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東京都で新たに 14 人が感染 前週金曜から 5 人減少、重症者 2 人に

東京都は 3 日、新型コロナウイルスの感染者を新たに 14 人確認したと発表した。 前週の同じ金曜日(11 月 26 日)より 5 人少なかった。 3 日までの 1 週間平均の感染者数は 14.3 人で、前週比は 91.1% だった。 新たに 40 代男性 1 人の死亡も発表された。 「人工呼吸器か体外式膜型人工肺 (ECMO) を使用」とする都の基準による重症者数は、前日より 2 人減って 2 人だった。 (asahi = 12-3-21)


宮崎で 10 月 20 日以来のコロナ感染確認 44 日ぶり

宮崎県は 3 日、新たに 1 人の新型コロナウイルス感染を確認したと発表した。 県内での感染確認発表は 10 月 20 日以来、44 日ぶり。 感染したのは綾町の 30 代男性で、不特定多数と接触する仕事ではなく、過去 2 週間に県外への往来や陽性者との接触もないという。 県内の感染者は 6,138 人になった。 (asahi = 12-3-21)


オミクロン株の市中感染に備え デルタ株のスクリーニングを応用

新型コロナウイルスの新変異株「オミクロン株」の市中感染を見つけるため、厚生労働省は、デルタ株に対するスクリーニング検査を応用して疑い例を洗い出すように自治体に文書で要請した。 オミクロン株の感染力はデルタ株を上回る恐れがあり、早期に封じ込めを図る狙いだ。 2 日の通知によると、自治体は陽性者が出た場合、デルタ株にはあるがオミクロン株にはない「L452R」の変異を見つける専用の PCR 検査を実施。 陰性ならオミクロン株を疑い、さらにゲノム解析を実施して、オミクロン株かどうかを特定する。

デルタ株に対するスクリーニング検査は、国内で見つかる変異株のほとんどがデルタ株に置き換わったことから、10 月に終了していた。 オミクロン株に対するスクリーニング検査は国立感染症研究所が開発中で、今回は暫定的な措置という。 ゲノム解析には数日を要することから、数時間で結果が出る PCR によるスクリーニング検査を活用し、早期の対応を図る。

自治体が陽性者の 5 - 10% に実施してきたゲノム解析についても、厚労省は検査能力に応じて最大限実施するように求めた。 特に入国後 14 日以内の人が新型コロナ陽性と判定された場合には、速やかに実施することとした。 後藤茂之厚労相は 3 日の閣議後会見で、スクリーニング検査とゲノム解析という二つの取り組みと水際対策の強化によって、「オミクロン株への対応にしっかり取り組んでいきたい」と述べた。 (枝松佑樹、asahi = 12-3-21)


東京都で新たに 11 人が感染 前週木曜から 16 人減る、重症者は 4 人

東京都は 2 日、新型コロナウイルスの感染者を新たに 11 人確認したと発表した。 前週の同じ木曜日(11 月 25 日)より 16 人少なかった。 2 日までの 1 週間平均の感染者数は 15.0 人で、前週の 98.0% だった。 死者の発表はなかった。 「人工呼吸器か体外式膜型人工肺 (ECMO) を使用」とする都の基準による重症者数は、前日と同じ 4 人だった。 (asahi = 12-2-21)


オミクロン株、国内 2 例目を確認 ペルーから入国した 20 代男性

新型コロナウイルスの変異株「オミクロン株」について、松野博一官房長官は 1 日、ペルーから 11 月末に入国した 20 代男性が感染していたと明らかにした。 30 日に判明したナミビア滞在歴のある 30 代男性に続き、国内で 2 例目となる。 国籍は明らかにしていない。 厚労省によると、男性は 27 日に成田空港に到着し、空港検疫で新型コロナの感染を確認。 検体を国立感染症研究所でゲノム解析して判明した。 男性は入国時は無症状だったが、その後に発熱やのどの痛みが出たという。 現在医療機関で隔離されている。 (市野塊、asahi = 12-1-21)

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オミクロン株、国内で初確認 ナミビアから到着した 30 代男性

南アフリカで見つかった新型コロナウイルスの変異株「オミクロン株」が、日本国内でも初めて確認された。 松野博一官房長官は 30 日、28 日にナミビアから成田空港に到着した 30 代男性が感染していたと発表した。 空港検疫で感染が確認された後、検体を国立感染症研究所で解析していた。

厚労省によると、男性は家族 2 人とともに入国し、発熱があるという。 搭乗していた航空機で、男性の前後 2 列に座っていた人が濃厚接触者にあたる可能性があり、保健所が判定を進めている。 オミクロン株は感染性の増加や既存のワクチン効果の低下などが生じるおそれがあり、感染研は 28 日に警戒度が最も高い「懸念される変異株 (VOC)」に位置づけた。 ウイルスの感染にかかわる部位「スパイクたんぱく質」に約 30 カ所の変異がある。 (市野塊、asahi = 11-30-21)


