日本海の魅力発信 東京でイベント開幕 山陰中央新報社をはじめ地方新聞 6 社と島根、鳥取両県など 7 県が連携し、日本海側の魅力を発信するイベント「日本海スタイルカフェ in 東京」が 7 日、東京都千代田区の新丸ビル 7 階「丸の内ハウス」で始まった。 17 日までの期間中、日替わりで各県の魅力を紹介するトークショーなどを開催。 飲食店 9 店では各地の食材を生かした料理や地酒が提供される。 日本海側の広域活性化を図る交流プロジェクト「日本海スタイル」の一環。 開幕に先立ち、実行委員長を務める水本裕之・新潟日報社東京支社長が「日本海側の豊かな暮らしをアピールし、交流人口の拡大や移住・定住につなげたい」とあいさつした。 初日は「鳥取県デー」。 東京都出身で同県智頭町に移住後、「森のようちえん まるたんぼう」を開設した西村早栄子代表 (43) が体験談を披露。 園舎を持たず、森林の中で子どもの心身を育む教育環境に共感して移住者が相次いでいることや、充実した行政の支援策を紹介し、「鳥取県で一緒にのびのび子育てしませんか」と呼び掛けた。 また、東京都から同県岩美町に一家で移住した町臨時職員橋本悦さん (41) は「新鮮な地元産の食材が手に入るし、透き通るような海で泳ぐこともできる。 すごく楽しい。」と話した。 東京都のアルバイト江崎ひろみさん (48) は「各県が魅力を PR する試みは面白い。 移住した人の生の声が聞けて、移住したいという気持ちが強くなった。」と笑顔を見せた。 「島根県デー」は 13 日にある。 (山陰中央新報 = 7-8-16) スキルを高め、プライベートも楽しめ : エンジニア移住、増加中!
「地方に移住するITエンジニアが増えているらしい。」 情報としては聞いたことがあっても、「いざ自分が」と考えると、不安や疑問がたくさん湧いてくるだろう。 スキルアップの機会が少ないのでは? 不便で暮らしにくいのでは? IT 企業が続々と進出している島根県松江市に移住し、実際に働いている IT エンジニアや IT 企業社員のリアルな声を聞いてみよう。 IT エンジニア 30 人でつないだタスキ 4 月 24 日、松江市の宍道湖岸を走る「松江しんじ湖温泉グルメリレーマラソン」に、島根県で暮らす 30 人の IT エンジニアや IT 企業社員が参加した。 3 チームに分かれ、湖面を吹き抜ける風を感じながら、45 キロのコースを 10 人のリレーでつないで駆け抜けた。 (@ IT special = 7-5-16) 詳細は ⇒ http://www.atmarkit.co.jp/ait/articles/1607/05/news004.html JR 西日本、山陰で観光開拓 松江に地域振興本部 西日本旅客鉄道(JR 西日本)は関西や首都圏、海外などから島根、鳥取両県を訪れる観光客誘致を加速する。 松江市に山陰の地域振興支援を通じて誘客につなげる専門部署を開設。 大学や研究機関との新たな特産品の開発・販売、観光資源づくりなどに取り組む。 併せて地元交通機関との連携を強化して利便性を向上し、通勤・通学の需要も掘り起こす。 6 月 1 日付で松江市に「山陰地域振興本部」を設置した。 米子支社(鳥取県米子市)から企画部門を移して松江支店の業務と統合。 同社が経営計画に掲げる「地域共生企業」に向けた取り組みを島根・鳥取一体で進めるための司令塔にする。 本部長は松岡俊宏米子支社長が兼務し、35 人が所属する。 うち米子支社に 8 人、鳥取鉄道部(鳥取市)には 2 人が駐在する。 同本部は山陰での観光振興、イベント企画、駅周辺開発など地域活性化に関する業務を担う。 非鉄道分野での事業を拡大するため、地域ブランドの創出を支援する。 人工透析患者向けに低カリウムのメロンの栽培方法を島根大学と共同開発する。 病院向けなど販路を開拓する。 併せて全国で 30 万人以上いるとされる透析患者向けの旅行商品作りにも取り組み、患者が山陰をはじめ気軽に旅行に出かけられるようにする。 さらに鳥取県栽培漁業センターが開発した高級養殖魚「お嬢サバ」の市場調査に乗り出し、販売拡大を支援する。 新たな観光資源の開発も手がける。 出雲大社に近く、歴史的価値も高い旧大社駅(島根県出雲市)を、行政と連携して博物館やイベント会場などとしての活用を探る。 山陰地域振興本部は地方自治体や地域団体と共同事業を進める際の窓口にもなる。 まずは両県で 5 月に発足した外国人観光客の誘致に取り組む山陰版 DMO (観光地域づくり法人)「山陰インバウンド機構」とともに海外誘客を強化する。 同本部の和田昇司副本部長は「積極的に地域活性化に関わることで鉄道を利用する交流人口を増やし、鉄道事業の収益確保にもつなげたい」と狙いを話す。 ◇ 全国の地方都市で鉄道利用が低迷する中、山陰では鉄道利用者が増えている地域がある。 