貿易収支、4 月は予想下回る黒字 原油持ち直しで輸入増 [東京] 財務省が 22 日発表した 4 月貿易統計速報は、貿易収支が 4,817 億円の黒字だった。 黒字は 3 カ月連続となったが、ロイターの予測中央値(5,207 億円)を下回った。 原油価格の持ち直しで輸入が前年比で大幅に伸び、黒字幅を抑えた。 輸出は前年比 7.5% 増の 6 兆 3,292 億円。増加品目は半導体等製造装置(29.9% 増)、鉄鋼(18.1% 増)、原動機(16.4% 増)などだった。 地域別内訳は米国向けが同 2.6% 増、中国向けが同 14.8% 増と、いずれもプラスを維持した。 昨年 4 月の熊本地震で落ち込んだ反動もあり、輸出は金額、数量ともに前年比での増加となった。 一方、輸入は前年比 15.1% 増の 5 兆 8,475 億円だった。 増加品目は原粗油(61.0% 増)、石炭(78.8% 増)、通信機(57.2% 増)など。 原粗油の輸入通関単価は 1 キロリットル当たり 3 万 7,613 円と前年比 45.3% 増だった。 米国からの輸入では液化石油ガスが前年比 272.3% 増。 財務省幹部によると「中東の政治情勢が不確実性を増す中で、調達先を多様化する動きがある」という。 (梅川崇、Reuters = 5-22-17) 16 年度経常黒字、9 年ぶり高水準 20 兆円台回復 財務省が 11 日発表した 2016 年度の国際収支(速報)によると、日本と海外のお金の出入りを示す経常収支は前年度より 2 兆 3,371 億円多い 20 兆 1,990 億円の黒字だった。 過去最大だったリーマン・ショック前の 07 年度の 24 兆 3,376 億円以来 9 年ぶりに 20 兆円台に回復した。 原油安で貿易黒字が拡大し、訪日外国人の増加で旅行収支も改善したことが寄与した。 貿易黒字は 5 兆 7,654 億円と前年度の 3,296 億円から大幅に増えた。 円高で輸出額は前年度比 3.4% 減の 70 兆 6,520 億円だったが、大幅な原油安で輸入額は同 10.9% 減の 64 兆 8,866 億円と、それ以上に減少した。 訪日外国人旅行者数が 16,2% と大幅に伸び、旅行収支の黒字も 1 兆 2,789 億円と過去最大になった。 海外向け投資のもうけを示す第 1 次所得収支の黒字は円高で目減りし、13.7% 減の 18 兆 356 億円だった。 また、16 年度の対外直接投資は 19 兆 7,047 億円で、対米直接投資は 4 兆 8,227 億円だった。 同日発表した 3 月の経常収支は 2 兆 9,077 億円の黒字で、前年同月より 645 億円減った。 原油価格が 75% も上がり、輸入額を押し上げたことが影響した。 (栗林史子、asahi = 5-11-17) 16 年度の貿易収支、6 年ぶり黒字 財務省が 20 日発表した 2016 年度の貿易統計(速報、通関ベース)によると、輸出額から輸入額を引いた「貿易収支」は 4 兆 69 億円の黒字だった。 年度単位での黒字は 6 年ぶりで、11 年の東日本大震災後初めて。 円高や原油安で、輸入額が大きく減ったことが影響した。 輸出額は前年度比 3.5% 減の 71 兆 5,247 億円、輸入額は同 10.2% 減の 67 兆 5,179 億円。 16 年度の為替水準は平均で 1 ドル = 108 円 41 銭と前年度より 10.0% も円高で、原油の輸入価格も平均で 2.5% 減の 1 バレル = 47.7 ドルで推移した。 この結果、液化天然ガス (LNG) の輸入額は 26.6% 減、原油も 16.1% 減となり、全体の輸入額を大きく押し下げた。 米国が問題視する対米貿易黒字額は、8.2% 減の 6 兆 6,294 億円だった。 また、同日発表された 3 月の貿易収支は自動車部品などの輸出が好調で、6,147 億円の黒字だった。 黒字は 2 カ月連続。 輸出額は前年同月比 12.0% 増の 7 兆 2,291 億円。 輸入額は 15.8% 増の 6 兆 6,144 億円だった。 (asahi = 4-20-17) 2 月の国際収支、過去最大の黒字 2.8 兆円 財務省が 10 日発表した 2 月の国際収支(速報)によると、貿易や投資による日本と海外のお金の出入りを示す経常収支は、2 兆 8,136 億円の黒字だった。 黒字は 32 カ月連続。 黒字額は前年同月より 4,333 億円 (18.2%) 増え、2 月としては過去最大だった。 輸出は前年同月比 12.2% 増の 6 兆 3,339 億円、輸入は同 0.3% 増の 5 兆 2,570 億円。 例年は 2 月上旬にある中国の休日「春節」が今年は 1 月だったため、その反動でアジア向けの自動車や半導体などの部品輸出が増え、貿易黒字が大幅に拡大した。 (asahi = 4-10-17) 1 月の経常収支、黒字幅が 8 カ月ぶりに縮小 財務省が 8 日発表した 1 月の国際収支(速報)によると、貿易や投資による日本と海外のお金の出入りを示す「経常収支」は、655 億円の黒字だった。 黒字は 31 カ月(2 年 7 カ月)連続だが、前年同月より 5,245 億円減り、8 カ月ぶりに黒字幅が縮小した。 輸出は前年同月比 2.9% 増の 5 兆 5,173 億円、輸入は 10.0% 増の 6 兆 3,707 億円だった。 (asahi = 3-8-17) 1 月の貿易収支、5 カ月ぶりの赤字 1 兆 869 億円 財務省が 20 日発表した 1 月の貿易統計(速報、通関ベース)によると、輸出額から輸入額を差し引いた「貿易収支」は 1 兆 869 億円の赤字だった。 赤字は 5 カ月ぶり。 原油が前年に比べて値上がりし、輸入額が 25 カ月ぶりに増加に転じたことなどが影響した。 輸出額は前年同月比 1.3% 増の 5 兆 4,219 億円、輸入額は同 8.5% 増の 6 兆 5,088 億円だった。 原油の平均価格は 1 バレル = 53.3 ドルで、前年同月比 16.3 ドル値上がりした。 1 月末から始まった中国の大型連休「春節」の期間中、中国の通関業務などが滞り、輸出も伸び悩んだ。 対米貿易収支は 3,993 億円の黒字だった。 自動車の輸出が振るわず、黒字幅は前年同月に比べて 26.6% 縮小した。 黒字の縮小幅は、東日本大震災直後の 2011 年 5 月(56.3% 縮小)以来の大きさとなった。 財務省関税局は「トランプ政権との因果関係は分析していない」としている。 (鬼原民幸、asahi = 2-20-17) 昨年の経常黒字、20 兆円 過去 2 番目の高水準 財務省が 8 日に発表した 2016 年(1 - 12 月)の国際収支(速報)によると、貿易や投資による日本と海外のお金の出入りを示す経常収支は、前年より 25.8% (4 兆 2,370 億円)多い 20 兆 6,496 億円の黒字だった。 黒字幅は 2 年連続で拡大し、過去最大だった 07 年に次ぐ過去 2 番目の高水準となった。 円高と原油安で貿易収支が黒字に転換したことや、訪日外国人の増加で旅行収支が増えたことが全体を押し上げた。 貿易収支は 5 兆 5,793 億円で、6 年ぶりに黒字に転換した。 15 年は 6,288 億円の赤字だった。 輸出は前年より 8.5% 少ない 68 兆 8,853 億円にとどまったが、輸入が 16.6% 減の 63 兆 3,060 億円と、それ以上に減った。 原油の輸入額が前年に比べて 3 割以上減り、液化天然ガス (LNG) も約 4 割減った。 原油の平均価格が前年より 24.4% 下落し、為替も前年より 10.2% 円高ドル安になったことが大きな要因だ。 旅行に絡むもうけを示す「旅行収支」は前年比 22.8% 増の 1 兆 3,391 億円の黒字だった。 黒字幅は過去最大。 訪日外国人旅行者が前年より 2 割以上増え、2,403 万人と過去最高を記録したことが影響した。 (鬼原民幸、asahi = 2-8-17) 11 月の貿易収支、3 カ月連続黒字 原油価格低下一段落 財務省が 19 日に発表した 11 月の貿易統計(速報)によると、輸出額から輸入額を差し引いた「貿易収支」は 1,525 億円で、3 カ月連続の黒字だった。 原油価格の低下が一段落したことから輸入額の減りがゆるやかで、収支の黒字は小幅にとどまった。 輸出額は前年同月比 0.4% 減の 5 兆 9,565 億円。 輸入額は 8.8% 減の 5 兆 8,040 億円だった。 (asahi = 12-19-16) 10 月の貿易収支、2 カ月連続の黒字 財務省が 21 日に発表した 10 月の貿易統計(速報)によると、輸出額から輸入額を差し引いた「貿易収支」は 4,962 億円で、2 カ月連続の黒字だった。 前年に比べて円高が進んだことで、輸出額よりも輸入額が大きく減った。 輸出額は前年同月比 10.3% 減の 5 兆 8,699 億円。 輸入額は同 16.5% 減の 5 兆 3,737 億円だった。 輸出が減った主因は、10 月の平均為替レートが 1 ドル = 102 円 40 銭と、同 14.7% 円高になったことだ。 原油安によって中東の経済情勢が悪化し、中東向けの大型自動車の輸出量が前年同月より 4 割以上落ち込んだことも影響した。 輸入額は原油安による減少が続く。 数量ベースでも、中国からの衣料品などが大きく減った。 財務省関税局は「貿易量は輸出入ともに足踏み状態が続いている」としている。 (asahi =11-21-16) 経常黒字 10.3 兆円 上半期、9 年ぶりの大台超え 財務省が 9 日に発表した 2016 年度上半期(4 - 9 月)の国際収支(速報)によると、貿易や投資からの収益など、日本と海外のお金の出入りを示す経常収支は 10 兆 3,554 億円の黒字で、前年同期と比べて 1 兆 7,640 億円増えた。 上半期の経常収支の黒字が 10 兆円を超えるのは、07 年度以来 9 年ぶり。 財務省が同時に発表した今年 9 月の経常収支は 1 兆 8,210 億円の黒字で、前年同月と比べて 3,688 億円増えた。 前年同月比で 4 カ月連続の黒字幅拡大。 (鬼原民幸、asahi = 11-9-16) 4 - 9 月は貿易黒字確保 9 月単月は 2 カ月ぶり黒字 財務省が 24 日に発表した 2016 年度上半期(4 - 9 月)の貿易統計(速報)によると、輸出額から輸入額を差し引いた貿易収支(通関ベース)は 2 兆 4,580 億円となり、半期では 2 期続けて貿易黒字を確保した。 輸出は前年同期比 9.9% 減の 34 兆 209 億円。 輸入は 19.1% 減の 31 兆 5,630 億円だった。 