出雲 - 鳥取に高速バス 3 時間 25 分、3 月 16 日から運行 島根県出雲市と鳥取市を結ぶ高速バス「出雲鳥取線」の運行が 3 月 16 日から始まる。 JR 出雲市駅と JR 鳥取駅の間を 3 時間 25 分で結ぶ。実車距離は 161 キロで、1 日 2 往復する。 出雲市 - 鳥取市間で高速バスの定期路線が設定されるのは初めてだ。 路線の共同運行を計画するのは一畑バス(松江市)と日ノ丸自動車(鳥取市)。 途中、島根県内の宍道(しんじ)、玉造、JR 松江駅、鳥取県内の米子駅の計 4 カ所に停車する。 料金は出雲市駅 - 鳥取駅間が片道で 3,600 円。 両区間は JR 山陰線でつながっているため、これまでバス路線がなかった。 山陰自動車道の整備が進みバスでの所要時間が大幅に短縮されたことで、需要が見込めると判断した。 「鳥取空港から乗り継いで陸路で出雲方面に移動する観光・ビジネス利用も想定している。(一畑バス)」 訪日外国人(インバウンド)を意識して、ゆったり座れる 29 人乗りの 3 列独立シートを採用した。 乗り合いバスの愛称は「オオクニヌシ」。 3 月 1 日から予約を開始する。 (nikkei = 2-17-16) 島根富士通、パソコン自動生産拡大 多品種少量に対応 島根富士通(島根県出雲市)がパソコンの生産で自動化を広げる。 現状では人間の作業効率が勝る複雑なプリント基板製造などをロボットで置き換える。 生産ラインで IT (情報技術)制御の範囲を拡大することで、多品種少量生産でも大幅に生産性向上が見込めると判断した。 同社は富士通の全額出資の生産子会社。 ノートパソコンとタブレット(多機能携帯端末)を年間約 200 万台生産しており、国内最大規模という。 従業員数は約 630 人。 工場 2 棟を合わせた延べ床面積は約 4 万 6,000 平方メートル。 受注によるカスタマイズ生産に特化し、仕様の違う商品を数十個単位から製造している。 昨年 8 月にプリント配線基板の生産ラインで完全自動化を実現した。 部品をつかむロボットやカメラ、センサーを搭載した機械を導入。 基板の大きさ、切り出し加工から配線プリントまで機種によって異なる作業内容を、こうした先端機械で置き換えた。 「最も自動化が難しかったのは最終検査の工程だ」と宇佐美隆一社長は指摘する。 形状の異なるさまざまな部品を持ち上げ、仕上がりを視認。 検査用部品をつなぎ動作確認する。 一連の動作を機械が素早くこなすことは困難だったからだ。 プリント基板生産の 6 ラインで今のところ完全自動化は 2 ラインだ。 有人、無人 2 種類のラインを並べて設置している。 両者の生産状況のデータを分析しながら、今後は自動化の範囲を広げる。 一方でパソコンの組み立て工程は、人間による手作業に全面的に頼っている。 「効率的な部分はロボットに任せるが、人間のやるべき工程も残り続ける。(宇佐美社長)」 自動化を広げる背景には、島根富士通が取り組む「人間とロボットの協業」がある。 新しく開発した生産管理システムの一つが生産ラインシミュレーションモデルの「GP4」だ。 機械の稼働状況、ライン作業者の動作、部品の流れなどから最適な生産方法を導く。 自動化の加速で IT 制御が進めば多品種少量生産への対応能力が高まる。 年度内に双腕ロボットを新たに導入して付属 DVD など添付品の梱包を自動化する。 外付けキーボードなどアクセサリー生産も自動化を図る。 「たたら製鉄」が代表する島根のものづくりにあやかり、島根富士通は国産パソコンを生産工程を含めてブランド化した。 「出雲モデル」と呼ぶ。 GP4 など生産ラインの IT 管理を活用し、今後はものづくりの受託分野での営業活動も積極展開する考えだ。 (nikkei = 2-16-16) 島根県企業局、3 月にメガソーラー稼働、2 カ所で合計 3MW 島根県企業局は、今年 3 月に 2 カ所で合計約 3MW のメガソーラー(大規模太陽光発電所)の営業運転を開始する。 浜田市の三隅港臨海工業団地で出力 1.8MW、江津市の江津地域拠点工業団地で出力 1.2MW となる。 江津市のサイトは、県が民間企業に販売済みの用地を企業局が賃借する。 浜田市のサイトは、県有地と民間企業の所有地を賃借した土地に建設する。 企業局では、すでに江津浄水場に 430kW の太陽光発電設備を導入し、稼働している。 江津市と浜田市のサイトが営業運転を開始すると、1MW 以上の太陽光発電では初めての売電事業となる。 これら 3 サイトは、いずれも京セラ製の太陽光パネルと、東芝製のパワーコンディショナー (PCS) を採用した。 このほか、企業局では、石見空港に 3.49MW のメガソーラーを建設中で、来年 3 月に稼働する予定。 (金子 憲治 = 日経 BP クリーンテック研究所、2-14-16) 純米酒輸出、文化も知って 赤名酒造にタイ撮影陣 日本酒の輸出を進めている飯南町の赤名酒造。 