鳥取砂丘に豪コーヒー店計画 独特の店の形に「待った」 ![]() 47 都道府県の中で、スターバックスコーヒージャパンの出店が最後になった鳥取県。 豪州のコーヒーチェーン「Muzz Buzz (マズバズ)」の日本法人が鳥取砂丘(鳥取市)に西日本初の出店を計画したところ、環境省から「待った」がかかった。 独特の店の形が問題になっているという。 マズバズは豪州西部のパースが発祥地で、同国とニュージーランドで約 80 店を展開している。 昨年、日本法人のマズバズ・ジャパンが設立され、今年 3 月、埼玉県に 1 号店をオープン。 9 月に鳥取砂丘に出店することを決めた。 同社と鳥取県によると予定地は、観光スポットの特別保護地区のわきにある土産物店の駐車場の一角。 同社が特徴としている湾曲した長円形のドライブスルー型店舗(約 100 平方メートル)を建てる計画だ。 現地は山陰海岸国立公園の第 2 種特別地域。 自然公園法を踏まえた管理計画はこの地域に新たな建築物をつくる際、「半球形、城郭の形等奇抜な意匠」を避け、周囲に調和した色彩を用いるよう定めている。 同社によると 5 月、環境省に建設の許可を申請したが、窓口の浦富(うらどめ)自然保護官事務所(同県岩美町)から店の形を修正するよう求められた。 これまで修正案を 10 回ほど出したが、そのたびに指導を受け、足踏みが続いているという。 (阿部健祐、asahi = 10-24-15) 広島 - 島根結ぶ三江線廃止は平成 29 年 9 月めど JR 西が自治体に説明 広島県三次市と島根県江津市を結ぶ三江線の廃止問題で、JR 西日本が平成 29 (2017) 年 9 月をめどに廃線する案を地元自治体に説明していたことが 23 日、JR 西や広島県への取材で分かった。 広島県の竹中正博・地域政策局長によると「ほかの交通手段を提案する場合、28 年 9 月に(廃止のための)届け出をし、29 年に廃止するのもスケジュール案の一つ。 28 年 3 月までに結論を出したい。」と説明を受けたという。 また JR 西も、廃線する場合は 29 年 9 月とする案を、地元自治体に伝えていることを認めた。 広島県には 5 日、同社役員が説明。 竹中局長は「可能性は聞いたが、廃止を前提として言っているわけではないと理解している」と話している。 (sankei = 10-23-15) ◇ ◇ ◇ 赤字運営続く JR 三江線に「黄信号」 三次 - 江津 JR 西日本が今月上旬、島根、広島両県に対し、島根県江津市と広島県三次市を結ぶ三江線(108.1 キロ)について、赤字運営が続いていることを説明した上で、「沿線地域の将来を考え、利用者のニーズに合致した持続可能な地域公共交通の構築に向けた検討を始めたい」と伝えていたことがわかった。 両県などは同線の廃止もあり得ると受け止めており、沿線 6 市町の住民らに動揺が広がっている。 島根県によると、10 月 5 日、JR 西が小林副知事に電話で伝えた。 鴨木朗・地域振興部長は 16 日の取材に「JR 側の言葉に『廃止』は含まれておらず、結論ありきで検討することはあり得ない。 『持続可能な地域公共交通』の射程は広い。 様々な選択肢が検討対象になる。」と話した。 溝口知事は「(沿線市町の)首長とよく相談しながら対応を検討したい」との談話を出した。 同社は 16 日、広島県側の沿線の安芸高田と三次の両市にも意向を伝えた。 同県の湯崎英彦知事は報道陣に「今後、それ(廃止)を含めた検討を進めたいということと理解している」と述べた。 同社は近く、島根県内の沿線 4 市町にも説明するとみられる。 島根県は 2010 年 3 月、JR 西や沿線市町などと「三江線活性化協議会」を設立。 沿線 6 市町と 11 年度から毎年 500 万 - 1,100 万円超の利用促進事業を展開してきた。 県は今年度、さらに 2,600 万円で、イベント利用時の補助事業などを行っている。 (坂根薫、岡信雄、高田史朗、yomiuri = 10-18-15)
島根県の中山間地、IT 企業の進出相次ぐ スローな生活魅力 人口減少の "先進地域" とされる島根県で中山間地への IT (情報技術)企業の進出が相次いでいる。 豊かな自然やゆったりした暮らしに興味を持つ経営者が、利便性を犠牲にして田園を選ぶ例が多い。 若い世代の田舎志向を生かそうと、島根県は中山間地の誘致支援を強化する。 システム開発のイベントホライズン(大分県佐伯市)は 11 月、島根県吉賀町に島根支社(仮称)を開設する。 立地場所は「高尻へき地保育所」の跡地だ。 最寄りの JR 駅から約 30 キロ離れた場所にある吉賀町役場から、さらに車で 20 分の山あいにある。 支社を置く吉賀町高尻地区は人口が約 180 人で高齢化率が 50% を超える。 住民 12 人が参加して 14 日に開いた企業立地説明会で、堀米喜・自治会長 (79) は「若い人の力で村を少しでも元気にしていただきたい」と話した。 