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米「透明性なく、非協力的」 WHO の武漢調査 新型コロナウイルスの発生源について調査を行った WHO (世界保健機関)への中国の対応について、アメリカ政府は、「透明性がない」と批判した。 30 日に公表されたのは、中国・武漢で新型コロナウイルスの発生源を調べた WHO の国際調査団による報告書で、「武漢のウイルス研究所から流出した可能性は極めて低い」と結論付けた。 ホワイトハウスのサキ報道官は 30 日、「中国は、基礎的なデータを提供しておらず、透明性はなく、協力的だったとは言えない」と批判した。 又、「報告書は、データや情報が不足している。 次の段階の調査では、国際的かつ独立した専門家が主導するべきだ。」と指摘。 一方、中国外務省は、「調査を受け入れたことは、中国側のオープンで透明性ある態度を反映したものだ」と強調している。 (FNN = 3-31-21) ◇ ◇ ◇ 新型コロナ、武漢の研究所が発生源−レッドフィールド前 CDC 所長 トランプ前米政権下で米疾病対策センター (CDC) の所長を務めたロバート・レッドフィールド氏は新型コロナウイルスについて、中国湖北省武漢の研究所を起源とし、2019 年 9 月にも感染が広がり始めていたとの見解を示した。 新型コロナのパンデミック(世界的大流行)が始まった初年に CDC を率いていたレッドフィールド氏は 26 日に放送された CNN とのインタビューで、動物からヒトへの感染、あるいは生きた野生動物を扱っていた市場から広がったとする見方を含む他の説よりも、このシナリオの方が現実味があるとの考えを明らかにした。 最も可能性が高い起源は「研究所だ。 そこから流出した。」とレッドフィールド氏は指摘。 「この説を信じない人もいる。 それは構わない。 最終的に科学で解明されるだろう。」と話した。 その上で、「意図的に行われたと示唆している」わけでも、目的を持ってウイルスを放出したとして中国を非難しているわけでもないと発言。 「武漢で 9 月、10 月当たりに感染し始めた」との推測も示した。 (Josh Wingrove、Bloomberg = 3-27-21) 中国産ワクチン 2 回接種済みの女性が新型コロナに感染 中国本土でおよそ 1 か月ぶりに確認された新型コロナウイルスの感染者が、感染前に 2 回のワクチン接種を終えていたと中国メディアが伝えました。 中国メディアによりますと 18 日、陝西省の病院に勤務する 36 歳の女性の新型コロナウイルスへの感染が確認されました。 女性は新型コロナ患者の隔離病棟で PCR 検査などを担当していて、感染する前に中国産ワクチンの 2 回の接種を終えていました。 中国本土での感染確認はおよそ 1 か月ぶりで、病院は閉鎖され関係者らへの PCR 検査が行われていますが、いまのところほかに感染者はいません。 中国政府は今月 15 日までにおよそ 6,500 万人にワクチンを接種したと発表していますが、今回の感染について中国疾病対策センターの専門家は「安全性と有効性は十分に証明されている。 今回のことで中国産ワクチンを疑う必要はない。」と述べたということです。 (TBS = 3-20-21) 武漢の新型コロナ感染拡大、より大規模だった可能性 WHO 調査団 武漢入りした WHO 調査団長、CNN の単独インタビューに応じる 新型コロナウイルスの発生源を探るため中国湖北省の武漢入りした世界保健機関 (WHO) 調査団の調査で、2019 年 12 月に確認された武漢での感染は、これまで考えられていたよりはるかに広範に及んでいた兆候があることが分かった。 調査団は、中国政府がまだ許可していない数十万件の血液サンプルを緊急調査したい意向だ。 武漢からスイスに戻った調査団長のピーター・ベン・エンバレク氏が CNN のインタビューで語ったところによると、調査団は今回初めて、武漢では 2019 年 12 月の時点で既に 12 種類以上のウイルス株が存在していたことを突き止めた。 これで、新型コロナウイルスが 12 月中旬に初めて公式に確認されるずっと前から中国国内で拡散していた可能性があるという懸念が一層強まった。 エンバレク氏は、「このウイルスは 12 月に武漢で広く出回っていた。 これは新しい発見だ。」と指摘する。 調査団はまた、中国当局が最初の感染者だとしている 40 代の男性とも面会した。 男性は民間企業に勤務するオフィスワーカーで、特筆するような渡航歴はなく、12 月 8 日に感染が報告されていた。 エンバレク氏によると、調査団は武漢や周辺地域で 2019 年 12 月に確認された 174 の症例について、中国の専門家チームから情報提供を受けて調査した。 