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中国の新車販売、2 年連続で世界一 1,806 万台 ![]() 【北京 = 吉岡桂子】 中国自動車工業協会は 10 日、2010 年の新車販売台数は前年より 32.3% 伸びて 1,806 万台だった、と発表した。 米国より約 650 万台多く、2 年連続の世界一となった。 今年は 2 千万台の見通し。 米国のピーク期の 1,740 万台も上回り、日米合計分よりも多かった。 乗用車は 1,375 万台で前年より 33% 伸びた。 乗用車の 7 割が、政府の販売奨励策の対象となった 1.6 リットル以下の小型車だった。 日産自動車が前年比 35.5% 増の 102 万台を売り、米国での販売を初めて上回るなど、外資にとっても中国市場の重みが増している。 (asahi = 1-11-11) 中国 11 年車市場「2 千万台近くに伸びる」日産・志賀氏 「中国政府はちょっと伸びすぎている、という感じを持っているようだ。」 27 日まで開かれている中国・広州モーターショーで現地入りした日産自動車の志賀俊之・最高執行責任者は、前年より 3 以上伸びた今年の中国自動車市場の勢いを、こう評した。 来年については「2 ケタはいくが、国内総生産の伸び率プラスアルファぐらいで、今年よりは緩やかな成長になる」と予測。 深刻な渋滞に悩む北京市が来年から新車登録台数を大幅に減らすなど購入を制限する動きが各地で出始めた。 「資源や公害、渋滞など社会問題から、中国政府は、景気に悪影響を与えない程度に購入を制限させていくだろう。」(広州 = 吉岡桂子) ◇ 志賀氏が日系メディアに語った主な内容は次の通り。(構成・吉岡桂子 = 広州) ■ 中国市場の行方 「中国政府はちょっと伸びすぎている、と感じているようだ。 ナンバープレートの制限などを北京でも考えている。」 「中国では初めて自動車を購入するお客様がまだまだ多い。 日産の場合でも、北京のような大都市で半分いる。 このような成長市場で、初めて自動車を購入する消費者が多い国は、過去の歴史をみても国内総生産 (GDP) プラスアルファで伸びてきた。 中国は来年も 2 ケタ伸びて、2,000 万台近くまではいくだろう。 3,000 万台もみえてくる。」 「このような調子で伸びれば大変なガソリンの輸入が必要になるし、都市圏を中心にして公害や渋滞も深刻になる。 こうした負の問題から、中国政府は景気に悪影響を与えない程度に、購入を制限するだろう。 今年は 3 割以上も伸びたが、来年は緩やかな成長に戻ると思う。」 「日産は今年、中国での販売台数は 09 年より3割伸びて 100 万台を超えそうだ。 来年は 115 万台を計画している。 広州の花都工場を拡張し、12 年までに 120 万台の生産体制を作る。 需要の伸びに生産が劣後しないようにしたい。」 ■ 電気自動車の普及 「ガソリンから再生可能エネルギーに転換していく第一歩。 普及に向けた挑戦にわくわくする。 今年 1,800 万台の大市場となった中国で、政府は石油の消費の問題からも二酸化炭素の削減の必要性からも、電気自動車を後押ししている。 普及には各国同様に、消費者に購入補助を出すことが必要だろう。 充電スタンドなどインフラの整備も欠かせない.。」 「内燃機関の自動車は 100 年の歴史があり、先進国のメーカーに一日の長がある。 電気自動車は中国メーカーを含めてみんなスタートラインに立っている。 政府の後押しを含めて中国メーカーも技術を磨いていくだろう。 そういう競争のなかで切磋琢磨して我々の電気自動車を磨いていくつもりだ。」 「中国の場合、関税などの問題もあり、現地で生産しなければメリットがない。 いずれは電気自動車リーフの現地生産や販売を考えている。 政策的な支援やインフラの整備などさまざまな条件がそろい、一定のまとまった台数を生産できるようになったときだ。」 ■ 中国メーカーとの競争 「中国市場で最も売れているのは 7 万 - 10 万元(80 数万から 120 万円)の範囲の車。 この分野で圧倒的に強いのは中国メーカー。 4 - 5 万元(50 万弱 - 60 万円)の車も数多く持っている。 それをどう実現しているか、消費者のニーズをどうつかんでいるのか。 謙虚に学びたい。 世界 170 カ国で販売する予定のグローバルセダンを、中国では来年 1 月から新型サニー(中国名・陽光)として世界にさきがけて売り出す。 中国での部品調達率を 9 割までひきあげて、価格も排気量 1,500cc で 8 万 2,800 元から(約 100 万円〜)と、魅力的にすることができた。」 (asahi = 12-26-10) 中国新車販売、はや 1,500 万台に迫る 10 月まで 【北京 = 吉岡桂子】 中国自動車工業協会は 9 日、1 - 10 月の新車販売台数が前年同期より 34.8% 多い 1,467 万台、生産台数が 34.5% 多い 1,462 万台だったと発表した。 