「ハワイまで 1 万 5,000 円」 … マジ!?
 JAL 系 LCC「ZIPAIR」から驚安運賃出現 L.A. ほか米本土線も破格!

JAL (日本航空)グループが展開する国際線LCC(格安航空会社)の ZIPAIR が、搭乗者数 100 万人達成にともなう特別セールを、2023 年 10 月 4 日まで実施しています。 このセールでは、ホノルル線が片道 1 万 5,000 円、ロサンゼルス・サンフランシスコ線が同 3 万 5,000 円など、破格の運賃が提示されています。 今回のセールでは提供座席に限りがあるものの、同社が展開する全路線(成田〜ソウル、マニラ、シンガポール、バンコク、ホノルル、サンノゼ、ロサンゼルス、サンフランシスコ線)が対象に。 セール対象の搭乗期間は 9 月 25 日から 11 月 30 日までです。 なお同社によると、これらのセール運賃は、原油価格に応じて運賃に上乗せされる「燃油サーチャージ」込みの価格となっているとのことです。 (乗りものニュース = 9-25-23)


中国国産旅客機「C919」、海外から初受注 - 中国メディア

中国メディアやロイター通信などによると、中国広西チワン族自治区南寧市で開催された第 20 回中国・東南アジア諸国連合(ASEAN)博覧会で、ブルネイに拠点を置く新興航空会社ギャロップエアは、中国の航空機メーカー、中国商用飛機 (COMAC) が開発・製造したジェット旅客機「C919」とリージョナルジェット機「ARJ21」計 30 機を購入する意向書に署名した。 総額 20 億ドル(約 2,960 億円)相当のこの契約には、貨物機とビジネスジェットの派生型を含む ARJ21 の 15 機と C919 の 15 機が含まれる。 海外の航空会社からの受注は、今回が C919 にとっては初となり、ARJ21 は 2 件目となる。 ARJ21 は昨年 12 月、インドネシアの地域航空会社トランスヌサ航空に初納入された。 C919 は今年 5 月に商用飛行を開始した。 (柳川、Record China = 9-25-23)

前 報 (5-28-23)


乗客 100 人で呑み鉄 六角精児さんも訪ねた「日本の原風景」の路線

JR 西、芸備線の場合

記事コピー (6-26-23 & 9-24-23)


中国 BYD、小型 EV を 300 万円台で 20 日に日本発売

BYD は電気自動車 (EV) 「ドルフィン」を日本に投入する

中国の電気自動車 (EV) 大手、比亜迪 (BYD) は 20 日、小型 EV 「DOLPHIN (ドルフィン)」を日本で発売する。 日本仕様の価格は同日発表予定で 300 万円台とみられる。 これまで限られていた400 万円未満の EV の選択肢が広がり、消費者の EV シフトが加速すると期待される。 一方、車格が近い競合のガソリン車には人気の高い車種も多く、激しい競争にさらされそうだ。 11月に日本の乗用車 EV 市場に進出した BYD が、多目的スポーツ車 (SUV) 「ATTO3 (アットスリー)」に続く第 2 弾として、ドルフィンを売り出す。 航続距離は 400 キロメートルで、日本向けの車両は機械式駐車場に止められる車高にするなど工夫が施されている。

日本での EV は米テスラなどが手がける 400 万円超の普通車と、日産自動車と三菱自動車がそれぞれ販売する 200 万円台の軽自動車に大きく二分される。 BYD はドルフィンの日本価格について、アットスリー(440 万円)よりも安いと明らかにしている。 先行して海外販売しているオーストラリアでは車両価格を 3 万 8,890 豪ドル(369 万円)に設定しており、豪州と同様に 300 万円台となる可能性が高い。

ドルフィンが普通車として300 万円台を実現すれば、消費者の選択肢が広がり、EV 普及のきっかけとなりそうだ。 デロイトトーマツグループが 2022 年に実施した調査によると、消費者の車の購入予算で最も多かったのは「200 万 - 249 万円」で全体の 19% を占めた。 次いで 15% の回答者が「250 万 - 299 万円」と答えている。 BYD がドルフィンの型式指定を国土交通省から取得できれば国から 85 万円、さらに東京都在住であれば都から 45 万円の EV 補助金を受け取ることができる。 購入者の実質負担額は 200 万円台となり、多くの人の予算に収まってくる。

ドルフィンは 21 年の発売以降、中国のほかタイやオーストラリアなどに展開し、これまでに累計 43 万台を販売した。 調査会社のマークラインズによると、23 年 1 - 7 月の主要 14 カ国でのモデル別 EV 販売ランキングでは米テスラの「モデルY」、「モデル3」に次ぐ 3 番手に食い込んでいる。 もっともドルフィンが日本でも競合のガソリン車との競争で存在感を示せるかは未知数だ。 サイズが近いトヨタ自動車の「ヤリスクロス」の価格は 189 万円から、ホンダの「ヴェゼル」も 239 万円からだ。 価格面ではガソリン車に軍配が上がる。

