逆走事故、電気系統の断線確認 運行会社、欠陥認める

横浜市の新交通システム「シーサイドライン」の逆走事故で、車両内の電気系統に断線が起きていたと、運行会社の横浜シーサイドラインが 6 日に公表した。 同社や国の運輸安全委員会の調査でわかった。 断線のため、進行方向を切り替える指示が各車両に伝わらないまま発進したとみられるという。 同社は、運行システムに欠陥があったとの認識を示した。

シーサイドラインの自動列車運転装置 (ATO) は駅側と車両側に付いている装置が信号をやりとりする仕組み。同社によると、事故車両(5 両編成)を調べたところ、1 号車の電気系統に断線が見つかった。 駅側から出した進行方向の切り替え指示は、2 号車にある ATO 装置から、1 号車を通る配線を経由して、モーターの回転方向などを制御する装置に伝えられる。 断線によって指示が制御装置に伝わらなかった可能性があり、方向転換の指示が各車両に行き渡らないまま発車したため、逆走して車止めに衝突したとみられる。 断線を警告するシステムはなかったという。

断線箇所は 1 両目の車体下部の外部から見えない場所にあるという。 同社では定期的に動作確認をしてきたが、目視での配線の確認は 4 年に 1 度。 多数の配線をすべて確認するのは困難という。 同社は「こうした事態を想定して安全に停止させるシステムがなかった」と運行システムに欠陥があったと認めたうえで「早急な修正が必要」とした。 シーサイドラインは 4 日から、運転士が乗り込んでの有人運転で運行を再開している。

東京都交通局が運営する自動運転の「日暮里・舎人ライナー」では、車両の ATO 装置からの指示が断線などでモーターをまわす制御装置に正しく伝わらなかった場合、エラーが出て車両が動かなくなるという。 事故を受けての緊急点検でも、この部分の断線を想定した作動確認をしたという。 担当者は「事故原因が見えてきたので対策もとれそうだ。 お客さまに安心して乗ってもらえると思う。」

ニュートラム南港ポートタウン線で 20 編成(各 4 両)を運行する大阪メトロ(大阪市)では、6 日までに全編成で特別点検を実施。 車両に模擬信号を送って進行方向の切り替えや停止などが正常に作動することを確認した。 広報担当者は「電気系統に断線があれば、正常に作動しない」と述べ、異常は確認されていないとしている。 ポートライナーと六甲ライナーを運行する、神戸新交通(神戸市)も 5 日までにそれぞれ 19 編成(各 6 両)と 12 編成(各 4 両)の全編成で ATO の特別点検をしたが、異常は見つからなかったという。

両社とも今後の対策については「(シーサイドラインの事故で)断線した場所や至った原因など情報を収集し、自社のシステムに該当する部分があれば対策していく」と話した。 国土交通省は 6 日、横浜シーサイドラインなど自動運転車両を無人で運行している 7 事業者を集めた会議を開き、事故原因の調査の進み具合などを共有した。 今後、7 事業者と研究機関などを交えて、自動運転車両の想定外の事故のリスクや再発防止策を話し合う検討会を立ち上げる。

国交省は、事業者に車両などの緊急点検を指示することも検討しているが、担当者は「なぜ断線が起きたのかなど、もう少し具体的な事故原因が明らかになってから対応することになると思う」と話した。 工学院大の高木亮教授(交通システム工学)は、そもそも ATO では何らかの欠陥が起きうるという前提に立って考えるべきだと話す。 「異常な運行を制御する自動列車制御装置 (ATC) という別のシステムがあるが、これが働かなかったことも問題だ。 このシステムを拡張していくことが再発防止の手がかりになるかもしれない。」 (土屋香乃子、古田寛也、贄川俊、asahi = 6-6-19)

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車両側のシステムに問題か 逆走したシーサイドライン

横浜市南部を走る自動運転の新交通システム「シーサイドライン」の駅で起きた逆走事故で、列車が逆走を始める直前まで、駅の機器室と車両側のやりとりが正常だったことが運営会社への取材でわかった。 駅側が出発の合図を出した直後に逆走しており、合図を受ける車両側のシステムに問題があった可能性がある。 事故は横浜市磯子区の新杉田駅で 1 日夜に発生。 車両のドアとホームドアが閉まった直後に、列車が本来の進行方向とは逆に走り始め、26.5 メートル離れた車止めに衝突した。 神奈川県警によると乗客 14 人が負傷し、うち 6 人が重傷だった。 国の運輸安全委員会や県警が事故原因を調べている。

運営会社の横浜シーサイドラインは 2 日未明と午後に同市金沢区の本社で記者会見し、三上章彦社長は「原因を早急に把握して再発防止策を立て、運転再開に全力を挙げる」と話した。 同社によると、自動運転中は異常があった場合を除き、人が列車の運行に関与することはないという。 逆走した列車は、1 日午前 5 時 13 分に出発した後、事故前に 15 往復していたが、異常はなかった。 5 月 30 日に電気関係やブレーキの目視点検もしていたという。

