「Google フォト」がアップデート! こんな新機能が追加されました

最近、Google は「Google フォト」アプリの新しいデザインを発表しました。 新機能満載で、合理的なインターフェイスです。 この新デザインは、Android と iOS ユーザーに少しずつ広まっています。 大量のペットの写真を記録できる新しい機能やレイアウトを、すでに手にしたユーザーもいるかもしれません。 新しいバージョンの Google フォトアプリがダウンロードできる場合は、Google Play や App Store でアップデートできます。 まだダウンロードできない人も、おそらくすぐにダウンロードできるようになるはずです。 アプリのアイコンが新しい丸いデザインに変わっていれば、自分のアプリがアップデートされているということです。 では、今回アップデートされた新機能やデザインを見ていきましょう。

Google フォトのメインメニューがシンプルになりました!

アプリ上部の左には、他のユーザーにメッセージやメディアが送信できる「チャット」ボタンもあります。 右には、自分のアカウントやアプリの設定がある、プロフィールへのショートカットも。 他には、アプリ下部のメニューから選べる「フォト」、「検索」、「ライブラリ」の 3 つのタブがあります。 それぞれのタブの内容は以下の通りです。

  1. 「フォト」タブ

    Google フォトのメインタブは「フォト」となり、アプリを開いた時に最初に開かれているタブです。 タブ上部の「思い出」セクションは、以前の「For You」タブが置き換えられたものです。 「思い出」は、Instagram や Snapchat のストーリーのような写真のスライドショーで、アプリが自動的に写真を選んで組み合わせています。 「思い出」にある写真はすべてプライベートな状態なので、Google フォトのプロフィールや共有のコレクションに公開されていません。 また、「フォト」タブには、最近の写真のセクションや、よく見たり共有したりしている「お気に入り」のセクションもあります。

  2. 「検索」タブ

    当然ながら「検索」タブには、大量の写真を整理できるフィルターや管理ツールがたくさん。 「検索」タブ上部には、あなたがよく写真を撮っている人とペット(そう、ペットも!)のリストが表示されています。 また、よく撮る物や活動を元に写真を分けて表示する、新しい「物」ビューもありますよ。 例えば、自分で描いた絵をよく写真に撮っている場合、Google フォトが「ドローイング」というタブを作成してくれる可能性も。

    「検索」タブには、Google マップのように、写真や動画の撮影場所で分けて表示する「場所」ビューもありました。 「すべてのビュー」をタップすると、場所の一覧を見ることができます。 場所を選ぶと、そのエリアの地図が表示される新しい画面が開き、写真の実際の撮影場所である「ホットスポット」があります。 また、マップを下にスクロールすると、その場所で撮影したすべての写真/動画のサムネイルが一覧になっていますよ。

  3. 「ライブラリ」タブ

    「ライブラリ」タブはまさに名前通りで、あなたの写真がすべて一覧になっています。 最近削除して、ゴミ箱に入っている写真も、完全に削除されていなければ一覧に表示されます(一定期間の後に自動で削除されるまで待つのが嫌な場合は、手動で削除することもできます)。 また、オーダープリント、写真スキャン、アニメ作成ツールなど、Google フォトの様々な機能が一同に集まっている場所でもあります。 (Brendan Hesse、Lifehacker = 7-4-20)


Google、自分の名前を呼ばれたらスマホが振動 「音声文字変換」新機能

Google は、日常会話をリアルタイムで文字に変換できる Android 端末向けの「音声文字変換」を強化し、近くで自分の名前が呼ばれた時にスマートフォンが振動して知らせる機能などを追加した。 1 つめの新機能は、音声文字変換を使用している間、近くにいる人に名前を呼ばれた際に、スマートフォンが振動するよう設定できるもの。 視界の外にいる場合やソーシャルディスタンスを保ちたい場合でも、自分の名前を登録すれば、誰かに呼ばれた時にスマートフォンが振動し、教えてくれる。

2 つめは、辞書にのっていないような場所や物に対し、任意の名前や用語を追加できる機能。 設定からカスタムの単語として追加し、自分にとって大切な単語を認識し、文字変換の質を向上できる。 3 つめは、過去の会話を簡単に検索できる機能。検索バーを使用し、過去に文字変換された会話から、探している文章を検索できる。 [設定]-[音声文字変換の保存]をオンにした場合、文字起こしされたテキストが 3 日間端末に保存され、このテキストから検索できる。

