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鳥インフル、今季はや 2 例 = 拡大防止へ対策徹底を - 農水省

高病原性鳥インフルエンザの感染が、岡山県と北海道の養鶏場で確認された。 今シーズンでは国内初で、10 月の発生は過去に例がない。 欧米をはじめ世界的な流行が続く中、野村哲郎農林水産相は「どこで発生してもおかしくない状況だ」と危機感を表明。 感染拡大防止に向け、防疫対策の徹底を呼びかけている。 鳥インフルは、主に渡り鳥が渡来する秋から翌年春にかけて発生。 渡り鳥がウイルスを運び、野鳥やネズミ、人の長靴などを通じて感染する。 高病原性は毒性が強く、鶏の致死率も高い。

昨シーズンは 2021 年 11 月から 22 年 5 月にかけ、12 道県で 25 例が確認された。 欧米の感染状況なども踏まえ、農水省の専門家チームは今シーズンについて「日本への侵入リスクは高い」と分析。 同省は、農場へ入る際の消毒や、ウイルスを媒介する小動物の侵入を防ぐネットの設置といった防疫措置を促してきた。

しかし、9 月には早くも神奈川県で野鳥の感染が判明し、現在までに 5 道県で 7 例確認。 養鶏場では今月 28 日、岡山県倉敷市と北海道厚真町で相次ぎ発生した。 両県は計約 34 万羽の殺処分に踏み切るとともに、近隣の養鶏場に対し、卵や鶏の移動・搬出制限措置を課した。 政府は同日、関係閣僚会議を開き、感染拡大防止へ万全の対応を取ることを確認した。 農水省の担当者は「衛生管理を徹底するほか対策はない。 自分の農場は自分で守るとの決意で、毎日感染防止の努力をお願いする。」と訴えている。 (リスク対策com = 10-29-22)


殺処分は 16 万羽超 北海道の鳥インフル、道が進捗状況を公表

北海道白老町の養鶏場と網走市の農場で高病原性鳥インフルエンザが発生した問題で、道は 17 日、対策本部会議を開き、同日正午までに 16 万羽超を殺処分したことを明らかにした。 養鶏場の鶏約 52 万羽を殺処分する予定の白老町では、32% にあたる約 16 万 5 千羽を処分。 大型鳥エミュー約 500 羽、鶏 115 羽が対象の網走市では、65% にあたるエミュー 282 羽、鶏 115 羽の処分を終えた。 同市によると、エミューを押さえつける作業をしていた職員 1 人が右肩にけがを負ったという。

2016 年に清水町で発生した高病原性鳥インフルエンザでは、約 28 万 4 千羽の殺処分に時間がかかった。 今回は当時の教訓を踏まえた上、気象条件が良いこともあり、作業は順調という。 殺処分や消毒などの防疫措置は、白老町で 27 日以降、網走市で 18 日以降に終わる見通しという。 道によると、現場周辺の農場からは異常がある家禽の報告はないという。 (中野龍三、神村正史、asahi = 4-17-22)

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タヌキからも高病原性鳥インフル キタキツネに続き 北海道で感染増

北海道は 8 日、札幌市内で見つかった衰弱したタヌキ 1 匹が、高病原性鳥インフルエンザウイルスに感染していたと発表した。 道や環境省によると、国内でのタヌキの感染は初とみられる。 札幌市では 4 日にも、国内の哺乳類で初となるキタキツネへの感染が確認された。 道内では今シーズン、野鳥への高病原性への感染が過去最多ペースで、道は警戒を強めている。

3 月 31 日 - 4 月 1 日に市内 2 カ所でハシブトガラスの死体がみつかり、高病原性への感染が確認された。 うち 1 カ所の近くでタヌキがみつかった。 昨年 10 月以降、道内では感染した野鳥の死体が 33 件発見され、過去最多を更新している。 感染したキツネやタヌキは、こうした野鳥を食べて感染した可能性があるという。 人に感染する可能性は低いが、相次ぐ哺乳類からの確認に、道は感染が拡大しているとみて、死んでいる野生の鳥獣を素手で触らないよう注意を呼びかけている。 (中野龍三、asahi = 4-8-22)


青森、養鶏場で鳥インフル確認 約 7,000 羽を殺処分へ

青森県は県内の養鶏場で鳥インフルエンザが確認されたと発表しました。 県は、養鶏場のニワトリおよそ 7,000 羽を殺処分する方針です。 青森県によりますと、11 日、三戸町の養鶏場から飼育しているニワトリが多数、死んでいると保健衛生所に連絡がありました。 死んだニワトリは 194 羽で、県が遺伝子検査を行った結果、13 羽中 10 羽で鳥インフルエンザが確認されました。

これを受けて県は、養鶏場のニワトリおよそ 7,000 羽を 24 時間以内に殺処分する方針を決めました。 今後、24 時間以内に国や県が半径 3 キロ以内の養鶏場に立ち入り、ウイルス検査などを実施する予定です。 国内での今シーズンの鳥インフルエンザの確認は 9 例目です。 (テレ朝 = 12-12-21)


熊本の養鶏場で鳥インフル 国内で今季 5 例目 6 万 7 千羽の処分開始

熊本県は 3 日、同県南関町の養鶏場で鳥インフルエンザ(H5 亜型)の感染を確認したと発表した。 高病原性の疑いがあるという。 県はこの養鶏場で飼われている約 6 万 7 千羽の殺処分と、周辺地域で鶏などの移動や搬出の制限を始めた。 国内で今季 5 例目、九州では鹿児島県出水市の 2 例に続く鳥インフル確認となる。 熊本県は 2 日、南関町細永の養鶏場からの連絡を受けて遺伝子検査をし、農研機構による検査データの検討を経て、国が 3 日、感染を確認した。 農研機構で改めて遺伝子検査をし、致死率が高い高病原性か調べる。

