アマゾン、参考価格を不当表示 消費者庁が再発防止命令

消費者庁は 27 日、インターネット通販大手のアマゾンジャパン(東京)が販売する商品の価格が不当に割安に見えるように表示されていたとして、同社に景品表示法違反(有利誤認)で再発防止などを求める措置命令を出した。 アマゾンは消費者庁と見解の相違があるとして、「内容を慎重に検討して対応を決定する」などとコメントした。

消費者庁によると、アマゾンは自社サイトで 2016 年 9 月 - 17 年 6 月、税込み 3,290 - 3,890 円で販売するブレーキフルードというカー用品の「参考価格」を 4,640 円と表示した。 参考価格はメーカー希望小売価格などと紹介されているが、実際のメーカー希望小売価格は税抜き 3,300 円で、本来より割安に見える状態だった。

また、甘酒 1 本分の参考価格が 6 本分のメーカー希望小売価格となっていたほか、文具の参考価格としてメーカーの考えと違う高い価格が表示されていた例もあった。 同庁によると、アマゾンは違反とされた商品以外にも「同様の問題がある可能性は否定できない」と説明しているという。 (末崎毅、asahi = 12-27-17)


子のボタン電池誤飲、5 年で 900 件 粘膜に穴開く例も

おもちゃやリモコンなど小型の電気製品に使われるボタン電池を子どもが誤ってのみ込む事故が、2015 年までの 5 年間に国内で 939 件に上ることがわかった。 このうち 15 件は電池を取り出しても食道の粘膜に穴が開き、後遺症が残るなど重症例だった。 東京慈恵会医科大学小児外科(東京都港区)などの研究チームは「電池をのみ込んだかも、と思った時は迷わず医療機関を受診して」と呼びかけている。

今年 1 月、東京慈恵医大と電池工業会(同)が日本小児救急医学会などの協力を得て、初めて全国の医療機関を調査。 小児外科医らがいる全国の 202 医療機関に調査票を郵送し、11 - 15 年の誤飲事故について、@ 電池の種類、A 電池が見つかった部位、B 摘出方法、C 回復の見通しや結果を尋ねた。 116 施設 (57.4%) から回答があった。

調査結果によると、5 年間の誤飲事故は、アルカリ電池などの「ボタン形」が 806 件、より電圧が高いものもあるリチウム電池の「コイン形」が 133 件で、計 939 件。 X 線写真により電池が見つかった所は、ボタン形は胃が 530 件と最も多く、十二指腸以降が 264 件、食道が 12 件。 コイン形は胃が 71 件で、食道が 45 件、十二指腸以降が 17 件だった。 (寺崎省子、asahi = 12-26-17)

前 報 (10-23-15)


東北新幹線の架線切れる 運転見合わせ、6 千人影響

24 日午前 3 時半ごろ、栃木県矢板市の東北新幹線宇都宮 - 那須塩原間で、レールを点検中の作業員が架線の1本が切れて垂れ下がっているのを見つけ、上り線が始発の那須塩原発東京行きなすの 254 号から、仙台 - 大宮間で運転を一時見合わせた。

JR 東日本が復旧作業を進め、午前 7 時 35 分ごろに再開。 東京駅で折り返す下り線にも影響し、上下線計 21 本が遅れ、約 6 千人に影響が出た。 JR 東日本によると、切れた架線は電流のショートを防止するためのもので、パンタグラフや車両などに接触する危険性があったという。 同社が、切れた原因を調べている。 (sankei = 12-24-17)


経産省が製造業品質問題で対策、JIS 法改正など検討

神戸製鋼所 : 製品の強度偽装

記事コピー (asahi = 10-8-17 〜 12-22-17)


味の素の冷凍食品「シュウマイ」 6 万 4 千袋を自主回収

味の素冷凍食品は 22 日、冷凍食品「ザ★シュウマイ(9 個入り)」の一部の商品に樹脂片が混入していたとして、6 万 4,740 袋を自主回収すると発表した。 商品は全国で販売されており、回収対象は賞味期限欄に「2018・10・4」と日付が記載されているもの。 問い合わせは、同社お客様相談室 (0120・772・147)。 (asahi = 12-22-17)


京浜東北線の架線トラブル、人為的ミスが原因だった 約 7 時間運転見合わせ

本来接触してはならない金具と架線が …

12 月 16 日に JR 京浜東北線で架線が断線し、7 時間近く運転見合わせが続いたトラブルは、架線工事の人為的なミスが原因だった。 JR 東日本が 16 日夜に発表した。

JR 東日本が架線が切れた原因を調査した結果、16 日未明に現場付近で架線工事をした際に調整が不完全だったために、本来接触してはならない金具と架線が極めて近い位置となっていたことが分かった。 列車の走行による振動で接触して電気的にショートし、断線に至ったと考えられるという。 JR 東日本は「多くのお客さまにご迷惑おかけいたしましたことを深くお詫び申し上げます」と謝罪。 「今回と同様な箇所ではカバーをつけるなど、万が一金具と架線が接触してもショートしないよう、施工方法を改善いたします」とコメントしている。 (安藤健二、Huffpost = 12-17-17)

