生き物使わず動物実験 島根大、疑似ソフトで実習

島根県出雲市の IT 関連企業「イーグリッド(小村淳浩社長)」が、島根大学医学部と連携して薬理学実習で実験動物の代わりとなるユニークなシミュレーターソフトを開発した。 同大ではモルモットなど実験動物の殺傷を減らし、購入費用も抑制できるとして、早ければ今秋にも授業に活用したい考えだ。

開発したソフトは、薬理学実習シミュレーター「Pharmaco-PICOS (ファーマコ ピコス)」。 実験動物によるデータの蓄積をプログラムに組み込むことで、実際に動物を使わなくても、iPad の画面上の操作で、薬物を投与した際の動物の心拍数変化や筋肉の収縮変動といった効果や作用が、動物のアニメーションや動く波形などとともに表示される。 臓器の状態や薬物の効果などが観察できるようになっている。

今月から医療関係の教育機関向けの販売も始まっていて、販売価格は 5 人分(5 台分)を 1 ライセンス契約として約 200 ドルという。 薬理学は医学部の必須授業で、モルモットやラット、マウスなどを使って、複数の薬物を投与し、臓器や血圧、腸管などへの効果や影響などを学ぶ。 ただ、同大によると、モルモットは 1 匹約 8 千円、ラットも約千円するといい、高価だ。このため実際に動物を手にして実習できる学生は 30 人に 1 人程度で、ほかは見学という状況も多いという。

また、海外では動物愛護の観点から生きた動物を実験に使うことに根強い批判もある。 同社は動物愛護活動が活発なアメリカでの需要も見込み、出雲市の「医工連携支援事業」として 3 年ほど前から開発を進めてきたという。 島根大医学部薬理学講座の和田孝一郎教授は「不測の事態に対応する能力も身につける必要があり、生きた動物をゼロにはできないが、(シミュレーターで)多くの学生が実質的に実験に参加できるのはいいこと」と話している。 (杉山高志、asahi = 7-6-18)


観光列車「あめつち」 おまたせ、出発 鳥取 - 島根、1 日 1 往復 車体や内装、山陰の魅力随所に

鳥取 - 出雲市(島根県)間を走る JR 西日本の観光列車「あめつち」が 1 日、「山陰デスティネーションキャンペーン」に合わせて、運行を開始した。 関係者らは、山陰の魅力を発信する新しい観光資源のスタートを祝った。 あめつちの車体は、山陰の空や海を表現した紺碧(こんぺき)色と、山々や日本刀の刃文(はもん)をイメージした銀色。 内装には両県の伝統工芸品があしらわれている。

運行初日となったこの日、鳥取駅では「鳥取しゃんしゃん鈴の音大使」が伝統の傘踊りでお出迎え。 午前 8 時半前に列車がホームに入ると、乗客らが拍手で迎えた。 式典には、車両のデザインに携わった映画監督の錦織良成氏(出雲市出身)らが出席。 JR 西日本米子支社の梅谷泰郎支社長は「山陰の新しい観光素材として親しまれるようにしたい。 あめつちを、たくさんの人が山陰に来るきっかけにしたい。」 平井伸治知事は「ノスタルジックな山陰を皆様に満喫してもらいたい」と期待した。

列車はその後、島根に向け出発。 第 1 号の乗客を代表し式典に出席した大阪府吹田市の岩崎滋さん (69) と慶子さん (65) 夫妻は「前から山陰にずっと来たいと思っていた。 車内もきれいだと聞いているので楽しみ。」と話していた。 松江駅ではあめつちの第 1 便を「ようこそ、山陰へ。」の横断幕で出迎えた。 記念式典では同キャンペーンのイメージソング「あなたに帰る旅」を、作詞作曲したシンガー・ソングライターの奈都子さんが熱唱。 「土江子ども神楽団」による石見神楽の上演もあった。

あめつちは 1 日 1 往復で土・日・月曜を中心に年間 150 日程度運行。 7 月分はすでに全て満席という。 (小野まなみ、根岸愛実、mainichi = 7-2-18)


島根の郷土料理「うずめ飯」も! 「ホテルメトロポリタン丸の内」で山陰の美食フェア

「ホテルメトロポリタン丸の内」の Dining & Bar TENQOO では、7 月 15 日(日)から 9 月 14 日(金)まで、「山陰フェア」を開催する。 期間中に提供される山陰の食材を使った「山陰スペシャルディナーコース(10,000 円)」は、鳥取県の大山ハムや島根県の宍道湖のしじみなど、鳥取県と島根県が誇る食材をふんだんに使用した全 10 品のディナーコースだ。

食事には島根県の郷土料理「うずめ飯」をテンクウ風にアレンジしたものが提供される。 うずめ飯は、島根県津和野の名物。 小さく刻んだ具が、ご飯の下に "うずめ" てあることから、その名がついた。 出汁をかけた白いご飯の上に、海苔と山葵を乗せたこの料理は、一見するとただのお茶漬けに見えるが、中身をすくってみると豆腐や三つ葉、椎茸などの具が次々に現れる。