町唯一の酒蔵に今月、タイの撮影クルーが入った。 1 週間の滞在で、酒造りの工程や地域を撮影。 インターネットで番組を公開する。 町の PR はもちろん、タイ人に酒にまつわる文化も知ってもらうのが狙いだ。 創業 1929 年の酒蔵で 9 日、タイの番組制作会社のスタッフら 4 人が酒造りに挑んだ。 社長兼杜氏(とうじ)の三島崇暁さん (40) と一緒に、タンク内のもろみに櫂(かい)入れをしたり、蒸し米に麹(こうじ)菌を振ったり。 米は町内産のコシヒカリで、タイに輸出する酒の原料だ。 (石川達也、asahi = 2-11-16) ◇ ◇ ◇ タイで純米酒の販売開始 島根の酒造会社 【バンコク】 島根県飯南町の地酒メーカー「赤名酒造」がタイで純米酒「絹乃峰」の販売を始め、24 日に首都バンコクで記念式典を開いた。 タイでは和食ブームを背景に日本酒の需要が高まっており、タイ在住の日本人だけでなくタイ人の富裕層にも売り込む。 今後 5 年以内に売上高の 1 割をタイで販売することを目指している。 絹乃峰は「芳醇なうまみが特長(三島崇暁社長)」という。 昨年 12 月からバンコクの高級ホテルや料亭 5 店舗ほどに納入。 300 ミリリットル入りを 500 バーツ(約 1,600 円)前後で販売している。 記念式典には、飯南町の山碕英樹町長らが出席し鏡開きを行った。 (kyodo = 1-24-16) 島根大生が改修 古民家カフェ Rocco CAFE、2 月限定でオープン 松江城の内堀に面した通りに、「古民家カフェ」が 2 月限定でオープンした。 運営するのは建築を学ぶ島根大学の学生たちで、改修費の一部は自腹。 節約アイデアをちりばめ、古い民家をオシャレな空間に再生させた。 6 日に開店した松江市殿町の「Rocco CAFE」。 もとは築 55 年の民家で、白壁が鮮やかな一部 2 階建てだ。 玄関で靴を脱ぎ、ふすまをあけると、もとは寝室と客間だったカフェスペース(12 席)がある。 屋根裏の太い梁(はり)が見えるよう、天井には透明の気泡緩衝材「プチプチ」が張られている。 ホットサンドやロコモコ丼などのメニューは、大学院 1 年の児玉晋作さん (23) が考案。 オススメはカレーで、児玉さんが薫製にしたチーズやウィンナーなどが添えられている。 来店した原田郁子さん (52) は「照明が天井裏にあり、いい雰囲気。 アイデアが詰まった空間です。」 民家は島根大がプロジェクトの一環で市から借りた。 2014 年に改修を始め、応接室は現在、版画家がアトリエとして使う。 15 年 4 月、大学院で建築を学ぶ 4 人が「学生主体で再生させよう」と、カフェ開店を企画。 有志で資金を出し合った。 とはいえ、当時は床の張り替えを終えた程度。 台所や天井、壁の改修など、「お金がない」ところからスタートした。 天井のプチプチも節約の一つ。 梁を見せるのと同時に、断熱の役割も果たす。 壁の塗料はインスタントコーヒー。 濃度を変えて板に塗り、貼り合わせた。 時間が経つにつれ、色が出てきたという。 テーブルやイスは、出雲市の木工会社から譲り受けた。 県産業技術センターからは実験に使った廃材をもらい、火鉢を囲む囲炉裏を手作り。 台所にあったシステムキッチンは切断するなどして、オリジナルの「3 槽シンク」を作り、予算を半分まで切り詰めた。 「大学の活動を広め、学生生活を豊かにしたい」と共同代表の串田英之さん (23)。 陶芸部の作品を食器に使ったり、美術を専攻する学生の絵を店内に飾ったり。 デザート用のサツマイモや番茶は大学の農場で作ったものを使っている。 共同代表の後藤賢治さん (23) は「地方国立大の学生が地域に焦点を当て、空き家問題の解決をすることに意義を感じる」と話す。 開店準備や運営には学部の 1 年生も参加した。 「学生の主体的な活動が広まれば」と期待する。 営業は 29 日までで、午前 11 時 - 午後 5 時。 無休。 店の情報はフェイスブックで発信している。 (石川達也、asahi = 2-10-16) 蔵開き、新酒に酔う 羽根つき大会も 津和野 「津和野酒蔵開き〜冬の津和野を味わう」が、津和野町の本町通り一帯で 6 日にあり、新酒が出そろった町内の酒造会社 3 社が鏡開きをして、ふるまった。 昨年 4 月に「津和野今昔〜百景図を歩く」が文化庁の日本遺産になったことを記念したあり、子どもたちを楽しませた。 清流・高津川の上流域にあたる津和野町は、おいしい水と酒米に恵まれ、冬の厳しい寒さも酒造りに適しているという。 酒蔵開きでは鏡開きに続き、「高砂(財間酒場)」、「初陣(古橋酒造)」、「華泉(華泉酒造)」のしぼりたての新酒や、酒かすを使ったこの日限定のパウンドケーキなどが観光客らにふるまわれた。 暖冬で酒造りへの悪影響が心配されたが、酒米の出来がよく、寒さも訪れたため、いい酒に仕上がったという。 