東京モノレール、東京駅まで延伸構想

東日本旅客鉄道(JR 東日本)子会社の東京モノレール(東京・港)が、羽田空港と浜松町を結ぶ路線を JR 東京駅まで延伸する構想が 20 日明らかになった。 新幹線が発着する東京駅に乗り入れることで、乗客の利便性を高める。

延伸区間は浜松町から東京までの約 3 キロメートル。 JR 山手線に沿って高架の軌道を建設する。 モノレールの東京駅は東海道線の真上に高架式のホームを新設する計画。 東京から浜松町で乗り換えて羽田に行く場合、国内線ビルまで 28 分かかる。 延伸後には約 23 分に短縮される。 国際線ビルまでは 18 分になるという。 設計や建設に 10 年かかるが、具体的な完成時期などは未定。 事業費は 1,095 億円と試算する。 羽田を巡る交通網の整備では JR 東日本が 19 日、東京や新宿など都心と羽田を結ぶ新線「羽田空港アクセス線」構想を発表している。 (nikkei = 8-20-14)

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JR 東、羽田アクセス線構想発表 = 東京駅 18 分、新宿 23 分 - 五輪前の暫定開業検討

JR 東日本は 19 日、羽田空港(東京都大田区)の地下に新駅を設け、トンネルなどを使って東京駅や新宿駅などと結ぶ「羽田空港アクセス線構想」を発表した。 実現すれば東京駅まで 18 分(現在は最短 28 分)、新宿駅まで 23 分(同 41 分)、臨海部の新木場駅(江東区)まで 20 分(同 41 分)でいずれも乗り換えなしで結ばれ、空港へのアクセス時間が大幅に短縮される。

同社は同日、交通政策審議会(国土交通相の諮問機関)の小委員会に構想を説明した。 着工時期は未定で、事業費は推定 3,200 億円。 設計から完成まで 10 年かかるが、2020 年の東京五輪に間に合うよう、空港近くに仮設駅を作り、競技会場が多い臨海部まで暫定開業することも検討している。

構想によると、羽田空港国内線ターミナルの地下に新駅を設置し、約 5.7 キロ北にある東京貨物ターミナルまでトンネルを新設。 貨物ターミナルから既存の貨物線を使い東京駅に向かうルートと、埼京線などを経由し新宿駅に向かうルート、東京臨海高速鉄道りんかい線の引き込み線から新木場駅に乗り入れるルートの 3 線を新設する。

これにより、高崎線や京葉線などとの乗り継ぎが可能になり、関東の広範囲で利便性が向上する見込み。 運賃は未定だが、東京駅まで 620 円、新宿駅まで 840 円などと仮定した場合、新駅の 1 日の利用客は 7 万 8,000 人と試算している。 離れた場所にある国際線ターミナルにも延伸を検討しているが、さらに 800 億円の事業費が必要となるという。 (jiji = 8-19-14)

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ディズニーランド - 羽田空港間が直通に? JR 東、りんかい線との接続案

JR 東日本が構想中の新路線で、羽田空港と東京ディズニーランドが直結するかもしれない。 同社は 24 日の株主総会で、東京駅と羽田空港を結ぶ新線を、東京臨海高速鉄道りんかい線(新木場 - 大崎)に接続する案を披露した。 ある幹部は「羽田空港から、ディズニーランドの玄関口の舞浜駅までの直通運転も可能になる」と意気込む。

東京駅から東海道線経由で羽田空港を結ぶ新線構想は、冨田哲郎社長が 2 月に発表。田町駅付近から大井ふ頭までは休止中の貨物線を使い、そこから地下トンネルを掘って羽田空港へ向かう。 りんかい線は、大崎駅で JR 埼京線、新木場駅では JR 京葉線と接続する。 どこでつなぐかは未定だが、新線との直通運転が実現すれば、千葉、新宿両方面から羽田へのアクセスは格段に向上する。

新線については、来年開業する JR 東北縦貫線で宇都宮、高崎、常磐の各線が直接、東京駅に乗り入れるため、「北関東と羽田の直通運行も可能になる(冨田社長)」と夢は広がる。 ただ、新線は地下トンネル工事の難しさから、実現を危ぶむ見方もある。 手続きや工期などに時間がかかり、2020 年の東京五輪前の開業は困難な状況だ。 (上沢博之、asahi = 6-27-14)

初 報 (11-9-13)


ANA、燃油サーチャージ値下げへ 10 月発券分から

全日本空輸は 13 日、国際線の航空運賃に上乗せしている燃油サーチャージを 1 年 2 カ月ぶりに値下げすると発表した。 燃油市場の平均価格が下がったためで、10 - 11 月に発券する日本発着の路線が対象となる。 新たな料金は、北米・欧州便 2 万 1 千円(現行 2 万 5 千円)、ハワイ便 1 万 3,500 円(同 1 万 6 千円)、中国便 5,500 円(同 7 千円)、韓国便 2 千円(同 2,500 円)など。 日本航空も同額の値下げをする見込みだ。 (asahi = 8-13-14)


