柴犬の「聖地」ルーツの石像 島根県益田市

柴犬のルーツとされる犬「石号」の出生地、島根県益田市の美都町地区で 2 日、石号の生前の姿を再現した石像の除幕式が開かれた。 柴犬の「聖地」をアピールして地域おこしにつなげる狙いだ。 石号が生まれ育った住宅前で関係者らが白い幕を引くと、真新しい灰色の石像がお目見え。 出席した住民らが歓声を上げた。

石号を研究する島根県江津市の河部真弓さん (62) によると、石号は昭和 5 (1930) 年 11 月 2 日に同地区で生まれ、猟犬として飼われていた。 日本古来の犬の保存を目指していた男性が引き取り、その後、血を引く犬が全国に広まった。 石像の制作は地元住民らが企画。 唯一残っている、四本足で立つ姿を横から撮影した写真を参考にした。 石号が飼われていた家の敷地に、現在の柴犬と石号の関係を解説する年表や、血統書を展示する資料室も設けた。 石像を制作した住民グループの会長、潮隆人さん (69) は「温泉や滝もあるので、石号をきっかけに柴犬の愛好家らがたくさん来てもらえたら」と話した。 (sankei = 11-3-19)

◇ ◇ ◇

インスタ映えでグッズ発売も! 人気の柴犬が出雲の魅力も発信

柴犬・小太郎くん 12 歳。 インスタグラムには写真や動画がアップされている。 飼い主のご夫婦は、小太郎くんが 3 歳のころから 9 年間、毎日欠かさず更新を続けて来た。 フォロワー数は現在 4 万件超え! そんな小太郎くんが住んでいるのは島根県出雲市。

会いに行ってみると …、比較的穏やかな性格だという小太郎くん。 なんといっても写真に慣れているのが特徴。 飼い主のご夫婦は、撮影専用のカメラ 3 台! さらに装着型の小型カメラまで駆使して可愛いショットを狙う。

[最初はスマートフォンだけで撮ってたが、ほかの人の写真を見て、小太郎をこんな風に撮りたいなと思って。」

そんな小太郎くんが大好きなのは … ドライブ! 中でもお気に入りは助手席。

「十数時間クルマに乗っても全然平気。 この子は最初、他の飼い主がいたんですが、その飼い主が飼えなくなって急遽我が家に来たんです。 血統書の住所を見ると福井県とあって、そこに行ってみようというのが始まり。」

その後は、自ら進んで助手席にちょこんと座るように …。 時には、車で 10 時間以上かかる関東まで一緒に旅行することも。 長距離も、小太郎くんなら何のその! このクルマ好きのおかげで、様々な旅行先で撮影した写真がインスタグラムに登場。 これも、人気の理由の一つとなっている。 地元で聞いてみると …。

「母が(小太郎君のインスタが)好きで、小太郎くんのことは聞いたことがある。 うちも柴犬を飼っているんですけど、こんなおっとりした写真を撮らせてくれないので羨ましい。」

そんな小太郎くんに、出雲市で洋服や雑貨などを販売している店グラッピーノ」が目を付けた。 8 月に小太郎くんグッズコーナーが登場。 ポストカードにクリアファイル …。 使われている写真はすべて飼い主さんが撮影したもの。 だからこそ小太郎くんの自然な表情が上手に引き出されている。

「小太郎くんのインスタグラムが、スタッフの間でも可愛いと人気で話題になっていて。 飼い主とグラッピーノの社長が知り合いだったので、それがきっかけで商品化された。」 「県外からもインスタグラムを通じて注文があったりしていて、小太郎くんすごいなと思っている。」

「皆で一緒に小太郎を飼っているようなつもりで見てもらえれば。 小太郎も見てほしいが、きょうの出雲の天気だとか、そういったことも伝えて、出雲に来たことある人や、ふるさとが出雲の人に、今日の出雲がこんなだということが伝わるといいなという思いもある。」

小太郎くんの可愛さとともに、出雲の魅力を発信している。 (山陰中央テレビ = 10-6-19)

柴犬のルーツ (10-13-18)


宍道湖のウナギ激減、ネオニコ系農薬が原因か 米科学誌

島根県の宍道湖(しんじこ)でウナギやワカサギが 1990 年代に激減したのは、周辺の水田などでネオニコチノイド系の農薬を使ったことが原因の可能性が高いとする論文を、産業技術総合研究所などの研究チームが 10 月 31 日付の米科学誌サイエンスに発表した。 この農薬はミツバチを大量死させることなどが知られていたが、川や湖の生態系にも影響を与えている可能性を示したのは初めてという。

産総研特定フェローの山室真澄・東京大学教授らの調査では、92 年にネオニコ系農薬が国内で初めて登録され、実際に使われるようになった 93 年 5 月の田植えの時期を境に、宍道湖の動物プランクトンの量が激減。 1981 - 92 年と比べ、93 - 2004 4年は平均で 83% 減になったという。 この結果、動物プランクトンをえさにするワカサギは平均年 240 トンほど漁獲量があったのが 94 年以降、ほとんどとれなくなった。 ウナギの漁獲量も平均年 42 トンから 10.8 トンに減った。