県は結果が判明した直後の 3 日午前 4 時から県職員約 660 人態勢で殺処分を始めた。 72 時間以内に埋却や養鶏場の消毒までを終える予定。 熊本、福岡両県が設けた鶏や卵の移動制限区域(半径 3 キロ以内)には 4 農場(計約 6 万 3 千羽)、搬出制限区域(半径 3 - 10 キロ以内)に 18 農場(計約 81 万 4 千羽)がある。 移動制限区域の 4 農場には同日、熊本県職員が立ち入り検査をし、感染が拡大していないか調べる。 搬出制限区域の道路には、畜産関係車両を対象にした消毒ポイントを 6 カ所設置した。 県内での鳥インフル感染は、2016 年 12 月に南関町の養鶏場で確認されて以来 5 年ぶり。 (長妻昭明、asahi = 12-3-21)


兵庫・姫路の養鶏場で鳥インフル感染確認 15 万 5 千羽を殺処分へ

|兵庫県は 17 日、同県姫路市内の養鶏場で鳥インフルエンザ(H5 亜型)の感染を確認したと発表した。 高病原性の疑いがあるという。 県はこの養鶏場で飼われている採卵鶏約 15 万 5 千羽の殺処分を始めた。 全国では今季 4 例目となる。 県は自衛隊に災害派遣を要請し、対策本部会議を開いて対応を検討した。 農林水産省とも協議する。

すでにこの養鶏場を緊急消毒し、半径 3 キロ圏内でのニワトリなどの移動、半径 10 キロ圏内にある養鶏場からのニワトリなどの搬出を禁止する区域を設定した。 周辺に畜産関係車両を消毒する地点も設ける。 殺処分に 3 日程度、防疫作業全体で 1 週間程度かかる見込みという。  県によると、16 日午後 4 時ごろ、市内の養鶏場から姫路家畜保健衛生所に、「通常は数羽だが、数十羽死んでいる」と通報があった。 同所の職員が立ち入り検査し、12 羽から検体を採取。 簡易検査の結果、陽性反応が出た。 17 日に遺伝子検査で感染が判明した。 (武田遼、asahi = 11-17-21)


鹿児島・出水で再び鳥インフルか 3 万 8 千羽の殺処分終えたばかり

鹿児島県は 14 日、県北西部の出水市の養鶏場で鳥インフルエンザの感染が疑われる鶏が新たに見つかったと発表した。 簡易検査の結果、陽性反応が出た。 国が PCR 検査を実施し、鳥インフルエンザかどうかを判定する。 確定すれば国内の養鶏場では今季 3 例目、九州では今季 2 例目となる。 出水市では 12 日にも高病原性鳥インフルエンザが発生し、すでに約 3 万 8 千羽の殺処分が終了している。

県によると、13 日に鶏や卵の移動を禁じる「移動制限区域(国内 2 例目の発生農場から 3 キロ圏内)」にある 23 の養鶏場を対象にした鶏の遺伝子検査で、一つの農場から感染が疑われる検体を確認。 14 日に県家畜保健衛生所が簡易検査し、死んだ鶏 5 羽のうち 3 羽で陽性を確認した。 現在、国が PCR 検査を実施している。 感染が確定した場合、県は「移動制限区域」や区域外への持ち出しを禁じる「搬出制限区域」を設定し、この養鶏場で飼育している採卵鶏 1 万 1 千羽の殺処分を始める。

県は 14 日夜に開いた記者会見で、緊急措置としてこの養鶏場で飼育している鶏や物品などの持ち出し禁止と、周辺農場の移動自粛の要請に着手したことを説明。 殺処分に向けて職員を動員する準備も始めた。

国内 2 例目は 3 万 8 千羽の殺処分を終える

鹿児島県は 14 日、高病原性の鳥インフルエンザ(H5 亜型)が発生した同県出水市の養鶏場で、対象となる約 3 万 8 千羽の殺処分を終えたと発表した。 現時点で防鳥ネットの破れなど防疫態勢の不備は見つかっていないという。 殺処分は 13 日から県職員約 900 人態勢で進めていた。 (白石昌幸、asahi = 11-14-21)


鹿児島県出水市の養鶏場で鳥インフル疑い

鹿児島県によると、出水市の養鶏農場の鶏について鳥インフルエンザの簡易検査をしたところ、陽性だったことが分かった。 高病原性かどうか確認している。 鹿児島中央家畜保健衛生所で遺伝子 (PCR) 検査中。 13 日未明に結果が判明し、農林水産省が疑似患畜と判定すれば、農場の鶏はすべて殺処分される。 県は 11 日、出水市の荒崎干拓地内にあるツル越冬地のねぐらの水から、高病原性鳥インフルエンザウイルスを検出したと発表していた。 国内での野鳥関連での確認は今季初。 (南日本新聞 = 11-12-21)

【鳥インフルエンザ】 A 型インフルエンザウイルスの感染による鶏など鳥類の疾病。 家畜伝染病予防法は、高病原性、低病原性、その他を規定する。 高病原性に感染すると、死亡率が上昇し、高い場合には 100% となる。 鳥から人へは感染しにくく、鶏肉や卵を食べたことによる感染も報告されていない。