9 月単月の貿易収支は 4,983 億円となり、2 カ月ぶりの黒字だった。 輸出は前年同月比 6.9% 減の 5 兆 9,684 億円、輸入は 16.3% 減の 5 兆 4,701 億円だった。 (asahi = 10-24-26) 7 月の経常黒字、1.9 兆円 前年同月比 1,443 億円増 財務省が 8 日に発表した 7 月の国際収支(速報)によると、貿易や投資による日本と海外のお金の出入りを示す経常収支は、前年同月比 1,443 億円増の 1 兆 9,382 億円だった。 (鬼原民幸、asahi = 9-8-16) 7 月の貿易収支、5135 億円黒字 6 月から黒字幅縮小 財務省が 18 日に発表した 7 月の貿易統計(速報)によると、輸出額から輸入額を差し引いた「貿易収支」は 5,135 億円の黒字だった。 円高が進んだことで輸出が伸びず、6 月の収支(プラス 6,931 億円)に比べて黒字幅が縮小した。 輸出額は前年同月比 14.0% 減の 5 兆 7,284 億円。 輸入額は同 24.7% 減の 5 兆 2,149 億円だった。 輸出額が減った主因は、7 月の平均為替レートが 1 ドル = 103 円 14 銭と、前年同月比 16.2% 円高になったことだ。 輸出数量ベースでみると、米国や欧州連合 (EU) 向けなどに持ち直しの傾向もみられる。 一方で、英国からの輸入は、金額ベースで前年同月比 40.3% と大きく減った。 主に医薬品原料の減少によるもので、財務省関税局は「(6 月の)英国の EU 離脱決定が影響しているのかどうかは精査中だ」としている。 (鬼原民幸、asahi = 8-18-16) 経常収支、24 カ月連続で黒字 6 月は 9,744 億円 = 財務省 [東京] 海外とのモノやサービス、投資などの取引状況を示す 6 月の経常収支は 9,744 億円の黒字となった。 ロイターが民間調査機関に行った事前調査の予測中央値(1 兆 0,567 億円程度の黒字)をやや下回ったが、2014 年 7 月から 24 カ月連続で黒字を確保した。 財務省が 8 日発表した。 訪日外国人の増加などから黒字基調は依然として続いており、潜在的な円高圧力になりそうだ。 鉱物性燃料の輸入額が減少し、貿易収支が黒字幅を拡大した。 6 月は貿易・サービス収支、第 1 次所得収支ともに黒字で、黒字の額はそれぞれ 5,960 億円、4,175 億円だった。 (Reuters = 8-8-16) 6 月の貿易収支、黒字 6,928 億円 1 - 6 月は東日本大震災後初の黒字 財務省が 25 日発表した 6 月の貿易統計速報(通関ベース)によると、輸出額から輸入額を差し引いた貿易収支は 6,928 億円の黒字(前年同月は 609 億円の赤字)だった。 貿易黒字は 2 カ月ぶり。 QUICK がまとめた市場予想は 4,948 億円の黒字だった。 輸出入ともに減少したものの、原油価格の下落の影響が大きかったため黒字を確保した。 併せて発表した 1- 6 月の貿易収支は原油安が奏功し、東日本大震災が発生した 2011 年上半期以来続いていた赤字基調から回復。 半期ベースでは 11 期ぶりの黒字を確保した。 輸出額は前年同月比 7.4% 減の 6 兆 254 億円となり、9 カ月連続で減った。 米国向けの自動車やインド向けの鉄鋼などの減少が響いた。 地域別では米国向けが 6.5% 減、中国を含むアジア向けが 10.6% 減だった。 英国の離脱が決まった欧州連合 (EU) は 0.4% の減少で、財務省は「投票が下旬だったことで、影響はあまり出ていない」とみていた。 対ドルの円相場は平均値で 108.48 円と前年同月に比べ 11.8% の円高だった。 輸入額は 18.8% 減の 5 兆 3,326 億円と、18 カ月連続のマイナスだった。原油安が続いており、サウジアラビアなどからの原粗油、カタールからの液化天然ガス (LNG) などが減った。 タイからのナフサの輸入額も落ち込んだ。 併せて発表した 1 - 6 月の貿易収支は 1 兆 8,142 億円の黒字だった。 原油安効果で 10 年下半期(3 兆 3,124 億円の黒字)以来の黒字を確保した。 輸出額は前年同期比 8.7% 減の 34 兆 5,183 億円と 2 期連続で減った。 輸入額は 17.2% 減の 32 兆 7,041 億円にとどまり、3 期連続で減少した。 (nikkei = 7-25-16) 5 月の貿易収支、4 カ月ぶり赤字 マイナス 407 億円 財務省が 20 日発表した 5 月の貿易統計(速報)によると、輸出額から輸入額を差し引いた「貿易収支」はマイナス 407 億円と、4 カ月ぶりに赤字に転じた。 輸出額全体は前年同月比 11.3% 減の 5 兆 910 億円。 輸入額全体では同 13.8% 減の 5 兆 1,317 億円だった。 (asahi = 6-20-16) 4 月の国際収支、経常黒字 1.8 兆円 22 カ月連続黒字 財務省が 8 日発表した 4 月の国際収支(速報)によると、貿易や投資による日本と海外のお金の出入りを示す「経常収支」は、1 兆 8,785 億円の黒字となった。 経常黒字は 22 カ月連続で、黒字幅は前年同月より 5,526 億円拡大した。 前年同月比で原油価格の下落が続き、輸出額から輸入額を差し引いた貿易収支は 6,971 億円の黒字だった。 