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新型コロナ変異種に 5 人感染 国内初確認 海外から日本の空港に到着後に検疫で新型コロナウイルスの感染が判明した人の中から、変異種の感染者が 5 人確認されたことがわかりました。 イギリスなどで広がっている変異種が日本国内で確認されたのは初めてです。 関係者によりますと、変異種の新型コロナに感染していることが分かったのは国内の空港に到着した 5 人で、いずれもイギリスに滞在歴があります。 空港の検疫での検査で新型コロナの感染が判明後、ウイルスの遺伝子を国立感染症研究所で解析したところ、イギリスなどで広がっている変異種であることが分かったということです。 この変異種の感染者が国内で確認されたのは初めてです。 (TBS = 12-25-20) 東京の新規感染者 888 人、最多を更新 重症者は 73 人 東京都は 24 日、新型コロナウイルスの感染者を新たに 888 人確認したと発表した。 17 日の 821 人(修正値)を上回り過去最多を更新した。 これで 10 日連続で曜日ごとの最多も更新した。 一方、「人工呼吸器か体外式膜型人工肺 (ECMO) を使用」とする都基準の重症者数は 73 人で、前日から 4 人増えた。 都によると、16 日に英国から帰国した 30 代男性の感染も確認された。 せきの症状が出たため、21 日に医療機関を訪れたところ感染が分かり、現在入院しているという。 英国で流行している変異種との関連があるかどうかなどは、国と連携して調べるという。 感染者 888 人を年代別で見ると、20 代が 240 人で最多。 30 代が 184 人、40 代が 143 人、50 代が 121 人と続いた。 65 歳以上の高齢者は 93 人だった。 都はまた、70 - 90 代の男女 9 人が死亡したと明らかにした。 (asahi = 12-24-20) 国内新たに 3,742 人感染 2 日連続最多更新 - 新型コロナ 国内では 24 日、新たに 3,742 人の新型コロナウイルス感染が確認された。 1 日当たりで 23 日の 3,267 人を 450 人超上回り、2 日連続で過去最多を更新した。 重症者も前日から 25 人増の 644 人で最多となった。 東京都では過去最多となる 888 人の感染が分かった。 新規感染者はこのほか、神奈川(495 人)、愛知(270 人)、埼玉(251 人)、千葉(234 人)、京都(107 人)、長崎(35 人)、香川(27 人)の各府県で最多を更新。 死者は全国で計 54 人だった。 都内の新規感染者中、重症化リスクの高い 65 歳以上は 93 人。 都の基準による重症者は、前日比 4 人増の 73 人だった。 感染検査から結果が出るまでは通常 3 日ほどを要するが、3 日前の 21 日に都内で過去最多となる 1 万 2,604 件の検査が実施されたことも、感染者増に影響したとみられる。 千葉県では、木更津市の清和大でこれまでに男子学生 35 人の感染が判明。 いずれも柔道部員で寮生活をしており、県はクラスター(感染者集団)と認定した。 沖縄県北部の離島で人口約 1,200 人の伊平屋村では、これまでに 10 歳未満から 60 代までの 30 人のクラスターが発生。 11 月下旬に島外の感染者が飲食店を訪れた後に従業員らの感染確認が相次ぎ、県はこの店を通じて感染が広がったとみている。 (jiji = 12-24-20) 東京都で 748 人の感染確認 過去 2 番目、水曜では最多 東京都は 23 日、新型コロナウイルスの感染者を新たに 748 人確認したと発表した。 17 日の 821 人(修正値)に次ぐ過去 2 番目の多さで、水曜日としては過去最多。 これで 9 日連続で曜日ごとの最多を更新した。 また、「人工呼吸器か体外式膜型人工肺 (ECMO) を使用」とする都基準の重症者数は 69 人で、前日から 5 人増えた。 感染者 748 人を年代別で見ると、20 代が 193 人で最多。 30 代が 141 人、40 代が 130 人、50 代が 120 人と続いた。 65 歳以上の高齢者は 91 人だった。 (asahi = 12-23-20) 軽症・中等症用の病床も逼迫 大阪、解消の見通し立たず 新型コロナウイルスの感染拡大が収まらない大阪府では重症患者用の病床だけでなく、軽症・中等症用の病床も逼迫している。 府は 23 日夜に関係会合を開催。 対応できる病床を 200 増やすよう求める方針を示したが、すぐに解消できる見通しはたっていない。 「第 2 波と比べて高齢者の入院期間が長くなっており、軽症・中等症患者が非常に増えている。」 23 日にあった府の新型コロナウイルス感染症対策協議会で、府健康医療部の藤井睦子部長は危機感をあらわにした。 府内の軽症・中等症患者は 20 日現在 906 人で、確保している 1,256 床に占める使用率は 72.1% に達した。 重症病床の 66.9% を上回った。 軽症・中等症患者の使用率は 22 日に 60% 台へ下がったが、感染拡大の「第 3 波」が始まった 10 月下旬以降、軽症・中等症病床の利用者も増え続ける傾向にある。 