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緊急事態宣言、首都圏 3 県と大阪府の追加決定 2 日から 政府は 30 日夕、新型コロナウイルス対応の緊急事態宣言を埼玉、千葉、神奈川の首都圏 3 県と大阪府に出すことを正式決定した。 宣言に準ずる「まん延防止等重点措置」は、北海道、石川、京都、兵庫、福岡の 5 道府県に適用する。 いずれも期間は 8 月 2 日から 31 日まで。 8 月 22 日までの東京、沖縄に対する宣言期間も 31 日までに延長する。 これにより緊急事態宣言の地域は、東京、沖縄を含めた 6 都府県に拡大される。 菅義偉首相はこの日の政府対策本部で、「首都圏、関西圏でこれまでにない急激なスピードで感染が拡大している」と語った。 また首相は、7 月末までに 65 歳以上の高齢者の約 8 割が 2 回目のワクチン接種を終える見込みだと説明。 「今後は若い世代の接種に注力する」と述べ、8 月下旬には国民の 6 割超が 1 回目の接種、4 割超が 2 回目の接種を終える目標を示した。 (asahi = 7-30-21) 原則 40 歳以上に公費接種へ アストラゼネカ製ワクチン 厚生労働省は 30 日、英アストラゼネカ製の新型コロナウイルスワクチンについて、原則 40 歳以上を公費接種の対象にすると決めた。 接種後、ごくまれに血小板の減少を伴う血栓症が報告されており、新型コロナで重症化するリスクの高い中年層以上を対象としたが、実際にどれぐらい活用されるかは不透明だ。 国内での公費接種としては 3 種類目。 主に自治体接種では米ファイザー製、職域接種には米モデルナ製を使っており、アストラゼネカ製の出番は限られている。 ワクチンの調整を担う河野太郎行政改革相は 30 日の閣議後会見で、アストラゼネカ製を接種する対象者をこう説明した。 「メッセンジャー RNA ワクチンはアレルギーで打てない方、海外でアストラゼネカのワクチンを 1 回打ったが、そのまま 2 回目が打てずに帰国されてしまった方。」 ファイザ製ーとモデルナ製はメッセンジャー RNA を使い、アストラゼネカ製はウイルスベクターを使う。 そのため河野氏は、これまでの 2 種類の成分にアレルギーがある人らにはニーズがあるとの見方を示し、「別な選択肢ができることは非常に大きい」と歓迎した。 しかし、何人いるかは「正直わかりません」と答えた。 年齢制限を加えたのは、海外で接種後、比較的若い人を中心に、ごくまれに血小板の減少を伴う血栓症が報告されているためだ。 厚労省は 5 月に製造販売の特例承認をしていたが、公費接種の判断は保留していた。 接種者に年齢制限を設ける国が多く、厚労省によると、台湾やインドなどアジアでは 18 歳以上が多いが、欧米ではカナダは 30 歳以上、フランスは 55 歳以上、イタリアは 60 歳以上など、ばらつきがある。 当初「60 歳以上」想定 知事会などが活用求める声 この日の専門家による分科会では、アストラゼネカ製ワクチンの総接種回数が約 4,700 万回で欧州で最も多い英国が 40 歳以上に限って推奨していることが報告された。 日本国内では入院患者のうち重症者の割合が、30 代では 0.0% だが 40 代では 0.3%、50 代では 0.7% と、年齢層が上がるに従って上昇するとの議論もあった。 英国での血栓症の年代別の報告件数の推計は、40 代では 10 万回接種あたり 2.2 件、50 代では 1.5 件。 日本国内のコロナ陽性者 10 万人あたりの死亡者数は、40 代で 89 人、5 0代で 276 人に上ることなどから、感染時の重症化リスクの高い 40 代以上は、副反応のリスクを考えても、接種するメリットの方が高いと分科会は判断した。 委員からは「選択肢が増えるのはいいことだ」、「希望する市町村でやるのか、国の大規模会場でラインを設けるのか、いろんなやり方がある。 自治体と十分話し合って検討を。」などの意見が出た。 厚労省は当初、年齢制限について「60 歳以上」で調整していたが、ワクチン供給が追いつかず、全国知事会や自民党、政府内でアストラゼネカ製の活用を求める声が出て、方針転換した。 血小板減少を伴う血栓症については、関連学会が治療の手引きを作成。 万一の場合にも対応できる態勢が出来たことも、今回の決定につながった。 アストラゼネカ製のワクチンは 2 回の接種が必要で、4 - 12 週間の間隔をあける。 発症予防効果は 70% とされ、他の二つが 90% を超えるのに比べるとやや劣るとみられるが、十分な効果が期待される。 普通の冷蔵庫と同じ 2 - 8 度で 6 カ月間保存できる扱いやすさも特長だ。 政府は 200 万回分を確保した。 すでに国内製造しており、一部は台湾やベトナムなどに無償で提供している。 また、分科会はモデルナ製のワクチンについては、公費接種の対象年齢を 18 歳以上から 12 歳以上に引き下げることを了承した。 早ければ 8 月 3 日から 12 歳以上の接種が可能になる。 (下司佳代子、坂本純也、asahi = 7-30-21) 東京都、3,300 人が新規感染 3 日連続 3 千人超え 東京都は 30 日、新型コロナウイルスの感染者を新たに 3,300 人確認したと発表した。 