輸出額は 5 兆 6,030 億円(前年同月比 10.4% 減)で、輸入額の 4 兆 9,059 億円(同 23.1% 減)を上回った。 4 月の訪日外国人数が 1996 年以降で過去最高の約 208 万人を記録し、旅行収支が 1,559 億円と過去最大のプラスとなったことも経常黒字を押し上げた。 原油価格は上昇傾向にあるが、財務省国際局は「前年に比べるとまだ割安だ。 価格上昇の影響が出てくるまでには、もう数カ月かかるだろう。」としている。 (鬼原民幸、asahi = 6-8-16) 対外資産、過去最高に 25 年連続で「世界一の債権国」 日本の政府や企業、個人が海外に持つ資産(対外資産)は、国内企業による海外企業の買収などの直接投資が増えたことなどから、2015 年末時点で前年より 6 兆 3,480 億円増え、948 兆 7,290 億円と過去最高を更新した。 財務省が 24 日、発表した。 一方で、海外に対する債務(対外負債)も前年から 30 兆 4,950 億円膨らみ、609 兆 4,660 億円となった。 昨年は日本の株や証券の価格が好調で、外国人が持つ日本関連の資産が増えたのが主な原因だ。 負債の増加が大きかったため、資産と債務を差し引いた「対外純資産」は、前年比 6.6% 減の 339 兆 2,630 億円と、5 年ぶりのマイナスだった。 それでも世界的には高水準で、25 5年連続で「世界最大の債権国」となっている。 (鬼原民幸、asahi = 5-24-16) 経常収支黒字、17.9 兆円に倍増 15 年度 財務省が 12 日発表した 2015 年度の国際収支(速報)によると、貿易や投資による日本と海外とのお金の出入りを示す「経常収支」は、17 兆 9,752 億円の黒字だった。 黒字幅は前年度(8 兆 7,245 億円)の 2 倍強に拡大した。 16 年 3 月の経常収支(速報)は 2 兆 9,804 億円の黒字で、21 カ月連続の黒字となった。 (asahi = 5-12-16) 貿易収支は 5 年連続赤字 15 年度は 1 兆 792 億円赤字 財務省が 20 日発表した貿易統計(速報)によると、2015 年度の輸出額から輸入額を差し引いた貿易収支は、1 兆 792 億円の赤字だった。 赤字は 5 年連続。 赤字幅は、14 年度の 9 兆 1,343 億円から 2 年連続で縮小した。 原油安による燃料輸入額の減少が影響した。 3 月の貿易収支は 7,550 億円の黒字だった。 黒字は 2 カ月連続。 輸出額は前年同月比 6.8% 減の 6 兆 4,566 億円、輸入額は同 14.9% 減の 5 兆 7,016 億円だった。 (asahi = 4-20-16) 2 月の国際収支、20 カ月連続経常黒字 財務省が 8 日に発表した 2 月の国際収支(速報)によると、貿易や投資による日本と海外のお金の出入りを示す「経常収支」は、2 兆 4,349 億円(前年同月比 9,476 億円増)の黒字だった。 経常黒字は 20 カ月連続。 (asahi = 4-8-16) 2 月の貿易収支、2,428 億円の黒字 2 カ月ぶり 財務省が 17 日発表した 2 月の貿易統計(速報)によると、輸出額から輸入額を差し引いた「貿易収支」は、2,428 億円の黒字だった。 貿易黒字は 2 カ月ぶり。 輸出は鉄鋼などの低迷で、輸出額全体では前年 2 月より 4.0% 減少。 輸入は、原油価格の下落で原油や天然ガスの輸入額が全年を大きく下回り、輸入額全体では 14.2% 減った。 (asahi = 3-17-16) 貿易収支、1 月は 6,459 億円の赤字 春節で輸出大幅減 [東京] 財務省が 18 日に発表した 1 月貿易統計速報によると、貿易収支(原数値)は 6,459 億円の赤字となった。 春節が昨年より早まった影響で輸出が前年比で大幅に減少し、2 カ月ぶりに赤字に転じた。 輸出は前年比 12.9% 減の 5 兆 3,516 億円で、4 カ月連続の減少。減少幅は 2009 年 10 月の 23.2% 減以来の大きさとなった。 減少品目は鉄鋼(31.3% 減)、有機化合物(24.0% 減)、鉱物性燃料(39.7% 減)など。 今年の春節は昨年よりも 11 日早い 2 月 8 日から始まった。 財務省によると、春節が始まる約 2 週間前から輸出が減少する傾向にあり、1 月下旬の輸出減につながったという。 輸入は原油安の影響で同 18.0% 減の 5 兆 9,976 億円。 13 カ月連続の減少。 減少品目は液化天然ガス(55.4% 減)、原粗油(43.4% 減)、石油製品(32.0% 減)など。 地域別では、米国向け輸出が前年比 5.3% 減、中国向け輸出は同 17.5% 減。 貿易黒字(季節調整値)は前月比 679.5% 増だった。 ロイターが民間調査機関を対象に行った調査では、予測中央値は 6,802 億円の赤字。 輸出は前年比 11.3% 減、輸入は同 16.0% 減だった。 (Reuters = 2-18-16) 15 年国際収支、経常黒字が大幅増 16.6 兆円 財務省が 8 日発表した 2015 年の国際収支(速報)によると、貿易や投資による日本と海外のお金の出入りを示す「経常収支」の黒字は、前年比 13 兆 9,955 億円増の 16 兆 6,413 億円だった。 