柿本人麻呂しのぶ 万葉フェスティバル石見 あすから 島根 万葉歌人、柿本人麻呂とゆかりが深い島根県石見地方で 12、13 の両日、「万葉フェスティバル石見」がある。 山陰の古代史研究家らで設立した「山陰万葉を歩く会」が初めて企画した。 人麻呂や山上憶良らは山陰で国守として赴任、当地の情景などを歌った。 川島芙美子・風土記を訪ねる会代表らがこれらに注目、昨秋、同会を設立した。 12 日は人麻呂ゆかりの島根県江津、益田市などを訪問。 13 日は江津市の石央地域地場産業振興センターで講演やトークショーなど。 無料。 問い合わせは江津市商工観光課(電) 0855・52・2501。 (sankei = 1-11-14) 隠岐世界ジオパーク PR へキャラバン 島根県、1 月 7 日から 島根県は隠岐諸島への観光を PR するため、7 日から西日本を中心に車によるキャラバンを展開する。 昨年 9 月、隠岐諸島が世界的に貴重な地形などを対象とした「世界ジオパーク」への加盟が認定されたことから、車体に PR の文字や隠岐の風景などを描いたラッピングカーで 2 月上旬まで中四国と九州を巡る。 キャラバンカーには青地に「世界に認められた隠岐の島」、「隠岐世界ジオパーク」などの文字や風景などが描かれたワンボックス車を使う。 7 - 10 日に岡山、香川、15 - 18 日に広島、愛媛、2 月 2 - 5 日に山口、福岡の各県を回る予定。 出雲大社の「平成の大遷宮」で島根県への観光需要が高まるなか、まず西日本で隠岐の自然などの魅力を知ってもらい、足を延ばしてもらうよう呼びかける。 (nikkei = 1-7-14) 島根・足立美術館が 11 年連続「庭園日本一」 米国の日本庭園専門誌「ジャーナル・オブ・ジャパニーズ・ガーデニング」は 6 日までに、2013 年の日本庭園ランキングの第 1 位に、島根県安来市の足立美術館を選び、同誌の最新号に掲載した。 足立美術館の日本一選出は 2003 年以来、11 年連続。 国内約 900 カ所の公的な日本庭園から、庭園美、建物との調和、職員の対応などを総合的に評価した。 2 位は桂離宮(京都府)、3 位は常磐ホテル(山梨県)、4 位は京都平安ホテル(京都府)、5 位は山本亭(東京都)。 1 位から 5 位は 12 年と同じだった。 足立美術館の庭園は約 16 万 5 千平方メートル。 冬は緑の樹木と、降り積もった雪との調和の美しさで知られる。 足立隆則館長は「光栄のひと言。 日本庭園に対する国外での知名度も上がり、外国人の入館者も増えている。」と喜んでいる。 (スポニチ = 1-6-14) グリーンステップのメガソーラー、新年度に新会社 島根 出雲市の斐伊川放水路残土処理場グリーンステップ(上塩冶町)に、大型太陽光発電所(メガソーラー)が建設される。 4 月に地元建設会社などが新会社を設立し、8 月ごろ着工、2015 年 10 月の運転開始を目指す。 市によると、三和興業(出雲市)、神州電気(同)と中電工(広島市)、京セラ(京都市)の 4 社が共同出資して「出雲クリーン発電合同会社(仮称)」を設立。 総事業費 42 億 3,800 万円で出力 1 万 2,536 キロワットの太陽光発電所を建設する。 運転期間は 15 年 10 月から 35 年 9 月までの 20 年間を計画している。 発電した電気は中国電力に売り、売電収入の 1% 相当の年間約 400 万円を環境整備協力金として市に寄付する。 市は固定資産税などで年間約 2,100 万円の税収を見込む。 (岡田和彦、asahi = 1-3-14) 初 報 (10-1-13) 教育 2014 : 生活の中に生きる力 江津 記事コピー (1-3-14) 島根県、ふるさと納税で県産品贈呈 島根県は 1 日から、ふるさと納税として 1 万円以上寄付した県外在住者に農林水産加工品を中心に県産品を贈る事業をスタートさせる。 寄付額の低迷が続く一方で、鳥取県や島根県内の市町村が贈答品を送る制度を導入して成果を上げていることから、県産品の PR を兼ねて導入に踏み切る。 事業では、寄付額に応じて県産品を贈る。 具体的には、寄付額が、▽ 1 万円以上 2 万円未満の場合は 3 千円程度の県産品 1 品、▽ 2 万円以上 10 万円未満の場合は 5 千円程度 1 品、▽ 10 万円以上の場合は 5 千円程度 2 品。 県産品は、出雲そば、ノドグロとアマダイの一夜干し、活サザエなど、県内各地の 30 品を用意した。 県が寄付を確認後、県産品のリストを対象者に送付して選んでもらう仕組み。 寄付額が 5 千円以上の県外在住者を対象に行っている「ふるさと島根だんだんチケット(県立8施設の無料招待券 3 枚)」の贈呈は継続する。 