昨年 1 年間と比べても販売台数が約 103 万台、生産台数が約 83 万台上回った。 今年 1 年間の販売台数は約 1,700 万台に達する見通し。 昨年に続いて「世界一」になるのは確実で、2015 年には年間約 2,500 万台の市場になるとの予測もある。 1 - 10 月に販売した新車のうち乗用車は 1,110 万台。 うち約 7 割は中国政府が税制などで購入を補助する排気量 1.6 リットル以下の車だった。 新車全体の 10 月単月の販売台数は前年同月より 25.5% 多い 154 万台だった。 北京市など一部都市では環境や省エネ、渋滞緩和のため、保有や運行の制限を実施したり、検討したりしている。 千人あたりの保有台数はまだ約 60 台で、世界平均の 4 割程度。 消費者の購入意欲は強いが、販売促進策の動向を含めて自動車政策の行方が注目されている。 (asahi = 11-10-10) 中国の新車販売 1,313 万台 日本の 3 倍 1 - 9 月期 【北京 = 吉岡桂子】 中国自動車工業協会が 12 日発表した今年 1 - 9 月の新車販売台数は、前年同期比 36.0% 増の 1,313 万台だった。 同じ時期の日本の販売台数の 3 倍、米国にも 400 万台余の差をつけ、世界一の規模を維持した。 伸び率は上半期から鈍ってはいるものの購入意欲は底堅く、業界は年間の販売台数を約 1,700 万台と予想している。 9 月単月は前年同月比 16.9% 増の 155 万台だった。 5 割近く伸びた上半期に比べると勢いは鈍った。 09 年下期の伸び率が 08 年秋以降の金融危機の反動で高く出ていることもあって、同協会は「平穏で正常な伸びに戻った」と説明している。 今後は、減税など政府の購入促進策の動向にも左右されそうだ。 生産台数は 1 - 9 月で前年同期比 36.1% 増の 1,308 万台。 9 月単月では 16.9% 増の 159 万台だった。 (asahi = 10-12-10) 中国新車販売、1 千万台突破 前年より 3 カ月早く達成 【北京 = 琴寄辰男】 中国自動車工業協会が 9 日発表した 7 月の新車販売台数によると、1 - 7 月の累計が前年同期比 42.7% 増の 1,026 万台となり、前年より 3 カ月早く 1 千万台を突破した。 ただ、7 月単月では前年同月比 14.4% 増の 124 万台と、前年同月比の伸び率は 4 カ月連続で縮小した。 世界金融危機で落ち込んだ販売台数は昨年春から急回復したため、前年同月比での伸び率が低くなる面もあり、同協会は「自動車全体の成長は徐々に安定した速度に戻っていくだろう」とみている。 (asahi = 8-9-10) 中国上半期の新車販売、約 5 割増 伸び率は鈍化傾向か 【北京 = 琴寄辰男】 中国自動車工業協会が 9 日発表した今年上半期(1 - 6 月)の新車販売台数は、前年同期比 47.7% 増の 902 万台だった。 561 万台の米国を大きく上回り、昨年年間に続いて「世界一」を維持した。 生産台数は 893 万台。 ただ、足もとでは「販売は弱含みつつある(日系メーカー幹部)」との見方が広がっており、今後も上半期ほどの高成長を期待するのは難しそうだ。 6 月単月の販売台数は前年同月比 23.5% 増の 141 万台と高水準が続いたが、前年同月比の伸び率は 3 カ月連続で縮小。 金融危機で落ち込んだ販売台数は、昨年春から急回復したため、前年同月比での伸び率が低く出ている面もある。 中国自動車工業協会は「成長の速度は月を追うごとに落ちているが、全体としては高成長の傾向が続いている」と分析している。 ただ、下半期の伸び率縮小は避けられそうになく、今年年間では 10 - 15% 増に落ち着く、との見方が多い。 足もとで販売が弱含んでいるのは、小型乗用車の減税措置縮小の影響に加え、「各社が値引きに踏み切り、一段の値下がりを期待した消費者が待ちの姿勢に入っている(日系メーカー関係者)」ためという。 昨年からの販売急回復を受け、各社とも増産を進めた結果、「余剰感が出ている。(別の日系メーカー幹部)」 在庫増に悩むメーカーも出ている模様で、中国自動車技術研究センターによると、車が生産されてから購入者が登録するまでの期間は、2 月時点の 41 日間から 6 月時点では 55 日間に延び、メーカーやディーラーの資金繰りに影響を与えている、という。 日系メーカーでは、6 月単月でマツダが前年同月比 42% 増、日産自動車の合弁会社「東風汽車」の乗用車部門が同 30.6% 増と高い伸びが続いたが、トヨタ自動車は同 7.7% 増にとどまった。 トヨタ中国は「伸び率は縮小しているが、販売台数の水準そのものは下がっていない(広報担当者)」としている。 (asahi = 7-9-10) 中国の 4 月新車販売、34% 増の 156 万台 【北京 = 琴寄辰男】 中国自動車工業協会が 10 日発表した 4 月の新車販売台数は、前年同月比 34.4% 増の 156 万台だった。 過去最高を記録した前月の 174 万台には及ばないものの、高水準が続いた。 同協会は「自動車の生産や販売は、徐々に高成長から安定成長へと戻っている」と分析している。 ただ、これまで販売拡大を引っ張ってきた排気量 1.6 リットル以下の小型乗用車は、1 月から車両取得税の優遇措置が縮小された影響で、同 24% 増と全体の伸びを下回った。 新車市場全体も「年末年始に需要を先食いした反動で、客足が落ちている(日系メーカー幹部)」との見方が出ている。 (asahi = 5-11-10) 北京モーターショー開幕 東京の 19 倍、2,100 社参加 【北京 = 若松潤、琴寄辰男】 中国で今年最大となる自動車展示会「北京国際モーターショー」が 23 日、開幕した。 中国は 2009 年に米国を抜いて世界一の自動車市場となり、その後も拡大し続けている。 旺盛な需要を取り込もうと、世界の大手メーカーが集結、最新の環境車などをアピールする。 日本からはトヨタ自動車や日産自動車、ホンダなどが参加。 23 日は報道向け公開日で、日産のカルロス・ゴーン社長は会見で「中国市場の成長と共に日産も成長する」と話した。 会場は大型スクリーンや電飾、回転式の舞台装置で演出され、各国の報道陣であふれた。 ショーでは計約 990 台が展示され、世界初公開は 89 台。 「環境」が全体テーマで、ハイブリッド車や電気自動車など環境車 95 台も展示される。 中国メーカーからも、比亜迪汽車(BYD オート)によるスポーツ用多目的車 (SUV) や電気自動車などが展示される。 北京モーターショーは、上海と隔年で交互に開かれる中国最大の展示会。 部品企業などを含め約 2,100 社が参加、09 年秋開催の東京モーターショーの 19 倍に上る。 東京の参加を見送ったゼネラル・モーターズ、フォード、クライスラーの米ビッグ 3 や欧州大手も出品。 一般公開は 27 日 - 5 月 2 日で、主催者は 60 万 - 80 万人(昨秋の東京は 13 日間で 61 万 4,400 人)の来場を見込んでいる。 (asahi = 4-23-10) フォード、吉利汽車にボルボ売却 18 億ドルで合意 【ニューヨーク = 山川一基】 米自動車大手フォード・モーターは 28 日、傘下のスウェーデンの高級車ブランド「ボルボ」を、中国の自動車メーカー、吉利汽車に売却する合意書に調印した、と発表した。 同社によると、売却額は約 18 億ドル(約 1,656 億円)で、株式の売却は今年 9 月までに終える予定。 (asahi = 3-28-10) ◇ ◇ ◇ ボルボ、中国・吉利に売却へ フォードが発表 【ロンドン = 有田哲文】 米自動車大手フォード・モーターは 23 日、傘下のスウェーデンの高級車ブランド「ボルボ」を、中国の自動車メーカー、吉利汽車に売却することで基本合意したと発表した。 吉利によると、来年 1 - 3 月に株式譲渡に関して調印し、4 - 6 月に買収手続きを終えることを目指している。 AP 通信などによると、フォードは 1999 年にボルボを約 65 億ドル(5,900 億円)で買収したが、昨年以来、売却先を探していた。 フォードの年次報告によると、08 年のボルボの売り上げは 147 億ドル(1 兆 3 千億円)で、市場シェアは欧州で 1.3%、米国で 0.5%。 7 - 9 月期決算によると、ボルボは 1 億 3,500 万ドル(120 億円)の営業赤字を出している。 同じく中国自動車メーカーの北京汽車も米ゼネラル・モーターズ傘下のスウェーデンのブランド「サーブ」から知的財産権などを買収する方向になっており、金融危機後の自動車再編で中国メーカーが一定の地位を確保することが確実になった。 (asahi = 12-23-09) 中国の車市場「2 けた成長続く」 中国自工会幹部見通し 中国自動車工業協会の熊伝林・副事務局長は 8 日、都内で会見し、2009 年に米国を抜いて世界一となった中国の新車販売台数について、今後 5 年間さらに毎年 10 - 15% のペースで伸びていくとの見通しを示した。 中国メーカーの存在感が増していくとも指摘。 成長市場をめぐる各社の競争は激しさを増しそうだ。 ■ 「控えめな数値」 「中国市場は虎のように活気がみなぎっている。 年 10 - 15% の持続的成長は可能だ。」 熊氏は会見後に都内であった「中国自動車市場フォーラム」での講演でこう述べ、中国の新車市場がさらに拡大していくことに自信を示した。 09 年の新車販売台数は 1,364 万台。 金融危機で低迷した前年の反動や、排気量 1.6 リットル以下の乗用車購入を対象にした減税などの効果で、前年比 46% 増と大幅に伸びた。 中国自動車工業協会は 10 年も、前年比 10% 増の 1,500 万台になると予測する。 