廃線に走れ、夢と笑顔乗せて テツ団結、観光活性化

利用者が減って廃線となった線路や鉄橋をそのまま生かし、地元住民やファンらが「鉄道」を走らせている。 地元で親しまれてきた鉄道の風景を残したい思いからだが、取り組む人はみんな笑顔。 観光の活性化を見込み、自治体の支援も手厚くなってきた。

岡山・片山鉄道

カーン、カーン。 レールを犬クギで枕木に打ち付けるハンマーの甲高い音が響く。 隣では、汗だくの男性たちがショベルで土や砂利を掘り続けていた。 岡山県美咲町にある旧「同和鉱業片上鉄道」。 1923 (大正 12)年開業の私鉄で、鉱石と沿線住民を運んできた。 91 年に廃止された路線で今、線路の延伸工事が進んでいる。 担い手は、全国から集まった筋金入りの鉄道ファンたちだ。

国鉄の旧型気動車などが現役で走る「片鉄」は、鉄道ファンの人気が高かった。 廃線後に「貴重な車両を保存しよう」と有志が保存会を結成。 片鉄 OB らの指導を受け、車両や軌道の保守、運転技術などを自前で勉強した。 98 年に町が旧駅周辺を公園に整備し、月 1 回の展示運転を始めた。

展示運転は旧吉ケ原駅から約 300 メートル先まで、線路を往復するだけ。 「もっと先まで行きたい」、「駅と駅の間を走りたい」との要望は地元でも高かった。 「片鉄が本当にやりそうなことをやりたかった」と、高校時代から片鉄ファンだった保存会の森岡誠治さん (43) = 広島市西区。 観光を活性化させたい町が西に「新駅」を造り、そこまでの線路 160 メートルを保存会が延ばすことになった。

延伸開始は昨年 11 月。 部品は十和田観光電鉄(青森)や小坂鉄道(秋田)、加悦鉄道(京都)、別府鉄道(兵庫)など、廃線になった鉄道から調達した。 使える部品を探してサビを落とし、油を入れ、手作業で組み立てる。 新駅近くには分岐器(ポイント)や踏切も設ける。 ミリ単位の作業なので、1 日 1 - 2 メートルしか延伸できない日もある。

現在の会員は 27 人。 関東や九州から、はるばる線路を敷きにやってくる。 「イギリスの『保存鉄道』に憧れていた」と話すのは、さいたま市西区の会社員阿部豊さん (35)。 イギリスには昔の鉄道をボランティアが復活させて運行する路線が 100 以上あるが、「ここではそれができる。」 福岡でおもちゃ製造会社を営む手嶋康人さん (35) も「自分たちで走らせるのが究極の鉄道ファンでしょ」と笑う。

7 月に新駅の名称が「黄福柵原(こうふくやなはら)駅」と決まり、入線試験も始まった。 開通は 11 月の予定だが、その後も引き込み線などで線路を延ばすという。 盆休みを返上して敷設する森岡さんは「やればやるほど、鉄道ってすごいなと思うんです。」 一緒に作業できる人を募集中だ。

宮崎・高千穂町あまてらす鉄道

宮崎県高千穂町の旧「高千穂鉄道」では、軽トラックを改造した「スーパーカート」による鉄橋渡りが観光客の人気を集めている。 大峡谷に架かる「高千穂鉄橋。」 高さは水面から 105 メートル。 鉄道橋としては「東洋一」とされる。 鈍い振動音を立てながら、観光客を乗せたカートが進んだ。 「すごーい」、「きれい」。 心地よい風が体中を包み込む。 運行するのは「高千穂あまてらす鉄道」。 地元住民らでつくった会社で、役員以下、ほぼ手弁当だ。

高千穂鉄道は国鉄高千穂線として開通し、89 年に第三セクター化。 2005 年の台風 14 号で鉄橋二つが崩落し、復旧費が出せず、08 年に廃線となった。 「あまてらす」は鉄道の運行再開を目指して設立された会社が前身だ。 廃線後も鉄道の風景を残したい有志が会社に残り、遊具として列車を走らせる「鉄道公園」化を目指した。

雑草に覆われていた線路は社員総出で刈った。 走るのは、地元の自動車整備工場で SL 型に改造した「スーパーカート」。 鉄橋を所有する町を説得し、安全性も確認したうえで、昨年 7 月に初めて渡った。 休日限定だったが観光客が急増し、今年 6 月からは水・木曜以外は毎日運行で夏休みはほぼ無休だ。 昨年 7 月以降で約 1 万 5 千人が乗った。 東京から来たコンサルタント会社勤務の周文倩さん (22) は「タクシーの運転手に勧められた。 風を感じて本当に気持ちいい。」と笑顔だった。

高千穂鉄橋は廃線当初、取り壊される恐れがあったという。「あまてらす」役員で地元郵便局長の桐木敏隆さん (54) は「このまま寂れるのを見たくない、と始めたが、みんな悲壮感や使命感はない。 こんなことやったら楽しいかな、とやっている。」 この夏、新幹線型のカートも導入。 もっと観光客に楽しんでもらいたいと、鉄橋の先にある 3 キロのトンネルを抜けるまで延伸するのが目標だ。 (柳谷政人、asahi = 8-12-14)


