全日空 飛行中に機体が揺れ客室乗務員大けが

12 日、福岡空港から伊丹空港に向かっていた全日空の機体が飛行中に大きく揺れ、客室乗務員 1 人が転倒し、腰の骨を折る大けがをしました。 運輸安全委員会は、航空事故として原因を調査することにしています。 国土交通省と全日空によりますと、12 日午後 7 時すぎ、福岡発伊丹行きの全日空 430 便、ボーイング 737 型機が、松山市の南南西の上空、8,200 メートルを飛行中、突然、機体が大きく揺れました。

この旅客機には、乗客 20 人と乗員 6 人の合わせて 26 人が乗っていて、このうち、客室乗務員 1 人が転倒し、腰の骨を折る大けがをしました。 乗客に、けがはなかったということです。 全日空によりますと当時、シートベルトの着用サインは点灯していなかったということで、気流が乱れているところを旅客機が通過した可能性があるということです。 運輸安全委員会は航空事故として、原因を調査することにしています。 全日空は「ご心配とご迷惑をおかけして深くおわび申し上げます。 今後は関係機関による調査に全面的に協力してまいります。」とコメントしています。 (NHK = 4-13-20)


全日空機からパネル落下 成田空港

国土交通省成田空港事務所は 29 日までに、全日本空輸機からエンジンのパネルが落下したと発表した。 けが人はいなかった。 同事務所や全日空によると、上海行き 919 便が 28 日に成田空港を離陸した際、隣接する千葉県警の宿舎近くにパネルが落ちた。 底辺約 30 センチ、高さ約 16 センチのカーボン製で、重さ約 100 グラム。 (jiji = 3-29-20)


フィリピン チャーター機が離陸失敗 8 人死亡

フィリピンのマニラにあるニノイ・アキノ国際空港で羽田空港に向けて離陸しようとした飛行機が炎上し、乗っていた 8 人全員が死亡しました。 フィリピン当局によりますと、炎上した飛行機は羽田に向かうチャーター機で、医療関係者など乗員乗客合わせて 8 人が乗っていましたが、全員の死亡が確認されました。 マニラにある日本大使館は、今のところ日本人が巻き込まれたとの情報はないと話しています。 この事故を受け、事故のあった滑走路は閉鎖されていて、当局は事故原因の調査を進めています。 (テレ朝 = 3-29-20)


JAL 機、滑走路を走行したら … 操縦席の窓にひび入り離陸中止

18 日午前 10 時 5 分頃、成田発上海行き日本航空 873 便(ボーイング 787-9 型機)が成田空港の滑走路を走行中、操縦席の窓にひびが入ったため、離陸を取りやめた。 乗客乗員 79 人にけがはなかった。 同社によると、滑走路を走り始めた際、4 枚ある操縦席の窓のうち前方 1 枚にクモの巣状のひびが入った。 同社が原因を調べている。 (yomiuri = 1-19-20)


上空で旅客機が燃料投棄、小学生ら 60 人被害 米ロサンゼルス

米カリフォルニア州のロサンゼルス国際空港付近で 14 日、上空を飛んでいた飛行機から投棄された燃料が地上に降り注ぎ、複数の小学校などで計 60 人が被害を受けた。 地元消防当局の調査官が CNN に語ったところによると、燃料が降ってきたのは同日昼すぎ。 地域の小学校 5 校、高校 1 校で被害が報告された。 空港の東約 30 キロに位置する小学校では児童 20 人、大人 11 人が燃料を浴びた。 地元警察によれば、児童らは着替えのガウンを配られ、燃料を石けんで洗い流すなどの手当てを受けたが、病院へ搬送された負傷者はいないという。

米デルタ航空によると、同空港を出発した上海行きのデルタ便が直後にエンジンの不具合を起こして緊急事態を宣言し、空港へ引き返していた。 通常の手順に従って、機体の重量を着陸時の制限以内まで減らすために燃料を放出し、無事に着陸したという。 ユーチューブに投稿されたビデオには、上空を飛ぶ飛行機の翼の先から白い液体が噴き出す場面が映っている。 撮影した男性は CNN に、大きな噴射音が聞こえて燃料のにおいが漂い、目に刺激を感じたと話した。 専門家によると、燃料を十分に消費していない航空機が着陸する場合は安全確保のため、余分な燃料を廃棄する必要がある。

米主要空港の発着便に対する規定では、居住者がいない指定区域の上空で、燃料が気化または拡散して地上に到達しない高度から投棄することが定められている。 (CNN = 1-15-20)


敵機と誤認し航空機撃墜 イラン、ミス認める異例の対応

イランの首都テヘラン近郊でウクライナ国際航空の旅客機が墜落して 176 人が死亡したことをめぐり、イランが 11 日、ミサイルの誤射で撃墜したことを一転して認めた。 ロハニ大統領は「人的ミスだ。 悲惨で許すことのできない間違いだった。」として哀悼の意を表した。 イランが自国のミスを認めるのは異例。 米欧側が「イランがミサイル誤射で撃墜した」との見方を強める中、国際社会や国内からの批判が高まる前に早期収拾を図った形だ。