同社の自動運転システムは、駅にある無人の機器室と車両の双方に付いている装置が、進路変更などの信号をやりとりして運行を管理する仕組み。 新杉田駅は折り返しの始発駅で、事故直前に駅側の装置が進行方向の切り替えを指示し、車両側から切り替えが終わったとの返答があった。 続いて、駅側が出発の合図を出した直後に列車が逆走を始めたという。

このとき本社では 3 人の職員が遠隔で運行状況を監視していたが、衝突前に異常を知らせる表示はなかった。 逆走時に自動停止する仕組みはなく、車両の障害物検知装置は接触までブレーキがかからない上、今回は作動しなかったという。 三上社長は「逆走することは全く想定していなかった」と話し、「開業から 30 年、今回のような人身事故は初めて。 申し訳ない気持ちでいっぱい。」と陳謝した。

シーサイドラインは 1989 年に開業し、94 年から運転士が乗らない完全自動運転になった。 現在の 2000 型車両は 2010 年に導入し、4 年かけて更新した。 運輸安全委の鉄道事故調査官 4 人は 2 日、現地を調査。 岩田信晴調査官は「運転士がいないので運転ミスはない」と話した。 今後、車両の検査記録や自動列車運転装置などを分析するという。

シーサイドラインは 2 日も終日運転を見合わせ、横浜市営バスと京急バス計 10 台で代行輸送した。 運休による 2 日の影響人員は約 3 万 3 千人。 週明けの 3 日も運休し、約 5 万人に影響が出る見通し。バス 14 台で代行輸送する予定。 (土屋香乃子、高野真吾、武井宏之、asahi = 6-2-19)

工学院大の 高木亮教授 (交通システム工学)の話 : 全体の制御システムではなく、車両内のシステムで問題が起きたと考えるのが自然だ。 車両側では方向転換をしたと認識する一方、動力装置にはその情報が伝わらず、前進するつもりで逆走した可能性がある。 前進方向には安全対策が張り巡らされているが、こうした逆走は通常想定されていないため、保安装置も働かなかったとみられる。 無人運転をおこなっているほかの路線も同じような制御システムと考えられ、安全対策の見直しを迫られる可能性もある。 事故原因がある程度明らかになるまで、折り返し駅では、すぐに緊急停止できるように監視する係員を置くべきではないか。

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路線データ記憶し自動運転 逆走したシーサイドライン

1 日夜に新交通システム「シーサイドライン(横浜市)」で起きた逆走事故。 運転士を置かない無人運転のシーサイドラインは、自動列車運転装置 (ATO) で運行を制御している。 車両に搭載した装置は路線の全データを記憶しており、駅側からの情報と、自動列車制御装置 (ATC) の信号などを加味して速度を決め、車両の装置から実際の走行距離を検出。次の駅で自動的に停車する仕組みだ。

東京都の新橋 - 豊洲を走る「ゆりかもめ」(東京臨海新交通臨海線)や東京都交通局の「日暮里・舎人ライナー」なども同様の自動運転方式を採用している。 JR 東日本でも山手線で導入を検討しており、新型車両を使った走行試験を始めている。 (asahi = 6-1-19)


滅菌していない器具で 7 人手術 1 人は感染症で緊急手術

さいたま赤十字病院(さいたま市中央区)で昨年 10 月、患者 7 人の手術で滅菌していない器具を使い、うち 1 人が感染症にかかり緊急手術を受けていたことが市保健所などへの取材でわかった。 病院はミスを認めて謝罪し、一部の人に補償金などを支払ったという。

市保健所などによると、昨年 10 月 26 日、手術時に切り開いた皮膚を広げておくために使う「ゲルピー開創器」など計 16 点を入れていた滅菌器の運転記録がないことが判明。 同日、これらの器具を使い、40 - 80 代の男女 7 人の手術を行っていた。 前日夜に作動スイッチを入れ忘れていたという。 厚生労働省は 2014 年、「医療機器を安全に管理し、適切な洗浄、消毒または滅菌を行う」との院内感染対策に関する通知を出している。 同病院でも、手術前に洗浄して乾燥させ、高圧蒸気滅菌器にかけることになっていたという。

同病院は患者らに謝罪し、定期的に血液検査することなどを説明。 市保健所には、高圧蒸気滅菌器の業務マニュアル作成などの再発防止策を報告した。 7 人のうち右鎖骨を骨折し手術を受けた 40 代の男性は今年 1 月、手術を受けた部位が化膿するなどして同病院で術後感染症と診断され、緊急手術を受けた。 病院側は男性と家族に再度謝罪し、手術費や入院中の休業補償を負担。 現在も、退院後のリハビリ治療費などを支払っているという。

同病院は朝日新聞の取材に対し、滅菌していない器具で手術をしたことを認め、「事故直後から病院を挙げて再発防止策を行っている」としたが、これ以外は「プライバシーの観点から詳細なコメントはさし控えたい」としている。 同病院では今年 3 月、入院中の女性 (36) が死産した胎児を清掃員が過ってトイレに流し、女性や家族に謝罪していたことが今月に明らかになっている。 (山口啓太、asahi = 5-25-19)


