中国人観光客、大型連休中に世界 1,155 都市へ旅行

中国の建国記念日である国慶節(10 月 1 日)から始まった 8 日間の「黄金周(ゴールデンウィーク)」中、同国ではのべ 7 億 500 万人が旅行に出かけた。 中国国家観光局 (CNTA) によれば、この間に外国に旅行した人は 600 万人を超え、昨年を上回る数となった。 今年の連休中の旅行の特徴として挙げられるのは、現地でしかできない「体験」を重視する人や、希望に応じてパーソナライズすることが可能な旅行を希望する人が増えたことだ。 中国の旅行予約サイト Ctrip (シートリップ)のデータによると、従来型のパッケージツアーを選んだ人は旅行者の 45%。 カスタマイズできるプランを選んだ人は 44%、「テーラーメイド」で旅を計画した人が 11% だった。

行き先としても、これまであまり訪れる人がいなかった場所を選ぶ中国人が増えたという。 CNTA は、中欧や東欧、ロシアに行く人の増加が目立った点を指摘している。 さらに、シートリップによれば、モロッコ、トルコ、アラブ首長国連邦 (UAE)、チェコ共和国、クロアチア、フィンランド、オーストリア、ドイツ、ベトナム、カンボジア、イタリアの各国は、渡航の予約件数が前年比で 50% 以上増加した。 連休中に中国人が訪れたのは、世界 88 か国の合計 1,155 都市に上ったという。 最も多くの中国人が訪れたのは、タイ、ベトナム、シンガポール、マレーシアなどだった。

民泊仲介最大手の米エアビーアンドビーによると、中国人利用客によるこの期間中の外国での宿泊予約件数は、前年比 32% 増加した。 また、アリババの金融部門アント フィナンシャル (Ant Financial)」によれば、同社の決済サービス、アリペイを通じた中国国外での支払い件数は連休中、前年と比べ 8 倍に増加した。 中国のネット大手テンセント(騰訊)が運営するウィーチャット(微信)のモバイル決済システム、「ウィーチャットペイ(微信支付)のデータからは、中国人が旅行先で最も多く買い物をしているのは依然として、各国の免税店(全体の 52%)であることが分かった。

国内の観光業も活況

中国最大の民泊仲介サイト、トゥージア(途家)によれば、同社に登録する国内の朝食付きの宿泊施設 (B & B) は、前年と比べ数倍に増加している。 連休中の一泊当たりの宿泊料金は、平均 557 元(約 9,550 円)だったという。 また、エアビーを通じての国内での予約件数は、前年比 126% となった。 国内での小売・飲食業の売上高は過去の同じ期間と比べ、記録的に増加。 CNTA によると、1 兆 5,000 億元(約 25 兆 7,200 億円)となった。 中国商務省によれば、一日当たりの平均消費額では、前年比 10.3% の伸びとなっている。 8 日間の連休中の国内の観光収入は、およそ 5,840 億元に上った。 (Forbes = 10-24-17)


中国の高速道路が「美しい!」と海外で話題に - 中国紙

中国の高速道路がこのほど、「仙境のような美しい景色」とネット上で話題の的となり、海外メディアにも絶賛されている。 話題となった道路は、広西チワン族自治区にある合那(合浦県 - 那坡県)高速道路だ。 重慶時報が伝えた。

11 日付英紙「デイリー・ミラー」に、「世界で最も美しい道路? この美しい道は、天国に通じる道かもしれない。」と題する記事が掲載され、広西の合那高速道路が紹介された。 「この景色はまるで絵画のようで、とても現実生活に存在するものとは思えない」と報じられている。 写真を見ると、この道路は山水の風景の中を行き交っている。 沿道には、青い空、山と川、田畑や野原、雲と霧が混在しており、1 本の絵巻物のような美しい風景を織り成し、見ると思わず心が和やかになる。 (提供/人民網、RecordChina = 10-16-17)

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中国・宇宙実験室 「天宮 1 号」制御不能、地球落下へ

1 - 2 月か、予測困難

地球の周りを回る中国の無人宇宙実験室「天宮 1 号」が制御不能となり、数カ月以内に地球に落下するとみられることが分かった。 来年 1 - 2 月の可能性が高いとの分析もある。 英紙ガーディアンなど海外メディアが 13 日に報じた。  大部分は大気圏への突入時に燃え尽きるとみられるが、重さ 100 キロ程度の部品が地面に落下、有害物質が付着している恐れを指摘する報道もある。 地球上は、海や、人が居住しない地域が広く、人を直撃する危険性は低いが、落下場所の予測は直前まで困難とみられる。 日本の宇宙航空研究開発機構 (JAXA) は「落下の可能性が指摘されていることは承知しており、情報収集に努めている」としている。