また、島根県の地酒「十旭日 純米酒 五百万石」と、「天穏 辛口特別純米酒 馨 (各 1 合 1,200 円)」の販売もある。 どちらも、明治創業の歴史ある酒蔵で造られた深い味わいの地酒だ。 「十旭日 純米酒 五百万石」は、島根県産「五百万石」を使用し、自家精米で磨いて使用。 丁寧に仕込んだ純米酒で、穏やかな香りと米の味をしっかり楽しめる辛口タイプだ。 一方、「天穏 辛口特別純米酒 馨」は島根県奥出雲産「佐香錦」を使用。 上品で穏やかな香りが広がり、口当たりは穏やかでやさしい米のうま味ときれいな甘味がゆっくりじんわりと広がる。

デザートには、島根県の白バラ牛乳やフルーツなどを味わうことができる。 山陰の魅力がたっぷり詰まったコース料理を味えば、現地への旅のきっかけにもなるだろう。 (東京ウォーカー = 7-1-18)


戸建て型宿泊施設 楽天グループ、松江に開業

楽天グループで民泊事業を手がける「楽天 LIFULL STAY (ライフルステイ、東京)」と経営コンサルタント業「ハイアス・アンド・カンパニー(同)」はこのほど、松江市雑賀町に戸建て型の宿泊施設の 1 号店を開業した。 グループ旅行客の受け皿を狙う。 旅館業法に基づく簡易宿所として運営する。

JR 松江駅から徒歩約 10 分で国道 9 号に面し、木造 2 階建て、延べ約 70 平方メートル。二つの寝室や和室、キッチンなどを備え、最大 5 人が一つ屋根の下でくつろげる。 楽天ライフルステイの太田宗克代表は「松江には世界に誇れる観光資源がある。 新しい宿泊スタイルで多様な需要に応えたい。」と話し、同様の戸建て型を全国に展開する方針。 (前田葵、mainichi = 6-26-18)


ロシア帆船「ナジェジュダ」、浜田に寄港へ 25 日

浜田港(島根県浜田市)に 25 日、ロシアの練習艦「ナジェジュダ」が寄港する。 28 日には一般公開される。 島根県立大学が発表した。 (Sergey Krasnouhov、Sputnik = 6-23-18)


128 年連続人口最少の鳥取 島根からの分離がきっかけ

人口「トップ県」のエピソードは県民にとって "誇れる話" になるが、「ワースト県」には上位にはない "深み" がある。 「下位争い」に秘められたドラマを紹介しよう。 鳥取は現在人口 57 万人で全国最下位。 明治 9 年(1876 年)に島根県と合併したが、県庁が松江市に置かれたことに反感が生まれ、5 年後に分離した。 以来、現在に至るまで 128 年連続で最下位県が続いている。 島根県も全国ワースト 2 (約 69 万人)で、平成 28 年(2016 年)には参議院の選挙区が両県で合区となった。

鹿児島は現在人口で 163 万人(24 位)。 現在は九州 3 位の人口を誇るが、明治 11 年(1878 年)に人口増加率 0.13% と全国ワースト 2 となる危機を迎えた。 その前年に西郷隆盛と明治政府による西南戦争が勃発し西郷軍は約 1 万人の死者を出した。 明治 12 年(1879 年)以降に増加率は回復するが、「日本最後の内戦」と呼ばれる戦争は、人口の面でも大きな爪痕を残した。

高知は現在人口 71 万人(45 位)。 明治維新の主体となった薩長土肥の一角・土佐藩が "前身" ながら、明治 5 年(1872 年)に始まった人口統計では、146 年のうち 131 年、四国ワーストが指定席。 最後に 3 位になったのは昭和 62 年(1987 年)のことだった(4 位は徳島)。 最新の統計では鳥取、島根に次ぐ全国ワースト 3 位となっている。

沖縄は現在人口 144 万人で 25 位。 戦前は全国最下位争いの常連だったが、最新統計では九州 2 位の熊本県(177 万人)、3 位の鹿児島県(163 万人)に迫る第 4 位。 原動力は 3.8% という圧倒的な人口増加率(2 位は千葉と愛知の 0.2%)だ。 計算上では 20 年後に九州第 2 位にランクアップする見込みだ。 (News Post/Seven = 6-20-18)

* 現在人口は 2017 年の人口推計(総務省)をもとにした。

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リーフレタス栽培施設を建設 出雲に JA 子会社

JA しまねの子会社「JA いずもアグリ開発(出雲市)」は、同市神西沖町にリーフレタスの水耕栽培施設を建設する。 1 年間通して生産し、約 1 億 4,000 万円の年間販売額を見込んでいる。 施設は平屋で約 9,500 平方メートル(事務所なども含む)。 パート従業員を含めて 19 人を雇用する。 総事業費は約 7 億円。 今月 20 日に起工、完成は来年 2 月ごろ。 リーフレタスは仲卸業者と年間契約を結び、主に関西向けに販売する。 (山田英之、mainichi = 6-16-18)