旅客機墜落は、米軍によるイランの革命防衛隊のソレイマニ司令官殺害と、その後のイランの報復攻撃で緊張が極度に高まっていたさなかに起きた。 ロハニ師はイラン国民向けの声明で「ソレイマニ司令官殉教後、侵略的な米国によるイランへの脅威が高まる中、米国の攻撃から自国を守るために最大の警戒態勢にあった」と強調。 「人的ミスと誤射によって、罪のない人々の命が奪われるという恐ろしい大惨事を不運にも引き起こした」と述べた。

その上で、ロハニ師は、イランと他国の犠牲者と家族らに対して「深く哀悼の意を表する」とした。 調査の上で関係者を処罰すると共に、遺族への補償や、身元確認と遺体の返還などに全力で取り組む姿勢も強調した。 最高指導者ハメネイ師も同日、「心からの哀悼の意を表する」などとする声明を出した。 革命防衛隊や国軍などを統括する統合参謀本部は同日、ミサイル誤射の経緯を説明。 イランがイラク国内の米軍拠点を報復攻撃した直後の 8 日早朝、「イラン周辺で米軍戦闘機の数が増え、数機がイランに向かっているとの報告があった」と指摘。 「ウクライナ機が離陸後に旋回を完了した際、機密性の高い革命防衛隊の軍事基地に向かって近づいた」とした。

また、革命防衛隊は 11 日に記者会見を開き、「テヘラン西部にある防空システムがウクライナ機を(米国の)巡航ミサイルと認知した」と説明。 「担当者がミサイル発射の許可を得ようとしたが上官に連絡が付かず、発射した」という。 革命防衛隊の空軍部門司令官は「責任は我々にある」と誤射を認めた。 イラン側は当初「(航空機側の)技術的問題の可能性が高い」と主張していた。

だが、現場にロシア製ミサイルの部品とみられる物があったとする写真がネットで出回るなどした。 57 人が犠牲となったカナダのトルドー首相が 9 日に「イランの地対空ミサイルによって撃ち落とされた」と述べ、証拠の存在にも言及。 米英なども同調した。 イランとしても自国民に多数の犠牲者が出ており、対応を間違えれば、昨年 11 月にイラン全土で発生した反政府デモが再燃する恐れもあった。 また、米イランの緊張激化は、米軍による司令官殺害を契機にしており、「誤射」の非を米政権に問う声も出ていた。 イランとしては、事実を隠して責任回避を試みるより、早急に認める方が得策と判断したとみられる。 (テヘラン = 杉崎慎弥、asahi = 1-11-20)

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墜落のウクライナ旅客機はイランが撃墜か、イランは強く否定
米 CBS ニュースや NY タイムズ紙が報道

イランの首都テヘランの空港近くで 1 月 8 日に墜落し、乗客乗員の計 176 人全員が死亡したウクライナ国際航空の旅客機は、イランによってあやまって撃墜された可能性がある、と米 CBS ニュースやニューヨークタイムズ紙が 9 日に報じた。 CBS ニュースは、アメリカの当局者がイランによるウクライナ機の撃墜について確信を得ていると報じた。 ニューヨークタイムズ紙も、イランがあやまってウクライナ機を撃墜したと米当局者が強い確信を持っていると報道した。

CBS によると、ウクライナの旅客機が爆発する寸前に、イランの地対空ミサイル 2 発が発射されたのをアメリカの軍事衛星が確認したという。 CBS の担当記者はツイッターで、「アメリカ当局者はウクライナ国際航空 752 便がイランによって撃墜されたことに確信を持っている。 アメリカの情報当局は、起動中のレーダーの信号をキャッチした。 そして、おそらく(イラン軍の) SA-15 地対空ミサイルである 2 発の発射時の赤外線を(アメリカの)衛星が探知した。 その後すぐに、爆発による別の赤外線探知が続いた」と述べている。

CBS によると、イランの航空当局は「アメリカ当局の結論は全く真実ではない」と述べたという。 イラン革命防衛隊に関連するウェブサイトも「アメリカ情報当局の陰謀」と指摘し、イランによるウクライナ機撃墜を否定しているという。 一方、トランプ大統領は 9 日午前、ホワイトハウスでこのウクライナ機墜落について問われ、「私は疑いを持ってきた」、「それは悲劇的なことだ。 しかし、相手側の誰かがあやまちを犯したかもしれない。」などと述べ、イランによる撃墜を示唆している。 カナダのトルドー首相も同日、同盟国や自国のインテリジェンス(機密情報)に基づき、ウクライナ機がイランによって撃墜されたとの見方を示した。

墜落したのはボーイングの小型旅客機「737-800」型機。 イランのメディアは技術的な問題が原因と伝えていた。 このため、イランによるアメリカへの報復攻撃とは無関係との見方が広がっていた。 ウクライナのプリスタイコ外相のツイッターでの発表によると、国別の死者数の内訳は、イラン人 82 人、カナダ人 63 人、ウクライナ人 11 人、スウェーデン人 10 人、アフガニスタン人 4 人、ドイツ人 3 人、英国人 3 人となっている。 日本人はいなかった。