3 年間で UI ターンを中心に 16 人を雇用する計画だ。 情報漏洩防止やウイルス対策のソフトを開発する傍ら、田畑を借りて農業にも取り組む。 「作物の育成管理用の IT システム開発に着手する。(東俊平社長)」 立地説明会では地元農家から「イノシシによる畑への侵入を防ぐシステムが欲しい」という注文が出た。 島根県の中山間地で今年に入ってから IT 企業の拠点設置が相次いでいる。 2004 年に雲南市と合併し、過疎化の進む旧吉田村地区に 9 月、ソフト開発のフランジア・ジャパン(東京・渋谷)がアプリの開発拠点を設けた。 新規事業として酒造りに使う IT システム開発に乗り出した。 隣にある老舗酒造の竹下本店(雲南市)と連携する。 昨年は社員が酒造り体験に参加した。 醸造工程で温度・湿度のデータを採取・分析するソフトを開発する。 本業のソフト開発の合間に地域活性化に協力する企業も出てきた。 浜田市の山間部の小学校跡地に島根支社を設置したシステム開発の e-Front (東京・新宿)は、地域のまちづくり団体や大学などと一緒に観光振興に取り組む。 11 月に地域資源を観光に生かすシンポジウムを開催する。 こうした動きを、島根県は中山間地活性化の好機と見る。 溝口善兵衛知事は 10 月の県議会で「企業立地制度で中山間地・離島での雇用助成に上積み支援を行う」と表明した。 来年度予算で、過疎地への IT 企業進出を促す優遇策を強化する方針だ。 (nikkei = 10-20-15) 教育施設に石綿、島根が最多 … すべて松江市内 アスベスト(石綿)を含む断熱材を使用した煙突などをもち、児童らが吸い込む可能性がある全国の教育施設の数が 16 日、文部科学省から公表され、島根県内は全国の都道府県で最多の 23 施設に上ることがわかった。 全て松江市内だった。 同市教育委員会によると、施設の内訳は幼稚園 6、小学校 10、中学校 6、高校 1 で、いずれも校舎や焼却炉の煙突だった。 大半は既に使っていなかったが、市立の揖屋、出雲郷、竹矢の 3 幼稚園では、昨年 9 月に市教委が「飛散の可能性」を認識した後も使われていた。 市教委は同 7 月、文科省から調査依頼を受けたが、期限の同 9 月までに調査できないと判断。 煙突内部の断熱材の劣化状況などを調べず、石綿を含む断熱材を使っていると思われる煙突を全て「吸い込む可能性がある」と報告したという。 市教委は「今後の対応は県や国と早急に検討したい。 煙突が残る施設には来週にも状況を説明し、市民や保護者の不安を一日も早く取り除きたい。」としている。 (yomiuri = 10-17-15) 「全国最後の出店」島根・鳥取 地元店も "したたか" ゆるキャラと並んだり、自ら仮装したり、懸命の PR 活動をしている島根・鳥取の両知事。 人口は鳥取が最下位、島根は下から 2 番目なんです。 お客さんが少ないと言われたこれらの県に最近、全国チェーンの店の出店が相次いでいます。 これを迎え撃つ地元店も、したたかな戦略で便乗効果を狙っています。 島根にも、ついにこの日がやってきました。 全国で 1,100 店舗以上を展開するドトールコーヒーショップが 16 日朝、JR 松江駅のビルにオープン。 ドトール最後の空白県、島根への初出店で、晴れて全国制覇となりました。 4 月には、アニメグッズ販売のアニメイトが島根に進出し、47 都道府県への出店を達成。 1,000 人以上が行列をつくりました。 さらに、今月 30 日には鳥取県にセブン-イレブンが、年末には島根県にドン・キホーテが、それぞれ初出店を決めています。 一方、地元の店も負けてはいません。 「"スタバ" はないけど、鳥取には日本一の "すなば" (鳥取砂丘)がある。(鳥取県 平井伸治知事)」 スタバがないことを逆手にとって鳥取砂丘を PR した平井知事のギャグ。 これをきっかけに誕生したのが地元チェーンの「すなば珈琲」です。 今やちょっとした観光名所となっていて、16 日も県外からの客で賑わいました。 「埼玉からです。 鳥取に来たら(すなば珈琲に) 1 回行きたいと思って。(埼玉からの客)」 今年 8 月には、鳥取を訪れたジャマイカの駐日大使がすなば珈琲を視察。 セールスポイントは "鳥取らしさ" です。 「コーヒーはもちろんですけど、料理も地元のものを使ったり、地元らしさを全面に出して営業しております。(すなば珈琲を運営する ぎんりんグループ 東田慶専務)」 全国最後の出店という話題性と、それを逆手にとった戦略が相乗効果を生んでいるようです。 (TBS = 10-16-15) ◇ ◇ ◇ セブン、松江に進出 20 年までに島根県に 70 店 セブン-イレブン・ジャパンは 16 日に JR 松江駅の商業ビル内など松江市内で 4 店舗を開業する。 