技術開発本格化 成長投資へ転じた自動車産業

日本の自動車産業が将来に向けた投資に動いています。 全上場企業の 2014 年度研究開発投資を比べると、前期比増加額の首位はトヨタ自動車で、14 年度は過去最高の 9,600 億円を計画しています。 設備投資も 1 兆 200 億円と、リーマン・ショック後の最高額を更新します。

具体的には、新型車の製造工程で他車種と部品を共通化する仕組みを導入すると同時に、歩行者や車の動きを把握する安全運転支援システムや、燃料電池などの技術開発を本格化しています。 その負担もあり、会社側は 14 年度業績を横ばいと見込みますが、豊田章男社長は「意思のある踊り場」と位置づけ、市場では上方修正期待も高まっています。

14 年度は、ホンダ、スズキ、富士重工業も過去最高の研究開発投資を計画しており、センサーやタッチパネルなど新たな自動車部品市場が拡大しつつあります。 自動車のフロントガラスに計器やカーナビを表示するヘッドアップディスプレーも、新市場として注目されます。 世界トップシェアを握る日本精機は、14 年度の設備投資を前期比で 5 割引き上げ、増産を急ぎ進めています。 (asahi = 8-9-14)


開業時の値段で東海道新幹線に 50 周年記念切符発売へ

東海道新幹線が 10 月に開業 50 周年を迎えるのを記念し、当時の値段で新幹線に乗れる切符が発売される。 最大 6 割引きで、JR 東海と西日本が企画した。 50 年前の超特急「ひかり」 1 等車は、東京 - 新大阪が 5,030 円だった。 これに消費税を加えた 5,400 円で新大阪から東京や広島、博多にも行ける。 9 月 24 日 - 10 月 9 日に乗れ、1 カ月前から 21 日前まで予約可。 改札機には専用の IC カードをかざす。 担当者は「レトロな値段を最新のチケットレスで。」 (asahi = 8-7-14)


スカイマーク、成田撤退を検討 羽田集中で経営立て直し

国内航空 3 位のスカイマークは 6 日、成田空港を発着する路線からの撤退を検討していることを明らかにした。 成田と札幌、米子(鳥取県)、那覇を結ぶ 3 路線があり、10 月末のダイヤ改定に合わせて廃止する方向だ。 1 日に計 36 往復分の枠を持っている羽田空港に路線を集中させ、経営の立て直しを目指す。 3 路線はそれぞれ 1 日に 2 往復を就航しているが、成田を拠点とする格安航空会社 (LCC) との競争などで搭乗率が伸び悩んでいる。 今月下旬にも国土交通省に廃止を届け出るとみられる。

スカイマークは 2014 年 3 月期決算と 14 年 4 - 6 月期決算の営業損益が赤字になった。 7 月 31 日には、経営が継続できるか疑義があるとして不採算路線の廃止を表明していた。 スカイマークは世界最大の旅客機「A380」 6 機を購入する計画だったが、製造元のエアバスから解約の通知を受け、700 億円規模の違約金を請求される可能性も出ている。 (土居新平、asahi = 8-6-14)

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エアバス社、スカイマークに身売り要求 A380 購入で

航空機大手エアバスの大型機「A380」の購入契約をめぐり、エアバス側が国内航空 3 位のスカイマークに対し、大手航空会社の傘下に入るよう要求していることがわかった。 スカイマークの経営が悪化しており、支払い能力を疑問視しているためだ。 契約をキャンセルする場合は巨額の違約金を求めるとしている。

スカイマークの西久保慎一社長が文書で明らかにした。 同社は来年にも国際線に参入するため、1,900 億円強をかけて A380 を 6 機買う契約を結んでいた。 だが、円安による燃料費負担の増加などで経営が厳しいことから、エアバスに購入の先送りを申し入れたところ、大手の傘下に入って財務体質を改善するよう求められたという。 (土居新平、asahi = 7-29-14)

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ミニスカ乗務員、ようやく離陸 丈 10 センチ伸びました

航空会社スカイマークは 14 日、新たに中型機のエアバス A330-300 型機を羽田 - 福岡線に就航させた。 準備不足で約 2 カ月、就航が遅れた。 この機の宣伝のために採用し「丈が短すぎる」と批判された客室乗務員 (CA) の新制服は、丈を 10 センチ伸ばしたデザインも用意した。

A330 は 4 月に就航予定だったが、パイロットの教育や整備規定の準備に手間取り、訓練飛行中に燃料が漏れるトラブルもあり、遅れた。 今後、2 機が羽田 - 福岡線を飛ぶ。 この日の羽田発の第 1 便は乗客 262 人でほぼ満席。 8 人の女性 CA がスカイブルーのワンピースの制服で乗務した。 CA と記念撮影をする乗客も相次いだ。 20 代半ばの CA は「丈を選べるようになって良かった。 ただ短くても業務に支障はない。」と話した。 (asahi = 6-14-14)