一方、足元のガソリン価格の高騰は EV にとって追い風だ。 政府による補助金の縮小や原油価格が再び上昇傾向に転じ、8 月末には全国平均で 1 リットルあたり 185.6 円と 1990 年以降の高値を更新した。 自宅充電のみで走行する場合、電気代はガソリン車のガソリン代の半分程度に抑えられる。 さらに購入時に課される環境性能割が非課税となり、新車登録時と初回の車検時の自動車重量税も免除され、自動車税は登録の翌年度分が75%軽減されるなど、税制優遇も受けられる。

ただ、EV も自宅充電の設備を整えるには数万円の出費が必要となるほか、出先の公共急速充電器を使う場合は電気代とは別に充電サービスの基本料金が月数千円かかることが多く、ガソリン車と比べて一概に経済的と言えないのが実情だ。 BYD は自動車メーカーの時価総額としてはテスラやトヨタに次ぐ水準となったが、日本事業はこれからだ。 日本自動車輸入組合 (JAIA) の集計によると今年 1 - 7 月の販売は 655 台にとどまった。 BYD は 25 年までに日本での販売を年間 2 万台に高める目標を掲げており、全国 100 店舗を目指して販売店網の拡大を急いでいる。

中国の EV 市場は補助金の減少による需要鈍化に加えて過剰生産能力の壁に直面している。 中国のコンサルティング会社、オートモビリティによると、過剰生産能力は年間約 1,000 万台に達していると見積もる。 BYD 以外の EV メーカーも中国国内の消耗戦を避けて海外市場に行き場を求めている。 BYD の関係者は「日本市場への進出は東南アジアでの販売を伸ばす上で欠かせない」と話す。 日本の厳しい消費者の目を借りて品質を高め、日本車のシェアが 9 割以上の東南アジアでの競争を勝ち抜く狙いだ。 日本勢にとって BYD は国内市場だけでなく、牙城としてきた東南ア市場でもかち合う相手となる。 (nikkei = 9-17-23)

初 報 (1-31-23)


「道南いさりび鉄道」に飛び出した「廃止案」 北海道経済に与える影響は …

北海道・旧江差線の場合

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日本初!「水素燃料 "旅客船"」ついに進水 飛行機みたいな異形の双胴船 何のため?

水素 x バッテリー x バイオディーゼル! 選べるエネルギー

日本初となる "水素とバイオディーゼルを燃料とする旅客船" がついに進水です。 2023 年 9 月 13 日、商船三井テクノトレードが出資する MOTENA-Sea 社が発注し、広島の本瓦造船で建造している同船の命名・進水式が行われ、「HANARIA」と命名されました。 この船は水素燃料電池、リチウムイオンバッテリー、バイオディーゼル燃料のいずれかから推進エネルギーを選択して航行できる旅客船だそう。 化石燃料を使用した船と比較して、二酸化炭素排出量を 53 - 100% 削減できるといいます。 全長は約 33m、全幅約 10m、喫水約 1.4m、航海速力は約 10.5 ノット(約 19km/h)とのこと。 (乗りものニュース = 9-14-23)


乗務員不足、減便、老朽化
… 路線バス廃止決断の社長「見通し立たず」

金剛バス(富田林)の場合

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トヨタが英国製水素燃料ハイラックスのプロトタイプを公開!
英国政府の資金援助によるプロジェクト

2023 年 9 月 5 日、トヨタが水素燃料電池を搭載したハイラックスのプロトタイプを発表し、ゼロ・カーボンへの前進において新たなマイルストーンに到達しました。 同モデルは、ハイブリッド電気自動車、プラグインハイブリッド電気自動車、バッテリー電気自動車、燃料電池電気自動車といった異なるパワートレインソリューションを、世界中のさまざまなユーザーニーズや使用環境に合わせて適用させ、最終的にカーボンフリーモビリティを実現するためのトヨタのマルチテクノロジー戦略の広範な範囲をさらに示すもの。

ハイラックスは、卓越した信頼性と耐久性で定評のあるトヨタブランドの世界的アイコンであり、開発プロジェクトでは、新しい電動パワートレインを採用しながら、これらの品質をどのように維持できるかが焦点でした。 ヌスラト・ガーニ産業・経済安全保障大臣は同モデルの発表について、次のように述べています。 「英国には素晴らしい製造業があり、これはその好例です。 トヨタがここ英国でゼロ・エミッションへの新たなマイルストーンに到達したことは素晴らしいことであり、この最先端の開発におけるプロジェクト・チームの成功を祝福する。 これは、英国の製造業と、将来の目標を達成するためのカーボンフリー自動車を提供する可能性に対する大きな自信の表れです。」

TMUK マネージング・ディレクターのリチャード・ケンワージー氏も、 「プロジェクト・チームは、プロトタイプの製造エリアの構築から最初の車両の完成まで、非常に短い期間で信じられないような仕事を成し遂げました。 英国政府の資金援助により、記録的な速さで新型車両を開発できただけでなく、水素関連技術に取り組むチームのスキルアップも図ることができました。 これは、英国の製造業と、将来の目標を達成するためのカーボンフリー車両を提供する可能性に対する大きな信任投票です。」と説明しています。

