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療養ホテルにも、病院にも入れない … 危機的状況の大阪

大阪で新型コロナウイルス患者が急増するなか、療養ホテルや病院の患者受け入れが滞っている。 ホテルに入れず、車中泊で過ごす患者。 搬送先がなく、ホテルに留め置かれる患者 …。 府の療養・入院態勢はいま危機的状況にある。 (長富由希子、浅沼愛)

「絶対にうつせない」車中泊始めたが …

4 月 11 日、大阪市内の女性 (26) は、自家用車の運転席を倒して横になっていた。 発熱がひどく、37 度から 39 度まで乱高下する。 冬物のダウンを着て、毛布にくるまる。 それでも震えがとまらなかった。 前日の 10 日、数日前に一緒に食事をした知人から電話があった。 「コロナになっちゃったからあなたも検査に行って。 ごめんね。」 1 時間後に民間の PCR 検査を受けると、夜、「陽性」との連絡があった。 祖母、母、妹との 4 人暮らし。 大好きな祖母 (84) には心疾患がある。 「絶対にうつせない」と考え、車中での生活を始めた。

食事は、母が自宅の玄関前に弁当を置いてくれた。 母が感染しないよう、母がいなくなってから弁当を取りに行った。 トイレや洗顔は、人気のない公衆トイレを使った。 保健所には車中泊の状況とぜんそくの持病を伝え、「療養施設に一刻も早く入りたい」と訴えた。 1 日に 1 回は電話したが、いつも「患者が多くて混み合っている。 わからない。」と、繰り返すだけだった。  車中泊 4 日目の 13 日。 目が覚めると、発熱のためか車中泊が続いたからか、全身が痛くてシートから体を起こせない。 動くと激痛が走るため、寝たまま過ごした。 熱と痛みで頭がもうろうとし、弁当も食べられない。 せきも止まらず、気管に物が詰まったかのように、息がしにくくなった。

救急車を呼ぼうと思ったが、あきらめた。 保健所から「コロナ患者を受け入れる病院はなかなかない」と言われていたからだ。 狭い車内で同じ姿勢だったからか、足がぱんぱんにはれていた。 不安になって、泣きながら眠った。 車中で 6 泊を過ごした翌 16 日、ようやく大阪市の療養施設に入れた。 症状は治まってきたので、19 日に施設を出る基準を満たした。 現在は自宅の自室にこもって過ごす。 女性は「陽性から 6 日後に入れるのでは遅すぎる。 感染者が増え、保健所が混乱しているように感じた。」と振り返る。 「コロナになると、しんどいし、大変。 出歩かんほうがいいな、というは自分がなってから気付いた。」

大阪府によると、府内のビジネスホテルなどを借り上げた計 12 の療養施設の運用率は 55.1% (26 日時点)。 4 月上旬は感染者の急増を受け、保健所の決定や大阪府の調整が追いつかず、入室できるまで時間がかかっていたという。

病床逼迫のしわ寄せが

「この方は熱が出ているので、気にかけて下さい」、「SPO2 (血中酸素飽和度)が 80% 台の人も搬送できていない。 本当に逼迫している状態です。」 19 日朝、大阪市内のホテル 1 階ロビー。 当直勤務を終えた看護師が次の看護師に引き継ぎを行っていた。 ホテルは軽症や無症状の患者向けに府が借り上げていて、310 室に 121 人が療養中だ。 看護師 4 人が 24 時間態勢で勤務する。

新型コロナの特徴として、肺機能の低下による息苦しさや呼吸困難がある。 SPO2 は血液中で酸素を運んでいるヘモグロビンの割合を示す。 厚生労働省が医療機関向けに公表している「診療の手引き」によると、96% を切ると呼吸困難の症状がみられ、93% 以下では呼吸不全のため、酸素投与が必要になる。 看護師の一人、辻ゆかりさん (32) によると、以前は SPO2 が 94% 以下なら基本的に入院の対象になっていたという。 容体が急変する懸念があり、酸素投与ができる設備が必要だからだ。 ただ、3 月以降の「第 4 波」では、90% 台前半に低下した患者もホテルで療養を続けている。

「病院の病床がいっぱいだから、そのしわ寄せが来ている」と辻さん。 看護師は患者がいるレッドゾーン(感染領域)には原則立ち入らない。 患者とは主に電話でやりとりするが、時折、電話口から息苦しそうな声が聞こえることもある。 2 階の 1 室に「診察室」があり、患者はここで医師によるオンライン診療を受けているが、最近は自室から診察室に来るのが難しい患者が出てきたという。 症状の重い人を対象に電話で定時の確認をしているが、最近は早朝や就寝前にも連絡を入れている。 辻さんは「すぐ様子を見に行けないので、容体の急変が怖い」と話す。

「こんなにつらいのに」、「殺す気か - -。」 患者から直接、いらだちをぶつけられることもある。 大阪府は、療養施設で症状が急変する患者が増えていることを受け、対策を急いでいる。 近く、各ホテルの 3 室ずつに酸素投与機器を置くなどする方針だが、辻さんの心配は募る。 「命の危機にひんした患者が増えている。 過去の感染の波とは全然違います。」 (浅沼愛、asahi = 4-28-21)