BBC によると、イラン当局は 9 日、このウクライナ機から回収したブラックボックスをアメリカ政府やボーイングに渡す予定はないと発表した。 米ミドルベリー国際大学院モントレー校不拡散研究センターのジェフリー・ルイス博士はツイッターで「これ(= 撃墜)は驚くべきことではないだろう。 軍隊が攻撃に備えて警戒している時に、まさにこの種のミスが起きるのだ。」と指摘している。 (高橋浩祐、Yahoo! = 1-10-20)

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テヘランで 176 人搭乗の旅客機墜落、全員死亡

乗客 167 人、乗員 9 人が搭乗したウクライナ国際航空のボーイング 737 型機が8日午前、首都テヘランのイマーム・ホメイニ国際空港を離陸直後に墜落し、イランの国営プレス TV によると、乗客乗員全員が死亡した。 プレス TV は同空港の広報担当者の話として伝えた。国営メディアは当初、搭乗者数を180人と報じていた。 在イランのウクライナ大使館は CNN に、乗客名簿の情報を収集中と述べた。 イラン国営テレビ IRINN が救急当局幹部の話として伝えたところによると、救急隊が墜落現場に急行したが、現場では火災が発生し作業ができない状況だという。

航空追跡サイト「フライトレーダー 24」はツイッターで、事故機は約 3 年半前から就航していたと述べた。 準国営通信 ISNA によると、墜落は技術的な問題によるものだという。 ボーイングの広報担当は CNN に対して、報道は承知しており情報収集中と述べた。 事故はボーイングに新しい最高経営責任者 (CEO) のデービッド・カルホーン会長が就任する数日前に発生した。 前 CEO のデニス・ミュイレンバーグ氏は先月、小型旅客機「737MAX」の墜落事故 2 件やその後の対応をめぐり経営責任を問われていた。

ボーイングは一昨年から 737MAX の墜落事故が相次ぎ、計 346 人が死亡。 その後同機は世界中で運航停止となった。 同社は早期の運航再開を目指しているものの、予定より遅れが生じるなど問題が発生している。 (CNN = 1-8-20)


ハワイのカウアイ島で観光ヘリ墜落か 7 人行方不明

米ハワイ・カウアイ島の警察は 27 日、26 日に同島を周遊していた観光ヘリコプターが帰着予定時刻を過ぎても戻らず、27 日になって同島内で残骸が発見されたと明らかにした。 墜落したとみられる。 子供 2 人を含む乗客 6 人とパイロット 1 人の計 7 人が行方不明になっており、米沿岸警備隊などが捜索を続けている。

警察などによると、観光ヘリは、同島東部のリフエ空港を出発して、観光名所になっているナパリコーストを周遊するツアーに出ていた。 26 日午後 5 時半(日本時間 27 日午後 0 時半)の予定時間を過ぎても戻らないため、当局が捜索を開始。 ヘリの残骸は同島北西部のコケエ州立公園の山岳部で発見されたという。 行方不明になっている 7 人の国籍などの詳細は明らかになっていない。 在ホノルル日本総領事館は「現時点で日本人が巻き込まれたとの情報はない」と話している。 カウアイ島は、ホノルルがあるオアフ島の北西約 120 キロに位置する。 大自然が観光客に人気で、ナパリコーストは映画「ジュラシック・パーク」の撮影でも使われた。 (サンフランシスコ = 尾形聡彦、asahi = 12-28-19)


カザフスタンで旅客機墜落 98 人搭乗、建物に衝突

中央アジア・カザフスタン南部のアルマトイで 27 日午前 7 時 20 分ごろ、空港から離陸した直後の旅客機が墜落する事故が起きた。 同国政府によると、乗客乗員は計 98 人で、機長を含む 12 人が事故で死亡した。 また、現地からの報道によると、約 70 人が病院に運ばれ、12 人が重体という。 在カザフスタン日本大使館によると、乗客に日本人はいなかった。 墜落をしたのは、同国ベック航空のフォッカー 100 型旅客機。

記者会見したラマン・スクリャル副首相によると、機体は離陸直後に急激に右に傾き、滑走路を囲うコンクリート製の柵に接触。 その後、空港近くで建設中の 2 階建て住宅に衝突した。 離陸の際、機体の後部が滑走路に 2 度接触しているといい、操縦ミスと機体の不具合の両面の可能性を視野に原因を調べているという。 乗客のビジネスマンの男性はロシアのノーボスチ通信に、「離陸後に機体が左右に揺れ、その後激しく振動して高度が下がり始めた。 墜落は離陸の 2 分後だった」と語った。 (モスクワ = 石橋亮介、asahi = 12-27-19)


緊急着陸機に記者 離陸後感じた衝撃、機長のアナウンス

19 日午前 10 時 15 分ごろ、福岡発羽田行きの全日空 246 便(ボーイング 767 型機、乗員乗客計 278 人)が、エンジントラブルのため福岡空港に引き返し、緊急着陸した。 けが人の情報は入っていない。 滑走路は午前 10 時 49 分まで閉鎖された。 国土交通省福岡空港事務所や全日空によると、午前 9 時 51 分に福岡空港を離陸した直後に右エンジンにトラブルが発生。 右エンジンを停止させ緊急着陸した。