県政策企画監室などによると、島根県への寄付は 2012 年度が約 402 万円(74 件)で、本年度は 12 月 25 日時点で約 517 万円(67 件)。 県産品の贈呈は全国の都道府県で既に 26 団体が実施しており、このうち、鳥取県は 12 年度が約 4,244 万円(3,218 件)と大きく寄付額を伸ばしている。 県内からの寄付者は対象外で、県は居住地以外の自治体を支援する制度の趣旨に沿った措置としている。 問い合わせは同室、電話 0852-22-5090。 (山陰中央新報 = 1-1-14) 出雲大社周辺で無料シャトルバス 初詣の渋滞対策 島根 島根県出雲市や出雲署などでつくる「大社交通渋滞対策実行委員会」は 31 日 - 1 月 5 日、出雲大社周辺で交通規制を実施し、無料シャトルバスを運行するなどの特別措置を講じる。 1 月 1 - 5 日は斐川 IC 近くの新川飛行場跡地(斐川町)に約千台の駐車場を確保、一畑電車川跡駅(武志町)までシャトルバスを運行する。 県立浜山公園にも約 665 台分の駐車場を確保。 旧 JR 大社駅までシャトルバスを走らせる。 また、31 日 - 1 月 5 日は出雲大社の正門前や神門通りで通行止めや一方通行などを実施、混雑を緩和する。 (sankei = 12-27-13) ユズ湯で健康を 萩・石見空港で配る 島根 ![]() 【伊藤周】 冬至の 22 日、益田市の萩・石見空港で、同市美都町の特産品ユズを使ったゆず湯の元などが搭乗客らにプレゼントされた。 美都町柚子生産者組合が 10 年近く前から冬至の日に続けている。 今年は同町産のユズを使ったグミやキャンディーのお菓子と、ユズの皮を乾燥させて袋に詰めたゆず湯の元を入れた 180 セットを用意。 東京便の到着便、出発便を利用する客らに、市のキャラクター「ゆず子」や組合の人たちが「お風呂で温まってください」などと配っていた。 組合の山根哲朗組合長は「美都のユズは香りもよく、鍋や焼き魚などに使って味わい、さらにユズ湯で健康になっていただければ」と話していた。 (asahi = 12-23-13) 地元芸術家、オブジェで装飾 玉造温泉に新スポット 島根 ■ 勾玉モチーフ「キラキラ橋」登場 松江市玉湯町の観光施設「玉造アートボックス」前にある橋が、地元の芸術家 10 人によりリニューアルされ 18 日、お披露目された。 勾玉をモチーフに約 50 点の小さなオブジェで飾られており、新たな観光スポットとなりそうだ。 玉造温泉の活性化を目指す会社「玉造温泉まちデコ(同市)」が、名もない橋の改装を同ボックスで活動する作家に依頼。 名称は公募で「キラキラ橋〜神さまのおうち〜」に決まった。 橋は長さ 10 メートル、幅 6.5 メートル。 八百万(やおよろず)の神の住居をイメージした漆喰(しっくい)の家やフクロウのオブジェで飾った。 観光客向けにカメラ台も設置し、夜は漆喰の家がライトアップされる。 橋の造形を手掛けた島根県安来市の造形作家、大櫃孝之さん (37) は「足を止めてじっくり見てほしい」と話している。 22 日午後 5 時半から、橋をキャンドルでライトアップするイベントが開かれる(雨天一部中止)。 (sankei = 12-19-13) 神楽継承など音楽教育に力 島根大が連携推進室 【斉藤智子】 島根大教育学部が「音楽教育連携推進室」を立ち上げた。 少子高齢化に対応し、神楽など地域の伝統音楽を学校教育で継承したり、少人数の合唱・吹奏楽を指導したりできる教員養成に力を入れる。 島大は 1954 - 99 年、「特別教科(音楽)教員養成課程(特音課程)」を設置。 中国地方で、音楽教員養成の中心的役割を担ってきた。 県内は合唱や吹奏楽が盛んで、神楽やユネスコ無形文化遺産に登録された佐陀神能など、豊かな伝統文化も各地に伝わる。 特有の音楽資源を生かそうと、島大は今年度から 5 年間の文部科学省補助事業で教員養成プロジェクトに着手した。 伝統文化を映像や楽譜で記録したり、小編成で演奏できる曲を作曲したりするなど指導法の体系化を工夫。教材として活用できるようにするという。 音楽教育専攻に併設した「連携推進室」を拠点とする。 松江市との共同で企画するコンサートなどの音楽プロジェクトでも、すでに窓口となっている。 室長の河添達也教授は、「学生に教材づくりなどに関わってもらい、力を持った教員を育てたい」と話している。 (asahi = 12-17-13) お金と幸福度の関係、幸福度 1 位は島根県? 求人サイト運営のリブサイトが設立した「あたりまえ研究所」が発表した「幸福実感ランキング」によると、1 位は島根県、2 位は大分県となった。 ワースト 1 位は秋田県だった。 国税調査の人口統計に基づいて、性別・年代・職業でウエイトバックした 10 - 60 代の男女 2,000 人を対象に調査した。 