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日本航空、爽やかな香りに笑顔 園児にラベンダー贈る 島根

日本航空山陰支店は出雲空港と新千歳空港(北海道)を結ぶ便を昨年に続いて 8 月に運航すると発表した。 これを記念して 14 日、出雲空港のカウンタースタッフら 6 人が県内 4 カ所を訪ね、北海道で夏に見ごろを迎えるラベンダーを贈った。

企業主導型保育園の「キッズいちばた(松江市中原町)」では 0 - 3 歳の園児たち 15 人が出迎え、鮮やかな紫色のラベンダーに喜んだ。 小豆澤颯太ちゃん (3) は「色がきれいで、いいにおい」と話した。 新千歳便は 8 月 1 日から 31 日まで、週 4 日(月、水、金、日曜)運航する。 座席数は 165。 (鈴木周、mainichi = 6-15-18)


子どもたちがヒラメ稚魚を放流 島根・浜田

浜田市の浜田漁港で 12 日、三隅、岡見両小学校の児童 52 人がヒラメの稚魚約 2,300 匹を放流した。 水産都市のシンボルとして漁港をまたぐように架かる浜田マリン大橋近くにある 6 号市場岸壁で、栽培漁業の仕組みを学んだ後、生後半年で体長 11 - 12 センチに育った稚魚をバケツで次々に海に放した。

初めてヒラメに触ったという岡見小 6 年、大原光瑛君 (12) は「ツルツルしていた。 大きくなって戻ってくるよう願いながら放流した。」と話した。 (礒部修作、asahi = 6-13-18)


震度 5 強の島根県西部地震、未知の断層が原因か

島根県大田市で震度 5 強を観測した県西部地震は 9 日、発生から 2 か月となった。 地震の震源とされる三瓶山周辺でマグニチュード (M) 6.1 を記録したのは約 40 年ぶりで、同市出身で京都大防災研究所の渋谷拓郎教授(地震学)は長期的にみると、同山周辺から広島県北部までの一帯を「いつ大きな地震が起きてもおかしくない」と警戒を呼び掛けている。

渋谷教授によると、島根、鳥取両県はユーラシアプレートの中のアムールプレートに乗っており、1 年に 1 センチほどの速度で東側に動いている。 周辺では、太平洋プレートが東側から西方向、フィリピンプレートが南東側から北西方向に沈みこんでおり、山陰の地下は押し合う力で常に圧縮され、多くのひずみがたまっているという。 地震は、たまったひずみに押された断層が食い違って起こるといい、渋谷教授は「山陰地方の地下には、まだ存在を知られていない断層があると考えられる。 今回はそういう断層が地震を引き起こした可能性がある。」と話す。

地震を受け、渋谷教授は島根県と鳥取県西部で発生した 2000 - 10 年の M1.5 以上の地震の震央分布図を作成。 1950 年以降に起こった M5 以上の地震の震央も灰色と黒色の丸で記した。 分布図では、今年 4 月に起こった県西部地震の震源に近い三瓶山東側から南東の広島県北部にかけて、M5 - 6.1 の地震の震央が集中していることがわかる。 渋谷教授は、「あまり意識はされていないが、三瓶山東側から広島県北部にかけては地震活動の多い地域で、今回の地震はその活動域の北西端で発生した」という。

図にみられるように、同地域は、50 年代と 70 年代に、地震が活発だった時期があるといい、「今回の地震は 78 年 6 月に並ぶ大きさ。 30 年 12 月にも広島県北部で M6.1 が起きており、大きな地震も発生しうる地域だ」と指摘する。 山陰で震央が集中しているのは、中海から南東にかけての地域。 図では、2000 年 10 月の鳥取県西部地震の直後に起こった余震の震央が広がっている。

ただ、鳥取県の中部地震、西部地震が起こった地域や、宍道断層がある地域は、今回の島根県西部の地震から遠く、渋谷教授は「今回の地震の影響を受けて連動することはない」という。 一方で、鳥取県中部地震は 15 年に M4 の地震が起こり、活発化していると注目し始めたら、翌年に M6.6 が発生したという。 「山陰では、地震が連発する傾向にある。 今回の震源周辺で、今後も大きな地震はないとは言い切れない。 注意が必要だ。」と話している。 (安恒勇気、yomiuri = 6-10-18)

前 報 (4-20-18)


島根・出雲平野の築地松、朝日受け「美シルエット」描く

島根県出雲市の出雲平野に点在する散居集落の屋敷林「築地松(ついじまつ)」が、田植えを終えた水田に映し出され、朝日を背景に美しいシルエットを描いている。 築地松は、斐伊川の氾濫から屋敷を守るため敷地をかさ上げし、周囲に設けた築地(土塁)を強固にしようと黒松を植えたのが始まり。 厳しい冬の季節風を防ぐため、四方のうち北側と西側だけの「く」の字形に植栽し、一定の高さに剪定(せんてい)した様子が、当地独特の景観を形成している。