このうち 100 例は検査で感染が確認され、残る 74 例は患者の臨床症状から診断された症例だった。 174 人は重症だった可能性が高く、この数の多さから判断すると、武漢では 12 月の時点で 1,000 人以上が感染していた可能性があると調査団は推定する。 エンバレク氏はモデルはまだ作成していないとしつつ、「感染者のうち約 15% が重症化し、大多数は軽症であることが大まかな試算で分かっている」と述べた。 調査団は、WHO の専門家 17 人と中国人 17 人で構成。 今回の調査では対象とする遺伝物質の種類を増やし、遺伝子の完全な検体だけでなく部分的な検体も調査したことで、この時点で存在していた新型コロナウイルスの 13 の異なる遺伝子配列を初めて収集できたとエンバレク氏は説明する。 この情報を、中国で 2019 年に確認された患者のデータと照らし合わせれば、12 月以前に流行が起きていた地域や時期の解明につながる貴重な手がかりとなり得る。 海鮮市場を含む武漢の市場との関係については「市場に由来するものもあれば、市場とは関係ないものもあった」とエンバレク氏は語った。 一部のウイルス学者は以前から、新型コロナウイルスが 2019 年 12 月よりずっと前から出回っていた可能性を指摘していた。 同ウイルスの変異と思われる株がこれほど多く見つかったことは、その説を裏付ける初の物的証拠になりそうだ。 WHO 調査団は先週、武漢で中国の調査団と共同記者会見を行い、調査結果について説明していた。 エンバレク氏によると、中国の科学チームからは、2019 年 10 月 - 11 月にかけての感染が疑われる症例 92 例についても情報提供を受けた。 患者は新型コロナウイルス感染症のような症状を発症し、重症化していた。 WHO は今年 1 月、この 92 人に抗体検査を要請し、67 人が検査に協力したが、全員が陰性だった。 新型コロナウイルス感染症患者の抗体が、1 年以上先まで残るのかどうかは分かっておらず、さらなる検査が必要だとエンバレク氏は説明している。 92 人の症例は湖北省の各地で 2 カ月の間に分散して発生していた。 通常の集団感染のようなクラスターはなく、2 カ月の間に間隔を置いて湖北省内各地で少数の感染が起きていた。 この 92 人の症例が新型コロナウイルスと関係があるのかどうか、クラスターが起きなかったことが何を意味するのかは分かっていない。 WHO の調査団は今後数ヶ月の間に再び武漢を訪れ、調査を継続したい意向。 ただし調査日程は確定していない。 次回調査では、1 回目の調査で入手できなかった生物学的サンプルを緊急に調べたい意向で、「武漢で入手可能な約 20 万のサンプルが保管されており、新たな調査のために使用できる可能性がある」とエンバレク氏。 ただ、こうしたサンプルは非常に小さく法的検査にしか使えない状況で、調査が技術的に難しい可能性もあると言い添えた。 調査に役立つ可能性がありながら、入手できなかった生物学的検査サンプルは他にもあった。 「多くのサンプルがその取得の目的に応じて、数カ月もしくは数週間後に破棄された」とエンバレク氏は話している。 (CNN = 2-15-21) ◇ ◇ ◇ 中国当局、WHO 調査団へ感染拡大初期の患者データ提供拒否か 【北京 = 吉田健一】 米紙ウォール・ストリート・ジャーナル(電子版)は 12 日、新型コロナウイルスの起源を探るため中国中部の湖北省武漢市に入った世界保健機関 (WHO) 国際調査団が、感染拡大初期に感染した患者の個別の生データ提供を要求したが、中国当局が拒否したと報じた。 同紙が複数の調査団メンバーの話として伝えたところでは、調査団は 2019 年 12 月に武漢で確認された 174 の感染例の生データ提供を求めたが、中国側は分析結果を提供した。 感染が拡大した経緯の解明に役立つ可能性がある詳細なデータの扱いを巡り、両者が激しく議論したという。 同紙は 10 日には、中国側が武漢で初症例を確認したとする 19 年 12 月より 2 か月早い時点で、中国中部で約 90 人が新型コロナ感染に似た症状で入院していたと報じた。 中国側は調査団に、ここ数か月に患者の約 3 分の 2 に抗体検査を行ったが、コロナ感染の痕跡は見つからなかったと説明した。 (yomiuri = 2-13-21) ◇ ◇ ◇ 「新型コロナは中国から」と WHO 国際調査団の豪団員 発表内容に異論か 【ロンドン = 板東和正】 中国湖北省武漢市で新型コロナウイルスの起源を調査した世界保健機関 (WHO) 国際調査団の一員でオーストラリア人研究者のドワイヤー氏が、12 日までに豪テレビ局「9 ニュース」の取材に応じ、「新型コロナは中国から始まったと思う」と指摘した。 