パナソニック史上 No.1 の明るさの「強力マルチライト」は、一家に一台でもしもの時も安心 ![]() パナソニックが創業 100 周年に合わせて、1927 年誕生の「角型ランプ」を模したマルチライトを発売した。 聞いただけで、「コレは見過ごすわけにはいかんッ! 」と、すぐさま購入。 早速「強力マルチライト BF-MK10」を紹介していこう。 BF-MK10 の特筆すべきは、その明るさだ。 "強力" と製品名にあるとおり、明るさはパナソニックの単三形電池ライト史上 No.1 (2018 年 2 月 22 日現在)で、明るさを示す光束はなんと 400lm! 単三形電池 3 本で、30W 相当(325lm 以上)の LED 電球の明るさを上回るのだから驚きだ。 しかも 2 つの光源を備え、「マルチ」に活用できる。 スイッチの簡単な切り替え操作で、「強力ライト」、「ランタン」、前方も足元も同時に照らせる「ダブル照射ライト」と、3 通りのモードを利用でき、それぞれが 6 段階の調光にも対応している。 明るくて 3 つのモードが備わるライトは、使い方もとにかく簡単だ。 点灯は、白いランタン部をポンッと押すだけで ON/OFF できる。 暗闇でもスイッチを探さずに手探りだけで点灯できるようデザインされている。 また、誤操作を防ぐロックスイッチもちゃんと備えてある。 モードの切り替えは、側面の四角い「切替」ボタンで行なう。 丸いのは「調光」ボタンで、押せば 6 段階、長押しで無段階の調光ができる。 ボタンの形状が違うので、見なくても指先の感触だけで操作ができるのが良い。 乾電池の入れ替えも簡単、確実にできる。 電池ふたの「スライドつまみ」は親指にしっかりかかるほど大きいため、電池ふたは開けやすく、確実に閉められる。 さらに、単三形アルカリ乾電池の中でも特に長持ちと定評の「パナソニック エボルタ NEO」が 3 本同梱されており、すぐに使える。 光源は、強力ライト用にハイパワー白色 LED 1 個と、ランタン用のワイドパワー電球色 LED 2 個が備わっている。 「強力ライト」モードはハイパワー白色 LED が 1 つ点灯するだけだが、最大の明るさが 400lm というだけにとにかく明るい。 見開きの新聞の上 50cm の高さから照らした様子は、高配光の 40W 形 (485lm) LED 電球に負けないほど明るい。 明るいだけでなく、光がよく拡がり、遠くまでよく届く。 壁面に光源を向けたまま 0.3 → 0.9 → 1.5 → 2.1m と壁から離していったところ、2m も離れれば 2.5m 四方の壁面全体が明るく感じられるほど光が大きく拡がった。 この明るさと拡がりは、家庭のメインの懐中電灯として十分ではないだろうか。 「ランタン」モードは、電球色 LED 2 個が点灯する。 最大の光束は 50lm と、装飾用電球程度の明るさに過ぎない。 だが、壁面から 20cm 離した棚の上に置くと、柔らかな光が広範囲に拡がる。 屋外の使用ならランタン、室内ならベッドサイドに置いて、夜中に目覚めた時の足元灯や常夜灯として、日常的な使い方もできるだろう。 「ダブル照射ライト」モードは、強力ライトとランタンの両方が、明るさを変えずに同時に点灯する。 直立姿勢で手に持ったところ、強力ライトを照らした前方はキリッと明るく、足元がハッキリ見えるほど十分に明るく照らされた。 夜間のウォーキングや犬の散歩にも快適に活用できそうだ。 調光はモードにかかわらず 6 段階、または無段階でできる。 エボルタ NEO を使用して「強力ライト」を最大の明るさ(明るさ 6)で点灯した場合、電池寿命は連続で約 4 時間。 だが、調光した分だけ電池の持ちは良くなり、最小(明るさ 1)ならば約 320 時間も持つという。 光束の小さな「ランタン」なら最大の明るさでも約 22 時間、最小はなんと約 2,200 時間も連続点灯できるのはすごい。 強力ライトとランタンを同時に点灯する「ダブル照射ライト」は最も電力を消費するが、それでも最小にすれば約 300 時間電池が持つ。 調光しながら使えば、日常使いも現実的と言えるだろう。 なお、本製品は最後に点灯したモードと明るさを記憶する。 大きさはハンドル込みで 77 x 83 x 132mm (幅 x 奥行 x 高さ)で、重さは乾電池込みで 263g。 コンパクトで軽く、平らな面に安定して置ける。 実用性を重視したデザインはひと目で何をする物かわかり、強い存在感を放つ。 にもかかわらず、90 年前の角型ランプを模したデザインは、どこか懐かしさと親しみが漂う。 