フルグラは 3 位、越境 EC で中国人に人気の日本商品トップ 10 1 位は意外にも …

日本商品を中国消費者に販売する越境 EC 「豌豆(ワンドウ)プラットフォーム」を運営するインアゴーラは、越境 EC アプリ「豌豆公主」のサービス開始 3 周年を記念し、8 月 28 - 30 日にセールを実施。 福袋の販売や、ユーザー全員へのお年玉のプレゼントを展開し、売り上げは前年比 201% 増加した。 インアゴーラは「フェイスコットンやシートマスクなど化粧品が好調だった」と語った。 セール中に最も売れた日本商品トップ 10 (販売個数)とバイヤーの一言コメントは以下の通り。

  1. シルコット うるうるスポンジ仕立て

    品質が良く、化粧水を含ませるとシートマスクとしても使用できる使い勝手の良さも評判。 2017 年に中国の女優・古力娜扎が使っていることがテレビ番組で紹介され、さらに人気に。

  2. ホワイト & ホワイト (歯磨き)

    歯の汚れを落とし、歯を白く美しくするホワイトニングカルシウム配合で、歯の美白効果に加えて手ごろな価格かつ大容量であることから、定番の爆買い品として数年前から安定した人気を誇っている。

  3. フルグラ

    2 年ほど前、日本の店頭から姿を消したほど人気の高い商品。 カルビーブランドの知名度や信頼力の高さに加え、味の良さが人気の理由。 朝食としてだけでなく、美味しくて栄養も取れる "おやつ" 感覚で食されている。

  4. サンベアーズ ストロングスーパープラス N (メンターム)

    使用感の良さ、小さくて持ち歩きしやすいと口コミで人気が広がった。 セール 3 日間のデイリー平均販売個数は、直近 60 日間のデイリー平均の 18 倍だった。

  5. カルピスウォーターパウチ

    中国ではヨーグルトなどの乳酸菌食品が日常的に消費されており、豌豆公主でも人気。 パウチ飲料の使い勝手の良さと味の良さが人気の理由。 セール 3 日間で、2017 年の年間販売個数の 74% を販売した。

  6. フィーノ プレミアムタッチ (美容液)

    非常に高品質で効果が実感されると口コミが良かった。

  7. メラノ CC 薬用しみ集中対策美容液

    中国の女性の間では美白願望が強く、高品質で手ごろな価格であることと、効果が得られるとのレビュー・口コミが多いのが人気の理由。

  8. サラサーティ ランジェリー用洗剤

    中国の女性は下着を手洗いする習慣があり、実際に「きれいに洗えた」とユーザーの間で話題になり人気に。

  9. おいしい蒟蒻ゼリー ピーチ味

    食感と味が人気。 白桃味が豌豆公主ユーザーの間では人気だが、この商品については、「桃の味が濃厚なのに、あっさりとした後味で、幸福な気分になる」など一定のコアなファンを獲得している。 セールの 3 日間で、2017 年の年間販売個数の 57% を販売した。

  10. サボリーノ 目ざまシート

    豌豆公主でブランディングを強化したことにより、SNS のユーザー口コミで話題に。 さらに王雪儿や Mii 小米などのインフルエンサーがおススメしてくれたことで人気商品に。

今回のセールでもブランドデーを実施しトラフィックを集め露出量を増やした。 (浦上早苗、BusinessInsider = 9-18-18)


サンマだけではない … 秋の日本に行ったら絶対食べたい、旬の魚介類 3 選 = 中国メディア

中国メディア・東方網は 12 日、日本の秋に絶対に食べたいグルメとして 3 種類の魚介類を紹介する記事を掲載した。 記事は、「四季がはっきり分かれている日本では、新鮮で良い食感を味わうために、季節に合った食材を料理に多く用いる。 特に秋は豊かな実りのある季節であり、おいしい食べ物もひときわ多いのである」としたうえで、秋の日本で外せない旬の魚介食材を 3 つ挙げている。

まず紹介したのは、青魚の代表格であるサバだ。 「中秋から冬にかけての時期が最もおいしくなる。 海水温が下がることにより、サバに豊富な脂がつくからだ。 秋サバは日本のスーパーや飲食店で手軽に食べることができ、日本における秋の味覚の代表となっている。 脂を蓄えた秋サバの肉は特に柔らかく、口に入れるとふっと溶けてしまうのだ。」としたうえで、シンプルな塩焼きから粕漬、味噌漬け、味噌煮、フライ、そして、しめサバや押しずしなど、さまざまなバリエーションで楽しむことができると伝えている。

次に挙げたのは、「海のミルク」と呼ばれるほど栄養価も高いカキである。 「日本のカキのシーズンは 9 月に始まり 4 月に終わる。 海水が冷えてくると身が厚く、そして、ジューシーになるのだ。 焼きガキ、土手鍋、カキフライ、酒蒸し、牡蠣飯のほか、生食する際はポン酢をかけて食べる。」と紹介した。