輸入冷凍食品を通じたウイルス流入の可能性も含めて調査する方針を示した国際調査団の見解に異論を投げかけた発言とみられている。 国際調査団は 9 日、現地での活動を終えるのに際して記者会見し、起源について、中国以外の国を含めて宿主となったコウモリなどの調査を続ける考えを主張。 輸入冷凍食品を通じたウイルス流入という中国側の見方も否定しなかった。 これに対してドワイヤー氏は「9 ニュース」に、新型コロナはコウモリを介して感染した可能性が最も高いと指摘。 コウモリは中国以外の国にも存在すると指摘しつつも、「(新型コロナが)中国以外の地域から始まったとする証拠は実際にはきわめて限られている」との見解を示した。 同氏は武漢市での調査について「(起源解明につながる)いくつかの証拠があったが、あまり良いものでない」とし、起源解明には「何年もかかる」と予想。 その半面、「(中国側と)明確な見解の相違や激しい応酬はあったが、誰もが正しいことをしようと努めた」。「WHO はこれまでにないほど多くのデータを手に入れた」とも語った。 調査団はドワイヤー氏を含め各国の専門家ら約 10 人で構成。 1 月 14 日に武漢入りし、29 日から対面での調査を行った。 調査は中国ペースで進められ、2 月 9 日の活動報告では「武漢起源」説を否定したい中国の主張におおむね沿った見解が目立ったため、欧米などから疑問の声が出ていた。 (sankei = 2-12-21) ◇ ◇ ◇ WHO、武漢の調査終了 「行きたい場所へ全て行けた」 新型コロナウイルスの起源を探るため中国湖北省武漢市を訪れている世界保健機関 (WHO) 調査団のメンバーが 5 日、AP 通信の取材に「行きたいと言った場所には全て行き、会いたいと言った人には全て会うことができた」と述べ、一定の透明性は確保されていたとの見解を示した。 現場調査は終わり、一行は 10 日の帰国前に会見して成果を説明するという。 米国の動物学者、ピーター・ダザック氏は AP 通信の取材に対し、調査団が訪問したい場所や面会したい人のリストを事前に中国側に提供していたとし、いずれも拒否されなかったと述べた。 米国のトランプ前政権がウイルス流出疑惑を唱えた武漢ウイルス研究所への訪問では「洞察に満ちた質問をすることができ、(中国側の)重要人物がみな出席した」とも語った。 ダザック氏は 2002 - 03 年に流行した SARS (重症急性呼吸器症候群)の起源を探る調査にも加わり、中国側研究者とも深い交流を持つ。 今回の調査をめぐっては、ブリンケン米国務長官が「必要な情報の提供について、中国は(期待される)基準をはるかに下回っている」と批判するなど、中国側から必要なデータや情報の開示がされるか危ぶむ声が出ている。 (武漢 = 高田正幸、asahi = 2-6-21) ◇ ◇ ◇ 武漢の遺族 100 人参加 SNS が突然閉鎖、5 万円渡され口止めも … WHO 調査で圧力か 【上海 = 南部さやか】 世界保健機関 (WHO) の国際調査団が本格調査を始めた中国湖北省武漢市で、新型コロナウイルスの感染で家族を亡くした遺族に対し、当局からの圧力が強まっている。 新型コロナ対応で当局を批判する遺族らの主張が調査に影響する事態を警戒しているとみられ、今月中旬には遺族 100 人が参加する SNS のチャットグループが突然閉鎖された。 父親を亡くした男性は「調査団は真相を知るべきだ。 見せかけの調査は許されない。」として、調査団との面会を求めている。 この男性によると、別の遺族は当局から 3,000 元(約 5 万円)を渡され、外国メディアの取材を受けないよう警告を受けたという。 (yomiuri = 1-30-21) ◇ ◇ ◇ 新型コロナの起源、中国で本格調査開始へ WHO 調査団 新型コロナウイルスの起源を調べるために中国湖北省武漢市を訪問している世界保健機関 (WHO) の調査団は 29 日、本格的な調査に乗り出す。 これから約 2 週間の現地調査で市内の市場や研究所を訪問し、関係者の聞き取りなどを行う予定だ。 29 日朝、WHO 調査団が拠点とするホテルの建物周辺には柵や規制線が設けられ、関係者以外の立ち入りが禁止されていた。 午前 9 時前(日本時間同 10 時前)にはバス 3 台に分乗した中国側の専門家とみられるグループが訪れ、ホテルの中に入っていった。 WHO のツイッターによると、調査団は 29 日、中国の専門家と初めて対面方式で会議を行う。 今後、最初に集団感染が起きた華南海鮮卸売市場や、遺伝子配列が新型コロナに近い近縁種を雲南省で発見した武漢ウイルス研究所を訪問する。 WHO のテドロス・アダノム事務局長は 28 日、中国国家衛生健康委員会の馬暁偉主任と電話で協議し、「各国から集まった科学者たちが必要なサポート、アクセス、データを得られ、中国側と完全に連携する機会を与えられるよう、馬氏にお願いした」とツイッターで明らかにした。 調査団は各国のウイルス学などの専門家のほか、WHO や国際獣疫事務局 (OIE) の代表ら計 15 人で構成されている。 経由地のシンガポールで行われた抗体検査で陽性反応を示した 2 人を除くメンバーが 14 日、武漢に到着。 28 日に入国後の 2 週間の隔離を終えた。 (武漢 = 高田正幸、ロンドン = 下司佳代子、asahi = 1-29-21) ◇ ◇ ◇ 武漢研究所からウイルス流出示唆する新情報入手と米国 - 中国反発
