スズキが 115 万台リコール ワゴン R などパンクの恐れ

スズキは 18 日、車の振動を抑えるフロントサスペンションなどに不具合があったとして、ワゴン R など軽自動車計 11 車種 115 万 4,617 台(2012 年 8 月 - 16 年 2 月製造)のリコール(回収・無償修理)を国土交通省に届け出た。 ほかの対象は、アルト、アルトラパン、MR ワゴン、スペーシア、ハスラーと、日産に OEM 供給しているモコ、マツダに供給しているキャロルとフレア、フレアワゴン、フレアクロスオーバー。

国交省によると、塗膜がはがれて腐食したばねが折れ、タイヤと接触してパンクする可能性があるという。 また、エンジンのボルトが壊れやすくなっており、エンストするおそれがあるという。 これまでに計 804 件の不具合情報が寄せられているという。 問い合わせはスズキのお客様相談室 (0120・402・253)。 (贄川俊、asahi = 6-18-20)


糖尿病治療薬で「ダイエット注射」、医師会が注意喚起

糖尿病治療薬の GLP-1 受容体作動薬が、一部の医療機関で「ダイエット注射」などと適応外のやせ薬として使われているとして日本医師会が 17 日、注意喚起した。 今村聡副会長は「治療の目的から外れた使い方は医の倫理からも外れる」と批判し、厚生労働省など関係省庁に対応を求めることを検討するという。 GLP-1 受容体作動薬は、インスリンを多く出させて血糖値を下げる効果があり、日本では糖尿病の治療薬として承認されている。 欧米では食欲を抑え、体重を減らすとして肥満症の治療薬としても使われている。 日本では現在、注射薬のみが承認されているが、近くのみ薬が承認される見込みだ。

インターネットなどでは「無理せず、健康的にやせる」、「アメリカ、欧州で肥満治療薬として承認されている」などとダイエット目的を強調する医療機関も多い。 医師の判断で適応外で医薬品を使うことはできるが、自由診療となる。 ただ、会見した日医の今村副会長は「健康な人に医薬品を使うことにはリスクがある。 適正使用の観点から禁止すべきだ。」と訴えた。 健康被害が出た事例は把握していないという。 (姫野直行、asahi = 6-17-20)


台車に亀裂、車軸 20 センチ右へ 京成青砥駅脱線

京成電鉄青砥駅(東京都葛飾区)で 12 日午前、停車直前の普通電車(8 両編成)が脱線した事故で、京成電鉄は後ろから 2 両目に当たる 7 両目の後部にある車軸が進行方向の右側へ約 20 センチ、レールから外れ、台車に複数の亀裂があったと明らかにした。 運輸安全委員会の鉄道事故調査官が現地で調査を始めた。

京成によると、脱線した京成高砂発羽田空港第 1・第 2 ターミナル行きでは、7 両目に 4 つある車軸のうち、後方の二つの車軸が脱線していた。 7 両目のパンタグラフが外れ、架線に引っかかった状態になった。 6 両目まではホームに入っており、乗客約 100 人は先頭車両からホームに降り、けが人はなかった。 脱線車両の走行した線路では、枕木が損傷しているのが見つかった。 (sankei = 6-12-20)


日産、北米でセダン 190 万台リコール 走行中にボンネット開く恐れ

【ニューヨーク】 日産自動車が米国やカナダで 2013 - 18 年型のセダン「アルティマ」約 190 万台をリコール(回収・無償修理)することが 4 日、明らかになった。 ラッチ(掛け金)の不具合が原因で、走行中にボンネットが開く恐れがあるという。 複数の米メディアが伝えた。 (jiji = 6-5-20)


ホンダ、約 2 万台リコール 乗用車 4 種、エンスト恐れ

ホンダと同社の英国現地法人は 28 日、燃料ポンプに不具合がありエンストする恐れがあるとして、乗用車「シビック」など 4 車種計 1 万 9,999 台をリコール(回収・無償修理)すると国土交通省に届け出た。 同省によると、燃料ポンプ内の樹脂製部品が膨張し、燃料を供給できない恐れがある。 計 85 件の不具合が報告されている。 対象は、ホンダが 2018 年 6 月 - 19 年 6 月に製造したシビックと「CR-V」、「インサイト」、「LEGEND」の 4 車種計 1 万 2,427 台と、英国の現地法人が 18 年 8 月 - 19 年 9 月に製造し、輸入されたシビック 7,572 台。 海外での対象台数は計約 135 万 5,000 台。 (jiji = 5-28-20)


米ボーイング、「737MAX」生産再開 5 カ月ぶり

ボーイングの抱える問題

記事コピー (asahi = 10-29-18 〜 5-28-19)