JR 松江駅の一日の乗車人数は 2015 年度が 4,522 人で、05 年度に比べ 5% 伸びた。 観光需要や UI ターンによる人口流入などで経済活動が安定していることが一因と見られる。 こうした流れを生かし、利便性を向上して通勤・通学を含め利用を増やすため、JR 西日本は地方の鉄道やバスとの連携を強化する。 新たに一畑電車(島根県出雲市)や沿線自治体と共同で、公共交通網形成の 5 カ年計画を策定した。 一畑電車のターミナル駅「松江しんじ湖温泉駅」の電車到着時間に合わせ、約 2 キロメートル離れた JR 松江駅へのバスの接続を向上する。 松江駅の改札で交通系 IC カード「ICOCA」を使えるようにし、大阪や神戸などから来る乗客の使い勝手を良くする。 JR 米子駅(米子市)では駅周辺の再開発を促すため、同駅の機能を 2 階部分におく「半橋上駅」にする。 同駅では南北を結ぶ自由通路の整備が 18 年度に着工予定。 通路などにより駅南側の開発を誘導し、街のにぎわいを高めて鉄道利用者を増やすことを狙う。 (nikkei = 6-28-16) どんちっちアジ好調 3 年ぶり 1,000 トン超ペース 浜田漁港(浜田市原井町)のブランド魚で、脂がのった「どんちっちアジ」の漁獲が好調で、今年の水揚げ量が 3 年ぶりに 1,000 トンを超える勢いだ。 浜田沖の海水温が上昇して餌が豊富になり、脂質含有量が増えたとみられる。 4 月に始まった今年の水揚げ量は、不漁だった昨年、一昨年と比べて 3 倍近くに上っている。 「生でもたたきでも焼いてもいい。 サクサクしたフライもお勧めだよ。」 浜田漁港近くの「しまねお魚センター」にある鮮魚店「魚新」の常務、新田剛士さん (54) の声が弾む。 同店では 23 日朝、仕入れたばかりのどんちっちアジ 5 キロ・グラムが約 1 時間で完売した。 店頭価格は日によって変動が大きいが、この日は 1 キロ・グラム当たり約 800 円。 新田さんは「値段も安定してきた。 『どんちっち』にこだわって買う広島からの客もいて、ブランド名が広まったと感じる。」と話す。 どんちっちアジは、県西部沖で 4 - 9 月、巻き網漁船が漁獲した 50 グラム以上のマアジのうち、平均脂質含有量が 10% 以上でブランド認定される。 浜田市水産振興課によると、今年は昨年より 1 か月以上早い 4 月 4 日に初めて認定魚が出た。 今年の水揚げ量は 4 月に 52 トン、5 月に 287 トン、6 月は 22 日現在 527 トンで、計 866 トン。 今シーズン前半だけで 2014 年(253 トン)、15 年(298 トン)の 3 倍近くに上り、この 10 年で最多だった 10 年(1,957 トン)に迫る勢いだ。 同漁港のマアジ全体の水揚げに占める認定率でも、14 年の 7.2%、15 年の 12.8% に対し、今年は 41.7% に上昇。 サイズも 15 センチ級が中心だった昨年より、やや大型が増えた。 県水産技術センター(浜田市瀬戸ヶ島町)の森脇和也主任研究員は「浜田沖の海水温が昨年より高めで推移し、餌のプランクトンが増えた。 開腹すると小型の甲殻類が入っているアジもある。」と話す。 5 月にテレビ番組でどんちっちアジの料理が紹介され、市には「どこで買って食べることができるのか」という問い合わせが増えた。 これを受け、市などでつくる市水産物ブランド化戦略会議は、市水産振興課のホームページに出荷情報と併せ、新たに取扱店を掲載した。 担当者は「安全なアジをおいしく食べていただけるよう、旬の情報を提供したい。」 「裕丸漁業生産組合(浜田市大辻町)」の渡辺祐二専務理事 (60) は「天候の不安要素はあるが、販路が広がって首都圏への出荷も増えているので、ニーズに応えていきたい」と話している。 (岡信雄、yomiurii = 6-28-16) 「まるで肉」と来場者 NY で島根の企業が大豆の加工食品売り込み 【ニューヨーク】 米国の大規模な食品見本市「サマー・ファンシー・フードショー」がニューヨーク中心部で 26 日開幕し、日本貿易振興機構(ジェトロ)が設けた日本のブースではベジタリアン(菜食主義者)向けの加工食品やスープなどの健康に配慮した商品を中心に売り込んだ。 日本の農林水産物と食品の輸出額は 2015 年に約 7,451 億円で、政府は 20 年に 1 兆円へ拡大する目標の前倒し達成を目指している。 和食人気が高い米国は 15 年で 1,071 億円と全体の 14% を占める一大市場で、出展した日本の 24 社・団体は販路開拓や販売拡大を狙う。 見本市は 28 日まで。 米国で需要が大きいベジタリアン向けの商品では、あさつ(島根県出雲市)が大豆を原料に使い、焼き肉などの形に似せた加工食品を紹介し、試食した来場者は「まるで肉のようだ」と感心していた。 