米国務省は 15 日、新型コロナウイルスの起源について、感染した動物との接触ではなく、中国湖北省武漢の研究所から流出した可能性を示唆する新たな情報を入手したと発表した。 起源を巡り中国に圧力を加えるトランプ政権の最新の取り組みとなった。 同省によると、武漢で最初に新型コロナ発生が特定される前の 2019 年秋に武漢ウイルス研究所の複数の研究者が体調を崩し、症状は新型コロナ感染症 (COVID-19) ないし通常の季節性疾患と一致するものだったとの新たな情報を入手した。 ただ同省はこの主張を裏付けるデータは公表しなかった。 同省は、ウイルスの起源を巡る中国側の透明性の欠如や、感染拡大への初期対応の不備を隠蔽しようとする同国の取り組みによって、明確な結論を導き出すのが困難になっていると指摘した。 同省報道官にさらなるコメントを求めたが、報道官は詳しい説明を控えた。 中国外務省の華春瑩報道官は北京で 18 日開いた定例記者会見で米国務省の発表に触れ、米国は「うそ」と「陰謀論」を拡散させていると主張、退任するポンペオ国務長官による「最後の狂気」だと述べた。 華報道官によれば、中国は世界保健機関 (WHO) と WHO のコロナ起源調査に協力している。 中国に先週到着した WHO の専門家チームは現在、中国のコロナ予防対策で義務付けられている隔離に入っている。 (Bill Faries、Bloomberg = 1-18-21) ◇ ◇ ◇ WHO 調査団、14 日訪中へ 感染源意味せずと中国強調 中国政府は 11 日、新型コロナウイルスの起源を調べる世界保健機関 (WHO) の調査団が 14 日から訪中すると発表した。 調査団は 5 日ごろから中国に出発する予定だったが、WHO が「中国側から必要な許可が得られず、入国できずにいる」と明らかにしていた。 中国の国家衛生健康委員会がホームページで、調査団の中国入りの日程を公表し、「中国の科学者と共同で科学調査を行う」とした。 具体的な調査先には触れていない。 中国外務省の趙立堅副報道局長は 11 日の会見で「WHO はほかの国や地域でも同様の調査を行うだろう」と述べ、調査をすることが、中国が起源だということを意味しないと強調した。 調査団はウイルスや疫学などの各国の専門家 10 人で構成される。 WHO の 5 日の会見によると、出発したあと引き返したり、経由地で待機したりせざるを得なくなったメンバーもいたという。 テドロス・アダノム事務局長は「大変失望している」と表明。 中国外務省は 6 日、国内でコロナの流行が続いていることなどを理由に調査団の受け入れを認めていなかった、と説明していた。 WHO 側の不満への配慮もあり、中国側は調査団をできるだけ早く受け入れるべきだと判断したとみられる。 中国側が調査の過程でどこまで透明性を確保し、協力姿勢を示すのかが注目される。 テドロス氏は中国の 11 日の発表を受け、ツイッターに「ウイルスの発生源と人間への感染経路を特定するという重要な使命について、中国側と緊密に協力することを楽しみにしている」と投稿した。 WHO によると、調査団は 2019 年 12 月に感染が確認された湖北省・武漢市で、感染者が確認された華南海鮮卸売市場や病院の記録などを調べる予定だ。 中国側は、すでに武漢周辺の調査を行ったが、感染経路は見つかっていないとしている。 中国疾病予防コントロールセンターの高福主任は昨年末、国営新華社通信に対し、武漢周辺で感染源となった動物を徹底的に探したが「見つかっていない」と答えた。 (北京 = 高田正幸、ロンドン = 下司佳代子、asahi = 1-11-21) 中国で初の変異ウイルス 北京で 190 万人 PCR 検査 北京市内で英国の新型コロナの変異ウイルスによる中国本土で初めてとみられる市中感染が発覚した。 同市政府はウイルスが見つかった大興区の住民の市外への移動を禁じ、同区の全住民の PCR 検査を始めた。 北京市では、17 日に大興区内で経路不明の感染者 2 人が見つかった。 市衛生当局は 20 日、この 2 人が感染したのは変異ウイルスだと発表した。 感染は市内の 10 人以上に広がっているほか、黒竜江省ハルビン市に移動した濃厚接触者 1 人の感染も確認された。 