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国慶節の連休始まる 多くの中国人観光客が日本へ 中国では 1 日から、建国記念の日に当たる国慶節の連休が始まり、中国経済の減速の影響が懸念されるなかでも日本への旅行は高い人気を集めていて、連休中大勢の中国人の観光客が日本を訪れる見通しです。 中国では 1 日から、建国記念の日に当たる国慶節の 7 連休が始まり、これに合わせ大勢の人たちが国内外の観光地を訪れます。 南部、広東省・広州の空港では、先月 30 日連休を外国で過ごそうという大勢の人たちで混雑していて、中でも円安が続き中国から距離が近い日本への旅行は人気で、日本行きの便はほぼ満席となっていました。 広州の日本総領事館によりますと、先月のビザの発給件数は、去年と比べて 4 割増えているということです。 中国では、株価の下落や経済指標の悪化など景気の先行きに懸念が強まっていますが、広州の空港では中国人の観光客からは「経済の影響はあまり大きくない」などといった声が聞かれました。 また、空の便だけでなく大型のクルーズ船で日本に向かう観光客も急増しています。 旅行業界の関係者は「クルーズ船もほぼ満席となっている」などと話していて、連休中大勢の中国人の観光客が日本を訪れる見通しです。 クルーズ船での日本訪問が増加 日本政府観光局の上海事務所によりますと、中国でクルーズ船の主要な港となっている上海では、先月から今月にかけて日本に向かうクルーズ船の便数は合わせて 51 と、去年の同じ時期に比べておよそ 4 倍に増えているということです。 このうち国慶節の連休を前にした先月 28 日に上海を出発し、日本と韓国に向かうクルーズ船には 4,000 人以上の観光客が乗船し、2,000 余りある客室がほぼ満室となっていました。 6 泊 7 日の日程で、福岡県と熊本県、それに韓国のプサン(釜山)を訪れるこのクルーズ船には、レストランやバーのほか、プールや劇場などの娯楽施設、さらに免税店やカジノまで設けられていて、船の旅をゆっくりと楽しめるとして家族連れなどから人気を集めているということです。 日本政府は、ことしから事前に許可を受けたクルーズ船の乗客に対しては、ビザを免除していることから、最近は空からだけでなく、海から日本を訪れる人も増えています。 クルーズ船を運航する会社の担当者は「クルーズ船を体験してみたいという中国人が増えているうえ、近場の目的地として日本には魅力があることから、日本行きのクルーズ船の利用者は今後も増えるのではないか」と話しています。 (NHK = 10-1-15) 店員に暴行の中国人夫婦逮捕 会計前にアイス食べ注意され 札幌 コンビニエンスストアで会計前の商品を食べたことを注意した店員に暴行を加え、けがをさせたとして、札幌中央署は 26 日、傷害の疑いで、いずれも自称中国上海市の銀行員の男 (36) と会社員の女 (25) を現行犯逮捕した。 2 人の逮捕容疑は同日午後 10 時35分ごろ、札幌市中央区北 5 西 6 のコンビニ店内で、男性店員 (24) の顔を殴ったり、髪を引っ張るなどの暴行を加え、顔などに軽傷を負わせた疑い。 同署によると、2 人は中国籍の夫婦で、新婚旅行中だったという。 女が会計前に商品のアイスクリームを店内で食べだしたため、店員が他の客の迷惑を考え、身ぶりで店外に出るよう促したところ、2 人に暴行された。 男は「妻がののしられたと感じたので殴った」と供述しているという。 (北海道新聞 = 9-27-15) 一休、中国最大手と提携 訪日客にレストラン予約 高級宿泊サイトなどを運営する一休は中国の大手旅行会社と組み、訪日中国人向けのレストラン予約サービスを始める。 このほど中国最大の旅行サイトである携程旅行網(シートリップ)と提携することで合意。 シートリップを通じて高級和食レストランなど「食」をテーマにした旅行メニューを中国人に提供し、拡大する訪日客(インバウンド)需要を取り込む。 訪日する中国人がシートリップの予約サイトを通じ、一休が独自に手配する日本のレストランを利用できるようにする。 対象は中国人富裕層に人気が高い高級和食レストランが中心。 50 店の協力店舗を集め、専用プランを用意する。 価格はランチが 5 千円程度、ディナーは 1 万円程度が主体。 シートリップの会員向けに早ければ 9 月中旬からサービスを始める。 当初は東京都内のレストランを中心に展開し、関西にも協力店舗を広げていく。 シートリップは米ナスダック市場に上場する。 