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全日空機が緊急着陸 = エンジン不具合で - 羽田空港 19 日午前 11 時 15 分ごろ、羽田発那覇行きの全日空 469 便(ボーイング 777 型機、乗員乗客 524 人)が静岡県の上空約 7,600 メートルを飛行中、右エンジンの不具合を知らせる表示が点灯した。 機長が緊急事態を宣言し、同 11 時 45 分に羽田へ着陸した。けが人はいないという。 全日空によると、計器には右エンジンを動かす際に使われる潤滑油の量が少ない可能性が示された。 同機は右エンジンを停止し、左エンジンのみを使って羽田へ引き返した。 出発前の点検では、潤滑油の量に問題はなかったといい、同社は今後詳細な原因を調査する。 (jiji = 2-19-18) 墜落ヘリ部品、直前に中古と交換 防衛省「新品」と説明 佐賀県神埼市で陸上自衛隊の AH64D 戦闘ヘリコプターが住宅に墜落した事故で、直前の定期整備で交換されたばかりの「メイン・ローター・ヘッド」と呼ばれる部品は、以前に別の同型機に取り付けられていた中古品だったことが防衛省への取材で分かった。 防衛省はこれまで、「新品と交換した」と説明していた。 メイン・ローター・ヘッドは、4 本あるメインローター(主回転翼)にエンジンの出力を伝える部品。 事故機の 2 本のメインローターは、ヘッドの一部と接合された状態で、墜落現場から 300 - 500 メートル離れた場所で見つかった。 ヘッドそのものが破損していた。 中古品を取り付けること自体は認められているものの、その強度が事故原因と関係していないか、防衛省は慎重に調査を進める。 防衛省関係者によると、このヘッドは米ボーイング社製で、日本でライセンス生産している富士重工業(現スバル)が購入したもの。 事故機は 1 月 18 日 - 2 月 4 日に定期整備を受け、ヘッドもこの間に交換された。 陸自トップの山崎幸二陸上幕僚長は事故後の 8 日の記者会見で「交換した部品は新品だと報告を受けている」と話していた。 その後、防衛省が整備記録などを調べたところ、このヘッドは以前に、別の同型機に取り付けられていたことが判明。 この同型機から取り外され、スバル側で点検を受けた後、陸自に納入されて事故機に取り付けられたという。 「新品」と公表した理由について、防衛省関係者は「確認が不十分だった」と話す。 このヘッドは別の機体に取り付けられていた際、交換の目安とされる 1,750 時間の飛行時間に達していなかった。 整備規定で定められた飛行時間の範囲であれば、中古品を別の同型機に取り付けることは認められているという。 (土居貴輝、asahi = 2-14-18) ◇ ◇ ◇ 陸自攻撃ヘリ、飛行中にメイン回転翼が落下
佐賀県神埼(かんざき)市の民家に陸上自衛隊の攻撃ヘリコプター「AH64D」が墜落した事故で、事故機のメインの回転翼(約 7 メートル)の一部が 6 日、現場に至る飛行ルート付近の水路で発見された。 飛行中に外れ、落ちた可能性がある。 一方、陸自は現場で、事故当時の機体の状況などを記録したメンテナンスデータレコーダー (MDR) を回収。 機体のトラブルが事故につながったとみて、解析を急いでいる。 陸自によると、同機は 5 日午後 4 時 36 分、所属する目達原(めたばる)駐屯地(佐賀県吉野ヶ里町)を離陸し、同 38 分、管制官と交信。 西へ向かった後の同 43 分、機首を下げて急速に墜落した。 飛行中、複数の部品が落下しており、回転翼も墜落現場から東南約 600 メートル手前の水路に落ちていた。 同機は離陸前、50 飛行時間ごとに行う定期整備を実施。 さらに、メインの回転翼の付け根にあり、エンジンの動力を回転翼に伝える「メイン・ローター・ヘッド」の交換なども実施していた。 同部品は、1,750 飛行時間を目安に交換しており、同機にとって初めての交換だった。 ヘリは同部品や回転翼を失った場合、進行方向にそのまま急降下する恐れがあるという。 陸自では、回転翼などの主要部品が破損したことで墜落したとの見方を強めており、6 日昼に現場で回収した MDR を調べるなどして原因究明を急ぐ。 搭乗していた機長の斉藤謙一・2 等陸佐 (43) の総飛行時間は約 2,700 時間で、そのうち、AH64D については約 1,600 時間。 AH64D では教官を務めるなどスペシャリストだったという。 副操縦士の高山啓希(ひろき)・1 等陸曹 (26) の総飛行時間は約 300 時間で、AH64D は約 150 時間だった。 陸自は佐賀県警と連携し、業務上過失致死と航空危険行為処罰法違反の疑いで捜査にも乗り出した。 この事故では 5 日夕、高山 1 等陸曹が遺体で発見。 佐賀県警は6日、司法解剖の結果、死因は外傷性ショックだったと発表した。 同日午前には機体の下から別の遺体の一部が見つかり、その後、斉藤 2 等陸佐と確認された。 陸自ヘリのパイロットを務めた山口昇・元陸将は「総飛行時間から斉藤さんは熟練のパイロットと考えられ、高山さんも若くしてこの機体に乗っており、素質のあるパイロットだと思う。 AH64D は米軍が使いこなしている機体なので、構造上の欠陥は考えにくく、整備作業や部品の不具合が墜落につながった可能性は排除できない。」としている。 (yomiuri = 2-7-18) ◇ ◇ ◇ 陸自ヘリ事故、機体の主要部が壊れて墜落か
