島根県と楽天、タブレット端末など搭載 車両型移動図書館を運行 島根県と楽天は 9 日、車に約 1,200 冊の本とタブレット端末などを搭載し、子どもたちに書籍に触れられる機会を提供する移動図書館「楽天いどうとしょかん」の運行を、26 日から県内で開始すると発表した。 「楽天いどうとしょかん」は、本や閲覧用のタブレット端末などを備えた車両型移動図書館。 読書を身近に楽しめる場と電子ブックリーダーやタブレット端末による新しい読書体験を提供するとともに、子どもの保護者など、利用者同士の交流を促し、地域を活性化するコミュニティーとしての役割も担っていく。 これまで、福島県内で運行し、5 月からは岐阜県でも運行を開始している。 県内を巡回する「楽天いどうとしょかん」は、県立図書館で貸し出される県に関する民話や神話のほか、島根出身作家の書籍を含む小学校低学年向けの絵本、児童書、学習本など約 1,200 冊を搭載。 また、貸出用に楽天が提供する電子ブックリーダー「kobo Touch」 20 台、閲覧用に 7 インチのタブレット端末「kobo Arc 7」 5 台も搭載する。 巡回先は、県教委や市町村教育委員会の希望をふまえ、児童館公民館、保育園、幼稚園、学童保育などを予定している。 ![]() 今回の「楽天いどうとしょかん」では、「子ども読書県しまね」の実現を推進するとともに、同県の民話や神話に関する本も搭載することで、子どもたちに読書を通じた地域の歴史や文化の継承に貢献してくという。 島根県での「楽天いどうとしょかん」の運行を記念し、開始セレモニーを 26 日に島根県立図書館で開催する。 (ict-enews = 7-10-14) 鳥取城キャラ・かつ江さん公開中止 「悲劇をネタ」の声 戦国時代の鳥取城籠城戦のマスコットキャラクターとして、鳥取市教委が 7 日に「かつ江(渇〈かつ〉え)さん」をホームページで公開し、画像をダウンロードできるようにしたところ、賛否のメールが寄せられるなどし、9 日、急きょ公開を中止した。 市教委文化財課の森下俊介課長は「かつえという特定の人物を指すような使われ方をされるなど想定していなかった使用をされる恐れがある」と理由を説明している。 かつ江さんは、「渇(かつ)え殺し」と呼ばれる 1581 年の羽柴秀吉軍による鳥取城の兵糧攻めをテーマに考案された。 ボロボロの着物を着た庶民の女性がカエルを手に困窮する姿が描かれている。 昨年 12 月 - 今年 2 月に全国公募した鳥取城跡マスコットキャラクターの優秀作二つのうちの一つ。 選考委員から「籠城戦のことがわかるキャラがあってもいいのでは」という意見があり、次点に選ばれた。 (柳川迅、asahi = 7-10-14) 佐々木希さん、出雲大社でヒット祈願 … 島根 ![]() 島根県出雲市出身の映画監督堀内博志さん (39) が県内を舞台に撮影する「縁(えにし)〜 THE BRIDE OF IZUMO 〜」の製作発表が 8 日、出雲市の出雲大社で行われた。 目に見えない人と人とのつながり「縁」がテーマの映画で、参拝した堀内監督や主演でモデル、女優の佐々木希のぞみさん (26) らは、撮影の無事と興行の成功を祈願していた。 「縁 - -」は、東京でウェディング情報誌の編集者として働く女性が、祖母の遺品から白無垢むくの婚礼衣装と、書かれなかった婚姻届を見つけたのを機に、古里の出雲地方を訪ねる物語。 埋もれていた家族のつながりが解き明かされるとともに、神楽を舞うシジミ漁師の青年との出会いが重なる。 この日、佐々木さんは大社の拝殿前で、作中で見せる白無垢姿で登場、撮影スタッフや製作に協力する出雲、松江両市の関係者らとともに作品のヒットを祈った。 出雲を訪れるのは初めてという佐々木さんは「誰もが共感できる普通の女性の役だけに難しく、ドキドキしている。 人と人の縁を結ぶ映画になってほしい。」と笑顔で語った。 堀内監督は「再確認した故郷の魅力を発信し、映画に関わる多くの人と縁を結んでいきたい」と意気込みを話していた。 大社には、佐々木さんの相手役を務める俳優の井坂俊哉さん (35) と平岡祐太さん (29)、撮影監督のクリストファー・ドイルさん (62) らも顔をそろえた。 ドイルさんは、米国で大ヒットしたチャン・イーモウ監督の「HERO」や、カンヌ国際映画祭で高い評価を受けたウォン・カーウァイ監督の「花様年華」などに参加した、国際的な撮影監督として知られる。 ドイルさんは「日本でも特別な地である出雲が舞台で、テーマの『縁』が世界に広まってほしい」と期待を込めていた。 地元での撮影は 12 日から 8 月 10 日までを見込む。 年内には完成し、2015 年の国際映画祭に出品した後、16 年に公開する。 (高田史朗、yomiuri = 7-9-14) 過疎化で定員割れの高校救え、住民シンポ … 島根 過疎化の影響で生徒数減に悩む島根県立吉賀高の将来を考えるシンポジウムが 5 日、吉賀町の林業総合センターであり、住民約 50 人が県中山間地域研究センター(飯南町)の中山間地域支援スタッフ・檜谷邦茂さん (35) の講演を聴いた。 同高(定員 120 人)は在校生 90 人と定員割れが続き、2018 年頃には新入生が 20 人前後にまで落ち込む、と予想されている。 檜谷さんは、町人口 6635 人(4 月末現在)が 30 年後には 4 割減となり、小中学生も現在の 422 人から 180 人にまで減る、との見通しを示した。 ただ、移住者増で 30 - 60 歳代人口は 5 年前より 95 人増えており、年 27 世帯ずつ受け入れると、30 年後の人口は 6,282 人、小中学生は 417 人と、ほぼ横ばいを維持できるとした。 また、同高が閉校となり他校に進学した場合、家計負担も大きいとし、「長期的な視点で生徒数を維持するには地域の子供を増やすしかない」と力を込めた。 (熊谷暢聡、yomiuri = 7-7-14) 自ら確認し声上げる契機に 「標的の村」上映会 島根 米軍の新型輸送機オスプレイ配備に反対する沖縄の人たちを追ったドキュメンタリー映画「標的の村」の上映会が 5 日、松江市である。 映画に登場する沖縄県東村(ひがしそん)高江在住の安次嶺雪音(あしみね・ゆきね)さん (43) = 松江市出身 = が上映会に合わせ来県し、話を聞いた。 ヘリパッド(離着陸帯)建設が予定されている高江の自然は本当に素晴らしい。 ちょうど鳥の繁殖期で、ホタルもよく出ます。 沖縄出身の主人と高江で子どもを育て、カフェをし、なるべく自給自足をしながら反対の運動をしています。 まだヘリパッドの全てが完成したわけではないですが、オスプレイはもう飛んで来ています。 音もうるさいですが、体の中に響くような低周波が本当に不快です。 完成して年に 1 千回も来たら住めなくなるし、貴重な動物たちも繁殖できないと思います。 (聞き手・宮野拓也、asahi = 7-5-14) 島根県西部の災害復旧工事入札「不調・不落」相次ぐ 昨夏、記録的豪雨に見舞われた島根県西部の自治体が発注した災害復旧工事の入札で、受注業者が決まらない「不調・不落」が相次いでいる。 昨年度(豪雨災害以降)は 26 件で、本年度は 6 月末時点で 32 件に増加。 工事量が多く、受け手が足りないのが要因で、市民生活への影響も懸念される。 県西部の 9 市町のうち、本年度、入札の参加業者が集まらなかった「不調」や、入札額が予定価格を上回るなどして業者が決まらなかった「不落」があったのは、▽ 浜田市、▽ 益田市、▽ 大田市、▽ 邑南町、▽ 津和野町 - の 5 市町。 (山陰中央新報 = 7-4-14) 日本パーカーライジングが島根に新工場 交通安全資材の製造や金属表面処理を手掛ける日本パーカーライジング広島工場(広島市)は、島根県江津市の工業団地に工場を新設し、2015 年 8 月に操業を始める。 土地・建物と生産設備で合計 18 億円を投資し、3 年間で 22 人を地元で雇用する。 同社は島根県と江津市との間で立地計画の覚書に調印した。 交通安全資材のガードパイプ生産を広島市にある出島工場から江津工場に移管する。 アルミニウムの表面処理も江津で行う。 広島、岡山、山口各県に工場や営業所を構える同社は、高速道路で広島から 2 時間の距離にある江津市に拠点を構えることで中国地方の生産ネットワークを強化する。 (nikkei = 7-3-14) 島根の宝を世界に発信 〜観光コンベンション in 松江〜 島根県立大学短期大学部松江キャンパスは 6 月 28 日、くにびきメッセ国際会議場で「ご縁の国しまね 観光コンベンション in 松江」を開催。 同校の学生のほか、沖縄や東京など県外からの参加者も含めた観光関係者・コンベンション関係者など、合わせて約 200 人が集まった。 島根県内の観光は、出雲大社をはじめ東部地域を中心に展開しているが、今回は雲南市吉田町、隠岐郡海土町(あまちょう)、県西部の津和野町などの地域文化を活かした観光推進の高まりを受けて実施された。 同校で観光を柱とした四大化の計画があることや、「平成 25 年度 地(知)の拠点整備事業(大学 COC 事業)」に採択され、大学と地域の連携を推進するという目的もあり、地域の魅力を県外に発信する同コンベンションの開催につながった。 基調講演では、観光文明学の権威で現在は北海道開拓記念館館長を務める、石森秀三氏が登壇。 "観光が島根の未来を拓く" と題して、自身の経験などを交えて、観光による地域活性化について提案。 人口減少に悩む島根県の現状を逆手にとり観光に活かした「しまね田舎ツーリズム」などさまざまな事例を紹介。 全国的な人口減少が進む日本のモデルケースとなる可能性も示唆した。 パネルディスカッションでは、石森氏のほか、シーズ総合政策研究所所長の藤原洋氏、海士町長の山内道雄氏、津和野町長の下森博之氏、島根県立大学短期大学部教授の小泉凡氏が登壇。 コーディネーターは同短期大学部准教授の工藤泰子氏が務めた。 鉄の歴史文化を活かした雲南市吉田町、役場職員の意識改革からはじめ "島まるごとブランド化構想"、"島留学" などで人づくり・島づくりに力を入れている海土町、宿泊観光客増に向けて空き家を改修した "町家ステイ" に取り組む津和野町など各地域の取組みについて議論がなされた。 パネルディスカッションの後には、第 2 部の有福神楽保持者会による特別企画「石見神楽公演」が実施された。 コンベンション終了後に、主催した島根県立大学短期大学部の工藤泰子准教授は「若い学生にとって神楽など伝統文化や、地域活性化の実態に触れる良い機会となった。 地元の良さを知り島根を誇りに思う気持ちをもって欲しい。 また、大学が学生に授業を提供するだけでなく、民間企業や公的機関との地域連携をするという新しい存在意義をもつきっかけになるのでは。 コンベンションの開催で終わるのでなく、この縁をつなげて大きな成果に結びつけたい。」と語った。 (展示会と MICE = 7-1-14) ◇ ◇ ◇ 地域の魅力、どう伝える? 28 日に松江で集会 島根 出雲大社の「平成の大遷宮」で昨年、島根が全国から注目された勢いを保ち、地域資源の魅力を県外へアピールするには - -。 「ご縁の国しまね観光コンベンション in 松江」が 28 日午後 1 - 6 時、松江市学園南 1 丁目のくにびきメッセである。 主催は県立大短期大学部松江キャンパス。 県立大はこのキャンパスを 4 年制大学にする試案をまとめており、観光分野の人材育成は柱の一つだ。 松江キャンパス総合文化学科が出す情報誌「のんびり雲」など魅力発信の取り組みも、このコンベンションで発表する。 第 1 部は「観光が島根の未来を拓(ひら)く!」と題して、北海道開拓記念館長の石森秀三さんが講演。 山内道雄・海士町長、下森博之・津和野町長、小泉八雲のひ孫で同短期大学部の小泉凡教授らが、島根の地域資源についてパネル討論する。 第 2 部は、有福神楽保持者会が石見神楽を披露する。 (斉藤智子、asahi = 6-24-14) ヒョウモンダコ:猛毒危険! 島根県が注意呼びかけ 海水浴シーズンを迎え、島根県は猛毒を持つヒョウモンダコへの注意を呼び掛けている。 県内では過去に 21 回確認されており、水産課は「見つけても触らず、県に連絡してほしい」としている。 ヒョウモンダコは日本から豪州にかけて生息する約 10 センチの小型タコ。 刺激を受けると青い斑点の出るのが特徴で、唾液にはフグと同じ猛毒のテトロドトキシンが含まれている。 かまれると体のまひや呼吸困難が起こり、海外では死亡例もある。 これまでは主に太平洋岸だった生息域が近年は拡大。 県内でも 2012 年 6 月に松江市島根町多古で初確認され、主に松江市と隠岐地方を中心に県全域で見つかっている。 県内では、これまでヒョウモンダコの被害は確認されていない。 水産課は「主に岩場に生息している。 誤って釣り上げたり、潮の流れで海水浴場に漂着したりする恐れもある。」と注意を喚起している。 同課 (0852・22・5323)。 (曽根田和久、mainichi = 6-30-14) 白バラ牛乳が飲みたくて 鳥取県、給食の入札拒否を決意 地産地消を掲げる鳥取県が、学校給食の牛乳調達に求められている入札を来年度から取りやめる方針を決めた。 入札の結果、今春から一部の学校で県外業者産に切り替わったためだ。 学校関係者や酪農家から戸惑いの声も上がっている。 ただ、低温殺菌の牛乳なら随意契約ができ、入札にこだわる必要はない。 問題はどこにあるのか。 「高い値段でやる、透明性を欠いたようなことをやる、という気持ちはさらさらない。 リーズナブルなプロセスで選ばせていただきたい。 例えば市町村が独自に購入することを認めていただければ直ちに解決する問題だ。」 5 月 16 日、東京・霞が関の農林水産省。 鳥取県の平井伸治知事は小里泰弘政務官に調達制度の見直しを訴えた。 入札に伴い、今春から県外業者の牛乳に切り替わったのは県内 19 市町村のうち、県西部の 6 市町。 米子市もその一つだ。 市教委によると、当初は児童・生徒から「味が薄くなった」といった声が上がった。 