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世界のコロナ死者、600 万人に 米国が最多 感染者は総人口の 5% 新型コロナウイルスによる世界の死者が日本時間の 7 日、600 万人を超えた。 米ジョンズ・ホプキンス大の集計で明らかになった。 死者数が 100 万人を超えた 2020 年 9 月以降は、約 3 - 4 カ月ごとに 100 万人ずつ増えるペースが続いている。 昨年 11 月に 500 万人を超え、約 4 カ月で 600 万人に達した。 国別でみると、米国が最多で約 96 万人。ブラジル約 65 万人、インド約 52 万人、ロシア約 35 万人、メキシコ約 32 万人と続き、日本は約 2 万 5 千人。 一方、世界の感染者数は 8 日午前 8 時時点で 4 億 4,735 万人。 世界の 5% 以上の人が感染した計算になる。 世界保健機関 (WHO) は、ワクチンの接種を呼びかけている。 ロイター通信などによると、WHO は、ロシアのウクライナ軍事侵攻によるアフリカへのワクチン供給の影響はほとんどないとしている。 ロシア産のワクチンが占める割合はわずかであるためだという。 (asahi = 3-8-22) 韓国で新型コロナ感染者が過去最多の 20 万人突破 検査の 4 割が陽性 韓国疾病管理庁は 2 日、同日午前 0 時までの新型コロナウイルスの 1 日あたり新規感染者が 21 万 9,241 人だったと発表した。 20 万人を超えるのは初めて。 前日から 8 万人強増えた。 週明けに検査が増えたのに合わせて、感染者も急増したようだ。 感染力の強いオミクロン株の感染が大半で、1 日あたりの感染者数は 2 月 18 日に 10 万人を記録して以来、わずか 12 日で倍増した。 韓国では今月 9 日に大統領選の投票日を控えており、集会などを通してさらに感染が広がるリスクも指摘される。 PCR 検査を受けた人のうち、4 割が陽性になっているという。 同庁は投票日までに、1 日あたりの感染者が 23 万人以上になると見込んでいた。 韓国メディアによると、12 日には 35 万人に達すると予測する研究機関もある。 同庁によると、全国の病床稼働率は 5 割近くで、感染者の急増により、重症患者も増加傾向にある。 韓国政府は大量の PCR 検査で感染者の早期発見・隔離を徹底し、人口当たりの感染者数が他国と比べて抑えられたことを「K 防疫」と自ら評価してきた。 ただ、1 月末から 2 月初めの旧正月の連休で人の移動が増加し、感染者も急増。 ワクチンの 3 回目接種をした人が 6 割を超えるが、感染が広がり続けている。 一方で、韓国政府は日常生活に徐々に戻していく方針だ。 1 日からは、飲食店に入店する際に義務づけていたワクチン接種証明の提示を解除した。 (ソウル = 鈴木拓也、asahi = 3-2-22) ◇ ◇ ◇ 韓国の新規感染者 17 万 16 人 世界最悪の感染状況に 最近の新型コロナの感染状況を世界で比較したところ、韓国が「世界最悪」の状況にあることがわかりました。 24 日発表の韓国の新規感染者は 17 万 16 人で、過去最多の前日に続き 17 万人を超えました。 また、22 日の 1 日の感染者数を世界で比較したところ、実数ではドイツに次いで世界 2 番目で、同一人口あたりで比較すると人口 1,000 万人以上の国の中で最も多く、世界最悪の感染状況にあることが分かりました。 韓国政府も来月には 1 日の感染者が 27 万人に達する恐れがあると警告しているものの、9 日の大統領選挙に向け連日国中で演説や集会などが行われていて、感染拡大の一因になっています。 (テレ朝 = 2-24-22) ◇ ◇ ◇ 新型コロナ 韓国で新規感染者 17 万人 流行のピークは 3 月半ばか 新型コロナウイルスの感染拡大に歯止めがかからない韓国で、1 日の新規感染者が 17 万人を突破した。 韓国で 22 日に確認された新型コロナの新規感染者数は 17 万 1,452 人で、これまで最も多かった 2 月 18 日よりも、およそ 6 万人増え、過去最多となった。 専門機関の予測では、3 月半ばに流行のピークを迎え、1 日の感染者数は最大で 27 万人に達するとしている。 感染の拡大にともない、自宅療養者も 52 万 1,294 人にのぼり、前の週のほぼ倍に急増している。 韓国では自宅療養をめぐり、家庭内感染が増加傾向にあるほか、2 月 18 日には生後 7 カ月の赤ちゃんが病院をたらい回しにされて死亡するケースも発生するなど、懸念が高まっている。 (FNN = 2-23-22) ◇ ◇ ◇ 韓国の新規感染者が 9 万人超に 過去最多を連日更新、旧正月が影響か 韓国疾病管理庁は 16 日、同日午前 0 時までの新型コロナウイルスの 1 日あたり新規感染者が 9 万 443 人だったと発表した。 連日急増し、過去最多を更新している。 