トヨタ、ヤリス 2 万 7,622 台をリコール 制御に不具合

トヨタ自動車は 20 日、制御プログラムに不具合があったとして、ヤリス 2 万 7,622 台(2019 年 12 月 - 20 年 4 月製造)のリコール(回収・無償修理)を国土交通省に届け出た。 国交省によると、アイドリングして停車している際の振動を、車が動いている時のものと誤検知してしまうことがあるという。 また、同社はカローラなど 4 車種の計 7 万 8,292 台(19 年 7 月 - 20 年 3 月製造)の改善対策も国交省に届け出た。 同省によると、後部座席でシートベルトを着脱した時に、ほかの後部座席の警告灯が消えることがあるという。 問い合わせはお客様相談センター (0800・700・7700)。 (贄川俊、asahi = 5-20-20)

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トヨタ、新型「RAV4」計 3,409 台をリコール ロアアーム破断のおそれ

トヨタ自動車は 5 月 20 日、新型「RAV4」のロアアームが破断して走行安定性を損なうおそれがあるとして、計 3,409 台のリコールを国土交通省に届け出た。 対象車両の製作期間は 2019 年 9 月 25 日 - 10 月 26 日。 不具合は、前輪緩衝装置において材料製造工程が不適切なためロアアームに亀裂が入っているものがある。 そのため、そのまま使用を続けると亀裂が進展し、最悪の場合ではロアアームが破断して、走行安定性を損なうおそれがある。 改善措置として、全車両のロアアームを良品と交換する。 これまでの不具合件数は 0 件で、事故は発生していない。 (椿山和雄、CarWatch = 5-20-20)


三菱ふそう エアロスター、ECU 不具合で走行不能となるおそれ リコール

三菱ふそうトラック・バスは 5 月 15 日、大型路線バス『エアロスター』のエンジンコントロールユニット (ECU) の制御プログラムに不具合があるとして、国土交通省にリコール(回収・無償修理)を届け出た。 対象となるのは、2013 年 5 月 29 日から 2017 年 8 月 22 日までに製造された 2,146 台。 対象車両は、ECU の制御プログラムが不適切なため、最大燃焼圧力がコンロッドの許容限度を超える場合がある。 そのため、そのままの状態で使用を続けると、コンロッドに亀裂が生じ、最悪の場合、コンロッドが破損して走行不能及び火災に至るおそれがある。

全車両、コンロッドの点検及び交換の必要性について検証に時間を要するため、全車両、暫定措置として、エンジン ECU の制御プログラムを対策品に書き換える。 なお、対策が決定次第、恒久対策を実施する。 不具合は 13 件発生。 事故は起きていない。 市場からの情報によりリコールを届け出た。 (Response = 5-15-20)


三菱 パジェロ、右側ロアアームの強度不十分でリコール

三菱自動車は 5 月 14 日、『パジェロ』の右側ロアアームに不具合があるとして、国土交通省にリコール(回収・無償修理)を届け出た。 対象となるのは 2016 年 10 月 26 日から 2018 年 2 月 26 日に製造された 1,506 台。 このほか、交換修理用部品として出荷し、組付けられた車両が特定できないものなど 64 台も対象となる。

対象車両は、フロントサスペンションの右側ロアアームにおいて、溶接工程での部品の固定が不十分なため、溶接位置がずれ、強度が不十分なものがあることが判明。 制動時の負荷により溶接部位がはがれ、走行が不安定になるおそれがある。 改善措置として、全車両、右側ロアアームを良品と交換する。 不具合および事故は起きていない。 海外市場からの情報によりリコールを届け出た。 (纐纈敏也、Response = 5-14-20)


マジェスティ 1.2 万台リコール ヤマハ、エンジンに不具合

ヤマハ発動機は 12 日、エンジンに不具合がありエンストする恐れがあるなどとして、スクーター「マジェスティ SXC155」計 1 万 2,924 台(2014 年 8 月 - 17 年 8 月製造)をリコール(回収・無償修理)すると国土交通省に届け出た。 不具合は 105 件報告されたが、事故は起きていない。 (jiji = 5-12-20)


ウェブ公開手順徹底されず、感染者名など誤掲載 愛知県

愛知県は 5 日、県内の新型コロナウイルスの感染者延べ 495 人分の非公開情報を県のウェブサイトに誤って掲載したと発表した。 5 日午前 9 時半ごろから約 45 分間、閲覧できる状態になっていた。 うち 396 人は氏名が公開されていたという。

発表によると、誤掲載があったのは、県が新型コロナに関する情報を紹介するウェブサイト上で公開している「県内発生事例一覧表」。 この表では、4 日までに県内で確認された感染者 495 人全員の、年代、性別、居住自治体、接触状況などを公開しているが、396 人分の氏名が見える状態になっていた。 他の感染者についても、入院先医療機関や入院日、退院日、所属するクラスター(感染者集団)などの非公開情報のいずれかが見える状態になっていた。

5 日午前 9 時半ごろ - 午前 10 時 15 分ごろの 45 分間、県のウェブサイトに掲載されていた。 県民からの問い合わせの電話で発覚し、表を削除したが、システムの仕組み上、IP アドレスなどを解析すれば正午までファイルへのアクセスが可能だったという。 延べ 739 件のアクセスがあったが、一覧表の転載や悪用の報告は入っていないという。