これまでは地元の大山乳業農協の白バラ牛乳だった。 松浦裕美・学校給食課長は「自分も白バラ牛乳を飲んで育った。 業者が変わり、驚いている。 牛乳もほかの食材も地産地消が基本。 来年度以降は県と協議し、独自に購入できるよう検討したい。」と話す。 南隣の南部町で酪農を営む西谷拓実さん (22) は乳牛約 50 頭を飼育し、搾ったばかりの牛乳を大山乳業農協の工場に出荷している。 「白バラ牛乳は濃い味でうまみがあり、すぐにおいしさがわかる。 地元の給食で出されなくなったのは本当に残念。」と落胆する。 大山乳業農協の幅田信一郎組合長は「商売は競争だが、学校給食には地産地消が生かされてもいいのではないか。」と話す。 農水省は鳥取県に低温殺菌牛乳の購入を勧める。 入札せずに随意契約が可能だからだ。 百数十度で加熱する通常の殺菌に対し、低温殺菌は 100 度未満で加熱する。 牛乳本来の味に近く、もっと飲んでもらおうと、国は 2011 年度から市町村や学校が随意契約で購入できるようにした。 農畜産業振興機構(東京)によると、13 年度末までに 6 道県で契約例があるという。 大山乳業農協は 13 年度に低温殺菌の生産設備を整えた。 県内全市町村の学校給食に供給できるとしている。 すでに 5 町村と納入契約を結んだ。 ただ低温殺菌は手間がかかり、割高になる。 国は奨励金を出しているが、平井知事は「いつまで続き、維持されるのか保証がない」と、低温殺菌の購入を市町村に働きかけることには慎重な姿勢だ。 鳥取県によると、47 都道府県で乳業業者が一つなのは鳥取だけだ。 これがきっかけで、今回の問題が表面化したとも言える。 鳥取県内には 1989 年で 5 業者あったが、乳製品工場の合理化を進める農水省や県の指導で 2003 年に大山乳業農協だけになり、県内業者に限った入札ができなくなった。 県は大山乳業農協と随意契約できるよう国に求めたが受け入れられず、04 年から兵庫、岡山など近隣 4 県の業者に呼びかけて入札を始めた。 応じる業者はなかったが、ことし 2 月に県内 3 地区で実施した入札に、乳業大手・明治の岡山工場が応じた。 明治の広報担当者は取材に対して「経緯や理由についての具体的な回答は控えたい」としている。 隣の島根県は県内産を扱っている県内 4 業者と県外 1 業者に呼びかけて入札を実施。 岡山県でも県内産を使うよう求めて入札をし、県内 3 業者と県外 1 業者が参加している。 両県とも「地産地消を進めるため」としている。 広島県は県産を使うことに加え、県内に工場があることを入札参加の条件にしている。 「万が一、異物混入などで業者を変えざるを得ないときに、速やかに代わりを確保するため」と担当者は話す。 県内 6 業者が応札しているという。 (吉田海将、asahi = 6-29-14)
◇ ◇ ◇ 給食牛乳の入札取りやめ 鳥取県、県外業者落札で すべての公立小中学校の給食で地元の 1 業者が牛乳を供給してきた鳥取県。 ところが、今春から一部市町の学校で県外業者の牛乳が出されている。 法律に基づく入札に参加し、落札したためだが、平井伸治知事は「地産地消の観点では腑に落ちない」などとして、来年度から入札を取りやめる方針を決定。 16 日、知事が農林水産省を訪れ、現行制度の見直しを求めた。 同省によると、入札しない事例は過去にないという。 学校給食の牛乳は、「酪農及び肉用牛生産の振興に関する法律」に基づき、都道府県が地域ごとに入札で調達する。 農水省牛乳乳製品課の担当者は「入札しなくても罰則規定はないが、保護者が納得し、価格が割高にならないよう実施をお願いしている」と話す。 地域によっては輸送費がかさむ場合があり、国は入札を条件に補助金を出す。 鳥取県は 1 本あたり 9 銭で、年間約 80 万円。 平井知事は今後は県が負担することを念頭に「何とかする」と発言している。 (吉田海将、古源盛一、asahi = 5-16-14) ドクヘリの重複要請 132 件に 島根県昨年度まとめ 中山間地や離島の重症患者を施設が整った病院へ搬送するため島根県が運用する医療用ヘリコプター(ドクターヘリ)で、出動要請が重なり、現場に駆け付けられなかったケースが 2013 年度に 132 件あった。 前年度の 1.5 倍に上っているため、県は運航状況を分析し、要請基準の見直しも含めた改善策を検討する。 県のドクターヘリは 11 年 6 月に導入。 13 年 5 月には中国 5 県で順次乗り入れを始め、島根県のヘリが広島県北部や鳥取県中・西部に出動するようになった。 (山陰中央新報 = 6-28-14) 島根県で信号なしの 100km 公道と空港滑走路を走る「益田 I・NA・KA ライド」 ![]() 島根県益田市で活動する「益田市町おこしの会」は 9 月 7 日に、同市の信号のない公道 100km と、現役空港滑走路を自転車で走る「益田 I・NA・KA ライド」を開催する。 イベントのコースとなるのは、100km にわたって信号が全くない同市の公道。 「100ZERO」とも称されるその公道の周囲には豊かな自然や美しい田園風景が広がり、信号待ちのストレスもなく、田舎ならではの景色も楽しみながら走ることができる。 コースの一部には現役の空港滑走路(石見空港)も組み込まれており、滑走路走破という貴重な体験もできる。 走行はレース形式でなくグループライド方式を採用した。 レベル別に複数のグループに分かれ、それぞれでゴールを目指す。 エイドステーションでは地元の味を楽しめるよう、田舎料理や郷土料理などをたっぷりと用意。 そのボリュームには過去の参加者から「食べきれずに困った」といった声が聞かれるほどだという。 コースは空港滑走路のみを走る「ウルトラかめグループ (4km)」、初心者や家族向けの「スーパーかめグループ (25km)」、景色を楽しむ「かめグループ (100km)」、ほどほどのスピードで走る「うさぎグループ (100 - 160km)」、160km をスピード重視で走る「スーパーうさぎグループ」の 6 コース。 「ウルトラかめグループ」ではママチャリでの走行も可能。 また、今年からは 160km コースに、ユースロードレース「益田チャレンジステージ」のコースも組み込んだ。 初心者から本格的な走りに挑戦したい人まで楽しめる内容となっている。 イベントには元プロロードレーサーの山本雅道さんも参加する。 山本さんの夫人で元バレーボール女子日本代表の益子直美さん、エキップアサダの谷口正洋さん(元チーム UKYO) も登場し、レースを盛り上げる。 今回から、当日受付も開始した。 これにより近隣県からは日帰り参加も可能になる。 また、東京・羽田空港からは萩・石見空港への直行便が 1 日 2 往復となったため、首都圏からも 1泊 2 日で参加が可能となった。 参加費用は、1,000 円、3,000 円、1 万円(コースにより異なる)。 なお、台風の影響で中止となった昨年の申込者は参加料が割引になる。 申し込みは「スポーツエントリー」から。 大会の詳細は、公式サイトで案内している。 (フォルサ、MyNavi = 6-27-14) 「地に足をつけて」 国連インターンから、島根県津和野町へ 記事コピー (6-21-14) 国内唯一の巻石垣が破損 鳥取城跡・天球丸 ![]() 鳥取市教育委員会は 20 日、鳥取市の鳥取城跡の天球丸で、カメの甲羅のような形をした「巻石垣」の一部が破損していたと発表した。 市教委によると、巻石垣は石垣の崩落を防ぐために築き足されたもので、球面の形は全国で唯一。 市教委は同日、壊されたとみて鳥取県警に通報した。 市教委によると、巻石垣の石 3 個(重さ 15 - 40 キロ)などが抜き取られ、近くの広場に落ちていた。 19 日午後に市職員が定時の見回りで破損を確認した。 修理には約 20 万 - 30 万円かかる。 17 日夕、巻石垣に中高生とみられる複数の人が登っているのを鳥取県職員が目撃したという。 (kyodo = 6-20-14) 歩行者と車が道路をシェア、出雲大社の神門通り 「シェアハウス」、「カーシェアリング」。 限られた空間や資源を利用するのに、シェア(共有)は有効な手法だ。 今も遷宮ブームに沸く出雲大社の参拝道に導入されたのは「シェアードスペース」。 歩行者と車が道路をシェアする発想で、欧州で広がりつつあるという。 境内入り口の「勢溜(せいだまり)の大鳥居」前の交差点から、南にそびえる「宇迦橋(うがばし)の大鳥居」を越え、道の駅大社ご縁広場まで延びる県道の神門通り線。 全長約 730 メートルのうち 330 メートルの区間が、昨年 3 月に整備された。 通り沿いの商店や約 100 本の松並木の景観に目を奪われがちだが、石畳の道路に 2 本の路側線があるだけのシンプルな構造だ。 2012 年度に完成した街路事業が対象の「第 26 回全国街路事業コンクール」で今月、優秀賞を受賞。 車優先でなく、道路をすべての利用者が共有する空間とするシェアードスペースの手法を使ったことが、受賞理由の一つという。 県によると、整備前の道路にはセンターラインがあり、当初は道路幅を広げて歩道部分を多く確保し、段差などで車道と分ける計画だった。 だが松並木の保存を求める住民の声もあったことから、道路幅は変えず、路側線外側の歩道部分を計 2 メートル広げて各幅 3.5 メートルとし、車道をセンターラインのない 5 メートルに狭めた。 