秋田で検出の鳥インフルエンザウイルスは致死率高い「H5N8 型」

秋田県の養鶏場で検出された、鳥インフルエンザウイルスは、昨シーズン、過去最大規模の感染拡大を引き起こしたのと同じ、致死率の高い高病原性の「H5N8 型」であることが国の研究機関の分析で分かりました。 養鶏場では、ネズミが侵入したとみられる痕跡があったということで、農林水産省は侵入対策や消毒を徹底するよう呼びかけています。 秋田県横手市の養鶏場で、今シーズン初めて鳥インフルエンザが発生したことを受けて、農林水産省は専門家の委員会を開きました。

検出されたウイルスは、国の研究機関での分析で、高病原性の「H5N8 型」と確認され、昨シーズン、国内で殺処分数が過去最多となった感染を引き起こしたのと同じ型で、先月には、ヨーロッパで野鳥などで 3 件確認されているということです。 また、委員会では、現地に派遣された専門家のチームから、野鳥が飛来する可能性がある水場が養鶏場の敷地内にあることや、鶏舎に空気を入れる設備に穴が空いていて、ネズミが侵入したとみられる痕跡があったことなどが報告されたということです。

農林水産省は、小型の野生動物がウイルスを持ち込んだ可能性があるとして、侵入口となる穴を塞ぐことや防鳥ネットの整備、それに消毒などの対策の徹底を呼びかけています。 農林水産省動物衛生課は「これから渡り鳥が多く飛来する時期を迎えるので全国的に警戒を強めてほしい」と話しています。

鹿児島・出水の「ツルのねぐら」からも検出

秋田県の養鶏場で鳥インフルエンザウイルスが検出され、警戒が強まる中、鹿児島県出水市でツルが羽を休めるねぐらから高病原性の鳥インフルエンザウイルスが検出されました。 国内で野鳥が生息する場所から鳥インフルエンザウイルスが検出されたのは今シーズン初めてです。 鹿児島県や環境省によりますと、鹿児島県出水市荒崎地区の、飛来したツルが羽を休める「ツルのねぐら」で今月 8 日に採取された水から、高病原性の「H5 型」の鳥インフルエンザウイルスが検出されたということです。

これを受けて環境省は、採取された地点の半径 10 キロ圏内を「野鳥監視重点区域」に指定するとともに、12 日から県や出水市とともに、周辺で死亡している野鳥がいないかなど緊急調査を行うことにしています。 また、県は半径 3 キロの範囲内にある合わせて 13 の養鶏場で立ち入り調査を行いましたが、異常は確認されなかったということです。 国内で野鳥が生息する場所から高病原性の鳥インフルエンザウイルスが検出されたのは、今シーズン初めてです。 鹿児島県畜産課の今藤豊重・家畜防疫対策監は「県内にもウイルスが侵入していることがわかったので、養鶏業者にはさらに警戒を呼びかけていきたい」と話しています。

秋田・鹿児島で鳥インフル検出 警戒レベルを最高に 環境省

秋田県横手市の養鶏場のニワトリに続き、鹿児島県出水市の水田の水からも高病原性の鳥インフルエンザウイルスが検出されたことを受けて、環境省は 11 日、全国の警戒レベルを最も高い「3」に引き上げました。 全国の自治体に対し、野鳥の監視態勢を強化することなどを求めています。 また、それぞれ半径 10 キロ圏内を野鳥を監視する重点区域に指定し、それぞれの県とともに野鳥の感染状況などを確認する緊急調査を行うことにしています。

環境省では、鳥インフルエンザウイルスは感染した鳥と過度な接触をしないかぎり、人には感染しないと見られるものの、鳥の排せつ物に触れた際には、手洗いとうがいをよくすることや、野鳥の死骸を見つけても触らずに、自治体に連絡することなどを呼びかけています。 (NHK = 11-11-21)


鳥インフル H5N8 亜型、ヒトへの感染を初確認 ロシア

ロシアの衛生管理当局は 20 日、感染力の強い高病原性鳥インフルエンザウイルス(H5N8 亜型)について、鳥からヒトへの感染を世界で初めて国内で確認したと発表した。 ヒトからヒトへの感染例は確認されていないという。 ロシア消費者権利・福祉監督庁によると、感染が確認されたのは昨年 12 月に鳥インフルエンザが検出されたロシア南部の養鶏場の職員 7 人。 症状は軽くすでに全員回復しており、感染の拡大は防げているという。 同庁は世界保健機関 (WHO) にも報告した。

同庁のポポワ長官は「(この亜型は)鳥からヒトへの感染能力は獲得したが、現時点ではヒトからヒトには感染しない」との見方をしめした。 H5N8 亜型は、日本でも各地の養鶏場や野鳥などから確認されている。 北海道大学人獣共通感染症リサーチセンターの喜田宏・特別招聘教授は「今回のヒトへの感染は偶発的な例とみられ、基本的には大きな心配はない。 ただ、感染の広がりなど、今後の経過は冷静に見ていく必要がある。」と話す。 (モスクワ = 石橋亮介、asahi = 2-21-21)


徳島・美馬の養鶏場で鳥インフルエンザウイルス検出

徳島県美馬市の養鶏場で複数のニワトリが死んでいるのが見つかり、遺伝子検査の結果、鳥インフルエンザウイルスが検出されました。 去年 11 月以降、全国の養鶏場などで確認された鳥インフルエンザはこれで 47 例目となりました。 徳島県によりますと、8 日夜美馬市の養鶏場からニワトリが複数死んでいると連絡があり、遺伝子検査の結果、高病原性のおそれがある「H5 型」の鳥インフルエンザウイルスが検出されました。

