ダサい? かっこいい? iPhone 裏に「総務省指定」 ![]() 16 日に発売された「iPhone7」の本体に「総務省指定」という文字が入っていることが話題になっている。 ネット上などでは「ダサい」、「むしろかっこいい」と賛否両論。 高市早苗総務相は 20 日の閣議後記者会見で「かっこわるいと言われると大変がっかりだ」と話した。 「総務省指定」の文字は、本体裏側にある「iPhone」の文字の下に小さく書かれている。 総務省電波環境課によると、iPhone7 には利用者の電子マネーやクレジットカードを読み取って記憶する機能が付き、レジなどに置かれている読み取り機と同じ扱いになった。 読み取り機は総務省から型式指定を受け、指定番号などを本体に表示することが電波法や省令で定められている。 文字があるのは日本向けの端末だけ。 「おそらくスマホでは初めての機能(同課)」のため、他の機種では見たことのない表示に利用者が反応したようだ。 思わぬ盛り上がりに高市氏は「電波法に従って必要な場所に表示しているもので …」と戸惑い気味。 総務省は型式指定番号などの表示を本体につけなくても、設定画面などから確認できればいいようにする省令改正を検討しているという。 (上栗崇、asahi = 9-20-16) iPhone7、実質負担額は大幅上昇 携帯 2 社が発表 KDDI (au) とソフトバンクは 9 日、「iPhone (アイフォーン) 7」の価格を発表した。 両社とも 24 回の分割払いにすると月々の利用料金が割り引かれる。 容量 128 ギガバイトタイプの実質負担額は、通信会社を変えない場合で、両社ともに税抜き 3 万 2,040 円、他社から乗り換える場合で同 2 万 2,320 円。 予約は 9 日から受け付けており、発売は 16 日。 昨年 9 月の「6s」発売時は、両社とも「実質 0 円」をうたっていたが、今年 4 月に総務省が行きすぎた値引き販売を禁じたことを受け、実質負担額は大幅に上がった。 ただ、au は同日、自社の利用者を対象に、従来の iPhone から「7」への機種変更を促すため旧型を高値で下取りすると発表した。 例えば「6s プラス」の下取り価格は 3 万 8,640 円で、「7」に変えると実質的に 6,600 円が返ってくる。 総務省料金サービス課は「下取り価格が中古市場の相場と大きく離れておらず、現時点で問題はないとみている」としている。 (上栗崇、asahi = 9-9-16) アイフォーン 7 発表 10 月に日本で決済サービス 米 IT 大手アップルは 7 日、サンフランシスコで新製品発表会を開き、新型スマートフォン「iPhone (アイフォーン) 7」と「7 プラス」を発表した。 JR 東日本の IC カード「Suica (スイカ)」に対応した技術が導入され、決済機能「アップルペイ」が日本でも利用可能になる。 10 月からサービスを始める。 新アイフォーンは耐水仕様で「水中に落としても平気な程度(アップル)」という。 「7 プラス」は内蔵カメラを二つ横並びで配置し、ズーム写真などをきれいに撮れるようにした。 日米などで 9 日から予約を受け付け、16 日に発売する。 日本の価格は「7」が 7 万 2,800 円(税別)から。 「7 7プラス」は 8 万 5,800 円から。 本体の色は、光沢のある黒を加えるなど 5 色を用意した。 新アイフォーンは無線技術を積極活用するとしてイヤホンの接続口をなくした。 コードのない無線化したイヤホンを別売する。(サンフランシスコ、kyodo = 9-8-16) 新型 iPhone 披露か アップル、9 月 7 日にイベント 米アップルは米現地時間 9 月 7 日朝、サンフランシスコ市内で新製品発表のイベントを開く。 29 日、メディアに向けて招待状を送った。 例年どおり、「7 日に会いましょう」とだけ書かれており、何の発表かは明らかにされていないが、新型の iPhone (アイフォーン)が披露されるとみられる。 アップルはこのところ iPhone の販売不振が続いており、新しい iPhone が起死回生につながるか、注目されている。 (ワシントン = 宮地ゆう、asahi = 8-30-16) 次期 iPhone は 9 月 9 日予約開始、9 月 16 日発売か? Apple の 2016 年第 3 四半期決算、落ち込む中国、唯一の増収は日本 Apple の 2016 年第 3 四半期決算が発表された。 前四半期に iPhone の販売台数・売上が前年同期比で減少したが、そのトレンドは継続している。 Apple の総売上は、424 億ドルで前年同期比 15% 減。 また純利益は 78 億ドルで前年同期比 27% 減。 アナリストの予測はいずれも上回っていた。 特に深刻なのは中国市場で、収益は前年同期比 33% 減だ。 下落幅を 1 桁台に抑えた欧州に 2 位の市場の座を譲り、3 位に転落した。 ちなみに日本市場のみが増収となり、35 億ドルを計上している。 iPhone の販売台数は 4,040 万台で、2014 年第 4 四半期以来の低調さだった。 しかしこの数字は、製品の平均販売価格と引き替えに得た苦し紛れの数字にも見える。 Apple は販売価格を大幅に下げた iPhone SE を発売し、好調であるとしている。 