佐賀県神埼(かんざき)市の民家に陸上自衛隊の攻撃ヘリコプター「AH64D」が墜落した事故で、墜落は、管制官との最後の交信から 5 分後だったことが、陸自への取材でわかった。 飛行中の同機から複数の部品が脱落していたことも判明。陸自は、機体の主要部が壊れたことで急速に落下した可能性があるとみて原因を調べている。 陸自と同県警は 6 日朝、機長の斉藤謙一・2 等陸佐 (43) とみられる遺体の一部を発見。 業務上過失致死と航空危険行為処罰法違反の疑いで、現場検証も始めた。 陸自によると、同機は、5 日午後 4 時 36 分頃、所属する目達原(めたばる)駐屯地(佐賀県吉野ヶ里町)を離陸。 駐屯地上空のルートを通常通り飛び、同 38 分頃、同駐屯地の管制官に現在地や今後の針路を伝えた。 この際、異常はなかったが、管制圏外に出る通過点へ向かった後、機体が機首を下げて地面と垂直な体勢で落下する様子を、管制官が目視で確認。同 43 分頃、同機に呼びかけたが、応答がなかったという。 飛行の目的について、防衛省は 5 日夜、50 飛行時間ごとに行う定期整備後の点検飛行だったと説明。 6 日朝には、この定期整備とは別に、メインの回転翼の付け根にあり、エンジンの動力を回転翼に伝える「メイン・ローター・ヘッド」の交換なども行っていたことを明らかにした。 同部品は、1,750 飛行時間を目安に交換しており、同機にとって初めての交換だったという。 一方、現場の東約 200 - 300 メートルでは、最大で縦横約 1 メートルの板状の部品などが 10 個ほど散らばっていたほか、500 メートルほど離れた場所にも、引きちぎられたような金属片が落ちていた。 自衛隊ヘリのベテランパイロットによると、ヘリは回転翼などを失った場合、進行方向にそのまま急速に落下する恐れがあるという。 陸自では、事故調査委員会を設置し、脱落した部品の特定を急いでいる。 この事故では、5 日夕、副操縦士の高山啓希(ひろき)・1 等陸曹 (26) が遺体で発見された。 また、ヘリが墜落した民家に住む会社員、川口貴士さん (35) の長女 (11) が軽傷を負った。 (yomiuri = 2-6-18) 米ユナイテッド機、ハワイ・ホノルルに緊急着陸 エンジンカバー外れて飛行 ![]() 【ロサンゼルス】 米サンフランシスコからハワイに向かっていたユナイテッド航空機が 13 日、主翼に取り付けられたエンジンのカバーが飛行中に外れ、ホノルルの空港に緊急着陸した。 けが人はなく、発着便の運航にも影響はなかった。 AP 通信などが報じた。 複数の乗客らが、むき出しになったエンジンががたがたと揺れる様子の映像や画像をツイッターに投稿し話題となった。 地元テレビによると、乗客らは大きな音がしたり煙が上がったりしていたと話し「人生で最も怖いフライトだった」と振り返った。 報道によると、機体はボーイング 777。 米連邦航空局 (FAA) が原因などを調べている。 (kyodo = 2-14-18) 主回転翼の速度異常を表示、沖縄の不時着ヘリ 海兵隊「厳密に調査する」 沖縄県うるま市の伊計島の砂浜に米海兵隊普天間飛行場(宜野湾市)所属のヘリコプターが不時着したトラブルに関し、在日米海兵隊は 7 日、主回転翼の速度超過を示す異常が表示されたために、緊急着陸したと明らかにした。 機体は第 1 海兵航空団の所属で、海兵隊は「今回の事案を厳密に調査する」としている。 7 日午前、現場では米軍の整備要員らが、不時着した UH1 ヘリの主回転翼の一部を取り外すなど点検作業を続けた。 防衛省沖縄防衛局の中嶋浩一郎局長は機体を視察後、記者団に「飛行の安全が第一だ。 (米軍は)それに努めてもらいたい。」と話した。 伊計自治会の玉城正則会長 (61) は、中嶋氏ら防衛局職員と島内で面会し「住宅に落ちれば大変な被害となる。 人命を失えば戻らない。」と強く抗議し、飛行経路の変更を訴えた。 伊計島は那覇市の北東約 30 キロにあり、沖縄本島と橋でつながっている。 (sankei = 1-7-18) アメリカン航空機体からゴム製部品なくなる 成田着便 30 日午後 4 時ごろ、成田空港に米ダラス・フォートワースから到着したアメリカン航空 61 便(ボーイング 777-200 型)の機体からゴム製部品(重さ 350 グラム)がなくなっているのが、着陸後の点検でわかった。 国土交通省成田空港事務所が明らかにした。 飛行中に落下した可能性があるという。 