ユニークなのは、シーンに応じてハンドルの位置が変えられる点だ。 ハンドルのネジを指で回せば簡単に外れ、本体の上部と側面の 2 箇所にあるネジ穴を選んで付け替えられる。 上部に取り付ければ手持ちに便利なスタイルになり、側面に取り付ければ安定して置ける支えになる。 また、ネジ穴部はカメラ用三脚などのネジ (1/4 - 20UNC) を採用しており、市販の三脚やクリップなどへ取り付けが可能。 撮影用の照明など、用途の幅が広げられるとしている。 さらに、本体は防滴構造で、小雨などで多少濡れても大丈夫。 大雨の中では使えないが、その代わりに完全密閉型ではないので充電池も使用できる。 古き良き時代の角型ランプを模したデザインにとどまらず、コンパクトなのに大光量で、さまざまなシーンに応じた使い方ができる。 調光すれば電池持ちが良く、スイッチ構成もわかりやすく、持ち歩きしやすい。 災害への備えとしても最適だろう。 まさに現代の技術で甦った「2018 年版・国民のライト」と言いたくなるほど完成度が高い。 予備のエボルタ NEO 乾電池と共に、ご家庭に是非とも常備をオススメしたい。 (藤原大蔵、家電 Watch = 9-11-18) パナソニック、1 人暮らし女性の防犯にも使える工事不要のドアカメラ パナソニックは、ドアに設置するだけで使える「モニター付きドアカメラ VS-HC400」を、10 月 18 日に発売する。 価格はオープンプライス。 店頭予想価格は 26,000 円前後(税抜)。 ドアに掛けるだけで使える「ワイヤレスドアカメラ」 ![]() ドアに掛けるだけで取り付けられる、工事不要のドアカメラセット。 ワイヤレスドアカメラとモニター親機で構成されており、あらかじめペアリング済みのため、設定不要ですぐに使えるという。 インターネット環境やスマートフォンがなくても使用できる点が特徴。 来訪者がきたときは玄関まで行かなくても、部屋にいながらモニター親機で会話可能。 オートロックのないマンションでも設置でき、1 人暮らし女性の防犯対策としての使用も想定している。 1 人暮らし女性の防犯対策としての使用も想定 また、玄関の呼び出し音に連動して玄関の映像をモニター親機に自動表示する「チャイムリンク機能」を搭載。 モニター親機は充電式で持ち運べるため、家事や作業をしながらでも来訪者の顔を確認できる。 モニター親機の本体サイズは、80 x 24.5 x 123mm (幅 x 奥行き x 高さ)で、重量は約 150g。 画面は約 2.7 インチカラー液晶ディスプレイ。 無線通信方式は 1.9GHz の DECT 準拠方式で、電波干渉しにくいという。 スマ@ホームとも連携、来訪者を外出先からリアルタイムに対応 ![]() インターネット接続を可能にする「ホームユニット」を同梱した、モニター付きドアカメラキット「VS-HC400K-W」も同時に発売する。 価格はオープンプライス。 店頭予想価格は 33,000 円前後(税抜)。 ホームユニットは、同社のホームネットワークシステム「スマ@ホーム」のハブとなる機器で、Wi-Fi 経由でさまざまな機器と連携。 ドアカメラとホームユニットを連携することで、来訪者がきた際に外出先でもスマホからリアルタイムに応対できるようになる。 スマ@ホームシリーズには、屋内スイングカメラや開閉センサー、屋外カメラなどがラインナップされており、自宅内外の状況がスマホで把握できる。 子供の帰宅を確認したり、ペットの様子を外出先から確認したりすることも可能。 ホームユニットの無線 LAN の対応周波数は 2.4GHz - 2.5GHz。 (西村夢音、家電 Watch = 8-22-18) パナ、半導体 3 工場を売却へ 魚津など、イスラエル社に パナソニックが、半導体の国内主力 3 工場をイスラエルの半導体受託生産大手タワージャズに売却する交渉に入った。 半導体事業はデジタル家電の不振で赤字に陥っており、自社での生産を大幅に縮小する計画の一環だ。 3 工場は富山県魚津市と同県砺波市、新潟県妙高市にあり、パソコンなどに使われるシステム LSI (大規模集積回路)の基板や、デジタルカメラ向けのイメージセンサーの基板などを生産している。 3 工場を別会社にして、株式の過半数をタワージャズに売却。 販売先の拡大を図る。 約 2,500 人(2013 年 3 月末時点)いる 3 工場の従業員は大半が新会社で雇用される見通し。 (asahi = 11-27-13) パナ、格安蓄電システム発表 「世界シェア 2 割めざす」 【北川慧一】 パナソニックは 18 日、容量あたりの単価が他社製より半分近く安い蓄電システムの新製品を発表した。 