1 位島根県に関しては、経済的には他県と比べても恵まれているわけではないが、幸せの基準はお金だけでは測りきれないとも言える。 ただし、島根県に関しては、分母が「4」であったために、どこまで平均的な意見を反映できているのか、という点も否定はしきれない。 ただ、経済的には最も豊かな東京都が 10 位にランクイン。 年収 1,000 万円の女性の割合が 2% だった大分県や、平均貯蓄額 1 位の奈良県など豊かさを実感できるような県は順当にランクインしている。 ちなみに、別の調査で出ているお金と幸福との関係に関する調査では次のようなものがある。 2011 年に朝日新聞の女性向けサイト「ジョブラボ」が行ったアンケートで、働く女性の「幸福度」は年収が上がるほど高いことが分かっている。 年収が 300 万円以下で、幸福度が 80 点以上と回答した人の割合は 34.6% だったが、500 万 - 700 万円では 43.1%、700 万円以上では 78.1% となった。 ![]() ただし、「人生を幸せにするために最も必要なものは何か」との問いには、「健康」を「お金」が圧倒的に上回り 57.4% で 1 位。次いで「家族」 34.2%、その次に「お金」 27.4% となった。 未婚既婚別に幸福度を見ると、80 点以上をつけた人の割合は「結婚していて、子どもがいる」人がもっとも高かった。 Yucasee = 12-3-13) 伝統野菜・津田カブの収穫ピーク 島根 【藤家秀一】 鮮やかな赤紫色が特徴の伝統野菜「津田カブ」の収穫が、松江市で最盛期を迎えている。 松江市福富町の農業野津一さん (69)、智恵さん (67) 夫妻は市内の漬物店と契約し、約 30 アールの畑でカブを栽培している。 収穫したカブは 6 個ずつわらで縛り、ハデと呼ばれる高さ約 3 メートルの木組みに並べて天日干しする。 1 週間ほど干すと甘みが増すという。 収穫は今月中旬まで続く。 (asahi = 12-12-13) 島根の農業高校生、実習で生産の野菜を東京のアンテナ店で販売 島根県立の農業高校 4 校の生徒が実習で生産した農産物や農産物加工品を県内の土産物の販売店や東京のアンテナショップで販売する。 生徒に接客やマーケティングを体験させ、その重要性を学ばせる狙い。 農業の担い手育成につなげるほか、農業高校の生産品のブランド化にもつなげる。 ![]() 今月 14 日に島根県物産観光館(松江市)、来年 1 月に東京・日本橋にある県のアンテナ店、にほんばし島根館でコメ、出雲おろち大根、ホウレンソウなどの販売体験を予定している。 (nikkei = 12-6-13) 冬の夜、幻想の光ともる 島根・益田「グラナリエ」 【伊藤周】 益田市有明町の県芸術文化センター「グラントワ」の中庭などで 29 日夜から、冬の夜を飾る「グラナリエ 2013」が始まった。 12 月 27 日までの日没から午後 10 時まで点灯される。 入場無料。 12 月 10 日休館。 メーンのイルミネーションは、屋根や壁一面が石州瓦で覆われ回廊のように建てられた美しい施設の中庭に設置。 25 メートル四方の「水盤」の中央に、高さ約 3.5 メートルのツリーと、その周りに 3 基のミニツリーが置かれ、約 1 万 5 千個の青と白の LED で飾られた。 シンプルな色合いながら、水盤の水面や、周囲を囲むガラスにもイルミネーションが映り込み、水の流れる音とともに幻想的な風景をつくりあげている。 (asahi = 12-1-13) 島根男性「雑談力」 1 位 ダイドー向上委のネット検定 女性は 47 位 島根県の男性の「雑談力」は全国の都道府県で 1 位なのに、女性は最下位の 47 位!? こんな不思議な統計結果が、飲料メーカー「ダイドードリンコ(大阪市)」の運営する「ダイドー働く大人力向上委員会」がインターネット上で実施中の「雑談力検定」で明らかになった。 島根は、男女総合では 3 位に入り、脈絡のないおしゃべりが得意な土地柄を表したという。 働く大人を応援する同委員会が、コミュニケーションに関する著書などのある齋藤孝・明大教授監修による「雑談力検定」をネット上で実施。 10 月 28 日現在で受検した全国 9,622 人の結果を中間集計としてまとめた。 男女総合では、都道府県別で宮崎が 1 位となり、以下、山口、島根と続いた。 ちなみに、同じ山陰の鳥取は 29 位だった。 男性では、島根が 1 位となり、以下、宮崎、山口など。 鳥取は 18 位。 女性では、鹿児島が 1 位で、次いで沖縄、高知の順。 鳥取は 42 位、島根は 47 位だった。 同検定は、同委員会のウェブサイト内で 12 月末まで実施される予定。 (sankei = 12-1-13) のう! なんかしょう / 地元自立資本主義を提言 記事コピー (11-30-13) ワサビのラスクがグランプリ 島根で料理コンテスト ![]() 【伊藤周】 ワサビなど益田市匹見町の特産品を使った料理コンテストの審査会が 23 日、同町匹見で開かれた。 グランプリにはワサビ田をお菓子で表現した「わさび谷ラスク」が選ばれた。 匹見町産業文化祭のイベントとして開かれる同コンテストは今年で 2 回目。 (asahi = 11-27-13) 地元食材で「朝食レシピ」 島根の中高生競う 野菜や海産物など島根県内産の食材を使った朝食レシピのコンクール「わが家の一流シェフ in 島根(県食育・食の安全推進協議会主催)」が 24 日、松江市のくにびきメッセであった。 県内の中学生 - 大学生を対象に「白いご飯にあうレシピ」を募り、寄せられた 568 のレシピの中から、事前審査を通過した中高生 7 人が調理。 出雲市特産の「出西(しゅっさい)しょうが」や「十六島(うっぷるい)のり」のほか、隠岐、石見の野菜などを使い、会場のテーブルに分かれて作り始めると、食欲をそそる香りが漂った。 審査の結果、出雲商高 3 年の勝部祐希さん (18) らが考案した「男飯! みそ炒(いた)め」が大賞に決定。 勝部さんは「緊張していたので自信はなかったけど、うれしい。 家でも料理を作りたい。」と話していた。 (寺田航、yomiuri = 11-25-13) 白兎伝説の世界へ 鳥取砂丘イリュージョン開幕 ![]() 20 万球以上の電球で砂丘を彩る山陰最大級の光の祭典「2013 鳥取砂丘イリュージョン XI (新生鳥取砂丘イリュージョン実行委員会主催)」が 23 日、鳥取市の鳥取砂丘で開幕した。因幡の白兎(しろうさぎ)伝説をモチーフにした神代の世界観が光のアートとなって現代にタイムスリップ。 詰め掛けた多くの来場者が色鮮やかな冬の砂丘を満喫していた。 昨年に続き 2 部開催(1 部は 23 日 - 12 月 7 日、2 部は 12 月 14 - 25 日)だが、2 週間会期を延長する。 11 回目となる今回のテーマは「10 万年のキセキ」。 幅 30 メートル、縦 15 メートルの砂の斜面に設けられたメーンイルミネーションには、波間をぴょんぴょんと元気よく跳ねるウサギ、サメの背びれなどが電球で表現され、愛らしくも幻想的な光景で来場者を和ませる。 2 部は展示内容が変更される。 点灯時間は午後 5 時〜同 10 時。 (日本海新聞 = 11-24-13) 島根原発 2 号機の安全審査、松江市が容認姿勢 島根原発 2 号機(松江市)の再稼働に向けて、中国電力は 21 日、原子力規制委員会に申請する安全審査について、地元の島根県と松江市に事前了解を申し入れた。 県と市は議会などの意向を踏まえて回答する方針だが、松江市の松浦正敬市長は容認する姿勢を示した。 中国電は了解が得られ次第、申請する。 2 号機は東京電力福島第一原発と同じ沸騰水型炉。 東日本大震災後、同型の申請は柏崎刈羽原発に次いで 2 例目。 この日午後、中国電の苅田知英社長が島根県庁と松江市役所を訪れ、溝口善兵衛知事と松浦市長に事前了解願を手渡した。 溝口知事は「周辺自治体にも丁寧に説明してほしい」と述べるにとどめたが、松浦市長は「重大な欠陥がない限り、粛々と国の審査を受けて頂く」と容認する構えを見せ、早ければ年内に回答する見通しだ。 中国電は今後、議会や住民代表らにも説明する。 中国電によると、再稼働の条件とされる免震重要棟やフィルター付きベントの工事は来年度の前半にも完成する見通し。 ほぼ完成している 3 号機の申し入れ時期については「準備中」として明らかにしていない。 (asahi = 11-22-13) 働くママ、島根がトップ 74% 「親と同居で育児両立」 総務省調査 育児をしながら働いている女性の割合が全国で最も高いのは島根県で、74.8% だったことが 22 日、総務省の調査で分かった。 全国平均の 52.5% を大きく上回った。 県の担当者は「親と同居している人が多く、子供を預けやすい」と子育て環境の良さを要因に挙げる一方、「都会に比べ賃金が低く、やむを得ず共働きしているケースもある。 結果を詳しく分析したい。」と話している。 昨年 10 月時点で、小学校に入る前の乳幼児を育てている 25 - 44 歳の女性を対象に調べた。 島根は 2 万 7,800 人のうち、2 万 800 人が正社員やパートなどで働いていた。 ほかに 70% を超えたのは、山形 (72.5%)、福井 (72.1%)、鳥取 (71.8%) だった。 最下位は神奈川の 41.8%。 県の担当者は「東京都内に職場がある女性が多い。 通勤時間が長いため、育児と仕事の両立が難しいのではないか。」と話す。 本年度からは働きたい女性の支援強化に乗り出しており、ベビーカー置き場のある就職相談窓口の設置などを進めているという。 (sankei = 11-22-13) 島根・広島 国道にサイクリング道整備構想 ◆ 沿線の元気 自転車で ◆ 【大久保直樹】 松江市と広島県三次市を結ぶ中国横断自動車道松江自動車道(松江道)が開通して半年。 尾道松江線の全線開通を 2014 年度に控え、島根、広島両県では、並行する国道を使ったサイクリングロード化の計画が進む。 国道の車の交通量が激減する中、地域活性化の活路を自転車に見いだそうとしている。 ◆ 中国横断道・尾道松江線の延伸着々 ◆ 島根側の計画は、雲南市木次町の「道の駅さくらの里きすき」から県境の飯南町までの約 54 キロの区間。 国土交通省松江国道事務所や県、沿線市町でつくる「尾道松江線沿線地域活性化検討会議」が 8 月から検討しており、今年度内に計画をまとめる。 計画案では、サイクリングで先行する「しまなみ海道(広島県尾道市〜愛媛県今治市、約 70 キロ)」の整備内容も参考にし、ルートの案内板や路面にコースを示すブルーラインを表示することを検討。 道の駅へのパンクの修理道具の設置や、国道を迂回するサブコースの設定も考えている。 9 月には計画の課題を洗い出そうと、松江国道事務所が試走会を開いた。 自転車愛好家約 20 人が集まり、道の駅「頓原(島根県飯南町)」から「ゆめランド布野(三次市)」までの往復約 65 キロを自転車で走った。 路面状況などを確かめながら走り、浜田市の会社員男性 (48) は「ひび割れなど舗装が気になったが、田んぼや山々の景色がよくて気持ちいい。 人気が出るのではないか。」と話した。 広島側の計画は、三次市県境から尾道市までの約 100 キロの区間。 国や広島県、沿線市町、愛好家らで「やまなみサイクリングロード(仮称)整備検討調整会議」を設け、8 月から協議を進めている。 国道 54 号と 184 号を軸に周辺道路も含めたルートを検討し、今年度内に基本計画をまとめる。 尾道松江線の開通で国道交通量の減少が予想され、県担当者は「地域活性化と交流人口の拡大を図りたい」と話す。 調整会議メンバーで、三次市の「サイクルショップつじの」店長辻野敦志さん (36) は「中国山地は高低差があり、一帯には多彩な道が多い。 実力や目的に応じてコースが設定しやすい。」と魅力を話す。 道の駅や商店など一定の環境が整っているのも強みという。 一方、コースは 100 - 150 キロと広域で、県境や市町村をまたぐことが多いという。 案内版のデザインやブルーラインなどの整備内容をそろえないと、利用者が混乱すると指摘する。 「中途半端な内容は必ず利用者に伝わり、二度三度と来ない。 県境を超えて連携し、スケールの大きさを大切にしてほしい。 他の地域にはまねができない魅力を出せるはず。」と辻野さんは期待する。 ◆ 国道 54 号/車半減、周辺冷え込み ◆ 松江道の開通後、島根と広島県境の国道 54 号では、交通量が激減した。 国交省によると、昨年のお盆の期間の国道 54 号の 1 日の平均交通量は 7,700 台だったが、今年の同時期は 3,600 台に減っていた。 一方、開通した松江道の今年のお盆の 1 日平均交通量は 9,600 台。 二つの道路を合わせると計 1 万 3,200 台に増えた。 影響は国道沿線の店などに出ており、国交省などによると、道の駅「ゆめランド布野」は、駐車場の利用台数が昨秋から 4 割以上減少したという。 飯南町でも今春以降、ガソリンスタンドや飲食店、道の駅の産直市などで売上高が約 3 割減った。 町は 10 月 30 日、三次市内の商業施設の近くに交流物産館「i まるシェ」をオープン。 マイタケやシイタケなど町の特産品や地元産の新鮮な野菜を販売し、町の情報発信コーナーも設けた。 年間 1 億円の売り上げをめざすが、町産業振興課の大谷哲也総括監は「最終的には飯南町へ来てもらうのが目標。 新しい動線を活用し、町の魅力を広島方面へ広くアピールしたい。」と話している。 (asahi = 11-21-13) 制度利用の 4 割妊娠 特定不妊治療 島根県 島根県は 19 日、体外受精などの特定不妊治療の医療費を助成する県の制度を利用し、2012 年度に県内外で治療を受けた 453 組のうち、4 割以上の 194 組で妊娠が確認されたことを明らかにした。 厚生労働省母子保健課によると、妊娠した事例を都道府県が独自に調査し公表するのは珍しく、中国地方では初めて。 この日の県議会決算特別委員会で報告した。 調査結果によると、県内の 4 医療機関で受診した 299 組のうち妊娠を確認したのは 136 組(妊娠成功率 45.5%)。 広島、鳥取、兵庫、福岡県の計 9 医療機関で受診した 154 組では 58 組(同 37.7%)だった。 