つくばエクスプレス 2 編成にひび 8 カ所 営業運転を停止

つくばエクスプレス (TX) を運行する首都圏新都市鉄道は 24 日、6 両編成からなる車体 2 編成の計 8 カ所で、ひび割れが見つかったと発表した。 ひび割れはいずれも同じ床下機器の取り付け部にあったことから、同社はこの 2 編成の営業運転を取りやめた。

同社によると、ひび割れが見つかったのは「TX-2000 系」。 今月 10 日、定期点検中の 1 編成のうち 4 両で、約 2 トンの床下機器を車体に取り付ける部分に計 6 カ所のひび割れがあった。 他の車両を一斉点検したところ、もう 1 編成の 2 両の同じ場所でもそれぞれひび割れが見つかった。 2 編成は、いずれも日立製作所が 2012 年 5 月に製造した。 製造過程に何らかの問題があった可能性があるという。 (細沢礼輝、asahi = 5-24-19)


日産が 9 万台リコール ブレーキが利きにくくなるおそれ

日産自動車は 23 日、純正品以外のブレーキ液を使った場合にブレーキが利きにくくなるおそれがあるとして、エルグランドとムラーノの 2 車種計 9 万 222 台(2008 年 9 月 - 15 年 7 月製造)のリコール(回収・無償修理)を国土交通省に届け出た。 国交省によると、メーカーが指定したものではないブレーキ液を使うと、内部の部品と化学反応を起こしてゲル状の物質ができることがあり、不具合につながるという。 (asahi = 5-23-19)


ボルボ、V40 など2万台をリコール 排出ガスが基準を満たさないおそれ

ボルボ・カー・ジャパンは 5 月 22 日、『V40』など 8 車種 2 万 0,510 台について、排出ガスが基準を満たさないおそれがあるとして、国土交通省にリコール(回収・無償修理)を届け出た。 対象となるのは、『S60』、『V60』、『XC60』、『V60 クロスカントリー』、『V90』、『V90 クロスカントリー』、『V40』、『V40 クロスカントリー』の 8 車種で、2015 年 6 月 16 日から 2019 年 2 月 6 日に輸入された 2 万 0,510 台。

エンジンコントロールモジュールのプログラムが不適切なため、酸素センサーに煤が堆積することがある。 そのため、酸素センサーの応答時間が長くなり、エンジンの警告灯が点灯して、排出ガスが基準を満足しなくなるおそれがある。 改善措置として、全車両、エンジンコントロールモジュールのプログラムを対策プログラムに書き換える。 不具合は 117 件発生、事故は起きていない。 本国メーカーからの情報によりリコールを届け出た。 (Response = 5-22-19)


JAL で一時システム不具合 自動チェックインできず

日本航空によると、8 日午前 6 時 50 分ごろ、羽田空港など全国の空港で国内線の旅客システムに不具合が発生。 約 2 時間にわたって自動チェックインなどができなくなった。 窓口でスタッフが搭乗手続きを行っていたため時間がかかり、グループ全体で約 60 便の運航に影響が生じていたという。 (asahi = 5-8-19)


地銀で「1989 年」誤表示 改元のシステム改修影響か

北陸銀行(富山市)など一部の地方銀行で、本来「2019」と表示されるべき取引の西暦が「1989」と表示されるトラブルが起きている。 金銭的な影響はないという。 令和への改元を控えたシステム改修に問題があった可能性があるとして、銀行が原因を調べている。 このトラブルは地銀のカードを使い、一部のコンビニエンスストアの現金自動出入機 (ATM) で振り込み予約をしたときに起きる。 振り込みが実行される連休明け最初の営業日の日付が「1989-5-7」と ATM の画面と利用明細に表示される。 89 年は平成元年に当たり、「元年」の処理に問題があった可能性があるという。

同じトラブルは横浜銀行、北海道銀行でも確認された。 各行と七十七(しちじゅうしち)銀行(仙台市)は NTT データの勘定系システムを共同利用している。 ただ、七十七銀でトラブルは確認されていない。 北陸銀の担当者は、5 月 1 日にトラブルは解消し、振り込みは予定通りに行われる見通しだと説明したうえで、「トラブルは連休前の最終営業日 26 日夕方に発覚した。 原因は確認中だが、連休中に ATM を止めるとお客様によりご迷惑をかけることになるので、連休中の改修は行わない」と話している。 (勝田敏彦、asahi = 4-29-19)


上越新幹線停電、約 4 万人に影響 10 連休で駅混乱

28 日午前 7 時 21 分ごろ、上越新幹線の上毛高原 - 浦佐間で停電が発生し、東京 - 新潟間でおよそ 3 時間半にわたって運転を見合わせた。 10 連休の 2 日目で、JR 東京駅構内にある新幹線乗り場の改札前では足止めされた利用客らがあふれた。 北陸新幹線にも一部の列車に遅れが出て、観光や帰省目的などの乗客約 4 万人に影響が出た。 JR 東日本によると、越後湯沢駅(新潟県湯沢町)の南にある変電所から送電ができなくなった。 当初、上毛高原 - 浦佐間以外の通電している区間では運行を続けたが、午前 8 時 10 分ごろに上下全線で運行をストップ。 変電所内での復旧作業を進め、同 11 時ごろに順次運転を再開した。