原油安による輸入額の減少で、貿易収支の赤字が大幅に縮小したことに加え、2 千万人弱に達した訪日外国人による消費の急増などが、黒字を押し上げた。 (asahi = 2-8-16) 旅行収支が 53 年ぶり黒字、15 年経常収支は震災前の水準回復 [東京] 海外とのモノやサービス、投資などの取引状況を示す 2015 年の経常収支は 16 兆 6,413 億円の黒字で、東日本大震災前の 10 年(19 兆 3,828 億円の黒字)以来、5 年ぶりの水準に戻った。 旅行収支は 53 年ぶりに黒字となった。 世界的な原油安や訪日外国人の急増で、昨年 7 月からは 1 兆円規模の黒字が続いており、潜在的な円高圧力になりそうだ。 財務省が 8 日発表した。 過去最少だった 14 年(2 兆 6,458 億円)からは 13 兆 9.955 億円増えた。 原油価格の下落で輸入額が減少する一方、海外から受け取る特許使用料や配当収入が増えた。 訪日外国人の急増で旅行収支の黒字も拡大。 15 年は 1 兆 1,217 億円と、比較可能な 1996 年以降で最大となった。 震災後に原子力発電所の稼働を停止し、燃料の輸入拡大で貿易赤字がかさむ構図から脱した。 (Reuters = 2-8-16) 貿易赤字、震災後初めて縮小に転じる 原油安など影響 財務省が 25 日発表した 2015 年の貿易統計(速報)によると、輸出額から輸入額を差し引いた「貿易収支」は、2 兆 8,322 億円の赤字だった。 貿易赤字は 5 年連続だが、原油安の影響などで赤字額は前年から約 10 兆円減り、11 年の東日本大震災後、初めて縮小に転じた。 輸入額全体は 78 兆 4,637 億円で、過去最大だった前年の 85 兆 9,091 億円から 8.7% 減少。 ドル建ての原油価格が前年の半分近くまで下がり、15 年の原油輸入額が 8 兆 1,836 億円と 4 割減ったことなどが影響した。 輸出額全体は 75 兆 6,316 億円で 3.5% 増え、3 年連続の増加となった。 景気が堅調な米国向けの輸出が 11.5% 増えたことが全体を押し上げた。 ただ、景気が減速している中国向けは 3 年ぶりに減少。 中国を含むアジア向けも前年比 2.1% 増にとどまった。 震災後、日本中の原発が止まったことで燃料の輸入が増え、貿易赤字が続いている。 14 年の赤字額は 12 兆 8,161 億円と過去最大だったが、15 年は 9 兆 9,839 億円も赤字が縮小し、赤字幅は震災後では 11 年(2 兆 5,647 億円)に次いで 2 番目に小さかった。 一方、15 年 12 月の貿易収支は 1,402 億円の黒字だった。 原油安や暖冬で燃料の輸入が減り、輸入額が 12 カ月連続で減ったが、輸出額も 3 カ月連続減と振るわなかった。 資源安を受けて米国向けの鉱山用機械などの輸出が大幅に減り、米国向け輸出額が 1 年 4 カ月ぶりに減少に転じた。 中国を含むアジア向け輸出も 4 カ月連続で減った。 (石橋亮介、asahi = 1-25-16) 10 月の国際収支、16 カ月連続黒字 円安が好影響 財務省が 8 日発表した 10 月の国際収支(速報)によると、貿易や投資による日本と海外のお金の出入りを示す「経常収支」は 1 兆 4,584 億円で、16 カ月連続の黒字だった。 前年同月に比べて 6,120 億円増えた。 輸出額から輸入額を差し引いた「貿易収支」は、2,002 億円の黒字だった。 円安などの影響で、訪日外国人による消費や日本企業の海外での稼ぎが好調を維持し、経常黒字を押し上げた。 (asahi = 12-8-15) 10 月貿易収支は 1,115 億円の黒字、7 カ月ぶり黒字転化 = 財務省 [東京] 財務省が 19 日に発表した 10 月貿易統計速報によると、貿易収支(原数値)は 1,115 億円の黒字となった。 7 カ月ぶりに黒字転化した。 輸出は前年比 2.1% 減の 6 兆 5,440 億円。 14 カ月ぶりに減少した。 輸入は同 13.4% 減の 6 兆 4,325 億円。 10 カ月連続で減少した。 地域別では、米国向け輸出が前年比 6.3% 増、中国向け輸出は同 3.6% 減だった。 貿易赤字(季節調整値)は前月比 34.7% 減だった。 ロイターが民間調査機関を対象に行った調査では、予測中央値は 2,920 億円の赤字。 輸出は前年比 2.1% 減、輸入は同 8.6% 減だった。 (Reuters = 11-19-15) 経常黒字、4 - 9 月は 8 兆 6,938 億円 5 年ぶり高水準 旅行収支が黒字に 財務省が 10 日発表した 2015 年度上半期(4 - 9 月)の国際収支状況(速報)によると、モノやサービスなど海外との総合的な取引状況を表す経常収支は 8 兆 6,938 億円の黒字だった。 黒字額は前年同期(2 兆 8 億円)と比べて大幅に増え、4 - 9 月としては 5 年ぶりの高水準だった。 原油をはじめとする資源価格の下落で輸入額が減ったうえ、旅行収支が黒字になった。 企業が海外の子会社や投資先から受け取る第 1 次所得収支も、円安を背景に 85 年以降で過去最大になった。 欧米向けの自動車輸出が伸び、輸出額が 37 兆 2,189 億円と、前年同期に比べて 2.8% 増えた。 一方、原油安で輸入額は 37 兆 6,386 億円と 7.4% 減った。 