感染力の強いオミクロン株の感染が約 97% を占め、同庁は今月末に 1 日あたりの感染者が「13 万 - 17 万人の水準まで増える可能性がある」と予測する。 韓国と日本の人口を比較して単純に計算すれば、現在の韓国の感染者数は日本の 20 万人超にあたる。 韓国では新型コロナワクチンの 3 回目接種をした人の割合が 58% となっているが、感染の勢いは止まっていない。 感染者が急増した背景には、1 月末から 2 月初旬にあった旧正月の連休で人の移動が増えたことが影響しているようだ。 保健当局は、オミクロン株がこれまでの新型コロナウイルスより重症化しにくいとみて、経済への負担を減らすため、外食の人数や時間の制限を緩めることも検討する。 こうしたことから人々の移動も減っていない。 韓国では 3 月 9 日に大統領選があるため、集会などを通してさらに感染が広がるリスクも指摘される。 保健当局はオミクロン株の増加を受け、既に大量の PCR 検査と感染者の早期発見・隔離を柱としてきた防疫体制を転換。 医療体制の負担軽減をさらに図るため、10 日からは抗原検査の簡易キットなどで陽性反応が出ても、60 歳未満で無症状や軽症の場合は医療機関を受診せず、自宅療養しながら自身の健康状態を 1 週間、保健所に自主的に報告する運用に切り替えた。 (ソウル = 神谷毅、asahi = 2-16-22) ◇ ◇ ◇ 韓国の新規コロナ感染者が連日過去最多 4 日連続で 5 万人超 【ソウル】 韓国の中央防疫対策本部は 13 日、この日午前 0 時現在の国内の新型コロナウイルス感染者数は前日午前 0 時の時点から 5 万 6,431 人増え、累計 135 万 630 人になったと発表した。 1 日当たりの新規感染者は 10 日から 4 日連続で 5 万人台を記録している。 この日は検査件数の減る週末にもかからず、これまで最多だった前日を上回り、連日の過去最多更新となった。 この日の新規感染者数は 1 週間前の 6 日(3 万 8,688 人)の約 1.5 倍、2 週間前の 1 月 30 日(1 万 7,526 人)の約 3.2 倍に上った。 感染力の強い変異株「オミクロン株」が感染の主流となっており、新規感染者数の増加傾向はこの先もしばらく続くと予想される。 防疫当局は、今月末にも国内の 1 日当たりの新規感染者数が 13 万人から 17 万人程度になる可能性もあるとみている。 また、国家数理科学研究所は 1 日の感染者数が 3 月初めには最大 36 万人に達するとの見通しを示している。 新たに確認された市中感染者は 5 万 6,297 人で、地域別には首都圏の京畿道が 1 万 7,065 人、ソウル市が 1 万 1,777 人、仁川市が 4,469 人だった。 首都圏以外の地域は計 2 万 2,986 人。 重篤・重症患者数は 13 日午前 0 時現在で 288 人と前日より 13 人増え、16 日連続で 200 人台を維持した。 死者は 36 人増え、計 7,081 人となった。 (韓国・聯合ニュース = 2-13-22) 英、コロナの法的規制を解除 自主隔離の義務もなし、「共生」へかじ 英政府は 21 日、新型コロナウイルスの感染防止策として国内で導入してきた全ての法的規制をイングランドで 24 日に解除すると発表した。 感染者に求めていた自主隔離も法的な義務ではなくなる。 英国は新型コロナをインフルエンザなどの感染症と同じように扱い、「日常」に近づける共生路線を歩むことになる。 政府は、ワクチン接種が進み、治療薬も開発されたことなどから「英国は新型コロナと共生する方法を学び、政府の規制を終わらせることのできる最も有利な立場にある」と強調した。 現在、検査で陽性になった人は少なくとも 5 日間の自主隔離が義務づけられているが、今月 24 日以降は義務ではなくなり、同じ期間の隔離を推奨される。 自分や子が陽性となって仕事を休んだ低所得者への 500 ポンド(約 7 万 8 千円)の生活支援金もなくなる。 また、無料だったコロナ検査は 3 月末で終わる。 無料検査をやめることへの懸念は強いが、ジョンソン首相は「検査に先月だけで 20 億ポンド(3,120 億円)かかった」と財政負担の大きさを挙げて理解を求めた。 ジョンソン氏は同日の会見で「ウイルスがなくなるわけではないので勝利宣言できる日ではない。 しかし過去 2 年間の全ての努力がついに実り、私たちは自由を完全に取り戻しながら、自らを(ウイルスから)守ることが可能になった日だ」と述べた。 英国では、1 日当たりの感染者数が 1 月 4 日に過去最多の 21 万人超を記録したが、最近は 3 万 - 5 万人台に下がった。 ただ、入院患者数は減少しているとはいえ、最近も 1 日 1 千人以上で、医療団体からは「政府方針は新型コロナの被害を受けるリスクが最も高い人を保護せず、社会で最も弱い立場の人をないがしろにしている」などの批判が出ている。 