インド機が離陸後に墜落 242 人乗りのボーイング機、市街地で炎上
記事コピー (3-28-15〜6-12-25) 大手ラーメンチェーン「来来亭」で異物混入 浜松の店舗を営業停止 大手ラーメンチェーン「来来亭(本社・滋賀県野洲市)」は 10 日、浜松市の店舗で異物混入が発生した、と発表した。 同社のホームページによると、異物混入が発生したのは浜松市中央区幸 1 丁目の浜松幸店。 同店を無期限で営業停止としたうえで、「本件について重く受け止め、改めて衛生管理の徹底と再発防止を行います。 誠に申し訳ございません。」との声明を発表した。 SNS 上では、ラーメンの豚肉の上に小さな虫がうごめいているとされる動画が拡散され、話題になっていた。 (滝沢貴大、asahi = 6-10-25) 東海牛乳、230 万本を自主回収 「風味異常」の問い合わせ相次ぐ 乳飲料メーカー「東海牛乳(岐阜県神戸町)」は 5 月 30 日、牛乳の風味に異常があったとして約 230 万本を自主回収すると発表した。 原因は調査中で、健康被害の情報は確認されていないという。 同社によると、回収するのは同月 16 - 27 日に製造した牛乳で、賞味期限が 30 日から 6 月 10 日のもの。 「味わいらくのう牛乳」や「酪農牛乳」といった商品名の 1 リットルパックに入った牛乳計 230 万本。 パックの側面に「製造者 東海牛乳株式会社」と記載されている(本巣工場は対象外)。 東海・北陸・関西の 2 府 10 県で販売されたという。 購入した人から 21 日以降、「いつもと味が違う」、「苦みを感じる」、「レンジで温めるとヨーグルト状になった」といった問い合わせが、30 日までに約 80 件寄せられた。 同社は製造ラインの見直しや検査をしたが原因は不明で、さらなる調査を外部の検査機関に依頼しているという。 出荷前の検査では異常はなかったというが、保健所の指導に基づき自主回収を決めた。 同社の井尾行宏社長は取材に対し、「ご迷惑をおかけし、大変申し訳ない。 保健所と相談のうえ、製造過程に問題はないと判断し、製造を再開した」と話した。 問い合わせは同社窓口 (0120・413・698)。 (大西英正、asahi = 5-31-25) スズキ「スイフト」で 5 万 6 千台リコール 燃料ポンプに不具合 スズキは 29 日、エンジン部分に不具合があったとして、「スイフト」の 1 車種 5 万 6,746 台(2017 年 8 月 - 22 年 4 月製造)のリコール(回収・無償修理)を国土交通省に届け出た。 国交省によると、燃料ポンプの樹脂製の「インペラ」という部品に不具合があり、燃料の成分で膨らんだインペラがポンプケースと接触し、最悪の場合は走行中にエンストするおそれがある。 自動車の燃料ポンプをめぐっては、デンソー製のポンプで同様にインペラの不具合が相次いだとして、2020 年以降に国内累計で 430 万台以上がリコールされる事態となった。 同省によると、今回リコールの対象となったポンプはデンソー製ではないという。 (増山祐史、asahi = 5-29-25) 狙われるキーボックス、相次ぐ侵入盗 新宿警察署だけで 10 件 屋外に取り付けられたダイヤル式キーボックスがこじ開けられて鍵を奪われ、侵入盗の被害に遭う事件が相次いでいる。 キーボックスは複数の人で鍵を共有するのに便利だが、それを逆手に取られているという。 ここ最近被害の申告が相次いでいるのは、警視庁新宿署管内だ。 同署は 4 月、歌舞伎町の飲食店から約 6 万円を盗んだとして、ブラジル国籍の男 (25) を窃盗と建造物侵入の疑いで逮捕した。 キーボックスに入った鍵を使って店に侵入したという。 4 月 3 日夕、男は雑居ビルに入った飲食店の入り口ドア付近に縦 15 センチ、横 5 センチのダイヤル式キーボックスを見つけた。 このキーボックスをこじ開け、中にあった鍵で無人の店内へ侵入したという。 店内から金庫を盗んだ後、鍵をキーボックスに戻して逃走。 店はこの日の午後 9 時から営業を始めたが、鍵が戻されており店内に荒れた様子もなかったため、閉店まで被害に気づかなかった。 翌 4 日夜、金庫がないことが発覚したという。 