天宮 1 号は中国初の有人宇宙ステーションの建設を目指し、宇宙船とドッキング実験をするために 2011 年 9 月に打ち上げられた。 全長 10.4 メートル、重さ約 8.5 トン。 12 年 6 月に有人宇宙船「神舟 9 号」とドッキングし、中国人飛行士が初めて乗り移った。 ガーディアン電子版などによると、天宮 1 号は 16 年 3 月に運用を終え、同年 9 月に制御できなくなった。 宇宙にわずかにある空気の抵抗を受けて徐々に高度が低下。 350 キロ前後だった飛行高度は、最近では 300 キロ以下になっているという。 中国は 17 年 10 月 - 18 年 4 月に落下する恐れがあると国連に通知。 注意深く監視し、最終的に大気圏に突入する際に報告するとしている。

宇宙船の落下

2001 年にロシアの宇宙ステーション「ミール(約 135 トン)」が制御されながら南太平洋に落下、廃棄された。 制御不能だったのは、1979 年の米国のステーション「スカイラブ(約 90 トン)」で、燃え残った破片がオーストラリア西部に落ちた。 また 91 年には旧ソ連の「サリュート 7 号」が落ち、アルゼンチンに破片が到達。 いずれもけが人の報告はなかったという。 人工衛星の例もあり、2011 年には落下するドイツの観測衛星が日本上空を通過すると予測され、国内でも話題になった。 被害はなかった。 (kyodo = 10-14-17)


日本で爆買いする同胞を批判する前に、自国の製造業の現状を反省せよ = 中国報道

中国人旅行客による消費は、日本の各百貨店や家電量販店に大きな利益をもたらした。 最近は中国人客の消費行動に変化が見られ、爆買いが減少すると同時に温泉や食事といった日本でしか体験できない「コト」を重視するたびに変化しつつあると言われている。 だが、10 月 1 日からの国慶節に絡む連休中、日本では再び中国人旅行客による爆買いが見られたという。 中国メディアの今日頭条は 6 日、日本で発売が始まった米アップルのスマートフォン「iPhone 8」の価格は中国国内より 1,000 元(約 1 万 7,000 円)も安いため、日本国内のアップルストアで購入する中国人が見られたと報じている。

記事は、東京銀座にあるアップルストアでの様子を紹介しつつ、中国人が今なお国外で爆買いするのは主に 2 つの理由によるとし、1 つ目は「中国国内では電子製品や奢侈品、化粧品の価格が国外より高い」こと、2 つ目は「豊かになりつつある中間層が中国製品を信用していない」ことだと論じた。 続けて、国慶節の連休中に日本で爆買いの対象となったのは iPhone 8 だけでなく、家電製品や日用品も大人気だったと伝え、日本で爆買いする中国人に対し、中国国内では「売国奴」であると批判する声もあるとしながらも、「中国人は批判ではなく、自国の製造業について反省すべき」であると指摘した。

中国人がわざわざ国外で買い物をしなければならないのは、中国国内では消費者が求める製品を安く、そして騙されることなく手にするのは難しいためだ。 日本をはじめ海外であれば、騙される心配もなく、質の高い製品を安心して安く買うことができる。 記事は、だからこそ中国人消費者は海外で爆買いするのだとし、海外で爆買いする中国人消費者を批判するのではなく、そのような環境を作っている中国の製造業や小売業を批判するべきであるとの見方を示している。 (村山健二、SearChina = 10-13-17)


中国「食の安全」見える化に違和感 役人がワイロ要求の本末転倒

食の安全に対する意識の高さは、中国も日本に追いつきつつあるようです。 無料メルマガ『上海からお届け! 簡単 3 分、写真で覚える生活中国語』で中国在住の日本人著者・ジンダオさん曰く、ある中国の飲食店では厨房の様子を監視カメラで撮影し、なんと店内の液晶 TV で放送。 店の安全ランクを評価する活動が広まっているそうです。 しかし、ジンダオさんはこの傾向を「素直に喜べない」と懐疑的。 そこには中国の役人の「黒い体質」が関係しているようで …。 素直に喜べず裏読みしてしまう私がいました。

いつも昼食や夕食で利用している「四川料理」のお店

汗ダラダラ垂らしながら本場四川省の痺れる辛さを楽しんでいるのですが、今回、お昼時に訪れると店内に新しく液晶画面が設置してありました。 「番組でも放映しているのかしら」と思ったのですが、見てみると調理場の動画と共に「B」という表示と (^^) の絵が。

液晶画面には、日本語で言う「見て分かる食の安全」と言う中国語表記なのですが、どうやら液晶画面や調理場の監視カメラ等のセットは、「レストランの安全」レベル表示のために導入を進めているようなのです。 画面にあった水色の「B」や (^^) の表示については、「A」が高評価、「B」が普通、「C」が改善あり的な基準構成で、数年前から上海では同じ取り組みとして店舗にシールを貼り付けて実施していました。

今回は更に管理基準について一歩踏み込み、液晶画面と調理場カメラを設置し、リアルタイムに調理場の状況を消費者に見せ安心感を高めつつ、また店舗側には調理場が手を抜かないよう緊張感を与えているのです。 「監視カメラで表示なんて!」と思う日本人も多いかも知れませんが、この監視する方法は中国では非常に当たり前の取り組みとなっています。 ただこの評価基準、素直に納得できない部分がありました。