府内に 476 ある病院のうち、新型コロナ患者を受け入れているのは 84 となっている。 病床を増やすため府が着目するのは、救急患者を 24 時間受け入れる 2 次救急を行う約 270 の病院だ。 人員や設備が比較的整っており、救急患者用の病床もあるが、受け入れは約 70 病院にとどまる。 協議会では、コロナ患者を受け入れていない 2 次救急病院のうち、内科や呼吸器内科がある 112 病院に計 200 床の病床確保を要請する方針を示した。 府はコロナ患者の入院を受け入れる病院に対して、医師や看護師への給与に充てられる支援金の支給も検討。 病床の拡大をめざすが、協議会で府私立病院協会の生野弘道会長は「何年も指導してもらえばできるが、急にやれというのは無理」と反発した。 コロナの「第 3 波」に対して府は、臨時施設「大阪コロナ重症センター」を開設するなど重症病床対応に精いっぱいで、軽症・中等症患者向けの対応が十分だったとは言い難い状況だ。 クラスターのリスクも 民間病院は対応できるのか。 2 次救急を行う府内の病院関係者は不安視する。 空気を外に出さないことで感染症に対応する「陰圧室」がなく、規模が不十分で病棟ごとにコロナ患者と一般患者をわけることもできない。 一般の患者への対応で精いっぱいで、コロナ患者を受け入れるには看護師も足りない。 病院の看護部長は「不十分な中で受け入れると、クラスター(感染者集団)のリスクも高まる。 簡単な話ではない。」と語る。 そもそも現時点では、コロナに対応できる病床も、十分活用できていない実情もある。 一般病床へ転院できる患者が転院できていないという。 中等症向けに 45 の病床がある大阪府堺市の近畿中央呼吸器センター。 厚生労働省の基準では「発症日から 10 日経過し、症状軽快後に 72 時間経過」した患者は退院して一般病院に移ることができるが、断られることがある。 センターの看護師長は「検査で陰性が確認できないと受け入れられないことが多い」と明かす。 基準では PCR 検査による陰性確認は不要だが、感染リスクを懸念してのことだ。 症状が治まっても陽性が出続ける患者もおり、転院できない場合もあるとする。 そのため、23 日の対策協議会では、府は厚労省の退院基準を満たした患者について、一般病院で受け入れるよう求める方針を示した。 転院先を探すのに難航するケースもある。 府内のコロナ患者の入院調整は、府の「入院フォローアップセンター」が一括して行っているが、症状が回復した患者の転院先探しは病院任せで、滞りも出ているためだ。 看護師長は「宿泊療養施設からも重症病床からも患者が来る」と話し、極めて多忙な状況だという。 (山中由睦、森下裕介、asahi = 12-23-20) 京都で新型コロナ重症者が急増 わずか 3 日間で倍に 近づく「医療崩壊の分岐点」 京都府で新型コロナウイルス患者の重症者が急増している。 わずか 3 日間で倍増して 21 日時点で 20 人に上り、重症者用の病床使用率は 23.3% に達した。 病床の逼迫度は増し、政府の分科会が「ステージ 3 (感染急増)」の指標の一つとする 25% に迫っている。 医療関係者が医療崩壊の分岐点とする 30 人程度にも近づき、府は警戒を強めている。 重症者は 12 月 17 日まで 8 人で、86 床ある重症者用の病床使用率は 9.3% にとどまっていた。 しかし先週末から連日増え始め、18 日に 9 人、19 日に 13 人、20 日に 15 人、21 日には 20 人となった。 重症者用を含めて 680 床を確保している新型コロナ用の病床には、21 日時点で 220 床に患者が入っている。 使用率は 32.4% となり、同様にステージ 3 の指標の一つである 25% を大幅に超えている。 重症者を巡っては、府内でコロナ患者を受け入れている府立医科大付属病院など 14 病院の院長が 18 日、危機感を訴える連名の声明を発表。 通常より多くの医師や看護師が必要となる重症者が府内で 30 人程度になれば、がんや脳卒中、救急など通常の医療がほぼ停止する事態になりかねないとしている。 府健康福祉部は「通常の医療を圧迫しないように、病院との連携をより強めていきたい」としている。 (京都新聞 = 12-23-20) 新型コロナ、国内の死者が 3 千人超に 1 カ月で 1 千人増 新型コロナウイルスによる国内の死者が 22 日、都道府県や国が発表する集計(クルーズ船を含む)で 3 千人を超えた。 2 千人を超えたのは 11 月 22 日で、わずか 1 カ月で 1 千人増えたことになる。 感染拡大に歯止めがかからず、死者の増加にもつながっている状況だ。 都道府県別の死者数は 22 日夕現在で、東京都が 567 人で最も多く、次いで大阪府 490 人、北海道 401 人、神奈川県 244 人、埼玉県 183 人、愛知県 168 人の順になっている。 厚生労働省が今月 16 日時点でまとめた死者 2,257 人を年代別にみると、80 代以上が 60%、70 代が 26% で計 86% を占めた。 陽性者のうち死亡した人の割合(致死率)は、80 代以上が 12.0%、70 代が 4.8% で、低下傾向にある。 (asahi = 12-22-20) <新型コロナ> 東京都で新たに 563 人の感染確認 火曜日では過去最多 東京都は 22 日、新型コロナウイルスの感染者が新たに 563 人報告されたと発表した。 火曜日の発表では先週 15 日の 457 人を上回り、過去最多。 都内の累計の患者数は 5 万 2,382 人で、このうち現在入院している重症患者は 64 人となった。 年代別では、20 代が 133 人、30 代が 120 人、40 代が 96 人、50 代が 77 人などとなっている。 65 歳以上の高齢者は 65 人だった。 (東京新聞 = 12-22-20) コロナ患者受け入れ病院の 2 割で看護師離職 日看協調査 日本看護協会(日看協)は 22 日、新型コロナウイルス感染症の患者を受け入れた病院の 2 割で看護師の離職があったという調査結果を公表した。 労働環境の変化や感染へのリスク、周囲からの差別などが理由とみられる。 日看協は 9 月、全国約 8,300 病院の看護部長を対象に調査を実施。 第 1 波の状況を振り返り、看護師の労働環境の変化などについて回答を求めた。 2,765 件の回答があった(有効回収率 34%)。 感染症指定医療機関や協力医療機関など、感染者を受け入れていた病院は 1,138 件 (41%)、それ以外の病院が 1,627 件 (59%) だった。 新型コロナの対応で、配置転換など労働環境の変化や、感染リスクを理由にした離職があったと回答した病院は全体で 15%。 感染者を受け入れていた病院に限ると 21.3% に上った。 同時に実施した介護施設や訪問看護ステーションの調査では、離職は 4 - 5% だった。 これとは別に、約 3 万 8 千人の看護師が調査に回答。 57% が新型コロナに対応する業務に従事していた。 感染拡大の影響で全体の 21% が差別や偏見があったと回答した。 内容は「家族や親族が周囲の人から心ない言葉を言われた」が 28% で最多。 「患者から心ない言葉を言われた」が 20%、家族や親族が勤務先から出勤を止められたとの回答も 8% あった。 差別や偏見があったと答えた看護師のうち、15% が「離職して看護師以外の仕事で働きたい」、14% が看護業務も含めて「働きたくない」と答えた。 福井トシ子会長は「これまでで最大の波がきている現在、看護職員の心身の疲労もピークを迎えている」と指摘。 年末で退職したいという看護師の声は少なくないとして、離職者が増えることを懸念した。 福井会長は「使命感だけではすでに限界に近づいていると言っても過言ではない。 (看護職への)最大の支援は感染しないこと。一人ひとりが感染予防に努めてほしい」と呼びかけた。 (月舘彩子、asahi = 12-22-20) 「年末年始はステイホームを」 小池都知事が臨時会見 新型コロナウイルスの感染拡大を受け、東京都の小池百合子知事は 21 日夕、臨時の記者会見を開き、年末年始に入院患者を受け入れる医療機関や調剤薬局に協力金を出すと発表した。 都民に対しては、「今年の年末年始は命を優先してほしい。 外出はぜひとも自粛して、家族で『ステイホーム』をお願いしたい。」と呼びかけた。 協力金の対象期間となるのは、例年は受け入れ態勢が縮小される 12 月 29 日 - 1 月 3 日の 6 日間。 新型コロナの入院患者 1 人につき 1 日あたり、重症では 30 万円、軽症・中等症の場合は 7 万円が支給される。 既に入院している患者も対象になるという。 都内の入院患者は 21 日時点で 2,154 人にのぼり、11 月 1 日の 1,013 人から倍増。 特に医療機関の人員が減る週末は、その日のうちに入院先が決まらない患者が増えており、年末年始の受け入れ態勢を懸念する声が出ていた。 都は、年末年始も発熱患者の診療・検査をする診療所などに対し、4 時間あたり 15 万円を支給。 こうした医療機関と連携して営業する調剤薬局にも 1 日 3 万円を支払う。 都発熱相談センターの電話窓口 (03・5320・4592) は、30 回線から 50 回線に増強する。 体調に不安を感じた人に早めに相談してもらうことで、重症化リスクを下げ、医療提供体制の負担軽減につなげる狙いがある。 医療従事者への感謝を伝えるために、都内の小中学生に対して年賀状を送るよう呼びかけるという。 小池知事は会見で、年末年始の人の流れを抑えるための対策も公表した。 上野動物園や浜離宮庭園など一部の都立施設は 26 日から休園し、年明けも 1 月 11 日まで休園期間を延長する。 都民に対しては、「買い物や通院など、どうしてもという場合を除いて、外出はぜひとも自粛をお願いしたい」と呼びかけた。 帰省はできるだけやめるほか、親戚や友人と集まる機会も避けることも求めた。 (軽部理人、荻原千明、asahi = 12-21-20) 岡山県 医療非常事態宣言 "感染しても入院できると限らない" 岡山県内で新型コロナウイルスへの感染が確認された人が 1,000 人を超え、伊原木知事は最大限の対策をとらないかぎり感染は止まらないとして「医療非常事態宣言」を発表しました。 岡山県内では今月に入って新型コロナウイルスの感染が急速に拡大し、20 日、感染が確認された人が 1,000 人を超えました。 