豊田の養豚場で豚コレラ 250 頭を殺処分へ 愛知県は 31 日、同県豊田市の養豚場の豚が家畜伝染病「豚コレラ」に感染していたと発表した。 同県での感染確認は 16 例目。 飼育する約 250 頭を殺処分する。 県によると、今回の養豚場は、今月 9 日に感染が判明した同市内の養豚場から半径 3 キロ圏内。 周辺施設に感染が拡大していないか調べる検査で感染が判明した。 豚に豚コレラが疑われる症状は出ていなかった。 豊田市内では野生イノシシの感染確認も相次いでいる。 同県の大村秀章知事は 31 日朝に県庁で開いた対策会議後、記者団に「山間部でイノシシの感染が続く中で(養豚場の)感染が続き、封じ込められない大変厳しい状況」と述べた。 一方、農家から求める声が根強い豚へのワクチン接種に関し、大村知事は「国から地域限定でワクチンを打つなら、肉や内臓、皮革製品すべて県内で流通を完結しろと言われている」と説明。 その上で「県境で止めるのは現実の流通であり得ず、価格暴落が分かっていてもやるかという判断を県に委ねるやり方は極めて遺憾だ」と批判した。 (中日新聞 = 8-31-19) 豚コレラ対策でイノシシ捕獲予算倍増 環境省概算要求 東海地方などで猛威を振るう家畜伝染病「豚コレラ」対策として、環境省はウイルスを媒介する野生イノシシの捕獲を強化するため、今年度より倍増となる約 30 億円の予算を新年度概算要求に盛り込む。 山間部での生息密度を下げて感染拡大を抑えるとともに、感染経路の調査を強化する狙いだ。 豚コレラは昨年 9 月、岐阜県で 26 年ぶりに国内感染が判明して以降、北陸や近畿で捕獲されたイノシシなどから陽性確認が相次いでいる。 人に感染せず、感染した豚肉を食べても人体に影響がないとされる一方、豚やイノシシには強い感染力を持ち、感染すると高い確率で死に至るため、法律で家畜伝染病に指定されている。 感染が確認された地域では、感染経路などを調べるために捕獲が行われているが、その実務は、環境省の「指定管理鳥獣捕獲等事業」の枠組みで交付金を受けた都道府県が委託した民間団体が主に行っているという。 感染の広がりに対応して捕獲数を増やすため、予算増額を求める。 また環境省は近く、狩猟愛好家らがレジャーとして行うイノシシ猟への対応を都道府県から聞き取る予定だ。 猟を逃れたイノシシが拡散したり、狩猟愛好家が不用意に感染した肉を流通させたりする恐れがあるためだ。 岐阜県は昨年度、狩猟愛好家らによる狩猟を制限している。 同省は同様の対応も含む、都道府県レベルでの様々な対策の広がりを期待する。 イノシシは全国で年間 60 万頭程度が捕獲されている。 制度上は狩猟による捕獲と、その他の、農作物や人間生活への被害を防ぐ目的の有害鳥獣捕獲などに大別される。 (松尾一郎、asahi = 8-29-19) 石川県が豚コレラ対策強化 白山での感染受け 石川県内でも野生イノシシへの家畜伝染病「豚(とん)コレラ」の感染が確認された。 豚コレラは昨年 9 月以降、岐阜、愛知、三重、福井の養豚場で発生。 野生イノシシの感染も長野や富山に広がり、懸念が高まっていた。 豚コレラは豚やイノシシの病気で、人には感染せず、仮に感染した豚の肉や内臓を食べても人体に影響はないとされている。 養豚場で感染が確認された場合は、すべて殺処分される。 県によると、感染が確認されたのは今月 20 日、白山市女原の山間部に設置された捕獲おりに入っていたイノシシの幼獣。 県の遺伝子検査で陽性と判定され、国の検査で確定した。 場所は福井県境まで約 14 キロの地点だった。 国の検査によると、福井で感染した野生イノシシの遺伝子と同じ系統だったといい、石川県の担当者は「福井から来ているのではないか」と推測している。 野生イノシシが養豚場にウイルスを媒介する恐れがあるため、県は全域で捕獲調査を進めてきた。 白山市での感染確認を受け、県は発見地点を中心とした半径 10 キロ圏内で重点的に捕獲を進めるほか、市内 2 カ所の獣肉処理施設に対し、同区域内でつかまえた野生イノシシの利用を自粛するよう求めた。 県によると、県内の養豚場は、かほく市より北に 15 カ所(計約 2 万 1 千頭)ある。 20 日からは養豚場への感染防止のため、かほく市と津幡町で野生イノシシへの豚コレラ経口ワクチンの散布も始めた。 捕獲用のおりも近く増設が完了する予定で、地元などが設置した分も含めて県内全体で 2,260 基になるという。 谷本正憲知事は 22 日、「養豚農家や市町、猟友会などと連携して実施している防疫対策をさらに強化し、養豚農場で飼われている豚への感染防止に万全を期したい。 県民の皆様には、国や県が提供する正しい情報に基づき、冷静に対応していただくよう、重ねてお願いしたい。」とコメントした。 (伊藤稔、asahi = 8-24-19) (長野)県内イノシシ感染 計 69 頭に 豚コレラ 調査対象区域に宮田も (長野)県は 20 日、県内の野生イノシシ 5 頭で豚コレラ感染を新たに確認したと発表した。 塩尻市で 1 頭、木曽郡木曽町で 3 頭、木祖村で 1 頭。