冷凍たこ焼きに金属のかけらが混入 日清食品冷凍やイオン、自主回収

日清食品冷凍は 5 日、冷凍たこ焼き約 294 万パックを自主回収すると発表した。 一部商品に金属のかけらが混入していたため。イオンも同じ工場で製造したたこ焼きを販売しており、約 120 万パックを自主回収すると同日発表した。 ともに健康被害の報告は現時点でないと説明している。 対象は、日清食品冷凍の「冷凍 日清のたこ焼 6 個入」など 6 品目は、賞味期限が 2022 年 6 月 4 日 - 23 年 6 月 28 日のもの。 イオンの場合はプライベートブランド(PB、自主企画商品)の「トップバリュ たこ焼(7 個入)」で、賞味期限は 22 年 6 月 14 日 - 23 年 6 月 15 日のもの。

日清食品冷凍によると、たこ焼きは子会社ニッキーフーズの大阪府泉佐野市内の工場で製造。 量販店を通じて顧客から異物が入っていたとの連絡が 6 月に 2 件あった。 異物はそれぞれ縦 4 ミリ横 5 ミリ、縦 2 ミリ横 6 ミリの金属で、たこ焼きを焼くプレートの一部がはがれた可能性が高いという。 問い合わせ先は日清食品冷凍 (0120・208・884) のほか、「冷凍 断然お得 大阪たこ焼 40 個入」は販売したシジシージャパン (0120・090・685)。 イオンはトップバリュお客さま専用フリーダイヤル (0120・28・4196) へ。 (asahi = 7-5-22)


トヨタ・プリウス リコール届出 ハイブリッドシステム不具合 約 8,700 台対象

トヨタは、2022 年 6 月 29 日付で、プリウス(2009 年 5 月 14 日 - 2014 年 2 月 5 日製造)、計 8,669 台のリコール(回収・無償修理)を国土交通省に届け出た。 国土交通省によると、ハイブリッドシステムにおいて、異常判定時の制御プログラムが不適切なため、極低速から急加速するような高負荷走行時などに昇圧回路の素子が損傷した場合、フェールセーフモードに移行できないことがある。

そのため、警告灯が点灯し、ハイブリッドシステムが停止して走行不能となるおそれがあるという。 改善策として、全車両、異常判定時の制御プログラムを対策仕様に修正。 当該制御プログラム修正後に素子が損傷して警告灯が点灯した場合は、電力変換器のモジュールを無償交換する。 トヨタ社内にて発覚し、リコール届出となった。 なお、同様の不具合や事故の発生は確認されていない。 (Autocar = 6-30-22)


フォルクスワーゲン 9 万台余リコール 燃料パイプ取り付け不良

ドイツの自動車メーカーのフォルクスワーゲンは、燃料パイプの取り付け不良で、日本で販売した「ポロ」など 15 車種について、最悪の場合、燃料漏れにより走行できなくなるおそれがあるとして、9 万台余りのリコールを国に届け出ました。 リコールの対象になるのは、平成27 年 6 月から令和元年 8 月までに輸入された、フォルクスワーゲンの「ポロ」や「ザ・ビートル」など 15 車種、9 万 1,000 台余りです。 国土交通省によりますと、対象の車ではエンジンに取り付けられている燃料パイプのボルトが、走行の振動によって緩むことがあるということです。

最悪の場合、燃料漏れにより走行できなくなるおそれがあり、事故の発生はないものの、「警告灯がついた」、「異臭がする」などの報告が、149 件寄せられているということです。 これとは別に、フォルクスワーゲンは、平成 25 年 5 月からおととし 10 月までに輸入された「ゴルフ」など 19 車種で、シフトレバーの根元のカバーの塗装が剥がれ、ユーザーが触れてけがをするおそれがあるとして、14 万 3,000 台余りのリコールに準じた改善対策も届け出ました。 「カバーに触れて指を切った」などという報告が 422 件に上っているということです。 フォルクスワーゲンは、全国の販売店などを通じて対象の車の修理を無料で行うことにしています。 (NHK = 6-29-22)


トヨタが「bZ4X」リコール、タイヤ脱落恐れ - 使用停止を要請

→ スバルの兄弟車「ソルテラ」と計 204 台、事故や不具合の報告はなし
→ bZ4X はトヨタの EV 強化担う戦略車、国内はリースで 5 月に発売

トヨタ自動車はタイヤが脱落する恐れがあるとして、新型電気自動車 (EV) 「bZ4X」のリコール(無償の回収・修理)を実施すると発表した。 国土交通省の発表資料によると、リコールの対象となるのはトヨタの bZ4X が 112 台、その兄弟車である SUBARU (スバル)の EV 「SOLTERRA (ソルテラ)」が 92 台。 急旋回や急制動を繰り返すことなどでタイヤを取り付けるボルトが緩む可能性があり、最悪の場合タイヤが脱落する恐れがある。事故や市場からの不具合の報告はないという。

両社は、当面の措置としてリコール対象となった全車両の使用者に対して使用停止を要請し、対策が決まり次第、恒久的な対策を実施するとした。 欧米自動車メーカーが EV シフトを鮮明にする中、ハイブリッド車を含めた全方位戦略を掲げるトヨタも 2030 年に EV 販売を年間 350 万台とする目標を掲げており、スバルと共同開発した EV 専用プラットフォームを採用した「bZ4X」はその先陣を切る戦略車との位置付け。 国内では 5 月にリース限定で発売していた。