また、対応言語にアルバニア語、ビルマ語、エストニア語、マケドニア語、モンゴル語、パンジャブ語、ウズベク語の 7 言語が追加された。 聴覚障害のある人を支援するための機能だが、様々な場面で活用できる。 Android 5.0 以上の端末で利用可能で、Pixel 端末にはプリインストールされている。 その他の Android 端末では、Google Play ストアからアプリをダウンロードする。

また、周囲の音をよりクリアに聞き取りやすくする「音声増幅」も強化。 新たに Bluetooth ヘッドフォンに対応した。 Bluetooth のワイヤレスヘッドフォンを接続し、スマートフォンをテレビや講演者などの音源に近づけて、音声をより明瞭に聞けるようになる。 Pixel 端末では、YouTube 動画、音楽、ポッドキャストなどといった端末上のメディアの音声でも、増幅(会話の音を増幅し、BGM の音量を下げる等)ができるようになった。 音声増幅は、Android 6.0 以上の端末に対応し、Google Play ストアからダウンロードできる。 (ImpressWatch = 5-23-20)


Google フォトが大型アップデート! 写真やメッセージを簡単にシェアできるように

最近、Google フォトに大型アップデートが続いていますが、今回さらに、フル機能のメッセージングサービスが追加されることとなりました。 これからは、連絡先に登録されている友人たちと、写真やメッセージを簡単に交換できるようになります。

Google フォト内での情報共有をより円滑に

Google によると、これは他のメッセージングアプリに取って代わるものではなく、あくまで Google フォト内での写真や動画の共有を、よりインタラクティブにすることを目的としたものなのだそうです。 とはいえ、今回搭載されたメッセージングサービスは、ほかの主要なメッセージングアプリと見た目も機能も似通っていて、既読確認、絵文字、グループチャットなどの機能も揃っています。

今回は、Google フォトの新しいメッセージングサービスの基本機能と、不快な写真やメッセージを受け取ったときに相手をブロック、報告する方法を紹介します。(写真ベースのメッセージングサービスですので、不快な写真を送りつけられる可能性があります。 対処法を学んでおきましょう。) 以下の手順は、Android、iOS、パソコンで共通です。

Googleフォトでメッセージをやりとりする方法

Google フォトで写真または動画を開く。
[Share (共有)]アイコンをタップまたはクリックする。
[Send through Google Photos (Googleフォトで送信)]を選択し、メッセージを入力して送信すると、プライベートメッセージが送信される。
準備ができたら[Send (送信)]をクリック。
メッセージを受信した相手とあなたとの間で、プライベートなメッセージスレッドが開始される。
送信した写真や動画は、メッセージの下にある[Save to library (ライブラリに保存)]というリンクから保存することができます。
また、テキストボックスのハート型アイコンをタップして、送られたメッセージへ応答することもできます。

Google フォトで連絡先をブロックする方法

Googleフォトで共有アルバムを開く。
スレッドの上部にある 3 点メニューから、[オプション]を選択。 ブロックしたいユーザーの名前の横にあるアイコンをタップし、[Block person (ブロックする)]を選択する。
これで、Google フォト内で相手からあなたへのコンタクトができなくなり、Google アカウントのブロックリストにも追加されます。
また、Google アカウントの設定や Android の設定ですでにブロックしている連絡先やメールアドレス、電話番号についても、Google フォトでもブロックが有効となります。
パソコンからこちらのリンクにアクセスすると、ブロックリストを管理できます。

Google フォトで不快なコンテンツや嫌がらせを報告する方法

Googleフォトで不快な、あるいは嫌がらせのメッセージやファイルを受け取った場合、ファイルの横にある 3点メニューから、[Report Abuse (不正行為を報告)]をタップする。
表示されるリストから、報告する理由を選択する。
[Report (報告)]を選択すると、Google に報告が送信される。 (life hacker = 1-3-19)