10 連休の 2 日目で上越新幹線の下りは午前中の予約状況がほぼ満席。 運転見合わせを受け、東京駅の改札周辺では乗車できずに座り込む姿もみられた。 東京都大田区の女性会社員 (58) は「予約していた観光列車に間に合わない」と困惑した様子をみせた。 3 泊 4 日で新潟県の温泉地で友人と過ごす計画。 午前 9 時 28 分発の新幹線に乗り、長岡駅(新潟県長岡市)から観光列車に乗り換えようと、切符を予約していたという。 出発から予定が遅れてしまい「残念すぎる」とため息をついた。

横浜市青葉区の女性 (40) は新潟県五泉市の実家に帰省するため、午前 11 時 40 分発の新幹線を予約していた。 運転見合わせのニュースを知り、長男 (9) と早めに自宅を出たという。 午前 11 時ごろ運転は再開したが、順次運行のため「予約した新幹線まで 3 時間ほど待つことになる」とこぼし、「疲れた」と座り込む長男を気遣いながら「もう自由席に乗ってしまおうか …」と悩んでいた。 (nikkei = 4-28-19)


ホンダ、クラリティ をリコール 燃料電池システム停止のおそれ

ホンダは 4 月 18 日、『クラリティ』の燃料電池システム冷却装置に不具合があるとして、国土交通省にリコール(回収・無償修理)を届け出た。 対象となるのは 2015 年 12 月 17 日 - 2018 年 1 月 8 日に製造された 218 台。

燃料電池システムを冷却する電動ウォータポンプにおいて、駆動用モータの磁石の表面処理が不適切なため、冷却水により磁石が腐食することがある。 そのまま使用を続けると腐食が進行し、電動ウォータポンプが作動しなくなり、パワーモードオン時に警告灯、警告表示が点灯し、燃料電池システムが起動しない。 または、走行中に警告灯、警告表示が点灯し、燃料電池システムが停止して、最悪の場合、走行不能となるおそれがある。 改善措置として、全車両、電動ウォータポンプを対策品と交換する。 不具合は 6 件発生、事故は起きていない。 市場からの情報によりリコールを届け出た。 (纐纈敏也、Response = 4-20-19)


VW パサート、1 万 3,000 台をリコール 走行中にエンストのおそれ

フォルクスワーゲングループジャパンは 4 月 17 日、『パサート』の 4 車種の燃料ゲージ付き燃料ポンプに不具合があるとして、国土交通省にリコール(回収・無償修理)を届け出た。 対象となるのは「パサートセダン 1.4/110kW」、「パサートヴァリアント 1.4/110kW」、「パサートセダン 2.0/162kW」、「パサートヴァリアント 2.0/162kW」の 4 車種で、2015 年 3 月 23 日から 2018 年 10 月 15 日に輸入された 1 万 3,629 台。

燃料ゲージ付き燃料ポンプについて、使用環境の検討が不十分なため、外気温などの影響により燃料タンクが膨張した際にポンプが傾くことがある。 そのため、燃料の残量を正しく検出できなくなる、または燃料を供給できなくなり、最悪の場合、走行中にエンストするおそれがある。 改善措置として、全車両、燃料ゲージ付き燃料ポンプを対策品に交換する。 不具合は 47 件発生、事故は起きていない。 市場からの情報によりリコールを届け出た。 (Response = 4-17-19)


スズキ、200 万台リコール 費用 800 億円見込む

スズキは 12 日、出荷前の自動車や二輪車の検査データの改ざんに関する調査報告書を国土交通省に提出した。 それによると、国の指摘で昨秋に発覚した自動車の排ガスや燃費の測定データの改ざんに加え、ブレーキなど安全性能にかかわる検査での不正や、無資格の検査員が単独で最終検査をしていたことが新たに判明。 初回の車検を受けていない対象車について、今後リコール(回収・無償修理)を国交省に届け出る方針。 対象は約 200 万台で、費用は 800 億円程度にのぼる見通しだ。

午後 5 時から鈴木俊宏社長が東京都内で記者会見を開いて説明した。 出荷前のすべての自動車を検査する「全数検査」の工程のうち、ブレーキやハンドル、速度計などでも不正が見つかった。 弁護士の聞き取り調査によると、国内の 3 工場で 1981 年 6 月から 2019 年 1 月にかけて不正があったという。 社内規則で不合格とすべき車を合格にしていた例もあった。 無資格の検査員が、完成した車の安全を確認する最終検査にあたっていたことも判明。 適正に検査したことを証明する検査印は班長などの印章を使わせていたという。

二輪車でも 00 年ごろから 19 年 1 月にかけて、安全性能の不正が確認された。 スズキは昨年 8 月、出荷前の自動車の排ガスや燃費性能を検査する工程で、検査条件を逸脱して測定したデータを有効なものとして処理する不正があったと発表。 その際は測定データの改ざんはなかったとしていたが、翌 9 月に少なくとも 2,737 台で検査データの改ざんがあったと発表し、国交省から詳細に調査するよう求められていた。 出荷前の自動車の検査不正をめぐっては、スバルと日産自動車でも安全性能にかかわる検査の不正が昨年発覚しており、国交省に再発防止策を提出している。 (木村聡史、asahi = 4-12-19)