ただ熊氏は「控えめな数値で上回る可能性がある」と話す。 中国政府は、10 年の国内総生産 (GDP) 成長率について前年同様に 8% 前後を目指すとしている。 熊氏は過去の成長ペースから、中国の自動車市場の成長が鈍っても、GDP 全体の伸び率の 1.5 倍にあたる年 12% の成長は見込めると分析。 今後 5 年は、二けた成長が続くと予想した。 根拠としてあげたのが、自動車普及率の低さだ。 中国の自動車保有台数は 1 千人当たり数十台。 日本の 500 台以上に比べると、自動車をまだ持っていない消費者を大量に抱える。 沿海部の大都市での経済成長は鈍化しつつあるが、中小都市では高成長が続く。 農村部へ自動車普及を図る「汽車下郷」など内需拡大策の後押しもあり、熊氏は底堅い需要がある、とみている。 ■ 現地メーカー育成 成長を続ける巨大市場で、日本メーカーも拡大戦略を立てる。 日産自動車は今年後半、新興国向け低価格車として開発した新型「マーチ」の現地生産、販売を始める。 ホンダは 11 年をめどに武漢に第 2 工場を新設する方針で、中国での生産能力は 09 年度の日本国内生産計画(約 90 万台)の 8 割の約 70 万台に膨らむ。 中国自動車工業協会によると、09 年の乗用車(セダンとハッチバック)販売台数のメーカーの国別シェアでは、日本は 24.9%。 ドイツ系の 19.3% を上回り、中国メーカーの 29.7% に次ぐ 2 位と、すでに存在感を示している。 ただ、熊氏は「日本メーカーの市場シェアは今後小さくなる」と見る。 中国政府が「20 年までに自動車強国になる」目標に向け、現地メーカーの育成をさらに進めているからだ。 政府は昨春、100 社以上乱立する国内業界を再編し、11 年までに年間生産・販売台数 200 万台超を 2 - 3 社、100 万台超を 4 - 5 社に集約する方針を出した。 同時に電気自動車など環境技術対応に、国家戦略として取り組むという。 中国メーカーによる先進国メーカーや部品メーカーの買収などで先端技術獲得も狙うが、「肝心な技術は簡単には手放してくれないだろう。(熊氏)」 そこで、中国メーカー独自の開発施設への投資を、法人税の控除対象とするなど公的支援するという。 (若松潤、小暮哲夫、asahi = 3-9-10) 中国政府、中国社による GM 「ハマー」買収計画を却下 【北京 = 多部田俊輔】中国政府は 24 日までに、重機中堅の四川騰中重工機械が進めていた米ゼネラル・モーターズ (GM) の大型車ブランド「ハマー」買収計画を却下した。 騰中関係者が明らかにした。 中国政府は自動車メーカーの統合や環境対応車の開発を後押ししており、燃費効率が悪い大型車の生産を目指す騰中の計画は、国内自動車産業にとって望ましくないと判断した。 関係者によると、騰中は GM と代替策を検討しており、騰中が関連する海外法人を経由してハマー買収を実現する可能性も模索しているという。 ただ、その場合は騰中が当初計画していた中国国内でのハマー車生産は断念する。 中国商務省は 24 日、騰中の計画認可の申請は受け取っていないと表明した。 騰中は四川省政府には申請を出しており、省政府が水面下で中央政府に打診。 中央政府が計画を認めない方針を固めたもようだ。 (nikkei = 2-24-10) ◇ ◇ ◇ GM、中国企業への「ハマー」売却で最終合意 【ニューヨーク = 丸石伸一】 米自動車大手ゼネラル・モーターズ (GM) は 9 日、傘下のスポーツ用多目的車 (SUV) ブランド「ハマー」を、中国の重工メーカーの四川騰中重工機械(四川省成都市)に売却することで最終合意したと発表した。 発表によると、騰中重工は生産に必要な特許なども得る。 2011 年まではハマーの生産を GM に委託する形をとり、委託は 2012 年まで延長することもできる。 「これでハマーの生産と販売に関する従業員 3 千人超の雇用が守られる」と GM は説明している。 売却額は明らかにしていない。 GM と騰中重工は今年 6 月、ハマーの売却について暫定合意したと発表。 最終合意に向けて契約の詳細を詰めていた。 GM は、日本の民事再生法にあたる米連邦破産法 11 条の適用申請時に、大規模なリストラ計画の一つとして、主要ブランドを四つに絞り込む方針を表明。 これに沿ってハマーの売却交渉が進められていた。 (asahi = 10-10-09) 中国の自動車輸出、台数・価格共に下落 2009 年は中国の国内自動車産業にとって「一里塚」的な年となったが、国際市場に目を向けると中国の自動車輸出は台数が減少、価格も下落傾向にある。 「国際金融報」が伝えた。 台数面では、昨年の自動車(シャシーを含む)輸出台数は 37 万 700 台で前年比 44.7% 減、輸出額は 51 億 9,300 万ドルで同 42.6% 減となった。 完成車の輸出は 08 年比でほぼ半減だ。 