羽根つきは城下町・津和野町で正月などに楽しまれていたといい、「百景図」にも描かれている。 羽根は町職員らが町内の愛宕神社にある町天然記念物のムクロジの木の実と、本物のカモの羽根で手作り。 子どもたちは今ではほとんど手にすることのない羽子板を持って、伝統的な遊びを楽しんでいた。 (伊藤周、asahi = 2-8-16) 災害時、HP トップページ切り替え 出雲市など 大規模災害時、ホームページのトップページを災害用に切り替えるようにする自治体が県内で増えている。 出雲市は昨年、豪雨災害に見舞われた茨城県常総市のホームページを見たことをきっかけに、1 月 30 日のリニューアルから、この機能を導入した。 出雲市によると、災害時にトップページを切り替えることで緊急情報をまとめて発信。 写真が多い通常のトップページに比べて、アクセスが集中してもつながりやすいという。 市役所に災害対策本部(第 2 次災害体制)を立ち上げると、ホームページも切り替える予定だ。 茨城県常総市は昨年 9 月 10 日の豪雨災害で、ホームページを災害用に切り替えた。 災害発生の約 7 カ月前のリニューアル時に機能を初めて導入。 「より多くの市民に情報を伝えられたのでは(市情報政策課)」という。 復旧復興の状況から、トップページは今年 1 月末まで災害用のままだった。 (今林弘、asahi = 2-5-16)
好評 島根県産食材の朝食 都内カフェ 2 月まで限定 ![]() 東京都内の複合施設に併設されたカフェが、シジミやあご野焼きなど島根県産の食材を使った朝食を 2 月末までの期間限定で提供している。 地方の食材を広めるキャンペーンの第 1 弾。 常連客や近くの宿泊施設利用者らに好評で、島根の PR に一役買っている。 東京芸術大の学生らが東京・谷中にある築 50 年以上の木造アパートを再生した複合施設「HAGISO (ハギソウ)」内の「HAGICAFE (ハギカフェ)」。 複合施設運営者が 2015 年 11 月に近くに宿泊施設をオープンさせたのに合わせ、同カフェが四季ごとに地域別の食材を使ったキャンペーンを始めた。 取引先企業が米子市にあることから島根に着目し、北川瑠奈店長 (23) が産地を歩いて食材を選んだ。 大正屋醤油店(安来市)のみそや宍道湖産シジミを使ったみそ汁、松江市内の農家が作った大根の漬物、中浦食品(松江市)のあご野焼きなど 5 品を用意。 一般客には 850 円(ドリンク付き)で提供している。 島根の場所を訪ねられたり、県出身者から激励のメールが届いたりと反応は上々。 5 日には施設内で島根ゆかりのライター 2 人のトークイベントを予定する。 北川店長は「島根を訪れるきっかけをつくり(キャンペーン終了後も)島根を応援したい」と話した。 (山陰中央新報 = 2-4-16) UI ターン急増 人口減から拡大へ、島根・益田市の挑戦 記事コピー (2-3-16) 島根製 EV で観光を 奥出雲町、移動手段で導入検討 「町の魅力アップに」 出雲神話発祥の地とされる奥出雲町が観光客の移動手段として、県内の企業や大学が開発した 3 輪の小型電気自動車 (EV) の導入を検討している。 同じ目的で自動車メーカーの EV を使う自治体はあるが、町はメード・イン・島根を活用し「観光振興の起爆剤にしたい」としている。 鳥取、広島両県に接する奥出雲町はブランド米「仁多米」の産地。 八岐大蛇をイメージしたループ式道路「奥出雲おろちループ」や奇岩が連なる景勝地「鬼の舌震」があり、年間約 80 万人の観光客が訪れる。 一方、交通手段が乏しく、点在する観光スポットへの移動が課題となっている。 その解消に期待されるのが、ゴルフ場のカートのような形をした小型 EV だ。 松江市の自動車部品販売会社「アクティブ」が昨年 10 月、島根大や金属加工会社など 4 社と連携して開発した。 全長約 2.5 メートルで運転手を含め 4 人乗り。 公道を走ることができ、約 50 キロの連続走行が可能という。 充電は家庭用電源を使い約 6 時間で済み、充電スタンドなどを整備する必要はない。 アクティブ社長の井上賢二さん (47) は「観光地の魅力を PR しようと考えてつくった。 生まれ育った島根の技術を多くの人に知ってほしい。」と語る。 奈良県明日香村では、2014 年 10 月に自動車メーカーの小型 EV を導入した。 国土交通省が認可したエリアのみ走行でき、現在は 2 人乗りと 4 人乗りの計 13 台を貸し出している。 観光客の評判も上々で、村地域振興公社の打越祐介さん (35) は「レンタサイクルや徒歩で行きづらい場所に、足を延ばしてもらえるようになった」と語る。 奥出雲町は今春、運行経路や導入台数を検討するため、小型 EV のモニターツアーを開く予定だ。 松浦士登副町長 (50) は「導入すれば観光地を回りやすくなる。 