空券やホテルなどの予約ができる総合旅行サイトを手掛け、会員数は約 1.4 億人と中国で最大。 一休は高級レストランの予約サイトを運営し、現在国内で約 3,500 店を取り扱っている。 日本政府観光局 (JNTO) によると、1 - 7 月の訪日外国人客数は前年同期比 47% 増の 1,105 万人に達した。 このうち中国は 2 倍強の 275 万人と国別で首位で、すでに昨年年間(240 万人)を超えた。 (nikkei = 8-31-15) ロビーにあふれる中国人客、息吹き返す静岡空港 2015 年の訪日外国人旅行者は 1,800 万人に上る見通しとなった。 大きな原動力となっているのは、海外と地方空港を結ぶ航空路線の拡大などによって大挙して訪れる中国人客の旅行ブームや「爆買い」だ。 ◆ 中国人客の奔流 中国・上海にある旅行会社「上海春秋国際旅行社」は、干潮時にだけ島へ通じる道が現れる「エンジェルロード」を気に入り、瀬戸内海の小豆島を旅行プランに組み込む計画を練っているという。 来日した創業者で春秋グループ会長の王正華氏は「世界遺産の白川郷(岐阜県)など村の風景で安らぎのツアーも企画したい」と話す。 中国人客は東京、富士山、京都、大阪を結ぶゴールデンルートを好んだが、目的地は地方へと広がった。 代表例が静岡県の富士山静岡空港だ。 7 月末時点で就航する国際線は 13 路線週 47 便と 1 年前の 3 路線週 13 便から大幅に増えた。 飛行機が到着するたびに空港ロビーは中国人客らであふれる。 日中間の協定で、混雑している羽田空港や成田空港を除くと、中国の航空会社は自由に航空路線を開くことができる。 地方空港の失敗例とも言われてきた静岡空港は息を吹き返した。 中国経済の先行きを懸念する見方もあるが、三菱総合研究所の佐野紳也主席研究部長は「所得の向上が続いている。 中間層が増えているので(旅行需要は)大きく減退することはない。」と指摘している。 ◆ 日本では困惑も 政府は東京五輪・パラリンピックが開かれる 2020 年までに 2,000 万人の訪日客を目指しているが、困惑も広がっている。 東京都内の大手百貨店では、化粧品売り場に中国語が話せるスタッフを配置した。 混雑時に接客の順番待ちが必要なことを説明しているが、中国人客らが割り込み、日本人客が買い物を諦めて帰るケースもある。 イオンモール日吉津(鳥取県日吉津村)では 7 月初め、県内の港に寄港した中国発のクルーズ船の乗客約 4,000 人が来店した。村の人口を超える数だった。 中国人に人気の化粧品や医薬品の仕入れを増やし、何とか常連客に迷惑がかからないようにしたという。 関西などではホテル不足も深刻だ。 近畿圏を中心に展開する阪急阪神ホテルズでは「金曜夜や土曜夜は満室が多く、予約は断らざるを得ない」という。 日本人客にとっても泊まりにくい状態が続いている。 (yomiuri = 7-23-15) "爆買い" で中国便の遅れ相次ぐ 注意呼びかけへ 成田空港で中国人観光客などが、出発直前に大量の土産物を購入し、機内持ち込みの荷物の制限を超えるケースが相次ぎ、中国行きの便の出発の遅れにつながっていることが分かりました。 成田空港会社は、乗客に注意の呼びかけを始めることになりました。 旅客機の乗客が機内に持ち込める荷物は、航空会社ごとに大きさや数の制限があり、日本の大手航空会社の場合、身の回り品に加え、定められた大きさを超えない荷物 1 個とされています。 ところが、成田空港では、中国人観光客の多い中国行きの便で、スーツケースなどを預けたあとの乗客が、出発直前に免税店で大量の土産物を購入し、荷物の制限を超えるケースが相次いでいるということです。 制限を超える荷物を貨物室に積み込む作業が必要となるため、出発が遅れる便も出ていて、ある航空会社ではことし 3 月、こうした遅れが中国行きの便のおよそ 3 割で確認されたということです。 このため、成田空港会社は、乗客に対し、機内に持ち込める荷物の制限に注意するよう呼びかけを始めることになり、3 日から免税店に注意点の掲示を行うことにしています。 成田空港会社は「荷物の制限を超えた場合は、時間に余裕を持って航空会社に申告してほしい」と話しています。 (NHK = 7-2-15) 象印、爆買いで上方修正 炊飯器や水筒の販売好調 象印マホービンは 22 日、2015 年 11 月期連結決算の業績予想を上方修正し、売上高を 845 億円から 860 億円に、純利益を 47 億円から 58 億円に引き上げた。 訪日外国人による「爆買い」で、炊飯器や水筒の販売が増えたことが要因。 