18 年の空港定時性、羽田がメガ部門首位 伊丹は大規模部門 1 位 英 OAG

世界の航空関連情報を提供する英国の OAG は、2018 年の定時運航順守率が高かった上位 20 空港を公表した。 規模によりカテゴリー分けしたランキングで、最も大きな「メガ空港」部門では、羽田空港が首位を獲得した。

OAG は、定刻より 15 分以内に出発・到着したものを「定時運航」とし、各空港をランク付けした。 2018 年の暦年で、出発便の提供座席が 250 万席以上の空港を対象とし、250 万から 500 万席を「小規模空港」、500 万から 1,000 万席を「中規模空港」、1,000 万から 2,000 万席を「大規模空港」、2,000 万席から 3,000 万席を「主要空港」、3,000 万席以上を「メガ空港」と分類した。

メガ空港部門では、羽田空港が定時運航順守率 85.62% で首位。 2 位はハーツフィールド・ジャクソン・アトランタ国際空港で 82.23%、3 位はシンガポールのチャンギ国際空港で 80.70%、4 位は 80.65% のデンバー国際空港、5 位は 79.95% のロサンゼルス国際空港がランクインした。  主要空港部門では、モスクワのシェレメチェボ空港が 87.00% で首位。 2 位はドーハ・ハマド国際空港で 84.91%、3 位には 84.02% のミネアポリス・セントポール国際空港がランクインした。 同部門に分類されている成田空港は、79.65% で 13 位だった。

大規模空港部門では、伊丹空港が 88.22% で首位。 2 位はホノルルのダニエル・K・イノウエ国際空港で 87.67%、3 位には 86.08% でブラジルのブラジリア国際空港がランクインした。 同部門に分類されている新千歳空港は 83.47% で 7 位、福岡空港は 82.48% で 9 位だった。 中規模空港部門では、パナマシティのトクメン国際空港が 91.1% で首位。 2 位はダンマーム(サウジアラビア)のキング・ファハド国際空港で 87.34%、3 位には 85.95% でブラジル・カンピナス郊外のヴィラコッポス国際空港がランクインした。 同部門に分類されている中部国際空港(セントレア)は、84.08% で 7 位だった。

小規模空港部門では、ベラルーシのミンスク第 2 空港が 92.35% で首位。 2 位はサウジアラビアのアブハー地方空港で 86.57%、3 位には 86.48% でメキシコのロス・カボス国際空港がランクインした。 同部門に分類されている鹿児島空港は、83.58% で 11 位だった。 (Yusuke Kohase、AviationWire = 1-14-19)


VW のトヨタ超えが確実に 昨年の販売台数が過去最高

独自動車大手フォルクスワーゲン (VW) が 11 日発表した 2018 年のグループ世界販売台数は、前年比 0.9% 増の 1,083 万 4 千台だった。 3 年連続で過去最高を更新し、トヨタ自動車を上回るのは確実だ。 世界販売の首位争いは、18 年上半期(1 - 6 月)に首位に立った日産自動車・仏ルノー・三菱自動車の 3 社連合の結果次第となる。

VW の世界販売が 1 千万台を超えるのは 3 年連続。 15 年は排ガス不正の影響で落ち込んだが、16、17 年は首位に立った。 欧州連合 (EU) が昨年 9 月に本格導入した新燃費試験への対応の遅れなどから、18 年は西欧で前年比横ばいだったが、ブラジルやロシアで同 2 - 3 割増。 販売の約 4 割を占める最大市場の中国でも、米中摩擦の影響などで年後半は伸び悩んだものの、かろうじて前年実績を上回った。

トヨタが昨年 12 月に発表した 18 年のグループ販売台数(ダイハツ工業と日野自動車を含む)の見通しは前年比 2% 増の 1,055 万台。 日産三菱・ルノー連合の 18 年上半期の世界販売台数は 553 万 8 千台で、VW グループと約 2 万台の差で首位だった。 近く発表される年間実績でも VW を上回り、初の年間首位に立つかどうか注目される。 VW が 3 社連合を上回れば、3 年連続の世界一となる。 (ロンドン = 寺西和男、asahi = 1-12-19)

◇ ◇ ◇

トヨタの世界生産台数、過去最高へ 1,086 万台

トヨタ自動車は 17 日、2019 年のグループ世界生産台数(ダイハツ工業、日野自動車を含む)を過去最高の 1,086 万台とする計画を発表した。 18 年見込み(1,062 万台)を上回り、3 年連続で過去最高となりそうだ。 このうちトヨタが国内で生産するのは 337 万台。 12 年以来 7 年ぶりの高水準となる見通し。 18 年の国内生産は 314 万台を見込む。 (asahi = 12-17-18)


ホンダ「N-BOX」シリーズが 2018 年新車販売台数第 1 位、シリーズ過去最高の販売台数記録

日本自動車販売協会連合会と全国軽自動車協会連合会は 1 月 10 日、2018 年(1 - 12 月)の車名別新車販売台数(速報)を発表。 ホンダ『N-BOX (24 万 1,870 台・前年比 10.7% 増)』が 2 年連続でトップとなった。

