日本企業を視察して感銘 … 日本企業と中国企業の違いはそこにあった = 中国報道

日本企業を視察する中国企業は多いが、中国広東省の大学生が日本企業を視察するという企画が 8 月に行われたという。 中国の学生の目に日本企業はどうに映ったのだろうか。 中国メディアの中青在線は 11 日、「中国人の大学生は日本企業で何を見たか」と題する記事を掲載した。 このたび実施されたのは、大学メディアの記者 6 名による「大学生記者の日本ツアー」で、日本を代表する複数の企業を訪問したそうだ。 それぞれの企業から、視察を通して学んだ点が多くあったと伝えている。

たとえば自動販売機の大手メーカーを視察した際、次世代自動販売機の開発・設置のほか、災害救援自動販売機や、AED (自動体外式除細動器)を搭載した自販機など「社会貢献型自動販売機」も展開していることに感銘を受けたという。 またコンビニ大手の企業では、環境配慮型店舗の視察により、省エネ対策に使用している設備が、大きくて立派なものではなく、意外にも簡単な原理と普通の設備で実現されていたことに感心したようだ。 また、店内に子どもの遊び場を設けたり、お年寄りに休憩・交流の場を提供したりという新しい経営方法で企業理念を実現させていると指摘した。

次に、日本の大手不動産については、100 年後の歴史的価値を大切にしたいという理由で事業を展開している「ロマン」のある企業と評したほか、ロボットでうつ病患者に癒しを提供し、投薬を減らそうとする日本最大級の研究機関の発想力にも感心した様子だ。 さらに、体験型で遊びながら学べる遊園地は、最初は乗り気でなかったが、足を踏み入れてみると大学生の自分でも夢中になれた、と大人でも楽しめる遊園地だと紹介した。

記事は結びに、分野の違う複数の日本企業を訪問したが、共通して感じられたのはどの企業も社会的責任を重視し、人類の生活と未来をともに作ろうという意気込みが感じられたことだった、と振り返った。 日本では企業に対し、社会への貢献が期待されている。 ここが日本企業と中国の企業の違いと言えそうだ。 (村山健二、SearChina = 9-17-17)


日本は「中国人が羨むものをみんな持っている」、中国人が知らない日本経済の底の分厚さ = 中国報道

経済発展が目覚ましい中国。 それに比べると日本は各方面で停滞しているように見えるが、本当にそうだろうか。 中国メディアの新浪はこのほど、「中国人が知らない日本の底のぶ厚さ」と題し、日本が優れている 5 つの点を紹介する記事を掲載した。

1 つ目は「国力」だ。 国土面積は中国の 25 分の 1 でありながら、腐敗のない政府、ノーベル賞受賞者の多さ、ノービザで入国可能な国が多いこと、教育や治安、医療、環境、寿命、就職率もいずれも世界トップレベルで、1 人当たりの GDP や国民の民度が高いことなど、中国人が羨むものをみんな持っていると日本を評した。

2 つ目は、この「20 年間の日本の変化」だ。 中国では、この日本の 20 年を「失われた 20 年」と表現することもあるが、むしろ、バブルからのソフトランディングに成功した 20 年と言うべきだと分析。 中国は実のところインターネットに頼って発展してきただけで、製造業の発展を牽引してきた日本や米国、ドイツとは大きな差があることを認め、日本から学ぶ姿勢を持つべきだと主張した。

3 つ目は、「イノベーション」だ。 2015 年、トムソン・ロイターの発表した世界で最も革新的な 100 社に、日本は世界最多となる 40 社が選ばれている。 4 つ目は「技術分野」があるという。 日本の技術力は今なお多くの分野で世界最先端であり、日本を超える技術力を持つ国は米国しかないのが事実だとした。 最後は、「隠された日本のイノベーション能力」だという。 主力製品の部品など、見えないところに日本のイノベーションが多く発揮されており、多くの企業の発展を陰で支えていると指摘した。

記事は最後に、「日本は終わった国」という話をうのみにしているうちは、本当の日本を知ることはできないとし、日本と中国の現状を直視するよう呼び掛けて締めくくった。 国営テレビなどで常に中国がいかにすばらしいかを強調し続けている中国と違い、日本の国力の強さは日本人も意識していないほどだが、実は日本には誇れるところが多くあるようだ。 (村山健二、SearChina = 9-14-17)


ちょっぴり感動 … 日本には「中国製」の商品が溢れていた! = 中国メディア

雑貨や日用品の店に売られている商品の多くは中国製 … 日本に住んでいる人なら常識的な話だろう。 中国のネット上でもそのような情報はもちろん流れているが、実際に日本を訪れた中国人観光客の中には街じゅうにあふれる「中国製」を見て、改めて感銘を覚える人もいるようだ。 中国メディア・今日頭条は 6 日「日本のお店で売られているものの多くが、中国製だった」とする記事を掲載した。

記事はまず、日本のコンビニやドラッグストアで売られている商品やその価格について紹介。 滞在した秋田の角館で実際にローソンを利用し、スマートフォンの充電コードを購入したところ、充電コードに「MADE IN CHINA」と書かれていたことを伝えた。 そして、中国製ということは中国向けにも同じものが売られているかもしれないと考え、帰国後にタオバオなどの中国国内 EC サイトを検索したものの、同じ商品は見つからなかったとしている。