年代別の成功率は、妊婦が 25 歳までのケースが 66.7% で、36 - 40 歳は 47.4% となっている。 特定不妊治療は保険適用外で 1 回 30 万 - 40 万円程度かかるとされる。 県は 05 年度から、体外受精と顕微授精以外で治療が望めないと診断された県内在住の夫婦に対して医療費を助成。 年 2 回(申請初年度は 3 回)まで最大 5 年間、1 回 15 万円を上限に補助している。 県健康推進課によると、助成件数は制度創設から増加傾向にあり、12 年度の助成件数は 799 件で、05 年度(134 件)の約 6 倍に上った。 調査結果について同課は「一定の成果は上がっている。 潜在需要の高い制度であり、さらに周知したい。」としている。 (中国新聞 = 11-20-13) きらめく光に笑顔 島根・益田、恒例のイルミネーション ![]() 【伊藤周】 益田市乙吉町のイオン駐車場で、恒例のイルミネーションが始まっている。 カボチャの馬車など、地元商店会の人たちが 1 週間かけて準備した。 1996 年、旧乙吉商店会が始めた企画で、今は範囲を広げて再結成した雪舟さん SUN タウン(59 事業所)が引き継いでいる。 駐車場にはほかに「幸せのブランコ」、「ハッピーハウス」など 4 つのイルミネーションが設けられ、子どもたちが自由に遊べる。 15 日の点灯式には地元の保育園児らも招かれ、大喜びしていた。 天野登会長は「みなさんに笑顔になってもらえれば」と話していた。 来年 1 月 15 日まで、日没から午前 0 時まで点灯する予定。 (asahi = 11-18-13) なにかと因縁のある鳥取県と島根県 事実、両県は昔ひとつだった!? TV や雑誌などで、主に東日本に住む人が「区別がつきにくい県」として挙げられる中に入っていることが多い「鳥取県」と「島根県」。 本州の西端に近い山陰にあって、また、隣り合わせということもあるためだと思われるが、実は、かつて 1 つの県だったことがあったという歴史も尾を引いているという見方もあるのだ。 地元でも知らない人も少なくないという、この事実について鳥取県立公文書館の伊藤康総括専門員は「明治 9 年 (1876) 8 月 21 日から明治 14 年 (1881) 9 月 12 日までの 5 年間、確かに鳥取県は島根県になっていました」と話す。 また、「この時の影響は、130 年たった現在までも鳥取県に残っています」とも言う。 明治 4 (1871) 年の廃藩置県によって生まれた最初の鳥取県は、「因幡国」と「伯耆国(ほうきのくに)」、そして飛び地としてあった「播磨国」の一部が合体したものだった。 「兵庫県姫路市の東隣にある高砂市辺りも鳥取県だったということは、地元の人でも知ったらビックリするのでは!? (伊藤さん)」 この「因幡国」は、今で言う「鳥取市」、「気高郡(けたかぐん)」、「岩美郡」、「八頭郡(やずぐん)」、一方「伯耆国」は、「米子市」、「倉吉市」、「境港市」、「東伯郡」、「西伯郡」、「日野郡」に当たる。 つまり、因幡国は鳥取県の東側で伯耆国は西側ということになる。 「同じ鳥取県でも東西では、言葉や習慣が異なっています」と伊藤さん。 こうして生まれた鳥取県だったが、明治維新で活躍した人物を輩出したのにも関わらず政府で重用されなかったことから、政府に不満を持つようになっていったという。 「反政府的な県と思われたことも、『島根県とひとつにしてしまえ』という考えになったようです。(伊藤さん)」 こうして巨大な「島根県」が誕生し、県庁をはじめとして師範学校など主立った役所は、松江市に移された。 だが、鳥取県の東端から島根県の西端まで総延長は 320km に及ぶ。 「今の山陰本線ができたのが明治 40 年前後ですから、西にある松江市までは、馬か徒歩、海運しかなくて大変だったようです」と伊藤さんは言う。 また、県庁をはじめとする役所が移ってしまったことで、産業もおのずと松江の方に移っていき、どんどん鳥取は寂れていったという。 それを見た地元の有志が立ち上がって「鳥取県再起運動」を行い、明治政府に働きかけて再び 2 つの県となった。 伊藤さんは、「しかし、その 5 年間で鳥取県はかなりダメージを受けたように思います」と話す。 今でも鳥取県と島根県の間に「しこり」のようなものが残っているのは、こうした歴史的な背景もあったわけだが、実は、それぞれの県内でも、更に事情は異なっているという。 「元は 2 つの国が合わさった鳥取県は、鳥取市がある東部と米子市や境港市がある西部では、島根県に対する意識も違います。(伊藤さん)」 実際、地理的にも距離的にも松江市に近いことから、言葉や習慣などは島根県人に近いものがあるという。 「明治 14 年の鳥取県復活の際、県西部では島根県に残りたいという意見も強かったようです」と伊藤さん。 