県内での野生イノシシの感染確認は計 69 頭になった。 5 頭は 15 - 17 日に捕獲したり、死んだ状態で見つかったりした。 今回の感染確認で新たに監視対象農場となる養豚場はなく、従来通り塩尻市の 2 施設のみ。 一方、発見地点から半径 10 キロ圏内で、より厳重な豚コレラ検査が必要な「調査対象区域」には新たに上伊那郡宮田村が加わり、中南信の計 25 市町村になった。 (信濃毎日新聞 = 8-21-19) 岐阜で 22 カ所目の豚コレラ 県内の過半数が殺処分に 岐阜県は 17 日、同県揖斐川町の養豚場の豚から家畜伝染病「豚(とん)コレラ」の陽性反応が出たと発表した。 飼育されている豚約 3,600 頭はすべて殺処分される。 県内の施設で感染が確認されたのは 22 カ所目。 この感染判明によって、岐阜県内の飼養豚(約 11.8 万頭)の半数を超える 53% (約 6.2 万頭)が殺処分されることになる。 16 日午前に養豚農家から「食欲不振の豚が 2 頭いる」と連絡があり、検査をして判明した。 揖斐川町の養豚場で感染が確認されたのは初めて。 この農家は岐阜市にも養豚場(約 700 頭)があり、直近では 7 月 11 日に 4 頭を同市から揖斐川町の養豚場へ移動していた。 県は、岐阜市の養豚場にも立ち入り検査を実施し、感染の有無を調べている。 (松浦祥子、asahi = 8-17-19) 養豚場で豚コレラ、福井県内 2 例目
福井県は 8 月 12 日、福井県越前市内の養豚場で豚コレラが発生したと発表した。 昨年 9 月以降の一連の豚コレラで、福井県内の養豚場で感染が確認されたのは 2 例目、国内では 37 例目。 県は同日夜から家畜伝染病予防法に基づき、飼育されている豚 615 頭全てを殺処分する方針。 豚コレラは人には感染せず、感染した豚を食べても人体に影響はない。 県によると、11 日午前 9 時ごろに養豚場から「豚 1 頭が死んだ。 食欲不振の豚も複数頭いる。」との報告があった。 県の遺伝子検査で、死んだ豚を含めて 7 頭が陽性と判定され、県の結果を受け国が 12 日に感染と判定した。 今回発生した養豚場は、7 月 29 日に感染が確認され豚 309 頭が殺処分された越前市の養豚場から半径 3 キロ圏内にあり、出荷などを制限されている。 豚コレラは昨年 9 月に岐阜県岐阜市の養豚場で判明して以降、岐阜、愛知、三重、福井の 4 県の養豚場などで感染が確認され、発生養豚場が出荷した長野県、滋賀県、大阪府の施設でも判明した。 (福井新聞 = 8-12-19) 愛知県試験場で豚コレラ 県施設で初、700 頭殺処分開始 愛知県は 9 日、同県長久手市の県農業総合試験場で飼育する豚 2 頭が家畜伝染病「豚(とん)コレラ」に感染していたと発表した。 飼育する研究用の豚約 7 百頭の殺処分を始めた。 同県では 2 月以降、民間養豚場での感染確認が続いているが、県の施設では初めて。 同県豊田市の養豚場でも新たに感染が判明、豚への感染確認は 15 例となった。 大村秀章知事は県庁で開いた対策会議で、試験場での感染について「県内でも最高レベルの防疫体制を敷いてきた。 驚きと衝撃を禁じ得ない。 感染経路を究明し対策を打っていきたい。」と述べた。 周辺では、北西に 2 キロ離れた長久手市内の養豚場で 7 月 8 日に豚コレラ感染を確認。 周辺施設に拡大していないか調べるための検査で、試験場の豚への感染が発覚した。 豚に豚コレラの症状はなかったという。 試験場は「みかわポーク」などブランド豚の品種改良を担い、現在も新たな種豚の完成を目指している。 大村知事は感染により 2022 年を目標にしていた新しい豚の完成が 1 - 2 年遅れるとの見通しを示した。 一方、県内で試験場が開発したブランド豚を飼育する養豚農家への供給は、同県岡崎市の県畜産総合センターが担っており、試験場の感染で生産者への直接的な影響はない。 試験場は昨年 9 月以降の豚コレラ拡大を受け、殺処分で改良中の血統が途絶えるのを避けるため、今年 2 月から改良中の豚の受精卵を凍結保存。 7 月末から名古屋大農学部(名古屋市千種区)で保管しており、防疫措置などを終えた後、凍結受精卵を使って研究を継続する方針。 試験場に先立って感染が確認された豊田市の養豚場でも、飼育する計約 300 頭の殺処分を始めた。 県によると、経営者から 8 日朝、飼育する豚 1 頭が死んだとの通報があった。 (中日新聞 = 8-9-19) ワクチン接種の是非検討 = 豚コレラ発生県で - 農水省 ![]() 家畜伝染病「豚コレラ」が 7 月以降、三重、福井両県の養豚場に拡大したことから、農林水産省は、発生県の豚に対するワクチン接種の是非について検討を始めた。 ワクチンを使った豚肉が地域外に流通しない厳格な仕組みの構築も支援。 日本の豚肉輸出への影響を最小限に抑えたい考えだ。 「豚肉の輸出拡大を進める中、ワクチンは打ちたくないのが本音だ。」 ワクチンを使うと、国際ルール上「非清浄国」とみなされ、豚肉の輸出は困難になるため農水省幹部はこう繰り返している。 