同署によると、今年に入ってキーボックスが狙われた窃盗被害は、この男によるもの以外にも 10 件ほど確認されている。 番号知る元従業員が … 対策は? 摘発した事件のなかには、キーボックスを解錠するのに必要なダイヤル番号を知る元従業員が、かつて勤務していた店に侵入したケースもあったという。 こういったケースは今年に入り、台東区や墨田区でも確認されている。 上野署は 14 日、台東区の元勤務先の貴金属店に侵入し、現金 800 万円などを盗んだとして 30 歳の男 2 人を窃盗容疑で逮捕。 男のうち 1 人が昨年末までこの店で勤務しており、ダイヤル式キーボックスの暗証番号を覚えていたという。 キーボックスは簡単に設置できるため、飲食店や家庭などで幅広く使われているが、誰でも触れられる場所に設置されやすい。 警視庁生活安全総務課は対策として、▽ 人目につく場所に設置しない、▽ 解錠のダイヤル番号はこまめに変える、▽ 設置場所付近に人感ライトを取りつける - - などを挙げる。 「狙われる危険性があると認識し、できる対策は取ってほしい」と呼びかけている。 約 10 種類のキーボックスを販売しているホームセンター「コーナン京葉船橋インター店」(千葉県船橋市)の寺本慎也主任は「お客様には防犯対策として、防犯カメラや人感センサーと併用することなどをすすめている」と話している。 (吉村駿、asahi = 5-24-25) JR 湘南新宿ラインや高崎線などが運転再開 大宮駅の線路で発煙 JR 東日本によると、埼玉県さいたま市の JR 大宮駅の線路上で 24 日午後 5 時ごろ、煙が上がっているのを JR 高崎線の運転士が発見した。 この影響で高崎線(東京 - 高崎間)、宇都宮線(東京 - 宇都宮間)、湘南新宿ラインは一時運転を見合わせたが、午後 6 時 46 分に運転を再開した。 JR 東が発煙の原因を調べている。 (稲垣直人、asahi = 5-24-25) 山手線、電車 21 本のパンタグラフ破損 「例ない規模」 25 万人影響 JR 山手線が 22 日夜から 23 日午前にかけて長時間運休するトラブルがあり、JR 東日本は 23 日、外回り線の電車に電気を送り込む架線部品が原因とみられると発表した。 施工不良で破断し、垂れ下がった架線部品に走行中の電車が次々と当たり、計 21 編成のパンタグラフが破損。 「過去に例のない規模(JR 東幹部)」の車両修理が必要となるなどして、復旧がずれ込んだ。 JR 東によると、22 日午後 9 時 40 分ごろ、走行中の複数の外回り電車で、屋根上に設けられ、上空の架線から車内に電力を取り込む集電装置のパンタグラフが壊れているのを確認した。 架線設備を点検したところ、23 日午前 0 時半過ぎ、新橋駅(東京都港区)構内の架線でトロリ線を支える「補助吊架線(ちょうかせん)」が破断しているのがわかった。 垂れ下がった補助吊架線がパンタグラフ上部の両端にある金具「ホーン」に当たり、変形させたとみられる。 同様の 50 カ所、4 日始発まで緊急点検 破断していたのは、変電所から届く電力をトロリ線に送り込む「き電分岐装置」と、補助吊架線の接続部。 金具を圧縮してつなぐ構造だが、圧縮が不十分だったため、電気抵抗が高まって発熱し、補助吊架線が破断したとみられるという。 分岐装置の接続作業が行われたのは 2024 年 11 月。 1 年後の定期点検前に破断したことから、施工不良とみられる。 JR 東は同様の構造で施工 1 年以内の接続部約 50 カ所について、24 日始発までに緊急点検を終える方針だという。 走行可能の電車限られ、ダイヤ平常化に時間 今回のトラブルでは、山手線の電車全 50 編成のうち、21 編成の計 43 基のパンタグラフに変形が見つかった。 いずれも進行方向左側のホーンが後方に変形。 山手線を走る E235 系車両(11 両編成)は走行中に通常 3 基のパンタグラフを使うが、3 基とも破損していた電車もあったという。 架線設備の修理は 23 日午前 5 時前に終了。 その後、電車を車両基地に収容し、パンタグラフの交換や修理を進めたが、時間を要し、内回り線の再開は午前 7 時 8 分、外回り線は同 8 時 26 分にずれ込み、ダイヤが平常化したのは正午過ぎだった。 