トヨタは米国では 2023 年モデルの bZ4Xw を対象にした約 260 台のリコール発表した。 (稲島剛史、Bloomberg = 6-24-22)


「やせる」ゼリーに未承認の医薬品成分 健康被害の報告相次ぐ

「やせる」とうたい、福岡市内の販売者が SNS を通じて販売したゼリーなどの食品から、国内未承認の医薬品成分が検出された。 北九州市は 22 日、このゼリーを摂取した市民から健康被害の報告があったと発表した。 同様の報告は全国各地で相次ぎ、福岡市は販売者に自主回収を指導した。 北九州市の発表によると、ゼリーは「Detoxeret ゼリー」。 市内に住む成人女性から体調不良の連絡を受け、製品を調べたところ、国内未承認の医薬品成分シブトラミンと、発がん性などのおそれのあるフェノールフタレインが検出された。 パッケージからベトナム製とみられるが不確定という。

女性は、福岡市の販売者から SNS を通じ、1 箱 15 本入りを 2 箱 8 千 - 9 千円で購入。 昨年 12 月から約 3 カ月にわたり、1 日あたり 0.5 - 1 本、計 70 本以上を摂取した。 めまいや立ちくらみ、息苦しさ、口の渇きなどの症状が現れ、摂取をやめた現在も体調不良が続いているという。 厚生労働省によると、今年 4 月以降、兵庫県西宮市や千葉市からも同様の届け出があり、福岡市が現在調べている。 福岡市によると、販売者には行政指導で自主回収を促しており、現在は販売していないという。 (城真弓、asahi = 6-24-22)


三菱電機、ビル用機器 3 万台で法令違反 = 試験実施せず出荷

三菱電機の不祥事

記事コピー (6-23-22)


米フォード、北米で 330 万台リコール シフトチェンジ不具合

[ワシントン] 米道路交通安全局 (NHTSA) は 15 日、米自動車大手フォード・モーターが北米で 330 万台超をリコールすると発表した。 部品の損傷や脱落によるシフトチェンジ不具合の可能性が理由。 内訳は米国で約 290 万台、カナダで約 39 万 4,000 台。 フォードによると、対象は、2013 - 19 年型「エスケープ」、13 - 18 年型「C-MAX」、13 - 16 年型「フュージョン」、13 - 21 年型「トランジット・コネクト」、15 - 18 年型「エッジ」。

意図したギアにシフトできない可能性や、「駐車」ポジションを選んだ後に車が動く可能性があるとしている。 フォードによると、不具合に関連する可能性のある負傷 4 件、物損 6 件が報告されている。 この問題で同社がリコールするのは 2018 年以来、5 度目という。 (Reuters = 6-16-22)


BMW に火災のおそれ … 21 車種 5 万台をリコール

ビー・エム・ダブリュー(BMW ジャパン)は 6 月 13 日、『3 シリーズ』など 21 車種について、エンジンのブローバイヒーターに不具合があるとして、国土交通省にリコール(回収・無償修理)を届け出た。 対象となるのは 2004 年 10 月 20 日から 2011 年 9 月 5 日に製造された 5 万 2,527 台。

エンジンのブローバイガス還元装置において、ブローバイガスヒーターのプラスチック製造が不適切なため正温度特性 (PTC) ヒーターエレメントへの絶縁体に不規則性が生じ、時間の経過とともにショートする可能性があるが、ヒューズによって確実に保護されない。 そのため、PTC ヒーターエレメントが異常発熱して外装が溶け、エンジン警告灯が点灯し最悪の場合、火災に至るおそれがある。

改善措置として、全車両、ブローバイヒーターの点検を行い不具合が確認された場合は対策品と交換する。 また、同時にエンジンワイヤーハーネスとブローバイヒーター間に 7.5A の保護ヒューズを追加し容量の最適化を行う。 不具合は 4 件発生、事故は起きていない。 市場からの不具合報告によりリコールを届け出た。 なお、ブローバイガスヒーターの不具合については、2018 年 5 月 10 日および 2019 年 6 月 17 日にリコールを届け出ているが、改善措置内容が不十分だったため、再度リコールを届け出た。 (Response = 6-14-22)


知床の観光船 3 社を監査 新たに不備 12 件を確認 北海道運輸局

北海道・知床半島沖で観光船「KAZU I (カズワン)」が沈没した事故を受けて、国土交通省北海道運輸局は 3 日、小型観光船を運航する 3 社を対象とした通常監査の結果を公表した。 監査は、事故が起きた斜里町ウトロ地区の業者を対象に行われた。 同局は 5 月 17 日にも 3 社を対象に緊急安全点検を実施し、定点連絡の記録を作成していないなど計 12 2件の不備を指摘。 今回の監査は、緊急安全点検で確認しきれなかった船の設備や必要書類の詳細を調べた。