ダイハツ 191 万台リコール = ブレーキ鈍る恐れ

ダイハツ工業は 11 日、ブレーキの利きが悪くなる恐れがあるとして、軽乗用車「ムーヴ」など 22 車種計 191 万 6,973 台(2010 年 12 月 - 18 年 9 月製造)をリコール(回収・無償修理)すると国土交通省に届け出た。

国交省によると、ボンネット内への浸水を防ぐシールに問題があり、雨水が流れ込むことで部品がさび、ブレーキが利きにくくなって制動距離が伸びる恐れがある。 対象車はムーヴの他、「タント」、「ウェイク」、「ハイゼットキャディー」、SUBARU から受託生産した「ステラ」、トヨタ自動車から受託生産した「ピクシスメガ」の 6 車種計 157 万 5,379 台(10 年 12 月 - 18 年 9 月製造)。 リコール台数の規模としては過去 8 番目の多さで、不具合は 30 件報告されている。 (jiji = 4-11-19)


スバル 3 万台リコール = メーター火災 14 件

SUBARU (スバル)は 11 日、スピードメーターで火災が発生する恐れがあるとして、小型乗用車「レガシィ」計 3 万 3,181 台(1998 年 11 月 - 2001 年 4 月製造)をリコール(回収・無償修理)すると国土交通省に届け出た。 国交省によると、メーターの回路の構成に問題があり、結露が生じてショートする可能性がある。 不具合が 17 件報告されており、うち 14 件で焦げたり発煙したりする火災が起きたという。 (jiji = 4-11-19)


日産ノート、74 万台リコール 部品に不具合

日産自動車は 11 日、サスペンションの部品に不具合があったとして、ノート 74 万 5,372 台(2012 年 7 月 - 19 年 2 月製造)のリコール(回収・無償修理)を国土交通省に届け出た。 同社はまた、バスの運転席に乗る時に使う取っ手が外れ、運転手が転んでけがをする事例が 2 件あったなどとして、「シビリアン」など 2 車種 1 万 6,864 台(1999 年 1 月 - 13 年 12 月製造)の改善対策も届け出た。 (asahi = 4-11-19)


IHI、エンジン部品の製造でも不正 資格者、検査せず

航空機エンジンの整備で検査不正が発覚した IHI が、エンジン部品の製造でも出荷先に約束した検査を怠る不正をしていたことがわかった。 IHI は部品の安全性に問題はないとみて緊急交換は実施しない方向だが、経営に影響を及ぼす可能性がある。

複数の関係者によると、ブレードと呼ばれる羽根状の部品などで、社内の有資格者による品質検査を実施していなかった。 この検査は出荷先の海外のエンジンメーカーに約束していた。 不正は数千件にのぼる可能性がある。 対象部品をつくる相馬工場(福島県)と呉工場(広島県)で調査しており、結果は週明け以降に発表する考えだ。 部品製造での不正は国土交通省も把握しているが、法令には触れないとみている。 計 6,340 件の不正が見つかった航空機エンジンの整備については週明け以降に処分を出す方向だ。 (asahi = 4-6-19)

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IHI、208 件の航空エンジン部品で不正 社長が謝罪

IHI が旅客機のエンジンの整備で資格のない社員に検査をさせていた問題で、同社の満岡次郎社長が 8 日会見し、計 208 件のエンジン部品で不正があったと発表した。 少なくとも 13 台のエンジンにこれらの部品が使われていたといい「心からおわびする。 慚愧に堪えない。」と陳謝した。

不正は、国土交通省が 1 月 10 日から行った同社瑞穂工場(東京都瑞穂町)への立ち入り検査で判明。 同省は航空法違反の疑いがあるとして処分を検討している。 IHI によると、国交省の認定をとった過去 2 年分のエンジン 21 台とエンジン部品の整備について、約 4 万件の検査記録を調査した。 その結果、208 件で不正がみつかったという。 (贄川俊、asahi = 3-8-19)


対話アプリ slack で不具合 150 カ国以上で利用

ビジネス対話アプリ「slack (スラック)」で、メッセージが送れなくなるなどの不具合が生じている。 5 日、運営会社がサイト上で明らかにした。 それによると、日本時間の 5 日午前、メッセージの送信やファイルのアップロードなどができない状態になっていることがわかった。 同社は「原因究明を進めている」としている。 slack はパソコンやスマートフォンで、複数の人がメッセージやファイルのやりとりをするアプリ。 同社によると、世界 150 カ国以上で利用され、1 日あたりのユーザー数は 1 千万を超えるという。 (asahi = 4-5-19)


