自動車番付、トップ 10 に日本勢 5 ブランド 米誌が公表

米国の有力な消費者団体専門誌「コンシューマー・リポート」が 23 日公表した自動車ブランドの総合ランキングで、トップ 10 の中に日本メーカーのブランドは 5 つが入った。 日本メーカーの最高は、2 位の富士重工業「スバル」。 昨年まで 3 年連続で首位だったトヨタ自動車の高級ブランド「レクサス」は 3 位だった。 昨年 2 位の「マツダ」は 6 位。 日本が上位を占める一方、米国勢でトップ 10 入りしたのはゼネラル・モーターズ (GM) の「ビュイック(7 位)」だけだった。

首位は、独フォルクスワーゲン (VW) 傘下の高級ブランド「アウディ」。 不正な排ガス規制逃れ問題に揺れる VW グループだが、アウディは保有者からの修理報告が少なかったことなどが評価された。 同誌は、自動車や家電製品の安全性チェックなどで信頼が厚く、米国の消費行動に大きな影響力を持つ。 今回は、同誌の独自の走行試験や読者から寄せられた不具合の情報などをもとにランク付けしたという。 (ニューヨーク = 畑中徹、asahi = 2-24-16)


デンソー・ドコモ提携/高速通信で事故防げ

デンソーと NTT ドコモは 22 日、携帯電話の通信システムを利用した高度運転支援や自動運転技術の研究開発で提携すると発表した。 車の制御にスマートフォンなどで使われる高速通信サービス「LTE」や、さらに高速・大容量通信ができる次世代通信規格 (5G) を活用し、交通事故を未然に防ぐ予防安全技術の開発を加速させる。

共同で研究開発するのは、見通しの悪い都市部の交差点や高速道路の合流地点手前での LTE や 5G を活用した車の制御技術だ。 これまでは車のセンサーなどで検知できない死角があった。 通信を使うことで、ドライバーからは見えない他の車の走行情報を瞬時に伝え、出合い頭などの衝突事故を未然に防ぐ。 両社は強みを持ち寄り、将来の自動運転には欠かせない通信を活用した技術開発に弾みを付ける狙いがある。

同様の技術は、トヨタ自動車が販売する高級セダン「クラウン」などですでに実用化されている。 だが、これは「Wi-Fi (ワイファイ)」と呼ばれる無線規格で信号機などに設置した通信機器との通信で、通信可能距離など限界がある。 これに対し、ドコモの LTE はスマホなどで幅広く使われ、2020 年のサービス開始を目指す「5G」は、LTE 方式と比べて通信速度は 100 倍速く、容量は 1,000 倍多く送ることができるなど性能が高い。 デンソーは自社の持つ車両制御技術と、ドコモの最先端の通信技術を融合させ、競争力が高いシステムの開発を急ぐ。

デンソーがドコモと提携する背景には、これまでのように「自前の技術」にこだわっていては開発競争に遅れるとの危機感がある。 有馬浩二社長は「我々よりも効率良く、性能の高いものを開発する専門集団と手を組んでいく」と、特に異業種との連携に積極的な姿勢を示しており、15 年 12 月には画像処理ソフトなどの開発を手掛ける新興 IT 企業「モルフォ(東京)」と資本・業務提携を発表した。 (yomiuri = 2-23-16)


「真田丸」ラッピング電車お目見え 長野・上田電鉄

長野県上田市の上田電鉄別所線に大河ドラマ「真田丸」のラッピング電車が登場した。 同線の上田駅ホームで 21 日、地元関係者のほかゆるキャラなどが集まり、にぎやかに出発式典があった。 運行は 22 日から。 ラッピングは、車体先頭部などに「真田丸」の文字や六文銭を配し、側面には大河ドラマの主役堺雅人さんが演じる真田信繁(幸村)の勇壮な騎乗姿などをあしらった。 車内にも、家紋の六文銭や結び雁金(かりがね)、また戦国武将真田氏に関する年表などを配置し、外側も内側も真田氏一色の「幸村電車」となった。

母袋創一市長は「堺雅人さんの信繁公役のすばらしい画面(画像)が登場している。 地元を含め全国の多くの方に乗っていただきたい。」 NHK 長野放送局の荻原久俊局長は「まさに 400 年前にこの地を駆け巡った真田幸村(信繁)の姿を別所線が再現してくれるのではないか」と期待を語った。 式典には全国から鉄道ファンらも駆けつけた。 名古屋市から来た会社員男性 (42) は「真田丸をやっているので来た。 かっこいいと思う。 六文銭や堺さんの写真がいい。」と話した。 (asahi = 2-23-16)