レキオスジャパン(沖縄県宜野湾市)は、カレー味やトマト味などのスープを紹介。 JA 鹿児島県経済連(鹿児島市)は、同県・種子島産の安納芋を使った冷凍焼き芋を売り込んだ。 ほかに緑茶の出展も目立った。 (kyodo = 6-27-16) 島根初 トライアスロン 雲南・奥出雲のダム湖周辺で 9 月 島根県内で初となるトライアスロン大会が 9 月 4 日に雲南市と奥出雲町にまたがるダム湖の周辺で開催される。 コースは全長 51.5 キロメートルで、スイム 1.5 キロ、バイク 40 キロ、ラン 10 キロの順に競う。 中山間地の自然豊かなコースで、地元自治体は地域活性化の効果を期待している。 「第 1 回さくらおろち湖トライアスロン大会」で「個人の部」は定員が 250 人。 得意種目を分担することで初心者でも参加しやすいよう 30 組の「リレーの部」も設ける。 山陰では「ハワイトライアスロン in 湯梨浜大会(鳥取県湯梨浜町)」が 19 日に開いた 2016 年度の大会を最後に中止になった。 山道を走るトレイルランやボート競技、ハーフマラソンなども開催している雲南市の担当者は「東京五輪も視野にスポーツ交流に力を入れる」と話している。 (nikkei = 6-22-16) 三江線をバス運行に転換 年 1.2 億 - 1.9 億円 島根 島根県江津市と広島県三次市を結ぶ JR 三江線の存続問題で、両県の沿線 6 市町長らでつくる「三江線改良利用促進期成同盟会」が 18 日、島根県美郷町で臨時総会を開き、バスに転換して三江線の列車と同程度の運行本数を確保する場合、年間の費用が 1 億 2 千万 - 1 億 9 千万円になるとの試算が報告された。 三江線を第三セクター方式などで存続させた場合の鉄道事業者や自治体の負担額は、これまで最大で年約 8 億 5 千万円と見積もられており、存続よりバスの運行経費が大幅に下回ることになる。 総会は冒頭を除き非公開。 試算は代替の新交通プランとして、実務者でつくる検討会議が初めてまとめた。 会見した会長の景山良材・美郷町長らによると、住民が使いやすいようバスの運行本数を三江線の 1.6 倍に増やした場合、年間費用は 2 億 - 3 億 1 千万円にかさむという。 いずれも負担する主体や割合は示されなかった。 初期費用も鉄道に比べ安い。 試算ではバス停の設置や車両購入費、営業所の設置など 8 億 2 千万 - 9 億 3 千万円が必要だが、存続の場合は新たな車両基地や車両の用意などで 30 億 - 40 億円かかる見通しという。 (礒部修作、asahi = 6-19-16) 前 報 (10-23-15) タイ女性に「山陰の美」 PR 島根・鳥取の観光推進協 島根・鳥取両県の商工団体や自治体でつくる「中海・宍道湖・大山圏域観光連携事業推進協議会」は目的別の旅行商品開発に乗り出す。 まず、第 1 弾としてタイの女性向けに「山陰の美」体感ツアーを計画する。 客層を具体的に設定することで観光サービスできめ細かな対応をする。 松江、米子、境港市などの団体でつくる同協議会が 14 日の総会で事業計画を公表した。 同ツアーはバンコク在住でホテル勤務の 26 歳女性を「ペルソナ(仮想消費者)」として設定。 美肌の湯で知られる玉造温泉(松江市)やフラワーパーク「とっとり花回廊(鳥取県南部町)」などを組み込む旅程を検討する。 縁結びスポットとして知られる出雲大社(島根県出雲市)を訪問、境港名産のカニ料理も提供する。 このほか「アニメ好きの台湾男性」と「歴史に興味を持つフランス男性」をペルソナに設定。 それぞれ「妖怪・怪談」と「歴史・神話」を切り口に商品を作る。 客層を細分化し、宣伝用の動画制作や発信力のあるブロガーを通じて効率的な PR につなげる。 (nikkei = 6-16-16) クマに襲われ、アユ釣りの男性が小指切断 島根・浜田 15 日午前 7 時半ごろ、島根県浜田市旭町本郷の河川敷で、「男性がクマに襲われ、けがをしている」と釣り人から 119 番通報があった。 浜田署と市消防本部によると、一緒にアユ釣りをしていた広島市の男性 (63) がクマに襲われ、左手の小指を切断、顔などにけがを負った。 意識はあり、広島県三次市の病院に搬送された。襲ったのは体長約 1.5 メートルのツキノワグマとみられるという。 現場は浜田市中心部から約 30 キロ離れた山間部。 市によると、河川敷で釣りの準備をしている時に正面から襲われたという。 (asahi = 6-15-16) 石油・天然ガス、海底探査強化 … 島根・山口沖も 経済産業省は、日本周辺海域での石油・天然ガスの探査や開発を強化していく方針を固めた。 海外では探査技術の向上で新たな海底油田が見つかるケースが相次いでいるためで、来年 1 月をめどに開発に向けた実行計画を作成する。 エネルギー政策を議論する経産省の有識者会議「総合資源エネルギー調査会」の分科会が 15 日にまとめる報告書で方向性を示す。 経産省は具体的に、石油や天然ガスが埋蔵されている可能性が高いとされる北海道沖や島根・山口沖周辺を中心に、新たに 2 万平方キロ・メートル分を調査する。 国有探査船を改良して探査能力を高め、企業に貸し出して民間開発も後押しする。 また、政府がこれまでの探査で集めた約 4.3 万平方キロ・メートル分の調査データについて、より高い精度で石油・天然ガスの有無を判別できる画像解析システムを使って再点検する。 (yomiuri = 6-14-16) どじょうすくい列車 揺れるなか悪戦苦闘 島根
