が上がって換気をしやすくなれば、感染を抑える要因になりうるとしている。 (枝松佑樹、asahi = 4-6-22)


国内で新たに 4 万 5,684 人が感染 前週の火曜より 1,222 人増

新型コロナウイルスの国内感染者は 5 日午後 8 時現在、新たに 4 万 5,684 人が確認された。 前週の火曜日(3 月 29 日)より 1,222 人増え、リバウンド傾向が続いている。 秋田県、愛媛県で過去最多となった。 全国の死者は 64 人だった。 東京都の新規感染者は 6,968 人で、前週の火曜日と比べて 878 人少なく、2 日連続で前週の同じ曜日を下回った。 5 日までの 1 週間平均の感染者数は 7,482.0 人で、前週(7,181.1 人)の 104.2% にあたり、8 日連続で 100% を超えた。 60 - 90 代の男女 9 人が亡くなった。 (asahi = 4-5-22)


東京都で 6,968 人感染 前週火曜から 878 人減る 死者は 9 人

東京都は 5 日、新型コロナウイルスの感染者を新たに 6,968 人確認したと発表した。 前週の火曜日(3 月 29 日)と比べて 878 人少なく、2 日連続で前週の同じ曜日を下回った。 60 - 90 代の男女 9 人が亡くなったことも発表された。 5 日までの 1 週間平均の感染者数は 7,482.0 人で、前週(7181.1 人)の 104.2% にあたり、8 日連続で 100% を超えた。 新規感染者のうち、医師の判断による臨床診断でみなし陽性とされたのは 20 人だった。

新たな感染者を年代別でみると、最多は 20 代の 1,525 人で、30 代の 1,298 人、40 代の 1,126 人、10 歳未満の 1,083 人、10 代の 864 人、50 代の 667 人と続いた。 65 歳以上の高齢者は 283 人。 病床使用率は 25.1%。 都が 30 - 40% で緊急事態宣言の要請を判断する指標としている重症者用病床使用率は 8.8%。 「人工呼吸器か体外式膜型人工肺 (ECMO) を使用」とする都基準の重症者数は前日から 1 人増えて 30 人だった。 (asahi = 4-5-22)


東京都、4,384 人の感染発表 週平均は 7 日連続で 100% 超

東京都は 4 日、新型コロナウイルスに新たに 4,384 人が感染したことを確認したと発表した。 前週の同じ曜日(3 月 28 日)を 160 人下回った。 70 - 100 歳以上の男女 7 人が亡くなったことも発表された。 4 日までの 1 週間平均の感染者数は 7,607.4 人で、前週(6,565.0 人)の 115.9% にあたり、7 日連続で 100% を超えた。 新規感染者のうち、医師の判断による臨床診断でみなし陽性とされたのは 8 人だった。

新たな感染者を年代別でみると、最多は 20 代の 916 人で、30 代の 762 人、40 代の 703 人、10 歳未満の 685 人、10 代の 596 人と続いた。 病床使用率は 25.5%。 都が 30 - 40% で緊急事態宣言の要請を判断する指標としている重症者用病床使用率は 10.2%。 「人工呼吸器か体外式膜型人工肺 (ECMO) を使用」とする都基準の重症者数は前日から 2 人減って 29 人だった。 (asahi = 4-4-22)


大阪で 1,241 人がコロナ感染、死者 7 人 施設内死亡は計 79 人に

大阪府は 4 日、新たに 1,241 人が新型コロナウイルスに感染していることを確認したと発表した。 新たに 60 - 90 代の男女 7 人の死亡も確認された。 府内の感染者は延べ 80 万 7,210 人、死者は 4,722 人になった。 府は 3 月 24 - 30 日に少なくとも 22 人が高齢者施設や障害者施設内で死亡していたと発表した。 第 6 波では施設での感染が広がり、クラスター(5 人以上の感染)が確認された施設は 746 施設、施設内での死者は計 79 人に上った。 これまで最も多かった昨春の第 4 波(40 人)の約 2 倍となった。 施設入所中の感染者のうち、第 6 波で入院したのは 1 割にとどまり、9 割が施設内での療養を余儀なくされた。 (asahi = 4-4-22)