641 ドルを誇っていた前四半期の平均販売価格は、第 3 四半期になり 595 ドルへと急落した。 アナリストの予測は 606 ドルであったことから、われわれが考える以上に iPhone SE が好調である。 ただ、iPhone の台数の増加は、必ずしも直近の iPhone の平均単価を食うだけではない。 Apple Music、Apple Pay、iCloud などを含むインターネットサービスは、前四半期とほぼ変わらず、前年同期比と比べて 19% の増加となった。 Tim Cook 氏は 2017 年にも、サービスの売上だけで、米国 Fortune 100 企業の規模に到達するとの見込みを示しており、より長期的な収益性の向上に寄与することが考えられる。 興味深いのは iPad と Mac の関係性だ。 9.7 インチの iPad Pro の登場は、Mac の販売台数を減少させている可能性を、向こう 2 四半期程度の間に指摘できるようになるかもしれない。 Apple は、6 億台とも言われる 5 年以上古い PC のリプレイスに最適として、9.7 インチサイズの iPad Pro をリリースした。 キーボード内蔵のカバー Smart Keyboard と、Apple Pencil が利用できる高付加価値のタブレットとして、戦略的な製品となる。 9.7 インチ iPad Pro の投入は、1,000 万台前後という iPad の販売台数を押し上げることはなかったが、iPad の平均販売価格は 430 ドルから 490 ドルへと向上した。 そのかわり、ここのところ 500 万台の売上を実現してきた Mac は、予測を下回る 430 万台へと落ち込んできる。 Mac と iPad Pro の関係性を指摘するには時期尚早だが、今後、顕在化してくることになると考えている。 次期 iPhone は? 世界的な経済状況やスマートフォン需要を考えると、Apple の決算の下落トレンドを食い止める役割を、2016 年の新型 iPhone に託すのは酷かもしれないが、主力製品である iPhone のリリースが重要であることに変わりない。 iPhone の日程については、例年通り 9 月中旬の発売となることが予測されている。 リーク情報の信頼性で定評がある Evan Blass 氏 (@evleaks) によると、「iPhone の予約開始は 9 月 9 日であると確認した」とツイートした。 そこから考えられる iPhone 発売に関する日程は、9 月 5 日月曜日にイベント開催、9 月 9 日金曜日に予約開始、9 月 16 日に発売というものだ。 ただし、米国では 9 月 5 日月曜日は Labor Day (9 月の第 1 月曜日)の祝日であることから、翌 9 月 6 日火曜日のイベント開催になるのではないかと予測する。 例年、9 月第 3 金曜日から第 4 金曜日の発売となる iPhone だが、2016 年は第 5 金曜日まである。 今回の日程が正しいものであれば、例年より 1 週間近く多いの販売日数を、2016 年第 4 四半期に含められる。 2015 年の iPhone 6s 発売では、最初の週末に 1,300 万台の iPhone 販売を達成している。 Apple が前年同期比で iPhone の販売台数を上向かせる可能性を含ませる日程を組んでくるとすれば、どれだけ多くの iPhone を発売時に製造しておけるかがポイントになるだろう。 Apple の自動車プロジェクト Apple で噂されている自動車プロジェクト「Titan」に関連する人事の動きが 2 件報告されている。 1 つは、プロジェクトを総括する責任者に、Bob Mansfield 氏が任命されたことだ。 Mansfield 氏は、1999 年に当時副社長を務めていた Raycer Graphics を Apple が買収して以来、Apple で Mac とデバイスエンジニアリングに関する中心人物として活躍してきた。 2012 年 6 月には Apple を引退すると発表があったが、一転、その後もテクノロジ担当上級副社長として Apple に留まり続け、2013 年 7 月からは Tim Cook CEO 直下の特別プロジェクト担当を務めてきた。 また、2016 年に入って、Apple は、BlackBerry の車載ソトウェア部門 QNX の CEO であった Dan Dodge 氏を雇用していたと報じられている。 前述の Mansfield 氏のチームに属しているという。 この変化は、Apple が、自社の自動運転電気自動車の開発から、車載デバイスの開発へと、その領域を広げようとしていることがうかがえる。 (松村太郎、Cnet = 8-5-16) iPhone 支える日本企業 アップルと日本経済の関係 記事コピー (8-3-16) アップル、メッセージ機能強化で LINE 追撃? 米アップルは毎年 6 月に、年次開発者会議「WWDC」を開催しています。 今年もサンフランシスコで 6 月 13 日(現地時間)からスタートしました。 基調講演については、例年使われていたモスコーンセンターからビル・グラハム市民講堂へと移りましたが、アップルが伝えたいことは変わりません。 