そして、最後に挙げたのは、ピンク色の身が美しい秋鮭だ。 「鮭は年間を通じて獲れるが、9 月から 11 月にかけては格別においしい秋鮭が出回る。 鮭は日本の川で生まれ、海に出て成長し、産卵のために川に戻ってくる。 産卵期の鮭は特に脂がのっていておいしいのだ。 そして、その腹にたっぷりと入っている卵も堪能することができるのだ。」と伝えている。 (今関忠馬、SearChina = 9-13-18)


驚いた! 東京が今なおこれだけの経済的実力を持っていたとは = 中国メディア

日本はまぎれもない先進国であり、国内総生産 (GDP) では世界第 3 位だが、今なお開発途上国とされる中国は 2010 年に日本を抜いて世界第 2 位となった。 GDP では中国が日本を上回っているが、日本と中国の「都市」を比較した場合、どちらの国のどの都市の域内総生産 (GRP) がもっとも大きいのだろうか。

中国メディアの今日頭条はこのほど、東京・大阪・名古屋など日本の都市と中国の各都市の GRP を比較する記事を掲載し、「東京の GRP が圧倒的に大きいことに大きな驚きを覚えた」と伝えている。 記事は、日本がバブル崩壊後に経済成長率が低迷する「失われた 20 年」を迎え、その間に中国は急激な成長を遂げたことを伝え、今や中国の GDP は日本の 2 倍以上にまで拡大したと紹介した。

しかし、日本と中国の都市の競争力や経済力を比較して見ると、また違った光景が見えてくると伝え、たとえば東京の GRP は世界トップであり、当然のごとく中国のどの都市よりも大きかったと指摘。 「日本という国全体では 20 年以上も低迷しているが、東京が今なおこれだけの経済的実力を保ち続けていたことは驚き」だと伝えた。

続けて、大阪の GRP は中国の都市別ランキングでも 10 位以内に入ると紹介したほか、名古屋は中国であれば 18 位の水準だと紹介。 驚くべきは東京も大阪も名古屋も人口が中国の都市に比べて圧倒的に少ないことであり、それでも中国の大都市に匹敵する競争力を持つことは、やはり驚愕であると論じた。 (村山健二、SearChina = 9-10-18)


「Hello,ONE PIECE」展、中国初上陸へ 北京で記者発表会

【北京】 日本の「週刊少年ジャンプ(集英社)」で連載されている人気漫画「ONE PIECE」の企画展「Hello,ONE PIECE」が中国に初上陸する。 北京で 5 日、記者発表会が行われた。

主催する中国人民対外友好協会の宋敬武副会長は今回の企画展の開催を高く評価し、期待の意を示し「ONE PIECE」は世界的な影響力を持つ漫画作品で、勇気を持って夢を追う精神は若者にプラスの影響を与えていると指摘。 記者発表会がちょうど中日平和友好条約締結 40 周年という節目の年に行え、今回の企画展を通して中日両国が友情を深め、手を取って互恵・ウィンウィンの素晴らしい未来を築くことを望むと語った。

集英社の広野真一常務取締役はあいさつの席上、今年はちょうど「週刊少年ジャンプ」創刊 50 周年で「ONE PIECE」は 1997 年に連載を開始してから 20 年余りトップの座を維持し、世界の漫画ファンに愛されていると述べた。 「週刊少年ジャンプ」の中野博之編集長は、中国のファンにとって今回の「Hello,ONE PIECE」展は漫画家の尾田栄一郎氏の圧倒的な画力や尾田氏が造り上げたキャラクターとストーリーの魅力を余すことなく体感できる絶好の機会になると紹介。

展示内容について、漫画やイラストだけでなく、仮想現実 (VR) 装置を使い尾田氏がイラストを描き上げる様子を体験できるコーナーなども設けられていると語った。 尾田氏監修の「Hello,ONE PIECE」展は中国大陸では深セン市を皮切りに 6 都市で 18 カ月にわたり開催される。 同市では 11 月 3 日から 2019 年 1 月 15 日まで行われる。 (新華社/AFPBB = 9-8-18)


中国、産経の取材認めず 日本の報道各社は代表取材中止

北京で 29 日午後に行われた王毅(ワンイー)国務委員兼外相と秋葉剛男外務次官の会見の直前、中国外務省が日本メディアの代表取材者 5 人のうち、産経新聞の記者の取材を認めないと在中国日本大使館に伝えた。 これを受けて、朝日新聞など北京に駐在する日本の報道各社は「代表取材が成立しない」と日本大使館側に伝え、代表取材者全員が取材を取りやめた。

この会見の冒頭取材は、日本大使館が人数を制限した形で記者を募集した。 報道各社は抽選などによって産経新聞記者を含む 5 人の代表取材者を選んだ。 日本大使館によると、中国外務省が「外務省の方針に基づいて産経新聞が今回の取材に参加することは認められない」と同館に通告。 報道各社は「正式なプロセスを経て決まった代表取材が否定されれば代表取材は成立しないため、今回の代表取材は行わない」とする趣旨を日本大使館に口頭で伝え、代表取材を取りやめた。 産経新聞は文書で中国外務省に抗議した。 (北京 = 西村大輔、asahi = 8-29-18)