スズキ『スペーシア』は同 45.2% 増の 15 万 2,104 台と大幅増で、前年の 10 位から 2 位に急浮上。 3 位には前年 6 位の日産『デイズ(14 万 1,495 台・同2.9% 増)』がランクイン。 さらにダイハツ『タント(13 万 6,558 台・同 3.4% 減)』が 4 位に入り、上位 4 モデルを軽自動車が独占した。 登録車トップの日産『ノート(13 万 6,324 台・同 1.9% 減)』で 5 位。 そのほかでは、7 位にトヨタ『アクア(12 万 6,561 台・同 3.8% 減)』が、8 位に『プリウス(11 万 5,462 台・28.2% 減)』がランクインしたのみ。 トップ 10 中、7 台を軽自動車が占めた。

2018 年の車名別新車販売台数ランキング上位 10 車は以下の通り。 (Response = 1-10-19)

[]内は前年順位、()内は前年比
1 位[1 位]ホンダ N-BOX24 万 1,870 台(10.7% 増・4 年連続増)
2 位[10 位]スズキ・スペーシア15 万 2,104 台(45.2% 増・3 年連続増)
3 位[6 位]日産デイズ14 万 1,495 台(2.9% 増・2 年連続増)
4 位[4 位]ダイハツ・タント13 万 6,558 台(3.4% 減・4 年連続減)
5 位[5 位]日産ノート13 万 6,324 台(1.9% 減・3 年ぶり減)
6 位[3 位]ダイハツ・ムーヴ13 万 5,896 台(3.9% 減・2 年ぶり減)
7 位[7 位]トヨタ・アクア12 万 6,561 台(3.8% 減・6 年連続減)
8 位[2 位]トヨタ・プリウス11 万 5,462 台(28.2% 減・2 年連続減)
9 位[9 位]スズキ・ワゴン R10 万 8,013 台(5.8% 減・2 年ぶり減)
10 位[14 位]ダイハツ・ミラ10 万 7,283 台(12.0% 増・2 年連続増)

日産、EV 「リーフ」に上級モデル 航続距離 4 割増

日産自動車は 9 日、電気自動車 (EV) 「リーフ」に、航続距離(フル充電で走れる距離)を約 4 割延ばした上級モデル「リーフ e+ (イープラス)」を追加して 23 日に発売すると発表した。 今春以降に米国や欧州でも売り出す。 選べるモデルを増やして、EV の普及に弾みをつけることを狙う。

イープラスは、2017 年 10 月に全面改良して航続距離を 2 倍にした 2 代目リーフが搭載するリチウムイオン電池と比べ、蓄電容量が約 1.5 倍(62 キロワット時)の電池を搭載。 航続距離を 458 キロと 2 代目リーフの 322 キロより大幅に延ばした。 最高出力も約 1.5 倍になり、時速 80 キロから 100 キロへの加速時間を約 15% 短くした。 価格は消費税込み 416 万 2,320 円。 従来のモデルより 50 万円以上高くなる。 自動追従などの運転支援機能を付けると同 472 万 9,320 円。 (高橋克典、asahi = 1-9-19)


2019 年の最も安全な航空会社トップ 20、トップはカンタス航空 JAL は選外

航空格付け会社のエアラインレイティングスは、モニターしている航空会社 405 社から 2019 年の最も安全な航空会社トップ 20 を発表した。 トップはカンタス航空で、98 年以上に渡り死亡事故を発生させていないことが評価された。

それ以外の 20 社はアルファベット順に、ニュージーランド航空、アラスカ航空、全日本空輸 (ANA)、アメリカン航空、オーストリア航空、ブリティッシュ・エアウェイズ、キャセイパシフィック航空、エミレーツ航空、エバー航空、フィンエアー、ハワイアン航空、KLM オランダ航空、ルフトハンザ・ドイツ航空、カタール航空、スカンジナビア航空、シンガポール航空、スイス・インターナショナル・エアラインズ、ユナイテッド航空、ヴァージン・グループ(ヴァージン・アトランティック航空、ヴァージン・オーストラリア)だった。

多額の損失を計上したエティハド航空や、パイロットの飲酒問題が起きた日本航空 (JAL) は選外となった。 また、7 つ星評価のうち、1 つ星もしくは 2 つ星の最低ランクの航空会社は、アリアナ・アフガン航空、ブルーウイング・エアラインズ、カーンエア、トリガナエアサービスが選ばれた。

最も安全な格安航空会社 (LCC) トップ 10 は、アルファベット順に、フライビー、フロンティア航空、香港エクスプレス航空、ジェットブルー航空、ジェットスター航空、ジェットスター・アジア航空、トーマス・クック航空、ボラリス航空、ブエリング航空、ウエストジェット航空、ウィズ・エアだった。 (Traicy = 1-6-19)