同区では感染者が住む周辺の5地域が封鎖されて住民は自宅隔離となり、同地域内の飲食店やスーパーも営業停止に。 約 190 万人とされる同区の住民全員が PCR 検査を受けている。 市衛生当局は 20 日の記者会見で「変異ウイルスの拡散力が強くとも、感染拡大を防ぐにはマスクの着用や人と距離をとることが変わらず有効だ」と呼びかける一方で、北京市内に入り込んだ経路を探すため、昨年 12 月 10 日以降に外国などから入境して北京に来た全員を調査するとしている。 (瀋陽 = 平井良和、asahi = 1-21-21) 中国で「新型コロナウイルスに汚染されたアイスクリーム」が見つかる 中国・天津市の食品製造企業である天津大橋道食品会社が販売したアイスクリームから新型コロナウイルスの陽性反応が検出されました。 同社は問題のアイスクリーム約 2,100 箱を処分しましたが、約 2,700 箱がすでに市場に流れたとして当局が行方を追っています。 詳細は、新型コロナウイルスに汚染されたとみられるアイスクリームは 4,836 箱存在し、そのうち天津大橋道食品会社は 2,089 箱を処分しましたが、2,747 箱が出荷されていました。 この 2,747 箱のうち 1,812 箱は市外に出荷され、市内に出回ったのは 935 箱。 そして 935 箱のうち、65 箱が消費者に販売されていました。 天津市疾病管理センターは市内で販売された問題のアイスクリームの行方について調査を行うと同時に、市外に出回った分に関しては他市の保健当局に追跡を要請。 アイスクリーム中に新型コロナウイルスが混入したのは同社の従業員が原因だとして、全従業員を隔離した上で PCR 検査を実施しました。 報道時点で PCR 検査はすべて完了していませんが、従業員 1,662 人中 700 人の陰性が確認されています。 イギリス・リーズ大学のウイルス学者であるスティーブン・グリフィン博士は、アイスクリームには脂肪が含まれている点と、アイスクリームが低温で保管されるという点の 2 点が今回の一件の原因だと解説。 「このような問題はそうそう起こりえることではないため、『すべてのアイスクリームが新型コロナウイルスで汚染されているかもしれない』と慌てる必要はありません」と述べて、懸念をあおらないように求めました。 (Gigazine = 1-18-21) ◇ ◇ ◇ 中国、冷凍食品の輸入規制強化 「包装にコロナ付着」 【大連 = 渡辺伸、サンパウロ = 外山尚之】 中国政府が新型コロナウイルス検出を理由に、エビや鶏肉など冷凍食品に対する輸入規制を強化している。 中国は「食品の包装に付着することで新型コロナウイルスが流入している」と主張する。 ブラジルは「証拠なし」と強く反発しており、新たな通商摩擦となりかねない。 中国税関総署は 14 日、エクアドル産の冷凍エビの輸入に対して規制策を発表した。 現地企業などに対して、生産や包装、輸送について厳格に衛生管理を行っていることを示すエクアドル当局の証明書を要求した。 中国税関総署は 7 月 10 日、ブラジルや米国、ドイツ、英国などの食肉関連企業 23 社から暫定的に輸入を停止したと発表ずみ。 エクアドルの一部企業から冷凍エビの輸入も停止した。 ブラジル産などの大豆にもウイルスに汚染されていない証明書を要求していた。 中国当局によると 7 月以降、輸入冷凍食品の包装から検出したコロナウイルスは少なくとも合計で約 10 件。 直近でも 8 月 12 日、深セン市でブラジル産の鶏肉から確認されたという。 中国内は感染者を抑えており、海外からの流入に警戒を強める。 こうした措置に中国向け輸出の割合が大きいブラジルなどは強く反発している。 ブラジル農業・畜産・供給省は 13 日、世界保健機関 (WHO) の見解を紹介する形で「食品や食品包装から新型コロナが感染する証拠はない」とする声明を発表した。 「公衆衛生を保証するための厳格な規格に従っている」として、中国の通関当局と連絡を取っていると発表した。 食肉業者の業界団体であるブラジル動物性タンパク質協会 (ABPA) によると、2019 年のブラジル産鶏肉の輸出量は 421 万トンで、世界首位。 うち中国向けは 59 万トンと、全体の 14% を占める最大の輸出先だ。 中国に続いてフィリピン政府も 14 日にブラジル産の鶏肉の輸入を停止すると発表した。 ABPA は同日、声明で「輸入停止は科学的な知見に基づいた決定ではない」とフィリピンにも抗議している。 (nikkei = 8-15-20) ◇ ◇ ◇ 中国で肉・エビ一時輸入停止、冷凍食品からコロナ検出続々 【武漢 = 南部さやか】 中国政府は新型コロナウイルスの感染リスクがあるとして、輸入の冷凍・冷蔵食品への警戒を強めている。 ウイルス検出が相次いでいるためで、税関当局は関係企業からの輸入を一時停止した。 