新型コロナ・大阪府、過去最多の 1,260 人感染確認 14 人死亡

大阪府は 28 日、府内で新たに 1,260 人が新型コロナウイルスに感染したことが確認されたと発表しました。 1 日当たりの感染者数としては、今月 21 日の 1,242 人を上回り、過去最多です。 これで、大阪府内の感染者は合わせて 7 万 8,973 人になりました。 また、14 人の死亡が新たに確認され、府内で亡くなった人は 01,404 人になりました。 (asahi = 4-28-21)


変異株の割合、東京で急増 知事「人流抑えられてない」

東京都の小池百合子知事は 28 日の会見で、都内の新型コロナウイルス感染者のスクリーニング検査の結果、直近の 1 週間で約 6 割が関西圏を中心に広がる「N501Y」の変異をもつ変異株に感染していたことを明らかにした。 1 週間前は 3 割程度で、この変異株の割合が倍増していた。 都健康安全研究センターの検査結果によると、25 日までに N501Y の変異をもつ変異株に感染していたのは検査対象となった人の 59.6%。 前週は 32.8%、前々週は 37.・8% で、N501Y への置き換わりが急速に進んでいる。

この変異株は、1 人が何人に感染させるかを表す実効再生産数が従来株の 1.43 - 1.90 倍とされる。 従来株に比べて若い世代でも重症化率が高い傾向もあり、専門家は「あらゆる世代が感染リスクの当事者である」と注意を呼びかけている。 都内では病院や高齢者施設のほか、保育園や小学校でもクラスター(感染者集団)が確認されている。 小池知事は 28 日の会見で「私自身が目視で見ていても繁華街の人流がまだ十分に抑えられていない」と懸念を表明。 「このままの状況がずっと続くと感染爆発というタイミングを迎えるかもしれない。 人との接触を抑えていくことが不可欠。」と強調し、ゴールデンウィークでの外出自粛を改めて呼びかけた。 (釆沢嘉高、asahi = 4-28-21)


東京都で 925 人が新規感染 900 人超えは 3 カ月ぶり

東京都は 28 日、新型コロナウイルスの感染者を新たに 925 人確認したと発表した。 1 週間前の水曜日(21 日)の 843 人より 82 人多かった。 900 人を超えるのは 1 月 28 日(1,065 人)以来、3 カ月ぶり。 28 日までの 1 週間平均の感染者は 758.4 人で、前週比は 114.0% だった。 925 人を年代別でみると、20 代が 255 人で最も多く、30 代が 176 人、40 代が 160 人、50 代が 113 人と続いた。 65 歳以上の高齢者は 94 人だった。 「人工呼吸器か体外式膜型人工肺 (ECMO) を使用」とする都基準の重症者数は、前日より 2 人少ない 53 人だった。 (asahi = 4-28-21)


国内で 4,966 人が感染 死者は 3 月以来の 60 人超

新型コロナウイルスの国内の感染者は 27 日午後 9 時現在、新たに 4,966 人が確認された。 死者は全国で計 63 人増加。 1 日あたりの死者数が 60 人を超えたのは 3 月 4 日以来となった。 重症者は 916 人で 4 月上旬から増え続けており、医療現場の厳しい状況が続いている。

緊急事態宣言が出されている 4 都府県のうち、東京都は 828 人の感染者を新たに確認。 1 週間前より 117 人多く、27 日までの 1 週間平均は 746.7 人で前週比は 118.7% となった。 年代別では 20 代、40 代の順に多かった。 大阪府は過去 2 番目に多い 1,230人。 京都府は 112 人で 1 週間前より少なかったが、兵庫県は 505 人で 78 人増えた。 一方、まん延防止等重点措置が適用されている愛知県の新規感染者は 281 人。 1 週間平均の人数は、県が緊急事態宣言を要請する基準(260 人)に近づいている。 大村秀章知事は 27 日の記者会見で、「(宣言が出れば)相当きつい規制をお願いせざるを得ない。 何とか抑え込みたい。」と述べた。 (asahi = 4-27-21)


大阪府で新たに 1,231 人感染 過去 2 番目の多さ

大阪府は 27 日、府内で新たに 1,231 人が新型コロナウイルスに感染していることを確認したと発表した。 1 日あたりの新規感染者数は 21 日の 1,242 人に次ぎ、過去 2 番目の多さだった。 14 人の死亡も確認された。府内の感染者は延べ7万7780人、死者は1390人になった。 (asahi = 4-27-21)


東京で新たに 828 人感染 1 週間前より 117 人増える

東京都は 27 日、新型コロナウイルスの感染者を新たに 828 人確認したと発表した。 1 週間前の火曜日(20 日)の 711 人より 117 人多かった。 27 日までの 1 週間平均の感染者は 746.7 人で、前週比は 118.7%だった。 828 人を年代別でみると、20 代が 220 人で最も多く、40 代が 125 人、30 代と 50 代が 119 人と続いた。 65 歳以上の高齢者は 144 人だった。 「人工呼吸器か体外式膜型人工肺 (ECMO) を使用」とする都基準の重症者数は、前日と同じ 55 人だった。 (asahi = 4-27-21)