それは「開発者へのサポート」です。 ハードウェアの進化が少なくなった、と言われる昨今ですが、逆にいえば、ソフトやサービスの与える影響は大きくなっている、と言えます。 論からいえば、今年は新しいハードウェアも、見たこともない新機能群もない年でした。 それをつまらない、というのは簡単なのですが、今の状況は少し違う、と筆者は考えます。 逆に、アップルが手がける「Siri」などの先進技術が開発者からも使えるよう環境が整備されたため、そこから生まれるアプリの可能性は、昨年以上に大きなものになった、と言えます。 アップルが「4 つの OS」に託す戦略を分析してみます。 ■ 開発者をひきつけてプラットフォームの価値を拡大 アップルのティム・クック CEO は、基調講演の冒頭でこう言いました。 「我々にとっての北極星は、なにも変わらない。 素晴らしい製品の力で、人々の生活を変えていくことだ。」 そのためには、アップルの能力だけでは不足です。 アップルのプラットフォームの上で優秀なアプリケーションを開発してくれる開発者が必要です。 WWDC に先立ち、アップルは、一部の記者への取材に答える形で、アプリ配信のルールを変える、と発表しました。 特に大きいのは、これまで「開発者 70%、アップル 30%」と固定だった、アプリケーション販売収入の取り分を、場合によっては「開発者 85%、アップル 15%」のように変化させる、というものです。 これは、アプリ開発者のモチベーションを上げるためにも必要なことです。 しかし WWDC では、より技術にフォーカスし、新しい方針を発表した、ということになります。 アップルは現在、4 つの OS を製品に活用しています。 そのうち三つが iOS をベースにしたもので、残りがマック用 OS です。 基調講演は、これらを順に説明していく形で進みました。 なお、各新 OS の一般公開時期は、すべて「今秋」です。 おそらく時期は少しずつずれるのでしょうが、多くのアップル製品で、新 OS へのアップデートが行われます。 費用はもちろん無料です。 同様に 7 月から公開ベータテストも始まり、一足早く新 OS を使う機会がやってきますが、不具合も考えられるため、技術面で自信がない方にはおすすめしません。 ■ Apple Watch 向け OS は「快適さ」を大幅拡充 まず最初に紹介されたのは、Apple Watch 用の「watchOS」です。 Apple Watch は注目されているものの、業界が期待するほどの大ヒットにはなっていないのが実情です。 その背景にあるのは、Apple Watch 向けのアプリにキラーなものが出ていないこと、アプリの動作や呼び出し操作が遅く、使う上でストレスがたまることだと筆者は考えます。 アップルは、次期バージョンである watchOS3 でそこに手を入れます。 起動速度は一気に 7 倍になり、iPhone などと変わらないレベルになりました。 これで、よく使うアプリを呼び出す時でもストレスがなくなり、いろいろな機能を試す意欲が高まります。 また、watchOS2 までは、「デジタルクラウン」などの操作系、活動量計・心拍センサーなどを開発者がアプリで使うことに制限が多く、開発の自由度が低い、と開発者からは非難されていました。 watchOS3 ではそこも改善されるため、よりユニークで実用的なアプリの登場は期待できます。 アップルからの提案として面白いのは、「深呼吸」のタイミングを知らせてくれる「Breathe」という機能が搭載されたことです。 今の iOS でも、健康に配慮して 1 時間に一度「立ち上がるように」提案されますが、同じような提案として「深呼吸」も出てくるわけです。 同時に心拍数も計測するため、効果の確認もできます。 Apple TV 用の tvOS では、ホームシアターなどの暗いところで使う時のための「ダークモード」搭載と、「シングルサインオン」機能の搭載です。 特にシングルサインオンは、動画サービスなどで、スマホやウェブとのアカウント連携が多い tvOS の場合、非常に設定が楽になり、有用なものです。 ■ マック用 OS の名称が「macOS」に マック用 OS は、これまで「OS X」と呼ばれてきました。 その前は「Mac OS X」でした。 ソフトウェアエンジニアリング担当シニアバイスプレジデントのエディー・キュー氏は、「マックだけ OS のネーミングルールが違う」と言い、新しい OS の名前を紹介しました。 新しいマック用 OS の名称は「macOS」。 新バージョンは「macOS Sierra」になります。 macOS Sierra の大きな変更の中でも目立つのは、iOS 機器との連携機能です。 これまでも、iPhgone で着信した電話やメッセージは、他の iOS 機器と連携していましたが、macOS Sierra からはその幅がさらに広がります。 自分の Apple Watch をつけてマックを使う時には、自分のマックを使い始める際のパスワード認証を「パス」し、すぐに使えるようになっています。 また、iOS 機器で「コピー」した内容を、機器の壁を越えてマック側に「ペースト」できるようになる、「Universal Clipboard」という機能も便利そうです。 