3 千人を超えるのは 3 日連続。 30 日までの 1 週間平均の新規感染者数は 2,501.4 人で前週の 180.5% だった。 同日までの検査件数(3 日間平均)は 1 万 2,880.0 件。 30 日の感染者 3,300 人を年代別にみると、20 代が 1,208 人と最多。 30 代 725 人、40 代 515 人、50 代 324 人、10 代 275 人と続いた。 65 歳以上の高齢者は 82 人だった。 インドで見つかった変異株(デルタ株)の感染者は 1,367 人で過去最多だった。 また、都は新たに 2 人が亡くなったと発表した。 人工呼吸器か体外式膜型人工肺 (ECMO) を使用とする都基準の重症者数は、前日より 7 人多い 88 人だった。 (asahi = 7-30-21) 阪神梅田本店、53 人のクラスター発生で土日に全館休業 阪急阪神百貨店を傘下に持つエイチ・ツー・オー (H2O) リテイリングは 30 日、大阪市北区の阪神梅田本店で新型コロナウイルスのクラスター(感染者集団)が発生したため、31 日と 8 月 1 日を全館臨時休業にすると発表した。 H2O によると、同店では今月 26 - 29 日に従業員 53 人の感染が確認されたという。 8 月 2 日以降の営業は、緊急事態宣言を踏まえた大阪府からの要請内容を検討して判断するという。 同店では再度売り場の消毒などをする方針。 H2O の広報担当者は、休業理由を「これ以上感染者を出さず、より安心してもらうため」と話す。 (宮川純一、asahi = 7-30-21) 国内コロナ感染者、初の 1 万人超 東京、神奈川で最多 新型コロナウイルスの国内感染者は 29 日午後 6 時現在で、1 日あたりの新規感染者が初めて 1 万人を超えた。 各地の新規感染者は、3,865 人が確認された東京都が、27 日の 2,848 人、28 日の 3,177 人を超え 3 日連続で最多を更新。 1,164 人となった神奈川県、392 人の沖縄県も過去最多となった。 このほか、▽ 大阪府が 932 人、▽ 埼玉県が 864 人だった。 国内の 1 日あたりの感染者は、28 日に前日から約 1,900 人増の 9,583 人が確認され過去最多となっていた。 それ以前は、第 3 波のピーク時の 1 月 8 日に確認された 7,958 人が最も多かった。 感染拡大を防止する有効な対策は手詰まり状態で、29 日に開かれた東京都のモニタリング会議では、1 週間平均での 1 日あたりの感染者数が 8 月 11 日に 4,532 人に達するとの試算が公表された。 (asahi = 7-29-21) 3,865 人の感染確認、東京都 3 日連続過去最多を更新 東京都は 29 日、新型コロナウイルスの感染者を新たに 3,865 人確認したと発表した。 これまで最も多かった 28 日の 3,177 人を上回り、3 日連続で過去最多を更新した。 3 千人を超えるのは 2 日連続。 29 日までの 1 週間平均の新規感染者数は 2,224.1 人で前週の 161.9% だった。 同日までの検査件数(3 日間平均)は 1 万 4,632.3 人。 29 日の感染者 3,865 人を年代別にみると、20 代が 1,417 人と最多。 30 代 782 人、40 代 612 人、50 代 407 人、10 代 323 人と続いた。 65 歳以上の高齢者は 105 人だった。 また、都は新たに 3 人が亡くなったと発表した。 人工呼吸器か体外式膜型人工肺 (ECMO) を使用とする都基準の重症者数は、前日より 1 人多い 81 人だった。 (asahi = 7-29-21) 神奈川・埼玉・千葉、緊急事態宣言を 29 日にも要請へ 新型コロナウイルスの国内感染者は 28 日、9,583 人が確認された。 1 月 8 日の 7,958 人を上回り、最多を更新。 東京都がこの日も最多の 3,177 人となったほか、埼玉、千葉、神奈川 3 県も同様に最多に。 3 県は 29 日にも、政府に緊急事態宣言を要請する。 国内感染者数は、27 日の 7,629 人から一気に約 1,900 人増加。 感染拡大の傾向が、各地に広がっている。 2 日連続で過去最多を更新した東京都の小池百合子知事は 28 日、感染の急拡大について、「4 連休の影響がどこまであるのかを分析中」と説明。 「高齢者の感染が減っているが、若い人の感染が増え、重症化する人も出ている」と注意を呼びかけている。 東京都のほか過去最多となったのは、▽ 茨城県が 194 人、▽ 埼玉県が 870 人、▽ 千葉県が 577 人、▽ 神奈川県が 1,051 人、▽ 石川県が 119 人、▽ 京都府が 175 人 - - と、計 7 都府県で過去最多を更新した。 東京都とともに、緊急事態宣言が続いている沖縄県でも感染拡大が収まらない。 27 日に過去最多の 354 人となっていたが、28 日も 347 人と、依然高い水準が続いている。 (asahi = 7-28-21) 東京で過去最多の 2,848 人感染 半年ぶりの 2 千人超 東京都は 27 日、新型コロナウイルスの感染者を新たに 2,848 人確認したと発表した。 