同プロジェクトは 2022 年初頭、TMUK とトヨタモーターヨーロッパが、コンソーシアムパートナーのリカルド、ETL、D2H アドバンスト・テクノロジーズ、サッチャム・リサーチとともに実施したフィージビリティ・スタディからスタートしました。 その後、よりクリーンな技術と新しいモビリティ・コンセプトの開発を支援する非営利団体である Advanced Propulsion Centre を通じて、英国政府から資金を得る事に成功。 これにより、2022 年 7 月 1 日から、トヨタ自動車株式会社 (TMC) からの追加支援を受けて、精力的な設計開発プログラムが開始されました。

プロトタイプの製作は今年 6 月 5 日に開始され、TMUK 施設内の専用エリアでトヨタ生産方式の原則に従って作業。 最初の車両はわずか 3 週間後に完成し、今年末までに 10 台が製造される予定です。 これらの車両は、安全性、動的性能、機能性、耐久性が量産モデルに要求される高い基準を満たすことを確認するために、世界中で厳しいテストを受ける予定となっています。 (バイクのニュース = 9-10-23)


異形の「和製コンコルド」誕生なるか JAXA 開発「静かで燃費いい」超音速旅客機、従来機との違いは?

「コンコルド」っぽい見た目であるものの

文部科学省が 2023 年 9 月、令和 6 年度予算概算要求を財務省に提出しました。 そのうち 38 億 5,000 円が、次世代航空科学技術の研究開発として盛り込まれ、そのなかに JAXA (宇宙航空研究開発機構)が研究を進めている「静粛超音速旅客機」に関するものが含まれています。 この超音速旅客機はどのようなものなのでしょうか。

JAXA によると、これまでのジェット旅客機は音速に満たないマッハ 0.8 (約 989 km/h)程度で飛行しているのに対し、超音速旅客機はそれより速い速度で運航ができるため、移動時間の短縮などのメリットがあるとしています。 そうした "超音速旅客機" として実用化されたのは、かつて英・仏が共同開発した「コンコルド」のみ。 JAXA は「コンコルド」について、燃費が悪いことにより運航コストが非常に高く、超音速飛行すると大きなソニックブーム(衝撃波)が発生することから、陸上を超音速飛行することができず、路線が限られてしまい、ビジネスとして成功しなかった一因だったとしています。

JAXA ではこれまで超音速で飛行できながら、空気抵抗を下げて燃費を良くする技術、ソニックブームが小さくなる機体設計技術のコンセプトなどを実証してきました。 この試験機の設計案は「コンコルド」と似ているものの、主翼が途中でせりあがっており、エンジンを胴体後方上部に設置することでソニックブームを遮蔽するなどの工夫が凝らされています。 エンジンはないものの、このソニックブーム低減化のための設計を施した超音速試験機を JAXA は制作しており、滑空で超音速飛行しソニックブームの計測をするなどの検証をすでに実施済みです。 JAXA はこのプロジェクトで、乗客数 36 - 50 人を乗せマッハ 1.6 で飛び、3,500 海里(約 6,300km)の航続距離をもつ超音速旅客機の設計を目標に、先述のような各種試験や検証を進めています。 (乗りものニュース = 9-9-23)


JR 城端線・氷見線が「青春 18」で乗れなくなる? 「あいの風とやま鉄道」が引き受けに前向き

富山の城端線・氷見線の場合

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荷物専用の臨時列車、上越新幹線を走る JR 東が初めて実験

JR 東日本は 31 日、大量の荷物を積んだ上越新幹線の臨時列車を新潟から東京まで走らせる実証実験をした。 これまで旅客列車での「貨客混載輸送」を繰り返してきたが、荷物専用の列車にした場合の手順を確認し、効果を検証するねらいがある。 荷物専用の新幹線を走らせる取り組みは同社では初めて。 この日正午、JR 上中里駅近くの車両基地「東京新幹線車両センター(東京都北区)」に着いた列車から約 700 箱の荷物が運び出された。

新潟の車両センターを出て約 2 時間半。12 両のうち 4 両に積まれた鮮魚や生花、新潟特産の枝豆「黒埼茶豆」がすぐに首都圏の小売店などに車で運ばれていった。 臨時列車は、医薬品や雑貨約 100 箱を積んで新潟へと戻った。 同社は現在、車内販売の準備室を使って荷物を定期輸送しているが、駅のホームで積み下ろしをしているため、時間や場所が限られていた。 荷物専用の列車で車両基地間を結べば、余裕が生まれる。 旅客列車で運べる荷物の量は多くて 40 箱程度だが、これを大きく上回る。 (高橋豪、asahi = 8-31-23)