この時期は、田植えのため田んぼに張った水に築地松が映り込み、絵画のような情景に。梅雨の晴れ間には朝日を受けた築地松のシルエットが楽しめる。 同市によると、築地松は生活様式の変化や松くい虫被害などで減少し、現在残されているのは約 1,300 戸。 市では助成制度を設けるなどして景観の維持を図っている。 (sankei = 6-8-18)


進化する松江発の「ルビー」、酒造りに活用も 島根

1993 年に考案された、松江発のプログラミング言語「Ruby (ルビー)」が進化を続けている。 ルビーを元に、小型のコンピューター端末で作動させやすくした新言語「mruby/c (エムルビースラッシュシー)」が昨年、完成。 この言語を使って開発された温度変化の管理ソフトが、出雲市の酒蔵で使われ、今春、新酒が完成した。

新たなプログラミング言語は、IT 分野での研究開発をする公益財団法人「しまねソフト研究開発センター(松江市)」が九州工業大と共同で開発した。 ルビーはパソコン用のソフト開発を念頭に作られているため、消費メモリーが大きくなってしまい、メモリー容量の小さな小型端末にプログラムを書き込むのには適していなかったという。 そこで、容量が小さいソフトが作れるよう、今回の言語に取り組み、16 年に試行版を出し、17 年 1 月に完成させ、一般開放している。

今回、IT 企業「モンスター・ラボ(東京都)」の島根開発拠点(松江市)のプログラマー羽角均さん (43) がこの新言語を使って、センサーで定期的に温度や湿度を測り、データをパソコンやスマホなどに送信するプログラムを開発した。 温度計や湿度計が付いた、縦 11 センチ、横 16 センチ、高さ 8 センチの端末にこのプログラムを書き込んだ基板を組み込み、10 分ごとにデータを測定して送信するよう設定した試作機を完成させた。 従業員が 5 人ほどと少なく、定期的な温度管理が負担になっていた、造り酒屋「旭日酒造(出雲市)」に昨冬、提供した。

旭日酒造は 1869 (明治 2)年創業の老舗で、毎年一升瓶 6 万本ほどを醸造する。 酒造過程では、こうじが発酵する温度を 24 時間態勢で、夜間でも 2 時間おきに確認する必要がある。 高温になりすぎたり、発酵が偏ったりしている場合はこうじを混ぜる必要もある。 これまではその都度、酒蔵に行くなど、大変な負担になっていたという。

副杜氏(とうじ)の寺田栄里子さん (42) は、作業効率の向上に加え、きめ細かな温度推移がグラフで分かりやすく記録され、「今後の酒造計画の作成や若手育成にも役立ちそうだ」と言う。 「システムは酒づくりに手を抜くということではなく、温度測定などに取られていた手間を、別の作業に一層誠意を持って当たるための工夫なのだと思っています」と話した。 羽角さんは「新言語は、1 人でもプログラム開発できる使い勝手の良さが特徴で、利用者の要望に合わせて機動的に様々なソフトが開発できるようになる可能性がある。 どんどん広がってほしい」と話す。 (市野塊、asahi = 6-5-18)

〈プログラミング言語〉 テレビゲームやスマホのアプリといったソフトを作動させるためのコンピューター用の言語。 将来的には、こうした言語を活用して、必要なソフトは自ら作り出すことが求められるとされ、使いやすい新たな言語が次々と開発されている。 2020 年には小学校の授業でプログラミング教育も必修化される。


環状交差点から逆走 島根、防止策効果無し

島根県の自動車専用道路「朝山・大田道路」で 4 日、環状交差点(ラウンドアバウト)の出口から誤進入した県内の 70 代男性の軽乗用車が逆走し、避けようとした乗用車が壁に衝突する事故が起きていたことが 5 日分かった。 県警大田署によると、男性は「この道路を利用するのは初めて。 逆走には途中で気付いた。」と話している。 防止策として大きくハンドルを切らないと逆走した道路に進入できない構造だった。

ラウンドアバウトは、信号のない円滑な接続を目的として、一般道と朝山・大田道路を結ぶ大田朝山インターチェンジ (IC) に設置。 自動車専用道路の出入り口では全国初だった。 男性は誤って片側 1 車線の朝山・大田道路の上り車線に入り、西に約 4 キロ逆走した。 避けようとした乗用車が壁に衝突し、後続のライトバンも追突した。 乗用車とライトバンの 3 人はいずれも軽傷。 現場は約 3 時間にわたり上下線とも全面通行止めとなった。 朝山・大田道路は山陰道の一部として、同 IC とともに 3 月に開業したばかり。 (kyodo = 6-5-18)

初 報 (8-4-14)