死者も過去 1 週間で計 1 千人となっている。 (ロンドン = 金成隆一、asahi = 2-22-22) ニュージーランド、ブースターを加速へ 接種間隔を 3 カ月に短縮 ニュージーランドのアーダーン首相は 2 日の記者会見で、新型コロナウイルスワクチンの 3 回目接種について、2 回目からの間隔を 3 カ月にすると発表した。 18 歳以上が対象。 オミクロン株の流行が拡大する前に、ブースター接種を行き届かせる狙いだ。 3 回目接種までの間隔は、英国が昨年からすでに最短 3 カ月に短縮。 オーストラリアでも 3 カ月とする案が出ている。 ニュージーランドが 3 カ月間隔での接種に使うのは、米ファイザー製のワクチン。 「対象となる人は、できる限り早くブースター接種を受けてほしい。」 アーダーン首相は 2 日の会見でそう強調した。 「理由は明白だ。 オミクロンでは比較的穏やかな症状しか出ない人が多いものの、中には非常に重い症状になる人もいるし、保健態勢が簡単に手いっぱいになってしまう。」と語った。 人口約 500 万人のニュージーランドでは、12 歳以上の 94% が 2 回のワクチン接種を完了済みだ。 12 月下旬には、それまで 6 カ月だった 2 回目接種からの間隔を 4 カ月に短縮。 そして今回、さらに 1 カ月縮めることにした。 政府の念頭にあるのは、オミクロン株の本格的な流行への備えだ。 昨年 12 月中旬にオミクロン株を確認し、1 月には市中でも広がりはじめた。 2 月 1 日時点では過去最高に近い 1 日 200 件程度の新規感染が出ており、オミクロン株が多くを占めるとみられている。 政府は 1 月下旬に集会の人数制限などの規制を強化し、アーダーン首相も自身の結婚式を取りやめた。 隣国の豪州が急激な感染拡大に見舞われただけに、警戒感は高い。 会見に同席した政府のワクチン技術アドバイザリーグループのイアン・タウン議長は「当初は 6 カ月間隔だったが、接種から 2 - 3 カ月たつと抗体レベルが下がり始める」と説明。 早めのブースター接種により「私たちが大規模な市中感染に直面する前に、抗体レベルやその他の免疫による防護をピーク時並みに戻すことができるだろう」と語った。 一方で短縮によるマイナスの効果があるとは「考えていない」と強調。 「(接種間隔の短縮による)副作用については、変化は見られていない」と述べた。 (シンガポール = 西村宏治、asahi = 2-2-22) トンガで 5 人がコロナ感染 入国者以外では初めて、ロックダウン実施 南太平洋のトンガで 1 日から 2 日にかけ、新型コロナウイルスの感染者が計 5 人確認されたと地元メディアが報じた。 外国からの入国者以外の感染は初めてだという。 トンガ政府は 2 日午後から、外出などを制限するロックダウンに踏み切った。 報道によると、感染したのは港湾労働者 2 人とその家族 3 人。 外出制限が長引けば、1 月 15 日に起きた海底火山の噴火の復旧や支援が滞るおそれがある。 トンガは感染を防ぐため、2020 年 3 月に緊急事態を宣言。 原則として外国人の入国を認めない厳しい規制を敷いてきた。 これまでの感染者は昨年 10 月に外国から帰ってきた 1 人のみだった。 その際も政府は首都のあるトンガタプ島で 1 週間のロックダウンを実施した。 噴火以降、トンガの港湾や空港には豪州やニュージーランド、日本、中国、英国などの支援物資が届いている。 各国は物資を下ろしてすぐに撤収するなど感染防止策を講じてきた。 ただ、物資を運ぶ豪州の艦船では乗組員の感染が発覚。 豪軍幹部は 2 日、豪メディアの取材に「感染が分かった(港湾)労働者は、我々が荷下ろしした場所とは別の場所で働いていた。 (豪軍と)何かつながりがあったとは思わない。」と語った。 支援と感染との関係は不明で、トンガ政府が感染経路を調べている。 突然の外出制限の発表を受け、現地では「パニック買い」も見られた。 首都ヌクアロファの水産会社で働くエンジニアのティモシー・カミングさん (50) によると、外出制限がかかる直前の 2 日夕には街の食料品店に客が殺到。 入店を規制したり、窓越しに商品を渡したりする店もあった。 カミングさんは「コロナがいずれ入ってくることは分かっていたから、驚きはない。 ロックダウンで思うように復旧作業が進まないことにいら立っている。 噴火の次はコロナ。つらいけど泣いてばかりはいられない。」と話した。 (シンガポール = 西村宏治、ジャカルタ = 半田尚子、asahi = 2-2-22) 世界の感染者、4 週連続過去最多 拡大止まらず、死者数 5 万人近く 【ジュネーブ】 世界保健機関 (WHO) の新型コロナウイルス感染者の速報値で、世界全体で 17 日からの 1 週間の感染者数が 2,136 万人となり、過去最多を 4 週連続で更新したことが 24 日、分かった。 増加率は鈍化傾向にあるものの、世界全体で見ると新変異株のオミクロン株による爆発的な流行拡大が依然として続いていることが示された。 