住宅やオフィスの節電や停電対策に使う。これから海外も含めて積極的な販売攻勢に出て、5 年後の蓄電システム事業の売上高を現状の 10 倍の年 1 千億円にする方針だ。 12 月 20 日発売の新製品は容量 5 キロワット時で、工事費を除いた希望小売価格は 90 万円(税別)。 1 キロワット時あたりの単価 18 万円は他社製(同 30 万円前後)より大幅に安い。 低価格は、リチウムイオン電池の中国生産を増やしたり、現地での部品調達率を高めたりしたことで実現した。 今後、電気料金の高い欧州や、電気が足りずによく停電する新興国にも売り込む考えだ。 (asahi = 11-19-13) パナソニック、測位精度にこだわったカーナビ新「ストラーダ」 ![]() パナソニックは 11 月 5 日、オートモーティブ & インダストリアルシステムズより、AV 一体型カーナビゲーション「ストラーダ」の新製品「CN-E200D」を発表した。 発売は 12 月 17 日で、店頭想定価格は 6 万円前後。 CN-E200D は、ナビゲーション機能と音楽再生機能を搭載した、ストラーダのベーシックモデル。 サイズは高さ 100mm x 幅 178mm x 奥行き 183mm で、LED バックライト採用の 7V 型ワイド VGA 液晶ディスプレイを搭載した。 準天頂衛星みちびきに対応し、車の上下移動を細かく感知する「3D ジャイロセンサー」搭載により、ビル街や山間部でも、現在地をより正確に測位することが可能。 検索データベースとして、1,296 エリアの市街詳細地図を含む 2013 年度版地図データ、約 3,360 万件の電話番号データを収録した。 CD プレーヤーのほか、ワンセグチューナを内蔵し、ドライブの休憩中のワンセグ放送視聴も可能。 曲に合わせて音質を設定できるほか、プロのレコーディングエンジニアが監修した音質モード「音の匠 Lite」を搭載した。 オプションとして、リヤビューカメラ「CY-RC90KD」と iPod/USB 接続用中継ケーブル「CA-LUB200D」を別売りする。 (浅賀美東江、Cnet = 11-6-13) パナソニック株が反発、半導体事業を大幅縮小との報道 [東京] 午前の株式市場で、パナソニックが反発。 24 日付の日本経済新聞朝刊は、同社が半導体事業を大幅縮小すると報じた。 構造改革進展への期待から買いが先行した。 報道によると、約 1 万 4,000 人いる連結従業員数を 2014 年度までに約 7,000 人と半分に減らし、海外企業と一部工場の売却交渉も進めるという。 同社は 24 日朝、「半導体の事業戦略についてはさまざまな検討をしているが、現在決定した事実はない」とするコメントを発表した。 (Reuters = 10-24-13) パナソニック、半導体の海外工場売却へ 人員も半減方針 パナソニックは赤字の半導体事業を大幅に縮小する。 海外企業と海外の工場の売却に向けて交渉に入ったほか、国内の工場についても売却や閉鎖を進める。 部門の人員も海外を中心に現在の約 1 万 4 千人から 2015 年 3 月までに半減させる方向だ。 テレビや携帯電話などとあわせて構造改革を進めるとともに、今後は成長戦略の具体化を急ぐ。 半導体事業については、デジタル家電の苦戦や韓国勢などとの競争による採算悪化で、13 年 3 月期に 205 億円の営業赤字を計上。 テレビ・パネル事業に次ぐ大きな赤字となっていた。 人件費など固定費の削減や、従来の家電向けから自動車や産業向けに用途を変えて売り上げを増やし、16 年 3 月期には 68 億円の黒字に転換させる計画だ。 海外ではシンガポールやインドネシア、マレーシア、中国の蘇州と上海に半導体の組み立て工場があり、この一部を売却する交渉を半導体受託生産大手などと進めているという。 海外の人員は大幅に減らす。 (asahi = 10-24-13) 小型 + 高機能のミラーレス一眼 パナ立て直しの切り札に ![]() パナソニックは 17 日、世界最小となるミラーレス一眼デジタルカメラ「LUMIX (ルミックス) GM」を 11 月 21 日に発売すると発表した。 低価格のコンパクトデジカメは、カメラ機能のあるスマートフォンに押されて不振だが、「小型」と「高機能」を両立させてデジカメ事業の立て直しを狙う。 本体にマグネシウム合金を使い、シャッターをモーター式にしたり、回路基板の形を工夫したりして小型化。 従来製品より多くの光を集められる構造にして、高画質を実現した。 小型化により、客層を従来のプロ中心からスマホで撮影しているような層に拡大する狙いがある。 