島根銀行、店舗統廃合 島根・鳥取両県で 10 月 8 店閉鎖、縮小 2 期連続赤字で収益改善へ

島根銀行は 1 日、島根・鳥取両県の計 33 営業店のうち 8 店を、10 月 1 日に閉鎖・縮小すると発表した。 店舗網見直しは 2011 年以来。 金利低下で経営環境が悪化する中、18 年 3 月期まで 2 期連続で本業のもうけを示すコア業務純益が赤字となっており、店舗網効率化で収益改善を急ぐ。

島根銀行の現在の店舗網は、JR 松江駅近くの本店のほか 24 支店、8 出張所。 支店は、▽ 山代(松江市山代町)、▽ 上乃木(同市上乃木 5)、▽大東(雲南市大東町大東)の 3 店を出張所に変更。 出張所は、▽ 南(松江市竪町)、▽ 北(同市大輪町)、▽ 出雲中央(出雲市渡橋町)、▽ 根雨(鳥取県日野町根雨)、▽ 米子東(同県米子市車尾 5)の 5 店を現金自動受払機 (ATM) を残し閉鎖する。 支店の出張所化で融資業務を近隣支店に集約。 全体で 30 - 40 人の職員が異動する。

インターネットの普及や人口減により金融機関は店舗網再構築が課題で、山陰合同銀行も統廃合を検討中。 ただ、顧客の利便性が低下するだけでなく、銀行にとっては顧客との接点が減るだけに各行とも難しい判断を迫られている。 (岩崎誠、mainichi = 6-2-18)


VR ゲームのどじょうすくい 奥出雲の企業と島根大生開発

安来市の郷土芸能「どじょうすくい」にちなんだ仮想現実(バーチャル・リアリティー、VR)のゲームができた。 ソフトウエア開発のトルクス(島根県奥出雲町三成)が島根大総合理工学部の学生たちと開発。 イベントなどで観光客などに体験してもらう。 山田宏道社長 (42) は「ゲーム開発を通じて学生に成長してもらいながら山陰の資源を生かしたゲームを提供し、地域の活性化につなげたい」としている。

専用ゴーグルを装着し、ざる型のコントローラーで制限時間内に、映像の川面で跳ねるドジョウを捕まえて魚籠(びく)に入れ、得点する VR ゲーム。 水しぶきやせせらぎまで臨場感たっぷりにドジョウをすくう体験ができる。 鳥取県南部町鶴田のとっとり花回廊でこのほど開かれたイベントで初公開した。 (山陰中央新報 = 5-31-18)


食の感謝祭 雲南・木次の奥出雲葡萄園で

地域でできたものをその地域で食べることの大切さを考えてもらおうと、島根県雲南市木次町寺領の奥出雲葡萄園で 26 日、「食の感謝祭」があった。 神奈川県に住む書道家の武田双雲さんをゲストに迎え、生産者を交えてのトークセッションのあと、地域の食材でつくった料理を楽しんだ。

同葡萄園の安部紀夫ワイナリー長は「ワインづくりは微生物任せで、人間のやれることはお膳立てだけ。 いいブドウは葉のつやや光り方がいい。」と語ると、武田さんは「オーガニックは見ればわかる、と言われ、有機栽培をしている水田のところにだけ鳥や虫がいるのを見たことがあり、納得した」と自身の体験を話した。 同市内で玄米めんを作っている宮内舎の小倉健太郎代表は「小さくても継続できる生産の仕組みをつくり、消費者に正直な食づくりを続けたい」と語った。 (木脇みのり、asahi = 5-27-18)


日本遺産、浜田・外ノ浦と安来・月山富田城跡が追加認定 喜びに沸く地元 新たな観光資源に期待

有形、無形の文化財をテーマやストーリーごとに一括認定する文化庁の日本遺産に 24 日、浜田市の外ノ浦の町並みなど四つの文化財と安来市の月山富田城跡が追加認定された。 新たな観光資源として期待され、地元では喜びが広がった。

浜田市では、他に、▽ 日和山方角石(市文化財)、▽ 自唐鐘浦至長浜浦海岸絵図(同)、▽ 諸国御客船帳(同)の計 4 点が、7 道県 11 市町の申請で昨年度認定された「荒波を越えた男たちの夢が紡いだ異空間〜北前船寄港地・船主集落」に加わる。 戦国大名の尼子氏が山陰統治の拠点とした安来市の月山富田城跡は、雲南、安来、奥出雲の 3 市町の文化財で 2016 年度認定の「出雲国たたら風土記」への追加。

北前船は江戸〜明治時代、日本海と瀬戸内海を経由して北海道と大阪を結んだ商船で、外ノ浦は浜田潘内最大の港だった。 船が天候の回復を待つ「風待ち港」として栄えた。 外ノ浦の町並みは山が迫る深い入り江沿いに船問屋などの集落が点在した当時の面影を残す。 出航前に風向きや潮の流れの確認に使った方角石や海岸絵図、客船帳は当時の暮らしや繁栄を伝える。 市は今後、案内板の整備やウオーキング大会の開催などで地域活性化や観光振興につなげる。