オミクロン株は重症化率が低いとされているが、週間死者数も 3 週連続で増加が続き、5 万人近くに上っている。 感染の急拡大は重症者の増加、さらに、それに伴う医療機関の逼迫から死者数増につながるとして、WHO は感染拡大防止策の徹底継続を呼び掛けている。 (kyodo = 1-25-22) 登校ボイコット、教員はスト コロナ不安で混乱 欧米の学校現場 新型コロナウイルスのオミクロン株が猛威を振るう欧米で、学校現場が混乱している。 感染者増による学級閉鎖や休校だけでなく、感染の不安から生徒が学校をボイコットする動きも。 フランスでは教員によるストライキまで起きている。 「授業計画立てられない」嘆く仏の教員 パリの公立小の女性教員 (27) は 4 日朝、男子児童がコロナに感染して欠席すると連絡を受けた。 9 時半ごろだった。 女性は授業を中断し、残りの 26 人の児童の親への電話にとりかかった。 校長と手分けし「今すぐ迎えに来て下さい」と携帯電話で伝えた。 フランス政府が定めた規則では、クラスに感染者が出たら、学級全員がただちに薬局などで抗原検査を受けると定めていた。 それで陰性なら教室に戻れる決まりだ。 すぐに休校にせず、「学校はなるべく開け続ける」という政府方針に沿ったルールだった。 だが、女性が電話をかけ始めると、職場に着いたばかりの親もいれば、連絡がつかない親もいた。 その日、女性の携帯は親からの折り返し着信音が何度も鳴り響いた。 「とても授業どころではなかった。」 結局、迎えに来られた親は 20 人ほど。都合がつかない親もいて、4、5 人は検査を受けられないまま教室で過ごした。 この日に別の児童の感染も判明したが、翌日も授業は続いた。 政府のマニュアルは、感染者が出た 2 日後と 4 日後にも、学級全員が自宅で検査することを求めていた。 ただ、全土で感染が急拡大し、薬局では検査キット不足に。 「検査できないから休ませる」と連絡する親もいた。 女性は「こんな調子では授業計画が立てられない」と嘆く。 急に呼び出される親にも不満が広がった。 各地で学級閉鎖や休校が相次ぎ、13 日には全土で教員がストライキに踏み切った。 政府はマニュアルの変更に追い込まれ、日中に親は呼び出さず、帰宅後の自宅検査で代用させることにした。 教員によるストとデモは 20 日にも行われ、カステックス首相は同日、「マニュアルが変わり、親や教員に困難をもたらした」と釈明した。 マニュアルを担った教育相がひそかに新学期の前日まで地中海のリゾート地イビサ島(スペイン)で過ごしていたことがメディアに暴かれ、野党が辞任を求める騒ぎに発展している。 ただ、基準を緩めれば、感染が学校で広がりやすくなるリスクも生む。 教員の労組は、教室に感染者が出たら学級閉鎖、とシンプルな運用にするよう求めている。 NY の生徒、オンライン授業もとめボイコット 1 日 80 万人近い新規感染者が出ている米国では、対面授業への懸念が広がった。 ニューヨーク (NY) 市では 11 日、市内屈指の有名校として知られるブルックリン工業高の生徒らが、かばんを持って建物の外へ出ていく動画がツイッターで拡散された。 同校は約 6 千人が通うマンモス校。 地元メディアによると、オミクロン株が広がる中、オンライン授業を求めた生徒らがボイコットしたという。 人口 880 万人の NY 市では、昨年 12 月 2 日に初めてオミクロン株が確認された。 年末年始に 1 日の感染確認者が 4 万人以上に上り、検査数に占める陽性の割合が 35% ほどになった。 NY 市の公立校の出席率は現在、75% 程度。 市内の新規感染者は減少に転じたが、市は児童・生徒が検査で陽性になった際に、オンライン授業を提供するかを検討中だ。 ただ、アダムス市長は「子どもにとって最も安全なのは学校の建物だ」ともくり返す。 オンライン授業になれば、在宅勤務ができない保護者が働けなくなるデメリットがあるためだ。 とりわけ格差の激しい NY 市では、貧困層への負担が大きい上、経済活動の停滞にもつながりかねない。 一方、米国で 3 番目に人口が多い都市のシカゴでは、市と教職員組合が授業のあり方をめぐって対立。 組合側が感染対策に不満を唱え、1 週間近く対面式の授業が行われなかった。 ファウチ大統領首席医療顧問は今月 2 日、ABC TV に「子どもたちを物理的に学校に行かせなければ、本当に深刻な影響があることは明白だ」と語った。 ワクチン接種やマスクの着用によって「十分安全に」学校に通えると述べている。 (パリ = 疋田多揚、ニューヨーク = 藤原学思、asahi = 1-23-22) 1 週間の世界の感染者 1,515 万人 前週比 5 割増で最多 WHO 世界保健機関 (WHO) は 11 日、9 日までの 1 週間に確認された世界の新型コロナウイルスの新規感染者数が、これまで最多だった前の週より 55% 増え、約 1,515 万人になったと発表した。 