東九州道、4 月 24 日に全面開通 椎田南 - 豊前間

西日本高速道路(ネクスコ西日本)は 16 日、東九州自動車道の北九州市から宮崎市までの約 320 キロで未開通区間として残っている椎田南 - 豊前間(7.2 キロ)を 4 月 24 日に開通させると発表した。 同区間では、福岡県豊前市のミカン園主が土地の提供を拒み、昨年 7、9 月の 2 回にわたって同県が土地を強制収用し、今春の開通を目指して工事が進められている。 ネクスコ西日本の中津工事事務所によると、ミカン園付近の工事は最終段階を迎えており、道路の舗装やガードレールの設置などが残っているという。 (小浦雅和、asahi = 2-16-16)


成田空港で初 LCC「春秋航空日本」の中国路線就航

LCC = 格安航空会社の「春秋航空日本」は、成田空港に乗り入れる LCC として初めての中国路線を開設し、13 日、中国の武漢に向かう最初の便が成田空港を出発しました。 中国の航空会社などが出資する LCC 「春秋航空日本」は、成田空港を拠点に広島などとを結ぶ国内線を運航していますが、新たに成田と中国の内陸部にある武漢、重慶を結ぶ国際線を開設します。 13 日は午前 10 時すぎに武漢に向かう最初の便の出発に先だって、就航を祝うセレモニーが開かれました。

会社側によりますと、成田と武漢を結ぶ路線は週に 3 往復するほか、14 日からは成田と重慶を結ぶ路線を週に 4 往復運航するということです。 成田空港に乗り入れている LCC が中国路線を開設するのは初めてで、航空会社の間での中国人観光客の獲得競争が激しくなりそうです。 春秋航空日本の鵜飼博社長は、「中国内陸部の人たちが日本に行きたいという意欲は大きく、LCC の需要は今後も増えていくと考えています。 この路線を利用して日本のよさを知ってもらい、日中交流が深まればと思います。」と話していました。 (NHK = 2-13-16)


国産初の MRJ、2 カ月半ぶりに飛行試験再開

国産初のジェット旅客機 MRJ を開発している三菱航空機は 10 日、機体の改修のために中断していた飛行試験を 2 カ月半ぶりに再開した。 2018 年半ばの納入をめざし、今後日米での試験を加速させる。 午前 9 時 45 分ごろ、愛知県豊山町の県営名古屋空港を飛び立った。 遠州灘沖の試験空域で 1 時間ほど、上昇や旋回などの基本性能を確かめる。

飛行試験は昨年 11 月末まで 3 回行っていたが、その後、機体の強度不足などが判明し、試験を中断。 主翼の付け根に厚さ2ミリ程度のプレートを貼り付けるなどの補強や、ソフトウェアの改修をしていた。 今後は国内に加えて、米国でも 17 年 1 - 3 月から飛行試験を始める。 結果を機体に反映させる改修を続け、完成度を高める。 また来月上旬には、名古屋空港そばで建設中の量産工場も完成する予定だ。 (井上亮、asahi = 2-10-16)

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MRJ 納入、2018 年後半に 予定より 1 年以上遅れ

三菱航空機が開発する国産初のジェット旅客機 MRJ の納入開始が、従来の予定より 1 年以上遅い 2018 年後半になる見通しになった。 延期は 4 回目で、最初の計画からだと 5 年ほど遅れる。 理由は明らかにしていないが、受注への影響が懸念される。 三菱航空機は、11 月 11 日に初飛行を果たした時点では、最初の販売先である全日本空輸への納入開始を 17 年 4 - 6 月としていた。

MRJ の売りは、競合する現行機より 2 割優れるという燃費のよさ。 だが、大手のブラジル・エンブラエルは、MRJ と同じエンジンを備える新型機を 18 年から納入する計画。 MRJ の納入の遅れは、優位性を揺るがしかねない。 (井上亮、asahi = 12-17-15)

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国産旅客機・MRJ、11 日初飛行 名古屋空港を発着

国産初のジェット旅客機「MRJ (ミツビシ・リージョナル・ジェット)」を開発する三菱航空機は 10 日、初の飛行試験を 11 日に行うと発表した。 開発の本格化から約 7 年半。 巨大プロジェクトは大きな節目を迎える。 11 日の午前中にも、愛知県豊山町の県営名古屋空港を発着して、1 時間ほど飛行する計画。 遠州灘か能登半島沖との間を往復し、上昇や下降、左右への旋回といった基本性能を確認する予定だ。

飛行試験の開始は、当初計画から 4 年以上遅れた。 設計の変更や部品調達の遅れなどが影響した。 直近ではコックピット内のペダルに問題が見つかり、10 月下旬の予定を 2 週間先送りしたが、ペダルの改修が終わり、10 月末には国土交通省から飛行許可が出た。 滑走路での走行試験でも、離陸時に近い時速220 キロに達し、初飛行の準備が整ったと判断した。

三菱航空機は、初飛行の様子をウェブサイト (www.flythemrj.com/j) で生中継する予定。 一方、名古屋空港は、航空ファンが殺到して空港運営に影響が出ないよう展望デッキを閉鎖する。 初飛行の後は、5 機体制で日米で飛行試験を続ける予定。 必要な改善を続け、主な販売先である日米欧で安全証明を得る構えだ。 航空会社への納入開始は、2017 年春をめざしている。 (井上亮、鈴木毅、asahi = 11-10-15)