同社は 2009 年に島根県浜田市、江津市で初出店して以来、県内で 13 店舗を展開している。 松江市での出店は初めて。 山陰は高齢化が進むが、女性の社会進出などコンビニエンスストアへの需要が引き続き伸びると判断した。 20 年までに県内 70 店舗への拡大を目指す。 開店するのは「松江春日店」、「松江米子町店」、「松江大庭バイパス店」と「セブン-イレブン ハートイン JR 松江駅シャミネ店」。 松江駅の店はコンビニ「ハートイン」を経営する西日本旅客鉄道(JR 西日本)のグループ会社がフランチャイズオーナーとなる。 15 日に島根県庁で会見したセブン-イレブン・ジャパンの増田彰・常務執行役員は「浜田市の店舗は売上高で全国平均を上回る好調さだ」と指摘。 県内で働く女性やシニア層を中心に顧客開拓の余地が大きいとした。 高齢世帯の多い松江市の特性に対応して、高齢者の見守りや災害時の物資提供に関する包括協定を自治体と提携することを検討する。 配食サービスや、11 月に始める通販サイトの利用増も期待しているという。 同社は山陰を新規店舗展開の重要地域に位置づけている。 10 月 30 日には鳥取県米子市に鳥取県内初の出店を計画している。 島根県ではローソンが 117 店舗(2 月末時点)、ファミリーマートが 64 店舗(9 月末時点)、ポプラが 55 店舗(8 月末時点)を展開している。 セブン-イレブンの目標の 70 店舗が実現すればローソンに次ぐ店舗網となる。 山陰ではポプラが資本業務提携しているローソンと、両社のブランドを冠した共同店舗「ローソン・ポプラ」を近く出店する予定があり、競争が激化する。 (nikkei = 10-16-15) ◇ ◇ ◇ ドトールが島根にオープン 全国進出達成 ドトールコーヒーは 16 日、47 都道府県で唯一店舗がなかった島根県に「ドトールコーヒーショップシャミネ松江店(松江市)」をオープンした。 これにより「スターバックス」や「タリーズコーヒー」とともに、大手コーヒーチェーン 3 社が全都道府県にそろった。 ドトールの担当者は「タイミングが合えば、いつでも島根県に進出しようと考えていた」と説明。 地元のコーヒー愛好家らに、こだわりの 1 杯を提供していくという。 店舗は松江駅の駅ビル内にオープン。 駅の利用者だけでなく、周辺商業施設の買い物客らの来店も想定している。 松江市の会社員中村香澄さん (29) は「ようやく来てくれたという感じ。 ドトールのコーヒーが飲めるようになってうれしい。」と笑った。 (kyodo = 10-16-15) ◇ ◇ ◇ ドン・キホーテ 島根に 12 月上旬進出 ドン・キホーテは 12 月上旬、島根県出雲市に島根県初出店となる「ドン・キホーテ出雲店」をオープンする。 出雲市内でも居住人口が増加している出雲バイパス沿いに位置し、近隣には商業施設や医療機関などが集積する賑わいのあるエリアに出店する。 (流通ニュース = 9-25-15) 奥出雲の仁多米、冷めぬ評価 ブランド戦略 行政粘る 記事コピー (10-13-15) 将棋の里見香奈三段、リーグ戦デビュー 初日は 2 連敗 女性初の将棋棋士をめざしている里見香奈三段 (23) = 女流二冠 = が 12 日、棋士養成機関「奨励会」三段リーグのデビュー戦に臨んだ。 この日は東京・千駄ケ谷の将棋会館で 2 局戦い、いずれも敗れた。 三段リーグは棋士への最終関門。 半年間で一人 18 局指し、上位 2 人がプロ四段になれる。 今期の第 58 回リーグには 30 人が参加。 他の会員は 3 日に初日を迎えたが、棋士とは別制度の女流棋士である里見三段は、挑戦権を得た女流王将戦の第 1 局と日程が重なり、この日に延期されていた。 里見三段は 2013 年 12 月に三段に昇ったが、体調不良のため 14 年 4 月 - 15 年 9 月の計 3 期、リーグを休場。 今期が初参加となる。 デビュー戦を前に「周りの方々への感謝の気持ちを忘れず、体調に気をつけ、これから一生懸命頑張っていきます。 温かく見守っていただけるとうれしいです。」とコメントした。 (深松真司、asahi = 10-12-15) 和泉雅子さん「遣島使」に … 大の島根ファン 島根の魅力を全国に PR してもらおうと、県は 9 日、スノーモービルで日本人女性として初めて北極点に到達した女優で冒険家の和泉雅子さんを、県の観光大使「遣島使」に任命した。 和泉さんは、自ら「島根の応援団」と公言する大の島根ファン。 1993 年、テレビ番組の撮影で県内を訪れたことがきっかけで、島根の食や景観などにひかれたという。 溝口知事から委嘱状や名刺を受け取った和泉さんは、「これまで古里と呼べるような所がなかったので、私にも古里ができたよう。 これからは島根の PR や、ゆるキャラグランプリでしまねっこの順位が少しでも上がるように応援していきたい。」と抱負を語った。 (yomiuri = 10-10-15) 定住推進、島根大に拠点 地方創生推進事業 島根大は 8 日、文部科学省が行う「地(知)の拠点大学による地方創生推進事業」に、県立大や県立大短期大学部、松江工業高等専門学校と県、経済団体など計 46 機関が連携して行う、学生の定住推進事業が採択されたと発表した。 今月 1 日、島根大に開設した「地域未来戦略センター」を拠点に、産学官の「オールしまね」で地方創生に貢献していく。 同事業は、県内の全高等教育機関を地域の拠点と位置づけ、地元に根付く人材を育成するのが狙い。 県の総合戦略案にも組み込みこまれており、事業が終了する 2019 年度に、4 教育機関の学生の県内就職率を、14 年度の 10 ポイント増の 45.1% にするほか、参加企業でインターンシップを経験する学生を 130 人増の 473 人にすることを目指す。 体的には、地域の魅力を知り、地元で働く意義を引き出す教科を 4 教育機関で必修化する。 年 1、2 回、企業や NPO 法人との異業種大交流会を開き、学生の研究や地域活動と、企業側の商品開発などのニーズとのマッチングを図る。 インターネット上に地域情報を集めたアーカイブ「Ago-Lab」を設け、これまで各機関が独自に発信していた情報を一元化するほか、各機関との調整役となるコーディネーターやキャリアプランナーを配置する。 島根大は県外出身の学生が 7 割を占めるが、県外への就職率も 7 割という。 同大の服部泰直学長は記者会見し、学生が島根への就職を希望しない理由として、「なんとなく大都会の大企業に行ってしまい、県内に素晴らしい企業があることをあまり知らない」と指摘。 「県外からの学生に、いかに島根の良さを知ってもらうか。 県内の全高等教育機関と連携して、地域に貢献していきたい。」と述べた。 (坂根薫、yomiuri = 10-9-15) 島根の風景 PR サイト好評 益田のデザイン会社制作 ホームページ制作などを行う島根県益田市あけぼの西町のデザイン会社、益田工房(洪昌督社長)が手掛ける島根の PR サイトが好評を得ている。 県内各地の景色を、映像表現を駆使して映画のシーンのように撮影。 公開するサイトは、デザイン性の高さで海外からの評価も受けており、新たな手法で島根の魅力発信に一役買っている。 同社のオリジナルサイト「CIMANETIC (シマネティック) - 映画みたいな島根」は昨年夏に立ち上げ、県内各所を回って撮影した 70 以上のシーンを掲載している。 写真の一部だけを動かす技法を使い、益田市の津田漁港のワカメ干しなどの風景を印象的に映し出すほか、三瓶山の雲の流れや宍道湖に沈む夕日の景観は連続撮影し、時間の経過を高速で見せる。 撮影場所は地図で示し、日本語と英語の紹介も載せた。 同サイトは 9 月、大手制作会社の作品と肩を並べ、アジア地域の優れたウェブサイトに贈られるインターネット上のデザイン賞に選ばれた。 24 日から都内で開催される「東京デザインウィーク」にも出展し、来場者にデザインと合わせて島根の風景をアピールする。 撮影から編集まで手掛ける大石淳司プロデューサー (36) は「映像表現によって魅力を付加し、国内外から島根に訪れる人を増やしたい」と意気込む。 今後も撮影を続けるとともに、地図機能を重視したスマートフォン版を近く公開する計画だ。 (山陰中央新報 = 10-7-15) パン職人、石見銀山で独立 ドイツ修業 5 年の店主 世界遺産・石見銀山がある大田市大森町の町並みに、ドイツパンの店が加わった。 現地で修業を積んだ日高晃作さん (34) が 9 月に東京から移住し、今月から本格オープン。 「このパン店があるから大森に住みたい。 そう思われる店にしたい。」と意気込む。 古民家が並ぶ、どこか懐かしい通りを歩いていると、香ばしい焼きたてパンのにおいが鼻をくすぐる。 一見、ペンギンの顔のように見える看板が、「HIDAKA」の目印。 ドイツの伝統的なパン「ブレッツェル」に、寄り添う家族をイメージしてアジサイの花を添えた。 (一色涼、asahi = 10-6-15) 明治時代の皇族宿泊所「興雲閣」公開 島根県 ![]() 明治時代に松江城内に建てられ、皇族の宿泊所としても使われた「興雲閣(島根県指定有形文化財)」の保存修理工事が完了し、松江市が 3 日、一般公開を始めた。 当時の姿に復元するため外観や内部は明治時代と同じ淡緑色に塗り直された。 興雲閣は 1903 (明治 36)年に建設。 1907 年には皇太子だった大正天皇が宿泊し、迎賓館として利用された。 その後は松江市の公的な歓迎場や展覧会場として用いられ、73 年からは「松江郷土館」として使用されたが、2011 年に閉館した。 鳥取市から夫婦で訪れた主婦中村可南子さん (57) は「とても美しい。 今後は松江市のシンボルの一つになるのでは。」と話した。 年中無休で入館は無料。 問い合わせは興雲閣、電話 0852-61-2100。 (sankei = 10-3-15) 中国電、ハイブリッド蓄電池事業開始 隠岐諸島で 中国電力は 30 日、島根県の隠岐諸島に西ノ島変電所(西ノ島町)を新設し、特性の異なる 2 種類の蓄電池を組み合わせた「ハイブリッド蓄電池システム」の実証事業を始めたと発表した。 送電線が本土と連係していない離島で再生可能エネルギーの受け入れを拡大することが狙いで、天候による発電量の変動を蓄電池を活用して制御する。 (jiji = 9-30-15) 島根県 : 山城跡コラム、公式 FB で連載中 松江城(松江市)の国宝ブームに沸く島根県が、県内に 1,200 以上あるとされる山城跡を取り上げるコラムを公式 フェイスブック (FB) で連載中だ。 「松江城に続け」と、厳選した 17 城跡を 11 月まで掲載していく。 コンテンツ企業 DLE が制作した「吉田くんが行く島根の山城」。 人気アニメキャラクター・吉田くんが「どう見ても遠足に最適な山」などと紹介する。 9 月の連休中、松江城には前年 3 倍の約 2 万人の観光客が押し寄せ、FB の「いいね!」も急増中。 ひっそりと埋もれた山城跡も日の当たる存在になれるか。 (曽根田和久、mainichi = 9-30-15) 島根の国道 54 号に「自転車ゾーン」 通行ライン試験施工 中国横断自動車道尾道松江線(中国やまなみ街道)の全線開通で国道 54 号の交通量が減少していることから、国交省松江国道事務所は 28 日、同国道に自転車通行空間を明示するラインの試験施工を実施した。 交通量減をチャンスととらえ、将来の「自転車ゾーン」拡大の可能性も含めて検討を進めるという。 施工したのは、島根県飯南町頓原の約 1 キロと、同県雲南市掛合町入間の約 1 キロ。 道路端から 1 - 1.5 メートルに引かれた車道スペースを区切る白線(外側線)に沿って青緑のラインを引き、自転車利用者に走行エリアを示すほか、車のドライバーにも注意喚起できるようにする。 施工後は、自転車利用者やドライバーからの視認性やラインの薄れ具合などを確認。 「道の駅たたらば壱番地(雲南市)」や「道の駅頓原(飯南町)」などを巡る 10 月 4 日のサイクリングイベント「道の駅グルメライド in 中国山地」も利用して約 200 人のアンケート調査を実施する。 同事務所では、アンケート結果なども見ながら今年度内に方針を決定したい意向。 「イメージとしては全線実施。 広島側と連携することも考える。」と話す。 (sankei = 9-29-15) 女子中高生ら特大和紙に「書」 松江水燈路で展示 ![]() 松江市の県民会館で 26 日、書道教室の女子中高生が、特大和紙で書道パフォーマンスを披露した。 あんどんにして、10 月末までの松江水燈路(すいとうろ)の期間中、1 階ロビーに展示する。 和紙は縦 3 メートル、横 7.5 メートル。 作品展を今月 27 日まで開いている日本現代書芸院(松江市)の生徒らによる「書芸院ガールズ」が、きゃりーぱみゅぱみゅさんなどの曲に合わせ、ダンスを交えて書道を披露。 この後、講師の細田小楓(しょうふう)さん (50) が約 1.3 メートルの大筆で「水燈路」と書き入れた。 三女でメンバーの渚さん (14) は「楽しく書きました。 若い人たちにも展示を見てほしいです。」と話していた。 (小早川遥平、asahi = 9-27-15) 島根には「法事パン」があるって本当!? 種類豊富でパン屋のセンスがきらり 記事コピー (9-27-15) 県外観光客向けおみやげ券、依然不振 島根県 島根県は 25 日、県外観光客向けに発行するプレミアムおみやげ券の販売実績(23 日現在)が、予定総数 13 万 3,333 冊に対し約 3 割の 4 万 6,442 冊にとどまっていることを明らかにした。 販売不振を受け、7 月に始めた再販売以降も、伸び悩みが続いている。 (中国新聞 = 9-26-15) 前 報 (7-3-15) 佳子さま、手話甲子園出席へ 鳥取・米子で生徒らと歓談 鳥取県米子市で 22 日に開かれる第 2 回全国高校生手話パフォーマンス甲子園(実行委員会主催、朝日新聞厚生文化事業団、朝日新聞社など後援)に出席する秋篠宮家の次女佳子さまが21日、県内入りした。 昨年の大会は秋篠宮妃紀子さまとの出席で、1 人での県内公務は初めてとなる。 佳子さまは米子空港に到着後、1945 年 4 月に日本軍の徴用船「玉栄(たまえ)丸」が爆発して 115 人が亡くなった境港市大正町で慰霊碑に菊など 3 種類の白い花束を供花。 その後、米子市内のホテルで開かれた交流会で大会に出場する生徒らと歓談した。 佳子さまと手話で会話した 1 人、鳥取聾(ろう)学校 2 年の新井ほのかさん (17) は歓談後、報道陣に感想を聞かれて「佳子さまに何を発表するのかと尋ねられたので劇を披露しますと答えました。 佳子さまの手話はとてもわかりやすかった。」