それにもかかわらず、接種の是非について検討を始めたのは、岐阜、愛知両県に発生が集中していた豚コレラが、7 月に入り三重、福井両県に広がったためだ。 ウイルスの媒介役とされる野生イノシシの感染事例はさらに広域に及び、新たな発生県がいつ出てもおかしくない状況。 「不測の事態への備えも必要(同省)」と判断した。 ワクチン接種をめぐっては、ルールを定める国際機関「国際獣疫事務局 (OIE)」とも協議を開始。 対象地域の豚の移動を制限したり、豚肉が域外で販売されないようにしたりした上で、未使用エリアを「清浄国」として認めるよう求めていく。 こうした協議をにらみ、農水省はトレーサビリティー(生産流通履歴)の把握など厳格な流通管理体制の構築を、発生各県に促す考え。 ワクチンを接種しても管理が不十分とみなされれば、輸入停止を決める国が相次ぐことが想定されるためだ。 農水省はまた、衛生管理の強化に向けて、豚コレラの発生地域で豚舎をいったん空にしたり、野生イノシシの侵入を防ぐ防護柵の設置を全国の養豚場に義務付けたりする方針だ。 (jiji = 8-4-19) 福井県の養豚場 8 頭、豚コレラ感染確認 309 頭殺処分 福井県は 29 日、同県越前市の養豚場で飼育していた豚 8 頭の豚コレラ感染が確認されたと発表した。 昨年 9 月に岐阜市の養豚場で国内で 26 年ぶりの発生が確認されて以降、福井県内で豚の豚コレラの感染が確認されたのは初めて。 県によると、28 日朝、越前市の養豚場から死んだ豚がいると通報があった。 死んだ 1 頭を含む計 15 頭を県が検査すると、8 頭が陽性だった。 農林水産省の検査で 29 日、陽性が確定した。 県はこの養豚場の豚 309 頭の殺処分を始め、半径 3 キロ圏内にある別の養豚場に移動制限をかけた。 出入り車両の消毒地点を設けるなどの防疫措置をとる。 (asahi = 7-29-19) 岐阜でまた「豚コレラ」 … 1,000 頭を殺処分へ 岐阜県は 27 日、同県恵那市の養豚場で家畜伝染病「豚(とん)コレラ」の感染が新たに確認されたと発表した。 県は、飼育されている豚計約 1,000 頭を殺処分する。 県によると、26 日に養豚場から「飼育する豚が食欲不振になっている」と連絡があり、遺伝子検査を行ったところ、計 9 頭から豚コレラの陽性反応が確認された。 県は国と協議し、豚コレラに感染したと判断した。 同県内の飼育施設での発生は、昨年 9 月に岐阜市の養豚場で確認されて以降、21 施設目。 (yomiuri = 7-27-19) 三重の養豚場、2 頭に豚コレラの疑い 県内初の陽性反応 三重県は 23 日、いなべ市の養豚場で死亡した豚 2 頭が県の検査で、豚コレラの陽性反応が確認されたと発表した。 国に詳しい検査を依頼しており、23 日夜以降に確定する予定。 三重県内の養豚場で豚コレラの陽性反応が出たのは初めて。 豚コレラは人間には感染しない。 内閣府の食品安全委員会は、仮に感染した豚の肉を食べたとしても人体に影響はないとしている。 (asahi = 7-23-19) 木曽町の野生イノシシ 豚コレラ感染確定 県は 13 日、木曽郡木曽町で見つかり豚コレラ感染が疑われていた野生イノシシについて、国の検査機関による確定検査で感染を確認したと発表した。 遺伝子解析の結果、これまでに他県で確認されたのと同じ配列の豚コレラウイルスを確認した。 野生イノシシの感染は県内では初めてで、岐阜、愛知、三重、福井に続き、5 県に広がった。 感染確定を受け、発見地点から半径 10 キロ圏内の木曽町、木曽郡上松町、王滝村、木祖村、塩尻市の一部は、より厳重な豚コレラ検査が必要な「調査対象区域」となった。 区域内では死骸だけでなく、わななどで捕獲したイノシシも感染の有無を長野県が調べる。 県園芸畜産課によると、区域内に養豚場はない。 県は 13 日、全 117 戸の養豚農家などに、木曽町の野生イノシシの豚コレラ感染が確定したことを通知し、改めて防疫対策の徹底を呼び掛けた。 12 日から聞き取り調査をした結果、全てで豚などに異常がないことを確認した。 また、10 キロ圏内で死んだり、捕獲したりした野生イノシシについて、焼却や埋却などで適切に処理するよう、地元の市町村や猟友会などに求めた。 今後、野生イノシシへの経口ワクチン散布に向け、国との協議を急ぐ。 同課担当者は「養豚場に感染が広がらないよう、スピード感を持って対応していく」としている。 感染が確定したイノシシは雄の成獣で、8 日に木曽町新開杭の原の住宅前で死んだ状態で見つかった。 県松本家畜保健衛生所(松本市)が遺伝子検査をし、12 日に陽性を確認。 県は検体を国の検査機関に送り、確定検査を依頼していた。 結果は当初、13 日午前に判明する見通しだったが、うまく出ずに再検査し、県には同日午後 6 時ごろに農林水産省から連絡があった。 (信毎 = 7-14-19) 岐阜・七宗で豚コレラ、400 頭処分へ 県内 20 カ所目 岐阜県は 10 日、同県七宗町の養豚場の豚から家畜伝染病「豚コレラ」の陽性反応が出たと発表した。 