元航空局の YS-11、能登で動態保存 3 年ぶり飛行、解体免れる

国土交通省航空局 (JCAB) が保有していた日本航空機製造 YS-11 型機(元登録番号 JA8709、現登録番号 N462AL)を落札した、航空部品販売会社エアロラボ・インターナショナル(大阪・八尾市)は 5 月 11 日、機体を高松空港から能登空港へ空輸する。 3 年ぶりの飛行で、今後は能登で動態保存を継続する。 エアロラボの YS-11 は午後 2 時 15 分に高松を離陸し、午後 4 時 15 分に能登に着陸する見込み。 能登到着後は、空港近くにある日本航空学園のキャンパスで動態保存する。

同機は 2014 年 12 月、エアロラボが 223 万 200 円で落札した。 当初、羽田で整備を進め、米国籍機として登録番号「N462AL」を取得。 2015 年 5月 27 日に、羽田から高松へ空輸し、整備を継続していた。 その後、高松空港での場所確保が困難となり、行政や民間企業などと調整し、保管場所を探していた。 同社によると、保管場所が確保できなかった場合、解体するしかなかったという。 日本航空学園が保存場所を提供したことにより、解体を免れた。 同機は能登空輸前の 11 日午前、試験飛行のため高松を離陸。 羽田からの空輸時以来、3 年ぶりの飛行となる。 (Yusuke KOHASE、AviationWire = 5-11-18)


シンガポール - KL の航空便数、1 日 84 便で世界一に

航空関連情報を提供する英 OAG が発表した、2017 年 3 月 - 18 年 2 月の国際線の運航状況に関する調査によると、世界で最も運航便数の多かった路線はマレーシア・クアラルンプール (KL) - シンガポール線の 3 万 537 便だった。 1 日当たり 84 便が運航している計算になる。 同区間の飛行時間は約 1 時間で、マレーシア・エアラインズ (MAB)、シンガポール航空 (SIA) といったフルサービスの航空会社のほか、格安航空会社 (LCC) エアアジアやジェットスター・アジア、スクートなどが乗り入れる。 最も運航便数が多かったのはエアアジアで、次いで MAB、SIA 子会社のシルクエアー、シンガポールの LCC のジェットスター・アジアと続いた。

KL - シンガポールに次いで運航便数が多かったのは、香港 - 台湾・台北線(2 万 8,887 便)、インドネシア・ジャカルタ - シンガポール線(2 万 7,304 便)だった。 日本路線では、6 位に大阪(関西国際)―韓国・仁川(1 万 7,488 便)、15 位に大阪(関西国際) - 台湾・台北(1 万 4,186 便)、18 位に東京(成田) - 韓国・仁川(1 万 3,517 便)がランクインした。 上位 20 路線のうち、14 路線をアジア地域が占めた。 (NNA ASIA = 5-7-18)


飛行機の酸素マスクは正しく使わないと命に関わる

数十秒しかありません。 冷静に、正しい順番と付け方を思い出してください。 みなさんは飛行機の酸素マスクの正しい使い方をご存知ですか? テイクオフ前に客室乗務員が身振り手振りで説明してくれるアレです。 わたしはこれまでに幾度となく飛行機に乗ってきましたが、うろ覚えでした。 これって実はすごく危険、本当に危険なことなんです。 自分ひとり危険ならまだしも、他の乗客まで危険に晒してしまうかもしれないんです。

今日は、ある写真が伝えた酸素マスクの正しい使用方の認知度の低さと、そこに潜む危険性をお伝えしたいと思います。 是非、今後の空の旅にお役立てください。 サウスウェスト航空 1380 便が緊急着陸したのち、ツイッターに投稿された一枚の写真とコメント。 みんな、客室乗務員の話を真剣に聞いて! サウスウェスト航空 1380 便に乗ってたこの写真のほとんどの人が間違ってマスクをつけている! 電話を置いて、セルフィーなんて撮ってないで客室乗務員の話を聞いて! マスクは "鼻と口" を覆うんだ!!!

この写真は元々、問題の 1380 便に乗っていたマーティ・マルチネスさんが事故当時の様子をフェイスブックに投稿したものです。 乗客たちは緊急事態発生時に上から降りてくる酸素マスクをつけていますが、ほとんどの人が間違ってつけているのだそう。 それに気づいた元客室乗務員で現 TV ショーホストのボビー・ローリーが、ツイッターで注意喚起しているのです。

酸素マスクを間違ってつけたくらいで … と思いますが冗談じゃありません。 命に関わります。 しかも即効で、秒単位で! 高度 1 万 5,000 フィートでは、人間は呼吸困難に陥ります。 血液中に十分な酸素を供給できなくなり「低酸素症」になってなってしまうのだそうです。 そうなると数分(一説には数十秒)で意識を失ってしまうのだとか。 バタッと意識を失うだけならまだマシ(それだけでも問題ですが)。 オーナーパイロット協会によると、吐き気、不安、視野狭窄、頭痛、疲労、目眩、かすみ目、皮膚感覚異常、痺れ、精神混乱といった症状がでるそうです。 こうなると他の乗客の避難活動を妨げてしまいますよね。