初 報 (4-11-14)


7 月の新車販売、アクアが首位 軽自動車、販売苦戦

7 月の新車販売は、トヨタ自動車の小型ハイブリッド車 (HV) 「アクア」が今年 2 月以来の首位に立った。 3 カ月連続でトップを走っていた軽自動車の「タント(ダイハツ工業)」は 2 位だった。 軽は上位 10 車種中 5 車種にとどまった。 日本自動車販売協会連合会と全国軽自動車協会連合会が 6 日、発表した。 7 月は、軽自動車をのぞく「登録車」の販売が消費増税後初めて増加に転じた。 燃費を改善したトヨタのヴィッツが前月のランク外から 9 位に入るなど、新型やモデルチェンジの効果もみられる。

一方で、7 月の販売が 13 カ月ぶりにマイナスに転じた軽は、車種別でも苦戦した。 タントも 7 月は前月比で約 2 割減った。 「3 月までに注文を受けていた分が、6 月ではけた(ダイハツ広報)」という。 6 月はトップ 10 だったワゴン R (スズキ)やムーヴ(ダイハツ)は圏外になった。 (大畑滋生、asahi = 8-6-14)


「まわる交差点」広がるか 海外で普及、事故減を期待

海外でよく見かける信号機のない円形の交差点「ラウンドアバウト(Roundabout = 略称・RAB)」が日本でも広がるかもしれない。 9 月施行の改正道路交通法で新たに「環状交差点」と名付け、標識と通行ルールを定めた。 欧米で交通事故の減少や渋滞の緩和に成果を上げるなか、国が設置を後押しした形だが、課題も少なくない。

環状道を中心に 5 本の枝道が伸びる。 枝道には信号機がなく、ドライバーが環状道に入るタイミングをはかる。 長野県飯田市が昨年 2 月、全国で初めて信号機を撤去して設けた RAB 方式の交差点だ。 市が国際交通安全学会と一緒に、RAB 方式の導入に向けた社会実験を始めたのは 2010 年。 東日本大震災のような災害時も停電の影響を受けず、信号機器の維持管理費もいらない。 昨年 2 月、約 4,700 万円かけて市中心部での本格導入に踏み切った。

従来の交差点と違って出合い頭の事故が起きにくく、重大事故も減らせる。 県警によると、導入後の約 18 カ月間、この交差点であった交通事故は 4 件(7 月末現在)。 いずれも物損事故だ。 飯田署の宮沢和人交通課長は「RAB は交差点に近づく車に減速を促す効果がある」と説明する。

RAB は各地で注目され始めている。 長野県軽井沢町は 12 年 11 月 - 今年 1 月、静岡県焼津市は今年 1 - 2 月、滋賀県守山市は今年 1 - 3 月、国土交通省と共同で社会実験した。 焼津市道路課の見原慶彦課長は「停電の影響を受けないため、南海トラフ地震が起きてもスムーズな交通が保てるはずだ」と期待する。 (八木拓郎、山田雄一、asahi = 8-4-14)


B787 の最新型機、世界初の乗客飛行 ANA が公開

全日本空輸は 4 日、米ボーイング社の最新型航空機「787-9」を羽田空港で報道陣に公開し、日本や米国の小学生ら約 170 人を乗せて富士山上空を遊覧飛行した。 この航空機は 2011 年に全日空が世界で初めて導入した「787-8」の改良型で、乗客を乗せて飛ぶのは世界で初めてだ。

全長が 787-8 より約 6 メートル長い約 63 メートルになり、乗客の定員は 335 人から 395 人に増えた。 7 日から、羽田と福岡、松山、大阪(伊丹)を結ぶ定期便で使う。 全日空は 44 機注文しており、来年春には国際線にも投入する。 1 1号機はニュージーランド航空に納められたが、全日空は「世界初の乗客飛行」でボーイングとの信頼関係をアピールした。 記念式典には米国のケネディ駐日大使も出席し、「日米の深い絆のシンボルになる」とあいさつした。

全日空の伊東信一郎会長は、遊覧飛行に招待した小学生に向けて「次世代を担う子どもたちを次世代の航空機に招待した。 挑戦する勇気をもって世界で活躍してほしい。」と語った。 (土居新平、asahi = 8-4-14)

B787 機の事故 (5-23-14)


MRJ 地上試験場を公開 三菱重工、強度など確認

国産初となる小型ジェット旅客機「MRJ (ミツビシ・リージョナル・ジェット)」の地上試験場と試験機が 3 日、三菱重工業小牧南工場(愛知県豊山町)で公開された。 試験は今秋から 1 年半の予定。 突風や着陸時の衝撃などを想定し、機体の強度や耐久性などを確かめる。 試験機は、組み上げられた鉄骨によって、地上から 1.5 メートル浮いた状態に固定された。 脚部分にかかる力の影響をなくし、できるだけ飛行中の環境に近づけるための工夫だ。