前 報 (6-8-15)


白い煙噴き上げ、雪原を疾走 釧路湿原で SL 運行始まる

蒸気機関車の牽引(けんいん)による臨時列車で、運行は 17 年目。 昨年までは川湯温泉駅までだったが、今冬は短縮した。 道内唯一の SL 運行とあって、初日は満席の約 280 人を乗せて釧路駅を出発。 沿線にはカメラを持った鉄道ファンがあちこちに立ち、煙を噴き上げて雪原を快走する SL の雄姿を収めていた。 今後の運行は 31 日、2 月 4 日 - 14 日、18 日 - 21 日、25 日 - 28 日で 1 日 1 往復(釧路午前 11 時 08 分発、標茶午後 1 時 55 分発)。 全席指定(820 円)で乗車券は釧路 - 標茶が 1,070 円。 予約状況も混み合っている。 (奈良山雅俊、asahi = 1-31-16)


「ななつ星」貸し切り、結婚式の旅 限定 1 組、お値段は

JR 九州の豪華寝台列車「ななつ星」の 1 編成すべて貸し切りにした結婚式プランが、1 組限定の 1,280 万円で売り出される。 11 月 19 日からの 1 泊 2 日で、両家の家族など最大 16 人まで乗車できる。 式は佐賀・有田焼の名門窯・柿右衛門邸の庭園で挙げるなど、贅を尽くしたプランだ。

三越伊勢丹ホールディングス傘下の旅行会社が列車をチャーター。 具体的なプランは JR 九州と協力して練り上げた。 1 日目は午前中に博多駅を出発。 まずは長崎駅に向かい、グラバー園で家族と写真撮影する。 有田での式のあとは、列車内で宿泊。 2 日目は熊本・阿蘇駅を経由して、大分・由布院温泉の高級旅館「亀の井別荘」で昼会食。 その後、博多へと戻る旅程だ。 応募期間は 2 月 3 日 - 3 月 1 日。 東京・日本橋三越本店と伊勢丹新宿店内のトラベルサロンで受け付け、1 組が選ばれる予定だ。 問い合わせは、日本橋三越トラベルサロン (03・3274・8741) へ。 (湯地正裕、asahi = 1-30-16)

前 報 (10-14-14)


東海道・山陽新幹線でチケットレス IC カードで乗車可

JR 東海と JR 西日本は 28 日、スマートフォンなどを通じて東海道・山陽新幹線の乗車券を予約すれば、Suica (スイカ)をはじめとした交通系 IC カードだけで乗車できる「チケットレスサービス」を来年夏から始めると発表した。 現在は有料会員向けの限定サービスとなっているインターネット上の予約変更も、可能になる。

利用者は、ネット上の専用サイトに Suica や PASMO (パスモ)、TOICA (トイカ)、ICOCA (イコカ)、PiTaPa (ピタパ)、SUGOCA (スゴカ)など全国で相互利用できる交通系 IC カードの番号と、クレジットカード情報を登録。 そのうえで指定席を予約すると、代金はクレジット決済され、当日は交通系 IC カードを改札にタッチするだけで乗車できる。 在来線の乗り継ぎ料金などは IC カード内にチャージした電子マネーで精算される。

これまでも「EX サービス」の会員は専用カードだけで乗車できたが、年間最大 1,080 円の会費が必要だった。 新サービスは会費は不要だが、会員割引はない見込みだ。 JR 東海の柘植康英社長は「訪日外国人にも使いやすいサービスになる」と話している。 (編集委員・細沢礼輝、asahi = 1-28-16)


トヨタ、スズキと提携検討 ダイハツ完全子会社化も模索

トヨタ自動車が軽自動車大手のスズキとの提携を検討していることがわかった。 スズキが得意なインド市場の開拓や、環境・安全技術など幅広い分野で協業を模索している。 低価格車の生産技術に定評があるスズキと組んで、新興国での拡販を目指す。 トヨタは 2015 年まで 4 年連続でグループの世界販売台数で首位に立つが、成長市場のインドでの 14 年のシェアは 4% にとどまる。 4 割のシェアを握るスズキと組めば、インドでの拡販が見込める。

一方のスズキは 10 年、当時経営不振に陥っていた米ゼネラル・モーターズに代わり、独フォルクスワーゲン (VW) と資本提携したが、15 年に解消。 世界の大手メーカーに規模で劣る中、環境技術や自動運転など巨額の費用がかかる先進技術をどう開発するかが課題となっている。 スズキの鈴木俊宏社長は 21 日の記者会見で「独自でやった上で単独でできないなら、連携も必要だ」と話していた。