と話した。 佳子さまは 22 日、米子市公会堂(角盤町 2 丁目)で午前 9 時半に始まる大会の開会式であいさつし、予選を通過した県内 3 校(鳥取聾学校、境港総合技術、鳥取城北)を含む 14 都道府県 20 チームの演技を観覧。 境港市の水木しげる記念館を視察後、米子空港から帰路に就く。 (杉山匡史、asahi = 9-22-15) 大田市仁摩町の砂時計「砂暦」がギネス認定 ![]() 島根県大田市仁摩町にある砂博物館「仁摩サンドミュージアム」の砂時計「砂暦」が世界最大としてギネス世界記録に認定され、同館が 20 日、認定証を披露した。 10 日発行のギネスブックに掲載された。 同館によると、砂暦は高さ 5.2 メートル、直径 1 メートルで、1 トンの山形県飯豊町の鳴り砂が 1 年間で落ちる 1 年計。 1991 年 1 月 1 日午前 0 時に博物館のシンボルとして始動した。 2008 年に映画化された漫画「砂時計」にも登場する。 これまでは米国の個人が製作した高さ 1.06 メートル、直径 38 センチの砂時計が登録されていたが、ギネス・ワールド・レコ−ズ社が、仁摩の砂暦が世界最大と確認し、登録の打診があった。 (sankei = 9-20-15) ローソンとポプラ、鳥取・島根で共同店舗を展開へ [東京] ローソンとポプラは 18 日、鳥取県と島根県において、共同店舗「ローソン・ポプラ」を展開すると発表した。 今年 11 月から実験店を数店舗オープンし、2016 年春以降、ポプラの店舗約 100 店舗のうち、希望する加盟店舗を「ローソン・ポプラ」に転換する。 共同店舗は、鳥取・島根の両県限定。 両県は、人口減とともに購買力が低下していくとみられている。 ポプラが個社で物流などを展開するには限界があるとして、2 社でインフラを共同化し、効率性を向上させる。 15 年 11 月にポプラが運営会社を設立。 16 年春以降、共同運営会社を設立する予定。 また、両社は、企業や学校、病院、駅など小規模商圏(マイクロマーケット)向け店舗の出店を進める。 こうした店舗は、人口減・商店が撤退している山間部地域にも活用する。 ポプラは損益分岐が低いモデルで、従来のコンビニは出店が難しかった小規模商圏に適しているという。 ローソンの店舗開発力を活かして、ポプラのモデルで出店を進める。 15 年度に 30 店舗、16 年度 50 店舗、17 年度以降は 70 店舗を展開する予定。 ローソンは昨年 12 月、ポプラに 5% を出資し、第 3 位の株主となっている。 これまで、原材料の共通化や商品の共同仕入れ、物流インフラの相互活用などに取り組んできた。 現在、15% 程度の原材料共通化は 16 年度中に 50% 程度まで引き上げる。 このほか、ローソンは、スリーエフにも 5% 程度を出資する交渉を行っており、9 月中の基本合意を目指している。 玉塚元一社長は会見で「大事なのは質。 単なる数の膨張には関心がない。」と述べ、地域ごとの状況に応じた協力の仕方を目さしていく考えを示した。 (清水律子、Reuters = 9-18-15) 100 歳以上、3 年連続全国一 10 万人あたり 島根 県内の 100 歳以上の高齢者は、昨年より 1 人減って 632 人となり、人口 10 万人あたりの数は 90.67 人(全国平均 48.45 人)と、3 年連続で全国トップになった。 21 日の「敬老の日」を前に、県が高齢者の状況(15 日時点)を発表した。 100 歳以上の内訳は、女性 539 人、男性 93 人。 県内の最高齢は、女性が邑南町の黒田フジノさん (111)、男性が奥出雲町の千原利男さん (106) だった。 (一色涼、asahi = 9-17-15) 再生可能エネルギーの電力 30% 超へ、風力とバイオマスが増える島根県 島根県が 7 年ぶりに再生可能エネルギーの推進計画を刷新して、2019 年度に県内の電力消費量の 30% 以上を再生可能エネルギーで供給する目標を決めた。 地域の特性を生かして風力とバイオマスを伸ばしながら、太陽光と小水力も加えて 5 年間で発電量を 1.4 倍に拡大する方針だ。 島根県は新たに策定した「再生可能エネルギー及び省エネルギーの推進に関する基本計画」の中で、地域を活性化させることを最大の目的にして再生可能エネルギーの導入目標を設定した。 単に導入量を増やすのではなく、地域の資源を生かして雇用を創出できることを目指す。 特に重点を置くのは小水力・バイオマス・陸上風力の 3 つだ。 2019 年度までの 5 年間に、再生可能エネルギーによる発電量を 10.9 億 kWh (キロワット時)から 15.6 億 kWh へ、1.4 倍に増やす。 その結果、県内の電力消費量が変わらない前提で、2019 年度には 30.4% の電力を再生可能エネルギーで供給できるようになる。 