スマホで自動翻訳 44 言語 グーグルがアプリで無料提供

米グーグルは 12 日、スマートフォンで会話をほかの言語に自動的に翻訳できる新機能を同日から世界で始めると明らかにした。 同社が強みを持つ人工知能 (AI) 技術を使って 44 の言語に対応し、無料で使える。 日本などで売られている通訳専用機にとっては脅威となりそうだ。

グーグルが米東部時間 12 日午前 10 時(日本時間 13 日午前 0 時)から機能を追加したのは、会話型 AI システム「グーグルアシスタント」上の音声通訳機能だ。 例えば、アプリを立ち上げて「日本語と英語の通訳になって」とスマホに話しかけると、自分が話した日本語は英語の音声に、相手が話した英語は日本語に変換される。 新機能は、グーグルアシスタントに対応したアンドロイド端末だけでなく、米アップルの iPhone でも、アプリを導入すれば利用できる。

グーグルは今年 2 月から、グーグルアシスタント機能を持つ機器「スマートスピーカー」向けに音声通訳機能を導入していたが、据え置き型のスピーカーは簡単に持ち運べず、スマホ版の開発を急いでいた。 スピーカーでの対応言語数は日米仏など 29 言語だったが、今回はカンボジア語などを加え、44 言語に増やした。 対象言語間なら、「日本語とドイツ語」の通訳といった形で、英語を介さなくてもやりとりできる。 グーグルアシスタントの製品責任者、ビンス・レイシーさんは朝日新聞の取材に、「社内の言語学チームらと連携しながら通訳の質を高めた」と説明した。 通訳している最中に、どちらの言語が話されているのかをソフトが認識する「多言語認識」の技術を確立することが特に大変だったという。

実際に使ってみると、スピーカー用の通訳機能に比べ、日本語の音声認識の精度が改善され、通訳もよりスムーズになっていた。 日本国内の家電量販店などでは、価格が 2 万 - 3 万円前後の音声通訳専用機が人気を集めている。 これに対し、グーグルが無料の音声通訳機能をスマホで投入したことは、専用機メーカーに影響を与えそうだ。 グーグルやアップルなど米巨大 IT 企業はこれまで、スマホ上で無料の地図アプリを提供し、日本メーカーが得意としていた車載ナビ(カーナビ)市場が縮小した経緯がある。 今回の通訳アプリの登場でも、これと似た影響が出る可能性がある。 (ニューヨーク = 尾形聡彦、asahi = 12-13-19)


"Gmail" が強化、新規メールに他のメールを複数添付して転送可能に
スレッドを選択して下書きウィンドウにドラッグ & ドロップするだけ

米 Google は 12 月 9 日(現地時間、以下同)、"Gmail" の新規メールに他のメールを添付する機能を追加すると発表した。 すべての "G Suite" エディションで利用可能。 即時リリース方式のドメインでは 12 月 9 日から、計画的リリース方式のドメインでは 2020 年 1 月 6 日から段階的にロールアウトされる。

他のメールを引用して新しいメールを送りたい場合、通常は引用や転送を利用する。 しかし、複数のメールに言及したメールを作成したいとなると、少し厄介だ。 言及したいメールの数だけ内容をコピー・貼り付けて新規メールを作成したり、何度も返信・転送を繰り返す必要があるだろう。 そうした問題をスマートに解決するのが、メールの添付だ。 新しい "Gmail" では、スレッドを選択して下書きウィンドウにドラッグ & ドロップするだけでメールを添付できるようになる。添付したいメールを選択した状態で、メール一覧の上部にあるツールバーのオーバーフロー([…]ボタン)から[添付ファイルとして転送]コマンドを実行してもよい。 添付可能なメールの数に制限はない。

添付されたメールは EML 形式 (*.eml) で送られ、対応するメーラーであれば開いて中身を閲覧できる。 "Gmail" の場合は、ポップアップウィンドウで添付された EML メールを開ける。 (樽井秀人、窓の杜 = 12-10-19)


Google フォト、iPhone から無圧縮の写真を無料で無制限に保存可能と判明

Google フォトに、iPhone で撮影した写真を無料で元の解像度のまま、無制限に保存できることが分かりました。 一方、Google が発表した Pixel 4 では、Google フォトを無制限で利用できる特典が廃止されています。