「縁結びの神様を詣でるのだから、恋人同士が手をつないで並んで歩ける環境が目標だった。」 そう話すのは提案した岡山大学大学院准教授(都市交通計画)の橋本成仁さん (44)。 道路の整備方法を考える県のワークショップに専門家として参加した。 橋本さんによると、交通規制をあえて取り払い、道路を広場のような空間にすることで、ドライバーに安全な速度で走るよう促すという。 橋本さんは、街路樹や道路幅などの街路空間がドライバーに与える影響を研究。 10 年には欧州を視察した。 「英国では大都市のメーンストリートでも使われる手法。」 この手法を生かすのに注意する点は? 「ドライバーと歩行者が互いを認識できることが肝心。 視線を遮る路上駐車は大敵です。」 (今林弘、asahi = 6-19-14) 空き家週末ギャラリー「記田屋」 出雲市大社町 島根県出雲市大社町で、空き家を再生し、週末だけオープンするギャラリーが地域住民らの憩いの場になっている。 地元出身で、兵庫県加古川市の学習塾経営金築伸子さん (58) が、亡き夫が生まれ育った家を守ろうと改装した。 屋号から名付けた「ギャラリー記田屋(きたや)」には週末ごとに住民らが集まり、おしゃべりを楽しむなどしている。 「大遷宮ブーム」でにぎわう出雲大社かいわいの南東約 1 キロ、ビニールハウスと住宅が並ぶ静かな集落。 コンクリート打ちっ放しで、築 50 年の元農機具小屋(約 50 平方メートル)をメインの展示室に、築 100 年の母屋の座敷や土間の台所も開放し、庭のハーブガーデンも楽しめる。 金築さんは 6 年前に夫と死別、加古川市で仕事を続けていたが、2011 年 4 月、出雲市で一人暮らしをしていた義母も亡くなった。 以降、住む人がいなくなった家を手入れするため、両市を定期的に往復していた。 2 年前、知り合いの設計士がその空き家を、「母屋だけでなく、小屋もいい」と評したのを機に、ギャラリーとして活用しようと決めた。 13 年 5 月に改装し、都合のつく限り出雲に戻ったが、同年末までにオープンできたのは 11 日間だけ。 その分、今年は、4 - 7 月と 9 - 11 月の全週末はオープンすることにした。 県内陶芸家の作品を常設展示し、貸しギャラリーとして、発表の場も提供している。 6 月上旬に地元のイラスト、押し花、菓子作家による 3 人展を開催したところ、口コミで知った市内の主婦らが次々と訪れ、ハーブティーを飲みながらくつろぐ姿が見られた。 金築さんは「夫と義母が大切にした家。 改装するだけならただの家族の空間で終わってしまうが、公開すれば楽しんでくれる人が無限に増える。 多くの方に来ていただきたい。」と話している。 営業時間は土、日曜の午前 10 時 - 午後 4 時。 飲み物、手作りの菓子は有料。 問い合わせは、ギャラリー記田屋 (0853・53・2685) へ。 (高田史朗、yomiuri = 6-15-14) 先天性心疾患の新生児、島根大病院で手術成功 島根大学医学部付属病院は 13 日、生後 3 日で救急搬送されて、先天性の心疾患があると分かった女児の手術に成功したと発表した。 医師らは「重い先天性心疾患がある子どもでも、島根で治療できるという選択肢があることを知ってほしい」と話している。 手術をした小児心臓外科専門手術チームによると、女児は 3 月、県内の別の病院で 2 キロの「低出生体重」で生まれ、生後 3 日目に低体温などのショック症状が出て、島根大医学部付属病院に運ばれた。 超音波診断の結果、心臓から血液を身体と肺に送り出す血管が、通常なら分かれているはずが、女児には 1 本しかないことが判明。 肺に過剰に血液が送られる一方、全身には十分な酸素が送られない総動脈幹症であることが分かった。 (木脇みのり、asahi = 6-14-14) 島根製造業参入へタイ企業との商談会都内で開催 しまね産業振興財団(松江市北陵町)は 25 日、東京都内でタイの製造業などを集めた商談会を初めて開催する。 島根県内の製造業の製品や技術を売り込むことで商機を創出。 経済成長著しい同国市場への進出を支援する。 同財団は県と共に昨年度から、東南アジア市場に挑戦する県内製造業の支援施策を展開。 今年 5 月には、同国での工業部品の展示会「サブコンタイランド」にブースを開設し、県内 5 社の取引拡大を後押しした。 (山陰中央新報 = 6-13-14) ◇ ◇ ◇ 島根の製造業 5 社、タイ産業展参加 県がブース 島根県は 5 月にタイで開く自動車・機械・電機エレクトロニクスの展示会に島根ブースを設置する。 県内の製造業 5 社が出展する。 食品関係以外の海外産業展で同県が単独の窓口を設けるのは初めて。 