同機に搭乗していた朝日新聞記者によると、離陸直後、機体に衝撃があり、機長から「右側のエンジンで火災が起きた。 消火剤をまき、機長席から目視はできないが、計器によると消火できた模様」とアナウンスがあった。 機内の乗客は落ち着いた様子だったという。

搭乗していた福岡市中央区の会社役員の男性 (62) は「ドズーンという音がなって、照明の一部が落ちた。 機長から『運航上、問題ない』と説明もあり、みんな安心したようだった。 着陸もスムーズだった。」と振り返った。 空港南側にある駐車場にいた福岡県大野城市の会社員男性 (19) によると、突然「ボーン、ボン、ボン」と 3 回の爆発音が聞こえ、見上げると、真上を飛ぶ飛行機のエンジンから火が出たという。 「びっくりした。 怖かった。」と話した。 (asahi = 12-19-19)


ジェットスター・ジャパン機、マニラで滑走路から逸脱

千葉県成田市の格安航空会社 (LCC)、ジェットスター・ジャパンに入った連絡によると、日本時間 14 日午前 3 時半ごろ、フィリピン・マニラ空港で、同社の成田行き GK40 便(エアバス A320 型)が滑走路から逸脱して動けなくなった。 乗客 140 人と乗員 6 人にけがはなく、全員が機体から降りたという。 同社によると、離陸のための滑走開始位置に向かう途中で、右主脚の車輪が滑走路脇に脱輪した。 当時は雨で滑走路がぬれた状態だったといい、さらに詳しい状況を確認している。 機体はすでに滑走路から整備施設に移動している。 (asahi = 12-14-19)


旅客機から燃料漏れ 関西空港 A 滑走路を閉鎖

国土交通省関西空港事務所によりますと、関西空港の A 滑走路は、誘導路を進行中だった航空機から燃料が漏れているのが確認され、13 日午後 4 時前から閉鎖されています。 燃料漏れが確認されたのは離陸しようとしていたフィリピン航空の旅客機で、もう一本の B 滑走路は運用できる状態のため、航空各社は一部の便を B 滑走路に振り向けて発着を行っているということです。 (NHK = 12-13-19)


韓国 LCC、隣の滑走路に着陸試みるトラブル 茨城空港

国土交通省は、茨城空港で 8 月、韓国の格安航空会社 (LCC) の旅客機が点検車両のいる隣の滑走路に誤って着陸しようとするトラブルがあったと 6 日発表した。 機長は着陸寸前で間違いに気づき、着陸をやり直したという。 国交省は重大インシデントに認定し、運輸安全委員会が原因の調査を始めた。

同省によると、トラブルがあったのは 8 月 22 日午後 4 時 17 分ごろ。ソウル(仁川)発のイースター航空機(ボーイング 737-800 型、乗客乗員計 126 人)は、管制官から西側の滑走路に着陸するよう指示を受けたが、機長は約 210 メートル離れ並行する東側の滑走路へ着陸しようとした。 東側滑走路では車両が路面点検をしていたという。 茨城空港では、過去にも滑走路を間違えて旅客機が着陸するトラブルが起きている。 (asahi = 12-6-19)


着陸間際の滑走路に点検車進入 羽田、重大インシデント

国土交通省は、着陸機が進入しようとしていた羽田空港の滑走路に点検車両が入るトラブルがあったと 2 日発表した。 深刻な事故につながりかねない重大インシデントと認定し、運輸安全委員会が調査を始めた。 国交省によると、11 月 30 日午前 1 時すぎ、ソウル(仁川)発のピーチ・アビエーション機(エアバス A320-214 型、乗客乗員 170 人)が着陸する際、滑走路を車両が横切った。 ピーチ機には着陸の許可が出ていたが、車両は滑走路に進入する許可を受けていなかった。 ピーチ機は車両に気づかず着陸。 着陸を終えた時点では、車両はすでに滑走路の外に出ていたという。 (asahi = 12-2-19)


福岡発スカイマーク便が緊急着陸 「燃えたような臭い」

13 日午後 1 時すぎ、福岡発那覇行きのスカイマーク 505 便(ボーイング 737-800 型)から「第 1 (左)エンジンが不調のため福岡へ戻る」と国土交通省福岡航空交通管制部に連絡があった。同機は午後 1 時半すぎ、左エンジンを止めた状態で福岡空港に緊急着陸した。 国交省福岡空港事務所などによると、乗客・乗員 142 人が乗っていたが、けが人はいなかった。 点検のため滑走路を一時閉鎖したため、計 14 便に最大で 45 分の遅れが出た。

搭乗していた那覇市の会社員の男性 (38) によると、離陸してしばらくした後に「『バーン』という音がし、プラスチックが燃えたような臭いを薄く感じた」と言う。 その後、エンジンの不具合により福岡空港に緊急着陸するというアナウンスがあった。 (asahi = 11-13-19)


旅客機が一気に 9 千メートルの急降下、乗客パニック 米デルタ航空便

米デルタ航空の旅客機が、飛行中に突如として 3 万フィート(約 9,000 メートル)近く急下降するハプニングがあった。 デルタ航空によると、ジョージア州アトランタからフロリダ州フォートローダーデールへ向かっていた旅客機が、上空で「機内の加圧異常」に見舞われた。 このため同機は行き先を変更し、フロリダ州タンパに無事着陸した。 乗客の男性は CNN 系列局 WSB に対し、「エアマスクや酸素マスクが下りてきた」、「乗客は大混乱に陥った」と証言する。