これを受けて徳島県は、9 日危機管理対策本部会議を開き、この養鶏場で飼育されているニワトリおよそ 8,000 羽の処分を始めたことや、養鶏場から半径 3 キロ以内をニワトリや卵の移動を禁止する「移動制限区域」に、その外側の半径 10 キロ以内を外への出荷を禁止する「搬出制限区域」にそれぞれ指定したことなどが報告されました。 また、周辺の道路の 7 か所に消毒ポイントを設け、畜産関係の車両の消毒を行うことも確認しました。

飯泉知事は「鳥の処分や消毒など速やかな防疫措置をとり、感染防止に全力で対応してほしい」と指示しました。 徳島県内の養鶏場で鳥インフルエンザが確認されたのは、去年 12 月の阿波市に続いて2 例目です。 また、去年 11 月以降、鳥インフルエンザの発生が確認されたのは、西日本の広い範囲や千葉県、茨城県など、合わせて 17 の県の養鶏場など 47 か所となりました。 (NHK = 2-9-21)


鳥インフル、採卵鶏 115 万羽を殺処分へ 千葉の養鶏場

千葉県は 7 日、同県多古町の養鶏場で、鳥インフルエンザ感染の疑いが濃厚な鶏が確認されたと発表した。 県は同農場が飼育する採卵鶏約 115 万羽すべてを殺処分する方針。 県によると、6 日午後、同農場の鶏舎 1 棟で 6 羽がまとまって死んでいるのが見つかった。 県の簡易検査で陽性となり、農林水産省の詳しい検査で感染の疑いがある「疑似患畜」と判定された。 県内での発生は今季 7 例目。 (asahi = 2-7-21)


「鳥インフル」 42 万羽を殺処分

千葉県・旭市の養鶏場で、鳥インフルエンザの感染が確認されました。 県内の農場での発生は、今シーズン 6 例目となります。 千葉県によりますとこの養鶏場できのう、およそ 20 羽が死んでいるのが見つかり、検査の結果鳥インフルエンザウイルスが検出されたということです。 県はおよそ 42 万羽の殺処分を進めるため自衛隊に災害派遣を要請しました。 (テレ東 = 2-6-21)


茨城 城里町の養鶏場で鳥インフルエンザ 約 84 万羽殺処分開始

茨城県城里町にある県内で最大規模の養鶏場で 1 日、ニワトリが相次いで死んでいるのが見つかり、遺伝子検査の結果、鳥インフルエンザウイルスが検出されました。 茨城県は、けさからこの養鶏場のおよそ 84 万羽のニワトリの殺処分を行っています。 茨城県によりますと、1 日午後 3 時ごろ、城里町の卵を採取する養鶏場から「ニワトリが相次いで死んでいる」と連絡があり、遺伝子検査を行ったところ、2 日になって高病原性の「H5 型」の鳥インフルエンザウイルスが検出されました。

県は午前 7 時からニワトリおよそ 84 万羽の殺処分を始めるとともに、自衛隊に災害派遣を要請しました。 また県は、この養鶏場から半径 3 キロ以内をニワトリや卵の移動を禁止する「移動制限区域」に、半径 10 キロ以内をその地域からの出荷などを禁止する「搬出制限区域」にしました。 茨城県内で鳥インフルエンザが発生したのは、15 年前の 2006 年以来です。

県は人が鶏肉や卵を食べることで、鳥インフルエンザに感染した事例はないとしたうえで、感染の拡大を防ぐため、自衛隊も含めて 1,000 人態勢でニワトリの処分や養鶏場周辺の消毒、それに養鶏場に出入りする車両の消毒などにあたることにしています。 県によりますと、2018 年の鶏卵の産出額と生産量は茨城県がいずれも全国 1 位となっていて、今回、発生した養鶏場は県内でも最大規模だということです。 また、鳥インフルエンザの発生を受けて、県は養鶏場などに対し、野鳥や小動物が農場に入らないようネットなどの点検や補修を行うことや、消毒の徹底を呼びかけています。 (NHK = 2-2-21)


基準守らない養鶏農家公表 鳥インフルで農水相方針

野上浩太郎農水相は 23 日、各地で相次ぐ鳥インフルエンザの発生を受け、養鶏農家などが国の衛生管理基準を順守しない場合、事業者名を公表するよう都道府県に指示する方針を示した。 農林水産省内で開いた防疫対策本部で明らかにした。 感染拡大防止に向け、養鶏農家の衛生管理を徹底する狙い。 農水省によると、基準を順守しない事業者名の公表は、昨年 7 月施行の改正家畜伝染病予防法に基づく措置で、実際に適用すれば初めてのケースになる。 防疫対策本部は富山県小矢部市での鳥インフルエンザ発生を受けて開催した。 今季の発生はこれまで計 16 県、計 38 例に達している。 (sankei = 1-23-21)


千葉・いすみ 別の養鶏場で鳥インフルエンザの疑い

先月、市内の養鶏場で鳥インフルエンザウイルスが検出された千葉県いすみ市で、10 日、別の養鶏場でニワトリ 5 羽がまとまって死んでいるのが見つかり、千葉県が簡易検査を行ったところ、陽性の疑いのある反応が出ました。 県はさらに詳しい遺伝子検査を行っています。 県は 10 日午後 6 時から対策本部会議を開き、対応を協議しました。 現在鳥インフルエンザかどうか確定するための詳しい遺伝子検査を行っていて、正式な結果は 11 日朝に判明する見通しです。

この養鶏場では 114 万羽余りのニワトリを飼育しているということで、鳥インフルエンザと確認されれば、県はニワトリの殺処分を進める方針です。 この養鶏場から 3 キロ圏内にある近くの養鶏場では、先月、鳥インフルエンザウイルスが検出され、現在、殺処分した 110 万羽余りのニワトリを埋めるなどの防疫措置が進められています。 会議の中で、森田知事は「地元の市と密接に連携して迅速に初動対応するとともに、不安と混乱が生じないよう県民に速やかで正確な情報を提供してほしい」と指示しました。 (NHK = 1-10-21)