また、秋田滞在中はずっと雨に降られ、一時期強まった雨脚により靴や服が濡れてしまったという。 そこで、道すがらにあった小さな雑貨店に入ったところゴムサンダルを発見。 足の冷たさに負けて購入したところ、これも中国製だったとのこと。 さらに、日本滞在中に帽子をなくしてしまい、道中で新しい帽子を買ってみたら、やはりそれも中国製だったとした。 そのうえで記事は「これらの中国製品には、日本でデザインして中国で製造したと書かれているものが多い。 このことから、中国は日本にとって最大の製品製造国であると判断できる。 他のアジアの国同様、中国の工場は日本からの注文を待っているのだ。」と伝えている。

人件費の高騰などから生産拠点がタイやベトナム、バングラデシュなど東南アジアに移っており、中国製以外の商品も少なからず見かけるようになった。 しかしそれでもなお「MADE IN CHINA」はわれわれの日常生活の大部分を支え続けているのだ。 これからもまだまだ、中国製品のお世話になることだろう。 (今関忠馬、SearChina = 9-11-17)


親の都合で来日する子どもたち 在日中国人増加の影で小中学校の「ある人材不足」が深刻に = 中国メディア

中国メディア・中国新聞網は 6 日、在日中国人の増加に伴い、日本の小中学校で日本語を教えられる教師の不足が問題になりつつあることを報じた。 記事は「近年、訪日外国人観光客の増加とともに、在日外国人の数も増え続けている。 特に日本に住まいを持つ中国人はますます増えており、その子どもたちの日本語教育が問題になっている。」とした。

そのうえで、中国人が多く住む福岡市の教育委員会が「外国籍の児童・生徒が急増しており、すでに今年度の予想を超えている。 彼らに必要な日本語教育を施すことが目下の重要な課題である。」とし、同市では現在日本語教育専門の小学校・中学校教師 20 人を緊急募集していることを紹介。 年度中に正規教員を募集するケースは前例がないと伝えている。

また、同市内では大学の留学生や研究者、外国人労働者の子女の増加が顕著で、就学年齢に達していながら日本語が全くできない児童もいると説明。 2016 年 1 月 5 日現在で、日本全国の小中学校・高校に在籍する児童・生徒のうち日本語指導の必要な者は 4 万 3,947 人と前年の同じ時期より 6,852 人増えて過去最高を記録したことを併せて紹介した。

そして、日本で仕事をしているある中国人夫婦が「これまでは条件が合わず、子どもを中国にいる親に預けていた。 しかし今は経済状況も改善されたので、6 歳になる子どもを日本の学校に入れることに決めた。 子どもは全く日本語ができないが、外国人がいる小中学校では少なくとも 1 人は日本語教師を配置しているということなので、非常に安心だ。」と語ったことを伝えた。

自分の意思で日本に渡る本人たちとは異なり、在日中国人の子どもたちは「親の都合」で異国の地で暮らすことになる。 文化や風習の違いだけならともかく、日本語が話せないまま日本での生活に放り込まれる心理的なプレッシャーは計り知れない。 大人に比べて物事の吸収が速く、あっという間に話せるようになるかもしれないが、それまでのケアができる人材はとても重要だ。 (今関忠馬、SearChina = 9-10-17)


中国の若者は日系車好き! 「気骨がないのか、愛国心がないのか」 = 中国報道

世界最大の自動車大国となった中国。 自動車メーカーにとって重要なターゲットの 1 つに若者の存在がある。 若者たちにとって自動車は自分のメンツのためにも重要なツールとなっているのだが、今の若者とその父親世代では、購入する自動車に大きな違いが生じているようだ。 中国メディアの今日頭条は 23 日、中国の若者たちの間で日系車の人気が高まっていることを伝え、「中国の若者たちは気骨がないのか、それとも愛国心がないのか」と嘆く記事を掲載した。

中国では 1990 年以降に生まれた世代を「90 後」と呼ぶが、その「90 後」の父親世代はドイツ車を好むのに対し、「90 後」の若者たちは日系車を好むのだという。 「90 後」の若者たちのなかには経済力に乏しい人もいて、その場合は親の援助のもとで自動車を購入することもあるものの、ドイツ車を購入すべきと主張する親に対し、「90 後」の若者たちは日系車の購入を望み、対立が生じることもあるそうだ。

「90 後」の若者たちが日系車を好む理由として記事がまず紹介しているのは、「今の若者は視野が広くなり、理性的になっている」ということだ。 インターネットの普及と共に情報があふれる社会となり、指を動かせば世界各地の様々なニュースや情報を得ることができるようになった。 こうした環境が中国の若者の価値観に大きな影響を与えているという。 次に「今の若者は個性を重視し、皆と同じことはしたがらない傾向にある」ことを紹介している。 「90 後」の父親世代のほとんどはドイツ車を好むが、今の若者は何も考えずに父親世代に倣いたくないという反抗心があるという。 それゆえに若者の多くは日系車を購入し、父親世代と違っていることを証明しようとしていると紹介した。