感染力が強いとされるオミクロン株の影響とみられる。 世界の 6 地域別にみると、ロシアや中央アジアを含む「欧州」が最も多い約 715 万人、北米と南米を合わせた「アメリカ」が約 612 万人で、両地域で全体の 87% を占めた。 前週からの伸び率は、インドやインドネシアなどの「南東アジア」が 418% 増だった。 国別では、米国の約 461 万人が最多で、フランス約 160 万人、英国約 122 万人、イタリア約 101 万人、インド約 64 万人と続いた。 地域別で 1 週間の新規感染者数が最も多い地域を管轄する WHO 欧州地域事務局のクルーゲ事務局長は 11 日の会見で、「オミクロン株は西欧で主流となり、いまやバルカン諸国でも広がっている」と述べ、「今後 6 - 8 週間で地域の人口の半数以上がオミクロン株に感染する恐れがある」とするワシントン大の保健指標・評価研究所の見通しを紹介し、注意を促した。 (ローマ = 大室一也、asahi = 1-12-22) 米でコロナ入院が過去最多、過去 3 週間で倍増 オミクロン流行で ロイターの集計によると、米国で 10 日、新型コロナウイルス感染による入院者が 13 万 2,646 人と、過去最多に達した。 オミクロン変異株の流行が広がる中、入院者は過去 3 週間で倍増している。 デラウェア、イリノイ、メーン、メリーランド、ミズーリ、オハイオ、ペンシルベニア、バーモント、バージニア、ウィスコンシンの各州やワシントン DC、プエルトリコなどで最近、過去最多の入院者が報告されている。 ロイターの集計では、7 日平均の 1 日当たりの新規感染者は過去 10 日間で倍増し、70 万 4,000 人に達した。 先週はワシントン DC の増加が目立ったほか、ロードアイランド、ニューヨーク、ニュージャージー、マサチューセッツ、バーモント各州も増加した。 1 日当たりの死者は平均 1,700 人と、最近の平均である 1,400 人から増加している。 (Reuters = 1-11-22) ◇ ◇ ◇ 米、一日の感染者 100 万人超 オミクロン感染拡大か それでも経済活動止めない オミクロン株への感染拡大が進むアメリカで、一日あたりの新規感染者数が 100 万人を突破し、世界を通じての過去最多を更新しました。 ジョンズ・ホプキンス大学の集計によりますと、3 日の新規感染者は 108 万 2,549 人となり、先月 30 日の 59 万人を超えて過去最多を更新しました。 アメリカでは、先月下旬からオミクロン株によるとみられる感染拡大が急速に進んでいます。 今月 1 日に就任したアダムズ・ニューヨーク市長は、「我々はコロナウイルスに適応しなければならない」として、経済活動の規制をしない考えを強調しています。 (テレ朝 = 1-5-22) ◇ ◇ ◇ 米でコロナ再拡大、オミクロンも 検査に大行列、公演中止も相次ぐ 米国で新型コロナウイルスの感染者数が再び急増している。 11 月下旬の感謝祭に伴う連休で人々の移動が活発になり、そこにオミクロン株の感染拡大が重なったとみられる。 影響は各所に広がっており、クリスマスを目前に控えて人出が増えるなか、さらなる感染拡大が懸念されている。 17 日、金曜日の米ニューヨーク (NY)・マンハッタン。 サンタ姿の男性がベルを鳴らし、木々は電飾で彩られている。 華やかな中心部の目抜き通りを 500 メートルほど歩くと、新型コロナ検査のためのテントが 11 張りあった。 そのすべてで行列ができている。 マーケティング会社勤務のサム・ションフェルトさん (23) は、1 時間以上待って検査を受けた。 特に症状はないが、知人がコロナに感染したという。 「陽性ならスーパーに買い物にも行けない。 ただただ怖い。」 NY 市では最近、検査を希望する人が増え続けている。 今月 6 日には 1 日当たり 10 万件を突破した。 市によると、「毎日、パンデミックが始まって以来最多となる検査をしている」という。 検査数に対する陽性の割合も高い。 11 月上中旬は 7 日間平均で 1% 台が続いていたが、今月 14 日に 5% を超え、さらに高まり続けている。 そんな中で 16 日には、市から検査態勢のさらなる強化が発表された。 また、市はマスク 100 万枚、家庭でできる検査キット 50 万個を配布するという。 感染拡大の影響は各所に出始めている。 2016 年にトニー賞 11 部門を受賞した「ハミルトン」は 17 日の公演を中止した。 ワクチン接種者の「ブレークスルー感染」が確認されたためという。 ブロードウェーの業界団体によると、15 日は 5 公演、16 日は 6 公演が中止された。 メトロポリタン歌劇場は来月 17 日から、スタッフや観客にワクチンのブースター接種を義務づける。 発表では「オミクロン株の拡大が予想され、より高いレベルの警戒をするため」と理由を説明した。 