今回、1380 便は窓が破損したことで気圧が急激に下がり外気と同じくらいになっていました。 そうなると空気は希薄になり、結果的に肺の中の酸素の量が急激に減少します。 なので、酸素が出てくるマスクで鼻と口を覆い、酸素に富んだ空気を肺に送り込んでやることが大事です。 そうすれば意識も保てて、客室乗務員の指示に従って避難行動も取れます。 それと、付ける順番も大事です。 たとえお連れの方がいたとしても(お子さんでも)、まずは自分に付けてください。 お連れの方があなたにマスクをかけられるとは限りませんからね。 大切な命を守るため、あの安全ビデオの説明は一言も漏らさずきちんと聞いて置きたいですね。 (Gizmodo = 5-2-18)


ホンダ、純利益が過去最高 1 兆円 大台超えは国内 4 社目

ホンダが 27 日発表した 2018 年 3 月期決算(国際会計基準)は、純利益が前年比 71.8% 増の 1 兆 593 億円で過去最高だった。 昨年末の米トランプ政権による法人税率引き下げで 3,461 億円分の利益押し上げ効果があった。 純利益が 1 兆円を超えたのはトヨタ自動車、三菱 UFJ フィナンシャル・グループ、ソフトバンクグループに続き国内 4 社目という。

四輪事業では中国などが好調で、世界販売は 3.4% 増の 519 万 9 千台と過去最高を更新した。 トランプ減税の効果は一度きりで、19 年 3 月期の純利益は 5,700 億円と、大きく減る見込み。 円高などによる為替のマイナス影響も 2,070 億円を見込み、本業のもうけを示す営業利益は 16.0% 減の 7 千億円と予想した。 (asahi = 4-27-18)


ホンダ「モンキー」、7 月に復活 排気量は 125cc に

ホンダは 23 日、ファンに惜しまれながら昨年に生産を終了した原付きバイク「モンキー」を、排気量 125cc の「モンキー 125」として復活させると発表した。 発売は 7 月 12 日。 モンキーは、ホンダ創業者の本田宗一郎氏が手がけ、昨年 50 周年を迎えたロングセラー。 だが、昨年 9 月からの排ガス規制で浄化装置を付ける必要があり、コストがかさむため、生産継続を断念した。

モンキー 125 は、50cc モデルの愛らしいデザインを踏襲しつつ、サイズは一回り大きくなった。 色は赤と黄色の 2 色。 それぞれ前輪のみアンチロック・ブレーキ・システム (ABS) を装備したタイプを設定した。 価格は消費税込み 39 万 9,600 円から。 モンキー 125 は、昨秋の東京モーターショーで参考出展として初公開され、市販化が取り沙汰されていた。 (木村聡史、asahi = 4-23-18)


車いす対応の N-BOX 乗せる手順減らし、スロープも

ホンダは、昨秋に売り出した新型の軽自動車「N-BOX (エヌボックス)」に、車いすの乗降に対応した「スロープ仕様」を追加し、20 日に売り出す。 先代だと、後部座席をたたんで車いすを乗せられる状態にするには 11 の手順が必要だった。 新型では、車いす利用者が使う手すりを脱着式から、備え付けにするなど手順を五つに減らした。 価格は消費税抜きで 157 万 5,640 円から。

「N-BOX」は 2017 年度に国内で販売された新車で最も売れた車種。 軽自動車としては 9 年ぶりの首位で、22 万 3,449 台が売れた。 17 年 9 月に全面改良された。 誤発進抑制機能や衝突軽減ブレーキなどを盛り込んだ安全支援システムは今回の「スロープ仕様」でも標準装備した。 (asahi = 4-19-18)


日野と VW、トラックなど提携へ EV や自動運転開発で

トヨタ自動車傘下の日野自動車が、独フォルクスワーゲン (VW) と、トラックなどの商用車分野で業務提携に向けた協議に入る。 電気自動車 (EV) などの環境技術や自動運転の分野などでの連携を検討する。 乗用車だけでなく、商用車の分野でもこうした先端技術の開発競争が激しくなり、研究開発投資の負担がふくらんでいる。 提携によって開発を効率化し、国際競争での勝ち残りをめざす。

日野と VW は 12 日午後に東京都内で記者会見を開いて発表する。 日野の下義生社長と、VW 傘下の商用車持ち株会社のアンドレアス・レンシュラー最高経営責任者 (CEO) が出席する。 日野にはトヨタが 50.1% を出資している。 乗用車を含めた 2017 年の世界生産は VW グループが 1 位で、トヨタグループは 3 位だった。 日野はアジア、VW は欧州に強みがあり、生産体制や販売面での協力についても検討する。 独ダイムラーなど世界大手との競争が激しくなっており、商用車分野の業界再編が加速する可能性が出てきた。 (asahi = 4-12-18)