地方の LRT、期待と課題 宇都宮では不要論も、富山市は地価上昇

次世代型路面電車 (LRT) が 26 日、宇都宮市 - 栃木県芳賀町間で開業した。 先行する富山市では都市機能を集約する基盤として成果を上げるが、利用者を増やし、持続可能な街づくりに生かせるかには課題もある。(石原剛文、小西良昭)

30 年越しの開業、延伸も視野に

26 日、JR 宇都宮駅東口。 30 年越しの実現となった LRT の開業式で、宇都宮市の佐藤栄一市長は「全国の地方都市のモデルとなるよう、50 年先 100 年先も持続的に発展できるまちづくりに全力で取り組む」と述べ、LRT による県都再興へ期待を膨らませた。 LRT は同駅東口から市街地や住宅地を通り、工業団地がある栃木県芳賀町間の 14.6 キロを約 50 分で結ぶ。 1 編成は 3 両でピーク時は約 8 分間隔で走る。 東北新幹線の始発と終電に接続し、バス停留所と駐車場、駐輪場を併設する乗り換え施設(トランジットセンター)を複数設けるなど、他の移動手段とのアクセスを強く意識する。

宇都宮市が描くのは、LRT を軸に住宅地や観光・産業拠点を集約する「ネットワーク型コンパクトシティ」だ。 街の東西を走る LRT を「背骨」、そこに接続するバスを「小骨」と位置付け、さらに乗り合いタクシーで補完する。 地域交通網を結びつけ、車依存社会からの脱却と効率的で持続可能な中核都市をめざす。 市で LRT の構想が浮上したのは 1990 年代。 宇都宮駅東口側の渋滞対策として検討が始まった。 高齢化が進む市民の移動手段の基盤に位置づけ、街の見直しと合わせて進めてきた。 だが、開業には曲折があった。 市中心部はバス路線が張り巡らされ、市民団体は事業中止を求めて住民監査を請求。 前知事の福田昭夫氏(現衆院議員)は「駐車場を整備し、車社会に対応するのが先決」と慎重姿勢を取った。

事業への賛否は割れ続けた結果、2018 年の工事開始まで 20 年以上を要した。 その後も用地取得などに時間がかかり、開業時期は 2 度延期。事業費は当初の 458 億円から 684 億円に膨らみ、試運転中の脱線事故も起きた。 将来、電気バスが導入されれば環境面の優位性も下がり、今も LRT 不要論は消えていない。 市は将来的に宇都宮駅を高架で横断し、市中枢がある西口側に延伸する計画だ。 だが、実現は東口路線の成否次第で、整備を後押ししてきた栃木県の福田富一知事は「東側の評価、利用率が十分高まっていくことが、延伸計画を成功させる大きなポイント」と話す。

LRT 先行の富山市、地価は 9 年連続上昇

LRT を 2006 年に開業した富山市では、路線の延長や既存の路面電車との接続を進め、全長 15.2 キロのネットワークが 20 年に完成した。 富山市では、乗客が減った JR 線を市が引き継ぎ、富山駅北側の JR 富山港線を LRT 化。 建設費 58 億円は市と富山県、国が負担し合い、今の運行は第三セクター「富山ライトレール」を合併した民間の「富山地方鉄道(富山市)」が担う。 施設維持費(年 1 億円)は市が負担する。

LRT 化に際して駅を増設し、運行間隔は従来の 30 - 60 分から 10 - 15 分に短縮した。 停車場と段差のない低床車両で車いすでも利用しやすくしたことなどで、利用者数は開業前より平日は 2.1 倍の約 4,800 人、休日は 3.3 倍の約 3,400 人に増えた。 日中の高齢者の乗客も増え、市は「健康につながり、ライフスタイルを変えた」と分析する。 以前から富山地方鉄道が路面電車を走らせてきた富山駅南側の市中心部は、市などが 09 年に 30 億円をかけて LRT の軌道 940 メートルを新設した。 既存の 2 路線をつないで環状線化すると、買い物や観光利用を中心に利用者は増えた。 とりわけ女性が 6 割を占めるという。

3 年前には、富山駅の南北を高架下で接続した。 市と国で事業費 40 億円を負担。 富山地鉄が第三セクターを合併し、行政主導で LRT ネットワークが完成すると利便性は大きく高まった。 市は沿線の住宅購入に 30 万 - 50 万円を補助し、家賃補助も用意。 人口減少傾向にあっても、市中心部は 08 年から転入超過が続く。 市は 05 年の町村合併で郊外へ広がり、「車が使えない人には極めて不便な街」が加速。 中心部の空洞化が進めば地価は下がって税収も減り、中山間地域のごみ収集など行政サービスの維持が難しくなると予想できた。 そこで 15 年の北陸新幹線の開通とも連動させ、LRT 沿線に都市機能や住民を集約し、持続可能な「コンパクトな街」とする戦略を描いた。