客室乗務員は機内アナウンスを通じ、落ち着いてほしいと繰り返し乗客に呼びかけたが、効果はなかったという。 「私の周りでも、過呼吸になって激しくあえいでいる乗客がたくさんいた」と男性は振り返る。 恐怖のあまり、息子を抱き締めて、家族に向かって愛していると言い始めた男性もいたという。 「あの 60 - 90 秒間は、何が起きているのか全く分からなくて恐ろしかった。 高度 1 万 5,000 メートルで起きた恐ろしい瞬間だった。」と男性は話している。 デルタ航空によると、同機については整備士が 19 日に点検を行っている。 (CNN = 9-20-19)


エアカナダ、操縦席正面の窓にひび 成田空港に緊急着陸

1 日午後 8 時 28 分ごろ、上海発カナダ・バンクーバー行きのエアカナダ 26 便(乗客乗員 299 人、ボーイング 787 型機)が成田空港に緊急着陸した。 国土交通省成田空港事務所によると、同機は午後 7 時 45 分ごろ、成田空港の北西約 220 キロの上空で操縦席正面のガラスにひびが入ったため、緊急事態を宣言。成田空港に行き先を変更して着陸した。 原因は不明。 乗客乗員にけが人はないという。 着陸後、A 滑走路を 4 分間閉鎖して点検したが異常はなかった。 (asahi = 9-1-19)


羽田行き中国機から煙、全員避難

中国・北京の空港で 27 日、羽田行きの航空機から煙が出て、搭乗中の乗客全員が避難する騒ぎがありました。 中国メディアによりますと、日本時間の 27 日午後 4 時ごろ、羽田行きの中国国際航空の航空機の貨物室から煙が出ました。 インターネット上に投稿された映像では、機体の上部から煙が噴き出す様子が確認できます。 中国国際航空によりますと、すぐに消火活動が行われ、搭乗しようとしていた乗客は全員無事に避難したということです。 原因については調査中としています。 (TBS = 8-28-19)


ボルト破断の原因はさび止め劣化か亀裂か 陸自ヘリ墜落

佐賀県神埼市で昨年 2 月、陸上自衛隊のヘリコプターが民家に墜落し、隊員 2 人が死亡した事故で、防衛省は事故につながったとする回転翼のボルトの破断原因は特定せずに、二つの可能性を併記して佐賀県などに説明する方針であることが、関係者への取材で分かった。

防衛省は昨年 5 月、墜落事故の原因を回転翼と回転軸をつなぐ部分のボルトの破断と推定する中間報告を公表。 引き続き破断の原因を分析していた。 関係者によると、これまでの調査で破断の原因は、エンジンの出力を回転翼に伝える部品(メイン・ローター・ヘッド)の保管中に「さび止め剤が劣化し、異常作動を起こした影響」と、「機体への搭載前にボルトに何らかの理由で亀裂ができ、試験飛行中に破断した」のいずれかが考えられるという。 こうした考えを 21 日にも佐賀県や神埼市に説明する方向で調整している。 再発防止策も示すという。

墜落したのは陸自目達原駐屯地(佐賀県吉野ケ里町など)所属の戦闘ヘリ AH64D。 事故で炎上し、乗っていた隊員 2 人が死亡し、落下した民家にいた小学生の女児がけがをした。 周辺の住宅などでも 8 件の被害が確認された。 (福岡泰雄、asahi = 8-19-19)

前 報 (2-14-18)


トウモロコシ畑に緊急着陸 ロシア機、全員無事

ロシアのウラル航空の旅客機(乗客乗員 233 人)が 15 日、モスクワ郊外のジュコフスキー空港を離陸直後にエンジンに異常が発生し、空港から約 1 キロ離れたトウモロコシ畑に緊急着陸した。 全員が一命を取り留め、国内外のメディアはユスポフ機長 (41) を「英雄」と称賛。 機長は「乗客らを救う任務を果たしただけ」としている。

旅客機はウクライナ南部クリミア半島のシンフェロポリ行きのエアバス A321。 機長によると、空港の滑走路を離陸した際、最初に左側、次に右側のエンジンが正常に稼働しなくなった。 機体が降下し始めたため、可能な限り軟着陸することを決断。車輪を出して着陸すれば地面にめり込み機体が横転する恐れがあると考え、車輪を出さない胴体着陸を選んだという。乗客の証言などから、カモメの群れがエンジンに巻き込まれたのが事故原因とみられている。 (kyodo = 8-16-19)


ボーイング 787 から「弾丸のように」金属片が降り注ぐ事故が発生

「ボーイング 737 MAX8」は 5 カ月間で 2 度も墜落事故が発生しましたが、今度は離陸後のボーイング 787 ドリームライナーから金属片が「弾丸のように降り注いだ」と報告されています。 問題が発生した機体は、ローマ・フィウミチーノ空港からロサンゼルスに向けて離陸したばかりのボーイング 787。 ノルウェーの格安航空会社であるノルウェー・エアシャトルが運行する DY7115 便でした。