監査では、海上運送法と船員法に基づく安全管理状況や、安全管理規定に基づく安全管理体制、救命設備などの状態を確認。 その結果、「丸は宝来水産」で 1 件、「フォックス」で 9 件、「ホワイトリリー旭川」で 2 件と、計 12 件の不備が見つかったという。 同局によると、新たに指摘された不備については、運航自粛中の 3 社が営業再開するまでに是正確認を行い、必要に応じて乗船しての実地確認も行うという。 (佐野楓、asahi = 6-3-22)


トヨタ 1.8 万台リコール ブレーキ過熱、火災の恐れ

トヨタ自動車は 3 日、ブレーキ過熱により火災の恐れがあるとして、ミニバン「ノア」、「ヴォクシー」の 2 車種計 1 万 8,784 台(2021 年 12 月 - 22 年 5 月製造)のリコール(回収・無償修理)を国土交通省に届け出た。 国交省によると、制御プログラムが不適切なため、ブレーキが作動したままになり、過熱により発煙し、最悪の場合火災になる恐れがあるという。 不具合が 8 件報告されている。 (jiji = 6-3-22)


特急「くろしお」の台車に亀裂、定期検査で見つかる JR 西が発表

和歌山県と大阪府をつなぐ特急「くろしお(オーシャンアロー)」に使う車両の台車に、長さ 11.2 センチ、深さ 7 ミリの亀裂が入っているのが見つかった。 JR 西日本が 31 日、発表した。 台車は車輪を収め、車体を受ける部分。 大阪府の吹田総合車両所の検査係員が 12 日の定期検査で傷のようなものを見つけ、27 日のメーカーの精密検査で亀裂と確認した。 原因は調査中で、他の台車についても今後調べる。 他の車両を走らせるため、くろしおの運行に影響はないという。 (asahi = 5-31-22)


知床沖観光船事故 沈没した「KAZU I」の船底に 3 か所の穴 24 日の落下前の調査で判明

"KAZU I の悲劇

記事コピー (4-23-22〜5-25-22)


大規模漏水めぐり農業用水を確保へ 別の河川から取水開始

愛知県の矢作川から明治用水に水を取る施設「明治用水頭首工(とうしゅこう、同県豊田市)」で大規模な漏水が発生した問題で、東海農政局は 22 日に記者会見し、農業用水について、試験的な給水を近く始める見通しを示した。 最低限の農業作業をするのに必要な給水を 5 月中には再開する方針だ。 農家の組合員で構成され、同局から頭首工の管理を委託されている明治用水土地改良区も同日、猿渡(さわたり)川(同)から仮設ポンプでの取水を始めるなど、給水再開に向けた準備を進めている。

豊田市の猿渡川と明治用水が近接する地点では、同日朝から仮設ポンプを設置するために砂袋を積んで川をせき止め、水位を上げる作業が行われた。 設置された 2 台で取水能力は毎秒 0.1 立方メートルほどだという。 同局も 21 日に大谷川(同)に仮設ポンプ 2 台を設置した。 毎秒 0.12 立方メートルの取水が可能だという。 農・工業用水には最低でも毎秒 8 立方メートルの取水が必要だ。 同局は矢作川の頭首工近くに仮設ポンプ 92 台(22 日午後 3 時時点)を設置し、この地点で毎秒 5.8 立方メートルの取水が可能になったという。 (佐藤瑞季、高橋俊成、asahi = 5-22-22)

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取水施設で大規模な漏水、工業用水の供給が停止する見通し
トヨタ「きょうの工場の稼働への影響はない」

愛知県豊田市の矢作川から水を取り込む施設で、大規模な漏水が発生しました。 自動車関連の企業などあわせて131の事業所への工業用水の供給が停止する見通しです。 愛知県によりますと豊田市の矢作川にある取水施設「明治用水頭首工」で大規模な漏水が発生し、きょう午前 5 時前に工業用水を供給する浄水場での取水が停止しました。

この影響で、自動車関連の企業などあわせて 131 の事業所への工業用水の供給が停止する見通しです。 トヨタ自動車によりますと、井戸水などを活用するため、きょうの工場の稼働への影響はないということです。 施設を管理する東海農政局が仮設ポンプの設置などを進めていますが復旧の目途は立っていないということです。 (メーテレ = 5-18-22)

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明治用水は「百姓の血液」 米もナシも … 乾く農地、広がる不安

矢作川をせき止めて用水を取る愛知県豊田市内の施設「明治用水頭首工」で起きた大規模な漏水で、豊田市や安城市など 8 市で農業用水の供給が止まった。 田植えシーズンなどを前に、農家からは不安の声があがる。 「明治用水は百姓の血液。 止まってしまえばどうしようもない。」 安城市で 50 年以上農業を続ける猪飼孝志さん (72) は、自身の農園で頭を抱えた。

水のかわりに空気がゴボゴボ

17 日午前 8 時ごろ、知人の農家からの連絡で事態を知った。 同じ地区の農家約 20 軒はいずれも明治用水を使っており、どこもまったく水が出なくなっていた。 18 日に田植えをする予定だったが、「水が無ければやりようがないんよ。」 乾いたままの田んぼを見ながら絞り出した。 猪飼さんは、コメのほかにナシも育てている。 害虫を寄せつけないための薬剤の散布に大量の水が必要で、1 回の作業で 4 千リットルを使う。 普段なら、農園のすぐ横の取水口から水が出るが、この日はレバーをひねっても空気がゴボゴボと音を立てるだけだった。