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京浜東北線で架線切断、3 列車停止 2 千人が線路を移動

16 日午前 10 時 56 分ごろ、JR 京浜東北・根岸線の鶴見 - 川崎駅間で架線が切れ、磯子発南浦和行き快速列車(10 両編成)が横浜市鶴見区の鶴見川橋付近で緊急停止し、他の 2 列車も止まった。 このトラブルで京浜東北線と東海道線、横須賀線の上下線が蒲田 - 磯子駅間などで最大 6 時間以上運転を見合わせ、約 22 万人に影響が出た。

JR 東日本横浜支社は 16 日夜、事故の原因について、同日未明の工事で架線と金具を近すぎる状態で調整したため、列車の振動で架線が金具と接触してショートし、断線した可能性があると発表した。 止まった 3 列車の乗客約 2,400 人は線路を歩いて近くの駅などに移動した。 この日、92 本が運休、214 本が遅れた。 京浜東北・根岸線では 2015 年 8 月にも横浜 - 桜木町駅間で架線が切れ、約 35 万人に影響が出たトラブルが起きている。 (asahi = 12-16-17)


日産が 31 万台リコール 電子基板ショート、火災 8 件

日産自動車は 14 日、ヘッドライトなどに電気を分配する電子基板がショートして火が出る恐れがあるとして、セレナなど 6 車種計 31 万 6,759 台(2010 年 2 月 - 14 年 9 月製造)のリコール(回収・無償修理)を国土交通省に届け出た。 8 件の火災が確認されているという。 他に対象は、キューブ、NV200 バネット、スズキブランドのランディ、三菱自動車ブランドのデリカ D:3、デリカバン。 (asahi = 12-15-17)


フランフラン、土鍋を自主回収 「火かけて底抜けた」

家具雑貨大手の「フランフラン」は 15 日、9 月に発売した土鍋 1,800 個を自主回収すると発表した。 一部の商品で、鍋を火にかけている時に底が抜ける事例が複数報告されたためで、1 人が足に軽いやけどを負ったという。

対象は「アクセ土鍋」の S と L サイズ、白色と黒色の計 4 種類で、9 月 1 日から 12 月 13 日までに販売された商品。 11 月中旬、購入者から「火にかけている時に底が抜けた」との報告があった。 その後も 5 件、同様の被害がお客様相談室に寄せられたという。 底が抜けたのは S サイズの白色だけだったが、万全を期すために全てを回収対象にした。 土鍋は中国の工場で、一体成形で作られている。 同社は詳しい原因を調べている。 問い合わせは平日午前 9 時 - 午後 6 時、フランフランお客様相談室 (0120・500・924) へ。 (asahi = 12-15-17)


鋼材がパンタグラフと接触か JR 東海道線架線トラブル

JR 東海道線が愛知、岐阜県の一部で約 9 時間半にわたって運転を見合わせた 12 日の架線トラブルで、JR 東海は 13 日、架線を支える鋼材が、列車のパンタグラフと接触したことが原因とみられると発表した。 発表によると、名古屋 - 岐阜間に止まった列車 4 本のパンタグラフ 9 個が破損していたほか、名古屋 - 枇杷島間の約 3 キロにわたり、架線をつるす「ハンガー」と呼ばれる部品が 162 本壊れていた。

また、幸田駅(愛知県幸田町)の構内で架線を支える鋼材(長さ約 70 センチ、重さ 7 キロ)が垂れ下がっているのが見つかった。 幸田駅では架線設備の工事中で、鋼材を固定する金具が折れたことが原因という。 パンタグラフが破損した列車 4 本はいずれも豊橋発の上り線で、幸田駅を通った際に損傷した可能性が高いという。 4 本目の列車のパンタグラフが名古屋駅付近で大破し、ハンガーを引っかけながら走ったとみられる。 (吉野慶祐、asahi = 12-13-17)

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東海道線パンタグラフ破損、線路上に通勤客らの列

12 日午前 8 時ごろ、JR 東海道線枇杷島 - 名古屋間で、上り快速列車の運転士が異音を感知した。 点検したところ、近くに停車した下りの列車のパンタグラフと、枇杷島駅(愛知県清須市)付近の架線設備に破損が見つかった。 点検と復旧作業のため、東海道線は豊橋 - 岐阜間の上下線で運転を見合わせた。

JR 東海は、運転再開について、異音感知から約 6 時間後の午後 2 時ごろを見込んでいる。 JR 東海は名鉄への振り替え輸送を実施したが、朝のラッシュ時で多くの通勤、通学客に影響が出た。 名鉄の一部の駅も混雑した。 JR 東海によると、異音を感知したのは午前 7 時 33 分岐阜発、同 8 時 2 分名古屋着予定の上り快速列車。 走行中に運転士が気づき、停車した。

パンタグラフが破損したのは午前 6 時 4 分豊橋発、午前 8 時 26 分岐阜着予定の下り普通列車。 約 540 人の乗客がいたという。 枇杷島 - 名古屋間では他にも数本の列車が停止したという。 同県西春日井広域事務組合消防本部によると、停車した列車の中で気分が悪くなった女性 (18) が、名古屋市内の病院に緊急搬送された。