これに対して中国のネットユーザーからは「日系車のメーカー名を見れば、すべて中国企業との合弁会社になっている。 ゆえに日系車を購入しても利益は中国企業にも入り、税金も中国に納められる」といったコメントや、「自分はトヨタ車を運転しているが、愛国心とどんな関係があるというのか。 トヨタ車に乗っているが中国の心を持っている。」など、乗っている自動車と愛国心は関係がないといった意見が多数寄せられていた。 こうしたコメントを見る限り、「90 後」はもちろん、確かに中国の消費者は理性的になっているようだ。 (SearChina = 8-30-17)


初音ミク 中国語版発売でファン 100 人超 上海

日本生まれのバーチャルアイドル「初音ミク」に中国語で歌を歌わせることができる音声合成ソフトが発売されることになり、上海で行われた記者会見には 100 人を超える地元のファンが集まりました。 初音ミクは、ボーカロイドと呼ばれる音声合成ソフトのキャラクターで、中国でもコンサートが開かれたり、現地企業が専用モデルのスマートフォンをつくったりするなど、高い知名度があります。 この初音ミクに中国語で歌を歌わせることができるソフトを日中両国の企業が協力して開発し、中国で発売することになり、上海で、24 日、記者会見が行われました。

会場には、10 社ほどの現地メディアのほか 100 人を超えるファンが集まり、大きな画面に登場した初音ミクが中国語で「これからよろしくお願いします」などとあいさつしました。 また、新しくつくられたという中国語の歌も披露され、集まったファンたちは歌に合わせてライトを振ったり、スマートフォンで動画を撮影したりするなどして、歓迎していました。 長年ファンだという 20 代の男性は「ことしのコンサートでは中国語で歌ってほしい」と話していました。 中国では、アニメやゲームの市場が拡大を続けていて、なかでも日本の作品は若者を中心に根強い人気があり、今回の中国語版ソフトの発売は、日本の作品に親しむ若者をターゲットにしたものと見られます。 (NHK = 8-24-17)

前 報 ((6-4-15)


丸紅、中国カフェ大手と協業へ コーヒー豆販売 1 位狙う

丸紅が中国の大手カフェチェーン「パシフィックコーヒー (PC)」と、協業に向けた契約を結んだことがわかった。 年内にも完全子会社「アロマコーヒー上海」の株式の 40% を、香港に拠点を置く華潤集団傘下の PC に売却して協業態勢をつくる。 PC で使うコーヒー豆の販売を担うほか、中国で約 5 千店舗を展開する華潤集団の小売りチェーンでも「アロマ」ブランドのコーヒーを販売する。 PC は中国で約 500 店舗を展開しており、中国国内での店舗数はスターバックスコーヒーに次ぐ 2 位。今後フランチャイズ方式を本格的に導入し、数年で店舗数を倍増させる方針だという。

丸紅は上海にコーヒー豆の焙煎(ばいせん)工場を持つが、今回の協業を機に、北京、広州にも焙煎工場を増設する。 現在、年間 700 トンの販売量を 3 年以内に 5 倍に増やす計画だ。 実現すれば、コーヒー豆の販売量で中国最大規模のシェアを占めることになる。 丸紅によると、中国のコーヒーの消費量は年間 10 万トンほどで、近年急伸している。 丸紅は日本のコーヒー豆の取り扱いでも約 30% のシェアがあり、日本式の焙煎技術を中国に持ち込んで、急増を見込むコーヒー需要の取り込みを狙う。 丸紅幹部は「中国でもコーヒーが味で選ばれる時代。 『アロマ』を中国一のコーヒー会社に育てたい。」と話す。 (鬼原民幸、asahi = 8-20-17)


日本の店が出した「入店お断り」の貼り紙、中国ネットが反応

8 月 17 日、中国版ツイッター・微博(ウェイボー)に投稿された日本の「入店お断り」の貼り紙の写真に、中国のネットユーザーが反応を示している。 店先に貼られたという問題の貼り紙の写真を見てみると、そこには「しつけの全くできていない騒々しい子どもの入店は他の客の迷惑となるため、固くお断りする」との一文がある。 マナーに関して海外からも注目を浴びる中国では意識改善が呼び掛けられており、「中国人観光客が海外でマナー違反した」とのニュースには「国の恥」などのコメントが飛び交う状況だ。

こうした中、日本の店が出した貼り紙には「すばらしい!」、「中国の全部の店が同じ貼り紙を出すべき」、「中国が日本にかなわない点はたくさんある。 『強国になりたい』だなんて夢のまた夢だな。」、「どうして中国語訳を併記しないの?」という声や「悲しいことに、中国では多くの人に『公共の場で騒ぐことは教養が疑われる行為』という意識がない」、「大騒ぎする子どもの背後にはマナーを分かっていない親がいる」などの意見が寄せられている。 (RecordChina = 8-20-17)