国内の湖沼での漁獲量は減少傾向にあり、原因として植物プランクトンが減ったことや魚を食べる外来種が増えたことが指摘されてきた。 しかし、宍道湖では植物プランクトンの量は変わらず、海水と淡水が混じる汽水域では淡水性の外来種も生息できないため、ネオニコ系農薬で動物プランクトンが減ったことの影響以外は考えにくいという。

ネオニコ系農薬は有機リン系の農薬に代わり、水田でのカメムシなどの防除やゴキブリの駆除、ペットのノミ取りなどで広く使われるようになった。 しかし、発がん性やミツバチの大量死との関係が指摘され、海外では規制が強化されつつある。 山室さんは「ネオニコ系農薬が水田内にとどまらず、川や湖の生態系にも影響を及ぼしている可能性を示した。 同じようなことはほかの川や湖でも起きている可能性がある」と話した。 (石井徹、asahi = 11-1-19)


ヤマハ発動機、小型低速モビリティで市街地を巡回する実証事業を開始 島根県雲南市

ヤマハ発動機は、島根県雲南市、竹中工務店、NPO 法人 ETIC. と共同で、雲南市市街地の主要施設をゴルフカーをベースとした電動小型低速車両で巡回する「グリーンスローモビリティ 実証事業」を 10 月 28 日から 12 月 6 日まで実施する。 今回の取り組みは、2019 年 4 月に締結した雲南市の地域課題の解決を目的とした 4 者での連携協定に基づくもの。 ラストマイルモビリティの利用機会をつくり地域住民の外出機会を創出することで、市民のコミュニケーション機会の増進や健康づくりを促すことを狙いだ。

雲南市は、年々 65歳以上の人口割合が高まる一方で、地域住民参加型の地域創生や社会課題の解決に向けたチャレンジが盛んな自治体。 近年は住民主導の医療ネットワークの構築や若年層の移住・起業が増加するなど、新しいアイデアが活力を生んでいる。 一方、ヤマハ発動機はこれまでも雲南市と連携し、同市の交通課題解決を目的とした低速の電動小型車両の利活用や事業創出のためのアイデアソンを同市民とともに取り組むなど、地域に根ざした課題解決への活動を進めてきた。

実証事業では、ゴルフカーをベースとした電動小型低速車両「AR-07 公道走行仕様(定員 7 名)」 2 台を活用。 雲南市の駅、病院、地域交流センター、スーパーなどを巡回する約 4km のコースを走行し、電動小型車両による巡回サービスの社会受容性や運用体制の検証を行う。 (纐纈敏也、Response = 10-28-19)


手筒花火を出雲大社へ奉納 = 島根県出雲市

島根県出雲市の出雲大社境内で、愛知県豊川市に伝わる「とよかわ手筒花火」が特別奉納された。 天皇陛下の即位を祝うためで、出雲大社での奉納は 2017 年以来 2 回目だった。 奉納された手筒花火は 36 本。 住民グループの男性らが脇で抱えた手筒花火からは高さ約 15 メートルの火柱が噴出し、火花が一面に降り注いだ。 最後には爆音と共に「ハネ」と呼ばれる爆発が起き、観客からは大きな歓声が上がった。 (jiji = 10-25-19)


- プレスリリース -

【島根移住の本音がわかる & 相談ができる! 年に一度の大イベント】
「しまね U ターン I ターンフェア in 東京」を今年も 2 日間にわたって開催します!

島 根 県

島根移住のトビラ開いてみませんか?

島根県・(公財)ふるさと島根定住財団は、しまね暮らしの情報収集から相談までできる「しまね U ターン I ターンフェア in 東京」を 2019 年 11 月 16 日(土)・11 月 17 日(日)に池袋サンシャインシティ文化会館(豊島区東池袋)で開催します。

地方での生活ってどうなの? 島根の暮らしっていい感じなの? 島根移住の本音がわかる & 相談ができる、年に一度の大イベント「しまね U ターン I ターンフェア in 東京」を開催します。

「しまね U ターン I ターンフェア」について

毎年、大阪・東京・広島の 3 会場で開催している「しまね U ターン I ターンフェア」は今年で 10 年目を迎えます。 島根県内の市町村担当者や UI ターンの支援機関、教育関係者が一堂に集結し、支援制度や仕事、教育、住まい、暮らしなどの情報提供や個別相談ブースのほか、先輩移住者がしまね暮らしの体験談を語るブースもご用意します。 加えて、島根県内の企業 20 社以上の経営者や人事担当者と直接話をすることができるエリアも用意しております。

予約不要・参加無料・入退場自由・保育士付きキッズスペースも完備していますので、お気軽にご来場ください!

Point 3 つのワカル! & 1 つのデキル!
・ 地方暮らしのホンネがワカル!
・ 仕事 & 暮らしがセットでワカル!
・ 移住にお得な支援がワカル!
・ 気軽に話せる相談相手がデキル!