掲載前に個人情報を削除し忘れたのが原因。 本来は、2 人でチェックして公開する手順だったが、1 人で作業を行ったという。 県は今後、複数人でのチェックを徹底する。 県の担当者は記者会見で「患者やご家族への風評被害防止に取り組むべき県がこのような事態を招いたことを深くおわび申し上げたい」と述べた。 (堀川勝元、asahi = 5-5-20)


ソフトバンク光や NTT で大規模な通信障害発生か? 「繋がらない」の声相次ぐ

5 月 4 日 22 時 30 分現在、ソフトバンク光の回線に何かしらの障害が見られ、各地でインターネット接続が困難になっているとの声が多発している。 障害発生マップによると、現在は NTT 東日本・西日本やソフトバンク光などのプロバイダを中心に、各地・各サービスで障害が発生している模様。 早期の復旧と、原因の究明が求められる。 なお、この直前には千葉県北東部を震源とする地震が発生しており、その関連性も気になるところだ。

ソフトバンクが公式に「【復旧】 SoftBank 光、SoftBank Air などがご利用しづらい状況について」と題したプレスリリースを公開。 復旧したことをアナウンスしつつ、原因は「調査中」としている。 (RealSound = 5-5-20)


デンソー、リコール費用や新型コロナ影響で営業益8割減 2019年3月期決算

デンソーは 4 月 30 日、2020 年 3 月期(2019 年 4 月 - 2020 年 3 月)の連結決算を発表。 リコール費用や新型コロナウイルス感染拡大の影響による減収などで、営業利益は前期比 8 割減となった。 売上収益は前期比 3.9% 減の 5 兆 1,535 億円。 物量ベースでは第 3 四半期まで前年度比で横ばいを維持していたものの、為替や第 4 四半期の新型コロナウイルス感染症拡大による大幅な市場減速の影響により減収となった。

営業利益は下半期に発生した燃料ポンプのリコール費用や、売上減少に伴う操業度差損等により、同 80.7% 減の 611 億円となった。 税引前利益は同 74.8% 減の 896 億円、純利益は同 73.2% 減の 681 億円となった。 なお、新型コロナウイルス感染症の世界的な拡大の影響により先行きが不透明となっており、現時点での合理的な算出は困難であることから、連結業績予想は未定としている。 (Response = 5-1-20)


楽天携帯、本格サービス後で初の通信障害

楽天は 1 日、携帯電話サービスで通信障害が起きたと発表した。 障害の発生は先月からの本格サービス開始後では初めて。 無料サービスから現行プランに乗り換えた利用者の一部が、同日朝からデータ通信ができない状態が続いたという。 通信設備のソフトウェアの不具合が原因といい、詳細は調査中としている。 (asahi = 5-1-20)


パナソニック電動アシスト自転車のバッテリーリコールで LINE を活用し回収加速

パナソニック サイクルテック株式会社(以下、パナソニック サイクルテック)は、2012 年 10 月から 2014 年 12 月に製造した電動アシスト自転車用および交換用バッテリーから発火する可能性があることが判明したため、事故防止を目的にバッテリーの無料交換を行っています。 今回、リコール対象バッテリーの受付に際し、LINE を活用してバッテリー品番とロット記号をカメラで読み取り、バッテリーの回収を加速します。

パナソニック サイクルテック電動自転車バッテリー市場対策室 LINE 公式アカウントの概要

【LINE 公式アカウント】 パナソニック電動アシスト自転車リコール

LINE を活用したリコール対象バッテリーの品番入力支援サービス : カメラで撮影した画像からリコール対象品の品番を読み取り WEB 判定画面への案内をするため、カメラ機能があるスマートフォンまたはタブレットをご利用下さい。

LINE での受付フロー

  1. LINE 公式アカウントを「友だち」に追加
    ・ QR コードを読み取って「友だち追加」
    ・ 【ID 入力】 @825tpjkz から友だち検索
  2. 「パナソニック電動アシスト自転車リコール」を友だち登録
  3. 画面の案内に沿ってバッテリー品番とロット記号の写真を撮影または撮影済み画像を選択し、送信
  4. バッテリー品番・ロット記号に間違いがないか確認
  5. 画面指示に従って、WEB 受付画面へ移動
  6. バッテリー品番・ロット記号の判定
  7. 判定結果の表示
    <バッテリーが交換対象だった場合> 「対象バッテリーの交換お申込みについて インターネットによる受付」へお進みください
    <バッテリーが交換対象でなかった場合> このまま安心してご使用ください