Google フォトは、写真を無料で保存可能なサービスとして、iPhone ユーザーにも多くの利用者がいます。 ただし、無料プランの場合、保存可能な写真数は無制限ですが、アップロードできる写真は圧縮されるため、オリジナル解像度の写真を保存したい場合は、有料のストレージプランを申し込む必要があります。 しかし、iPhone から Google フォトに、オリジナル解像度の写真を無料で無制限にアップロードできることが発見されました。

iPhone と Google フォトの設定を変更するだけ,/p>

Google フォトにオリジナル解像度の写真を無料でアップロードするに必要なのは、iPhone と Google フォトそれぞれの設定を変更するだけです。 まず、iPhone7/7Plus 以降の iPhone で「設定」アプリから、「カメラ」>「フォーマット」を開き、「高効率」を選択します。 次に、Google フォトアプリで、「設定」>「バックアップと同期」にある「アップロードサイズ」をタップし、「高画質(無料、容量無制限)」を選択します。 これだけで、iPhone で撮影した写真が元の解像度のまま、Google フォトに無料でアップロードされるようになります。

iPhone の画像ファイルが原因

Google フォトの盲点を明らかにした海外掲示板サイト Reddit ユーザーによると、この現象が起こる理由は、iPhone で採用されている画像の保存形式にあります。 iPhone7/7Plus 以降の iPhone で写真の保存形式に「高効率」を選ぶと、画像ファイルのサイズが従来の半分程度で済む「HEIF」形式で保存されます。 Google は、HEIF ファイルを圧縮すると逆にサイズが大きくなってしまうのと、世界中のユーザーからアップロードされる HEIF ファイルの圧縮に相当な処理能力が必要となることから、HEIF ファイルを非圧縮のまま保存しているためとみられます。

なお、iPhone の設定で「高効率」を選ぶと動画は HEVC 形式で保存されますが、米メディア 9to5Mac によると、Google フォトに保存された動画ファイルは 1,080p に圧縮されることが確認されたそうです。

Google Pixel 4 は「元の画質」の無料アップロード対象外に

Google のスマートフォン Pixel シリーズは、無圧縮の写真を Google フォトに無制限で保存できることを売りにしてきました。 しかし、Google は Pixel 4 の製品情報ページで、Google フォトサービスについて次の説明を掲載しています。 Google Photos では、高画質でアップロードされたすべての写真およびビデオを無制限にオンラインで保存することができます。 高画質でアップロードされた写真やビデオは、圧縮またはサイズ変更されることがあります。 Google アカウントを必要とします。 データレートが適用される場合があります。

Google は「Pixel のストレージ情報」として、Pixel シリーズで元の画質でのアップロードには期限があると説明しています。 例えば、Pixel 3 で元の画質でアップロードできるのは 2022 年 1 月 31 日まで、と説明しています。 (iPhoneMania = 10-18-19)


正式公開された新 OS 「Android 10」、注目すべき 5 つの機能

グーグルの最新 OS「Android 10」が一般公開され、アップデートが順次可能になった。 新しくなった Android は、どこが進化したのか。 新たに導入された「ジェスチャー ナビゲーション」から暗さが際立つ「ダークテーマ」、強化されたアクセシビリティ機能など、押さえておきたい 5 つの機能を紹介しよう。 グーグルがスマートフォンの最新 OS を一般公開した。 もともとは「Android Q」という名称でベータ版が利用可能となっていたが、最終版の名称に「Q」という文字はどこにもない。 名称はシンプルに「Android 10」となった。

ちなみに、スイーツにちなんだ名称が Android につかないのは、ここ 10 年で初めてのことになる。 だが安心してほしい。 新しい機能は相変わらず「おいしく」仕上がっているのだ。 すでに新機能の一部はベータ版の段階で利用可能になっていたが、それらも含めて「Android 10」で見逃せない 5 つの機能を紹介しよう。 ただし、すべての機能があらゆる端末ですぐに利用可能とは限らない。 一部はグーグルのスマートフォン「Pixel」シリーズから適用される可能性に留意してほしい。