朝のラッシュ時、名古屋圏の交通の大動脈をトラブルが直撃した。 JR 東海道線の長時間の運転見合わせによって、通勤、通学の人たちは大きな影響を受けた。 線路上には、列車から降り、歩いて駅に向かう通勤客らの列ができていた。 12 日午前 8 時の異音感知から、運転見合わせは 5 時間以上続いた。 見合わせの区間も豊橋 - 岐阜間と、名古屋を挟んで約 100 キロに及んだ。 JR 東海は、運転士が感知した異音とパンタグラフなどの破損に関連があるかどうかを含め、破損の経緯や原因などについて詳しく調べている。

12 日午前 10 時過ぎ、枇杷島駅から名古屋駅に約 400 メートルほど向かった線路上には列車が停止していた。 車両の端から乗客が階段で線路に降り、JR 東海の社員らは「大変申しわけありません。 ご協力ありがとうございます。」と呼びかけながら、乗客のスーツケースを持つなどして枇杷島駅まで誘導した。

駅付近には、パンタグラフが破損した列車が停車し、車両の上で作業員 3 人が修復作業をしていた。 駅前には、JR 東海が手配したバスに乗り込むための長蛇の列ができていた。 大垣駅から乗車した岐阜県神戸町の大学 3 年の男子学生 (21) によると、枇杷島駅に向かう途中で車内灯が消えた。 パンタグラフが破損した列車とは別の車両だったが、「急停止します」というアナウンスの後に、ガンという衝撃とともに列車が止まったという。

車内には「枇杷島駅まで移動してもらいます」とのアナウンスがあり、車内に 1 時間以上とどまった後に、電車を降りて駅まで線路を歩いたという。 学生は「授業は午前中だけなので、間に合わないから帰ります。」と話していた。 (田中恭太、asahi = 12-12-17)


iOS 11 でクラッシュ & 再起動するバグ発生 すぐに iOS 11.2 へアップデートを

今年 9 月にリリースされた iOS 11 ですが、なんと先週金曜日の夜(米国時間)から、iOS デバイスの通知に関する問題によりクラッシュと再起動をくり返すバグが露見。 Apple (アップル)はこれに対し、即座にアップデートの配信をおこないました。 iMore とソフトウェアエンジニアの丹羽善将さんの解説によると、これは iOS 11 のローカル通知(ネットを必要としない通知)が極めて大きな容量のメモリーを消費し、iPhone や iPad の Springboard やウィンドウマネージャをクラッシュさせていたそう。 この問題はローカル通知を利用するさまざまなサード製アプリにて、12 月 2 日の 00 時 15 分(米国時間)から発生していました。 (Gizmodo = 12-4-17)

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iPhone が再起動を繰り返す不具合 12 月 2 日に発生

iPhone や iPad が再起動を繰り返す不具合が、12 月 2 日未明から多数報告されている。 特定のアプリの通知を切ったり、端末の設定から日付を 12 月 1 日以前に変更すると解消するとの報告もある。 iOS 11.1.1 以降のバグが原因のようだ。 不具合は、iPhone や iPad が数十秒ほどで再起動を繰り返すというもの。 iOS 11.1.1 以降の端末で、12 月 2 日午前 0 時以降に発生しているようだ。 iOS のデフォルトの時計アプリで、下のメニュー以外が真っ黒になって表示されない不具合も起きており、「iOS 11 の時計機能に関連するバグでは」とみられていた。

一部のアプリの通知を切ると解消するとの報告もあり、「欅のキセキ」、「乃木坂 46 リズムフェスティバル」、「Zaim」、「au WALLET」、「au Wi-Fi セキュリティ」、「ウイルスバスターモバイル」、「マンガ BANG」などのアプリの通知を切って解消したというユーザーも。 また、端末の設定の「日付と時刻」から、日付を 12 月 1 日以前に戻すと解消するという報告もある。 影響している可能性があるアプリや対策をまとめているブログ(「スマホ評価・不具合ニュース」の該当記事)もあるほか、Twitter でも多数のユーザーが、症状や対策を報告しあっている。

【追記】 アプリの「繰り返し設定のあるローカル通知」で発生 Zaim が報告

Zaim は 2 日 11 時ごろ、問題を特定したことを Twitter で告知。 「『繰り返し設定のあるローカル通知』を組み込んでいるアプリを iOS 11.1 以降の端末にインストールしていると、同現象が発生するようだ」と知らせた。 Apple にはバグレポートを提出したという。 この問題を回避する「Zaim」新バージョンを Apple の審査に提出済み。 「特急申請が認められれば 1 - 2 日後には App Store に反映される予定」という。 また同社は開発者向けに、現象を再現できるアプリを GitHub で公開した。 (sankei = 12-2-17)


九州新幹線の脱線、防止ガードあれば … 運輸安全委指摘

熊本地震で回送中の九州新幹線が脱線した事故について、国の運輸安全委員会は 30 日、調査報告書を公表した。 もしも現場に「脱線防止ガード」があれば事故は防げた可能性があるとし、脱線防止策の必要性を強調した。 昨年 4 月 14 日午後 9 時半ごろ、6 両編成の回送列車が熊本駅から熊本総合車両所に向けて時速約 78 キロで走行中、地震に遭い、6 両とも脱線して車輪は線路から最大 57 センチずれた。