1 日あたりの新規感染者数としては、1 月 7 日の 2,520 人を超えて過去最多となった。 2 千人を超えるのは第 3 波の 1 月 15 日(2,044 人)以来約半年ぶりで、8 日連続で 1 千人を超えた。 前週の火曜日(20 日)を 1,461 人上回った。 27 日までの 1 週間平均の新規感染者数は 1,762.6 人で前週の 149.4% だった。 都内での第 5 波は 7 月に入り鮮明となり、14 日に 1,149 人と約 2 カ月ぶりに 1 千人を超えた。 その後、感染者数が少なくなる月曜日の 19 日(727 人)を除いて連日 1 千人を超える日が続き、22 日は 1,979 人と過去 5 番目に多い人数となっていた。 4 連休明けの 26 日も 1,429 人に上り、月曜日としては過去最多を更新。 市中感染の広がりを示す検査の陽性率(週平均)も 25 日時点で 14.5% に達し、過去最高だった「第 3 波」の 1 月 7 日と並んだ。 都内では、感染力の強い変異株(デルタ株)が広がり、都の検査に占める割合が 11 日までの 1 週間で 30.5% (速報値)に上った。 主要繁華街の滞留人口は昼間、夜間とも減少傾向にあるが、感染リスクが高いとされる深夜帯は小幅な減少にとどまる。 感染者数は今後も増加する可能性があり、政府の分科会の尾身茂会長は、8 月第 1 週には過去最多の 3 千人近くまで増加するとの見通しを示している。 感染者の急増に伴い、病床逼迫の懸念も強まる。 人工呼吸器か体外式膜型人工肺 (ECMO) を使用とする都基準の重症者数は 27 日時点で 82 人に上り、1 カ月前の 37 人を大きく上回る。 重症化しやすい高齢者のワクチン接種が進み、ピークだった 1 月 20 日の 160 人と比べると抑えられているが、増加傾向が続いている。 入院患者数は 26 日時点で 2,717 人に達し、1 カ月前より 1,290 人増えた。 (asahi = 7-27-21) <新型コロナ>月曜日では過去最多 東京都で新たに 1,429 人の感染確認 東京都は 26 日、新型コロナウイルスの感染者が新たに 1,429 人報告されたと発表した。 月曜日としては 1 月 11 日の 1,252 人を上回り、過去最多。 1 日の感染者が 1,000 人を超えるのは 7 日連続。 1 週間前の月曜日よりは 702 人増えた。 都内の累計の患者数は 20 万人を超え、20 万 720 人。 このうち現在入院している重症患者は 78 人となった。 新規感染者数(1 週間平均)は、26 日時点で前の週に比べて 41.2% 増えた。 年代別では、20 代が 488 人、30 代が 310 人、40 代が 234 人、50 代が 160 人などとなっている。 65 歳以上の高齢者は 26 人だった。 感染者 1,810 人に対するスクリーニング検査では、新たにインド由来の「L452R」に 940 人が感染したと確認。 インド型の感染割合は約 51.9% だった。 (東京新聞 = 7-26-21) 全国で 5,020 人が感染 沖縄は 6 月以来の 200 人超え 新型コロナウイルスの国内感染者は 25 日午後 8 時現在、新たに 5,020 人が確認された。 東京都の新規感染者は 1,763 人。 前週の日曜(18 日)より 755 人多く、日曜としては過去最多となった。 25 日までの 1 週間の新規感染者数を 1 日あたりでみると、平均 1,453.6 人。 前週比で 136.1% となり、感染拡大が続いている。 このほか神奈川県が 531 人、埼玉県が 449 人、大阪府が 471 人だった。 沖縄県では 209 人の感染が確認され、1 日の感染者数が 200 人を超えたのは 6 月 5 日以来となった。 (asahi = 7-25-21) 全国で 3,574 人感染 重症者は 436 人、まだ増加傾向 新型コロナウイルスの国内感染者は 24 日午後 8 時現在で、新たに 3,574 人が確認された。 4 日ぶりに 4 千人を切ったが、重症者は前日より 5 人増の 436 人で、16 日の 376 人を境に、増加傾向にある。 新規感染者が最多だったのは東京都の 1,128 人。 24 日までの 1 週間の総計を 1 日あたりで平均した 1,345.7 人は下回ったものの、依然高い水準が続いている。 人数の多い年代別にみると、20 代 380 人、30 代 251 人で、合わせて全体の半数超。 283 人となった大阪府も 20 代 96 人、30 代 51 人と、同様の傾向を示している。 神奈川県の新たな感染者は 547 人、埼玉県は 345 人、千葉県は 301 人だった。 首都圏の 1 都 3 県で全国の 6 割超を占めた。 (asahi = 7-24-21) 都内新型コロナ 1,128 人感染 1,000 人超は 5 日連続 東京都では、24 日、都内で新たに 1,128 人が新型コロナウイルスに感染していることが確認されました。 1 週間前の土曜日よりは 282 人減ったものの、1 日に 1,000 人を超えるのはこれで 5 日連続です。 