輸出台数は昨年 1 - 2 月に底を打ち、その後いくらか回復したとはいえ、全体の勢いは往年の成長スピードとは比べものにもならない。 中国自動車工業協会の統計によると、09 年の全国の自動車商品累計輸出入総額は 699 億 1,900 万ドルで前年比 112 億 3,900 万ドル減、同 14% 減。 内訳は輸入総額が 331 億 700 万ドルで同 5% 増、輸出総額が 368 億 1,200 万ドルで同 26% 減となった。 価格面では、乗用車の平均輸出価格が 08 年比 5% 上昇したほかは、他の車種の輸出価格はいずれも下落。 中でも特殊用途車は同 45% 減と、最大の下落幅を見せた。 (中国・人民網 = 2-11-10) 中国の新車販売 3 カ月連続で過去最高 1 月は 166 万台 【北京 = 琴寄辰男】 中国自動車工業協会が 9 日発表した 1 月の新車販売台数は、前年同月比 124% 増の 166 万台だった。 昨年 12 月の 141 万台を大きく上回り、3 カ月連続で単月の過去最高を更新した。 生産も過去最高の 161 万台に達した。 中国政府が今年 1 月から小型車向けの減税措置を縮小したことの影響を懸念する声も業界内にあったが、実際は新車販売台数は前月より 25 万台も増加した。 減税縮小前の駆け込み需要の一部が翌月に持ち越された面もあるが、消費者の購買意欲が依然強いうえ、「年明けからの値引きで購入費用は減税縮小前と大差ない(日系メーカー幹部)」ためとみられる。 日系メーカーもホンダが前年同月比 55% 増、リコール問題を抱えるトヨタ自動車も同 53% 増と高い伸びを記録した。 (asahi = 2-9-10) 中国の自動車生産能力、500 万台分過剰の恐れ 【北京 = 多部田俊輔】 中国国内の自動車の年産能力が 2012 年に 2,500 万台以上となり、500 万台の過剰能力を抱える恐れが出てきた。 中国の新車販売台数は 09 年に 08 年比 46% 増の 1,364 万台と世界最大に急成長し、各社はシェア拡大を狙って工場建設計画を表明している。 中国政府は実態調査に乗り出しており、過剰設備が深刻になると判断すれば、工場新設の中止を命じられる可能性もある。 中国の経済誌、中国経営報が伝えた。 国内メーカー上位 14 社の生産能力は 12 年に年産能力が 2,300 万台に増え、中国全体では 2,500 万台以上に達する見通し。 特に比亜迪汽車(広東省)など自社ブランド車メーカーが積極投資を予定しているという。 一方、業界団体などの調査によると、需要は年 10 - 15% 増で推移するとみており、12 年の新車販売台数は 2,000 万台を見込む。 メーカー各社が計画通りに工場を新設すれば、500 台が過剰となる可能性が出てきたとしている。 (nikkei = 2-4-10) 自動車生産能力、中国 10 社が 12 年に 2,100 万台 09 年比 7 割増 【北京 = 多部田俊輔】 中国で自動車の新工場建設計画が急増している。 外資との合弁事業を展開する企業だけでなく、自主ブランドメーカーも生産を増強。 上位 10 社で 2009 年に約 1,200 万台だった生産能力は 12 年には 7 割増の約 2,100 万台に達する見通し。 09 年の新車販売台数が 08 年比 46% 増の 1,364 万台に達し世界最大となった中国市場でのシェア拡大が狙いだが、生産能力過剰に陥る恐れも出ている。 中国最大手の上海汽車集団は 12 年の年産能力を 09 年比 3 割増の 360 万台まで引き上げる。 同社は米ゼネラル・モーターズ (GM)、独フォルクスワーゲン (VW) と合弁事業を展開。 減税などで農村での販売台数が急増した小型車を中心に生産能力を大幅に増やす。 (nikkei = 1-24-10) 中国の 09 年新車販売 1,364 万台 生産も世界一確実 【北京 = 琴寄辰男】 中国自動車工業協会が 11 日発表した 2009 年の新車販売台数は、前年比 46% 増の 1,364 万台だった。 世界首位を中国に譲った米国に、300 万台を超える差をつけた。 好調な販売を反映し、生産も同 48% 増の 1,379 万台に達した。 1 - 11 月の累計生産が約 715 万台にとどまった日本を抜き、世界首位が確実だ。 中国の 12 月単月の販売台数は、前年同月比 92% 増の 141 万台に達し、2 カ月連続で過去最高を更新。 10 カ月連続で月間 100 万台を超えた。 09 年の米国の販売台数は前年より 2 割以上少ない約 1,043 万台。 小型車減税や国内景気の回復で大きく伸びた中国市場は、10 年も拡大が続き、1,500 万台程度に達するとの予想が多い。 中国での日系メーカーの販売台数は、日産自動車が前年比 39% 増の 75 万 6 千台を記録。 トヨタ自動車が同 21% 増の 70 万 9 千台、ホンダが同 23% 増の 57 万 6 千台、マツダが同 41% 増の 18 万台と続いた。 (asahi = 1-11-10) 09 年新車販売、中国が初の世界一 大幅減の米国抜く 【ラスベガス = 丸石伸一】 米調査会社オートデータが 5 日発表した 2009 年の米国の新車販売台数は、前年比 21% 減の 1,042 万 9,553 台となり、1982 年以来 17 年ぶりの低水準まで落ち込んだ。 すでに発表済みの中国の 1 - 11 月累計販売は 1,223 万台。 年間ベースで中国が初めて米国を抜き、世界最大の自動車市場になった。 (asahi = 1-6-10) GM 傘下サーブ 3 車種の知的財産権買収 中国・北京汽車 【北京 = 琴寄辰男】 中国自動車第 5 位の北京汽車は 14 日、米ゼネラル・モーターズ (GM) 傘下のスウェーデンのブランド「サーブ」から、3 車種の知的財産権などを買収することで合意した、と発表した。 買収を決めたのは、サーブの乗用車「9-5」など現行 3 車種の車台と、エンジン、変速機の技術所有権や生産設備の一部。 加えてサーブ側は、サーブの技術を使った北京汽車の自主ブランド車開発を支援する。 中国地場自動車メーカーの吉利汽車も 10 月、米フォード・モーターによるスウェーデンの高級車ブランド「ボルボ」売却で優先交渉権を獲得しており、欧米メーカーの技術を狙った中国メーカーの買収攻勢が目立っている。 (asahi = 12-15-09) 中国新車販売、09 年は 1,300 万台突破確実 【北京 = 琴寄辰男】 中国自動車工業協会が 8 日発表した 1 - 11 月の新車販売台数は前年同期比 42.4% 増の 1,223 万台だった。 2009 年年間では 1,300 万台突破が確実な状況。 米国の 1 -11 月の新車販売台数は約 940 万台にとどまっており、09 年は、初めて「世界一」になる中国市場の独走に終わりそうだ。 中国の 11 月単月の新車販売台数は前年同月比 96.4% 増の 134 万台と、これまで過去最高だった 9 月(133 万台)を上回った。 9 カ月連続で月間 100 万台を超えた。 販売回復のきっかけとなった排気量 1,600cc 以下の小型乗用車を対象とした減税は年末で期限を迎えるが、来年以降も継続されるとの見方も出ている。 また、減税が打ち切られても「中型以上のクラスも販売台数が伸びており、影響は一時的(日系メーカー幹部)」との見方が強い。 (asahi = 12-9-09) 「東京超えた」広州モーターショー開幕、欧州大手ずらり ![]() 広州モーターショーが 23 日の報道公開で始まった。 中国は今年「世界一」の自動車市場となる。 今月上旬まで開かれた東京モーターショーでは出展を見送った欧米大手も顔をそろえ、「重要度で『東京』を超えた」との声が出るほど。 買収や再編で規模拡大を目指す中国メーカーの存在感も高まっている。 ■ 展示面積、東京の 3 倍 「東京モーターショーは、北京、上海だけでなく、広州にも抜かれた。」 日系メーカー幹部は、こんな感想を漏らした。 03 年に始まった広州ショーは今年、展示面積約 15 万平方メートル、出展社数約 670 社で、ともに過去最大。 世界 5 大ショーの一つとされ、41 回の歴史がある東京に比べ、面積は 3 倍近く、社数は約 6 倍だ。 30 日までの予定。 東京への出展を見送った米ゼネラル・モーターズ (GM)、独フォルクスワーゲンなど主要メーカーも勢ぞろい。 中国の今年の新車販売台数は 1,300 万台を超え、来年は 1,500 万台に達するとの見方も出ている。 独 BMW 系の「宝馬汽車貿易」の許智俊・副社長は「どの車種もとても好調。 特に最高級クラスは、世界で中国の右に出る市場はない」と自信を見せる。 1 - 10 月の販売台数は、前年比 36.7% 増。 すでに 08 年を上回り、過去最高を更新した。 同社は 50 億元(約 650 億円)を投じ、新工場も建設する。 GM の合弁会社「上海通用汽車」も高級車キャデラックの新型を発表。 今月初訪中したオバマ米大統領の公用車のブランドと紹介し、高級感を前面に出した。 独メルセデス・ベンツも過去最大級となる 22 台を展示した。 トヨタも今回、最大規模の 3,800 平方メートルに新型のクラウンやプリウスなど 45 台を展示。 レクサスの大型 SUV「GX460」を世界に先がけて公開した。 今年の販売台数が中国一の「F3」を持つ BYD オート、吉利汽車など中国勢も、売れ筋車種を一挙に展示。 展示規模は海外ブランドと肩を並べた。 日産の合弁会社「東風汽車」の中村公泰社長は「政府が成長を後押ししており、大変な脅威だ」と話す。 ■ 中国メーカー、技術向上ねらい再編 中国地場メーカーの吉利汽車は、米自動車大手フォード・モーターが傘下のスウェーデンの高級車ブランド「ボルボ」を売却する先として有力になっている。 