報告によると、DY 7115 便の機長は離陸 23 分後、機体が上空 3,000 フィート(約 910 メートル)に到達した時点でローマへ戻ることを決断したとのこと。 DY7115 便が離陸して空港に戻るまでの間には金属片が降り注ぎ、25 台の車、12 軒の家屋、そして 1 人の人に命中したとイタリアのメディアが報じています。 今回の事故で軽度のやけどを負った人はいたものの、死者は出ませんでした。 しかし、飛行機が人でごった返すビーチの上を通過するなどしていたら、より深刻な被害が出ていたとみられています。

住民の 1 人は当時の状況について「鉄と鋼の嵐でした。 叫んで家に駆け込みましたよ。」と語っています。 問題の起こったボーイング 787 は製造から 5 年半が経過した機体で、金属片は機体左側のエンジンから降り注いだとみられています。 このロールス・ロイス製の航空機向けエンジン「トレント 1000」では、2010 年の地上試験中に爆発事故が、2016 年にはブレードの破断事故が報告されています。 今回の事態の原因はまだはっきりしていないため、イタリアの国家航空安全機関が今後調査を行う予定となっています。 (Gigazine = 8-13-19)


アシアナ機、指示に反し滑走路進入 … 重大インシデント認定

那覇空港で 21 日、待機を指示されていたアシアナ航空機が滑走路に進入し、着陸態勢に入っていた日本トランスオーシャン航空 (JTA) 機が着陸を中止した。 接触などはなかったが、JTA 機は着陸まであと 1 分ほどに迫っていたといい、国土交通省は 22 日、事故につながりかねない重大インシデントに認定。 運輸安全委員会の事故調査官 3 人が 23 日から現地調査を始める。

国交省によると、那覇空港を離陸予定だったソウル行きアシアナ 171 便(乗客乗員計 155 人)は 21 日午後 1 時 15 分頃、管制官の待機指示が出ていたのに滑走路に進入した。 このため、滑走路の北約 3.7 キロに近づいていた久米島発那覇行き JTA212 便(同計 59 人)は、管制官の指示で着陸を中止してやり直し、20 分後に着陸した。 (yomiuri = 7-22-19)


全日空機が羽田に緊急着陸 右エンジン付近に不具合か

17 日午後 4 時 6 分ごろ、羽田空港に向けて着陸態勢に入っていた大阪(伊丹)発羽田行きの全日空 30 便(ボーイング 787 型機)から、管制官に優先着陸の要請があった。 同機は約 5 分後に着陸。 乗客・乗員 276 人にけがはなかった。 全日空によると、エンジンの潤滑油系統に不具合の可能性があることを示す表示が出たため、機長が優先着陸を求めた。 不具合の可能性がある右のエンジンを止め、左のエンジンのみで着陸したという。 同社が原因を調べている。 (asahi = 7-17-19)


マカオ航空の A320neo、成田空港に引き返し エンジン 1 基停止

マカオ航空の成田発マカオ着の NX861 便が 2019 年 7 月 17 日(水)、エンジン 1 基を停止した状態で、成田空港に緊急着陸しました。 当該便は A320neo の機体記号「B-MBO」を使用していました。 flightaware によると、成田発は定刻 16 時のところ 16 時 33 分に出発、離陸後に千葉県の上空を飛行し、相模原付近で折り返し、再び房総半島を横断、太平洋で燃料を消費、または投下したとみられ、成田空港に戻っています。 (FlyTeam = 7-17-19)


EASA、初期製造 A380 に主翼検査指示 亀裂問題再び、25 機対象

EASA (欧州航空安全局)は初期製造分のエアバス A380 型機で、主翼の一部に亀裂が発見されたと発表した。 対象は 2004 年から 2007 年までに製造された機体のうち 25 機で、亀裂を修理しない場合、主翼の構造的完全性が低下するおそれがあるという。 EASA が 7 7月 5 日付で発行した、機体の安全性を確保するための整備や改修を指示する「耐空性改善命令 (AD)」によると、主翼の外側後桁 (ORS : Outer Rear Spar) の上部と下部のフランジに亀裂の発生が報告されているという。 エアバスはこの指摘を受け、改修手順を示した「サービスブリテン (SB)」を準備している。

改修対象となる A380 は、製造番号 (MSN) 0006 から 0017、0019 から 0023、0025 から 0027、0029、0033、0034、0038、0040 の 25 機。 いずれも 2004 年から 2007 年にかけて製造された初期の機体となる。 日本の航空会社では、全日本空輸 (ANA/NH) が 5 月から A380 を運航しているが、改修対象には含まれていない。 A380 は、2012 年に主翼に亀裂が生じる問題が発生。 EASA が AD を発行し、一定の離着陸回数で非破壊検査を実施するなどの対策を講じている。 (Tadayuki Yoshikawa、AviationWire = 7-11-19)