中国の生活は「大雑把」 日本嫌いの中国人が語る「細やかな日本の心」 = 中国報道

日本に住んでいるとなかなか気づかないものだが、中国人からすれば日本には人の心を打つ配慮や工夫があふれているようだ。 中国メディアの捜狐は 8 日、「日本は好きではないが、感動させられた」ことを紹介する記事を掲載した。 この記事の中国人筆者はまず、「自分は決して日本が好きではないし、日本賛美を意図しているわけではない」と前置きしたうえで、日本での体験から中国の生活がいかに「大雑把」であるかを痛感したという。 そこで、中国の生活を変えるためにも「感動させられた日本の細かなところ」を知ってほしいと数多く紹介している。

その 1 つが、定番の「温水洗浄便座」だ。 日本は公衆トイレでも温水洗浄便座が普及しているが、トイレにおける中国と日本の差は「少なくとも数十年」はあると紹介。 日本製品を勧めることを愛国の観点からためらう中国人もいるが、筆者は「中国人の尻は高貴なのだから良いだろう」とユーモア交じりに伝えた。 また、コンビニのレジ内に手洗いが設置されていること、小さな飲食店でもベビーチェアが置いてあること、駅にコインロッカーがあることなどを紹介、生活を便利にしてくれる様々な設備に感心しきりの様子だ。

また、利用者に寄り添った親切な設計として、目的ごとに大きさや形状の異なる「絆創膏」を挙げた。 さらに、新幹線では座席に禁煙マークとごみ箱や自動販売機の位置の案内があったこと、 バスには降車ボタンが車内のどこからでも押せるよう多数設置されていることにも感心したという。 これは高齢者にも便利で、ほんの少しの危険でも減らすためには余分の手間を惜しまない証拠だと絶賛した。 どんなに混んでいても降り口まで行かなければボタンがなく、壊れていることも多い中国のバスとは大きな違いだ。

さらに、生活上の配慮ではないものの、日本の高齢者は中国と比べて「おしゃれで優雅」だと感心している。 日本では、80 歳のお年寄りもお化粧をしてカフェでくつろぐが、中国では「年寄りは年寄りらしく」というルールに縛られていると日本との違いを改めて強調した。 こうした生活の端々に見られる工夫や親切設計は、大陸気質の中国ではなかなか見られないことだ。 細かな気配りや親切設計という点においては、日本が世界に誇れる点だと言えるだろう。 (村山健二、SearChina = 8-20-17)


どこにも死角がない! 想像を絶する「日本の清潔さと美しさ」 = 中国

日本に行ったことのある中国人の多くが、「どこもかしこもきれいだった」と口をそろえて言う。 しかし、それは観光地だからなのだろうか。 中国メディアの今日頭条は 11 日、「日本はきれいさのレベルが想像を絶する」と題して、日本での生活経験のある中国人による手記を掲載した。 この中国人筆者は日本に数年住んだ経験から、中国のネット上でよく話題になる「日本の街はどこにも死角がないと言えるほどきれいだ」という少々大げさにも感じる日本旅行記について、「それは本当」だと断言した。 特に、死角ともいえる農村部まできれいなのが日本の特徴だと称賛。 さらに、多くの国に行ったことがある経験から、日本は「世界で最もきれいな国の 1 つだ」とも評した。

では、なぜ日本はそこまできれいなのだろうか。 記事は、雨の多い日本の気候や緑化を重視していることもあるが、やはり「日本人の習慣」とは切っても切り離せないと指摘した。 例えば、食べ歩きの習慣がないため、食べ物のカスや袋などがポイ捨てされることはなく、そもそもごみ箱すらない。 果物のバナナの皮で滑って転ぶなど日本ではアニメの中の話だが、中国では果物の皮やヒマワリの種の殻、袋などのごみが多く散乱しており、汚い上に危険だ。

記事はさらに、日本人の良い習慣として、教養のある人ならトイレの後に手洗いした後、シンクの水気をペーパーで拭き取ると紹介。 そのため、髪の毛などが残らないと感心した。 筆者は日本人を観察し、捨てられたごみを拾うよりもきれいな状態を維持するほうが大切だ、と気が付かされたそうだ。

さらに、中国のように、家の中はきれいだが公共の場所は汚い、あるいは都市はきれいだが田舎は汚いという差がないのは、日本人の「清潔さへの意識」が総じて高いためだと分析。 最後に、「青い空を見上げ、新鮮な空気を吸える」日本の生活がいかに心地良いかを伝えた。 「世界で最もきれいな国」で生活できる居心地の良さは、1 人ひとりの意識的な努力があってこそのようだ。 (村山健二、SearChina = 8-18-17)

〈編者注〉 中国人が日本に来るにあたって、それなりに身の回りのものにお金を掛けたのでしょうが、服装に比べて履物には気を遣っていないことに気づきます。 街中で中国人かどうか見分けるのに足元を見れば分かることがあります。 中国人にとって、おそらく "地面は汚いもの" との感覚が身にしみついているのではないでしょうか。 渋谷の街中で日本の若者が通りに座り込んでいるのを目にします。 もちろん、大半の日本人からも顰蹙をかう行為ですが、中国人から見れば、到底考えられないことなのではないでしょうか。