LINE 公式アカウントの有効期限について

パナソニック電動アシスト自転車のバッテリーリコールに関する LINE 公式アカウントおよび QR コードをご利用いただける期間は、2020 年 4 月 21 日から 2020 年 6 月 20 日までとなります。 2020 年 6 月 20 日以降は LINE 公式アカウントによる入力支援が終了していますので、パナソニック サイクルテックホームページから対象バッテリーのご確認をお願いいたします。 当アカウントはリコール対象バッテリーの回収を目的としている為、アカウント内でパナソニック サイクルテック製品に関する宣伝や広告はいたしません。

■ LINEをお使いでないお客様は、下記のパナソニック サイクルテックホームページにて対象バッテリーのご確認をよろしくお願いいたします。

パナソニック サイクルテックホームページhttps://panasonic.co.jp/ls/pct/info/eb3/ (PR Times = 4-28-20)


三菱自 14 万台リコール 制動距離伸びる恐れ

三菱自動車工業は 16 日、エンジンの制御プログラムに問題があり、制動距離が伸びる恐れがあるとして、軽乗用車「eK」など 4 車種計 14 万 682 台(2019 年 3 月 - 20 年 3 月製造)のリコール(回収・無償修理)を国土交通省に届け出た。 国交省によると、バッテリーの充電が十分でない状態で長い下り坂を走行した場合などに、ブレーキを踏んでも停止するまでの距離が通常よりも長くなる可能性がある。 対象車は他に「eK SPACE」、日産自動車から受託生産している「DAYZ」、「ROOX」。 不具合は 17 件報告されているという。 (jiji = 4-16-20)


メルセデス AMG G63、AT 不具合で走行不能になるおそれ リコール

メルセデス・ベンツ日本は 4 月 9 日、メルセデス AMG 『G63』のオートマチックトランスミッションコントロールユニットに不具合があるとして、国土交通省にリコール(回収・無償修理)を届け出た。 対象となるのは、2015 年 8 月 25 日から 2018 年 6 月 12 日に輸入された 1,114 台。

オートマチックトランスミッションコントロールユニットの制御プログラムが不適切なため、急減速を行うと変速が遅延することがある。 そのため、ギアがニュートラルに入りそのまま変速ができなくなり、エンジンを再始動するまで走行不能になるおそれがある。 改善措置として、全車両、オートマチックトランスミッションコントロールユニットの制御プログラムを対策プログラムに書き換える。 不具合および事故は起きていない。 ドイツ本社からの情報によりリコールを届け出た。 (纐纈敏也、Response = 4-9-20)


トヨタ カローラ、バックドア配線とブレーキに不具合 リコール

トヨタ自動車は 4 月 8 日、『カローラ』シリーズ 3 車種について、バックドア配線およびブレーキに不具合があるとして、国土交通省にリコール(回収・無償修理)を届け出た。 対象となるのは、バックドア配線の不具合が 2019 年 12 月 5 - 17 日に製造された『カローラスポーツ』 427 台、ブレーキは 2020 年 1 月 8 - 10 日に製造された『カローラ』、『カローラスポーツ』、『カローラツーリング』 149 台。

バックドア配線については、製造工程での導通検査設備が不適切なため、電気配線の端子が変形して接触圧が低下し、温度や湿度の影響により当該端子に酸化物が生成されて導通不良が生じることがある。 そのため、バックランプ等が機能しなくなるおそれがある。 改善措置として、全車両、当該電気配線を良品と交換する。 社内からの情報によりリコールを届け出た。

またブレーキについては、ブレーキマスターシリンダの組付設備が不適切なため、ゴム製シールの表裏を正しく検出できず、逆向きに組付けてシールリップ部が損傷するものがある。 そのため、当該リップ部がシール不良となり、ブレーキペダルをゆっくり踏む際に制動力が低下するおそれがある。 改善措置として、全車両、ブレーキマスターシリンダを良品と交換する。 仕入先からの情報によりリコールを届け出た。 いずれも不具合および事故は起きていない。 (纐纈敏也、Response = 4-8-20)


VW が 5.1 万台リコール 自動変速機に不具合

フォルクスワーゲン (VW) グループジャパンは 2 日、「ポロ」、「ゴルフ」など 21 車種計 5 万 1,024 台(2008 年 5 月 - 14 年 4 月輸入)をリコールすると国土交通省に届け出た。 国交省によると、自動変速機の油圧制御システムに問題がある。 エンジンを始動させる際や渋滞区間の走行時など、大きな圧力の変化が繰り返されると、部品に亀裂ができて油圧が下がる。 最悪の場合、走行不能になる。 不具合が 599 件確認され、うち走行不能が 225 件ある。 (kyodo = 4-2-20)


いすゞ自動車・ギガ 2 万 1,000 台をリコール

いすゞ自動車は 4 月 2 日、国土交通省に「ギガ」のリコールを届け出た。 大型トラックの排出ガス発散防止装置で尿素水ホースの耐熱性が不足しているため、DPD (粒子状物質除去装置)の熱で当該ホースが熱変形し破損するものがある。 そのため、そのままの状態で使用を続けると、尿素水が漏れ、排出ガス中の窒素酸化物 (NOx) の排出値が基準値を超えるおそれがある。 改善措置として、全車両の尿素水ホースを対策品に交換する。 対象は、1 車種 60 型式の計 2 万 1,003 台。 不具合件数は 48 件で事故は無し。 (LNews = 4-2-20)