しかし、それ以上に本質的な連携となるのが決済機能「Apple Pay」がマックでもつかえるようになることです。 ウェブの一般的な決済で Apple Pay が使えるようになるのですが、その際には、iPhone を経由して決済できるようになるのです。 この場合、サービス側にクレジットカード番号などの個人情報を記録する必要がありませんし、iPhone がないと決済ができないため、なりすましも困難です。 これは、ネット通販の安全性を高める上では重要な機能と言えます。 残念ながら日本では Apple Pay がサービス開始前であるため、しばらくは我々にとっては価値がないのが残念ところです。 こうしたやり方をアップルが推進するのは、「便利になる」、「安全になる」ことに加え、「アップル製品の利用者が他のアップル製品をさらに使う」よう促進し、長期的で深い関係を構築するためです。 ある種の囲い込みなのですが、一体化することが体験を高めるには有利であるため、一概に否定できるものではありません。 ■ 「クラウド」と「人工知能」をアップルも積極活用 アップルの方針として注目すべきなのは、クラウドサービスと「人工知能」の活用です。 macOS Sierra では、内蔵ストレージの空きを多くする機能が搭載されます。 これは、古いファイルや古いメールの添付ファイル、見終わった映画のデータなど、「すぐには使わない」ファイルをシステム内から見つけ出して削除し、空きスペースを確保するものです。 ただし、単純に削除すると問題なので、それらのファイルを、アップルのクラウドサービスである iCloud に転送、その後に削除します。 アップルが示した例では、250GB のうち 20GB しか空きのないドライブが、150GB の空きにまで広がっています。 これはもちろん、アップルのクラウドと連携しているからできることですが、クラウド側にデータを転送するため、そのための時間と回線使用料に注意する必要があります。 人工知能といえば、アップルはすでに iOS で「Siri」という音声入力型の人工知能を使っています。 こちらは、次の macOS から、iOS だけでなく macOS にも対応し、ファイルを探すなどのアシスタントとして使えます。 今秋の新バージョンから、Siri は他社アプリでの活用が可能になるのですが、そうすると「命令したいアプリを選んで命令する」ようになります。 例えば、iOS 標準ではないメッセージングアプリ(日本なら LINE になるのでしょうが、デモでは中国圏を意識して、かの地で利用者が多い「Wechat」が使われました)に、Siri にメッセージの代筆を依頼できるようになるのです。 Siri はどのアプリでどういうことをしているかを認識しているので、アプリをまたいで、画面をタッチすることなく iPhone を使うことも可能になります。 人間の側の事情を理解して動作する必要があり、なかなかに高度で野心的なことです。 マイクロソフトも「会話はサービスである」として、今後チャットで色々な作業をさせられるように進化していく、と宣言していますが、アップルも似た方向性に向かうのでしょう。 我々が日常的に使うアプリの中でも有数の利用量であろう「写真」アプリは、写真に写っている人の顔や、背景に写っているモノ・風景の認識を行い、写真を自動分類するようになります。 これは、iOS・macOS ともにです。 アップルは大量の写真を蓄積しており、それらを使った「ディープラーニング」という手法で、写真の中身を分析・認識できるようになってきました。 アップルはそこで、110 億件もの演算を行っている、と言います。 それを、利用者の利便性向上に役立てようとしているのです。 同様のことはすでに Google がやってはいますが、アップルが手がけるものがどのくらいのクオリティーになるか、注目ですね。 ■ 操作性改善を軸にした「iOS10」、LINE 追撃のメッセージングサービスも? 今やアップルにとってもっとも重要な OS になっている「iOS」は、今年「バージョン 10」を迎えます。 すなわち、「iOS10」になります。 「写真」アプリや「Siri」の改良点はすでにお伝えしましたが、他の部分の改善もなかなかに興味深いものです。 まず使い勝手の部分では、「ロック画面」をはじめとした部分の改善が必要です。 操作がしやすくなるだけでなく、通知の内容がリッチになるのがポイントなのですが、例えば、タクシー配車の状況が通知から見えるようになり、アプリを開かなくてよくなります。 これも、アプリの活用の幅を広げ、開発者にチャンスを与えるためのものでもあります。 アプリはダウンロードしたものの、あまり使わない、ということも増えていますし、「いちいち呼び出すのがめんどうくさい」と感じることもあります。 通知をうまく使い、「アプリを探して呼び出す」頻度を減らすことが、アプリの可能性を広げることにつながるわけです。 昨年鳴り物入りでスタートした「Apple Music」はユーザーインターフェースを大幅改訂。 より見やすく戸惑わずに使える方向性に変わります。 これまでに有料会員が全世界で 1,500 万人、というのは、1 年目としては非常に立派なものですが、さらに顧客の定着を促すには、操作性の改善が必須、という判断なのでしょう。 