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JAL 機、トラブルで引き返す 「コックピット付近で火花」通報 26 日午後 6 時 15 分ごろ、羽田発松山行きの日本航空 (JAL) 439 便で「コックピット付近から火花が出ている」と羽田空港の管制官を通じて東京消防庁に通報があった。 警視庁東京空港署によると、このトラブルで、午後 5 時 20 分ごろに出発した 439 便は途中で折り返し、通報の約 10 分後に羽田空港に着陸した。 乗客、乗員にけがは確認されていない。 日本航空によると、コックピットの窓を温める電熱線が高熱で赤く変色していたものの、周囲に焦げた跡はなく、火花が飛んだ形跡もなかった。 日本航空は詳しい原因を調べている。 東京消防庁によると、消防車両など計 9 台が出動した。 (北村秀徳、加藤佑輔、mainichi = 3-26-23) ネパールで 72 人搭乗の航空機が墜落 ヒマラヤの眺望で人気の街 ネパール中部の観光地ポカラ近郊で 15 日、地元航空会社「イエティ航空」が運航する小型機が墜落した。 乗客・乗員 72 人が搭乗していたという。 ロイター通信は、同日昼時点で少なくとも約 40 人の遺体が確認されたと報じた。 小型機は 15 日朝に首都カトマンズからポカラに向けて離陸。 午前 11 時半ごろ、着陸寸前で墜落したという。 現地からの映像では、機体の近くから炎や煙があがっていた。 ポカラはヒマラヤ山脈や湖畔の景色を見ようと国外からも多くの観光客が訪れる人気の観光都市。 地元航空当局によると、外国人搭乗者は 15 人おり、インドが 5 人、ロシア 4 人、韓国 2 人で、フランス、アイルランド、オーストラリア、アルゼンチン人が各 1 人確認されているという。 在ネパール日本大使館の担当者は「関係機関に確認し、日本人の搭乗者がいたという情報には(15 日昼時点で)接していない」と述べた。 ポカラ周辺は山岳地帯になっており、航空機の墜落事故がたびたび起きている。 昨年 5 月には、ポカラから北部ジョムソンに向けて離陸した小型機が 12 分後に消息を絶ち、墜落した。 この小型機にはネパール人やインド人ら乗員乗客 22 人が乗っていた。 (ニューデリー = 石原孝、asahi = 1-15-23) 米航空システム大規模障害 原因は「データファイルの破損」 アメリカの航空システムに大規模な障害が発生し、国内線のすべての便の離陸が一時停止した問題で、航空当局はデータファイルの破損が原因だとする予備調査の結果を公表しました。 アメリカ国内では 11 日、航空機の運航に危険が及ぶ情報をパイロットに伝えるシステムに不具合が生じ、これまでに少なくとも 1 万便以上が遅延し、1,300 便以上が欠航しています。 原因の調査を進めるアメリカ連邦航空局は、予備調査の結果として「データベースファイルの破損が原因であることが判明した」と明らかにしました。 これまでのところ、サイバー攻撃の証拠は見つかっていないとしています。 ロイター通信によりますと、ユナイテッド、デルタ、アメリカンなどの主要航空各社は 12 日にはオペレーションがほぼ復旧する見通しだということです。 (テレ朝 = 1-12-23) ◇ ◇ ◇ アメリカのすべての航空便を停止 米連邦航空局がシステム障害で FAA (アメリカ連邦航空局)は飛行機の安全運航に欠かせないシステムに障害が発生したとして、すべての航空便の運航を停止しました。 このシステムは飛行前のパイロットに安全情報を伝えるもので、FAA はシステムが復旧するまで航空機のフライトを停止させるとしています。 ブティジェッジ運輸長官は SNS で「パイロットに安全情報を提供するための重要なシステムに影響が出ている」と述べました。 ロイター通信によりますと、スペインのマドリードからアメリカに向かう飛行機に遅れが出ているということです。 ホワイトハウスは「サイバー攻撃の証拠はない」としています。 また、バイデン大統領は「飛行機は安全に着陸できる」とコメントしています。 全日空によりますと、「すでにアメリカへ向け出発している便については運航に影響はない」としていますが、アメリカ本土からの出発便については日本時間の 11 日午後 11 時まで航空当局から離陸禁止の通知が出されているということです。 また、日本航空も「すでに出発した便については通常通り飛行しているが、離陸禁止が長引くと 12 日以降の運航に影響が出る可能性がある」としています。 