中国の海外高速鉄道プロジェクトが続々中止、背景にある「陰謀論」 - 米華字メディア

日中の公共交通網新設競争

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日本のコメ、いざ中国へ すし食べた訪日客の帰国後狙う

コメ業界が中国への輸出を本格化させる。 限られていた輸出拠点が広がったためで、卸売り最大手の神明(神戸市)が先陣を切った。 日本でコメ離れが進むなか、政府も大市場の中国に活路を求める動きを後押ししている。 「グループ工場から中国に輸出できるようになり、計画が立てやすい。 機動的に注文に応えられる。」 神明の藤尾益雄社長は 7 月 30 日、神戸市東灘区の倉庫から富山県産コシヒカリ 17.2 トンを送り出し、表情を緩めた。

コメは船で運ばれ、9 月には中国の百貨店や日系スーパーなどに並ぶ予定だ。 店頭価格は 2 キロで 2,500 円程度と日本の 2 - 3 倍になるものの、富裕層を中心に買い手がつくとみる。 第 2 便となる 25 トンの注文もすでに入っており、9 月中に兵庫県産コシヒカリも輸出する計画だという。 神明は傘下に回転ずしチェーンの「元気寿司」、「スシロー」を持つ。

都市部の店舗には訪日客も目立つだけに、「日本のコメの評価は高い。 訪日先から帰国した後も食べたいという需要は中国でも見込める(藤尾社長)」と期待する。 日本食店を中心に業務用コメの販売を広げるだけでなく、中国の通信大手や金融大手とも取引を始める。 中国で盛んなインターネット販売や、携帯電話の使用料でたまるポイントの交換品として、コメを扱ってもらうことなども検討中だ。

日本のコメ輸出(2017 年度)の 3 割を占める神明。 それでも、同社が扱うコメの量全体からみれば、輸出は 1% 未満にすぎない。 これを機に、中国向けの輸出量を 20 年度にはいまの 20 倍となる 2 千トンへ、25 年度には 100 倍の 1 万トンへ増やす計画だ。 (伊沢友之、山村哲史、asahi = 8-20-18)


日本で中国系住民のトラブル多発、中国語の注意書きに「納得」の声も

8 月 8 日、今日頭条に、「日本に中国語でだけ書かれた注意書き、団地で暮らす中国人はバツが悪い」と題する記事が掲載された。 記事はまず、「埼玉県川口市の芝園団地には大勢の中国人が暮らしている。 和やかな雰囲気が漂っているが、この和やかさは団地に貼り出された中国語の注意書きによって保たれている」と紹介する。 そして、具体的な例として「ここで立ち話をしないで下さい」、「(スーパーの)カート持ち去り禁止」などの文言が記されていることを説明。

こうした取り組みについて、「日本人による中国語での注意書きには悪意などなく、生活習慣上の異なる見方に過ぎないのだろう。 あるいは一部中国人の態度に眉をひそめているのかもしれない。」とし、さらに「ある人にとってこの注意書きは、中国人に日本のルールやマナーを守ろうとする意識が欠けていることを示すものだ」と説く。

記事は「仕事や旅行、勉強などで日本に行く中国人は増えている。 日本で不動産を購入する人も少なくない。」とし、日本の週刊誌が以前、中国人が経営する違法民泊を利用する中国人観光客の騒音やごみマナーが地元住民の大迷惑になっているとの問題を取り上げたことに言及。 「地域の和やかな環境を取り戻すには厳しい取り締まりが必要」と指摘するとともに、「日本に行く中国人は中国の習慣を日本に持ち込むのではなく、その土地の習慣を尊重すべき」と訴えている。

この記事に中国のネットユーザーはさまざまなコメントを寄せており、「(日本との)差は 100 年」、「一部は良いとか悪いとかの問題ではなく、習慣の違いによるもの。 日本に行ったら日本の習慣を受け入れよう。」との声や、「確かにその通り」、「マナー意識の低い人に注意喚起するのに何ら問題はない」、「なぜ他の言語での注意書きがないのか。 中国人はこの点をよく考えてみるべき。」などの声も見られた。 (RecordChina = 8-13-18)


日本で教育にある 4 つの「ものすごいこと」を見た 中国メディア

日中、初等教育の差

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くまモン、中国での悩みが深刻 … 「名前覚えてもらえない!」

海外でも人気のくまモンが悩んでいるらしい。 中国語圏では正式な名前を覚えてもらえないという。 そんなバカな? あのフォルムの呼び名は「くまモン」以外にあり得ない。 どうやら、想像以上の早さで国際的な知名度を得てしまったジレンマがあるようです。 いったい何が起きているのか、調べてみました。