成長市場の東南アジアで製品を PR し、県内企業の取引拡大に役立ててもらう。 展示会「2014 サブコンタイランド」は 5 月 15 - 17 日にバンコク国際貿易展示場センターで開く。 東南アジア諸国連合 (ASEAN) から約 300 社が出展。 産業部品の展示と商談を行う場としては地域最大規模だ。 島根ブースの運営は県外郭団体のしまね産業振興財団が担当する。 県内からの出展企業はアケボノ(益田市)、エステック(松江市)、協栄ファスナー工業(雲南市)、島根自動機(松江市)と秦精工(安来市)。 自動車や家電関連の金型、レーザー溶接技術などを紹介するアケボノは既にバンコクに子会社を持つ。 秦精工は、樹脂成型時に穴を残す金型用コアピンなどを展示する。 県は県内製造業のアジア進出支援に積極的だ。 進出予定企業への情報提供や視察準備などをサポートする拠点を、9 月までに東南アジアに設置することを決めている。 (nikkei = 4-26-14) 太陽光発電が倍増 島根の再生可能エネ導入状況 島根県は、2013 年度末時点の再生可能エネルギー導入状況をまとめた。 出力は、国が 12 年度に導入した「固定価格買い取り制度 (FIT)」を背景に、太陽光発電が前年度に比べほぼ倍増した一方、風力発電やバイオマス発電などは横ばいで、全体では 22% 増の約 22 万 9 千キロワットとなった。 太陽光発電は、大田市内の建設会社が設置した県内最大級の約 2 千キロワットのメガソーラーが稼働を始めるなどしたため、93% 増の約 8 万 7 千キロワットとなった。 (山陰中央新報 = 6-12-14) 摩天崖、疲れ癒やす 隠岐 4 島スリーデーウオーク ![]() 世界ジオパークに認定されている隠岐諸島 4 島の一大イベント「第 12 回とって隠岐スリーデーウオーク」が 5 月末から 6 月にかけて開かれ、155 人が隠岐の雄大な自然の中を歩いた。 31 日に中ノ島(海士町)と知夫里島(知夫村)、1 日に西ノ島(西ノ島町)、2 日に島後(隠岐の島町)で開催。 それぞれ 10、20、30 キロなどのコースがあり、各島自慢の景勝地を歩き、隠岐で宿泊して島の幸を味わう企画で、全国の愛好者からの注目度も高い。 中でも西ノ島は、摩天崖のある国賀海岸を歩く人気のコース。 海面から 257 メートルの崖の上に広がり、牛や馬が放牧されている草原から、奇岩が並ぶ海岸まで一気に下りる変化に富んだルートは「美しい日本の歩きたくなるみち 500 選」に認定されている。 (伊藤周、asahi = 6-10-14) 島根県安来市の足立美術館 窓は額縁、世界が認めた庭園 「庭園も一幅の絵画 - -。」 横山大観などの近代日本画を中心に展示する島根県安来市の「足立美術館」には、創設者の実業家、故・足立全康氏の信念のもと、5 万坪に及ぶ敷地に 6 つの日本庭園が整備されている。 開館は 44 年前の昭和 45 年 11 月。 日本庭園には、絶妙に配置されたマツや白砂、ツツジなどが広がる。 この景色が窓枠で切り取られると、まるで一枚の風景画を鑑賞しているかのよう。 そのそばには日本画家の絵画が実際に展示されている。 こんな足立美術館の日本的な美しさは海外で大きな反響を呼び、米国の日本庭園専門誌のランキングでは、桂離宮(京都市)などを抑え 11 年連続 1 位に。 昨年度の外国人観光客は約 1 万 5 千人にのぼり、10 年前の約 10 倍に増えている。 外国での人気は国内にも "逆輸入" され、日本人客も増加傾向という。 観光客の高評価を支えているのが、職員一人一人に徹底された維持管理への高い意識。 「職員の一日は庭の掃除から始まる」と、広報課長の武田亘さん (41) は話す。 開館前、職員全員で掃除するのが毎朝の風景だ。 スーツに身を包んだ職員が竹ぼうきを持つ姿も見られる。 7 人いる庭師は全員が正職員。 庭園の人目につかないスペースでは、植え替え用に育てられている樹木やコケが、静かに出番を待っている。 武田さんは「例えば、その日の落ち葉は "生きた落ち葉" として絵になる。 しかし、一日放置すれば丸まって景観を損ねてしまう」と、細やかな作業の大切さを力説する。 庭園課長の永島達二さん (39) は、作業の手を休めることなく「一日でも手を抜けば、すぐに分かる」と "日本一の庭園" の維持管理に精を出していた。 (松本健吾、sankei = 6-8-14) 海中の森「紅葉」の季節 隠岐で 6 月いっぱい見頃 ![]() 海士町の海で、海藻の森が「紅葉」を迎えている。 海中展望船「あまんぼう」に乗ると、船室のガラス越しに、色づいた海藻群落を楽しむことができる。 