運転再開当初は営業走行できる電車の数も限られ、22 日を含め 176 本が運休、約 25 万人に影響した。 JR 東幹部は「破損した電車も走ることはできたので、後続電車も次々と破損して結果的に大量の修理が同時に必要となった。 それらが通過した架線の点検も、山手線の全周で必要になった。」と話す。 (細沢礼輝、asahi = 5-23-25) ENEOS 製油所でガス漏れか、1 人死亡 1 人意識不明 大阪・堺 17 日午前 10 時ごろ、堺市西区築港浜寺町の ENEOS 堺製油所から「硫化水素を吸った 2 人が倒れている」と 119 番通報があった。 堺市消防局や西堺署によると、40 - 70 代の男性 3 人が搬送され、ENEOS 社員の吉岡雄樹さん (44) = 同区 = の死亡が確認された。 別の 1 人も意識がないという。 3 人は製油所内にある「ガスタービン発電所」で作業をしていた際、配管から漏れ出たガスを吸った可能性があるという。 消防によると、通報から約 30 分後にはガス漏れの停止が確認された。 (asahi = 5-17-25) 瀬戸内海で観光船が火災 芸術祭会場の高松・男木島沖、24 人を救助 16 日午後 5 時 40 分ごろ、高松市の男木島(おぎじま)沖の瀬戸内海で、旅客船「第二十七むくじ丸(19 トン)」の船長から「火災が発生した」と備讃瀬戸海上交通センターに通報があった。 高松海上保安部と玉野海上保安部は巡視艇計 3 隻を派遣し、消火活動を続けている。 高松海保によると、船長は「乗客は全員、付近の漁船に救助されている」と伝えてきた。 海保はその後、乗客乗員あわせて 24 人全員が救助されたことを確認したという。 むくじ丸海運(岡山県倉敷市)のホームページによると、第二十七むくじ丸は同社が運航する貸し切り船。 男木島は、高松港から北に約 7 キロに位置する。 現在開催中の瀬戸内国際芸術祭 2025 の春会期の会場の一つで、多くの観光客が訪れている。 (asahi = 5-16-25) パナソニック業務用エアコンがカタログ性能を満たさず 能力 2 割不足 パナソニックは 16 日、業務用エアコンの一部でカタログに書いてある性能を満たさない製品などを販売していたと発表した。 2015 年以降にホテルや病院などに販売した「冷暖フリー」シリーズの 63 機種 2,916 台で、冷暖房能力が 2 割不足するなどしていた。 JIS 規格を使わず、独自の測定方法を用いていたことが原因という。 「制度の理解不足が原因(担当者)」としている。 昨年 12 月に発表した「設備用床置タイプ」の性能不足の台数も、8 機種 668 台から 20 機種 1,477 台に増えた。 設計変更の際に必要な試験をしなかったことが原因という。 これで性能偽装の台数は計 4,393 台となった。 これで社内調査は終了し、今後は顧客への説明や補償の話し合いを個別に行うとしている。 (清井聡、asahi = 5-16-25) ホタテ加工場のタンク内で有毒ガス? 1 人死亡 北海道・枝幸町 15 日午後 1 時 55 分ごろ、北海道枝幸町新港町のホタテ加工場から、「硫化水素が発生する場所に男性 2 人が落ちた」と消防を通じて枝幸署に通報があった。 水タンクの修理をしていた 40 代とみられる男性作業員 2 人がタンク内で倒れ、病院に搬送されたが、1 人の死亡が確認された。 道警によると、作業員たちはタンクに取り付けられたポンプの交換作業中だった。 初にタンク内に入った 1 人が倒れ、助けに入ったもう 1 人も倒れたという。 道警は、タンク内に発生した有毒ガスを吸ったものとみて調べている。 (asahi = 5-15-25) グリコが飲料「アーモンド効果」 2 万 7 千本を自主回収 細菌が混入 江崎グリコは 13 日、紙パック入り飲料「アーモンド効果 3 種のナッツ (200ml)」約 2 万 7 千本を自主回収する、と発表した。 製造過程で細菌が混入し、味が酸っぱくなるなどの品質劣化が確認されたため。 ただ、実際に飲んでも健康への影響はないとしている。 