急きょ 1 千リットル入りのポリタンクを用意。 約 150 メートル離れた知人の井戸から水を持ってくることにしたが、水をくむ度にフォークリフトで行き来しなければならず、作業時間は倍以上かかる。 「復旧のめどが分からないのが一番困る。 早く安定して供給できるようになってほしい。」と嘆く。

水田農家「災害級の危機感」

「災害と言ってもいいくらいの危機感だ。」 約 180 ヘクタールの水田でコメを作っている安城市の「高棚営農組合」の神谷力代表理事 (55) も語気を強める。 19 日に田植えをしようと苗を準備していた。 田んぼには断水前に張った水が残っており、田植えはするが、断水が続けば 1 週間ほどで干上がり、イネは枯れていく。 神谷さんが育てるのは来年の作付けに使う「種もみ」になるコメで、「断水が続けば来年のコメの収穫にも影響が出るのでは」と懸念する。

豊田市で長年、コメを育てる本田敏樹さん (66) も 18 日、作業で訪れた田んぼで、水が止まっていることを知った。 給水口をひねっても 1 滴も水が出ない。 「あれ、ほんとだ。 困ったなあ。」 20 日に水を入れ、26 日に田植えの予定だった。 「田植えを遅らせるしかないのかな。 それでも水が来なければ、雨が降ったときに田植えをするしかない。 苗は待ってくれないから。」 本田さんは、川の水をポンプでくみ上げる方法も検討するという。 「ポンプを使うにもお金がかかる。 ガソリンが高いこの時期には特にね。」 乾いた田んぼを見つめ、声を落とした。 「今は一番水が欲しいとき。 早く復旧してもらいたい。」 (高橋俊成、三宅梨紗子、asahi = 5-18-22)


SMBC ダイレクトでまた不具合 4 月にも ATM などでシステム障害

三井住友銀行のインターネットバンキング「SMBC ダイレクト」で不具合が相次いでいることが 20 日午後、分かった。 三井住友銀行のホームページや公式ツイッターなどによると、20 日午後 3 時 40 分ごろから、SMBC ダイレクトでログイン後、エラーが表示され、手続きができないといった問題が確認されている。 同行で不具合の全容や原因把握を急いでいる。 残高照会や振り込みについては、アプリの利用を呼びかけている。 同行は 4 月末にも、コンビニエンスストアの ATM でのカード取引など一部サービスが利用しづらくなるシステム障害が起きた。 (sankei = 5-20-22)

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三井住友銀行、システム障害が全面復旧 発生から約 16 時間ぶり

三井住友銀行は 1 日、前日の夕方に発生したシステム上のトラブルが 1 日午前 10 時ごろに全面復旧したと発表した。 コンビニの ATM (現金自動出入機)で同行のカードを使った取引や同行の本支店の ATM での他行のカードを使った取引などがしづらくなっていた。 影響の範囲については調査中としている。

トラブルが起きたのは 4 月 30 日午後 5 時 35 分ごろ。同行によると、システム上の設定の不備によって銀行業務の基幹となる「勘定系システム」と ATM との中継に時間がかかる状態になってしまい、システムが不安定になったという。 このトラブルで、スマホ決済の PayPay (ペイペイ)などへのチャージや SMBC デビットカードによる取引などもしづらくなっていた。 (細見るい、asahi = 5-1-22)

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三井住友銀でシステム障害 コンビニ ATM で取引しづらい状況に

三井住友銀行は 4 月 30 日、システム上でトラブルが発生し、コンビニの ATM (現金自動出入機)で同行のカードを使った取引がしづらくなっていると発表した。 同行の本支店の ATM での他行のカードを使った取引などにも障害が起きているという。 午後 10 時現在、復旧のめどは立っていないという。

トラブルが起きたのは午後 5 時 35 分ごろ。 PayPay などへのチャージ、SMBC デビットカードによる取引などもしづらい状況で、実際に取引ができなかった利用者もいるという。 同行の本支店の ATM で、同行のカードを使った取引は通常通りできるという。 同行によると、原因は調査中だが、銀行業務の基幹となる「勘定系システム」と ATM との間の接続が不安定になっているという。 影響の範囲についても調べている。 (細見るい、asahi = 4-30-20)


崩落した水道橋の送水、7 か月半ぶりに再開 … 一部の復旧工事終了

昨年 10 月、和歌山市の紀の川にかかる水道橋「 六十谷(むそた)水管橋(長さ約 550 メートル)」の一部が崩落した事故で、市は 19 日、一部の復旧工事を終え、約 7 か月半ぶりに水道橋の送水を再開した。

水道橋は、7 つあるアーチの下を 2 本の水道管が通る構造。 昨年 10 月 3 日、中央の 3 つのアーチが水道管ごと崩落し、市北部の約 6 万世帯が約 1 週間断水した。 アーチと水道管をつなぐつり材が老朽化して破断したとみられる。 市は事故後、水道橋と並行する県道(六十谷橋)に仮設水道管を設置した上で、アーチを架け替えるなどの工事をしていた。 2 本の水道管のうち 1 本の設置工事が終わり、19 日に仮設水道管から送水を切り替えた。 もう 1 本は 6 月下旬以降に復旧する見通し。 (yomiuri = 5-20-22)