炎上の旅客機、燃料満タンで着陸 タンク破損で火災拡大

モスクワ郊外のシェレメチェボ空港で 5 日に緊急着陸した旅客機が炎上し、41 人が死亡した事故で、事故を起こしたアエロフロート機が燃料を満タンにしたまま着陸を試み、タンクを破損していたことが分かった。 インタファクス通信が伝えた。 事故機は同空港を離陸後に機器の不調で引き返しを決めたが、地上と交信できず、上空を旋回して燃料を消費することができなかったという。

同通信は、捜査に近い筋の話として、事故機の着陸時、滑走路に衝突して破損した後部左の車輪の軸が左側の燃料タンクを直撃し、飛び散った燃料にエンジンの炎が引火して火災が広がったと伝えた。 事故機は、戦闘機で知られるロシアのスホイ社(スホイ民間航空機)が製造した最新型の中距離用旅客機スホイ・スーパージェット 100 型機。 乗員乗客 78 人を乗せて離陸して間もなく、緊急信号を出して着陸を要請したが、その後管制官と交信ができなくなったという。 地上から撮影された映像によると、同機は着陸時いったん滑走路に車輪が接したものの、はね返されるようにして浮き上がり、再び接地した瞬間に後部から大きな炎が上がった。

インタファクス通信が引用した捜査筋は、管制官と意思疎通ができないまま空港上空を旋回するのは危険だったとしている。 アエロフロート航空は緊急着陸の理由として機器の不調をあげているが、詳細については言及していない。 事故機は上昇中に落雷を受けたとされる。 6 日付の有力紙「コメルサント」紙によると、緊急信号を出した時点で時速 650 キロで高度 3,600 メートルに達していた。 着陸時には時速約 300 キロ、燃料タンクがほぼ満タンで機体の重量が最大限だったことなど、悪条件が重なったという。 (モスクワ = 喜田尚、asahi = 5-6-19)


大島空港で小型機がオーバーラン、滑走路閉鎖

4 日午前 10 時 10 分ごろ、東京・伊豆大島の大島空港に着陸した小型プロペラ機が滑走路をオーバーランした。乗っていた男女5人にけがはない。 機体は滑走路延長上の緑地帯で止まって動けなくなり、大島空港は滑走路が閉鎖された。 国土交通省は同日、事故につながりかねない重大インシデントに認定。 運輸安全委員会が航空事故調査官 2 人を指名した。 5 日に船で現地に向かい、機体の調査を始める見通し。

国交省によると、小型機は単発プロペラ機パイパー PA46-350P 型で、大阪府の八尾空港を午前 8 時 50 分ごろ離陸。大島空港まで約 1 時間 50 分の飛行計画を提出していた。 前脚がきちんと立たず、機体前部を地面にこすりつけるような状態で停止した。 着陸直前、管制塔から機長に「脚が出ていない」と連絡しており、安全委は今後、オーバーランとの因果関係を調べる。 航空各社などによると、滑走路閉鎖の影響で、新中央航空(茨城県)の調布 - 大島便や、東邦航空(東京)の大島 - 三宅島便に欠航が出た。 安全委が機体を調べるまで、閉鎖が続く可能性がある。 (kyodo = 5-4-19)


ANA 機がエンジン異常 目的地変更、中部空港に着陸

1 日午後 7 時 50 分ごろ、羽田発熊本行きの全日空 649 便(ボーイング 767 型機)が名古屋市上空を飛行中、左側エンジンの振動が異常値を示した。 同機は目的地を変更し、約 40 分後に中部空港に着陸した。 全日空によると、乗員と乗客計 260 人にけがはなく、機体に損傷もなかったという。 乗客は、2 日朝に別の機体で熊本まで運ぶ予定。 (asahi = 5-1-19)


離陸途中の FDA 機、滑走路を逸脱して停止 山形空港

山形県山形空港事務所によると、山形空港(同県東根市)で 23 日午後 4 時 40 分ごろ、名古屋空港行きのフジドリームエアラインズ (FDA) 386 便が離陸途中に滑走路を逸脱して停止した。 今のところ、乗客約 60 人にけがの情報はないという。 (asahi = 4-23-19)


戦闘機 F35A の尾翼を回収 初めての墜落事故と断定

青森県沖で消息を絶った航空自衛隊三沢基地(青森県)所属の最新鋭ステルス戦闘機 F35A について、防衛省は 10 日、墜落したと断定した。 現場周辺海域で 9 日夜に浮遊物を回収し、機体左右の尾翼の一部と確認した。 自衛隊や米軍などが、操縦していた男性 3 等空佐(40 代)の捜索を続けている。

F35 では、昨年 9 月に短距離離陸・垂直着陸可能な B 型が米国で墜落したが、通常離着陸型の A 型の墜落事故は初めて。 航空幕僚監部の事故調査委員会が原因を調べる。 墜落した機体は 9 日午後 7 時ごろ、計 4 機による対戦闘機戦闘訓練のため、同基地を離陸。 防衛省によると、男性 3 佐は戦闘機パイロットとして経験豊富で、この日は 4 機の編隊長として訓練を統率していた。 離陸の約 30 分後、墜落機から「訓練中止」を告げる通信があり、直後に通信が途絶えた。 夜間で距離があり、僚機は墜落機の状態を見てはいないという。