九州の観光列車、百花繚乱 飲み放題から幸福祈願まで

JR 九州の「ゆふいんの森」や「或る列車」などに続こうと、新しい観光列車が九州で続々と生まれている。 ただ、域外から乗客を呼び込む観光列車は全国的に増えており、過当競争気味。 利用客が伸び悩む列車もあり、さらなる差別化が求められている。

2 月下旬の土曜。 快晴の空の下、平成筑豊鉄道の田川伊田駅(福岡県田川市)のホームに、観光列車「ひとつ星」が入線した。 JTB 九州が企画し、田川市のまちづくり会社・デザインステーションが協力して、1 月にデビューした。

「窓から見えるのが、五木寛之さんの小説に出てくる香春岳。 チロルチョコ発祥の地も田川です。」 この日は体調不良の担当者に代わりデザインステーションの金子和智副社長が案内役を務めた。 田川伊田から油須原(同県赤村)、直方(同県直方市)と行き来し、再び田川伊田に戻る道中は約 2 時間半。 車内では 1837 年創業の林龍平酒造場(同県みやこ町)の純米酒など 3 種が飲み放題。 随所から「おかわり!」との声が飛ぶ。

途中の停車駅では、黒ニンニクのドレッシングといった地元物産品が販売されたり、小中高生らが太鼓の演舞を披露したり。料金は大人 5,980 円。 会社の同僚と乗った北九州市の会社員、紙永佐和子さん (35) は「お酒の飲み放題にひかれた。 田川の勉強にもなり、予想以上に楽しかった。」と話していた。 (岩田智博、asahi = 4-10-18)


輸入車販売、過去 2 番目 17 年度、首位はメルセデス

2017 年度に国内で売れた外国メーカーの新車は前年度比 1.7% 増の 30 万 3,920 台で 3 年連続で前年を上回った。 30 万台を超えるのは 4 年ぶり。 消費増税前の駆け込み購入があった 1996 年度の 34 万 7,130 台に次ぐ過去 2 番目の高水準だった。 日本自動車輸入組合が 5 日発表した。 SUV (スポーツ用多目的車)など、各社が売り出した新型車の効果が出た。

ブランド別では、独メルセデス・ベンツが 1.4% 増の 6 万 8,428 台で 3 年連続の首位。 高級グレードの「E クラス」が好調だった。 2 位の独 BMW は 0.9% 増の 5 万 1,299 台。 主力セダン「5 シリーズ」がよく売れた。 燃費不正問題で低迷が続いていた 3 位の独フォルクスワーゲンは 0.9% 増の 4 万 8,147 台。 前年を上回ったのは 4 年ぶりだ。 (asahi = 4-5-18)


ホンダ「N-BOX」 1 位 プリウスに大差 国内販売

2017 年度に国内で最も売れた新車はホンダの軽自動車「N-BOX (エヌボックス)」だった。 昨年 9 月に全面改良した 2 代目が好調を維持し、前年比 16.2% 増の 22 万3,449 台だった。 ホンダ車が 1 位を獲得したのは、02 年度の小型車「フィット」以来 15 年ぶり。 また、ベスト 10 のうち軽が 7 車種を占め、軽が 1 位になったのは 08 年度のスズキ「ワゴン R」以来 9 年ぶり。

日本自動車販売協会連合会と全国軽自動車協会連合会が 5 日発表した。 N-BOX は、屋根が高く広い室内と、衝突被害軽減ブレーキや誤発進防止といった充実した安全装備が人気を呼んでいる。 2 位のトヨタ自動車のハイブリッド車「プリウス(14 万 9,083 台)」に大きく差をつけた。 3 位はダイハツ工業の軽「ムーヴ(14 万 5,643 台)」、4 位は日産自動車の軽「デイズ(13 万 6,505 台)」、5 位はダイハツの軽「タント」(13 万 4,660 台)だった。 (asahi = 4-5-18)

17 年度の新車販売ベスト 10 * かっこ内は前年度比の増減率 ▼ はマイナス
1 位ホンダ「N-BOX」22 万 3,449 台(16.2%)
2 位トヨタ「プリウス」14 万 9,083 台(▼ 33.8%)
3 位ダイハツ「ムーヴ」14 万 5,643 台(26.5%)
4 位日産「デイズ」13 万 6,505 台(32.3%)
5 位ダイハツ「タント」13 万 4,660 台(▼ 9.5%)
6 位日産「ノート」13 万 1,119 台(5.8%)
7 位トヨタ「アクア」12 万 8,899 台(▼ 17.1%)
8 位スズキ「ワゴン R」12 万 1,224 台(45.7%)
9 位スズキ「スペーシア」11 万 3,691 台(22.6%)
10 位ダイハツ「ミラ」10 万 4,221 台(52.9%)