岐阜の養鶏場で鳥インフル 今季 14 県目、東海初

岐阜県は 2 日、同県美濃加茂市の養鶏場で死んだ鶏が見つかり、遺伝子検査の結果、鳥インフルエンザ陽性を確認したと明らかにした。 県は同日午後に防疫対策本部の会議を開き、殺処分や消毒について協議する。 今季の養鶏場での発生確認は千葉などに続き 14 県目で、東海地方では初めて。 岐阜県によると、この養鶏場で 1 日、死んでいる鶏が見つかったという。 (kyodo = 1-2-21)


千葉で鳥インフル 東日本初、116 万羽殺処分

千葉県は 24 日、いすみ市の採卵鶏の養鶏場で致死率の高い高病原性とみられる鳥インフルエンザが発生したと発表した。 鳥インフルは 11 月以降、西日本で相次いで発生が確認されているが、東日本では今シーズン初めて。 同県は採卵鶏の飼養数で茨城県に次いで全国 2 位。 今回の養鶏場は国内最大規模。 千葉県は、飼育されている約 116 万羽すべてを殺処分する。 1 事例当たりの殺処分数としては全国で過去最多という。 早期に処分を終わらせるため、自衛隊に派遣を要請した。 県は発生地から半径 3 キロ圏内の養鶏場に対し鶏や卵の移動を、3 - 10 キロ圏内に対しては 10 キロ圏外への持ち出しをそれぞれ禁じる。 (jiji = 12-24-20)


岡山でも鳥インフル、過去最多 64 万羽の殺処分を開始

岡山県は 11 日、同県美作市の養鶏場で死んだ鶏から鳥インフルエンザウイルス(H5 亜型)を検出したと発表した。 県はこの養鶏場で飼育している鶏約 64 万羽の殺処分を始めた。 今季、養鶏場の感染確認は 9 県目。 農林水産省によると、1 養鶏場の殺処分数としては記録が残る 2004 年以降最多で、作業完了まで 1 週間程度かかる見込み。

県によると、10 日に養鶏場から大量死の通報があり、簡易検査で陽性と判明。 遺伝子検査を進めていた。 この養鶏場はひなを採卵できるまで飼育する施設で、親鳥はいない。 通常は飼育した鶏や、肥料用の鶏ふんを兵庫県などの別の施設に出荷しているが、10 日は発送はなかったという。 岡山県は、現場から半径 3 キロ圏内を鶏や卵の移動を禁止する移動制限区域に、半径 3 - 10 キロ圏内を域外への搬出制限区域に設定した。 対象区域には 8 か所の養鶏場があり、約 96 万羽が飼育されている。 (yomiuri = 12-11-20)


和歌山県紀の川市の養鶏場で鳥インフル検出 高病原性か

和歌山県は 10 日、同県紀の川市の養鶏場で高病原性の疑いがある鳥インフルエンザウイルスが検出されたと発表した。 同日午前、飼育されている採卵用鶏約 6 万 7 千羽の殺処分を始めた。 今シーズン、兵庫や奈良など西日本を中心に養鶏場で相次いで感染が確認されている。 この日は大分県佐伯市宇目の養鶏場でも高病原性の疑いがある鳥インフルエンザウイルスが検出されており、今季の養鶏場での発生は 8 県となった。

県によると、紀の川市の養鶏場で 9 日、鶏が死んでいると通報があり、簡易検査で陽性が判明。 10 日未明に PCR 検査で確定した。 県内の養鶏場で感染が確認されたのは平成 23 年 2 月以来。 殺処分は、県職員ら計約 280 人態勢で作業にあたり、14 日に終える予定。 殺処分後に焼却する。 県は、感染が発生した養鶏場から半径 3 キロ以内の 1 農場(440 羽飼育)に鶏や卵の移動を禁じたほか、3 - 10 キロ以内にある 6 農場(計約 2 万 2 千羽飼育)に鶏や卵の区域外搬出を禁止した。

県は 10 日午前、対策本部会議を開いて対応を協議。 仁坂吉伸知事は自衛隊に災害派遣を要請した。 農林水産省は宮内秀樹副大臣を派遣し、午後に仁坂知事と会談する予定。 紀の川市内の県農業試験場などには畜産関連車両などを対象に消毒ポイントが設けられ、県職員らが出入りする車のタイヤ部分などを入念に消毒した。 市内の養鶏業者の 40 代男性は、23 年に発生した際は「売り上げが 7 割減になった」と振り返り、今回も「風評被害が心配」と話した。 (sankei = 12-10-20)


広島で鳥インフル 採卵鶏農場 13 万羽の殺処分始まる

広島県は 7 日、同県三原市の採卵鶏農場で鳥インフルエンザが発生したと発表した。 遺伝子検査の結果、鳥での感染力や致死率が高い高病原性の H5 亜型の疑いが強いと判明。 県はこの採卵鶏農場と、同じ法人が経営する同市内の別の農場の 2 カ所で計約 13 万 4 千羽の殺処分を始めた。 国内の養鶏場での鳥インフル感染は今年、香川や兵庫に続いて 6 県目で、広島県内では初めて。 農林水産省も疫学調査チームを現地へ派遣し、感染経路を調べている。