29 日にも、同空港着の香港・キャセイパシフイック航空の機体から同様のゴム製部品がなくなっており、空港事務所は今後、両社に原因を究明して再発防止策を講じるよう指導するという。 空港事務所によると、部品は長さ 85 センチ、幅 2 センチで、左の主翼についていた。 滑走路を 10 分間閉鎖して調べたが、部品は見つかっていない。 (asahi = 12-30-17) 飛行機脱出は「手ぶらで」 機長が出られなくなることも 航空機からスライドで脱出するときは荷物を持たないで - -。 国の運輸安全委員会は 21 日、航空機の利用者に対して緊急時の脱出ルールの徹底を求める異例の「要望」を盛り込んだ事故調査報告書を公表した。 新千歳空港で昨年 2 月、日本航空機(ボーイング 737-800 型、乗員乗客計 165 人)のエンジンから発煙し、緊急脱出して乗客 3 人がけがをした事故で、多くの客が荷物を持ったまま脱出スライドに向かい、脱出に支障をきたしていたとわかったためだ。 煙が出たのは、同機が出発に向け誘導路で待機していたとき。 雪が降っており、右エンジンの空気の取り込み口が凍結した。 その影響で内部の空気圧の異変が生じ、オイルが漏れ、熱で発火したという。 機長はスライドでの緊急脱出を決断。 すると乗客の大半が客室乗務員の指示に従わず荷物を持ったままスライドへ向かった。 乗務員は荷物を取り上げる対応に追われ、その荷物は操縦室のドアの前に積み上がり、機長が出られなくなった。 スライドは空気で膨らむため、荷物やハイヒールで破れると脱出に使えなくなる。 報告書は「生命を守るため極めて重要であることを理解し行動することが望まれる」と呼びかけた。 乗客 3 人は脱出の際に負傷。 うち 1 人はスライドで地上に降りた際、前方に飛び出して腰から落ちて骨折した。(伊藤嘉孝、asahi = 12-21-17) 当該事故 (2-23-16) JAC 機、機内で煙発生し緊急着陸 鹿児島空港 10 日午後 4 時 20 分ごろ、鹿児島県霧島市の鹿児島空港に着陸しようとしていた日本エアコミューター (JAC) の種子島発、鹿児島空港行き 3768 便(ボンバルディア DHC-8-400 型)が、機内で煙が発生したため同空港に緊急着陸した。 JAC などによると乗員 4 人、乗客 26 人にけがはなかった。 同機は滑走路上に停止したままとなり、午後 5 時 40 分ごろに牽引(けんいん)車が滑走路外に移動するまでの約 1 時間 20 分、滑走路が閉鎖された。 このため、同空港発着の計 11 便が欠航、3 便が他空港に着陸するなどの影響が出た。 JAC などによると、同機は午後 4 時 13 分に着陸予定で、同空港に接近中、客室と操縦室から煙が出たという。 煙が出た原因を調べている。 (asahi = 12-10-17) 春秋航空の乗務員骨折 シートベルト着用でも揺れ大きく 成田発佐賀行きの春秋航空日本機(ボーイング 737-800 型、乗客乗員 134 人)が今月 22 日、熊本と大分の県境の上空で大きく揺れ、客室乗務員が衝撃で腰の骨を折るけがをしていたことがわかった。 同社が 27 日、発表した。 国土交通省は航空事故に認定、運輸安全委員会が調査することを決めた。 同社によると、台風の影響で機体の揺れが大きく、乗務員はシートベルトを締めて着席していたが、衝撃で腰に痛みを感じたという。 痛みがひかず、26 日に病院で診察を受けたところ骨折が判明した。 (伊藤嘉孝、asahi = 10-27-17) 新千歳空港に JAL 機が緊急着陸 「操縦室から異臭」 29 日午後 4 時 50 分ごろ、ロサンゼルス発成田行きの JAL61 便が新千歳空港に緊急着陸した。 乗員・乗客 253 人にけがはなかった。 国土交通省新千歳空港事務所によると、同便から午後 3 時 20 分ごろ、「コックピット内から焦げ臭い異臭がする」などと管制官に連絡が入ったという。 午後 6 時現在、機体を点検している。 (asahi = 9-29-17) 旅客機パネル、全日空機から落下 翌日も同機体から落下 旅客機の機体のパネルが 27 日、茨城県稲敷市の鋼材加工メーカーの敷地で見つかり、全日空 (ANA) は 28 日、同社運航のボーイング 767 型機が飛行中に落としたものだったと発表した。 けが人や建物の被害はなかった。 パネルは強化プラスチック (FRP) 製の台形状で、長い辺 60 センチ、短い辺 30 センチ、横 147 センチ、重さ 3.14 キロ。 成田空港の B 滑走路北側から発着する際の飛行ルート近くで見つかった。 左の主翼の付け根にある脱出用スライドを収納するパネルで、中国・アモイから成田空港に向かっていた ANA936 便が 7 日に落としたという。 この機体は翌 8 日にも、成田空港へ飛行中に同じパネルを落としているが、このパネルはまだ見つかっていないという。 ANA は原因について「非常時にパネルを外すための高圧窒素ボトルからわずかな窒素が漏れ、パネルのロックが外れた」と説明。 