「酷 MA 萌? 知りませんね!」

ちゃんと名前を覚えてもらっていないって本当? 6 月 19 日、熊本市の「くまモンスクエア」前で中国語を話す観光客 50 人に聞いてみました。

「くまモン? ああ! 熊本熊ね、」 「酷 MA 萌? 知りませんね!」

くまモンの名前問題、実は、同じくまモンでも「熊本熊(ション・ベン・ション)」、「酷 MA 萌(クマモン)」という二つの名称が存在しているのです。

非公式の「熊本熊」が拡散

くまモンは 2010 年に登場。 2011 年の「ゆるキャラグランプリ」で優勝し、一躍有名になりました。 中国や台湾の日本文化好きの間でも人気が広がり、いつしか「熊本熊」という愛称がつけられてネットを中心に広がりました。 しかし、くまモンは設定上「クマではない」ということになっています。 熊本県とすれば「熊本熊」をそのまま使うわけにはいきません。

そうこうしている間に「熊本熊」はどんどん広まり、今や、中国の商標検索サイト「商標網」を調べると「熊本熊」や「熊本熊 KUMAMON」といった名称がいくつも出てくるような状態に。 熊本県が想像するより早く人気になってしまったことで、中国語名で大きな悩みを抱えることになりました。

熊本県では 2013 年、上海事務所の現地スタッフらと話しあい、「酷 MA 萌」という当て字を正式な中国語名にしました。 オフィシャルグッズにはすべて「酷 MA 萌」を使っています。 中国本土、台湾、香港、シンガポールでは商標登録もしました。 しかし、ネットなどで非公式の「熊本熊」が拡散し、すでに定着した後だったため、なかなか「酷 MA 萌」が浸透しない状況になっています。

冒頭の 50 人に聞いたところ、43 人が「熊本熊」、7 人が「酷 MA 萌」という結果になりました。 台湾から日本一周をしているという許晉誠さん (33) は、「『酷 MA 萌』は知らない。 台湾ではみな『熊本熊』と呼んでいる。」と話します。

通訳は一度も使わなかった

熊本県は「酷 MA 萌」の浸透に躍起です。 3 月 22 日に開かれた熊本県と中国広西チワン族自治区との経済交流会で、県くまモングループの四方田亨二主幹は「『酷 MA 萌』的宣伝戦略」という資料を配布。 くまモン誕生の経緯や経済効果などについて講演しました。 中国語の通訳は一貫して「酷 MA 萌」の名称を使用。 終了まで、「熊本熊」という言葉は一回も登場しませんでした。

それなのに熊電は「熊本熊」

そんな、熊本県の取り組みもむなしく、現地で優勢なのは「熊本熊」です。 4 月 19 日の熊本電鉄北熊本駅(熊本市北区) - -。 車体のあちこちにくまモンをあしらった「くまモン電車」から一斉に台湾人観光客数十人が降り立ちました。 この日は、台湾からのツアー客が 10 万人目を迎え、くまモン本人から記念品が贈呈されたのです。 式典のアナウンスでは、「熊本熊電車」という言葉が多用され、観光客からも「熊本熊!」と声が上がりました。

熊電の駅にある台湾や中国からの観光客向けのポスターなどでも「熊本熊電車」という名称が使われています。 熊電のインバウンド担当者、セン・ケツカンさんは「『酷 MA 萌』よりも『熊本熊』の方が、くまモンや熊本県を知らない人でも、何を指しているかとてもわかりやすい」と話します。

「100% 『酷 MA 萌』を使用してもらう」

どうして「酷 MA 萌」という名前になったのでしょう? 実は「酷」は「むごい」という意味ではなく、最近の中国語では「COOL (クール、英語で『かっこいい』)」の当て字に使われます。 「萌」は、アニメファンが「かわいい」という意味で使う「萌え」の意味です。

熊本県は 2014 年から県内企業など一部に海外でのくまモン関連商品の発売を解禁。 今年から、本格的に国内企業の海外販売や、海外企業へくまモンのイラスト使用を解禁しました。 熊本県は「熊本熊」を正式に冠した商品はいままで使用を許可したことはなく、「もし『熊本熊』の商品を見たら、偽物と断言できる」といいます。 今後、海外での利用の際は、「100% 『酷 MA 萌』を使用してもらう」と強調します。

一度だけ公式で使用例 …

だが、ある県内のくまモングッズ業者は「通称『酷 MA 萌』はなじみがないし、『熊本熊』は使えない」と悩ましさを打ち明けます。 ただ、中国だけに向けた商品は今のところないため、輸出品は当面、アルファベットの『KUMAMON』表記にしているという。 ちなみに、蒲島郁夫知事が 2014 年に出版した「私はくまモンの上司です(祥伝社)」の、台湾版のタイトルは「我是熊本熊的上司!」

これが「熊本熊」が正式に使われている唯一の例だそうです。 ただ「どうして熊本熊になったのかは、よくわからない。(県秘書課)」 熊本県の四方田主幹は「くまモン商品の海外進出はこれからという段階。 『熊本熊』の通称の方が通りがいいことは確かだが、徐々に正式名称の『酷 MA 萌』を広げればいい。」と話しています。 (朝日新聞熊本総局記者・大畑滋生、吉備彩日、withnews = 8-8-16)