一時は評判の悪かった「地図」アプリも、ナビ機能の見やすさや情報量が拡大し、価値を上げています。 そしてなによりもアップルが強調したのは、「メッセージ」機能の改良です。 SNS や iMessage をやり取りする「メッセージ」アプリは、iPhone の中でももっとも使われているものですが、ここでアップルは、絵文字機能の拡充や「ステッカー」機能、アプリ追加による決済などの機能拡張と、考えうるあらゆる要素を入れてきました。 日本人の目から見ると、まるで LINE の要素をアップルが取り込んだようです。 機能としては面白いのですが、問題はこの機能をすべて使うためには「お互いがアップル製品ユーザー同士の必要がある」というところでしょうか。 メッセージングの分野は急速に拡大しており、スタンプや広告、ゲームといった、そこに内在している市場の大きさも見逃せません。 アップルとしてはそこにチャレンジし、開発者にもサポートしてほしい、という意識なのでしょう。 問題は、どうやって友達や知り合いを LINE から移行させるか、にありそうです。 そこには簡単な道筋はない、と思えます。 ■ プログラミングの裾野を広げる活動も展開 ここまで挙げてきたように、今回の施策は基本的に「使い勝手の向上」がメインなのですが、一方で、そこに「他社製アプリ」の介在を許し、開発者にビジネスチャンスを与えて共存共栄を図りたい、という意図も見えます。 WWDC は開発者会議であって新製品発表会ではなく、だからこそ、新機能を紹介しつつ開発者に可能性をプレゼンテーションしていた、とは言えないでしょうか。 基調講演の最後でティム・クック CEO は、iPad の上で遊びながらプログラミングが学べる「Swift Playground」というアプリを公開しました。 Swift はアップルが各製品の開発に使う言語です。 そこに若いうちから親しんでもらうことで、ひいてはアップル関連製品向けの開発者に … という思想なのでしょう。 同時に、ソフト開発者のハードルを下げるのは、IT 産業全体のためにもなります。 こうした部分に、今のアップルの考えがにじんでいる … と思うのは筆者だけではないはずです。 (西田宗千佳、asahi = 6-14-16) 新型 iPhone は 3 モデル展開に? 4 インチの iPhone 6c の噂が話題に - 海外報道 Digitimes によると、2015 年第 2 四半期に新型 iPhone として、iPhone 6s、iPhone 6s Plus、4 インチサイズの iPhone 6c がリリースされるという。 iPhone 6/6 Plus のディスプレイサイズが次期 iPhone にも踏襲されるとすれば、4 インチ、4.7 インチ、5.5 インチの 3 つのサイズが登場することになる。 いずれも、NFC と Touch ID に対応し、ディスプレイにはコーニングの Gorilla Glass が採用されるとしているが、搭載されるチップについては別のようだ。 iPhone 6s と iPhone 6s Plus が最新の「A9」で、iPhone 6c は現在 iPhone 6 と iPhone 6 Plus に搭載されている「A8」になるとし、iPhone 6c の価格帯についても、400 - 500 米ドルになるという。 一世代前のチップと価格帯から想起されるのは iPhone 5c の存在だ。 2013 年 9 月に iPhone 5s とともに発表された iPhone 5c は、iPhone 5s が A7 チップを搭載したのに対して、iPhone 5c は一世代前のA 6 チップを採用した。 そして、SIM フリー版 iPhone 5c は現在、米国の Apple Storeで 450 ドルで発売され、価格帯も符号している。 iPhone 5c は中国市場を意識した廉価モデルとしての位置づけが強いが、在庫が潤沢に残ると報じられるなど、現時点においては高く評価されていない。 一説には、中途半端な価格帯のほかに、プラスチックのケースが中国市場に受け入れられず、多くの課題を残した端末となっている。 今回の報道では、デザイン面での言及がないが、AppleがiPhone 5cでの失敗を繰りかえすことは考えにくく、今後は、このデザイン面に関する噂が注目されそうだ。 (MyNavi = 3-27-15) アップル、「iOS 8.1.1」をリリース - - 「iPhone 4S」、「iPad 2」のパフォーマンス改善など Apple が、同社のモバイル OS の最新バージョン「iOS 8.1.1」を、「iPhone」と「iPad」向けにリリースした。 iOS 8.1.1 には、「iOS 8」にアップデートしてから著しく遅くなったとしてユーザーから不満が寄せられていた旧機種「iPhone 4S」と「iPad 2」でのパフォーマンスの改善が複数加えられている。 今回のアップデートは、2 カ月前に再リリースされた「iOS 8.0.1」に続くものだ。 iOS 8.0.1 は当初、多数の「iPhone」および「iPad」で、ネットワーク接続や「Touch ID」が使用できなくなる問題を引き起こした。 問題のあった同アップデートの影響を受けた端末は 4 万台未満であると Apple は述べていた。 