町の魅力アップにつなげたい。」と意気込んでいる。 (mainichi = 2-2-16) 給食に地元の魚ホンモロコ 益田・美都の小中学校 益田市美都町の特産をめざして養殖している魚「ホンモロコ」を使った給食が 29 日、市内の 1 中学、3 小学校で出された。 地域の旬の食材を子どもたちに味わってもらい、地産地消や生産者への思いを強めてもらおうと、美都学校給食会が丸ごと磯辺揚げにして、計 180 食分を配食した。 ホンモロコは体長 10 センチほどのコイ科の淡水魚。 元は琵琶湖固有種で幻の魚とも言われる。 地元で養殖するのは地域の 6 人でつくる「丸茂ホンモロコを育てる会(山根啓輔代表)」。 鳥取県智頭町の取り組みを参考に、2010 年から休耕田などを活用して始めた。 敬遠されがちな川魚などの独特の風味も少なく、骨も軟らかくて丸ごと食べられる。 11 月下旬から 2 月末ごろまでが旬。 会は 20 アールの養殖場で、今年は 60 キロを周辺や大阪、東京の飲食店にも出荷する。 来年は 100 キロの出荷をめざす。 都茂小学校では、児童 44 人がランチルームで味わった。 1 人 2 匹ずつが配られ、おかわりをする子も。 5 年生の佐原真知子さん (10) は「初めて食べたけど、カリッとして甘いような味わいもあり、おいしかった」と喜んでいた。 (伊藤周、asahi = 1-30-16) スシロー「高級」すし店を全国展開へ 青森・島根進出も急ぐ 大手回転ずしチェーン、あきんどスシロー(大阪府吹田市)は、回転レーンのない「高級」なすし店の全国展開を目指す。 新業態として 2015 年 1 月から東京都内で営業している「ツマミグイ」を札幌や名古屋、大阪、福岡など全国の大都市へ出店することを検討する。 水留浩一社長 (47) が 19 日までに共同通信のインタビューで明らかにした。 おしゃれな内装が特徴のツマミグイは店員が料理を運ぶレストラン形式の店で、串料理やワインなども提供している。 客単価は約 4 千円で、回転ずしの「スシロー」の約 4 倍という。 回転ずしの店舗は未進出だった青森、島根の両県への出店を急ぐ。 水留社長は「店舗の候補地は浮上しており、条件面などを精査している」と語った。 (kyodo = 1-20-16) 弥生前期の土笛、一堂に 米作りの伝播示す 島根・出雲 ![]() 全国の約 3 分の 1 の弥生時代前期の土笛を集めた特集展が 2 月 14 日まで、県立古代出雲歴史博物館(出雲市大社町)で開かれている。 土笛は、当時の米作りの広がりを知る上で特徴的な資料という。 特集展は「出雲に米作りが伝わった! - 弥生時代の始まり」。 米作りに関する出土品が多い松江市の西川津遺跡の発掘が終わり、最終報告書が出たことなどから、企画された。 同館専門学芸員の中川寧(やすし)さん (46) によると、土笛は米作りが広がった時期に、祭りなどで使われた楽器とされる。 小さな穴を指で押さえ、大きな穴から息を吹き込む。 土笛は、弥生時代前期の福岡県北部から京都府北部の日本海側に分布。 これまで見つかった約 100 点のうち、約半数が島根県内で出土したという。 今回は、こぶし大からピンポン球の大きさまで、県内 34 点、鳥取県米子市内の 3 点の計 37 点を展示している。 特集展では、同時代の炭化した米や脱穀に使う竪杵(たてぎね)、渡来系弥生人の特徴を表す人面付土器など計 285 点を展示。 中川さんは「米作りが伝わった出雲の様子を想像してもらえたら」と話している。 常設展チケット(610 円、大学生 410 円、小中高生 200 円)で観覧できる。 問い合わせは同館 (0853・53・8600) へ。 (今林弘、asahi = 1-19-16) IT エンジニアのクリエイティブ移住を語る集い「島根ナイト」
IT しまね開業体験ツアーに参加したメンバーが本音で語る、クリエイティブ移住を語る集い「島根ナイト」、co-ba shibuya にて 2016 年 1 月 22 日に開催します。 島根県では、2015 年度より、個人事業者である IT エンジニアの移住・開業を促進することを目的として、スタートアップ経費等に係る支援を行う「IT しまね開業支援事業(補助事業)」を開始しました。 これにあわせて、島根県での仕事・生活環境を見聞してもらうための体験ツアーも実施、過去 2 回総勢 11 名の方が参加されています。 2015 年 9 月に開催した「IT しまね開業体験ツアー」には、IT エンジニアだけでなく、都会地(東京・京都)のシェアオフィス、コワーキングスペース運営者も参加し、松江市、隠岐の島町、海士町での視察を行いました。 このツアーでの見聞の内容を、エンジニア・集いの場の作り手の双方から伝えるイベントとして「島根ナイト」を企画、開催します。 