私の知り合いの日本食レストランの評価は「B」

レストランの中国人オーナー曰く、たまに役人がフラリと店舗にやってきて、カウンターに座ってアレヤコレヤとクレームを付けるらしいのです。 役人の全体がこんな対応では無いのも分かりますが、役人の口からは直接は言わないものの「"A" が欲しければ思し召しを」と、クレームを付けながら遠回しにオーナーに伝えてきたらしいのです。

上海人のオーナーさん、完全無視

そのため「B」評価が続いていたようですが「あいつらに払う金は無い」のだとか。 またこの監視カメラや液晶画面などの設備は、政府推薦メーカーになっている可能性も高いのです。 以前「発票」と呼ばれるレシート状の品を発行する機械の導入が進んだ時。 導入時に店舗側から「機械がデカイ」、「壊れる」、「使い勝手が悪い」、「ソフトが使いにくい」、「サポートが不十分」など問題点が噴出。

しかし、指定機なので仕方なく導入。 そのうえ導入費用が高い … と嘆いている店舗運営者もいたのですが、これもまたお代官と大黒屋的な関係があるんだと勘ぐってしまいます。 もちろんこんな関係は昔の話。 今は改善されているかも知れませんが、導入して使いなさい! が先行してしまい、使い勝手などは後回しになっていたのです。 そんな話を聞いていた事もあり、「見て分かる食の安全」を見つめ、素直に喜べない私がいたのでした。 (上海からお届け! = 10-9-17)


月見の夜に隕石落下 小惑星が爆発、地震も発生 中国

月見を楽しむ中国の祝日「中秋節」の 4 日夜、中国南部の雲南省に隕石(いんせき)が落下した。 中国メディアが伝えた。 中秋の名月を撮影しようとしていた人たちが、暗闇が急に明るくなり、大きな火の玉が数秒かけて落下する様子を動画や写真に収めた。

中国メディアが米航空宇宙局 (NASA) の情報として伝えたところによると、4 日午後 8 時過ぎ(日本時間同 9 時過ぎ)、地球の上空 37 キロの地点で小惑星が爆発し、一部が隕石となって同省内に落下した。 落下の衝撃は TNT 火薬 540 トンの爆発に相当し、マグニチュード 2.1 の地震が観測された。 落下地点は地形が険しいため、隕石の回収は難しいという。 死傷者や家屋損壊などの被害情報はないとしている。 (広州 = 益満雄一郎、asahi = 10-7-17)


中国のキャリアウーマンは年下男性でも OK! 崩れる伝統的結婚観

<かつての中国では、男性が年上の女性と結ばれれば社会的に敗者とみなされたというが …>

中国の伝統的な結婚観は急激に変化してきているようだ。 男性は働いて女性は家庭を守るという古い考え方は、経済成長と人口変動に対応できていない。 男女の経済力が均衡するにつれ、家庭での役割にも平等さが求められている。 時代が変わったいま、中国でこれまで敬遠されてきた、女性が年上のカップルの結婚が認められつつある。 香港英字紙サウスチャイナ・モーニングポストが伝えた。

結婚したい人とできない

中国南部広州に住んでいたジュー・シウユン(当時 25 歳)は、年齢差のために愛する男性との結婚を両親に反対された。 1985 年当時の世論では、年下の男性パートナー、いわゆる「若いつばめ」との結婚は冷ややかな目で見られた。 ジューは「男性が年上の女性と結ばれれば、社会的には敗者とされた」と振り返る。 「夫は妻よりも良い教育を受け、すべてにおいて勝っている」ことが当たり前とされていたという。 自分の家族が冷やかしの対象になることを恐れたジューは、この恋人との別れを選んだ。 「2000 年代になってもこうした考えは強く残っていた」とジューは語る。

年上女性と結婚する男性は 4 割に

中国の結婚観の変化は緩やかなものの、確実に進んでいる。 広州日報が報じた中国社会科学院の行った調査の結果がその変化を裏付けている。 調査によると、1990 年代に結婚したカップルうち男性が年下だったのはわずか 13% だったが、2010 年代には 40% 以上に達した。 中国社会科学院は、女性の教育と就職の機会が増えるにつれジェンダーによる不平等を批判する世論が高まったことで、数世紀の間「夫が妻より年上でなければならない」とされていた考え方も衰退したと分析している。

ジューの娘のヤン・シウェイはこの変化を実証している。 上海で PR マネージャーとして働く 31 歳のヤンは、4 つ年下の男性と結婚した。 ヤンは「私の親世代だと、成功している年上の男性は最高の結婚相手とされました」と言うが、「夫は妻を支配することに慣れていたけど、私の世代はそうじゃない」と言う。 愛はお金、教育、年齢と関係のない「分かち合いの精神と平等な関係」だと考えている。