(公財)ふるさと島根定住財団について

島根県への UI ターン促進と県内定住を目指し、若年者を中心とした県内就職促進、県外からの UI ターンの促進、活力と魅力ある地域づくりの促進を柱として取組みを推進しています。 県外からの UI ターンの促進においては、求人情報をはじめとした情報提供と UI ターンに関する職業紹介、農林水産業などの産業体験などで島根での定住のきっかけとなる機会を提供しています。

しまね UI ターン総合サイト「くらしまねっと」 https://www.kurashimanet.jp/ (PR Times = 10-23-19)


萩・石見空港マラソン全国大会、滑走路でマラソン

島根県益田市で 20 日、石見空港の滑走路がコースに組み込まれている「萩・石見空港マラソン全国大会」が開かれた。 秋晴れの空の下、10 キロとハーフマラソンの部で合わせて約 2 千人の参加者が、滑走路を走る爽快感を味わった。 大会は、石見空港で東京便を運航している全日空が地域貢献のために発案して始まり、今年で 12 回目。 近くの公園から午前 9 時前後にスタートし、航空機が発着する前の時間帯に滑走路を約 3 キロ回って再び公園に戻るコースで、現役の滑走路を走ることができる珍しい大会だ。 箱根駅伝で「山の神」と呼ばれた柏原竜二さんが 10 キロの部にゲストランナーとして参加した。 (kyodo = 10-20-19)


島根県のアンテナショップ、日比谷に移転

島根県は来年 1 月末で閉館するアンテナショップ「にほんばし島根館(東京・中央)」の移転先を複合商業ビル「日比谷シャンテ(東京・千代田)」の地下 1 階に決めたと発表した。 県産品の展示販売のほか、観光情報の提供、移住・定住相談などを手掛ける。 来年春の開業を目指す。 面積は約 260 平方メートルで、にほんばし島根館(事務室部分を除き約 240 平方メートル)と同程度を確保した。 デザインや部門別の面積などの詳細は今後決める。 丸山達也知事は記者会見で「日比谷は交通の利便性が高く、幅広い層の集客が見込める。 島根県の情報発信や県産品の販路拡大などに活用していきたい。」と語った。 (nikkei = 10-17-19)

◇ ◇ ◇

日本橋の島根県アンテナ店、1 月に閉店へ 移転先探す

東京・日本橋にある島根県のアンテナショップ「にほんばし島根館」が、2020 年 1 月末に閉店する。 建物の老朽化などで元々 20 年 12 月末までに閉める予定だったが、早く移転したほうが経費が抑えられると判断し、前倒しすることになった。 県しまねブランド推進課によると、島根館は 03 年に三越本店の向かいにあるビルの 1 階にオープンした。 広さ約 340 平方メートルで、島根の特産品の販売や観光案内、移住定住相談のコーナーがある。 18 年度の来店者は約 47 万人だった。

入居時の契約では、退去期限はなかったが、ビルの耐震強度が不足していることや近隣の再開発計画を理由に、オーナーから 15 年に退去を求められた。 県が契約継続を交渉した結果、オーナー側の負担でビルの一部に耐震補強工事を施し、29 年 12 月末まで県が使うことで、17 年 3 月に合意した。 17 年 9 月から 18 年 2 月まで一時休館し、工事をしていた。

県は、設備が老朽化しており、使い続けるにはさらに経費がかかることなどから、19 年度内に移転先を探すことを決めた。 いまの島根館は、20 年 3 月末に完全に退去することにし、準備のため 1 月末に閉店する。 県議会 9 月定例会に提出した一般会計補正予算案には、物件調査費や新施設の年間賃借料として 1 億 900 万円を計上している。 ただ、東京五輪・パラリンピックによる地価の高騰で、好条件の物件を見つけるのは難しい状況にあるという。

都心で、現在と同程度の年約 7 千万円の賃借料を想定して探すが、同規模の施設は難しい見込みとしている。 丸山達也知事は 10 日の定例会見で、東京はマーケットとしての価値が大きいとし、「(旧館の閉店から新館開店までに)休館する期間ができると、その分、島根のことを PR できる期間が短くなる。 その期間を最小限にしながら、いい場所を確保したい。」と述べた。 (市野塊、asahi = 9-12-19)


島根の名所、温泉地より近くに 神戸 - 出雲便新設で PR

島根県の観光振興を図ろうと、地元の名所や温泉地などを PR する報道関係者向けの説明会が 16 日、神戸市内であった。 関西の出版社、新聞社などの記者ら約 40 人が参加した。 県外からの誘客を目指す同県の主催。 これまで東京で開いてきたが、今年は同県の出雲空港と神戸空港を結ぶ路線が 27 日に新設されることから、初めて神戸で開催した。