試験では、機体が、日米など主要国の航空当局が決める安全基準を満たすかを確認する。 油圧で動く機械や圧縮空気で力を加え、通常の飛行で想定される 1.5 倍の負荷でも部品が壊れないかを調べる実験もある。 MRJ は 17 年春の初納入をめざして三菱重工の子会社、三菱航空機が開発を進めている。 来年春からは試験飛行を始める予定。 安本弘昭・三菱航空機試験管理室主任は「MRJ のスタートに向け、安全性を確認する重要な作業だ」と述べた。 (大隈悠、asahi = 8-3-14)

前 報 (1) (2-13-14)
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JR 仙石線、来年 6 月までに全線開通 復興の加速に期待

東日本大震災で一部区間の不通が続いていた JR 仙石線が来年 6 月までに全線開通することになった。 これまで代行バスに乗り換えて約 2 時間かかっていた仙台 - 石巻間が最速 1 時間で結ばれる。 通勤や通学が便利になり、復興の加速も期待される。 JR 東日本仙台支社が 30 日発表した。 被害が大きかった陸前小野 - 陸前大塚間(ともに宮城県東松島市)を内陸に 500 メートル移す工事のめどが立ったという。

これまで代行バス輸送だった陸前小野 - 高城町間(11.7 キロ)の復旧にあわせ、仙石線と東北線の乗り入れも新たに始まる。 新ルートの愛称は「仙石東北ライン」で、仙台 - 石巻間を最速 1 時間で結ぶ。 新たに設ける接続線を使い、駅数が少なくなるため、所要時間は震災前より 10 分ほど短縮されるという。 石巻市は約15万人が住む県内第 2 の都市。 仙台とは直通の高速バスで結ばれているが、大勢を一度には運べない。 蛇田駅の近くに住む大橋洋之さん (73) は「全線復旧で、多くの人が行き来しやすくなるのでありがたい」と話す。 (古庄暢、木村聡史、asahi = 7-31-14)


ホンダジェット 1 号機、15 年春にも納入 米国

ホンダは 29 日、開発中の小型ジェット機「ホンダジェット」の 1 号機を、2015 年春にも納入することを明らかにした。 日本企業が民間ジェット機を販売するのは、88 年に三菱重工業が撤退して以来だ。 すでに 100 機を超える注文を受けているという。 量産する機体は 6 月に初めて飛行に成功した。 28 日から米ウィスコンシン州で開かれている航空ショーで公開された。 来年 3 月までに米連邦航空局から、安全面で「お墨付き」を得て、顧客に引き渡す予定だ。 (大畑滋生、asahi = 7-30-14)

初 報 (12-15-06)



レクサス初の小型 SUV 「NX」発売 ターボと HV

トヨタ自動車は 29 日、高級車ブランド「レクサス」で、小型のスポーツ用多目的車 (SUV) の「NX」を全国で発売した。 レクサスの車種の追加は 3 年ぶりで、小型 SUV は初めて。 若者や女性などに顧客層を広げるねらいだ。

NX は、排気量 2.0 リットルのターボエンジンを搭載したタイプと、排気量 2.5 リットルのハイブリッド車 (HV) の 2 種類。 少ない排気量でも馬力を補えるターボエンジンは、レクサスでは初となる。 国の基準の条件で走った場合の燃費は、ターボエンジンでガソリン 1 リットルあたり 12.8 キロ、HV で同 21.0 キロ。 価格は 428 万 - 582 万円(消費税込み)で、月 700 台の販売目標を掲げる。 福岡県宮若市のトヨタ自動車九州宮田工場で生産する。 (asahi = 7-29-14)

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幻の「或る列車」九州で復活へ スイーツ楽しむ観光用に

100 年以上前に造られ、活躍しないまま姿を消した「幻の豪華客車」が来夏、九州でよみがえることになった。 鉄道模型の制作・収集で世界的に有名で、今月 5 日に 95 歳で亡くなった元コクヨ専務、原信太郎(のぶたろう)さんがつくった模型をもとに、JR 九州が実物の観光列車として復活させる。 モデルとなるのは、明治時代に設立された九州初の鉄道会社、九州鉄道が 1906 年に米国のブリル社に発注してつくられた列車。 完成後に九州鉄道が国有化されると、東京に運ばれ、ほとんど営業運転されなかった幻の客車で、鉄道ファンの間では「或(あ)る列車」という通称で知られている。

子どものころに実物を見た原さんは、その記憶や資料をもとにステンドグラスやインテリアまで再現した模型を、7 年かけて 99 年につくり上げた。 2 年前にオープンし、原さんが館長を務めた原鉄道模型博物館(横浜市)に展示されている。 原さんが自作・収集したコレクションのうち約 1 千両を公開する博物館のなかでも逸品だ。 (土屋亮、asahi = 7-29-14)