重症患者は 74 人で、70 人を超えるのは先月 2 日以来となっています。 東京都は、24 日、都内で新たに 10 歳未満から 90 代までの男女あわせて 1,128 人が新型コロナウイルスに感染していることを確認したと発表しました。 24 日までの 7 日間平均は、1,345.7 人で、前の週の 133% となり、感染の急拡大が続いています。 24 日の 1,128 人の年代別は 10 歳未満が 60 人、10 代が 96 人、20 代が 380 人、30 代が 251 人、40 代が 167 人、50 代が 115 人、60 代が 34 人、70 代が 16 人、80 代が 7 人、90 代が 2 人です。 これで都内で感染が確認されたのは 19 万 7,528 人になりました。 一方、都の基準で集計したきょう時点の重症の患者は 23 日より 6 人増えて 74 人でした。 重症患者は今週に入って増加傾向が続いていて、70 人を超えるのは先月 2 日以来です。 24 日は死亡した人の発表はなく、都内で感染して死亡した人は 2,277 人のままです。 (NHK = 7-24-21) 東京の感染者数、過去最多に近づく 第 3 波と異なる事情 新型コロナウイルスの感染急拡大が続く東京都で、過去最多だった冬の第 3 波を間もなく超える可能性が出てきている。 感染者数は当時に近づきつつあるが、感染状況や医療提供体制では大きく異なる点が少なくない。 1 日あたりの新規感染者数が約半年ぶりに 2 千人に迫った 7 月 22 日と、過去最多の 2,520 人の感染が確認された 1 月 7 日の状況を比べてみた。 「まさに、状況は危機的であって極めて深刻。」 1 月 7 日夜の臨時会見。 小池百合子知事は、コロナ禍における現状をそう表現した。 政府はこの日、首都圏 1 都 3 県に 2 度目となる緊急事態宣言を発出。 前日の 6 日に都内で確認された感染者数は 1,640 人で、これまでの過去最多を 287 人上回った。 それだけでも驚異的だったのに、翌 7 日には一気に 2,520 人まで跳ね上がった。 ただ、感染者数の跳ね上がり方以上に危機的な状況に直面していた。 1 月 7 日の感染者 2,520 人のうち、65 歳以上の高齢者は 264 人(速報値)。 1,979 人の感染が確認された7 月 22 日の 66 人を大きく上回る。 当時、重症化しやすい高齢者のワクチン接種はまだ始まっておらず、高齢者への感染が広がれば広がるほど、医療提供体制の逼迫が強まる危険性があった。 実際に 1 月 7 日時点での重症患者数は 121 人と、7 月 22 日時点の 65 人のほぼ 2 倍だ。 入院患者数も 1 月 7 日が 3,154 人に上り、7 月 22 日の 2,544 人を大きく上回る。 一方で、確保していたコロナ患者用の病床は当時 4 千床で、現在の 5,976 床を大きく下回っており、コロナ禍最大の医療危機が迫っていた。 カギは自宅療養者 ほかにも懸念材料はあった。 自宅療養者だ。 1 月 7 日時点で 5,319 人に達し、1 カ月前の 4.7 倍に急増。 入院先を調整している間に亡くなった人も相次ぎ、厚生労働省によると、昨年 12 月からの約 2 カ月間で、都内で計 8 人が自宅療養中に亡くなっていた。 自宅療養者は第 5 波の今回も 1 月 7 日並みに高まりつつある。 7 月 22 日時点で 4,512 人に上り、1週間前よりも 2,375 人増加。 入院に至らない若者らの感染が多いことも背景にあるが、自宅療養者の体調管理が大きな課題になってくる。 都医師会の猪口正孝副会長は「療養者のフォローアップ体制をさらに強化し、できる限り自宅療養中の重症化を防ぐ必要がある」と指摘した上で、病床の逼迫についてもこう懸念する。 「感染者が第 3 波を超えるような状態になってくると、入院患者数は第 3 波を簡単に超えてくるだろう。」 (岡戸佑樹、asahi = 7-24-21) 東京都・新型コロナ 1,359人感染確認 4 日連続 1,000 人超 東京都は 23 日、都内で新たに 1,359 人が新型コロナウイルスに感染していることを確認したと発表しました。 1 日に 1,000 人を超えるのはこれで 4 日連続です。 1 週間前の金曜日より 88 人増え、前の週の同じ曜日を 34 日連続で上回りました。 23 日までの 7 日間平均は、1,386.0 人で、前の週の 146.5% となり、感染の急拡大が続いています。 一方、都の基準で集計した 23 日時点の重症の患者は 22 日より 3 人増えて 68 人でした。 (NHK = 7-23-21) 東京で新たに 1,979 人が感染 33 日連続で前週上回る 東京都は 22 日、新型コロナウイルスの感染者を新たに 1,979 人確認したと発表した。 1,900 人を超えるのは 1 月 15 日(2,044 人)以来。 過去 5 番目に多い人数となった。 前週の木曜日(15 日)よりも 671 人多く、前週の同じ曜日を上回るのは 33 日連続。 22 日までの 1 週間平均の新規感染者数は 1,373.4 人で、前週の 155.7%。 