米プロフットボールリーグ (NFL) は 17 日、18 - 19 日に予定されていた 3 試合をそれぞれ 2 日間延期すると発表した。 NFL では選手や関係者の感染が相次ぎ、11 月末から今月 11 日までに計 108 人に陽性反応が出た。 北米プロアイスホッケーリーグ NHL も数試合の延期を発表している。 米ニューヨーク州にあるコーネル大学では 4 日間で約 1 千人の感染者が出て、オミクロン株が「非常に高い割合」だったという。 大学は期末試験をオンラインで実施することを決めた。 首都ワシントンのジョージ・ワシントン大も対面のイベントを中止し、今期の試験をオンラインで実施することにした。 米疾病対策センター (CDC) によると、米国内の 16 日の新規感染者数(過去 7 日間平均)は約 12 万人で、2 週間前に比べて約 25% 増えた。 今年 1 月には約 25 万人(同)となる日もあったが、春から初夏にかけて減少。 デルタ株が広まった 9 月に約 16 万と再燃したが、その後はいったん 10 万人を下回っていた。 米国内の 11 日時点でのオミクロン株の割合は約 3% だが、すでに少なくとも 39 州で感染者が確認されている。 CDC のワレンスキー所長は「デルタ株が最も広まっているが、オミクロン株は急速に増えていて、他の国と同様、数週間で最も多い変異株になるだろう」と語る。 一方で、今年のクリスマス休暇は多くの人出が予想されている。 全米自動車協会 (AAA) は 23 日から 1 月 2 日の間、米国で 1 億 900 万人以上が旅行すると予測。 昨年より 34% 増え、2019 年の 92% にのぼるという。 室内で集まる機会も増えるとみられ、ファウチ大統領首席医療顧問は「違う家族と一緒に集まるときは、事前に検査をして陰性であることを確かめてほしい」と呼びかけている。 (ニューヨーク = 藤原学思、ワシントン = 合田禄、asahi = 12-18-21) 世界の感染者、累計 3 億人超える オミクロン株の市中感染が急増 新型コロナウイルスの世界の感染者が、米ジョンズ・ホプキンス大の集計で累計 3 億人を超えた。 7 日午後 5 時時点で約 3 億 32 万人。 欧米などでオミクロン株の市中感染が急増し、日本でも感染拡大傾向が鮮明となっている。 感染者の累計は、昨年 1 月下旬に 1 億人となり、同 8 月初めに 2 億人を超えた。 今回は約 5 カ月で1億人増えている。 世界で猛威を振るうデルタ株に加えて、128 カ国・地域(昨年 12 月 29 日現在)で確認されているオミクロン株の影響で増加のペースが上がっている模様だ。 とりわけ米国の感染拡大が深刻で、感染者は約 5,849 万人にのぼる。 インド(約 3,523 万人)、ブラジル(約 2,233 万人)なども感染者増加が顕著だ。 世界的な感染拡大に、世界保健機関 (WHO) は警戒を強めている。 WHO は 6 日、今月 2 日までの 1 週間あたりの新規感染者数が 952 万人に達したと発表。 前週に比べて 71% 増えたといい、過去最多となった。 テドロス・アダノム事務局長は「押し寄せる感染数があまりに巨大で急速なため、世界中の医療体制を崩壊させている」と語った。 (asahi = 1-7-22) インド新規感染、10 万人超 都市部で新変異株流行 【ニューデリー】 インド政府は 7 日、新型コロナウイルスの 1 日当たりの新規感染者が 11 万 7,100 人になったと発表した。 10 万人超となったのは昨年 6 月以来。昨年 12 月末は 1 万人台にとどまっていた。 首都ニューデリーなど都市部で新変異株オミクロン株が広がっている。 地元メディアは、感染拡大が急速に進み、再び医療提供体制が逼迫する可能性があると指摘した。 インドは昨年春にデルタ株のため 1 日当たりの新規感染者数が 40 万人超に膨らみ、医療用酸素や病床の不足に苦しんだ。 (kyodo = 1-7-22) 新型コロナ、豪 NSW 州で初のオミクロン死者、米 NY 州新規感染拡大 新型コロナウイルス感染は世界で拡大し、ホリデーシーズンに影を落としている。 中国では 1 日当たりの新規国内感染症例が 162 件と、1 月以来最多となった。 同国は 26 日から陝西省・西安の街路などで消毒薬の散布を開始した。 なお感染者ゼロを目指す同国政府にとって、同市での感染拡大が最大の課題の一つになっている。 シンガポールは来年 2 月 1 日から新型コロナワクチン接種を長期滞在ビザや就労ビザ、永住権の申請・更新の条件にする。 米国のオミクロン株への新規感染者数はデルタ株感染のピーク時を上回っていると CNN が報じた。 航空各社は 1 年で最も多忙な期間の一つであるクリスマスの週末に、米国で 2,800 便を超えるフライトを欠航とした。 オミクロン株の感染拡大で乗務員などの人繰りに影響が出た。 オーストラリアの人口最大の州、ニューサウスウェールズ (NSW) 州ではオミクロン株に関連した死者が 27 日に初めて報告された。 