『IT エンジニアが働く場としての島根県』を視野に入れたクリエイティブ移住を語ります。 (島根県庁、ValuePress! = 1-14-16) 温泉ミスト 女性に人気 「玉造」も観光客増える 島根 全国の温泉地で、温泉水のみを使用したスプレータイプのミストが販売され、美肌を求める女性の間で人気だ。 知名度アップや町おこしにつながると、各地で期待が高まっている。 温泉地と協力してミストを製造する温泉コスメメーカー「リプラス(大阪市)」は「温泉土産はまんじゅうだけではない」との考えから、2006 年 10 月に無添加のミストを発売。 ブログや雑誌で紹介され、温泉ブームが追い風になり、これまでに 50 を超える温泉地から注文を受けてきた。 化粧品会社ポーラ(東京)が昨年 11 月に発表した「ニッポン美肌県グランプリ」で、4 年連続 1 位となった島根。 松江市の玉造温泉は約 10 年前は寂れていたが、近年は女性観光客の人気スポットに。 リプラスと開発したミストを販売する「姫ラボ(松江市)」の担当者は「温泉コスメが活性化に一役買っている」と喜ぶ。 友人と観光に来た京都市の大学生、大森萌花さん (22) は「土産にもらったミストが良かったので、温泉に入りたいと思った」と笑顔だった。 やはりミストを販売する下呂温泉(岐阜県下呂市)の旅館協同組合によると、温泉自体の知名度の高さから購入する人が多いという。 「あらためて泉質の良さを実感してもらっている」と担当者。 一方ミスト人気が先行する例も。 三朝温泉(鳥取県三朝町)では 06 年に「三朝みすと」が発売され、15 年 9 月までに累計約 35 万本が売れる人気商品に。 しかし同温泉旅館協同組合の田中由紀子さん (44) は「ミストは有名になったが、三朝温泉が鳥取にあると知らない人が多い。 小さな温泉街が生き残るため、もっと集客につなげたい。」と言う。 リプラスは温泉水を使った有馬温泉(神戸市)のリップクリームや松之山温泉(新潟県十日町市)のフェースマスクなども開発し、好評だ。 同社の福田和見・営業本部長は「温泉コスメがきっかけとなって、実際に温泉地に赴いてもらえればうれしい」と話している。 (mainichi = 1-13-16) 宍道湖の生態系巡りシンポジウム 最新研究を報告 島根大など汽水域を研究する機関の合同研究発表会が 9 日、松江市御手船場町の労働会館で始まった。 初日は、宍道湖の生態系変化をめぐる最新の研究発表を集めたシンポジウムがあり、約 80 人が参加した。 宍道湖で突発的な水草の分布拡大が問題になっていることについて、島根大汽水域研究センターの國井秀伸教授は、「水が濁って植物プランクトンが優位な状態だった宍道湖は、2006 年の大雨で一時的に淡水化されたことが引き金になり、水が澄んで水草が優位な状態に変わった」との見解を示した。 基調講演した滋賀県立大の大久保卓也教授も、シジミが激減している琵琶湖の状況について「富栄養化が抑制されて水の透明度が上がったが、光が通りやすくなって水草が増えた。 流れが停滞して局所的にアオコが発生したり、湖底の酸素濃度が低くなったりというデメリットがある」として、水草の適正管理の必要性を訴えた。 回収した水草の有機肥料への活用をめざす研究発表もあった。 (木脇みのり、asahi = 1-10-16) 教育力向上へ島根大と連携 島根・鳥取両県教委 地域の教育力向上をめざし、島根大教育学部と島根、鳥取両県教育委員会が、連携して教員を養成する「山陰教師教育コンソーシアム」を設立した。 3 機関の計約 60 人で構成し、島根大が事務局となる。 教員が自らの課題に気づける指標作り、現在実施されている現職教員研修や教員免許更新研修の拡充などに取り組む。 学部新卒者や現職教員のために、島根大が 4 月に開設する教職大学院の評価機関としての役割も果たす。 昨年末、3 機関の約 30 人が出席し、松江市で設立会議を開催。 加藤寿朗副学部長は期待できる効果として、「成長し学びつづける教師へのサポート」を挙げ、「2 県から教育学部に入学する学生は 6 - 7 割を占め、地域ニーズを踏まえた取り組みは学生にも役立つ」と強調した。 (木脇みのり、asahi = 1-8-16) 都会発移住体験ツアー(島根県大田市) 鳴り砂浜/温泉/神楽/コンニャク作り 島根県大田市は、田舎暮らしを考えている都会の人を対象にした「移住体験ツアー」を昨年 12 月に市内で開いた。 神戸、大阪から 1 泊 2 日の日程で約 20 人が参加し、実際に移住した地元の人たちと交流。 自然や歴史、伝統芸能といった大田の魅力を探った。 ツアーは県と合同で開いた。 参加者が最初に訪ねたのは、2012 年 4 月に大阪から移住し、田舎暮らしを満喫している武田明美さん (63)。 大田市仁摩町にある築 100 年を超える古民家を買い取り、田舎ツーリズムの宿「甍(いらか)のギャラリー」を営んでいる。 