2 千万台リコール届け完了 タカタ製エアバッグ

「タカタ」のエアバッグ不具合

記事コピー (asahi = 6-11-14 〜 3-27-20)


スズキ、新型「ハスラー」とマツダ「フレア クロスオーバー」計 3,093 台リコール。車線逸脱警報装置に不具合

スズキは 3 月 17 日、車線逸脱警報装置に不具合があるとして新型「ハスラー」とマツダに OEM 供給する「フレア クロスオーバー」の 2 車種、計 3,093 台のリコールを国土交通省に届け出た。 対象車両の製作期間は 2019 年 12 月 26 日 - 2020 年 3 月 5 日。 リコール内容は、車線逸脱警報装置において車線逸脱抑制機能の制御プログラムが不適切なため、運転者が車線逸脱警報を OFF にすると車線逸脱抑制機能が作動している状態で車線を逸脱した場合に警報が作動せず、道路運送車両法の保安基準第 11 条(かじ取り装置の基準)に適合しない。

改善措置として、全車両の車線逸脱抑制機能の制御プログラムを対策プログラムに書き換えるとともに、取扱説明書に記載のある車線逸脱警報の作動条件を訂正する。 不具合の発見は自動車技術総合機構からの指摘によるもの。 不具合件数は 0 件で、事故は発生していない。 (椿山和雄、CarWatch = 3-17-20)


ダイハツ 4.6 万台リコール = ハンドル操作不能の恐れ

ダイハツ工業は 12 日、ハンドル操作ができなくなる恐れがあるとして、軽乗用車「ミラ イース」など 8 車種計 4 万 6,845 台(2019 年 2 - 7 月製造)のリコール(回収・無償修理)を国土交通省に届け出た。

国交省によると、同社の大分県内の工場で行われたハンドルの取り付け作業が不適切で、走行中の操作などで不安定になる可能性がある。 運転を続けた場合、ハンドル操作ができなくなるケースがあるといい、不具合は 3 件報告されている。 対象車は他に「ムーヴ」、「キャスト」、「ミラ トコット」、トヨタ自動車から受託生産した「ピクシス エポック」、「ピクシス ジョイ」、SUBARU (スバル)から受託生産した「プレオ プラス」、「ステラ」。 (jiji = 3-12-20)


日産 2.6 万台リコール = 一時走行不能の恐れ

日産自動車は 5 日、一時走行不能に至る恐れがあるとして、乗用車「エクストレイル」計 2 万 6,908 台(2017 年 3 月 - 19 年 8 月製造)のリコール(回収・無償修理)を国土交通省に届け出た。 国交省によると、ハイブリッド車の電気部品関連プログラムの一部が不適切で、通信異常が発生し、動力が伝達されなくなる可能性がある。 不具合は 79 件報告されているという。 (jiji = 3-5-20)


トヨタが 11 万台リコール 燃料ポンプ不具合で 30 車種

トヨタ自動車は 4 日、「ノア」、「ヴォクシー」、「クラウン」やレクサスブランドの「LS500h」など 30 車種計 11 万 2,934 台(2013 年 9 月 - 19 年 1 月生産)をリコールすると国土交通省に届け出た。 燃料ポンプの不具合が理由。 回転機能がある部品の形状に問題があり、動作不良で走行中にエンストする恐れがある。 同社はポンプを交換して対応する。 国交省によると、これまでに事故はないが、エンスト 457 件、エンジンが始動できなかったケース 93 件など計 555 件の不具合が確認されている。 海外で販売した約 311 万台も、各国の法令に従い交換を進める。 (kyodo = 3-4-20)


ブレード落下の危険も、経産省が Xzeres 社の小型風力発電機の使用停止を要請

経済産業省が米 Xzeres 社の小型風力発電「Xzeres 442SR」の所有者・占有者に対し、使用を停止するよう要請。 運転を継続した場合にブレードが落下する危険性があり、注意を呼びかけている。 経済産業省は 2020 年 2 月 25 日、米 Xzeres 社の小型風力発電「Xzeres 442SR」の所有者・占有者に対し、使用停止などの対策を講じるよう、各産業保安監督部から直接要請したと発表した。 同型式の利用で発生したこれまでの事故を分析した結果、運転を継続した場合にブレードが落下する危険性があり、電気事業法上の技術基準に適合していないと判断した。

Xzeres 442SR については、2019 年 2 月 16 日に鹿児島県大島郡においてブレードが落下する事故が発生。 これを受け経済産業省では、同年 4 月の時点で同型式の設備の使用停止を求めていた。 ただ、以降も同型式を利用しているケースがあり、今回改めて各産業保安監督部に要請を行った形だ。