東京都で新たに 21 人感染 先週水曜から 16 人増、50 代男性が死亡

東京都は 1 日、新型コロナウイルスの感染者を新たに 21 人確認したと発表した。 前週の同じ水曜日(11 月 24 日)より 16 人多かった。 1 日までの 1 週間平均の感染者数は 17.3 人で、前週比で 121.0% だった。 新たに 50 代男性 1 人の死亡も発表された。 「人工呼吸器か体外式膜型人工肺 (ECMO) を使用」とする都の基準による重症者数は、前日より 2 人減って 4 人だった。 (asahi = 12-1-21)


大阪で新たに 13 人感染、死者なし 新型コロナウイルス

大阪府は 1 日、府内で新たに 13人が新型コロナウイルスに感染していることを確認したと発表した。 新たな死者は確認されなかった。 府内の感染者は延べ 20 万 3,213 人、死者は計 3,064 人。 府によると、入院中の重症患者は前日と同じく 1 人で、府が確保する重症病床 606 床の使用率は 0.2%。 入院中の軽症・中等症患者は前日から 7 人減った 50 人で、府が確保する軽症・中等症病床 3,031 床の使用率は 1.6% になった。 (asahi = 12-1-21)


国内新たに 132 人感染 = 東京 21 人 - 新型コロナ

国内では 30 日、新たに 132 人の新型コロナウイルス感染が確認された。 重症者は前日から 2 人減り 41 人、死者は 2 人確認された。 27 県で新規感染者がゼロだった。 東京都では 21 人の感染が確認された。 前週の火曜日から 4 人増え、1 日当たりでは 19 日連続で 30 人を下回った。死者は 1 人だった。 都によると、新規感染者の直近 1 週間平均は 15.0 人で、前週比 86.2%。 都基準による重症者は前日と同じ 6 人だった。 (jiji = 11-30-21)


東京感染者 8 人、重症者 6 人 全国感染者 82 人 29 府県ゼロ

東京都内で 29 日、新たに 8 人の感染が確認され、先週月曜日から 2 人増えたが、18 日連続で 30 人を下回った。 重症者は、28 日から 1 人減って 6 人で、死者は 1 人だった。 このほか、神奈川県で 14 人、大阪府で 9 人など、全国では 82 人の感染と、1 人の死亡が判明している。 また、京都府や静岡県など 29 の府県で、新規感染者は確認されなかった。 一方、厚生労働省によると、28 日時点での新型コロナウイルスの全国の重症者は 43 人で、前の日と同じだった。 全国の重症者は、2 日連続で 50 人を下回っている。 (FNN = 11-29-21)


(福岡)県内コロナ感染者 61 人に増加 21 日までの 1 週間 北九州が 8 割

福岡県が 24 日発表した新型コロナウイルスの週次報告によると、県内の新規感染者数は 21 日までの 1 週間で 61 人となり、前週(38 人)を上回った。 なお低水準だが、約 3 カ月ぶりに大きく増えた。 地域別では、北九州市の増加が目立ち、全体の 8 割を占めた。 福岡市など他の地域は少ない状態が続いている。 21 日時点の入院者は 15 人で前週を上回り、重症者は前週と変わらず 4 人だった。 2 回目のワクチン接種率は全体で 70%。 10 代が 51% で 5 割を超えた。 (asahi = 11-29-21)


東京都で新たに 9 人の感染確認 先週日曜に比べ 11 人減、重症は 7 人

東京都は 28 日、新型コロナウイルスの感染者を新たに 9 人確認したと発表した。 前週の日曜日(21 日)より 11 人少なかった。 28 日までの 1 週間平均の感染者数は 14.1 人で、前週比で 81.5%。 「人工呼吸器か体外式膜型人工肺 (ECMO) を使用」とする都の基準による重症者数は、前日と同じ 7 人だった。 死者はゼロだった。 (asahi = 11-28-21)


千葉県、コロナの新規感染者ゼロ 昨年 6 月 21 日以来

千葉県内で 28 日、新型コロナウイルスの新規感染者は確認されなかった。 死者や新規クラスター(感染者集団)も無かった。 県によると、県内の新規感染者がゼロなのは昨年 6 月 21 日以来、約 1 年 5 カ月ぶりという。 (asahi = 11-28-21)


全国で新たに 127 人の感染確認 25 府県で新たな感染者確認されず

新型コロナウイルスの国内の感染者は 27 日午後 8 時現在、新たに 127 人が確認された。 亡くなった人は 1 人だった。 前週の土曜日(20 日)に比べて 15 人増えた。 25 府県では新たな感染者は確認されなかった。 全国最多は大阪府の 19 人。 東京都は 16 人で、16 日連続で 30 人を下回った。 このほか、北海道と神奈川県がいずれも 11 人、埼玉県が 10 人などとなっている。 (asahi = 11-27-21)


東京都、新たに 16 人の感染確認 先週土曜と同じ人数

東京都は 27 日、新型コロナウイルスの感染者を新たに 16 人確認したと発表した。 前週の土曜日(20 日)と同じ人数だった。 27 日までの 1 週間平均の感染者数は 15,7人で、前週比で 89.2% だった。 「人工呼吸器か体外式膜型人工肺 (ECMO) を使用」とする都の基準による重症者数は、前日と同じ 7 人だった。 (asahi = 11^27-21)