県によりますと、感染者向けに確保した病床の使用率は 50% 前後に達していると見られ、21 日午前、伊原木知事が臨時で記者会見し「医療非常事態宣言」を発表しました。 宣言では、1 人ひとりが最大限の対策をとらないかぎり感染は止まらないとして、高齢者と接する人は特に気をつけることや、対策が不十分な宴会や飲食、カラオケはやめること、体調不良の人は仕事を休ませることなどを求めています。 伊原木知事は「予想を超えるスピードで感染者が増え衝撃を受けている。 感染しても入院できるとはかぎらないところまで追い込まれていて、年末年始はさらに厳しくなると予測される」と述べ、県民に感染防止対策を徹底するよう求めました。 また、会見に同席した岡山県医師会の松山正春会長は「非常に厳しい状況だ。 病床を増やしたいが看護師などが確保できない。 日常の医療を守るためにも県民の皆さんに行動の自粛をお願いしたい。」と述べました。 (NHK = 12-21-20) 国内の感染者、20 万人超える 10 月末から 10 万人増 新型コロナウイルスの国内感染者は 20 日午後 6 時 50 分現在で新たに 2,388 人が確認され、大型クルーズ船「ダイヤモンド・プリンセス」の乗客らを含め、累計で 20 万人を超えた。 厚生労働省や各都道府県などの発表を、朝日新聞が集計した。 国内では 1 月 15 日に初めて感染者が確認され、9 カ月半後の 10 月 29 日に 10 万人を超えた。 11 月以降は「第 3 波」といわれる感染拡大で増加ペースが加速しており、2 カ月弱で 10 万人増となった。 (asahi = 12-20-20) 東京で新たに 556 人感染 重症者は 4 人増の 66 人 東京都は 20 日、新型コロナウイルスの感染者を新たに 556 人確認したと発表した。 600 人を下回るのは 5 日ぶり。 年代別でみると、20 代が最多の 150 人。 30 代が 111 人、40 代が 92 人、50 代が 61 人と続く。65 歳以上の高齢者は 73 人だった。 「人工呼吸器か体外式膜型人工肺 (ECMO) を使用」とする都基準の重症者数は 66 人で、前日から 4 人増えた。 (asahi = 12-20-20) 全国で新たに 2,984 人感染 埼玉は 2 日連続で過去最多 新型コロナウイルスの国内感染者は 19 日午後 7 時半現在で、新たに 2,984 人が確認された。 東京都は 736 人と過去 2 番目に多く、埼玉県は 226 人と 2 日連続で最多を更新した。 死者は全国で 29 人となった。 都内の感染者数は、17 日の 822 人に次いで多く、600 人を超えるのは 4 日連続だ。 年代別では、20 代が最多の 207 人。30 代が 136 人、40 代が 111 人、50 代が 97 人と続いた。 重症化リスクの高い 65 歳以上の高齢者は 95 人だった。 「人工呼吸器か体外式膜型人工肺 (ECMO) を使用」とする都基準の重症者数は 4 人減って 62 人だった。 また、神奈川県のこの日の感染者数は 315 人と 2 番目に多く、愛知県は 230 人と 5 日連続で 200 人を超え、大阪府は 311 人だった。 岡山県は 60 人と過去最多だった。 (asahi = 12-19-20) 全国で新たに 2,821 人感染 熊本県「県内帰省控えて」 新型コロナウイルスの国内感染者は 18 日午後8時現在で、新たに 2,830 人が確認された。 死者は全国で計 36 人、重症者は 609 人だった。 17 日に医療提供体制の警戒レベルを 4 段階で最も深刻な「逼迫している(レベル 4)」に引き上げた東京都は、新たに 664 人を確認。 都内の感染者は累計で 5 万人を超え、計 5 万 154 人となった。 「人工呼吸器か体外式膜型人工肺 (ECMO) を使用」とする都基準の重症者数は前日と同じ 66 人だった。 大阪府は 309 人で、4 日連続で 300 人を超えた。 埼玉県は過去最多の 201 人となった。 感染の広がりを受け、熊本県は 18 日、東京など感染が拡大している地域からの年末年始の県内への帰省を控えるよう要請すると発表した。 感染状況は「ステージ 3(感染急増)」に該当しないが、17 日時点の入院患者数 162 人、病床使用率 40.5% はいずれも過去最多になっていた。 (asahi = 12-18-20) 全国で新たに 3,059 人感染 5 日ぶりに過去最多更新 新型コロナウイルスの国内感染者は 17 日午後 5 時 50 分時点で、新たに 3,059 人の感染が確認された。 12 月 12 日の 3,039 人(修正値)を上回り、5 日ぶりに過去最多を更新した。 東京都では 822 人を確認し、1 日あたりの感染者数としては 16 日の 678 人を上回り、2 日連続で過去最多を更新。 319 人を確認した神奈川県、54 人を確認の宮城県でも過去最多を更新した。 (asahi = 12-17-20) 高齢化する感染者、深刻な人手不足 医療逼迫の都で何が 新型コロナウイルスの感染拡大を受け、東京都は 17 日、医療体制の警戒レベルを、最も深刻なレベル 4 「逼迫している」に初めて引き上げた。 