伊藤忠、中国アパレル・波司登の新事業支援

伊藤忠商事が中国中信集団 (CITIC) と共同で出資する中国アパレル、波司登(ボストン)の新事業支援に乗り出す。 伊藤忠のノウハウを生かしてボストンが中国で海外ブランド製品を販売するほか、生産面で伊藤忠の取引先の縫製工場を紹介する。 ボストンが進める総合アパレル化戦略を伊藤忠が後押しする。 ボストンが導入を検討しているのは中高級価格帯の商品を展開する欧州のスポーツブランド。 伊藤忠は約 150 社の国内外のブランドの販売権などを取得し、展開する実績を持つ。 ボストンは導入するブランド選びや交渉などで伊藤忠のノウハウを生かす。 新ブランドの 1 号店を 2018 年冬にも出店する考え。

中国のダウンジャケット市場で最大手のボストンはダウンに売上高の約 7 割が集中している。 年間を通じて売れる商品となるカジュアル衣料などの取り込みを図ることで、ダウンだけに頼らない「総合アパレル化」を進める考えだ。 生産面では伊藤忠がべトナムに持つ取引先工場に試験的に数十万着単位で生産委託した。 まずスポーツ向け衣料などから本格的な量産を始める方針。 主力のダウンでも中低価格品は中国外の伊藤忠の取引先工場で生産することを検討する。

伊藤忠は 15 年春に CITIC と共同で約 300 億円を出資すると発表。 一度ボストンの株主総会で第三者割当増資が否決され、実際の出資は 16 年秋まで遅れた。 業績不振店舗の閉鎖などボストンのリストラを優先してきたが、業績も改善していることから、協業の具体化を推し進める。 (nikkei = 8-11-17)

◇ ◇ ◇

中国で成功した衣料メーカー、海外進出でつまずき イメージ戦略失敗

ロンドンやニューヨークで高級衣料を販売するのはそれほど難しいことではない。 中国の衣料品メーカー、波司登国際は 2012 年に世界進出を試みた際、少なくともそう予想していた。 ドイツのアディダスなど国際的な企業向けにダウンジャケットを製造する波司登は、中国で最も成功を収めたアウターのメーカーだった。 仕立職人から富豪になった同社の高徳康会長は 3,500 万ポンド(約 51 億円)を投じてロンドンのメイフェアに出店した。 事業拡大を狙った計画だったが、ブランド力で顧客を十分に引き付けることができず頓挫した。 同社は現在、国内市場に経営資源を集中している。

中国の衣料品輸出は世界最大だが、波司登のつまずきは中国企業が自社ブランドで海外市場に進出しようとする際の課題を浮き彫りにしている。 コンサルティング会社ブランド Z のグローバル責任者ドリーン・ワン氏(ニューヨーク在勤)は、選択肢をあまり与えられてこなかった中国国内の極めて大きな顧客基盤が誤った認識を生んだと指摘した。 ワン氏は「中国のアパレルメーカーは商品を棚に置けばそれでブランドを確立したと思っている。 中国の消費者はただ単に手に入りやすい物を買ってきたし、それが国内でのこうした企業のやり方だったからだ。 しかし今の消費者を取り巻く環境では、ブランド確立には長い時間と多額の投資が必要だ。」と述べた。

波司登は「ボストン」の中国語の音訳。 中国での年商は 13 億ドル(約 1,440 億円)に上る。 欧米の高級紳士服市場で勝負するためニック・ホランド、アッシュ・ギャンゴトラ両デザイナーらを起用した。 問題は波司登というブランドが海外でほとんど知られていなかったこと、また高級衣料品小売りとして認められるために必要な投資を同社が理解していなかったことにあった。

コンサルティング会社ローランド・ベルガーのシニアパートナー、リチャード・ホー氏(上海在勤)は、華為技術やレノボ、オッポ、アリババなど中国のテクノロジー・ブランドは海外で成功を収めているが、中国のアパレル企業は概して「機能と感性の両要素でどのように製品を構築していくか」が分かっていないと指摘した。 (Bloomberg = 8-1-17)

前 報 (10-25-16)


台湾人は日本が好き過ぎる! 「最も忠実な福の神」とのやゆも

8 月 7 日、(中国・人民日報系)環球網によると、台湾のシンクタンク・商業発展研究院は、2016 年に日本を旅行で訪れた台湾人が 430 万人に上り、台湾の対日観光収支は 13 年から赤字状態に陥っていて、年々拡大していると報告書で指摘した。 16 年に台湾から海外旅行に出掛けた人の 3 分の 1 が日本を訪れているが、日本から台湾を旅行で訪れる人は 189 万 6,000 人で、格差は 2.26 倍に上る。

台湾の対日観光収支は 15 年に赤字が 973 億台湾ドル(約 3,565 億円)にまで拡大。 赤字が急増した原因は、日本を訪れる台湾人が増えた一方で、台湾を訪れる日本人は伸び悩んでいることがある。 台湾が対日観光で赤字となっていることについて、台湾のフリーライター・洛杉基さんは、蔡英文(ツァイ・インウェン)総統の政策が日本に巨額の利益をもたらしているとし、「台湾人は日本人の最も忠実な福の神だ」と指摘した。