松江市と島根県出雲市を結ぶ一畑(いちばた)電車は 12 日、イベント列車「どじょうすくい列車」を 3 年ぶりに運行した。 小学生ら約 80 人が乗車し、揺れる列車内でドジョウを相手に悪戦苦闘した。 安来節で知られる同県安来市の養殖業者でつくる「やすぎどじょう生産組合」が協力。 小学生らは金魚すくい用のポイを使って、水槽を泳ぐドジョウをすくっていった。 (mainichi = 6-13-16) 「ドキドキ初挑戦 有村架純 島根県雲南市ぶっつけ本番旅」
女優の有村架純が島根県雲南市でぶっつけ本番旅に初挑戦。 神社で待ち合わせた鶴瓶と有村は雨の中、早速、女性に声をかける。 そこから、次々と楽しい出会いにつながっていくことに。 一人旅になった有村は、美しい棚田が広がる地区に向かうが、なかなか人が見当たらず、不安な気持ちの中、出会ったのは …。 一方、鶴瓶は、旧商店街を歩いていると、ふとしたことから、町に詳しい男性のお宅に伺うが、そこで仰天な出来事に遭遇する。 (NHK = 6-11-16) ソフトバンクと三井物産、島根の風力発電を 10 日から運転 ソフトバンクグループ子会社の SB エナジー(東京・港)は 7 日、三井物産と共同で島根県浜田市に建設していた風力発電所を 10 日から運転すると発表した。 出力は 4 万 8,430 キロワットで年間発電量は一般家庭約 2 万 3,600 世帯分にあたる 8,500 万キロワット時と想定している。 全量を中国電力に売電する。 ソフトバンクグループにとっては国内初の風力発電所となる。 (nikkei = 6-7-16) 出生率上昇で全国 2 位 長期的な少子化対策に効果 島根 厚生労働省が発表した 2015 年の合計特殊出生率で島根県が前年から 0.14 ポイント増えて 1.80 となり、沖縄県に次ぐ全国 2 位(前年 3 位)だった。 伸び幅では全国トップで、県は長期的な少子化対策が数字に表れたとみている。 県内の合計特殊出生率が 1.80 台に乗るのは 1994 年 (1.85) 以来 21 年ぶり。 2003、04 年の 1.48 を底に、05 年から緩やかな上昇に転じている。 14 年からの伸び幅は全国平均の 0.04 ポイントを大きく上回り、2 位の鳥取、徳島両県(0.09 ポイント)にも差をつけた。 15 年の出生数は前年より 192 人多い 5,551 人で、2 年ぶりに増えた。 県は今年度、全国に先駆けて 3 歳未満の子どもの保育料軽減を従来の第 3 子以降に加え第 1、2 子にも適用する施策を始めた。 中山間地域や離島など、子どもが少ないため国の補助金だけでは運営が厳しい保育所や「学童保育」に補助を上乗せするなど、市町村の取り組みも独自にサポートしている。 (富岡万葉、asahi = 6-6-16) 縁側喫茶 : 棚田を一望おもてなし 浜田の民家、都市住民と交流目指す 島根 ![]() 「日本の棚田百選」に認定された石垣の棚田が広がる浜田市の旧旭町都川地区で、2 軒の民家が自宅の一部を「縁側喫茶」として開放している。 11 月までの毎月第 1、第 3 日曜日で、5 日も開放される。 都市部の住民との交流の機会を増やそうと、2012 年から始めた。 お茶やお菓子などを用意し、見物客らをもてなしている。 利用料は中学生以上 500 円。 都川公民館長の白川英隆さん (71) 方も 2 軒のうちの 1 軒。 白川さんは、林野庁を定年退職後に大阪から U ターン。 戦後間もなく建てた実家を改築し、棚田で米作りも始めた。 郷土史を学びながら、地域の仲間と観光資源に乏しい都川に足を運んでもらう方法はないかと考え、「都川には棚田と古民家くらいしかない」と縁側喫茶を思いついたという。 白川さん方のおもてなしは、まず裏庭に面した縁側に案内し、抹茶を振る舞う。 さらに玄関側の縁側では、白川さんの妻則子さん (67) 手作りの米粉ケーキやコーヒーを味わってもらう。 今年はアスパラを入れた新作ケーキも登場。 食事を希望する人は 300 円の別料金で棚田米の卵かけご飯が味わえる。 都川地区は標高 500 メートル前後の中山間地域。 白川さん方の裏から周辺の棚田を一望できる。 