広州ショーでの新型高級車の発売式典で、司会の女性がボルボ売却で優先交渉権を得たことを紹介。 持ち株会社の王自亮・副社長は「各ブランドの運営などを通じ、年 200 万台生産・販売という目標達成を確保したい」と強調した。 いまの中国メーカーにとって「200 万台」、「100 万台」という数字には特別な意味がある。 中国政府は今春、100 社以上が乱立する国内業界を再編し、年間生産・販売台数 200 万台超の 2 - 3 社、100 万台超の 4 - 5 社に集約する方針を打ち出した。 規模拡大を通じて自主開発能力を高め、技術を海外大手との合弁会社に頼るメーカーが業界上位を占める現状を打ち破る狙いだ。 「再編で、長安汽車の業界での影響力や地位は向上する。」 中国自動車第 4 位の長安汽車のブースでは、徐留平会長がこう語った。 フォードやマツダ、スズキと提携する長安汽車は今月 10 日、中堅の江西昌河汽車など 5 社との事業統合を発表した。 統合後の長安汽車は東風汽車を抜いて第 3 位に浮上。 年産能力は 220 万台まで拡大する。 ホンダやトヨタと組む中国第 6 位の広州汽車も 5 月、中堅の湖南長豊汽車に 29% 出資して筆頭株主になった。 広州汽車の曽慶洪社長は「自動車産業の構造調整に積極的に参加し、戦略的再編をさらに深めていく」と話した。 (広州 = 小林哲、奥寺淳、琴寄辰男、asahi = 11-24-09) 中国の自動車生産、09 年は 1 千万台突破 年間世界一へ 【深セン(中国広東省)=琴寄辰男】中国自動車工業協会は 20 日、09 年年初からの累計生産台数が 1 千万台を超えたと発表した。 中国国内の年間自動車生産が 1 千万台を上回るのは初めて。 同協会などはこの日、吉林省長春で記念式典を開いた。 中国の新車販売台数は今年、年間 1,200 万台を超える勢いが続いており、米国を抜いて世界首位になる可能性が高まっている。 生産台数でも日本を超えて世界一となる見通しだ。 中国では、今年 1 - 9 月の累計で新車販売が 966 万台と好調で、生産も 961 万台に達した。 08 年に 1,150 万台余りを生産して世界一だった日本は、国内市場の低迷などで、今年 1 - 8 月の累計では 464 万台にとどまっている。 (asahi = 10-21-09) 中国の新車販売、7 カ月連続世界一 7 月も 100 万台超 【上海 = 奥寺淳】 中国自動車工業協会がまとめた 7 月の新車販売台数は、前年同月より 63.6% 多い 108 万 5,600 台で、今年に入って 7 カ月連続で世界一となった。 5 カ月連続で月間販売台数が 100 万台を超え、伸び率も 6 月(36.5% 増)を大幅に上回った。 同協会によると、7 月は例年、車の売れ行きが鈍るが、今年は上半期の好調さが続いている。 排気量 1,600cc 以下の小型車の車両取得税を 5% に半減する販売支援策が功を奏し、7 月の乗用車販売は前年同月より 7 割も増えた。 1 - 7 月の累計は前年同期比 23.4% 増の 718 万 4,400 台。 同時期の米国(約 580 万台)を大きく上回っており、年間でも世界一となる可能性が高まっている。 (asahi = 8-8-09) 中国の新車販売、上半期「世界一」の 610 万台 中国の 09 年上半期(1 - 6 月)の新車販売台数が前年同期比 17.7% 増の 610 万台となり、481 万台の米国を抜いて初めて「世界一」となった。 不振の米国、日本両市場を尻目に好調さを維持し、年間の首位も現実味を増している。 膨らむ需要に日本メーカーも攻勢をかけている。 中国自動車工業協会が 9 日発表した中国の 6 月の販売台数は前年同月比 36.5% 増の 114 万台となり、4 月に記録した単月の過去最高(115 万台)に次ぐ好調さを維持した。 昨年秋は世界的な金融危機の影響で購買意欲が冷え込み、11 月から 3 カ月連続で前年同月比 10% 超のマイナスとなったが、今年 3 月以降は 4 カ月連続で 100 万台の大台を突破。 「一時期の買い控えムードはすっかりなくなり、その反動もあって勢いがついている。(日系メーカー幹部)」 米国の 6 月の新車販売が前年同月を約 3 割下回り、6 カ月連続で年換算で 1 千万台を割ったのと対照的だ。 好調な販売を支えているのは、中国政府の支援策。 1 月から排気量 1,600cc 以下の乗用車を対象に車両取得税を 5% に半減。 減税対象車の販売増で、普通乗用車全体の上半期の販売は 21.6% 増の高い伸びとなった。 需要の先食いを懸念する声もあるが、日系メーカー関係者は「中国は初めて車を買う消費者が多く、先食いを心配する雰囲気はない」と話す。 株価回復も消費者の購買意欲を刺激しているようだ。 代表的指数の上海総合株価指数は最近、上昇傾向にあり、今月には約 1 年 1 カ月ぶりに 3,000 台を回復した。 