白、黒、シルバー、オレンジの 4 色あり、標準ズームレンズ付きで店頭想定価格は 9 万円前後。 ミラーレス一眼は、内部の鏡がなく、軽量・小型ながらレンズ交換ができる特長がある。 パナソニックが 2008 年に初めて発売し、他社もその後相次いで参入した。 世界のデジカメの総販売台数は 12 年の 9,300 万台から 13 年は 7,500 万台程度に減る見込みだが、デジタル一眼レフとミラーレス一眼は 12 年の 1,650 万台から 13 年は 2 千万台程度に増える見込みだ。 (asahi = 10-18-13) プラズマテレビ「終焉」へ パナソニックが撤退方針 パナソニックがプラズマテレビ事業から撤退する方針を固めた、と 2013 年 10 月 9 日付の日本経済新聞などが報じた。 同社は、「PDP 事業については、さまざまな検討を行っているが現在決定した事実はない」とコメントしている。 パナソニックはプラズマ事業に 2000 年代半ばから 5,000 億円以上を投じてきた。 主力の尼崎工場(兵庫県)でのテレビ用パネル生産を、14 年度をメドに終了する方向で調整している。 尼崎工場の資産については製造設備の減損処理は実施済み。 プラズマテレビは日本のメーカーが開発を主導。 画面サイズで 50 型以上の大型テレビにプラズマ、50 型未満の中小型には液晶と棲み分けたが、技術革新で液晶画面の大型化が進み、価格競争力のある液晶が主流となった。 日立製作所が 2008 年度に、パイオニアは 09 年度に撤退。 パナソニックが撤退すれば、プラズマテレビを手がける国内家電メーカーはなくなる。 (Jcast = 10-9-13) パナソニック、リチウム電池増強 EV 用・設備用好調で 【北川慧一】 パナソニックが来年以降、自動車などに使うリチウムイオン電池工場の人員を増やすことを決めた。 電気自動車 (EV) や設備機器の需要が伸び、国内工場の拡張・再開に合わせて別工場から約 300 人を配置転換する。 赤字続きでリストラを強いられてきた事業が、好転してきた。 小さくても大容量の電気がためられ、繰り返し充電しても性能が落ちにくいリチウムイオン電池は、自社のパソコンや携帯電話にも使うため大量生産していた。 ところが円高や海外勢の台頭で、赤字事業に転落。 国内の 8 工場は、ここ数年で 3 カ所に減った。 ただ、今年に入ると欧米で好調な米テスラ・モーターズの EV や、東南アジアの携帯電話基地局などの海外需要が拡大した。 EV の販売はテスラで年 2 万台と少ないが、EV 1 台でノートパソコン 1 千台分の約 7 千個の電池を使うので、まとまった商売になる上、利益も出やすい。 (asahi = 9-29-13) パナ TV、新機種のネット表示見直し 民放は CM 放送へ テレビ画面に放送番組とインターネットのサイトなどが一緒に表示されるのは問題だとして、民放キー局が拒否していたパナソニックの新型テレビの CM 放送について、民放が 14 日から、同社製テレビの CM を放送することが分かった。 民放側が問題にしているのは、4 月に発売された「スマートビエラ」で、テレビの起動時に放送中の番組と、放送と関係の無いサイトやネット動画にアクセスできる画面が表示される機能。 関係者によると、パナソニックが来年以降売り出す機種で表示方法を見直す方針を民放側に伝えたという。 今回放送される CM は、テレビの操作を音声でできる機能に限られる。 民放側は、視聴者が放送番組とネット情報を混同する恐れがあるとして、表示方法の変更を求めていた。 パナソニックは「新機種の表示方法については、コメントできない」としている。 (asahi = 9-12-13) 初 報 (7-7-13) 「4K」画面の大きめタブレット パナソニック発売へ パナソニックは 6 日、フルハイビジョンの 4 倍の解像度を持つ「4K」パネルを使った新しいタブレット端末「タフパッド 4K」を発表した。 同社によると、4K のタブレット端末は世界初。 11 月に欧州、12 月上旬に日本で法人向けに売り出す。 米国でも発売する予定だが、時期は未定。 A3 の書類がそのまま読めるよう、画面は 20 インチと大きめに。 30 センチの高さから、様々な角度で落として耐久試験もした。 価格は 45 万円前後の見通し。 同社はパソコン・タブレット端末事業は法人向けに絞り込み、特に頑丈さをアピールしている。 パナソニックは、同様のタブレット端末が 2015 年、世界販売で 69 万 1 千台と今年(見通し)より 6 割多くなると推定し、力を入れる。 