システムが復旧するまで、全米の空港で混乱が予想されます。 (テレ朝 = 1-11-23) 爆発物ないと確認 爆破予告はドイツからの国際電話 ジェットスター機緊急着陸 中部国際空港(愛知県常滑市)にジェットスター・ジャパンが運航する航空機が爆破予告を受けたとして緊急着陸したトラブルで、愛知県警は 7 日午後、緊急着陸したジェットスター機に爆発物がないことを確認したと明らかにした。 同日朝に成田空港にあった爆破予告の電話は、ドイツからの国際電話だったことも判明した。 関係者によると、爆破予告の国際電話は午前 6 時 20 分ごろ、成田空港のインフォメーションセンターにかかってきた。 緊急着陸したジェットスター機の便名を名指しし「爆弾を仕掛けた。 マネジャーを出さないと爆破する。」との趣旨だったという。 ジェットスターによると、機体は午前 6 時 21 分に成田空港で離陸に向け動き始めた。 乗客によると、離陸から 1 時間弱で「緊急着陸する」との機内放送があった。 着陸後に「爆弾が仕掛けられている可能性がある」とアナウンスがあり、機外に脱出が始まったという。 (sankei = 1-7-23) 東南アジア行きの便に引き返しや欠航 マニラ空域の管制トラブル フィリピンのマニラ空域を管轄する管制施設で 1 日午前、航空機と交信できなくなるトラブルが起き、この空域を飛行予定だった成田空港や羽田空港を出発する東南アジア行きの便などに引き返しや欠航の影響が出ている。 国土交通省成田空港事務所や成田国際空港会社 (NAA) によると、成田空港ではマニラ、シンガポール、クアラルンプールへ向けて 1 日に出発した 4 便が引き返した。 航空各社によると、マニラの管制施設のトラブルは電源の喪失とみられている。 今後、マニラ行きの便以外も航路変更の影響が出る可能性があるという。 (上沢博之、asai = 1-1-23) ホノルル行き米飛行機 乱気流に見舞われ 11 人重体 アメリカのアリゾナ州からハワイ州のホノルルに向かう飛行機が激しい乱気流に遭い、11 人が重体です。 ハワイアン航空 35 便は 18 日午前、アリゾナ州フェニックスを出発し、ハワイ州ホノルルにある空港を目指していました。 ホノルルに着陸する 30 分ほど前に乱気流に見舞われ、シートベルトをしていなかった女性を含む 36 人がけがをしたということです。 うち 11 人が重体で病院へ搬送されましたが、9 人の容体は安定したということです。 機体はエアバス 330 で、乗客 278 人、乗員 10 人が乗っていたとみられますが、現地時間午前 11 時前、ホノルルの空港に着陸しました。 けが人の治療と原因の究明が行われています。 (テレ朝 = 12-19-22) 同じ滑走路に離陸機と着陸機 能登空港で重大インシデント 15 日午前 10 時 10 分ごろ、石川県の能登空港で、海上保安庁の航空機が滑走路を走行中、民間のヘリコプター 1 機が同じ滑走路から離陸した。 国土交通省は深刻な事故につながりかねない「重大インシデント」と認定し、運輸安全委員会は航空事故調査官 3 人を指名した。 けが人や機体の損傷はなかった。 国交省によると、仙台空港から来た海上保安庁の測量機が着陸し、駐機場に向かって滑走路を移動していたところ、民間の航空会社のヘリコプターが離陸したという。 運航情報官が「滑走路はクリア(他の航空機などはいない)」などと誤った情報を伝えていたという。 能登空港には管制官がおらず、国交省大阪空港事務所から遠隔で業務をしている。 (角詠之、asahi = 10-15-22) JTA 機、急な揺れ遭遇で客室乗務員 1 名が負傷 航空事故に認定 日本トランスオーシャン航空 (JTA) は、10 月 3 日午後 1 時頃、沖縄/那覇発小松行きの JTA036 便(ボーイング 737-800 型機)が飛行中、急な揺れに遭遇し、客室乗務員 1 名が負傷したと明らかにした。 美保飛行場(米子空港)付近上空の高度約 11,300 メートルを飛行中、突然の揺れに遭遇し、客室乗務員が座席の背をつかみ踏ん張った際に右足に負荷がかかり、親指付け根付近に違和感を覚えた。 この客室乗務員は、体調に問題がなかったため、引き続き、小松発沖縄/那覇行きの JTA037 便に乗務していたものの、帰宅後に痛みが引かなかったことから医療機関を受診し、安静にしていたものの、10 月 7 日に再度医療機関を受診したところ、右母趾種子骨々折との診断を受けた。 