しまね観光 PR 大使で、万九千(まんくせん)神社(出雲市)宮司の錦田剛志さんは「神々が集う聖地出雲」と題し、全国から迎えた神を再び送り出す「神在(かみあり)祭」の歴史や伝統を説明した。 玉造温泉(松江市)の観光振興を手掛ける「玉造温泉まちデコ」の角幸治代表取締役は「美肌の湯」と呼ばれる県内各地の温泉を紹介。 「縁結びの神として有名な出雲大社と、美肌が期待できる温泉の周遊に期待している」と話した。 (中村有沙、神戸新聞 = 10-17-19)


島根県内初の小中 2 学期制、選択可 益田市教委が方針

益田市教育委員会は、2020 年度から市立小中学校が 2 学期制の導入を選択できるよう小中学校管理規則を変更する方針を決めた。 市教委によると、導入されれば県内では初めてとなる。 市教委によると、市内の小学校は 15 校、中学校は 10 校。 来年度からの新学習指導要領実施に伴い、小学校では外国語科が新設され、年間授業時間が 35 時間増えることなどから、2 学期制を導入して、始業式や終業式、通知表の作成回数を減らす。 また、1 日 6 時間授業の日は週 4 日から、週 3 3回に抑えられるという。

市教委学校教育課の田原啓文課長は「教職員の事務作業の負担を減らし、子どもたちのゆとりある学校生活や教職員が子どもたちと向き合う時間をできるだけ確保したい」と話す。 市の小学校校長会は昨年度末から 2 学期制導入を選択できるよう市に要請。 市は保護者代表らも含む検討委員会を立ち上げ、協議してきた。 30 日の市教育委員会で規則の改定について話し合われる。 (水田道雄、asahi = 10-12-19)


ポケトーク、需要は海外旅行以外に … 購入予算組んだ町も

「もしも外国語が話せたら …。」 外国人労働者や訪日観光客が急増する中、自由に会話したいと思う人も少なくないでしょう。 そんな夢をかなえる翻訳機器が様々な場面で活用され始めています。 最新技術は言葉の壁を越えられるのでしょうか。 外国から島根県出雲市にやって来たばかりの小中学生を対象に、学校転入前に基礎的な日本語などを教える「初期教室」で、今月 2 日、フィリピンの小学 1 年と 2 年の男の子の兄弟が、日本語指導員の多々納美波里さん (52) から自己紹介の仕方を習っていた。

多々納さんは「みんなの前で『私の名前は●●です』と話します」と説明したあと、手元の音声翻訳機「ポケトーク」に、「自己紹介」と話しかけ、翻訳機の画面を 2 人に見せた。 画面にはフィリピノ語で「自己紹介」が翻訳表示され、2 人は納得したようにうなずいた。

日系ブラジル人急増受け

出雲市では半導体メーカーの工場で働く日系ブラジル人が多く、日本語指導を必要とする生徒・児童が 170 人(10 月 1 日現在)と、7 年間で 7 倍以上に急増。 ポルトガル語を話せる職員 6 人を初期教室や小中学校に配置しているが、5 月にインドネシア出身の児童を受け入れたことを契機に、74 言語に対応可能なポケトークを導入した。 授業での活用はもちろん、ブラジル人とインドネシア人の子どもたちがそれぞれの母語で会話するなど、日常的な交流にも役立っているという。 出雲市教委学校教育課の児玉佐知子主任は「職員が多言語に対応するのが一番だが、人材に限りがあり難しい。 一台で済む翻訳機の存在は非常にありがたい。」と話す。

外国人技能実習生が多い島根県西部の吉賀町は今年度、約 300 万円の補正予算を組み、ポケトーク計 42 台を購入予定。 外国人を雇用する企業などへ無償貸与する取り組みを始めた。 最多の 15 台を希望した社会医療法人石州会は、運営する老人保健施設で働くベトナムや中国出身の留学生 14 人へ貸し出すという。 日本人職員との意思疎通や語学学習への活用が主な目的だが、担当者は「将来的には介護の現場で利用者とのコミュニケーションに活用する可能性もある」と話す。 町は「高齢化率が 40% を超え、町内の企業にとって外国人労働者は不可欠となっている。 多文化共生の地域作りのために導入した。」と説明する。

役所や病院で購入増加

ポケトークを開発・販売するソースネクスト(本社・東京)によると、2017 年の発売以降、今年 7 月までに計 50 万台を出荷した。 当初、海外旅行での個人利用を想定していたが、多言語対応が必要な役所や病院など公的機関や外国人を雇用する企業などの購入が増加しているという。 AI (人工知能)を活用し、入力された音声をクラウド上でテキスト化し翻訳する方式のため、英語や中国語など話者が多くデータの積み重ねがある言語ほど正確な翻訳ができる。 同社の担当者は、話者が少ない言語との翻訳能力の差を認めつつ「学習が進めば精度も向上していく。 製品を通じひとりでも多くの言葉の壁をなくしたい。」と言う。