岐阜県内の施設での感染確認は通算 20 カ所目。 七宗町での発生は初めて。 飼っている豚約 400 頭を殺処分する。 県は同日午前、県庁で本部員会議を開き、対策を検討した。 国は、豚コレラは人には感染せず、感染した豚の肉を食べても健康への影響はないとしている。 (松浦祥子、asahi = 7-10-19) 愛知・長久手で豚コレラ 約 790 頭を殺処分へ 愛知県は 8 日、同県長久手市の養豚場で豚コレラが発生したと発表した。 一連の豚コレラの 30 例目で、県内では 13 例目。 この養豚場に子豚を出荷していた同県瀬戸市の養豚場を含む 2 施設の計約 790 頭の殺処分を同日中に始める。 殺処分は 10 日までに、埋却や消毒などの防疫措置は 12 日までに完了する見通し。 (mainichi = 7-8-19) 豚コレラ、愛知・西尾でも感染疑い 7,500 頭殺処分へ 愛知県西尾市の養豚農場で 29 日、家畜伝染病「豚(とん)コレラ」の感染が確認された。 2 月以降、愛知県内では豚コレラの被害が相次いでいるが、西尾市での感染確認は初めて。 県内の飼育施設で感染が確認されたのは 12 例目。 これまで県内では田原、豊田、瀬戸の 3 市などで感染が確認されていた。 県は 29 日午後 7 時ごろから、発生農場と同じ団地にある 7 農場で飼育する 7,500 頭余りの豚の殺処分を始める。 県によると、28 日午後 7 時ごろ、西尾市の養豚場から「豚が死んだり、出血したりしている」と通報があり、検査を実施。 33 頭中 22 頭から陽性反応が出たという。 今回の発生を受け、県は県内に 200 以上ある全養豚農場に対して、29 日付で消毒命令を出すことも発表した。 大村秀章知事は「これまで感染が確認されなかった地域での被害発生は大変残念で、極めて深刻な事態。 感染ルートの解明に向けて、全力を尽くす。」と話した。 (asahi = 6-29-19) 岐阜で豚コレラ 県内 18 カ所目、1,200 頭殺処分へ 岐阜県は 23 日、同県関市の養豚場の豚から家畜伝染病「豚(とん)コレラ」の陽性反応が出たと発表した。 岐阜県内の施設での感染確認は通算 18 カ所目。 飼っている豚約 1,200 頭を殺処分する。 県は同日午前、県庁で本部員会議を開き、対策を検討した。 国は、豚コレラは人には感染せず、感染した豚の肉を食べても健康への影響はないとしている。 (山野拓郎、asahi = 6-23-19) 山県市で新たに豚コレラの疑い 県内 17 カ所目 岐阜、愛知両県で家畜伝染病「豚(とん)コレラ」の感染が拡大している問題で、新たに山県市内の養豚場で死んだ飼育豚が見つかり、遺伝子検査の結果、豚コレラに感染している疑いがあることが 5 日、分かった。 県は感染を確認後、防疫措置のために陸上自衛隊に災害派遣を要請した上で、同日午後から飼育豚の殺処分を開始する方針。 飼育頭数は約8千頭とみられる。 関係者によると、4 日に死んだ豚が数頭見つかり、遺伝子検査をした。 県内で発生した施設は 17 カ所目になる。 先月 25 日には同市内の別の養豚場で感染が確認されている。 豚コレラは岐阜市で昨年 9 月、国内で 26 年ぶりに確認された。 農林水産省は拡大防止策として、県内では養豚場約 20 施設を対象に豚を早期出荷して空になった農場を改修し、衛生管理を強化する手法を提案している。 また、野生イノシシへの感染も広がり、4 日時点で 522 頭の感染が判明。 県は 3 月からイノシシ向けの経口ワクチンの散布を山中で実施している。 (岐阜新聞 = 6-5-19) 岐阜・山県で豚コレラ 県内 16 カ所目、2 千頭殺処分へ 岐阜県は 25 日、同県山県市の養豚場の豚から家畜伝染病「豚(とん)コレラ」の陽性反応が出たと発表した。 県内施設での感染確認は 16 カ所目。 飼育されている豚約 2 千頭は全頭殺処分される。 山県市内では、計 4 カ所の養豚施設のうち、2 施設で今年 3 月に感染が確認され、全頭が殺処分されている。 豚コレラは人には感染せず、感染した豚の肉を食べても健康への影響はない。 (asahi = 5-25-19) 養豚場でまた豚コレラ 1,100 頭余を殺処分へ 愛知 愛知県は 22 日、同県瀬戸市の養豚農場で家畜伝染病「豚(とん)コレラ」の感染が確認されたと発表した。 県によると、農場では 1,100 頭余りの豚を飼育しているといい、全頭を殺処分する。 愛知県内では 21 日に田原市でも感染が確認されており、豚コレラの発生が相次いでいる。 県によると、21 日午前に農場から「死んだ豚がいる」などと報告があった。 22 日に県で検査した豚 10 頭すべてで豚コレラの陽性反応が出た。 今回の農場は、3 月 27 日に豚コレラの感染が確認された瀬戸市の養豚団地から南西 700 メートルに位置しており、家畜伝染病予防法に基づく移動制限がかけられている。 県は 22 日午前、緊急対策会議を開催。