報告書によると、揺れを感知して非常ブレーキをかける「対震列車防護システム」は正常に作動したが、速度が落ちる前に車体が左右に揺さぶられ脱線した。 レールのすぐ内側にガードを敷き、車輪を挟んで外れないようにする脱線防止ガードは未設置だった。 シミュレーション上は、ガードがあれば防げたため、報告書は「地震発生や脱線のリスクを考慮した整備計画が重要」と提言した。 JR 九州は事故後、現場周辺にガードを設けた。 (伊藤嘉孝、asahi = 11-30-17)

前 報 (4-27-16)


東レ子会社でデータ改ざん タイヤ補強材、不正書き換え

東レは 28 日、子会社の東レハイブリッドコード(THC、愛知県西尾市)で生産するタイヤ補強材の一部について、品質データを不正に書き換えていたと発表した。 2008 年 4 月から昨年 7 月にかけて製造した製品の計 149 件で、タイヤメーカーなど 13 社に出荷していた。 THC は産業資材用繊維製品の加工事業を行っており、コード類をタイヤメーカーや自動車部品メーカーに納めている。 08 年 4 月から 16 年 7 月にかけて製造した製品について約 4 万件のデータを調べたところ、149 件、顧客と取り決めていた品質から外れた製品のデータを、取り決め内に収まるよう書き換えていたことがわかった。

東レの日覚昭広社長は 28 日午前、東京都内で記者会見を開き、「たいへんな迷惑と心配をかけた」と陳謝したうえで、「グループ全体の調査をしているが、現時点法令違反は見つかっていない」と説明した。 日覚社長は、「THC の改ざん後のデータは、規格値からわずかしか離れておらず、不正のない製品と実質的な差はない」とも説明した。 出荷先への説明を始めており、現時点では性能や安全面での問題は指摘されていないという。 タイヤコードは、タイヤの強度を保つためゴムの芯に入れる材料。 (asahi = 11-28-17)

東レ》 1926 年、東洋レーヨンとして設立。 合成繊維国内最大手で、炭素繊維分野では世界最大手。 2017 年 3 月期の連結売上高は約 2 兆円。 国内外の関係会社を含む従業員数は約 4 万 6 千人。 経団連の榊原定征(さだゆき)会長は元社長で、現在は相談役。 東レハイブリッドコードは愛知県西尾市に本社を置く 100% 出資の子会社で、タイヤ向け補強材などの製造を手がける。


管制トラブル、北海道の空港などで一時離着陸できず

24 日午後 8 時ごろ、北海道と東北の上空を飛ぶ航空機を交通整理する「札幌航空交通管制部」で航空機と交信する無線がつながらなくなるトラブルが起きた。 飛行中だった航空機が、離陸した空港に引き返すなどの影響が出た。 国土交通省航空局によると、無線は午後 9 時 20 分に復旧した。

トラブルの影響で一時、北海道と東北北部の上空を航空機が飛行できなくなった。 このため、新千歳など北海道、東北にある約 10 空港で、離着陸を見合わせた。 航空機は高高度を飛行する際、全国に四つある管制部のいずれかから無線で、針路などについて指示を受ける。 札幌航空交通管制部はその一つで、北海道と東北北部の上空を管轄している。 原因は不明で、国交省が調べている。 (asahi = 11-24-17)


ハウス食品、レトルトカレー 15 万食を自主回収

ハウス食品は 24 日、レトルトカレー計 15 万食を自主回収すると発表した。 原料製造の過程で一部の商品に樹脂片が混入したといい、これまで 7 ミリほどの破片三つを出荷前に発見した。 けがなどの報告はないという。

対象商品は「3 歳からの野菜カレー(賞味期限 2019 年 2 月 11 日 - 5 月 3 日のもの)」、「カリー厨房 粗挽きスパイスのビーフカレー 辛口(同 19 年 8 月 17 - 25 日)」、「シェフラベル ビーフカレー 中辛(4 個パック、同 19 年 2 月 25 日)」の 3 種類。 原料の製造委託先で、タマネギをきざむカッターが水を供給するホースに過って当たり、ホース先端の樹脂が削れて混入したという。 問い合わせは平日午前 9 時 - 午後 5 時、同社お客様相談センター (0120・50・2461)。 25、26 日も受けつける。 (asahi = 11-24-17)


三菱マテリアル系 2 社、製品データ改ざん 車などの部品

非鉄金属大手の三菱マテリアルは 23 日、子会社の三菱電線工業と三菱伸銅(ともに東京都千代田区)の 2 社が製品データの改ざんをしていたと発表した。 不正があったのは、三菱電線では航空機や自動車に使われる「パッキン」と呼ばれるゴム部品、三菱伸銅では銅製で薄い板状の「銅条」と呼ばれる自動車向け部品など。 品質が顧客が求める基準に達していないのに、不正に測定値などを書き換えていた。

