150 センチのアマビエ出現 平田一式飾りで制作 島根

頭から飛び出た長い毛、円錐形のくちばし、胴体のカラフルなうろこ …。 出雲市平田町の市立平田図書館のロビーに、陶器を組み合わせて作る「平田一式飾り」で再現した、疫病よけの妖怪「アマビエ」が登場した。 26 日まで見ることができる。 高さ約 150 センチで、「平田一式飾り保存会(事務局・出雲観光協会平田支所)」の会員 5 人ほどが制作した。 頭部は様々な形の陶器を組み合わせることで、目やくちばしを表現。 特に頭頂部の長い毛は針金に筒状の陶器を複数通してつくったという。 胴体は、木材と鉄筋でつくった骨組みに、金網を巻き付け、その上から約 250 枚のお皿をとりつけることで、うろこを表現した。

そのお皿には、「コロナがおさまりますように」、「みんなが元気でいられますように」、「せがのびますように」などの願い事が書き込まれている。 7 月 4、5 日に、同市渡橋町の「イオンモール出雲」で同会が開いた体験イベントで、親子連れに書いてもらったという。 同会によると、平田一式飾りは 1793 年、平田天満宮(同町)で行われた悪疫退散を願う神事の際に、茶道具一式で作った大黒天が奉納されたのが始まり。 陶器や仏具、金物などの生活道具を材料に、神話や歴史上の人物を再現する民俗芸術となっており、出雲市の無形民俗文化財に指定されている。

同会事務局の吾郷久夫さん (64) は「話題のアマビエを再現することで、新型コロナ収束への願いを込めています」と語る。 平田図書館の高橋直樹館長 (62) は「長い髪の毛など、妖怪らしさがよく出ている。 お皿に書かれた子どもたちの願いがかなうといいですね。」と笑顔を見せた。 (浪間新太、asahi = 7-11-20)


誰が何のために 島根県立大や島根大学などに爆破予告 休講や立ち入り禁止などの措置

島根県立大学と島根大学さらに島根県庁の爆破を予告する書き込みがインターネット上の掲示板で見つかり、警察などが警戒している。 見つかった書き込みは、「今月 10 日 10 時に島根県立大学を爆破し、その後最寄りのバス停付近で通行人を刃物で切りつける」という内容で、県立大が 7 日夜に公表した。 同様に島根大学を狙うという書き込みも確認された。 また両大学を爆破し、「余った爆薬で島根県庁にも穴を空ける」という書き込みもあり、県が警戒している。

これを受け島根大学は、9 日から 10 日まで学生の立ち入りを禁止し、附属小中学校と幼稚園も 10 日に休校・休園の措置をとることにした。 また島根県立大学は 10 日の午前の授業を休講にする。 大学によると、爆破予告には国立大と公立大の英語表記が似通っていることへの不満を示していて、同様の予告は大阪や高知など少なくとも 6 府県の大学に届いていることから関連や経緯を調べている。 (FNN = 7-8-20)


山陰からファッション発信 雑誌創刊、通販サイトも

松江市東津田町のシステムエンジニアで、同市の地域おこし協力隊、石川直樹さん (33) ら 20 - 30 代の 5 人が、山陰発のファッションメディア「DanDan (ダンダン)」を立ち上げた。 独自サイトや雑誌で情報を発信し、地元でおしゃれを楽しめる環境を作る。 石川さんは「ファッションを通じ、山陰の魅力を発信する」と力を込める。 「DanDan」は先月 12 日に創刊した同名ファッション雑誌(A4 判、22 ページ)と通信販売サイトを両軸に展開。 雑誌ではスタイリストの南谷奈緒美さん (35) が、松江市内の猟師の衣服をコーディネートする企画や山陰両県で働く人のファッションについての話題を取り上げるなど、写真企画を中心にした。

サイトでは雑誌本体を販売するほか、山陰両県で作られたアクセサリーを扱う。 購買層を地元の 20 - 30 代と定め、今後は雑誌の中で取り上げた衣服や山陰両県で手に入らない商品も販売する予定にしている。 代表を務める石川さんは松江市玉湯町出身。 東京で IT 関係の仕事を経験した後、U ターンして 2018 年 4 月から地域おこし協力隊として活動する。 19 年 7 - 12 月にあった山陰合同銀行主催の新事業創出プログラムでクリエイターの佐藤友紀さん (35)、島根大 4 年の北野良さん (22) と「DanDan」の立ち上げで意気投合し、同 3 年の平野萌さん (20) が加わった。

石川さんは「山陰でも不便なく、おしゃれができる環境づくりを進める。 地元でファッションを楽しむ人が増えてほしい。」と意気込んでいる。 今後は地元での商品展示や読者とアパレル関係者がつながるイベントの開催も構想にある。 (山陰中央新報 = 7-4-20)