前 報 (1-11-18)


国内新車販売、2 年連続増の 519 万台 軽の新型が貢献

2017 年度に国内で売れた新車は前年度より 2.3% 多い 519 万 7,107 台で、2 年連続で前年を上回った。 軽自動車が新型車の効果で 4 年ぶりに増加。 軽を除く乗用車と商用車は、昨秋に発覚した無資格検査問題もあって前年割れした。 日本自動車販売協会連合会と全国軽自動車協会連合会が 2 日発表した。 軽は前年度比 8.1% 増の 185 万 8,873 台で、4 年ぶりに増えた。 ホンダの「N-BOX」が昨年 9 月の全面改良以降、月別の販売で首位を守り続けたほか、スズキの「スペーシア」や「ワゴン R」も年度を通して売れ行きがよかった。

軽以外の乗用・商用車は 333 万 8,234 台で、3 年ぶりに前年割れ(0.6% 減)。 ハイブリッド車を追加した日産自動車の小型車「ノート」や、トヨタ自動車の SUV (スポーツ用多目的車)「C-HR」などが好調だったものの、昨年 10 月以降は日産やスバルの無資格検査問題が重荷になった。 18 年度の新車販売全体について、日本自動車工業会は前年度より微減の 517 万 5,100 台と予想している。 (高橋克典、asahi = 4-2-18)


トヨタ・スズキ、インドで相互 OEM 現地生産の小型車

トヨタ自動車とスズキは、インドで完成車を相互に供給しあうことで基本合意した。 2019 年以降、両社が現地生産する小型車を相手先ブランドでも生産する。 29 日午後発表する。 トヨタは「カローラ」のハイブリッド車などを、スズキは「バレーノ」、「ビターラブレッツァ」などを OEM (相手先ブランドによる生産)供給する方向だ。台数は今後詰める。

インドの新車販売は 400 万台と、17 年にドイツを抜いて世界 4 位になった。 トヨタは拡大が続くインド市場で苦戦。 スズキが開発した値頃感のある小型車を投入し、販売力を強化する。 インドの乗用車市場でシェア5割のスズキも、エコカーなど市場拡大に見合った品ぞろえを増やす。 トヨタは傘下にダイハツ工業を持ち、スズキと国内販売を激しく競ってきた。 だがエコカーや自動運転など先進技術への投資負担が重くのしかかり、両社は 17 年 2 月に業務提携で合意。 完成車の補完や環境・安全・情報技術の協業などについて検討を進めている。 (asahi = 3-29-18)


「リアス線」 19 年 3 月に開業 宮古 - 釜石駅間が再開

三陸鉄道リアス線

記事コピー (3-29-18)

前 報 (12-29-17)


ANA がビジネスジェット事業発表 ホンダジェット活用

ANA ホールディングス (HD) と双日は 28 日、定期便の到着先で小型ジェット機に乗り継ぎ、目的地に素早く向かえる事業を今夏に始めると発表した。 共同出資会社を設立し、機体は「ホンダジェット」などを使う。 北米で日本企業の経営者ら向けに始め、その後欧州などでも展開する予定。 ANA HD の片野坂真哉社長は会見で「新たな移動手段を提供し、顧客の需要に応えたい」と語った。 ホンダエアクラフトカンパニーの藤野道格社長は「多くの方にホンダジェットに乗ってもらい、販売につなげたい」と述べた。

日本航空はすでに仏系メーカーの機体を使って乗り継ぎ事業を欧州で展開している。 ビジネスジェット機は、予定に合わせた出発時間やルートを作れる。 急な予定でも柔軟に対応でき、欧米では企業の経営者らがよく利用する。 (高橋克典、asahi = 3-28-18)

前 報 (4-18-17)


ANA、ピーチとバニラを統合 「生き残るため」前倒し

ANA ホールディングス (HD) は 22 日、傘下の格安航空会社 (LCC) ピーチ・アビエーションとバニラ・エアを 2019 年度末をめどに経営統合すると発表した。 日本とアジアを結ぶ中距離路線に乗り出すため、先行する海外の LCC に対抗する体制をつくる。 バニラの機材を順次、ピーチの塗装に衣替えし、19 年度末までに完全に統合する。 20 年度の売上高は両社の 17 年 3 月期の合計の約 2 倍にあたる 1,500 億円、営業利益は 150 億円をめざす。 機材数は今より 4 割ほど多い 50 機に、就航路線も国内外 50 路線と今より 3 割増やすことをめざしていく。