訪日観光客の増加を受け、交通機関でも機械翻訳ソフトの活用が広がる。 JR 西日本は昨年 3 月、パナソニックが開発した翻訳ソフトを京都や姫路など外国人利用客が多い 5 駅に導入した。 タブレットで、「運転を見合わせています」、「通常より目的地までの所要時間がかかります」などの約 400 の定型文の中から必要な文を選ぶと、英語、中国語、韓国語の順で構内に放送が流れる仕組み。今年 3 月には岡山、福山など計 24 駅に拡大。 今後も新幹線駅を中心に導入を拡大させていくという。 ソフトの導入で、岡山駅では構内放送も担っていた外国人案内スタッフを乗客対応に専念させることが可能になったという。

取材後記 : ポケトークを実際に使ってみると、翻訳の速さと正確さに驚かされました。 スマートフォン用無料アプリ「グーグル翻訳」には、カメラで文章を撮影すれば翻訳されて表示される機能も搭載されています。 翻訳技術が進化すれば、語学力以上に何を話すかが問われる時代になるかも知れません。 (清水優志、asahi = 10-8-19)


- プレスリリース -

神戸の高校生が、島根のローカル線応援イベントを開催!
ばたでん助け隊 神々のノートリレーで鉄路を救え!

島根が好きで「遣島使」も務める神戸の高校生・坂東優毅くん。 今回は島根のローカル線「ばたでん」を応援したい! と、ノートリレーイベントを企画しました。 「ばたでん」への思いをつづったノートが鉄道ファンたちの手でつながれ、神在月の島根に到着します。 生まれも育ちも神戸なのに、なぜか島根が大好きな神戸の高校生・坂東優毅(ばんどうゆうき)くん。 「みんなにもっと島根を知って欲しい!」と校内で PR に励んでいた中学時代、その「島根愛」が島根県広報室の知るところとなり、今年 3 月に島根県知事から「遣島使」の委嘱を受けました。

そんな坂東くんが、島根のローカル線「ばたでん(一畑電車)」を応援しようと、ノートリレーイベントを開催します。 実施にあたっては、全国版のノートリレーイベントを手掛けてきたハンドルネーム「鉄道乗蔵」氏や、西日本豪雨で被災した鉄道・地域の復興を願って今年ノートリレーイベントを開催している「旅情鉄路」氏も協力。 多くの参加者がバトン代わりのノートに「ばたでん活性化に向けたアイディア」を綴り、次の参加者につないでいく催しになるとのことです。

開催は、神在月にちなんで、多くの神々が出雲に集まるという旧暦 10 月。 遣島使としてこのイベントを主催する坂東くんは、「このノートリレーを通して一畑電車や沿線地域の魅力を多くの人に知ってほしい。 ノートに記載されたアイデアが、一畑電車の利用促進にもつながれば。」と話しています。 (PR Times = 10-2-19)

企画概要

伊勢神宮最寄りの近鉄宇治山田駅から、出雲大社最寄りの出雲大社前駅の区間を鉄道ファンが交代で乗り継ぎ、一畑電車活性化のアイデアなどを綴ったノートを運ぶイベント。

発 11/16 (土) 近鉄宇治山田駅
着 11/24 (日) 一畑電車出雲大社前駅(駅長にノートを贈呈)

参加者募集

募集期間 10/1 (火) - 10/10 (木)
ツイッターのダイレクトメールで受け付け @susume_bataden
イベント公式ツイッターアカウント https://twitter.com/susume_bataden

坂東優毅(ばんどう・ゆうき)】 兵庫県立夢野台高校 1 年生。 島根を好きになったのは小学 2 年のとき。 以来、一人旅などで島根県内各地を 10 回以上訪れる。 今年 3 月から最年少の遣島使として活躍中。

遣島使(けんとうし)】 県外で活躍する方々に島根を PR していただこうと、島根県が平成元年にスタートした制度。 知事が各界の著名人や島根ファンの方々に委嘱している。


2020 年、"東京から一番遠いまち" 島根県江津市でレンタルカート使った日本初の公道レース開催へ

2020 年 9 月 20 日に島根県江津市で "日本初の公道レース" 『A1 市街地グランプリ GOTSU 2020』が開催される。 同レースは江津駅前を含む全長 1.7km の特設公道サーキットを舞台に 16 台のレンタルカートが争う形で行われるという。 この公道レース構想は 2013 年秋に生まれ、江津市市民や関係各所の協力を得て、構想から 7 年となる 2020 年に実現を迎えるもの。 舞台となる島根県江津市は人口 2 万 4 千人の都市で、平成 15 年(2003 年)に発行された高校の教科書では "東京から一番遠いまち" として取り上げられたこともある。

レースは、江津市総合市民センターをスタート地点に市道や国道、県道など主要道路を含む約 1.7km の特設サーキットを舞台に争われる。 コース設計と安全対策には、 松江工業高等専門学校の大屋誠博士と F1 解説でおなじみの森脇基恭氏が協力しているほか、同コースは日本初の市街地コースとして、 JAF へ対する臨時コース公認申請の準備も進められている。 気になるレース車両については、安全性などの観点から、全国各地にあるレジャー施設などでもおなじみのレンタルカートが使用される。 使用マシンをレンタルカートにしたことで「これまで突破することのできなかった市街地レース開催への道筋が開けた」という。