鳥取市で 30 代男性がコロナ感染 県内で 75 日ぶり確認

鳥取県は 2 日、県内で新たに 1 人の新型コロナウイルス感染が確認されたと発表した。 鳥取市の保育士の 30 代男性で、県衛生環境研究所の PCR 検査で陽性が判明した。 県内で感染者が確認されるのは、4 月 18 日以来、75 日ぶり。 県内の感染者は計 4 人となった。 (asahi = 7-2-20)


古代ハスが見頃 出雲市の荒神谷史跡公園で 島根

出雲市斐川町神庭の荒神谷史跡公園の池で、古代ハス(大賀ハス)が見ごろを迎えている。 緑の葉の中に映える淡いピンク色の花が、訪れた人を楽しませている。 池に隣接する荒神谷博物館によると、約 5 千平方メートルの池に約 3 千株の古代ハスが栽培されている。 12 日に最初の開花を確認。 7 月上旬まで見ごろが続く。 午後には花びらが閉じるため、午前中の鑑賞がおすすめという。

古代ハスは、植物学者の大賀一郎博士 (1883 - 1965) が 1951 年、千葉市の遺跡の推定 2 千年以上前の地層から発掘したハスの種子を育てて開花させたもので、各地に広まった。 28 日も多くの人が訪れ、花にカメラを向けていた。 雲南市の介護施設職員の女性 (43) は「花のピンクと葉の緑のコントラストがきれい。 古代からの歴史を知ると、さらにありがたみがありますね」と話した。 (浪間新太、asahi = 6-29-20)


コロナ契機に移住説明もオンラインで 島根・雲南市

島根県雲南市が、移住希望者にオンライン会議システムで空き家の状態などを説明する取り組みを始めた。 新型コロナウイルスで県境を越えた移動が制限されたことがきっかけだが、市の担当者は「今後も移住のきっかけづくりに活用したい」と話している。 「台所の床は取り換える必要がありますが、ほかは大きく手を入れなくても大丈夫です」、「どこか詳しく見たい場所はありますか。」

16 日午後、3 年前まで使われていた大東町東阿用の木造 2 階建て住宅の様子を、市の移住担当者 2 人がタブレット端末のカメラで映しながら、東京にいる男性に説明した。 相手は東京で広告会社を経営する英国出身のマーティン・ウェブさん (42)。 日本人の妻と幼い子ども 2 人の家族 4 人で地方への移住を希望し、候補地の一つとして、雲南市の移住サイトで 5 月中旬から担当者とメールなどのやり取りを続けてきたという。

約 1 時間かけて画面越しに見学したマーティンさんは「(午前中に見た)前の物件よりずっといい」と満足した様子だった。 移住を希望したのは、「子どもたちを自然の中で育てたい。 ふるさとを作ってあげたいと以前から考えていた。」との理由からだが、「コロナで仕事がほぼオンライン化して、東京にいる意味があまりなくなった」と、コロナ禍が移住を後押ししているという。 市うんなん暮らし推進課によると、紹介するのは、市の空き家バンクに登録されている個人所有の物件。 コロナ禍を受け、対面での相談が受け付けられず、市の移住関連イベントは軒並み中止になったという。

一方、全国規模のオンライン移住説明会に市として参加。今回のような個別のオンライン相談も続けるという。 同課の桑原真由美さんは「オンラインならいきなり現地に来るより気軽に見てもらえる。 担当者の顔を見ながら説明することもできるので、信頼感も生まれ、現地に来てもらうきっかけにつながるのではないか」と話している。 雲南市の移住関連情報は市の専用サイト「ほっこり雲南定住サイト」。 オンライン移住相談の問い合わせは市うんなん暮らし推進課 (0854・40・1014) へ。 (長田豊、asahi = 6-25-20)


島根、サンショウウオの「理想郷」? 新種つぎつぎ発見

水たまりを繁殖域とするサンショウウオの新種の発見が相次いでいる。 約 40 年にわたる研究成果がまとまり、新たに 7 新種が確認され、44 種になった。 別の研究者が新種の可能性のある 1 種も見つけた。 そのうち 5 種が島根県に集中した。 冬季の湿潤な気候などがサンショウウオにとって条件がいいとみられている。

サンインサンショウウオ、イワミサンショウウオ、ヒバサンショウウオ、アブサンショウウオ - -。 動物系統分類学を専門とする京都大の松井正文名誉教授や西川完途准教授らの研究グループが、島根県内で見つけた 4 新種だ。 生息する地域名などから新しく名付けた。 このほかに県外で 3 つの新種も見つけた。 西日本にいる水たまりで繁殖する止水性を対象とした今回の調査は、1970 年代から 2019 年 2 月まで約 40 年にわたって続いた。