ピーチは 11 年に全日本空輸(現 ANA HD)などの出資で設立され、昨年 4 月には ANA HD が子会社化した。 一方のバニラは全日空が、アジア最大級の K\LCC、エアアジア(マレーシア)と共同出資して 11 年に設立した旧エアアジア・ジャパンが前身だ。 エアアジアの日本撤退後の 13 年にバニラ・エアに衣替えし、今は ANA HD の 100% 子会社になっている。 (近藤郷平、森田岳穂、asahi = 3-23-18)

◇ ◇ ◇

LCC ピーチとバニラ、20 年までに統合へ 競争力強化

ANA ホールディングス (HD) 傘下の格安航空会社 (LCC) のピーチ・アビエーションとバニラ・エアが 2020 年までに経営統合する方針を固めたことが 16 日、分かった。 近く発表する。 経済成長に伴ってアジアの航空需要は順調に伸びているが、競争は激化しており、統合で競争力を高める。

関西空港を拠点とするピーチは ANA HD の連結子会社で、国内 LCC で 2 位。成田空港が拠点のバニラは ANA HD の完全子会社で同 3 位だ。 統合によって両社の売上高の合計は約 760 億円(17 年 3 月期)になり、国内首位のジェットスター・ジャパンを抜いて首位となる。 統合後はピーチのブランドに統一する。 ANA は 2 月に発表した 5 カ年の中期経営計画で、LCC 事業をコア事業の一つとして強化する方針を打ち出した。 22 年度の LCC 事業の売上高を 17 年度の 2 倍に引き上げる目標を掲げる。 (森田岳穂、asahi = 3-17-18)


無線 LAN、新幹線の東京 - 博多で使えるように

JR 西日本は 20 日、山陽新幹線(新大阪 - 博多)の車内で無料の公衆無線 LAN サービスを始めると発表した。 今年夏から順次、車両に機器を取り付け、2019 年度末までに全 83 編成で使えるようにする。 JR 西によると、新サービスは利用者が通信事業者と個別に契約する必要はなく、事前の契約も不要。 相互に乗り入れる JR 東海の東海道新幹線(東京 - 新大阪)も今年夏からの順次導入を決めており、東京 - 博多間で無線 LAN が使えるようになる。 また、北陸新幹線でも同様のサービスを始め、19 年 9 月までに全編成で使えるようになるという。 (asahi = 3-21-18)

前 報 (11-7-17)


新名神、高槻 - 神戸間が全線開通 休日の朝夕 10 分短縮

新名神高速道路の川西インターチェンジ(IC、兵庫県川西市) - 神戸ジャンクション(JCT、神戸市)間の 16.9 キロが 18 日に開通し、高槻 JCT (大阪府高槻市)から神戸 JCT までが結ばれた。 渋滞の解消や沿線の活性化につながることが期待されている。 高槻 - 神戸間は、名神高速道路から中国自動車道へつながるルートがあるが、国内有数の渋滞地点を通るため混雑緩和が課題となっていた。 新名神道を建設した西日本高速道路によると、新ルートを使えば、同区間の所要時間はこれまでよりも平均 6 分、休日の朝夕だと 10 分短くなるという。 この区間の建設費は約 7,700 億円で、高速道の料金収入があてられる。

石井啓一国土交通相は開通に先立つ式典で「人とモノの流れが一層効率化され、経済活動に好影響をもたらす」と述べた。 新名神道は名古屋と神戸を結び、総延長約 174 キロの計画。 高槻―神戸間は、2016 年 4 月に神戸市北区で橋桁が落下して作業員が死亡する事故などが起きたことで開通が 1 年遅れた。 新名神道の全線開通は 23 年度中を見込む。 (伊藤弘毅、asahi = 3-18-18)


「ハローキティ」新幹線、新大阪 - 博多間に今夏登場

サンリオの人気キャラクター「ハローキティ」をあしらった 500 系新幹線こだまが今夏、新大阪 - 博多間に登場する。 JR 西日本が 14 日、発表した。 8 両の車体側面にピンクのリボンを描き、「地域をつないで結ぶ新幹線」をイメージしたデザインにする。 キティの世界観を表現した内装も考案中という。 沿線の魅力を紹介するスペースもつくる。 特産品などに扮する「ご当地キティ」のキャラクターは約 3 千種類もある。担当者は「案内役にぴったり。」 ハローキティ新幹線を紹介する ホームページ。 (asahi = 3-15-18)

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エヴァ新幹線、5 月で運行終了 ファンは活用を期待

アニメ「新世紀エヴァンゲリオン」の世界を味わえる山陽新幹線こだま(500 系、8 両編成)の運行を 5 月 13 日に終了すると、JR 西日本が発表した。 「エヴァ初号機」をほうふつとさせる外装で、1 号車には操縦席を再現。 2015 年 11 月から 1 日 1 往復し、昨春までの予定が好評のため延長されていた。 デビュー 22 年目の 500 系は、現役新幹線で最も古い系統。 鉄道ファンは次の活用も期待する。 担当者は「派手な改造をしたので元に戻すのが大変です。」 (asahi = 1-23-18)