大村秀章知事は記者団に「降りかかる火の粉は振り払う。 防疫措置に速やかに取りかかり、封じ込めていきたい。」と述べた。 豚コレラは豚とイノシシが感染し、発熱や食欲不振、うずくまりなどの症状がみられる。 致死率は高いが、人はかからず、感染した豚などの肉を食べても人体に影響はないとされる。 (asahi = 4-22-19) 岐阜・恵那で豚コレラの陽性反応 約 1 万頭を全頭処分へ 岐阜県は 17 日、同県恵那市の養豚場の豚から家畜伝染病「豚(とん)コレラ」の陽性反応が出たと発表した。 飼育されていた豚は約 1 万頭とみられ、陽性反応が確認された県内の施設では最大規模となる。 豚は全頭殺処分される。 県は同日午後、緊急会議を開き、自衛隊に災害派遣を要請した。 恵那市内では 9 日にも別の養豚場で豚コレラの陽性が確認され、豚約 3,500 頭が殺処分された。 岐阜県内施設での感染確認は 15 カ所目。 (asahi = 4-17-19) 「はちや豚」絶望的 唯一の生産農場で豚コレラ感染 岐阜県美濃加茂市内の養豚場で 30 日に豚コレラ感染が確認され、同養豚場でのみ生産している同市産のブランド豚「はちや豚」の生産継続が困難となった。 はちや豚は、同養豚場が改良した豚で、堂上蜂屋柿の皮をまぜた飼料で育てられる。 ブランド確立を目指し、市も PR していた。 市によると、はちや豚を同養豚場以外で生産しているところはなく、種豚も殺処分されるため、職員は「ほぼ供給できなくなると考えている」と話した。 (岐阜新聞 = 3-31-19) 終息の期待一転 止まらぬ豚コレラ、愛知で 20 農場目 愛知県は 28 日、田原市の養豚農場の豚から新たに家畜伝染病「豚(とん)コレラ」の感染が確認されたと発表した。 この農場が飼育する 1,600 頭余りの豚を殺処分する。 27 日にも瀬戸市の養豚農場で豚コレラの感染が確認されたばかりで、愛知県内での感染は 20 農場目。 県によると、27 日朝に農場から「豚に食欲不振や発熱の症状が見られる」と連絡があった。 この農場は、計四つの農場が集まる「養豚団地」にあり、団地全体で約 7,600 頭を飼育。 共同で使用している施設もあるという。 このため、県はほかの3農場についても検査する方針。 今回の農場から約 1 キロ離れた別の養豚団地では 2 月に豚コレラが確認され、団地内の 14 農場などで計約 1 万 7 千頭を処分。 これらの防疫措置が完了してから 28 日が経ったことを受け、県は今月 25 日に、今回の農場を含む周辺の移動制限を解除したばかりだった。 この制限解除を前に、今回の農場でも今月 15 日に一部の豚の検査をしたが、陰性だったという。 県の担当者は「制限をかけ、検査も終わっていたのに、どうしてこういう結果が出たのか検証すべきだと思う」と話した。 田原市は養豚が盛んで、県によると、今回の農場から半径 10 キロ圏で 8 万 2 千頭が飼育されている。 (asahi = 3-28-19) 岐阜で新たに豚コレラ = 山県市、1,300 頭殺処分 岐阜県は 7 日、山県市の養豚場で家畜伝染病「豚コレラ」の感染が新たに確認されたと発表した。 県の検査で複数の豚から陽性反応を確認した。 この養豚場では約 1,300 頭が飼育されており、県は殺処分を始めた。 県は 6 日、養豚場から食欲不振の豚がいるとの報告を受け、立ち入りを実施していた。 検体を国へ送り、詳細な検査でウイルスの型を調べる。 (jiji = 3-7-19) 岐阜・瑞浪の養豚場で豚コレラ、5,775 頭殺処分へ 岐阜県は 19 日、瑞浪(みずなみ)市の養豚場の豚から家畜伝染病「豚(とん)コレラ」の陽性反応が出たと明らかにした。 豚 5,775 頭を全頭殺処分する。 県は自衛隊に災害派遣を要請した。 同日午前 10 時半から家畜伝染病防疫対策本部員会議を開いて対応を協議した。 県などによると、18 日正午に「食欲不振の豚がいる」と養豚場から報告を受け、遺伝子検査(PCR 検査)をしたところ、19 日午前 7 時に陽性反応が出た。 その後、国と協議し、豚コレラの感染と判断したという。 県は発生農場について、23 日までに豚を殺処分し、3 月 3 日までの埋却や施設の消毒をめざす。 周辺では野生のイノシシにも感染が広がっており、これまでに岐阜県内で 153 頭の感染が確認されている。 豚コレラは、人には感染せず、感染した豚の肉を食べても健康への影響はない。 (asahi = 2-19-19) 異常把握したのに出荷し豚コレラ拡大 「考えられない」 愛知県豊田市の養豚場で発覚した豚コレラの感染が、この養豚場が豚を出荷していた岐阜、長野、滋賀、大阪の 4 府県に一気に広がった。 長野には、感染が疑われていながら出荷されていた。 畜産関係者からは疑問の声が上がった。 「(感染の疑いを把握していたのに)出荷を抑制する措置がとられなかったのはなぜなのか、確認しなければいけない。」 長野県の阿部守一知事は 6 日の会見で、愛知県の対応について苦言を呈した。 長野県は 6 日午前 10 時から緊急の対策本部会議を開き、対応を協議。 