東京オリンピック(五輪)の開幕が 23 日に控えるなか、東京の感染者数は 2 千人に迫りつつある。 都内でのリバウンド(感染再拡大)は、7 月に入ると本格化した。7 日に 5 月 13 日(1,010 人)以来、初めて 900 人を上回ると、1 週間後の 14 日に 1,149 人と約 2 カ月ぶりに 1 千人を突破。 その後は上昇ペースが加速し、21 日には 1,832 人と 1 月 16 日以来の 1,800 人超えとなっていた。 都内の感染者数は今後も増加するとみられ、過去最多となった 1 月 7 日の 2,520 人を超える可能性が出てきた。 政府の分科会の尾身茂会長は、8 月第 1 週には過去最多の 3 千人近くまで増加するとの見通しを示している。 一方、ワクチン接種が進む高齢者の感染は減り、人工呼吸器か体外式膜型人工肺 ((ECMO) を使用とする都基準の重症者数は 22 日時点で 65 人。 ピークだった 1 月 20 日の 160 人と比べると、いまだ低い人数で抑えられている。 ただ、入院患者数は 21 日時点で 2,466 人に上り、1 カ月前の 1,282 人から急増している。 21 日にあった都のモニタリング会議では、自宅療養者が 3,657 人に増え、前週と比べて倍増したと報告された。 感染者の急増が止まらないなか、今後は医療提供体制の逼迫を防げるかが焦点となる。 (asahi = 7-22-21) 都の感染者「8 月上旬に 2,600 人」予測 専門家危機感 東京都内で新型コロナウイルスの感染拡大のスピードが止まらない。 21 日にあった都のモニタリング会議では 1 週間平均の新規感染者数は 8 月上旬には第 3 波を上回る約 2,600 人になるとの予測が示された。 感染力の強い変異株(デルタ株)の割合も 3 割に到達し、専門家は増加ペースがさらに増すと、「2 週間を待たずに第 3 波をはるかに超える危機的な感染状況になる」と危機感を示した。 都内では 21 日、新たに 1,832 人の感染を確認。 1,800 人を超えるのは第 3 波の 1 月 16 日以来となる。 会議で報告された都内の週平均の新規感染者数は 20 日時点で約 1,170 人で、前週の約 817 人から 49% 増加。 6 月 21 日の 387 人からわずか 1 カ月で 1 千人台の大台を超え、第 3 波を上回るペースで感染が急拡大している。 今のペースが続くと、7 月 27 日には 1,743 人、8 月 3 日には 2,598 人となり、専門家は「第 3 波のピーク(週平均で 1,816 人)を大きく上回る」と指摘している。 感染者の年代別では、若年・中年層が中心で、20 代が 31.9% で最多、次いで 30 代が 20.8% で 20、30 代で約 5 割を占める。 20 - 30 代は感染経路がわからない割合も 60% 台後半と高く、専門家からは「職場や施設内での感染状況の把握や検査が必要」と指摘した。 また、都内では PCR 検査の陽性率も 20 日時点で 10.2% と前週の 7.2% から大きく上昇。 「潜在的な陽性者が存在する可能性がある」とされた。 医療提供体制にも影響が生じ始めている。 重症病床の使用率は政府の基準で 51% に達し、ステージ 4 (感染爆発)に達した。 自宅療養者数も 3,657 人と前週の 1,841 人から倍増した。 デルタ株については、都の検査に占める割合が 7 月 11 日までの 1 週間で 30.5% に上り、前週の 21.5% から 9 ポイント上昇。 デルタ株は初確認から 10 週目で 30% 台に到達し、第 4 波の主流となった N501Y の変異をもつ変異株よりも 3 週間ほど早いペースで流行している。 専門家は「(デルタ株が市中に広がり、置き換わりが急速に進んでいる状況。 引き続き十分な警戒が必要。」と強調した。 一方、緊急事態宣言後に都内の主要繁華街では人出が減少してきているとの報告もあった。 4 度目の宣言後の直近 1 週間では、宣言前と比べて昼間(正午 - 午後 6 時)で 7.0%、夜間(午後 6 時 - 午前 0 時)で 12.4% 減少。 ただ、前回の宣言の際に夜間で約 50% 減少したのに比べると、さらに減少させる必要があるとして、「(22 日からの) 4 連休で徹底して抑制することが重要」との指摘が出た。 コロナ対策を厚生労働省に助言する専門家組織(アドバイザリーボード)は 21 日、会合を開き、「東京を中心とする首都圏だけでなく、関西圏をはじめ多くの地域で新規感染者数が増加傾向となっている」と指摘した。 記者会見した脇田隆字座長は「明日から 4 連休、夏休み、お盆などがあるが、さらなる感染拡大につなげないよう、各自治体は一層の危機感をもって、感染対策に取り組んでいただきたい」と訴えた。 インドなどで見つかった「L452R」の変異があるウイルスに感染した人は、PCR スクリーニング検査で 19 日までに全国で 4,349 人を確認した。 前週の 2,450 人から、さらに増えた。 ワクチンの接種を受けた人は受けていない人に比べ、人口当たりの新規感染者数が 10 分の 1 程度にとどまることも明らかになった。 