死亡したのは基礎疾患を持っていた 80 代の男性でワクチンを 2 回接種済みだった。 また同州とビクトリア州では合わせて新規感染者 8,300 人余りが報告された。 米ニューヨーク (NY) 州の新型コロナ新規感染者は 24 日に過去最多に増加した。 オミクロン株の感染が世界的に拡大し続ける中、同州のホークル知事のオフィスは 24 日の新規感染者が 4 万 9,708 人だったと発表。 25 日は 3 万 6,454 人。 南アフリカ共和国の新型コロナ感染症による入院者数は 26 日、9,114 人に増加した。 検査陽性率は前日の 25.7% から 27.2% に上昇した。 米国立アレルギー感染症研究所 (NIAID) のファウチ所長は 26 日、オミクロン変異株に対する警戒を緩めるべきではないと警鐘を鳴らした。 症状が比較的軽いとの報告はあるものの、感染件数が多いことから患者が大量に押し寄せて医療システムを圧迫する恐れがあるとしている。 新型コロナウイルスは気道から心臓、脳などほぼ全身の器官に数日以内に広がり、数カ月にわたって体内に残る恐れがあることが、米国立衛生研究所 (NIH) の調査で明らかになった。 ジョンズ・ホプキンズ大学とブルームバーグの集計データによると、世界の新型コロナ感染者数は 2 億 7,994 万人、死者数は 539 万人をそれぞれ上回った。 ブルームバーグのワクチントラッカーによれば、世界のワクチン接種は計 89 億 5,000 万回を超えた。 (Bloomberg = 12-27-21) 英・仏・伊・加で感染最多 独でオミクロン初死者 【ロンドン = 板東和正】 世界各地で変異株「オミクロン株」が猛威を振るう中、英国とフランス、イタリア、カナダで 23 日、新型コロナウイルスの新規感染者が過去最多を更新した。 ドイツではオミクロン株による死者が初めて確認された。 英政府は 23 日、新規感染者数が 11 万 9,789 人で、2 日連続で 10 万人を超えたと発表。 オミクロン株感染も 1 万 6,817 人で最多。 英 BBC 放送によると、英南部イングランドでは 19 日時点で、新型コロナの感染などで欠勤する公的医療機関の職員が前週から 54% 増加。 医療機関の機能不全の恐れも指摘されている。 フランスの保健当局は 23 日、新規感染者が 9 万 1,608 人、イタリア政府も 4 万 4,595 人に上ったと発表した。 ドイツ衛生当局はオミクロン株に感染した 1 人が死亡したと発表。 同国では今後数週間で、同株による感染が主流になる可能性がある。 一方、英保健当局は 23 日、オミクロン株に感染した際に入院するリスクがデルタ株に比べ 50 - 70% 低いとする調査結果を公表した。 ただ、初期的な分析で不確実性が高いとも説明した。 (sankei = 12-24-21) 南アフリカと英国で最多の新規感染者 オミクロン株拡大 新型コロナウイルスのオミクロン株を最初に報告した南アフリカと、同株の感染拡大が続く英国で 15 日、新型コロナの 1 日あたりの新規感染者が最多となった。 南アは 2 万 6,976 人で陽性率も 32.2% と高く、英国でも 7 万 8,610 人を記録した。 両国とも、ワクチンの新規接種や追加接種(ブースター)を国民に呼びかけている。 すでにほとんどの感染がオミクロン株に置き換わったとみられる南アの保健当局は 16 日、現在の感染急増の勢いは過去の例よりも速いものの、入院率や死者が比較的少ないと指摘。 パーツァ保健相は、多くの人が帰省するクリスマス休暇を前に「家族や友人を守るために、すべての旅行者にワクチン接種を呼びかける」とした。 ロンドンでも新規感染に占める割合は 13 日発表で 44% だったが、15 日に 6 割に達した。 英国のウィッティー首席医学顧問は 15 日の記者会見で新規感染者数について、「これから数週間は記録が何度も更新されると現実的に考えねばならない」と危機感をあらわにした。 英国では、既存のデルタ株と新たなオミクロン株の「二つの流行」が重なっており、「デルタ株の流行はほぼ横ばい。 その上でオミクロン株が急速に増えている。」との認識を示した。 (ロンドン = 金成隆一、ヨハネスブルク = 遠藤雄司、asahi = 12-16-21) 感染者急増の韓国、1 カ月半で「ウィズコロナ」撤回 行動制限を強化 韓国政府は 15 日、国内で新型コロナウイルスの感染者が急増している事態を受け、11 月 1 日に始めた行動制限の緩和措置を中断し、再び強化すると発表した。 ワクチン接種が進んだことを根拠に日常生活を段階的に取り戻すとして、文在寅(ムンジェイン)大統領の肝いりで始まった「ウィズコロナ」は、わずか 1 カ月半で撤回に追い込まれた。 金富謙(キムブギョム)首相は 15 日に開かれた政府の対策会議で、「現在の状況を非常に厳しく受け止め、強力なソーシャルディスタンスの措置を行う」と述べ、私的な集まりや飲食店などの営業時間などを再び制限する方針を示した。 