第 1 次所得収支の黒字は 18.1% 増の 10 兆 8,342 億円となった。 サービス収支の赤字額は 7,976 億円(前年同期は 1 兆 8,025 億円)だった。 統計上でさかのぼれる 1996 年以降で赤字幅は最小になった。 旅行収支の黒字や特許収入が拡大した。 旅行収支は 1996 年以来赤字が続いていたが、訪日客の急増によって上半期は 6,085 億円の黒字になった。 自動車などを海外生産した際に得られるロイヤルティー収入も最大だった。 財務省は今後について、中国経済の減速や原油価格の動向が貿易収支や旅行収支に与える影響を注視したいとしている。 同時に発表した 9 月の経常収支は 1 兆 4,684 億円の黒字(前年同月は 9,780 億円の黒字)と、15 カ月連続で黒字だった。 QUICK がまとめた民間予測の中央値(2 兆 2,273 億円の黒字)を下回った。 貿易収支は 823 億円の黒字(同 7,112 億円の赤字)、第1次所得収支は 1 兆 6,694 億円の黒字(同 2 兆 393 億円の黒字)だった。 (nikkei = 11-10-15) 貿易赤字、4 - 9 月 1.3 兆円 赤字幅は大幅縮小 財務省が 21 日発表した 2015 年 4 - 9 月期の貿易統計速報(通関ベース)は、輸出額から輸入額を差し引いた貿易収支が 1 兆 3,086 億円の赤字となった。 赤字幅は上半期として過去最大だった前年同期(5 兆 4,585 億円)から大幅に縮小した。 原油安を背景に輸入額が減ったことが寄与した。 ただ、数量ベースの輸出は 1.7% 減り、中国市場向け輸出などの減速が響いた。 半期ベースの赤字は東日本大震災の影響を受けた 11 年 4 - 9 月期から 9 期連続。 輸出額は 37 兆 7,590 億円と、前年同期に比べ 5.2% 増えた。 プラスは 5 期連続。 米国向けの自動車が 9.0% 増え、中国・香港向けの半導体も 9.8% 伸びた。 一方、マレーシア向けの鋼管や香港向けの灯油などは減少した。 輸入額は 39 兆 676 億円と、同 5.5% 減った。 原粗油が 34.0%、液化天然ガス (LNG) が 36.6% 減るなど、原油安を背景にエネルギーの輸入額が大きく減った。 数量ベースの輸出は 2 期ぶりに前年同期を下回った。 自動車の輸出台数が全体で 0.6%、中国向けは 24.7% それぞれ減った。 上半期の円相場が対ドルで平均 1 ドル = 121 円 76 銭と、前年同期に比べ 18.7% の円安で推移し、輸出額を膨らませた面がある。 財務省は「中国経済の動向を今後も注視する」とした。 輸入は数量ベースでも 2.0% 減った。 LNG が 6.5% 減、鉄鋼が 13.8% 減となった。 一方で原粗油は 3.4% 増と、3 期ぶりのプラスとなった。 9 月単月の貿易収支は 1,145 億円の赤字だった。 輸出金額は 6 兆 4,174 億円と、前年同月に比べ 0.6% 増えた。 前年を上回るのは 13 カ月連続。 米国向けの自動車や、中国向けスマートフォン部品の輸出が増えた。 輸入金額は 6 兆 5,318 億円と、同 11.1% 減った。 事前の市場予想は 1,000 億円の黒字と、6 カ月ぶりの黒字が見込まれていた。 (nikkei = 10-21-15) 貿易赤字、5,697 億円 5 カ月連続 赤字幅は前年より縮小 8 月速報 財務省が 17 日発表した 8 月の貿易統計(速報)によると、輸出額から輸入額を差し引いた「貿易収支」は、5,697 億円の赤字だった。 貿易赤字は 5 カ月連続。 自動車などの米国向け輸出が堅調を維持し、輸出額全体では前年同月比 3.1% 増加。 輸入額は、原油価格下落などの影響で、全体で同 3.1% 減少し、赤字幅は前年より縮小した。 (asahi = 9-17-15) 貿易赤字、4 カ月連続 7 月 2,681 億円 対米・対中輸出、数量は減 財務省が 19 日発表した 7 月の貿易統計(速報、通関ベース)によると、輸出額から輸入額を差し引いた貿易収支は 2,681 億円の赤字(前年同月は 9,665 億円の赤字)だった。 貿易赤字は 4 カ月連続。 QUICK が事前にまとめた市場予想(530 億円の赤字)より赤字幅は大きかった。 原油安で輸入額の減少が続いたものの、輸出の回復ペースが鈍く、約 700 億円の赤字だった 6 月からも収支は悪化した。 輸出額は 7.6% 増の 6 兆 6,638 億円と、11 カ月連続でプラスとなった。 米国向けの自動車や、アジア向けに半導体などの電子部品、通信機などの輸出額が伸びた。 金額は 7 月として 2008 年、07 年に次ぐ過去 3 番目の高水準だった。 もっとも、対ドルで前年同月から 2 割超進んだ円安の影響が大きく、輸出全体の数量指数は 0.7% 減と、2 カ月ぶりに低下した。 数量ベースでは中国向けが 1.3% 減、アジア(中国含む)は 0.4% 減、米国向けが 0.2% 減だった。 欧州連合 (EU) 向けは 5.5% 増えた。 輸入額は 3.2% 減の 6 兆 9,318 億円だった。 主に原油安で中東地域から原粗油や液化天然ガス (LNG) の輸入額が減り、7 カ月連続でマイナスとなった。 原粗油の輸入減(金額ベース)は 12 カ月連続。 