トヨタはスズキとの資本提携も視野に入れている。 ただ、トヨタ傘下のダイハツ工業とスズキをあわせると国内の軽自動車市場のシェアの 6 割にのぼる。 関係者によると、独占禁止法に触れる恐れもあるため、提携の是非を慎重に検討しているという。 トヨタは、子会社の軽自動車大手、ダイハツ工業の完全子会社化も検討する。 出資比率を今の 51.5% から 100% に引き上げる方向だ。 軽自動車メーカー 2 社との関係を深めて、低価格車が鍵を握る新興国でのシェア拡大を狙う。 (asahi = 1-27-16)


北陸新幹線「小浜・京都通って大阪へ」 JR 西が要望

北陸新幹線を金沢から大阪までつなぐ計画で、福井・敦賀から大阪までのルートを検討している与党のプロジェクトチームは 26 日、列車を運行する JR 西日本から意見を聞いた。 JR 西日本は、福井・小浜と京都を通るルートを要望した。

自民党と公明党の沿線議員らでつくる与党整備新幹線建設推進プロジェクトチーム (PT) の会合で、出席した JR 西の真鍋精志社長が「整備計画の小浜ルートを勘案しながら、京都を通って大阪までというのが望ましい」と述べた。 理由として、大阪とを短時間で結べることや利便性、北陸と行き来する利用者が多いことなどを挙げた。京都 - 大阪間は、東海道新幹線とは別の路線をつくることを要望した。

北陸新幹線は現在、金沢 - 敦賀間が建設中だが、敦賀以西のルートは決まっていない。 与党 PT はこれまで琵琶湖の東側を通る「米原」、西側を通る「湖西」、小浜から新大阪に向かう「小浜」の 3 ルートについて検討してきた。 3 ルートの建設費は、関西広域連合の試算では 5,100 億 - 9,500 億円かかるとされる。 今後、与党 PT は集客見込みなどを検討して夏の参院選までにルート案を二つほどに絞る考えだ。 (野口陽、asahi = 1-26-16)


ホンダ次世代 PHV、電気で 100 キロ以上走行へ

ホンダは、プラグインハイブリッド車 (PHV) の次世代モデルで、排ガスを一切出さずに走れる距離を 100 キロ以上に延ばす。 PHV はガソリンエンジンも積むが、日常生活ではほぼ使わずに済みそうで、PHV としてはトップ級の環境性能になる。

PHV は、充電した電気が続く限り、電気自動車 (EV) として走れるエコカー。 ホンダは次世代 PHV で、充電池の性能を高めて同じ大きさでためられる電気の量や出力を伸ばし、モーターの効率も改善。 フル充電時の EV 走行できる距離を現行セダン「アコード」 PHV の 3 倍にあたる 110 キロ程度まで延ばす。 次世代車は、2018 年までに北米に投入し、日本でも展開する方向だ。 3 月投入の新型セダンの燃料電池車 (FCV) の車台が使われる。 (榊原謙、asahi = 1-24-16)


ホンダと GM、AI で協業検討 自動運転でトヨタに対抗

ホンダは、米ゼネラル・モーターズ (GM) と自動運転に必要な人工知能 (AI) の分野で協業を検討する。 八郷隆弘社長が 22 日、米アリゾナ州で、「これからは環境技術と車の知能化がカギになる。 そうした分野で協業できればいい。」などと話した。 両社は、燃料電池車の研究開発ではすでに提携関係にある。 自動運転では、車載カメラや通信機器が車の置かれた環境の情報を集め、AI が分析し、運転の制御につなげる。 AI の精度向上が、自動運転技術の進化には欠かせない。

トヨタ自動車は、AI 研究に約 10 億ドル(1,180 億円)を投じる。 世界販売でトヨタの半分以下のホンダは、業界 3 位の GM と組んで負担を分かち合いながら、研究を続ける考えだ。 米グーグルなど IT 大手は、ドライバーが必要なくなる完全自動運転車で業界への参入を狙っている。 こうした動きに対抗するためにも、自動車各社は AI など自動運転に必要なソフトウェアの開発に乗り出さざるを得なくなっている。 (asahi = 1-23-16)

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燃料電池の量産化、FCV 普及のカギ ホンダと GM 検討

ホンダと米ゼネラル・モーターズ (GM) が、燃料電池車 (FCV) の量産に向けた一歩を踏み出す。 開発や生産で協力し、コストを下げる作戦だ。 急ぐ背景には、世界的に進む環境規制の強化がある。 FCV の量産で、インフラ整備も後押しする。 「FCV が本当にもうかるのは 2025 年以降だろう。 インフラが十分にできれば、プラグインハイブリッド車 (PHV) より安くできる。」 FCV の今後について、ホンダの三部敏宏執行役員は朝日新聞の取材に語った。 電気自動車 (EV) とガソリン自動車の二つの機構を持つ PHV より、FCV の方が開発や生産のコストの「下げしろ」が大きいとみている。

ただ、実現には FCV の効率的な量産化が欠かせない。 特に高価な基幹部品の燃料電池で急ぐ必要がある。 ホンダが GM と燃料電池工場の新設を検討するのは、両社で同じ燃料電池を使えば量産効果が大きくなるためだ。 燃料電池は、「セル」と呼ばれる薄い板状の部品を約 400 枚重ねてつくる。 この量産技術の確立や触媒に使う希少な白金の高価さなど、ハードルもある。 今後、こうした課題にホンダと GM は取り組むことになる。 (榊原謙、大日向寛文、asahi = 1-17-16)