前 報 (10-9-21)


神奈川・東京などの大規模停電復旧 原因は地中送電線の故障か

神奈川県や東京都などで 13 日夜に発生した停電は、14 日午前 5 時半ごろ復旧した。 東京電力によると、横浜市青葉区の地中にある高圧の送電線の故障が原因の可能性が高いという。 停電は 13 日午後 10 時半ごろ、神奈川、千葉、山梨、東京の 4 都県の最大約 6 万 9,500 軒で発生した。 そのうち神奈川や隣接する東京都町田市の 6 万 9 千軒程度が、送電線の故障によるものとみている。 停電の影響で、小田急電鉄の向ケ丘遊園 - 町田間などが運転を一時見合わせた。 (asahi = 5-14-22)


Twitter で「プードルが表示される」との報告相次ぐ ブラウザ版で一時障害発生か

「PC で Twitter を開くと、プードルの画像が表示され、『表示する内容がありません』と読み込みエラーになる」 - - そんな報告が Twitter で相次ぎ、「PC の Twitter」、「プードル」がトレンド入りした。 午前 9 時ごろから 10 時 30 分ごろにかけて、Web ブラウザ版 Twitter でツイートを読み込めないとする報告が相次いだ。

Twitter は、削除されたコンテンツの URL にアクセスした場合や、ツイートなどの読み込みでエラーが発生した場合に「このページは存在しません。 お詫びのしるしとして、椅子に座ったプードルの写真をご覧ください。」というメッセージとともにプードルの写真を表示する。 2010 年前後には、Twitter がサーバの過負荷などによりダウンした際にクジラのイラスト (Fail Whale) が表示されることがあったが、近年ではほぼ観測されていない。 (ITmedia = 5-10-22)


乗務員が足りない! 特急サンダーバード、車両変更で 後続列車が運ぶ

JR 西日本は 2 日、金沢駅始発の大阪行き特急「サンダーバード 2 号」が乗務員の手配に手間取り、後続のサンダーバード 4 号を含めた特急 2 本が最大で 51 分遅れ、約 150 人に影響したと発表した。 金沢支社によると、この日午前 5 時ごろ、金沢駅近くの車両基地で 2 号の運転士がブレーキの故障を見つけた。 9 両編成から 12 両編成に急きょ変更し、金沢駅を定刻の午前 5 時 35 分に出発した。

1 人だけ乗っていた乗務員が運行中、10 両編成以上の車両では乗務員は 2 人と社内規定で定められていることに気づいたという。 2 号は次の小松駅に停車。 午前 6 時 7 分に金沢駅を出た後続のサンダーバード 4 号に乗った乗務員 1 人が到着するのを待った。 2 号は小松駅を 51 分遅れで発車し、4 号も 20 分遅れたという。 ある利用者は、小松駅ホームにサンダーバード 2 号と 4 号が並んで停車している動画をツイッターに投稿。 「普段止まらない 2 番線にサンダーバード 4 号が」とつぶやいていた。 (堀川敬部、asahi = 5-2-22)


水上バイクが観客席に突っ込む、3 人けが 愛知の「ラグナシア」

23 日午後 1 時 10 分ごろ、愛知県蒲郡市のテーマパーク「ラグナシア」の従業員から、「水上バイクが観客席に突っ込んだ」と 119 番通報があった。 県警蒲郡署によると、ラグナシアで行われていた水上ショー「セイレーン・サーガ」の途中で、水上バイクが観客席に飛び込んだという。 署によると、30 代の女性 1 人と 10 代の女性 1 人、水上バイクを運転していた 20 代の男性 1 人の計 3 人がけがをして病院に搬送された。 いずれも意識はあり軽傷で、女性 2 人は家族だという。

運営会社によると、会場は夏場にプールとして利用されており、ショーは昨年 10 月 - 今年 6 月、土日・祝日などを中心に 1 日 2 回開催。 事故は 1 回目に起きており、毎朝リハーサルを行って水上バイクの点検もしており、朝の時点で問題はなかったという。 同社は事故原因を調査するため、当面ショーを中止する。 ラグナシアは 2002 年に開業し、今月 25 日で 20 周年を迎える。 23 日からは「ラグーナ 20 周年記念スペシャルサンクス 3 DAYS」と銘打ち、この日の夜には花火が企画されていた。

家族連れやカップルでにぎわうショー会場を、一転して緊張が走った。 すぐ近くにいた岐阜県郡上市の会社員尾藤利道さん (45) は、「水上バイクが突然こちらに突っ込んできた。 スピードがあって、自分たちも逃げられず、頭の中が真っ白になった。」 けがはなかったという。 静岡県から家族連れで訪れた藤村紗季さん (36) は「突っ込んだ場所が悪かったら、人が亡くなっていてもおかしくない」と話す。 (小原智恵、戸村登、三宅梨紗子、asahi = 4-23-22)