この日、浜田市役所では記念の懸垂幕掲揚式があり、海岸絵図と客船帳を所蔵する外ノ浦町の楫ケ瀬孝さん (65) も出席。 2 点とも船問屋を営んだ先祖が使ったといい「大変光栄。 多くの人に見てもらいたい。」と喜んだ。 また月山富田城跡は古文書などから、尼子氏が奥出雲地方を治め、製鉄と鉄の流通に関わったことが明らかとなり、認定に至った。 近藤宏樹・安来市長は「認定を追い風に全国への情報発信を進める」とのコメントを出した。

一方、大田市など島根・広島両県の 7 市町が昨年度に続き申請していた「石見銀山街道」は認定されなかった。 街道は大田市から広島県尾道市まで約 130 キロで、江戸時代に大田市大森町の石見銀山で産出された銀を運んだ。 (竹内之浩、根岸愛実、柴崎達矢、mainichi = 5-25-18)


花田植え タイの研修生ら、伝統行事 江津

江津市川平町の水田で 19 日、恒例の花田植えがあった。 伝統行事の継承と地域活性化を目的に松平たすけ愛協議会と同実行委が主催し、今年が 25 回目。 24 アールの水田では、温泉津町和牛改良組合から 6 頭の牛が登場して代かきを実演した。 豊作祈願の後、タイの農業研修生や県立大生、JA 職員など約 50 人が田植え囃子に合わせてコシヒカリの苗を植えた。 初めて経験したタイの留学生、トゥムレック・チョンニパーさん (20) は「寒かったけど楽しかった」と喜んだ。 (田中昭則、mainichi = 5-21-18)


中海の江島に地元食材の食堂オープン、28 日に 島根

中海に浮かぶ江島(松江市八束町)の大根島産直市で、地元食材をふんだんに使った食堂「大根島の恵み食堂だんだんね〜」が 28 日にオープンする。 17 日に市職員や漁協関係者を集めた内覧会があり、中海産赤貝の煮付けや大根島産の米を使ったおにぎりなど、自慢の料理が振る舞われた。 まちおこしを目的とした、同市や地元住民らで組織する事業組合が運営する。 産直市の物置だったスペースを、約 250 万円をかけて食堂に改修した。 約 20 人分のテーブルやカウンター席を用意した。

食堂では、大根島でとれた大根やパクチーを使ったカレーや中海産赤貝の煮付けや酒蒸し、宍道湖のシジミを使ったリゾットなどをメニューにそろえる。 大根島産の米を使ったボリュームある定食や、あっさりしたうどんもある。 食堂で料理をつくる福島将美さん (43) は「地元の食材をたくさん使っているので、島外の人にも食べにきてほしい」と話す。 事業組合の竹谷孝昌代表 (81) は「みなさんが寄り集まって、だんらんの場ができれば。」 各地から訪れた客に地元産の食材を味わってもらい、2012 年に始まった産直市のさらなる売り上げ増につなげることも狙う。

午前 10 時 - 午後 3 時、火曜定休。 隣接する産直市には地元農家の野菜や漬物、特産品の芋や酒かすを使ったアイスも販売している。 (市野塊、asahi = 5-20-18)


保育園にサル 4 月以降の目撃 100 件超 松江

17 日午前 10 時 10 分ごろ、松江市西津田 9 丁目の「虹の子保育園」から近くの交番に「園庭にサル 1 匹がいた」と通報があった。 市内では 4 月以降、サルの目撃情報が 100 件を超えたといい、市は 18 日、県や猟友会関係者と会議を開き、対策を協議する。 同保育園は住宅街にあり、主任保育士の門脇佳子さんによると、サルは園の玄関近くを掃除していた園児数人と保育士が目撃。 保育士は園児をすぐ建物に避難させ、園内にいた 0 - 5 歳児約 100 人と保育士 26 人にけがはなかったという。 門脇さんは「子どもたちに危害を加えられるのが心配なので、できれば捕獲してほしい」と話した。

市農林基盤整備課によると、市内では今月 10 日にも同園から西へ約 1 キロ離れた同市上乃木 1 丁目の路上で児童 2 人がサルに追いかけられるなど、4 月 1 日から今月 16 日までに計 100 件の目撃情報が寄せられている。 同課は今回の目撃情報を防災メールで流すとともに、サルを目撃した場合は同課 (0852・55・5233) か松江署 (28・0110) へ連絡するよう呼びかけている。 (長田豊、asahi = 5-18-18)


島根のウユニ塩湖? 国指定の天然記念物、絶景写真に

島根県浜田市の魅力を伝える「2017 浜田市デジタルフォトコンテスト」で、同県江津市桜江町の助産師、森春奈さんの「島根のウユニ塩湖ここにあり!」がグランプリに輝いた。 湖面に空や人を映す絶景で知られる南米ボリビアのウユニ塩湖のように見える絶景だ。 主催する運営委員会(浜田市、市観光協会)によると、撮影場所は同市国分町にある国指定天然記念物の石見畳ケ浦。 夏の夕日が鮮やかな満潮時に撮られたという。 森さんは「初めて訪れました。 ちょうど幻想的な雰囲気が広がっており、その美しさに感動しました。」と話していたという。