同便には、乗員 6 名と乗客 100 名が搭乗していたものの、乗客からは体調不良などの申し出はないという。 国土交通省は 10 月 7 日、航空事故に認定した。 (Traicy = 10-9-22) 全日空機が伊丹空港に緊急着陸 装置のトラブルを示す警告灯が点灯 乗客らにけがなし 10 月 7 日朝、伊丹空港発秋田行きの全日空機で、機内の気圧を維持するシステムにトラブルがあり、伊丹空港に緊急着陸しました。 乗客乗員にけがはありませんでした。 国土交通省などによりますと、7 日午前 8 時すぎ、伊丹空港発秋田行きの全日空 1651 便は、離陸滑走中に機内の気圧を維持する装置のトラブルを示す警告灯が点灯しました。 その後も復旧しなかったため、京都市上空約 2,400m 付近で引き返しを決め、7 日午前 8 時 40 分ごろに伊丹空港に緊急着陸したということです。 乗客 42 人と乗員 4 人にけがや体調不良を訴えた人はおらず、乗客は 7 日午前 10 時すぎの振り替え便で秋田に向かったということです。 全日空は装置にトラブルがあったのかどうかも含め、原因を調べています。 (MBS = 10-7-22) ボーイングに 280 億円の罰金 … 旅客機「737MAX」墜落事故で「虚偽の説明」と指摘 【ニューヨーク = 小林泰裕】 米証券取引委員会 (SEC) は 22 日、航空機大手ボーイングが旅客機「737MAX」の墜落事故に関連し、2 億ドル(約 280 億円)の罰金を支払うことで同意したと発表した。 安全性について虚偽の説明をしたと指摘している。 発表では、2018 年と 19 年に起きた 737MAX の墜落事故後、ボーイングと当時最高経営責任者 (CEO) だったデニス・マレンバーグ氏は、飛行制御システムについて安全性の問題を把握していたにもかかわらず、公表せずに「737MAX は安全だ」と虚偽の説明をしていた。 SEC はこうした説明が米国の証券法の不正防止条項に違反したと判断。 ゲンスラー委員長は「上場企業とその幹部は、市場に対して真実を開示することが特に重要だ」と指摘した。 マレンバーグ氏も 100 万ドル(約 1 億 4,000 万円)の罰金支払いで同意した。 墜落事故は 18 年 10 月にインドネシア、19 年 3 月にエチオピアで発生し、計 346 人が死亡。 737MAX は運航停止となり、マレンバーグ氏も退任に追い込まれた。 (yomiuri = 9-23-22) ANA 機、与圧装置不具合の表示 宮古島発羽田行きが目的地変更 |17 日午後 6 時ごろ、沖縄県の宮古島から東京・羽田に向かっていた全日空 88 便(ボーイング 787 型機)が高知県室戸沖の上空を飛行中、機内の気圧を調整する「与圧装置」の不具合を知らせる表示が出た。 目的地を変更し、午後 7 時前、大阪・伊丹空港に着陸した。 乗客 239 人、乗員 9 人にけがや体調不良を訴える人はいないという。 全日空によると、不具合の表示が出た後に、機体の高度を下げる対応をしたため、機内の環境に問題はなかったという。 伊丹空港で別の機体を準備し、羽田に向かう予定という。 (asahi = 9-17-22) 2 人死亡の F15 墜落、操縦士が「空間識失調」か … 空自の調査でエンジンに不具合なし |航空自衛隊小松基地(石川県)の F15 戦闘機が日本海に墜落した事故で、空自は 2 日、操縦士が機体の姿勢を正常に認識できなくなる「空間識失調」に陥り、高度が急速に下がったことへの対応が間に合わなかったことが原因と推定されると発表した。 機体の動きを記録するフライトデータレコーダー (FDR) の解析などから、離陸後の同機が雲の中を飛行中、右旋回した機体の傾きが徐々に大きくなって急降下。 墜落の約 2 秒前に再上昇する操作をしたが間に合わず、海面に衝突したことが判明した。 空自はこうした状況から、操縦士が空間識失調に陥った可能性が高いと結論づけた。 一方で、墜落現場の海中から回収したエンジンなどに不具合は確認されなかった。 空自は再発防止策として、空間識失調に関する教育・訓練を強化するほか、墜落しかけた戦闘機が自動的に回避動作をとるシステムの調査研究をする。 事故は 1 月 31 日に発生し、搭乗していたパイロット 2 人が死亡した。 (yomiuri = 6-2-22) 132 人死亡の中国機墜落 意図的だった可能性 米紙が報道 中国で 3 月、旅客機が墜落し乗っていた 132 人全員が死亡した事故で、何者かが意図的に墜落させた可能性が出てきました。 