出荷先は三菱電線が 229 社(約 2.7 億個、約 68 億円分)、三菱伸銅が 29 社(879 トン、6.7 億円分)で計 258 社。 問題の製品がつくられた期間は、三菱電線が 2015 年 4 月 - 17 年 9 月、三菱伸銅が 16 年 10 月 18 日から 17 年 10 月 17 日。 2 社は該当製品の出荷を停止し、顧客への説明を進めている。 現時点で不具合などは確認されていないという。

三菱電線では今年 2 月、箕島製作所(和歌山県有田市)で問題が発覚し、3 月に経営陣に報告された。 問題の製品は 10 月 23 日に出荷を停止し、25 日に親会社の三菱マテに報告された。 「製品数が非常に多く、確認に時間を要した」としている。 三菱伸銅では 10 月 16 日に若松製作所(福島県会津若松市)で問題が発覚。 同 18 日に経営陣に報告され、出荷停止後、19 日に三菱マテに報告された。 (asahi = 11-23-17)


おもちゃ誤嚥、直径 6 - 20 ミリで窒息リスク高まる

子どもがおもちゃを口に入れ、気管を詰まらせてしまう誤嚥(ごえん)の事故を調べていた消費者安全調査委員会(消費者事故調)は 20 日、報告書をまとめて公表した。 球形だと直径 6 - 20 ミリで窒息のリスクが大きいとした。 防止策として、こうしたおもちゃを子どもの手が届かない場所に置くことのほか、業者にはおもちゃに穴をあけるなどの取り組みを求めた。 生後 9 カ月の男児が直径 10 ミリのおもちゃを誤嚥して死亡した事故をきっかけに、昨年 11 月から事故調が調べていた。

子どもが誤嚥した経験のある保護者 302 人へのアンケートでは、生後 6 カ月 - 2 歳未満での誤嚥が 7 割近くだった。 おもちゃは「ビー玉・おはじき」が最多で、「ビーズを使ったおもちゃ」、「小さなボール」と続いた。 大きさは「6 - 10 ミリ」の回答が最多で 40% だった。 こうしたデータをもとに、おもちゃの大きさや形の違いによる窒息のおこりやすさを、コンピューターでシミュレーションした。 その結果、球形や楕円(だえん)形だけでなく、立方体やブロック型のすべてで気道がふさがれ、窒息のリスクがあった。 球形の場合は 6 - 20 ミリで窒息につながるリスクがあった。 おしゃぶり型でも、手元の輪に液体がつくと窒息リスクが生じたという。

事故調は消費者庁に対し、とくに 6 - 20 ミリのおもちゃは小さな子の手が届かないところに置くほか、離乳食やミルクをあたえる前に異物が口の中にないことを確かめるよう保護者に周知することを求めた。 事故が起きた場合にそなえ、子どもの背中をたたいたり、胸を圧迫したりしておもちゃを取り除く対処法を専門家から学ぶよう促すべきだとした。 経済産業省には、万が一、おもちゃがのどに入っても窒息しないよう、可能な限り大きな穴を多方向にあけるなど安全性の向上に向けた取り組みを事業者に求めるようにとの意見を出した。 (末崎毅、asahi = 11-20-17)


免許更新 2 時間できず、都内 3 試験場でシステム不具合か

警視庁は 19 日、東京都内にある全ての運転免許試験場で約 2 時間にわたり、免許証の更新業務ができなくなったと発表した。 免許管理システムの不具合によるとみられるという。 警視庁によると、府中、鮫洲、江東の 3 試験場で、業務開始の同日午前 8 時半になっても、免許の更新作業に必要なシステムが立ち上がらなかった。午前 10 時 20 分すぎに復旧し、その後は通常通りの業務を行っている。 システムは 18 日、月に一回行っている定期的なメンテナンスを終えたばかりだったといい、今回の不具合との関連を調べている。 (asahi = 11-19-17)


スバル、9 車種 39 万 5 千台をリコール 無資格検査問題

スバルは 16 日、無資格検査問題に伴うリコール(回収・無償修理)を国土交通省に届け出た。対象は、2014 年 1 月 - 17 年 10 月に国内向けに生産した全 9 車種約 39 万 5 千台(軽自動車は対象外)。 17 日から顧客に通知を発送し、1 年以内に作業を終える方針。 車種は、レヴォーグ、WRX、インプレッサ、XV、フォレスター、レガシィ、エクシーガ、BRZ (トヨタ自動車ブランドの「86 (ハチロク)」も含む)。

リコール対象車を販売店に持ち込む際、同時に車検や「法定 12 カ月点検」をする場合、リコール作業と車検などの内容が重複する。 車検などの検査費用は顧客負担だが、スバルがリコール費用分として 5 万円を顧客に支払う。 問い合わせはフリーダイヤル (0120・412215)。 スバルはリコール対策費として 200 億円を計上する。 従来見込みの 2 倍にのぼり、業績予想をさらに修正するかを検討する。 (木村聡史、asahi = 11-16-17)

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【車無資格検査】 スバル、リコールは来週半ば 12 車種、25 万台対象