西川准教授によると、これまで島根県にはカスミサンショウウオの 1 種のみがいると見られていたが、詳細に DNA などを調べた結果、新種が分かったという。 西川准教授は「サンショウウオは種ごとの見た目の違いが分かりにくく、同じ種でも個体ごとにかなり変異が見られる。 だから別種であることが分からなかったのだろう」と話す。 この調査は、ほかの研究者らに火を付けた。 「4 種もの発見は驚きでした。 より詳細な分布を調べようと考えました。」と語るのは、ホシザキ野生生物研究所(島根県出雲市)の林成多(まさかず)・調査研究係長だ。 昨年 3 - 5 月、水田脇の水たまりや側溝、排水升など計 28 カ所で幼生のヒレの DNA をピンセットで採取。 福岡県の研究施設で分析した。

その結果、島根県内の出雲市や雲南市などで採取した組織から、中国山地に分布する高地性のヒバサンショウウオに近い種を確認。 「イズモ系統(仮称)」と名付け今年 3 月に発表した。 さらに卵の形や体の特徴を調べ、ほかの種と異なれば新種と認められるという。 多様なサンショウウオが島根県に生息する理由について、林さんは、気候や地形が影響しているとみる。 繁殖期の冬季に降水量が多く湿潤なため、繁殖場所を確保しやすい。 また、斐伊川、江の川、高津川の 3 水系が生物の生息域を独立させ、種ごとの繁殖を可能にしてきたとみられる。

一方で、一見繁殖に適した水たまりでも、成体が生息する雑木林との間にコンクリートの側溝などの人工物があることで移動が妨げられ、サンショウウオが繁殖できない場所が多いことも分かったという。 林さんは「複数の種がそれぞれ限られた範囲に分布していることが分かった。 小規模の開発工事でも、種の存続に与える影響は大きい。 より丁寧な保護対策をとることが求められる。」と指摘。 京都大の西川准教授も「道路、住宅地、ごみ焼却場、メガソーラーパネルの建設などが、サンショウウオの生息環境に与える影響は大きい」と語る。 (浪間新太、asahi = 6-22-20)

サンショウウオ〉 有尾目(ゆうびもく)サンショウウオ科の両生類。 成体は 10 - 15 センチ程度。 水たまりで繁殖する止水性 19 種と、渓流などで繁殖する流水性 25 種の計 44 種が確認されている。 環境省レッドリスト 2020 には、アベサンショウウオ、アマクササンショウウオなど 5 種が絶滅危惧 IA 類(ごく近い将来における野生での絶滅の危険性が極めて高いもの)に入っている。 国の特別天然記念物のオオサンショウウオは有尾目オオサンショウウオ科の両生類で、同リストでは絶滅危惧 II 類(絶滅の危険が増大している種)に分類されている。体長 1 メートルを超す個体もいる。


回転寿司店で食中毒 営業停止処分 島根・松江市

松江市の回転寿司店で食中毒が発生し、市はこの店に対し 5 日間の営業停止を命じた。 食中毒が発生したのは松江市の「回転すし北海道学園通り店」。 今月 17 日にこの店を利用した 3 グループの 30 代から 70 代の男女、合わせて 5 人が下痢や嘔吐などの症状を訴えた。 5 人の中に入院患者はおらず、全員が回復に向かっている。 松江保健所では患者の飲食や発症の状況からこの店を原因とする食中毒と断定し、20 日から 5 日間の営業停止処分とした。 松江保健所によると、患者の便からは魚介類の寄生虫ユニカプスラが検出されているということで、食中毒の原因となった食品や物質などについて特定を急いでいる。 (山陰中央テレビ = 6-21-20)


日産自動車が島根県美郷町と電気自動車を活用した「災害連携協定」を締結
災害による停電時は日産リーフを無償貸与

日産が締結した自治体・企業との「災害連携協定」は 39 件目、山陰地域では初

6 月 19 日、日産自動車ならびに島根日産自動車、日産サティオ島根は、島根県美郷町(島根県邑智郡美郷町)と、電気自動車を活用した「災害連携協定」を締結したと発表した。 この協定の内容は、美郷町が、『電気自動車の普及を通じて、地域課題解決や環境負荷の低減に取り組むとともに、地震災害等による大規模停電が発生した際に、町が指定する避難所等において、日産の販売会社である島根日産自動車、日産サティオ島根より貸与される電気自動車「日産リーフ」を電力源として活用することで、避難所の円滑な運営を行い、町民の安全確保に努める』というもの。

美郷町は、「水と緑 いきいき輝く 夢あふれる協働のまち」を基本理念に、「活気あふれる明るい町」、「町外と活発な交流のある町」を目指している。 また、独自に策定した「美郷町地域防災計画」に基づいた防災対策に積極的に取り組んでおり、地震などの災害に強い町土づくりを推進している。 一方、日産自動車は、日本が抱える環境負荷低減や災害対策等の課題を解決するため、2018 年 5 月に日本電動化アクション「ブルー・スイッチ」を発表し、その活動を牽引するリーダーとして、全国の自治体や企業と協力して、電気自動車普及を通じた社会の変革に積極的に取り組んでいる。