アメリカのウォール・ストリート・ジャーナルによりますと、ブラックボックスを解析した結果、何者かが操縦システムを人為的に操作し、8,000 メートル近く急降下し墜落していたことが分かりました。 アメリカの調査関係者はパイロットの行動に注目していますが、何者かがコックピットに侵入し、墜落させた可能性もあるとしています。 中国東方航空は、同紙に対し「原因を断定できる証拠は出てきていない」としたうえで、「パイロットや家族の健康状態は良く、金銭面でも問題はなかった」と回答しています。 調査はアメリカと中国が合同で行っていますが、アメリカ側はすべての情報が提供されているわけではないとしています。 (テレ朝 = 5-18-22) ◇ ◇ ◇ 高度 9 千m から垂直落下か 元機長が示唆する 3 つの原因 中国広西チワン族自治区梧州市で 21 日に墜落した東方航空の旅客機は、航空情報を提供する「フライトレーダー 24」によると、高度約 9 千メートルから 2 分余りで8千メートル近くも急降下した。機首からほぼ垂直に落下していく様子を捉えたとする動画も、広く共有されている。 こうした急降下があったとすれば、どういった可能性が考えられるのか。 元機長で航空評論家の小林宏之氏に聞いた。 機首がほぼ垂直に下がる格好での航空機の墜落について、小林氏は「エンジントラブルでは、あり得ないことだ」と話す。 仮にすべてのエンジンが同時に止まったとしても、200 キロ程度は滑空できる仕組みになっていて、その場合には、地上までの軌道は放物線を描くことになるという。 原因として考えられる 3 つの理由 トラブルで垂直軌道になったとすれば、原因として考えられるのは機材の不具合、パイロットの操縦ミス、気流の変化の 3 点の「二つ以上が同時に起きた場合」という。 例えば、気流が悪いためにパイロットが自動操縦を外し、速度を調整しようとして機首を下げた時に、安定板や昇降舵(しょうこうだ)といった機器に不具合が起きて戻らなくなった場合などだ。 上空では晴天でも乱気流が起きることがある。 また、今回の機体は目的地が近づいて高度を下げる段階だった可能性もある。 ただ、小林氏は今回の機体のボーイング 737-800 型旅客機は、機器の不具合で墜落した例が確認できない「世界でも有数の安定した機体だ」とも指摘する。 機器の不具合がない墜落の場合には、パイロットが意図的に降下させた可能性も否定できないという。 (平井良和、asahi = 3-22-22) ◇ ◇ ◇ 中国東方航空のボーイング 737、中国南部の山間部に墜落 … 乗客乗員 132 人 【広州 = 吉岡みゆき】 中国民航局によると、中国南部・広西チワン族自治区梧州市で 21 日、雲南省昆明発広東省広州行きの中国東方航空のボーイング 737 型機(乗客・乗員 132 人)が墜落した。 乗客、乗員の安否は不明だが、国営新華社通信によると墜落現場の山間部では火災が発生。 当局の救助チームが現場に向かった。 在広州日本総領事館が、日本人の乗客の有無を確認している。 中国メディアによると、墜落した機体は午後 1 時 15 分(日本時間同 2 時 15 分)に昆明の空港を離陸。 午後 2 時 54 分(同 3 時 54 分)に広州の空港に到着予定だった。 しかし、午後 2 時 20 分(同 3 時 20 分)頃に高度が急降下したという。 (yomiuri = 3-21-22) 中国・重慶で旅客機炎上、36 人がけが 離陸時に滑走路から外れる 中国・重慶市の空港で 12 日午前 8 時(日本時間同 9 時)ごろ、旅客機が滑走路から外れ、炎上した。 中国航空当局によると、乗客と乗員計 122 人の全員が脱出したが、36 人が軽傷を負った。当局が原因を調べている。 旅客機は重慶からチベット自治区林芝市へ向かう予定だった。 航空当局によると、離陸に向けて滑走していた時に異常が発生。 離陸を中断したが、機体が滑走路から外れてエンジンが地面に接触したという。 中国メディアが SNS に投稿した映像には、左翼側のエンジン付近が燃え、上空に黒煙が立ち上るなか、乗客らが避難する場面が映っている。 避難の際に、36 人が擦り傷やねんざなどのけがを負い、病院に運ばれたという。 中国では 3 月に広西チワン族自治区で、中国東方航空の旅客機が墜落し、乗客と乗員計 132 人の全員が死亡する事故が起きたばかり。 今回炎上したのは、西蔵航空が運航するエアバス機で、東方航空機のボーイング 737-800 型機とは違う。 