その結果、富山市の地価は、県全体で下落が続くなか 9 年連続で上昇し、固定資産税などの税収も 12 年度に比べて 1 割以上増えた。 市の担当者は公共交通網が効率的につながったことによる「コンパクトな街づくりの効果だ」と胸を張る。 一方で、バスを含めた公共交通の維持・支援に今年度は約 10 億円(一般会計の 0.6%)を計上した。 市交通政策課の高田秀昭参事は「車社会一辺倒で、公共交通を使いたい時に選択肢がないのは良くない。 一つひとつの収支判断は難しいが、行政が積極的に関与することでコンパクトな街づくりの効果を上げられれば、社会的便益が増える」と話す。

国内各地で導入検討の動き

欧米では、自動車に代わる交通手段として環境にやさしく、バリアフリーで乗り降りできる LRT は、地域交通網の中核として身近な存在だ。 日本でも富山、宇都宮に続き、LRT は広がるのか。 岡山市、岡山県総社市と JR 西日本の 3 者は JR 吉備線の既存路線を LRT 化し、その後も JR が運営に関わる計画で 18 年に合意した。 駅の新設や運行本数の倍増で利便性を高め、自家用車との乗り継ぎで並行する国道の渋滞解消も狙い、地方路線の維持に向けたモデルケースとされてきた。 28 年運行開始をめどに協議が進められ、コロナ禍で 21 年にいったん中断されたが、3 者は「LRT 化を進める方針は変わらない」としている。 (石原剛文、高橋淳、小西良昭、asahi = 8-26-23)

【用語解説】 LRT : LRT「ライトレールトランジット (Light Rail Transit)」の略で、乗り降りのしやすい低床式車両を活用し、軌道を走る次世代の交通システムとされている。 明確な定義はなく、広島市や富山市など、路面電車の一部で低床式の新型車両を導入する例も含まれる。 専用の軌道を走るため、時間通りに到着でき、一度に多くの人を運べる。 地下や高架でも走行できることから、鉄道やバスと組み合わせたまちづくりの方法として期待される一方、地域の合意形成が課題になる。 車両が低床式で、停留所にも段差がなく、高齢者や車いす、ベビーカーでも乗り降りしやすい。 ドイツやフランスなど欧米では、環境負荷の小さい都市型の公共交通として導入が進んでいる。


「本当に危ない」阪急電鉄『ちいかわ』コラボ列車 相次ぐ注意喚起 夏休みゆえか?

大阪梅田駅は安全柵ないですしね。

鉄道ファンだけじゃない利用者のマナー問題

阪急電鉄は、2023 年 8 月 4 日より、マンガキャラクター『ちいかわ』とコラボした装飾列車を運行しています。 そのようななか、阪急電鉄は駅での写真撮影に関して注意喚起しています。 公式 X (旧ツイッター)では「写真撮影時のお願い」と題し、「大阪梅田駅をはじめ、ご利用のお客様の多い駅で撮影される際は、電車をご利用のお客様の通行をご優先いただくよう、ご協力をお願いいたします」と呼び掛けています。

『ちいかわ』コラボ装飾列車の運行が始まった当初も、同社は「手やカメラがホームドアを乗り越えてしまうと、警報が鳴り電車が走れなくなりますのでおやめください。 撮影の際はホームドアから距離を保つようご協力をお願いいたします」と注意喚起をしていました。 このときは、線路側に設置された障害物を検知するためのセンサーと、それに関する列車の安全運行に対してでしたが、今回はホーム上での利用客どうしの配慮についてです。

これに関して、SNS では「子どもたちを並べて撮影している保護者の多いこと、離れてくださいの声かけも無視で発車遅れたことあった、梅田は安全柵ないから危ないんよ」という一文や、「たしかに、先日、大阪梅田駅に着いた時にも大勢の人が写真撮っててちょっと通行の邪魔だったな」、「夏休みや上盆休み時期と重なったのもあると思う」といったコメントが寄せられていました。 なかには「電車入ってきてんのに黄色の点字ブロックより出て撮影する人、発車のベル鳴ってるのに車体にもたれて撮影する人、本当に危ない」というコメントもあったことから、よっぽどなのでしょう。 老若男女問わず、周囲に気を配りつつ安全に配慮して撮影すべきなのは間違いありません。 (乗りものニュース = 8-23-23)


東急東横線が平日夜に有料指定席 プラス 500 円で渋谷から中華街へ

東急東横線に 10 日から、有料座席サービス「Q シート」が導入された。 平日夜に渋谷駅を発車する一部の急行電車で、コンセントやカップホルダーが付いた指定席を利用できる。 定期や乗車券のほかに一律 500 円の指定料金が必要だ。 Q シートが設けられるのは平日午後 7 時 35 分 - 午後 9 時 35 分に渋谷駅から元町・中華街行きの急行5本だ。 30 分おきに出る。 Q シートとなるのは 10 両編成のうち 4、5 号車の計 90 席。 窓を背にした「ロングシート」を、進行方向を向いた「クロスシート」に切り替えて、渋谷駅を出る。 車内 Wi-Fi も利用できる。