一方、iOS 8.1.1 に関してはこれまでのところ、問題は報告されていない。 「OS X Yosemite」についてもアップデートがリリースされ、バージョンは 10.10.1 となった。 Wi-Fi 信頼性と「Mail」アプリがアップデートされているほか、「Time Machine」、スリープ状態からの起動、そして通知に関連する複数のバグも修正されている。 「Apple TV」に対しても、メンテナンス修正を含むアップデートが提供された。 (Zack Whittaker、Cnet = 11-18-14) 中国政府が「iCloud」ユーザーに中間者攻撃か 中国政府は、同国内にいる「iCloud」ユーザーに中間者攻撃を行い、iCloud 上にある個人の情報などへアクセスできるようにしていると報告されている。 暗号化が強化された新 iPhone に対応する方法らしい。 中国政府の検閲システム「金盾」や、そのフィルタリング機能(万里の長城 = Great Wall をもじって「Great Firewall」とも呼ばれる)を監視している団体「GreatFire.org」は、中国政府が、同国内にいるアップル「iCloud」サーヴィスのユーザーを標的にした中間者 (MITM) 攻撃をしかけていると報告した。 この攻撃は、アップルが「iPhone 6」と「iPhone 6 Plus」を中国本土で正式発売した直後から始まっているという。 MITM 攻撃は、iCloud サーヴィス用の偽の証明書とドメインネームサーヴィス・アドレスを利用するもので、中国全土のユーザーに影響を及ぼしている。 iCloud 証明書を不正に利用して、連絡先バックアップデータなど、クラウドに保存された情報や写真などへのアクセス権を得ることにより、暗号化が強化された iPhone 6 のセキュリティー機能を政府が回避しようとしているのではないか、と GreatFire.org のチームは推測している。 中国の iCloud ユーザーは、「Firefox」や「Chrome」といったブラウザーでログインしようとすると、偽証明書に対する警告メッセージが表示されていた。 しかし、それ以外のブラウザーや、「Mac OS X」に組み込まれた iCloud ログインを利用している場合は、別ルートへの誘導に気づかない可能性がある。 こうした不正なアカウントの乗っ取りは、2 段階の認証を利用することで防止できる。 中国では、8 月と 9 月初めにも、中国で人気のミニブログ「Weibo (ウェイボー、新浪微博)」や「Google+」上で、あからさまなMITM 攻撃があった。 10 月初めにも、「Yahoo.com」上で同様の攻撃があった。 これは、市民がオンラインで読んでいる情報の監視を目的とし、香港で起きている抗議デモに関するニュースにフィルタリングをかけることを可能にするものだったようだ。 マイクロソフトの「Outlook.com」のウェブメールプラットフォームを狙った MITM 攻撃も発生している。 (Sean Gallagher、Wired = 10-23-14)
「iPhone6」世界最大の市場中国でも販売始まる 先月、日本やアメリカなどで発売されたアップルの新型スマートフォン「iPhone6」の販売が、17 日から世界最大のスマートフォン市場とされる中国本土でも始まり、予約数はインターネットの通販サイト 1 社だけでも 1,000 万台近くに上るなど、話題を呼んでいます。 先月 19 日に日本やアメリカなどで発売された「iPhone6」は、3 日間で全世界で 1,000 万台を超える売り上げを記録しました。 スマートフォンの保有台数がことし 7 億台を超える見通しで世界最大の市場とされる中国本土でも 17 日から販売が始まり、上海市の店舗では朝から大勢の人が予約した商品を買い求めていました。 購入した男性客は「とても待ち遠しかったですが、やっと買うことができて興奮しています」と話していました。 中国本土での販売台数について、これまでのところメーカー側の正式な発表はありませんが、複数あるインターネットの通販サイトのうち 1 社だけでも、16 日までに受け付けた予約の数は 1,000 万台近くに上っているということです。 中国本土では、すでに海外などから持ち込まれた商品が高値で取り引きされるほど人気を集めていて、今回の正式発売も大きな話題を呼んでいます。 (NHK = 10-17-14) アップル、新しい iPad を発表 ニューヨーク : 米アップルは 16 日にカリフォルニア州で開いたイベントで、タブレット端末の新製品「iPad Air 2」、「iPad mini 3」を発表した。 また、米国で 20 日から決済サービス「Apple Pay」の提供を開始することも明らかにした。 iPad Air2、iPad mini3 とも指紋認識機能の「Touch ID」を搭載する。 同機能はこれまでスマートフォンの「iPhone」のみで提供していた。 iPad の Touch ID は Apple Pay を使ったインターネットでの買い物に利用できる。 ただ、新しい iPhone と違って店舗のレジでの決済には利用できない。 Air2 の厚さはわずか 6.1 ミリ。 処理能力やカメラ性能、Retina ディスプレイの性能も強化された。 