専門家は都のモニタリング会議で、「コロナ患者の治療と通常医療の両立が困難な状況となった」、「12 月 31 日には深刻な機能不全が危惧される」と指摘した。 医療の現場で何が起きているのか。 3 月下旬から新型コロナの病床を開設し、酸素吸入が必要な中等症の患者や軽症者を受け入れる河北総合病院(東京都杉並区)では 11 月中旬以降、30 床ある大人用の病床がほぼ埋まっている状態が続いている。 高齢者施設のクラスター(感染者集団)や家庭で感染した高齢者が増えている。 夏の「第 2 波」から 11 月中旬までは 20 - 40 代が中心だったが、以降は 60 代以上の患者が 3 割を占めている。 岡井隆広副院長は「高齢化と共に重症度も増している」と話す。 重症化した患者は、専門病院へ転院していくが、2 - 3 日に 1 人転院患者がいる状態だという。 「考えたくないが、重症病床の逼迫度合いを聞いていると、転院できない患者をそのまま院内で診るようになる可能性がある」と話す。 高齢の患者は熱が下がっても、介護施設などに戻ることができず、入院が長引く傾向がある。 「病床が埋まってしまえば、新たな患者を受け入れられなくなる。」 埋まる病床「今でギリギリ。 これ以上は …。」 感染者の高齢化で、入院者数だけでは見えない負担が、現場にはのしかかっている。 17 日にオンラインで会見した医療支援団体「ARROWS (アローズ)」リーダーの稲葉基高医師は、もともと介護が必要だった高齢患者が新型コロナで入院すると、医療に加えて食事や排泄(はいせつ)のケアも必要になると指摘。 「見守りだけで済む若い患者と違い、看護のマンパワーが一気に使われる」と話す。 こうした人手不足で、これ以上の病床増加が難しいと考える病院も多い。 「今でギリギリの状態。 これ以上、新型コロナの患者が増えると、限界に達しかねない。」 重症患者も受け入れる昭和大学病院(東京都品川区)の相良博典(さがらひろのり)院長は、こう話す。 11 月中旬以降の患者の急増で、新型コロナ用の病床 35 床のうち半数以上がすでに埋まった。 ICU (集中治療室)の勤務経験がある看護師に、他の病棟から応援に入ってもらうなどして対応している。 今後、新型コロナの重症者が増え、ICU を埋めることになれば、「脳梗塞(こうそく)や心筋梗塞などで救急搬送されてきた患者を断らざるを得なくなりかねない」と懸念する。 さらには、手術後に ICU に入ることが必要な患者の手術も延期を検討する必要がでてくるという。 しかし、すでに年明けまで手術の予定は決まっていて調整は容易ではない。 例年ならば、年末年始は手術数が少なく、病床は空きが増える。 だが、新型コロナの患者で埋まってしまうと、年明けに予定していた通常の医療が提供できなくなってしまう。 「通常の医療と新型コロナ患者の受け入れのバランスをどう保つのか、判断が難しい。」 感染者の増加が止まらず、都内には 2 千人近い感染者が入院する。 都内の医療関係者によると、当日の受け入れが可能な病床数は約 300 程度。 17 日に開かれた都のモニタリング会議は、入院患者の状況について、「透析患者や認知症のある人などの入院調整が極めて難航している」とした。 医療崩壊、透析が顕在化? 「医療現場の崩壊は、透析が先行して顕在化してくるのかもしれない」と危機感を募らせるのは、日本透析医会など透析関連の学会でつくる新型コロナウイルス感染対策合同委員会の菊地勘委員長だ。 委員会の集計によると、都内のコロナに感染した透析患者数は 10 月 2 日時点は 81 人だったが、じわじわと増え、12 月 11 日時点で 127 人となった。 全国では 426 人に上る。 腎臓の機能が落ちている透析患者には高齢者が多いこともあり、新型コロナに感染した場合には、致死率は約 30% にもなるという。 入院が必要だが、透析患者は入院も長期化するため、調整に時間がかかっている。 「透析も新型コロナの治療も両方できる施設は限られている。 首都圏の入院ベッドはほぼ満杯で、ギリギリの状態です」と話す。 透析患者は一般に週 3 回、1 回約 4 時間の人工透析を受けている。 オンライン診療では済ませられず、透析を受けるために必ず外出しなければならない。 感染リスクへの精神的な負担も強まっているという。 (月舘彩子、三上元、松浦祐子、服部尚、asahi = 12-17-20) 「勝負の 3 週間」事実上の敗北 新規感染も重症者も増加 新型コロナウイルスの感染拡大防止に向けて政府が短期間の集中した取り組みを呼びかけた「勝負の 3 週間」が 16 日、最終日を迎えた。 しかし、新規感染者数や重症者数は開始前よりも増加。 コロナ担当の西村康稔経済再生相は同日、「残念ながら減少傾向になっていない」と事実上の「敗北」を認めた。 厚生労働省に助言する専門家組織が同日夜、詳しい評価結果を出す。 勝負の 3 週間が始まる直前 1 週間の新規感染者数は 1 日平均 2,072 人だったが、期間終盤の 1 週間では平均 2,587 人にまで増加した。 