金融庁、日本 IBM に報告命令 地銀システム障害めぐり原因確認へ

地方銀行 8 行とローソン銀行で 3 月に発生したシステム障害をめぐり、金融庁が日本 IBM など 3 社に、銀行法に基づく報告徴求命令を出したことがわかった。 各行にも命令を出しており、システムの提供側についても障害の原因や再発防止策などを確認する。 本来は監督対象ではない提供側への命令は異例だ。 関係者によると命令は 14 日付で出した。 日本 IBM のほかの 2 社は、同社から分社化したキンドリルジャパンと子会社の地銀 IT ソリューション。 いずれもシステムの運営を担い、日本 IBM の地銀向けシステム「Chance (チャンス)」を提供していた。

金融庁はシステムの提供側への監督、処分権限はないが、銀行法に基づいて業務委託先に資料の提出などを求める。 虚偽の報告や「正当な理由」がなく報告を拒むと罰則がある。 金融庁はシステムの提供側も調べることで、原因究明を急ぎたい考えだ。 障害は土曜日だった 3 月 26 日昼ごろに発生し、27 日午前に復旧した。 地銀 8 行とローソン銀行で一時、ATM やネットバンキングが使えなくなった。 8 行は、めぶきフィナンシャルグループ (FG) 傘下の常陽(茨城)と足利(栃木)、百十四(香川)、十六(岐阜)、南都(奈良)、山口FG傘下の山口(山口)、もみじ(広島)、北九州(福岡)。

日本 IBM の地銀向けシステムでは、2020 年 2 月と 21 年 6 月にも障害が発生した。 今回はシステムを動かすキンドリル社のデータセンターで電源が一時落ちたことが分かっている。 日本 IBM は 5 日、「障害は一部の電源設備が故障したことによるもので、再発防止に向けて、設備や保守のさらなる品質の向上とガバナンスの強化に努める」とのコメントを出している。 (稲垣千駿、asahi = 4-16-22)

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地銀・ローソン銀のシステム障害、全 9 行で復旧 … 一部のネットバンキング除く

全国各地の地方銀行やローソン銀行計 9 行で現金自動預け払い機 (ATM) やインターネットバンキングが利用できなくなるシステム障害が発生した問題で、全行が復旧を公表した。 ただ、一部のネットバンキングでは障害が残っている。 復旧したのは足利銀(栃木県)、常陽銀(茨城県)、十六銀(岐阜県)、南都銀(奈良県)、百十四銀(香川県)、もみじ銀(広島県)、山口銀(山口県)、北九州銀(福岡県)とローソン銀の計 9 行。 (yomiuri = 3-27-22)

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全国各地の地銀でシステム障害、ATM 使えず 復旧のめどは未定

全国各地の地方銀行で 26 日、ATM が使えないなどのシステム障害が起きている。 足利銀(栃木)、北九州銀(福岡)、十六銀(岐阜)、常陽銀(茨城)、南都銀(奈良)、百十四銀(香川)、山口銀、もみじ銀(広島)など複数行で昼ごろから起きている模様だ。 いずれも IBM が運用する共同システムを使う地銀とされている。 金融庁も事態を把握しているが、復旧のめどは未定としている。 (asahi = 3-26-22)


「空間除菌」クレベリン 置き型も「根拠なし」 大幸薬品に措置命令

消費者庁は 15 日、「空間に浮遊するウイルス・菌を除去」などとうたった商品には効果を裏付ける根拠がなく、景品表示法違反(優良誤認)にあたるとして、「大幸薬品(大阪府吹田市)」に対し、表示をやめることなどを求める措置命令を出した。

措置命令の対象となったのは二酸化塩素ガスで「空間除菌」ができるとうたう同社の人気商品「クレベリン」シリーズの置き型タイプの 2 商品。 消費者庁によると、同社は 2018 年以降、空間に浮遊するウイルスや菌を除去できるとパッケージなどに表示していた。 同庁が根拠となる資料の提出を求めたところ、提出されたのは密閉空間での実験結果で、通常の生活空間での効果の裏付けとは認められないと判断したという。

消費者庁は今回の 2 商品を含めた 6 商品に措置命令を出そうとしたが、大幸薬品が措置命令の差し止めを求めて仮処分を申し立て、東京地裁が今年 1 月に「置き型の 2 商品は差し止めをする理由がある」と判断。 同庁は置き型を除くスプレー型やスティック型の 4 商品に措置命令を出した。 東京高裁が 4 月 13 日、置き型の差し止め申し立てを却下したことから、あらためて置き型商品を対象とした措置命令を出した。 大幸薬品は「措置命令の内容を精査した上で、適切な対応を検討いたします」などとするコメントを公式ウェブサイトで発表した。 (小泉浩樹、寺田実穂子、asahi = 4-15-22)


スバル、主力 3 車種のエンジンに不具合 2 カ月半ほど出荷見合わせ

スバルが国内で生産する主力 3 車種のエンジンに不具合が見つかり、出荷を見合わせていることがわかった。 原因の調査や対策などで、出荷の再開には 2 カ月半ほどかかる見通しで、生産も近く止める。 スバルは半導体不足などによる生産調整が相次いでいた。 さらに主力車種の生産や出荷が長く止まることで、経営への打撃も予想される。 スバルによると、独自開発した「水平対向エンジン」のうち、排気量 1.8 リットルの「CB18」という型式で、センサー部品に不具合があった。 国内向けの SUV (スポーツ用多目的車)「フォレスター」、「アウトバック」と、ステーションワゴン「レヴォーグ」の主力 3 車種に搭載している。 2020 年 10 月以降、このエンジンが載った車は計約 5.4 万台が売れた。