これまでの調査によって、ブレードの落下は旧タイプのブレードを搭載したモデルで発生しており、その原因は製造不良に起因するものと認定された。 なお、米国の Xzeres 本社は 2019 年 6 月から清算手続きを進めており、ブレードの設計・製造に関する情報が得られない状況にあるという。 そのため、旧ブレードを有する他の小形風力発電設備の技術基準適合性が確認できないため、経済産業省は日本で同型式を販売している輸入代理店会に対し、製造不良に関する追加的な解析と再発防止対策の精査を要請している。

なお、同型式については新しいブレードを搭載したモデルにおいても、2019 年 12 月 12 日に北海道檜山郡にナセルが焼損する事故が発生している。 こちらについては事故原因を調査している段階で、迅速に事故原因の究明と再発防止策の検討を進めるとしている。 (スマートジャパン = 3-4-20)


BMW118i など、保安基準を満たさないおそれ リコール

BMW ジャパンは 3 月 2 日、BMW『118i』および『M135i xDrive』のボディ ドメイン コントローラー (BDC) に不具合があるとして、国土交通省にリコール(回収・無償修理)を届け出た。 対象となるのは、2019 年 7 月 6 日 - 11 月 26 日に製造された 2,715 台。

対象車両は BDC のプログラムが不適切なため、デイライトを点灯させている時にテールライトを単独で点灯させてもメーターパネル上に灯火器が作動していることを示す表示灯が点灯しない。 そのため、保安基準第 37 条(尾灯の基準)に適合しないおそれがある。 改善措置として、全車両、BDC のプログラムを対策プログラムに書き換える。 不具合および事故は起きていない。 ドイツ本国からの報告により、リコールを届け出た。 (纐纈敏也、Response = 3-3-20)


住信 SBI ネット銀でシステムトラブル 複数の地銀でも

ネット銀行大手の住信 SBI ネット銀行で 23 日、システム障害が発生し、ATM (現金自動出入機)での現金引き出しや、ネットを通じた他行宛ての振り込みなどほぼ全ての取引が一時できなくなった。 同社が利用する日本 IBM のシステムの電源が何らかの理由で切れたことが原因という。 複数の地方銀行でも同様のシステムトラブルが起きた。

住信 SBI ネット銀行によると、同日午前 10 時ごろから午後 5 時ごろまでほぼ全ての取引ができなくなった。 武蔵野銀行(さいたま市)でも午前 9 時半ごろから午後 4 時半ごろまで、ATM の取引やインターネットバンキングなどが利用できない状態が続き、キャッシュレス決済のチャージもできなくなった。 広報担当者は「日本 IBM のデータ障害に伴うものだと認識している」と話している。 山口銀行や八十二銀行(長野)、筑波銀行(茨城)などでもトラブルが発生した。 日本 IBM によると、金融機関のサーバーを預かるデータセンターの電源に障害が起きた。 原因は調査中だが、電源はすでに復旧したという。 (asahi = 2-23-20)


サムスン、誤って世界中の Galaxy に「端末リモート追跡」通知を送信、ユーザーを怯えさせる

サムスンが世界中の Galaxy スマートフォンに誤って謎の通知「1」を送り、ユーザーを怯えさせる事案がありました。 多数のユーザーに謎の通知が届いたのは 2 月 20 日前後。 内容は写真の通り。 タップしても何も起きず、意味が分からないまま消えてしまいます。

通知が多すぎて気づかなかった人、普段から自分のスマホに理解不能なことが起きても見なかったことにする人も少なくないとは思われますが、通知元の Find My Mobile (端末リモート追跡サービス)は紛失した端末の位置を外部から探すサービス だったことから、何者かが外部から自分の居場所を特定したのではないかと不安になったという声も SNS などに多数報告されています。 特にアカウント乗っ取りや盗み見などを経験した人、現にオンライン・オフラインでストーカー等の被害に遭った人が動揺したであろうことは容易に想像できます。

サムスンのサポートによると、この通知はサムスン内部でのテストが '一部のデバイス' に対して意図せず送信されてしまったものであり、ユーザーに影響はないとのこと。 「この一部のデバイス」には日本国内の Galaxy 端末も含まれており、日本のキャリア版でも同じ通知が届いていました。 国内サポートでは、「このお知らせは、弊社から誤って送信されたメッセージと確認できており、本件によるお客様端末への影響はございません。 お客様にはご心配をおかけいたしまして、誠に申し訳ございません。 今後同様のことが発生しないよう、再発防止に努めてまいります。」としています。

この内容も通知で当該ユーザーに送ってくれれば良さそうなものですが、技術的に困難なのか、サポートページ「重要なお知らせ」への掲載となっています。 謎の通知といえば、2018 年には Twitter が謎の文字列をやたらと送ってくる事件もありました。 こちらは本来バックグラウンドで処理されるはずのアプリとサーバのやりとりがユーザー向けの通知として可視化されてしまったエラーでした。 (Engadget = 2-22-20)