この日から同県宮田村の養豚場で飼育されている豚約 2,500 頭の殺処分を始める方針だ。 4 日に愛知県豊田市の養豚場で食欲不振などの異常が確認され検査を始めていたにもかかわらず、5 日朝、長野県に向け子豚が出荷された。 その結果、宮田村の養豚場へ搬入された子豚 80 頭のうち 79 頭が陽性であることが判明。 これとは別に、この養豚場から長野県松本市内の食肉処理場へ出荷され、感染のリスクは低いと見られていた豚 38 頭についても、12 頭が陽性と確認された。 長野県の山本智章・農政部長は「感染の疑いがあれば、搬入されることは通常、考えられない。 きわめて残念だ。」と話す。 別の県幹部は「きわめて感染力が高い。 野生の鳥獣に広がらないように万全を期さなければならない。」と危機感をあらわにする。 (asahi = 2-6-18) ◇ ◇ ◇ 豚コレラ、岐阜県外に拡大 愛知・長野・滋賀・大阪でも 岐阜県内で昨年 9 月以降、発生が相次いでいた家畜伝染病「豚コレラ」について、農林水産省は 6 日、愛知県豊田市の養豚場で飼育している豚で感染を確認したと発表した。 また、この農場から豚が出荷された長野、岐阜、滋賀、大阪、愛知の 5 府県の農場の豚でも感染が確認されたという。 一連の感染拡大の中、岐阜県外の施設で発生が確認されるのは初めて。 豚コレラをめぐっては昨年 9 月、国内の施設では 26 年ぶりとなる発生が岐阜市内で確認された。 以降、岐阜県内の豚やイノシシの施設で計 7 例の発生を確認し、約 1 万頭の豚と 22 頭のイノシシを殺処分していた。 野生のイノシシがウイルスを拡散している恐れがあるとして、岐阜県が防護柵をつくるなどして感染拡大の防止に取り組んでいた。 農水省によると、豚コレラは、豚とイノシシの病気で人には感染せず、感染した豚などの肉を食べても人体に影響はないという。 (asahi = 2-6-19) 岐阜県で 7 例目豚コレラ、1,800 頭殺処分開始 岐阜県内で家畜伝染病の豚(とん)コレラが相次ぎ発生している問題で、岐阜県は 29 日、同県各務原(かかみがはら)市の養豚場で飼育されていた豚が豚コレラに感染していたと発表した。 同県内では昨年 9 月に養豚場での感染が確認されて以降、家畜として飼育されていた豚やイノシシの感染は 7 例目。 県は陸上自衛隊に災害派遣を要請、飼育されている豚計約 1,660 頭や、卸売市場に出荷された豚など約 150 頭の殺処分を開始した。 県によると、この養豚場で 28 日、複数頭に発熱などの症状が確認され、遺伝子検査の結果、陽性反応が出た。 県は国との協議を経て豚コレラに感染したと判断した。 豚コレラを巡っては県が昨年 9 月 9 日、岐阜市の養豚場で国内では 26 年ぶりに豚への感染が確認されたと発表。 野生イノシシへの感染も広がっており、岐阜県では今月 28 日までに計 108 頭に上っている。 (yomiuri = 1-29-19) 止まらぬ豚コレラ感染、岐阜県が自衛隊に災害派遣要請 岐阜県は 25 日、同県関市の養豚場の豚から、豚(とん)コレラウイルスの陽性反応を確認したと発表した。 9 月に国内で 26 年ぶりに岐阜市の養豚場で確認されて以来、飼育施設の豚やイノシシで感染が確認されたのは 6 例目。 殺処分対象の豚は 7,547 頭で、これまでの 10 倍以上となる。 県によると、県の検査で 25 日未明、養豚場の豚 2 頭から豚コレラウイルスの陽性反応が出た。 県は 25 日午前 7 時から、家畜伝染病防疫対策本部員会議を開いて対応を協議。 殺処分の対象がこれまでより多いため、今後 90 時間以内に豚を殺処分し、270 時間以内の 1 月 3 日に埋却や施設の消毒を目指す。 また、県は自衛隊に災害派遣を要請。 防疫措置に自衛隊員約 1,600 人の協力を受ける。 (板倉吉延、asahi = 12-25-18) 愛知でも豚コレラ 犬山で野生イノシシ感染 愛知県は 22 日、同県犬山市野中の山中で 19 日に捕獲された野生イノシシから、家畜伝染病「豚(とん)コレラ」の陽性反応が出て、国の検査で感染が確定したと発表した。 豚コレラは 9 月に岐阜県の豚で確認され、野生イノシシにも広がっているが、愛知県内での感染は初めて。 岐阜県内で確認されたウイルスと同型で、県境を越えた感染拡大が決定的となった。 愛知県内での感染は 1980 (昭和 55)年以来、38 年ぶり。 県は国の防疫指針に基づき、発見地点から半径 10 キロ以内を調査対象区域に設定。 区域内で豚の飼育施設 3 戸を立ち入り調査し、異常が無いことを確認した。 感染したのは家畜ではないため、搬出や移動の制限措置は取らない。 県によると、感染したイノシシは体長 100 センチのメスで、犬山市猟友会が 19 日午後、わなにかかっているのを見つけた。 県中央家畜保健衛生所(岡崎市)で検査したところ、21 日に豚コレラの陽性反応が出たため、22 日に国の機関が遺伝子検査し、感染を確定した。 