新たな措置は 17 日に発表される見込み。 韓国メディアによると、韓国政府は、ソウル首都圏で私的な集まりを 4 人までに制限し、飲食店などの営業時間も大幅に短縮する方向で調整しているという。 韓国疾病管理庁によると、15 日午前 0 時までの 1 日あたりの新規感染者数は 7,850 人で過去最多を記録。 ウィズコロナ開始後の 1 日の感染者数は 5 倍近くに急増した。 新たな変異株のオミクロン株への感染は 15 日までに 128 人と確認された。 重症者は 964 人で、多くはソウル首都圏に住む高齢者。 ソウル市内の病床使用率は 9 割に迫り、亡くなる人も増えている。 (asahi = 12-15-21) ◇ ◇ ◇ 韓国、ワクチン追加接種までの間隔を 3 カ月に短縮 感染拡大歯止めかからず … 韓国政府は、新型コロナウイルスワクチンの追加接種までの間隔を 3 カ月に短縮することを決めた。 韓国では、これまで 3 回目のワクチン接種を受ける際の 2 回目との間隔について、60 歳以上は 4 カ月、18 歳から 59 歳は 5 カ月としていた。 しかし、この 3 日連続で新規感染者が 7 千人を超えるなど、感染拡大に歯止めがかからないことから韓国政府は、18 歳以上の成人は全員 2 回目の接種との間隔を 3 カ月に短縮することを決めた。 6 日から飲食店での集まりを「6 人まで」とするなどの対策を打ち出していますが、状況が改善しなければ人の移動や飲食店の営業時間などの制限を再検討するとしている。 (FNN = 12-10-21) ◇ ◇ ◇ 韓国、過去最多の 1 日 5 千人超が感染 ソウルの病床不足が深刻に 韓国で新型コロナウイルスの 1 日あたりの新たな感染者数が 5 千人を超え、過去最多を記録した。 韓国政府が 1 日午前に発表した。 韓国ではワクチン接種率が 70% を超え、1 カ月前に「ウィズコロナ」と称して行動規制を大幅に緩和していた。 重症者も増えており、病床不足も懸念されている。 韓国疾病管理庁によると、1 日午前 0 時までの 24 時間に新たに感染が明らかになったのは 5,123 人。 重症者も 723 人で過去最多となった。 重症者が急増し、全国の病床使用率は 8 割に迫る。 ソウル市内では同 9 割を超えており、深刻な状況に陥っている。 韓国政府はワクチン接種率が上がったことから、11 月 1 日に、日常生活を段階的に取り戻す「ウィズコロナ」を始めた。 飲食店など店舗の営業時間や来客数の制限を大幅に緩め、一定規模のイベントや集会の開催も条件付きで認めた。 文在寅(ムンジェイン)大統領は「日常の回復を後退させることはできない」として、再び規制を強化することには否定的だ。 ただ、11 月 30 日には、ナイジェリアから帰国した 40 代の夫婦が、コロナの新たな変異株「オミクロン株」に感染した疑いがあることも確認された。 韓国政府は水際対策とともに、感染の広がりを抑える新たな対策を検討している。 (鈴木拓也、asahi = 12-1-21) ◇ ◇ ◇ 韓国の新規コロナ感染者と重症者数が最多更新 - 予想以上に深刻と首相
韓国の金富謙首相は 24 日、新型コロナウイルスの感染状況は予想以上に深刻になっていると指摘し、ソウル首都圏だけを見ても非常計画の発動をいつ検討してもおかしくない状況だとの認識を示した。 聯合ニュースがこの日の会議での首相の発言を伝えた。 疾病管理庁のウェブサイトに掲載されたデータによると、24 日午前 0 時までの 24 時間で新たに 4,116 人の新規感染が報告され、1 日当たりの最多を更新した。 このうち 4,088 人が国内。 重症者も過去最多の 586 人に増えた。 死者は 35 人増の計 3,363 人。 人口の約 82.4% が少なくとも 1 回のワクチン接種を済ませ、79.1% が 2 回目も終えている。 韓国はソウル首都圏で人々の集まりの上限規制を 2 人から 10 人に引き上げるなど、11 月 1 日に社会的距離規制を緩和していた。 (Seyoon Kim、Bloomberg = 11-24-21) ◇ ◇ ◇ 韓国の新規コロナ感染者 2,061 人 4 日連続で 2 千人超 |【ソウル】 韓国の中央防疫対策本部は 31 日、この日午前 0 時現在の国内の新型コロナウイルス感染者数は前日午前 0 時の時点から 2,061 人増え、累計 36 万 4,700 人になったと発表した。 市中感染が 2,052 人、海外からの入国者の感染が 9 人。 1 日当たりの新規感染者数は前日(2,104 人)から 44 人減ったものの、4 日連続で 2,000 人を上回った。 検査数が減少する土曜日の新規感染者数(日曜発表)が 2,000 人を超えるのは今月 3 日(2,085 人)以来、4 週間ぶり。 (韓国・聯合ニュース = 10-31-21) |