コロナによる国内死者が 1 万人超える 今年に入り急増

新型コロナウイルスによる国内での死者が 26 日、1 万人(クルーズ船を含む)を超えた。 昨年 12 月 31 日時点の死者数は約 3,500 人だったが、「第 3 波」に見舞われた今年 1 月の死者は計約 2,300 人、2 月は計約 2,100 人と今年に入り急増。 変異株により感染が拡大している大阪では、府が 26 日に 15 人の死亡を確認したと明らかにした。 25 日時点の死者数を都道府県別にみると、最多は東京の 1,876 人で、大阪 1,361 人、北海道 837 人と続く。

厚生労働省のまとめでは、21 日時点の死者を世代別にみると、80 代以上が約 65%、70 代が約 24%、60 代が約 7% と、60 代以上の高齢者で 95% 超を占める。 国内で初めて死者が確認されたのは昨年 2 月 13 日。 翌月までは多くても 1 日数人程度だったが、1 度目の緊急事態宣言が出た昨年 4 - 5 月は 10 - 20 人規模に増加。 5 月 2 日に当時最多の 31 人を記録した。

宣言解除後の 6 月からは再び死者数はほぼ 1 桁台で推移するが、夏以降に感染者数が増加すると、11 月 27 日に当時の最多と並ぶ 31 人を記録。その後も右肩上がりが続き、首都圏などに 2 度目の緊急事態宣言が発令中だった 2 月 10 日、過去最多の 121 人に達した。 宣言の解除後、4 月 3 日には 8 人まで減ったが、再び死者数は増加。 23 日以降は全国で連日 50 人を超えている状況だ。 (遠藤隆史、asahi = 4-26-21)


大阪で新たに 924 人が感染 月曜日の過去最多を更新

大阪府は 26 日、府内で新たに 924 人が新型コロナウイルスに感染していることを確認したと発表した。 月曜日としては、19 日の 719 人を上回り過去最多を更新した。 また、70 - 90 代の男女 15 人の死亡も確認された。 府内の感染者は延べ 7 万 6,549 人、死者は 1,376 人になった。

重症患者は前日より 7 人多い 369 人で、府が確保する重症病床(313 床)を上回る。重症者のうち 66 人は軽症・中等症病床で、1 人は滋賀県内の医療機関で治療を受けているため、重症病床の使用率は 96.5% となった。 軽症・中等症病床(1,932 床)に入院中の患者は 86 人減の 1,511 人で、病床使用率は 78.2% となった。 自宅療養者は 1 万 665 人にのぼる。 また、池田市の府立池田高校でこれまでに、生徒 12 人と職員 3 人の感染が確認された。 府はクラスター(感染者集団)が発生したとみている。 (asahi = 4-26-21)


東京で新たに425人感染確認 20 代が 117 人で最多

東京都は 26 日、新型コロナウイルスの感染者を新たに 425 人確認したと発表した。 1 週間前の月曜日(19 日)の 405 人より 20 人多かった。 26 日までの 1 週間平均の感染者は 730 人で、前週比は 121.5% だった。 425 人を年代別でみると、20 代が 117 人で最も多く、30 代が 90 人、40 代が 64 人、50 代が 62 人と続いた。 65 歳以上の高齢者は 42 人だった。 「人口呼吸器か体外式膜型人工肺 (ECMO) を使用」とする都基準の重症者数は、前日から 5 人多い 55 人だった。 (asahi = 4-26-21)


大阪府内、新たに 1,050 人感染 6 日連続で 1 千人超え

大阪府は 25 日、府内で新たに 1,050 人が新型コロナウイルスに感染していることを確認したと発表した。 1 日あたりの感染者が 1 千人を超えたのは 6 日連続。 21 人の死亡も確認された。 1 月 27 日の 23 人に次いで過去 2 番目に多い。 府内の感染者は延べ 7 万 5,625 人、死者は計 1,361 人になった。 府によると、重症患者は 24 日より 14 人多い 362 人で、府が確保する 288 床を大きく上回った。 このうち 77 人が軽症・中等症病床で治療を続けており、1 人は滋賀県内の医療機関で治療を受けている。 府内の重症病床の使用率は 98..6% だった。 軽症・中等症病床の患者数は 66 人増えて 1,597 人となった。 府が確保する 1,834 床の病床使用率は 87.1% に上がり、逼迫が強まっている。 (asahi = 4-25-21)


東京、新たに 635 人感染 前週の日曜より 92 人増加

東京都は 25 日、新型コロナウイルスの感染者を新たに 635 人確認したと発表した。 1 週間前の日曜日(18 日)の 543 人より 92 人多かった。 25 日までの 1 週間平均の感染者は 727.1 人で、前週比は 124.0% だった。 635 人を年代別でみると、20 代が 182 人と最も多く、30 代が 117 人、50 代が 91 人、40 代が 83 人と続いた。 65 歳以上の高齢者は 67 人だった。 「人工呼吸器か体外式膜型人工肺 (ECMO) を使用」とする都基準の重症者数は、前日より 1 人少ない 50 人だった。 (asahi = 4-25-21)