ワクチン 3 回目接種、BA.2 にも有効 神戸大教授が調査結果発表

神戸大学や兵庫県の研究グループは 4 日、新型コロナウイルスワクチンの 3 回目接種を受けた医師 40 人を調べたところ、オミクロン株の一種で感染力が強いとされる「BA.2」への感染を防ぐ中和抗体の量が大幅に増えたことが分かったと発表した。 ファイザー製ワクチンを今年 1 月までに 3 回接種した 20 - 60 代の神戸大病院の医師 40 人を対象に、2 回目接種の 7 カ月後と 3 回目接種の 2 週間後の中和抗体の量を比較した。

調査の結果、3 回目接種前には、ほとんどの人が BA.2 に対する中和抗体を持っていないか非常に低い状態だったが、3 回目接種後は全員が中和抗体を持ち、量も平均値で 33 倍に増えたという。 県庁で会見した神戸大の森康子教授は「BA.2 にも 3 回目接種は有効だと分かった。 他の変異株にも有効な可能性が示されたと考えている。」と話した。 県感染症対策課によると、3 月 21 - 27 日に陽性が判明して県立健康科学研究所に持ち込まれた検体の 46% が BA.2 の疑いが強かった。 前週の 10% から急増しており、県内でも置き換わりが進んでいるという。 (井岡諒、asahi = 4-4-22)


東京都で新たに 7,899 人感染確認 前週の日曜を上回る

東京都は 3 日、新型コロナウイルスに新たに 7,899 人が感染したことを確認したと発表した。 前週の同じ曜日(3 月 27 日)を 55 人上回った。 60 - 90 代の男女 9 人が亡くなったことも発表された。 新たな感染者を年代別でみると、最多は 20 代の 1,689 人で、30 代の 1,370 人、40 代の 1,282 人、10 歳未満の 1,263 人と続いた。 3 日までの 1 週間平均の感染者数は 7,630.3 人で、前週(6,466.6 人)の 118.0% にあたり、6 日連続で 100% を超えた。 病床使用率は 25.1%。 都が 30 - 40% で緊急事態宣言の要請を判断する指標としている重症者用病床使用率は 10.8%。 「人工呼吸器か体外式膜型人工肺 (ECMO) を使用」とする都基準の重症者数は 31 人だった。 (asahi = 4-3-22)


国内で新たに 4 万 8,825 人が感染 前週の土曜日より約 1,500 人増

新型コロナウイルスの国内感染者は 2 日、午後 8 時現在で新たに 4 万 8,825 人が確認された。 前週の土曜(3 月 26 日)より約 1,500 人多かった。 発表された死者は 55 人だった。 東京都の新規感染者は 7,395 人。 2 日までの 1 週間平均の感染者数は 7,622.4 人で、前週(6,274.9 人)の 121.5% だった。 大阪府は 3,666 人の感染を確認。 神奈川県は 4,807 人、埼玉県は 3,244 人、千葉県は 2,773 人だった。 (asahi = 4-2-22)


東京都で新たに 7,395 人感染 前週土曜とほぼ同水準

東京都は 2 日、新型コロナウイルスの感染者を新たに 7,395 人確認したと発表した。 前週の土曜日(3 月 26 日)は 7,440 人で、ほぼ同じ水準だった。 60 - 90 代の男女 4 人が死亡したことも発表された。 新たな感染者を年代別でみると、最多は 20 代の 1,587 人で、30 代の 1,413 人、40 代の 1,156 人、10 歳未満の 1,123 人、10 代の 1,002 人と続く。 2 日までの 1 週間平均の感染者数は 7,622.4 人で、前週(6,274.9 人)の 121.5% にあたり、5 日連続で 100% を超えた。 病床使用率は 24・9%。 都が 30 - 40% で緊急事態宣言の要請を判断する指標としている重症者用病床使用率は 10.7%。 「人工呼吸器か体外式膜型人工肺 (ECMO) を使用」とする都基準の重症者数は 32 人だった。 (asahi = 4-2-22)