また、中国から観光客が来なくなったことで関連産業に打撃となっているのに、蔡政権はその対策を講じないばかりか、台湾ドルを "母国" 日本に贈り、日本の国民総生産 (GDP) に貢献しているとし、「台湾と日本の関係はまったくの不平等で、これを喪権辱国(売国行為)と呼ばずして何と呼ぶのか」と強く非難している。 台湾のネットユーザーは「奴隷根性からか、台湾は放射能で汚染された食べ物すら日本から輸入している」、「民進党は『台湾を愛する』とか言っていたのに、日本の方が好きなんだ」などのコメントが寄せられている。 (RecordChina = 8-9-17)

〈編者注〉 中国による、反「台湾・蔡政権」キャンペーンの恰好な材料になっているようです。


貸しパラソル「中国人のみ 2 万円」 宮古島の業者が看板

沖縄県宮古島市の海水浴場で、パラソルセットを貸し出す業者が「中国人のみ 2 万円」と通常料金の 10 倍に設定した看板を掲げていた。 市への取材でわかった。 市は「差別になる恐れがある」として業者に改善を求め、看板は 2 日に撤去された。 市観光課によると、看板を見た日本人観光客から「差別的だ」と苦情が 2 件あった。 業者は市の聞き取りに「中国人は使い方が荒く、いすなどが壊れることもあり、貸したくなかった。 トラブルを避けるためで、差別するつもりはなかった。」と説明したという。 (小山謙太郎、asahi = 8-3-17)


拘束 2 邦人に「スパイ」容疑 = 地図など機密資料所持 - 中国紙

【北京】 中国共産党機関紙・人民日報系の環球時報(電子版)は 27 日、中国当局に 3 月に拘束された日本人男性 6 人のうち解放されていない 2 人について、地図など大量の機密資料を所持していたとして、「反スパイ法」などに違反した疑いが持たれていると伝えた。 中国当局には拘束の正当性をアピールする狙いがあるとみられる。

同紙によれば、2 人はそれぞれ日本地下探査(千葉県船橋市)と、大連和源温泉開発(遼寧省大連市)の責任者。 27 日までに解放された 4 人を含む 6 人は 3 月、山東省と海南省で許可を得ないで測量活動を実施し、中国の「測量法」と「鉱物資源法」に違反した。 両社は過去 10 年間に各 30 回以上の違法な測量活動を行っていたという。

さらに拘束中の 2 人のノートパソコンなどから、80 枚近い地図を含む機密に関わる資料を発見。 中国の国家機密を違法に取得して所持したとして、「国家安全法」と「反スパイ法」に違反した疑いが持たれている。 ただ、同紙の記事は、最高刑が死刑となる「国家安全危害罪」を含む刑法違反には触れていない。 「国家安全法」には刑罰規定はなく、「反スパイ法」違反だけなら最高刑は 15 日以下の行政拘留にとどまる。

日中関係筋は「(未許可での測量という)手続きの不備をことさら取り上げ国内世論を誘導しようとしているようだ」との見方を示した。 記事は、両社に調査を依頼したとみられる中国企業の存在にも言及していない。 (jiji = 7-27-17)

関連記事 (4-5-17)


中国で「勝手にウルトラマン映画」 円谷プロが抗議声明

中国企業が製作発表した映画で「ウルトラマンが許諾なしに使用されている」として、円谷プロダクション(東京)が 19 日、抗議の声明を発表した。 法的措置を含む断固とした対応を取るという。 作品は、広州藍弧文化伝播有限公司が 10 日に北京で製作を明らかにした「鋼鉄飛竜之再見奥特曼」。 題名に「奥特曼(ウルトラマン)」が入り、先行発表された映像にウルトラマンが登場する。

円谷プロは「当社は一切関知しておらず、ウルトラマンブランドを著しく毀損し、到底認められるものではありません」とのコメントを出した。 ウルトラシリーズの初期作品については、海外での商品化権がタイ人プロデューサーに譲渡されているとの最高裁判決が確定しているが、「本件映像作品のような新規著作物の製作、ウルトラマンシリーズキャラクターの翻案・改変等の権利は当社のみに帰属する」という。 (asahi = 7-19-17)


傲慢と偏見を捨てて、真実の日本の姿を見てみよう = 中国メディア

中国メディア・今日頭条は 13 日「傲慢や偏見を捨て、最もリアルな日本を見てみよう 優れた点もあれば、足りない点もある」とする記事を掲載した。 記事はまず、日本の小学校では児童と教員が一緒に給食を食べ、教員のメニューも児童と同じものであると紹介。 また、日本の商店にはニセモノ商品が少なく、その理由がニセモノ製品に対する懲罰が厳しいからであると伝えている。 さらに、地下の排水システムが非常に整っており、都市が水であふれる光景を見ることが少ないとした。

また、日本はマンガ・アニメ産業がとても発展しており、それはもはや文化になっていると説明。 その証拠として、街ではコスプレをした市民がボランティア活動に勤しむ姿をしばしば見かけると伝えている。 コスチュームという点では、日本人は民族的な服装も大切にしており、街では日常的に和服を着た人を目にするとも紹介した。