レースへの参加方法などは現時点では未定。 公式ホームページ (https://a1citygp.com/) では大会運営などに携わるボランティア募集なども行われる予定となっているので、気になる方はチェックしてみては。 なお、レースを主催する A1 市街地グランプリ江津大会実行委員会は、この GOTSU 2020 をシリーズ戦化する構想も掲げており、開催 3 年目には「人間のドライバーとロボットによる競争なども取り入れ、未来のモータースポーツのカタチを体現します。 Formula1、GT、FormulaE ほどの規模ではなく、より小さな車体で開発者、競技者ともに参加しやすいレースシリーズを目指しています。」としている。

日本の公道を使ってのモータースポーツについては、東京都内や大阪の御堂筋などで F1 マシンなどによるデモランが披露されたことはあるが、レース形式のイベントが行われたことはない。 今回のレンタルカートを使った A1 市街地グランプリは、日本のモータースポーツ史にとって大きな一歩になりそうだ。 (autosport = 10-1-19)


大蛇、ロンドンに舞う = 石見神楽が英で初公演

【ロンドン】 島根県の伝統芸能「石見神楽」の公演が 28 日、ロンドン中心部の大英図書館で行われ、化け物を退治する日本神話「大蛇(おろち)」などの演目に、集まった英国人ら約 250 人が盛大な拍手を送った。 公演は、日本の魅力を紹介するため英国で開催されている「日本文化季間(2019 - 20 年)」のイベントとして、国際交流基金などの共催で行われた。

30 - 40 代の若手中心で構成する島根県江津市の「大都神楽団」のメンバー 16 人が熱演。 観衆の目は大きくうねる大蛇の動きにくぎ付けとなった。 団長で、神楽の面をつくる面師の惠木勇也さん (34) は取材に「(英国の人々に)日本にいろいろな文化があることを発見してもらい、石見神楽の魅力を肌で感じてもらえれば」と話していた。 大都神楽団はこれに先立つ 27 日、南西部のカーディフでも歌舞を披露した。 英国で石見神楽の本格的な公演が行われたのは初めてという。 (jiji = 9-29-19)


島根の官民、「出雲の薬草」を全国発信

島根県の官民の間で、「出雲の薬草」を全国に発信し、観光振興に役立てようという動きが活発だ。 奈良時代に編さんされた出雲国風土記などに記載され、健康増進への効果が期待されているためだ。 玉造温泉(松江市)のアンテナショップは関連商品の特設コーナーを設置。 薬草を使った料理体験を取り入れた観光ツアーも登場した。 新たな観光資源として、健康に関心を持つ女性などにアピールしていく。

玉造温泉の地元特産品アンテナショップ「八百万(やおよろず)マーケット」は 8 月、薬草商品を一堂に集めた「出雲ハーブ」コーナーを開設した。 生薬「葛根」で知られるクズを使った茶や、風邪予防などに効果があるとされるヤマモモの実の砂糖煮など 8 種類の商品を並べた。 いずれも地元で採れた植物を原材料にしている。

企画したのは出雲市立の荒神谷博物館などでつくる「地域文化財を伝承する会」。 同会には地元の温泉旅館組合、道の駅運営会社などが参加しており、今年 3 月から「出雲国薬草とくらしプロジェクト」として薬草関連商品を地元客に紹介する企画を展開している。 八百万マーケットでのコーナー設置はそれを一歩進め、県外からの観光客が多く集まる温泉街から「医薬の国・出雲」を全国にアピールしようという狙いがある。

出雲国風土記には 65 種類の薬草が記載され、現在も地元では身近な存在だ。 伝承する会では無料小冊子「出雲国 薬草とくらし手帖」を制作し、その一部を紹介している。 荒神谷博物館スタッフの前田みのりさんは「観光客も出雲の薬草文化を知り、暮らしの中に取り入れてもらえれば」と期待する。 今年 3 月には出雲市の出雲大社近くに「古代出雲薬草展示室」が開館した。 週末に営業する「ベジカフェまないな」店内にあり、薬草茶や植物の標本、薬草に関する書物などを展示している。 同カフェは出雲観光協会が企画する女性向けツアーの食事場所にもなっており、県外客が薬草料理に親しむことに一役買っている。

薬草の一種で、出雲大社本殿などのしめ縄としても使われているマコモにも注目が集まる。 島根県雲南市の棚田などで栽培され、茎が肥大してできるマコモタケが中華料理の高級食材などとして使われているほか、青葉を使った健康茶も開発されている。 毎年 6 月に開かれる出雲大社の涼殿祭(真菰 = まこも = 神事)に合わせ、マコモの魅力を伝えるシンポジウムも 2016 年から出雲市内で開かれている。 来年 5 月 31 日には全国から研究者や生産者などが集う「全国まこもサミット」が初めて出雲市内で開かれる。