加茂理・グループマネジャーは「15 年には世界シェア 5 割をめざす」と意気込みをみせた。 (asahi = 9-7-13) パナも 4K テレビ発売へ 「他社の売れ行き、想定以上」 ![]() パナソニックは 5 日、フルハイビジョンの 4 倍の解像度を持つ 4K テレビを 10 月中旬に発売すると発表した。 東芝、ソニー、シャープに続き、大手 4 社の製品が出そろう。 パナソニックはこれまで 4K テレビの投入には二の足を踏んでいたが、「(先行する他社の)売れ行きが想定以上」と、発売に踏み切ることにした。 4K テレビは、液晶テレビ「スマートビエラ」の新製品として日米欧で発売し、月産 1 千台を見込む。 画面サイズは 65 型のみで、税込み想定価格は 75 万円前後。 また、映像や音声をデジタル信号で伝送する HDMI の新規格「2.0」に世界で初めて対応。 従来の規格では 4K 映像だと 1 秒間に 30 コマしか表示できなかったが、2 倍の 60 コマ表示できるようにした。 動きの速いスポーツ中継などでも、ぶれが少なくなめらかな映像を楽しめる。 (asahi = 9-6-13) コードあり・無しどっちでも パナソニックが新型掃除機 パナソニックは 22 日、電源コードでつないでも、コードレスでも使える「ハイブリッド電源」のサイクロン式掃除機を 10 月 20 日に売り出すと発表した。 多くの人が面倒がる電源プラグの差し替えを抑えた手軽さが売りだ。 運転時間の短さや吸引力の弱さといったコードレス式掃除機の課題を克服するため、新たに高電圧のリチウムイオン電池を開発。 業界で初めて、コードでも充電でも使えるようにした。 コードレスの場合、約 5 時間の充電で 15 - 20 分運転できる。 (asahi = 8-22-13) パナソニック、W 杯会場設備を一括受注 ブラジル大会 【北川慧一】 来年のサッカー・ワールドカップ(W 杯)ブラジル大会のスタジアムに、パナソニックが大型スクリーンや監視カメラ、通信システムなどの設備を一括納入することが決まった。 代表チームとの「ツートップ」で、サッカー王国に「日本旋風」を巻き起こす原動力に、と期待が膨らむ。 納入するのは、中西部クイアバのアレーナ・パンタナール(4 万 3 千人収容)。 今年 9 月から工事に入り、12 月に設置を終える。 受注額は 300 万ドル(約 3 億円)。 同社は、過去の W 杯で海外のスタジアムにスクリーンなど商品単体を納入したことはあるが、システム全体の納入は初めてという。 (asahi = 8-7-13) パナソニック純利益 1,078 億円、年金変更で利益 4 - 6 月 パナソニックが 31 日に発表した 2013 年 4 - 6 月期の連結決算(米国会計基準)は、純利益が前年同期比 8.4 倍の 1,078 億円だった。 四半期の純利益としては過去最高を記録した。 固定費削減効果に加え、確定拠出年金の導入を決定したことに伴う一時益 798 億円を営業外収益に計上したことが寄与した。 ただし、売上高は伸び悩んだ。 年間配当計画は引き続き「未定」とした。 売上高は微増の 1 兆 8,245 億円、営業利益は 66% 増の 642 億円になった。 同日都内で記者会見した河井英明常務は「厳しい競争環境を除き、円安の影響を除くと実質減収だ」と説明した。 実質的な売上高の減少で営業利益は 530 億円押し下げられたが、661 億円の固定費圧縮効果で補った。 課題であるテレビ・液晶パネルの赤字は 115 億円と、前年同期の 192 億円から縮小した。 14 年 3 月期通期の連結業績予想は据え置いた。 (nikkei = 7-31-13) パナソニック新型テレビ、民放各局が CM 放送拒否 テレビ画面に放送番組とインターネットのサイトなどが一緒に表示されるのは問題だとして、民放キー局がパナソニックの新型テレビの CM 放送を拒否していることがわかった。 大手広告主の CM を放送しないのは異例だ。 民放関係者によると、問題にしているのは 4 月下旬に発売された新型の「スマートビエラ」。 テレビ起動時に、放送中の番組の右側と下に、放送とは関係ないサイトや、ネット動画にアクセスできる画面が表示される。 民放側はパナソニックに対し、視聴者が放送番組とネット情報を混同するおそれがあるとして、表示方法の変更を求めている。 放送局が提供するデータ放送に不具合が生じるケースもあるとしており、パナソニックと協議を続けているという。 一方、パナソニックはいまのところ、番組とネット情報を明確に区分しているとの立場だ。 