7 月 5 - 15 日に全国で確認された 10 万人あたり感染者数は、ワクチン未接種の 65 歳以上では 13 人だが、ワクチン接種者は 0.9 人だった。 (池上桃子、釆沢嘉高、市野塊、田伏潤、asahi = 7-21-21) 大阪府、491 人が感染 新規感染者数はステージ 4 に 大阪府は 21 日、府内で新たに 491 人が新型コロナウイルスに感染したと発表した。 400 人を超えるのは 406 人だった 5 月 22 日以来。 吉村洋文知事は「第 4 波」並みに感染が急拡大し、来週には 1 日あたりの新規感染者が 1 千人に達する可能性もあるとの見通しを示す。 吉村知事は「春の(第 4 波の)状況と非常に似ている」と指摘。 21 日の記者会見では、4 連休を前に「自宅で過ごしていただくのが最大の感染対策。 感染スピードを少しでも下げることが重要だ。」と呼びかけた。 府内の 1 日あたりの新規感染者は 13 - 20 日、200 - 300 人台が続いた。 直近 7 日間の 10 万人あたりの新規感染者数(21 日時点)は 25.50 人で、政府の専門家分科会が最も深刻な「ステージ 4 (感染爆発)」の指標とする「25 人以上」に達した。 府は、インドで見つかった変異株(デルタ株)への置き換わりも懸念材料だとする。 一方、重症者は 20 日までの約 2 週間で 40 - 50 人台、病床使用率は 11 - 14% で、ほぼ横ばいだ。 重症化しやすい 60 代以上の感染が比較的落ち着いていることが背景にあるという。 20、30 代の新規感染者の 7 日間平均は 20 日時点で 148 人、40、50 代は 81 人でいずれも 1 週間前の 1.9 倍なのに対し、60 代以上は 20 人で 1.5 倍、人数としては 7 人増だ。 吉村知事は「ワクチンの効果ではないか」と話した。 (久保田侑暉、asahi = 7-21-21) 「第 5 波が進行、爆発的増加を懸念」 日本医師会長 日本医師会の中川俊男会長は 21 日の定例会見で、首都圏を中心に新型コロナウイルスの感染再拡大が急激に進んでいることについて「第 5 波が進行している」と述べた。 感染力の強い変異株は「病態がまだわからないことも多い」として、若い人も重症化する可能性があることを強調した。 中川会長は、1 日あたりの新規感染者数が東京で 2 千人を超えた今年 1 月の「第 3 波」を超える可能性がある、とも指摘した。 東京都では 21 日、1,832 人の新たな感染が確認されており、前週の同じ曜日から 683 人増えた。 記者団から「第 5 波の中で東京五輪が開幕することをどう受け止めるか」と問われると、「五輪に関係なく、爆発的増加を懸念している」と話した。 (滝沢卓、asahi = 7-21-21) 東京で新たに 1,387 人が感染 火曜日では過去最多に 東京都は 20 日、新型コロナウイルスの感染者を新たに 1,387 人確認したと発表した。 前週の火曜日(13 日)と比べて 557 人の増加で、火曜日としては過去最多人数となった。 前週の同じ曜日を上回るのは 31 日連続。 20 日までの 1 週間平均の新規感染者は 1,180.0 人で前週の 149.3%。 19 日までの行政検査数(3 日間平均)は 6,700.7 件だった。 また、新たに 2 人の死亡が確認された。 新規感染者 1,387 人を年代別でみると、20 代が 448 人で最多。 30 代 300 人、40 代 234 人、50 代 179 人、10 代 78 人と続いた。 65 歳以上の高齢者は 36 人だった。 人工呼吸器か体外式膜型人工肺 (ECMO) を使用とする都基準の重症者数は、前日と同じ 60 人だった。 (asahi = 7-20-21) モデルナワクチン、5 千万回追加契約 変異株対応も想定 厚生労働省は 20 日、米国のモデルナ社などと協議していた追加の新型コロナウイルスのワクチンについて、5 千万回分を確保できるよう正式な契約に至ったと発表した。 すでにワクチンを打った人を対象にした追加接種用。 モデルナが開発に成功すれば、変異株に対応できるタイプも含まれるという。 早ければ来年初頭に供給される見通し。 新型コロナのワクチンについて、政府は全国民分を 9 月末までに確保できるめどが立ったとしているが、接種後に効果がどのくらい続くのか不透明なため、追加分を交渉していた。 追加分は米国のノババックスとも 1 億 5 千万回分を協議している。 田村憲久厚労相は記者団に「変異株対応のワクチンができた場合、この枠の中にそれを確保させていただくということも含めた内容だ」と説明。 開発次第で、変異株対応のワクチンも含んだ契約となったという。 モデルナのワクチンをめぐって政府は昨年 10 月、5 千万回分のワクチンの供給契約を締結。 今年 6 月末までに 4 千万回分、9 月末までに残り 1 千万回分の供給を受けることになっていたが、実際は 6 月末時点で約 3 分の 1 の数量しか入っておらず、各地で混乱を招いた。 (田伏潤、asahi = 7-20-21) 全国で新たに 2,329 人感染 1 週間前より 825 人増 新型コロナウイルスの国内感染者は 19 日午後 8 時現在で、新たに 2,329 人が確認された。 