中国紙・北京日報(電子版)によると、13 - 16 日の 4 日間で湖北や山東など 6 省 10 か所で、アルゼンチンやブラジルなどから輸入した冷凍の食肉やエビから陽性反応が出た。 中国では、北京市の卸売市場で 6 月、輸入サーモンを扱うまな板からウイルスが検出されて以降、輸入食品への検査が行われてきた。 中国税関総署は今月 11 日までに約 87 万件を検査したうち陽性となった 13 件に関わる企業 8 社からの輸入を 1 - 4 週間停止した。 中国疾病予防コントロールセンターの専門家は 10 月下旬、中国共産党機関紙・人民日報系の環球時報の取材で、北京市以外の場所で発生した感染も輸入食品からウイルスが検出されたとし、感染が最初に広がった武漢市についても関わりを主張した。 世界保健機関 (WHO) は 8 月、輸入食品が感染拡大につながる証拠はないとの見解を示している。 (yomiuri = 11-18-20) 中国、コロナ感染増加の傾向 1 千万都市で移動を制限 中国本土で新型コロナウイルスの感染確認が増加傾向になり、中国当局が規制や警戒を強めている。 今年に入って約 500 人の感染が確認された河北省の省都・石家荘市は市民の市外への移動を禁止。 遼寧省瀋陽市や大連市など人口 500 万人を超える大都市を含め、各地で全住民の PCR 検査が次々に実施されている。 人口約 1,100 万人の石家荘市では、2 日に経路不明の感染者 1 人が確認された後、周囲のおよそ 500 人に拡大。 6 日から市民全員を対象とする PCR 検査が始まった。 感染者が出た村々が封鎖されて 2 万人以上の住民全員がホテルなどの隔離先に移されたほか、7 日夜までに市外へ出る車の通行や鉄道への乗車が禁じられた。 瀋陽市では昨年 12 月下旬に韓国から戻った女性の周囲で約 40 人の感染が確認され、約 740 万人の住民がそれぞれ 2 回以上の PCR 検査を受けた。約 80 人の感染が確認された大連市も約 640 万人を検査。 両市とも住民が市外へ出る場合には 3 日以内の陰性証明を示すよう義務づけた。 黒竜江省のロシア国境のまちや北京市などでも数十人規模の市中感染が確認され、大規模な PCR 検査が展開されている。 ハルビン市は新たな感染者が確認されていないが、11 日から市民に「必要が無ければ市外には出ず、市外から市内にも戻らないでほしい」との呼びかけを始めた。 中国本土では昨年 9 - 11 月の 3 カ月の間に確認された感染者(無症状を含む)は 500 人に満たなかったが、12 月以降は増加傾向になり、1 月 11 日までで 700 人を超えている。 中国政府は昨年末、国内企業が製造したワクチンの一般市民への使用を承認。 全国民を対象にワクチン接種を無償で行う方針で、感染リスクが高いとみる物流や交通、市場関係者に優先的な接種を進めている。 (瀋陽 = 平井良和、asahi = 1-13-21) ◇ ◇ ◇ 「コロナ戦時モード」の中国河北省省都、地下鉄の運行停止 1 月 9 日、中国河北省省都の石家荘市は新型コロナウイルスの感染拡大を警戒し、地下鉄の運行を停止すると発表した。 すでに実施されている域外への移動禁止に続く措置となる。 当局は 1,100 万人の全人口に対する大規模な核酸検査を実施している。 国家衛生健康委員会の発表によると、8 日中国で新たに確認された感染者は 33 人で、前日の 53 人から減少した。 無症状感染者は 38 人で、こちらも前日の 57 人から減少した。 (Reuters = 1-10-21) ◇ ◇ ◇ 中国、コロナ新規感染者が過去 5 カ月で最多 南ア変異種も [上海] 中国本土で 6 日に新たに確認された新型コロナウイルス感染者が 63 人と、前日の 32 人からほぼ 2 倍に増加した。 127 人の新規感染者が報告された昨年 7 月 30 日以降で最多となった。 首都北京を取り囲む河北省での感染者増加が続いている。 国家衛生健康委員会の発表によると、国内感染者は 52 人で、うち 51 人が河北省で確認された。 同省の 5 日の感染者数は 20 人だった。 5 日から「戦時モード」に入った河北省では、感染拡大を抑えるため大規模検査を実施しているほか、移動や集会も制限している。 新規感染者の大半は河北省の省都、石家荘市の患者。 同省では、72 時間以内に受けた新型コロナの拡散検査で陰性反応が出なければ、列車や航空機に乗れない措置が導入されている。 ここ数日、感染者が報告されている遼寧省の大連市では、中・高リスク地区に住む住民が市外への移動を禁じられている。 他の地区の住民も不要不急の市外への移動を控えるよう指示されている。 広東省は 6 日遅く、南アフリカで見つかった感染力の高い新型コロナの変異種に 1 人が感染したと報告。 