種別に見ると発電量が最も増えるのは陸上風力で、出力・年間発電量ともに約 2 倍の規模に拡大する。 島根県では年間を通して日本海から吹く風を利用できる利点があり、現時点でも国内最大の風力発電所「新出雲ウインドファーム」が 78MW (メガワット)の出力で運転している。 新たに出力 48MW の「ウインドファーム浜田」が 29 基の風車を配置して建設中で、2015 年度内に運転を開始する予定だ。 さらに県内の 3 カ所で合計 66MW の風力発電所の開発計画が進んでいる。 バイオマス発電では地域の森林に残る用途のない木材を燃料に利用した発電所が 2015 年度内に 2 カ所に誕生する。 1 カ所は「江津バイオマス発電所」で、すでに出力 12.7MW で 7 月に運転を開始した)。 もう 1 カ所が稼働すると、県内の林地残材の 8 割を消費することができて、年間の発電量も一気に 1.2 億 kWh 増える。 このほかに小水力発電では農業用水路やダムからの放流を利用した導入計画を検討中だ。 水量や落差の小さい場所にも小規模なマイクロ水力発電を推進して、LED 防犯灯などの電源に利用できるようにする。 費用の一部を県が助成して 5 年間に 50 カ所の集落に導入していく。 島根県には中国地方で唯一の「島根原子力発電所」がある。 2014 年には地元の住民が原子力からの脱却と再生可能エネルギーの拡大を推進するために新しい条例の制定を求める動きもあった。 県知事は実効性がないことを理由に否定的な意見を表明して、その後の知事選で当選している。 こうした経緯から実効性のある再生可能エネルギーの推進計画をとりまとめる必要があった。 島根県では 2008 年に「島根県地域新エネルギー導入促進計画」を策定したが、2011 年の福島第一原子力発電所の事故が発生して以降、エネルギーに関する基本計画を改定していなかった。 (石田雅也、SmartJapan = 9-14-15) 佐々木希さんイメージ、島根ワイナリーが赤ワイン「縁」 島根ワイナリー(島根県出雲市)は、出雲地方を舞台に撮影された映画にちなんだ赤ワイン「縁(えにし)」の販売を始めた。 マスカット・ベーリー A 種とメルローを原料に、女優の佐々木希(のぞみ)さんの白むく姿が見どころという映画「縁」をイメージし、さわやかで口あたりの良い甘口タイプに仕上げた。 3 日に開かれた発表会には同市出身の堀内博志監督も出席。 島根ワイナリーの松浦克美社長が「女性好みのワインで映画を盛り上げたい」と話し、この日が 41 回目の誕生日という堀内監督にプレゼントした。 映画は 26 日から山陰地方の 3 館で先行公開される。 堀内監督は「一緒に盛り上がっていけたらうれしい」と話した。 赤ワイン「縁」(500 ミリリットル)は 1,080 円。 (sankei = 9-13-15) 前 報 (7-9-14) 国引き神話の舞台「薗の長浜」保全対策急務 島根県など養浜事業へ 浸食が激しい大社湾(島根県出雲市)に面する外園海岸(3.8 キロ)が今後 30 年間でさらに最大 14 メートル浸食が進む一方、土砂堆積が進む稲佐の浜など大社漁港海岸(2.1 キロ)で最大 38 メートル砂浜が広がる検証結果を、島根県がまとめたことが分かった。 国引き神話で知られる両海岸を含む「薗の長浜(15.9 キロ)」の保全対策が急務となっており、県などは来年度から新たに大規模な養浜事業に乗り出す考えだ。 出雲県土整備事務所によると、現地調査と航空写真などで解析、検討した結果、外園海岸は過去 40 年間に最大 80 メートル浸食され、大社漁港海岸は砂がたまり最大 60 メートル海側に延伸。 放置するとさらに状況が進む可能性があるとし、海岸の変化も予測しながら土砂管理計画案を作成した。 案では、外園海岸で大規模な土砂投入など養浜事業を進め、海岸線の維持を図る。 国交省出雲河川事務所や県水産事務所、市とともに案を詰め、地元に説明。 理解が得られれば、平成 28 年度事業に盛り込む考えだ。 一方、近くの神戸川河口の湊原海岸(1.3 キロ)も浸食が激しく、必要に応じて土砂を入れる計画。 管理する国交省出雲河川事務所は今夏、注意を呼びかける立て札を設置。 流れが悪くなった河口で、今月4日から掘削を始めている。 「薗の長浜」の保全について、出雲県土整備事務所は「浜全体の土砂の収支がアンバランスな状態。 関係機関、住民と協力し、埋める砂の材質、実施時期、施工方法を決める。」と話す。 (sankei = 9-8-15) 島根特産イチジクを創作料理で PR 県内 7 店舗でフェア ![]() 島根県の特産イチジク「蓬莱柿(ほうらいし)」を使った料理や菓子の試食会が松江市のフランス料理店「ムーランドール (木戸敬二オーナーシェフ)」で開かれ、関係者らが舌鼓を打った。 イチジクフェアは 5 - 20 日、県内 7 店舗で行われる。 