東京都で新たに 19 人の感染を確認 先週金曜日から 3 人増える

東京都は 26 日、新型コロナウイルスの感染者を新たに 19 人確認したと発表した。 前週の同じ金曜日(19 日)から 3 人増えた。 26 日までの 1 週間平均の感染者数は 15.7 人で、前週比で 84.0% だった。 「人工呼吸器か体外式膜型人工肺 (ECMO) を使用」とする都の基準による重症者数は、前日より 1 人減って 7 人だった。 (asahi = 11-26-21)


国内でワクチン生産へ 製造拠点整備に 2,270 億円支援

新型コロナウイルスなどの感染症の拡大に備え、経済産業省は、医薬品メーカーがワクチンの製造拠点を拡大するのにかかる費用の最大 9 割を補助する制度をつくる。 ふだんは他の医薬品などをつくり、感染症の拡大時にはワクチンの生産に切り替えられる「両用」設備の導入を支援する。 2021 年度補正予算案に 2,270 億円を計上した。

基金を設け、メーカーが両用の設備を新設したり、拡張したりするための費用を補助する。 補助を受ける設備では、感染拡大時にワクチンの生産を義務づける。 メーカーにとっては製造設備を有効に使える利点がある。 これまでのワクチンは輸入頼みで、日本は主要国のなかで接種開始が遅れた。 今後、コロナの変異株や他の感染症の拡大に備えて、国内の製造能力を確保する狙いがある。 医薬品の容器などの資材をつくる設備についても、最大 75% を補助する支援策を盛り込んだ。 (若井琢水、asahi = 11-26-21)


東京都で新たに 27 人の感染を確認 先週木曜日から 7 人増える

東京都は 25 日、新型コロナウイルスの感染者を新たに 27 人確認したと発表した。 前週の同じ木曜日(18 日)から 7 人増えた。 25 日までの 1 週間平均の感染者数は 15.3 人で、前週比で78・1%だった。 「人工呼吸器か体外式膜型人工肺 (ECMO) を使用」とする都の基準による重症者数は、前日と同じ 8 人だった。 (asahi = 11-25-21)


愛知で 43 日ぶりクラスター 入院患者は昨夏以来の 1 ケタに

愛知県は 25 日、新型コロナウイルスに 6 人が感染したと発表した。 名古屋市は 3 日ぶりにゼロだった。 24 日時点の入院者数は 9 人(病床使用率 0.5%)で、重症者は 1 人(同 0.5%)だった。 入院患者が 1 ケタになるのは昨年 7 月 13 日以来だという。 刈谷市の職場では 16 人のクラスター(感染者集団)が確認された。 県内でクラスターが確認されるのは 10 月 12 日以来 43 日ぶり。

岐阜県は 25 日、中津川市の 80 代女性が新型コロナウイルスに感染したと発表した。 女性はワクチンを 2 回接種していたが感染が確認されたという。 県内の感染者は延べ 1 万 8,904 人。 新規感染者の発表は 18 日以降、0 - 2 人で推移している。 三重県では 25 日、新型コロナウイルスの新たな感染者の発表はなかった。 新型コロナ患者用の病床使用もゼロが続いている。 県内のこれまでの感染者数は延べ 1 万 4,810 人、死者は計 163 人。 (asahi = 11-25-21)


ネット上の報告 7 万件分析、第 5 波で見えた異変 第 6 波はどこから?

海外で再び感染が拡大している新型コロナウイルス。 流行を繰り返すこの感染症、国内ではこれまで、どのような場所で発生してきたのか。 報道ベンチャーの JX 通信社(東京)が集めてきたデータを分析すると、7 月下旬から本格化した「第 5 波」では、それまでと異なる変化が起きていることがわかった。 JX 通信社は昨年 2 月 - 今年 9 月、ウェブサイト上で企業や自治体が公表した感染者情報の資料を AI (人工知能)で自動収集。 これに、同社が運営するアプリ「ニュースダイジェスト」に投稿された感染者情報のうち確認が取れたものを加え、計約 11 万 2 千件分のデータを朝日新聞に提供した。

このうち、発表日がわかる昨年 11 月以降の約 7 万件を対象に、一度に 2 人以上の感染報告があった約 1 万 3 千件の場所を「医療施設」、「福祉施設」、「教育施設」、「店舗」、「事業所」、「公共施設」、「その他」の 7 つに分けて分析した。 その結果、第 5 波のピークが訪れた今年 8 月に最も発生件数が多かったのは、オフィスや工場などの「事業所」だった。 8 月の 1,876 件のうち 590 件、31% を占めた。 第 3 波のピークだった今年 1 月は 248 件、10% ほどで、大きく割合を増やしていた。

これに次いで 8 月に多かったのは、飲食店やデパートなどの「店舗」で、478 件、25%。 第 3 波では 167 件、7% だった。 さらに学校や学習塾などの「教育施設」が 336 件、18%。 1 月は 180 件、7% だった。 逆に、第 5 波の 8 月に目立って減ったのは、「介護・福祉施設」と「病院」。 「福祉施設」は 1 月の 29% から 5% へと激減。 1 月に最も割合が高かった「医療施設」も、36% から 13% に減っていた。 国内で医療従事者や 65 歳以上の高齢者を対象にしたワクチン接種が進んだ時期とも重なる。