利用チケットは、専用販売サイトに会員登録してクレジットカードで購入するか、急行停車駅の窓口で買える。 相互直通先のみなとみらい線(横浜―元町・中華街駅間)は利用チケットは不要だ。 東急は「お客様の声や利用動向を見ながら、運行本数の見直しも進めていきたい」と話す。 東急は 2018 年、田園都市線に乗り入れる大井町線に Q シートを導入しており、今回で 2 例目。 通勤電車の有料着席サービスは、京王電鉄「京王ライナー」や西武鉄道「S トレイン」、東武鉄道「TJ ライナー」など各社が力を注いでいる。 (細沢礼輝、asahi = 8-16-23)


ZIPAIR Tokyo、ボーイング 787-8 型新造機を受領 10 日早朝に成田着

ZIPAIR Tokyo は、ボーイング 787-8 型の新造機(機体記号 : JA851J)を受領し、アメリカのチャールストンから空輸すると発表した。 現地時間 8 月 9 日午前 3 時にチャールストンを出発し、翌 10 日午前 6 時 10 分に成田空港に到着を予定している。 JL8101 便として運航する。 初便は 8 月 14 日の東京/成田発ホノルル行き ZG2 便となる見通し。 機内は、フルフラットになる「ZIP FullFlat」を 18 席と、普通席「Standard」 272 席の計 290 席を配置している。 (Traicy = 8-8-23)


橋梁流出で廃線、高千穂鉄道「代替路線」の現在 たび重なる災害でバスも運行の確保に苦労する

九州・高千穂線の場合

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ANA 系新航空「AirJapan」、デビュー路線が明らかに! 来年 2 月 9 日よりバンコクへ 運賃も良いぞ!

ANA (全日空)グループが新たに展開する新規航空会社「AirJapan」の就航日・就航路線が決定しました。 最初の就航路線は成田 - バンコク線で、2024 年 2 月 9 日より開設します。 航空券は、2023 年 8 月 2 日より購入可能です。 運航は週 6 往復からスタートし、ダイヤは以下のようになります。

NQ1 便 : 成田 17 時 55 分発 → バンコク 23 時 15 分着(運航日は火曜をのぞく)
NQ2 便 : バンコク 0 時 15 分 → 成田 8 時 10 分着(運航日は水曜をのぞく)

Air Japan は、これまで ANA ブランドとして短・中距離国際線の運航を担当してきた傘下の航空会社「エアージャパン」を母体とし、これを発展させた形。 ANA グループは同社を「LCC とフルサービス両方の良いところをあわせた新しいビジネスモデル」としています。 飛行機は、すでにANAグループで使用しているボーイング 787-8 を活用し、東南アジア路線をおもに担当する予定です。 客室は全席エコノミークラスで、324 席を配します。 シートはグレーのレザー仕様のもので、座席の前後間隔は、32 インチ(約 81 センチ)を確保します。

成田 - バンコク線の運賃は 1 万 5,500 円からで、そこから手荷物預けオプションや座席指定要望、ドリンクサービスの無料提供などの有無に応じ、3 つの運賃体系を用意。 燃油サーチャージも不要です。 乗客の好みに応じてサービスを自由に組み合わせることで、幅広い選択肢を提供するとしています。 なお、小児運賃は定額制を採用します。 機内食は事前購入制を採用し、日本食を中心に寿司や親子丼といった 13 種類の食事をラインナップさせるほか、搭乗当日に機内で注文が可能な軽食なども用意されます。 なお、Air Japan は成田空港では、ANA グループが乗り入れる第 1 ターミナルの南ウイングを使用する予定です。

「Air Japan では、おもなターゲットをインバウンドの方としています。 そのなかでタイは親日国で、今後の成長が期待され、非常に大きなマーケットと考えています。 一方、日本人もタイが好きな方やリピーターの方も多く、双方の需要が期待できると考え、バンコク線を最初に設定しました。 週 6 便の運航は機材整備によるものですが、来年度以降には毎日運航にしたいと考えています。(Air Japan 峯口秀喜社長)」 (乗りものニュース = 8-2-23)


国内初、名村造船所が水素燃料電池船を建造開始

名村造船所は、岩谷産業向けに水素燃料電池を利用した双胴型旅客船の建造を開始した。 水素燃料電池船の建造は国内で初めてという。 日本造船技術センターによる支援を受けながら、瀬戸内クラフトにおいて建造する。 水素燃料電池船は従来船と比べて、走行時に二酸化炭素 (CO2) や環境負荷物質を排出しない高い環境性能を有するだけでなく、におい、騒音、振動のない優れた快適性も期待される。

名村造船所は岩谷産業などとともに、水素燃料電池船や船舶用ステーションの実現に向けて、新エネルギー・産業技術総合開発機構 (NEDO) の燃料電池関連の開発助成事業に採択された。 2025 年大阪・関西万博などでの商用運航の実現に向け、協力企業とともに船舶において水素燃料を取り扱うための供給インフラ、エネルギーマネージメント、船体構造の開発・実証を行うなど、水素燃料電池船の普及を目指す。 名村造船所は地球環境に優しい船づくりによる持続可能な社会を目指し、環境負荷低減を経営の最重要課題の 1 つに位置付けている。 全長 30 x 幅 8 x 深さ 2.5 メートル。 定員 150 人。 (NewSwitch = 8-2-23)