前週の月曜(12 日)より 825 人多く、亡くなったのは 12 人だった。 東京都では新たに 727 人が確認された。 6 日ぶりに 1 千人を下回ったが、前週の月曜と比べて 225 人増えた。 都基準の重症者数は前日より 2 人多い 60 人だった。 大阪府では新たに 224 人の感染を確認。 7 日連続で、1 日あたりの新規感染者が 200 人を超えた。 前週の月曜より 120 人増え、15 日連続で 1 週間前の同じ曜日よりも増えている。 沖縄県では新たに 35 人が感染し、60 - 90 代の男女 5 人が亡くなった。 (asahi = 7-19-21) 全国で 3,103 人が感染 東京 1,008 人、大阪 262 人 新型コロナウイルスの国内感染者は 18 日、午後 9 時時点で新たに 3,103 人が確認された。 3 千人を超えるのは 5 日連続。 死者は 4 人だった。 国内最多は東京都の 1,008 人で 5 日連続の 1 千人超え。 29 日連続で前週の同じ曜日を上回った。 若い世代での感染割合が高く、20 - 30 代だけで約 5 割となっている。 都の担当者は「今週後半の 4 連休で人出が増えれば更に拡大するのではないかと危惧している」と話した。 そのほかは神奈川県の 460 人、埼玉県の 287 人、大阪府の 262 人などが続いた。 (asahi = 7-18-21) 東京、週末も千人超の 1,008 人感染 前週比 394 人増 東京都は 18 日、新型コロナウイルスの感染者を新たに 1,008 人確認したと発表した。 5 日連続で 1 千人を超えた。 前週の日曜日(11 日)と比べて 394 人の増加で、29 日連続で前週の同じ曜日を上回った。 18 日までの 1 週間平均の新規感染者は 1,068.3 人で、前週の 145.6% だった。 都の担当者は「感染拡大が止まらない状況。 今週後半の 4 連休で人出が増えれば更に拡大するのではないかと危惧している」と話した。 18 日の新規感染者 1,008 人を年代別でみると、20 代が 326 人で最多。 30 代 203 人、40 代 186 人、50 代 123 人、10 代 65 人と続いた。 65 歳以上の高齢者は 43 人だった。 この日確認された死者はいなかった。 人工呼吸器か体外式膜型人工肺 (ECMO) を使用とする都基準の重症者数は、前日より 1 人少ない 58 人だった。 都はまた、アフリカのある国に渡航歴のある東京オリンピック(五輪)・パラリンピック大会関係者の 20 代男性の感染が確認されたと発表した。 大会組織委員会が発表した選手 2 人の感染との関連は不明だという。 この男性は 14 日に入国し、17 日に陽性と診断された。 (asahi = 7-18-21) 感染拡大し全国で 3,800 人超 鳥取最多、北海道も急増 新型コロナウイルスの感染拡大が止まらない。 17 日の全国の感染者数は午後 8 時現在で新たに 3,886 人が確認され、4 日連続で 3 千人を超えた。 首都圏・関西圏を中心に、北海道や鳥取県など地方でも感染ペースが加速し、「第 5 波」が日本列島に広がりつつある。 東京都は 17 日、4 日連続の 1 千人超えとなる 1,410 人の感染者を確認した。 前週の 10 日と比べて 460 人増え、28 日連続で前週の同じ曜日を上回った。 17 日までの 1 週間平均の新規感染者は「第 3 波」の 1 月 27 日以来の 1 千人台となる 1,012 人で、前週の 1.4 倍に増えた。 都の担当者は「現在の感染状況はとても危険な状況だと認識している」としている。 神奈川県では 539 人の感染を確認し、2 回目の緊急事態宣言が出ていた 1 月 24 日以来の 500 人台に。埼玉県は 318 人、千葉県は 244 人でともに 4 日連続で 200 人を上回った。 北海道でも 111 人が確認され、6 月 12 日(125 人)以来の 100 人台となった。 西日本でも拡大が続く。 大阪府は 17 日、380 人を確認し 5 日連続で 200 人を超えた。 1 週間前の 10 日(200 人)から倍近く増加。 兵庫県も 122 人が確認され、6 月 2 日以来 45 日ぶりに 100 人台となった。 鳥取県では 29 人の感染を確認。 3 月 30 日の 20 人を上回り、過去最多となった。 平井伸治知事は 17 日に会見を開き、米子市や境港市など県西部を対象に県独自の「厳重警戒宣言」を出し、不要不急の外出自粛を呼びかけた。 22 日からの 4 連休を前に、飲食店に営業時間の短縮を求める方針。 (asahi = 7-17-21) 国内で新たに 3,432 人感染 3 日連続で 1 日 3 千人超 新型コロナウイルスの国内感染者は 16 日、午後 8 時時点で新たに 3,432 人が確認された。 1 日の感染者数が 3 千人を超えたのは 3 日連続。 東京都は前週の金曜日(9 日)と比べて 449 人増え 1,271 人、27 日連続で前週の同じ曜日を上回った。 16 日までの 1 週間平均の新規感染者は 946.3 人で、前週の 137.8% だった。 