両製品とも 17 日から予約の受け付けを開始し、来週中に出荷する。 色はこれまでのシルバーとダークグレーにゴールドが加わった。 米国での販売価格は、容量 16 ギガバイトの WiFi モデルで iPad Air2 が 499 ドル(約 5 万 3,000 円)、iPad mini3 が 399 ドル(約 4 万 2,000 円)。 これまでの iPad は値下げする。 デスクトップ型コンピューターは 27 インチの「iMac」を発表。 2,499 ドル(約 26 万 5,000 円)で同日から出荷を開始した。 Mac 向けの新しい OS 「OS x Yosemite」も、16 日から無料提供を開始した。 モバイル向け OS の更新版となる「iOS 8.1」は 20 日に公開予定。 (CNN = 10-17-14) アイフォーンを「おサイフケータイ」に = 今月下旬発売 - ドコモ NTT ドコモは 3 日、米アップルのスマートフォン「iPhone (アイフォーン)」で、携帯向け決済サービス「おサイフケータイ」を利用できるようにする機器を開発し、10 月下旬に発売すると発表した。 価格は専用ケースを含め 6,500 円程度。 発売するのは「おサイフケータイ ジャケット 01(パナソニックモバイルコミュニケーションズ製)」。 非接触 IC チップ「フェリカ」を内蔵した専用ケースを使いアイフォーンに装着。 アイフォーンに決済用アプリ「おサイフリンク」をインストールし、「おサイフケータイ」の各種サービスを利用できるようになる。 「6」などの端末が対象で、ソフトバンクモバイルや KDDI (au) のアイフォーンでも利用可能という。 (jiji = 10-3-14) ◇ ◇ ◇ iPhone6、中国は日本より 3 割強高く 価格を発表 米アップルは 30 日、人気スマートフォン「iPhone6」と「iPhone6 プラス」を、中国で 10 月 17 日から発売すると発表した。 ただし、価格は日本よりも 3 割以上高く、1 日に始まる国慶節連休で、中国人の日本での「購入熱」が治まるかどうかは不透明だ。 アップルがこの日発表した価格は、「6」の一番安い機種で 5,288 元(約 9 万 3,600 円)、「6 プラス」は同 6,088 元(約 10 万 7,800 円)。 現在の為替レートで換算すると、日本で同じ製品を買うよりも 35 - 38% 高い計算になる。 9 月に日本で「6」などが発売された際、中国では発売が未定だったこともあり、円安で割安と見た価格での購入に中国人業者や旅行者が殺到した。 中国での販売価格が高く設定されたことで、日本への大量の旅行者が予想される国慶節連休の期間中も購入が続く可能性がある。(広州 = 斎藤徳彦、asahi = 9-30-14) ◇ ◇ ◇ 転売目的の iPhone6 が大量に中国大陸に持ち込まれかけるも容赦なく税関に没収される! 2014 年 9 月 19 日に発売された「iPhone6」と「iPhone6 Plus」。 日本ではお祭りワッショイとなっているが、19 日の発売はアメリカ、日本、香港などの 1 次販売国に限られ、その他の国と地域は追って順次発売となる予定だ。 ところが、1 次販売国には、多くの富裕層を抱え NEXT マーケットと言われる中国大陸が入っていない! それどころか 2 次販売国からも除外され、3 次以降での発売になるもよう。 需要だけはあるので、転売で一儲けしようと日本や香港等に中国からの業者が押し寄せたのだが、世の中そう簡単にはいかないらしい。 転売目的で持ち込まれたと見られる iPhone6 が、税関で次々と没収されているというのだ。 この没収案件は、9 月 19 日から発覚している。 まず、『南方網』によると発売当日の 12 時 30 分頃、広東省珠海市とマカオ特別行政区の間にある拱北(こうほく)税関の無申告者用ゲートで、クッキーの缶に iPhone6 を隠し持った女性が摘発された。 缶の中には iPhone6 (16GB) が 20 台入っていたそうだ。 この件を皮切りに、『広州日報』では、同日 16 時までに広東省深セン市と香港特別行政区を結ぶ羅湖税関で相次いで 6 件の "iPhone 密輸事件" が発覚したと報じられた。 羅湖税関では当日に計 12 台の iPhone6 及び iPhone6 Plus を押収したそうだ。 なお、持ち込んだ男は 200 元(約 3,500 円)で運び屋をしていたとのことだ。 さらに驚きなのが、9 月 20 日に発覚したケースだ。 香港の西貢(サイクン)埠頭で転売業者と見られる男 3 人が大量の電子機器を船で密輸しようとしていたのが発覚したそうだ。 男は逃走したが、残された荷物から 138 台の iPhone6 及び iPhone6 Plus が見つかったという。 船は恐らく香港から広東省恵州市に向かうものと見られ、恵州から中国全土に流通させるものだったようだ。 発覚したもの以外に、すでにこのルートで iPhone6 が持ち出されたと見られている。 転売自体、一般ユーザーにとっては迷惑な話だが、問題視されているのは税金逃れだ。 中国では、国が指定した 20 品目を大陸側に持ち込む際、私用目的であっても 1 台から税関に申告しなければならないそうだ。 