重症者も直前 1 週間では平均 308 人だったが、期間終盤 1 週間では平均 570 人と 1.8 倍になり、医療の逼迫など状況は確実に悪化している。 新規感染者数は 10 月下旬ごろから急増。 これを受け、政府の分科会は 11 月 20 日、飲食店の営業時間の短縮や「GoTo 事業」の運用見直しなどのより強い対策を 3 週間程度の短期間に集中して取り組み、感染の沈静化を図る必要があると政府に提言。 同 25 日にも改めて提言したのを受けて、西村氏が「この 3 週間が勝負だ」と発言していた。 分科会の専門家らは繰り返し政府に強い対策を求めたが、対応はなかなか進まなかった。分科会は 11 月 20 日の提言で、感染状況が 4 段階のうち 2 番目に深刻な「ステージ 3(感染急増)」に入りつつある都道府県を「Go To トラベル」から除外するよう求め、「政府の英断を心からお願い申し上げる」とした。 その後も同 25 日、12 月 11 日と強い対応を求める提言をまとめた。 しかし、「トラベル」は 11 月 24 日に札幌市と大阪市を目的地とする旅行だけが対象外に。 感染拡大とともに同 27 日、両市を出発地とする旅行にも自粛要請が出た。 最多の感染者が出ている東京都については、12 月 1 日になって、65 歳以上の高齢者や基礎疾患がある人に対して都発着の旅行を自粛するよう都が要請。 14 日にようやく、菅義偉首相が 28 日から来年 1 月 11 日の全国一斉の停止を表明した。 東京都は、16 日の新規感染者が過去最多となる 678 人に至っている。 (姫野直行、asahi = 12-16-20) コロナ感染 2,433 人、火曜日で最多 死者も最多 53 人 新型コロナウイルスの国内感染者は 15 日、午後 8 時半現在で 2,433 人が確認された。 亡くなった人は 53 人で 1 日あたりで最多だった 8 日と 14 日の 47 人を上回った。 死者の内訳は北海道 11 人、大阪府 10 人、東京都 9 人、兵庫県 5 人など。 週末は検査数が減るため、月曜日や火曜日など週の前半の感染確認は、ほかの曜日に比べて少なくなる傾向があるが、火曜日としては、これまで最も多かった 12 月 8 日の 2,173 人を超え最多となった。 厚生労働省によると、15 日午前 0 時時点の重症者は全国で 592 人で、前日より 4 人増え、4 日連続で過去最多となった。 東京都の感染確認は 460 人。 「人工呼吸器か体外式膜型人工肺 (ECMO) を使用」とする都基準の重症者数は前日より 5 人多い 78 人で、緊急事態宣言解除後の過去最多を上回った。 神奈川県と埼玉県は繁華街のある一部の自治体で、酒類を提供する飲食店、カラオケ店に対し、営業時間の短縮(午後 10 時まで)の期間を延長するよう要請した。 さいたま市大宮区、埼玉県川口市、同県越谷市の事業者に対しては 17 日までとしていた当初の期間を 10 日間延長、横浜市と川崎市の事業者には来年 1 月 11 日まで求める。 (asahi = 12-15-20) 東京で新たに 460 人感染、火曜で最多 重症者は 78 人 東京都は 15 日、新型コロナウイルスの感染者を新たに 460 人確認したと発表した。 今月 1 日の 372 人を超えて、火曜日としては過去最多となった。 また、「人工呼吸器か体外式膜型人工肺 (ECMO) を使用」とする都基準の重症者数は前日より 5 人多い 78 人で、緊急事態宣言解除後の過去最多を更新した。 重症患者用の確保病床をめぐっては、都が 10 日、150 床から 200 床に引き上げたと発表したが、重症患者の増加傾向が続く。入院患者数も 14 日時点で 2,049 人で、比較可能な記録が残る 5 月 12 日以降では初の 2 千人台となり、過去最多を更新している。 (asahi = 12-15-20) 東京都、コロナ新規感染 305 人 重症者は 73 人 東京都は 14 日、新型コロナウイルスの感染者が新たに 305 人確認されたと発表した。 都内の感染者は累計 4 万 7,530 人となった。 重症者は 3 人増えて 73 人となり、緊急事態宣言解除後の最多を更新した。 年代別では 20 代が 85 人で最も多く、30 代と 40 代がともに 55 人で続いた。 重症化リスクの高い 65 歳以上の高齢者は 30 人だった。 (nikkei = 12-14-20) 首相「医師、看護師の処遇倍増」 医療研究センターを視察 菅義偉首相は 14 日、都内の国立国際医療研究センターを視察した。 新型コロナウイルスへの対応にあたる医療機関の状況について説明を受けた。 現場の負担増に関し「医師や看護師、派遣された方々への処遇は倍増したい」と述べた。 視察後、記者団に語った。 (nikkei = 12-14-20) 東京都、新型コロナ 新たに 480 人感染確認 日曜日としては最多 東京都は、13 日午後 3 時時点の速報値で都内で新たに 480 人が新型コロナウイルスに感染していることを確認したと発表し、日曜日の人数としてはこれまでで最も多くなりました。 また、都の基準で集計した 13 日時点の重症の患者は 70 人で、ことし 5 月に緊急事態宣言が解除されたあとでは、先月 30 日と並んで最も多くなりました。 