日産が推進する「ブルー・スイッチ」活動、そして、美郷町が推進する防災対策、双方の取り組みにお互いが賛同し、今回本協定の締結を行う運びとなった。 電気自動車を活用した「災害連携協定」の概要は以下のとおり。

協定の概要

  • 美郷町で災害を起因とする停電が発生した際、町が指定する避難所に、島根日産自動車、日産サティオ島根の店舗に配備している電気自動車「日産リーフ」を無償で貸与する。
  • 美郷町、日産自動車、島根日産自動車、日産サティオ島根の協力により電気自動車からの給電を行うことで、災害時においても継続して電力が供給できる体制を整え、避難所の円滑な運営を図り、町民の生命及び身体の安全を守る。
  • 美郷町および日産自動車、島根日産自動車、日産サティオ島根は、平常時も電気自動車の普及促進を行うほか、町のイベントで使用する電力を電気自動車から供給することで、『電気自動車は「走る蓄電池」』としての活用を町民へ積極的にアピールし、環境意識向上を目指す。

美郷町では、今年度、公用車として電気自動車「日産リーフ」の導入や公共施設への急速充電器の設置の検討を進めている。 また、今後もさらなる EV の普及・促進に向けた取り組みを推進し、防災力向上に努めていく。

日産自動車は、人々の生活を豊かに、というビジョンのもと、「ニッサン インテリジェント モビリティ」を推進し、独自性にあふれ、革新的なクルマやサービスをお届けするとともに、「ゼロ・エミッション(排出ガスゼロ)」、「ゼロ・フェイタリティ(交通事故による死亡・重傷者数ゼロ)」に取り組んでいる。 そして「ブルー・スイッチ」の推進に加え、電気自動車というクルマの販売にとどまらず、EV がもたらす豊かな生活の実現、そして EV が成し得る社会変革のために、EV の生み出す新たな価値を世界に発信し続け、よりよい社会づくりへの貢献を目指している。

今回の「災害連携協定」も、日産のブルー・スイッチの活動に基づくもので、日産自動車が締結した自治体・企業との災害連携協定としては、今回の締結が全国で 39 件目となる。 また、日産自動車にとって、山陰初の災害連携協定締結となる。 美郷町と日産自動車は、今後もこの協定締結を機に、防災対策を強化し、電気自動車を活用した災害に強いまちづくりを推進していく。 そして、電気自動車の普及を通じた地域課題の解決に向けて、さらに連携を強化していく構えだ。 (MotorFan = 6-19-20)


島根県の新たな酒米「縁の舞」、本格栽培を開始

島根県が約 15 年かけて開発した新たな酒米「縁(えにし)の舞」の本格的な栽培が、今年から始まった。 日本の代表的な酒米である山田錦より収穫量が多いなどの特徴がある。 県内生まれの酒米で、どんな日本酒が誕生するか注目される。 県は栽培しやすく、大吟醸から純米酒まで幅広く使える新たな酒米の開発を目指して 2004 年に研究に着手。 母方に山田錦、父方に「01-66」という県独自の品種を掛け合わせ、育成してきた。 18 年に品種登録を出願し、翌年に縁の舞という名称も決まった。 県によると、10 アール当たりの収穫量が山田錦より 10% 程度多く、山田錦より収穫時期が早いため、寒くなる時期が早い中山間地でも栽培できるという特徴がある。

16 年から県内の農業生産者に依頼して試験栽培。 昨年は 6 軒の生産者で計 2 ヘクタールの作付けだったが、本格栽培を開始した今年は、8 軒の生産者で計 4 ヘクタールと作付面積を倍増させた。 そのうちの 1 軒で奥出雲町の石原吉徳さんは「山田錦だと厳しいが、縁の舞なら、うちのような山あいの棚田でも作れる。 酒造りの方に喜んでもらえるような酒米に育てたい。」と話した。

試験醸造に協力している簸上清酒合名会社(奥出雲町)の田村明男社長は「それぞれ育っている酵母が違うから、酒蔵会社によって新酒米が合う、合わないがあると思う」と断りつつ、このほどできあがった縁の舞を大吟醸レベルの 40% まで削った日本酒を、県が 04 年に品種登録した佐香錦(さかにしき)のものと比べると、「まろやかで味わいとして良かった」という。

島根県では新潟県で開発された五百万石の作付けが最も多く、県内などで生産されている山田錦などとともに酒造りに使われている。 新型コロナウイルスの影響で消費量が落ち込み、日本酒業界を取り巻く環境は厳しいが、「県オリジナル品種の酒米をもっと使ってもらい、新たな酒造りに取り組んでもらえれば(県農林技術センター)」と話している。 (nikkei = 6-16-20)