体内にワイヤ放置、心臓貫き「患者死亡」 … 病院は "医療ミス" を「認める」

大阪府寝屋川市の病院で、処置を受けた男性患者が体内に放置されたワイヤが原因で死亡していたことが分かりました。 病院は医療ミスがあったと認めています。

警察によると、寝屋川市の鈴木博さん(当時 69)は、おととし 11 月、自力で食事をすることが難しいことから寝屋川生野病院で、脚の付け根からカテーテルを挿入する処置を受けました。 鈴木さんは約 2 ヵ月後に、大阪市都島区の明生病院に移り、容体は回復していましたが、カテーテルを抜き取る処置をしたところ、容体が急変し死亡しました。 司法解剖の結果、最初の処置で体の中に放置されていたワイヤが心臓を貫通したことが原因で死亡したとみられるということです。 寝屋川生野病院は取材に対し、「医療ミスがあったことは認めます。 再発防止に努めます。」とコメントしています。 (関西テレビ = 4-4-19)


イオンペットに措置命令 未使用なのに「炭酸泉を使用」

ペットのトリミングやホテルのサービス内容で不当な広告表示をしたとして、消費者庁は 3 日、イオン子会社の「イオンペット(千葉県市川市)」に対し、景品表示法違反(優良誤認)で再発防止を求める措置命令を出した。

消費者庁によると、同社は 2015 年 9 月 - 昨年 10 月、ポスターやウェブサイトなどで、「全てのトリミングコースに炭酸泉シャワーを使用」などと宣伝。 しかし、広告を表示した 177 店のうち 51 店で、一部またはまったく炭酸泉を使っていなかった。 また、ホテルサービスでは屋外で散歩させているかのような宣伝をしていたが、177 店中 107 店は一部またはまったく実施していなかった。 同社は全国で 217 店を運営。 担当者は「サービス内容のチェックが出来ていなかった。 命令を重く受け止め、再発防止に取り組む」と話した。 (asahi = 4-3-19)


TBS ラジオ、ワイド FM で不具合 7 分間聞こえず

TBS ラジオの FM 補完放送(ワイド FM)で 28 日、午前 11 時 15 分ごろから約 7 分間、音声が一時的に聞こえなくなった。 同局は、東京スカイツリー(東京都墨田区)に設置してある送信設備の一部が不具合を起こしたとみている。 同局によると、当時は「ジェーン・スー 生活は踊る」を放送中で、聞こえなくなったのは、ワイド FM のみ。無音の状態になった。 AM 放送は通常通り放送されたという。 ワイド FM は、都市部の難聴対策などの名目で同局では 2015 年にスタート。 AM と同じ放送内容が、FM でも同時に聞ける仕組みになっている。 (矢田萌、asahi = 3-28-19)


JR 西、のぞみ台車亀裂把握できず = 無意識の思い込み影響か - 運輸安全委

新幹線「のぞみ」で 2017 年 12 月、台車に破断寸前の亀裂が見つかった問題で、運輸安全委員会は 28 日、運行していた JR 西日本側で重大事にはならないと無意識に思い込む心理的作用が影響し、早期把握できなかった可能性を指摘する報告書を公表した。 台車の亀裂は運行を引き継いだ JR 東海による点検で発見された。 当時の車内乗客は約 1,000 人に上り、運輸安全委は事故につながる恐れがあったとして、新幹線では初となる重大インシデントに当たると判断していた。

報告書によると、台車に亀裂が見つかったのは博多発東京行きののぞみ 34 号。走行中に異音や異臭が確認されていたが、乗車した JR 西の車両保守担当社員は運用指令員から「走行に支障あるか」と問いかけられ、「そこまではいかないと思う」と返答。 指令員も「走行上問題ない感じで大丈夫か」などと運行継続が前提のような言い回しをする一方、車両の床下点検を求めなかった。 運輸安全委は運行継続の判断を相互に依存していたと判断。 無意識に「大したことにならないだろう」、「走行に支障がないだろう」と思い込んでいた可能性を指摘した。 (jiji = 3-28-19)

前 報 (11-14-18)


賞味期限誤ったプリンを販売 特急「ゆふいんの森」車内

JR 九州は 24 日、特急「ゆふいんの森」で賞味期限を誤って表示したプリンを計 75 個販売していた、と発表した。 「3 月 28 日」が賞味期限だった商品を「8 月 28 日」と表示していた。 同社によると、誤表示があったのは、大分県由布市の「草庵(そうあん)秋桜四季工房」が製造した「特製カスタードプリン(360 円)」。 22 日に 225 個納品され、23 日に博多 - 由布院、博多 - 別府を計 3 往復したゆふいんの森の車内で販売した。

24 日朝に、前日に売れなかった分を再び列車に積み込もうとした際、納入を担当する JR 関連会社の社員が賞味期限が 5 カ月と長いことを疑問に思い、製造元に問い合わせて発覚した。 JR 九州はプリンの車内販売を中止。 問い合わせのあった購入者に対しては、返金などの対応を取るという。 購入した客からの苦情は出ていないという。 問い合わせ先は、JR 九州のサービス部サービス課 (092・474・2179)。 (asahi = 3-24-19)