集団感染が発生した場所の変化

第 5 波で増えた「店舗」について、さらに「デパート・商業施設」、「飲食店」、「接待を伴う飲食店・カラオケ」、「劇場・レジャー」、「スポーツ施設」、「ホテル・銭湯」、「郵便局・銀行」に分類して見てみると、最も発生件数が多かったのは「デパート・商業施設」の 345 件。 不特定多数の人が行き交う場所で感染が拡大した状況がうかがえる。 データの分析からは、感染が繰り返されている場所も浮かび上がってきました。

感染繰り返した場所は

一方で、政府が「感染拡大防止の急所」として営業時間短縮などの対策を集中させてきた「飲食店」や「接待を伴う飲食店・カラオケ」では 63 件と、全体の 3% ほどにとどまっていた。 データについて、東北大学の中谷友樹教授(地理情報科学)は「新規陽性者数が増えてくると(ウェブ上では公表されない)家庭内感染の割合が大きくなることもあって、施設の感染報告を集めている JX 通信社のデータとの乖離は大きくなる。 自治体や施設で情報公開の程度にも差がある。」としつつ、「一貫して公表しているところも多く、全体的な傾向で変化を見ればデータには一定の信頼性はある」と評価する。

厚生労働省は、「同一場所で 2 人以上の新規陽性者が出たと報道された事案」を「集団感染」として情報収集している。 同省によると、第 4 波のピークだった 5 月 10 日時点までの集団感染の件数は、計 7,143 件。 それが第 5 波の 9 月 13 日時点では計 1 万 1,871 件にまで急増した。 内訳をみると、JX 通信社の集計と同様、企業が 1,386 件から 2,759 件と倍増。 学校などの教育施設も 882 件から 1,731 件と倍増していた。 一方で病院などの医療機関では 1,143 件から 1,403 件と微増にとどまった。

JX 通信社の集計によると、第 1 波の昨春は病院と福祉施設での感染報告が多く、その後、感染は市中に広がり、感染場所にばらつきが出てくる。 「Go To キャンペーン」が始まった昨夏の第 2 波ではホストクラブなど「夜の街」でクラスターが発生し、デパートや商業施設、演劇の舞台などでも感染報告が増えた。 第 3 波のピーク直後の今年 2 月には、コロナ患者の治療現場である病院で同時多発的にクラスターが発生。 2 月の発生件数全体の 53% を占めた。 しかし、この時期に医療従事者へのワクチンの先行接種が始まったためか、第 4 波のピークとなった 5 月には 21% にまで減少していた。

欧州では感染者数が再び急増しているが、国内でも「第 6 波」が忍び寄ってきているのか。 中谷教授によると、10 月以降の JX 通信社の集計データからは、今のところその兆候は見られないという。 その上で「感染者数だけでなく、どこで感染が拡大しつつあるかを早期につかむことが重要」とし、「不注意で感染するというものではないので、自治体や学校、商業施設などは風評被害を気にしすぎず、感染状況をオープンにしてほしい。 身近な場所で感染が広がっているとわかれば、例えばワクチンを打っていない人が外出時により注意をする、といった心構えや対策ができる。」とする。

データからは、医療施設以外にも感染が繰り返されている場所が浮かび上がった。 発生回数が多かった上位 50 施設を見てみると、例えば国内にある 8 カ所の米軍基地では、9 月までに少ないところで 16 回、多いところで 63 回、2 人以上の感染報告を断続的に出していた。 在日米軍司令部のホームページによると、9 月 2 日時点で 394 人、9 月末時点でも 100 人以上の陽性者がいたという。

都内にあるデパートでは 47 回、静岡県内の自動車組み立て工場でも 39 回にわたって複数人の感染を報告。 それぞれ計 200 人以上の感染者を出していた。 組み立て工場の広報担当者は「保健所からクラスターに認定された事例はなく、何千人と従業員がいるために感染者が多かった。 組み立て工場ではあるが換気も十分に実施している。」としている。 管轄する同県西部保健所は「第 5 波の感染拡大で保健所の業務が逼迫し、職場への感染経路の調査を中止したことや、多くの人が行き交う大きな工場ではどこまでが同一場所の感染なのかという線引きが難しく、クラスターの認定ができなかった。」と説明する。

東京都江東区の豊洲市場でも、これまでに 43 回の複数人感染を報告。 同市場によると、9 月 17 日時点までに水産仲卸業者などの感染者は計 501 人を確認しているという。 1 万人以上が働くとされ、荷物の積み下ろしなどで人が接触する機会も多い。 市場を所管する都も、感染が広がりやすい施設であることは認識しているという。 都の担当者は「3 密を避けたり、人と話す時はマスクを外さないなどの感染対策の周知を徹底している。 市中の感染傾向と同じように 9 月に入って新規感染者の数は減っており、何とか抑え込んだと認識している」と説明している。 (牛尾梓、山崎啓介、asahi = 11-25-21)