前 報 (11-23-15)


独 VW、欧米と中国の 16 工場で EV 量産 22 年までに

独フォルクスワーゲン (VW) は 13 日、電気自動車 (EV) の世界販売を加速させるため、グループで EV を生産する工場を現在の 3 工場から、2022 年までに欧米と中国の 16 工場に広げると発表した。 グループで 25 年までに年 300 万台の EV 販売を目指しており、量産体制を整える。 EV の生産拠点を現在のドイツなど欧州の 3 工場から、22 年までに欧州の 10 工場、現地企業と合弁を組む中国の 5 工場、米国の 1 工場に拡大する。 VW の昨年の世界販売では欧州と中国が約 8 割を占めており、主要市場で EV も生産する。

EV に必要な蓄電池については、欧州と中国で生産する車両向けに、韓国の LG グループなど複数のメーカーから計 200 億ユーロ(約 2 兆 6,400 億円)規模で調達することを決めたと明らかにした。 VW はディーゼル車の排ガス検査不正問題を受け、EV に軸足を移している。 ベルリンで記者会見したミュラー最高経営責任者 (CEO) は「変革をさらに加速させていきたい」と述べた。 (ロンドン = 寺西和男、asahi = 3-13-18)

前 報 (9-12-17)


AI でタクシー配車 待ち時間短縮、売り上げ増目指す

Jトヨタ自動車は 9 日、人工知能 (AI) を使ったタクシーの配車システムを東京都内で試験導入したと発表した。 需要を予測し、タクシー会社の利益向上や利用客の待ち時間短縮につなげる。 今後、全国の大都市圏への導入をめざす。

J開発したのは KDDI、アクセンチュア、タクシー大手の日本交通系のジャパンタクシーを加えた 4 社。 タクシーの運行実績や、KDDI の携帯電話利用者の位置情報などを元に、500 メートル四方のタクシー需要を 30 分単位で予測する。 2 月から、日本交通の東京都内を走る数台に導入したところ、売り上げが前月比で 2 割増えたという。 トヨタも出資するジャパンタクシーは、スマートフォンアプリでタクシーを呼んでもらうサービスを国内約 750 のタクシー会社の計 6 万台近くに提供している。 これが配車サービスの普及の基盤となりそうだ。 (asahi = 3-12-18)


「最高の」新幹線車両「N700S」公開 JR東海

JR 東海は 10 日、東海道新幹線の新型車両「N700S」の試験車両を同社浜松工場(浜松市)で報道機関向けに公開した。 走行試験を経て、2020 年度に導入される。 N700S は先頭車の角張った形状が特徴。 車体側面のロゴに描いた金色の「S」には、「最高の (Supreme) 新幹線車両」の意味を込めた。 全席にコンセントを配備し、座席の座り心地も改善した。 駅到着時に荷棚の照明が明るくなり、忘れ物に注意を促す。 トイレの面積も 10 - 20% 広くなった。 モーターを 70 キロ軽くするなど、駆動システムは 16 両編成で 11 トン軽量化した。 床下機器の小型化で、8 両や 12 両など自由な編成が可能になり、海外などへも売り込む。 (吉野慶祐、asahi = 3-10-18)

新型「N700S」を披露 JR 東海、環境安全性向上

JR 東海は 17 日、先頭車両に塗装を施した東海道新幹線の新型「N700S」を、日本車両製造豊川製作所(愛知県豊川市)で報道陣に披露した。 新幹線で初めてとなる発光ダイオード (LED) を使ったヘッドライトや、青いラインが入った車両が姿を現した。 環境、安全性能を高めたのが特長で、3 月 20 日から試験走行を始める。 新幹線鉄道事業本部車両部の古屋政嗣担当部長は「先端部の両側を立たせることで、空気抵抗を低減できた」と話した。

空気抵抗の低さと、駆動システムの小型軽量化などにより、現行の N700A に比べ消費電力を 7% 削減できる見込みだ。 車両の監視機能を強化し、基地から状況を素早く把握できるようにした。 車両は日本車両と日立製作所が製造し、2020 年度に営業運転を始める予定だ。 名称の「S」は「最高の」を意味する英語の形容詞「Supreme (スプリーム)」から取った。 N700 系は 07 年に登場し、13 年に改良型の N700A が導入された。 (sankei = 2-17-18)

前 報 (10-1-17)


JR 東、ホームドア大幅増へ 今後 15 年で 243 駅に

JR 東日本は 6 日、首都圏でのホームドアの整備対象を大幅に拡大し、今後 15 年で主要 24 路線のうち、東京からおおむね 50 キロ圏内の全 243 駅に設置を終えると発表した。 東京、新橋、横浜、国立競技場に近い千駄ケ谷、信濃町など 20 駅については、2020 年の東京五輪・パラリンピックに間に合わせる。