九州新幹線で貨物輸送 JR 検討 早朝深夜 1 両専用に

JR 九州は新幹線を活用した物流事業への参入検討を始めた。 九州新幹線(博多 - 鹿児島中央)の既存ダイヤと車両を活用、乗車率の低い便で乗客と貨物を同時に運ぶ。 2019 年には宅配事業者などとの調整を開始、駅や車内での作業内容などを確認した上で、一定の採算性が見込めれば事業化する。 物流業界で人手不足が深刻化する中、新幹線を活用して収益向上につなげる狙いだ。 新幹線を使った貨物輸送は短期間のイベントや試験的に行われたことはあるが、事業化は初めて。

貨物輸送では 6、8 両編成で運行している既存ダイヤと車両をそのまま使用。 早朝や深夜など乗車率が低い時間帯に、車両のうち 1 両を貨物専用にして荷物を運ぶ。 配送区間は博多 - 鹿児島中央間を想定しており、需要があれば、熊本でも取り扱う可能性がある。 今後、効率的な貨物の積み降ろし方法や、積載時の座席シートの保護方法などについて検討や準備を進める。

JR 九州の鉄道事業は 18 年 3 月期決算で 282 億円の営業利益(単体)を確保したものの、株式上場に伴う経営安定基金の取り崩し効果などを除くと、実質的には約 20 億円の赤字。 地方の過疎化や人口減少が進む中、新幹線を含めた鉄道事業全体の収益力向上が課題となっており、物流事業で新たな収益源を確保したい考えだ。

以前は夜間に貨物専用新幹線を走らせる案も検討されたが、保線や施設の点検作業に支障が生じるため断念した。 新幹線物流が軌道に乗れば在来線特急も活用し、九州の主要都市間での貨物輸送も検討したいとしている。

人手不足対策 CO2 排出削減 収益向上で一石二鳥

JR 九州が検討している新幹線を活用した物流事業は、人手不足や二酸化炭素 (CO2) 排出量対策など運送会社の課題解決と、自社の収益向上という一石二鳥の可能性を秘めている。 ネット通販の台頭などで貨物輸送量が増大する中、物流業界ではトラック運転手不足が深刻化。 より少ない人員で運べて CO2 排出量も削減できる、貨物列車やフェリーを使った運送方法に切り替える「モーダルシフト」が進んでいる。

JR 貨物の九州からのコンテナ輸送量は 2017 年度、5 年前に比べ 3.5% 増加。 コンテナの大型化や保冷技術などの進歩を受け、地場大手の運送会社ランテック(福岡市)はここ数年、トラックから貨物列車への切り替えを強化しており、JR 貨物は今後も同様の動きが進むとみている。

一方、地場交通会社では、乗客と荷物を同時に運ぶ「貨客混載」の取り組みが既に進んでいる。 宮崎交通(宮崎市)は 15 年、宮崎県の中山間地を結ぶ路線バスで、宅配大手のヤマト運輸の荷物も運ぶ貨客混載を開始。 18 年からは日本郵便も参加している。 宅配業者は運転手不足解消や業務の効率化、宮崎交通にとっても収入増や地方路線維持につながっている。

新幹線物流には課題も残る。 既存の車両や駅施設を使用するため、取り扱う貨物の大きさや量には限りがある。 ダイヤに影響しないよう、積み降ろし作業の簡略化も必要だ。 博多 - 鹿児島中央 1 時間 16 分(最短)というスピードを生かす営業力を含め、詰めるべき点は少なくない。 (西日本新聞 = 1-1-19)


国の飛行試験、MRJ が受験へ 来年 1 月、実用化の関門

国土交通省は、三菱航空機が開発するジェット旅客機「MRJ」が、来年 1 月下旬から国交省の飛行試験を受けると発表した。 この試験は航空機開発の関門の一つで、MRJ の開発は最終段階に入った。 試験は米国ワシントン州で始める。 一般的に年単位を要し、審査を通過すれば「型式証明」が発行される。 型式証明は当局が安全性を担保するもので、航空機事業の実用化に向けて取得が欠かせないものだ。

MRJ は 2008 年に事業化された。 納期を 5 度延期し、いまは 20 年半ばに機体納入を始める予定だ。 社内的な飛行試験は 16 年秋から米国で行っており、飛行時間は計 2,400 時間を超えた。 今は、設計の見直し作業も進めている。 当初は 17 年秋に終える見通しだったが、まだ終わっていない。 国交省の試験はひとまず旧設計機で行うが、型式証明の取得には新設計機による試験が不可欠。 設計変更が長引けば、試験にも影響がでる可能性がある。

また、三菱航空機は 20 日、カナダの航空機大手ボンバルディアによる同社への訴訟を却下するよう、米シアトルの連邦地裁に申し立てた。 ボンバルディアは 10 月、自社の企業秘密を不当に使われたとして三菱航空機を提訴していた。 (友田雄大、asahi = 12-25-18)

前 報 (8-26-18)


ホンダジェット、日本に初納入 羽田空港でセレモニー

ホンダは 20 日、小型ビジネスジェット機「ホンダジェット」を日本の顧客に初めて納入した。 羽田空港でセレモニーがある。 6 月に始めた日本での受注は 10 機を超え、順次出荷する。 米国で生産するホンダジェットは最大 7 人乗りで、価格は 525 万ドル(約 5 億 9 千万円)。 最大航続距離は 2,661 キロで、羽田空港から中国・北京や台湾・台北まで給油せずに飛べる。