関空の 27 年総旅客数最高 前年 20% 増の 2,321 万人

新関西国際空港会社が 18 日発表した平成 27 年の関西空港の運営概況(速報値)によると、国際線と国内線を合わせた年間の総旅客数は前年比 20% 増の 2,321 万人で、過去最高となった。 これまで最高の 12 年の 2,049 万人を 272 万人上回った。 格安航空会社 (LCC) などの増便で、アジア方面からの旅客の増加が寄与した。

国際線の旅客数は 24% 増の 1,625 万人で過去最高を記録。 うち外国人の旅客数は 59% 増の 1,001 万人となり開港以来初めて 1 千万人を上回った。 新関空会社の担当者は「外国人客の増加は今後も期待できる」と分析。 中国経済の減速懸念に関しては「動向を注視したいが、足元の旅客数に変化は表れていない」と話している。

一方で国際線の日本人旅客数は、円安による海外旅行の割高感などが響き 6% 減の 607 万人。 入国せず乗り継ぎで関空を利用した「通過旅客」は 17 万人だった。 国内線は、LCC の増便効果で 11% 増の 696 万人だった。 大阪(伊丹)空港の旅客数は 1,454 万人で前年とほぼ横ばいだった。 (sankei = 1-18-16)


台湾の鉄道映像を公開 原鉄道模型博物館で企画展

横浜市西区の原鉄道模型博物館で 16 日から「台湾の鉄道展」が始まった。 博物館の創設者、故・原信太郎氏が撮影した台湾の鉄道映像を公開。 標高 2,300 メートルまで登る阿里山森林鉄道を 16 ミリフィルムで記録した映像などを見ることができる。 写真パネルや模型、切符や時刻表なども展示。 3 月 17 日まで。 問い合わせは同館 (045・640・6699)。 (asahi = 1-16-16)


全日空、羽田 - 富山・小松線減便 新幹線開業で利用者減

全日本空輸は 3 月 27 日から、羽田 - 富山と羽田 - 小松(石川県)の 2 路線を減便する方針だ。 いずれも現在の 1 日 6 便(往復)を 4 便にすることを、地元自治体などに示している。 昨年 3 月の北陸新幹線・長野 - 金沢の開業後に利用者が減り、便数の維持は困難だと判断した。 来週にも発表する。

全日空によると昨年 4 月以降、両路線の利用者が 4 割ほど減った。 飛行機を小型のものに変えるなどしてきたが、新幹線に対抗するための割引拡大などで、収入でみると富山線は 6 割減、小松線は 5 割減となっている。 観光に比べ単価が高い、ビジネスでの利用者ほど新幹線に流れている面もある。 一方で日本航空は 3 月以降も、羽田 - 小松線を、現在の 1 日 6 便のまま維持する方針だ。 羽田 - 富山線は就航していない。 (asahi = 1-15-16)


アートと融合「現美新幹線」、姿現す 駅の客びっくり

車両全体をギャラリーに見立て、現代アートを楽しむ観光列車「GENBI SHINKANSEN (ゲンビシンカンセン、現美新幹線)」の外観が完成し、12 日、JR 大宮駅で報道公開された。 JR 東日本は「世界最速の芸術鑑賞」をうたい、今春にも上越新幹線の越後湯沢 - 新潟間にデビューさせる予定だ。

現美新幹線は秋田新幹線として走っていた「E3 系(6 両編成)」を改造。 外観は写真家の蜷川実花(にながわみか)さんが「長岡の花火(新潟県)」をテーマに制作した。 車体側面いっぱいに鮮やかな花火をあしらった車体がホームに滑り込むと、居合わせた客らはびっくりした表情で見入っていた。 JR 東によると、今後、新潟市内の車両基地で内装工事に取りかかる。 絵画や写真、彫刻などを手がけるアーティスト 7 組が担当する予定だ。 (細沢礼輝、asahi = 1-12-16)

前 報 (10-6-15)


天草エア、団体客も OK 仏製プロペラ機を国内初導入

日本一小さな航空会社として知られる「天草エアライン(熊本県天草市)」の新機体が 7 日、天草空港に到着した。 2 月 20 日から福岡便や熊本 - 大阪(伊丹)便などに就航する。

仏 ATR 社製のプロペラ機「ATR42-600 型」。 国内初導入という。 現行のボンバルディア社製「ダッシュ 8」の老朽化に伴い、輸送増も狙って入れ替える。 乗客定員は 48 人で、ダッシュ 8 より 9 人増えた。 吉村孝司社長は「(観光バスの定員を運べる)団体サイズになった。 観光客誘致へ、旅行会社と一緒に商品開発に力を入れる。」 購入費用の約 23 億円は天草市など 2 市 1 町が負担した。 (渡辺松雄、asahi = 1-8-16)