同社はこれまで、山手線、京浜東北線を中心に 55 駅の整備計画を公表し、すでに 31 駅で設置してきた。 五輪後には中央線、横浜線、埼京線などにも拡大。 25 年度末までは 1 日の平均乗降客数が 10 万人以上の駅を優先して設置し、32 年度末までに全駅で終える計画だ。 整備費は、設置済みも含め 5 千億円を超える見込み。

駅の構造などに合わせ、ドア部分を板ではなくフレーム構造にした軽量型の「スマートホームドア」も採用する。 従来型より費用は半額程度、工期も 4 割ほど短くなるという。 五輪までに新たに設置されるのは、東京、新橋、浜松町、品川新駅(仮称)、北浦和、南浦和、蕨、西川口、川口、王子、大森、蒲田、東神奈川、横浜、桜木町、千駄ケ谷、信濃町、新小岩、空港第 2 ビル、成田空港の 20 駅。 (千葉雄高、asahi = 3-7-18)


復活スープラ「クルマ好き興奮」 トヨタ、BMW と開発

トヨタ自動車は、往年の看板スポーツカー「スープラ」を復活させる。 提携している独 BMW との初の共同開発車で、2019 年前半に国内外で売り出す。 クルマの需要は、汎用品と愛好品への二極化が進みつつあり、スポーツカーにも力を注ぐ。 新型スープラは、02 年に生産を打ち切った当時と同じ後輪駆動の 2 ドアクーペだ。 市販する車の詳細は明らかにしていないが、試作車「GR スープラ・レーシング・コンセプト」を、6 日にスイスで始まったジュネーブ国際自動車ショーで初めて公開した。

新型は、トヨタが企画とデザインを、BMW が設計と開発を主に担っている。 関係者によると、トヨタは 17 年秋に新設したスポーツカーブランド「GR」から売り出す。 GR では現在、プリウスなどの既存車を改造して売っているが、新型スープラは GR 専用車種の第 1 弾となる見込み。 BMW は別名で売る予定だ。 スープラは日本では 1986 年の発売。 前身のスポーツカー「セリカ XX」の全面改良を機に、北米向けで先に使っていた「スープラ」に車名を統一した。 ル・マン 24 時間やスーパー GT など国内外のレースに出場。 幅広い年代から人気を集めた。

しかし、排ガス規制の強化を受けて 2002 年に生産を中止。 1986 年からの世界での累計販売台数は約 30 万台だ。 新型は国内では 3 代目となる。 トヨタと BMW は 2011 年、ハイブリッド車向けリチウムイオン電池の共同研究などで合意。 12 年にはスポーツカーの共同開発を発表した。 当時、豊田章男社長は「スポーツカー開発は BMW が最も得意とする分野。 両社の強みを生かし環境にも優しく世界中のクルマ好きを興奮させるスポーツカーの誕生を楽しみにしている。」と話していた。

近年は、1 台のクルマを複数で共有するカーシェアリングが普及。 車を所有しなくても利用できれば良いという人が増えている。 一方、子育てを終えた世代らが愛車を求める需要も高まっており、一時は下火となったスポーツカーにメーカー各社は再び力を入れ始めている。 (初見翔、asahi = 3-6-18)

スポーツカーをめぐる各社の取り組み
時期社名内容
16 年 7 月日 産GT-R を抜本的に刷新
16 年 8 月ホンダNSX をほぼ 10 年ぶりに復活
17 年 8 月マツダ初代ロードスターの補修用部品の生産再開を発表
17 年 9 月トヨタ新ブランドの GR を立ち上げ
17 年 11 月日 産新ブランドのオーテックを立ち上げ

燃料電池車普及へ水素スタンド整備 トヨタなど 11 社

トヨタ自動車や JXTG エネルギーなど 11 社は 5 日、水素で走る燃料電池車 (FCV) の普及に向け、水素スタンド整備を進める新会社を設立したと発表した。 現在の 100 カ所ほどから、2022 年度までに新たに 80 カ所増やす。 新会社「日本水素ステーションネットワーク合同会社」には、トヨタ、JXTG、ホンダ、日産自動車、出光興産、岩谷産業、東京ガス、東邦ガス、日本エア・リキード、豊田通商、日本政策投資銀行の 11 社が参加する。 トヨタの東京技術部主査の菅原英喜氏が社長を務める。

水素スタンドの建設や運営の共通化のほか、1 カ所で 4 億 - 5 億円かかるスタンド建設費について投資家からの出資を募る。 スタンド運営は自動車 3 社が資金支援する。 記者会見でトヨタの寺師茂樹副社長は「FCV 普及に向け、協調領域で各社で協力できるところはたくさんある」と話した。