ただし、島根県の方も、出雲国・石見国・隠岐国という旧国同士で、いまだに意見が違うことがあるそうだ。 鳥取県では島根県から分かれた 9 月 12 日を、「とっとり県民の日」と呼んでいるという。 100 年を遙(はる)かに超えても影響が残っていることを見ると、歴史を侮ってはいけない証拠と言えるのでは!? (OFFICE-SANGA、MyNavi = 11-15-13) 島根県が鳥インフル発生対応訓練 鳥取県も参加 島根県は 12 日、高病原性鳥インフルエンザの発生対応訓練を実施した。 鳥取県まで約 1 キロの距離にある安来市の養鶏場で発生したと想定。 鳥取県も参加し、危機管理向上へ連携を図った。 島根県庁であった対策本部の運営訓練では、農林水産部を中心とした県家畜伝染病防疫対策本部、知事・部長などの県危機管理対策本部が会議を開き、初動対応や情報伝達などの訓練を行った。 鳥取県職員 3 人も参加し、防疫対策本部と発生状況、移動制限区域や搬出制限区域内の車両消毒ポイントなどの情報を電話で共有する訓練に取り組んだ。 島根県の訓練への参加は初めてで、鳥取県西部家畜保健衛生所の西谷公志所長は「外国人への情報提供対応など参考になった」と話していた。 島根県では 2010 年 11 月、安来市で鳥インフルエンザ感染が発生している。 溝口善兵衛知事は「机上訓練だったが具体的にできた。 情報共有など各機関との連携は日ごろの取り組みが大事。」と講評した。 この日、両県や関係の各種団体による防疫措置の実動訓練も行われた。 (日本海新聞 = 11-13-13) 原発 30 キロ圏 850 人避難訓練 島根県と松江、出雲、雲南、安来各市 中国電力島根原発(松江市鹿島町)の重大事故に備えようと、島根、鳥取両県と半径 30 キロ圏内の 6 市などは 10 日、住民らの避難訓練を実施した。 時折、横殴りの雨が降る中、住民や社会福祉施設の入所者らは緊張感した面持ちで、バスや陸上自衛隊の車両などで避難した。 島根県と松江、出雲、雲南、安来各市の訓練には住民ら約 550 人が参加。 同県などが昨秋策定した広域避難計画に基づいて実施された。 松江市島根町では、住民 114 人がバス 3 台に分乗し、約 40 キロ南の奥出雲町まで避難。 途中、雲南市のさくらおろち湖自転車競技本部施設で、中国電社員らによる放射線検査(スクリーニング)を受けた。 住民らは、避難先の奥出雲町立町民体育館に到着後、原発事故時の受け入れ態勢について同町職員らから説明を受けた。 孫と訓練に参加した松江市島根町加賀の会社員浜崎一成さん (55) は「今回の経験をもとに、万一の備えをしっかりしておきたい。」 同町野波の大工塩田広幸さん (63) は「近所には足の不自由な高齢者が多い。 万が一の時、どうやって避難させるか真剣に考えたい。」と表情を引き締めた。 訓練後、松江市の松浦正敬市長は「検査に時間がかかったのが課題。 訓練の反省点を盛り込んだ避難計画を作成する。」、奥出雲町の井上勝博町長は「避難が長期化しても生活に不自由しないよう、環境整備に力を入れねば」とそれぞれ述べた。 (寺田航、矢沢慎一、yomiuri = 11-12-13) ◇ ◇ ◇ 原発 30 キロ圏 万一に備え … 島根・鳥取県など訓練 <避難手順 テレビ会議で・病院も> 島根、鳥取両県と、中国電力島根原発(松江市鹿島町)から 30 キロ圏内の両県内 6 市などは 5 日、同原発での事故を想定した原子力防災訓練を行った。 住民らの確実な避難につなげようと、自治体関係者らが初動対応や放射線監視などの手順を確認した他、同原発近くの病院では、患者を避難させる訓練もあった。 両県の他、松江、出雲、安来、雲南市と鳥取県の米子、境港市、両県警、消防、中国電などから計約 2,300 人が参加し、送電線事故で同原発 2 号機が外部電源を失い、原子炉が自動停止したとの想定で実施した。 この日午前 8 時半頃、中国電からトラブル発生の連絡を受けた各県市は、会議を開き、担当者らが事故の概要や放射線の監視状況などを確認。 やがて、2 号機の原子炉の冷却機能が失われ、圧力抑制室の水温が 100 度を超えたと情報が入ると、幹部らは松江市の防災拠点・県原子力防災センター(オフサイトセンター)に顔をそろえ、情報の共有を図った。 溝口知事や平井伸治・鳥取県知事ら両県と 6 市の首脳、原子力規制委員会の担当者らはテレビ会議システムで連絡を取り合い、同原発 5 キロ圏内に住む松江市民の即時避難や、他の住民らの屋内退避を決める手順を確認していた。 訓練後、溝口知事は「機器も整備され、情報は各所に確実に伝わった」と評価し、「事故の状況を住民に分かりやすく伝え、(放射線障害を予防する)安定ヨウ素剤を確実に服用してもらう方法も国の協力で探り、今後に生かしたい」と話していた。 