前 報 (2-3-15)


航空会社の安全番付 1 位は豪カンタス、日本勢もランク入り

航空情報サイトがまとめた世界の航空会社の安全ランキングが発表され、オーストラリアのカンタス航空が 3 年連続で首位に立った。 ランキングは航空情報サイトの「AirLineRatings.com」が毎年発表しているもので、世界の航空会社 407 社について、航空当局による監査や事故の記録、運航状況などをもとに安全度を格付けしている。 カンタス航空は創業以来 1 度も死亡事故を起こしていない実績が高く評価された。

以下 20 位以内にランクインした航空会社は以下の通り(アルファベット順)。

アメリカン航空(米)、アラスカ航空(米)、全日空、ニュージーランド航空、キャセイパシフィック航空(香港)、エミレーツ航空(アラブ首長国連邦)、エティハド航空(同)、エバー航空(台湾)、フィンエアー(フィンランド)、ハワイアン航空(米)、日本航空、KLM オランダ航空、ルフトハンザ航空(ドイツ)、スカンジナビア航空、シンガポール航空、スイス航空、ユナイテッド航空(米)、ヴァージン・アトランティック航空(英)、ヴァージン・オーストラリア航空。

2015 年は多数の犠牲者を出す旅客機の墜落事故が相次いだ。 それでも航空機事故の件数は年間の合計で 16 件、死者は 560 人で、過去 10 年の平均を下回る。 14 年は 21 件の事故で 986 人が死亡していた。 15 年のフライトを合計すると、計 2,900 万便に 36 億人の乗客が搭乗した。 評価の対象となった航空会社 407 社のうち、最高ランクの 7 つ星を獲得したのは 148 社。 一方、3 つ星以下は約 50 社だった。 (CNN = 1-6-16)


国内新車販売、15 年は 9.3% 減 4 年ぶりマイナス

自動車販売店の業界団体が 5 日まとめた 2015 年の国内新車販売台数(軽自動車を含む)は、14 年比 9.3% 減の 504 万 6,511 台だった。 500 万台を 4 年連続で維持したが、4 年ぶりに前年を下回った。 消費増税後の販売不振が続き、15 年 4 月に軽自動車税が引き上げられた影響などで苦戦した。 日本自動車販売協会連合会と全国軽自動車協会連合会が同日発表した。 登録車(排気量 660cc 超)は 4.2% 減の 315 万 310 台と 2 年ぶりの減少に転じた。 貨物車など商用車は伸びたが、乗用車が苦戦した。

軽は 16.6% 減の 189 万 6,201 台と 4 年ぶりの減少。 減少率は 17.9% だった 1975 年以来の大きさだ。 軽市場は 14 年に新車販売の 4 割強を占めたが、15 年は 37% 台にとどまった。 軽自動車税引き上げに加え、14 年にスズキとダイハツ工業が販売を激しく競った反動も表れた。 メーカー別ではダイハツが 2 年ぶりにスズキを上回って首位に返り咲いたが、全 8 社が前年を下回った。

一方、15 年 12 月単月の新車販売台数は 14 年同月比で 14.5% 減の 36 万 9,460 台と、12 カ月連続でマイナスとなった。 登録車はトヨタ自動車が 12 月にハイブリッド車 (HV) 「プリウス」の新型車を発売したこともあり、3.1% 増の 23 万 9,084 台と 3 カ月連続で前年実績を上回った。 軽の 15 年 12 月は、34.8% 減の 13 万 376 台と苦戦した。 軽自動車税増税前の駆け込み需要の反動などでスズキが 49.4% 減、ダイハツが 37.3% 減だった。

新車販売の先行きについて、自販連は「消費増税の影響からなかなか抜け出せず、まだまだ厳しい状態」とみる。 軽も「15 年春に軽自動車税増税前の駆け込み需要があり、16 年 1 - 3 月は 1 割程度減るだろう(全軽自協)」との見方がある。 (nikkei = 1-5-16)

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国内新車 500 万台回復へ 消費増税需要、ホンダ見通し

ホンダで国内販売を統括する峯川尚専務は、朝日新聞などの取材に、2016 年度の国内新車販売が、市場全体で 510 万台に達するとの見通しを示した。 17 年 4 月に消費税率が 10% に引き上げられるのを前に、税金が安い 16 年度のうちに車を買う「駆け込み需要」が生じると見込んでいる。 峯川氏は 16 年度について、「前回増税時ほどではないが、25 万 - 30 万台の駆け込みをみていいのではないか」と話した。 峯川氏は、消費税率が 8% になる前の 13 年度中には、50 万台ほどの駆け込みがあったとみており、16 年度はそれには及ばないとの見立てだ。