対象商品は、製造委託先の「ゴールドパック松本工場(長野県松本市」)で、3 月 7 日に製造された商品の一部。 賞味期限が 12 月 1 日で、パッケージに印字されたロット記号に、「LSP1○/+RK」などと「1」が含まれる商品が回収対象。 主な販売地域は関東・中国・四国・九州地方だという。 同工場にある生産ラインの一部機械の洗浄が不足しており、細菌の一種である「セルロモナス属細菌」が混入したことが原因とみられている。 4 月 23 日に消費者から「酸っぱい」と指摘があり、調査していた。 これまでに 4 件の品質劣化が確認されたという。 問い合わせは、グリコお客様センター商品回収係 (0120・111・564、0120・747・288) へ。 受付時間は、月 - 金曜の午前 9 時 - 午後 5 時。 今月 17 と 18 の土日は受け付ける。 (近藤咲子、asahi = 5-13-25) 幅 20 メートルにわたり山崩落、ダム事務所職員が孤立 奈良・十津川 道路復旧めど立たず 10 日午前 7 時 40 分ごろ、奈良県十津川村旭の村道で「山が崩れて道が塞がっている」と関西電力の職員から村役場に連絡があった。 奈良県警や村役場によると、幅約 20 メートル、高さ約 20 メートルにわたって山が崩落。 現場の先にある旭ダムの管理事務所に男性職員が取り残されており、道路復旧のめどはたっていない。 一方、男性職員とは電話がつながる状態で、食料などの備蓄品も備えている。 ダムの先には登山口があるが、前日の見回りや登山届などでは入山した人は確認されていないという。 (sankei = 5-10-25) カルディの生ハムからサルモネラ属菌 2.9 万個回収へ返品呼びかけ 横浜市は 8 日、輸入食品販売「カルディコーヒーファーム」の店舗で販売されていた生ハムから、サルモネラ属菌が検出されたと発表した。 販売する「キャメル珈琲」は同日から自主回収を始め、返品を呼びかけている。 市によると、対象は、賞味期限が 5 月 7 - 21 日の「Original 生ハム切り落とし(120グラム)」約 2 万 9 千個。 うち約 8,800 個は物流センターで保管されていたため回収済みだが、約 2 万個が全国の店舗で販売されていた。 この商品を製造する栄区の工場で 4 月、市保健所が年間の監視指導計画に基づいて抜き取り検査をしたところ、菌が検出された。 工場に保管されていた別の検体からも菌が検出されたため、市は自主回収をするよう書面で指導した。 該当する商品は店頭からはすでに撤去されており、市は「手元に残っている場合は食べずに返品を」と呼びかけている。 問い合わせは、キャメル珈琲お客様相談室(0120・415・023)。 (関ゆみん、asahi = 5-8-25) 「フリーダイヤル」、「ナビダイヤル」で一時障害 物流や通販に影響も NTT コミュニケーションズは 7 日、同社が提供する「フリーダイヤル」や「ナビダイヤル」を一部で利用できなくなる障害が一時発生したと発表した。 物流や通販企業などのサービスに影響が出た。 同社によると、0120 や 0800 から始まる「フリーダイヤル」や 0570 から始まる「ナビダイヤル」で、7 日午後 3 時 10 分ごろから障害が発生し、午後 7 時に復旧した。 原因や影響範囲は調査中としている。 フリーダイヤルやナビダイヤルは企業のコールセンターや、宅配便の再配達の手続きなどに使われている。 日本郵便やヤマトホールディングス、佐川急便、ジャパネットたかたといった物流・通販各社は公式サイトで電話受付ができなくなったと明らかにし、ウェブサイトからの連絡などを呼びかけた。 (黒田健朗、asahi = 5-7-25) 風力発電の羽根が落下 近くで倒れていた男性が死亡 秋田市 2 日午前 10 時 20 分ごろ、秋田市新屋の海浜公園で男性が倒れていると消防に通報があった。 男性は病院に運ばれたが、約 1 時間後に死亡が確認された。 秋田県警によると、近くにある風力発電の羽根が落下しており、関連を調べている。 秋田地方気象台によると、秋田市では同日午前、最大 14 メートルの風を記録した。 (深津慶造、asahi = 5-2-24) 東海道新幹線、停電で一時運転見合わせ ヘビが架線に絡みショートか JR 東海によると、30 日午後 5 時半ごろ東海道新幹線の岐阜羽島 - 米原間で停電が発生した。 この影響で下りが東京 - 新大阪間の全線、上りは浜松 - 新大阪間で運転を一時見合わせたが、午後7時ごろに再開した。 同社によると、岐阜県大垣市内の線路内でヘビが死んでいるのが見つかっており、列車に電気を送る架線にヘビが絡んでショートしたとみられるという。 新幹線では、過去にもヘビが原因の停電が発生している。 2013 年 7 月、山形新幹線でヘビが変電所に入り込み、電気回路がショート。 信号機器が焼損し、列車が 1 週間運休となった。 ほかにも 09 年に東北新幹線、07 年には長野新幹線(当時)と山陽新幹線でヘビが架線に絡まって停電した例がある。 「がくぜんとした」、「どうしても帰りたい」 30 日午後 7 時前、名古屋駅は運転再開を待つ人たちで混雑していた。 名古屋市昭和区の会社員男性 (55) は母が亡くなったという知らせを受け、実家に帰ろうと博多駅に向かうところだった。 「新幹線が再開するまで待つが、来ないなら他の方法を考えないと」と疲れた様子で語った。 東京都大田区の男性 (50) は、妻と 2 人の娘とともに伊勢志摩へ旅行に行った帰りだった。 「宿泊しないと難しいのかもしれない。 妻と娘は、寒くて何か着るものが手に入らないか探しているところ。」と話した。 出張で名古屋を訪れた会社役員の男性 (60) は、東京都品川区の自宅に帰ろうとしていたがメドが立たず、「ホテルを取ろうかと思うが、どこも 2 万円以上して …」と困惑した表情。 「あすの予定も変更しないといけない」と、家族や同僚に頻繁に電話をかけていた。 新潟市から就職活動で名古屋を訪れた大学生の女性 (22) は、「面接を終えて東京経由で帰ろうとしていた。 あす授業があるので、どうしても帰りたい。」と話した。 JR 新大阪駅の新幹線の改札前には、運転再開を待つ人たちが集まり、電光掲示板を眺めたり、スマホで運転情報を見たりしていた。 午後 7 時ごろ、運転再開を知らせるアナウンスが流れると、「動くって」などと安堵の声が上がった。 会社員の鈴木達也さん (55) は、転勤で大阪から東京へ向かうところだった。 駅に着いてから止まっていることを知り「がくぜんとした。」 運転再開にほっとしたというが、「猫を連れているので、途中で止まったり、長引いたりしないか不安です」と話した。 記者が乗っていた新幹線も一時停車 記者が乗った東京発博多行きの「のぞみ 51 号」は、午後 6 時前に掛川駅(静岡県)に一時停車した。 車両の扉は開かず、乗客は車内から出ることはできなかったが特に混乱は起きず、運転再開を静かに待った。 車内放送では、「現地には係員が到着しておりますが、安全確認に時間がかかっており、送電にはまだ時間を要する見込みです」と数分おきに繰り返しアナウンスがあった。 停車から約 40 分後には、「長時間座ると体に負担がかかり腰痛などの原因になりやすくなっています。 一度立ってストレッチするなど、体の負担を減らしてください」との放送もあった。 一時停車から約 1 時間経った午後 7 時 2 分に運転再開した。 (辻健治、武井風花、松島研人、鎌形祐花、堀内未希、asahi = 4-30-25) 三井住友銀の ATM、関西など 50 カ所で利用できず システム障害 三井住友銀行は 29 日、未明に発生したシステム障害の影響で、兵庫県や大阪府、奈良県など関西地方を中心に、支店や出張所計約 50 カ所で ATM での取引やサービスが利用できなくなっている、と発表した。 午後 6 時現在で復旧の見通しは立っていないという。 同行によると、システム障害は午前 1 時 20 分ごろに発生。 兵庫県の西宮支店や大阪府の阿倍野支店、奈良県の大和王寺支店のほか、愛知県の刈谷支店、スマホアプリで口座開設した顧客のデジタル上の「オリーブ ASH 支店」なども対象に含まれる。 ATM 取引に加え、各支店の口座を持つ顧客はインターネットバンキングなどすべてのサービスが利用できない状況という。 