東博、TOHO シネマズも休館 緊急事態宣言対応まとめ
- 東京地区を中心に休館・休業を抜粋 -

百貨店 : 三越伊勢丹/そごう・西武/東急百貨店/京王百貨店(食品や化粧品売り場などを除く)、大丸松坂屋百貨店/松屋/東京地区高島屋(食品や化粧品、一部婦人洋品売り場を除く)、小田急百貨店(食品や化粧品売り場、レストラン街を除く)、東武百貨店/関西地区高島屋(食品売り場を除く)

大型商業施設 : アリオ(大阪は 25 日、東京は 26 日から)、イオンモール、ららぽーと(生活必需品以外)

テーマパーク : サンリオピューロランド、よみうりランド、ユニバーサル・スタジオ・ジャパン (USJ)

外食 : ワタミ(「ミライザカ」、「鳥メロ」など 78 店)/鳥貴族

カラオケ : まねきねこ

スポーツ : プロ野球(無観客、ただし、25日は有観客)

映画館 : TOHO シネマズ/松竹マルチプレックスシアターズ/イオンシネマ

中止となった公演 : 新国立劇場/歌舞伎座/新橋演舞場/国立劇場/国立演芸場/国立能楽堂/国立文楽劇場/東京芸術劇場

美術館、博物館 : 国立新美術館/東京国立近代美術館/国立科学博物館/東京都美術館/東京都現代美術館/東京都庭園美術館/東京都写真美術館/江戸東京博物館/サントリー美術館/森美術館/東京オペラシティアートギャラリー/東京国立博物館

その他 : AKB48 劇場 (asahi = 4-24-21)


新規感染者、全国で 5,606 人 4 日連続の 5 千人超え

新型コロナウイルスの国内感染者は 24 日、午後 8 時半現在で新たに 5,606 人が確認された。 5 千人を超えるのは 4 日連続。新たに亡くなったのは 54 人だった。 東京都では 876 人が確認され、1 週間前の土曜日(17 日)の 759 人より 117 人多かった。 24 日までの 1 週間平均の感染者は 714.0 人で、前週比は 125.5% だった。 週平均の感染者が 700 人を超えるのは 2 月 3 日以来となる。 大阪府の感染者は 1,097 人で、1 千人を超えるのは 5 日連続。 兵庫県では 635 人の感染が確認され、これまで最多だった前日 23 日の 567 人を大きく上回った。 京都府でも過去最多となる 174 人の感染が確認された。 (asahi = 4-24-21)


大阪で 1,097 人の感染確認 5 日連続で 1 千人超

大阪府は 24 日、新型コロナウイルスの感染者が新たに 1,097 人確認されたと発表した。 新規感染者は 5 日連続で 1 千人を超えた。 また、死者は 16 人確認された。 感染者は延べ 7 万 4,575 人、死者は計 1,340 人となった。 (asahi = 4-24-21)


東京、新たに 876 人感染 前週土曜より 117 人増える

東京都は 24 日、新型コロナウイルスの感染者を新たに 876 人確認したと発表した。 1 週間前の土曜日(17 日)の 759 人より 117 人多かった。 24 日までの 1 週間平均の感染者は 714.0 人で、前週比は 125.5% だった。 週平均の感染者が 700 人を超えるのは 2 月 3 日以来。 876 人を年代別でみると、20 代が 248 人と最も多く、30 代が 178 人、40 代が 134 人、50 代が 100 人と続いた。 65 歳以上の高齢者は 104 人だった。 「人工呼吸器か体外式膜型人工肺 (ECMO) を使用」とする都基準の重症者数は、前日より 1 人少ない 51 人だった。 (asahi = 4-24-21)


菅首相、東京、大阪、京都、兵庫への緊急事態宣言を決定

菅義偉首相は 23 日に首相官邸で政府対策本部を開き、新型コロナウイルスの感染再拡大が続く東京、大阪、京都、兵庫の 4 都府県に対し、特別措置法に基づく緊急事態宣言を出すことを決めた。 酒類やカラオケを提供する飲食店、大型商業施設などに休業を要請する。 また愛媛県には、宣言に準じた「まん延防止等重点措置」を適用することも決めた。

4 都府県に対する緊急事態宣言は昨年 4 月と今年 1 月に続いて 3 度目。 今回の期間はいずれも 25 日から 5 月 11 日までの 17 日間。 重点措置を適用中の宮城、沖縄両県についても、期限を 5 月 5 日から 11 日へと延長することも合わせて決めた。 首相は対策本部で「ゴールデンウィークの短期集中対策として飲食の対策を強化するとともに、いったん人の流れを止めるための強力な措置を講じるものだ」と述べた。 (asahi = 4-23-21)