航空当局などが詳しい原因を調べている。 (上海 = 井上亮、asahi = 5-12-22) 不時着、死亡は 2 人に 有明海、小型機の捜索続く 有明海で 18 日夕、小型機が不時着し、乗っていたとみられる 3 人が救助された事故で、第 7 管区海上保安本部は 19 日、このうち 80 代男性が 18 日午後 10 時すぎに搬送先の病院で死亡したと、発表した。 ともに心肺停止の状態で搬送された別の 80 代男性も同日夜に死亡し、この事故での死者は 2 人になった。 三池海上保安部(福岡県大牟田市)によると、もうひとりの 60 代男性も搬送されたが、命に別条はないという。 三池海保などは 19 日早朝から巡視艇や巡視船などを出し、現場海域で機体を捜索している。 事故は 18 日午後 4 時 45 分ごろ、有明海に小型機が不時着したと佐賀県の防災航空センターが確認。 三池海保が佐賀空港から南に約 15 キロ沖にあたる有明海上で、男性 3 人が漂流しているのを発見し、救助していた。 (安斎耕一、asahi = 4-19-22) 中国軍機の墜落、少なくとも軍人 10 人が死亡か … 当局は事故を発表せず 【北京 = 比嘉清太】 台湾当局が南シナ海で 3 月上旬に起きたと発表した中国軍機の墜落事故で、香港紙・星島日報は 23 日、少なくとも中国軍人 10 人が死亡したとの情報を伝えた。 約 10 年間で起きた中国軍の事故としては、最も多い死者数だとしている。 中国当局は事故を発表していない。 台湾メディアは、墜落したのは対潜哨戒機「運 (Y) 8」との情報を伝えている。 星島日報は、河南省や四川省などに軍人らの遺骨が送られ、埋葬されたとする情報がインターネット上で流れていると伝えている。 (yomiuri = 3-24-22) シベリアで輸送機が着陸失敗・炎上、少なくとも 5 人死亡 ロシア極東シベリアで 3 日、旧ソ連製の輸送機が着陸に失敗して炎上し、搭乗していたとみられる 5 - 7 人全員が死亡した。 地元当局が発表した。 当局によると、シベリア南部イルクーツク郊外で、着陸進入中だったアントノフ 12 輸送機がレーダーから消えた。 救助隊が現場に急行したところ、機体は炎上していたという。 イルクーツク州のイーゴリ・コブゼフ知事は、同機には「5 - 7 人」が搭乗しており、生存者はいなかったと述べた。 ロシア連邦航空局によると、同機はベラルーシの企業が運航しており、極東チュコト自治管区に積荷を届けた後、基地に戻るところだった。 ベラルーシ運輸・通信省は、同機にはロシア人 2 人、ウクライナ人 2 人、ベラルーシ人 3 人の計 7 人が搭乗し、悪天候の中で着陸をやり直す「ゴーアラウンド」を行なっていたと説明している。 旧ソ連時代に製造されたアントノフ機は、現在も旧ソ連構成国で民間や軍の輸送に使われているが、近年は事故が相次いでいる。 (AFP = 時事、11-4-21) ロシア旅客機が不時着、全員生還 機体は仰向け「奇跡」 ロシア緊急事態省によると、西シベリアのトムスク州で 16 日、乗客乗員 18 人が乗った旅客機が行方を断った。 間もなく捜索隊のヘリコプターがトムスク市の約 220 キロの地点に不時着した同機を発見。 全員の生存が確認された。 ロシアメディアによると、機体は主脚を上に仰向けになった状態で見つかった。 エンジンの不調で飛行できなくなり、パイロットが平原に緊急着陸を試みたという。 パイロットは足を骨折。 乗客らはヘリコプターでトムスクなどの病院に運ばれたが、おおむね打撲などのけがで命に別条はないという。 タス通信によると、トムスク州のジュワチキン知事は「操縦士のプロ意識のおかげで奇跡が実現した」と話した。 不時着した旅客機は地元の航空会社が運航するアントノフ An28 型機で、別の都市から南西に約 450 キロ離れたトムスクに向かっていた。 ロシアでは今月 6 日、極東カムチャツカ半島で別の地元航空会社が運航するアントノフ An26 型の旅客機が墜落。 ノーボスチ通信によると 16 日時点で乗客乗員 28 人のうち 22 人の遺体が発見され、残る 6 人も生存が絶望視されている。 (モスクワ = 喜田尚、asahi = 7-17-21) ロシア極東で旅客機墜落 30 人近くの生存絶望 【モスクワ】 ロシア極東カムチャツカ地方で 6 日、乗客乗員 28 人が乗った旅客機が墜落した。 非常事態省は到着予定だった空港から約 4 キロ離れた場所で旅客機の残骸が見つかったと明らかにした。 