主翼の上にエンジンを配置して空気抵抗が少なく、低燃費や広い室内空間が特徴。 主に企業の幹部がビジネスで都市間を移動する際の利用を想定する。 国内では 84 空港で離着陸できる。 ホンダジェットは 2012 年に生産を開始し、15 年に米国で 1 号機を納入。 主に欧米で販売し、17 年には 43 機を出荷して小型ジェット機(重量 5.7 トン以下)部門で米セスナの主力機を抜いて初の世界一になった。 累計で 100 機以上を納入している。 18 年度は約 50 機を納入予定。

小型ビジネスジェット機は海外の富裕層や企業幹部を中心に需要が伸びており、日本では大手商社、丸紅の子会社が販売代理店として販売や機体の整備などを担う。 (高橋克典、asahi = 12-20-18)

前 報 (5-28-18)


「沈む」ホームドア、近鉄が開発中 多彩な車両に対応可

電車が到着すると柵が沈む新型ホームドア(可動式ホーム柵)の開発を、近畿日本鉄道が進めている。 車両のドアの位置の違いやホームの狭さなどの課題が解消できるといい、数年後の実用化を目指す。 開発中のホームドアは、乗降時にホームの外側(高さ約 1 メートル)に隠れるように沈む。 せり上げた時の柵の高さは 1.3 メートルほど必要なため、複数の柵を重ねる形で列車とホームの間に収納する予定。 耐久性や軽量化などの検討をしている。 設置費用については、価格を抑えるため、他社での導入も含めた量産化が課題という。

近鉄は関西私鉄(JR を除く)で最多の 286 駅、約 1,900 両を保有し、阪神電鉄の車両も乗り入れる。 そのため、ドアの数や位置が異なる様々な車両があり、ホーム内側に戸袋や支柱が必要な左右開閉やロープ昇降タイプのホームドアの設置がしにくかった。 また、ホームが狭い駅での車いすの通行や駅員の安全確認時の視認性を妨げることなども課題になっていた。 (波多野大介、asahi = 12-16-18)


同時通話アプリや新機能改札、新幹線の防犯加速

1 人が死亡、2 人が負傷した 6 月の東海道新幹線殺傷事件を受け、JR 各社が新幹線での防犯対策に力を入れている。 飛行機のような保安検査は実現が難しく課題も残るが、不審物を検知する自動改札機を開発する動きもある。

事件では、新幹線車内で車掌らが状況を正確に把握し、乗客に伝えることの難しさが浮き彫りになった。 そこで、JR 東海は 7 月、車掌や運転士、車内販売員、車外の運転指令らが同時に会話できるアプリを入れたスマートフォンを配備した。 緊急事態で速やかに情報を共有し、対応するのが狙いだ。 同様の情報共有システムは JR 東日本と JR 九州も 10 月に導入。 JR 北海道も配備を予定する。 昨年 12 月の新幹線台車亀裂問題を受け、JR 西日本は車両保守目的も含めて今年 2 月から活用している。 (yomiuri = 12-8-18)


さよなら JAC「DHC8-Q400」! 退役ツアーに参加

空港ローパス興奮のラストフライト!

ジャルパックと JAC が、DHC8-Q400 退役ツアーを開催。 チャーター機が、鹿児島から種子島まで特別ルートで飛行し、桜島や開聞岳などを上空から観光しました。屋久島では、空港で 2 回もローパスしています。

ジャルパックと JAC (日本エアコミューター)が 2018 年 12 月 1 日(土)から 2 日(日)までの 2 日間、「JAC ボンバルディア DHC8-Q400 退役チャーターツアー 2 日間」を開催しました。 「キューヨン」の愛称を持つ同機(機材番号 JA851C)は、11 月 30 日(金)で定期運航を終了。 そのさよなら企画です。 ツアーには 48 名と OB パイロット 4 名が参加。 メインイベントは 2 日目、チャーターした Q400 に搭乗し、鹿児島空港(鹿児島県霧島市)と種子島空港(鹿児島県中種子町)のあいだを往復することです。

JAC は鹿児島 - 種子島間で定期便を運航していますが、この定期便は、鹿児島空港を離陸すると鹿屋市上空、大隅半島を抜けて、種子島の西側から種子島空港に着陸します。 しかし往きのチャーター便は、定期便と異なるルートへ。 午前 10 時ごろに鹿児島空港を出発後、桜島や開聞岳を横に見ながら種子島の南東に位置する屋久島空港へと向かいます。 屋久島空港では着陸することなく、南東側から滑走路を低空飛行(ローパス)で通過。 いったん高度を上げたあと、今度は逆の北西側から滑走路を低空飛行しました。

2 回低空飛行をしたのは、左側と右側に座っている人が屋久島空港のターミナルビルを見られるようにしたためです。 ターミナルビルでは関係職員が Q400 に手を振っていました。 屋久島空港を後にしたら、いよいよ隣の種子島へ。 しかし異なるルートはまだ続きます。今度は種子島の南側に向かい、種子島宇宙センター(鹿児島県南種子町)を右手に見ながら島の西側へ。そして種子島空港に着陸しました。 (乗りものニュース = 12-6-18)