東京都・新型コロナ 新たに 5 人感染確認 ことし最少

東京都は 24 日、都内で新たに 10 代から 30 代と、50 代の男女合わせて 5 人が新型コロナウイルスに感染していることを確認したと発表しました。 都内の 1 日の感染確認としては、22 日の 6 人を下回り、ことし最も少なくなりました。 1 週間前の水曜日より 22 人減りました。 1 日の感染確認が 50 人を下回るのは 39 日連続、30 人を下回るのは 13 日連続です。 24 日までの 7 日間平均は 14.3 人で、前の週の 67.8% です。 一方、都の基準で集計した 24 日時点の重症の患者は、23 日と同じ 8 人でした。 24 日に死亡が確認された人はいませんでした。 (NHK = 11-24-21)


ワクチン3 回目接種 6 カ月に前倒しできる基準、近く明示へ 厚労省

新型コロナウイルスワクチンの 3 回目の接種をめぐり、後藤茂之厚生労働相は 24 日の閣議後会見で、2 回目接種後の間隔を例外的に 6 カ月に前倒しできる場合について「具体的な基準の作成を進めている」と明らかにした。 3 回目接種は 12 月 1 日から始まる予定で、後藤氏は「なるべく早く示したい」とした。

後藤氏は基準について「医療機関でクラスターが発生したり、地域でクラスターが複数発生したりして急激な感染の拡大がみられるような例外的な場合に相談いただく」と述べた。 その上で「地方の自由な判断で前倒しができるということでは決してない」と強調した。 3 回目接種の時期について、厚労省はこれまで「2 回目接種完了からおおむね 8 カ月以上後」を原則としてきた。 その上で、地域の感染状況などを踏まえて「6 カ月以上」に前倒しできるともしていたため、全国知事会が、前倒しできる場合の判断基準を明確化するよう求めていた。 (下司佳代子、asahi = 11-24-21)


東京都で新たに 17 人感染確認 週平均 17.4 人で前週比 83.3%

東京都は 23 日、新型コロナウイルスの感染者を新たに 17 人確認したと発表した。 12 日連続で 30 人を下回った。 1 週平均の感染者数は 17.4 人で前週比は 83.3% だった。 感染者 17 人を年代別で見ると、50 代が 4 人で最多。30 代・60 代が 3 人と続いた。 65 歳以上の高齢者は 1 人だった。 「人工呼吸器か体外式膜型人工肺 (ECMO) を使用」とする都基準の重症者数は前日と同じ 8 人だった。 (asahi = 11-23-21)


大阪府で新たに 13 人感染確認 死者は確認されず

大阪府は 23 日、新たに 13 人が新型コロナウイルスに感染していることを確認したと発表した。 府内の感染者は延べ 20 万 3,111 人になった。 新たな死者は確認されなかった。 死者は計 3,062 人。 (asahi = 11-23-21)


東京都で新たに 6 人感染 前週月曜日より 1 人減り、今年最少を更新

東京都は 22 日、新型コロナウイルスの感染者を新たに 6 人確認したと発表した。 今年に入って最も少なかった前週の同じ月曜日(15 日)から 1 人減り、最少を更新した。 22 日までの 1 週間平均の感染者数は 17.1 人で、前週比で 74.3% だった。 「人工呼吸器か体外式膜型人工肺 (ECMO) を使用」とする都の基準による重症者数は、前日より 1 人減って 8 人だった。 (asahi = 11-22-21)


新型コロナ、京都府内の新規感染者 0 人 1 年 5 カ月ぶり

京都府と京都市は 22 日、新型コロナウイルスの新たな感染確認はなかった、と発表した。 府内で新規感染者数が 0 人になるのは、昨年 6 月 24 日以来、約 1 年 5 カ月ぶり。 (asahi = 11-22-21)


新型コロナ、兵庫県内の新規感染ゼロ 昨年 7 月 3 日以来

兵庫県は 22 日、県内の新型コロナウイルスの新規感染者が一人も確認されなかったと発表した。 県によれば、1日の新規感染者数がゼロになるのは、昨年 7 月 3 日以来で約 1 年 4 カ月ぶり。 (asahi = 11-22-21)


全国で新たに 143 人感染、4 日連続で 200 人を下回る 死者はゼロ

新型コロナウイルスの国内感染者は 21 日午後 8 時現在、新たに 143 人が確認され、4 日連続で 200 人を下回った。 2 日ぶりに死者の発表はなかった。 この日、感染者の発表が最も多かったのは北海道の 25 人で、前週の同じ曜日(14 日)から 16 人増えた。 次いで多かったのは東京都の 20 人。 神奈川県と大阪府がともに 18 人で続いた。 20 日時点の全国の重症者数は、前日と変わらず 62 人だった。 (asahi = 11-21-21)


東京で新たに 20 人感染 前週の日曜日から 2 人減、死者の発表なし

東京都は 21 日、新型コロナウイルスの感染者を新たに 20 人確認したと発表した。 前週の同じ曜日(14 日)から 2 人減った。 死者の発表はなかった。 21 日までの 1 週間平均の感染者数は 17.3 人で、前週比で 70.3% だった。 「人工呼吸器か体外式膜型人工肺 (ECMO) を使用」とする都の基準による重症者数は、前日と変わらず 9 人だった。 (asahi = 11-21-21)