ナウシカの飛行機、10 年越しの願い乗せ 北海道で展示

宮崎駿さんのアニメ映画「風の谷のナウシカ」に登場する飛行装置「メーヴェ」をモデルにした小型飛行機が、27 日に北海道滝川市で開かれるイベントで展示される。 制作したのは東京の芸術家、八谷和彦さん (48)。 きっかけは 11 年前に起きたあの戦争だった。 「キーン」というジェットエンジンの音を響かせながら、カモメに似た形の飛行機がふわりと飛び上がる。 ヘルメットをかぶった八谷さんが機体の上にうつぶせで寝そべり、微妙な体重移動で操縦する。

24 日早朝、滝川市中島町にある「たきかわスカイパーク」の滑走路で、テスト飛行が繰り返された。 3 日後にここで開催される「サマースカイフェスタ 2014」で展示される。 「M-02J」。 そう名付けた飛行機は幅 9.6 メートル、全長 2.7 メートル、重さ 89 キロ。 「風の谷のナウシカ」のヒロインが乗る「メーヴェ」に似せてつくった。 制作のきっかけは 2003 年に始まったイラク戦争だ。 「イラクが大量破壊兵器を持っている」と主張し、米国が攻撃。ほかの国々が反対する中、日本の小泉純一郎首相(当時)は支持を表明した。 結局、大量破壊兵器は見つからず、イラクはその後、混乱の時代に突入する。

米国とイラクの戦いに巻き込まれていく日本。 この構図が、当時読んでいた「ナウシカ」の漫画版に登場する列強 2 国と、両国の戦いに引きずり込まれる小国「風の谷」に似ていると八谷さんは思った。 「日本政府の対米追従ぶりに危機感を持った。 そして、ナウシカならきっと平和的な解決の道を探るだろうと思い、ナウシカに希望を託す意味で制作を決意した。」と振り返る。

当初は 5 年ほどで完成すると考えていたが、10 年以上かかる大がかりな計画になった。 かかった費用も 1 億円弱に上る。 八谷さんが仲間と一緒に設立した会社の研究開発事業と位置づけ、そこから資金をまかなうなどした。 来年までには、もう少し高く飛んで計画を完結させる予定だ。 その後は、海外も含めて各地で機体を見せたいという。 サマースカイフェスタ 2014 は入場無料。 問い合わせは会場のたきかわスカイパーク (0125・24・3255) へ。 (関根和弘、asahi = 7-27-14)


「ドクターイエロー」初の一般公開 新幹線開業 50 周年

東海道新幹線の開業 50 周年を記念し、JR 東海の浜松工場(浜松市)で 26 日、検査用の特別車両「ドクターイエロー」の車内が初めて一般公開された。 ドクターイエローは、走行しながら線路のずれや架線の状態などを検査。 10 日に 1 回程度のペースで東京 - 博多間を往復しているが、運行時刻が公表されないため、「見ると幸福になれる」と珍しがられている。

見学希望を募ったところ、約 4 万 5 千組から応募があり、抽選で 400 組が選ばれた。 見学者は計測したデータや画像を確認する 4 号車の車内や、天井部がガラス張りで、パンタグラフや電気設備を監視する観測ドームなどに見入っていた。 滋賀県東近江市から訪れた岡村祐貴君 (8) は「コンピューターがいっぱいあってすごかった」と驚いていた。 (福留庸友、asahi = 7-26-14)


ETC 専用インターチェンジ、13 県 16 カ所に新設

国土交通省は 25 日、高速道路の ETC 車専用出入り口「スマートインターチェンジ」を全国 13 県の 16 カ所に新設すると発表した。  国が初めて事業費の一部を負担し、完成は 2019 年ごろの予定。 利用中、計画中のものと合わせて 145 カ所になる。 新設されるのは八戸西(青森)、平泉(岩手)、横手北(秋田)、田村中央、ならは(福島)、厚木、山北(神奈川)、甲府中央(山梨)、小黒川、駒ケ岳(長野)、海津(岐阜)、新名神大津(滋賀)、沼田(広島)、湯田(山口)、中山(愛媛)、人吉球磨(熊本)。 (asahi = 7-25-14)


スタフラ、山口宇部 - 羽田路線 10 月 26 日から就航

経営再建中の航空会社スターフライヤー(北九州市)は 23 日、山口宇部 - 羽田線を 10 月 26 日から新たに就航すると発表した。 全日本空輸 (ANA) との共同運航で、1 日 3 往復する。 座席の一部を ANA が好条件で買い取ってくれるため、安定収入につなげる考えだ。 ANA は、自前で運航する山口宇部 - 羽田線を現在の 1 日 5 往復から 3 往復に減便する。

一方で、スタフラは福岡 - 羽田線を 1 日 10 往復から 7 往復に減らす。 羽田空港での福岡線の搭乗手続きを第 2 ターミナルの ANA カウンターで受けるように変更する。 経営再建を主導する ANA との一体的な経営が進んでいる。 (長崎潤一郎、asahi = 7-24-14)