優れた点を紹介する一方で、決して優れているわけではない点についても言及。 日本にもホームレスが存在し、資源ゴミを拾って生計を立てている人がいること、中国同様に街にゴミが積まれている場所が存在すること、仕事のストレスが強く、くたびれている人が多いことを挙げている。 何事にも、優れた点もあれば、そうでないところがあるものだ。 視線がどちらか一方に偏ってしまえば、その事物を全面的に捉えることができなくなってしまう。 日本人と中国人が互いを見つめる時も、両面から観察することが大切だ。 (今関忠馬、SearChina = 7-15-17)


振り込め詐欺容疑、中国が邦人 35 人拘束 警察庁が要請

中国当局が福建省で日本人の男女 35 人を詐欺容疑で拘束していたことが 12 日、日中関係筋の話で分かった。 3 日に日本の広州総領事館に拘束を通報した。 今後、正式に逮捕される可能性がある。 日中の振り込め詐欺グループに関わっているとみて、警察庁が中国側に協力を要請していた。

関係筋によると、35 人は関東地方で被害が発生した振り込め詐欺事件で、主に日本に電話をかける「かけ子」の役割をしていたとみられる。 グループによる詐欺被害は中国でも起きている可能性があり、中国当局が捜査している模様だ。 日中間では容疑者の引き渡しに関する条約が結ばれていないため、35 人の身柄の扱いは中国政府の判断となる。 犯罪行為が中国で発生していれば、日本での被害も中国で裁かれる可能性もある。 (北京 = 延与光貞、asahi = 7-12-17)


パックご飯、中国に猛烈攻勢 輸出拡大狙う日本の戦略

農林水産物の輸出拡大で旗を振る政府が、中国向けにパックご飯の市場開拓を進めている。 ハードルが高い精米輸出の拡大に向け地平を開く役割を持たせながら、食の安心・安全や手軽さを武器に巨大市場への売り込みを図る。 ただ、価格面や味など課題も多い。 5 月下旬、上海市内の百貨店内にある食堂で、日本産パックご飯の販売促進イベントが開かれた。 集まった中国メディアや関係者を前に農林水産省の井上宏司食料産業局長が「味はもちろんだが、日本産は安心で安全。 子を思う親心に国境はない。」とアピールした。

農水省の支援で輸出促進団体が 1 月下旬 - 3 月、中国人訪日客を対象に JR 東京駅近くの商業ビルや成田空港、関西空港などでパックご飯を無料配布。 中国・北京や広州などでも実施し、計 10 万食を配った。 今年度は、北京や上海など中国 5 都市の百貨店やコンビニエンスストアで促進販売し、クルーズ船旅行客への PR 活動も実施する。 猛烈なキャンペーン攻勢の背景には、パックご飯の中国輸出に込められた二つの戦略的な意図がある。

一つは、小泉政権以来、日本が掲げる「攻めの農業」のさらなる前進だ。 政府は、農林水産物と食品を合わせた輸出額を 2012 年の 4,500 億円から 19 年までに 1 兆円に増やす方針だ。 コメとコメ加工品は、うち 600 億円を占める。 本気度は人事にも表れている。 政府は昨年、農水省の輸出戦略を担う食料産業局のトップに、経済産業省出身の井上氏を充てた。 両省にとって、初の局長級の交流人事だ。

もう一つは、日本の人口減少やコメ離れにより起きる「コメ余り」への対応だ。 農水省によると、主食用米の需要量は 766 万トン(15 年 7 月 - 16 年 6 月)で、毎年約 8 万トンずつ減る傾向にある。 政府主導でコメの生産量を抑えてきた「減反」政策は 18 年度に廃止される。 輸出に活路を見いだそうとしたとき、13 億人超の人口大国で、南部地域でコメを主食とする中国は、外すことのできない巨大市場というわけだ。 農水省関係者は「爆買いブームの時は炊飯器が飛ぶように売れた。 おいしい日本のコメを食べたいという需要も必ずある。」とみる。

ただ、中国自体が世界最大のコメ生産国でもあり、ハードルは高い。 中国政府は、精米の輸出について、指定した精米施設と燻蒸(くんじょう)倉庫からしか認めておらず、日本では現在、全国農業協同組合連合会(JA 全農)が神奈川県に持つそれぞれ 1 カ所のみ。 昨年 9 月、杭州で開かれた日中首脳会談で、安倍晋三首相は習近平(シーチンピン)国家主席に対し、「日本産精米の輸出促進について事務レベルの協議を進めたい」と申し入れた。 しかし、その後、大きな動きはない。

こうした状況もあり、精米の輸出拡大につなげる先駆けとして、パックご飯への期待は高い。 輸出時は「加工品」となるため、検疫などの対象外となり、精米に比べて制約は少ない。 最大の課題は価格だ。 1 パック(200 グラム)の市場価格は 17 元(約 280 円)前後。 平均的な中国米の 10 倍近く、高級米と比べても 5 倍の価格差がある。 促進イベントでパックご飯を試食していた王萍(ワンピン)さん (35) は、「おいしいし安全なのもいいけど、価格はやっぱり気になる。」 別の女性 (28) も「ぜいたく品のようで毎日は無理。 時間のない時は便利かもしれないけど。」と話した。