大阪、新たに 3,666 人の感染確認 新型コロナウイルス

大阪府は 2 日、新たに 3,666 人が新型コロナウイルスに感染していることを確認したと発表した。 また 2 月 17 日 - 4 月 1 日にかけて、50 - 80 代の男女 13 人が死亡したことも確認された。 このうち 60 代の女性は自宅で死亡したという。 コロナ関連死とはされていない。 府内の感染者は延べ 80 万 2,211 人、死者は計 4,714 人になった。 (asahi = 4-2-22)


東京で 7,982 人感染 週平均、4 日連続で前週比 100% 超え

東京都は 1 日、新型コロナウイルスの感染者を新たに 7,982 人確認したと発表した。 前週の金曜日(3 月 25 日)から 693 人増えた。 1 日までの 1 週間平均の感染者数は 7,628.9 人と前週(6,275.4 人)の 121.6% で、4 日連続で 100% を超えた。 70 - 90 代の男女 9 人の死亡も発表された。 新規感染者のうち、医師の判断による臨床診断でみなし陽性とされたのは 81 人だった。

1 日の新規感染者を年代別にみると、最多は 20 代の 1,806 人で、30 代の 1,410 人、40 代の 1,345 人、10 歳未満の 1,151 人、10 代の 1,029 人と続いた。 65 歳以上の高齢者は 367 人だった。 病床使用率は 25.8%。 また、都が 30 - 40% で緊急事態宣言の要請を判断する指標としている重症者用病床使用率は 10.4%。 「人工呼吸器か体外式膜型人工肺 (ECMO) を使用」とする都基準の重症者数は前日より 2 人減って 30 人となっている。 (asahi = 4-1-22)


重点措置、効果はわずか 12% 宣言慣れ? 解除前に人出ほぼ元通り

新型コロナウイルスの第 6 波を受けて政府が出した「まん延防止等重点措置」について、東京都に適用された 1 月 21 日 - 3 月 21 日、都内の主な繁華街の人出は最大でも 12% 減にとどまっていたことが、NTT ドコモの携帯電話の位置情報からわかった。 人出は適用直後にいったん減ったものの、その後は増加に転じ、解除前の段階ですでに適用前の水準に戻っていた。 新宿歌舞伎町や銀座コリドー街、渋谷センター街、池袋、六本木など主な都内 7 カ所の繁華街の人出を、携帯の位置情報から朝日新聞が推計した。

重点措置が適用される前の 1 月 4 - 20 日の平均と比べると、夜間(午後 5 時 - 翌午前 0 時)の人出は、適用直後の 20 日間(1 月 21 日 - 2 月 9 日)は 88.4% まで減った。 ただ、次の 20 日間(2 月 10 日 - 3 月 1 日)は 91.1% と微増し、最後の 20 日間(3 月 2 - 21 日)は 99.9% とほぼ元通りになった。 解除後の 3 月 22 - 31 日には 115.7% と大きく増えた。 日中(午前 9 時 - 午後 5 時)はさらに減り幅が小さく、それぞれ 95.6%、95.6%、103.2%、112.6% だった。

都内では、2 回目の緊急事態宣言が解除された 3 週間後のタイミングで昨年 4 月 12 日に重点措置が初適用されたが、この時も人出は適用前と比べて夜間で 95.7%、日中は 99.9% とほとんど減らなかった。 感染者が再び増え、4 月 25 日に 3 回目の緊急事態宣言が出ている。 人々が緊急事態宣言などに慣れたことで、人出が減りにくかったとみられる。 (小宮山亮磨、asahi = 4-1-22)


東京都で 8,226 人感染 5 日ぶりに前週下回る 20 代が最多に

東京都は 31 日、新型コロナウイルスの感染者を新たに 8,226 人確認したと発表した。 前週の木曜日(24 日)から 649 人減った。 前週の同じ曜日を下回るのは 5 日ぶり。 31 日までの 1 週間平均の感染者数は 7,529.9 人で、前週(6,352.0 人)の 118.5% だった。 30 代 - 80 代の男女 12 人の死亡も発表された。 新規感染者のうち、医師の判断による臨床診断でみなし陽性とされたのは 78 人だった。