トヨタ、約 11 万台をリコール ハイエースやクラウン

トヨタ自動車は 12 日、ハイエースなどの不具合について、2 件で計約 11 万台のリコール(回収・無償修理)を国土交通省に届け出た。 同社の届け出によると、一つはハイエースとレジアスエースの 2 車種 8 万 8,969 台(2014 年 12 月 - 19 年 1 月製造)が対象。自動変速機 (AT) の油圧の制御プログラムが不適切でクラッチが壊れ、走行できなくなるおそれがある。 もう 1 件は、クラウン 2 万 579 台(18 年 8 月 - 19 年 2 月製造)が対象。 後部ドア近くの固定窓についているプラスチック製の枠が外れるおそれがあるという。 問い合わせは同社お客様相談センター(0800・700・7700))。(asahi = 2-12-20)


格安スマホサービス「mineo」で一時通信障害
6 時間ほど利用できず 障害件数は最大約79万件

格安スマホサービスの mineo で 2 月 11 日、5 - 6 時間ほど通信できなくなる障害が発生しました。 現在は復旧しています。

11 日 19 時 34 分ごろから、全域エリアで A プラン(au プラン)、D プラン(ドコモプラン)、S プラン(ソフトバンクプラン)の一部ユーザーがデータ通信サービスを利用できなくなる状態に。 特定 SIM で一部端末を使っているユーザーでは音声通話サービスも利用できない状態となりました。 A プランは 12 日 0 時 30 分ごろ、D プラン、S プランは 12 日 1 時 30 分ごろ復旧。 障害件数は A プランで最大約 29 万件、D プラン、S プランで最大約 50 万件とのこと。 原因は通信機器の障害で、詳細は調査中としています。 (ねとらぼ = 2-12-20)


三菱電機、パワー半導体で検査不備 4 年 8 カ月にわたり

記事コピー (8-2-19 & 2-11-20)


JR で一時システム障害 クレジットカード使えず

全国の JR 駅の自動券売機やみどりの窓口で、10 日早朝から約 4 時間半にわたってクレジットカードが使えなくなった。 JR 各社が利用する発券システムにトラブルが起きたのが原因という。 JR 各社によると、10 日午前 4 時ごろ、各駅で発券システムの利用を開始した途端にトラブルが発生。 クレジットカードによる支払いができなくなったほか、各社の予約サイト「えきねっと(JR 東日本)」や「e5489 (JR 西日本)」などで、予約した指定席券を受け取ることができなくなった。

東海道・山陽新幹線の「EX サービス」は別システムのため、正常に作動したという。 システムを運営する JR グループ会社の「鉄道情報システム(本社・東京)」によると、クレジットカードによる発売を処理するサーバーに不具合があったといい、午前 8 時 40 分ごろに全面復旧した。 (細沢礼輝、asahi = 2-10-20)


楽天ペイで一時障害、現在は復旧 30 分間利用できず

楽天が運営するスマートフォン決済「楽天ペイ」が 4 日午前 11 時 50 分ごろから約 30 分間、障害のため利用できなくなった。 現在は復旧しているという。 障害が起きた原因は調査中。 楽天ペイの担当者は「ユーザーにご迷惑をおかけして申し訳ない」としている。 (asahi = 2-4-20)


スズキ SUV が「排ガス不正」 オランダ当局、是正要求

オランダの陸運当局は23 日、スズキとフィアット・クライスラー・オートモービルズ (FCA) のディーゼル車で、不正な排ガス制御があったと発表した。 スズキが是正措置をとらなければ、欧州での販売に必要な型式認定を取り消す手続きを始めるとしている。

オランダ当局やスズキによると、不正が認められたのはスズキの SUV (スポーツ用多目的車)「ビターラ(日本名エスクード)」と「S-CROSS」。 FCA のディーゼルエンジンを搭載しており、当局は FCA の「ジープ・グランドチェロキー」も問題視している。 試験時と実際の路上走行時で排ガス制御システムの作動が異なり、実走行では基準の何倍もの窒素酸化物 (NOx) が排出されていたという。

スズキによると、2016 年にオランダの当局からスズキの車に排ガス量を抑える不正なソフトを搭載した疑いがあると指摘されたのを受け、同年からソフトの修正を進めていた。 オランダ当局が 17 年に、修正後のソフトは問題ないという報告書を出したが、昨年 11 月にスズキが受け取った同当局の報告書で修正後のソフトも問題があるとされ、今年 2 月中旬までに見解を出すよう求められているという。

スズキは 18 年に欧州向けのディーゼル車の生産をやめており、認定取り消しによる新車販売への影響はほぼないが、販売済みの車の買い取りを求められる可能性がある。 国土交通省は、不正が疑われる車が日本国内にあるかどうかや、オランダ当局が問題視した点などをスズキに確認しているという。 スズキは「調査に全面的に協力する」としている。 オランダ当局は、15 年に発覚した独フォルクスワーゲン (VW) の排ガス不正問題を受けて 30 車種を調査しており、今回の判断はその一環。 欧州ではディーゼル車をめぐる不正の追及が続いており、今月 21 日にはドイツの検察当局が三菱自動車の拠点を捜索した。 (和気真也 = ロンドン、友田雄大、asahi = 1-24-20)