新車の無資格検査問題が発覚した SUBARU (スバル)は 30 日、来週半ばをめどに再検査が必要となる約 25 万 5 千台のリコール(無料の回収・修理)を国土交通省に届け出ると明らかにした。 対象は計 12 車種でリコール費用は 50 億円強を見込む。 スバルは 30 日、問題の経緯を国交省に報告した。 双方が詳細を協議した上で来週半ばにリコール実施に踏み切る。

リコールは、販売から 3 年以内で最初の車検を迎えていない車に対し実施する。 「インプレッサ」などスバルの 11 車種のほか、トヨタ自動車から受託生産しているスポーツカー「86 (ハチロク)」を含む計 12 車種。 他社から供給を受けているスバルの軽自動車は対象にならない。 スバルは群馬県にある 2 工場で、30 年以上前から訓練中で資格のない従業員が国の規定に反して新車の最終検査に携わっていた。 正規の検査員が無資格者にはんこを貸して押印させる書類の偽装行為も常態化していた。 (sankei = 10-30-17)

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スバルも無資格検査 日産不正受け社内調査 群馬製作所

スバルが国内の工場で、自社が認定していない従業員に、出荷前の完成車の検査をさせていたことがわかった。 日産自動車が無資格者に車の検査をさせていた問題を受けて実施した社内調査で判明。 不正が相次いで発覚し、日本の車メーカーの管理体制への信頼が揺らぐ事態だ。 スバルは近く国土交通省に報告し、リコール(回収・無償修理)を届け出るかどうか検討する。 日産は、無資格者が検査に携わった車のうち、購入後、一度も車検を受けていない車約 120 万台についてリコール(回収・無償修理)を届け出ている。

無資格者が検査に関わっていたのは、群馬県太田市の群馬製作所。 小型車の「インプレッサ」や、スポーツ用多目的車 (SUV) の「XV」などを生産する主力工場だ。 スバルでは、社内の規定で、知識や実務訓練を踏まえ、筆記試験を受けさせたうえで、完成検査にあたる従業員に資格を与えている。 自動車整備士の資格を持っているかどうかなどを考慮し、認定までに 2 - 6 カ月の期間をかけている。 (asahi = 10-27-17)


トヨタ 4 万台リコール = 走行・駐車ブレーキ不能恐れ

トヨタ自動車は 15 日、2011 年 11 月 - 17 年 10 月製造の乗用車「プリウス PHV」、「C-HR」を計 4 万 2,665 台リコール(回収・無償修理)すると国土交通省に届け出た。 ハイブリッドシステムの保護用ヒューズが断線して走行不能となったり、駐車ブレーキが使えなくなったりする恐れがある。 海外での販売分は計 22 万台が対象で、同社は各国の法令に応じた措置を取る。

国交省によると、プリウスはヒューズの耐久性テストが不十分だったため、坂道を毎日上るなど負荷の高い運転を繰り返すと断線する可能性がある。 C-HR は電動式駐車ブレーキの不具合検出プログラムが不適切なため、長期間操作しないと使用不能になる可能性があり、155 件のトラブルが起きている。 (jiji = 11-15-17)


「有毒」塩化銅が原因 エメラルドグリーン変色の川

埼玉県草加市で川がエメラルドグリーンに変色し、魚が大量に死んだ問題で、近くの工場から流れ出た有毒の塩化銅が原因だったことが分かりました。 草加市内を流れる古綾瀬川では 11 日、約 300 メートルにわたって水が変色し、魚 100 匹以上が死んでいるのが確認されました。 埼玉県によりますと、1 キロほど離れた化学品の製造工場から流れ出た物質が原因だということです。 塩化銅は毒性がありますが、県によりますと、生活用水に影響する恐れはないとみられ、工場の立ち入り検査を行い、詳しい分析を進めているということです。 (テレ朝 = 11-12-17)


パックご飯 50 万食回収 微生物で変質 アイリスフーズ

アイリスフーズは 6 日、スーパーやホームセンターなどで販売したパックご飯の一部に微生物による変質が見つかり、約 50 万食分を自主回収すると発表した。 現時点で健康被害は確認していないという。 対象は「低温製法米のおいしいごはん」で、容器の側面に印字されている賞味期限が 2018 年 6 月 21 日から 18 年 7 月 11 日までの商品。 外気を遮断するためのフィルムと容器の接着が不十分で、衝撃ですき間ができ、中身のご飯にカビなどが発生する可能性があるという。 10 月 11 日以降、購入者から「ご飯が変質している」など 7 件の連絡があった。 問い合わせは同社のフリーダイヤル (0800・888・6060) へ。 (asahi = 11-6-17)


明星食品、カップ麺 67 万個を回収 「一平ちゃん」など

明星食品は 3 日、カップ麺 67 万 4 千個を自主回収すると発表した。 対象商品は、「明星 一平ちゃん しょうゆ味」や「セブンプレミアム スープが決め手の中華そば」など 4 商品の一部。 使用するチャーシューの製造委託先で、食肉製品製造業の営業許可がない工場で加工された疑いがあるため。 食べても健康に影響はないという。 問い合わせは、同社お客さまセンター (0120・917・056)。 (asahi = 11-3-17)