東京の新型コロナ感染、新たに 16 人を確認 重症者数は 9 人

東京都は 20 日、新型コロナウイルスの感染者を新たに 16 人確認したと発表した。 前週の土曜日(13 日)から 8 人減った。 20 日までの 1 週間の 1 日あたりの平均感染者数は 17.6 人で、前週比で 72.1% だった。 「人工呼吸器か体外式膜型人工肺 (ECMO) を使用」とする都の基準による重症者数は、前日と同じ 9 人だった。 50 代男性と 70 代女性の 2 人が亡くなった。 (asahi = 11-20-21)


全国で新たに 159 人が感染 12 日ぶりに死者がゼロ

新型コロナウイルスの国内感染者は 19 日、午後 7 時現在で新たに 159 人が確認された。 新たな死者は 12 日ぶりに発表がなかった。 重症者は前日から 14 人減って 62 人だった。 東京都の新規感染者は 16 人。 19 日までの 1 週間の平均でみると前週比 74.5% の 18.7 人だった。 この日の全国最多は神奈川県の 27 人。 大阪府の 26 人、北海道の 17 人が続いた。 27 県はゼロだった。 (asahi = 11-19-21)


東京都で 20 人が感染 前週木曜から 11 人減少、40 代男性が死亡

東京都は 18 日、新型コロナウイルスの感染者を新たに 20 人確認したと発表した。 前週の木曜日(11 日)より 11 人減った。 18 日までの 1 週間平均の新規感染者数は 19.6 人で、前週比は 76.6% だった。 「人工呼吸器か体外式膜型人工肺 (ECMO) を使用」とする都の基準による重症者数は、前日と同じ 10 人だった。 また、40 代の男性 1 人が死亡した。 (asahi = 11-18-21)


東京都で新たに 27 人の感染確認 前週水曜日から 2 人増える

東京都は 17 日、新型コロナウイルスの感染者を新たに 27 人確認したと発表した。 前週の水曜日(10 日)より 2 人増えた。 17 日までの 1 週間平均の新規感染者数は 21.1 人で、前週比は 91.3% だった。 「人工呼吸器か体外式膜型人工肺 (ECMO) を使用」とする都の基準による重症者数は、前日と同じ 10 人だった。 (asahi = 11-17-21)


東京都で新たに 15 人感染 死者は確認されず 新型コロナ

|東京都は 16 日、都内で新型コロナウイルスの感染者が新たに 15 人確認されたと発表した。 新たな死者は確認されなかった。 都の基準で集計した重症者数は前日と同じ 10 人。 (伊藤直孝、mainichi = 11-16-21)


東京都で新たに 7 人の感染確認 今年最少を更新、重症者は 10 人

東京都は 15 日、新型コロナウイルスの感染者を新たに 7 人確認したと発表した。 前週の月曜日(8 日)より 11 人減った。 新規感染者が 10 人を下回るのは今月 1 日(9 人)以来で、今年最少を更新した。 ただ、15 日までの 1 週間平均の新規感染者数は 23.0 人で、前週比 107.5%。 7 日連続で週平均の感染者数の前週比は 100% を超えている。 「人工呼吸器か体外式膜型人工肺 (ECMO) を使用」とする都の基準による重症者数は、3 日連続で 10 人となっている。 (asahi = 11-15-21)


大阪、新たな感染は 8 人 10 人以下は 2 週間ぶり 死者確認されず

大阪府は 15 日、新たに 8 人が新型コロナウイルスに感染していることを確認したと発表した。 新規感染者が 10 人を下回るのは、11 月 1 日以来 2 週間ぶり。 新たな死者は確認されなかった。 府内の感染者は延べ 20 万 2,973 人になった。 死者は 3,056 人。 (asahi = 11-15-21)


12 月に 3 回目接種開始、政府分科会が承認 ワクチン「交互」も OK

新型コロナウイルスワクチンの 3 回目の接種について、厚生労働省の専門家による分科会は 15 日、12 月から始めることを承認した。 まずは 18 歳以上を対象とする。 2 回目までと異なるワクチンを打つ「交互接種」も認める。 接種の時期は 2 回目接種後、おおむね 8 カ月以降とするが、地域の感染状況などにより、自治体の判断で 6 カ月以降に前倒しできることも決めた。 厚労省が今月 11 日、ファイザー製ワクチンの 3 回目接種に薬事上の特例承認を出した際に、諸外国の例を参考に「少なくとも 6 カ月経過後」としたことなどを踏まえた。

接種の対象は、2 回の接種を終えたすべての人とする方針は維持する。 高齢者や基礎疾患がある人、介護事業者、医療従事者らには、とくに接種を推奨。 リーフレットなどに明記して周知する。 ファイザーが提出した臨床試験(治験)のデータをもとに、18 歳以上を対象とすることで特例承認しているため、当面は 18 歳以上を対象とする。

使うワクチンは、2 回目まで米モデルナ製や英アストラゼネカ製を使った人も含め、当面はファイザー製とする。 モデルナは今月 10 日に 3 回目接種に関する承認申請を厚労省に出しており、承認されれば、12 月にも分科会で再び議論し、来年 3 月から職域接種が始まるまでにモデルナの使用も認める方向だ。 モデルナやアストラゼネカでも、2 回接種後に予防効果が低下することが報告されている。 3 回目の接種は 2 回目までと同様、予防接種法上の特例臨時接種に位置づけられ、公費で負担される。 市区町村が 2 回目接種が終わった順に、接種券を配布していく計画だ。 (下司佳代子)