織物再興の夢紡ぐ 島根の染織家、山内ゆうさん

「パッタン、トントン、パッタン。」 島根県大田市にある世界遺産「石見銀山遺跡」からさらに約 20 キロ山間部に入った同県川本町。 静かな山あいの町に機織りの音が心地よく響く。 「一日中織っていても飽きない。」 染織家の山内ゆう (29) はほほ笑む。 かつては町のあちこちから機織りの音が聞こえてきた。 だが高齢化が進み、数十年ほど前に織る人が誰もいなくなった。 「石見地方で織物を復活させたい。」 島根県安来市の工房で織物や染色を学んでいた山内は、そう思って川本町の地域おこし協力隊に応募。 2019 年夏に同町で「石見織企画室」を立ち上げた。

石見地方の織物には特徴があった。 一般的には綿糸や絹糸で織り上げるが、石見では経(たて)糸に綿糸を、緯(よこ)糸に和紙を使っていた。 詳しい理由は不明だが、「この辺りは津和野藩の意向で、紙すきが盛んだった。 生活に必要な布を織るため、手に入りやすい材料を使ったのではないか。」と推測する。 できあがった織物は意外と丈夫で、昔の人はこたつ掛けにも仕立てていた。 炭火がなかなか燃え移らないくらい、難燃性もあったという。 和紙を使った糸作りは根気のいる作業だ。 カッターで細長く切り、霧吹きで湿らせ、揉(も)んだ後、糸車でこよりを作るようにねじって糸にする。そして周囲の山や野原で採れた草木で染める。 藍染め、ヨモギ染め、柿渋染め …。

完成した糸を機織り機にかけ、反物に紡ぐ。 緯糸だけでなく、経糸にも和紙を使っているのがこだわりだ。「和紙の糸は切れやすい。 強度の問題もあって、昔の人は綿糸も使っていたのだと思う。 手間暇はかかるが、私は切れた糸を一本一本結びながら織っている。両方とも和紙だと、他にはない風合いが出せる。」 昨秋は財布や名刺入れなどの小物を制作。 現在は着物や帯などを手掛けていて、丹精込めて作る作品は完成まで平均すると約 1 カ月もかかる。 作った反物に触らせてもらうと、表面がサラッとしていて気持ちよかった。

横浜市出身。 都内の短大を卒業後、京都で和裁や染織を学び、運命に導かれるように島根県にやってきた。 新型コロナウイルス感染拡大の影響で、工芸の世界を取り巻く環境は厳しいが、5 月下旬に東京・日比谷で開館した島根県のアンテナショップの暖簾(のれん)に採用されるなど、作品は注目されている。 彼女の移住をきっかけに、町内の綿花栽培をしている地区で、織物を特産化したいという動きも生まれている。 「石見地方でまた織物が盛んになれば。持てる技術のすべてを伝えたい」と目を輝かせた。 = 敬称略 (鉄村和之、nikkei = 6-12-20)


ホタル舞う幻想的な世界へようこそ 島根・沖田川で今週末まで見ごろ

島根県益田市の沖田川でゲンジボタルの乱舞がピークを迎えている。 中流の同市下種町の龍光寺橋付近でも黄緑色の無数の光が静かに明滅し、見物人たちを幻想的な世界へいざなう。

石見地域西部のホタルを長年観察している島根県希少野生動植物保護巡視従事者で日報連会員の吉崎佳慶さん (79) = 同市久城町 = によると、沖田川は市内有数の生息地で例年並みの 5 月 20 日ごろから飛び始めた。 見ごろは午後 8 時半 - 同 9 時で今週末まで楽しめそうだという。 市内では二条川や三谷川などでも見物でき、吉崎さんは「ホタルは繊細で成虫の寿命は 7 - 10 日ほど。 捕獲やフラッシュ撮影はやめ、静かに鑑賞して」と話す。 (竹内之浩、mainichi = 6-9-20)


島根県、プレミアム飲食・宿泊券を発行

島根県は 6 日、新型コロナウイルスで影響を受けた観光業などの支援へプレミアム飲食・宿泊券を発行すると発表した。 この日公表した一般会計 44 億円の 2020 年度 6 月補正予算案に盛り込んだ。 プレミアム飲食券は 6,000 円分(1,000 円券が 6 枚)のチケットを 4,000 円、宿泊券は 1 枚 5,000 円分を 3,000 円で販売する。

飲食券は 50 万組、宿泊券は 9 万枚を発行し、県内に本社がある県内の飲食店や宿泊施設で利用できる。 使用期限は 11 月末まで。 ともに 7 月下旬の発売予定だが「できる限り繰り上げて早期に発売したい(丸山達也知事)」としている。 予算案ではバス会社の支援へ、県内の周遊観光バスツアーを催行する際の経費を助成する制度も新設した。 (nikkei = 6-5-20)