武田さんは古民家近くの鳴り砂の浜「琴ケ浜」の夕日に一目ぼれして、この地に住むことを決めた。 「大田は人も自然も最高。 ただ、田舎暮らしで最も大切なことは人との交流。」と体験を語った。 一行は早速、琴ケ浜を散策。 冬場、日本海から吹きつける北風は冷たく、当日は小雨交じりで鳴り砂の音を聞くことはできなかった。 砂浜を歩いて行くと、世界遺産・石見銀山遺跡の積み出し港として栄えた港「鞆ケ浦」に到着。 岩場には白い泡の塊、波の花が見えた。 宿泊地は温泉津(ゆのつ)温泉。 タイムスリップしたかのようなレトロな町並みに、心は安らぐ。 地域の象徴、薬師湯前の老舗旅館で一夜を過ごす。 毎週末の夜の楽しみが伝統芸能・石見神楽だ。 豪華な衣装に神楽面を付けた若武者や鬼たちが、太鼓や笛のリズムに合わせ勇壮な舞を披露する。 いつの間にか神楽の空間に引き込まれていく感覚は、一種の醍醐味(だいごみ)とも言える。 翌日は午前 7 時から早朝ウオーキング。 地元リーダーの案内で温泉街など約 5 キロを見て歩いた。 大田市は、健康促進と観光を兼ね備えた「滞在型の健康なまちづくり」を目指している。 神戸市から参加した地方公務員、関初美さん (58) は「ウオーキングの案内をしてくれた地元の人の "おもてなし" が素晴らしかった。 地域のことをよく勉強されていて、ためになった。」と感想を語った。 その後、参加者は市内の空き家物件を実際に見学。 都市部に比べた割安感に驚いていた。 また、田舎の食生活を体験するため、コンニャク作りに挑戦。 かまどで炊き上がった白飯に舌鼓を打っていた。 わずか 2 日間の田舎暮らしだったが、参加者は温かい人情や豊かな暮らしぶりを心に刻んだようだった。 兵庫県の関西学院大法学部 4 年、埴岡亮介さん (22) は大学で地域おこしを学んでおり、「神楽に感動した。 町全体は静かなのに、太鼓の振動が伝わってきて独特の世界観を味わえた。 もっと大田で暮らしてみたいと思った。」と話していた。 (関谷徳、mainichi = 1-5-16)
日本庭園、島根の足立美術館が米国専門誌で 13 年連続首位 米国の日本庭園専門誌「ジャーナル・オブ・ジャパニーズ・ガーデニング」は 4 日までに、2015 年の国内の日本庭園ランキング 1 位に足立美術館(島根県安来市)を選んだ。 同美術館が明らかにした。 03 年の第 1 回から 13 年連続の首位。 横山大観らの近代日本画コレクションで知られる足立美術館には 6 種類の庭園があり、広さは約 16 万 5,000 平方メートル。 細部まで手入れされたツツジやカエデなどの木々が、季節ごとに違った表情を見せる。 担当者は「庭園の維持、管理を徹底している努力が評価されたのではないか」と喜んでいる。 2 位には桂離宮(京都市)、3 位は山本亭(東京都)が選ばれた。 (kyodo = 1-4-16) 前 報 (8-9-15) 道路情報カメラ 状況の確認を 100 台、ウェブ公開 島根 冬場はマイカーで移動する際、雪や道路凍結への備えが不可欠だ。 県と国土交通省は計 100 台以上の道路情報カメラを県内に設置し、インターネットで情報を提供している。 県は、中山間地を中心に道路情報カメラ 82 台を設置。 ウェブサイト「島根県道路カメラ情報」で公開し、5 分おきに更新している。 スマートフォン用サイトも開設し、昨シーズンは約 37 万回の閲覧数があった。 国交省も国道 9 号、54 号、191 号と松江道にカメラを設置し、ウェブで公開。 松江国道事務所はツイッターも活用し、通行止めなど緊急時の情報を発信する。 県公式サイト、中国地方整備局のそれぞれトップページからアクセスできる。 県道路維持課は「冬場はアクセス数が増える。 安全のため事前に確認し、遠方から島根に来る人も活用してほしい」と呼びかけている。 (曽根田和久、mainichi = 1-1-16) JR 西日本 受験必勝のお守りに「滑らない砂」 島根県で 島根県内の JR 西日本鉄道部が受験必勝のお守りに「滑らない砂」を高校生にプレゼントしている。 浜田、木次(きすき)両鉄道部が約 1,800 人分を作り、一部は駅でも配る。 砂は、日本屈指の急勾配を走る木次線のトロッコ列車「奥出雲おろち号」で使用。 落ち葉や悪天候などの影響で車輪が空転するのを防ぐため、車体からレール上にまく。 職員は数グラムずつを袋に詰め、神社で祈とうしてもらった。 島根では今年、三江線の廃止論議など暗い話題も浮上。 受験生とともに困難を乗り越え、明るい新年を祈る。 (藤田愛夏、mainichi = 12-30-15) 島根県(40 位) 遷宮終わり若者離れ 起死回生の手段は? 記事コピー (12-28-15) マヨネーズがピンク色 鳥取で開発、決め手は赤ビーツ ![]() 鳥取市で飲食や観光関連の事業を展開している「ブリリアントアソシエイツ」がピンクのマヨネーズを開発した。 