追加接種の対象、各国で判断分かれる

新型コロナワクチンの追加接種が、日本でも来月から始まる。 当面、18 歳以上が対象になる。 先行して追加接種がはじまっている欧米の国々では、高齢者や感染するリスクの高い人が対象になっている。 また、追加接種をめぐっては、世界的なワクチン供給の不平等も指摘されてきた。 厚生労働省が 15 日に開いた専門家の分科会で、ファイザー製ワクチンについて、「2 回接種完了者すべて」を対象に、「8 カ月以上後」に追加接種を認めるという案が了承された。 追加接種の目的は、感染拡大と重症化を防ぐため、と初めて明確に示された。

追加接種までの期間は、自治体の判断で 6 カ月以上たった段階でも可能とされた。 重症化リスクの高い高齢者らに加え、感染するリスクが高い職業の人への追加接種を「とくに推奨する」ことも決まった。 ファイザー製ワクチンは、厚労省が今月 12 日、3 回目の接種について承認している。 添付文書には、流行状況などを踏まえて「追加免疫の要否(必要かどうか)を判断すること」と記載された。 同じ mRNA ワクチンを製造する米モデルナ社も 11 月 10 日、厚労省に 3 回目接種の承認申請を出した。 承認されれば、改めて追加接種の議論が行われる。

ワクチンの効果の持続期間について、ファイザー社は 4 月、臨床試験(治験)の参加者を 2 回目の接種から 6 カ月後まで追跡調査した結果を発表。 未接種の場合と比べて、発症率は 91%、重症化率は 95% 低かったと発表している。

では、追加接種にはどのくらいの効果があるのか。 ファイザー社は 16 歳以上の 1 万人以上を対象に追加接種した臨床試験(治験)を実施。 2 回目から約 11 カ月(中央値)たった後に、3 回目をうった人では、うたなかった人と比べて新型コロナの発症率が 95.6% 低かった。 発症リスクが 22 分の 1 以下になる計算だ。 副反応の種類や頻度も、これまでの報告と一致していて、安全性の懸念は認められなかったという。 イスラエルでの最近の研究論文では、追加接種をすると、しない場合よりも重症化率や死亡率も低くなることが報告されている。 ただこの研究では、40 歳未満は重症者数が少なく、追加接種の効果について十分な推定ができていない。

欧米では追加接種が始まっている国も多いが、対象者は各国で異なる。 イスラエルでは当初、60 歳以上を対象に追加接種がはじまった。 8 月末には 12 歳以上が対象になり、各国のデータをまとめている Our World in Data によると、すでに国民の 40% 以上が3回目を終えている。 米国では、65 歳以上の人か、18 歳以上で感染リスクが高い人などに限定されている。 厚労省によると、英国やカナダ、ドイツ、フランスも、重症化リスクが高い人や、リスクの高い人と触れる機会が多い人が追加接種の対象になっている。

ファイザー製とモデルナ製のワクチンでは、とくに若年層で接種後にごくまれに心筋炎が起こると報告されているが、その頻度が 3 回目でどう変わるのかや、3 回目の効果がどのくらい続くのかなど、今後も状況を見ていく必要がある。

一方、有効性と安全性とは別に、世界的なワクチン分配の観点からも、追加接種に慎重さを求める声がある。 世界保健機関 (WHO) によると、高所得国では人口 100 人にあたり 133 回の接種が行われたが、低所得国では 4 回ほどという。 未接種者が多い国でウイルスが増えれば、ワクチンの効きにくい変異株が出てくる可能性もある。 10 月に開かれた WHO の記者会見では、国際連合のグテーレス事務総長が出席し公平に分配しないことは、「不道徳なだけでなく、愚かさの問題でもある」と述べた。

日本感染症学会ワクチン委員会の委員長を務める西順一郎・鹿児島大教授は、「感染予防と重症化予防が並列で目的になっているが、より大事なのは重症化のリスクを下げること。 がんなどの影響で免疫の機能が落ちている人や高齢の人たちへの接種が優先されるべきだ」と指摘する。 接種間隔は原則 8 カ月空くので、実質的には医療従事者から追加接種がすすむ見込みだ。 今後、対象者が増えてきたときを見据え、西さんは「いまのところ、若い人や基礎疾患のない人は追加接種を焦らなくてもよいだろう。 リスクが高い人への接種が遅れないような配慮が必要。」という。

十分なワクチンの供給量があれば、感染拡大を防ぐための追加接種も妥当な判断となりうる。 ただその際、「気になるのは世界での接種率の格差」とも西さんは言及する。 「十分な供給があるのか。 それによって世界のワクチン格差が広がらないか。 そういったことも念頭に、追加接種の時期を判断してほしい。」と話した。(野口憲太、asahi = 11-15-21)