iPhone もその 20 品目に含まれている。 iPhone6、および iPhone6 Plus は、中国での発売は年明け以降になるのではないかと報道されている。 だが需要だけは高く、富裕層の中には何万元出してでも今すぐ欲しいというユーザーもいるという。 そのため転売価格が高騰しており、さらに、業者はより高い利益を出すために、支払うべき税金を免れようとしているのである。 今回、密輸行為を摘発した中国大陸や香港の税関職員はグッジョブだが、一方で「金持ちが○万元で iPhone6 をゲット」というニュースも飛び交っている。 摘発されたのは氷山の一角だろう。 税関では今後も厳しく取り締まっていくとのことである。 (沢井メグ、RocketNews = 9-22-14) 参照 : Sina Weibo @現代快報、漫歩香港、新浪旅遊(中国語)、YouTube ◇ ◇ ◇ iPhone6、世界最安は日本? 中国で代理購入流行 「日本の iPhone6 が世界一安い。」 米アップルのスマートフォン新機種の発売を前に、中国のネットがこんな盛り上がりを見せている。 日本での購入を請け負うサイトが続々登場。 中国より発売の早い隣国で進む円安に、消費者が熱視線を注いでいる。 12 日に日米などで「6」の予約受け付けが始まると、中国の IT 情報を扱うサイトではすぐ、各国の端末価格を比べる表が出現した。 中国のどの通信業者でも使えるタイプのうち、低価格の機種を 10 日の為替レートで人民元換算すると、日本が 3,917 元で最も安かった。 急激な円安の影響が大きいようだ。 「一番安いのは、なんと隣国だった。(有力サイト「中関村在線」)」 それで脚光を浴びたのが、「代購(タイコウ)」と呼ばれる、代理で海外で端末を買ってもらう方式だ。 ネット通販最大手、アリババ・グループが運営するサイト「淘宝網(タオバオ)」には、日本での代理購入を手がけるネット業者がずらりと並ぶ。 100 台近い購入を受け付けた業者も出てきている。 中国でも iPhone は若い世代を中心に人気だが、「6」については中国国内の発売が未定だ。 当局からの認可が遅れているといい、サイバー分野を巡る米中両政府の関係悪化が影響している可能性も指摘されている。 機種本体はほとんど中国で生産しているだけに、工場から流出したとみられる製品も地下市場では売られているが、価格は 1 万 3 千元(22 万 6 千円)以上するという。 (北京 = 斎藤徳彦、asahi = 9-17-14) ◇ ◇ ◇ 「iPhone 6」の中国発売に遅れ、長引けば業績に大きな影響 米 Apple の新型スマートフォン「iPhone 6」シリーズの中国における発売が遅れるのは、同国の規制当局から許可が得られなかったことが理由のようだと、米メディア(New York Times と Wall Street Journal)が現地時間 2014 年 9 月 10 日に報じた。 中国は世界最大のスマートフォン市場、Apple の全売上高の 16% を占めるなど同社にとって重要な国。 この先、発売が大きく遅れれば同社の事業に悪影響を及ぼすと伝えている。 Apple は現地時間 2014 年 9 月 9 日に「iPhone 6」と「同 6 Plus」を米国、日本を含む世界 10 カ国/地域で 9 月 19 日に発売すると発表した。 だが、この当初発売国のリストに香港は入っているものの、中国本土は入っていない。 同社は「iPhone 5s」と「同 5c」を発売した際に初めて中国本土を当初発売国に加えたが、今回はそうしなかった。 New York Times によると、Apple は現地時間 9 月 10 日になって China Mobile (中国移動)を含む同国の通信事業者 3 社に、9 月 19 日の発売を取りやめると連絡した。 これら通信事業者はすでに販売キャンペーンを開始しており、Apple の直営店も 9 月 19 日の発売に向けて準備していた。 Apple からのこの連絡は直前の予定変更で、スタッフは当惑したようだと同紙は伝えている。 Apple はその理由について「まだ準備が整っていないことがいくつかある」とだけ述べ、詳細は明らかにしていない。 ただ、中国メディアは同日「中国工業情報省(Ministry of Industry and Information Technology)がまだ iPhone 6 の認可を出していない」と伝えており、通信事業者の幹部もこれが理由と考えているという。 中国では、米国家安全保障局 (NSA) の元契約職員 Edward Snowden 氏が、米当局の情報収集活動を暴露して以来、外国のテクノロジー製品に対するセキュリティの懸念が取り沙汰されている。 iPhone をめぐっては、国営テレビである中国中央電視台 (CCTV) が今年 7 月に、「iPhone は利用者の位置情報を収集しており、中国の安全保障を脅かしている」などする番組を放送し、Apple を非難した。 ただ、これに対し Apple は、すぐさま声明を出し「当社は利用者を追跡したり、位置情報を外部と共有したりしていない」などと反論している。 (小久保 重信 = ニューズフロント、ITPro = 9-11-14) |