都によりますと、感染が確認されたのは 10 歳未満から 90 代までの男女合わせて 480 人です。 年代別では、10 歳未満が 12 人、10 代が 34 人、20 代が 121 人、30 代が 88 人、40 代が 73 人、50 代が 63 人、60 代が 35 人、70 代が 25 人、80 代が 26 人、90 代が 3 人です。 1 日の感染の確認が 400 人を超えるのは 5 日連続で、日曜日の発表人数としては、先月 29 日の 418人 を上回って、これまでで最も多くなりました。 これで都内で感染が確認されたのは、合わせて 4 万 7,225 人になりました。 一方、都の基準で集計した 13 日時点の重症の患者は 70 人で、ことし 5 月に緊急事態宣言が解除されたあとでは、先月 30 日と並んで最も多くなりました。 (NHK = 12-13-20) 広島市、危機感あらわ 「全国で群を抜く状況」 … 東京を上回るレベルで感染拡大 広島市は 12 日、新型コロナウイルスの感染者 78 人を確認したと発表した。 1 日では過去最多となり、市内は東京都を上回るレベルで感染拡大している。 市は「感染が連鎖、加速している。 全国で群を抜く状況だ。」と危機感をあらわにした。 県と呉、福山両市と合わせ、県内では 2 日連続で 3 桁台の計 104 人が判明し、延べ 1,540 人となった。 広島市では、人口 10 万人あたりの感染者数が 11 日発表分で 5.6 人、12 日発表分では 6.5 人だった。 東京都の 11 日分の 4.3 人と比べて 1.3 - 1.5 倍の急拡大で、市は感染防止の徹底を強く呼びかけた。 市内 2 か所でクラスター(感染集団)も発生。 接待を伴う飲食店で従業員 9 人、市内の事業所が飲食店個室で開いた会食でも 8 人が感染したという。 記者会見で市の阪谷幸春・保健医療担当局長は「調査の結果、冬場の寒さで職場や施設での換気が不十分になっている。 換気と加湿を心がけて。」と訴えた。 一方、福山市は 4 人で、うち 3 人は院内感染が確認された寺岡記念病院(福山市新市町)の職員。 同病院のクラスターは計 18 人となった。 県の発表分は、東広島、尾道、府中各市と坂、熊野、海田、府中各町の計 15 人だった。 また、東広島市内の県警関連の職場で 5 人の感染が確認されたとして、クラスターと認定した。 相次いで感染者が出ている交通機動隊東広島分駐隊とみられる。 呉市では 7 人が判明した。 これらとは別に、広島市教委は 12 日、同市中区の市立小に通う 10 歳代の児童 1 人の感染を公表。 県警も、広島中央署地域課に所属する 50 歳代の署員が感染したと明らかにした。 (yomiuri = 12-13-20) 全国で新たに 3,024 人がコロナ感染 初の 3 千人台 新型コロナウイルスの国内感染者は 12 日、午後 6 時 15 分現在で新たに 3,024 人が確認され、10 日の 2,971 人を上回って過去最多を更新した。 都道府県別では東京都 621 人、大阪府 429 人、愛知県 206 人、北海道 189 人だった。 これまで最多だった 10 日より 19 人多かった東京都では、「人工呼吸器か体外式膜型人工肺 (ECMO) を使用」とする都基準の重症者は 68 人で、前日より 1 人増えた。 新たな感染者 621 人を年代別にみると、20 代が 181 人で最も多く、30 代 119 人、40 代 89 人、50 代が 80 人だった。 65 歳以上の高齢者は 77 人だった。 ☆ 厚生労働省は国内で新型コロナウイルスに感染した重症患者が、11 日時点で 578 人に達したと発表した。 これまで最も多かった 8 日時点の 555 人を上回り、過去最多になった。 (asahi = 12-12-20) 東京の新型コロナ、2 番目に多い 595 人感染確認 65 歳超は最多 107 人 東京都は、11 日午後 3 時時点の速報値で、これまでで 2 番目に多い 595 人が都内で新たに新型コロナウイルスに感染していることを確認したと発表しました。 このうち、65 歳以上の高齢者は 107 人でこれまでで最も多くなりました。 都によりますと、感染が確認されたのは 10 歳未満から 90 代までの男女合わせて 595 人です。 1 日の感染の確認は、過去最多となった 10 日の 602 人に次いで、2 番目に多くなりました。 年代別では、10 歳未満が 18 人、10 代が 26 人、20 代が 159 人、30 代が 105 人、40 代が 91 人、50 代が 70 人、60 代が 43 人、70 代が 41 人、80 代が 28 人、90 代が 14 人です。 65 歳以上の高齢者は 107 人でこれまでで最も多くなりました。 これで都内で感染が確認されたのは合わせて 4 万 6,124 人になりました。 一方、都の基準で集計した 11 日時点の重症の患者は、10 日より 8 人増えて 67 人でした。 小池都知事 「医師会と連携 協力呼びかけ」 東京都の小池知事は記者会見で「都には現在、およそ 3,200 の診療・検査医療機関があり、東京都医師会と連携しながら協力を呼びかけている」と述べました。 