6 月は減税対象でない 1,600cc 超 - 2 千 cc の普通乗用車の販売も前年同月比 17.2% 増と勢いを取り戻しており、中国自動車工業協会は「景気の底入れと株価回復などが影響している」と分析している。 同協会は 09 年の販売台数の予想を「1,100 万台以上」に引き上げた。 米国でも最大 4,500 ドル(約 42 万円)の買い替え補助策が決まったが、年間 1 千万台到達は危ぶまれており、年間でも中国が初の「世界一」に立つ可能性が高まっている。 ■ 攻める日本勢、伸びには差 収益の柱だった米国市場での販売が冷えこむ中で日系メーカーは店舗網の拡充など攻勢をかける。 日本自動車工業会のまとめでは、中国の乗用車の保有台数(07 年末)は 3,196 万台で、40.7 人に 1 台となる計算だ。 1.9 人に 1 台の日本など先進国と比べ、自動車の普及は今後も急速に進むとみられる。 ただ、日系メーカーの間では、販売の伸びは減税車種への対応などで差がついた。 日産自動車の上半期の販売台数は 22 万 5,074 台で前年同期比 41% 増。 減税車種の「ティーダ」などに加え、大型セダン「ティアナ」も好調なことが追い風になった。 西川広人副社長は「中国は米国と並ぶ市場になった。 成長は一過性ではなく、さらに早まる。」と話す。 日産は 09 年に中国の販売網を、内陸部の地方都市を中心に 08 年比で 38 店増やし、計 380 店にする。 内陸部は沿海部の大都市に比べて経済危機の影響が少なく、初めて新車を購入する層が多いため、高い成長が見込めるためだ。 ホンダの上半期の販売台数は前年同期比 11.8% 増の 25 万 5,021 台。 主力の中型車アコードが 8.6% 増になったほか、減税車種の小型車シティは 57.3% 増だった。 ホンダは小型車シビックなどを生産する武漢工場の生産能力を 7 月末までに、年産 12 万台から 20 万台に引き上げる。 10 年には合弁相手と独自ブランド「理念」を立ち上げ、現地開発した小型車を投入する方針だ。 一方、トヨタの上半期の販売台数は 28 万 4 千台と前年同期比で横ばい。 カローラの主力が排気量 1,800cc で減税対象外となったことが響いた。 トヨタはクラウンやハイランダーなど日米市場の主力車種を投入してきた。 現地生産を始めた SUV (スポーツ用多目的車)の RAV4 とハイランダーの値下げ効果で、5 月は前年同月比 17% 増、6 月は同 33% 増と持ち直したが、拡大する中間層向けに価格が手頃な小型車の拡充が急務だ。 中国の統括会社、トヨタ自動車(中国)投資の加藤雅大社長は「中国特有の設計あるいは仕様を考えていかなければならない」と話している。 (琴寄辰男 = 東莞〈中国広東省〉、大日向寛文、小暮哲夫、福田直之、asahi = 7-10-09) 中国、5 月の新車販売 112 万台 5 カ月連続世界一 【北京 = 琴寄辰男】 中国自動車工業協会が 9 日発表した 5 月の新車販売台数は前年同月比 34.0% 増の 112 万台となり、3 カ月連続で 110 万台を上回った。 小型乗用車購入者を対象にした減税や農村への自動車普及策が販売を後押しした。 米国の 5 月の販売台数(約 93 万台)を上回り、今年に入って 5 カ月連続で「世界一」を続けている。 1 - 5 月の累計販売台数は前年同期比 14.3% 増の 496 万台となり、10% を超える伸び率を回復した。 中国の英字紙チャイナ・デーリーによると、同協会とは別の乗用車業界団体は今週、09 年の販売台数予想を、前年を約 17% 上回る 1,100 万台に上方修正した。 1 千万台到達が危ぶまれている米国市場を年間でも超える可能性がある。 同協会は、減税対象となっている排気量 1.6 リットル以下の乗用車などが年明けの販売を引っ張っていると分析。 「新車販売増加の主な原動力は政策要因で、政府の自動車産業への保護を体現している」と指摘した。 また、回復が遅れている商用車については「政策による下支えが不足している」として、政府に一段の支援策を求める方針を明らかにした。 (asahi = 6-9-09) 中国の新車販売、4 カ月ぶり増 2 月、前年比 24% 【北京 = 琴寄辰男】 中国自動車工業協会が 10 日発表した 2 月の新車販売台数は前年同月比 24.7% 増の 82 万 8 千台で、4 カ月ぶりに前年同月を上回った。 旧正月の時期のずれの影響を受けない 1 - 2 月の累計では前年同期比 2.6% 増だった。 中国政府は、排気量 1.6 リットル以下の乗用車を購入した場合、車両取得税を半減する支援策を打ち出しており、1 - 2 月はこのクラスの乗用車の販売台数は同 18.8% 増だった。 李毅中・工業情報相はこの日の記者会見で、2 月に昨年 6 月以来の販売台数を記録したことに触れ、「政府による支援策の結果だ」と強調した。 (asahi = 3-11-09) |