UD タクシー 車いす乗降、時間かかりすぎ 国交省がトヨタに改善要求

車いすのまま後部座席に乗れるよう設計された、トヨタ自動車のユニバーサルデザイン (UD) タクシー「ジャパンタクシー」について、乗降に時間がかかりすぎるとの声が相次いでいるとして、国土交通省がトヨタに対し、車両の改善を求めていたことが一日、分かった。 トヨタ側は今夏に要請があったことを認め「国交省と相談しながら車両の改良を進めている」と説明。 応急策として 10 月 30 日から、導入したタクシー会社に、乗降用スロープの設置手順を図解した簡易マニュアルや、車内に掲示するステッカーなどを無料で配布しているという。

トヨタは昨年 10 月にジャパンタクシーを発売。 高齢者や妊娠中の女性なども乗り降りしやすいよう床を低くし、電動スライドドアを採用した他、スロープを装備して車いす利用者にも配慮した。 2020 年の東京五輪・パラリンピックに向け、東京を中心に全国で導入が進んでいる。 ただ、2 枚に分かれた三つ折りのスロープを広げ、車いすを車内に固定するまでには多くの作業が必要で、車いす利用者からは「スロープの設置に時間がかかりすぎる。 もっと早く乗れるようにしてほしい。」との声が国交省に寄せられていた。 (東京新聞 = 12-1-18)


開業から 54 年無事故、ラストラン 黒部ダムのトロバス

立山黒部アルペンルートの扇沢駅(長野県大町市) - 黒部ダム駅(富山県立山町)で運行されているトロリーバス(愛称・トロバス)が 30 日、今季の営業終了とともに、最後の運行を終えた。 老朽化などが理由。 開業から 54 年続く無事故記録は、来年から電気バスに引き継がれる。 ラストランの式典は黒部ダム駅であり、関西電力の村田直樹・黒四管理事務所長は「先輩から引き継いだ無事故運転を全うできることはほっとしている」とあいさつした。

最終日はファンらでにぎわい、扇沢行きの最終のトロバスには、約 300 人が乗車した。 東京都大田区の会社員中矢真道さん (45) は「自分の目でしっかり見届けようと思います」と話した。 扇沢駅近くの斜面にはファンらが集まり、トンネルから出入りするトロバスを撮影していた。 トロリーバスは 1964 年 8 月の開業から延べ 6,162 万人が利用、無事故記録を更新した。 来年からは車載のバッテリーを電源に、天井に装着したパンタグラフを通じて充電する電気バスに切り替わる。 (佐藤靖、asahi = 12-1-18)


レクサス RX、盗難急増 窃盗団が逃走にも使う?

トヨタ自動車の高級車・レクサスの SUV 「RX」の盗難被害が、愛知県内で急増している。 集中的に狙われる明確な理由は分かっていないという。 ただ、手口などから窃盗グループが関与しているとみられ、県警はオーナーに注意を呼びかけている。

県警生活安全総務課によると、県内の RX の盗難被害は、1 - 7 月は月間 0 - 4 台で推移していたが、8 月に 29 台に急増した。 8 月中に確認できた 102 台の自動車盗難被害で RX が最も多かった。 9 月も 77 台中 29 台で最多、10 月は 54 台中 10 台でプリウスに次いで 2 番目だった。 盗まれた場所は、自宅や集合住宅、月決めの駐車場、コインパーキングなど様々。 県警の担当者は、RX が集中的に狙われる背景について「転売ルートが新たにできたか、元々ルートを持っている窃盗グループが活発に動き出した可能性がある」と推測する。

レクサスによると、レクサス車にはイモビライザー(電子式盗難防止装置)や侵入センサー付きアラームなどの盗難防止機能が標準装備されている。 オーナーが車の位置を GPS (全地球測位システム)で確認する機能もある。 県警は、こうした機能は特殊な方法で解除され、盗まれているとみている。 県警によると、対策としては、ハンドルを鍵で固定できる装置を取り付けることが有効という。

また、窃盗グループは盗んだ直後にナンバープレートを付け替えて逃走しているとみられ、数百円で手に入る「盗難防止ネジ」に取り換えて、ナンバーを取り外しにくくするのも効果的という。 県警は、オーナーへの注意喚起をディーラーに要請し、訪問して防犯診断もしているという。 愛知県は自動車盗が多く、昨年は全国ワースト 4 位だった。 (田中恭太、鈴木春香)

県警によると、RX は組織的な窃盗グループに、犯行時の移動手段として使われる例が複数確認されている。 走行性能が良く、車窓も割れにくいため、逃走に適しているという。 また、収納スペースが広く、盗んだ金庫などを入れられることも、狙われる理由と考えられている。 名古屋市名東区では 5 月、盗まれた RX の逃走劇が起きた。 不審車両と判断した警察官が、RX の運転手に停止を求めたが逃走。 パトカーが追跡したが、運転手はあちこちに接触しながら、道路を逆走して逃げたという。