  1. 新しい「ジェスチャー ナビゲーション」

    昨年リリースされた「Android 9 Pie」では、Android 4.0 からおなじみだったナビゲーションバーに、これまでで最大の変化があったことが話題になった。 そしてスマートフォンの画面が端から端まで広がり、ホームボタンがなくなっていくなかで、今年のグーグルは「ジェスチャー ナビゲーション」に注力している。 つまり、グーグルは Android 端末においてジェスチャー ナビゲーションを標準化したいと考えているのだ。 こうした動きは物議を醸してもいる。

    具体例を挙げよう。 Android 9 Pie で最近開いたアプリを確認するには、画面の下部にあるピル型ナビゲーションバーを上に向けてスワイプする必要があった。 これはホームボタンがない iPhone での操作と似ている。 ところが、"ピル" の左隣には「戻る」ボタンが残っていた。 Android 10 では戻るボタンがなくなり、画面を左右にスワイプする操作になった。 これが混乱のもとになる。

    この変更についてグーグルは、Android ユーザーは「戻る」ボタンをホームボタンより 50 パーセント多く使っているため、戻るための機能を最も指が届きやすい位置に配置したかったと説明している。 グーグルで Android の開発担当ヴァイスプレジデントを務めるデイヴ・バークは、『WIRED』US 版の取材に対し、「新しいジェスチャー ナビゲーションによって片手でのスマートフォンの操作が飛躍的に簡単になることを確信しています」と語っている。 一方で、彼は今回の新しい試みが万人受けするものではないことも認めている。 幸いなことに Android 10 では、「設定」で従来通りの 3 つのアイコン表示によるナヴィゲーションに戻すことも可能だ。

  2. 暗さが際立つ「ダークテーマ」

    Android 9 Pie ではシステム全体に適用される「ダークテーマ」が登場したが、これは設定パネルやその他のメニューなど、ユーザーインターフェイス (UI) の一部の要素だけが対象だった。 Android 10 ではシステムの UI と、ユーザーが設定した任意のアプリの両方で使えるようになる。 また、Android 10 を搭載した Pixel 端末で省エネ設定をオンにすると、ダークテーマが標準設定される。

    例えば、YouTube や「Google Fit」、「Google Keep」、Google カレンダーでダークテーマを利用できる。 9 月中には Gmail と Chrome も対応する予定だ。 これらはどれも Android 10 のベータ版にも登場していた。 ダークモードというトレンドに乗った企業はグーグルだけではない。 アップルの「iOS 13」にもダークモードがある。 さらに「Feedly」や「Facebook Messenger」、「Reddit」、「Twitter」、「Slack」といったサードパーティーのアプリにも、すでダークモードが採用されている。 そんなわけで、ダークサイドにようこそ。 このトレンドは、しばらく続くはずだ。

  3. 強化されたアクセシビリティ機能

    アップルとグーグルは、これまで以上にアクセシビリティ機能をモバイル OS に組み込むようになっている。 これはとてもよい傾向だ。 グーグルは Android 10 において、「Live Caption」という機能も搭載した。 グーグルは Pixel 向けに、その場の音声をリアルタイムで文字 起こす「音声文字変換 (Live Transcribe)」という機能を搭載していたが、これとは別物だ。 新機能である Live Caption は、例えば友達から送られてきたばかりの動画など、すでに録画された動画に字幕を自動的に入れてくれる。

    グーグルのバークは、すでに映画やテレビ番組、YouTube の動画にすら字幕が入っていることを考えれば、この機能が先進的とは感じられないかもしれないと指摘する。 だが、この機能が OS 全体で使えるようになるのは今回が初めてだ。 この機能は、マイクが拾った音声を端末側で認識する新しいスピーチアナライザーによって実現している。 ただし、当初は残念ながら音声文字変換と同じように Pixel でのみ利用可能で、ほかの端末では今秋の終わりごろに利用可能になるという。 グーグルは、ほかの Android 端末でも利用できるようにすべく携帯電話メーカーと協力を進めているというが、実現する時期については明言していない。

    さらに Android 10 では、補聴器のサポートが強化された。 これは補聴器をつけたユーザーが、Bluetooth Low Energy を用いて補聴器へとスマートフォンの音をストリーミングできるようにするものだ。 これによって補聴器との連携性が高まり、しかもバッテリー消費が少なくて済むという。