搭乗者全員の生存が絶望視されている。 旅客機はアントノフ 26 型機で、カムチャツカ半島の中心都市ペトロパブロフスクカムチャツキーから同半島の町パラナに向かっていた。 パラナ周辺は悪天候で、旅客機は崖に激突したと報じられている。 パラナはオホーツク海に面しており、海でも残骸が見つかった。 タス通信によると、旅客機は 1982 年から稼働し、飛行許可の証明書の有効期限は今年 8 月末までだった。 (jiji = 7-6-21) 米ホノルル沖に緊急着水 ボーイング 737 貨物機 【ニューヨーク】 米連邦航空局 (FAA) は 2 日、ハワイ・ホノルルの空港を飛び立った直後のボーイング 737 貨物機にエンジントラブルが発生、同機がホノルル沖の海上に緊急着水したと明らかにした。 操縦士ら 2 人は沿岸警備隊に救出され命に別条はないという。 米メディアによると、緊急着水したのは現地時間の 2 日未明。 貨物機はハワイの貨物航空「トランスエアー」が運航していた。 2 度の墜落事故を起こした「737MAX」ではなく「737-200」。 1975 年に製造された機体で、損傷の程度など詳細は明らかになっていない。 (kyodo = 7-3-21) ANA と JAL の 32 機、運航停止 米機と同系エンジン 米コロラド州のデンバーを離陸したユナイテッド航空のボーイング 777 型機がエンジン故障で引き返すトラブルがあり、国土交通省は 21 日夜、この旅客機のエンジン(プラット・アンド・ホイットニー PW4000 系列)と同系列のエンジンを積む旅客機を運航停止にするよう、国内の航空会社に指示したと発表した。 国交省によると、運航停止の対象となるのは、いずれもボーイング 777 型機で全日空で 19 機、日本航空で 13 機。 昨年 12 月に日航機がエンジン故障で那覇空港へ引き返したトラブルのエンジンも同系列で、点検の頻度を増やすなどして対策を取っていた。 (贄川俊、asahi = 2-21-21) ◇ ◇ ◇ ユナイテッド航空機から巨大部品が落下 米の住宅街 米コロラド州デンバー郊外で 20 日、ハワイに向かったユナイテッド航空の旅客機のエンジンが故障し、住宅地に複数の部品が落下した。 けが人は確認されていないという。 ロイター通信などが伝えた。 米連邦航空局 (FAA) によると、旅客機はデンバー空港を出発したハワイ・ホノルル行きのボーイング 777-200 型機。 出発後、機体右側のエンジンに異常が生じ、すぐにデンバー空港に引き返した。 旅客機には乗客 231 人、乗員 10 人が乗っていた。 けが人はいないという。 米メディアは、現場近くの住宅街に巨大なリング状の部品が落下したり、エンジンの破片が散乱したりしている様子を伝えている。 国家運輸安全委員会が事故原因を調べる。 (清宮涼、asahi = 2-21-21) ジャカルタ発の旅客機、離陸直後に不明 乗客 50 数人 インドネシア航空当局によると、9 日午後、ジャカルタ発ポンティアナク(ボルネオ島西部)行きのスリウィジャヤ航空 SJ182 便の旅客機が、離陸直後に消息を絶った。 乗客は計 50 数人だったといい、当局は確認を急いでいる。 リアルタイムで飛行情報を提供する「フライトレーダー 24」によると、同機はボーイング 737―524 で、午後 2 時 36 分に首都郊外のスカルノ・ハッタ国際空港を離陸後、北の海上で消息が途絶えた。 航空当局の報道官は「最後に連絡が取れたのは 2 時 40 分だ」と説明した。 同航空は「詳細を調査中だ」と、地元メディアに説明している。 地元メディアによると、消息を絶った付近の海上から機体の一部とみられる破片を当局が回収したという。 同航空は主にインドネシア国内の主要都市で運航している。 インドネシアでは 2018 年 10 月、格安航空会社ライオン航空の旅客機(乗客乗員 189 人)が、墜落事故を起こした。 (ジャカルタ = 野上英文、asahi = 1-9-21) 米国行き貨物便、関西空港に緊急着陸 火災警報器が作動 6 日朝、韓国・仁川発米国・アンカレジ行きの米貨物大手 UPS の貨物便(ボーイング 744 型機、乗員 6 人)で、貨物室の火災警報器が作動し、同機は 6 日午前 7 時 50 分ごろに関西空港に緊急着陸した。 大阪航空局関西空港事務所が発表した。 けが人はなく、原因を調べている。 関西空港事務所によると、松江市上空を飛行中に異常を検知した。 