県警は、他の車などが事故に巻き込まれる危険性があるとして、追跡を断念した。 車はその後、パンクして走行できなくなった状態で、愛知県日進市内で放置されていた。 県警は、パトカーが RX を発見した状況などから、窃盗グループが使用していたとみている。 (asahi = 11-27-18)


ANA の A380、成田 - ホノルル 19 年 5 月就航 7 月に 2 号機

全日本空輸 (ANA/NH) は 11 月 27 日、ハワイ路線に投入する総 2 階建ての超大型機エアバス A380 型機を、2019 年 5 月 24 日に就航させると発表した。 当紙既報の通り、成田 - ホノルル線に投入する。 当初は週 3 往復で、2 号機を投入する 7 月 1 日から週 10 往復まで拡大。 出張でためたマイルの家族旅行還元などで、シェア拡大を目指す。

ANA は A380 を 3 機導入。 座席数は 4 クラス 520 席(ファースト 8 席、ビジネス 56 席、プレミアムエコノミー 73 席、エコノミー 383 席)で、エンジンはロールス・ロイス製トレント 900 を選定した。 「空飛ぶウミガメ」の意味を持つ「FLYING HONU (フライング・ホヌ)」と名付け、全 3 機にハワイの空と海、夕陽をイメージした特別塗装を施す。

アッパーデッキ(2 階席)にファーストとビジネス、プレミアムエコノミーを設定。 ANA のホノルル線初のファーストクラスで、日本初のドアを備えた個室型シートを導入する。 ビジネスクラスは、家族やカップルが隣同士で座れるペアシートを設けるほか、間仕切りの高さを顔の高さに合わせることで、他人同士になった場合でも隣席を気にせずに過ごせるようにした。 メインデッキ(1 階席)はすべてエコノミーで、後方には日本の航空会社では初となるカウチシートを導入。 6 列 60 席をカウチシートとし、「ANA COUCHii」と命名した。

座席配列は、ファーストとビジネスが 1-2-1 席、プレミアムエコノミーは 2-3-2 席でシートピッチが 38 インチ、エコノミーは 3-4-3 配列で 34 インチ、カウチが 32 インチ。各クラスにパソコン用電源と充電用 USB 端子を備えるほか、クラスごとにバーカウンターを設ける。 メインデッキ後方には多目的ルームを設置。 シンクや着替え台、おむつ交換台などを備え、家族旅行のニーズに応える。

ホノルルのダニエル・K・イノウエ国際空港(旧称ホノルル国際空港)には、A380 就航に伴い、自社ラウンジを新設。 ファーストクラスがあるアッパーデッキ(2 階席)へ直接搭乗できるようにする。 都内で開かれた発表会で、ANA の平子裕志社長は「ビジネスはスタッガード配列とし、隣席で座れるペアシートも用意した。 ラウンジはファーストクラスとビジネス、プレミアムエコノミーのお客様が利用できる。 魅力あるハワイ旅行を提案し、ハワイの発展に貢献したい。」とあいさつした。

ハワイ州からは、デービッド・ユタカ・イゲ知事が来日。 「何度でもハワイに行きたいと思っていただけるよう願っている」と、A380 就航に期待を寄せた。 発表会には、ANA の CM に出演する女優の綾瀬はるかさんも登場。 ビジネスクラスとカウチシートに座り、「浮き輪でプカプカしたい」とハワイに思いをはせた。

初号機は 3 月納入

A380 の初号機は、12 月中旬に塗装作業が完了する予定で、引き渡しは 2019 年 3 月となる見込み。 2 号機の納入は 5 月を予定しており、7 月 1 日に就航する。 2 機体制になると、成田を火曜と金曜、日曜出発便は 2 往復、その他の曜日は 1 往復となる見通し。 最後の 3 号機は、2020 年度に受領予定。 ANA はハワイ路線に現在、ボーイング 787-9 型機(246 席:ビジネス 40 席、プレミアムエコノミー 14 席、エコノミー 192 席)を投入しており、同路線のシェアを現在の 15% から、A380 が全機そろう 2020 年度以降は 25% へ引き上げを目指す。 (Tadayuki Yoshikawa、AviationWire = 11-27-18)

前報 @ (1-2-16) & 前報 A (3-7-17)


マツダ新世代車、米で初披露へ 「魂動デザイン」進化

マツダは、新世代商品の第一弾となる新型「マツダ 3(日本名アクセラ)」を、30 日から開かれる「ロサンゼルス自動車ショー」で初披露する。 同社のデザインやエンジンを進化させた商品で、防府工場(山口県防府市)での生産も始まっている。 来年、国内外で販売が始まる予定だ。

新型車は、2017 年 10 月の東京モーターショーで公開したコンセプト車をベースにしている。 生命感などを表現した独自の「魂動(こどう)デザイン」を進化させ、燃費を従来のガソリンエンジンより最大 3 割向上させた「スカイアクティブ X」などを搭載。

ガソリンエンジンの特徴である走りの伸びのよさと、ディーゼルエンジンの燃費のよさなどを組み合わせた、独自の技術を使っている。 アクセラはマツダの世界販売の 3 割近くを占める基幹車種。 同社はアクセラを手始めに、他の車種も順に刷新していく方針だ。 丸本明社長は「新世代商品の幕開けであり、マツダのブランドを一段と高めていきたい」と話している。 (近藤郷平、asahi = 11-23-18)


マニア垂涎「地下鉄直通特急」が 12 月に運行、西武や東武でも計画アリ!?