万葉線でハイブリッド電車の実走試験始まる 富山

架線のない区間でも走行可能なハイブリッド電車「ハイ! トラム」の実走試験が 21 日、高岡、射水両市を走る万葉線で始まった。 試験は 8 月中旬までの約 1 カ月間の予定で、期間中は一般市民も試乗できる。 「ハイ! トラム」は、鉄道総合技術研究所(東京)が開発した試験車両で、前後に大型のリチウムイオン電池を搭載している。 試験では充電状況の調査のほか、省エネの推進や公共交通の啓発なども図る。

万葉線高岡駅では午前 10 時から試験開始を祝う記念式典があり、高橋正樹・高岡市長が「環境に優しい夢の路面電車。 多くの市民に最先端の技術を実感してもらいたい。」とあいさつ。地元の園児らが「出発進行」の号令をかけると、架線からパンタグラフを下ろした車両が出発した。 (井潟克弘、asahi = 7-22-14)


舞若道全通、初日に走ってみた 福井 - 小浜は渋滞で 1 時間半

高速道路に乗って嶺北から若狭へ - -。 舞鶴若狭自動車道が全線開通した 20 日、「福井インターチェンジ (IC) から小浜 IC まで 1 時間余り」という触れ込みを体感しようと、北陸自動車道から舞若道に入り敦賀から西へと、車をと走らせた。 舞若道が全線開通する午後 3 時を目がけて、同 2 時 30 分に福井 IC から北陸道に乗り込んだ。 同 3 時、敦賀 IC まで 1 キロの地点で車の流れが止まった。 渋滞は舞若道に合流する敦賀ジャンクション (JCT) を過ぎた辺りまで続き、初日に舞若道を走ってみようという利用客の多さに驚いた。

敦賀 JCT を通過したのは同 3 時 15 分。 最初の中郷トンネル(全長 1,038 メートル)を抜けると、地上約 70 メートルの高さに架かる「敦賀衣掛大橋(全長 560 メートル)」が、姿を現した。 右手に敦賀市街を一望できた。 橋の真下に高圧送電線や国道 8 号、JR 北陸線が通る橋の高さを思うと、少々緊張した。

若狭美浜 IC 辺りから車の流れはスムーズに。 片側 1 車線とはいえ、真新しい道路には轍(わだち)もなく、運転は快適だ。 三方五湖パーキングエリア (PA) 近くでは、間近に三方湖が見えた。 PA の駐車場は既に満杯で、入り口も車が数珠つなぎ。 立ち寄りは断念したが、癒やしの観光スポットになりそうな予感がした。 若狭上中 IC を越えた後、敦賀 - 小浜で最長となる 2,897 メートルの国富トンネル(小浜市)を抜け、小浜 IC に到着したのは午後 3 時 55 分だった。

結局「福井から 1 時間」という目標は 25 分オーバーという結果に終わったが、今までのように、国道 27 7号や広域農道・若狭梅街道を使うよりは、断然快適。 交通量が落ち着けば「小浜への日帰り旅行は楽々」と実感した。 海のある奈良とも称される御食国(みけつくに)小浜の鯖寿司(ずし)で腹を満たし、ふらりと花街「三丁町」巡り - -。 アウトドア派なら、足を延ばして若狭で海水浴 - -。 舞若道を上手に使えば、休日がちょっと楽しくなるかもしれない。 (福井新聞 = 7-21-14)


日産、自動運転車 2016 年投入 まず高速道走行と駐車

日産自動車は 17 日、自動運転の技術を部分的に使った車を、2016 年末までに一般向けに売り出すと発表した。 まず、混雑時の高速道路を同じ車線内で自動走行できる車や、自動で駐車できる車を売り出す。 日産は昨年、自動運転車を 20 年までに実現する目標を表明したが、具体的な市販計画を示したのは国内メーカーで初めてだ。

カルロス・ゴーン社長が、日本外国特派員協会のスピーチで明らかにした。 18 年には、主に高速道路で自動的に車線変更し、前を走る車を追い抜いたり障害物を避けたりできる車も発売。 20 年には一般道でも自動運転が可能な車を投入する計画だ。 自動運転は、事故を減らし渋滞の緩和にも役立つ「夢の技術」と期待されている。 米グーグルも参入を表明し、開発競争は激しさを増している。 ライバルに先駆けて市販に踏み切ることで、日産のカルロス・ゴーン社長は、「自動運転のパイオニアになる」と意気込む。 (湯地正裕、asahi = 7-18-14)


燃料電池車に水素補給 国内初、市販車向け拠点オープン

次世代エコカーの燃料電池車 (FCV) に、燃料である水素を補給する水素ステーションが 14 日、兵庫県尼崎市にできた。 市販車向けのステーションは国内初。 トヨタ自動車が世界に先駆けて今年度中に売り出す予定の FCV だが、普及には水素ステーションの増加が不可欠とされている。 全国に 17 ある既存のステーションは、実験車両にしか補給できなかった。 尼崎の新ステーションは、運営する産業ガス大手の岩谷産業(大阪市)の研究所の一角につくられた。 FCV が発売されるまでは従業員の教育などに使う。 水素の販売価格は今後検討する。