船は、菱浦港の北東、大中小の岩が並ぶ「三郎岩」付近で速度を落とす。 町観光協会職員の千葉梢さん (28) のガイドで、甲板から船室に下りると、さながら海中シアター。 黄金色のホンダワラやワカメ、アラメの間を、スズメダイ、チヌ、メジナが泳ぎ回っていた。 町観光協会によると、稚魚の姿も目立ってきたという。 海藻はやがて、枯れて「落葉」するため、森が見られるのは今月いっぱいの見通し。 夏場は海水の透明度が増し、魚の姿や海底地形がくっきり見えるようになる。 (斉藤智子、asahi = 6-5-14) 集え、U・I ターン 7 日に松江でカフェ U・I ターンの若者同士をつないで島根を元気にしたい - -。 島根の魅力を発信しているブログ仲間が 7 日、松江市西川津町の「キッチンスタジオ等(など)」で U・I ターンカフェを開く。 中心メンバーは奥出雲町地域振興課の宍戸俊悟さん (31)。 2010 年 4 月に東京の官庁に派遣された時、島根出身者を集め、懇親会を重ねた。 2 年後に奥出雲町に戻ってからも、東京でつながった縁をいかそうと、島根での生活を発信するブログ「シマブロ!(http://blog.canpan.info/shimanedoor/)」を 13 年 7 月に立ち上げた。 (一色涼、asahi = 6-4-14) 竹島の原風景鮮明、最古の写真さらに 1 枚 ![]() 松江市の美術用品店などで保管されていた写真が、竹島を撮った国内最古の 1 枚とみられることがわかった。 竹島が領土編入された翌年の 1906 (明治 39)年 3 月、島根県の視察に同行した松江の写真師が撮った可能性が高いという。 県竹島問題研究会によると、明治時代に絵はがき版元だった「今岡ガクブチ店」と県立図書館が、印画紙に焼いた同じ写真を各 1 枚保管している。 大きな二つの島と数十の岩礁からなる竹島を北側から撮り、穴のある「五徳島」や「観音岩」が写る。 同じ年の 5 月 27 日付で東京で発行された新聞 1 面写真だと確認。 撮影者や時期は不明だったが、ほかに竹島の撮影記録がないことや、別の文献の写真提供元の記述から判断した。 視察時の写真は、有名な竹島全景分が 2 点あるが、今回の写真は特徴的な自然地形を間近でとらえ、「竹島の原風景を確認できる貴重な史料」という。 今岡ガクブチ店は明治末期 - 昭和初期の絵はがきを 2007 年から復刻販売している。 竹島の写真も所蔵資料を整理する中で見つかり、復刻版絵はがきとして販売している。 (斉藤智子、asahi = 5-31-14) 前 報 (3-23-14) 島根、鳥取両県が原発事故 避難時間推計公表 島根、鳥取両県は 30 日、中国電力島根原発(松江市鹿島町片句)の重大事故時に、30 キロ圏の 47 万人が避難した場合の所要時間推計を、松江、出雲、雲南、安来、米子、境港の同圏内 6 市に説明した。 国の指示に基づき、原発に近い住民から段階的に避難する必要性を強調。 住民への周知を図るよう求めた。 推計は、5 キロ圏の要援護者から順番に、自家用車やバス計 18 万 9 千台で避難すると想定。 夏の平日昼間に 30 キロ圏の住民が同圏外に出るのに、27 時間 50 分かかるとした。 9 割の車両が 30 キロ圏外に出た時点で「避難完了」と規定した。 各市ごとの所要時間は推計していない。 (山陰中央新報 = 5-31-14) ◇ ◇ ◇ 原発事故の広域避難で協定 岡山、広島県が島根県と締結 中国電力島根原発(松江市)で事故による災害が発生した際、周辺住民の県境を越えた避難を円滑に進めるため、島根県と岡山、広島両県は 28 日、広域避難に関する協定をそれぞれ結んだ。 今後、各県で避難ルートの設定や避難所の運営といった具体的な事務を詰める。 協定は、島根原発から半径 30 キロ圏内に住む約 39 万 6 千人の避難先などを盛り込んだ島根県の広域避難計画に基づき締結。 同計画では岡山県が松江、安来両市の計 10 万 1,200 人を 27 市町村、広島県が松江、出雲、雲南 3 市の 16 万 8,900 人を 22 市町で受け入れることとなっている。 協定は、各県が協力して避難所を選定し、受け入れに要した費用は島根県が負担することなど計 6 項目。 28 日の中国地方知事会に先立って山口市内のホテルで調印式があり、島根県の溝口善兵衛、岡山県の伊原木隆太、広島県の湯崎英彦の各知事が協定書に押印した。 溝口知事は「一定のルールをつくり、避難計画の実効性を上げたい」と述べた。 これに対して、伊原木知事は「発生時にお互いさまの精神で協力していきたい」、湯崎知事は「受け入れの細部について詰めていきたい」と述べた。 (山陽新聞 = 5-28-14) |