この影響で、関西空港のA滑走路が一時閉鎖され、出発便 8 便に約 30 分の遅れが出た。 (asahi = 12-6-20) JAL 機が緊急着陸 左側エンジンに不具合か 那覇空港 日本航空によると、4 日午後 0 時 20 分ごろ、那覇発羽田行きの日本航空 (JAL) 904 便が、エンジントラブルのために那覇空港に引き返し、緊急着陸した。 国土交通省那覇空港事務所によると、けが人は確認されていない。 事務所によると、離陸直後に「左側のエンジンにトラブルがある」と日本航空の操縦士から通報があった。 現在原因を調査中という。 日本航空によると、機体は那覇空港の第 2 滑走路に緊急着陸し、現在滑走路は閉鎖されている。 乗員は 11 人、乗客は 178 人で、機内で待機しているという。 同便に搭乗していた 20 代男性は、朝日新聞の SNS による取材に「イヤホンで音楽を聴いていたが、それでもすごい爆発音が聞こえた。 窓際の席だったので、一瞬、黒煙と火柱が上がるのが見えた。 ジェットコースターのような強い振動が 10 分以上続き、機内は騒然としたが、パニックは起きていなかった。」と当時の状況を振り返った。 (asahi = 12-4-20) 787 胴体不具合、ANA も 1 機該当 787-10 の 2 号機 ボーイング 787 型機で発覚した胴体不具合問題について、全日本空輸 (ANA/NH) は 8 月 31 日、1 機が該当することを明らかにした。 国際線機材の 787-10 が該当するという。 ボーイングによると全世界で 8 機が該当し、この問題を最初に報じた米国の航空ニュース媒体「The Air Current」はユナイテッド航空 (UAL/UA) とエア・カナダ (ACA/AC)、シンガポール航空 (SIA/SQ) の機体が該当すると報じていた。 日本航空 (JAL/JL) によると、同社で該当する機体はないという。 ボーイングによると、787 の後部胴体結合部に 2 つの問題が見つかり、8 機が運航停止。 FAA (米国連邦航空局)には報告済みで、設計基準に満たない状態であることから機体の点検や修理が行われるという。 ANA は 787 のローンチカスタマー(初期発注者)で、2004 年 4 月 26 日に 50 機購入すると決定。 ボーイングの受注履歴によると、標準型の 787-8 を 36 機、長胴型の 787-9 を 45 機、超長胴型の 787-10 を 14 機の計 95 機を確定発注しており、全 3 機種を運航する世界最大の 787 オペレーターとなっている。 7 月末時点で受領済みの機体は 787-8 は全機、787-9 は 35 機、787-10 は 2 機で、今回の問題に該当しているのは 2019 年 6 月に引き渡された 787-10 の 2 号機となる。 現在運航から離脱している。 787-10 は、787 ファミリーでは胴体が最長となる超長胴型の機体で、標準型の 787-8 より 11.6 メートル長く、日本の航空会社では ANA が初導入となった。 同社の 787-10 は中距離国際線用機材で、今年 2 月 25 日に追加発注が発表された 11 機は国内線仕様を予定している。 この発表時点では、追加分の確定発注は 787-10 が 11 機、787-9 が 4 機の計 15 機だったが、7 月末時点のボーイングの受注履歴では 787-9 は 1 機に減少している。 (Tadayuki Yoshikawa、AviationWire = 8-31-20) 部品落下の日航機、疲労破壊でタービンの羽根破断か 2018 年 5 月、熊本空港(熊本県益城町)を離陸した直後の日本航空機でエンジントラブルが起き、複数の部品が落下する重大インシデントがあった。 国の運輸安全委員会は 30 日に調査報告書を公表、エンジン内のタービンの羽根が、高温による腐食と繰り返しの使用によって破断した可能性があるとした。 報告書によると、日航機(ボーイング 767-300 型)は離陸直後、左エンジンで振動を伴う異音がしたためすぐに空港に引き返した。 米ゼネラル・エレクトリック社製のエンジンを調べたところ、奥から 6 段目までのタービンの羽根が破断していた。 地上には重いもので 70 グラムの金属片が落下し、益城町の住宅街で建物の屋根や車のフロントガラスが傷つく被害もあった。 エンジンの重量は本来より 73 キロ分減っており、約 400 個の破片(計 600 グラム)が回収されたという。 