同社広報は、「スマートテレビは新しいサービス。 放送局側と協議して放送と通信の新たなルール作りを進めているところなので、現時点ではコメントを控えたい。」としている。 (asahi = 7-7-13) パナ、北米のシリコンウエハー生産撤退へ 太陽電池事業 【北川慧一】 パナソニックが太陽電池の基板に使うシリコンウエハーについて、北米での生産から 6 月末に撤退する方針を固めたことが分かった。 今年 2 月にマレーシアで基板からパネル組み立てまでを一貫して行う新工場が稼働しており、生産を集約して効率化を進める。 米国オレゴン州の工場でのシリコンウエハー生産を停止し、従業員の 4 分の 1 に当たる約 50 人を削減する方針。 ウエハーは今後、外部から調達する割合を高める。 ウエハーの材料になるインゴットの生産はオレゴンで続ける。 パナソニックは主に外部調達したウエハーを材料に、大阪府や滋賀県、ハンガリーなどで計 60 万キロワット分、マレーシアで 30 万キロワット分の太陽電池パネルを生産。 ウエハーの自社生産は一部のみで、昨年に米国カリフォルニア州の工場を閉鎖し、生産を 2009 年 10 月に稼働したオレゴン工場に集約していた。 オレゴンの停止後はマレーシア工場だけになる。 シリコンウエハーは近年、世界的な供給過剰から価格下落が急速に進み、パナソニック以外も自社での生産体制の見直しを進めている。 (asahi = 5-23-13) パナソニック、赤字 7,542 億円 2 年連続で巨額に パナソニックが 10 日発表した 2013 年 3 月期決算は、純損益が 7,542 億円の赤字で、過去最悪だった 12 年 3 月期の 7,721 億円に続く巨額赤字となった。 リチウムイオン電池や太陽電池事業などの将来の収益力(のれん代)を低く見直す減損処理が響いた。 売上高は前期比 6.9% 減の 7 兆 3,030 億円、営業利益は約 3.7 倍の 1,609 億円。 14 年 3 月期は純利益が 500 億円と黒字転換する見通しだという。 (asahi = 5-10-13) パナソニック、法人向けに軸足 社長「黒衣でもいい」 【北川慧一、清井聡】 パナソニックの津賀一宏社長が 11 日、朝日新聞のインタビューに応じた。 自動車部品事業を強化するため、計器メーカーなどの買収を考えているほか、走行にかかわる中枢部品にも本腰を入れる。 ほかにも住宅関連など、安定した利益が見込める法人向け事業に力を注ぐと強調した。 自動車部品や住宅用建材はパナソニックブランドが表に出ず、家電メーカーとしての顔が見えにくくなる点もあるが、津賀社長は「黒衣でもいい。 顧客の生活がより良くなればハッピーだ。」と話した。 自動車では、運転席周りのディスプレーで多様な情報が示される電子コックピット化が進んでいる。 津賀社長は「コックピット全体を手掛けたいが、我々だけではできない。 計器メーカーなどの買収の早道を探りたい。」と述べた。 (asahi = 4-12-13) パナソニック、本業黒字でも赤字計上 影に「減損処理」 パナソニックは、2 年連続で純損益が 7,500 億円を超える赤字となる見込みだ。 ただ、よく見ると本業でのもうけを示す営業損益は黒字。 純損益で巨額の赤字となるのは、思ったような利益が見込めない工場設備などの資産価値を見直す「減損処理」を迫られたためだ。 Q & A で解説する。 Q どうしてこれほどの巨額赤字になるの? A 売上高はテレビや携帯電話などの販売不振で大きく落ち込んでいるけど、営業活動に必要な費用を差し引いた営業損益では黒字を確保している。 純損益が赤字になる主な要因は、多額の減損処理をしたからなんだよ。 Q 減損処理って? A 工場の設備や「のれん代」と呼ばれる買収した会社の営業権などは会社の資産だ。 でも、思ったような利益が見込めなければ、その価値を見直して損失計上しなければならない会計上のルールがある。 これが減損処理なんだ。 パナソニックはこの 2 年間に、業績不振のテレビや太陽電池、リチウムイオン電池などの事業で大幅な減損処理に追い込まれた。 2012 年 3 月期には兵庫県尼崎市のプラズマパネル工場などの固定資産と、三洋電機の買収で手に入れた電池事業などの「のれん代」の価値を見直し、減損処理した。 13 年 3 月期にも追加で太陽電池や携帯電話などの事業の「のれん代」の減損処理をするんだ。 Q 13 年 3 月期は、減損処理額が減るのに、赤字は大きいね。 A 「繰り延べ税金資産」も 4,125 億円取り崩し、損失として処理するからだ。 