31 日の新規感染者を年代別にみると、最多は 20 代の 1,756 人で、30 代の 1,395 人、40 代の 1,376 人、10 歳未満の 1,330 人、10 代の 1,164 人と続いた。 65 歳以上の高齢者は 403 人だった。 病床使用率は 24.3% で、都が 30 - 40% で緊急事態宣言の要請を判断する指標としている重症者用病床使用率は 11.7%。 「人工呼吸器か体外式膜型人工肺 (ECMO) を使用」とする都基準の重症者数は前日と同じ 32 人となっている。 (asahi = 3-31-22)


新たに 5 万 3,753 人の感染確認 5 万人超は 17 日以来、死者 96 人

新型コロナウイルスの国内感染者は 30 日、新たに 5 万 3,753 人(午後 7 時半現在)が確認された。 5 万人を超えるのは、18 都道府県で「まん延防止等重点措置」が出ていた 17 日(5 万 3,568 人)以来となる。 死者も全国で計 96 人と、3 日連続で増加している。

東京都では新たに 9,520 人を確認。 前週の同じ曜日(23 日)から 3,090 人増えた。 前週の同じ曜日を上回るのは 4 日連続で、重点措置が解除された 22 日以降では最多。 基礎疾患があり死亡後に感染が判明した男児 1 人と、60 代以上の男女 10 人、計 11 人の死亡も発表された。 都内で 10 歳未満の死亡確認は初めて。 都によると死因は不明という。 東京都に次いで多かったのは大阪府で 4,517 人、埼玉県 3,804 人、神奈川県 3,794 人と続いた。 愛知県は 3,277 人で、7 日連続で前週の同じ曜日を上回った。 鹿児島県は 776 人で、2 日連続で過去最多を更新した。 (asahi = 3-30-22)


東京で 9,520 人感染 重点措置の解除後最多に 10 歳未満の死者も

東京都は 30 日、新型コロナウイルスの感染者を新たに 9,520 人確認したと発表した。 前週の水曜日(23 日)から 3,090 人増えた。 前週の同じ曜日を上回るのは 4 日連続で、「まん延防止等重点措置」が解除された 22 日以降では最多。 30 日までの 1 週間平均の感染者数は 7,622.6 人で、前週(6,292.9 人)の 121.1% だった。 基礎疾患があり死亡後に感染が判明した 10 歳未満の男児 1 人と、60 代 - 100 歳以上の男女 10 人、計 11 人の死亡も発表された。

30 日の新規感染者を年代別にみると、最多は 20 代の 1,831 人で、10 歳未満の 1,790 人、30 代の 1,577 人、40 代の 1,540 人、10 代の 1,393 人と続いた。 65 歳以上の高齢者は 418 人だった。 新規感染者のうち、医師の判断による臨床診断でみなし陽性とされたのは 123 人だった。 病床使用率は 25.5% で、都が 30 - 40% で緊急事態宣言の要請を判断する指標としている重症者用病床使用率は 11.9%。 「人工呼吸器か体外式膜型人工肺 (ECMO) を使用」とする都基準の重症者数は前日より 1 人減って 32 人となっている。 (asahi = 3-30-22)


大阪、新たに 4,517 人が感染 前週より 273 人減 新型コロナ

大阪府は 30 日、府内で新たに 4,517 人の新型コロナウイルス感染を確認したと発表した。 前週の同じ水曜日(23 日)より 273 人減った。 1 月 29 日 - 3 月 29 日にかけて、80 - 100歳代の男女 23 人の死亡も確認された。 府内の感染者は延べ 79 万 1,141 人、死者は計 4,643 人となった。 コロナ以外の疾病で重症病床での治療が必要な人を含めた府内の重症病床(615 床)の使用率は 16.1%、軽症中等症病床(3,306 床)の使用率は 31.0% だった。 (asahi = 3-30-22)

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