ATM やサービスを利用できない拠点の口座を持つ顧客については、大阪本店営業部や神戸営業部、阿倍野支店などで、臨時の現金の払い戻しの対応を行った。 同行は大型連休中の 5 月 4 - 5 日にシステム更改を予定しているが、今回のシステム障害は関係がないという。 (asahi = 4-29-25) 旅客機内でモバイルバッテリー発火か 羽田に緊急着陸 けが人はなし 国土交通省などによると、28 日午後 6 時 40 分ごろ、東京都大田区の羽田空港にハワイ・ホノルル発羽田行きのハワイアン航空 HAL457 便が緊急着陸した。 機内で発火もしくは発煙があったためという。 東京消防庁によると、モバイルバッテリーが燃えていたといい、けが人は確認されていない。 (asahi = 4-28-25) 山陽新幹線、新大阪 - 博多間で運転再開 JR 西日本は 28 日午後 5 時 50 分から、山陽新幹線で運転を見合わせていると発表した。 新大阪 - 博多間で運転を見合わせていたが、午後 7 時 50 分に運転を再開した。 同社によると、広島県の福山 - 新尾道駅間で、列車と人が接触したという。 (箱谷真司、asahi = 4-28-25) 蛍光灯 → LED 「ランプだけ交換」に潜む危険 発煙や発火事故の恐れ 私たちの暮らしで広く使われている蛍光灯は、2027 年末までに製造が終了することが決まっています。 環境省の調査によると、LED 照明のみを使っている世帯は 26%。 多くの家庭では、これから LED 照明への移行が進むとみられますが、取り換える方法を誤ると、発煙や発火などの事故につながる可能性があり、注意が必要です。 蛍光灯を LED 照明に変更するには、照明器具ごと交換する方法と、照明器具は変えずにランプだけLEDにする方法の二つがある。 ところが、ランプだけを交換する際に不適切な方法で行ったことによる事故の情報が、昨年までの 10 年間で、製品評価技術基盤機構 (NITE) に 12 件報告されている。 21 年 6 月に滋賀県で起きた事故では、蛍光灯器具の付近から異臭がして調べたところ、取り付けていた LED ランプの一部が溶け落ちていた。事故発生の約 5 年前、本来取り外すべきだった蛍光灯の点灯管をそのままにして LED ランプに交換したため、点灯時に想定以上の電流が流れる「過電流」の状態となって、異常発熱していたことが原因とみられる。 手順の誤り、器具とランプの NG 組み合わせ … NITE による事故情報の分析では、取り付け手順の誤り、器具とランプの組み合わせの間違い、必要な工事をしなかった - - が、原因の大多数を占めた。 器具やランプ内の部品が異常加熱して、発煙や発火につながる。 「ランプだけの交換には注意点が多い」とNITE。 まず、蛍光灯には、電極を加熱させる仕組みなどの違いにより、グロースターター式、ラピッドスタート式、インバーター式という 3 種類の点灯方式があり、それぞれに対応したLEDランプを選ぶ必要がある。 LED ランプの商品パッケージに対応方式が表示されている。 また取り付け手順など、LED ランプのパッケージや取扱説明書に記載された注意事項を守って作業することも重要だ。 器具と LED ランプの組み合わせによっては工事が必要な場合もある。 NITE は「工事が必要だったり、不明点があったりしたら、自分で作業せずに販売店などへ相談を」と呼びかける。 業界団体「器具ごと交換」のススメ 一方、照明機器のメーカーなどでつくる日本照明工業会では、照明器具ごと交換する方法を推奨している。 「蛍光灯用の照明器具は蛍光ランプと組み合わせる前提で製造販売しており、LED ランプは想定外。 器具ごと LED に交換する方が安全で心配がない」と同会の森川直紀・企画部長は説明する。 また、照明器具も経年劣化する。 同協会によると使用年数が 10 年を過ぎると故障率が上がり始め、15 年が耐用の限度だという。 「ランプを交換すれば、照明器具はずっと使えるというわけではない。 器具の交換目安は約 10 年。 使い続けていれば照明器具も劣化し、発煙、発火のリスクも増えていく。」 照明器具を交換する際に、天井に配線器具が取り付けられていれば、基本的に工事は不要で、器具を購入し自分で取り換えればよい。 