カギとなるのは島根県が今年度から推進する「美肌」を前面に出した観光誘客事業との連携だ。 女性の肌の美しさを都道府県で順位付けする民間企業のランキングで島根県が上位に入っていることに着目。 県では温泉と食を組み合わせた宿泊プランの企画を支援したり、旅行会社と組んだキャンペーンを展開したりする。 これに出雲の薬草体験を組み合わせれば、女性へのアピール度が一段と高まることは間違いない。 (西村正巳、nikkei = 9-25-19)


地滑り地形「中電の説明は疑問」 原子力規制委 島根

原子力規制委員会の石渡明委員 (66) が 20 日、中国電力島根原発(松江市)を現地視察した。 2 号機の再稼働に向けた審査会合で議論となっている、構内の地滑り地形について、石渡委員は「中電側の(地滑り地形ではないという)説明は疑問で、今回の調査でも納得は出来なかった」と述べた。

石渡委員は調査後、報道陣の取材に「島根原発は海岸沿いの急傾斜を切り開いて作っているので、斜面の安定性の審査が続いている」と指摘。 中電側は「地滑り地形ではない」としているが、他の研究機関の資料で敷地内に地滑り地形がいくつかあることが示されていることなどから、「実際に見てまだ疑問があり、今後の審査会合の場で議論していきたい」と話した。

石渡委員らは午前中、津波から施設を守る防波壁そばの高さ約 15 メートルの地山(じやま、自然のままの山)を調べた。 中電によると、この地山は人工物ではないが津波の防護施設と同等の機能を期待しているという。 石渡委員が地滑りに関して疑問を呈した場所はこの周辺にある。 中電側は「データを拡充し、今後の審査会合で説明していく」としている。 午後は東側にある防波扉の周辺斜面や、中電が敷地内の地盤をボーリング調査した試料などを調べた。 (奥平真也、asahi = 9-21-19)


100 歳以上訂正、島根 1 位に 10 万人当たり、7 年連続

敬老の日(16 日)を前にした 100 歳以上の高齢者の集計で、島根県は 18 日、人数を 679 人から 715 人に訂正した。 人口 10 万人当たりでは訂正前が 99.85 人で全国 3 位だったが、訂正後は 105.15 人となり、厚生労働省によると、精査の上で数字が正しければ 7 年連続で全国 1 位になる。 浜田市が誤った数字を報告したのが原因で、実際は 45 人いたのに 9 人としていた。 市の担当者は、4 月から 9 月に 100 歳になった人数のみを報告し、101 歳以上を省いていた。 100 歳になり、記念品を贈呈する人数と混同していた。 係長、課長がチェックしても気付かなかった。 (kyodo = 9-18-19)


築 200 年の古民家で民泊 田植えや収穫も体験 島根

中国地方で唯一、日本農業遺産に認定されている島根県奥出雲町で、農業体験もできる民泊施設が営業されている。 空き家だった築 200 年以上の古民家を改修した。 1 日 1 組限定で、1 人につき 1 泊 6 千円(食事なし)。 農業を体験するには、内容によって別途 3 千円程度必要になる。

奥出雲町は、1,300 年前から続く古代の製鉄法「たたら製鉄」が盛んだった地域。 「鉄穴(かんな)流し」という山を切り崩して砂鉄を取り出した跡地を棚田として再生しており、美しい景観が広がる。 この特徴的な農業が評価され、2 月に日本農業遺産に認定された。

民泊施設を運営するのは、奥出雲町三所の農家でつくる農業組合法人。 代表の和久利(わくり)健さん (59) は農業遺産の申請にも関わった。 農業遺産の認定をきっかけに、魅力をさらに引き出す仕組みをつくろうと、農業も体験できる民泊を企画した。

10 年ほど前に元の家主から借りて地域の催しなどに利用していた古民家を、町の補助金などで改修した。 6 月には旅館業法などに基づく許可を取った。 民泊施設の名は「大上エ(おおえ)の里」。 平屋建ての約 200 平方メートルで、縁側付きの居間や台所など計 4 室がある。 電気と水道も完備し、布団や食器、IH 調理器なども備える。

施設の近くには水田と畑があり、希望者には田植えや稲刈り、そばの実の収穫を体験できることを売りにした。 指導には和久利さんがあたる。 7 - 8 月に宿泊者 3 人が体験したという。 和久利さんは「農業体験をして泊まってもらうのは、地元を知ってもらう一番いい方法。 これをきっかけに空き家の新たな活用方法や、UI ターン者の増加につながれば。」と話す。 申し込みは民泊予約サイト「エアビーアンドビー」や奥出雲町観光協会 (0854・54・2260) などを通じてできる。 (市野塊、asahi = 9-14-19)


SBI が島根銀と資本業務提携 「地銀連合」への第一歩

ネット金融大手の SBI ホールディングスは 6 日、島根銀行(松江市)と資本業務提携を結んだと発表した。 SBI と傘下のファンドが計 25 億円を出資し、島根銀の株式の 34% (議決権ベース)を取得する。 SBI 本体が地銀に出資するのは初めてで、同社が構想する「地銀連合」の実現に向けた第一歩となる。 SBI は傘下に銀行、証券、保険などの事業会社を持つ。 島根銀には SBI 本体が 19 億円、昨年 1 月に設立した地銀向けのファンド「地域銀行価値創造ファンド」が 6 億円を出資する。 この提携で、島根銀の顧客に、SBI グループの投資信託や生命保険などの販売を増やしたい考えだ。