"着るだけでトレーニング" 根拠ない表示で処分 消費者庁

「メタボ腹をたたき割る」などとして、着るだけで簡単にトレーニングできるかのように宣伝していた「加圧シャツ」と呼ばれる衣料品をめぐり、実際は宣伝の根拠がないとして、消費者庁は、通信販売会社 9 社に対し、再発防止などを命じる措置命令を行いました。 「加圧シャツ」は、体を締めつけることでトレーニング効果が得られるとうたった衣料品で、多くの商品が販売されています。

このうち、東京と愛知の通信販売会社 9 社は、自社のホームページなどで「24 時間着るだけで加圧トレーニング」、「無意識トレーニングでメタボ腹をたたき割る」などと、着るだけで簡単に筋肉がついたり痩せられたりするかのように宣伝していました。 ところが、消費者庁が調査したところ、2 社は根拠を示す資料を提出せず、残りの 7 社は資料は提出したものの根拠は認められなかったということです。

問題の宣伝は、会社によってはことし 1 月まで行われていたということで、消費者庁は、消費者に誤解を与えるとして、9 社に対し、景品表示法に基づいて再発防止などを求める措置命令を行いました。 消費者庁によりますと、これら 9 社が販売した「加圧シャツ」は、おととし以降、およそ 70 万枚に上り、最も多い会社ではおよそ 20 億円を売り上げていたということです。 (NHK = 3-22-19)


ヤマザキ、菓子 14 万個回収 = 金属片混入の恐れ

ヤマザキビスケット(東京)は 19 日、菓子「ノアール」などに金属片が混入した恐れがあり、計約 14 万 8,000 個を自主回収すると発表した。 これまでに健康被害の報告はないという。 対象商品は、18 枚入りの「ノアール」がロット番号「C05A107 - 414」、「C06A107 -413」、「C11A107 -415」、「ルヴァンプライム」はミニサンドチェダーチーズ味(50 グラム)が「C05A107 -715」、薄焼きサンドホワイトチェダーチーズクリーム(18 枚入り)が「C11A07 - 14」。 いずれも賞味期限は 2020 年 1 月。

原材料を生産する宇部興産で機械が破損し、金属片が混ざったという。 着払いでヤマザキに対象商品を送れば返金する。 問い合わせ先はお客様相談室 (0120)945522。 (jiji = 3-19-19)


Gmail の障害原因が明らかに 設定変更に "副作用"

Google が運営するメールサービス「Gmail」やオンラインストレージサービス「Google ドライブ」で 3 月 12 日(米国時間)、ファイルを添付したメールが送受信しづらかったり、保存したファイルが開きにくかったりする障害が発生した件で、同社が 14 日、詳しい原因を明らかにした。

Google によれば、障害は 12 日午後 6 時 40 分 - 午後 10 時 50 分(米国時間)に発生。 Google 内部で画像や音声などのマルチメディアオブジェクト (BLOB : Binary Large Object) を管理しているストレージサービスでトラブルが起きたことが原因という。 BLOB ストレージサービスを活用している Gmail、Google ドライブなど「利用者にも見えるサービスでもエラーが生じた(同社)」としている。

同社は 11 日、内部 BLOB サービスで使用しているメタデータ向けのストレージリソースが逼迫していると分かり、12 日にリソース使用量を減らすため、設定変更を行った。 しかし、この変更は、BLOB データのありかを探すシステムの重要な部分に高い負荷がかかってしまう - - という副作用があり、障害の根本的な原因になったとしている。 12 日午後 6 時 56 分、設定変更の作業を中止。 障害から回復するため、BLOB サービスへのトラフィックレベルを手動で減らしたという。 同社は今後、システムの主要部分に高い負荷がかかるような設定変更を行わないよう、ソフトウェアによる対策を施すなど、改善に努めるとしている。 (ITmedia = 3-15-19)

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「Gmail」や「Google ドライブ」で障害発生 - 現在は復旧

3 月 13 日 11 時頃より、Google の一部サービスで障害が発生している。 Google が各サービスのステータス情報を提供する G Suite ステータス ダッシュボードによると、Gmail と Google ドライブで障害が発生している。 編集部では、メールの送受信は可能なものの、添付ファイルのダウンロードに時間が掛かるといった状況となっている。

また Twitter 上では、Google マップなどのその他サービスについても、画像読み込み遅延などの障害が見られるとの声が上がっている。 Google は 15 時 13 分、サービスが完全復旧したと発表した。 同社は「Google ではシステムの信頼性を最優先事項としており、システムのさらなる改善のために努力しています」とコメントしている。 (西中悠基、Cnet = 3-13-19)


カーナビに「地震発生、流入禁止」 警視庁が誤発信

警視庁は 12 日、カーナビを搭載する車両に対し、「地震発生、環七以内流入禁止」という誤った情報を同日、約 3 時間にわたって発信したと発表した。 原因は調査中で、誤発信による事故は確認されていないという。