中国空調大手 AUX、神戸に研究拠点 省エネ技術向上

中国企業、日本に開発拠点

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「心から愛する女性がいるなら絶対日本へ連れて行く」中国ネットで共感多数

7 月 30 日、中国のネット上にこのほど掲載された、中国の男性カメラマンによる「心から愛する女性がいるなら、絶対日本へ連れて行く」という文章が多くの共感を集めている。

このカメラマンは「日本についてはこれまでにたくさんの良い悪い、好き嫌いといった評価を見てきた」とした上で、実際に東京を訪れ自分の目で感じた客観的な印象として、美しい写真を添えて「漫画から抜け出てきたような世界があり、四季に恵まれ、街は清潔で、人々はルールを守り秩序を保ち、和食の世界は奥深く、そして写真の撮りがいのある国だ」と評した。

その上で「ロマンチックな要素のどれもが、日本へ行けば見つかる」とし、「恋人と一緒に上野公園で桜をめでるのも良し、東京タワーから夜景を楽しむのも良し。 七里ケ浜の夕日や江ノ島の潮風、夏には花火大会、冬には温泉で雪景色。 あなたも心から愛する女性がいるのなら、絶対に日本へ連れて行くべきだ」とした。 この文章について、中国のネットユーザーからは「私も日本が大好き」、「日本へ行って初めて日本の美しさを知った」、「日本語をいくつか覚えてすぐ行きたい」などと共感の声が多く上がっていた。 (RecordChina = 8-1-18)


日本で違法民泊経営の中国人オーナー、中国人宿泊客とトラブルになり双方逮捕 - 華字メディア

7 月 30 日、日本の華字メディア中文導報によると、東京で不法に民泊を経営していた中国人と宿泊客の中国人との間でトラブルとなり、双方が逮捕されるという事件があった。

18 日、東京新宿区で張鐫瑶(ジャン・ジュエンヤオ)容疑者が、民泊施設として不法経営していた自宅アパートに宿泊していた宋春侖(ソン・チュンルン)容疑者と宿泊費の問題で揉みあいになり、張容疑者が宋容疑者の胸を数回殴ると、宋容疑者は包丁を持って張容疑者を脅した。 警察は、張容疑者を暴行の疑いで、宋容疑者を脅迫の疑いでそれぞれ逮捕した。

記事は「外国人観光客増加に伴う宿泊施設を解消するため、日本では 6 月 15 日に民泊新法が施行されたが、同時に多くの地方自治体が民泊経営に厳しい条件を付けており、多くの中国人が民泊の『無許可営業状態』になっている」と紹介した。 ある中国人民泊経営者は「理由が何であれ、不法経営者と利用客でトラブルになって警察に通報されれば、経営者は必ず処罰を受けることになる。 リスクが大きすぎる。」語っている。

記事は、無許可の民泊営業とともに、白タクの営業についても「一たび問題が発生すれば取り締まりを受けることになる」とし、23 日には中国人留学生を羽田空港から世田谷区まで乗せた中国人白タクドライバーが、車内に財布を落とした留学生の通報により無許可営業が発覚し、警察に逮捕される事件が起きたことを伝えている。 (RecordChina = 7-31-28)


日本人が発明した漢字テトリスゲームに中国ネット驚愕「自分は偽中国人かも」

7 月 28 日、環球時報の微博アカウントは「日本人が発明した漢字テトリスを見て、自分は偽中国人ではないかと思った」とする動画記事を掲載した。

記事は「ミステリアスな日本のネットユーザーが、パズルゲームのテトリスと 2048 を結びつけてゲームを作った。 その内容に驚きを禁じ得ない。」と紹介している。 動画ではこのゲームを実際にプレーする様子が収められており、上の方から落ちてくるさまざまな漢字を使って、すでに積まれている漢字と組み合わせて別の漢字を作っていく。 「一」と「土」で「王」、「水」、「口」、「月」で「湖」などの漢字が出来上がっていき、最後に「糸」と「冬」が組み合わさって「終」の文字が出現すると、ゲームが終了した。

この動画を見た中国のネットユーザーは「これはすごい」、「難しすぎて、ものすごく頭を使う」、「自分の思考速度より、落下速度のほうが速い」、「なんか自分が漢字を知らないような感覚になる」、「自分も偽中国人かもしれない」、「繁体字はよくわからないけど、それでもとても楽しそうなゲーム」、「日本人は本当に奇抜な思考を持っているな」といった感想を寄せている。

また、日本の漢字と中国の漢字の違いを指摘する声も。 「簡体字ならもっと簡単だろうに」、「でも、繁体字のほうがより直感的。 簡体字は部首などを簡略化しちゃってるからね」、「口が 2 つでどうして『呂』にならない?」、「日本の『呂』には間に『ノ』が入るんだよ」、「金が3つあるのになぜ合体しない?」、「日本にその漢字はないんだよ」などといったやりとりが見られた。 (RecordChina = 7-30-18)