「売れ残りの女性」という概念は消える

弁護士のかたわら、中国で 30 歳を超えて結婚しない女性の問題を取り上げたノンフィクション書籍を執筆したルオ・アイピンは、夫婦の役割は性別を超えて平準化しつつあると指摘する。 伝統的な考え方では、教育も仕事も男性のほうが女性より優れているとされていたが、今は違う。 年上女性と年下男性のカップル「姐弟恋(ジエディーリエン)」の増加の要因の 1 つは、学歴が高く良い仕事につく女性が増えたということだ。 ルオによると、異なる年齢の男性と女性が職場で出会う可能性が高いそうだ。 そのためか「姐弟恋」は、中国の大都市を中心にますます一般的になっている。 「このトレンドは中国の結婚に対する概念が生まれ変わろうとしている証だ。」 (NewsWeek = 10-5-17)


中越戦争描いた映画、封切り直前に上映延期 当局介入か

中国映画界を代表するヒットメーカーの馮小剛(フォンシアオカン)監督の最新作で、1979 年の中越戦争などを舞台にした映画「芳華」が 29 日の封切り直前に上映延期となり波紋を呼んでいる。 中越戦争に従軍した多くの退役軍人らが老後の保障を求め抗議デモを繰り返すなか、共産党大会への影響を懸念した当局が介入したとの見方が広がっている。 馮氏は、北海道を舞台にしたラブコメディー「非誠勿擾(フェイチョンウーラオ、邦題 : 狙った恋の落とし方。)」で中国人の北海道観光ブームを巻き起こした。

「芳華」は、文化大革命や中越戦争を背景に軍所属のダンサーらの人生を描いた。 中越戦争をテーマにした映画は中国でも珍しく、生々しい戦闘シーンも注目されていた。 今月 29 日の封切りに向け宣伝活動も進んでいたが、24 日になって馮氏側が「各方面からの提言を受け入れる」と上映の延期を発表した。 近年、中国各地で退役後の待遇に不満を持つ退役軍人の抗議活動が続いている。 昨年 10 月には国防省などが入る北京中心部の建物を多数の退役軍人が取り囲む騒動が起きた。 党の最高指導部が入れ替わる 5 年に 1 度の党大会を前に警戒を強める当局が、映画が退役軍人らを刺激しかねないとして上映を延期させたとの見方が出ている。 (北京 = 西村大輔、asahi = 9-28-17)


中国の高速鉄道、再び世界最速運転 事故の記憶残る中

北京と上海を結ぶ高速鉄道の「復興号」が 21 日、最高時速 350 キロでの運転を始めた。 両都市を 4 時間半で結び、遅延が目立つ航空便のライバルになる。 中国の高速鉄道は北京 - 天津間などで 350 キロ運転をしたが、2011 年に浙江省であった事故後、最高時速を 300 キロに減速していた。

北京市の北京南駅を出発した復興号は約 6 分後から加速。 約 17 分後に河北省廊坊市にある廊坊駅を過ぎたあたりで、車内の電光掲示板に「現在時速 350 キロ」と表示された。 2 駅を経て、4 時間半で上海市の上海虹橋駅に到着した。 同区間の別の高速鉄道より、30 分から 1 時間半早く着く。 新華社通信などによると時速 350 キロは、高速鉄道での商業運転速度では世界最速。 習近平(シーチンピン)国家主席が唱える「中華民族の偉大な復興」にちなんだ名称の復興号で最速運転を実施し、権威づけに一役買った形だ。

一方、乗客の反応は冷静だ。 列車が時速 350 キロに到達したときも歓喜の声は起こらず、乗客は淡々と過ごしていた。 現地報道も、11 年の事故が記憶に新しいことから、安全対策に焦点を当てる報道が目立った。 (上海 = 福田直之、asahi = 9-21-17)

中国高速鉄道事故の経過


中国でチベット犬バブルが崩壊 捨てられた野犬が大量発生

かつては 1 匹 2 億円をつけたチベタン・マスティフもいたが …

中国北西部の青海省などで、野犬の被害が相次いでいる。 価格が下落したことにより、ブリーダーが数千匹に及ぶチベット犬の飼育を放棄。 地元の動物保護グループが対応にあたっているが、数が多すぎて追いつかず、寺院を徘徊したり、家畜や人を襲ったりする野犬が増えているのだという。 9 月 14 日、中国の環球時報などが報じた。 野犬化しているのは、「チベタン・マスティフ」と呼ばれる大型犬で、体高約 70 センチ体重約 70 キロに達する。 もともとはチベットでオオカミやユキヒョウといった外敵から羊の群れを守る犬として飼育されてきており、「強くて大きい国産犬」として人気を得た。

2005 年 4 月 28 日付の朝日新聞によると、それまで金持ちの間では高価な外国犬が人気だったが、「国産」ということでチベタン・マスティフの人気が上昇した。 当時は 1 匹の価格は百数十万円などと報道されていたが、2008 年には 50 万ドル(当時約 4,800 万円)、2014 年には 200 万ドル(当時約 2 億円)と高値がつく犬が続々登場した。 中国各地の都市部では養犬場が作られた。 ところがその後、価格が暴落してバブルが崩壊。 2016 年には、価格が数千元(数万円)ほどになり、困った業者が肉食用に転売するケースも報じらた。