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三菱自動車、ディーゼル排ガス不正の疑い 独検察が捜索

独フランクフルトの検察当局は 21 日、ディーゼル車の排ガス規制を逃れる不正な装置を搭載したとして、三菱自動車のドイツの複数の事業所を詐欺の疑いで捜索したと発表した。 三菱自に部品を供給するメーカー 2 社や、販売会社の幹部らも捜査対象になっている。 フランクフルトやハノーバーなどの拠点が捜索された。

検察当局の発表によると、三菱自のディーゼル車には排ガス検査の際に「シャットダウン装置」と呼ばれる不正な装置が取り付けられ、窒素酸化物 (NOx) が規制の上限を超えていないようにみせかけていた疑いがある。 実際の走行時は NOx が規制値を超えていた可能性がある。 こうした装置は、ドイツでは違法とされている。 当局は 2015 年 9 月以降に登録された排気量 1,6 リットルの車と、12 年 11 月以降に登録された 2.2 リットルの車の購入者に対し、地元警察へ届け出るよう求めている。

AFP 通信は独自動車部品大手コンチネンタルが 3 拠点で捜索を受けたことを認め、広報担当者が「証人として捜査に協力している」と話したと報じている。 三菱自の広報担当者は、独検察当局が研究開発拠点や販売会社に来たことは認め、「詳細は確認中で、当局に協力している」としている。 三菱自の昨年 4 - 9 月期の世界販売約 59 万台のうち、欧州は 2 割の約 11 万台を占める。 ディーゼル車を巡っては 15 年以降、独フォルクスワーゲン (VW) による排ガス検査逃れの大規模な不正が発覚。 VW は多額の罰金を科され、経営に打撃を受けた。 その後欧州ではディーゼル規制が一気に強化された。 (野島淳 = ベルリン、和気真也 = ロンドン、友田雄大、asahi = 1-22-20)


朝の通勤ラッシュ中に地下鉄運休 原因は 1 台のスマホ

23 日午前 8 時半ごろ、名古屋市営地下鉄桜通線の車道駅(同市東区)で、列車のドアが閉まらなくなり、列車 2 本が運休するトラブルが起きた。 通勤ラッシュで混み合う地下鉄を止めたのは、1 台のスマートフォンだった。 市交通局によると、車道駅で徳重発中村区役所行きの列車(5 両)が停車中にドアが閉まらなくなった。 ドア付近にいた女性のスマホが戸袋に引き込まれたためで、運転士がドアを手動扱いにして取り出そうとしたものの、取り出せなかったという。

そのため、列車は運転を取りやめ、乗客約 700 人には後続の列車を利用してもらったという。 このトラブルで後続列車などが最大約 13 分遅れた。 交通局は「キーホルダーや小さな子どもの手が戸袋に引き込まれたケースはあるが、スマホは非常に珍しい。 アの開閉時には十分に気をつけてほしい。」と話す。 スマホが戸袋に引き込まれる事例は、昨年 4 月、大阪メトロ御堂筋線本町駅でも発生し、列車に遅延が生じた。 列車のドアや戸袋にはさまれて指を骨折するなどの事例もあり、東京消防庁の調べでは、2014 年から 18 年までに 400 人が救急搬送されたという。(岩尾真宏、asahi = 1-23-20)


トヨタ 342 万台リコール エアバッグ開かない恐れ

【ワシントン = 塩原永久】 トヨタ自動車は 21 日、北米と中南米で計約 340 万台のリコール(無料の回収・修理)を実施すると発表した。 米部品メーカ製のエアバッグが衝突時に作動しない恐れがある。 2011 - 19 年型の「カローラ」など 4 車種が対象で、日本での販売車両は対象外としている。 トヨタによると、米国でのリコール対象が約 290 万台と大部分を占める。 3 月中旬までに所有者に通知するという。

米道路交通安全局 (NHTSA) が昨年 4 月、エアバッグの不具合にからみ、トヨタやホンダ、三菱自動車の日系メーカーを含む 6 社の計 1,230 万台を対象に調査を開始したと発表していた。 NHTSA の昨年 4 月段階の発表によると、エアバッグは米部品メーカー「ZF-TRW」が製造した。 衝突時に誤った電気信号が発生し、エアバックを開く装置が作動しなくなる恐れがあるという。 NHTSA は調査開始段階で、カローラが絡む 2 件の事故でエアバッグが開かず、うち 1 件で死者が出たと明らかにしていた。 ロイター通信によると、同じエアバックの搭載車両を販売した韓国の起亜自動車と現代自動車もリコールに踏み切っている。 (sankei = 1-22-20)