5 月までの半年間で、海外で使える炊飯器の売り上げは前年同期の 3 倍以上になった。 高機能モデルが人気で、商品単価、販売数量ともに上向いた。 中国や台湾を中心とする海外での販売も好調だった。(北海道新聞 = 6-22-15) 中国人訪日観光、通年化の兆し 花見時期 春節並み これまで春節(旧正月)が中心だった中国からの訪日観光が通年化の兆しを見せている。 桜の開花時期にあわせ 3 月 15 日 - 4 月 15 日に訪日する中国人は約 35 万人と前年同期から倍増。 来日ブームが起きた今年 2 月の春節とほぼ同水準だ。 花見シーズンの訪日客の総消費額は 70 億元(約 1,370 億円)ともされ、国内での需要取り込みも通年化への対応が迫られる。 中国のオンライン旅行サービス大手、携程旅行網(シートリップ)がこのほど旅行者数の推計値をまとめた。 中国では 4 月上旬が清明節(「お彼岸」に相当)の連休で、この期間に訪日客が集中した。 日本政府観光局 (JNTO) によると、春節の休暇(通常は 1 - 2 月の 1 週間)を利用した 2 月の中国人観光客は約 36 万人だった。 花見シーズンは推定 35 万人で、春節に次ぐ大きな訪日のヤマとなった。 シートリップの推計では、来日客 1 人当たりの総消費額は約 38 万円で、全体では 1,300 億円を超える。 このうち宿泊費やお土産代など国内での消費が 1 人当たり 20 万円弱とみられる。 同社は「円安に加え、観光ビザの発給要件緩和や免税対象の拡充が、爆発的な人気を継続させている」と分析。 人気のコースは「東京・箱根・京都・大阪を巡る 6 日間」や「東京と熱海フリーツアー 5 日間」などだ。 春節や花見シーズンだけでなく、中国からの訪日はピークがいくつもある「通年化」の兆しを見せる。 中国では 5 月上旬に労働節の連休を控えるが、すでに人気のルートはほぼ満席という。 さらに学校が夏休みに入る 7 - 8 月、国慶節の大型連休がある 10 月と続く。 観光庁によると、2014 年の訪日外国人の旅行消費額は 2 兆 278 億円と前年比で 43% 増えた。 このうち中国からの旅行者の消費額は同約 2 倍の 5,583 億円。 全体に占める中国の比率も 13 年の 19% から 14 年は 27% に増えた。 (上海 = 小高航、nikkei = 4-10-15) 中国人訪日客に初の臨時ビザ 花見に殺到、ホテルは満室 中国からの訪日客急増で、日本政府発行の観光ビザが不足する恐れがあるとして、現地の日本国大使館や総領事館が、中国人の団体客向けに初めて臨時ビザを出していることがわかった。 花見シーズンを迎え、東京や大阪、京都ではホテルの満室が相次いでいる。 1 日、東京都千代田区の千鳥ケ淵公園。 上海から家族で訪れた中国人女性の孟申英さん (60) は「上海の桜は公園など一部だけ。 街中にあふれる桜は、雨が降ってもすてき。」と話した。 訪日観光に必要なビザの発給数は昨年から「未曽有(みぞう)の増加傾向(外務省領事局)」が続く。 同省の統計によると、今年 3 月に観光ビザで来日した中国人は昨年 3 月の 2.5 倍にあたる約 26 万 8 千人。 昨年 1 年間の約 152 万人に対し、今年 1 - 3 月だけで約 69 万人が観光ビザで訪れている。 (今村優莉、asahi = 4-2-15) 中国人観光客急増でビザ用紙が不足 99,800 件発給 円安などを背景に日本を訪れる中国人観光客が急増していることから、中国にある日本大使館などではビザの用紙が足りなくなるおそれが出ていて、一部で臨時の用紙を使うなど異例の措置を取っています。 日本を訪れる中国人観光客は、円安が続いていることや、日本と中国を結ぶ新しい航空路線の開設が相次いでいること、それに中国人の個人観光客に発給している「数次ビザ」の要件がことし 1 月に緩和されたことなどを背景に急増しています。 こうしたなか、中国にある日本大使館や総領事館には、連日、大勢の旅行会社の担当者が訪れ、ビザの申請窓口に列を作っています。 このうち上海にある日本総領事館では、先月は中国の旧正月「春節」があったことも重なって、観光客向けのビザの発給件数は 9 万 9,800 件と去年の同じ月の 6 倍余りに増加しました。 中国人に人気のある桜の季節を迎える今月はさらに申請が増える見通しだということです。 このため、総領事館では通常、使用している桜や富士山の柄を印刷したビザの用紙が足りなくなるおそれが出ていて、今月から団体の観光客向けには白い無地の臨時の用紙を使う異例の措置を取っています。 