企業は、将来戻ってくる税金の軽減分を一種の「資産」としてあらかじめ計上している。 ところが、業績が悪化して通常の税金が納められなくなると税金の軽減が受けられなくなる。 その資産を取り崩して損失計上するんだよ。 Q そんなに赤字が出ると会社はどうなるの? A お金は工場を建てた時や企業を買収した時に払っているから、資産の価値を減らしても新たにお金を払う必要はない。 繰り延べ税金資産の取り崩しも会計上の処理だ。 ただ、企業としての信用度が下がり、新たな資金調達をする時には金利を余計に払わないといけなくなる。 一方で、あらかじめ減損処理しておくことで、工場設備が時間の経過とともに下がる価値を見込む減価償却費は減り、利益は出やすくなる。 パナソニックは 3 月 28 日に、こうした費用の削減も含めて業績を改善し、16 年 3 月期に 3,500 億円の営業黒字を目指す中期計画を発表した。 これ以上、赤字を重ねないためにも計画通りに収益を上げていくことが必要だね。 (asahi = 4-6-13) パナソニック : ヘルスケア事業の成長戦略さまざまな検討 - 売却報道で 事業構造改革を進めるパナソニック は、病院のシステムや診断装置を扱うヘルスケア事業の成長戦略について「さまざまな検討」をしている。 同事業売却を検討しているとの報道を受け、広報担当の北川恵氏が 17 日、電話取材に答えた。 北川氏は報道について、「決定した事実はない」と述べた。 同日付の日本経済新聞朝刊によると、売却総額は数百億 - 1,000 億円になるとの見方があり、コールバーグ・クラビス・ロバーツ (KKR) や国内外の事業会社が関心を示しているもよう。 パナソニックは今期(2013 年 3 月期)、7,650 億円の純損失に陥る見通し。 資産売却などによりネット資金を 2,000 億円改善させる目標を表明しており、すでに東京汐留ビル(東京都港区)の売却を発表済みだ。 28 日には新中期経営計画を発表する予定。 (Bloomberg = 3-17-13) パナソニック、6,238 億円の赤字 4 - 12 月期決算 パナソニックが 1 日発表した 2012 年 4 - 12 月期決算は、純損益が 6,238 億円の赤字となった。 売上高は 5 兆 4,397 億円、営業利益は 1,220 億円の黒字だった。 13 年 3 月期の純損益の業績予想は 7,650 億円の赤字のまま据え置いた。 パナソニックは 12 年 9 月中間決算で、09 年に買収した三洋電機の資産価値を見直すなどして赤字を計上。 12 年 3 月期も 7,721 億円の赤字を出しており、通期では 2 期連続の巨額赤字となる見通し。 財務内容の改善に向け、「パナソニック東京汐留ビル(東京都港区)」の売却を検討しているほか、設備投資などを控えて、毎年度 2 千億円の資金を捻出する目標を立てている。 (asahi = 2-1-13) パナ、エアコンリサイクル料値下げ 業界最安 1,575 円 パナソニックは 4 月 1 日から、自社(子会社の三洋電機を含む)製家庭用エアコン 1 台あたりのリサイクル料金(税込み)を、現在の 2,100 円から業界で最も安い 1,575 円に引き下げる。 購入時の負担を減らして実質的な「値下げ」効果を打ち出し、他メーカーとの競争に打ち勝つ狙い。 2001 年の家電リサイクル法施行に伴い、エアコンは買い替えなどで不用になった場合、消費者がリサイクル料金を支払って家電量販店などに引き取ってもらう対象になっている。 リサイクル料金は各メーカーで決められるが、これまでは横並びだった。 パナソニックは、原材料の見直しや解体工程の効率化などで処理コストが削減できたとしている。 今後、他メーカーが追随する可能性もありそうだ。 パナソニック製エアコンは同社のリサイクル工場に持ち込まれ、これまでに約 340 万台を解体。 11 年度のリサイクル率は 92% に達しているという。 (asahi = 1-22-13) パナソニック、航空機向け事業拡大へ AV システム開発 【清井聡 = ラスベガス、上栗崇】 パナソニックは航空機向け事業を大幅に拡大する方針を明らかにした。 テレビやパソコンで培った技術を生かし、機内向け AV システムについて 2013 年だけで 1,600 機への納入を目指す。 激しい価格競争で赤字が続くテレビなどの消費者向け製品に代わって、収益源の一つにする狙いだ。 8 日(日本時間 9 日未明)に米ラスベガスで開幕した世界最大の家電見本市「CES (セス)」の基調講演で、津賀一宏社長が発表した。 新たに開発した機内システムは、座席ごとに高精細なテレビ画面を設置。 