島根銀は全国の地銀の中でも特に経営が厳しく、2019 年 3 月期の決算では、本業のもうけを示す「コア業務純益」が 3 年連続の赤字だった。 今年 3 月に鈴木良夫頭取が SBI 側に提携を打診。 SBI からは出資とともに役員 2 人を受け入れ、さらに「フィンテック」などの技術の提供を受け、サービスの質や業務効率を高めるという。 この日、島根銀本店で会見した鈴木頭取は「2 年前の頭取就任以降、自主独歩で行くか、どこかと提携するか、ずっと悩んできた」と話した。

島根銀だけでなく、地方の金融機関の多くは、人口減少で住宅ローンや事業資金の借り手が減り、超低金利による「利ざや」の低下も重なって、経営が苦しい。 SBI は、こうした地銀などと共同持ち株会社をつくる構想を持つ。 自社商品の販路を広げつつ、地銀に質の高いシステムやインフラを低コストで提供することで、相互にメリットを得たい考えだ。 SBI の森田俊平専務は会見で「全国の地銀との提携を目指す中で大事な一歩だ」と意気込みを語った。 (長田豊、箱谷真司、asahi = 9-7-19)


天然ワカメのストック実験に成功 島根県

島根県水産技術センターは、民間の加工業者などと共同で、天然ワカメの鮮度を保つ新しい保存技術の実証実験に成功した。 ワカメは鮮度が落ちやすく、ストックしづらい問題があったが、これを解消することで、漁師や加工業者らの仕事の効率化や収益増につながると期待されている。 同県隠岐地方の天然ワカメは、養殖モノより香りが高く肉厚なことから人気があり、最近は漁獲量も増え販売も好調。 しかし、天然ワカメは一度に多く獲れても、鮮度が落ちやすいため、関係者は出荷した余りの扱いや獲りだめができないことに悩んでいた。

このため、同センターでは昨年から、民間業者の協力のもと、鮮度を落とさないストック技術の開発に着手。 天然ワカメが酸欠にならないための最適な環境の調査・研究を進めた。 この結果、気体を液体に効率よく溶かし込む工業用ミキサーを使って、高濃度酸素海水(酸素濃度約 300%)を作製し、この海水の中でストックすると酸欠が防げることがわかった。 さらに、海水冷却装置によって約 10 度まで海水を冷却することで、細菌の増殖が防げることも判明。 こうした技術を組み合わせることで、24 時間後まで品質維持する「高密度ストック」に成功したという。

今後、新技術が本格的に導入されれば、しけで漁に出られなくても前日に獲りだめが可能となり、加工会社への継続的な供給もできる。 同センターは「漁師にも加工業者にもメリットは大きく、隠岐の天然ワカメのブランド力アップに貢献できる」と話している。 (sankei = 9-4-19)


町全域ドローン物流、島根・美郷 予算提出へ

高齢化や人口減少で中山間地の物流維持が難しくなっていることを受け、島根県美郷町は 2 日、町全域でドローンの飛行を可能にし、物流に活用する方針を明らかにした。 国土交通省によると、物流用ドローンの運航は二つの地点間のルートで登録するのが一般的だが、自治体全域で飛行できるようになれば、全国でも異例。 町は、ドローンの電力に使う蓄電池や太陽光パネルの設置費用を盛り込んだ補正予算案を 3 日の町議会に提出する。 可決されれば、国土交通省と協力して実施企業を募り、来年度中にも実証実験を始める予定。  美郷町は島根県の中央部。 人口はピークだった 50 年代の 4 分の 1 で約 4,600 人。 (kyodo = 9-2-19)


寧夏回族自治区の学生らと市民が交流 松江

松江市大庭町の出雲かんべの里野外ステージで 31 日、中国内陸部の寧夏回族自治区にあり、少数民族が多く在籍する「北方民族大学」の学生らと県民が交流する「中国寧夏北方民族大学音楽舞踊交流会」が開かれた。 NPO 法人日本寧夏友好交流協会(松江市)が主催。 約 120 人の観客が集まった。

島根県と寧夏回族自治区は 1993 年に友好交流協定を締結。 同自治区にある寧夏大学の学生が約 20 年にわたり毎年来県するなど、活発な交流を続けてきた。 今回は北方民族大学音楽舞踊学院の学生 3 人と教員 5 人が初めて来県し、ウイグル族、タイ族の民族舞踊や琵琶、二胡の演奏を披露。 「松江民謡連」などが日本の民謡や踊りを紹介した。 北方民族大学で舞踊を学ぶ馬リセンさん (21) は初めての来日だといい、「島根はきれいなところですね。 文化交流はとても意義があると思う。 島根と寧夏の友情がこれからも長く続いてほしい。」と笑顔を見せた。 (浪間新太、asahi = 9-1-19)