「関係者とご搭乗の皆様にご心配とご迷惑をおかけしたことを深くおわびする」とコメントした。 (根岸敦生、asahi = 9-28-17) ◇ ◇ ◇ 旅客機のパネルが落下 茨城の会社敷地、けが人なし 旅客機の機体のパネルが 27 日朝、茨城県稲敷市江戸崎甲の鋼材加工メーカーの敷地内で見つかった。 けが人や建物への被害はなかった。 国土交通省成田空港事務所は点検窓のふた(アクセスパネル)とみており、どの飛行機が落としたものか調べている。 見つかったのは縦 30 センチ、横 147 センチ、重さ 3.14 キロの台形の白いパネル。 場所は成田空港の B 滑走路に北側から着陸する際の飛行ルート近くで、霞ケ浦の東、日本中央競馬会の美浦トレーニングセンターの南という。 パネルが見付かった野村鋼機茨城支店・関東スチールセンターの佐々木弘センター長は「電気室と事務室の間に落下していた。 けが人も建物への被害はなく、いつ落下したものかも分からない。」と説明。 「遊覧飛行をする軽飛行機のものかと思っていた。 まさか大型の飛行機のものだったとは …。」と話す。 成田空港に発着する飛行機では 7、8 の両日、全日空の同じ機体から脱出用スライドを収納するパネルが落下する事故が起きていた。 一方、27 日夜、今回見つかった部品を確認した ANA 整備センター品質保証室品質企画部の奥貫孝リスクマネジメントチームリーダーは「(7、8 両日に)脱落した部品と同じもの。 番号などから当社のものであるか、持ち帰って確認を急ぎたい。」と話した。 この部品落下については成田市が 20 日、国土交通省航空局や成田国際空港航空会社運営協議会などに点検整備の徹底を求める要望書を提出していた。 (根岸敦生、asahi = 9-27-17) ◇ ◇ ◇ 関空離陸便から機体の一部が落下 走行中の乗用車を直撃 23 日午前 11 時ごろ、関西空港を離陸して上昇中の旅客機から機体の一部が落下し、大阪市内を走行中の乗用車に直撃していたことがわかった。 乗用車は窓ガラスが割れるなどしたが、運転していた 50 代の女性ら 2 人にけがはなかった。 国土交通省が 24 日発表した。 国交省大阪航空局などによると、旅客機はアムステルダム行きの KLM オランダ航空(ボーイング 777 型)。 23 日午前 10 時 40 分に離陸し、事故当時は大阪市の上空約 2,400 メートル以上を飛行中だったという。 落下した部品は、右主翼の付け根部分の胴体パネルの一部(約 0.6 メートル、約 1 メートル、重さ約 4.3 キロ)。 乗用車は大阪市北区西天満 3 丁目を走行中で、部品の直撃を受けて屋根がへこみ、後部の窓ガラスが割れた。 KLM 機は外側から部品が欠落しているのがわかる状態だが、そのまま目的地に向かい、予定通りに着陸した。 乗員・乗客計 321 人にけがはなかった。 国交省は、深刻な事故につながりかねない重大インシデントに当たると認定。 国の運輸安全委員会は航空事故調査官を派遣し、調査を始める方針。 (asahi = 9-24-17) 日航機、エンジンから炎? 離陸を中止 羽田発松山行き 27 日午前 7 時 50 分ごろ、羽田空港で、松山行きの日本航空 431 便(ボーイング 737-800 型、乗客乗員 122 人)が離陸のため滑走路に入った際、近くにいた別の航空機から管制官に「右エンジンに炎が見えた」と連絡があった。 日航機は離陸を中止した。 国土交通省東京空港事務所や日航によると、日航機は離陸の滑走に入る前だったため、すぐに駐機場へ戻った。 他の便に影響は出ていない。 乗客は別の機体に乗り換えて松山へ向かった。 日航がエンジンを確認している。 (asahi = 9-27-17) 全日空機が着陸やり直し、一時滑走路閉鎖 伊丹空港 21 日午前 8 時 35 分ごろ、大阪(伊丹)空港で、宮崎発大阪行きの全日空 502 便(ボーイング 737-500 型機)が着陸しようとした際、油圧系統の異常表示があり、着陸をやり直した。 乗客 116 人と乗員 5 人にけがはなかった。 国土交通省大阪空港事務所によると、着陸後、空港の滑走路を約 3 分間閉鎖して点検した。 この影響で大阪発着の計 11 便に最大で 18 分の遅れが生じた。 機体点検の結果、正常な作動油量の 3 分の 1 が漏れていたという。 全日空大阪空港支店によると、着陸態勢に入った際、三つある油圧系統のうち一つに不具合の可能性を示す表示が出た。 上空に戻ってチェックリストに基づいて点検し、着陸に問題がないことを確認したという。 空港では万一に備えて消防車が待機した。 (asahi = 9-21-17) 機内で異臭、全日空機が中部空港に緊急着陸 18 日午前 9 時 27 分ごろ、中部空港発福岡空港行きの全日空 435 便(ボーイング 737-500 型)が、機内で異臭がするとして中部空港に緊急着陸した。 