大阪で新たに 1,162 人感染 4 日連続で 1 千人超

大阪府は 23 日、府内で新たに 1,162 人が新型コロナウイルスに感染していることを確認したと発表した。 1 日あたりの新規感染者は 4 日続けて 1 千人を超えた。 また、15 人の死亡も確認された。 府内の感染者は延べ 7 万 3,478 人、死者は計 1,324 人になった。 (asahi = 4-23-21)


東京都で 759 人が感染 週平均は前週比 128.7%

東京都は 23 日、新型コロナウイルスの感染者を新たに 759 人確認したと発表した。 1 週間前の金曜日(16 日)の 667 人より 92 人多かった。 23 日までの 1 週間平均の感染者は 697.3 人で、前週比は 128.7% だった。 759 人を年代別でみると、20 代が 226 人と最も多く、30 代が 145 人、40 代が 115 人、50 代が 96 人と続いた。 65 歳以上の高齢者は 61 人だった。 「人工呼吸器か体外式膜型人工肺 (ECMO) を使用」とする都基準の重症者数は、前日から 4 人多い 52 人だった。 (asahi = 4-23-21)


東京、2 週間後の新規陽性者 2,000 人と推計 変異ウイルス流行で

東京都の「モニタリング会議」が開かれ、専門家は、都内のほぼすべての感染が変異ウイルスに入れ代わると、2 週間後に新規陽性者数は 2,000 人を、入院患者数はこれまでにない 6,000 人を超えるという推計を示したうえで、変異ウイルスに流行の主体が移りつつあり、爆発的な感染拡大への厳重な警戒が必要だと呼びかけました。 会議のなかで専門家は、都内の感染状況と医療提供体制をいずれも 4 段階のうち最も高い警戒レベルで維持しました。

感染状況は、新規陽性者数の 7 日間平均が、▼ 先週の 4 月 14 日時点はおよそ 475 人、▼ 21 日時点はおよそ 644 人で、増加比が先週の 120% から 135% となり、高い水準のまま上昇傾向が続いていると説明しました。 そして、増加比が 135% で継続すると、1 日当たりの新規陽性者が、▼ 大型連休明けの 2 週間後には 1.82 倍のおよそ 1,170 人に、▼ 4 週間後には 3.32 倍のおよそ 2,140 人になると分析しました。

また、感染力が強い「N501Y」の変異があるウイルスに感染した人の割合は、▼ 4 月 4 日までの 1 週間は 16.5% でしたが、▼ 4 月 11 日までの 1 週間は 28.5% となって上昇していると説明しました。 さらに、都内のほぼすべての感染が「N501Y」の変異があるウイルスに入れ代わったとして単純に試算 = 試みの計算をすると、2 週間後に新規陽性者数は 2,000 人を、入院患者数は 6,000 人を超えるという推計を示しました。 入院患者数がこれまでで最も多かったのはことし 1 月 12 日時点の 3,427 人で、6,000 人を超えるとした今回の推計はそれを大幅に上回ることになります。

専門家は、都内でも従来のウイルスから変異したウイルスに流行の主体が移りつつあり、爆発的な感染拡大への厳重な警戒が必要だと呼びかけました。 一方、医療提供体制について、専門家は「感染がこのまま拡大すると通常の医療への影響がより深刻となることが予測される。 変異ウイルスの重症化率は従来のウイルスより高いとの報告もあり、新規陽性者の増加を止め、変異ウイルスによる重症患者の発生を防ぐ必要がある。」と強調しました。

小池都知事 「もはや一刻の猶予もない」

モニタリング会議のあと小池知事は「重点措置が始まってから 10 日間経過しているが、人流の十分な抑制には残念ながら至っていないのが現状だ。 新規陽性者の増加スピードが上がっている。 大型連休という特別な期間がこれからやってくるが、人流を抑制する重要な機会だ。 より強い対策を今やっておくことが必要で、関西圏の状況を見ても、もはや一刻の猶予もない。」と述べました。

そのうえで、緊急事態宣言のもとで行う措置については「国と密に話をしながら、専門家の意見も聞きながら効果のある対策にしていきたい。 変異ウイルスの猛威がより強いということで、これまでどおりでは抑え込めないという認識のもと、さまざまな協議をしている。 どうやって人の流れや人と人との接触を減らしていくのかいま詰めているところだ。」と述べました。

専門家「入院患者 6,000 に増える」

モニタリング会議のあと東京都医師会の猪口正孝副会長は「今の新規陽性者の増加比では 4 週間後の入院患者は 2,000 人を超えると考えられる。 そして『N501Y』の変異があるウイルスに置き換わると、入院患者は 2 週間後には 6,000 人に増える。 変異ウイルスによる患者が急増し、医療提供体制は相当危機的な状況になり、ひっ迫していくと考えている。 これに備えて、今、準備をしているところだ。」と述べました。 22 日のモニタリング会議で示された都内の感染状況と医療提供体制についての分析結果です。