飼育を放棄するブリーダーも増え、環球時報によると、チベット自治区ラサでは、2015 年に野犬の総数は 1 万 3,000 匹に達したという。 また、チベット自治区 1 カ月平均で、180 人が野犬に襲われたとする記録もある。 地元自治体や寺院は、保護施設のために約 20 万元(約 330 万円)を拠出して約 1,200 匹を収容したが、まだ 600 匹以上の野犬が収容できていないという。 (HuffPost = 9-17-17)


北京で地震、「震源の深さ 0 キロ」にネットで憶測も - 米メディア

9 月 10 日、米自由アジア放送 (RFA) によると、中国・北京市で現地時間の 10 日午前 3 時 4 分ごろ、西部の門頭溝区を震源とするマグニチュード 2.1 の地震が観測された。 震源の深さが 0 キロと発表されたことから、ネット利用者の間で「北京でも核実験か」との憶測も出た。 北京地震局は「今回の地震は沈下や陥没などによる振動であり、自然地震ではない」と説明している。

北朝鮮が先週、6 回目の核実験を実施した際、中国の地震局は観測された揺れについて、マグニチュード 6.3、震源の深さは 0 キロと推定されると発表していた。 北京地震局は 10 日の地震について「沈下や陥没などによる振動であり、自然地震ではない。 人類の生産・生活により引き起こされた振動事件だ。 震源の深さは地表に近いため 0 キロと表した」と説明。 だが地震発生の具体的な原因については言及していない。 (RecordChina = 9-11-17)


「大和」、「大東亜」 … 中国、使ってはいけない企業名制定

大和証券グループの中国法人「現時点で変更の予定はない」

中国政府が企業名に含んではいけない NG ワードを決めた。 日本の企業名によくある「大和」が具体例に挙がり、この字を含む企業の中国展開に影響する可能性もある。 ただ、全体的には独立運動など国の分裂を思わせる言葉が多く、現在の中国が抱える敏感な問題が浮き彫りになっている。 国家工商行政管理総局が 7 月末付で「企業名称禁止・使用制限規則」を各省や自治区、市場監督管理部門に対して通知した。 リストの最初には「否定的で政治的に悪影響がある」として、中国の蔑称「支那」や「大地主」など歴史的に敏感な言葉が挙がっている。

だが、そのほかはウイグル独立派が使う「東突(東トルキスタン)」や、中国側が導入しようとした選挙制度改革に反対し、2014 年秋に香港で起きた民主化デモ「占中(オキュパイ・セントラル)」、台湾の別称の「福爾摩薩(フォルモサ)」、取り締まり対象の気功集団「法輪功」などが並び、政治的な安定に気を使っているのがわかる。 また、企業名への使用を制限する言葉も決まった。 「中国」や「中華」などを冠した名前は、政府が設立を決めた企業以外は禁止の対象。 「国家級」、「最佳(最もよい)」といった字を含む企業名も誤解を招く恐れがあるため、制限がかかっている。

大和証券グループ本社は中国の二つの法人の名称に「大和」を使っているが、「現時点で変更の予定はない(広報)」としている。 (北京 = 福田直之、asahi = 9-5-17)


中国のファストフード店 顔認証で代金支払い始まる

中国のファストフード店で、代金の支払いを顔で済ますことができる新しいサービスが始まり、注目を集めています。 このサービスは、今月 1 日から中国のネット通販最大手「アリババ」が浙江省杭州にあるファストフード店で始めました。 利用者は、あらかじめ「アリババ」に自分の顔を登録しておけば、機械で注文したあと、カメラを見つめて認証を受け、携帯電話の番号を入力するだけで支払いを済ますことができます。

地元メディアによりますと、顔の認証は 1 - 2 秒ほどで終わり、携帯電話の番号入力を含めても、支払いには 10 秒もかからないということです。 このシステムには、人工知能などの最新技術が活用されていて、髪型や化粧で雰囲気を大きく変えた場合でも認証は問題なく行え、別の人の顔と誤認するなどの問題も避けられるとしています。 店を訪れた女性客の 1 人は「顔だけで食事代金が払えることは、すばらしいと思います」と話していました。 アリババのグループ会社の担当者は「食事や買い物に行く時に、何も持って行く必要がないので、今までより便利で安全になります」と話し、最新のサービスをアピールしていました。 (NHK = 9-3-17)


中国・貴州省で土砂崩れ、25 人不明 近くの炭鉱原因か

28 日午前 11 時ごろ、中国貴州省納雍(ナーヨン)県の山間部で大規模な土砂崩れが発生した。 国営新華社通信によると、住宅 34 棟が土砂に埋もれ、これまでに 6 人が救出されたが 2 人が死亡、25 人が行方不明となっている。 地元消防などが救助活動を続けている。 現場は貴州省の省都・貴陽市から西へ 150 キロの山間部。 インターネット上に投稿された動画からは、山が頂上付近から一気に崩れて土砂がふもとの集落にまで押し寄せ、民家が押しつぶされた様子がうかがえる。