浸透を図るうえでは、味の面でも、さらなるターゲットの絞り込みが重要になりそうだ。 日本貿易振興機構 (JETRO) は 3 月、上海市内の飲食店 12 店舗の協力を得て、パックご飯を利用したメニューを企画した。 ただ、参加した「東京和食サンウィズアクア」の本多淳一総料理長は「うちで使い続けるかと言われたら、それはノーです。」 価格ではなく、味で選んだ結果だという。

店では現在、中国産の高級コシヒカリを使う。 「レベルはここ 1 年でもぐんと上がった。 炊きたてのおいしさも加わる。 いくら日本産でも、パックご飯では勝負にならない。」 本多さんは、近年需要が伸びる出前・宅配フードサービスなどでの利用を提案する。(冨名腰隆 = 上海、山村哲史、asahi = 7-5-17)

〈編者注〉 日本産米の輸出を政府が後押しする、確かに聞こえはいいかもしれないけれど、はたして適切な市場価格が設定できるのか、不安は拭い去れません。 工業産品の輸出開拓には、まず現地市場での価格設定がありました。 生産者・輸出者側は、それに見合うコストで生産する方法・手段を模索し、実現することに全力を上げたのが、これまでの日本です。 本当にそこまでの覚悟があるのかが先ず問われます。 正直、編者には「パックご飯」はむしろ輸入商品ではないか、とすら思えます。


どうして中国市場でドイツ系車は日系車にかなわないのか = 中国メディア

中国の自動車市場では国内ブランドの成長が著しいが、なおも日本系とドイツ系の自動車が大きなシェアを確保している。 中国メディア・今日頭条は 2 日「ドイツ系はどうして日本系にかなわないのか」について論じる記事を掲載した。 記事は、中国の自動車市場においてドイツ系と日本系が激しいデッドヒートを繰り広げていると紹介する一方で「しかしながら日系車の方が明らかに優勢なのである。 これはどうしてなのか。」と疑問を提起した。

そのうえで、両者には自動車づくりの技術や理念上で大きな違いが存在すると説明。 日系車については「使い続けたくなるような安定性を追求している。 また、研究開発ではコストダウンを重視する一方で部品の質の確保との両立を実現している。」としたほか、日系車にも問題はあるが、燃費の良さ、耐久性、実用性から非常にまとまった数のファンを獲得していると説明した。

一方、ドイツ系車については「新しいものを求め、技術の研究に多くの金銭やモノのリソースを費やすものの、安定性に劣る。 ターボエンジンは燃料を食い、自燃しやすい。 これが多くの人がドイツ系を好まない原因の1つだ。」としている。 記事は最後に「現在わが国の日系車保有数は、わが国における自動車保有総数の 38.8% を占めている。 この数字は非常に高い。」とし、中国における日系車の人気の高さを示した。 (SearChina = 7-4-17)


なぜ日本にはできて、中国にはできないのか 清潔さの実現 中国報道

日本を訪れた中国人旅行客が日本の清潔さに驚くのは、裏を返せば中国の街中がそれだけ汚れているということだ。 なぜ日本は清潔さを維持できているのに、中国はできないのだろうか。 中国メディアの東方頭条は 24 日、日本は非常に清潔な国であり、どこを訪れてもゴミだらけという光景は見られないと指摘し、「日本が清潔な国を実現できた理由」について考察する記事を掲載した。

記事は、日本では小学生の時点から「校内の清掃は生徒たち自らが行う」教育を行っていることを指摘。 小学生であっても役割を分担したうえで、各自が持ち場を責任をもって清掃することで、周囲の環境を衛生的に保つことが大事なことだと教え、良好な習慣を養っていると指摘した。 確かに中国では生徒が校内やトイレを清掃することは一般的ではない。

さらに、日本では家庭でも企業でも同様に「周囲の環境」を綺麗にすることが重視されると指摘。 不潔にしておくことは周りの人に対して迷惑をかけることであり、白い目で見られることにつながりかねないため、日本人は身の回りを清潔に保とうとすると紹介、だからこそ中国の街中ではどこでも見られる「清掃員」がほとんどいないのだと論じた。

日本と中国の公共の場所の清潔さに大きな違いが生じるのは、日本人と中国人の公徳心に差があるためという指摘もある。 日本人は一般的に「自分の場所」でなければ、ゴミをポイ捨てしたり、勝手に汚したりしようとはしないだろう。 中国人は逆に「自分の場所でない」からこそ、ゴミを捨てても良いと考えがちだ。 中国が街の清潔さを実現するために必要なことは、清掃員の数を増やすことではなく、「公共の場所だからこそ、汚してはならない」という考えを根付かせることだろう。 (SearChina = 6-29-17)


くまモン、上海で地下鉄 IC カードに 中華圏でも人気

熊本県のキャラクターくまモンが描かれた中国・上海の地下鉄 IC カードが 28 日、現地で発売される。 県内企業と現地の合弁会社の製作で 5 千セット限定。 1 セット 2 枚入りで、58 元(約 940 円)。 日本のスイカ(JR 東日本)やスゴカ(JR 九州)などと同じく、現金をチャージして繰り返し使える。 中華圏でも人気上昇中のくまモン。 売れ行き次第では地下鉄構内での熊本 PR も見込め、県の担当者は「地下を熊本で埋め尽くす『切符』になれば。」 (asahi = 6-26-17)