感染状況

新たな感染の確認は、21 日時点の 7 日間平均が 643.9 人となり、前の週からおよそ 168 人増加しました。 また、都内で「N501Y」の変異があるウイルスの割合は、今月 11 日までの 1 週間では 28.5% で前の週より 12 ポイント増加しています。 専門家は「『N501Y』の変異があるウイルスは感染力が強いことから全国的に広がりを見せていて、従来のウイルスから変異ウイルスに流行の主体が移りつつあり、爆発的な感染拡大への厳重な警戒が必要だ」として強い危機感を示しました。

今月 19 日までの 1 週間に新型コロナウイルスの感染が確認された人を年代別の割合でみると、▽ 20 代が最も多く 29.0%、▽ 30 代が 19.6%、▽ 40 代が 16.2%、▽ 50 代が 11.1%、▽ 10 代が 7.0%、▽ 60 代が 5.6%、▽ 70 代が 4.1%、▽ 10 歳未満が 3.2%、▽ 80代が 3.1%、▽ 90 代以上が 1.1% でした。

専門家は、20 代から 40 代の割合が高い傾向が続いているとしたうえで「第 3 波では若年層の感染者数の増加から始まり、重症化しやすい高齢者層への感染が広がった。 また、若年層から他の世代へ感染が拡大する危険だけでなく若年であっても、後遺症が長引くリスクや変異ウイルスによって重症化する懸念もある。 あらゆる世代が感染リスクの当事者である意識を持つよう啓発する必要がある。」と指摘しています。

65 歳以上の高齢者は 436 人で、前の週から 121 人増加した一方で、新規陽性者に占める割合は 10.7% でほぼ横ばいでした。 感染経路がわかっている人のうち同居する人からの感染が最も多く、50.9% でした。 次いで、▽ 病院や高齢者施設などの施設での感染が前の週から 4.8 ポイント増えて 15.9%、▽ 職場での感染は 14.2%、▽ 会食は 7.5% でした。

20代では会食での感染が13.9%とほかの世代と比べても高くなっています。 また、施設内の感染の割合も増えていて、専門家は「高齢者への波及に警戒が必要である」と指摘しています。 「感染の広がりを反映する指標」とされる感染経路がわからない人の 7 日間平均は、21 日時点で 376.7 人で、前の週からおよそ 93 人増えました。 また、感染経路がわからない人の増加比も 3 月中旬から継続して 100% を超えています。 21 日の時点では 133% と前の週から 10 ポイント増えました。

専門家は「増加比がさらに上昇すると爆発的に感染が拡大し、第 3 波を超えるような経過をたどることが危惧される」としています。 また、今月 19 日までの 1 週間の新規陽性者 4,060 人のうち、18.2% にあたる 739 人は無症状で、専門家は「無症状や症状の乏しい感染者の行動範囲が広がっている可能性があり、感染機会があった無症状者を含めた集中的な PCR 検査などの体制強化が引き続き求められる」と指摘しました。

医療提供体制「大型連休からひっ迫を危惧」

検査の「陽性率」は 22 日時点で 5.7% となり、先週の 5.1% から上昇しました。 入院患者は、21 日の時点で 1,606 人となり、1,424 人だった 1 週間前・今月 14 日の時点と比べて 182 人増えました。 専門家は「今後の感染状況の推計や変異株の影響などを考慮すると大型連休から医療提供体制がひっ迫することが危惧される」と指摘しました。 また、都の基準で集計した 21 日時点の重症患者は、今月 14 日の時点より 7 人増えて 48 人でした。

専門家は「変異株によって従来株よりも若い世代の重症化リスクが高まることも懸念される」と指摘しています。 人工呼吸器やエクモの治療がまもなく必要になる可能性が高い状態の人は 21 日時点で 192 人で、今月 14 日の時点の 168 人から 24 人増えていて、専門家は「重症患者の増加が危惧される」と危機感を示しました。 そして「今後、新型コロナウイルスに感染した患者用に病床を転用することで、通常の医療への影響がより深刻になることが予測される」としています。

このほか、今月 14 日時点と比べて、
▽ 自宅で療養している人は 21 日時点で 402 人増えて 1,222 人、
▽ 都が確保したホテルなどで療養している人は 21 日時点で 262 人増えて 1,320 人、
▽ 医療機関に入院するかホテルや自宅で療養するか調整中の人は 320 人増えて 1,166 人で、入院患者の項目もあわせると「療養が必要な人」のすべての項目で増加しました。

「療養が必要な人」全体の数は 21 日時点で 5,314 人と、14 日時点から 1,166 人増えていて、専門家は「増加の勢いが早まっている」としています。 また、今月 19 日までの 1 週間では、新型コロナウイルスに感染した 43 人が亡くなりました。 前の週より 18 人増えていて、亡くなった 43 人のうち 38 人が 70 代以上でした。

専門家「爆発的な感染拡大への厳重な警戒が必要」

感染力が強い「N501Y」の変異がある新型コロナウイルスの割合は、都内では直近 1 週間で 3 割近くを占め、2 週間前からおよそ 25 ポイント増えました。 専門家は「変異ウイルスに流行の主体が移りつつあり、爆発的な感染拡大への厳重な警戒が必要だ」と指摘しています。 都内では都の「健康安全研究センター」と民間の検査機関などで「N501Y」の変異があるウイルスかどうかの検査を行っています。