原因は調査中だが、現場から数百メートルの地点に炭鉱があり、採掘が続いていたという。 中国版ツイッター「微博」の中国青年報公式アカウントは、「ここ 2 - 3 カ月、落石が相次いだため政府に対応を求めていた」とする地元住民の話を伝えた。 また、現場付近は 23 日から 3 日間ほど、激しい雨が降り続いていたという。 現場から約 10 キロ離れた飲食店従業員は、朝日新聞の取材に「現場には近寄れず状況は分からないが、地元政府幹部が次々と庁舎から飛び出して行き、大事故が起きたことが分かった」と話した。 (上海 = 冨名腰隆、asahi = 8-28-17)


九寨溝地震、24 時間で 6 万人以上の避難が成功した舞台裏 - 中国メディア

四川省九寨溝で 8 日夜 9 時 19 分にマグニチュード 7.0 の地震が発生した。 新華社が伝えた。 被災地からはホテル・天堂洲際大飯店の建物が倒壊し、ホテル及び周辺には 1,500 人を超える観光客が滞在していたこと、詳細は不明との情報が寄せられた。 そのわずか 16 時間後の 9 日午後 2 時には、天堂洲際大飯店から滞在していた観光客全員が安全に避難を完了し、最後の避難車両が発車した。

しかし避難させたのはこの約 1,500 人にとどまらない。 地震発生後 24 時間以内のうちに、四川省は陸路と空路をカバーし、複数の関係当局で密接な連携を図り、各方面と協力し、政府と民間がともに力を合わせて「人命救助ネットワーク」を構築して、観光客と他の地域から現地に働きに来ていた実習生ら、延べ 6 万人以上を避難させた。 (提供/人民網日本語版、RecordChina = 8-14-17)

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四川省地震、死者 9 人に 中国九寨溝、観光客犠牲も

中国四川省アバ・チベット族チャン族自治州で 8 日夜に起きた地震で、地元政府は 9 日早朝、死者は 9 人、負傷者は 164 人になったと明らかにした。 震源地近くには日本人を含む外国人観光客が多く訪れる世界遺産の景勝地、九寨溝がある。 地元当局は救出作業を続けているが、死傷者がさらに増える可能性がある。 国営通信、新華社によると、死者のうち 5 人は観光客。 日本人 30 人が地元旅行社による九寨溝へのツアーに参加しているが、全員と連絡が取れ、けが人はないことが確認されたという。

重慶市にある日本総領事館によると、9 日午前 6 時(日本時間同 7 時)の時点で日本人の被害情報は入っていない。 同総領事館が日本人の負傷者がいないか情報収集を急いでいる。 九寨溝はエメラルドグリーンに透き通った湖水や滝、沼などが連なった景勝地。 中国メディアによると、8 日に九寨溝を訪れた観光客は約 3 万 9 千人に上った。 (北京、kyodo = 8-9-17)


"中国版ランボー" 中国での興行収入が過去最高

中国の元軍人がアフリカで活躍する姿を描いた「中国版ランボー」とも呼ばれる映画の中国での興行収入が 650 億円を超えて過去最高を記録し、創設 90 年を迎えた人民解放軍の活動の宣伝にもなっています。 中国の国営メディアなどによりますと、映画「戦狼 2」の中国国内での興行収入が、12 日までに 40 億人民元(650 億円余り)を超えました。 中国では、これまで去年公開されたコメディ映画「人魚姫」が日本円で 550 億円余りの興行収入でトップでしたが、これを大きく上回っています。

「戦狼 2」は、アフリカで紛争に巻き込まれた中国の元軍人の主人公がアメリカ人俳優が演じるよう兵と戦い、中国人や現地の住民たちを助ける姿を描いたもので、先月下旬から中国国内で公開されています。 あらすじなどが、シルベスター・スタローンさんが主演してアメリカの元兵士の姿を描いたハリウッド映画に似ているとして「中国版ランボー」とも呼ばれています。

これに対して中国国営の新華社通信は、「戦狼 2」はアメリカ映画とは違うとしたうえで、「国民や海外権益を守るという自信と能力とともに、世界平和を守るという大国の責任を示した」などと論評しています。 中国では、ことし人民解放軍が創設 90 年を迎えており、映画の大ヒットは国民の愛国心を高め、人民解放軍の活動の宣伝にもなっています。 (NHK = 8-13-17)


大型バスがトンネル側面に衝突、36 人死亡 中国陝西省

中国陝西省西安市郊外の高速道路上で 10 日午後 11 時半(日本時間 11 日午前 0 時半)すぎ、乗員乗客 49 人を乗せた大型バスがトンネル入り口の側面に衝突する事故が起きた。 地元メディアによると、子ども 2 人を含む 36 人が死亡、13 人がけがをして病院に運ばれた。 現地からの映像によると、バスは前面部分が大破している。 四川省成都から西安を経て河南省洛陽に向かう途中だったといい、地元当局が原因を調べている。 (北京、asahi = 8-11-17)