一部の科学者は、南ア変異種について、新型コロナワクチンが効かない可能性があるとの懸念を示している。 本土全体の 6 日の無症状感染者は 79 人で、こちらも前日の 64 人から増加した。 本土の感染者数は累計 8 万 7,278 人、死者は 4,634 人となっている。 (Reuters = 1-7-21) 中国、全国民に無償でワクチン接種へ 900 万人が完了 中国の国家衛生健康委員会は 9 日に会見を開き、新型コロナウイルスに対する中国製ワクチンを約 900 万人に接種したことを明らかにした。 重大な副反応は 100 万分の 1 程度としており、ワクチンの安全性を強調。 全ての国民を対象にワクチン接種を無償で行う方針で、「免疫の障壁を構築しウイルスの伝染を絶つ」としている。 中国では河北省などで再び感染拡大が確認され、2 月の春節、3 月の全国人民代表大会(全人代、国会に相当)の開催などを控えて危機感を強める当局は、移動制限などの対策を強化。 感染防止の切り札としてワクチン接種も積極的に展開する構えだ。 同委によると、先月 15 日以降、感染リスクが高い人を中心に約 750 万人にワクチンを接種し、それ以前に接種した医療関係者ら約 160 万人を合わせ約 900 万人が接種。 10 万分の 6 程度にアレルギー性発疹などが出たが、重い症状は 100 万分の 1 程度としている。 政府は今後もワクチン接種の対象を拡大する方針で、接種の拠点を全国 2 万 5,392 カ所に設けた。 医療従事者の訓練や専門家による副反応の観察プロセスなど膨大な人数のワクチン接種を支えるシステムを構築しているという。 (北京 = 西村大輔、asahi = 1-9-21) 武漢のコロナ流行から 1 年 - 中国、パンデミックの経緯書き換え意図か
新型コロナウイルスの発生源を詳しく調べる機運が高まる中で、中国がパンデミック(世界的大流行)に至った物語を再構成する動きを強めている。 中国の王毅外相は国営の新華社通信と中国中央テレビ局 (CCTV) とのインタビューで、中国以外での新型コロナ流行がパンデミックの原因となったことも考えられると主張した。 「世界の複数の場所での別々の流行でパンデミックが引き起こされた可能性が高いとますます多くの研究調査が示唆している」という王外相の発言が週末公表された。 王外相によれば、中国は「疫学調査の実施と病原体の特定、ウイルスのゲノム解読を含む重要情報の公表に向け直ちに行動を起こし、これら全てが世界中に警鐘を鳴らした」という。 中国中央部の湖北省武漢市で新型コロナ感染症の集団発生が最初に確認されたのは 1 年前のことだ。 中国では当初、正体不明の新型肺炎に警告を発した医師がうわさを流布しているとして警察の取り締まり対象になった。 人から人への感染を隠そうとして、感染拡大を止める行動が遅過ぎたと中国は批判を浴びている。 中国は新型コロナの発生源の解明を進めようとする取り組みにも協力せず、世界保健機関 (WHO) の専門家を武漢に入れないようにし、独立調査も拒否した。 (Bloomberg = 1-4-21) 怒号飛び交う上海の空港 1 万 7,000 人 PCR 検査で 中国・上海で空港関係者ら 1 万 7,000 人以上を対象に大規模な PCR 検査が行われましたが、現場は大混乱。 何が起きたのでしょうか。 響く怒号。 ここは上海の浦東国際空港です。 集まっているのは空港関係者たちで、防護服を着ている衛生当局の職員ともみ合いとなる人も。 上海市では 20 日以降、空港関係者 5 人が新型コロナウイルスに相次いで感染したため 22 日夜、およそ 1 万 7,000 人の空港関係者を対象に大規模な PCR 検査を突然、実施しました。 しかし検査は深夜になっても終わらず、現場は大混乱しました。 上海市政府によりますと、すでにおよそ 1 万 1,500 人の検査結果が出ていて、すべて陰性だったということです。 (TBS = 11-23-20) 新型コロナ 中国 新疆ウイグル自治区で 138 人感染確認 中国政府は、新疆ウイグル自治区のカシュガル地区で、24 日から 25 日にかけて、新型コロナウイルスの無症状の感染者が合わせて 138 人、確認されたと発表しました。 中国西部の新疆ウイグル自治区の政府によりますと 24 日、カシュガル地区で 17 歳の女性が定期的な PCR 検査で新型コロナウイルスの陽性の結果が出ました。 その後、濃厚接触の可能性がある人たちを対象に検査したところ、25 日までに女性の両親が働く工場の関係者ら 137 人が陽性の結果だったということです。 地元政府は、全員、発熱やせきなどはなく、無症状の感染者だとしています。 