ピンクのカレー、しょうゆに次ぐピンクシリーズ第 3 弾だ。 商品名は「ピンクマヨ華貴婦人」。 カレー、しょうゆと同様に、赤ビーツでピンクの色を出した。 ピンクマヨ 2 パック(1 パック 15 グラム)と、新規開発した赤ビーツのペースト入りケチャップ 1 パックをセットにして税込み 500 円。 「お弁当の時間が楽しくなるように作った。 いろいろなものにつけてほしい。」と福嶋登美子社長。 鳥取大丸でこのほど試食会があり、ピンクマヨを使ったポテトサラダとブロッコリーを食べた市内の永見静子さん (84) は「あっさりしていて、見た目もきれい」と話した。 (柳川迅、asahi = 12-27-15) 高級食材で冷凍食品 フレンチや和食を手軽に 島根の田部 外食チェーンなどを手掛ける田部(島根県雲南市)は高級食材を使った調理済み冷凍食品の製造販売に乗り出す。 本格フレンチや和食を味わえる新ブランドを立ち上げた。 島根県産をはじめ良質の素材を全国から調達する。 2017 年には商業施設のレストランなどを販路として開拓する。 冷食ブランド展開のために設立した子会社のダノベータインターナショナル(松江市)が 11 月 25 日、レストランを併設した直営店「トーキョー・ブレジュ・ハウス」を開いた。 玉川高島屋ショッピングセンター(東京・世田谷)にテナントとして入った。 自社の冷食を解凍してコース料理で提供するほか、持ち帰り用を販売している。 新ブランドは「BREJEW (ブレジュ)」でブティック、レストラン、ジュエリーを略した。 簡単、安価という冷食の印象から離れ本格派、おしゃれというイメージを打ち出す。 ダノベータ社は三菱商事出身でマーケティングに詳しい小林繁雄氏が専務として経営に参画した。 ターゲットは仕事や家事、余暇活動などに多忙な 30 歳代以上の女性たちだ。 調理の手間と時間をかけずに、豊かな気分になれる料理を提供する。 全国各地の良質の食材を使用し、約 20 社の食品加工会社に加工・調理と冷凍を委託した。 メニューは「牛ほほ肉の赤ワイン煮」、「鯛フィレのハーブペースト焼き」、「北海道野菜スープ・インカの目覚め」など約 110 種類だ。 直営店ではランチコースを 1,800 - 3,500 円で提供している。 島根県産の食材も積極的に使用する。 奥出雲和牛(奥出雲町)、多伎イチジク(出雲市)などを使った主菜やデザートもそろえた。 「美食の楽しみに加え、安心安全で健康維持につながる点をアピールする」と田部の田部長右衛門社長は話す。 16 年にはネット通販に乗り出す。 冷食の自社生産にも着手し、17 年を目標にテーマパークや観光施設、大型商業施設内のレストランに冷食を卸す。 取引先などを通じて販路を開拓し「消費者向けが 3 割、企業向けが 7 割の比率で 18 年 9 月期に新ブランドの売上高 5 億円を目指す。(田部社長)」 田部は日本ケンタッキー・フライド・チキン(東京・渋谷)のフランチャイズ経営など幅広く飲食ビジネスを展開している。 田部の 15 年 9 月期の売上高は 47 億 7,000 万円だった。 (nikkei = 12-26-15) 安全協定、鳥取でも改定 島根 1 号機廃炉に備え 鳥取県は 22 日、中国電力島根原発 1 号機(松江市)の廃炉作業に備え、鳥取県などと中国電が締結している原発の運転などについて定めた安全協定の一部を改定したと発表した。 鳥取県米子市の一部と同県境港市全域は島根原発の 30 キロ圏に入る。 協定には新たに、原子炉解体に伴う国への廃止措置計画の認可手続きについて、中国電が県に事前報告することなどが盛り込まれた。 これまで安全協定には、廃炉に関する項目が十分に明記されていなかった。 鳥取県の平井伸治知事が今月、安全協定の改定を申し入れた。 中国電は、島根県出雲市との安全協定についても、廃炉に伴う一部改正をしたと発表した。 (sankei = 12-22-15) 【話題の本】 日本で 47 番目に有名 『島根自虐伝』島根勝手に応援会著 これまで取材その他で全国 46 都道府県を訪れているが、唯一、島根県には足を踏み入れていない。 なかなか行く機会もないしなあ、と思っていたが、知名度の低さを逆手に取ったユニークな本が出版された。 「遠足の距離が、通学路より短かった」とか、「また来るぜ! と言ってたバンドが二度と来ない」とか、苦笑するしかないフレーズがページを飾る。 著者は、アニメの「鷹の爪」シリーズで知られるクリエーターの FROGMAN を中心とするチームで、もともと 5 年前からカレンダーとして販売されていた島根県自虐コピーを一冊にまとめた。 カレンダーは、初年度の 800 部が今では 3 万部を超える人気となっており、その保存版ともいえる。 今月 1 日に刊行されたばかりだが、すでに地元の書店からはまとまった注文が来ているほか、県庁も宣伝に協力してくれているという。 