発見場所は、岐阜県可児市で 11 月に野生イノシシの感染が確認された地点から南に 7 - 8 キロ。愛知県庁で会見した岡地啓之畜産課長は「一頭だけとは考えにくい。 今後も広がる可能性は十分ある。」との認識を示した。 県内農家に消毒などの徹底を呼び掛けるとともに、県内全 247 農場の立ち入り検査を始める。 愛知県は可児市での感染確認を受け、11 月 15 日から来年 3 月 15 日まで犬山、小牧、春日井各市の全域で狩猟禁止にした。 今回の発見地点の半径 10 キロ以内に含まれる名古屋市守山区と瀬戸市も対象にする方向で検討する。 捕獲されたイノシシの検査は犬山市のみで実施してきたが、小牧、春日井両市にも広げる。 岐阜県内では、豚とイノシシの家畜 5 例の感染が確認され、豚などが殺処分された。 野生イノシシは 79 頭の感染が確認されている。 (中日新聞 = 11-23-18) 豚コレラ 5 例目、特有症状の下痢・発熱見られず 家畜で 5 例目となる豚(とん)コレラの発生が確認された岐阜県農業大学校(可児市坂戸)では、16 日までに飼育豚の殺処分や施設の消毒などの防疫措置が完了した。 感染ルートなどについては不明で、県は 21 日に有識者会議を開き、豚などの異常を確認する方法や、防疫対策のあり方などを再検証する。 県によると、同校は今月 5 日に感染が確認された県畜産研究所養豚・養鶏研究部(美濃加茂市)から約 5.5 キロの距離にある。 感染が確認された野生イノシシは同校を挟んだ東西で見つかっており、最も近い場所では約 3.5 キロの距離だった。 同校は、次世代の農業・農村を担う人材を育成するための施設で、高卒者らが専門的な知識や技術を学んでいる。 豚は畜産学科の学生向けに実習用として飼育されていた。 出荷をすることもあるが、7 月 10 日以降、出荷などで敷地外に豚を出したことはなかったという。 施設では、7 月末に野生動物の侵入を監視するために自動撮影のカメラを設置。 豚舎周辺には、電気柵を張り、防鳥ネットを設置するなど小動物の侵入対策も行ってきた。 野生イノシシが侵入した形跡はないという。 豚舎周辺のワイヤメッシュ柵も、今月 12 - 17 日の予定で設置工事を進めていた。 一方で、今回、感染が発覚したきっかけは、14 日に行われた豚の定期検査だった。 飼育豚のうち、県の検査で 1 頭に陽性の疑いが出たため、国に鑑定を依頼した。 1 週間前の 7 日に検査した際には、全ての豚に異常はなく、14 日時点でも、豚コレラの感染が疑われる下痢や発熱といった特有の症状は見られなかったという。 古田肇知事は「従来、言われている豚コレラの症状ではなくても陽性が出ている。 豚の異常をどう評価するのか、徹底した検証が必要。」としている。 (yomiuri = 12-17-18) 豚コレラ、3 例目の感染確認 岐阜県畜産研究所の豚 岐阜県は 5 日、岐阜県美濃加茂市の県畜産研究所の豚について、豚コレラの感染が確認されたと発表した。 岐阜市内の養豚場で 9 月、国内では 26 年ぶりに豚コレラの発生が確認されて以降、豚への感染確認は 3 例目となる。 県は 24 時間以内に研究所の豚の全頭を殺処分し、72 時間以内に埋却や消毒を行う。 県内では 11 月に岐阜市の市畜産センター公園で 2 例目の豚の感染が見つかったほか、12 月 4 日までに野生イノシシ 63 頭の感染が確認されていた。 県の施設での確認は初めて。 (asahi = 12-5-18) 豚コレラ、岐阜で 2 頭の感染確認 … 21 頭殺処分 岐阜市の養豚場で家畜伝染病の豚(とん)コレラが発生した問題で、岐阜県は 16 日、発生養豚場から約 8 キロ離れた同市椿洞(つばきぼら)の「岐阜市畜産センター公園」で飼育されていた豚 2 頭の遺伝子検査をした結果、豚コレラの陽性反応が出たと発表した。 豚への感染は今年、同市で国内では 26 年ぶりに確認されて以来 2 例目。 同公園では計 23 頭の豚が飼育されており、県は国と協議し、感染が確認された以外の 21 頭についても殺処分した。 県によると、岐阜市畜産課から 15 日午後 2 時 40 分頃、県の中央家畜保健衛生所に「畜産センター公園で発熱や食欲不振などの症状がある豚が 1 頭いる」との通報があり、県が遺伝子検査をしたという。 県などによると、同公園では、主に展示用に豚が飼育されており、大きくなると食肉として出荷もしている。 直近では 12 日に 2 頭が出荷されていた。 公園がある椿洞地域では、多くの野生イノシシが豚コレラに感染していることもあり、県は国と協議し、国の検査を待たずに、16 日午前 4 時半頃から豚の殺処分を実施し、完了した。 (yomiuri = 11-16-18) 豚コレラ感染、木曽川越える 可児で捕獲イノシシ 岐阜市内の養豚場の豚が家畜伝染病「豚コレラ」に感染した問題で、岐阜県は 1 日、同県可児市西帷子の山際で捕獲した野生イノシシ 1 頭の豚コレラ感染を新たに確認したと発表した。 問題の養豚場から見て木曽川を渡った形となり、愛知県犬山市境から約 1 キロ。 