乗員・乗客計 131 人にけがはなかった。 愛知県警中部空港署によると、機内のエアコンの吹き出し口から、焦げくさい臭いがするのを乗員が確認した。 火災が起きた跡はなく、原因は分かっていないという。 (asahi = 9-18-17) 日航機、左エンジンで炎 バードストライクか 羽田に引き返し緊急着陸 5 日午前 11 時すぎ、羽田空港を離陸したニューヨーク行きの日本航空 6 便ボーイング 777 で、左エンジンにトラブルが起きたとの表示が出た。 左エンジンで一時、炎が確認され、同機は管制官に緊急事態を宣言、羽田に引き返し、午後 0 時 9 分に着陸した。 乗客乗員は計 248 人で、けが人はいなかった。 日航によると、鳥が衝突するバードストライクが原因とみられる。 左エンジンを停止させて着陸した。 ボーイング 777 はエンジンが 2 基あり、1 基が停止しても飛行は続けられる。 同機は午前 11 時に羽田を離陸。 国土交通省東京空港事務所によると、このトラブルの影響で羽田空港の滑走路 1 本が閉鎖された。 東京都大田区の大田スタジアムにいたフリー記者、安倍昌彦さん (61) は「離陸と同時に破裂音が 2、3 回聞こえた。 普通の飛行機より半分ぐらいの高度で旋回したので、何かトラブルがあったのかなと思った。」と話した。 (sankei = 9-5-17) 機内気圧の低下、ダクト破損が原因か 全日空機緊急着陸 羽田発大阪行きの全日空便で 12 日、機内の気圧低下を知らせる警報が作動して羽田空港に引き返したトラブルで、機体中央付近の車輪を格納するエリアにあるダクトが破損していたことが 13 日、全日空の調査で分かった。 同社は、外気に触れる部分にあったダクトが損傷したことで機内の空気が外に漏れ、気圧が低下したとみて、損傷の原因を調べている。 トラブルが起きたのは、全日空 37 便(ボーイング 777-200 型、乗客乗員 273 人)。 羽田空港を離陸して上昇中の 12 日午後 6 時半ごろ、機内の気圧が低下したことを示す警報が作動。 機長が客室の乗客に酸素マスクを出し、20 分後に羽田空港に緊急着陸した。 乗客にけが人はいなかったが、2 人が「気分が悪い」と訴えたという。 (asahi = 8-13-17) 防衛省「操縦士が操作ミス」 米子空港の C2 輸送機事故 鳥取県の米子空港で今月 9 日、地元の航空自衛隊美保基地所属の C2 輸送機が滑走路を外れて草地に突っ込む事故があり、防衛省は 20 日、3 等空佐の操作ミスが原因と発表した。 事故は 9 日午前 6 時 40 分ごろに発生。 C2 が誘導路から滑走路に進入したところ、ステアリングとブレーキが利かなくなり、滑走路を横切って停止した。 防衛省によると、C2 の操縦室には、自機の速度や機体の姿勢を確認する装置がある。 この装置の作動準備が終わる前に機体を動かすと、装置が速度や姿勢を誤認する特性がある。 「機体は高速で走行している」と認識した場合、方向を変えるステアリング操作が制限され、ブレーキが利かない状態になるという。 今回、作動準備が終わる前に操縦士が機体を動かしたことで「高速で走行中」と誤認され、ステアリングもブレーキも利かない状態になったという。 機体のマニュアルにはこうした特性が記載されているが、操縦士はこの特性を失念していた可能性があるという。 (asahi = 6-20-17) ◇ ◇ ◇ 空自輸送機、滑走路外れ草地突っ込む 米子空港閉鎖 9 日午前 6 時 40 分ごろ、鳥取県の米子空港(米子市、境港市)で、同県の航空自衛隊美保基地所属の大型輸送機 C2 が滑走路を外れて草地に突っ込んだ。 この輸送機には 6 人が搭乗していたが、けが人はいないという。 機体は作業車に引かれるなどして空港内の基地駐機場に戻されたが、滑走路は約 3 時間閉鎖され、米子発着の東京便 3 便が欠航した。 米子空港は自衛隊と民間の共用飛行場。 美保基地によると、輸送機が誘導路から滑走路に進入したところ、方向を変えるステアリングとブレーキが利かなくなり、滑走路を横切って草地で停止したという。 同基地は不具合の原因を調べている。 C2 は配備から約 40 年が経過した大型輸送機「C1」の後継機。 全長約 44 メートルで最大積載量約 30 トンで、ヘリコプターも積める。 今年 3 月に国内で初めて美保基地に 3 機が配備され、運用試験を続けていた。 この日は模擬離陸の訓練をする予定だったという。 (asahi = 6-9-17) 国際線で到着の客 34 人、入国審査を素通り 成田空港 格安航空会社 (LCC) のバニラ・エアは 19 日、成田空港で 18 日夜、香港から到着した国際便の乗客 34 人が入国審査を素通りするミスがあったと発表した。 着陸後、バスが誤って国内線到着口に客を運んだ。 不審に思った客の通報で発覚。 同社の館内放送での呼びかけに応じ、24 人は戻って審査を受けたが、残り 10 人はそのまま空港外に出たとみられ、同社が連絡を取ろうとしている。 