3 車種は群馬製作所の本工場と矢島工場(ともに群馬県太田市)で組み立てており、4 月下旬に生産を止める。 スバルは「十分な品質の確認を行い、確実な対応をするため(広報)」と説明している。 海外向けは別の型式のエンジンを使っており、不具合はないという。 スバルは、すでに販売された分への対応も検討している。 保安基準を満たさない場合は、国土交通省にリコールを届け出る。

スバルの 21 年の国内販売(約 10 万 1 千台)のうち、3 車種(CB18 以外を含む)でほぼ半分を占めており、生産・出荷が止まる影響は大きい。 コロナ禍による半導体などの部品不足から、スバルは 21 年 4 - 12 月に 21 万台の減産に追い込まれた。 22 年 3 月期の純利益の見通しも、今年 2 月に増益予想から減益へと下方修正していた。 エンジン不具合によるさらなる減産で、経営への逆風は一段と強まりそうだ。 (神山純一、asahi = 4-14-22)


トヨタ 34.8 万台リコール エンジン破損などの恐れ

トヨタ自動車は 13 日、エンジンが破損する恐れがあるなどとして、乗用車「シエンタ」や「ハリアー」、高級ブランド「レクサス」の乗用車「LS500h」など計 12 車種 34 万 8,152 台(2015 年 5 月 - 22 年 4 月製造)のリコール(回収・無償修理)を国土交通省に届け出た。

国交省によると、シエンタ(25 万 9.991 台)では、フロントガラスとエンジンの間にある樹脂製カバーの防水性が低く、多量の雨が降るとエンジン内部に水が浸入。 エンジンが破損し、走行不能となる恐れがある。 不具合は 27 件報告されている。 ハリアーや LS500h などでは、横滑り防止装置のプログラムが不適切で、いったん機能をオフにすると、再始動時に自動でオンに切り替わらない可能性があるという。 (jiji = 4-13-22)


東レの樹脂検査不正「30 年以上前から組織的に」 調査委が報告書

東レが樹脂製品の安全性検査を不正に通過させて認証を得ていた問題で、同社は 12 日、調査委員会の報告書を公表した。 不正は 30 年以上前から続く組織的な行為だったとし、「素材メーカーとしての社会的責任を軽視した対応」と指摘した。 同社は今後、関係者を処分する。 不正行為をしていたのは家電や自動車のプラスチック部品の原料である樹脂製品をつくる千葉工場(千葉県市原市)と名古屋事業場(名古屋市)。 米国の第三者安全科学機関「UL」の性能確認の試験に、不正なサンプルを提出した。 試験を通りやすくするため、燃えにくさを高める添加物を意図的に加えていた。

報告書によるとこうした行為は、少なくとも 1986 年以降続いていた。 認証を取得後に性能が安全基準を下回った場合、本来は取り直す必要がある。 「顧客からの受注を維持する」などとして認証の不正取得が正当化されていたという。 不正取得した製品は計 122 品種あり、2020 年は計約 1,950 社に販売。 このうち約 80 社に販売した製品は、安全性の基準を下回っていた。 同社は、製品の安全性に関して「現時点で大きな問題は把握していない」としている。 不正は社内でも隠されていた。 同社では、タイヤ補強材をつくる子会社で品質データの改ざんが 17 年に発覚した。 その後、グループ全社を対象に不正がないか調査したが、今回の事例は発見できなかった。 (千葉卓朗、asahi = 4-12-22)

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東レ、不適切検査で樹脂 52 品種認証取り消しへ 自動車や家電の原料

東レは 28 日、安全性の検査を不適切な手法で通過させた樹脂製品 52 品種が、米国の第三者機関から 3 月末で認証登録を取り消されると発表した。 樹脂製品の検査をめぐり、国内の工場 2 カ所で少なくとも 10 年にわたって、不適切な行為をしていた。 東レは、販売先の理解が得られれば、認証取り消し後も製品の納入を続けるという。 認証が取り消されるのは、自動車や家電のプラスチック部品の原料となるものだ。 52 品種のうち 12 品種は「燃えにくさ」の安全基準を満たしていなかった。 約 80 社に販売していたという。 残りの 40 品種は認証登録の手続きに不備があった。 東レは弁護士らでつくる調査委員会を設け、原因究明を進めている。 (asahi = 3-28-22)


トヨタ車部品に欠陥認定、豪報道 連邦裁判所、多額賠償の恐れ

|【シドニー】 オーストラリアで販売されたトヨタ自動車のピックアップトラックなどのエンジンの部品に欠陥があったとして購入者が損害賠償を求めた集団訴訟で、連邦裁判所は 7 日、3 車種約 26 万 4 千台に欠陥があり、排ガスや燃費の問題を起こしたと認定する判決を言い渡した。 地元メディアが報じた。 原告の弁護士によると、対象車種を購入した全員の請求額は計 20 億豪ドル(約 1,800 億円)以上になる可能性があるという。 トヨタは「現在、判決内容を精査している。 一審判決を慎重に検討した上で今後のコメントを出す。」とした。 (kyodo = 4-7-22)