広島県によると、6 日午前、採卵鶏農場から通報があり、遺伝子検査の結果、7 日に H5 亜型の遺伝子が確認された。 県職員や自衛隊員計約 860 人態勢で殺処分を進めている。 県は同日朝に危機対策本部を設置。 採卵鶏農場から半径 3 キロ以内の養鶏場に移動制限、半径 3 - 10 キロの養鶏場に区域外への搬出制限を設定した。 農水省の池田道孝政務官も広島入りし、報道陣に対して「とにかく初動対応が重要。 原因を調べ、ウイルスの侵入を防ぐ措置を講じる。」と話した。 湯崎英彦知事は「厳しい事態だが、拡大防止のために万全を期したい」と話している。 (松島研人、asahi = 12-7-20)


奈良・五條市の養鶏場、高病原性の鳥インフル検出 … 8 万 3,000 羽を殺処分

奈良県は 6 日、同県五條市の養鶏場の採卵鶏から高病原性の鳥インフルエンザウイルス(H5 亜型)を検出したと発表した。 県は家畜伝染病予防法に基づき、6 日午前、この養鶏場の計約 8 万 3,000 羽を順次殺処分する。 養鶏場での感染は香川、福岡、兵庫、宮崎に続き今季 5 県目。 県によると、5 日午前、養鶏場で鶏 30 羽が死んでいるのが見つかり、県家畜保健衛生所に通報があった。 県が遺伝子検査を実施し、ウイルスが検出された。 県は半径 3 キロ圏内を鶏や卵の移動制限区域、半径 3 - 10 キロを搬出制限区域に設定。 3 キロ圏内には 2 農場(計 70 羽)、3 - 10 キロ圏内には 10 農場(計約 4 万 7,000 羽)あるという。 (yomiuri = 12-6-20)


宮崎でも鳥インフルエンザ ニワトリ約 4 万羽殺処分

1 日、宮崎県日向市東郷町の養鶏場で高病原性鳥インフルエンザへの感染が確認されました。 先月 30 日、この養鶏場で「約 60 羽のニワトリが死んでいた」と通報がありました。 その後、遺伝子検査で H5 亜型の鳥インフルエンザウイルスが検出されました。 県はニワトリの殺処分と埋却を進め、約 4 万羽の殺処分が完了しました。 また、都農町の養鶏場からも今月 1 日午後、「死んでいるニワトリが増加した」との通報があり、簡易検査を行ったところ陽性反応が出ました。 県では現在、遺伝子検査を行っていて、自衛隊の派遣に向けた調整を行っています。 (テレ朝 = 12-2-20)


鳥インフル「ついに来たか」養鶏王国・九州に緊張 防疫徹底へ動き加速

「ついに来たか−。」 九州では今季初となる鳥インフルエンザが福岡県で確認された 25 日、九州の行政機関や養鶏関係者は防疫態勢の強化を再確認するなど警戒を高め、現場となった宗像市の養鶏場では早朝から慌ただしく消毒作業や殺処分が始まった。 九州は宮崎、鹿児島県のブロイラー飼育数が全国有数の「養鶏王国」。 福岡県宗像市での感染発生を受け、各県や養鶏業者は防疫態勢の徹底を再確認。 越冬のため日本に飛来する野鳥が増える初冬はウイルスが広がりやすく、緊張が高まった。

福岡県内の養鶏会社の社長は「ついに出たか、という印象だ。」 ここ数年、野鳥の鳥インフル感染が相次いでおり、警戒していたという。 養鶏場の敷地に消毒用の消石灰を散布したり、出入りする車両や人を消毒したり、業界が示すガイドラインに沿って対策をしている。 「発生するとわれわれは県に届け出て、決められた方針に従うしかない。 これ以上、感染が広がらないように早急に対応してもらいたい。」と話した。 約 2 万羽の鶏を飼育している長崎県島原市の養鶏場では、鶏舎 4 棟に防鳥ネットを張り、消石灰をまいて消毒に努めてきた。 経営する男性 (50) は「何としても水際で食い止めなければいけない。 こうした取り組みをひとつひとつ徹底していくしかない。」と話した。

宗像市と同じく九州北岸の北九州市は、庁内会議で感染が確認された際の対応を確認し、市内の 5 養鶏場に防鳥ネット確認や消毒徹底を呼び掛けた。 佐賀、長崎、熊本、大分県は緊急の会議を開催。 養鶏場への消石灰配布などを急いだ。 畜産統計によると、ブロイラーの飼育数(2019 年)は宮崎、鹿児島県ともに約 2,800 万羽で都道府県別で 1、2 位。 宮崎県養鶏協会(宮崎市)は 25 日、以前から予定していた会員向け鳥インフル対策研修会をオンライン方式で開き、野生動物の鶏舎への侵入防止など対策徹底を改めて呼び掛けた。 古沢邦夫専務理事は「このタイミングで九州に感染例が出るとは。 宮崎に迫っていると感じる。 業者もピリピリしている。」と話した。

緊迫する福岡「怖い」

鳥インフルエンザの陽性が確認された福岡県宗像市の養鶏場周辺では 25 日、養鶏場に通じる道路に消石灰がまかれて立ち入り禁止となり、県職員らが鶏の殺処分や袋詰めの作業に追われた。 発生養鶏場には、同日未明から県職員が集まり、殺処分の準備に着手。 入り口の道路では防護服に長靴の職員が資材を運び入れる車両を入念に消毒していた。 近所の農業男性によると、養鶏場には約 10 棟の鶏舎があり、各鶏舎には肉用鶏が約 8 千 - 9 千羽平飼いされていたという。 男性は「身近な場所での発生はやはり怖い。 処分される鶏もかわいそうだ。」と話していた。