東京で新たに 22 人が感染 前週比 100% 超は 6 日連続に

東京都は 14 日、新型コロナウイルスの感染者を新たに 22 人確認したと発表した。 前週の日曜日(7 日)より 1 人増えた。 14 日までの 1 週間の 1 日あたりの平均感染者数は 24.6 人で、前週比 122.4%。 6 日連続で前週比が 100% を超えている状況だ。 「人工呼吸器か体外式膜型人工肺 (ECMO) を使用」とする都の基準による重症者数は、前日と同じ 10 人となっている。 (asahi = 11-14-21)


東京都、24 人のコロナ感染確認 平均感染者数は前週比 120.2%

東京都は 13 日、新型コロナウイルスの感染者を新たに 24 人確認したと発表した。 前週の土曜日(6 日)より 5 人減った。 ただ、13 日までの 1 週間の 1 日あたりの平均感染者数は 24.4 人で、前週比 120.2%。 5 日連続で前週比が 100% を超えている状況だ。 「人工呼吸器か体外式膜型人工肺 (ECMO) を使用」とする都の基準による重症者数は、前日より 2 人多い 10 人となっている。 死者の発表はなかった。 (asahi = 11-13-21)

〈編者注〉 単純に、第 5 波の底は打ったと見ればいいのではないでしょうか。 確実に、第 6 波の入り口にあるように感じます。 ともかくも「第 6 波襲来」と言われないほど低いレベルで、どれだけ長く抑えられるかが、次の目標になると思われます。 感染が軽微な地方でも、だらだらと感染者が現れている現実を見る限り、「感染者 0」を過度に期待すべきではありません。 感染症との戦いは時間が掛かることを覚悟すべきでしょう。


50 代以下のコロナ死者は男性が 8 割 食生活は「自己責任」なのか

ここまで性差が出るのはどうしてか。 東京都内で亡くなった新型コロナウイルスの 50 代以下の感染者は、男性が 8 割だと知り驚いた。 感染者全体でもおおよそ 6 対 4 で男性の方が多いものの、死者の割合に差があることが気になって背景を調べた。 (東京社会部・関口佳代子)

考えられる要因の一つは肥満だ。 コロナは肥満や糖尿病を抱えていると重症化する傾向がある。 過食などの摂食障害や肥満を研究する九州中央病院の野崎剛弘メンタルヘルスセンター長に話を聞くと、ホルモンの影響に加えて、社会的な要因を挙げた。 「我慢が美徳」という考えに縛られ、仕事などのストレスを抱えているのに気づかないまま、暴飲暴食に走ったり、自分自身へのケアから遠ざかったりする男性が少なくないという。 「肥満は個人の責任という考え方が根強いため、通院をためらいがち」と野崎さんは話す。

50 代以下のコロナ死者が男性に偏ることに、ジェンダー社会学が専門の伊藤公雄・京都産業大教授は「驚きはない」と話した。 男性は「たくましさ」を求められ、弱みは見せられないと考えがちで、気持ちを他者に伝えることを避けがちだという。 一方で、幼い頃から家事は周囲の女性に頼ることで生活力は身につきにくい傾向もあり、男性は長時間労働でも弱音を吐けず、自分の体をいたわる余裕もない状況に陥りやすいのだという。 2 人の話を聞いてぎくっとした。

ジャンクフードで空腹を満たす男性を見て、「簡単な料理をすればいいのに」と突き放していたからだ。 食事に気を配る余裕を失い、自分の体を気遣わなくなる要因は社会や働く環境にもあり、「自己責任」では片付けられない背景があることに気づかされた。 ストレスを抱える自分自身に気付く余裕や、安心して弱音を吐ける環境をつくる。 そして何よりも、子どもの頃から自分の健康を考えた食生活を身につけられるようにする。 構造的な部分に目を向けなくてはいけないと強く感じた。 働き盛りの男性の肥満や糖尿とストレスとの関連について、厚生労働省は調査をしたことはないという。 広く実態を把握し、社会の課題として共有できないか。 (asahi = 11-13-21)


東京都で新たに 22 人の感染確認 4 日連続で前週比 100% 超える

東京都は 12 日、新型コロナウイルスの感染者を新たに 22 人確認したと発表した。 前週の金曜日(5 日)より 3 人減った。 ただ、12 日までの 1 週間平均の感染者数は 25.1 人で、前週の 129.4% だった。 4 日連続で前週比が 100% を超えた。 「人工呼吸器か体外式膜型人工肺 (ECMO) を使用」とする都の基準による重症者数は前日より 1 人減って 8 人だった。 死者の発表はなかった。 (asahi = 11-12-21)


東京都で新たに 31 人の感染確認 3 日連続で前週比 100% を超える

東京都は 11 日、新型コロナウイルスの感染者を新たに 31 人確認したと発表した。 前週の木曜日(4 日)より 17 人増えた。 11 1日までの 1 週間平均の感染者数は前週の 132.6% で 25.6 人だった。 3 日連続で前週比が 100% を超えた。 「人工呼吸器か体外式膜型人工肺 (ECMO) を使用」とする都の基準による重症者数は前日より 1 人減って 9 人だった。 重症者が 10 人未満になるのは昨年の 7月 16 日(7 人)以来。 70 代男性(8 月 15 日)の死亡が発表された。 (asahi = 11-11-21)

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