可児市で感染イノシシが見つかるのは初めて。 養豚場からは南東へ 15.1 キロで、これまでで最も離れた地点。 体長約 70 センチの雄の子どもで、10 月 30 日に有害鳥獣駆除のわなにかかり、31 日に県が陽性判定をした。 イノシシの感染は 41 頭目だが、これまでで最も遠かった岐阜県各務原市の地点からも 3 キロ近く離れており、農林水産省の機関でも 1 日に感染を確認した。 犬山市では 2017 年度、狩猟と有害鳥獣駆除で計 140 頭のイノシシが捕獲されている。 愛知県の狩猟解禁は今月 15 日で、県自然環境課は「木曽川を渡ったことでフェーズ(局面)が変わった。 猟友会、地元関係者と協議して対応を考えたい。」としている。 (中日新聞 = 11-1-18) 豚コレラ「検査すべきだった」 新たに 3 頭から陽性反応 岐阜県は 19 日、岐阜市で 18 日に見つかった、死んだ野生のイノシシ 3 頭について県の検査で豚コレラウイルスの陽性反応が確認されたと発表した。 今後、国の農研機構動物衛生研究部門で遺伝子検査を実施するとしている。 この 3 頭は、いずれも最初に発生が確認された養豚場から 7 - 9 キロ離れた岐阜市北部の公園や畑、道路沿いで見つかり、性別は不明。 2 頭は子どもだという。 岐阜市の養豚場で豚(とん)コレラが発生した問題で、岐阜県は 18 日、豚の異常を認識した当初の対応について、「早期に豚コレラを含む感染症の検査をするべきだった」などとする中間報告をまとめた。 現在、監視対象となっている 12 の養豚場については全頭検査の上、21 日から出荷再開を認めることを決めた。 (板倉吉延、asahi = 9-20-18) 岐阜の養豚場で感染の豚コレラ、海外からの型か 農水省 岐阜市の養豚場で豚コレラウイルスに感染した豚が見つかった問題で、岐阜県は 14 日、岐阜市内で見つかった野生のイノシシの死体から豚コレラウイルスの陽性反応が出たと発表した。 見つかった現場は養豚場から約 7 キロの距離。 今後、国が検査し、感染状況を調べる。 同日午前 9 時から開かれた県家畜伝染病防疫対策本部の会議で報告された。 野生のイノシシと養豚場で陽性反応が出たことを受け、今後、国の調査チームが双方の感染ルートなどを調査する。 県によると、13 日午前 10 時ごろ、住民から岐阜市打越地区でイノシシ 1 頭が死んでいると通報があった。 イノシシは体長約 1 メートルで、メスの成体。 道路脇の水路で死んでおり、目立った外傷はなかったという。 岐阜市を通じて連絡を受けた県は、県中央家畜保健衛生所で検査。 蛍光抗体法では陰性だったが、14 日午前 6 時 45 分、PCR 法検査で陽性の判定が出たという。 今回の問題で県が野生のイノシシから豚コレラウイルスを確認したのは初めてで、今後、国の機関で遺伝子検査を実施する。 県はこれまで県内 8 市町に対して死んだり捕獲されたりした野生のイノシシの情報を提供するよう依頼していたが、対象を全県に広げた。 イノシシが見つかった地点から半径 10 キロ圏内には豚やイノシシを飼う農家が 9 カ所あるが、すでに異常確認などの検査は実施ずみ。 イノシシが見つかった場所は 13 日に消毒済みで、死体は県が 14 日中に焼却するという。 県によると、県内の野生のイノシシの推定の生息数は 2 万数千頭。 野生のイノシシの行動範囲は約 2 - 3 キロだが、広がる場合もあるという。 一方、農林水産省は 14 日、当該農場で感染した豚の遺伝子解析をしたところ、これまでに国内で発生したウイルスとは別の型で、海外から持ち込まれた可能性が高いことを明らかにした。 豚ウイルスのデータベースで、いつどこで発生した型なのかも調べている。 豚コレラは豚やイノシシに感染する伝染病。 人には感染せず、感染した豚の肉を食べても健康への被害はないという。 (板倉吉延、室田賢、asahi = 9-14-18) 岐阜市で豚コレラ発生、殺処分 国内で 26 年ぶり 岐阜県は 9 日、岐阜市内の養豚場で豚コレラウイルス陽性の豚が確認されたと発表した。 県は午前 6 時すぎから家畜伝染病防疫対策本部を開いて対応を協議。 対象の養豚場の豚は殺処分される。 県によると、3 日に岐阜市畜産課から県の中央家畜保健衛生所に、死亡豚1頭の病性鑑定依頼があり、病性鑑定と精密検査をしたところ、豚コレラの疑いが生じた。 国の農研機構動物衛生研究部門(茨城県つくば市)に精密検査を依頼し、9 日午前 6 時ごろ、陽性が判明した。 養豚場は岐阜市内にあり、8 日までに約 80 頭が死んだ。 現在は繁殖豚 79 頭、肥育豚 531 頭を飼育。 豚コレラの疑いのため、8 日午前 0 時から豚の移動を自粛しているという。 県は今後、24 時間以内に養豚場の豚の殺処分をし、発生所の消毒、周辺養豚場での移動制限などを実施する。 豚コレラは豚やイノシシに感染する病気で、国内の発生は 1992 年の熊本県が最後。 人に感染することはないという。 (板倉吉延、asahi = 9-9-18)
|