一方、島根原発から約 1.5 キロしか離れていない鹿島病院(松江市鹿島町)でもこの日、原発事故を想定した避難訓練を初めて実施。 職員らが、入院患者役の県職員 5 人を救急車などに乗せ、鹿島支所まで次々と避難させた。 同病院の下瀬宏事務部長は「当院は、自由に動ける状態でない患者が多い。 どのように運んでいくのか、改めて考え直したい。」と話していた。 (矢沢慎一、寺田航、yomiuri = 11-6-13) ◇ ◇ ◇ 島根原発避難訓練の概要決定 島根、鳥取両県は 10 日、中国電力島根原子力発電所(松江市鹿島町)の事故に備えて 11 月に開く原子力防災訓練の概要を決めた。 両県 6 市の原発 30 キロ圏に住む約 930 人がバスのほか初めて列車で避難するなど他機関との連携を強化。 災害弱者となる障害者の避難も初めて盛り込んだ。 島根原発 2 号機で外部電源が喪失したとの想定で 5、10 日の 2 日間に分け実施する。 5 日は初動対応の確認や通信訓練、10 日は住民避難が中心で、計約 50 機関が参加の見込み。 島根県は松江、出雲、雲南、安来の 4 市民計 620 人がバスで、原発から 38 キロの奥出雲町立体育館など 5 カ所に避難した後、放射性物質の付着を調べるスクリーニングを受ける。 また、松江市の障害者施設 2 カ所の入所者と職員計 17 人も参加する。 鳥取県は JR 西日本の協力で米子、境港市民 290 人のうち 80 人が境線を利用。 4 駅から臨時列車で原発から 38 キロの鳥取県消防学校(米子市)に避難する。 両県はそれぞれ陸上、海上自衛隊とも連携。 島根はヘリコプターでの住民搬送、鳥取は境港(境港市)で市民が海自の艦船に乗り込む。 両県とも在宅要援護者と入院患者の模擬避難も試す。 (中国新聞 = 10-12-13) 1 位島根、2 位石川、3 位高知 = ポーラの美肌調査 ポーラは11日、肌の美しい女性が多い都道府県を決める「ニッポン美肌県グランプリ 2013」の結果を発表した。 今年は 2 回目で、島根が昨年に続き 1 位になった。 2 位は石川、3 位は高知だった。 2012 年10 月 - 13 年 9 月に、ポーラのスキンチェックを受けた顧客ら延べ約 70 万人のデータを分析。 「しわができにくい」、「肌が潤っている」など 6 項目を評価し、都道府県別にランキングした。 今年順位を上げたのは石川のほか、4 位の富山、5 位の山形、6 位の宮城など北陸、東北勢が目立った。 ポーラによると、肌の状態には気温と雨量、肌にダメージを与える紫外線量が大きく影響するという。 島根は空気中の水分量が多いほか、喫煙率が全国で最も低いことも要因とみられる。 石川は調査期間の雨量が全国最多で、日照量が少なかったことが、順位アップに寄与したようだ。 (jiji = 11-11-13) 島根に U・I ターン熱視線「しまね UI ターンフェア」 島根県内への U・I ターンに関心を持つ人が増えている。 9、10 月に東京、大阪、広島で開いた「しまね UI ターンフェア」の来場者数は過去最多を記録。 観光面での認知度の高まりを追い風に、県は定住促進策の質向上にもつなげたい考えだ。 県とふるさと島根定住財団によるフェアは 4 回目。 ことしの来場者数は 782 人(前年比 35% 増)で 3 会場とも前年を上回った。 県しまね暮らし推進課は「出雲大社の大遷宮などで県の認知度が高まり、移住先の選択肢に挙がりやすくなった」とみる。 東日本大震災の影響もあり、実際の移住者数も 12 年度は 564 人と 08 年度比で 238 人増えた。 一方、国全体で人口は減っており、各自治体が限られた移住者を奪い合う構図も顕在化している。 県は 1992 年に財団を設立し、全国に先駆け定住支援金などの制度を始めたが、今は各県に同様の制度がある。 同課は「支援金額を競う消耗戦はしない。 人数だけでなく移住者の質を求める方向に転換したい。」とする。 県は昨年度、U・I ターンを検討する人を対象に、東京で「しまコトアカデミー」を開講。 既に島根に移住した「先輩」を講師に、地域の課題を発見して事業などにつなげるスキルを学ぶ。 県内でのインターンシップも含め 5 カ月(全 7 回)で受講料は 4 万円だが、昨年度は 12 人、本年度も 11 人が受講する。 また本年度からは、移住者のミスマッチを避けるため、受け入れ側が「求める人材像」を示す試みも始めた。 「営農組織のリーダー候補」など地域のニーズを整理し、受け入れ態勢も責任を持って整えることで、定着率を高める狙いだ。 浜田市や大田市の住民団体と連携して試行する。 同課は「選ばれるのを待っていては他地域と差異化できない。 優れた人材を確保するために先手を打っていきたい。」としている。 (中国新聞 = 11-10-13) |