配線器具がない場合や別の形式で取り付けされている場合は、電器店や家電量販店に依頼する必要がある。 日本照明工業会の調査では、家庭には平均 17 台の照明器具がある。 同会の森川さんは「家庭内にある蛍光灯を調べて数と形式を把握し、どのように更新していくか計画的に考えていく必要があると思います」と話す。 「水俣条約」で蛍光灯は製造禁止に 蛍光灯は微量の水銀を含む。 毒性が強く、水俣病の原因になった水銀を包括的に規制する国際ルール「水俣条約」の第 5 回締約国会議が2023 年に開催された結果、すべての種類の蛍光灯(一般照明用蛍光ランプ)の製造と輸出入を 27 年末で禁止することが決まった。 28 年以降も在庫の販売や、今あるものを引き続き使うことはできる。 ただ、店頭やメーカーの在庫がなくなれば、入手は難しくなる。 日本照明工業会が今年 2 月に行った調査によると、蛍光灯の製造終了の認知度は 34% と、半数に届いていない。 年齢が高くなるほど上がる傾向で、60 歳以上では 46.8% だった。 (大村美香、asahi = 4-20-25) 1964 年以降で最大 大船渡山林火災、延焼面積 3,370 ヘクタール
記事コピー (1-17-25〜4-17-25) リンナイが浴室暖房乾燥機 37 万台をリコール 発火が 7 件、けが人も ガス機器大手リンナイは 15 日、浴室暖房乾燥機約 37 万台をリコール(無償点検・部品交換)すると発表した。 製品内部で経年劣化による発火リスクがあるという。 住宅火災につながり、けが人が出た事例があった。 リンナイは点検が済むまで、換気以外運転をやめるよう呼びかけている。 対象は 2003 年 8 月 - 20 年 8 月に製造した 3 機種。 温風を浴室内に循環させるファンモーターの内部で、リード線が腐食することで発火するおそれがあるという。 発火事故は 19 年から 25 年にかけて 7 件あり、今年 1 月には兵庫県で一戸建てが全焼して 1 人が軽傷を負ったという。 それまでの 6 件の事故では、器具や天井が焼損したが、原因が推定できなかったため、リコールに至らなかったという。 対象製品の中には、東邦ガスと東京ガス、大阪ガスが自社ブランドで販売する製品もある。 リンナイの浴室暖房乾燥機を巡っては、18 年にも 3 万 3 千台をリコールする事案があった。 対象の製品は同社ホームページで知らせており、一部製品の品番はリモコンの下部でも確認できる。 問い合わせはフリーダイヤル (0120・113・531)。 (高橋豪、asahi = 4-15-25) マイナカード、またシステム障害 電子証明書更新できず 地方公共団体情報システム機構は 15 日、システム障害により、複数の自治体でマイナンバーカードの電子証明書の更新ができないトラブルが一時発生したと明らかにした。 今月 4 日にも同様のトラブルが起きており、関連や原因を調べる。 機構によると、システム障害は 15 日午前 8 時ごろから発生。 午前 11 時半ごろに解消を確認した。 機構は「影響のあった自治体の範囲は確認中」としている。 (kyodo = 4-15-25) JR 宗谷線で脱線事故、稚内 - 音威子府が不通に 復旧には 1 週間超 8 日午前 6 時 40 分ごろ、北海道中川町の JR 宗谷線天塩(てしお)中川 - 問寒別(といかんべつ)間で、音威子府(おといねっぷ)発稚内行きの普通列車(1 両編成)の運転士が走行中に縦揺れを感じ、非常停止させた。 点検したところ、列車後部の車輪二つが脱線していた。 乗客はおらず、運転士ら乗員 2 人にもけがはなかった。 JR 北海道によると、直前に通過した線路の下の盛り土が約 46 メートルにわたって崩れ、線路が宙に浮いているところもあった。 7 日午後 10 時 20 分過ぎに別の列車が通過した際には異常はなかったという。 JR 北は、雪解けで地盤が緩んで崩れた可能性があるとみて、詳しい原因を調べている。 国の運輸安全委員会は事故調査官 2 人を派遣した。 影響で宗谷線は音威子府 - 稚内間で運休していて、復旧には 1 週間以上かかるという。 