米イージス艦事故「回避可能だった」 調査報告書を公表

米海軍は 1 日、米イージス駆逐艦が伊豆半島沖などで民間船舶と衝突した 2 件の重大事故について調査報告書を公表した。 海軍制服組トップのリチャードソン作戦部長は「どちらの事故も回避可能だった。 多くの(人的)ミスが事故の原因となった。」と指摘した。 事故を起こしたイージス艦は 2 隻とも米海軍横須賀基地(神奈川県)に拠点を置く第 7 艦隊に所属。 このうちフィッツジェラルドが 6 月に伊豆半島沖で民間コンテナ船と衝突し、乗組員 7 人が死亡。 8 月には同型のジョン・S・マケインがシンガポール沖で民間タンカーと衝突して乗組員 10 人が死亡した。

報告書は、伊豆半島沖の事故に関し、「安全な速度で航行しておらず、衝突回避措置も怠った」と指摘。 当時、3 隻の船舶が接近していたが、当直の乗組員はレーダーを扱う基本的な知識を持たず、他の船の位置を正確に把握できなかった。 自動的に状況を更新するシステムも使っていなかった。 見張り番は左舷側のみを監視しており、右舷側からの接近を察知できなかった。 さらに他の船舶と連絡を取ったり、警笛を鳴らしたりする措置も怠ったとしている。 (ワシントン = 杉山正、asahi = 11-2-17)

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米駆逐艦「マケイン」衝突事故、サイバー攻撃の疑いで捜査

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米イージス艦事故「訓練不足が横行」 公聴会で米監査院

米海軍横須賀基地(神奈川県)に拠点を置く第 7 艦隊所属のイージス艦が相次いで重大事故を起こしたことを受け、米下院で 7 日、公聴会が開かれた。 政府機関を監視する米政府監査院 (GAO) の幹部は、任務が増える一方で乗組員の訓練不足が横行していると指摘した。 第 7 艦隊のイージス艦フィッツジェラルドは 6 月、伊豆半島沖でコンテナ貨物船と衝突し、乗組員 7 人が死亡した。 またイージス艦ジョン・S・マケインは 8 月にマラッカ海峡でタンカーと衝突し、乗組員 10 人が死亡した。 一連の事故を受け、米軍は第 7 艦隊の司令官を解任した。

この日示された GAO の報告書は、海軍に求められる任務が増える一方で、艦船の数は減っていると指摘。 訓練不足や勤務時間の増大が、安全に影響を与えているとした。 GAO 幹部は、日本を拠点にする米艦の乗組員の 37% が今年 6 月の時点で必要な訓練を怠っていると証言。 「2 年前と比べて(訓練不足者が) 5 倍以上に増えている」とした。

第 7 艦隊は北朝鮮情勢や、南シナ海の軍事拠点化を進める中国への対応にあたり、多忙を極める。 公聴会で、海軍制服組ナンバー 2 のモラン作戦副部長は「日本に前方展開する海軍部隊は常に行動しているから、最も訓練と経験を積んでいると考えていた。 その考えは間違っていた。」と証言した。 「我々は乗組員に多くを要求していた。 過剰だったかもしれない。」と語り、「いかなるすばらしい先端技術や武器も、訓練が伴わなければ意味をなさない」と反省の弁を述べた。(ワシントン = 杉山正、asahi = 9-8-17)

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米イージス艦の操縦ミスか 伊豆半島沖衝突事故 米報道

静岡県の伊豆半島沖で 6 月、フィリピン船籍のコンテナ貨物船と米海軍横須賀基地に配備されているイージス駆逐艦フィッツジェラルドが衝突して 7 人が死亡した事故で、米メディアは 21 日、事故原因は米艦が操縦を誤った可能性があると報じた。 米 CNN などによると、米海軍などによる初期段階の調査では、フィッツジェラルドの乗組員が、貨物船が近づいてきていることを確認できず、衝突を避けるために必要な対応が出来なかったという。 乗組員が艦長に連絡していなかった疑いや、翌日に目的地に到着するため通常よりも速度を上げていた可能性もあるとみて調べているという。

CNN は、国防関係者の話として「衝突の瞬間まで何もしていなかった」、「おびただしい数の間違いを犯していた」などと米艦側がミスしたことが事故原因である可能性を説明している。 衝突事故は 6 月 17 日午前 1 時半ごろ、伊豆半島・石廊崎から南東沖約 20 キロの地点で、貨物船の船首の左側がイージス艦の右舷に衝突、居住区画にいた 19 - 37 歳の乗組員 7 人が死亡した。 日本の海上保安庁が、業務上過失往来危険容疑も視野に捜査している。 (ワシントン = 土佐茂生、asahi = 7-22-17)

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なぜ米イージス艦はコンテナ船との衝突でここまでひどいダメージを受けたのか - 中国メディア

6 月 18 日、中国メディアの澎湃新聞は、米海軍のイージス駆逐艦「フィッツジェラルド」が、横須賀の南東 56 カイリの沖合で、フィリピン籍のコンテナ船「ACX Crystal」と衝突した事故について、なぜイージス艦の受けたダメージが大きかったのか、その理由について分析する記事を掲載した。