中国メディアが選ぶ、世界で人気の高いウイスキー 10 傑 日本から 6 つ選ばれる

中国メディア・今日頭条は 9 日、「世界で流行しているウイスキー 10 傑」を紹介する記事を掲載した。 その中で、日本のウイスキーが 6 つも選ばれている。 日本から 10 傑に選ばれたのは、「サントリー・響 17 年ブレンデッドウイスキー」、「サントリー・白州 12 年シングルモルトウイスキー」、「サントリー・山崎 18 年シングルモルトウイスキー」、「サントリー・響 21 年ブレンデッドウイスキー」、「サントリー・響 12 年ブレンデッドウイスキー」、「サントリー・山崎 12 年シングルモルトウイスキー」の 6 種類だ。

熟成年数の異なる 3 種類が選ばれた「響」について記事は、「山崎、白州などの蒸留工場の原酒をブレンドしたもので、極めて柔らかい口当たりと複雑な味わい、甘い後味を持っている」、「21 年の長期間熟成したものは、琥珀色を呈するとともに、花のような甘い香りを帯びている」と説明した。 また、「山崎」については「18 年ものにはミズナラの樽が使われている。 オリエンタルな雰囲気を帯びるとともに、成熟した果物と重厚な木の香りが広がり、実に深い味わいだ」とし、12 年ものについても「黄金色で独特の麦の香りと木桶の香りを持ち、繊細な口当たりと豊かな味わいがある」と評している。

このほかに記事が選んだのは、英国のザ・マッカランから 18 年シングルモルトウイスキーとファイン & レアシリーズ、米国のブラントン・シングルバレルバーボン、同じく、米国の W. L. ウェラー 12 年バーボンとなっている。 (今関忠馬、SearChina = 7-11-18)


言わずと知れた日本のソウルフード、今や中国人の大好物に! 中国メディア

中国メディア・今日頭条は 6 日、「日本人のソウルフードと言うべきこの食べ物を、地球上で最も愛しているのは中国人だ」とする記事を掲載した。 記事が紹介している、「地球上で一番中国人が好きであろう日本のソウルフード」とは、大阪名物として知られるたこ焼きだ。 記事は、「たこ焼きの起源は大阪にある。 主な材料はタコ、小麦粉、削り節、青のり、マヨネーズ、ソースだ。 一年四季を通じて多くの人に愛されているスナックフードだ。」と伝えた。

そして、「たこ焼きの歴史は大正時代までさかのぼることができるという。 パリッとした外側とトロっとした中身の食感が独特で、しかも値段も手ごろなことから今や日本では誰もが愛するソウルフードの地位を獲得している。 また、たこ焼きは日本から飛び出して東南アジア各地でも流行するようになったのだ。」と説明している。 作り方について記事は、「非常にシンプルだ。 小麦粉を溶いて作った糊状の生地をたこ焼き用の鉄板に流し込み、そこに新鮮なタコのぶつ切りを入れて焼く。 そして、生地が固まり始めたころ合いを見てくるりとひっくり返しさらに焼く。 全体が黄金色になったら焼き上がりだ。」と紹介した。

そのうえで、「この日本人のソウルフードが中国に伝わると、あっという間に人気が沸騰。 今や街の至るところでその姿を見かけるようになった。 都市に生活している人であれば必ず 1 度は食べたことがあるはずだ。 人数を考えれば、世界のなかで最もたこ焼きを好んで食べるのが、われわれ中国人ということになるはずだ。」としている。 (今関忠馬、SearChina = 7-8-18)


サンマ漁獲規制で合意できず 国際会議で中国など反対

日本など 8 カ国・地域が北太平洋の水産資源の管理について議論する北太平洋漁業委員会 (NPFC) の年次会合が 5 日、閉幕した。 日本が提案した公海でのサンマの漁獲枠導入には中国などが反対。 昨年に続いて再び合意できなかった。 サンマは漁獲量が減りつつあるが、規制の枠組みづくりの協議は来年以降に持ち越された。

東京都内で開いた年次会合には日本と中国、台湾、韓国、ロシア、バヌアツ、米国、カナダが参加した。 昨年の年次会合では日本が国・地域別の具体的な数量を盛り込んだ漁獲枠の導入を初めて提案したが、中国などの同意を得られず交渉が決裂していた。 日本は今回の年次会合では数量を盛り込まず、まずは漁獲枠を導入することに絞って提案。 国・地域別の具体的な数量については、2019 年春に NPFC の科学委員会が推計する資源量の結果をもとに割り振ることを求めていた。