また、多い日には 1 万件を超える申請があるということで、臨時のスタッフを採用して対応に当たっています。 上海にある日本総領事館の川崎恵弘領事は、「一つの国からこれほど多くの観光客が日本を訪れたことは過去にないと思います。 これまで臨時のビザ用紙を使ったことはなく、予想を大幅に上回る事態です。」と話しています。 中国の旅行会社の担当者らは、日本を訪れる中国人観光客の増加傾向は当面続くのではないかという見方をしています。 上海の日本総領事館にビザの申請に訪れた旅行会社の担当者は、「円安が続いているうえ日本製品は品質がよいので、多くの中国人が買い物を目的に日本を訪れている。 桜の季節が終わったあとも夏休みなどに家族連れなどが訪れるだろう。」と話していました。 また、別の旅行会社の担当者は、「日本を訪れる中国人観光客の増加の勢いは当面続くと思う」と話していました。 (NHK = 3-18-15) 中国 "爆買い" に危機感、今年も日本企業たたきか 日本に来た中国人旅行客が日本製の商品を大量に買う "爆買い" が、先月も話題となりました。 その一方で、中国国内では、「日本製品が優れている」ことを否定するような動きが広がっています。 背景にはいったい何があるのでしょうか。 「製造業は我が国が強みとする産業である。 製造大国から製造強国へと転換する必要がある。(中国 李克強首相)」 先週、全人代 = 全国人民代表大会で、国内企業の競争力の強化を訴えた李克強首相。 背景には、消費者の目が海外に向かい過ぎていることに対する中国政府の「危機感」があります。 中国人旅行客が日本で家電製品などを大量に購入するいわゆる "爆買い"。 今年は特に、ウォシュレットを買い求める様子が目立ちましたが、これを中国共産党の機関紙が報じたことから、中国国内では "便座事件" と呼ばれました。 さらに ・・・、「こちらでは日本製品 = 高品質という考え方はかなり定着しているんですが、スーパーではこうした考えを逆手にとったある奇妙な商品が売られています。(記者)」 北京市内の高級スーパーに置かれている日本語で書かれた商品。 しかし、よく見てみると ・・・「幸せは実はツンプル(シンプル?)にできます。」 中国では、このように "日本産" に見せかけて、商品の説明などに日本語が使われているケースがよく見受けられます。 「日本の発展は早いですから製品の質も良いです。 それは否定できませんよね。」 「カメラみたいな電化製品の質は日本産が良いと思います。(市民)」 高まる中国人消費者の "海外信仰"。 去年の GDP = 国内総生産の成長率が 24 年ぶりに低い水準となった中国では、いかに海外での "爆買い" を減らし、国内での消費を回復させるかが、重要な課題となっているのです。 中国国営テレビは先月、日本と中国のメーカーの炊飯器でご飯を炊き、どちらが美味しいのか比べるという検証番組を放送しました。 「中国製を選びます。 こちらの方が歯ごたえがいい。(消費者)」 番組では 10 人中 5 人が中国製、3 人が日本製と回答。 中国製の炊飯器に軍配が上がったとするなど、中国国内では「日本製品の優位性」を否定しようとする動きが強まっています。 こうした中、中国ではまもなく、外資系企業が 1 年のうち最も神経をとがらせる日がやってきます。 3 月 15 日は「消費者保護日」。 国営テレビが問題がある企業を告発する特集番組を放送します。 標的となるのは、ほとんどが外資系企業。 去年は日本のニコンが、おととしはアメリカのアップルがヤリ玉にあげられ、謝罪や釈明におわれました。 「『日本製品の優位性』を打ち消したい」という中国政府の思惑が見え隠れするなか、今年はどの国のどの企業が標的となるのか、注目が集まっています。 (TBS = 3-13-15) 日本への "爆買い" 旅行は非国民だ! 春節で批難合戦の中国 【北京 = 矢板明夫】 旧正月(春節、2 月 19 日)を挟む 1 週間強の休みを利用して多くの中国人が旅行に出かけたが、行き先の二分化傾向が鮮明になっている。 比較的若い富裕層や知識人は日本や欧米を選ぶ一方、中高年を中心とする保守層には中国当局が推奨する延安などの革命聖地を訪れる人が多い。 双方は互いに「売国奴」、「洗脳された人々」などと非難しあう。 春節旅行の行き先から政治的傾向も見えてきそうだ。 これまで欧米や香港などを訪れることが多かった富裕層や知識人の間で、今年は日本の人気が急上昇した。 日本政府による中国人観光客に対するビザ発給要件の緩和や円安などが主な原因とされるが、中国政府がメディアを総動員して展開する日本批判キャンペーンを、彼らはあまり気にしていないことも背景にはあるといわれる。 