12 月 2 日、東京メトロ千代田線綾瀬駅から小田急線を経て、JR 御殿場線御殿場駅まで直通する初めての特急「メトロあさぎり号」が臨時運転される。 マニア垂涎のチケットはすでに完売。 地下鉄直通特急というジャンルは今後、どのような広がりを見せていくのだろうか?

2008 年、小田急電鉄ロマンスカーから始まった「地下鉄直通特急」

2008 年 3 月の運行開始から 10 周年を迎える地下鉄千代田線直通ロマンスカー 60000 形「MSE」。 東京メトロと小田急電鉄は記念企画として、12 月 2 日に臨時特急ロマンスカー「メトロあさぎり号」を運行すると発表した。

MSE は普段、「メトロはこね号」や「メトロホームウェイ号」など地下鉄直通列車と、小田急新宿駅から JR 御殿場線に乗り入れる「ふじさん号」を中心に運行されている。 今回の「メトロあさぎり号」は千代田線綾瀬駅を出発し、小田急線を経由して、JR 御殿場線御殿場駅まで 3 路線を直通運転する。 両方の路線に対応する MSE ならではの運行ルートだが、実は千代田線から御殿場線に直通するのは臨時列車を含めて史上初。 東京の地下鉄から静岡県まで直通する列車からして前代未聞だ。

普段は回送列車として走行している千代田線綾瀬 - 北千住間を営業運転するのも初めてだったはず。 加えて今年 3 月から「ふじさん号」に変更された「あさぎり号」の愛称が一日限定で復活するという、レア尽くしのマニアックな臨時列車である。 こんな列車を鉄道ファンが見逃すわけもなく、原稿執筆時点でツアーは完売済みなのであしからず。

私事で恐縮だが、筆者は東京メトロ勤務時代に広報担当者として、MSE の発表からお披露目、営業運転開始までに立ち会ってきた。 ロマンスカーだからメインはあくまでも小田急電鉄で、筆者は文字通り立ち会っていただけなのだが、小田急電鉄のロマンスカーにかける思いの強さ、MSE に対するマスコミ、鉄道ファン、利用者の期待の大きさを肌で実感したものだ。

地下鉄直通特急のパイオニアとなった MSE ではあるが、特急車両を地下鉄に直通させるアイデア自体は必ずしも新しいものではない。 京成電鉄は 1960 年代に成田山行き臨時有料特急を地下鉄浅草線に直通させているし、1990 年にデビューした「スカイライナー AE100 形(2016 年に引退した先代車両)」の先頭車両にも、地下鉄線内の運行を想定した非常用扉が設置されていた。 しかし、地下鉄線内での運用に解決すべき課題が多く、本格的な地下鉄直通特急の運行は、2008 年の MSE まで実現しなかった。

初の地下鉄直通特急がクリアした幾つもの課題

鉄道車両は路線ごとに運用可能なサイズの上限が決まっている。 地下鉄に直通するためには、通勤車両であれ特急車両であれ、決められた長さ、幅、高さを超えてはいけない。 といっても、トンネル内を走るからといって特別に小型の車両というわけではない。 例えば小田急本線を走る展望席を備えたロマンスカー 50000 形「VSE」と地下鉄対応の MSE の車体のサイズを比較すると、MSE の方が長さ、幅、高さともに大きいくらいだ。

技術的には、地下鉄のダイヤに対応するための高い加速性能やブレーキ性能を確保するとともに、事故や火災の被害拡大を防ぐための高度な保安装置、不燃性・難燃性素材の使用、避難設備の設置など、厳しい条件が求められてきた。 しかし最近は全ての鉄道車両が性能向上し、安全基準も厳しくなったことで、車両構造には大きな違いがなくなっている。

むしろ、特急列車を受け入れる地下鉄側の準備の方が大変だったかもしれない。 MSE の場合、それまでメトロは有料特急を運行したことがなかったので、特急料金を新設し、発券、払い戻しなど営業制度を新たに整備した。 さらに、特急券売機の設置や車内検札要員の確保、車内の清掃や整備の体制も準備する必要があった。

制度だけでなく運行にも工夫が必要だ。 退避駅がない地下鉄線内では追い抜きができないので、前後を走る各駅停車に追い付かず、追い付かれず走らないといけない。 他方、通常の地下鉄の停車時間は 20 - 30 秒程度だが、ドアの数が少なく、乗客の荷物が多い特急列車では、乗降するためにもう少し長い時間が必要になる。 そこで、駅を通過して稼いだ時間で、停車駅では通常の列車よりも長く停車することで全体のバランスをとっている。 ただこれらの困難は一度乗り越えてしまえば済む話。 MSE に次ぐ地下鉄直通特急誕生の動きも始まっているようだ。