中国、スマホ決済が浸透 偽札横行、背景に

中国でスマートフォンアプリを使って支払いを済ませる「モバイル決済」が急速に普及し、ユニークな新サービスが続々と誕生している。 偽札の多さなど現金への信頼感が元々低い事情を背景にした中国社会の「キャッシュレス化」は、日本をしのぐほど猛スピードで進行中だ。

露店、コンビニ … バーコードで

ビールで有名な中国東部の沿岸都市、青島。 早朝からおかゆや、クレープに似た「煎餅」などを売る露店が建ち並ぶ。 昔ながらの光景だが、数年前から店先に二次元コードやバーコードのプレートが掲げられるようになった。 プレートは中国ネット大手、阿里巴巴(アリババ)のモバイル決済システム「支付宝(アリペイ)」と、同じく騰訊(テンセント)系「微信支付(ウィーチャット・ペイ)」のもの。 どちらも客がスマホで二次元コードなどを読み込み、商品の金額を打ち込むと決済が終了する。 ともに数億人規模の利用者を抱え、地元メディアによると、都市部の普及率は 9 割を超えるという。

露店の店主は「大抵がスマホ払い。 現金を使う人はほとんどいなくなった。」 レストラン、タクシー、映画館 - -。 今や中国では、田舎の商店に至るまで決済はスマホで事足りるため、現金を持ち歩かない人が増えている。 モバイル決済を使えない店は、店頭に「現金払いしかできません」と注意書きを出すほどだ。

一方、モバイル決済は新たなビジネスを生んでいる。 日本のコンビニ大手、ローソンは 7 月から上海の 3 店舗で「キャッシュレス店」の実験を始めた。 商品のバーコードをスマホで読み込むとモバイル決済を介し、その場で支払いが完了する仕組み。 日本では「セルフレジ」を実用化しているが、中国ではレジに並ぶ必要すらない。 「このシステムの導入で支払いに要する時間が 3 分の 1 に短縮できる」とローソンの担当者は話す。

シェアリング自転車も爆発的に普及している。 スマホで二次元コードを読み込んで鍵を開け、利用後、好きな場所で施錠して乗り捨てれば自動的に決済は完了する。 便利さから自転車の利用者は急増し、新規参入する事業者が後を絶たない。 中国では取引履歴を政府が個人監視に利用しているのでないかと指摘されるなど情報流出の懸念はつきまとう。 だが、北京市内の会社員、郭●(= 女偏に青)さん (33) は「個人情報を見られても気にしない」と意に介さない。 中国では偽札が珍しくなく、小さな商店でも紙幣判定機がレジの横にある。 「モバイル決済は現金を持ち歩く必要がなく、便利で安心(郭さん)」というわけだ。

「現金に対する警戒感が強い中国に、アリババなど実績のあるネット大手が信頼を担保した新たな決済システムを持ち込んだ。 それが中国社会のキャッシュレス化を加速させる起爆剤となった。」 対外経済貿易大学(北京)の西村友作副教授はこう指摘する。 モバイル決済が中国を席巻した背景には、中国特有の社会環境も影響しているようだ。

日本、利用 6% のみ

日本のモバイル決済は、中国に大きく差を付けられている。 日銀が昨年 11 - 12 月に実施した「生活意識に関するアンケート調査」によると、支払時にモバイル決済を利用している人はわずか 6% にとどまり、中国とは違って日本はいまだ現金決済が優勢だ。 アンケートではモバイル決済を利用しない理由について「安全性に不安がある」との回答が最も多かった。 クレジットカードなど既に他の決済手段が浸透していることに加え、個人情報流出に対する警戒感がモバイル決済の普及を妨げるハードルになっているようだ。 (北京・赤間清広、上海・林哲平、mainichi = 8-7-17)


機内でモバイルバッテリーが発煙 持ち主は警察へ 中国

7 月 31 日 19 時ごろ、北京首都国際空港において、北京発杭州着の南方航空 CZ6163 便の滑走準備中に、旅行客のモバイルバッテリーが発煙する事件が起こった。 セキュリティ部門の現場調査によれば、その旅行客は搭乗前にセキュリティチェックを通過しており、持っていたモバイルバッテリーのスペックも民間航空機の運送基準を満たしたもので、容量が 5,000mAh x 2、出力電圧が 5V、ワット時定格量 50Wh と表示されていたという。

CZ6163 便は事件発生当時、滑走路で待機している状態だったが、約 2 時間遅れで正常に離陸し、北京首都国際空港の正常運営には影響していないとのこと。 また旅行客はすでに公安警衛部隊に身柄を引き渡されていると北京青年報は報じている。 記事を読んだ中国のネットユーザーからは、「これはモバイルバッテリーの品質の問題で、責められるべきはメーカーや工場ではないのか」として、旅行客の処遇について同情の声が多く寄せられているが、「故意に何かを仕掛けた可能性もある以上、初動としては問題ない」という意見も見られた。

また、今回の事件の影響によって、空港のセキュリティチェックや、機内持ち込み物の基準がより厳しくなることを懸念するコメントもあった。 日本においては、モバイルバッテリーのような「予備のリチウムイオン電池」については、ワット時定格量によって取扱いが異なる。 ちなみに、現在は、