インドで見つかった変異株(デルタ株)の感染者も過去最多に。 保育園で園児 3 人、学童保育施設で小学生 3 人が感染した。 大阪府では 254 人の新規感染者が確認された。 10 代は 47 人、20 代は 86 人で、10 - 20 代が全体の半分以上を占めている。 (asahi = 7-16-21) 東京、新たに 1,308 人感染 前週木曜から 412 人増加 東京都は 15 日、新型コロナウイルスの感染者を新たに 1,308 人確認したと発表した。 1,300 人を上回るのは第 3 波の 1 月 21 日(1,485 人)以来で、14 日に続き 2 日連続で 1 千人を超えた。 前週の木曜日(8 日)と比べて 412 人増加で、26 日連続で前週の同じ曜日を上回った。 15 日までの 1 週間平均の新規感染者は 882.1人で、前週の 132.9% だった。 行政検査の件数(14 日までの 3 日間平均)は 10,388.7 件だった。 15 日の新規感染者 1,308 人を年代別でみると、20 代が 450 人で最多。 30 代 256 人、40 代 211 人、50 代 153 人と続いた。 65 歳以上の高齢者は 45 人だった。 都はまた、新たに 4 人が死亡したと発表した。 人工呼吸器か体外式膜型人工肺 (ECMO) を使用とする都基準の重症者数は、前日より 3 人多い 57 人だった。 (asahi = 7-15-21) 東京感染「4 週間後 2,406 人」 第 3 波のピーク上回る 東京都は 15 日、新型コロナウイルス対応のモニタリング会議を開いた。 いまの増加ペースでいけば、8 月 11 日に 1 週間平均の新規感染者数が 2,406 人に達し、これまで最多だった第 3 波のピーク時(1,816 人)を大きく超えることが指摘された。 入院患者数も 2 千人を超え、専門家からは「この状況が続けば、医療提供体制が逼迫の危機に直面する」との危機感が示された。 会議で報告された 1 週間平均の新規感染者数(14 日時点)は 817 人に上り、前週の 625 人から急増。 前週比は 131% と、前の週の 124% を大きく上回った。 専門家は、この前週比が継続すると、2 週間後の 28 日に 1,402 人、4 週間後の 8 月 11 日に 2,406 人になると指摘。 これまでの予測を上回る感染状況が起きているとして、「感染拡大が加速すると、早期に第 3 波を超える」とした。 感染拡大の要因とみられる感染力の強い変異株(デルタ株)については、14 日までのスクリーニング検査で累計 1297 人の感染が確認され、13 日は 1 日あたり過去最多となる 178 人だったと報告。 感染者に占める割合は 6 月 27 日までの 1 週間が 14.7% だったのに対し、7 月 4 日までの 1 週間は 21.5% に上がったとして、「デルタ株への置き換わりが急速に進んでいる」と指摘した。 一方で、感染者の増加に直結する繁華街の人出は、12 日に緊急事態宣言が出された後、減少傾向にあることが報告された。 都医学総合研究所の調査によると、宣言発出後の 3 日間で滞留人口が夜間で 6.3%、昼間で 2.3% 減少。 同研究所の西田淳志・社会健康医学研究センター長は会議で「宣言に対して一定の協力は得られている」としつつ、「感染拡大をしっかり抑えるためには、レジャー目的の滞留人口をさらに抑制する必要がある」と警鐘を鳴らした。 感染の急拡大に伴い、病床逼迫の恐れも高まっている。 会議では、都内の入院患者数が 6 月下旬の 1,200 人台から 3 週間で 2 千人台に急増したとの指摘が出た。 保健所で入院先を決めきれず、都の入院調整本部に持ち込まれる件数(1 日あたり)は、1 カ月前の約 40 件から 14 日時点で 125 件に増えているという。 都医師会の猪口正孝副会長は会議で、「この状況が続けば、若年・中年層の中等症患者が増加し、遅れて重症患者が増加する可能性がある。 このことを踏まえた入院医療体制の強化が必要。」と訴えた。 (岡戸佑樹、池上桃子、asahi = 7-15-21) 「行動制限だけに頼る時代、もう終わり」尾身会長が認識 参院内閣委員会の閉会中審査が 15 日開かれ、政府の新型コロナウイルス対策分科会の尾身茂会長が東京都に 4 度目の緊急事態宣言が出ていることを踏まえ、「人々が緊急事態(宣言)に慣れ、飲食店も『もう限界だ』との声も聞こえる中で、人々の行動制限だけに頼るという時代はもう終わりつつある」との認識を示した。 立憲民主党の木戸口英司参院議員の質問に答えた。 尾身氏は新型コロナの感染防止について、PCR 検査の拡充や二酸化炭素モニターの設置、下水でウイルスを高濃度で検出する技術などを例に挙げて「日本には優れた科学技術がある」と説明。 そのうえで「休業要請はもちろん大事だが、サイエンス・テクノロジー(への投資)は、それに比べるとずいぶん効率の良いお金の使い方だ」として、科学技術への投資を拡大して感染拡大の抑制を図るべきだという考えを示した。 (asahi = 7-15-21) |
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