15 年度の新車販売は、日本自動車工業会が 499 万台と予測しており、同会の池史彦会長(ホンダ会長)は「それも相当厳しい状態」と、さらに下振れするとみている。 国内市場は、08 年度から 4 年連続で 500 万台割れ。 12 - 14 年度には 500 万台を回復したが、15 年度は軽自動車税の増税などの影響で、500 万台割れがほぼ確実だ。 (榊原謙、asahi = 12-29-15)


エアバス、ANA HD から超大型機 A380 の契約獲得 - 関係者

欧州のエアバス・グループは ANA ホールディングスに超大型機「A380」 3 機を納入することで合意した。 この計画に詳しい関係者 1 人が明らかにした。 この 3 年間、航空会社の新規顧客を獲得できていないエアバスにとっては朗報となった。 別の関係者によれば、納入は 2018 年からで、ANA HD は A380 を東京とハワイを結ぶ路線に使用する計画。 A380 の発注は、航空機の刷新を盛り込む幅広い戦略計画の一環。 同計画は今月末に発表されるという。 月内に発表が予定されていることを理由に同関係者らは匿名で語った。

A380 のカタログ価格は 4 億 2,800 万ドル(約 515 億円)。 座席数は通常約 525 席だが、配置次第では 800 人超を乗せることも可能。 多くの航空会社がエアバスの A350 や米ボーイングの 777 など、より小型の双通路型航空機を選好しているため、エアバスは A380 の受注に苦戦してきた。 ANA HD の発注は 3 機だが、ハワイ路線で成功すれば追加発注につながる可能性もあると、関係者の 1 人は述べた。 エアバス広報担当のジャスティン・デュボン氏はコメントを控えている。

ANA HD の広報担当者、野村良成氏は電話取材に対し、「われわれは現在、次期中期経営計画を策定中であり、この内容に沿った機材配置がどうあるべきかさまざまな選択肢を検討しているところだ」と述べた。 A380 導入については日本経済新聞が先に報じていた。 (Bloomberg = 1-2-16)


山手線新型車両、27 日から試運転 改修装置を検証

JR 東日本は 24 日、制御装置の不具合で営業運転を見合わせている山手線の新型車両 E235 系について、27 日から来年 1 月 14 日にかけて計 8 日間、試運転を実施すると発表した。 試運転で改修した装置の動作を検証し、再開時期を検討する。 E235 系は 11 月 30 日に営業運転を始めたが、新たに導入した列車情報管理装置「INTEROS (インテロス)」に不具合が出て、同日夜、途中で運転を打ち切った。

インテロスはブレーキやドアの開閉など車両各部の動作を制御した上、各部のデータなどから機器の状態を監視する装置で、JR 東は不具合の原因とみられるソフトウエアを改修した。 試運転は山手線で行い、27 - 30 日は未明に 2 周、1 月 6、7、13、14 日は日中に 3 周する。 車内にタンクなどを積んで乗車率 200% の満員の状況をつくって走り、インテロスやドアの開閉、ブレーキ動作を検証する。 (sankei = 12-24-15)

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山手線新型トラブル、新システム原因か 運転は当面中止

JR 山手線の新型車両「E235 系(11 両編成)」で営業運転初日の 11 月 30 日にトラブルが相次いだ問題で、JR 東日本は 1 日、走行状態に応じてブレーキを制御する新システムの不具合が原因とみられることを明らかにした。 新型車両の運転は当面中止する。 新型車両は、30 日は外回り線を 7 周する予定だったが、目黒駅で約 55 センチ行き過ぎて停車し、大崎駅では車両のドアとホームドアが開かなくなる不具合が発生。 午後 10 時 50 分過ぎ、大塚駅で本来の位置より約 1.5 メートル手前で停止し、運転を打ち切った。

JR 東によると、E235 系は、空気バネや台車についたセンサーで車両ごとの重量や車輪の回転状態を把握してアクセルやブレーキを調整する列車情報管理装置の最新型「インテロス」を初めて導入。 このインテロスの不具合で、適切なブレーキ力などを指示できなかった可能性が高い。 目黒駅では乗客約 1,600 人の重さに応じたブレーキ力を指示できず、大崎駅では停止中の車両にブレーキがかかっていないと誤認、大塚駅ではインテロスの動作が不安定となってブレーキ力が弱まり、運転士が予備ブレーキを引いて止まったという。

同社運輸車両部は「非常ブレーキはインテロスとは別系統で安全に影響があったわけではない。 詳細な原因究明後に改めて試験走行をしたうえで、運転再開する。」としている。 新型車両は当面、量産先行車の 1 編成だけが走り、最大 19 周の営業運転を続ける予定だった。 (細沢礼輝、asahi = 12-2-15)

前 報 (10-13-15)


国際線の着陸料が 1 年間無料に 国交省、就航・増便対象

国土交通省は来年度から、国が管理する空港に新たに就航したり増便したりする「国際定期便」の着陸料を 1 年間、実質無料にする方針を固めた。 羽田、札幌(新千歳)、福岡、仙台(運営を民間委託)の各空港をのぞく 15 空港が対象で、訪日外国人を地方に誘客するねらいだ。 対象は、稚内、釧路、函館、新潟、広島、高松、松山、高知、北九州、長崎、熊本、大分、宮崎、鹿児島、那覇の 15 空港。