そのうえで「協力いただける医療機関の診療予定の日時などはホームページから登録していただくような形になっていて、医療機関の登録状況を日々、把握していきたい。 東京都医師会と登録状況を共有しながら、必要に応じて連携してさらなる登録を呼びかける。」と説明しました。 また、小池知事は「医療機関も当然、年末年始は休みたいと思っているなかで協力をお願いすることになる。 そうしたなかで感染拡大の防止に皆さんの協力と心遣いをお願い申し上げる。」と呼びかけました。 (NHK = 12-11-20) 大阪市、新規コロナ病床へ協力金 1 床あたり 1,000 万円 大阪市の松井一郎市長は 11 日、新型コロナウイルスの感染拡大で医療体制が逼迫していることを受け、市内の医療機関が新たにコロナ患者用の病床を増やした場合、1 床あたり 1 千万円の協力金を支給すると明らかにした。 大阪府内全体の感染者のうち、市内は約半数を占めるが、市内のコロナ病床はこれまで全体の 3 割程度にとどまっていた。 松井氏は 11 日、記者団の取材に応じ、「なんとか 100 床程度増やしたい」と述べた。 協力金の対象となるのは、4 - 31 日までに新たにコロナ病床を増やした医療機関や、新たにコロナ患者を受け入れ始めた医療機関。 2021 年 3 月末まで継続的に運用することを条件に 1 床あたり 1 千万円を市が支給する。 支給時期は 3 月末を予定している。 府内のコロナ病床は計約 1,300 床ほどで、市によるとこのうち市内の病床は 405 床と、約 3 割にとどまっていた。 (nikkei = 12-11-20) 市立船橋高のバスケ部でクラスター 部員の 9 割超が感染 千葉県内で 10 日、1 日あたり最多となる 152 人が新型コロナウイルスに感染したことを確認した。 市立船橋高校では 46 人が感染するクラスター(感染者集団)が発生。 再陽性を含む感染者は計 7,851 人となった。 最多の感染者発生を受けて、森田健作知事は「対策をして自分も大切な人の命も守ろう」と呼びかけた。 船橋市は、市立船橋高校(同市市場 4 丁目)の男子バスケットボール部でクラスターが発生したと発表した。 感染が確認されたのは同部の顧問を含む教職員 6 人と、部員 39 人のうち 36 人、部員以外の生徒 4 人の計 46 人。 全員が軽症か無症状という。 今後は濃厚接触者についての調査を進める。 同高によると、同部は文部科学省のマニュアルに応じて、マスクをつけずに練習していた。 更衣室などでマスクをつけずに会話していたことがあったといい、市保健所は休憩時間などに感染が広まったとみている。 複数の高校と練習試合もしていた。 5 日に教員の感染が判明した後、8 日に学級閉鎖し、9 日から臨時休校にしている。 同高はスポーツの強豪として知られる。 男子バスケ部は昨年の全国高校選手権(ウインターカップ) 16 強で、今年も 23 日開幕の同大会に出場を決めていた。 サッカー部も 31 日開幕の全国大会に 2 年連続の出場を決めている。 臨時休校を受けて、体操部は 11 日に出場する予定だった全日本選手権を辞退した。 これらの全国大会出場や部活動について、都丸輝信校長は「臨時休校が終わってから、対応を考えたい」と話した。 (大嶋辰男) ☆ 県などによると、クラスターが発生していた 3 カ所で新たな感染者が相次いだ。 我孫子市の障害者福祉施設「東葛中部地区総合開発事務組合立みどり園」で 3 人増え計 12 人に、市川市の「竹中製作所本社市川工場」で 4 人増え計 9 人になった。 柏市立柏病院では患者 1 人の感染が判明し、計 28 人となった。 松戸市では、40 代男性が療養後に再陽性と判定。 コロナ患者を受け入れている病院に務める 20 代男性の看護師が感染した。 船橋市では 40 代女性市職員が感染。 女性は介護保険課で 8 日まで出勤し、介護保険を申し込む人の調査をしていた。 柏市では陽性と発表された 40 代男性が「偽陽性」だったとして発生を取り下げられた。 感染者の増加で懸念されるのが病床や医療従事者の不足だ。 県は先月、4 段階の病床確保計画を県全域で「フェーズ 3(確保病床数 756 床)」に引き上げた。 森田健作知事は 10 日、報道陣に対し、最高となるフェーズ 4 について「地域的に移行するにしても、一般の医療が大幅に抑制され、県民に大変な迷惑、負担を強いる。 フェーズ 4 にもっていかないように努力したい。」と述べた。 病床稼働率は一時、5 割を超えたが、9 日現在 42.2%。 渡辺真俊・保健医療担当部長は、感染者の多くはホテルや自宅の療養で、病床の圧迫は大きくないとみる。 感染者は直近 2、3 週間、少人数の会食を求めるなどした効果もあり「なんとかフェーズ 3 で耐えられている。」 ただ「東京往来以外の要因が県内で広がっている印象もあり、(飲食店の利用などの)社会的要請を守ってもらいたい」と話している。 (今泉奏、上田雅文、asahi = 12-11-20) |
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