中国メディアによりますと、24 日、カシュガル地区の空港では、航空便に一時、キャンセルや遅れが出たということですが、地元政府は、航空便や鉄道はすでに通常どおりに戻っているとしています。 地元政府は、現在、カシュガル地区に住む 470 万人余りを対象に大規模な PCR 検査を進めているということです。 (NHK = 10-26-20) 中国、ワクチン緊急接種開始 医療従事者らに、実用化急ぐ - 新型コロナ 【北京】 中国政府は 7 月 22 日から医療従事者らを対象に新型コロナウイルスワクチンの緊急使用を正式に開始した。 国家衛生健康委員会科技発展センターの鄭忠偉主任が 8 月 22 日放送の中国国営中央テレビの番組で明らかにした。 臨床試験段階にあるワクチンの有効性や安全性を感染リスクの高い現場でも確認し、実用化を急ぐ狙いもあるとみられる。 緊急使用は「ワクチン管理法」の規定に基づき同委が申請し、薬品監督当局が専門家の検証を経て認可。 目的は「医療従事者や出入国検査員らにまず免疫を持たせ、都市運営の安定を確保するため」と説明している。 中国では、国有製薬大手の中国医薬集団(シノファーム)の子会社がアラブ首長国連邦で最終段階の第 3 相試験を実施するなど、複数の会社が欧米に先駆けた実用化を競っている。 国内では臨床試験の一環で、人民解放軍の兵士や国有企業の従業員らにワクチンを接種している。 (jiji = 8-23-20) 中国、住民を片端から PCR 検査 第 2 波抑え込み狙う 中国政府が、国内で頻発する新型コロナウイルス流行の「第 2 波」を抑え込むため、PCR 検査の物量作戦を続けている。 集団感染があった地域に医療スタッフを大量投入し、住民を片端から検査する。 費用対効果を疑う声も上がるが、政府は自信を深めている。 国家衛生健康委員会の馬暁偉主任は 7 月 24 日、新たな感染拡大がわかった遼寧省大連市に乗り込み、「拡大の予防には迅速な検査が必要だ」と強調した。 大連市では、その 2 日前に 3 カ月半ぶりの市中感染が発覚した。 政府は直後から周辺地域を含む医療関係者を動員し、3 千人体制での検査を実施。 町内会のような自治組織を通じて住民に検査を求め、1 週間で市人口の半分を超える 350 万人以上を調べて 80 人余りの感染者を確認した。 感染者のおよそ 4 割は無症状だったという。 一方で、市は検査に並行して一部の路線バスの運行を止めたり団地からの外出制限を敷いたりして住民の移動を制限している。 新疆ウイグル自治区ウルムチ市でも 7 月中旬、経路不明の市中感染が 5 カ月ぶりに確認された。 中央政府が主導し、10 日間で市人口の 6 割超にあたる約 230 万人を検査し、約 230 人の感染者を見つけた。 半数は無症状だったという。 中国政府の主要都市では誰でも申し込めば一両日中に検査が受けられるようになっており、各都市で 1 日数万件の検査ができる能力があるとしている。 大量検査の戦略は 6 月に北京で市中感染が発覚した時にもとられ、1 千万人以上を検査した。 確認できた感染者が 400 人以下にとどまり、医療関係者からは「感染者の周辺以外も調べる方法は費用対効果が見合わない」との指摘も出た。 ただ、中国政府には最初に感染が拡大した武漢市で、初動が遅れた苦い経験がある。 このため、検査コストより、経済的な打撃が大きい都市封鎖を避けることを重視。 今後も同様の方法を続ける構えだ。 (瀋陽 = 平井良和、asahi = 8-4-20) 新型コロナに類似した標本、7 年前に武漢研究所に送付 - 英紙サンデー・タイムズ
中国湖北省の武漢ウイルス研究所に新型コロナウイルスと極めて類似したウイルス標本が 2013 年に送付されていたと英紙サンデー・タイムズが 5 日報じた。 この凍結標本はコウモリのふんの清掃作業を行った 6 人が重度の肺炎にかかり、3 人が死亡した中国雲南省の銅鉱山の廃坑で採取され、送付されたという。 同紙は 3 人の死因はコウモリから感染したコロナウイルスの可能性が最も高いと、医師 1 人を引用して伝えた。 この医師の上司が 6 人の治療に当たった救急外来に勤務していたという。 ウイルス送付の後、武漢ウイルス研究所に所属するコロナウイルス専門家で「バットウーマン」の異名を持つ石正麗氏がこの廃坑を調査。 同氏は 20 年 2 月の論文で、13 年に雲南省で採取された「RaTG13」と新型コロナの相同性が 96.2% だったことを明らかにした。 サンデー・タイムズは「RaTG13」が雲南省の廃坑で見つかったコロナウイルスであることは「ほぼ確実」だとしている。 ただ同紙は、2 種の標本の進化距離は数十年の可能性もあるとの科学者の指摘も伝えた。 武漢ウイルス研究所に質問を送付したが返答はなかったとしている。 (Thomas Seal、Bloomberg = 7-6-20) |