例えば中型のボーイング「767-300」が国管理空港に着陸する場合、航空会社は 1 回 17 万 6,330 円を国に支払う。 この半分を地方自治体などが負担することを条件に、国が残りを免除する。 地方負担は着陸料に充てるだけでなく、同額を航空会社に対する別の支援策に使うことも認める。 国際チャーター便の着陸料も、同じしくみで免除する。

国交省によると、羽田、成田、関西、中部国際をのぞく国内空港の国際定期便は 692 便(2015 年の夏ダイヤ)で、10 年から約 6 割増えた。 海外の格安航空会社 (LCC) の就航が増えているためだ。 自治体などは LCC の誘致を競っているが、自治体管理の空港は着陸料を自由に下げられるのに、国管理空港は着陸料が一律で不公平との指摘があった。 (asahi = 12-19-15)


JR ダイヤ、3 月 26 日改定 北陸新幹線の所要時間短縮

JR 各社は 18 日、来年 3 月 26 日のダイヤ改定を発表した。 北海道新幹線開業に伴って廃止される寝台特急「カシオペア(上野 - 札幌)」は、3 月 20 日札幌発が最終運転となる。 北陸新幹線は、「はくたか」の日中の停車駅を絞り込み、東京 - 金沢間の所要時間を最大 16 分縮める。 東海道新幹線は、最高時速 285 キロで走行する本数を、定期ダイヤで現行の 37 本から 45 本に増便。 指定席とグリーン席の車内改札を原則廃止する。 (asahi = 12-19-15)


熊本 - 人吉間に新しい観光列車 JR 九州、17 年春から

JR 九州は 18 日、2017 年春から、熊本県内の鹿児島線と肥薩線を通る熊本 - 人吉間で、新たな観光列車を運行すると発表した。 同区間では週末を中心に「SL 人吉」が走っているが、新列車は外国人観光客の取り込みをねらい、ディーゼル車を改装した 2 - 3 両編成となる予定。 デザインは「ななつ星」で知られる工業デザイナー、水戸岡鋭治さんが担当する。 (asahi = 12-19-15)


タンデム自転車、都心での解禁は? ネックは先導役不足

2 人乗りのタンデム自転車が公道を走れる地域が増えている。 7 年前までは長野県だけだったが、今年、愛知、群馬、京都の3府県が加わって 11 府県に。 なぜいまタンデムなのか? 10 月中旬、兵庫県の淡路島。 海沿いの道を 9 台のタンデム自転車が駆け抜けた。 NPO 法人「サイクルボランティア・ジャパン」のイベントだ。 ハンドル操作がいらない後部座席に視覚障害者や知的障害者が座り、ペダルを懸命にこいでいた。 普通の自転車より、車体が 2.4 - 2.5 メートルと長いのが特徴だ。

全盲の飯田育生(いくお)さん (52) は浜松市から参加した。 「風を感じられるのが魅力。 1 人では行けないところに行けるのが楽しい。」と声を弾ませる。地元の静岡県では「安定性がある(県警)」として三輪のタンデムなら公道を走れるが、「二輪の方が軽くて乗りやすい」と飯田さん。 折りたたみの二輪タンデムを持参し、各地のイベントに足を運んでいる。

タンデム自転車は、道路交通法上は公道を走れるが、都道府県の公安委員会が走行できる道路を限定したり、三輪に限られたりするケースが多い。 警察庁によると、二輪のタンデム自転車が公道全般を走行できるのは、▽ 山形、▽ 群馬、▽ 新潟、▽ 長野、▽ 愛知、▽ 京都、▽ 兵庫、▽ 広島、▽ 愛媛、▽ 佐賀、▽ 宮崎の 11 府県。 何が、解禁の決め手だったのか。 普及を目指すタンデム自転車交流協会の岡田勝博事務局長は「県や県議会に障害者団体などが要望して前進するケースが多い」と話す。 (丑田滋、阿部朋美、歌野清一郎、asahi = 12-18-15)


新幹線の混雑ピーク、下りは 30 日、上りは 1 月 3 日

JR グループ 6 社は 11 日、年末年始(25 日〜来年 1 月 5 日)の新幹線と特急の指定席予約状況を発表した。 10 日現在の予約席数は前年同期比 3% 増の 375 万席。 混雑のピークは、下りが 30 日、上りが 1 月 3 日になる見込みだ。 各社によると、曜日配列の影響で上りの 1 月 3 日に混雑が集中する傾向がある。 東海道・山陽新幹線は、過去最高の乗客数(46.6 万人)を記録した今年 1 月 4 日を上回る予約が入っており、「こだま」を含めて終日ほぼ満席の見込み。 東北新幹線も「はやぶさ」、「こまち」、「つばさ」が 2 日午後から 3 日にかけてほぼ満席となっている。 (細沢礼輝、asahi = 12-11-15)