9 月初めには稲刈りも終わるが、紅葉を楽しみに訪れる人も多いという。 子どもたちには昨春から飼い始めたヤギとの触れ合いも人気だ。 白川さんは「棚田を見るだけでなく、くつろぎを求める人が増えてきた」と話す。 もう 1 軒の縁側喫茶は江戸時代にたたら製鉄を営み、母屋は築 180 年という古民家(村武正行さん方)。 問い合わせは白川さん (0855・47・0423)、村武さん (0855・47・0517)。 (横井信洋、mainichi = 6-4-16) 大山、闇夜に炎の帯 夏山開きの前夜祭 ![]() 中国地方最高峰の大山(鳥取県大山町、標高 1,729 メートル)で 4 日夜、夏山開きの前夜祭があった。 登山者の安全を願う神事が中腹の大神山(おおがみやま)神社奥宮で営まれた後、小雨が降る中、約 1,800 人が神火をともした松明(たいまつ)を手に参道へ。 約 1.5 キロを練り歩き、闇夜に幻想的な炎の帯が揺れた。 5 日は午前 10 時から山頂付近で山頂祭があり、そこでも登山者の安全を祈願する神事がある。 (波絵理子、asahi = 6-4-16) 中学生の英検検定料を全額補助 島根・江津市 江津市教委は 3 日、市内の中学生全 589 人を対象に英検の検定料を全額補助すると発表した。 市教委によると、中学生への全額補助は県内で初めてという。 日本英語検定協会が年 3 回する英検で、検定料は 5 級 2 千円 - 準 2 級 4,100 円。 希望した生徒に年度内 1 回分を全額補助する。 市当初予算では補助対象を 3 年生に限り、補助額も半額としていたが、方針を変えた。 今月 10 日の検定を受ける 1 - 3 年生の計 38 人にも全額補助する。 小笠原隆教育長は「英語の力をつけ、広い視野を持つ子どもを育てたい」と話した。 市教委は受検率を 75% と見込む。 一般会計補正予算案に補助金 83 万 3 千円を盛り込み、6 月定例市議会に提案する。 (礒部修作、asahi = 6-4-16) ゲンジボタル、夏を呼ぶ光の舞 … 益田の沖田川 ![]() 島根県益田市下種町の沖田川で日没後、ゲンジボタルが舞い始めた。 淡い黄色の無数の光が、初夏の夜を幻想的に演出している。 今年は例年より 1 週間程度早い 5 月上旬に飛び始め、下旬にピークを迎えた。 希少動植物の保護活動に取り組む同市のアマチュア写真家、吉崎佳慶さん (75) によると、ホタルが多く飛び交うのは気温が高い夜で、同市周辺の鑑賞地では 6 月中旬まで楽しめるという。 ホタルは午後 8 時 - 9 時半頃が見頃。 吉崎さんは「車は鑑賞地から離れた場所に止め、ライトやカメラのストロボで照らさないこと。 マナーを守って静かに命の輝きを楽しんでほしい。」と話していた。 (yomiuri = 6-1-16) 島根の味 瑞風と走れ 来春運行寝台列車 料理人 2 人 記事コピー (5-29-16) ギネス島根超え … 世界最大の砂時計、鳥取で計画 ![]() 鳥取商工会議所(鳥取市)は、仁摩サンドミュージアム(島根県大田市仁摩町)の「世界最大の砂時計(高さ 5.2 メートル)」を超える砂時計を JR 鳥取駅前に設置する計画を進めており、25 日、試作機を公開した。 2 年以内の完成を目指す。 仁摩の砂時計は昨年、世界最大と認められ、「ギネス世界記録 2016 年」に初めて掲載されたばかり。 同商議所は同駅前の風紋広場への設置を目指し、2014 年から鳥取市や鳥取大と取り組みを進めてきた。 計画では高さ 6 メートルで、1 トンの砂が約 1 時間をかけて落ち、音や光とともに自動で反転する。 設置費は約 3 億円で、補助金や寄付で賄う。 試作機は実際の 4 分の 1 サイズで、270 万円で制作。 地元の祭りで使う「しゃんしゃん傘」をイメージしたデザインにした。 8 月末まで同商議所内に設置し、デザインや機能について鳥取市民の意見を募る。 同商議所の藤縄匡伸会頭は「鳥取の玄関口を活気づけるためにも多くの方から賛同を得たい」と話した。 ☆ 仁摩サンドミュージアムの大畑修一事務局長 (64) は「昨年、ギネスブックに認められた(世界最大の)看板を下ろさざるを得なくなるが、館は砂時計の大きさだけでなく、建物に理念がある」と話した。 同館は 1991 年、「鳴り砂」で知られる近くの琴ヶ浜にちなんだ町おこしの一環で、ふるさと創生事業交付金の 1 億円を使って開館。 地元出身の建築家高松伸さんが設計したピラミッド形の建物でも知られる。 「芸術性の高い建物の中に砂時計があり、琴ヶ浜につながる地域のシンボルとして住民に元気を与えてきた。 改めて当初の理念を大切にしていきたい。」という。 「砂丘や砂の美術館など、鳥取から学ぶことも多い。 いずれ鳥取との新たな連携が生まれればうれしい。」と話している。 (yomiuri = 5-29-16) 島根と鳥取「縁つなぎ」 道の駅・湯の川「癒しの広場」きょう完成 八上姫(やかみひめ)伝説が伝わる島根県出雲市斐川町の道の駅・湯の川に「癒しの広場」が整備され、28 日、完成イベントが開かれる。 広場には八上姫の石像を設置したのをはじめ、伝説を共有する鳥取市河原町の道の駅清流茶屋かわはらと共に作った絵馬を掛ける場所も設けた。 関係者は、「島根と鳥取の縁つなぎの新観光スポットに」と張り切っている。 八上姫は出雲大社の祭神、大国主命(おおくにぬしのみこと)と恋に落ち、因幡の国(鳥取県)から出雲の国(島根県)を訪れた。 そのとき湯の川温泉で旅の疲れを癒し、一層美人になったと伝わる。 湯の川温泉組合は平成 14 年、温泉入り口道路沿いに湯をかぶる八上姫の石像(高さ 1.5 メートル)と、姫の歌「火の山の ふもとの湯こそ恋しけれ 身をこがしても 妻とならめや」の歌碑を設置した。 「癒しの広場」は、道の駅の指定管理者「特産ひかわ」が、石像などを「人気の足湯近くに移設し、もっと伝説を PR しよう」と企画、同組合の協力を得た。 ハート形の石と絵馬掛けも設け、観光客らに出雲への思いを書いてもらい、掲げてもらう。 28 日は午前 11 時から、山陰万葉を歩く会の川島芙美子会長、藤岡大拙・荒神谷博物館長がそれぞれ、河原町と出雲市の八上姫伝説について記念トークを行い、地元の氷室神楽保存会が「四方清」などを演じる。 先着 200 人に記念スイーツを配り、完成を祝う。 (sankei = 5-28-16) 簡易宿所「ゲストハウス」 島根に相次ぎオープン 島根県内で「ゲストハウス」と呼ばれる簡易宿所が相次ぎオープンしている。 格安料金で、宿泊者同士の交流ができることもあり、外国人客らの利用を伸ばしている。 空き家や古民家の活用策としても注目されており、行政も支援制度をつくり後押ししている。 ゲストハウスの明確な定義はないが、サービスを抑え、2 千 - 4 千円の低料金で泊まれるのが特徴。 旅館業法が定めるホテル、旅館、下宿、簡易宿所の 4 分類では簡易宿所に入る。 県観光振興課などによると、出雲市や隠岐の島町でここ 2、3 年で計 5 件程度、2015 年の外国人宿泊者数(延べ数)が前年比 170.8% 増の 5,931 人と急増した県西部でも 4 件程度が開業しているという。 (山陰中央新報 = 5-28-16) 島根の外国人宿泊客、また最下位 … 直行便なし 観光庁の 2015 年の宿泊旅行統計調査(速報値)が発表され、島根県内のホテルや旅館などに宿泊した外国人(延べ数)は 3 万 8,670 人で、調査が始まった 07 年から 9 年連続で全国最下位だった。 ただ、前年からは 38.1% 増え、初めて 3 万人を超えた。 県は、4 月 22 日に設立された山陰版 DMO (観光地域づくり推進法人)「山陰インバウンド機構」とともにインバウンド(外国人旅行客)対策を強化し、宿泊者増につなげたい考えだ。 同調査によると、県内の日本人を含めた宿泊者は、320 万 9,440 人(前年比 0.3% 減)。 13 年に出雲大社(出雲市)の「大遷宮効果」で大きく増えた後、2 年連続で減った。 全国順位は前年から一つ上がり、41 位だった。 外国人宿泊者のうち、従業員 10 人以上の宿泊施設の利用者を国・地域別でみると、台湾が 8,310 人(同 53.60% 増)と最も多く、韓国 5,570 人(同 60.98% 増)、中国 3,530 人(87.76% 増)と続いた。 県観光振興課によると、台湾は広島空港を利用する団体旅行が増え、韓国は米子―ソウル線を利用した旅行商品が好調だった。 また、鳥取県の境港に寄港するクルーズ客船の増加で、中国などからの旅行者数が伸びた。 ただ、全国順位では外国人宿泊者の低迷が続いている。 同課は原因について、「県内の空港に海外との直行便がないことや、宿泊施設の数が多くないことなどが影響している」とみる。 「今後は広島の空港やホテルに県内へのアクセスマップを配布するなどして、広島方面からの外国人観光客を取り込みたい」としている。 また、同課が昨年 1、2 月、県内の約 800 宿泊施設を対象に実施した外国人旅行者の宿泊受け入れに関する意向調査では、回答した 180 施設のうち、「積極的に受け入れたい」としたのは 57 施設で、約 3 割にとどまった。 「受け入れる意向はない」は 106 施設で、約 6 割に上った。 同課は「外国人を積極的に受け入れる意識の醸成も課題」とする。 こうした状況を受け、島根、鳥取両県などが設立した山陰インバウンド機構は、宿泊施設向けに、外国人受け入れに関する研修会の開催や、アドバイザー派遣などを予定。 外国人宿泊者への対応の仕方などを助言することにしている。 (宮地恭平、土屋吾朗、yomiuri = 5-22-16) IoT で作業の優先付け、島根富士通で輸送コスト 3 割削減 富士通は 2016 年 5 月 19 日、IoT 技術を使った実証実験の成果を発表した。 