現場は天塩山地と天塩川に挟まれた山あいで、ヒグマが出る可能性があり、復旧工事の時間が限られるという。 JR 北は代行バスの手配を進めている。 JR 北は昨秋以降だけでも、貨物列車の脱線や保線作業での虚偽報告といった運行に関わるトラブルが相次いでいて、国土交通省北海道運輸局から 3 月末に行政指導にあたる「改善指示」を出されたばかりだ。 島村昭志(しょうし)常務(鉄道事業本部長)は 8 日に開いた記者会見で「安全の再生に向けて取り組んでいるさなかに事故を起こしてしまい申し訳ない」と謝罪した。 (上地兼太郎、asahi = 4-8-25) ETC 障害、応急復旧作業を終え運用再開 … 中日本高速発表 中日本高速道路(名古屋市)が管轄する東名高速道路や中央道などの一部の料金所で ETC (自動料金収受システム)が使えなくなった問題で、同社は 7 日午後 2 時頃、システムの応急復旧作業を終え、ETC の運用を再開した。 障害は 6 日午前 0 時半頃に発生し、7 日午前の時点で 1 都 7 県(東京、神奈川、静岡、山梨、長野、愛知、岐阜、三重)の 17 路線、計 106 の料金所に広がった。 同社によると、同日午後 2 時頃にシステムの応急復旧を終え、全料金所で ETC レーンを通行できるようになった。 本復旧作業を続けているという。 同社は 5 日に行った ETC システムの改造作業が関係しているとみている。 (yomiuri = 4-7-25) ◇ ◇ ◇ 「ETC システム障害」新たに長野県内でも確認 8 都県に広がる … 東名高速や新東名高速で発生 東名高速や新東名高速などで発生している ETC のシステム障害は 7 日、新たに長野県内の料金所でも確認され、影響は 8 都県に広がっています。 ネクスコ中日本によりますと、6 日午前 0 時半ごろから関東や東海の高速道路の料金所などでシステム障害が発生し ETC が利用できなくなっていて、7 日新たに長野道の松本 IC などでも障害が確認されました。 7 日午前 11 時半現在、17 路線 106 カ所で ETC が利用できない状態が続いています。 ネクスコ中日本は「おととい行った深夜割引の改定に向けた ETC システムの改造作業が原因とみられる」としていて、システムを改造前の状態に戻す作業を進めていますが、復旧のめどは立っていません。 不具合が発生しているインターでは、通行券を発行するなどした上で出口を開けた状態にし、料金を後払いとする対応が行われています。 (FNN = 4-7-25) ◇ ◇ ◇ ETC 障害、システム改造作業が関係か ネクスコ中日本が謝罪 中央道や東名高速など 1 都 6 県の料金所にある ETC 専用レーンが、6 日午前 0 時半ごろに起きたシステム障害の影響で利用できなくなった。 中日本高速道路(ネクスコ中日本)は 6 日夜に会見し、ETC システムの改造作業を 5 日にしたことが関係しているとの見方を示した。 復旧までの期間は「申し上げる段階にない」と明言しなかった。 ETC 障害「復旧まで長引きやすい」 関係者、システムの複雑さ指摘 ネクスコ中日本によると、7 月に予定している深夜割引の見直しに向けたシステム改造作業を 5 日に終え、その後に障害が発生。 詳しい原因は分からないとし、改造前の状態にシステムをいったん戻すという。 サイバー攻撃の痕跡は「今のところない」としている。 ETC が使えなくなった料金所は、中央道や東名高速など東京・神奈川・山梨・岐阜・静岡・愛知・三重の 7 都県のネクスコ中日本管内 16 路線にある 94 カ所(6 日午後 5 時時点)。 ネクスコ中日本は、ETC 専用レーンを閉鎖して一般レーンで係員が対応したが、渋滞が解消しないため、6 日午後から通行料金を後払いにして料金所出口を通過させた。 この対応は明日以降も続けるという。 中井俊雄常務執行役員は会見で、「多大なるご迷惑をおかけし、心よりおわびを申し上げます」と陳謝した。 (辻健治、武田遼、asahi = 4-6-25) 小林製薬の紅麹問題でオアシスが株主代表訴訟 135 億円の賠償請求
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