今月 11 日までの 1 週間に、都内で新たに確認された陽性者の 3 割余りに当たる 1,133 件の検体を調べた結果「N501Y」の変異があるウイルスは、28.5% に当たる 323 件から見つかりました。 この割合は、2 週間前の 1 週間と比べて 25 ポイント、前の週と比べて12 ポイント、それぞれ増えています。 都の専門家は「都内でも従来のウイルスから変異ウイルスに流行の主体が移りつつあり、爆発的な感染拡大への厳重な警戒が必要である」と指摘しています。

変異ウイルスが 9 割に

東京都の「健康安全研究センター」に集められた検体を、変異があるウイルスか従来のウイルスか分析した結果、今月 18 日までの 1 週間では 9 割が変異のあるウイルスでした。 変異ウイルスのうち感染力が強い「N501Y」の変異があるウイルスは 32.8%、「N501Y」の変異はないものの、免疫の攻撃から逃れる「E484K」と呼ばれる変異があるウイルスが 56.5% となっています。 モニタリング会議の中で専門家は「変異があるウイルスが全体の 9 割を占め、従来のウイルスから置き換わっている。 大阪では、感染力の強い『N501Y』が 2 週間でおよそ 8 割を占めるまで上昇している。 都内でも引き続き警戒して動向を注視する必要がある。」としています。 (NHK = 4-22-21)


東京都、飲食店の酒類提供を終日禁止へ 「宣言」出れば

新型コロナウイルス対応の特別措置法に基づく緊急事態宣言が出された場合、東京都が、飲食店での酒類の提供を終日禁止する方向で調整していることが都関係者への取材でわかった。 最終的には、政府との協議や宣言が出される他府県での対応も踏まえた上で最終判断する。 宣言の期間は 4 月 25 日か 26 日ごろから大型連休を挟み、5 月 11 日か 16 日ごろまでを想定しているという。 都は 21 日夜、宣言を出すよう政府に要請した。

飲食店に対しては、酒類の提供は終日禁止にしたうえで、営業時間はまん延防止等重点措置と同じ午後 8 時までとする方向で政府と協議を進めている。 緊急事態宣言が出された場合の飲食店への対応について、大阪府も酒類の提供を禁止したうえで、平日は午後 8 時まで、週末は休業とする案のほか、全面休業する案などを政府に提示している。 政府は 23 日に対策本部を開いて、東京都、大阪府、京都府、兵庫県への緊急事態宣言を正式決定する方針で、対象地域での具体策について、自治体と詰めの協議を進めている。

小池百合子知事は 22 日午前、21 日夜に宣言を政府に要請したことについて、「今回要請を出すにあたっては、やはり専門家の皆様方から変異株がこういうスピードで拡大するということを分析をしていただいた。 それを参考にしますと、このタイミングを逃すことはできないということで、昨日の段階での要請をした。」と述べた。 宣言下での対策については、「具体的にどのような形でというのはまさに協議中で、国と協議の上で、皆さんにお伝えしたい」と語った。

宣言が出された後の休業要請について、都は遊興・遊戯施設のほか、床面積が 1 千平方メートル以上の大型商業施設も対象にすることを検討している。 また、都立学校への対応として、部活動を全面中止することも検討している。 都立高校では現在、部活動の練習や公式大会への参加は認める一方で、感染防止対策として、練習試合や宿泊を伴う活動は容認していない。 今年 1 月の緊急事態宣言の際は部活動を全面中止にしていた。 また、通学圏の広い都立高校では、分散登校をしたり、オンライン授業を活用したりする案も検討しているという。 (軽部理人、asahi = 4-22-21)


東京都で新たに 861 人が感染 前週よりも 132 人増加

東京都は 22 日、新型コロナウイルスの感染者を新たに 861 人確認したと発表した。 800 人を超えるのは 2 日連続。 1 週間前の木曜日(15 日)の 729 人より 132 人多かった。 22 日までの 1 週間平均の感染者は 684.1 人で、前週比は 130.7% だった。 861 人を年代別でみると、20 代が 261 人と最も多く、30 代が 134 人、40 代が 132 人、50 代が 103 人、60 代が 68 人、10 代が 65 人と続いた。 65 歳以上の高齢者は 105 人だった。 「人工呼吸器か体外式膜型人工肺 (ECMO) を使用」とする都基準の重症者数は、前日と同じ 48 人だった。 (asahi = 4-22-21)


大阪府で 1,167 人感染確認 基礎疾患ない 30 代女性が死亡

大阪府では、新たに 1,167 人が新型コロナウイルスに感染したことが確認されました。 また、8 人が死亡しました。 大阪府によると、新たに 1,1167 人の感染が確認されました。 検査数は 1 万 5,863 件で、陽性率は 7.4% でした。 また、これまでの感染者のうち、基礎疾患のない 30 代の女性を含む 8 人が死亡しました。 重症者は 328 人となり確保している重症病床 272 床を大きく上回っていて、重症者のうち 56 人は軽症・中等症病床での治療が続いています。 国は 23 日にも大阪府・兵庫県・京都府に緊急事態宣言の発令を決定する方針で、期間は 4 月 25 日から、5 月 11 日までとなる見込みです。 (関西テレビ = 4-22-21)