中国メディアの統計によれば、今年の春節の訪日客は約 45 万人で史上最高を記録した。 炊飯器や高級時計などを大量購入し、合計 1,000 億円以上を消費したといわれる。 日本での "爆買い" は中国メディアにも大きく報じられている。 「四月ネット」など左派系サイトなどでは「非国民が多すぎる」、「彼らが使ったお金はやがて日本の原子爆弾開発に使われるだろう」といった批判が寄せられた。 一方、習近平政権による愛国主義教育の宣伝などで、中国では民族主義と愛党精神も高揚している。 中高年が多い保守層には共産革命の聖地訪問が人気だ。 延安と習近平国家主席の故郷、富平がある陝西省では、今年の春節期間中、2,000 万人が訪れた。 毛沢東の像の前で共産党の党旗を広げて記念撮影する人は、昨年に比べて急増したという。 この現象に対し、改革派サイトの天涯社区などでは「彼らはマインドコントロールされている。 話をしたくない。」などのコメントが寄せられている。 一方、最近 20 年、毎年増え続けた香港を訪れる中国本土の観光客は今年初めて減少に転じた。 昨年の民主派によるデモが影響したほか、香港市民の間で嫌中感情が高まっていることが原因とみられる。 (zakzak = 3-1-15) 春節「爆買い」、訪日客は何買った? 人気はコレ 18 - 24 日は中華圏の旧正月「春節」の連休で、中国や台湾などからたくさんの観光客が来ました。 「人気のおみやげは?」 大阪府松原市の女性 (46) から寄せられた質問です。 大阪・ミナミを訪ねてみました。 大阪市中央区にある心斎橋筋商店街は、「春節」の間、中華系の観光客でにぎわった。 商店街にある JTB 西日本の外国人向け観光案内所には毎日 100 人以上が訪れた。 中国・杭州から来た祝明さん (28) は、初めて日本を訪れ、買い物を満喫。 バッグ、コート、化粧品 ・・・。 「50 万円以上は使ったかな。」 円安で米アップルのノートパソコンは中国よりも安く買えた。 ふくらはぎにはる冷却シートなど、「中国にないもの」を見つけるのも楽しい。 台湾から来た李權峰さん (48) がさがしていたのは湿布薬だ。 「日本製は肌にやさしいと言われているから。」 おみやげの定番は、高級時計、家電、抹茶を使ったお菓子だったが、目薬や水筒などの日用品もまじるようになった。 中国版ツイッターの微博や、日本通の人たちのブログで取り上げられ、人気が出たようだ。 大丸心斎橋店は今年の初売りで中国人向けの福袋を用意したが、ほとんど売れず、「求められているは日本で普段使われているものだと気づいた。(広報担当者)」 とはいえ、売れ筋に共通する特徴は見つけにくい。 「なぜ売れているのかわからない(大手製薬)」のが実情だ。(田幸香純、内藤尚志、asahi = 2-28-15) 日本のハイテク便座買うのは「中国人の恥」 - 共産党機関紙が批判 日本製の温かいハイテク便座でさえ、冷え切った日中関係を改善するには十分でなさそうだ。 中国共産党の機関紙、人民日報の国際版である環球時報は 26 日付の社説で、日本を訪れる中国人観光客が「ウォシュレット」を買いあさっているという報道について、「中国が過去 2 年間、日本製品をボイコットしてきたことに対する当てつけだ」と批判した。 中国の旧正月(春節)の期間中に日本を訪れた中国人が、日本の家電量販店で温水洗浄便座や炊飯器を競って購入している姿が伝えられていた。 環球時報は「日本製便座の人気は誇張」と題する社説で、消費者の衛生に配慮した日本製便座は「人間味や知的なデザイン、日本製品の洗練さを明確に示している」ことを認めながらも、中国には、中国人がこうした日本製品を購入することを恥ずかしく思っている人々もいると指摘。 「日本はかつて世界の家電市場を支配していたが、今では便座や炊飯器しか消費者から評価されておらず、このことは業界の衰退を象徴している」と批判し、ハイテク便座は「中国メーカーが作りたがるような製品ではない」と論じた。 そのうえで、中国はもっと上を目指すべきだ、と畳み掛けた。 日本製ハイテク便座は急速な進化を続けており、最新モデルではスピーカーや脱臭機能まで内蔵されている。 中国国家観光局によると、2 月 18 - 24 日の春節の休暇期間中に日本を訪れた中国人は約 45 万人に達した。 1 - 2 月の合計は約 67 万 8,000 人と、前年同期の 2 倍以上になった。 環球時報は「国家が内需低迷に直面しているときに日本に買い物に押し寄せる中国人観光客が誇れるものではないことは明らかだ」と苦言を呈した。 (Jun Hongo、The Wall Street Journal = 2-27-15) 中国人観光客「春節消費」で小売に活気、888万円福袋も [東京] ニッパチ(2 月と 8 月)は売上げが低調と言われている小売業界だが、最近は状況が変化している。 今年は、2 月 18 日から中国の旧正月にあたる春節が始まるため、需要の取り込みに躍起になっている。 免税カウンターの増設や通訳増員などのサービスはもちろんのこと、買い物時間短縮や決済の利便性向上、「春節福袋」など、各社ともに一歩進んだ工夫で集客に努めている。 銀座にある百貨店、松屋は、免税カウンターを約 2 倍に広げて対応するほか、和洋酒売り場では、独自に作成した QR コードを読み込むと商品情報が日本語・英語・中国語で読むことができるサービスなどを行う。 定着した「春節福袋」は、品揃えが強化されている。 松坂屋上野店では、30 万、50 万、100 万円の宝飾品福袋を展開。 ラオックスは、高級ブランド品やインポート時計などが入った 888 万 8,888 円を最高額として、2 万個・総額 10 億円の福袋を販売する予定。 ここでしか買えないものをアピールする店舗もある。 三越銀座店では、中国人の体形に合わせたスーツを 11 日から販売している。 昨年の国慶節で始めた商品だが「想定以上に好評(広報、山田誠氏)」で、春節ではラインアップを 2 型から 5 型に拡充した。 昨年 10 月からの免税対象拡大で一段とニーズが高まっている化粧品。 資生堂では、英語、中国語、タイ語に対応できる iPad を持つ販売員(美容部員)がいる店舗を 17 店舗から 270 店舗に大幅に増やす。 Ginza Tokyo SHISEIDO と記された箱も人気となっており「高級スキンケアを 3 - 5 品セットにしている。 1 セット 3 - 5 万円、高いものでは 7 - 8 万円程度だが、複数購入されるお客様が多い。(広報、永井正太郎氏)」 また、すでに何回か来日している観光客は、土産品の購入にとどまらず、有料のメーキャップレッスンを受ける人も増えているという。 インターネットで十分に調べ、狙いを定めて買い物をする観光客も増えている。 ドン・キホーテホールディングスでは、2 月 9 日に「ウエルカム予約サイト(中国語版)」を開設した。 「ウェルカム予約サイト」は旅行前に専用サイトで希望の商品を予約し、指定したドン・キホーテ店舗で、商品を受け取れるサービス。 「限られた時間で買い回る観光客の時間短縮を図るとともに、希望の商品の品切れがないように準備できる(広報、永田拓也氏)」という。 このほか、同社では、訪日外国人観光客の利用の多い 20 店舗で、18 日から外貨 7 通貨での決済サービスを始める。 今年の春節休暇は、2 月 18 - 24 日となる。 昨年 10 月の免税対象品の拡大や 1 月のビザの発給要件緩和があり、昨年の春節に比べて、訪日客数・消費金額の増加が見込まれている。 2014 年に円は対ドルで最大 20% 下落、人民元は対ドルで 3% 程度下落しており、中国人にとって、日本での買い物は割安なものとなっている。 日本政府観光局によると、2014 年の訪日中国人は 240 万 9,200 人(前年比 85% 増)で、過去最高だった 2012 年の 142 万 5,100 人を大きく上回った。 訪日外国人 1,341 万人(前年比 29.4% 増)のうち、17.9% を占めている。 また、2014 年、訪日外国人の旅行消費は 2 兆円に達し、過去最高となった。 このうち、中国が前年の 2 倍を超える約 5,600 億円となり、総額の 4 分の 1 を超えている。 (清水律子、Reuters = 2-18-15) 中国人観光客が日本で必ず買うもの、絶対買わないもの - 中国紙 2015 年 2 月 13 日、日本観光では観光地を訪れるのは当然だが、ショッピングも欠かせない。 日本観光で中国人観光客が必ず購入する商品と、逆に絶対購入しない商品をご紹介する。 中国日報が伝えた。 ▼ 絶対購入しない商品
▼ 必ず買う商品