近くの消毒ポイントでは、県職員が午前 5 時から作業を開始。 防護服姿の数人が消毒用のマットを道路に敷き、車両の通行でマットが乾くと、バケツで消毒液を振りかけていた。 近隣の養鶏場の関係者は「人ごととは思えない出来事。 年間を通じて防疫には力を入れているが、今後は出入りする車両の消毒を徹底したい。」と気を引き締めていた。 (床波昌雄、西日本新聞 = 11-26-20)


鳥インフルウイルス検出と発表 淡路市の養鶏場で 兵庫県

兵庫県は淡路市の養鶏場でニワトリが相次いで死んでいるのが見つかり、鳥インフルエンザウイルスが検出されたと発表しました。 県は、この養鶏場のニワトリ 14 万羽余りの殺処分や周辺の消毒を行うとしています。 兵庫県によりますと 25日午前、淡路市の養鶏場の管理者から「ニワトリが 10 数羽死んでいる」と連絡がありました。 県が検査した結果、このうちの 1 羽から「H5 亜型」の鳥インフルエンザウイルスが検出されました。 致死率が高い高病原性のウイルスで、国でさらに詳細な検査を行うということです。 県はこの養鶏場のニワトリおよそ 14 万 6,000 羽の処分や周辺の消毒を行うとしていて、自衛隊に災害派遣要請を行いました。

また、
▽ 半径 3 キロ以内をニワトリや卵の移動を禁止する「移動制限区域」に、
▽ 半径 10 キロ以内をその地域からの出荷を禁止する「搬出制限区域」にそれぞれ指定し、まん延防止の措置を進めています。

兵庫県内の養鶏場で鳥インフルエンザウイルスが検出されるのはこれが初めてです。 県は対策本部を設置し、養鶏場の周辺に消毒ポイントを設けるとともに今後ほかの養鶏場に異常がないか調べることにしています。 鳥インフルエンザウイルスは、今月に入り香川や福岡の養鶏場でも検出されていて農林水産省は衛生管理の徹底などを呼びかけています。 兵庫県の井戸知事は記者会見で「仮に鶏肉を食べても人に感染することはない。 今後まん延の防止措置に万全を期していく。」と述べました。 (NHK = 11-25-20)


香川・三豊の養鶏場で鳥インフルか 陽性確定なら 5 例目

香川県三豊市の養鶏場の鶏から、簡易検査で鳥インフルエンザウイルスの陽性反応が出たことが 14 日、県への取材でわかった。 県が遺伝子検査を進めており、15 日未明には結果が判明する。 陽性が確定すれば、香川県内の養鶏場で今季 5 例目の鳥インフルエンザとなる。 県によると、14 日午前に三豊市内の養鶏場から「死んでいる鶏の羽数が多い」と県西部家畜保健衛生所に連絡があった。 県が立ち入り検査し、簡易検査を実施したところ、一部から陽性反応が出たという。 三豊市内では今月 5 日以降、半径約 2 キロ内の養鶏場 3 カ所で鳥インフルエンザが発生していて、今回の養鶏場も近い場所にあるという。 (大野正智、asahi = 11-14-20)


香川でまた鳥インフル発生か 東かがわ市の養鶏場で陽性

香川県東かがわ市の養鶏場の鶏から、簡易検査で鳥インフルエンザウイルスの陽性反応が出たことが 7 日、県への取材でわかった。 香川県内では三豊市の養鶏場で 5 日、高病原性の鳥インフルエンザが発生し、県が約 33 万羽の殺処分を進めている。 県によると、7 日午後 1 時半ごろ、東かがわ市の養鶏場から「鶏が十数羽死んでいる」と県家畜保健衛生所に連絡があった。 13 羽に簡易検査をし、一部から陽性反応が出たという。 県は 7 日夜、遺伝子検査で確定させるため、13 羽の検体を茨城県つくば市の国の機関に送り、8 日午前に検査結果が判明する見込みだという。 三豊市の養鶏場とは 40 キロ以上離れていることなどから、直接の関連性はないとみている。 (大野正智、asahi = 11-7-20)


香川で鳥インフル 2 年 10 カ月ぶり、33 万羽殺処分へ―鶏肉・卵の輸出、一時停止

農林水産省は 5 日、香川県三豊市の養鶏場で高病原性鳥インフルエンザが発生したと発表した。 国内の養鶏場では 2018 年 1 月以来 2 年 10 カ月ぶり。 飼育している約 33 万羽は殺処分される。 鶏肉や卵の輸出はいったん停止する。 農水省は、同県以外からの輸出については継続できるよう相手国・地域と交渉する方針。 官邸で同日開かれた関係閣僚会議で、加藤勝信官房長官は「政府一丸となって、感染拡大防止のために万全の対応を取っていきたい」と述べた。

香川県は 4 日、今回の養鶏場から鶏が死ぬケースが増えたとの連絡を受け、立ち入り検査を実施。 さらに遺伝子検査を行い、5 日に感染の疑いがある「疑似患畜」であることを確認した。 県は鶏の殺処分と同時に、半径 3 キロ圏内にある 26 戸の養鶏場に対し鶏や卵を移動させないよう、3 - 10 キロの 89 戸には鶏などを 10 キロ圏外に持ち出さないよう、それぞれ求めた。 (jiji = 11-5-20)



野鳥の死骸から鳥インフル陽性 簡易検査で判明 島根

島根県は 16 日、同県浜田市で回収した野生のカンムリカイツブリ 1 羽の死骸を簡易検査した結果、鳥インフルエンザの陽性反応が出たと発表した。 鳥取大で確定検査する。 県によると、同日午後 1 時半ごろ、同市津摩町の漁港で死骸を見つけたと県に通報があった。 島根県では昨年 11 月以降、宍道湖周辺などで野鳥の死骸が相次いで見つかり、確定検査の結果、7 羽から高病原性鳥インフルエンザウイルス(H5N6 型)が検出された。 (sankei = 1-16-18)