水産庁によると、サンマの漁獲枠導入について、資源量が把握できていないとする中国とバヌアツが反対した。 このため、来春の科学委員会ではサンマの現存数量や漁獲可能量などを推計することで合意した。 NPFC への報告によると、17 年の各国・地域の総漁獲量は 26 万 6 千トンで、00 年以来の不漁だった。 漁獲量は減少傾向にあり、日本は「早急に適切な資源管理の措置を導入し、実施することを強く望む(水産庁の長谷成人長官)」と主張していた。

サンマは北太平洋の公海と日ロの沿岸を回遊する。 日本のサンマ漁は排他的経済水域 (EEZ) 内の沿岸が主だが、中国や台湾などは公海での漁獲が大半を占める。 中国などの公海での漁獲量が急増した結果、日本の沿岸に回遊するサンマが減っているとの指摘があった。 一方、今回の年次会合では、新たな資源管理の措置としてサンマの未成魚が多い水域で漁を控えることなどは合意した。 サンマ漁をしていない国が新たに参入する場合は事前に NPFC が審査することも決めた。 (nikkei = 7-5-18)


中国の親子 20 人が日本の小学校を訪問

給食体験に保護者から感激の声 - 静岡県西伊豆町

7 月 2 日、中国江蘇省南京市の親子約 20 人が静岡県賀茂郡西伊豆町の町立田子小学校(平馬誠二校長)を訪れ、児童らとの交流を楽しんだ。 この訪問団は、教育関連のコンサルティングサービスや 3 - 6 歳児向け保育サービスなどを提供する南京自由之丘巴学園が組織したもの。

同学園は日本の幼稚園での勤務経験を持つ宋麗(ソン・リー)園長が 08 年に設立した。 近年、中国では日本の質の高い教育が注目されており、宋園長は「多くの保護者や幼児教育に関心を持つ友人が日本に関する話を聞きに来る。 そこで、夏休みシーズンを利用して児童と保護者から成る交流団を日本に派遣することを決めた。」と語る。

当日、平馬校長らの歓迎を受けた訪問団は授業風景を見学したほか、田子小児童らと一緒に日本の給食も体験。 一行は児童らが役割分担をして給食の準備を進める光景に特に関心を示し、ある保護者からは「これからは自分のことは自分でできるよう、子どもに教えていきたい」との声が上がった。 また、中国の子どもたちにも日本のカレーは大好評で、飲み終わった牛乳パックがリサイクルされるという話には「これから参考にしていきたい」との感想が寄せられた。

今回の訪問について、参加者の 1 人は「山と海に囲まれた美しい環境の中にある小学校。 強く印象に残ったのは先生方の親しみやすさと、子どもたちが元気で礼儀正しかったこと」とコメント。 宋園長は「中国の保護者らが日本の教育システムを肌で感じる良い機会になった。 中国の教育の質を向上させるため、今後も努力していきたいと思う。」と語っている。 (RecordChina = 7-3-18)


中国にヒアリ対策要請へ 日中韓環境相会合始まる

日中韓 3 カ国の環境相会合が 23 日、中国江蘇省蘇州で始まった。 中川雅治環境相は中国の李幹傑生態環境相と個別に会談し、中国から輸送されたコンテナ内で見つかるケースが多い南米原産の強毒アリ「ヒアリ」に関し、対策を求めるとみられる。 微小粒子状物質「PM2.5」による大気汚染への対策についても協議する見通し。

ヒアリについては今月、大阪港で陸揚げした中国からのコンテナ内で成虫やさなぎ計 2 千匹以上が見つかった。 環境省は昨年 6 月以降、12 都府県で計 29 件確認している。 日本は、コンテナ内にヒアリを殺す成分が入った餌を置くよう求めているが、中国は難色を示しているという。 中川氏は李氏との会談に先立ち、韓国の金恩京環境相と会談した。 日中韓環境相会合は 1999 年に始まり、今回が 20 回目。 24 日に共同声明を採択する予定。 (kyodo = 6-23-18)


日本の農村改造に学んだ村、今や「中国一美しい村」に = 中国メディア

中国メディア・東方網は 16 日、「日本の農村改造の経験に学んだ中国の村が、今や国内で最も美しい村と呼ばれるようになった」とする記事を掲載した。 記事は、「ここ数年、日本を観光で訪れる中国人観光客がますます増えているが、観光客たちは日本が屋内屋外問わず非常に清潔に保たれており、都市全体がまるで桃源郷のような印象さえ覚えて帰ってくる」と紹介した。

そして、「日本の農村もかつては貧しく、不潔で、乱雑で、立ち遅れていた。 また、各種の環境汚染が起こり、川の水も悪臭を放っていた。 しかし、日本は徐々に発展する中で環境汚染が生活の質に著しく影響を与えることを意識し始め、環境を守ることを決めた。 そして初めて、われわれが今見ることのできる美しい環境の日本があるのだ」と説明している。

そのうえで、「中国で初めて日本の農村改造の取り組みを参考にしたと言われる江西省のブ源県(ブは矛+夂の下に女)では、建物の高さを 3 階建てとすること、伝統的な建築スタイルの徽派建築とすること、敷地面積が 100 平方メートルを超えないこと、建物の雰囲気をを全体の景観に合わせることといった様々な建築条件を導入したほか、汚染企業の入居禁止、山林の木の伐採禁止といったルールを設け、日本以上に環境保護に細心の注意を払うことで、中国一美しい村の誉れを得るに至った」と伝えた。