外国人観光客急増 円安お試し需要生かせるか 18 日から 24 日は中国の旧正月にあたる春節の連休。 円安に加え、観光ビザの条件緩和も手伝い、日本への旅行者が増えそうです。 2014 年に日本を訪れた外国人は 1,341 万人でした。 中国人は前年比約 83% 増の 240 万人で、台湾や韓国に次ぐ 3 位。 1 人あたり旅行支出でもベトナムに続く 2 位でしたが、買い物に限れば、支出は中国が断トツです。 百貨店や家電量販店、化粧品チェーンなどは、「福袋」を旧正月や通年の商品として企画するところも少なくありません。 ただ、外国人は本当に日本の魅力に引かれて来ているのでしょうか。 単なる「買い物ツアー」の域を出ていないのでは、との疑念がわきます。 課題は受け入れ側にもありそうです。 外資系金融機関のアナリストから、文化財の保存・修理で国内最大手の小西美術工藝社社長に転じた D・アトキンソンさんは、「日本の観光地としての魅力は神社仏閣などの文化財なのに、楽しんでもらうという意識がなく、ただ保護するだけ。 案内所の建物は立派だが、外国語の説明は極めて貧弱」と厳しく批評、観光の原点回帰を訴えます。 (「東洋経済オンライン」編集部 = 2-14-15) 韓国も、春節の中国人観光客に依存 真剣な広告 「春節」に中国人観光客を引き込め … 中国テレビに登場した韓国ロッテの男性社員 今月 1 日から中国版ツイッター・カカオトークである微博(ウェイボー)と微信(ウェイシン)は、韓流スターのキム・スヒョンの中国カップリング番組出演説が話題になった。 中国視聴率 1 位の男女カップリング番組に "ロッテのオッパ(兄さん)" が出演すると、ロッテ百貨店が自社広告モデルのキム・スヒョンのシルエット写真とともに公示したからだ。 しかし 7 日午後 9 時の土曜日のゴールデンタイムに放送された番組に登場した "ロッテのオッパ" はキム・スヒョンではなく、ロッテ百貨店本社グローバルマーケティングチームの社員チョン・ヨルさん (30) だった。 チョンさんは流ちょうな中国語で「特典がたくさんあるので、韓国を訪れれば必ずロッテ百貨店に来てほしい」とし、広報用タンブラーと名刺を 24 人の女性候補全員に渡した。 ラップとダンスを披露し、K-POP も熱唱した。 チョンさんは第 1 段階で 24 人全員から選択され、カップルになるのに成功した。 「韓国に行けばチョン・ヨルさんの写真を撮ってこなければいけない」、「ロッテ百貨店はよさそうだ」というコメントが続き、デパートイベントの応募率は 80% にのぼった。 チョンさんの出演は、12 万 6,000 人の「中国人観光客」が訪韓すると予想される今回の春節(旧正月)特需を控え、「中国人観光客 3.0 マーケティング」のために緻密に企画したものだ。 安くて近いという理由で韓国を訪れた中国人観光客 1.0 世代から、韓流ドラマ・音楽に憧れてくる中国人観光客 2.0 世代を過ぎ、さらに新鮮で特化したサービスを要求する中国人観光客 3.0 の時代を迎えているからだ。 ロッテ百貨店のク・ドンウク・グローバルマーケティングチーム長は「韓国語の発音通りに漢字で表示した "オッパ(兄さん)" という言葉が流行するほど、韓国に対する神秘さも以前ほどではないのが実情」とし「中国人観光客が新鮮な気持ちで何度も再訪問できるよう、今までのように来る客だけを相手にするマーケティングだけではなく、中国の顧客の好みや気持ちに目を向けなければいけない」と強調した。 実際、中国人観光客の韓国旅行満足度は低い。 韓国観光文化研究院によると、調査対象の 16 地域の観光客のうち中国人観光客の満足度は 14 位だった。 再訪問の意思も 14 位だ。 旅行後に韓国に対するイメージが良くならず(16 位)、他の人に推薦したいとも思わなかった(13 位)。 韓国観光文化研究所のチェ・ギョンウン中国観光研究委員は「中国と文化的に似ているため、韓国観光に対する満足度が低いとも考えられる」とし「量的な成長より質的な成長を考えるべき時期」と指摘した。 最も多くの中国人観光客が訪問するロッテ百貨店本店の場合、全体の売上高のうち中国人観光客が占める割合は 2012 年の 5.1% から昨年は 17.2% に急増した。 しかし売上高の伸び率自体は 152% から 70% に減少した。 国内の消費沈滞で中国人観光客の重要性はさらに高まったが、今後の見通しに不安感が強まっている。 ロッテが昨年 10 月、グローバルマーケティングチームを新設した直後から、チョンさんのテレビ出演を推進したのも、こうした悩みのためだった。 漢陽大観光学科のチョン・チョル教授は「中国人観光客に対する依存度に比べて対策は十分でなく、再訪問率は低い方」と分析した。 イ・ビョンチョル京畿大観光イベント学科教授は「中国人観光客が再訪問できるよう政府と民間がタスクフォース (TF) チームを設置しても、発想を変えた政策と代案が出てこなければいけない」と話した。 (韓国・中央日報 = 2-14-15) 百度、訪日中国人「スマホ無料」 三井不などと連携 中国インターネット検索最大手の百度(バイドゥ)は訪日する中国人観光客向けビジネスに乗り出す。 三井不動産などと連携し、日本滞在中のスマートフォン(スマホ)の利用料を実質無料にするサービスを 3 月に始める。 日本航空などの航空券をサイトから直接購入できるようにもする。 中国のネット利用者の約 7 割が使う百度のサービスは訪日客の増加を後押ししそうだ。 中国人を誘客したい日本企業と連携し、日本滞在中に実質無料でスマホが利用できるようにする。 中国人は海外旅行などに際して、通常使っているものとは別に、旅先で自分のスマホを使えるようにするための SIM カードを購入することが多い。 百度は傘下のサイトを通じて日本で 7 日間利用できる SIM カードを 3,000 円程度で販売。 同時に購入者に対して三井不動産といった日本企業が同額の割引クーポンなどを発行する。 クーポンは三井不の大型商業施設や、ドラッグストアのマツモトキヨシなど多くの中国人が訪れる店舗で利用できるため、実質的な負担はゼロになるという。 日航と全日本空輸系の格安航空会社であるバニラ・エアとも提携し、百度傘下の旅行情報サイトから直接航空券を購入できるようにする。 従来は中国の旅行会社経由だったが、利用者は安心して確実に航空券を入手できるようになる。 中国人向けの情報提供サービスも始める。 旅行ガイドを発行するダイヤモンド・ビッグから提供された中国語版の電子書籍を、旅行情報サイトでダウンロードできるようにする。 円安などが追い風となり、2014 年には中国から前年比 8 割増の 240 万人が日本を訪れた。 1 人あたりの消費額も約 23 万円と突出して多い。 小売りなど日本企業は中国人観光客の取り込みに力を入れており、百度をはじめとする中国のネット企業などとの提携を模索する動きも活発になりそうだ。 (nikkei = 2-7-15) 中国人が訪れたい国 日本、2 年連続で首位 【大連 = 森安健】 海外旅行をする中国人の間で「日本人気」が一段と高まっている。 米系大手旅行情報サイト「トラベルズー」が「2015 年に訪れたい旅行先」を尋ねたところ、中国大陸の 40% の人が日本をあげ、2 年連続で首位だった。 日本と答えた人は 14 年調査から約 10 ポイント増えた。 円安が有利なうえ、日本の文化やライフスタイルを体験したいという中国人が増えている。 調査はトラベルズーが日本、中国大陸、香港、台湾、オーストラリアの会員 4,322 人を対象に実施した。 中国大陸で回答した 912 人の平均年収は約 615 万円で富裕層、中間層が中心だ。 日本は 13 年調査の 10 位から昨年、一躍トップに躍り出て、今年はさらにリードを広げた。 2 位は 31% の米国だった。 日本は台湾 (56%)、香港 (49%) の人にとっても最も人気のある旅行先だった。 中国大陸の回答者は今年、平均で 6.4 回の旅行を計画し、旅行関連出費額は 8,558 ドル(約 102 万円)を見込む。 日本の回答者は 5.2 回旅行し、出費額は中国人の約半分の 4,605 ドルと答えた。 中国の人が旅先で最も重視するのは、「当地の文化を体験」、「ドライブ」、「グルメ」、「ビーチ」の順で、定番の観光地巡りやショッピングは優先順位が下がっている。 トラベルズーは「中国人の旅行の好みは劇的に変化しており、固定観念ではトレンドを見誤る」と分析している。 中国は世界最大のスマートフォン(スマホ)大国であり、受け入れ側の日本としてもスマホ対応が不可欠となりそうだ。 中国人の 78% は過去一年以内にスマホなどモバイル端末で旅行の支払いをしたと答えた。 77% の人は旅先のレストランをモバイル端末で探すという。 さらに中国人の 97% は、旅先でもインターネットを通じて家族、友人、職場の人と接触し続けると答えた。 無料の無線 LAN の有無は宿泊先選定の重要な決め手となる。 (nikkei = 1-6-15) 中国人へのビザ発給、要件緩和へ 19 日から 外務省は 6 日、高所得者や知識人、ビジネス目的で来日する中国人を対象に、期限内なら何回でも来日できる「数次ビザ」の発給要件を今月 19 日から緩和すると発表した。 同省によると、高所得者とその家族には現在、沖縄や、岩手・宮城・福島の被災 3 県のいずれかでの 1 泊という条件で数次ビザを発給していたが、これを撤廃する。 ビジネス目的の来日では、日本側身元保証人からの保証書などが必要とされているが、これが不要になる。 (asahi = 1-6-15) |