審査委員長の川本貢功さん(二科写真部特別会員)は「芸術的であり、観光的な要素が含まれており、人の喜びを感じさせる作品」と評価している。 コンテストは観光資源の発掘も兼ねて 2015 年から始まり、今回が最後になったが、653 点の応募があった。 受賞作はフォトコンテストの公式サイトで公開されている。(礒部修作、asahi = 5-15-18)

前 報 (9-10-17)


島根 わずか 1 年無念の終幕 B リーグ 1 部

バスケットボール男子 B リーグ 1 部 (B1) の島根スサノオマジック(リーグ 18 位)が 13 日、アウェーの富山市総合体育館で B1 残留プレーオフ 1 回戦の第 2、3 戦を行い、富山グラウジーズ(同 15 位)に連敗した。 2 戦先勝方式で 1 勝 2 敗となった島根は、2 部 (B2) プレーオフ準決勝で B1 ライセンスを持たないファイティングイーグルス名古屋が敗れたため、B2 降格が決まった。

島根は 12 日の第 1 戦を 90 - 70 で先勝。 13 日の第 2 戦は 73 - 93 で敗れて 1 勝 1 敗となり、前後半各 5 分の第 3 戦も 13 - 18 で敗れた。 島根は第 2 戦、相手の気迫のこもった守備に攻めあぐねてミスを連発し、大敗。 第 3 戦は攻守ともにかみ合わず、振り切られた。

B1 昇格を懸けた B2 プレーオフ(4 チーム出場)で名古屋が初戦の準決勝を突破した場合、島根は同じく残留プレーオフ 1 回戦で敗れた西宮ストークスと戦い、勝てば B2 プレーオフ 3 位との入れ替え戦に回ることができた。 だが名古屋の敗退により、島根の残留の可能性は消えた。 島根は B1 昇格初年度で、リーグ記録の 21 連敗をするなど苦戦。 レギュラーシーズンは 11 勝 49 敗の西地区最下位で、3 地区 18 チーム中でも最下位だった。 (山陰中央新報 = 5-14-18)


教員不足、英語授業 1 カ月受けられず 松江市の中学校

松江市立第三中学校(東朝日町)で、4 月から約 1 カ月間、教員不足のために 3 年生が英語の授業を受けられない状態だったことが分かった。 学校では今月から同校にいる他の英語教員が授業を掛け持ちで対応しているが、人事を担当する県教育委員会は、新たな教員を採用できるのは今月中旬としている。 県教委などによると、同中学校の英語教員 3 人のうち、1 人が新年度人事で異動。 これに備えて県教委は年明けから、教員採用試験に合格しながら教員になっていなかったり、教員免許を持っていたりする人たちに募集をかけたが、間に合わなかったという。

この間、3 クラスある 3 年生計 89 人の 10 コマ分の授業は別の科目に振り替えて対応。 新たな教員が採用された段階で、不足した英語の授業を実施するという。 学校企画課の福間俊行課長は「他県と教員を取り合っているのが現状で、採用の声かけがうまくいかずに 4 月が始まってしまった。 再発防止に努めたい。」と述べた。 松浦正敬市長は 10 日の定例会見で「非常に問題だと考えている。 教員の配置は県教委の権限なので、きちっと権限を行使してもらう必要がある。」と注文した。 (市野塊、長田豊、asahi = 5-11-1)


多くの花、鮮やかに しまね花の郷、開花真っ盛り 島根

鮮やかな色づきを見せる無数の花びら。 ポピーにパンジー、キンギョソウ、マリーゴールドにアジサイ …。 「県花ふれあい公園・しまね花の郷(島根県出雲市西新町 2 丁目)」は、春の開花の真っ盛りだ。 花の郷は、花と触れ合い、花を学ぶ施設として 2004 年 4 月にオープン。 年間平均 6 万 5 千人が訪れる。 4 ヘクタールの園内には約 170 種の樹木や 1 年草約 40 種などがあり、年間通じて約 17 万本の花を楽しめる。

それでも、「多種類の花が咲くこの時期が、1 年のうちでも、やはり見ごろですね」と同園の樋野加奈さん。 子どもを連れた宅和郁美さんと義妹の美里さんは「花が好きなので楽しめます。 ここはほんと『インスタ映え』しますよね。」と口をそろえた。 間もなく開花を迎えるアジサイも根強い人気。 新品種コンテストで入賞した島根のオリジナル「万華鏡」と「銀河」は室内施設ですでに展示されている。 (杉山高志、asahi = 5-8-18)