  4. 個人情報の扱いとセキュリティの強化

    Android 10 には、プライヴァシーとセキュリティに関する新たな機能が詰まっている。 Android ユーザーが世界に 25 億もいることを考えれば、これは決して見逃せない。 ユーザーにとってうれしいアップデートは、ふたつある。 アプリ内での位置情報の扱われ方が変更になった点と、セキュリティに関する新たなアプローチだ。

    Android 10 ではアプリ内での位置情報の取得を完全にオフにするのではなく、そのアプリを使っている最中のみ(つまり、そのアプリが画面上に表示された状態でのみ)位置情報の取得を許可する設定が用意された。 アップルも iOS 13 で同じような仕組みを導入しており、ユーザーには「1 度だけ許可する」という選択肢がある。 アプリに対して位置情報の取得を許可することは、隠れたデータ収集の手法という点で "悪質" とも言えることから、歓迎すべきアップデートだ。

    グーグルのアプリストアである「Google Play」もアップデートされる。 個人情報にまつわる Android のセキュリティアップデートが「Play ストア」を通じて配信されるようになり、ユーザーは OS 全体のアップデートを待つ必要がなくなる。 そして設定画面から、どれだけのデータがグーグルやその他のアプリに "吸い取られて" いるのかをチェックできるようになった。 こういったアップデートは、ときにユーザー自身が能動的に見つける必要があることは肝に銘じておきたい。

  5. デジタルウェルビーイングの取り組みがパワーアップ

    Android 9 Pie では、アプリの利用時間を測る機能が導入された。 グーグルによると、この機能を使い始めたユーザーが自身の目標を守る割合は 90 パーセントに達するという。 これらの人々は、デジタル機器の利用に関して強い精神力をもっているようだ。 それはさておき、グーグルによるデジタルウェルビーイングへの取り組みは、さらに Android 10 でパワーアップした。「ファミリーリンク」機能のおかげで、親たちは子どもたちの端末の利用状況を、ほかのアプリをインストールしたり開いたりすることなくモニタリングできるようになった。

    また「フォーカスモード」という新機能では、気が散る原因となるアプリを選んで利用できないようにして、あらゆる通知を止めることができる(この間も重要な可能性があるテキストメッセージは届く)。 対象に設定したアプリを開こうとすると警告が表示される。 アプリをフォーカスモードの対象にしておけば、いちいち設定し直さなくてもいい。 あとは Android のクイック設定から、フォーカスモードをオンにするだけだ。 これはスマートフォンを利用して "悩みの種" を解消する新たな方法といえる。 とはいえ、そもそも悩みの種は、あなたのスマートフォンがもたらしているのだ。 (Wired = 9-4-19)


Gmail の「動的メール」、7 月 2 日からは誰でも利用可能に

Google は 2018 年 3 月、Gmail で AMP を利用した動的メール(Dynamic emails)のベータテストを開始しましたが、その機能を 7 月 2 日に正式リリースします。 動的メールは、Google が推進している AMP (Accelerated Mobile Pages)を利用し、その名の通りにメールをインタラクティブにするもの。 フォームの入力や、イベントへの変身、Google ドキュメントのコメントへの返信などが、Gmail から離れることなく受信トレイ内で行えるようになります。 なお、この活用例からもわかるように、個人が送信するものではなく、企業から送られてくる AMP 対応メールを表示するもの。

新手のフィッシングなどが心配になりますが、AMP 対応メールの送信はパートナーによる認可制となっており、Gogole が各パートナーのプライバシーやセキュリティ検証を行います。 動的メールは、G Suite ユーザーは 7 月 2 日から展開が開始され、デフォルトで有効になるとのこと。 設定で無効にもできます。 G Suite 以外の一般ユーザーについては言及がありませんが、おそらくは同じタイミングで利用可能になると考えられます。 (山本竜也、engadget = 6-11-19)


Google マップの神アプデが上陸! 劣化事件から 2 ヶ月、めちゃくちゃ有能になってます

Google マップ、すごすぎる! 乗換案内、食べログ機能、AR ナビ …

方向音痴勢に嬉しい機能がもうすぐ Google マップにやってきます! 駅を出て目的地までの方向がわからない時ってありませんか? 方向音痴あるあるの「どっちの方向に進めばいいのか問題」が解決する神アプデ。 これは、周辺の建物を認識してランドマーク(街で目立つ建物)から、目的地の方向を割り出す新機能「AR ナビゲーション」。 「徒歩」の時に使え、周辺の建物をカメラで認識させると …、そうすれば、瞬時に進行方向(通りの名前まで!)を画面上に出してくれます。 神!