岩手でも鳥インフル陽性 今季 10 例目、島根以外で初

岩手県は 14 日、同県一関市で回収した野生のオオハクチョウの死骸を簡易検査した結果、鳥インフルエンザウイルスの陽性反応が出たと発表した。 15 日に北海道大に検体を送り確定検査する。 環境省によると、簡易検査での陽性反応は今季 10 例目で、島根県以外では初めて。

県によると 14 日午前 1 時 20 分ごろ、一関市要害にある東北新幹線の高架橋の上で、オオハクチョウが死んでいるのを JR 東日本関係者が見つけ、県に通報した。 確定検査の結果判明には 1 週間程度かかる見込み。 環境省は同日、岩手、宮城にまたがる回収地点の半径 10 キロ圏内を監視重点区域に指定。 15 日から県職員が定期的に巡回する。 環境省によると、今季は 11 月 5 - 16 日に松江市と島根県出雲市で見つかった野生のコブハクチョウなどの死骸から、簡易検査で陽性反応が出ている。 (sankei = 12-14-17)


9 例目の鳥インフル陽性 野生のオオバン死骸 島根・出雲

島根県は 17 日、同県出雲市で回収した野生のオオバン 1 羽の死骸を簡易検査した結果、鳥インフルエンザウイルスの陽性反応が出たと発表した。 鳥取大で確定検査する。 県内の陽性反応は 9 例目。 県によると、回収場所は宍道湖に流れ込む川の付近の空き地。 宍道湖周辺では、これまでに 4 羽から確定検査で高病原性鳥インフルエンザウイルスが検出されている。 (sankei = 11-17-17)


島根・宍道湖のコブハクチョウ 2 羽鳥インフル陽性

島根県は 13 日、同日までに宍道湖岸で回収した野生のコブハクチョウ 2 羽の死骸を簡易検査した結果、鳥インフルエンザの陽性反応が出たと発表した。 宍道湖の野鳥で陽性反応が出たのは計 6 羽となった。 県によると、11 日と 12 日に 1 羽ずつ回収した。 宍道湖周辺では、5 日に回収したコブハクチョウ 1 羽から確定検査で高病原性鳥インフルエンザを検出している。 これまでに、他に 3 羽が簡易検査で陽性が出ており、鳥取大が確定検査を進める。 (sankei = 11-13-17)


鳥インフルエンザ 宍道湖岸の死骸、陽性反応 今季 2 例目 島根

(島根)県は 8 日、松江市の宍道湖北岸で 7 日に回収したキンクロハジロ 1 羽の死骸から、簡易検査で A 型鳥インフルエンザウイルスの陽性反応を検出したと発表した。 南西 9 キロの宍道湖の湖岸で 5 日に発見されたコブハクチョウに続いて今季 2 例目。 鳥取大で確定検査をする。 県によると、7 日に国交省の職員が、松江市打出町の宍道湖岸の消波ブロック周辺で、死んだ雄のキンクロハジロを発見した。

キンクロハジロはカモ類の渡り鳥で、冬季に宍道湖周辺に飛来する。 県は回収地点から半径 10 キロの家きん農家 25 戸に注意喚起し、うち 100 羽以上を飼育する農家 2 戸には立ち入り検査をする。 5 日に同市宍道町で発見されたコブハクチョウの死骸から簡易検査で A 型鳥インフルエンザウイルスの陽性反応が確認された。 (長宗拓弥、mainichi = 11-9-17)


鳥インフル 島根の野鳥から陽性反応

島根県は 6 日、松江市で発見された野鳥のコブハクチョウ 1 羽の死骸から、簡易検査で A 型鳥インフルエンザウイルスの陽性反応が出たと発表した。 鳥取大で確定検査をし、約 1 週間で結果が判明する。 環境省によると、陽性が確定すれば、国内で今季初めての鳥インフルエンザの発生確認となる。 (長宗拓弥、mainichi = 11-6-17)


中国の鳥インフル、強力に ウイルス少量でも重症の恐れ

中国で人への感染が続いている鳥インフルエンザウイルスの一部が今年 2 月に変化し、少量のウイルスでも感染した哺乳類が高い割合で死ぬことを、東京大学などの研究チームが動物実験で確かめた。 19 日付の米科学誌「セル・ホスト & マイクローブ」電子版に論文を発表した。 人も感染すると死亡する恐れがあるという。 実験で確認したのは、鳥インフルエンザ A (H7N9)。 2013 年から中国で人への感染が報告され、世界保健機関 (WHO) によると今年 9 月 27 日までに 1,564 人が感染、612 人が亡くなった。 国内での感染は確認されていない。

研究チームが、インフルエンザウイルスに対して人と似た反応を示すフェレットで実験したところ、変化したウイルスはせきやくしゃみなどのしぶき(飛沫)で感染が広がり 7 割近くが死んだ。 遺伝子を調べたところ、人の気道などにくっつきやすいタイプに変わり、抗ウイルス薬の効果を弱める変化も起きていた。 東京大医科学研究所の河岡義裕教授は「これまで飛沫に含まれるようなわずかな量で感染した動物を殺す鳥インフルエンザウイルスは報告が無い。 人への感染が増える季節になるので、流行状況をより注意深く監視する必要がある。」と話している。 (大岩ゆり、asahi = 10-20-17)

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