JR 九州の新幹線ホーム、14 駅が業務効率化で係員なし 安全対策は

JR 九州の新幹線の駅で、同社の駅係員が不在のホームが目立つ。 九州新幹線と西九州新幹線の全 17 駅中 14 駅を占める。 鉄道事業の収支改善や業務効率化の一環だが、利用客がホームドアに挟まれるトラブルもあり、安全面に問題はないのだろうか。 今春の大型連休最終日の 5 月 7 日夕、長崎に帰省していた女性 (68) は先に戻る娘を見送ろうと、西九州新幹線の諫早駅(長崎県)のホームにいた。 博多方面に向かう新幹線の後方車両に乗った娘にホームから手を振っていると、閉まるホームドアに下半身が当たった。 とっさに身を引いたが、再びドアに接触したという。

女性は肋骨や足に痛みを感じ、改札の駅員に伝えた。 娘からも「お母さん、挟まれていたよ」と連絡があった。 痛みは治まらず、諫早市内の病院で受診したところ、ねんざと診断された。 JR 九州長崎支社によると、諫早駅の新幹線ホームに係員はおらず、列車の車掌が乗降客の確認やドアの開閉を担当している。 「可動柵(ホームドア)の内側に人がいないことを確認して柵を閉めた」と説明したものの、「(ホームドアの)ライン上付近に人がいないかの確認が十分でない状態で閉めてしまい申し訳ない。 全乗務員に安全確認の指導を徹底する。」という。

けがをした女性は「私は視野が狭く、見送ろうと前に出てしまったのはよくなかった」と話す一方、「ホームに係員がいないと、大きなトラブルが起きた時にすぐ対応できるのだろうか」と不安を感じるという。 JR 九州は昨年、1 日 1 キロあたりの平均利用者数(輸送密度)が 2 千人未満の線区の収支を公表。 2021 年度に在来線 13 路線 18 区間で計約 51 億円の赤字だった。 駅係員の削減や窓口の廃止などで固定費削減をはかっている。

同社が初めて新幹線ホームの駅員をなくしたのは、2016 年の九州新幹線新玉名駅(熊本県)。新幹線ホームの無人化は全国初で、今年 5 月時点で同社の駅係員が不在なのは新鳥栖、熊本、鹿児島中央を除く 14 駅。 同社はホームを無人にする基準を明らかにしていないが、利用人数や、ホームの構造上安全確認がしやすいことなどを考慮しているとみられる。 初めて無人化した新玉名駅の 1 日平均乗車人数は 318 人(21 年度)。 ホーム係員を置いている 3 駅について、今後無人化する計画はないという。

識者、「安心感提供できることが大事」

鉄道の安全問題に詳しい金山洋一・富山大特別研究教授(公共交通)は「地方部の在来線に比べると新幹線は車両編成が長い。 車掌がどこまでホーム側のトラブルを把握、即応できるのかという課題が考えられる」と話す。 今回のトラブルについて「一概には言えないが、すぐに状況を把握できるようにカメラが適正に設置されているか、またホーム係員が不在でも駅員がすぐに駆けつけられる態勢になっているかどうかがポイントだ」と分析する。

また、「在来線では、ホームだけでなく駅自体の無人化が増えている」とも指摘。 国土交通省によると、20 年 3 月時点で、全 9,465 駅の48,2% にあたる 4,564 駅が無人駅。 20 年ほどで約 5 ポイント上昇した。 「脱線しない、人が列車と接触しないだけが安全ではなく、利用者に安心感を提供できる交通機関であることが大事だ」と金山さんは言う。

新幹線を運行する他の JR には、今のところ新幹線ホームを無人化する動きはない。 JR 九州は「車掌がすぐにホームの安全を確認できる上、設備を充実させて適正に対応している」と説明。 具体的な対策として、列車が近づいたり発車したりする時にホームドアから離れるようアナウンスをする。 車掌がドアを開閉する時に安全を確認しやすいようにモニターを設置しているほか、駅員が巡回などを続けているという。 (小川崇、asahi = 7-30-23)

〈編者注〉 東京メトロ・丸の内線等では車掌すらいない状態で運行され(列車の長さもほぼ同じ)ているくらいですから、一日数百名程度の乗降客の駅であれば問題は無いと思われます。 九州新幹線のプラットフォームは知りませんが、ホームドアのすぐ手前に黄色い線(点線でも)でも付けて、この黄色い線を基準に管理すれば、上述のようなトラブルは防げるのではないかと考えます。