米テスラ、中国で 12 万台規模のリコール

【北京】 中国当局は 7 日、米電気自動車 (EV) 大手テスラから 12 万 7,785 台のリコールの届け出があったと発表した。 電気系統に問題があり、事故につながる恐れがあるという。 (kyodo = 4-7-22)


メールの宛先間違え デジタル庁、初歩的ミスでまた情報漏洩

デジタル庁は 6 日、行政情報や電子申請に関するポータルサイト「e-Gov (イーガブ)」への問い合わせ対応で、メールの誤送信による 1 件の情報漏洩があったと発表した。 対応を委託した NTT データ社でミスがあった。 デジ庁が管理するシステムでは、メールの宛先の入力を間違えるという初歩的なミスによる漏洩が続いている。

デジ庁によると、サービスの操作方法について法人から問い合わせがあり、NTT データが 4 日、メールで回答する際に、誤って別の利用者にメールを送った。 メール本文に記してあった法人側のアドレスが流出したという。 誤送信先にはデータの削除を依頼したという。 NTT データの担当者が送信先を勘違いしたことが原因。 同社は、メールの回答内容については送信前に複数人で確かめるが、宛先の確認が不十分だったという。

デジ庁は 1 日にも、新型コロナウイルスワクチンの接種を証明するアプリに関して情報の漏洩があったと発表したばかり。 問い合わせにメールで回答する際、5 件のアドレスを漏洩した。 他の受信者にアドレスが見えないように BCC 欄に入力するところを、デジ庁の担当者が TO 欄に記載した。 昨年 11 月にも、アドレスの記入欄を間違えて、新聞社の記者ら約 400 件のアドレスを漏洩した。 デジ庁は「人為的ミスが連続しおわびします。 とくに対外的に不特定多数の方とやり取りする部署において、誤送信を防ぐシステム上の対応を検討します。」とコメントした。 (女屋泰之、asahi = 4-6-22)

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デジ庁「BCC」と「TO」間違え アドレス記入ミスでまた情報流出

デジタル庁は 1 日、運用するアプリについての問い合わせに回答する際に、5 件のメールアドレスを誤って流出させたと発表した。 一斉にメールを送るのに、本来なら他の受信者にアドレスが見えないように BCC 欄に入力するところを、他の受信者に見える TO 欄に記載した。 昨年 11 月にも、アドレスの記入欄を間違えて、新聞社の記者ら約 400 件のアドレスを流出させている。

デジ庁によると、1 日午前 11 時ごろ、新型コロナウイルスワクチンの接種を証明するアプリの操作方法についての問い合わせに対し、メールで回答する際に誤った。 その後メールでおわびしたうえで、ほかの受信者のアドレスが記載されたメールを削除するよう求めたという。 デジ庁は「今回の事態を重く受け止め、今後このような事態が発生しないよう、メール送信時の宛先設定の確認を徹底するなど適正な個人情報の取り扱いに努めてまいります」とコメントした。 (女屋泰之、asahi = 4-1-22)


セブン、大福 2 万 8 千個を自主回収 金属片が混入した疑い

セブン-イレブン・ジャパンは 1 日、東京都や茨城県など 7 都県にある約 5,200 店舗で販売した「北海道十勝産小豆使用 豆大福」計 2 万 7,679 個を自主回収すると発表した。 金属片が混入した可能性があるという。 7 都県はほかに千葉、埼玉、栃木、群馬、新潟の各県で、回収するのは消費期限が 4 月 2 - 4 日の商品。 購入客から異物が入っていると申し出があり調べたところ、製造した工場で機械の破損が見つかったという。 商品を送付すれば、代金を返金する。 問い合わせは十勝大福本舗 (0120・258・644) で、受け付けは午前 9 時 - 午後 5 時。 (asahi = 4-1-22)


乳幼児向けクッキー、3 万 5 千箱自主回収 アサヒグループ食品

アサヒグループ食品は 16 日、スーパーなどで販売した乳幼児向けの菓子「1 歳からのおやつ + DHA 黒豆きなこクッキー」 3 万 5,016 箱を自主回収すると発表した。 購入者から申し出があり、長さ 10 ミリ、太さ 0.07ミリの銅線 1 本が混入しているのが見つかった。 これまでに健康被害の申し出はないという。

回収するのは賞味期限が「2023.1/B0」、「2023.1/B1」、「2023.2/B4」と表示されている商品。 賞味期限は箱の底面や個包装に記載されている。 同社広報担当者は「口の中を傷つける可能性があり、食べないでほしい」と呼びかけている。 3 月 9 日に購入客から製造委託先に連絡があり、発覚した。 昨年 12 月、クッキー生地の温度を測る機器が破損し、生地に落下。その生地は廃棄して製造を再開したが、混入に気づかず製品化したと推定しているという。 問い合わせは同社お客様相談室 (0120・016・082)。 (山下裕志、asahi = 3-16-22)