アジャイルメディア・ネットワークが島根県大田市と連携し、
飲食店応援事業『おおだ飲食店未来応援チケット』をスタンプワークスにて販売開始

〜コロナ影響下にある地元飲食店情報・飲食チケット購入のプラットフォームを提供〜

アジャイルメディア・ネットワーク株式会社

『世界中の "好き" を加速する』をビジョンに掲げ、ブランドのファン育成・活性化を手がけるアジャイルメディア・ネットワーク株式会社(本社 : 東京都港区、代表取締役社長 : 上田 怜史、東証マザーズ上場 : 証券コード 6573、以下 AMN)は、新型コロナウィルス感染拡大の影響により来店客数が減少している島根県大田市の飲食店支援を行うため、自社が運営するストーリコマース型セレクトショップ「STAMP WORKS (スタンプワークス、https://stamp-works.jp)」にて、飲食店応援チケット『おおだ飲食店未来応援チケット』の販売を開始したことをお知らせいたします。 これにより、大田市にある飲食店の未来に投資する仕組みが提供でき、苦境にある地域の飲食店支援に寄与してまいります。

サービス提供の背景

緊急事態宣言が全国的に解除された後も、新型コロナウィルス感染拡大の影響は飲食店の運営に大きな影を落としており、都心部だけではなく地方でもその傾向は顕著に現れています。 感染拡大を防ぐ取り組みをしながら店舗再開にいたっても、売上の回復にはまだかなりの時間が必要であり、多くの飲食店が現在も苦境に立たされています。 一方で、そんな飲食店を応援したいというお客様も多く、地方では限られた商圏であるがゆえに一層その思いが強くなっています。

そこでこの度、そのようなお客様の声にこたえるべく島根県大田市と、大田市に進出している IT 関連企業が協力し、地元の飲食店を支援する『おおだ飲食店未来応援チケット』を発行することになりました。 これは企業誘致が進んでいる大田市と進出企業全社での初めての共同事業であり、AMN としても積極的に取り組んでまいります。

おおだ飲食店未来チケットと飲食店支援事業について

『おおだ飲食店未来チケット』事業は、新型コロナウィルス感染症の感染拡大により大きな影響を受けている市内の飲食店等を応援するため、営業再開時に使用できる飲食チケット(購入金額 2,000 円、さらにプレミアム分 500 円が付与されるので 2,500 円の飲食チケットとして使用可能)を先払いで購入できる仕組みとなっています。 大田市と市内に進出している IT 関連企業が協力して、店舗情報掲載サイトやチケット購入システムを構築し、消費者に飲食チケットを買ってもらうことで、市内の飲食店を支援してまいります。 (PR Times = 6-1-20)

* おおだ飲食店応援サイト 「maina! 美味(まい)な大田
* 大田市公式サイト 「おおだ飲食店未来応援チケットの販売開始について


島根のアンテナショップ 日比谷にオープン

新型コロナウイルスの影響で開館が延期となっていた、島根県の新しいアンテナショップ「日比谷しまね館」が 29 日、東京の日比谷シャンテ地下 1 階にオープンした。 店内では、日本海で獲れた鮮魚の干物、出雲そばや和菓子、地酒など島根を代表するお土産の数々が販売されている。 また、首都圏への情報発信を目的に、観光案内や移住相談の窓口も設置されている。 安達昌明館長は「全国的に大変な情勢だが、この場所から島根県のあたたかい情報をしっかりと発信していきたい」と話す。 当面の間は、時間を短縮しての営業となるが、島根と首都圏のご縁を結ぶ新たな拠点として期待される。 (NNN = 5-29-20)

◇ ◇ ◇

島根のアンテナショップとコラボしたタリーズコーヒーが日比谷シャンテに登場!

休日はアンテナショップで美味しいものを見つけるのが楽しみ、という方に朗報だ。 タリーズコーヒーが初めてアンテナショップとコラボした、「タリーズコーヒー 日比谷シャンテ店」がオープンした。  同店が位置するのは、同日にリニューアルオープンする「日比谷シャンテ B1F」内。 隣接する『日比谷しまね館(4/22 オープン)』とのコラボレーション店舗だ。

タリーズコーヒー初のアンテナショップとコラボレーションとなる今回は、島根県に因んだ取り組みを展開。 出雲生姜を使った店舗限定ドリンクを販売するほか、県産の「石州瓦(せきしゅうがわら)」や「石見織(いわみおり)」を店内の装飾に取り入れる。 また、連動して、島根県と隣の鳥取県のタリーズコーヒー店舗においても、出雲生姜を使ったドリンクを販売する。

香り豊かで、ピリッとした辛味が特徴の出雲生姜と、てんさい糖、蜂蜜を煮詰めて作った無添加シロップ。自宅でドリンクや料理に入れるなどして使えそうだ。 日比谷しまね館とあわせて訪れてみてはいかがだろう? (Yuko Ogawa、TravelTrend = 3-24-20)

前 報 (10-17-19)


エムティーアイの母子手帳アプリ『母子モ』が島根県津和野町で提供を開始!