二酸化炭素 (CO2) を出さない FCV は、現時点では電気自動車 (EV) より航続距離や充電時間などで優位だが、スタンドは少なく、車両は高価だ。 トヨタの FCV 「ミライ」が補助金込みでも 500 万円以上もする。 経済産業省によると、1 月末時点の保有台数は 2,400 台にとどまる。 経産省は 2020 年の FCV の保有台数を 4 万台にする計画で、スタンド整備で保有増につなげたい考えだが、車両価格の引き下げも大きな課題だ。 (asahi = 3-5-18)


ピーチ、パイロットを自社養成へ 年 10 人以上採用

格安航空会社 (LCC) のピーチ・アビエーション(大阪府田尻町)は 1 日、パイロットの自社養成を始めると発表した。 世界の航空需要が急拡大してパイロット不足が深刻な問題となるなか、人手確保に向けて独自策を打つ。 LCC としては国内で初めての取り組みになるという。

募集は夏ごろに始め、1 期生は 2019 年度に入社する。国籍は問わないが、来年春に大学を卒業する人らを対象とする方針。 森健明副社長は「航空会社でパイロットを取り合っても全体数は増えない。 これから伸びしろがあるのは LCC で、ピーチの成長のために必要だ。少なくとも年 10 人以上は採用したい。」と語った。 同社はこれまで、航空大学校などを出て操縦士免許を持つ人を採用してきた。 今後は未取得者にも門戸を開き、関西だけでなく首都圏でも採用に力を入れる。 養成のカリキュラムは、国内外の養成学校などと連携してつくる。 (伊沢友之、asahi = 3-4-18)


認知症や機能低下、4 人に 1 人 免許更新時の 75 歳以上

75 歳以上の人が運転免許を更新する際に義務付けられた認知機能検査で、埼玉県内で昨年、検査を受けた人の 4 分の 1 以上が、認知症や認知機能低下の恐れがあると判定されたことが、県警への取材でわかった。 一方、こうした判定をされた人が、死亡事故を起こした運転者に占める割合は全国より低かった。

75 歳以上の運転者に対する免許更新時の認知機能検査は、2009 年施行の改正道路交通法で義務付けられた。 検査結果により、認知症の恐れがある(第 1 分類)、認知機能低下の恐れがある(第 2 分類)、恐れがない(第 3 分類)に分類される。 更に昨年 3 月施行の法改正で、第 1 分類の人は医師の診断が必要になり、診断によっては免許の停止や取り消しができるようになった。 県警運転免許課によると、昨年の改正法施行後の県内の受検者(速報値)は約 9 万 5,500 人で、うち約 2 千人 (2%) が第 1 分類、約 2 万 3,100 人 (24%) が第 2 分類とされた。 割合は全国平均とほぼ同じ。 検査後の診断で 10 人が免許停止に、38 人が取り消しになった。 (平野尚紀、asahi = 3-3-18)

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死亡事故起こした 75 歳以上、半数が認知機能低下の恐れ

昨年 1 年間に交通死亡事故を起こした 75 歳以上のドライバーの 2 人に 1 人が、認知症や認知機能低下の恐れがあると判定されていたことが警察庁のまとめでわかった。 警察庁は、運転免許証の自主返納を促すなどの対策を進める。 75 歳以上のドライバーによる死亡事故は昨年、418 件(前年比 41 件減)で、過去 10 年で 2 番目に少なかった。

75 歳以上のドライバーについては、免許更新時や逆走など一定の違反をした時に、認知機能検査が義務づけられている。 「認知症の恐れがある(第 1 分類)」、「認知機能低下の恐れがある(第 2 分類)」、「低下の恐れがない(第 3 分類)」のいずれかに判定され、第 1 分類は医師の診断を受けなければならない。 警察庁によると、昨年に死亡事故を起こした 75 歳以上 418 人のうち、免許更新前だった 33 人をのぞく 385 人の検査結果は、第 1・第 2 分類の判定が 189 人 (49%) だった。 昨年までの 3 年間に検査を受けた約 525 万 5 千人で、第 1・第 2 分類とされた人は 32% だった。 警察庁は、認知機能の低下が事故の発生に影響している可能性があるとみている。

75 歳以上のドライバーが昨年 1 年間に起こした交通死亡事故は 418 件。 死亡事故全体に占める割合は 12.9% で前年より 0.6 ポイント減少した。 高齢運転者の認知症対策を強化した改正道路交通法が昨年 3 月に施行されたことの影響について、警察庁の担当者は「全体に占める割合の減少はわずかで、影響の有無はまだ判断できない」としている。 警察庁によると、75 歳以上のドライバーによる死亡事故は 2008 年 410 件で、14 年は 471 件に上った。 死亡事故全体に占める割合も増加傾向で、16 年は 13.5% に達していた。 (浦野直樹、asahi = 2-15-18)