日本でのリリース日のアナウンスはないのですが、一部のテストユーザーには配布されているので、間もなく …? 他にも、5 月中旬には Google マップにこんな神アプデもかかっていました。 乗換案内がめちゃくちゃ有能になったのです。 路線情報はもちろん、ホーム、乗車位置、出口まで教えてくれます。 これが知りたかったんじゃ! 出口が遠い車両に乗ってしまったときの絶望感は、誰もが一度は経験したことがあるはず …。 AR ナビゲーションと乗換案内。 前者は間もなくリリースされるものですが、どちらも待望の機能です。 もう乗換アプリいらないじゃん … って思っちゃったもん。

さて、Google マップと言えば、3 月中旬に突然大幅なアップデートがかかり、その変貌ぶりに Twitter で「劣化した」と話題になったのも記憶に新しいですよね。 Google マップが劣化したらしいと聞いて、近所の地図見たら、山影が湖になってた。 あるはずの道路が地図上から消えていたり、バス停がなくなっていたり …。 実は、「劣化事件」のすえ、上記の 2 つの機能が追加されたのです。

Google で地図関連のバイスプレジデントを務めるデイン・グラスゴーさんに話を聞きました。 グラスゴーさんによると、大幅なアップデートは Google 独自の開発を迅速に進めるために行ったといいます。 実は、今回採用された独自地図は、2008 年に Google Maps のチームが立ち上げた Ground Truth プロジェクトによるもの。 「衛星写真、航空写真はもちろん、商用販売されているデータ、ストリートビューなど、Google が持っているデータを、ひとつに落とし込んでいます。 それを我々が修正したり編集し、地上をしっかりと反映できる地図を作ることを目的としています。」

また、独自で地図を開発することで、Google マップ内の機能を増やし、アプリ内のユーザービリティを高めたい意図もある模様。 それが、上記の乗換案内や AR ナビにあたります。 「これまでフィードバックを反映するには数ヶ月の時間を要しましたが、独自のマップに切り替えたことで、数時間 - 数日単位でのフォローが可能になりました。 頻繁にマップをアップデートすることで、最高の体験を提供したいのです。」 とはいえ、生活に必須な地図アプリ。 突然の「劣化」と、戸惑いの声は Google にとっても痛手であったことは言うまでもありません。

「私自身、幼少期に 3 年ほど日本で暮らしていたので、日本という場所は、道幅や勾配、都市の変化のスピードを含め、地図を作る難しさは知っており、ある程度、戸惑いの声が出てくることも想像していました。 見慣れたアプリが全く新しくなるわけですし。 しかし、想像していた以上でしたね …。」 その分、リカバリーとフォローアップは急ピッチで進められたといいます。

「新しいマップのローンチ後、24 時間以内に 43 の新しい高速道路を追加し、何百万もの私道のレンダリングを停止しました。 バス停が消えているとの報告も多数いただき、24 時間以内に 3 万個の情報を復元しました。」 「3 月 10 日に完成したばかりのバイパス道路がローンチ時に反映されておらず、20 日にユーザーからフィードバックを受けました。 急いで対応し、22 日には反映を完了させました。」

フィードバックは Google マップから送信できますが、いろんな手段でユーザーの声を集めている Google。 「リリース時には、Twitter でも多くの声が寄せられ、リプライなどで修正の反映が終了したことやお礼を送っていました。」 とはいえ、情報の正確性や該当箇所を把握しづらいため、マップからのフィードバックの方が、迅速に対応できるそうです。 一部のユーザーからは「Google はスマートフォンの位置を把握して地図情報に反映させている」との声も寄せられましたが、そういったことは「ない」そうです。 ピュアなフィードバック情報に基づき地図がアップデートされていきます。