ホンダや GM など 7 社、北米で EV 充電器の会社設立へ テスラに対抗

日米韓などの自動車大手 7 社が 26 日、北米で電気自動車 (EV) 用の急速充電器を整備するため、合弁会社を設立すると発表した。 来年夏の米国から始めてカナダにも展開し、大都市圏や幹線道路沿いを中心に 2030 年までに 3 万基を整備するという。 充電インフラで先行する米テスラに対抗する。 7 社は日本のホンダのほか、米国のゼネラル・モーターズ (GM)、欧米のステランティス、ドイツの BMW グループとメルセデス・ベンツグループ、韓国の現代自動車と起亜自動車。 参加する会社が増える可能性もあるという。

充電インフラは充電だけでなく、走行データや EV の状況など開発のためのデータ収集でも重要な存在だ。 各社は共同で投資することで、データ収集の面でもテスラに対抗するねらいがある。 充電器の規格には、テスラが用いる「NACS」や、GM などの「CCS」などがある。 急速充電器では、テスラの NACS がシェア 6 割超を占めリードする。さらに今春以降、GM などが自社のつくる EVに NACS を採用すると相次いで発表。 NACS が北米の「標準規格」となりつつある。 7 社が整備する急速充電器はいずれの規格でも充電できるようにする。 (ニューヨーク = 真海喬生、asahi = 7-27-23)

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テスラ充電規格が北米の標準に? GM とフォード採用、どうする日本勢

電気自動車 (EV) の充電規格をめぐり、米自動車大手のゼネラル・モーターズ (GM) とフォード・モーターが、テスラの規格を採用すると決めた。 別の規格を採用してきた米大手 2 社の決定で、テスラの規格が北米の充電規格の「標準」となる可能性が高まってきた。

米国でどの規格を採用するのか、日本勢も対応を迫られそうだ。 GM が 8 日、自社の EV の利用者が 2024 年から米国とカナダにあるテスラの急速充電器「スーパーチャージャー」 1・2 万基を使えるようにすると発表した。 当初は特別なアダプターが必要だが、25 年以降に生産する車はテスラの規格に準じた充電装備を搭載することで、こうしたアダプターも必要なくなるという。

GM のメアリー・バーラ最高経営責任者 (CEO) は 8 日に米 CNBC テレビに出演し、「他の企業も追随すると思う。 この規格が北米の標準になることを願っている。」と話した。 5 月下旬にフォードも同様の発表をしていた。 米国の EV 市場は急成長している。 米自動車情報会社ケリー・ブルー・ブックによると、22 年の新車販売台数は前年より 66% 増の約 81 万台。 このうち、テスラのシェアが 6 割を超えている。

一方、さらなる普及には充電環境の整備が課題となる。 米エネルギー省によると EV の充電ステーションは 22 年時点で約 5.3 万カ所。 ガソリンスタンドの約 14.5 万カ所の 3 分の 1 ほどにとどまるほか、急速充電器も一部に限られる。 また、複数の規格が乱立していることも、利用者には不便だ。 GM やフォードなど米国勢などは「CCS」という規格を採用し、充電サービス会社を通じて充電網を整備してきた。 一方で、テスラは自社で充電網を整備。 このほか、日本独自の規格「チャデモ」もある。

日本勢は米国の EV で出遅れており、各社は来年以降、EV を本格投入する予定だ。 ホンダは 24 年に GM との共同開発車を発売し、トヨタも 25 年から EV の米国生産を始める。 リーフなどを販売する日産自動車も 25 年以降、EV 4 車種を米国の工場で生産する。 本格投入の際に日本勢は、どの規格を採用するのか。 現場では様々な意見が飛び交う。 日系大手の関係者は「地域ごとの充電インフラに対応する必要がある。 テスラのスーパーチャージャーの評価は高い。」とし、テスラ規格の採用の可能性を否定しなかった。

一方、別の日系メーカーの幹部は「インフラをテスラに依存すると事業の自由度が奪われかねず、危険だ。 安易にテスラの規格を採用するわけにはいかない。」と警戒する。 (真海喬生 = ニューヨーク、近藤郷平、asahi = 6-10-23)


JAL、羽田 - ドーハ便を来年 3 月に新規就航へ 日系初の中東直行便

日本航空 (JAL) は 18 日、羽田空港とカタール・ドーハを結ぶ直行便を、2024 年 3 月 31 日に就航させると発表した。 日本の航空会社の中東への直行便は初めてとなる。 直行便は、羽田を深夜に出発して早朝にドーハに到着し、ドーハから日中に出発して深夜〜早朝に着く運航ダイヤとなる見通し。 機体はボーイング 787-9 型機が使われる。 JAL は主にドーハを経由して、中東やアフリカ、南米方面に向かう需要を見込んでいる。 18 日には岸田文雄首相がカタールを訪れ、エネルギー分野での関係強化で一致。 JAL は、両国間の往来が増えると期待する。 (高橋豪、asahi = 7-18-23)


テスラ・トヨタが採用表明「ギガキャスト」、リョービが試作の受託へ 50 億円で新工場

EV で日本メーカーも大きく変わる

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