交通管制課によると、12 日午前 9 時 45 分から午後 0 時 35 分までの間、東京都内の一般道路上に設置されている光学式車両感知器(光ビーコン) 1,854 基を通じ、カーナビ搭載車に誤情報を送った。 誤ったのは警視庁が都内で運用する光ビーコンの約 4 割にあたる。 下を通った車両の一部が誤情報を受けたとみられるが、台数は不明という。 ツイッター上では戸惑いを訴える投稿もみられた。 同課はホームページやツイッターで「大変ご迷惑をおかけいたしました。 このようなことがないよう十分注意して運用して参ります。」と謝罪した。 (asahi = 3-12-19)


流血・うめき声 … 高速船衝突、休日の旅が一転パニックに

快晴の日本海で水中翼船の旅を楽しんでいた乗客は、一瞬でパニックに陥った。 9 日昼すぎ、佐渡汽船ジェットフォイル「ぎんが」が新潟県佐渡市の両津港近くで海洋生物とみられる異物に衝突し、80 人が負傷した。 衝突現場はあと 20 分ほどで佐渡島の両津港に着く洋上。 通常は最大時速 80 キロ近くだが、衝突時は 65 キロ程度まで減速していたという。 衝突後、「ぎんが」はいったん停船したのち自力航行し、約 1 時間 10 分後に港に到着。 乗客らは岸壁の臨時救護所で手当てを受けた。

1 階客室の座席に座っていた佐渡市の男性によると、衝突の瞬間、シートベルトが胴体に食い込んだ。 周囲では、顔から血を流した乗客のうめき声、子どもの泣き声がこだましたという。 救護所から歩いて出てきたこの男性は、腹部を押さえながら「まだ痛みます」と顔をゆがめていた。 2 階客室の座席で寝ていた東京在住の大学院生は、佐渡市の実家に帰るところだった。 「むち打ちのような痛みがあります。 衝突直後の船内はパニックでした。 船内放送でなにか説明していたが、よく覚えていません。」と青ざめていた。

救護所に座りながら赤ちゃんを抱いていた母親は「子どもが頭を打ってしまいました」と不安そうな表情だった。 軽傷の乗客らは腰をさすったり、鼻血で赤くなったタオルを顔にあてたりしながら、ターミナル内の特別室に向かった。 島の玄関口は、乗客を搬送する救急車のサイレンやドクターヘリの爆音がこだまして騒然となった。 (古西洋、asahi = 3-9-19)


三菱電機エレベーター、765 台が強度不足 部品交換へ

国土交通省は 5 日、三菱電機のエレベーター 765 台のブレーキアームが、国認定の強度を満たさないことがわかったと発表した。 国交省は安全性能に問題がないと確認したとしているが、同社は全て国の認定に合ったものに付け替える。 ブレーキアームはエレベーターを上げ下げする巻き上げ機で使われている。 問題となったものは、ブレーキの制動力を出すための強度が約 2 割、申請より低かった。 エレベーターは 2009 年 10 月から 18 年 12 月までに出荷された。 主な設置場所は東京都(152 台)が最も多く、大阪府(91 台)、愛知県(60 台)が続く。 大半は工場・倉庫や事務所、商業施設で使われているという。 (asahi = 3-5-19)


スバルのリコール、国内外で 226 万台 過去最大規模か

スバルの大量リコール

記事コピー (asahi = 9-28-18 〜 2-28-19)


O157 で食中毒、全店を一時閉店 じゅうじゅうカルビ

すかいらーくホールディングス傘下の「トマトアンドアソシエイツ(兵庫県西宮市)」は 25 日、焼き肉チェーン「じゅうじゅうカルビ」の東京や大阪など計 7 店で、腸管出血性大腸菌 O157 による食中毒が発生し、全 61 店で同日から営業を停止したと発表した。 8 - 12 日に来店した計 8 人が発症した。 東京や大阪のほか、神奈川、兵庫、埼玉、福井の店舗で食中毒の症状の連絡が保健所や客からあった。 同社は共通して食べた食材が原因とみている。 原因の特定と対策が講じられるまで営業停止を続けるという。

福井県医薬食品・衛生課によると、同県内で今月 16 日、20 代男性が下痢や腹痛を訴えて医療機関を受診。 検便したところ O157 が検出された。 男性は 10 日、福井市内の「じゅうじゅうカルビ」で食事をしたが、発症までに外食した店が複数あり、O157 への感染原因は不明という。 男性はすでに回復したという。 同県内でほかに O157 を訴えた人はいない。 (asahi = 2-26-19)


三菱ふそう、バス 7 千台以上をリコール 出火の恐れ

三菱ふそうトラック・バスは 26 日、バスのドアガラスの結露を防止する装置に不具合があり出火する恐れがあるとして、エアロエースなど 4 車種計 7,120 台(2007 年 9 月 - 19 年 2 月製造)のリコール(回収・無償修理)を国土交通省に届け出た。 同省によると、ヒューズカバーが温度上昇で溶け、ショートする恐れがあるという。 昨年 8 月 29 日には、徳島県藍住町で徳島道を走行中の高速バスから出火する事故があったという。 ほかの対象は、エアロクィーン、UD トラックス(旧・日産ディーゼル工業)に OEM 供給していたスペースアロー A、スペースウイング A。 (asahi = 2-26-19)