都の緊急事態宣言、3 週間程度で要請へ 25 日ごろから

新型コロナウイルス対応の特別措置法に基づく緊急事態宣言について、東京都は 21 日、宣言期間を 3 週間程度として、政府に要請する方針を固めた。 都関係者への取材でわかった。 宣言の期間は 4 月 25 日か 26 日ごろから大型連休を挟み、5 月 11 日か 16 日ごろまでを想定しているという。 休業要請の対象施設は遊興・遊技施設のほか、商業施設も対象に加えることを検討している。 都は専門家の意見を踏まえ、早ければ 22 日にも宣言を政府に要請する方針だ。

小池百合子知事は 20 日午後、自民党の二階俊博幹事長と会談。 関係者によると、会談の際、小池知事は宣言の期間が 3 週間程度必要との認識を示した。 大型連休中の 4 月 29 日 - 5 月 9 日が「特に大事な時期」として、人の流れを徹底的に下げたいと伝えたという。 都は宣言期間中の対応として、都立高校の部活動を全面中止とすることも検討している。 都立高校では現在、部活動の練習や公式大会への参加は認める一方で、感染防止対策として、練習試合や宿泊を伴う活動は容認していない。 今年 1 月の緊急事態宣言の際は部活動を全面中止にしていた。 また、通学圏の広い都立高校では、分散登校をしたり、オンライン授業を活用したりする案も検討しているという。

宣言が出た場合に休業を要請する施設について、都は遊興・遊技施設に加え、商業施設も対象にすることを検討している。 昨春の 1 度目の緊急事態宣言時は、金券ショップや古本屋、ペットショップなどの商業施設を休業要請の対象にした一方で、「社会生活を維持するうえで必要な施設」として、スーパーや百貨店の生活必需品売り場は対象外となった。 最終的には、政府との協議を踏まえて、対象施設を決める。 (軽部理人、池上桃子。asahi = 4-21-21)


「大型商業施設の休業必要」医師会長 強力な対応求める

政府が大阪府などで 3 度目の緊急事態宣言を検討していることについて、日本医師会の中川俊男会長は 21 日の定例会見で「3 度目の宣言は不可避だ」とした上で、「自粛を基本とする対策は限界で、強力な覚悟がいる厳しいものにならざるをえない」と話し、踏み込んだ対策を政府に求めた。 中川氏は 3 月に解除された 2 回目の緊急事態宣言について「解除とともに一部の方が完全に緩んでしまった」と振り返り、十分な感染抑制ができないまま、感染の再拡大につながったことを指摘した。 3 度目の宣言は「2 回目をはるかに上回り、1 回目と同等かそれ以上の対策が必要」だと語った。

具体的には、従来のウイルスよりも感染力が強い変異株が広がってきていることを念頭に「大型商業施設やイベントを休業する、やめるという厳しい制限で人と人が接触しないことが必要」だとした。 感染力の強さを示す証拠として、マスクをしていても感染した例が多数報告されていることを挙げた。 宣言の範囲については「(今後の感染状況によっては)最終的には全国的に発令することもありだ」と述べた。 「1 日も早い宣言をしてほしい。 躊躇している場合ではない。」 「発令は早めに、解除はゆっくり慎重に」などと、早期の決断を政府に促した。

病床のひっぱくが続く大阪府では、新型コロナ以外の病気の人が集中治療室 (ICU) に入れないといったケースが「頻発している」として、医療崩壊の深刻さを改めて強調した。 がんなどの病気の患者が手術予定を延期する例も増えているとした。 (滝沢卓、asahi = 4-21-21)


大阪府、最多 1,242 人感染 20 人死亡は過去 2 番目

大阪府は 21 日、府内で新たに 1,242 人が新型コロナウイルスに感染していることを確認したと発表した。 1 日あたりの新規感染者数は、18 日の 1,219 人を上回り過去最多を更新した。 また、20 人の死亡も確認された。 1 月27日の 23 人に次いで過去 2 番目に多い。 府内の感染者は延べ 7 万 1,149 人、死者は計 1,301 人になった。 (asahi = 4-21-21)


東京都で新たに 843 人の感染確認 1 月 29 日以来となる 800 人超え

東京都によると、きょう都が確認した新型コロナウイルスの新たな感染者は 843 人だった。 800 人を超えるのは 1 月 29 日以来となる。 感染が確認されたのは 10 歳未満から 90 代の 843 人で、先週の水曜日より 252 人増えた。 前の週の同じ曜日を上回るのは 21 日連続となる。 直近 7 日間の 1 日あたりの平均は 665 人で、前の週と比べて 133.8% となった。 年代別にみると 20 代が最も多く 221 人、次いで 30 代が 170 人、重症化リスクが高い 65 歳以上の高齢者は 84 人。 重症の患者は前の日から 2 人減って 48 人となった。 (ANN = 4-21-21)

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