- アプリを活用した情報発信で、子育てをもっと楽しく、生き生きと暮らせるまちへ -

株式会社エムティーアイ

(株) エムティーアイが企画・開発した母子手帳アプリ『母子モ』が島根県鹿足郡津和野町にて本導入され、『子育てナビ つわの』として 6 月 1 日(月)より提供を開始します。 島根県の南部に位置する津和野町は、「山陰の小京都」と呼ばれ、メインストリートである殿町通りには約 3 万本の菖蒲の花が咲き誇り、町の一部が重要伝統的建造物群保存地区として選定されるなど、歴史と文化が残り、古くからの風情が美しいまちです。

同町は、「健康で心豊かな子育てをめざして、津和野に生まれ育ったことに誇りがもてる町に」を基本理念とし、子育て世帯が安心して子どもを産み、育てていけるまちづくりを進めています。 今回、ICT を活用した新たな子育て支援策として、母子健康手帳の記録から地域の情報までをスマートフォンやタブレット端末にて簡単にサポートでき、260 以上の自治体で導入されている当社の『母子モ』が採用されました。

◆ 妊娠から子どもの就学まで、きめ細やかなサポートが整う島根県津和野町で『母子モ』の提供を開始!

津和野町では、妊婦が安心して出産に臨めるよう、お産相談窓口を開設し、保健師が中心となって妊婦の不安を和らげる取組みや、妊娠 23 週までの妊婦を対象に「かんがるー教室」を開催するなど、きめ細やかなサポートが整っています。 また、2018 年 10 月に「子育て世代包括支援センター 来る未(くるみ)」を開設し、妊娠・出産・子育て期の切れ目のない相談や支援のもと、子どもの遊び場としてだけではなく、育児の不安に関する相談会の実施や、子育て世代の交流促進を図り、親子が生き生きと暮らせる環境が整っています。

子どもが小学校や中学校に入学する際、学用品費やクラブ活動費など、就学に伴う必要な経費を援助する「就学援助制度」や、子どもたちが芸術を通して感性を育むサポート事業「津和野町芸術士派遣事業」により学びの場を支えるなど、子育てに関わる幅広い支援制度により、子どもたちが健やかに育つ体制が充実しています。 今回、町の取り組みを子育て世代にもっと便利に活用してもらうために、ICT を利用した新たな支援策として、当社の『母子モ』が採用されました。

◆地域密着型の子育てアプリで妊娠・出産・育児をしっかりサポート!

津和野町に採用された『子育てナビつわの』は、スマートフォン・タブレット端末・PC に対応したサービスで、妊産婦と子どもの健康データの記録・管理や予防接種のスケジュール管理、出産・育児に関するアドバイスの提供、離れた地域に住む祖父母など家族との共有機能や、町が配信する地域の情報をお知らせするなど、育児や仕事に忙しい母親や父親を助けてくれる便利な機能が充実しています。

育児日記として使用できる「できたよ記念日」は、厚生労働省の母子健康手帳様式例などを元に作成し、母子健康手帳の「保護者の記録」を含む発達段階や子育てにかかわる記念日を写真やメッセージと共に記録できるだけでなく、子どもの成長・発達の目安としての役割も備えています。 また、今回の新型コロナウイルス感染症拡大による外出自粛などの影響があるなかでも、アプリを通じて自治体からの大切な情報を必要な人に即時に届ける機能で、注意情報や保健師からのアドバイス、パパママ教室の様子などをテキストや動画で配信することができるため、非常時においても安心して出産・子育てができる環境づくりをサポートすることが可能です。 (PR Times = 5-29-20)

<アプリ> App Store、Google Play で『母子モ』で検索(対応 OS : iOS 9.0 以上、Android 4.2 以上)


エゴマ油を粉末に 島根大発ベンチャー SNCC

島根大学発のベンチャー企業「S-Nanotech Co-Creation (SNCC)」は健康によいとして人気が高いエゴマ油を粉末化する技術を開発した。 粉末にすることで有効成分の体内吸収率がアップするといい、健康食品メーカーなどに売り込んでいく。 エゴマはシソ科の植物で、搾ってつくったエゴマ油には血栓予防効果などがあるとされるアルファリノレン酸が多く含まれている。 SNCC の技術顧問で島根大学生物資源科学部の吉清恵介准教授は、シクロデキストリン(環状オリゴ糖)を混ぜた水にエゴマ油を加えると、沈殿する作用に注目。 回収したエゴマ油の沈殿物を乾燥させ、粉末化に成功した。

粉末は片栗粉のような白い粉で、動物実験の結果、エゴマ油より 1.5 倍ほどアルファリノレン酸が体内に吸収されやすくなることが分かったという。 油だと食品に添加しづらいが、粉末にすると食品や飲料に混ぜたり、サプリメントに加工したりすることが容易になる。 島根県は奥出雲町や川本町などでエゴマ栽培が盛んで「エゴマの新たな用途をひらきたかった」と吉清准教授は話す。 栃木県や神戸市のメーカーと組んで粉末を商品化(100 グラム税別 4,500 円)していて、健康食品メーカーや加工食品メーカーなどに粉末を利用した製品の開発を呼びかける。 5 年後に約 1,000 万円の売り上げを目指す。