記事は、「アブラナの産地として知られる江西省にあるブ源では、春になると黄金色のアブラナを満開のツツジとともに楽しむことができる。 さらに、広大な棚田も相まって、まさにこの世のものとは思えない桃源郷のような景色が広がるのだ。」と紹介している。 (今関忠馬、SearChina = 6-19-18)


中国の消費者が求める輸入品はこれ  11 月のイベントは日本のチャンスになるのか

2018 年 11 月に上海では初めての中国国際輸入品博覧会「中国国際進口博覧会」が開かれる。 「日本は最大の展示スペースを確保したが、これでも日本企業の展示ニーズに応えられるか、少々心配している」と在北京の日本政府機関のある役人は嘆く。 4 月 10 日に中国政府は博覧会の企画を公表し、5 月にはすでに多くの日本企業が JETRO (日本貿易振興機構)などを通じて申請を始め、すぐに JETRO の申請したスペースが埋まってからも、まだぞくぞくと申請が来ているそうだ。 日本の製品が中国の消費者にどのように届くか、さらに中国の消費者がどんな製品に興味を持つか、非常に注目されている。

「国内では満足できない」消費者

貿易摩擦への対応、消費のレベルアップの観点から、輸入拡大はすでに中国経済発展における重要なコンテンツとなっている。 どの商品の輸入を増やすべきか。中国商務部(省に相当)は関連のアンケート調査をし、その答えを出した。

商務部がこのほど 1,400 人近い消費者を対象に行った調査によると、消費者の良質な輸入商品に対する消費願望は強まっており、月収 2 万元(約 34 万円)の消費者世帯はみな輸入品を購入したことがあり、また「直近の 1 年以内にすでに輸入品を購入、あるいは購入する気がある」という消費者は 86.6% を占めた。 「輸入品消費が商品消費総額の 3 割以上を占めている」と答えた回答者も 20% を超えている。

輸入品の種類別に見ると、化粧品、育児用品や時計、メガネなどに対する需要が高く、「今後半年以内の購入を増やしたい」という願望も比較的に強い。 48.4% の消費者が化粧品に関心があり、そのうち 75% の消費者が「国内では満足できない」と考えていることが明らかになった。 38% の消費者が「今後半年の間に輸入化粧品の購入を増やす」と回答した。

育児用品の中で、「国内では満足できない」という答えが多かったのは、乳幼児用の粉ミルク、栄養補助食品、紙おむつで、その比率はそれぞれ 78.8%、49.9%、46.2% となっている。 育児用品を購入する際、9 割以上の消費者が最も関心を払うのは安全面である。 今後半年の間に、輸入育児用品について「購入を増やす」と回答した消費者は 36.9% と、「現状維持」と答えた 44% に次いで、比率はかなり高い。

ニーズに後れを取る日中双方の企業

さらに、時計、メガネに関心を持つ消費者の中で、78.9% が「国内市場では満足できない」と答え、今後半年の間に、37.1% の消費者が輸入品購入を増やそうとしている。 また、乗用車の中でも SUV、真珠・宝石などの装身具、食品ではフレッシュミルク、サプリメント食品、水産品、果物、家具、日用品ではクッキングツール、スーツケース、バッグなどについても、消費者は国内市場に対して不満を抱いている。

商品の種類によって、消費者の関心も異なる。 食品類、育児用品で消費者が最も関心を払うのは安全面であり、化粧品、建材・住宅設備機器、文化・教育・スポーツ・レジャー用品ではクオリティであり、時計・メガネ、装身具などでは、デザインである。 中国の消費者の輸入品に対する高い需要に比べて、供給側である中国の流通企業の方が時代遅れであることは否めない。

商務部の流通企業 1,000 社余りに対する調査によれば、今後 1 年以内に輸入を増やすことにしているのはわずか7.4%にすぎず、大部分の企業は商品の輸入について現状維持と答えており、急速に高まっている消費者の輸入品需要に後れを取っている。 中国の企業側が輸入を増やそうとしている分野は順に、食品、育児用品、化粧品、時計、メガネと乗用車などである。 消費者の輸入品需要の高い電器、電子機器分野では、輸入の減少というプランさえ企業側に現れている。

中国の消費者がもっとも拡大してもらいたい輸入品の多くは、日本企業の得意分野であるが、中国へ輸出拡大を図る日本企業、電子取引を使って中国での販路を拡大していこうとする企業は、現在けっして多いとは言えない。 11 月の輸入品博覧会の開催で、日本製の日常用品などに対する需要が高まるのは間違いなさそうだ。 しかし、中日双方とも、企業側に十分にそれに対応する行動は取れていないのが現状だ。 (北京 = 陳言、Jcast 6-17-18)