・機器内蔵のリチウムイオン電池 160Wh 以下であれば制限なし
・予備電池のワット時定格量 100Wh 以下であれば個数制限なし
・予備電池のワット時定格量 100Wh を超え 160Wh 以下は 2 個まで
・本体内蔵及び予備電池に関わらず 160Wh を超えるものは機内持ち込みも手荷物預け入れも不可

となっており、上記中国のケースは、日本でも受け入れられる。 (SearChina = 8-2-17)


中国人の貯蓄、収入上位の 5% が全体の 50% を占める 所得移転が急務

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アップル、中国向け VPN を削除 海外サイト閲覧困難に

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ブログ : 中国の「レンタル彼女」 世代・地域間のギャップ

[福建省(中国)] 中国の女性ブロガーが、春節で故郷に帰省する男性に「レンタル彼女」として同行した体験をインターネットに投稿して注目を集めている。 彼女は、結婚相手探しを巡る中国の世代間ギャップを感じたという。 最近大学を卒業した Zhao Yuqing さんは、シングルの男女が、春節に親や親戚に紹介する「レンタル・パートナー」を探せるサイトやアプリを見て、関心を持ったという。

春節期間中、結婚と一族の子孫をつなぐことの重要性を家族から諭される独身の男女は多い。 そこで、独身者の中には、偽の彼女や彼氏を雇えるアプリやサイトに頼る人が出てくる。 ロイターが確認したアプリやサイトでは、学歴があって魅力的な 20 代なら、春節の繁忙期の一日あたりの料金は 3,000 - 1 万元(約 5 万 - 16 万 6,000 円)となっていた。 Yuqingさんもサイトに自分の広告を出し、休暇の帰省に同行するパートナーとしての体験を求めているため、交通費だけ負担してもらえればよい、と説明した。

応募があった 700 人の中から、Yuqing さんは、中国南部出身で、ウェブサイト運営者の 30 代前半の Wang Quanming さんを選んだ。 「彼は結婚するよう迫られていて、本当に彼女をレンタルしたがっていた」と、Yuqing さんは、ロイターのカメラマンに語った。 カメラマンは、サイトで広告を見て Yuqing さんと Quanming さんのやり取りを知り、2 人に接触。2 人の帰省に同行した。

1 月に福建省の高地にある Quanming さんの実家に帰省する前に、2 人は彼の両親に話す 2 人の「遠距離恋愛」のストーリーを作り、帰省中のルールを取り決めた。 それによると、2 人はキスをしたり、一緒に寝たり、酒を飲んだりすることはしないものの、Yuqing さんは実家の家事を手伝う。 2 人はこうしたルールを、手書きの契約書で明文化した。

カップルが到着すると、Quanming さんの母親の Nong Xiurong さんは、Yuqing さんにくつろいでもらおうと気を配り、息子の希望に応えて 2 人をそっとしてあげ、2 人の関係について質問しないようにした。 訪問が終わると、Yuqing さんは北京に戻り、その体験を中国発のメッセージアプリ「WeChat」のブログに投稿し、Quanming さんの実家で「素晴らしい体験をした」と書いた。

一方の Quanming さんは、そのままでは母親との間で状況が悪くなると考え、本当の事を話すことにした。 そして、Yuqing さんのブログを母に送った。 ロイターの電話取材に応じた母親の Xiurong さんは、事実を聞いても動揺したりせず、Yuqing さんのブログを読んで感銘を受けたと話した。 「最初は、だまされていると知らなかった」と、Xiurong さんは言う。 「私は 50 歳を超え、若い人たちの考えることは分からない。 でも怒りはしなかった。」 それでも Xiurong さんは、息子のパートナー探しを心配しているという。

Quanming さんは、今回の顛末を知った後も、伴侶を見つけてほしいという母親からの圧力は弱まっていないという。 「早く結婚してほしいという母の要請はまだある」と、彼は言う。 Yuqing さんにとって、今回の体験は、伝統的な結婚観が地方には残る中国で、結婚を巡る世代間の緊張を解決するのがいかに難しいか示すものだった。 「村の特殊な環境下では、全てが拡大される。 結婚の緊急性がより高く、かえって本当に適したパートナーを見つけるのが難しくなっている」と、Yuqing さんは語った。 (Christian Shepherd 、Reuters = 7-23-17)


中国杭州市の繁華街で爆発、少なくとも 2 人死亡・55 人負傷

[北京] 中国浙江省杭州市の繁華街にある店舗で 21 日、爆発が発生し、少なくとも 2 人が死亡、55 人が負傷した。 地元当局が明らかにした。 ソーシャルメディアに掲載された映像では、火元とみられる店舗が激しい炎に包まれ、黒煙が上がる様子が確認できる。 地元当局がソーシャルメディアに掲載した情報によると、火災はすでに鎮火したという。 負傷者は病院へ搬送されたが、このうち 12 人が重体だという。 当局は爆発の原因を調べている。 (Reuters = 7-21-17)