F35A は昨年 1 月に同基地への配備が始まり、今年 3 月に第 3 航空団第 302 飛行隊が発足したばかりだった。 9 日時点で 13 機が配備されていたが、空自は残る 12 機の運用を当面見合わせる。 他の機種も一部を除き、10 日は飛行を停止する。 岩屋毅防衛相は 10 日午前、記者団に「引き続き人命救助に全力を尽くす」とし、「地元の皆様に大変ご不安を与えてしまったことについては、深くおわび申し上げたい」と述べた。 同基地の地元・三沢市の種市一正市長と面会し、「誠に申し訳ない」と謝罪。 種市市長は再発防止や機体整備・隊員教育の徹底を求めた。 (古城博隆、藤原慎一、asahi = 4-10-19)


空自戦闘機墜落 直前に異常知らせる交信なし

20 日午前 9 時 20 分ごろ、航空自衛隊築城(ついき)基地(福岡県築上町など)所属の F2 戦闘機が別の 2 機と訓練中に山口県萩市・見島(みしま)沖の日本海に墜落した。 乗員 2 人は緊急脱出し、命に別条はない。 空自によると、直前に異常を知らせるような交信は確認されておらず、訓練中に突発的なトラブルが起こった可能性がある。 空自の事故調査委員会が原因を調べている。

空自戦闘機の墜落事故は 2011 年に F15 が沖縄沖で墜落して以来で、F2 の訓練飛行中の墜落は初めて。 事故を受け、空自は全戦闘機の安全点検を行うと共に、F2 の訓練飛行を当面中止する。 空自によると、墜落した F2 は主に教育訓練用に使われる 2 人乗りの機体で、30 代の 1 尉と 20 代の 2 尉が搭乗。 午前 8 時 50 分ごろに他の 2 機と築城基地を離陸したが、同 9 時 20 分ごろに同基地の北東約 130 キロ地点で救難信号が出され、直後にレーダーから消えた。

乗員 2 人は現場近くの海上で救難ヘリに救助された。 2 尉は軽傷で、1 尉も腰などに痛みを訴えている。 墜落現場は訓練用の空域で、当時は訓練開始直後だったとみられる。 事故機は飛行前の点検では異常は確認されなかった。 実弾は積んでおらず、周辺への被害は確認されていない。 空自トップの丸茂吉成航空幕僚長は「心配をかけ、大変申し訳ない。 一刻も早く原因を究明し、再発防止に努める。」とコメントした。

F2 は米国の F16 を基に日米共同開発した機体で 1 機約 120 億円。 2000 年から配備が始まり、07 年には三菱重工業で整備中の機体が試験飛行のため県営名古屋空港(愛知県豊山町)を離陸直後に配線ミスで墜落した。 昨年 11 月には築城基地の 2 機が連携ミスにより空中接触する事故もあった。 (前谷宏、mainichi = 2-20-19)


バンコク行き JAL 機、成田に引き返し フラップにトラブルか

8 日午後 0 時 15 分ごろ、成田発バンコク行き日航 717 便ボーイング 787 が、主翼のフラップ(高揚力装置)にトラブルがあるとして、成田空港に引き返し、着陸した。 国土交通省成田空港事務所によると、乗客乗員にけがはなかった。 影響で A 滑走路が一時閉鎖された。 日航が機体を点検し、詳しい状況や原因を調べる。 717 便は午前 11 時 25 分ごろに離陸した。 (sankei = 12-8-18)


JAL、過剰予約で福岡行き欠航 運用時間に間に合わず

日本航空 (JAL/JL) は 11 月 21 日、午後 7 時 45 分に羽田を出発予定の福岡行き JL335 便(ボーイング 777-200 型機)を欠航した。 過剰予約(オーバーセール)の調整に時間がかかり、福岡空港の運用時間までに到着できなくなったことによるもので、当該客は翌 22 日の臨時便で福岡へ向かった。 欠航となった JL335 便は、福岡に午後 9 時 45 分に到着予定だった。 777-200 は 3 クラス 375 席(ファースト 14 席、クラス J 82 席、普通席 279 席)だったが、401 人が予約。 うち空港に来なかった 6 人を除く、395 人が搭乗しようとした。

JAL は過剰となった 20 人を対象に、翌日便などへの振り替えを募集した。 出発予定から 35 分後の午後 8 時 20 分までに、20 人が名乗り出たものの、このまま出発した場合、福岡空港で定期便が発着できる午後 10 時には間に合わないことから、同便は欠航となった。 当該便の利用客の多くは、羽田で宿泊。 JAL は翌 22 日に臨時便を設定し、347 人(うち幼児 1 人)が利用した。 臨時便となった JL4641 便(777-200)は、羽田を午前 6 時 54 分に出発し、福岡には 8 時 54 分に到着した。

多くの航空会社は、実際に搭乗しないキャンセル客を見越し、座席数を超えた予約を受け付けることがある。 JAL によると、今回のような過剰予約による欠航は、稀だという。 また、福岡空港への運用時間の延長申請や、他空港への目的地変更なども検討したが、調整が困難だったため、欠航を決めたという。 福岡空港の運用時間は 24 時間だが、定期便が利用できるのは、午前 7 時から午後 10 時までの 15 時間に制限されている。 (Yusuke Kohase、AviationWire = 11-22-18)