運輸安全委が一番手前のタービンの羽根の断面を調べたところ、疲労破壊が起きたとみられる跡が見つかった。 数種類あるタービンの羽根のなかで同型のものを調べたところ、周囲を覆うアルミ部分で高温による腐食や亀裂が見つかった。 使用回数も多かったことから、この羽根の破断が原因の可能性があると結論付けた。 同型のタービンの羽根が破断するトラブルは 05 年にも起きていたことも判明した。 国土交通省は今回のトラブル後、同じエンジンを積んだ機体の点検を航空各社に指示。 安全委によると、同じ型の羽根を使っていた 4 社は、すべて新しいものに取り換えたという。 (贄川俊、asahi = 7-30-20) 初 報 (5-24-18) 米ユナイテッド機の窓ガラスにひび 成田空港に緊急着陸 14 日夜、成田空港(千葉県)の東北東約 870 キロの太平洋上を飛行中の米・ユナイテッド航空機(ボーイング 787 型)の操縦室の窓ガラスが破損し、15 日午前 0 時すぎ、成田空港に緊急着陸した。 乗客はおらず、乗員 4 人が乗っていたが、けがはなかった。 国土交通省成田空港事務所によると、同機は香港から米・サンフランシスコに向かっていた。 操縦室左側の機長席正面のガラス一面にひびが入った状態で、午後 10 時 10 分に緊急事態を宣言したという。 (福田祥史、asahi = 5-15-20) 熊本・阿蘇で小型飛行機が墜落 男性 2 人がけが 6 日午後 3 時ごろ、阿蘇広域行政事務組合消防本部(熊本県阿蘇市)に「阿蘇観光牧場に飛行機が不時着した。 けが人が 2 人いる。」と 119 番通報があった。 同本部などによると、現場は同県阿蘇市山田の阿蘇観光牧場スポーツ公園西側で、飛行機は 2 人乗りのマイクロフライトと呼ばれる種類。 乗っていた 60 代と 20 代の男性 2 人はいずれも意識はあり、ドクターヘリで熊本市内の病院に搬送された。 2 人は会話ができる状態で、60 代男性は背中と腹部の痛み、20 代男性は腰部の痛みを訴えているという。 現場はスポーツ公園内の滑走路から約 300 メートル西側という。 (伊藤秀樹、白石昌幸、asahi = 5-6-20) 群馬ヘリ墜落「不適切整備で回転翼外れた」 運輸安全委 群馬県上野村で 2017 年 11 月、機長ら 4 人が死亡した東邦航空(東京)のヘリコプター墜落事故で、国の運輸安全委員会は 23 日、調査報告書を公表した。 機体の整備が不適切だったため、後部回転翼のボルトが破断して回転翼が機体から外れたことが原因と推定されると結論づけた。 墜落したヘリは、時計回りに回転する主回転翼で揚力を得て、右後部の後部回転翼で機体の回転を抑えて飛行する。 当時、物資の運搬作業を終えて山梨県から栃木県のヘリポートに向かう途中で、緊急着陸しようとしていた。 目撃情報やレーダーの航跡記録から、ヘリは「バリバリ」と音を立てて減速、左回りに回転しながら急降下したことが判明。 後部回転翼は墜落現場から約 60 メートル離れた場所に落ちていた。 機体を調べると、後部回転翼の羽根を支えるボルトが破断していた。 整備記録から、事故の約 2 カ月前にボルト外側の部品が粉砕された状態で見つかったことが分かったが、会社側はその部分を交換しただけで周囲に傷や金属片が残っているか確認していなかった。 金属片が残っていると周りの部品と固着しやすくなり、外から加わった力を逃がす機能が働かなくなるという。 この不具合はマニュアルに載っていなかったが、製造元に対応を求めていなかった。 こうしたことから運輸安全委は、不適切な整備でボルト外側の部品が周りの部品と固着し、過度な力が加わりボルトが破断したと推定した。 (贄川俊、asahi = 4-23-20) 強風で回転、機体破損 50 トンの日航機 - 成田空港 13 日午後 4 時半ごろ、成田空港第 2 ターミナルに駐機していた日本航空の小型旅客機が強風にあおられて約 90 度回転し、左翼が搭乗橋と接触して破損するトラブルがあった。 同機は重さ約 50 トンで、強風で動くのは極めて珍しいという。 乗客乗員は乗っておらず、けが人はいなかった。 成田空港会社や日航によると、トラブルがあったのはボーイング 737-800 型機で、ブレーキと車輪止めで固定されていた。 回転する際に左翼先端の白く点滅するストロボライトが破損し、搭乗橋にも傷が付いた。 成田空港は同日、最大で風速約 20 メートルの風が吹き、到着予定だった約 20 便が着陸できずに目的地を変更した。 (jiji = 4-13-20) |