トラブルがあったのは、18 日午後 10 時 13 分に到着した香港発便。 乗客 168 人は着陸後、バス 3 台に分かれ、入国審査のため国際線到着口に向かうはずだったが、うち 1 台が誤って国内線到着口に客を降ろした。 乗っていた 34 人は、入国審査を受けないまま空港の制限区域外に出た。 その後、誤りに気づいた客の 1 人が空港職員に申し出て発覚した。 すぐに同社が館内放送で客に戻るよう呼びかけ、24 人が戻って入国審査を受けたが、残り 10 人は現れなかった。 日本人 9 人と米国人 1 人だという。 すでに空港外に出ているとみられ、同社が手続きを呼びかける連絡を取ろうとしている。 成田空港では昨年 4 月にも、台北から到着した同社便の客 50 人が、入国手続きを済ませないまま入国するトラブルがあった。 今回と同様、バスが誤って国内線到着口に客を届けていた。 国土交通省は 19 日午後、同社を厳重注意する方針。 (伊藤嘉孝、asahi = 6-19-17) エンジンカバーに「大きな穴」 = 中国東方航空機、緊急着陸 - シドニー 【シドニー】 上海行き中国東方航空のエアバス A330 型旅客機が 11 日夜、オーストラリアのシドニー空港を離陸した直後にエンジントラブルが起こり、同空港に緊急着陸した。 乗客乗員にけが人はいない。 着陸後の点検では、左右一つずつあるエンジンのうち左エンジンのカバーの一部が吹き飛び、大きな穴が開いていた。 同社が原因を調べている。 (AFP - 時事通信 = 6-12-17) 大韓航空機のコックピットから煙か 福岡空港 9 日午前 10 時 20 分ごろ、韓国・釜山から福岡空港に向かっていた大韓航空機 783 便(ボーイング 737)から着陸直前に「コックピットから煙が出た」と国土交通省福岡空港事務所に連絡があった。 消防などによると乗客と乗員計 162 人にけがはなく、全員ターミナルに無事移動したという。 福岡空港事務所や大韓航空によると、同機は午前 10 時 20 分すぎに福岡空港に着陸し、同空港は滑走路を約 8 分間閉鎖した。 消防車なども待機したが放水などはしていないという。 滑走路閉鎖の影響で一部の便に遅れが出ているという。 (nikkei = 6-9-17) 全日空機が中部空港に緊急着陸 けが人なし 25 日午前 11 時ごろ、松山発中部行きの全日空 1822 便(乗員乗客 61 人、ボンバルディア DHC8-Q400 型機)が中部空港に緊急着陸した。 乗員乗客にけがはなかった。 国土交通省中部空港事務所によると、午前 9 時 55 分ごろ、中部空港の北約 27 キロの上空で油圧系統の不具合が発生し、同空港南東約 18 キロの上空で待機した後に緊急着陸した。 誘導路で自走できなくなり、滑走路は約 15 分間閉鎖。 この影響で、出発便と到着便の計 4 便が最大 18 分遅れ、この機材を使う予定だった鹿児島行きの 1 便が欠航した。 (asahi = 4-25-17) JAL、国交省に定員オーバー防止策 本人確認の徹底 日本航空 (JAL) は 4 月 11 日、パリで現地時間 3 月 21 日(日本時間 22 日)に起きた定員オーバーで出発したトラブルについて、再発防止策を国土交通省航空局 (JCAB) に提出した。 3 月 28 日に国交省が JAL を厳重注意したことによるもので、搭乗手続き時の本人確認の徹底や、委託先への業務実施の徹底など、3 つの再発防止策を報告した。 パリで発生した定員オーバー トラブルは 3 月 21 日、パリ発羽田行き JL46 便(ボーイング 777-300ER 型機、登録番号 JA732J)で定員を 1 人オーバーした状態で出発し、誘導路から駐機場へ戻るトラブルが発生した。 現地で搭乗手続きを委託している会社の地上係員が、航空券を乗客に手渡す際の本人確認が不十分だったことや、二重発券などのミスが重なった上、機内でも客室乗務員による確認が不十分だったことで起きた。 国交省は 3 月 28 日、JAL に対し再発防止策を文書で提出するよう指示。 国際線での搭乗手続時と搭乗口通過時の本人確認、国内・国際線の搭乗手続きでエラーが発生した場合の確認方法や、機体が移動を開始する前に機内での着席確認を徹底すること、自社と委託先の係員への徹底を求めていた。 自社・委託先社員の業務実施を徹底 JAL は国交省に対し、国際線での搭乗手続き時や搭乗口通過時の本人確認の徹底、搭乗手続き時にエラーが発生した場合の確認を徹底するなど、再発防止策を提出。 機体が移動を開始する前の乗客の着席確認や、自社と委託先社員に対し、手順に沿って業務にあたるよう徹底する。 JAL は「厳重注意を受ける事案を発生させたことを大変重く受け止めており、当局に提出した対策を徹底し、再発防止に努めて参りたい」とコメントしている。 国内でも定員オーバー 定員オーバーのトラブルは、日本国内でも発生。 