劣化事件から 2 ヶ月弱。新しい機能が追加されつつあります。 乗換案内や AR ナビの他、TechCrunch によると速度制限など交通取り締まり状況が表示されるようになったそうです。 近日中には、オフラインで地図が見られるアップデートもかかる予定。 地図ひとつでいろんなことできるようになっちゃうなぁ。 (嘉島唯、BuzzFeed = 6-1-19)


もうカーナビを超えた!? Google マップのナビ機能の便利な使い方

使っているカーナビが古くなってきて、新しい道が表示されなかったり、すでになくなっているお店が表示されてしまったり、使いにくいと思ったことはありませんか? Google マップのカーナビ機能「運転モード」なら、情報は常に最新で、実際のカーナビに勝るとも劣らない使用感であなたの運転を助けてくれます。

Google マップのカーナビ機能「運転モード」とは?

Google マップでは、画面上部の検索バーに目的地となる地名や建物名を入力すると、それぞれ車、電車(公共交通機関)、徒歩でのルートと時間を案内してくれます。 この機能をさらに車での利用に寄せたものが「運転モード」です。 運転モードでは、ルートや所要時間はもちろん、音声案内や道路状況の表示など、通常のルート案内とは異なる機能でユーザーをナビゲーションしてくれます。 こちらは車載のカーナビに勝るとも劣らない使用感で、利用できます。

若葉マークの人も安心! Google ナビの使い方

この項では、運転免許取りたての人でも安心して運転できる、Google マップを使った運転モード(ナビ機能)の詳しい使い方を紹介していきます。

Google マップで運転モードを起動する
Google マップをアプリで開き、画面左上のメニューを開くと「運転モード」というモードがあります。

ホーム画面に運転モードのショートカットを作る
1. Google マップを起動して運転モードを起動します。
2. 画面上部のメニューアイコンから、設定を起動します。
3. 画面を下にスクロールしていくと、最下部に「運転オプション」の中に「運転ショートカットを追加」という項目があります。 こちらを選択すれば完了です。

位置情報 (GPS) をオンにした状態で運転モードを起動し、目的地を入力すると、カーナビ機能として Google マップが案内を開始します。

Google ナビの音声案内
Google マップの運転モードは音声によるガイドをしてくれます。 音量の大小などは、設定画面から変更することができます。

通信量はどれくらい?
Google マップの運転モードは、常時最新の交通情報を受信し、さらに位置情報 (GPS) を利用するので、通常のアプリケーションを利用するよりも通信量を多めに消費すると思われがちですが、実際はそこまでの通信量を消費することはありません。 使用状況や通信環境によって異なりますが、だいたい 1 時間使い続けて 3.0MB 前後の通信量が目安です。

Google ナビはオフラインでも使える?

Google マップにはオフラインマップというモードがあります。 こちらは Wi-Fi やモバイルデータ通信が受信できない状態でも、事前にマップをダウンロードしておけば、一部ナビ機能などが使用できるといったモードです。
* ただし、2019 年 5 月現在、日本の地図でオフラインマップを利用することはできません。

ナビ以外に Google マップでできること

運転モード(ナビ機能)以外にも、Google マップにはさまざまな便利機能が搭載されています。 この項では、Google マップでできることを紹介していきます。

現在地を確認できる
自身が今いる場所(現在地)を確認できます。 スマホの位置情報をオンにし、Google マップを開き、位置マークをタップすると現在地をズームします。 現在地は青いアイコンで表示されます。

現在地を共有するには?
Google マップなら現在地を簡単に共有する方法は以下の通りです。
1. Google マップを開きます。
2. 左上のメニューアイコン(三本線)をタップし、現在位置の共有を選択します。
3. 共有する人と方法(LINE やメール)を選択すれば完了です。

現在地を登録しておく
現在地位をマップ上に登録しておく方法は以下の通りです。
1. Google マップを開きます。
2. マップ上に表示されている自身(アイコン)を長押しし、画面下部に表示される情報をタップします。
3. 「保存」という項目がありますので、こちらをタップ。 「お気に入り、行きたい場所、スター付きの場所」の中から一つを選べば完了です。 (一部抜粋、高沢タケル、@dime = 5-12-19)