SNCC は島根大学総合理工学部の藤田恭久教授が中心となって 2018 年に設立。 山陰合同銀行が中心となって運営している産学連携ファンドが大半を出資している。 (nikkei = 5-26-20)


島根県内の酒造会社が消毒用アルコール製造

島根県内の酒造会社が手指消毒に使える高濃度のアルコールを製造している。 浜田市三隅町にある日本酒メーカー「日本海酒造」は原料アルコールを使い、消毒液を製造した。アルコール度数を 66% まで薄めた 300 ミリリットルの瓶詰消毒液約 1,500 本を、6 月までに市に納める。 藤田真路社長 (46) が 21 日、久保田章市市長に完成を報告した。 藤田社長は「普段の売り上げが厳しい状況だが、みなさんの役に立ちたいと思った」と述べた。

隠岐酒造(隠岐の島町)は自社の焼酎を活用して製造。 アルコール度数 65% で、奥出雲薔薇園(大田市)の香料で香りづけし、ラベルには日本酒に関する作品を多く手がける漫画家のアザミユウコさんのイラスト「おさけだいすきアマビエちゃん」をあしらった。 18 日に同町に寄贈したほか、西ノ島町、海士町、知夫村にも送り、公共施設や福祉施設などで使ってもらう。 アザミさんにイラストの使用を申し入れた毛利彰社長 (58) は「アマビエは疫病退散に御利益があると話題で、隠岐の島町にも水木しげるさんが描いた作品のブロンズ像がある。 製品が皆さんの役に立てば。」と話している。

新型コロナウイルス対策で消毒用アルコールが品薄になったため、厚生労働省が 4 月にアルコール度数の高い酒や工業用エタノールで代用可能との見解を示し、国税庁も製造販売の手続きを簡素化した。 (水田道雄、前田昌宏、asahi = 5-22-20)


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記事コピー (5-19-20)


島根県の県立高校 5 月 25 日に再開 松江市の小中学校も

島根県は 5 月 15 日、新型コロナウイルスの対策本部会議を開き、31 日まで休校としていた県立の高校と特別支援学校を 25 日に再開すると発表した。 松江市も 25 日から市立の小中学校などを再開する。

県立学校のうち、今月 2 日に感染者が確認された松江市にある学校は、25 日から生徒をグループ分けし、日を分けて登校させる分散登校を開始。 松江市以外では 18 日から試行的に分散登校を始め、25 日以降は感染対策を徹底すれば全員が登校できるようにする。 県立施設は再開対象を 16 日以降、スポーツ施設などに拡大する。 ただ、博物館や美術館のように県外からの来客が見込まれる施設は当面休館する。 松江市が管理する国宝松江城などの観光施設は 6 月 1 日から再開する。 (福井新聞 = 5-15-20)

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島根県、県立学校休校 31 日まで延長 県有施設の一部は 9 日以降に再開 新型コロナ

島根県は 5 日、政府が新型コロナウイルスの感染拡大に伴う全国への緊急事態宣言を延長したのに関連し、県立学校の臨時休校を 31 日まで延長する方針を決めた。 県内の小中学校などの休校も延長するよう求める。 引き続き、都道府県をまたぐ移動を極力避け、繁華街の接待を伴う飲食店などへの外出は自粛するよう県民に呼び掛ける。

一方、県有施設の一部は 9 日以降、再開させる考え。 県外客の流入が見込まれる施設は休館を続ける。 県は対策本部会議を開き、県内全域で 31 日まで緊急事態の対策を県民に要請する方針を確認した。 会議後の取材で、丸山達也知事は「引き続き『3 密』を避ける行動を徹底して感染防止に努めてほしい」と強調した。 県立学校は、6 日までだった臨時休校を 31 日まで延長する。 その対応をとるための準備として分散登校日を設定。 感染者が確認されている松江、出雲両市以外の学校は 7、8 日、出雲市内は 12、13 日に実施する。 松江市内の学校を除いて18 日以降は、学習機会を確保するため分散登校を計画している。

外出制限については、暮らしに必要な外出以外は自粛を求めていた呼び掛けを 7 日以降、緩和する。 ▽ 不要不急の帰省や旅行など県外への移動は極力避ける、▽ 接待を伴う飲食店、カラオケ、ライブハウス、屋内運動施設などは出入りを自粛、▽ 「3 密」のある場所の外出は自粛 - - は引き続き求めていく。 県有施設は、「3 密」を避ける対策の準備が整った施設から順次、再開する。 再開する施設については、8 日に公表する。 ただし、▽ 県立しまね海洋館アクアス(浜田市、江津市)、▽ 県立古代出雲歴史博物館(出雲市)、▽ 県物産観光館(松江市)など 11 館は、県外客の流入が見込まれるとして、31 日まで休館を続ける。 (中国新聞 = 5-5-20)