西武や東武にも構想はある 地下鉄直通特急が広がる予感

先日西武鉄道がお披露目した、2019 年 3 月デビュー予定の新型特急車両 001 系「Laview」には気になる設備がついている。 特徴的な球面状の前頭部に設置された非常扉である。 発表記者会見でこの点を質問された西武鉄道の飯田則昭取締役常務執行役員は、今のところ具体的な計画はないと前置きしながらも、Laview が地下鉄の乗り入れに対応していることを認めた。

Laview が導入される西武池袋線と直通運転を行っているのは東京メトロ有楽町線と副都心線だ。 西武鉄道は昨年 3 月から地下鉄直通の有料座席指定列車「S-TRAIN」の運行を開始し、平日の朝晩には有楽町線に、土休日は副都心線を経由して東急東横線・みなとみらい線に直通運転を行っている。 横浜・秩父両方面の観光利用を強化するために、副都心線直通 S-TARAIN を特急に格上げする構想があるのかもしれない。

また、東武鉄道は 2017 年から 2020 年までの中期経営計画で、鉄道ネットワークの拡充による新たな需要の創出策として、特急列車の地下鉄乗り入れを掲げている。 具体的な時期や乗り入れ路線は明記されていないが、1990 年にデビューしたフラッグシップ特急 100 系「スペーシア」の置き換え時期が近づいていることを念頭に、水面下で検討が進んでいると思われる。 次の 10 年にはどんな驚きがあるのだろうか。 地下鉄に新たな特急がデビューする日を心待ちにしたい。 (枝久保達也、Diamond = 11-19-18)

◇ ◇ ◇

小田急・東京メトロ・JR 東海がコラボ、ロマンスカー MSE の「メトロあさぎり号」 1 日限定で運行 12 月 2 日

小田急電鉄と小田急トラベルは、東京地下鉄(東京メトロ)、東海旅客鉄道(JR 東海)と協力し、特急ロマンスカー「MSE (小田急 60000 形電車)」の就役 10 周年を記念した特別ツアー「ありがとう 10 周年 小田急ロマンスカー メトロあさぎり号 MSE (60000 形)の旅」を発売。 2018 年 12 月 2 日限定で特別列車を運行します。

MSE (Multi Super Express) の愛称を持つ 60000 形は、小田急の特急電車「ロマンスカー」として初めて地下鉄への直接乗り入れに対応した車両です。 登場時には、先頭車の貫通扉とともに、従来のロマンスカーのイメージカラーと異なる鮮やかなブルーの車体が話題を呼びました。 また、たまに見かけ、そのたびにギョッとしてしまう「地下鉄駅のホームを通過するロマンスカーの姿」を楽しむ東京メトロ千代田線利用者も多そうです。

このように MSE は、JR 御殿場線に直通する観光特急「ふじさん」、東京メトロ千代田線への直通列車「メトロホームウェイ」を中心とした通勤客向け列車まで、「多彩な運行が可能な特急列車」というコンセプト通りの幅広く活躍しています。 10 周年記念のツアー列車は「メトロあさぎり号」と名付けられました。 2018 年 3 月に惜しまれながら運行を終えた "あさぎり" の名称を今回 1 日限りで復活するとともに、定期運用では存在しなかった、幻の「あさぎり地下鉄直通版」が実現しました。

メトロあさぎり号は、東京メトロ千代田線の綾瀬駅を出発し、代々木上原からそのまま小田急小田原線に入り、新松田を経て JR 御殿場線に入って御殿場駅まで、3 社の線路を直通して約 2 時間 15 分突っ走ります。 ちなみに、3 社の乗務員やサービススタッフがそろっておもてなし! とのこと。 この特別感にはちょっとニヤリとしてしまいますね。 開催日は 2018 年 12 月 2 日。 予約受付は 2018 年 10 月 25 日から。 料金は大人 9,900 円、子ども 8,900 円(いずれも税込)です。 参加者には、D 型硬券を使った「記念乗車証明書」と「限定キーホルダー」がもらえます。 (ねとらぼ = 10-26-18)


ジェットスター・ジャパン、東京/成田 - 下地島線 3 月 30 日就航 記念運賃は片道 385 円から

ジェットスター・ジャパンは、東京/成田 - 下地島線(宮古)を 2019 年 3 月 30 日に開設すると発表した。 最大 1 日 1 便を運航する。 東京/成田発は午前 7 時 25 分、下地島には同 10 時 25 分着(3 月 30 日のみ同 7 時 5 分発、同 10 時 45 分着)、下地島発は午前 11 時 10 分(3 月 30 日のみ同 11 時 30 分)、東京/成田着は午後 2 時 5 分のスケジュール。 航空券の販売はあす 16 日午前 10 時から開始する。 片道運賃は税込み 6,990 円からとなる。

就航を記念し、同路線が片道 385 円からのセールをあす 16 日正午から 21 日午後 6 時まで実施する。 対象搭乗期間は 2019 年 3 月 30 日から 4 月 19 日までと、5 月 8 日から 6 月 24 日まで。 385 円対象座席は往復 400 席限定。 支払手数料や空港使用料等は別途必要となる。 (佐藤正晃、Traicy = 11-15-18)