事故は、6 月 17 日午前 2 時半ごろ発生した。 記事は、衝突したイージス艦が、右側に大きな損傷を受けたと写真入りで紹介。 イージス艦の損傷について、中国の海軍専門家である李傑(リー・ジエ)氏は、「右舷側に衝突しており、ここはイージスシステムの重要な部品がある所だ。 したがって今回の衝突でレーダーシステムと重要な管路が損傷を受けた可能性があり、そのダメージはわりと深刻かもしれない。」と分析した。

イージス艦の損傷が大きくなった理由について記事は、イージス艦の全長が 154 メートル、排水量 8,315 トンなのに対し、コンテナ船は全長 222.6 メートル、排水量が 2 万 9,060 トンだったと紹介。 上海で長年水先案内人を務める陳炎城(チェン・イエンチョン)氏は、「コンテナ船の方がイージス艦より大きいため、イージス艦に大きな損傷が出た」と指摘した。

陳氏によれば、今回の事故はコンテナ船の最も硬い部分がイージス艦の側面に衝突しているため、イージス艦の損傷が大きくなっても不思議ではなく、「これはトレーラーと乗用車が衝突する事故と同じようなもので、軍艦であるかどうかとは関係がない」のだという。

これに対し、中国のネットユーザーからは「米国人はすごすぎるから、まさかぶつかってくる船がいるとは思わなかったのだろう。 海にもダンプがいるとは思わなかったんだな。」 「問題は、最も先進的なレーダーや GPS システムを持ち、訓練された優秀な船員がいたのに、3 万トン近いコンテナ船を発見できなかったということだ。」など、米海軍に問題があるとの意見が多く寄せられた。 (RecordChina = 6-18-17)


電車の窓ガラス破損相次ぐ 人が入れぬトンネル内で何が

東京メトロ日比谷線で 24 日、走行中の列車の窓ガラスが突然割れた。 9 月にも JR と私鉄で破損が相次いだ。 今回は地下区間での出来事。 いったい何が起きたのか。 午後 0 時 40 分ごろ、8 両編成の日比谷線が茅場町駅を八丁堀方面へ出発した直後、先頭車両の後方で「ドン」と音がした。 さらに「ドーン」という大きな音が響くと、乗客から悲鳴があがった。 偶然乗り合わせた朝日新聞の記者が音がした方を見ると、進行方向に向かって右側の窓ガラス 1 枚が割れ、厚さ 5 ミリの丈夫そうなガラスが粉々になっていた。

「誰か運転士に伝えて!」と男性が叫ぶ。 荷物を抱えて扉付近に向かう人、写真や動画を撮ろうとする人、車内は騒然となった。 八丁堀駅で乗客が駅員に通報。 駅員が段ボールで補修し、安全を確保しながら中目黒駅に向かった。 けが人はなかった。 列車の窓ガラスが破損することはしばしばある。 9 月 21 日には、JR 東海道線と東急東横線の車両で相次いでガラスが割れた。 それぞれ原因を調べているが、特定には至っていない。 列車の窓には強化ガラスが使われており、風圧や劣化で割れることは考えにくい。 では、なぜ割れるのか。 (恵藤公浩、千葉雄高、asahi = 10-25-17)


NHK、受信料用クレカ情報紛失 過去最大 3,300 人分

NHK は 24 日、クレジットカードの番号などが記載された受信料支払い用の個人情報約 3,300 人分の書類を紛失したと発表した。 NHK に関する個人情報の紛失としては過去最大。 原因を調査中という。 紛失したのは、2011 年 4 月 22 - 28 日に、インターネットを通じてクレジットカード払いを申し込んだ人の名前や住所、クレジットカード番号などが記載された書類 3,306 枚。 対象者は全 47 都道府県の 3,267 人に上る。

10 月 16 日に静岡県沼津市の路上に NHK の書類が落ちていると住民から連絡があり紛失が発覚。 20 日までに 275 枚を回収した。 セキュリティー基準の変更に伴い廃棄となった書類の一部で、委託を受けた運送業者が埼玉県川口市にある NHK 施設から搬出し、再委託先の溶解業者が沼津市内の倉庫で保管していた。 NHK は、対象者におわびと経緯を説明するメールや封書を送付した。 カードが不正に利用された形跡は現在までないという。 「個人情報の取り扱いを一層厳重にし、再発防止を徹底する」としている。 (滝沢文那、asahi = 10-24-17)


使い捨てコンタクト「アキュビュー」、3 万箱自主回収へ

ジョンソン・エンド・ジョンソン(東京都)は 18 日、使い捨てタイプのソフトコンタクトレンズ「アキュビュー」 3 万 673 箱を自主回収すると発表した。 同社によると、製造工程で金属ブラシの毛が混入したり保存液の配合を間違っていたりなどした。 健康被害は起きていないという。 対象は、1 日使い捨ての「ワンデーアキュビューモイスト」や、2 週間交換の「アキュビューオアシス」、「アキュビューアドバンス」、乱視用の「アキュビューオアシス乱視用」。 2013 年 3 月から 17 年 6 月に出荷した一部。 問い合わせは同社 (0120・235・016)。 (asahi = 10-18-17)