山あいに待望の田舎レストラン 出雲市佐田町

神戸川の清流がゆったりと流れ、新緑がまぶしい山あいに民家がぽつんぽつん。 出雲市佐田町の一窪田地区にこの春、待望の飲食店が誕生した。 田舎レストラン「吉栗の食処おちらと」。 高齢化が進み、手軽に食事ができる場所がほしいという声を受け、地域づくり活動を手がける「吉栗ドリーム」代表理事の山本義隆さん (69) が開いた。

「食は生きる基本。 人口が減る中でも皆が集まり、食事して地産地消と雇用創出になれば。」と山本さん。 佐田産米やピーマン、レタスなどの地場野菜を使った定食やジンギスカンが自慢だ。 手作りハムもある。 農業の竹下照さん (65) は「ハムが乗った焼きそばが好き。 今まで地元で食事できる場所がなかったから助かるね。」 店名の「おちらと」は、「ゆっくりしていって」という島根の方言から取った。 山本さんは「高齢になると、よそに食事に行くのも移動がたいへん。 ここでゆっくりしてほしいね」。 (杉山高志、asahi = 5-6-18)


棚田の畦彩るシバザクラ見頃 島根・猿隠高原

鳥取県境に近い中国山地の島根県安来市広瀬町・東比田地区で、シバザクラが見頃を迎えた。 同地区では 10 日まで「猿隠高原シバザクラ祭り」と銘打ち、花の鑑賞に訪れた観光客らをもてなしている。 東比田地区は、中国山地・猿隠山の北側山麓、猿隠高原に広がる山あいの農村地帯。 一帯に形成された棚田の畦(あぜ)に繁茂する雑草の刈り取り作業を軽減させようと、集落の住民らが平成 24 4年度、畦にシバザクラを植える検討を始めた。

国の補助を受けるなどして 26 年度から植え付けに着手した。 この取り組みで、畦に咲き誇るシバザクラが初夏の棚田を鮮やかに彩るようになり、見物客は徐々に増加。 このため、同地区では地元の自治会や観光協会、観光施設など各種団体が集まって 28 年度に実行委員会をつくり、花を見に来た人たちがより楽しめるよう「シバザクラ祭り」を始めた。 今シーズンは 4 月 20 日にスタート。 今月 3 日には、会場内のテント村にそばや山菜ごはん、シバザクラだんごなどを提供するブースが設けられた。 訪れた人たちは、地元の味に舌鼓を打ちながら、ステージで繰り広げられるダンスや歌、ジャズ演奏などを楽しんだ。

また、シバザクラが咲き誇る畦の近くには、お茶の飲めるテーブルを用意。 観光客らがお茶で一服しながら、間近でゆっくりと花を満喫していた。 地区内に植栽されたシバザクラは、現在 5,500 平方メートル。実行委の仙石晃委員長は「草刈り作業が軽減されただけでなく、訪れる人の少なかったこの地区に多くの観光客が来てくれるようになった。 夢は、地区内にある棚田のすべての畦にシバザクラを植えることです。」と話している。 (sankei = 5-5-18)


キリシタン弾圧の流刑地、津和野でミサ 憲法記念日に信教の自由祈る

江戸時代末期から明治初期にかけて長崎のキリスト教徒が弾圧された「浦上四番崩れ」で信徒が流された島根県津和野町で、憲法記念日の 3 日、信教の自由と平和を祈るミサが開かれ、約 1,500 人が参加した。 今年は流刑から 150 年。 参加者は津和野カトリック教会から、信徒がかつて改宗を迫られ拷問された「乙女峠」までの約 2 キロを歩き、殉教者を追悼した。

乙女峠に設置された祭壇の前には、長崎市の大浦天主堂から運ばれた聖母像のレプリカが置かれ、カトリック広島司教区の白浜満司教が「まだ信教の自由が認められていない国がある。 世界に広がっていくように祈りましょう。」と呼び掛けた。 岡山県総社市から来た大水裕美さん (63) は「私の先祖も潜伏キリシタンで、毎年ここで祈っている。 弾圧があったことを風化させてはいけない。」と話した。 (sankei = 5-3-18)


ツツジ色鮮やかに 松江・関の五本松公園

松江市美保関町美保関の「関の五本松公園」でツツジが見ごろを迎えている。 好天に恵まれたゴールデンウィーク初日の 28 日には多くの行楽客が訪れ、白やピンクなど色鮮やかに咲く約 5 千株のツツジを楽しんでいた。 松江観光協会美保関町支部によると、5 月初旬まで見ごろだという。

夫と 1 歳の娘と公園を訪れた鳥取県米子市の自営業、松原慶子さん (35) は「ツツジは色鮮やかでとてもきれい。 娘も喜んでいます。」と笑顔を見せた。 5 月 6 日まで「つつじ祭り」も開催中で、公園から美保関灯台まで約 2.8 キロを歩くスタンプラリーや、期間中に撮影したツツジの写真のフォトコンテストを開催する。 問い合わせは同支部 (0852・73・9001) へ。(浪間新太、asahi = 4-29-18)