松江市の「ほりお農園」で収穫された生食用の蓬莱柿約 40 個と加工用 10 キロを使い、和洋中の創作料理とスイーツを作った。 半分に割ったイチジクにアマダイの刺し身や生ウニ、カニなどを盛ったメニューは、魚介の塩味が蓬莱柿の甘みを引き立たせた逸品。 アスパラガスとエビを炒め、イチジクを絡めた中華のほか、イチジクのチーズタルトやスムージーなど、さまざまなイチジク料理が並んだ。 蓬莱柿はイチジクの中でも実が赤く、小ぶりで甘みが強いのが特徴。 水分が少ないため、フォアグラや生ハム、刺し身などの食材と合わせやすいという。 雲南市の飲食店勤務、山崎美和子さん (36) は「イチジクをスイーツだけでなく、魚などの料理と合わせたところが斬新。」 木戸シェフは「フェアを機に蓬莱柿のおいしさが広まれば …」と語った。 フェアに参加する店舗は次の通り。 ▽ ムーランドール、▽ 八千代亭、▽ グランラセーレ八重垣、▽ パティスリー・キュイール、▽ パパ厨房(以上松江市)、▽ ボンヌママンノブ(益田市)、▽ ラルカンシェル(出雲市) (sankei = 9-5-15) 八雲の生涯表現、ゆかりのアイルランドに記念公園 小泉八雲 (1850 - 1904) の生涯を表現した「小泉八雲記念庭園」が、アイルランドにオープンした。 約 1 万平方メートルの広大な敷地に、八雲ゆかりのギリシャや日本をイメージした庭園が広がる。 10 月には八雲の肖像のレリーフが、松江市から贈られる。 庭園ができたのは、アイルランド南部の海辺にあるトラモア。 ギリシャのレフカダ島生まれの八雲(ラフカディオ・ハーン)は 2 歳の時、父の出身地、アイルランドの首都ダブリンに移り住んだ。 父母が離婚し、裕福な大叔母に引き取られた八雲は、夏休みにトラモアをよく訪れた。 乳母から妖精物語を聞かされ、至福の時を過ごしたという。 ![]() 庭園には 9 つの庭があり、それぞれ八雲ゆかりの地を表現。 生誕地のギリシャの庭は所々に石を配置し、オリーブの木が植えられている。 日本をイメージした庭には、桜や松、竹、松江市の花のツバキを植え、つくばいもある。 発案したのは地元の歴史家、アグネス・ウィルワードさん。八雲のひ孫で、県立大学短期大学部教授の小泉凡さん (54) が 3 年前にアイルランドを訪問したことがきっかけだった。 「ハーンの人生は面白いから、庭にしたら」と構想を描き、地元の庭師がそこから自由な想像力で作り上げた。 6 月に完成し、地元の NGO (非政府組織)が管理・運営している。 「ハーンが徐々に日本になじんだように、この庭もなじんでくるだろう」とアグネスさんは話しているという。 凡さんは「八雲は(両親の離婚など)つらい経験をしたアイルランドを、実は愛していた。 そこに八雲の庭ができて、深い共感を覚えます。」と話している。 (井元茂、asahi = 9-3-15) 夫婦愛や苦悩 八雲熱演 島根の劇団関係者「日本の面影」上演 松江市ゆかりの文豪、小泉八雲の半生を描いた演劇「日本の面影」が 30 日、松江市殿町の島根県民会館で上演された。 5 月から稽古を重ねた島根県内のアマチュア劇団関係者の熱演に、観客約 500 人が盛大な拍手を送った。 日本演出者協会会員の西菜々重さん (31) = 出雲市在住 = が企画し、県内の演劇関係者ら約 40 人が参加して作り上げた。 八雲が日本滞在中、英語教師として松江に赴任して出会った小泉セツとの夫婦愛や、自然を愛する古き良き日本への愛着、近代化によって人々の心が変容する姿に苦悩する様子などを再現した。 上演後、八雲役を務めたシンガー・ソングライター、森山らきあさん (35) = 雲南市在住 = は「八雲とゆかりのある松江の地で演じることができて光栄だった」、セツ役のラジオパーソナリティー影山さゆりさん (31) = 松江市在住 = は「お客さんの顔を見て、あらためて八雲が愛されている人だと感じた」と語った。 最前席で観賞した松江市東出雲町揖屋の主婦、越野稔子さん (71) は「役者の表情が良かった。 八雲の思いが胸に響き、大切なことを思い出させてくれる舞台だった。」と賛辞を贈った。 (山陰中央新報 = 8-31-15) ファミリーマート、島根県松江市にカラオケ併設店をオープン ファミリーマートは 8 月 28 日、島根県松江市に A コープとファミリーマートの一体型店舗「ファミリーマート + A コープこうぶ店」をオープンした。 地域の交流拠点としての機能を重視し、第一興商の協力で、セルフサービス式のカラオケルーム 3 室を店内に設置した。 通常のコンビニエンスストアの商品やサービスの提供のほか、地元の生産者が育てた野菜や果物を販売する専用コーナー「生産者野菜直売コーナー」や、地域の人々が交流できる大型テーブルを設置した 30 席のイートインコーナーなどを設置した。 ファミリーマートと A コープ西日本が展開する一体型店舗は 3 店目。 (流通ニュース = 8-31-15) |