ノート PC などを製造する島根富士通の工場で、不具合を検知した場合の製品確認・修正作業について改善。 不具合の修正作業を優先付けすることで出荷遅延を抑え、トラックのチャーター費など追加の輸送コストを削減できた。 削減したコストは輸送費全体の 30% に及ぶ。 製品情報の収集には、米インテルの「IoT ゲートウェイ」を使った。 島根富士通ではノート PC やタブレット端末を製造している。 その機能試験工程では、作業状況や、製造している製品に表示されるエラーコードを撮影し、IoT ゲートウェイを通じて集約。 製品の不具合分析をしやすくした。 その際の情報の分析・配信には、富士通のクラウドプラットフォーム「Cloud Service IoT Platform」を使った。 また、製品に不具合が見つかった場合の「リペア工程」でも実験を実施。 修理すべき製品に自社のビーコンを取り付け、出荷期限や作業工程を可視化した。 期限の迫った製品や大量に発生した作業に人員を集中することで、出荷遅延を抑えることができた。 従来は、出荷期限や不具合の内容を作業者が共有しないまま確認・修正を施していたため、出荷が遅れることがあった。 納品日に間に合わせるために、輸送トラックを追加で手配するなどの輸送コストが発生していた。 そうしたコストを抑え、輸送費を 30% 削減したという。 富士通はこの実証実験を 2016 年 9 月まで続ける予定。 ノウハウをクラウド関連製品の開発に役立てるという。 (広田望、ITpro = 5-19-16) 「舟つきの松公園」整備予定地、報道陣に公開 島根 ![]() 松江市は 11 日、解体後に「舟つきの松公園」として整備する計画がある「旧野津邸(南田町)」を報道陣に初めて公開した。 事業の見直しと屋敷保存を求めて市民 50 人余りが住民監査請求をしているが、市は整備を急ぐ方針を改めて示した。 旧野津邸と敷地は、住人だった故野津茂人さんから 1996 年に市に寄付された。 敷地内にはかつて市指定文化財「舟つきの松」があったが、2008 年に枯死。 市は松を接ぎ木し育てた「2 世松」を公園内に植える予定という。 市まちづくり文化財課の説明によると、解体予定の旧野津邸は主屋・離れ・小屋の 3 棟からなる。 江戸期の図面には松江藩家老の中屋敷があったと示されているというが、現存の建物はそれより新しく、明治以降に何度か増築を繰り返したと考えられるという。 主屋の屋根などに江戸期の古材が使われた可能性もあるというが、担当者は「それだけでは文化財として残す価値付けが難しい」と話す。 屋敷内は床板が一部外れたり屋根が崩落しかけたりして老朽化が進み、テレビ、書籍など故人の所有物が残されたままとなっていた。 一般公開はされていない。 市は解体し展示室などを整備する計画。 公園の面積は約 6 千平方メートルで、約 1 億 5,500 万円をかけて 17 年度に完成させる。 市によれば、公園整備は野津さんの遺志でもあるという。 市公園緑地課の石原秀夫課長は「市民に親しまれる公園にしたい。 早く計画を進めたい。」と説明した。 監査請求をした「城下町松江の景観と町づくりを考える会」事務局長の野津庸二さん (75) は「屋敷も含めて一体として保存し活用するべきで、市の対応は国際文化観光都市の名折れだ」と批判している。 (奥平真也、asahi = 5-13-16) ◇ ◇ ◇ 「旧野津屋敷 解体中止を」松江市民ら監査請求 松平松江藩第 7 代藩主・松平治郷(はるさと、不昧)ゆかりの大木「舟つきの松」跡地に隣接する旧野津屋敷(松江市南田町)について、所有する市が、解体して公園を整備する費用を支出するのは不当だとして、住民らが 11 日、市監査委員に監査請求書を提出した。 「武家屋敷の遺構で、歴史的・文化的価値が高い」とし、解体中止と保存活用策を講じるよう求めている。 市などによると、旧野津屋敷は、木造 2 階建て延べ 516 平方メートル。 1996 年 - 2007 年、舟つきの松周辺の土地とともに、所有していた豪農の野津家から市に寄贈された。 市は、屋敷が松江藩の家老・柳多家の屋敷だった可能性があるとして調査。 02 年の市文化財保護審議会委員の調査では、「明治初期の建築だが、一部に家老屋敷の古材を使っている」とされた。 しかし、14 年の県建築士会の調査で、「家老屋敷として評価できない」とされたことを受け、解体を決めた。 市は 14 年度、枯れた舟つきの松の跡地を含め、一帯約 5,650 平方メートルを公園整備する事業に着手。 不昧没後 200 年の 18 年度完成を目指し、舟つき場の一部復元、松の 2 世植樹、解体した屋敷の部材を使った休憩所設置、多目的広場の整備などを計画している。 総事業費は 1 億 5,500 万円の見込みで、今年度は屋敷解体費を含む約 5,600 万円を予算化した。 一方、住民らでつくる「城下町松江の景観と町づくりを考える会」は、02 年の調査などを基に、「藩政時代の特徴を伝える貴重な建物」として、今年 3 月、市議会に保存活用を求めて陳情。 不採択となり、今回、同会メンバーら 59 人で監査請求をした。 同会の野津庸二事務局長は、「家老屋敷としての検証が不十分。 市は屋敷の管理を怠ったまま解体費を予算化しており、認められない。」と話している。 市監査委員は、請求書を受理するかどうか約 1 週間をかけて判断する。 (土屋吾朗、yomiuri = 4-12-16)