輸入全体の数量指数は 2.9% 低下した。 一方、医薬品や有機化合物が増えた EU、通信機などが伸びた中国からの輸入額は、それぞれ 7 月として過去最高だった。 (nikkei = 8-19-15) 日本の「稼ぐ力」回復 … 経常黒字 8 兆 1,835 億 財務省が 10 日発表した 2015 年上半期(1 - 6 月)の国際収支統計によると、日本が外国とやり取りしたモノやカネの収支を示す「経常収支」は、8 兆 1,835 億円の黒字となり、東日本大震災後、半期ベースで最大の黒字額を記録した。 日本の「稼ぐ力」が回復しつつあることを示している。 原油価格の下落や海外景気の緩やかな回復などで、モノの輸出額から輸入額を差し引いた貿易収支の赤字が縮小したためだ。 上半期としては 2 年ぶりの黒字。 半期ベースでは、10 年下半期(9 兆 5,692 億円)以来の黒字水準だ。 14 年上半期の経常収支は 4,977 億円の赤字で、比較可能な 1985 年以降で初めて赤字に転落していた。 経常収支のうち、投資した海外の子会社からの配当金などのやりとりを示す第 1 次所得収支は、前年同期比 26.1% 増の 10 兆 5,114 億円の黒字で、85 年以降、半期として最大となった。 (yomiuri = 8-10-15) 貿易赤字、大幅に縮小 15 年上半期、1 兆 7,251 億円 財務省が 23 日発表した 2015 年上半期(1 - 6 月)の貿易統計(速報)によると、輸出額から輸入額を差し引いた貿易収支は 1 兆 7,251 億円の赤字だった。 原油価格の下落による原油や天然ガスの輸入額の減少で、上半期として赤字額が過去最大の 7 兆 6,281 億円だった前年同期に比べ、大幅に赤字幅が縮小した。 (asahi = 7-23-15) 5 月の経常収支、1 兆 8,809 億円の黒字 財務省が 8 日発表した 5 月の国際収支統計によると、日本が海外とやりとりしたモノやカネの収支を示す「経常収支」は前年同月の約 3.7 倍となる 1 兆 8,809 億円の黒字だった。 原油価格の下落で貿易赤字が縮小したのに加え、海外で稼いだ企業の配当金などが増えた。 経常黒字は 11 か月連続で、東日本大震災以降では今年 3 月(2 兆 8,203 億円)に次ぐ高い水準となった。 経常収支のうち、輸出額から輸入額を引いた「貿易収支」は 473 億円の赤字で、赤字幅は前年同月から 6,514 億円縮小した。 原油や液化天然ガス (LNG) の価格下落により、輸入額は 10.3% 減の 5 兆 7,545 億円。 輸出額は 0.1% 減の 5 兆 7,072 億円だった。 日本企業が投資した海外子会社からの配当金などの「第 1 次所得収支」は 38% 増の 2 兆 0,130 億円の黒字で、5 月として過去最大となった。 5 月の訪日外国人観光客が増え、「旅行収支」は前年同月の 77 億円の黒字から 1,031 億円の黒字へと大幅に増えた。 旅行収支は、海外から来た人が日本で使った金額から、日本人旅行者が海外で使った金額を差し引いたものだ。 (yomiuri = 7-8-15) 貿易赤字、2 カ月連続 5 月、マイナス 2,160 億円 財務省が 17 日発表した 5 月の貿易統計(速報)によると、輸出額から輸入額を差し引いた「貿易収支」は 2,160 億円の赤字だった。 貿易赤字は 2 カ月連続。 輸入額は、前年同月比 8.7% 減の 5 兆 9,564 億円となった。 東日本大震災後、火力発電用燃料として輸入が急増していた原油は、昨秋からの原油安の影響で輸入額が 31.7% 減となったほか、液化天然ガス (LNG) も 44.1% 減った。 一方、全体の輸出額は 2.4% 増の 5 兆 7,405 億円と、9 カ月連続で伸びた。 米国向けの自動車が好調を維持する一方で、景気が減速している中国向けの自動車輸出は 43.8% 減、欧州向けも 10.3% 減と振るわなかった。 ただ、4 月と比べると輸出が約 8,100 億円、輸入は 6,500 億円減っており、貿易赤字幅は約 1,600 億円拡大した。(石橋亮介、asahi = 6-17-15) 経常収支、10 カ月連続黒字 4 月の国際収支 財務省が 8 日発表した 4 月の国際収支(速報)によると、貿易や投資による日本と海外のお金の出入りを示す「経常収支」は、1 年前の約 6 倍にあたる 1 兆 3,264 億円と、10 カ月連続の黒字となった。 ただ、企業の決算などと重なった 3 月と比べると、輸出が減少し黒字幅は半減した。 円安の追い風で、旅行者によるお金の出入りを示す「旅行収支」が過去最大の黒字となり、貿易赤字を補った。 4 月の訪日外国人が 1 年前より 43.3% 増の約 176 万人と過去最大にのぼり、旅行収支の黒字は 1,334 億円だった。 また、日本企業が海外子会社などから得る「知的財産権等使用料」も、4 月としては過去最大となる 1,438 億円の黒字だった。 同様に海外子会社から得る配当収入などの「第 1 次所得収支」も 19.1% 多い 2 兆 1,971 億円のプラスで、黒字を押し上げた。 一方、輸出額から輸入額を差し引いた貿易収支は 1,462 億円の赤字だったが、1 年前よりも赤字幅は縮小した。 