国は市販車の普及に向けて 2015 年度までに、大都市部を中心に 100 カ所に増やす計画で、整備費の原則半分を支援する。 ただ、補助分を差し引いても 1 カ所 2 億円以上かかるとされており、整備は思うように進んでいない。 資源エネルギー庁も 20 年までに建設費を半減させるため、規制を緩めたり、設備の小型化を進めたりする考えだ。 また、走行距離あたりの水素の費用を 15 年にはガソリン車なみに、20 年にはハイブリッド車なみに下げていくという目標も掲げている。 (大畑滋生、asahi = 7-16-14)

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トヨタ、セダンの燃料電池車を発売へ 700 万円 14 年度中に

トヨタ自動車は 25 日、2014 年度中にセダンタイプの燃料電池自動車 (FCV) を発売すると発表した。 本体価格は 700 万円程度を想定しており、当面は首都圏や愛知県、大阪府など水素ステーションのある地域周辺に限定して売り出す。 15 年夏をメドに欧米でも販売を始める計画。

現在開発中の FCV は一回の水素燃料の補給で走れる距離が約 700 キロメートル、水素のフル充填にかかる時間は 3 分程度でガソリンエンジン車とほぼ同水準になる。 FCV は酸素と水素を反応させて電気を起こすことで走るため、走行中には水しか排出せず「究極のエコカー」と呼ばれる。 (nikkei = 6-25-14)

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燃料電池車に購入補助金 政府検討、1 台 200 - 300 万円

政府は 19 日、水素を燃料とする車や家庭用電池の普及に向けた工程表を策定した。 2015 年の燃料電池車の本格市販をにらみ購入時の補助金制度を導入。 1,000 万円近くとみられる販売価格に対し、1 台あたり 200 万 - 300 万円の補助金を出す検討に入った。 30 年代には水素を活用した発電所の実用化をめざす。 温暖化ガスを排出しない水素を新しいエネルギー源と位置付け、関連産業の拡大を急ぐ。 (nikkei = 6-19-14)


エアバス、「A330 ネオ」を 14 日発表へ = 関係筋

[パリ] 欧州航空機大手エアバスは、英ファーンボロで開かれる航空ショーで 14 日に A330 型旅客機の改良型「A330 ネオ」について発表する。 業界関係筋が明らかにしたもので、米航空機大手ボーイングの「787」との競争が過熱化しそうだ。 航空ショーは 14 - 20 日に開催される。 同機はベストセラーの A330 に英航空機エンジン大手ロールス・ロイス製の新型エンジンを搭載。 燃料効率は 14% 改善しているという。 エアバスはコメントを拒否した。 (Reuters = 7-14-14)


由利鉄「YR1502」さよなら運転 黄と青の名物車両

秋田県由利本荘市の鳥海山ろく線を運行する由利高原鉄道(春田啓郎社長)で 13 日、第三セクター移行の 1985 年当時から走ってきた車両「YR1502」のさよなら運転があり、多数の「撮り鉄」ファンがレンズを向けていた。 上が黄色、下が青の名物車両で、かつては通学列車として 3 両連結で走っていたが、車両の全般検査に合わせて引退することになり、同形の車両は「YR1501」のみとなる。 由利鉄にはこのほか、ラッピングで知られる YR2000 型と緑、赤、青の YR3000 型の車両がある。 (asahi = 7-14-14)


スポーツタイプの電動自転車 男性も乗れるデザインに

ヤマハ発動機は 18 日、スポーツタイプの電動アシスト自転車「パス ヴィエンタ 5」を発売する。 従来品は女性向けだったが、男性も乗れるようにデザインを改良した。 黒やオレンジなど新たな色も加えた。 バッテリー容量を 3 割増やしたほか、フル充電する時間も短くした。 5 段変速。 希望小売価格は 12 万 9,060 円(税込み)。 (asahi = 7-13-14)


車の運転免許に新区分 警察庁案、中型と普通の間に新設

自動車の運転免許について、警察庁は 10 日、普通、中型、大型の現行の 3 区分を見直し、4 区分にする方針を決めた。 普通と中型の間に新たな区分を設ける。 多機能化でトラックの総重量が増え、普通免許で運転できるトラックが減るなか、人手不足が深刻な運送業界から見直しを求められていた。 来年の通常国会に改正道路交通法案を出す。

現行では普通免許で運転できるのは総重量 5 トン未満の車。 中型(5 トン以上 11 トン未満)と大型(11 トン以上)の受験には一定の経験が必要で、それぞれ早くても 20 歳と 21 歳にならないと資格を得られない。

問題になっているのが住宅街や街中を走る宅配、引っ越し会社のトラックだ。 かつては 5 トン未満が多く、普通免許で運転できた。 だが、10 年ほど前から同じ大きさでも保冷庫、リフトの設置やハイブリッド化で 5 トンを超え、中型免許がないと運転できない車が増えた。 即戦力を求める企業は普通免許しか持っていない高校新卒者の採用を手控えるようになったという。 (asahi = 7-11-14)