島根オリジナル、アジサイ「銀河」お披露目 ![]() 島根県が独自開発したアジサイの新品種「銀河」などの展示会が、出雲市西新町の「しまね花の郷」で開かれている。 淡い青や白、紫、ピンクなどに色づいた花が、訪れた人たちの目を楽しませている。 銀河は、グラデーションが美しい「万華鏡」や、八重のがく片が特徴的な「美雲」に続く県の独自品種。 白く縁取られた周囲の八重咲きの装飾花が、夜空の星々のように見えることから名付けられた。 展示会では、出雲市斐川町の農家が栽培した銀河や万華鏡など 27 品種 410 株が並ぶ。 8 日までは、「母の日」の贈り物用のアジサイ鉢(1,500 - 9,500 円)も販売している。 松山市から訪れた会社員 (28) は「淡い青色がとても奇麗。 よく見るアジサイとはまた違う良さがある。」と話していた。 展示は 5 月下旬まで。 入園料は大人 200 円、小中高生 100 円。 問い合わせは、しまね花の郷 (0853・20・1187) へ。 (yomiuri = 5-8-16) かすりの着物姿でアメリカ人も … 島根で茶摘み 島根県西部では数少ない茶畑で、新芽の摘み取りなどを体験する恒例の「春のお茶を楽しむ会」が 3 日、同県浜田市田橋町の扇原茶園であった。 同社などでつくる実行委員会が主催。 茶畑では、かすりの着物姿の参加者らが、長さ 10 センチほどに育った「べにふうき」の若葉を丁寧につみ取った。 茶席では、県立大の茶道部員らが抹茶をふるまった。 同社は約 7 ヘクタールで茶を栽培。 茶園の一角で作るべにふうきの緑茶は、清涼感が楽しめるという。 昨年は雨天で茶摘みが出来なかったため、今年も参加した米国出身で同市内の英語指導助手パトリシア・ウィンクラーさん (31) は「日本文化の特別な体験が浜田で出来るのが面白い。 衣装もいい。」と話していた。 (yomiuri = 5-4-16) ![]() 女子ログ 初孫と島根のおばあちゃんち 3 月、初孫が生まれた。 春になるのを待って新幹線に乗って会いに行った。 私の親指の爪を手のひらで包む小さな命。 愛(いと)おしくて胸がいっぱいになった。 「生まれてきてくれてありがとう。 おばあちゃんはあなたに会えてうれしいよ。」と何度もつぶやいた。 孫ができて私はすごく変わった。 まず自分の健康寿命が気になりだした。 嫌いな運動も始めた。 足腰は大事だ。 食事にも気をつける。 原動力は孫が小学 6 年生の夏休みに一緒に東北一周の旅をする、という勝手な妄想。 もう一つ変わったのは、未来をリアルに想像するようになった事。 大きくなった孫がリュックを背負って一人で新幹線に乗ってやってくる。 その時の奥出雲はどんなだろう。 山菜採りも餅つきも体験させてあげたい。 美しい風景はそのままに残っているかな。 森も川も棚田も、稲のはで干しの風景も変わらずに。 島根のおばあちゃんちに遊びに来るのを楽しみにしてもらえたらうれしい。 30 年後はどんな世の中になっているのだろう。 自分なりに考え、少しでもいい未来を手渡してあげたいと思う。 そのためにできることに、たとえ微力でも全力を尽くしたい。 遠く離れていて直接何かしてあげることは多くはないけれど、これがおばあちゃんの精いっぱいの愛情です。 (島根県奥出雲町・いろ どり子、山陰中央新報 = 5-3-16) ふるさと納税 : 三重・松阪と島根・浜田が返礼品でコラボ 三重県松阪市と島根県浜田市は、10 万円以上のふるさと納税の返礼品として、両市の特産品である松阪牛とノドグロの 2 品を企画、受け付けを始めた。 竹上真人・松阪市長と久保田章市・浜田市長が 4 月 29 日、浜田市内で発表した。 300 セット限定。 4 月 2 日に両市が締結した「観光・文化交流協定」の事業化第 1 弾。 どちらの市への納税でも、10 万円ごとに 1 セット贈られる。 両市長は記者会見で「全国に知ってもらい、両市を訪れる人を増やしたい」と期待した。 江戸時代の浜田藩主が、松阪出身の国学者、本居宣長に隠岐島(島根県)に伝わる鈴「駅鈴」を贈った縁で、両市は交流を続けている。 (横井信洋、mainichi = 5-1-16) |