「69 万人の島根県民には、ぜひ一家に一冊、持っておいてほしい。 県民以外には観光で訪れるきっかけにもなると思うし、どれだけ過疎か、実際に旅して楽しんでもらえたら」と PARCO 出版の編集担当者。 どれ、この本を片手に「日本で 47 番目に有名な県」を訪ねてみますか。 (藤井克郎、sankei = 12-19-15) 島根・隠岐で大型漁船進水 島内業者協力、初めて手がける 「島外からの受注期待」 島根県西ノ島町の上原造船が建造した大型漁船「第八千鳥丸」の進水式が 17 日、同町の浦郷漁港で行われた。 隠岐諸島内の造船会社が大型漁船を手がけたのは初めてで、町内の同業他社の協力を得て納期厳守に努めた。 今後の新造船受注などにつながれば - と期待がかかる。 進水した第八千鳥丸は全長 25 メートル、19 トン。 船体は繊維強化プラスチック製。 同町の共幸水産が発注し、まき網船団の探索船としての役割を担う。 進水式では、第八千鳥丸が入港して港内を 3 周したあと着岸。 約 200 人が詰めかける中、岸壁で神事が営まれ、就航後の無事故を祈った。 建造に際し、上原造船は納期に間に合わせるため、他社に協力を求めた。 上原造船は船体などを中心に建造、他の 2 社は甲板や付属品などを受け持ち、1 隻の船を完成させた。 これまで、島内の造船会社は保有する船台の規模などから、大型漁船は手がけていなかった。 しかし、今回は県外の船台を借りたり、分業態勢を整えたりして建造に挑戦。 船底の形状や船室の構造などを工夫し、高速性と静粛性の両立も図った。 同町地域振興課は「今回の進水で島内業者の技術力の高さをアピールし、島外からの受注につながればうれしい」と期待している。 (sankei = 12-18-15) 益田のビッグバンド 20 日に 45 周年コンサート 島根 益田市のビッグバンド「スウィングフェニックス」が 20 日、市内で結成 45 周年記念コンサートを開く。 吹奏楽が盛んな益田でも「老舗」のバンドで、本番に向けて熱のこもった練習を重ねている。 高校を卒業したばかりの吹奏楽好きな 4 人が 1970 年に結成したのが始まり。 メンバーが増え、4、5 年後には 15 人ほどになり、名実ともにビッグバンドになった。 現在、26 - 65 歳の 20 人がメンバーで、うち女性は 5 人。 地元のほか、広島市や津和野町からも 4 人が参加している。 大人になっても楽器を演奏したい人はもちろん、初心者も加わり、益田の吹奏楽を支えている。 (伊藤周、asahi = 12-16-15) 島根大、県内就職増へインターン数を 2 倍に 島根大学は地元での就職を促すため、2019 年度までにインターン(就業体験)の件数を 2 倍に増やす。 大学を拠点に地方創生を推進する。 約 70 社の島根県内企業と情報交流会やインターンプログラムの開発に取り組む。 島根県立大学や松江工業高専などと連携し、5 年間で県内就職率を 10% 向上する目標を掲げた。 県内企業の魅力を学生に伝える場として 12 日に主催した「しまね大交流会 & キックオフセミナー」で、県内就職を増やす 5 年間の計画を説明した。 計画は大学の地域貢献を促す文部科学省の「地(知)の拠点大学による地方創生推進事業」の一環だ。 島根大の学生による 14 年度のインターン件数は 130 件だった。 19 年度に年 260 件に増やすため、手間のかかる学生受け入れの恩恵を企業が享受しやすい仕組みを研究する。 就職活動でのインターンは 1 社あたり長くて 1 週間程度の短期間型が主流だ。 1 カ月単位のプログラムなどで学生による新規事業の提案やマーケティング活動の実践、社員との交流などを盛り込めば、受け入れ企業の活性化も期待できる。 (nikkei = 12-15-15) 津田かぶが出荷ピーク 北風がうまみ濃縮 島根 松江市の宍道湖畔や大橋川沿いで、江戸時代から伝わる「津田かぶ」が出荷の最盛期を迎えている。 鮮やかな赤紫色と勾玉(まがたま)のような形が特徴。 朝酌町の中村善一さん (78) 方では高さ 3 メートルの木組みのハデに干されたカブ 5,400 本が 11 月中旬から畑を彩る。 「人間は暖かい方がいいけど、カブには冷たい風がいい」と中村さん。 冬空の下で育ったカブは赤みが増し、北風に 1 週間ほどあてると、うまみが濃縮されるという。 JA しまねくにびき地区本部によると、15 軒が約 30 万本を出荷する。 浜佐田町の漬物店「伊原本店」では、従業員が持ち込まれたカブを選別。 地下タンクのぬか床で 1 週間、乳酸発酵させる。 伊原光夫社長 (68) は「みじん切りにして熱いご飯にのせると最高です。」 1.8 キロの樽(たる)で 3,132 円(税込み)など。 歳暮用として全国に出荷される。 (小早川遥平、asahi = 12-12-15) |