原油の価格や輸入量の低下などで、輸入額全体は前年同月比で 5.9% 減った一方、輸出は北米向け自動車やアジア向けの半導体をはじめ電子部品などが好調で同 4.1% 伸びた。(石橋亮介、asahi = 6-8-15) 4 月貿易収支、再び赤字に転落 財務省発表 財務省が 25 日発表した 4 月の貿易統計(速報)によると、輸出額から輸入額を差し引いた「貿易収支」は 534 億円の赤字だった。 原油安による原油輸入額の減少などで 3 月は 2 年 9 カ月ぶりに黒字となったが、4 月は 2 カ月ぶりの赤字に転落した。 円安の影響で自動車や電子部品などの輸出は伸び、輸出額は前年同月比 8% 増の 6 兆 5,515 億円だった。 (asahi = 5-25-15) 貿易収支、2 年 9 カ月ぶり黒字に 3 月、原油安の影響 財務省が 22 日発表した 3 月の貿易統計(速報)によると、輸出額から輸入額を差し引いた「貿易収支」は前年同月の 1.5 兆円の赤字から、2,293 億円の黒字になった。 貿易黒字は 2012 年 6 月以来、2 年 9 カ月ぶり。 東日本大震災後の原発停止で火力発電用の燃料輸入が増え、貿易赤字が続いていたが、昨秋以降の原油安の影響で輸入が大きく減少した。 輸入額は前年同月より 14.5% 減の 6 兆 6,981 億円。 このうち原油の輸入額は原油安により 7,309 億円と、1 年前の半分に減った。 同様に価格が下落した液化天然ガス (LNG) の輸入額も前年同月比 12.3% 減少した。 これに対し、輸出額は前年同月より 8.5% 増の 6 兆 9,274 億円。 円安の影響もあって自動車の輸出は同 10.5% 伸びた。 中でも米国向けや中東向けの輸出が増えた。 半導体などの電子部品も中国向けが好調で同 12.4% 増となり、全体を押し上げた。 一方、同時に発表された 14 年度の貿易収支は 9 兆 1,343 億円の赤字で、赤字幅は 13 年度の 13 兆 7,564 億円から大幅に縮小した。 東日本大震災後、貿易赤字は 4 年連続だが、赤字幅が縮小するのは初めて。(細見るい、asahi = 4-22-15) 経常黒字、23 カ月ぶり 1 兆円台に = 財務省の 2 月速報 [東京] 財務省が 8 日発表した国際収支状況速報によると、2 月の経常収支は 1 兆 4,401 億円の黒字となり、8 カ月続けて黒字を確保した。 経常黒字の額としては 2011 年 9 月の 1 兆 6,145 億円以来の大きさで、黒字が 1 兆円台に乗せたのは 13 年 3 月の 1 兆 2,874 億円以来、23 カ月ぶり。 ロイターが民間調査機関に行った事前調査の予測中央値は 1 兆 1,500 億円程度の黒字で、発表された数値はこれを上回った。 経常収支の黒字が増えたのは、自動車や半導体電子部品の輸出が増える一方、原油安による輸入減で貿易赤字が縮小したことが主因とみられる。 財務省によると、2 月の輸出は 5 兆 9,588 億円となり、24 カ月連続で前年同月を上回った。 一方、輸入は 6 兆 1,020 億円と 2 カ月続けて減少し、貿易・サービス収支全体の赤字は 2,518 億円にとどまった。 貿易収支そのものは 1,431 億円の赤字だった。 第 1 次所得収支は 1 兆 8,622 億円の黒字、第 2 次所得収支は 1,702 億円の赤字だった。 (Reuters = 4-8-15) 2 月貿易赤字 4,246 億円 = 47% 減、5 カ月連続縮小 財務省が 18 日発表した 2 月の貿易統計速報(通関ベース)によると、輸出額から輸入額を差し引いた貿易収支は 4,246 億円の赤字となった。 赤字額は前年同月から 47.3% 減少した。 赤字縮小は 5 カ月連続。 赤字額が 5,000 億円を下回るのは 2013 年 6 月以来、1 年 8 カ月ぶり。 米国を中心に自動車などの輸出が伸びる一方、輸入額は原油価格の下落で減少した。 輸出額は 2.4% 増と 6 カ月連続の増加。 自動車や半導体などの電子部品の伸びが目立った。 輸入は 3.6% 減。 特に原粗油は価格下落により、54.8% 減少した。 地域別では、対米国が 6,317 億円の黒字。好調な景気を背景に自動車などが伸び、輸出が 14.3% 増と 6 カ月連続で増加した。 対中国は 7,689 億円の赤字となり、赤字幅は前年同月の約 6.7 倍に膨らんだ。 中国企業が長期休暇に入る旧正月(春節)の影響で、輸出が減少したことなどが大きかった。 (jiji = 3-18-15) 経常収支が大幅改善、614 億円の黒字 1 月 財務省が 9 日発表した 1 月の国際収支(速報)によると、貿易や投資による日本と海外とのお金のやり取りを示す「経常収支」は、前年同月(1 兆 5,861 億円の赤字)から大幅に改善し、614 億円の黒字だった。 原油安で燃料の輸入額などが減り、7 カ月連続の経常黒字となった。 1 月としては東日本大震災前の 2011 年以来、4 年ぶりの黒字になった。 輸出額から輸入額を差し引いた「貿易収支」は 8,642 億円の赤字だったが、赤字幅が前年同月より 1 兆 5,404 億円縮小した。 原油輸入額が価格下落や輸入量の減少を受けて 40.5% 減り、輸入額全体を抑えた。 一方で、自動車や太陽電池に使う電子部品などの輸出が好調だった。 (細見るい、asahi = 3-9-15) |