直近では 2016 年 9 月 30 日に、福岡空港で全日本空輸 (ANA) の羽田行き NH256 便で発生している。 国交省は国内の航空各社に対し、航空機が出発する際に乗客の着席やシートベルト着用状況の確認を徹底するため、3 月 14 日から関連基準を改正。 利用者にも、トイレは搭乗前に空港で済ますことや、出発時の着席とシートベルト着用の徹底を呼びかけている。 (Yusuke Kohase、Aviation Wire = 4-12-17) ◇ ◇ ◇ 定員超過、JAL を厳重注意 国交省が再発防止策求める 日本航空のパリ発羽田行きの便が定員超の客を誤って搭乗させ離陸しようとしたトラブルを受け、国土交通省は 28 日、同社を厳重注意し、再発防止策の報告を求めた。 国交省で、注意文書を受け取った進俊則専務は「二度と再発しないよう対策を講じる。 迷惑をおかけし、深くおわび申し上げる。」と述べた。 トラブルは 21 日、パリ発羽田行きの便で発生。 窓口で同じ人の搭乗券を誤って客 2 人に発行したため、定員より 1 人多く乗り込んだ。 航空機が自走を始めた直後、席がない客が立っていたことに乗務員が気づき、発覚した。 (asahi = 3-28-17) 名古屋へ向かう中国機でモバイルバッテリーが発火、緊急着陸 - 中国紙 中国の LCC・春秋航空の旅客機内で 18 日、乗客の 1 人が所持していたモバイルバッテリーが突然発火した。 遼瀋晩報が 20 日付で伝えた。 発火事故が起きたのは、黒竜江省のハルビンから名古屋へ向かう 9C8617 便の機内。 離陸しておよそ 30 分後に乗客の 1 人が所持していたバッグの中のモバイルバッテリーから煙が出たという。 乗務員が消火器を使用した上で、バッテリーを水中に沈めた。 また、飛行を中止して、瀋陽空港に緊急着陸したという。 この騒動により、乗客らは 5 時間あまり同空港にとどまった。 ハルビン空港を離陸したのは午前 11 時 51 分ごろだったが、最終的に名古屋に到着したのは午後 7 時 35 分ごろだったという。 (RecordChina = 2-21-17) ピーチ機、閉鎖中の滑走路に着陸試みる 羽田 22 日午前 0 時 40 分ごろ、台北発のピーチ・アビエーション機(エアバス A320 型、乗客乗員 164 人)が、羽田空港の閉鎖中の滑走路に着陸しようとするトラブルがあった。 直前で着陸をやり直し、乗客らにけがはなかった。 国土交通省は深刻な事故につながりかねない重大インシデントに認定、運輸安全委員会が航空事故調査官 3 人を調査に派遣した。 国交省によると、当時は 4 本ある滑走路のうち 2 本が補修作業で閉鎖中だった。 ピーチ機は管制官の指示と異なる滑走路に進入しようとしたという。 (asahi = 12-22-16) 離陸直後に機体トラブル、ピーチ便が引き返す 15 日午前 11 時 15 分頃、那覇発成田行きピーチ・アビエーション 504 便(エアバス A320 型機)が離陸直後、車輪の油圧低下を示す表示が出たため、那覇空港へ引き返し、約 1 時間後に着陸した。 乗客乗員 118 人にけがはなかった。 那覇空港事務所によると、この影響で、同空港を離着陸する計 26 便に最大 28 分の遅れが出た。 (yomiuri = 10-16-16) 香港行き全日空機、中部空港に引き返す 異常な風きり音 15 日午前 10 時 40 分ごろ、中部空港発香港行きの全日空 875 便(ボーイング 737-700 型機)が中部空港に引き返した。 全日空によると、飛行中に通常とは異なる風きり音を確認したためという。 乗員乗客 89 人にけがなどはなかった。 飛行機は午前 9 時 40 分すぎに香港に向けて出発していた。 同社は、機体を点検したところ、機長席の窓付近の部品に不具合が見つかったと説明している。 部品の交換のため、同便は欠航となった。 (asahi = 10-15-16) スカイマーク機、中部空港に引き返す 装置に不具合 26 日午前 6 時 20 分ごろ、中部空港発那覇空港行きのスカイマーク 951 便(ボーイング 737-800 型機)が、三重県志摩市の南西沖付近の上空で機内の装置に不具合が発生し、引き返した。 乗員と乗客計 168 人にけがはなかった。 国土交通省中部空港事務所によると、客室の気圧を自動で制御する装置に不具合があったという。 (asahi = 9-26-16) 中国国際航空機が離陸中止 関西空港、エンジンから煙? 大阪府の泉州南広域消防本部などによると、11 日午後 1 時 55 分ごろ、関西空港から、「離陸しようとした旅客機の左右のエンジンから煙が出ている」と通報があった。 上海行きの中国国際航空 922 便(乗客 198 人、乗員 14 人)で、現場に到着した消防が確認したところ煙は確認できなかったという。 同機は離陸を見合わせ、消防などが原因を調べている。 乗客・乗員にけがはないという。 (asahi = 9-11-16) 全日空機、機長席の窓にひび 那覇空港に緊急着陸 28 日午前3時ごろ、沖縄県・石垣島近くの上空で、羽田発シンガポール行き全日空 843 便(ボーイング 787 型機、乗客乗員 214 人)の機長席正面の窓にひびが入った。 同機は那覇空港に目的地を変更し、午前 4 時 15 分ごろに着陸した。 全日空によると、けが人はなかった。 乗客は同日午後、別の機に乗り換えてシンガポールに出発する予定。 同社は原因を調べている。 (asahi = 8-28-16) 全日空が一部国内便欠航へ、エンジン部品に不具合の恐れ [東京] ANA ホールディングス傘下の全日本空輸は 25 日、米ボーイング 787 型機の一部機材でエンジン部品に不具合が発生する恐れがあるため、26 日から国内線を一部欠航すると発表した。 エンジンは英ロールスロイス製。 所有する全 50 機のエンジン部品を改修品と順次交換するが、改修品が届くのが来年 1 月以降になるため、年末まで欠航が出る可能性がある。 不具合は 2 月にマレーシア・クアラルンプールで初めて起き、3 月にベトナム・ハノイでも発生。 飛行中にエンジンの異常振動を示す表示が出て引き返す事態となり、全日空とロールスロイスが調査。 エンジンに取り込む空気を圧縮する中圧タービンのブレード(羽根)部分が腐食、破断していた。 ある一定の飛行時間や作動回数などを重ねることに加えて、汚染した大気中を飛行することにより、腐食や破断などにつながるとみて、運航に支障をきたさないようエンジン交換を国際線で進めてきた。 だが、8 月 20 日に国内線で初めてトラブルが発生したため、国内線でも交換することを決めた。 改修されていなくても新品であれば問題はないといい、当面は新品で対応する。 この影響により、26 日から 9 月末までに 1 日あたり 10 便前後が欠航する見通し。 26 日に欠航が決まったのは国内線 9 便で、同日は 5,500 万円程度の減収になるという。 9 月末までの具体的な欠航対象便を来週に公表する予定。 ロールスロイスによると、ブルネイの航空会社でも同様の不具合が 2 件発生しているという。 日本航空も 787 型機を所有しているが、エンジンはゼネラル・エレクトリック製のため影響は及んでいない。 (Reuters = 8-25-16) ◇ ◇ ◇ 全日空機、エンジン異常で離陸取りやめ 成田空港 14 日午後 2 時 25 分ごろ、成田空港で、中国・上海浦東行き全日空 959 便(ボーイング 787 型機)が離陸滑走中、左エンジンに異音と不具合の表示が出たため離陸を取りやめた。 A 滑走路上に金属片が散らばっており、A滑走路は約 1 時間 20 分にわたり閉鎖された。乗客乗員計 240 人にけがは無かった。 全日空によると、機体は自力で駐機場まで戻った。 金属片はエンジン内の部品の可能性があり、同社が機体を調べている。 滑走路閉鎖の影響で、到着予定の 12 便が燃料不足のため、羽田や関西、中部の 3 空港に着陸地を変更。 1 便が成田の B 滑走路に緊急着陸した。 (asahi = 8-14-16) スカイマーク機、新千歳に緊急着陸 スマホ充電池から煙 22 日午前 0 時半ごろ、新千歳発羽田行きスカイマーク 732 便(ボーイング 737-800 型機)で、離陸直後に乗客の荷物のスマートフォン用充電バッテリーから煙が出た。 同機は新千歳に引き返し、午前 0 時 45 分に緊急着陸した。 国土交通省新千歳空港事務所によると、消火にあたった客室乗務員 2 人が手などに軽いやけどをした。 乗客 170 人にけがはなかった。 同事務所によると、離陸から約 10 分後、乗客の男性が座席下に置いたかばんに入れていたバッテリーから煙が出た。 客室乗務員が消火器と水で消し止めたが、バッテリーの中身の液体が飛び散って手などにかかり、やけどをしたという。 (asahi = 8-22-16) エミレーツ機が着陸時に炎上 乗員・乗客は脱出 ドバイ アラブ首長国連邦 (UAE) のドバイ国際空港で 3 日午後 0 時 45 分ごろ、着陸したエミレーツ航空 521 便のボーイング 777 型機に何らかの異常が生じ、機体が炎上した。 同航空は「乗員・乗客計 300 人は全員機外に脱出した」と発表した。 日本人はいないという。 同機はインド南部のティルバナンタプラム(トリバンドラム)を出発し、ドバイに到着した。 空港関係者によると、同機は一部の車輪が出ないまま胴体着陸した可能性がある。 機体は炎に包まれ、黒煙を上げる機体の映像が報じられた。 事故原因や脱出した乗客らの健康状態など、詳細は明らかになっていない。 事故を受け、同空港は一部ターミナルの運用を止めた。 ドバイ政府系の航空会社では今年 3 月、フライドバイ航空機がロシアのロストフナドヌー空港で着陸に失敗し、62 人の乗員・乗客全員が死亡している。 (ドバイ = 渡辺淳基、asahi = 8-3-16) |