映画やゲームを楽しめるほか、高速でインターネットにも接続できる。 消費電力が少なく、航空機の燃費向上にもつながる。 すでに米ユナイテッド航空などが導入を決めているという。 航空機向けの AV システムは 1990 年代から手がけてきたが、これまでの納入実績は日本航空やユナイテッド、ニュージーランド航空など累計約 5 千機にとどまっていた。 新機種をてこに他の航空会社にも導入を働きかけ、シェアを拡大する。 年間の売上高は 1 千億円を超える規模になるとみられる。 (asahi = 1-9-13) パナソニック、Smart TV Alliance に参加 ラスベガス発 パナソニックが LG の Smart TV Alliance に参加した。 Smart TV Alliance は、2013 年モデル以降のテレビ用に単一のコネクテッドプラットフォームを開発、利用することを目的に設立された。 Smart TV Alliance は、LG が 2012 年 6 月に Philips が出資する TP Vision とともに発表した。 現在では、東芝やパナソニックのほか、Qualcomm や IBM などのチップメーカーも参加するまでに成長している。 LG の Smart TV インターフェースが市場で最高のものであることはほぼ間違いない。 同アライアンスにより、業界で標準化されたプラットフォームが何らかの形で開発されれば、消費者にとっても開発者にとっても有益である。 新プラットフォームは、3D ビデオ、 円滑なビデオストリーミングを促進する MPEG-DASH、サードパーティーのコンテンツ所有者向けの DRM 標準技術に対応する。 (Ty Pendlebury、CNET = 1-7-13) パナソニック長期格付け、2 段階格下げ ムーディーズ 格付け会社のムーディーズ・ジャパンは 20 日、パナソニックの長期格付けを上から 10 番目の「Baa3」に 2 段階引き下げた。 デジタル分野の市況悪化や景気低迷などの影響で収益が圧迫される可能性が高いと判断した。 財務体質の早期改善も難しいと見ており、今後の見通しもネガティブとした。 (asahi = 11-20-12) パナソニック人員削減 12 年度 大半は海外 パナソニックが 2012 年度の 1 年間で 1 万人程度の人員を削減する方針であることがわかった。 4 - 9 月で既に 9,000 人近くを削減しており、残りについては下期(10 月 - 13 年 3 月)に削減する。 対象は国内外の従業員だが、大半は中国など海外の現地法人の社員という。 パナソニックは 13 年 3 月期連結決算の業績予想を、税引き後利益が 5 月時点に予想した 500 億円の黒字から、7,650 億円の赤字になると下方修正していた。 これに伴い、パナソニックは構造改革費用を当初見込みの 410 億円から 4,400 億円に増やした。 今回の人員削減費用も織り込み済みという。 業績悪化を受け、パナソニックは 11 年度、約 3 万 6,000 人を削減した。 さらに 12 年度中に欧州のスマートフォン(高機能携帯電話)事業から撤退することを決めたほか、チェコとマレーシアの液晶テレビ工場を閉鎖するなど不採算事業の整理、撤退を進めている。 (yomiuri = 11-15-12) パナソニック 7,650 億円赤字 通期見通しを下方修正 【清井聡】 パナソニックが 31 日、2013 年 3 月期の純損益の業績予想を赤字 7,650 億円に下方修正した。 7 月時点では黒字 500 億円と見込んでいた。 同日発表した 12 年 9 月中間決算で、太陽電池など不振事業について大幅な会計上の損失処理をしたことなどが響く。 12 年 3 月期も国内の製造業で過去 2 番目に大きい 7,721 億円の赤字を出しており、2 期連続の 7 千億円超の赤字を出すことになれば、国内大手企業としては異例だ。 09 年 3 月期以降、この 5 年間で通期の純損益が黒字なのは 11 年 3 月期の 1 度だけとなる。 損失がこれほど急激に悪化したのは、09 年に買収した三洋電機の資産価値が見込んだほど高くないと判断し、必要な会計処理をしたため。 三洋時代には稼いだ太陽電池やリチウムイオン電池は、国際市況の悪化でいまや想定していた利益が出ない。 両事業の将来の収益力(のれん代)を低く見直す減損処理を実施。 この処理 2,378 億円に加え、含み損を抱えた他の事業の処理費用も合わせ 3,555 億円を計上した。 (asahi = 10-31-12) |